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唯「ポケモンマスターになるよ!」#13 【ポケモン】


唯「ポケモンマスターになるよ!」#index




586 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 21:01:03.54 ID:TX8oDfko


――コガネシティ


コガネの中心にはジョウトで随一のデパートがある

コガネには背の高い建物がいくつかあるが、そこもその一つだ

コガネ百貨店と書かれた垂れ幕を飾り、その横には安売りを示すセールの文字の垂れ幕が風に揺れている

そんなわけで、今日のコガネ百貨店は人の入りがいつもの倍以上あった

そして

律「えっ?進化の石売ってないの?」

律もそのデパート、2階トレーナーズマーケットにいた





587 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 21:10:21.32 ID:TX8oDfko


店員「申し訳ございません。当百貨店では取り扱いをしていません。あ、しかし1週間ほどかかりますが、取り寄せが……」

律「あ、そうですか。それならいいです。ありがとうございました」

肩を落としながら、その店員に背を向け

律「(あっちゃー、ガーディとイーブイのためにと思ってたけど売ってないのか……)」

律「しかたない、また進化は別の機会だな」

そう一人呟き、階段へと向かおうとするが

???「なんでやー、なんでピッピ人形が売ってないんやー。いつもあーんなに売ってるやないか」



588 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 21:24:43.44 ID:TX8oDfko


女の声だ

店員とのなにかやり取りをしているのだろうが、大きな女の声しか聞こえてこない

???「ふ~ん、もうそれやったらいいわ。入荷したら教えてな」

その声がするほうに振り返ってみると

――ゴチン

振り返った時、衝撃が来た

後ろから来た人に誰かにぶつかったと気付いたのは、その衝撃に負け腰をついた後だった



589 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 21:30:37.83 ID:TX8oDfko


律「――!! いっつ……」

???「――……!!」

目の前には、同じように腰をついた、明るく淡い赤の髪の毛を左右で縛った少女が悪態をついている

???「いたた……なにすんねん!!」

律「なっ、そっちがぶつかってきたんだろ!!」

強気に出る少女に対してこちらも負けじと言い返すが

???「そっちがそんなところに突っ立ってるからやろ!」

律「それならそっちもどうせ前みて歩いてなかったんだろ。前見て歩いてたらよけれるもんな~?」



590 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 21:46:07.59 ID:TX8oDfko


お互い立ち上がりにらみ合い

???「なんやてー! そっちが………ん、あんたポケモントレーナーか」

コガネ弁の女の子が腕を組みながら、改めて律を見て告げた

律「あぁ……そうだけど、なにかあるのかよー!」

???「ふ~ん、それなら、コレで白黒つけるっていうのはどうや?」

そういいながら女の子がモンスターボールをちらつかせた

律「ポケモンバトルってことか……!!へっへん、やってやろうじゃん!!」



591 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 21:50:57.70 ID:TX8oDfko


売り言葉に買い言葉でそう告げた時、店員がようやく止めに入るが

店員「お客様、店内での揉め事は……それにアカネ様も……」

どうやら桃色の髪の女の子はアカネという名前のようだが

アカネ「あんたはだまっときー!」

「そんでアンタ、バトルやったら表でやろか」

律を指差し、そして表へと出ろと言いながら階段を下っていった

律「なんだよ……あいつ……」

ぼやくと、先ほど止めにはいった店員が話しかけてきた



592 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 22:02:11.32 ID:TX8oDfko

店員「ああ、あの、バトルはやめといたほうが……」

律「え?」

店員「あの人、あぁ見えてもコガネのジムリーダーなんです……だから……」

律「ジムリーダー?え?さっきのあいつが?」

店員「……はい」

困った顔を見せる店員を傍に律は

律「そっか、ジムリーダーか。そっかそっか! なら丁度いいや」

店員「?」

そして律もハテナ顔の店員をフロアに置き去りにし、階段を下っていった



593 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 22:11:04.62 ID:TX8oDfko




