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唯「さわちゃん!」爽子「………はい」#1 【日常系】


ニュー速VIP避難所(クリエイター)より


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1 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/26(火) 01:19:05.40 ID:iX2rqV60

唯「はぁ…はぁ…迷った…」

四月。桜が散り始めた頃。
平沢唯は今年入学する高校へと急いでいた。

今日は入学式。
寝坊した彼女は、玄関を飛び出し、その途中で迷子。

唯「どうしよう…たしかこっちだと思ったんだけど…」

立ち止まり道を思い出そうとするが、思い出せず立ち往生している。

唯「えーとぉ…」

二手に別れた道。運命の分かれ道だ。どちらが正解か…。

唯「もういいや!こっち!」

彼女は、自分の勘を信じて、右への道を選択したーその時。






2 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/26(火) 01:25:13.28 ID:iX2rqV60

「あの~…」

平沢唯、彼女の後ろから、声が聞こえてきた。
突然だったので、びっくりして振り向くと、そこには同じ制服を来た女子学生が立っていた。

「桜ヶ丘高校に行くなら、左の道です…」

その女子学生はゆっくりと、腕をあげながら、左を指差した。

唯「あ、ありがとうございますっ!」

唯は大きく頭を下げてお辞儀をした。

「いえ…」



3 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/26(火) 01:31:09.45 ID:iX2rqV60



唯は顔を上げて、女子学生の顔を見た。
その女子学生は、綺麗な笑顔をしていた。

一瞬その顔に見惚れてしまった。
が、自分が遅刻していることを思い出し、再度頭を下げて、左の道を
走り出した。

プロローグ~出会い~終


こんな感じで書いてきます。
君に届けの黒沼爽子です。




4 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/26(火) 01:38:45.34 ID:EayKEKIo

なんという意外な組み合わせ
そして俺得





5 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/26(火) 01:42:51.33 ID:iX2rqV60

唯「いや~、まいったまいった」

ホームルーム。
席に着いた唯はそうつぶやいた。
なんと、彼女は遅刻と勘違いし、入学式開始時間の30分前に到着していたのである。

ホームルームでは、自己紹介が始まった。
唯はキョロキョロと辺りを見渡す。
その様子に気づいたのか、まえの座席に座っている、幼なじみの真鍋和は唯を諭す。

和「唯。キョロキョロしすぎよ。」

唯「ごめん。和ちゃん。」

優等生の彼女に諭され、唯はキョロキョロすることをやめると、和に向かって、話しかけた。

唯「和ちゃん。長い黒髪で、少し背の高い、すらっとした女の子知らない?」

和「知らないわよ。ほら、他の子の自己紹介をちゃんと、聞きなさい。」

唯「はーい」

唯は、おしゃべりを中断され、自己紹介に耳を傾けることにした。

その時ー。



6 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/26(火) 02:06:50.68 ID:iX2rqV60

唯「あー!」

1人の女子学生が自己紹介を始めようと立ち上がった。
と、同時に唯が声を上げて、立ち上がった。

唯「和ちゃん!あの子だよぉ!」

和「ちょ、ちょっと、唯!」

突然立ち上がった唯に、周りから笑いが広がった。

先生「どうした…え~…平沢?」

唯「あ、えへへ…何でもないです。はい。」

先生「全く、突然声を出すな!寿命が縮んでしまうだろ!」

先生の安い冗談に少々の笑いが起こると、先生はそれを静止した。
そして、自己紹介のために立ち上がった女子学生に、自己紹介をするように促した。

「んん"!あ"~…すいません…今ちょっとはらったので…あ、く、黒沼さ、爽子です。」

ど低音の声…何ともいいがたい声に、周りから囁き声が広がる。

「す、すごい声…」
「はらったって何を…?」
「私、あの子のこと聞いたけど、霊感あるらしいよ…」
「え?じゃあ、はらったって、霊的な何かを…?」
「こ、こわー!」

周りのささやきは、緊張で聞こえていないのだろう。
爽子は続ける。

爽子「あの…家近いので…何かあったら、言ってください…」

「な、何かあったらって…」
「いるの?霊的な何かがいるから、何か起こるの? 」

しばらく、ざわめきが止まなかったが、先生がそれを諭すと、自己紹介はたんたんと進んで行った。

唯「平沢唯です!」え、えとー趣味は…あ!寝ることです!」

唯の天然が、場の笑いを誘う。
唯は照れながら、座席に座ると、爽子の姿を確認する。

唯(あの子だ…あの子に間違いないよ!)

