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梓「唯糞」 【カオス】





唯「澪ちゃんを殺しちゃった」
澪「世界の終り?」



管理人:上記二つが好きな方はどうぞ。






1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 23:56:13.80 ID:eyc0+ejT0


梓「唯糞とは唯先輩の大便のことである。」



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 23:59:13.16 ID:eyc0+ejT0


第一話

近未来、21世紀初頭から三百年後の出来事
つまり、平沢唯と中野梓がであってから、少なくとも三百年後の出来事


地球と月の間のラグランジュポイント、L1で起こった出来事。



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:01:48.82 ID:FEWwY1OL0


「唯先輩ですか?」

中野梓18世は、20世紀に流行したような外套を羽織っていた。

宇宙空間は、生身でいるにはとても寒かったので、中野梓18世はそのような格好をしていたが身震いをした。

「あずにゃん!」

施設の最深部から、唯の声がした。



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:06:34.13 ID:FEWwY1OL0


梓(18世)「300年ぶりですね、唯先輩。」

唯「……よく、ここがわかったね、あずにゃん。」

梓(18世)「唯先輩が、この21世紀の精神病棟とも言うべき、この場所に閉じ込められているのを知ったのは、中野梓4世です。それから、ここまで人類がここまでやって来るには、国家が何度も滅ぶほど時間がかかりました」

唯「……国連や安保理もわざわざよくやったよ」

梓(18世)「国際連合も安全保障理事会も、もうありませんよ」

唯「ふうん。」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:10:08.31 ID:FEWwY1OL0


中野梓18世は、精神病棟の最深部に閉じ込められていた、平沢唯を凝視した。

平沢唯の脳髄は、黄色い培養液に満たされた水槽の中に浮かんでいて、その脳髄に栄養を与える管が何本も刺さっていた。

これなら、宇宙空間においても、不要な酸素や水分、栄養分を必要とせず、生き長らえることが出来るだろう。

宇宙空間において、肉体の何たる無用な事か!

宇宙空間に行けるのは、精神を発達させた人間だけなのだし、精神こそ人間を宇宙に押し上げたのだから―重力から脱出せしめたのだから―精神のみが、宇宙にいけばよかった。

そのうち、脳幹から飛び出している、神経かただのコードか区別のつかない長い管が、水槽の外の、スピーカーに伸びていた。

唯の声はそこから聞こえてきた。



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:12:25.36 ID:FEWwY1OL0


梓(18世)「しかし!脳髄だけで生きている人間の滑稽なこと!」

梓は哀れみとも、喜びともつかぬ調子で、声をあげた。

唯「……そうかなぁ。鏡がないから、自分の姿もわからないよ。それに、めんたまもないし。ごめんね、あずにゃん。あずにゃんの顔もわからないよ」

梓(18世)「まあ、いいですよ。」

梓(18世)「しかし、肉体がないというのは、不便ですね。排泄物が生み出されないのですから。消化器系がないなら、大便も生まれません。私は、唯先輩の大便を食べるために、わざわざ世界の果てまでやってきたのに!」

唯「大便?あずにゃん、はしたないよ!まるで、りっちゃんだ!」

梓(18世)「りっちゃん?ああ、律先輩ですね。今、何をやっているんですかね、あの人も。もう死んじゃったかな?」

唯「りっちゃんは、うさぎさんになりました。」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:18:23.95 ID:FEWwY1OL0


