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唯「ポケモンマスターになるよ!」#10 【ポケモン】


唯「ポケモンマスターになるよ!」#index




495 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 20:32:47.65 ID:dWQjEyoo


――ヒワダタウン


律「……ったく、あのジイサンなんであんな足が速いんだよ」

そう言った律が追うのはさきほどポケモンセンターであった初老の男だ

ガンテツと名乗ったそのボール職人の男は律の話を聞くやいなや、すっとんでいってしまった

律「……くそおお、もうちょっとしんちょうに行くつもりだったのに、これじゃぁ、正面から行くしかないじゃないか」

走りながらも律はさきほどの会話を思い出す

それは……

……







496 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 20:42:31.57 ID:dWQjEyoo


――ポケモンセンター(30分前)


ジョーイ「はい、お預かりしたポケモンは元気になりましたよ」

律「ありがとうございます。ところで聞きたいんですが……」

ジョーイ「はい?」

律「えっと、このへんでヤドンのイドって呼ばれてるところとかどこにありますかねー?あー、それっぽいところとか……」

その日律は、情報を集めようと町を駆け回るつもりでいた。

そしてその前にポケモンセンターでポケモンを回復させようとして、ついでにと思い尋ねたところ

ジョーイ「あら、ヤドンのイドっていったら、この町の東にある普通のイドよ? 特に旅人さんにオススメする観光スポットって場所でもないけど……」

律「へ?」

返ってきた答えにマヌケな声を返してしまう



497 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 20:48:10.40 ID:dWQjEyoo


それは予想以上に早く目的の場所が見つかったこと

そして

律「(……なんだ?そんな表立ったところでなにかしてるのか……?」

普通は誰にも見つからないところなどでやるものではないか と思う。

現ににカントーにいたころには、アジトを持ちそこで主な行動を起こしていた と言うニュースをみた記憶がある

ジョーイ「あ、でもあまり人気はないところだから気をつけてね。あのあたりはヤドンばっかりだから野生ポケモンに襲われる心配はないと思うけど……」

律「はい、ありがとうございます」

……人気がない……か。だからそんなところなのか?

それとも

律「(また別の目的があるのか……)」



498 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 20:53:07.21 ID:dWQjEyoo


いずれにせよ急ぐべき かな と思う

そして

踵を返し、ポケモンセンターから出ようとしたとき

???「嬢ちゃん、あんなところになんかようか?わしもこれから行くようがあるから、一緒にどうや?」

律「え?」

声のするほうへと、向くと、そこには初老の男がいる

その手には少し代わったモンスターボールが握られているが

ジョーイ「あらっ、ガンテツさん。あそこになにかご用が?」

カウンターにいたジョーイさんがその男――ガンテツに向かって親しげに話しかけた



499 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 20:55:56.21 ID:dWQjEyoo


ガンテツ「あぁ、最近水道の出がおかしいことがあるやろ。あれの原因を探りにと思ってな」

律「ちょ、ちょっとまったー!!」

ガンテツの言葉を受けた律が待ったをかけた

律「えっと、まずガンテツさん?でいいんですよね?」

ガンテツ「あぁ、そうか嬢ちゃんは旅人か。それなら自己紹介しとこうか。わしはガンテツじゃ。ここでボール職人をやっとる」

律「いや、まぁそれはいいんですが」

この流れはまずいなぁ と思う

この人は確実に、事が知れれば突っ込んでいってしまう

そのことがまずい

そしておそらくそこにはロケット団がいる。

そこにノコノコと現れれば、結果は見えている



500 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 21:00:22.10 ID:dWQjEyoo


ガンテツ「なんじゃ? 嬢ちゃん、なにか知ってそう顔してるな」

まずい。これは

律「いやぁ、ちょっと今はやめといたほうがいいかなぁ なんて」

ガンテツ「やっぱりなにかしっとるんやな」

確実に

律「えっと、あはは……」

ガンテツ「嬢ちゃん……!」

洗いざらい知ってること吐かされる流れだ

律「……」

ガンテツ「なんやいってみぃ」

ほら、こうなった

律「……はい」



501 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 21:06:13.79 ID:dWQjEyoo