アカネ「へぇ、逃げずにきたんや? もしかしてうちのこと知らんのか?」

コガネ百貨店の自動ドアを抜けた先、さっきの女がいた

律「いや、知ってるさ。ジムリーダーなんだろ?」

先ほど店員に聞いて知ったのだが、そのことは伝えない

アカネ「知っててもバトル挑もうっていうんかいな。面白いやないの」

律「あぁ、でもさっきと目的が変わっちまったけどな」

アカネ「……なんや?」

律「本当は負けて謝らせようと思ってたけど、それはいいや」



594 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 22:20:26.17 ID:TX8oDfko


そして

律「私が勝てばジムバッチをもらう! ほら、今までずっと集めてきたんだ!」

そういって、キキョウとヒワダで勝ち取ったバッジをアカネに見せる

アカネ「ふ~ん……アンタ結構な実力者やってんな。 まぁどっちでもいいわ。どっちみちウチが勝つからな」

律「いったな! 約束だぞ、負けたらバッジだからな!」

アカネ「それならウチが勝ったら一週間パシリでもしてもらおかな」

律「なっ……お前ジムリーダーだろ!?」

アカネ「なんや? 勝つ自信ないんかいな。はは、それはごめんな」

バカにしたように笑うアカネに

律「…!! よっし、その条件でやってやろうじゃん!」

アカネ「よっしゃー、やったろやないか」

律・アカネ「まぁ――」

律「勝つのは私だけどな!」 アカネ「勝つんはウチやけど!」

律・アカネ「ムッ……!」



595 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 22:32:42.44 ID:TX8oDfko




アカネ「それじゃぁやるでぇ」

アカネがモンスターボールを掲げ言う

先ほど決めたルールは、こうだ

お互い使用ポケモン2体までのポケモンバトル

ただし、フィールドは街全体ということだった

律が人がいて危険ではないか、と意見をだしたが、

どうやらこの街ではストリートバトルが流行っており街中でバトルの光景は慣れっこらしい

律「街中全体がフィールド……ねぇ。ま、こっちはいつもどおりやるだけだ」



596 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 22:42:06.76 ID:TX8oDfko


アカネ「準備はええな? いくでぇ、ピッピ!!」ボンッ

律「いけ、アリゲイツ!!」ボンッ

律のアリゲイツに対して出されたのは、クルっと巻いた頭と尾が愛くるしいモンスターだった

律「先制だー!冷凍パンチ!!」

アリゲイツがさっそくピッピへと拳を振り上げながら、飛び掛るが

アカネ「そんな大振りな攻撃あたるかいな! ピッピかわすんや」

ピッピがひらりと身を翻し、アリゲイツを横の動きでかわし

そして

アカネ「甘える!!」

着地したアリゲイツに擦り寄った



597 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 22:51:19.13 ID:TX8oDfko


律「くっそ、そんな攻撃翌利くかよー! アリゲイツ、もう一発だ」

アリゲイツがすりよったピッピに冷凍パンチをしかけるが

律「なっ!?」

アリゲイツの拳がピッピに当たる直前、勢いを落とした

アカネ「甘えるは物理攻撃翌力を下げる技や。 それ、ピッピものまねや」

ピッピ「ピッピ~♪」

ピッピが先ほどのアリゲイツと同じ動作を作った

つまり、拳を大きく振りかぶり

そして

――ドンッ

アリゲイツのおなかへとぶちこんだ



598 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 23:02:39.78 ID:TX8oDfko


律「な、アリゲイツ! 大丈夫か」

ピッピの冷凍パンチにより、建物の壁まで吹き飛ばされたアリゲイツがなんとか立ち上がる

律「(氷タイプの技で助かった……)」

タイプの相性の問題だ

単純に水タイプに氷タイプの攻撃は利き難い

ましてやノーマルタイプのピッピの攻撃だ。そんなに威力はない

「アリゲイツ、まだいけるな?」

その問いに、アリゲイツがコクリと首を縦にふった



599 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 23:13:33.18 ID:TX8oDfko