改めて姿を確認し、確信すると、先生が出て行った後、唯は爽子へと近付こうとした。



7 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/26(火) 02:24:48.06 ID:iX2rqV60

しかし、声をかけようとした時、爽子は突然立ち上がり、教室を出て行ってしまった。

唯「あー…」

追いかけようとしたその時、別の女子学生から、声をかけられる。

「平沢さん!今、黒沼さんに声かけようとした!?

唯「う、うん。」

「やめといた方が、良いよ!霊に気に入られちゃうよ!?」

唯「お、大げさだよー」

「大げさなんかじゃないんだよ!私、知ってるんだって!」

唯「え…あ、ま、また今度教えてね!」

唯は直感的に、あまり関わりたくないなぁと、感じると、会話を中断し、自分の席へ戻った。

和「どうしたの?唯。」

唯「黒沼さんに話しかけようと、思ったんだけど、どっかいっちゃったー。」

和「クラスメイトなんだから、いつでも話しかけられるじゃない。」

唯「そうだよねー。次、何の教科だっけ??」



8 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/26(火) 02:26:49.96 ID:iX2rqV60

しかし、爽子に声をかけるのは、大変だった。
爽子自身、授業が終わると、教室をマッハで出て行ってしまうし、話しかけようにも、周りの女子学生がそれを阻止してくるのである。

唯「むむむ…なかなか話せない…」
最後の授業の前、座席に着いた唯は、腕を組んで唸っていた。

和「何唸ってるのよ、唯。」

唯「和ちゃん!なかなか黒沼さんに話しかけられません!」

和「え!?まだ、話しかけてなかったの!?」

唯「え、えぇぇ~!だって~。」



9 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/26(火) 02:31:53.93 ID:iX2rqV60

唯はこれまでの経緯を和に話した。

和「そう…それは話しかけるのが大変ね…」

唯「そうなんだぁ~…どうしよう、和ちゃ~ん。」
ため息をつきながら、机に突っ伏すと、授業開始のチャイムが鳴り響いた。

和「この話はまた後で。帰り道でしましょう?」

唯「うん!」



とりあえず、書き溜めなしでここまで…。

眠いので寝ます…。
結末は考えてないですが、とりあえず、律、澪、紬とは絡ませたいです。

失礼しますー。




10 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/26(火) 02:36:43.28 ID:EayKEKIo

今後彼女らがどう絡むのか期待して待ってます



11 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/26(火) 22:43:31.41 ID:3Li1hXoo

これは期待





12 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/30(土) 23:35:16.66 ID:j9K1Z3A0