………

……

ガンテツ「なんやてー!!ロケット団が悪さをしとるー!?」

怒声が混じった声が部屋に響く

今律はガンテツの私工房ともいえる場所にいる

どうやら、この頑固そうな職人は弟子もとらず、ただひたすらボールにうちこんで来たらしい

あたりの棚には、いろんな完成形の変わったボールや、その製作途中のものがおかれていた



今放ったガンテツの怒声により幾個が宙へと転がり、重力によって下へと引かれた



502 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 21:11:28.93 ID:dWQjEyoo


律「と、とりあえず落ち着いてくださ……」

ガンテツ「これはこうしてはおれん!今すぐ急いでたわけどもをとっつかまえてやる」

律のなだめる言葉など聞かずに、ガンテツは帰ってきたばかりの工房を後にしようとする

手にはボールの製作に必要なものなのか、そこらにあった金槌をもっている

ガンテツ「それじゃ、嬢ちゃんはここでまっとき!! わしが解決してきたる!!」

律「ちょ、まっ…」

律の返答など聞かずに、ガンテツが外へと飛び出した



503 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 21:16:13.63 ID:dWQjEyoo


その勢いに呑まれ、呆気に取られた律だが

律「いやいやいや、なんでこうも……!!」

言うと後ろ髪を掻き

律「ああ、もう私も追うしかないじゃないかー!!」

誰もいない工房で一人むなしく叫んだ



504 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 21:21:18.09 ID:dWQjEyoo


……



そして、今その後を急いで追いかけるように足を急がせるわけだが

律「って、私正確な位置とかわからないんだけど……」

「えぇい、なんとでもなれー!」

ヒワダの町を横切りながら、そんなことを叫んだものだから、周囲の住人の目が痛いが

そんなことに頬を染めている暇すらもない

律「っと、いたー!!………って、曲がった!!」

ガンテツの姿を遠目に見つけるが、その職人は方向転換しすぐに律の視界からきえてしまった



505 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 21:25:43.37 ID:dWQjEyoo


――33番道路

律「あれ、このへんだと思うんだけど……」

律は迷っていた

このあたりは緑が豊かすぎて、木々が周りを遮ったりもしている

律「おっかしいなぁ。そんなに遠くないと思うんだけど……」

そのとき

――お前ら!!こんなことしてたたで済むおもてんのかぁーー!!

明らかに聞いた声が空へと響き渡った

それはまぎれもないさきほどのボール職人の声で

律「こっちか!!」

その声の下へと急ごうと、速度を上げた



506 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 21:32:01.14 ID:dWQjEyoo


――ヤドンのいど(周辺)


律「(あれか……)」

律は草陰に隠れてその様子をうかがっていた

下っ端1「まったく、このジジイどこから嗅ぎ付けてきたんだか……」

そこには縄でぐるぐるに巻かれ気絶させられたガンテツの姿とロケット団の男と女がいる

下っ端2「ほんと、嫌になるわね。ランス様に任されたっていうのに、もう問題事」

女のほうの団員がはぁ……と溜息をつくと

下っ端2「しかたない。私はこのへんを見回ってくるわ。このジジイが大声だしたせいで人がきちゃったら大変だもの」

下っ端1「おい、このジジイはどうするんだ」



507 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 21:37:00.47 ID:dWQjEyoo


下っ端2「とりあえず、それはそのヘンに転がしておけばいいわ。どうせ動けやしないだろうしね」

それから女が、それから、と言うと

下っ端2「あなたはさっさと中へ入って合流して作業してきなさい」

その言葉に男の団員がムッっとする

下っ端1「……俺はお前の部下になったつもりはないんだが」

下っ端2「はいはい、分かってるわ。私もあなたも対等。私は私の仕事を、あなたはあなたの仕事を。それでいいわね」

下っ端1「……ふんっ」



508 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 22:01:00.71 ID:dWQjEyoo