律「よし、物理攻撃がダメなら……狙い打て!!水鉄砲」

ピッピ目掛けて、アリゲイツの口から水が放たれる

アカネ「……や、ピッピ――!!」

律にはアカネがなにかピッピに向かって指示をだしたように見えたが

その声ははっきりと聞こえない

そして

アリゲイツの水鉄砲がピッピに直撃した



600 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 23:22:40.29 ID:TX8oDfko

律「(なんだ……? やっぱり気のせいか……)」

「ピッピが怯んでるうちに、今度こそ冷凍パンチをお見舞いしてやれ」

アリゲイツがピッピに向かって、走り出し、飛び掛るようにジャンプした

律「そんまま振りかぶっておもいっきりお見舞いしてやれ」

宙で構えをとるアリゲイツが前倒しになり、ピッピへと目掛けたとき

アカネ「――」ニヤ

アカネがいやらしい笑みを浮かべた



601 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 23:25:20.59 ID:TX8oDfko


そして、アリゲイツが拳を振り下ろそうとしたとき

――

律「なっ?」

律は驚く光景を見た

冷凍パンチの指示を受けたはずのアリゲイツが、拳を振り下げようとしたとき

その思っていた行動はとられず、アリゲイツの口から水鉄砲が出た

空中で水鉄砲を放ったアリゲイツは、噴水に押し上げられるように空へと上って行く

アカネ「はは~ん、驚いた顔しとるようやから、ここでタネあかしや。さっきピッピが水鉄砲食らったときあったやろ?」

「あのとき、ピッピが避けへんこと不思議におもわんかったか?」

律「…………」

律は黙ってアカネの言葉の続きを待った



602 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 23:30:16.20 ID:TX8oDfko


アカネ「あの時な、実はアンコールしとってん。 いやぁ、ウチって策士やわぁ~」

少し鼻高々なアカネが言うが

律「なんだ、アリゲイツがわたしの言うことをきかなくなったわけじゃないんだな。安心したぜ」

アカネ「なんや?つよがりかいな?」

律「そんなんじゃないよ。 ただ、それならまだやりようがあるって話だよ!!」

律がアリゲイツを一度見て、そういった

アカネ「それなら………そのやりようっていうのを見せて貰おうやないの」

「ピッピ、指をふれ!!」



603 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 23:35:07.88 ID:TX8oDfko


水浸しになったピッピだが、まだ余力を残している

そして、ピッピの指が光りを放った

律「アリゲイツ、なにかくるぞ!!」

律の言葉にアリゲイツは身を引き締めた

アカネ「さぁ、やったってピッピ!!」

ピッピが光った指を数回振ると、その指に炎が宿った

律「これは……」

アカネ「よっし、火炎放射や!!」

ピッピの指先から、炎がアリゲイツ目掛けて走った

律「炎なら……水鉄砲でかきけせ!!」

アリゲイツが遅れて水流を放つ



604 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/06(木) 23:59:02.34 ID:TX8oDfko


アカネ「あかん、炎じゃ水には不利か!」

じわじわと水鉄砲を発射しながら、距離をつめるアリゲイツにアカネが舌を一度鳴らした

律「よっし、そのままピッピへと近づいていけえ」

だが、お互いの技がいったんそこで途切れた

アカネ「まだや、もっかい指をふれ」

律「アリゲイツ、走れ!! あの指振りが終わるまでに懐にもぐりこむんだ」

指に光りを集めるピッピとそれへと向かい全速力で走り出すアリゲイツ

早かったのは――



605 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 00:10:03.15 ID:oKyoo0Yo


律「なんだ指を振っている時は隙だらけじゃないか。そのまま後ろにまわりこんで」

アリゲイツだ

律「ゼロ距離から水鉄砲だ!!」

ピッピの背中側に回り込んだアリゲイツがすかさず、放った

その水圧にピッピが吹き飛ばされ

――ドンッ!!