和「それで?黒沼さん?とは、いつ知り合ったの?」

自宅までの帰り道。和が唯に聞いた。

唯「あれ?黒沼さんだったっけ?黒水じゃなかった?」

和「もう!話しかけたい子の名前くらいちゃんと覚えて!」

唯「ごめんごめん~」

唯はテヘヘと頭を掻いた。

和「で?どこで知り合ったの?」

唯「えと~…今日、道を間違えそうになった時、
教えてくれたんだ~。」

和「間違えそうって…唯のために憂が地図を書いてくれたんじゃなかった?」


唯「忘れました!」
唯はフンスっと胸を張って言う。

和「もう…威張ることじゃないわよ。」



13 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 11:29:00.46 ID:fqu79720

和「じゃあ、黒沼さんも家が近いんじゃない?」

唯「あ!そっか~!さすが、和ちゃん!」
唯は顔をぱっと明るくさせて、和の方へ笑顔を見せた。

和「間違えそうになった道で、待ち伏せすれば、また会えるわよ。」

唯「そうだよね!よ~し!」
唯はガッツポーズをして、和に「バイバイ!」と、手を降ると、うちの中へ入って行った。

和は一つため息を、ついて唯の姿を見送ると、自宅へと歩き始めた。



17 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 01:47:04.17 ID:mjyGJ9I0

-三日後-

和は珍しく机に向かって唸っている幼馴染-唯に話しかけた。

和「そういえば・・・黒沼さんとは話せたの?」

唯は、はっとして顔を上げ、頭をかくと「まだです・・・。」と、つぶやいた。

和「えぇ?!もうあれから三日も経ってるわよ?!」

和は思わず、唯の机に身を乗り出してしまった。
その威圧に押され、後ろにのけぞりながら、言う。

唯「だって~・・・朝起きれなくてぇ・・・。」テヘヘ

和「まったく・・・。明日、私が起こしに行ってあげるから。憂にも話をしておいて。」

唯「ほんと?!ありがとう、和ちゃん!」

唯は顔を明るくして、立ち上がって、鞄を持つと、「和ちゃん!帰ろう!」と、言った。



18 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 01:57:28.01 ID:mjyGJ9I0

校舎を出たすぐの広場の掲示板で、唯は足をとめた。

和「そういえば、さっきなんで唸ってたのよ?」

唯「部活をしようと思いまして!」フンスッ

和「部活?唯が?」

唯「ひどいよ~和ちゃぁん!」

和「ごめん、ごめん。てっきり、帰宅部になるのかと思ってたから。」

唯「高校生になったんだもん!私は変わるよ、和ちゃん!」フンスッ

唯はそう言うと、掲示板に貼られた部活勧誘のポスターをきょろきょろと見始めた。

和「ポスターより、体験入部してみた方が良いんじゃないかしら?」

唯「そうはいっても、やっぱりびびっとくるものがないとさ~」

和「そんなんじゃ、また帰宅部に決まるんじゃない?」

唯「の、和ちゃん・・・しどいっ!」

唯はポスターの一部始終を見ると、「はぁ。」と、ため息をついた。

和「どう?どれかに決まりそう?」

唯「う~ん・・・。」

和「とにかく、部活動するなら今月中に入部届けを提出しないと、部活動はできないわよ?」



19 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 02:02:46.76 ID:mjyGJ9I0

唯「そっか~・・・。和ちゃんはどうするの?」

和「私は生徒会に入ろうと思ってるから。」

唯「えぇ~?!一緒に部活入ろうよ~」

和「無理よ。もう、生徒会に入ることを先生に伝えてるし、かけもちはできないわ。」

唯「そっか~。残念だな~。」

その後、他愛のない話に花を咲かせていると、唯の自宅前へ到着した。

和「明日、忘れないでよ。黒沼さんに会う約束!」

唯「っは!だ、大丈夫だよ!」アセアセ

和「・・・今、忘れてたでしょう?」

唯「い、今から目覚ましセットしとくから、大丈夫!」

そう言って、唯は逃げるように自宅へ入って行った。

和「あ!憂にもちゃんと話しておいてよ!」

和は、ため息をついて、自分の自宅へと向かった。



20 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 02:06:16.37 ID:mjyGJ9I0

-翌日-

憂「お姉ちゃん・・・?和ちゃんとの約束の時間だよ?」

唯「・・・えぇ~・・・今何時?」

憂「今起きれば、間に合うから、起きて?お姉ちゃん。」

唯「まだ7時じゃあん・・・あと、一時間は寝れるよ~・・・。」

憂「だめ!和ちゃんに怒られるよ!」

唯「う~ん・・・あっ!そうだ!約束!」ガバッ

憂「よかった。思いだしたんだね!」

唯「えへへ・・・。」



21 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 02:09:52.49 ID:mjyGJ9I0

和「おはよう。唯。」

唯「おふぁあぁあよう・・・。和ちゃん。」

唯は眼をこすり、あくびをしながら返事をした。

和「眠そうね・・・。」

唯「だって、いつもより、一時間早く起きてるよー。」ファアア

また、ひとつ大きなあくびをして、言った。

和「もう!唯のためなんだがら、少しはしゃっきりしなさい!」

唯「ほーい。わかってるよぉ。」



22 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 02:13:35.04 ID:mjyGJ9I0

少し歩くと、二人は唯と爽子が出会った場所に到着した。

和「ここね?」

唯「うん。ここだよ!」

近くにあった石垣に腰掛け、二人は爽子を待つ。

唯「あ!来たよ!」

唯は、爽子を確認すると、元気よく石垣から飛び出し、爽子に声をかけた。

唯「おはよう!」

しかし、爽子は、返事をせず、すたすたと先へ行ってしまう。



23 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 02:18:31.92 ID:mjyGJ9I0

爽子(え・・・?今の私に声を掛けてくれたのかな?今のって同じクラスの平沢さんだよね?)