男はくるりと背を向け井戸の中へ入っていく

そして

下っ端2「やれやれ、ほんとに疲れるわ」

そういうと、女も木々の中へと姿を消していった

律「(……いまだな。とりあえずガンテツさんの縄をほどくか)」

そうっと、律が井戸へと近づいていく

そして

ガンテツの縄をほどくと

律「あっちゃー、この人どうしよ……まぁ、とりあえず草陰に隠しとくか」

さきほどの自分の隠れていた場所に戻り、ガンテツを隠すように寝かせた



509 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 22:06:23.51 ID:dWQjEyoo


律「さてと……」

律がゆっくりと立ち上がり、イドのまえでどうするかを考える

律「(とりあえず、中に入るか……いや、さっきのやつが帰ってきたら挟み撃ちになるか……)」

井戸の中をのぞくと、そこは井戸というよりかは地下壕のようになっているようにもうかがえる

律「(挟まれたら逃げ場は……なさそうだな)」

「さてと、どうする……」

『あらぁ?さっそく人が来ちゃったじゃない。でも、よかったわ、戻ってきてみて。あぁ、あなたにしては良くないわね。だって……』

律があわてて声の方向へ振り向いた

下っ端2「あなたはもう無事にかえれないもの」

そこには先ほど見回りに行ったはずの女がいた



510 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 22:10:40.62 ID:dWQjEyoo


ゆっくりと近づいてくる彼女から遠ざかるように一歩後ろに下がり、律はボールに手をかけた

下っ端2「あら、トレーナーだったの、あなた」

律「……でろ、イーブイ!!」ボンッ

その言葉に答えず、投げたボールからイーブイが繰り出された

下っ端2「そう、抵抗する気ね。いいわ、どうせ最初から力づくでいくつもりだったもの」

「いけ、アーボ!」ボンッ

対して出されるのはとぐろを巻いた紫色の蛇のモンスターだ



511 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 22:17:25.66 ID:dWQjEyoo


律「……いやぁ、今日は最高についてないと思ったけど、そんなことないなぁ」

律がポツリと言葉を零す

下っ端2「?」

その言葉にわずかに女が首を傾けるが

律「だってあのまま、井戸に入ってたら挟み撃ちだろ? なら、あんたの登場は最高のタイミングだよ」

そう

「あんたを倒しちまったら、あとは後ろを気にせずに中で闘えるもんなぁ」

律が不敵に笑うのに、対して、女が唇を噛む

下っ端2「……いってくれるじゃない」



512 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 22:20:13.52 ID:dWQjEyoo



下っ端2「アーボ、にらみつけてその小さい子を震え上がらせなさい」

指差す先にはイーブイがいる

そして

アーボは指示にしたがい、視線で獲物を捕らえようとする

律「イーブイ、走れ!!」

イーブイ「ブイッ!!」

イーブイは視線を合わさないように、アーボの周りをぐるぐると走り出す



513 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 22:27:53.36 ID:dWQjEyoo


律「よし、後ろを取ったぜ。そのまま勢いのままでんこうせっかだ」

下っ端2「ふふっ……」

今度は女が怪しげに笑った

律「……!?」

その怪しさに律が警戒しようとするが、すでにイーブイは攻撃のモーションに入っている

下っ端2「アーボ、かみつきなさい!」

とぐろを巻いていたアーボが急に後ろへと首を向けた

そして

アーボ「シャァァ!!」

そのまま突っ込んできたイーブイの首下へと噛み付いた



514 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 22:32:01.04 ID:dWQjEyoo


イーブイ「…!?」

律「なっ……!! くそ、イーブイじたばたして逃れろ」

噛み付かれたことに驚いたイーブイだが、すぐにその体を震わせて抵抗する

四肢で空を打ち、体全体に揺れの波が走る

その衝撃にアーボは噛み付いた獲物を放してしまう

下っ端2「ふふっ、アーボがとぐろを巻いてるのはどこから敵がきてもいいように警戒してるからなのよ」

そして律が図鑑を開くと

No.023 アーボ
ぐるぐる からだを まいて やすんでいるのは 
どの ほうこうから てきが おそってきても 
とっさに あたまを むけて いかくできるからだ。