唯の、水槽に浮かんだ脳髄は、全くの無表情だった。

スピーカーから声は聞こえてきたけれども、それが本当に水槽の中の平沢唯が発したものかは、客観的に判別はつかなかった。

ひょっとしたら、舞台裏で、こっそり元気な唯がマイクで話しているだけかもしれない。

脳髄が、それ単体で言葉を発するのは、いささか現実味がなかった。


唯「ところで、あずにゃん。さっき、世界の果てっていったけど、ここは本当に世界の果てなの?」

梓(18世)「おそらくそうですよ。世界の果てですよ。だって、ラグランジュポイントにはまだ何も無い。」

唯「私には、わからないよ。だって、目がないから。自分がどこにいるかも、どんな姿でいるかもわからない。そんな、私にとってここは世界の果てなのかな?」

梓(18世)「ええ。そうですよ。だって、人類は滅びましたから。つまり、最後の人類である唯先輩がいらっしゃるここが世界の果てだ!」

唯「……」

梓(18世)「そして後は私が、唯先輩の脳髄から、その消化器官の在り処を知り、そして唯先輩の大便―唯糞―を食べれば全て終わるんですよ」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:23:58.90 ID:FEWwY1OL0


梓(18世)「澪先輩の糞に、唯先輩の消化器官は隠されてしまいました!いじわるなんですよ、あの人……とても人間的だけれども。」

梓(18世)「さらに、澪先輩も死んでしまい、その軟部組織は全て腐ってしまいましたよ。
      唯先輩の大便への手がかりは、ついに唯先輩の脳髄だけとなったんです。
      考えましたね、ムギ先輩も。」

唯「……ムギちゃんは関係ないよ」

梓(18世)「それも、これから分かることです」

唯「あずにゃん。私は、大便を食べられることは望んでいないよ。」

梓(18世)「でも、愛する人の大便の味は、とっても美味しいでしょ?

      愛があれば、吐瀉物でも、排泄物でも食べられるんです。

      "門を叩け、さらば開かれん"―イエスの言葉でもあります。」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:26:49.93 ID:FEWwY1OL0


中野梓18世は、水槽に近づいていった。そして、水槽の天蓋をあけ、充ち満ちた培養液にそのミロのヴィーナスそっくりの腕を突っ込んだ。

そして、水槽に浮かぶ唯の脳髄を、取り上げた。

その時、それに繋がる24本のコードと、太い8本のチューブがちぎれた。

スピーカーからは、断末魔の悲鳴があがった。ただ、それもスピーカーの不調ということで済ませてしまえそうだった。脳髄が悲鳴をあげるなんて、全く現実味がないからだ。

梓「唯先輩。愛していますよ。」

外の世界から隔絶された唯の脳髄に梓はささやいたけれども、おそらく聞こえていないだろう。



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:28:46.60 ID:FEWwY1OL0


ばりばりむしゃむしゃばきばきごっくん。

中野梓18世は、その、灰色の脳細胞が多少なりとも詰まっている唯の脳髄を音を立てて食べた。


つまり、梓は唯糞の前菜として、唯脳を食べたわけです!



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:31:47.38 ID:FEWwY1OL0


第二話

21世紀初頭、すなわち中野梓が平沢唯と出会ったはずの時代

梓(ここが21世紀……)

梓(つまり、肉体まだある、唯先輩が生きていて、排泄をする時代)

梓(ああ、なんと素晴らしき21世紀なんだ……)



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:34:48.51 ID:FEWwY1OL0


ラグランジュポイントで、唯の脳髄を食べた中野梓18世は、21世紀に戻ってきていた。

世界に同時に同一人物は二人存在できるはずもないので、これからの中野梓18世の表記は、この時代に生きていた中野梓とする。

梓は気がついたとき、かつて自分が通っていた高校の、一番思い出のある音楽室にいた。

時計を見た。1時35分。

まだ授業中だろう。(梓は、なぜ自分が授業に出ていないのかという疑問に気がつかなかった)

梓は音楽室を見渡した。

梓(律先輩のドラムがある。ちょっと埃をかぶっている。練習していないですね、相変わらず。
  ムギ先輩のキーボードも、ケースに入って壁に立てかけてある。これも埃をかぶってます。)

梓(全然、練習していないですね。まあ、思えば軽音部と言っても、それらしいことはあんまりしていなかったですからね……)

梓はしみじみと昔の事を思い出していた。



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:41:14.75 ID:FEWwY1OL0


時計を見た。3時を回っていた。

梓(そろそろ、みんなが来ますね)