壁に打ち付けられた大きな音が生まれた

アカネ「ピッピ……」

アカネの声にピッピはこたえること無く、そのまま目を回し地面へと倒れこんだ



606 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 00:12:54.77 ID:oKyoo0Yo


律「やった………え?」

そのとき

――ゴロゴロ

――ドカン

アリゲイツへと空から一閃が走った

雷だ

律「うわぁ、アリゲイツー!?」

そしてこちらもその声に返答することなく、地面へと倒れこむ



607 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 00:15:25.82 ID:oKyoo0Yo


アカネ「ピッピの指をふるや……よくやったで、ピッピ……」

その様子を見ていたアカネはそういいながら、倒れたピッピを抱き上げボールに戻した

そして

アカネ「グズッ……まだまだ終わってない!! 次や、いくでミルちゃん!!」ボンッ

ボールから現れるのは乳牛のようなモンスターだ

律「(……どうでもいいけど、なんであいつ半泣きなんだ……ちょっと罪悪感が生まれてくるじゃないか……)」

アカネ「ほらっ、アンタもさっさとだしいや!!」

律「あ、あぁ……」



608 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 00:20:30.90 ID:oKyoo0Yo




律「いけ、イーブイ!!」ボンッ

イーブイ「ブイ~♪」

アカネ「や~ん、かわいいポケモンもってるやん。 でも、手加減はせえへんで」

「ミルちゃん、転がるや!!」

乳牛のようなモンスターが体を丸め、地面を転がった

向かう先は、イーブイだ

律「でんこうせっか!!」

イーブイが真正面から、ぶつかりに行く



609 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 00:25:20.47 ID:oKyoo0Yo


ドンという音ともに、ミルタンクの軌道がずれ、別の方向に転がっていく

アカネ「ミルちゃん!!」

その呼ぶ声に答えるように、ミルタングがそのままもう一度イーブイへと転がる

律「はっ、何度やっても同じさ。イーブイ何度でも受け流してやれ、でんこうせっか!!」

もう一度、さきほどと同じようにイーブイとミルタンクがぶつかった

――ドンッ

律「(……あれ……さっきよりぶつかった音が……)」

ミルタンクは再び軌道をはずれ、なにもいないところを転がっていく



610 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 00:30:41.52 ID:oKyoo0Yo


アカネ「まだまだや!!」

そしてミルタンクがさらにイーブイ目掛けて引き返してくる

イーブイはもう一度受け止める気満々で、すでに駆け出そうとしていた

律「………ダメだ!!」

が、それは遅かった

――ドンッ

さきほどまでのミルタンクのスピードならあそこから避けるのも可能だっただろう

しかし

ミルタンクのスピードはどんどんと上がっていた



611 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 01:04:23.21 ID:oKyoo0Yo


律「イーブイ!?」

ミルタンクに押し負けたイーブイがなんとか立ち上がる

アカネ「まだいくでぇ~!!」

さらにミルタンクが転がりつづけ

律「イーブイ、ダメだ。その攻撃は威力を増してる。よけろー!!」

イーブイが転がるその脅威をなんとかかわし、律は安堵を得る

アカネ「なんや、気付いたんだかいな。ミルちゃん、攻撃方法をかえるからいったんストップや」

静止の言葉にミルタンクが従い、ぐるんと丸まった体を起き上がらせた



612 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 01:05:24.11 ID:oKyoo0Yo


アカネ「あっちゃー、でんこうせっか2発やと思ってなめ取ったら結構なダメージくらってたかー」

「ミルちゃん、いったん回復や。ミルクのみ」

律「な、ここも回復技持ちかよ!!」

No.241 ミルタンク
ミルクは えいようまんてん。
おとしよりや びょうきの ひとに 
とって さいこうの のみもの。

アカネ「よっし、ならふみつけや」

起き上がったミルタンクの巨体が、イーブイにせまる

そして

前足をイーブイ目掛けて叩き下ろした

――ズシン

律「イーブイっ!?」

その攻撃に食らったイーブイは吹き飛ぶが、すぐに立ち上がり



613 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 01:06:09.09 ID:oKyoo0Yo


律「……勝つんだもんな………いっけ、イーブイ、その分厚そうな肉をかみついてやれ!!