515 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 22:40:25.75 ID:dWQjEyoo


律「……くっ、ごめんイーブイ!!」

謝るのは、相手の情報をよく知らずに相対させたからだ

だが、律も切り替えるべきときは分かっているので

すぐに指示を出す

「イーブイ、いったん距離を取れ!!」

イーブイ「ブイッ!!」

開放されたイーブイが、さっと律のほうに身を引いた



516 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 22:48:50.93 ID:dWQjEyoo


下っ端2「あら、逃がさないわ。アーボ、へびにらみよ」

アーボ「シャアアアアァァアー!!」

チロチロと舌をだした顔が、後ろに引いた瞬間のイーブイをにらみつけた

律「あぁ……!!」

下っ端2「あー、もうその可愛いこは動けないわ」

「さてと、あとは……アーボ、じっくりと苦しめてやりなさい。巻きつく」

長い体が地面を這う

そして舌なめずりをしながら、ゆっくりとイーブイへと撒きついた



517 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 22:53:12.23 ID:dWQjEyoo


律「……イーブイ!!」

下っ端2「あらあら、かわいそうに。こんな場面に遭遇してしまったから……」

律が下を向く

それは顔を隠すように

下っ端2「泣いてるの?後悔してるの?こんなことにかかわるんじゃなかったって」

律「……どうしてだよ………」

下っ端2「はぁ?」

律「どうしてこんな小さな町で、なにかやってるんだよ……」

下っ端2「あぁ、それね。まぁいいわ。どうせあなたは帰れないから教えてあげる」

「ようはね、お金よお金。ここにたくさん生息してるヤドンのしっぽはね、一部のバカどもにはバカみたいな値段で売れちゃうのよ」

そういって、女が楽しそうに笑う



518 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 22:56:53.66 ID:dWQjEyoo


下っ端2「で、組織にもやっぱりお金は必要だから、それで稼がせてもらおうってわけ」

「でも、酷いわよねー、私達ばかり悪者にされてるけど、買うやつが存在するからこんな商売なりたってるのよ」

「それって、やっぱり買うほうも悪いとあなたもおもわなーい?」

その言葉に律がうつむきながら答えを返す

律「まぁ、だからってあんた達の罪が軽くなるわけでもないけどな」

泣いていると思っていた律のその言葉に、女が驚いた顔をした

そして律が顔を上げた

そこにあった表情は、泣いてるわけでもない

だが、笑っているわけでもない



519 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 23:00:26.37 ID:dWQjEyoo


下っ端2「なに?」

律「いや、簡単なことだよ。あの時、見て見ぬフリしなくてよかったな、って。やっぱり、あんたたちはここでなんとかしないとな」

怒りだ。表情には出さないが怒りの感情が目に表れている

下っ端2「なっ!?」

「……アーボ、しめつけたまま噛み付いてしまいなさい!!」

その言葉に危険を感じた女が、今までイーブイに撒きつきしめつけていただけだったアーボに指示を飛ばした

律「はは、さっきのへびにらみは逆効果だよ――イーブイ、からげんき!!」

そして体にアーボを巻きつけたイーブイがその足で地面を踏ん張った



520 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 23:09:25.93 ID:dWQjEyoo


イーブイ「――!!」

まとわりつくアーボを体をふり、ほどいていく

そして

そのまま

イーブイ「ブイっ!!」

体を基点にして、アーボを投げ飛ばした

そう、団員の女の方向へと

下っ端「!!」



521 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 23:10:52.29 ID:dWQjEyoo


――ドンッ

女が驚いたときにはすでに遅い

アーボの体はそのおなかへとぶち当たっていた

――ドサッ

そしてロケット団の女がその衝撃に地面倒れこんだ

律「……ふぅ」



522 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 23:15:16.92 ID:dWQjEyoo