梓は水槽を見た。確か、亀を飼っていた水槽だった。それをみて、梓は椅子から転び落ちそうになった。

そこに居るはずの、スッポンモドキのトンちゃんがいなかった。

水槽は水を抜かれて、その壁は乾ききっていて、茶色い吐瀉物のようなものがこびりついていた。

梓(嘘……ありえない……私が2年生の時、厳密には2年の春から先輩方が卒業するまで決して水槽の水がこのように乾いていた事はありませんでした)

梓(しかし、私が1年生の時ではない。だって、その時には、この水槽は置いていなかった。)

梓(先輩方が卒業したとき、この水槽はどのような扱いだったっけ?いや、トンちゃんはどこへ行ったの?)

梓は、足りない脳みそを働かせて考えたがわからなかった。



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:46:17.53 ID:FEWwY1OL0


時計を見た。4時を回っていた。

梓(大変だ。ここは、目的とする世界じゃない。何が悪かったんだろう。私のお腹の調子が悪かったのかな……なぜ?)

梓は、あまりの絶望に打ちひしがれていた。

唯の脳髄を食べて、その記憶を吸収出来れば、人間を超越した梓なら、唯の頭の中の世界に入っていけるはずだった。

そして、唯の脳髄は、かつて彼女が活動したけいおん部を確実に覚えているはずだった。

梓(どうしよう……この、レトロな感じは、たぶん21世紀初頭だろうけど、唯先輩が卒業してからじゃ遅いよ……この時代には、まだラグランジュポイントへ私が行く手段がない……ソユーズやシャトルは使えないし……)

梓(まだ一介の女子高生である私に、ソユーズやシャトルの使用許可が降りるわけないよ!助けて、憂!)



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:49:46.68 ID:FEWwY1OL0


時計を見た。時刻は4時半を回ろうとしていた。

階段を駆け上がる、可愛らしい足音が聞こえて、梓は猫のように耳をピンと立てて、外の様子をうかがった。

梓(この足音はまさか!)

梓は、期待に胸をふくらませて、体を起こした。

「みんな、遅れてごめーん」



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:53:20.08 ID:FEWwY1OL0


元気よく、扉が開かれ、唯がけいおん部の部室に入ってきたとき、梓は、感動のあまり、絶叫しそうになった。

梓(なにはともあれ、これで唯先輩の大便を食べることができる!)

唯「いやー、さわ子先生に進路の事で呼び出されて……えへへ……ごめんね、澪…ちゃん」

梓「……遅いですよ、唯先輩!」

唯「?……ムギちゃん、お茶入れてー」

梓(無視?それに、ここには私と唯先輩しかいませんよ)

唯「いやぁー、面目ない、りっちゃん。で、り、りっちゃんは決まったの?しんろ?」

梓「ゆ・い・せ・ん・ぱ・い」

梓は立ち上がり、唯の肩を揺さぶって、自分の存在を気がつかせようとした。

唯「……」

やっと、唯は梓の方を見た。その時の、唯の瞳には、侮蔑の光が覗いていた。まるで、台所で毎日見かけるゴキブリを見た、主婦のような目付きだ。

梓は混乱した。そして、ひどい衝撃をうけた。なぜか、唯先輩が自分を覚えていないらしかった。

唯「り、りっちゃん!知らない人間がいるよ……」

唯は、どこにもいない律に向けて耳打ちをするように話した。



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:57:59.82 ID:FEWwY1OL0


梓「律先輩なんて、いないじゃない!」

梓はあまりのもどかしさに、叫んだ。しかし、唯はまた梓を無視して、まるで空想上の人間と話すように、律や澪や紬との会話に戻っていった。

唯「でさー、私が、ういーあいすーっていうとね」

唯「私がお姉ちゃん!憂は妹だもん。ふんす!」

唯「りっちゃんは、さとしくんとどうなのー?」

唯「澪ちゃんやムギちゃんは、兄弟いるのー?」

唯は表情豊かに、会話を続ける、空想上の人間と、頭の中の人間と。その様子をみて、梓はひどく困惑した。



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:01:24.76 ID:FEWwY1OL0


唯は涎を垂らし始めた。

梓は、そんな唯を見て、失望した。

梓「これじゃ、まるで障碍だ!」

そんな、侮辱、人として許されざるべき発言を梓がしても、唯は咎めず、鬱陶しいハエを目で横見するような態度しか取らなくなった。

梓(なんなのよ……これ……ひどい仕打ちです)