食らいつくように、イーブイがミルタンクの巨体に噛み付いた

アカネ「……こざかしいわ!! ミルちゃん、もう一回転がるでイーブイを振り払うんや」

ミルタンクがもう一度転がるために体を丸めた

律「イーブイ、離れろ。大丈夫、お前はあのころがるを2回目までは受け止めれたんだ……だから大丈夫だ!」

イーブイがコクンと頷き、ミルタンクから距離を取った

アカネ「はっ、なにが大丈夫や? 少なくともそのイーブイは3回目以降は避けるしかできひん」

ミルタンクが転がり始めた

まださきほどの転がるのピークに比べると全然遅いと感じられるスピードだ



614 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 01:06:44.23 ID:oKyoo0Yo


律「イーブイ、こらえる!!」

イーブイが地面をしっかりと踏ん張り、ミルタンクを受け止めた

だが、ミルタンクは自分から軌道をずらし、さらにスピードに乗って攻撃しようとする

アカネ「なんや、結局耐えるだけかい!!このままじゃ、ジリ貧やで」

ミルタンクが再び地面を削り始めた

今度は転がる音も大きくなっていっている

律「ジリ貧なんかにはならないさ……」

「――これでおわらせるからな。でんこうせっかだ!!」

アカネ「なんや、さっきとおなじやないか!?」



615 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 01:08:11.58 ID:oKyoo0Yo


ミルタンクとイーブイが真正面から何度目かの衝突をした

だが違ったのはそこからだ

ミルタンクは再び軌道をずらし、イーブイから離れていこうと通りすぎようとした瞬間

律「まだ終わってないさ!! じたばた!!」

ミルタンクの真横から衝撃が走った

ミルタンクに比べて小柄なイーブイが真横から思いっきり体をぶち込んだからだ

そしてそのまま横倒しになり

――ドシン

大きな音が街中へと響き渡った



616 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 01:10:38.37 ID:oKyoo0Yo


だが、響き渡ったのはそれだけではない

アカネ「ミルちゃん………グズ……グズッ……うわああああああああん」

アカネの大きな泣き声だ

律「ちょ、えっ? な、な、ななんでこうなるんだよー。おい、泣き止めって……」

言いながらアカネに駆け寄るが、アカネの鳴き声は止まらない

すると

遠くから、年上の女性が走ってくるのが見えた

女性「あぁ、アカネちゃん負けちゃったんだ。おっと、ああ、あなたはいつものことだから気にしないでいいよ。

バトルに負けちゃうとこうなっちゃうのよ。そうね、ポケモンセンターで待っててくれるかしら。泣き止んだら向かわせるから」

律「……はぁ」

律はただその言葉に従うしかなかった



617 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 01:15:14.86 ID:oKyoo0Yo





――ポケモンセンター

それから、アカネがポケモンセンターに現れたのは30分後だった

その頃には、すでにあったころの元気が戻っており

アカネ「なんや、アンタやるやないか!!」

そういいながらバンバンと律の背中を叩いた

アカネ「これがレギュラーバッジや、受け取っとき」

アカネの手にはジムリーダーに勝ったあかしのジムバッチがあった

それを律に差しだし

律「よっしゃぁ、これで3つめのバッジゲット!」



618 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 01:26:42.98 ID:oKyoo0Yo


そして

律「それじゃぁ、わたしは行くから」

言いながらアカネに背を向けたとき

アカネ「あ、あんな……!!」

しぼみそうな声でなにかを言おうとしていることに気付いた

アカネ「そのな……えっと……百貨店の件……悪かったな……」

少し赤くなった顔を伏せるように頭を下げた

そして

律は

律「……ははは、あははははは」

アカネ「な、なんやねん! ウチ、なんか変なこと言うたか~?」

律「いやぁ、だってさ、あまりにも予想外だったからさ~、あはははは」



「VSミルタンク」 〆




619 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 01:32:39.26 ID:DSVEnmc0


世代によって進化の石の手に入れやすさの差がはげしいんだよな
でもこれは通常進化フラグかな?



620 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2011/01/07(金) 13:07:30.78 ID:waD5f9k0

トラウマミルタンク倒したか
イーブイの進化先が気になるぜ





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唯「ポケモンマスターになるよ!」#13
[ 2011/01/09 03:09 ] ポケモン | | CM(0)

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