律「さてと、この女は縛っておいてと……」

まだ何も終わっていないこと――井戸の中にはまだ敵がいることが分かっている律はここで引くわけにはいかない

だから、女を近くの木に縛りつけうごけないようにした後

井戸の中へと入る覚悟を決める

律「よっし、いくぞー」

その言葉とともに

律「(あれ、でも結構騒いでたのに、なんで中から誰もでてこないんだ……)」



523 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 23:19:59.10 ID:dWQjEyoo


思いながら、井戸の中を覗き込む

すると

――

井戸から、なにかが飛び出した

それは人影であり

見たことのあるシルエットだ

律「なっ、シルバー!!」

シルバーと呼ばれた少年は、地面に着地すると、律を一瞥したあとに木に縛り付けられた女をみた



524 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 23:23:56.54 ID:dWQjEyoo


シルバー「あの女はお前が……?」

律「あぁ……!!」

そういうと、律はボールに手をかけ警戒する

目の前にいる男は、ウツギ研究所で盗みを働いた男だ

そして、ここにいるロケット団

繋がるものは

律「……お前、ロケット団なのか……?」

その言葉にシルバーは目をギラッっとさせた



525 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 23:25:31.62 ID:dWQjEyoo


シルバー「ふざけるな!!俺が……」

一瞬の激昂だ。

だが、それもすぐに収束し、言葉を止めた

そして、慌てて駆け出した

律「ちょ、おい、待てよ……くそ、いつもこうじゃん」

「なんなんだよ、あいつ……」

行った律は、もう一度井戸の中をのぞくとその中へと入っていった



526 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 23:30:20.17 ID:dWQjEyoo


――ヒワダタウン

ガンテツ「はっはっは、まさか嬢ちゃんが全て解決してしまうとはなー」

そう大笑いを上げたのは、たった今警察へとロケット団の身柄を渡してきたガンテツだ

ガンテツ「それにしても、3人も相手して、その全員をつかまえてしまうとは、なかなか……」

「おっと、わしも仕事をほったらかしてきたんじゃった。ほれ、これお礼のヘビーボールや。とっとき」

そういって、律の手に強引に握らせ、自分は去っていく

だが

律「……」



527 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 23:35:25.50 ID:dWQjEyoo


律は何も答えない

いや、答えることができなかった

なぜなら頭の中は考え事でいっぱいだ

井戸へと入っていったとき

そこで見たものは、気絶した大の男二人だった

その倒れていた男はロケット団の団員服を着ており、すぐにそいつらが残りのロケット団だと理解した

そしてそこにはほかに人がおらず、いるのはしっぽをきられ少し元気がなくなったヤドんだけだった

つまり考えられるのは

律「(シルバーか……)」

赤毛の少年の姿を思い出す

律「なんなんだよ……あいつは泥棒で悪いやつなんじゃないのかよ……」

呟きに答えるものはいない

ただその場に残るのはやりきれない感情だけだ


「VSアーボ」 〆



528 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/27(月) 23:43:29.82 ID:dWQjEyoo

本当は昨日投下しようとおもったけど、今日になっちまった
すまない


完全に余談だけど
アーボと戦ってるとき、からげんき前に
りっちゃんに「獲物を前に舌なめずり 三流のすることだな」って言わせようかと思った。
けど、ネタが分からないとなにいってんの?みたいなことになるからやめた




529 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/28(火) 00:11:58.67 ID:Z4M8BgAO

乙、さてはてどっかで聞いた台詞だが元ネタなんだったけ?



530 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/28(火) 01:31:49.95 ID:nFc8kYDO

1乙
たぶんフルメタじゃね?自信はないが



531 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/28(火) 01:39:54.46 ID:wHo/dhI0

乙です
この女の子はラジオ塔事件あたりで再戦して欲しいなぁ
そしてヘビーボール・・・律が扱えそうな体重の重いポケモン・・・怪獣グループあたりか



532 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/28(火) 16:16:42.82 ID:01gQS3c0

ちょwwwwフルメタだなwwww
とりあえず、1乙!!続きも期待






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唯「ポケモンマスターになるよ!」#10
[ 2010/12/28 18:12 ] ポケモン | | CM(0)

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