梓は、余りにももどかしくなり、唯に跳びかかり、その肩を大きく揺らした。唯の細い頚の上に乗っかった頭が、お人形のように取れるのではないかと思うくらい、激しく梓は揺さぶった。



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:05:40.86 ID:FEWwY1OL0

第三話

唯の葬儀を終えて、田井中律は終始頭を項垂れたまま、家に帰った。

律(まさか、梓が人を殺すなんて!)

律は梓の奇行に納得がいかなかった。突然、人間をあのような残酷な手法で……殺害するなんて。

律(澪も、ムギも泣いていたな……二人がいなくなって、これから軽音部はどうなるのだろう?)

律(確か、部活の活動条件は四人だった……唯は消えたけれども、まだ梓は生きているが)

律(……しばらくは、精神病院から出てこれないだろう。事によっては、死ぬまで!)



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:11:07.62 ID:FEWwY1OL0


事情を知らない関係者達は、平沢唯の死を悲しんでいたが、梓の実行現場を偶然目撃した律は、さほど彼女の死を重く受け止めてはいなかった。

律(もし、唯が私にとって大切な人ならば、きっとまた出会えるだろう!それは梓にも言える)

律は体面上、唯の死を慟哭する立場にあったから、表ではそうしていたが、一人になると、梓が唯に対して行った事を思い出し、顔を綻ばせていた。

律(何にせよ!人間が死ぬと、他人はそれに対して様々な感情を抱くに違いあるまい)

律(唯は悲しい人間ではなかった。葬式ではたくさんの人間が、純粋に、二度と平沢唯と交わえないことや、彼女の無残で残酷な最後を痛んで涙を流していた。素晴らしいな!)



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:16:01.22 ID:FEWwY1OL0


律「まあ、私は、私にできることを終わらせておく必要があるな」

律「私はまだ死ぬわけにはいかないよ。和」

和「ええ。律が死ねば、軽音部は廃部ね。」

律「……ああ。でも、本来なら、梓が唯、ではなく、私が澪を殺していたんだ。私は、澪を殺すために、あの日の音楽室へ向かった。しかし、そこで行われたのは、梓による、人間の殺害。」

和「詳しく聞きたいわ。なぜ田井中律が秋山澪という親友を殺すという考えを抱くに至ったのか?」

律「……まあ、"恋ひしきに命をかふるものならば 死にはやすくぞあるべかりける" ってことさ!(いや、その対偶か?)
  でも、もう関係ない。」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:19:47.22 ID:FEWwY1OL0



一般に対して公開された、律が目撃した中野梓による平沢殺害の証言


律(本来なら伏字): 梓は、まず、唯の頚に手をかけたんだ。そして、唯を軽く失神させた。これで、もし死んでいれば、唯は幸せだったな。

 それから、彼女は今でも背筋の凍る殺害方法で、唯を殺したんだ。
 マフィアだって、中々あのような方法で、人間は殺さないぜ。
 
 まず、梓がやったことは、『狸の皮剥』といわれる屠殺方法だ。



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:22:24.69 ID:FEWwY1OL0

 
 梓はまず、手斧を唯の顔面に数発打ち込む。
 これで、大抵の人間は―特に屈強な人間でも―おとなしくなる。
 眉間や鼻っ面に、何発も手斧を打ち込まれるんだ。
 
 それから、梓は唯の制服をつかみ、彼女を地面にうつ。埃をハタキで叩くようにだ。この場合、ハタキは唯だな。
 
 唯がおとなしくなったら。梓は、唯の両手をその血塗られた手斧で叩き切る。この時、断面は、柘榴のようだ。赤黒い肉が潰れている。全く、きれいな断面ではない。
 唯の両手は、罪人のように落とされた。



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:24:20.15 ID:FEWwY1OL0

 
 それからだ、ここからが人間と狸の皮のめくり方の違いだな、狸は綺麗に皮をはいでいけるんだがな、人間の表皮組織は、真皮と固く結合しているものだから、中々めくれない。
 
 解剖学者か、バイオリン奏者のような、緻密な指さばきが要求される。
 
 梓は片手にメスを、もう片方にピンセットをもった。メスを唯の肌にいれる。血がサーと流れる。
 
 ピンセットで皮膚を持ち上げ、皮膚と、血の海のような真皮との間に、メスを入れ、削るように、唯の皮膚を剥いでゆく!!
 
 おおよそ、三十分後だ、唯の皮が、なめし取られたのは!
 
 唯は、痙攣ともなんともつかぬ様子で、岸に打ち上げられた川魚のようにのたうちまわっていた。
 
 でも梓がひどいのは、これからさ!



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:27:30.45 ID:FEWwY1OL0

 
 次の方法は、『鮭の塩漬け』だ。
 
 まず、上記のように、皮を剥がれたわけだ、唯は。それから、まず梓は唯を床に転がした。
 
 それから、まず梓は鉄たわしを持ってきた、それで、唯の露出した赤い肌をゴリゴリこする。このようにして、血のぬめりを取るわけだ。
 
 当然、唯は悲鳴をあげる。まあ、お構いなし。
 
 それから、唯の体に、ゴリゴリ塩を摺りこむのさ。コツは、塩をまぶすんじゃない、摺りこむんだ。
 
 気絶したら、水をかける。そして、塩を摺りこむののやり直し。
 
 これをなんども、なんども、文字通り、唯の気が抜けるまで続ける。
 
 いや、拷問としては単純だけど効果があるんだよ。想像してご覧、敏感な生肌に、粗塩を擦り込まれる激痛!



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:32:43.69 ID:FEWwY1OL0


次はな、少し効力が落ちるよ。まあ、この方法は、男性に対して非常に有効だ。

この方法は、『哲学者ジョルジュ・バタイユ的手法―かの大哲学者が編みだした耽美なフランス的拷問―』とでも名を冠する。

梓は、スプーンを持ってきた。そして、それを唯の眼窩に突っ込んだのさ。

それも、ただのデザートスプーンじゃない、あの、アイスを刳り抜くスプーンだ。アイス!唯は大好きだったな。

それを使って、梓は唯の眼球を刳り抜いた。そして、梓は唯から二つの眼球を奪い取った。そして、それを口に頬張ったのさ。

まるで、ひまわりの種を頬袋に貯めこむハムスターだ、梓の可愛らしさは。

もし、唯が男性ならば、梓は唯から睾丸を取ったと思う。睾丸も、楕円形だからな、美しい!



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:38:53.97 ID:FEWwY1OL0


最後の拷問だって!いささか、唯に死を与えるのが早過ぎると思われるが、まあ、こんな物だろう。人間なんて、おおかた二つか三つの異なる拷問方法で死んじまうからな。

このように、三つの拷問の後でも、虫の息ながら生きている唯は、すごいのだ。

大切なのは、四つ目の拷問方法となる。これは、もはや、拷問とは呼ばない、殺害方法だ。だからこそ、一番重要だ。

それは『人間鋳物』といわれる処刑法だった。

梓は、釜で熱せられた、真っ赤に溶けた青銅をすくい、それを唯の足元に垂らした。

とろみのある青銅は、じゅうと音を立てて、固まった。唯は、目がないので、何が何だかわからず、恐怖に打ち震えていた。

梓は、唯の口に、まるでガチョウに加えさせるような、鉄の漏斗を咥えさせた。

それから、その真っ赤に溶けた青銅を、唯の口へ流し込んだ。



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:44:32.80 ID:FEWwY1OL0


唯が手足をばたつかせて、動かなくなったのは、すぐだ。

2000度を超える、高温の金属を流し込まれて、食道は蒸発し、その高音の金属は、肺や心臓を焼き尽くしただろう。

それでも梓は、唯の口から青銅を流し込むのを止めなかった。

喉に穴が開き、喉頭の前からは青銅がだらだら流れている。

腹にも、穴が開き、そこから一条の青銅の川が流れたかと思うと、唯の腹はまるでスポンジのように、ぶずぶず穴があきはじめた。

そうして、梓が青銅を流し込むのをやめると、だんだんとそれは熱を失っていき、唯だったものは、ぐずぐずに溶けて、何がなにやら分からなくなったが、かろうじて、それが人間だったことだけはわかる。

しばらく―二時間くらいして、熱が引くと、梓はその人間鋳物を大切そうに舐めまわしたとさ。


すべての人間は、鋳型に過ぎないんだよ。



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:47:07.94 ID:FEWwY1OL0

第四話 

2115年、平沢唯と中野梓がであってからおおよそ百年後の出来事


・安全保障理事会理事長の元に届けられた、クーラーボックス

クーラーボックスの中身は、重さ1.7kg程度の脳髄

・それに同封してあった手紙の内容

琴吹紬から真鍋和へ



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:56:08.85 ID:FEWwY1OL0

手紙の内容

和ちゃん。お元気ですか。あれから百年。ずいぶんと長い時間が経ちましたね。

この手紙を見た後、私は決して表には出てこれないでしょう。

再び、底に沈んでいきますから、でも、琴吹の力は、あなた方を支え続けます。

さようなら。


本題です。

脳の持ち主は、唯ちゃんです。和ちゃんが唯ちゃんに会うのは、かなり久しぶりですね。

私は、これを2032年に和ちゃんから貰って以来、連中に見つからないようB××××地区の施設(極地付近に存在し、超低温設備を備えた巨大な冷凍庫)に隠していましたが、そこも限界でしょう。

連中が、和ちゃんがいる安保理の司令部を制圧するのも、もう時間の問題でしょう。

地上にもはや安全な場所はありません。私は、合衆国の施設が全滅した時に、B××××地区の施設から、あれを和ちゃんの元に再び託すことを考えていました。

EU圏の壊滅も、刻一刻と迫っており、地上は連中が充ち満ちている、まるで地獄のような世界です。

1/2



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:58:49.42 ID:FEWwY1OL0


若い兵士や、その妻、そして幼い子ども……皆、殺されてゆきます。未来が、だんだんか細くなっていきます。

『人間の権力』も、敗北は必至です。ただ、時間は稼げましたね。

和ちゃんに、お願いです。この手紙と、クーラーボックスは、信頼できる私の友達―りっちゃん―があなたのもとに運んでくれたはず。

次は、この唯ちゃんの脳髄を、決して連中の手の届かぬところへ送って欲しいのです。

合衆国の空軍基地やロシアの施設、ギアナ高地、パレスチナはもう使えないと思いますが、和ちゃんなら適切な方法を考えつくと思います。

とにかく、連中―特に、現在の中野梓4世―に、唯ちゃんの脳髄を渡してはいけません。

すべての生物の、遺伝子による作用では決して到達できない場所―人類の英知によってのみ辿りつける宇宙―に。


あなたの友、琴吹紬

2/2



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 02:31:30.74 ID:+2GhMfcu0

翻訳調と安部公房混ぜたみたい





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梓「唯糞」
[ 2010/12/28 13:30 ] カオス | | CM(3)

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タイトル:
NO:230 [ 2010/12/28 20:06 ] [ 編集 ]

大糞を食べるのが目的じゃなかったのか?

タイトル:
NO:232 [ 2010/12/28 23:31 ] [ 編集 ]

もう一回読み直してみるか

タイトル:
NO:262 [ 2010/12/30 05:19 ] [ 編集 ]

だめだわからん

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