爽子は後ろをチラ見して、二人の姿を確認する。

爽子(あ、確かもう一人は同じクラスの真鍋さん・・・。そっか、二人で待ち合わせをしてたんだ・・・。良いなー。私も・・・。)

(唯『ごきげんよう!黒沼さん。』キラキラ)

(爽子『ご機嫌麗しゅう。平沢さん。真鍋さん』キラキラ)



24 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 02:26:23.08 ID:mjyGJ9I0

爽子(良いな~・・・。)

爽子は、頭で妄想を繰り広げ、唯の呼びかけに気付かない。

唯「ぜ、全然反応してくれないよ!」

和「ほ、本当に黒沼さんと話したの、唯!」

二人は爽子の歩くスピードに追い付くのがやっとである。

もう少しで校門につくというところで、唯が爽子の肩に手をかけた。

唯「く、黒沼さん!」ゼェゼェ

爽子「・・・え?」

唯「やっと、気づいてくれた~・・・。」

唯と和はその場にうなだれ、息を整える。

爽子(え・・・?わ、私に声をかけてくれた・・・?)

唯「わ、私のこと覚えてる?」ニコ

爽子(・・・えぇ~・・・?!め、面識あったかな~…?!)

和「ねぇ、人違いなんじゃないの?黒沼さん、困ってるじゃない・・・。」

唯「そんなことないよ!」フンスッ

爽子「あ・・・あの~・・・。」



25 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 02:33:21.07 ID:mjyGJ9I0

唯「あ!思いだしてくれた?!」

唯は、顔をほころばせて、爽子の手を握った。

爽子「・・・えっとぉ~・・・。」

唯「」ニコニコ

唯は満面の笑みで爽子を見つめている。

爽子(い、言えない・・・。覚えてないなんて・・・。)

和「こら、唯!黒沼さん、困ってるじゃない。」

和は満面の笑みをしている唯をさえぎって、「ごめんなさい。」と、謝った。

爽子(えぇ~・・・。謝らなきゃいけないのは、こっちのほうなのに・・・。)

和「ほら、唯。手も放して!何も道端でずっと話すことないじゃない。クラスで話しましょう。」

爽子の頭の中で、この後クラスで話す→このまま一緒に登校の構図が出来上がっていた。

爽子(う、うそ~・・・。夢が叶っちゃうよ~・・・!)



26 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 02:37:50.40 ID:mjyGJ9I0

爽子は、知らずのうちに涙を流していた。

和「え?!」

唯「く、黒沼さん?!」

涙を流す爽子に気付き、二人は驚きの声を上げた。

爽子「あっ・・・!ごめんなさいごめんなさい!」

爽子は慌てて涙をぬぐうとうつむいた。

唯「ご、ごめんね?いきなり声かけたからかな?」アセアセ

和「だ、大丈夫?ハンカチならあるから!」アセアセ

爽子(ふ、二人とも優しい・・・。)

爽子は二人の優しさに感動して、また涙を流すのであった。



27 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 02:43:52.48 ID:mjyGJ9I0

-教室-

唯「そっか~。びっくりしちゃったよ~!」

唯は爽子が泣いた理由を聞いて、言った。

爽子「ご、ごめんなさい・・・。」

唯「とんでもないよ!これからは、毎日一緒に登校しようよ!」

和「唯と一緒に登校したら、毎日遅刻と戦わなきゃいけないじゃない。」

唯「ひ、ひどいよ!和ちゃん!」

爽子(ま、毎日・・・?!)

爽子が、驚いた表情をしていると、唯が悲しそうに言った。

唯「そ、そんなにいや・・・?」ウルウル

爽子「っち、ちがうの!むしろ迷惑じゃないかなって・・・。」

唯「迷惑なわけないよぉ~。」

和「黒沼さんが良いなら良いと思うわ。けど、大変よ?」クスッ



28 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 02:50:15.65 ID:mjyGJ9I0

爽子(平沢さんを遅刻させないようにする・・・!)

爽子は、まるで使命かのように燃えていた。

唯「でも、覚えてないとは思わなかったなぁ~。」

唯は、道を教えてもらったことを話題に切り出した。

爽子「か、重ねがさねごめんなさい・・・。」

爽子は、深々と頭を下げた。

唯「そ、そんなに頭を下げないでよ~。全然気にしてないから!」

和「唯の方こそ、記憶力ないしね。」

唯「あ、また和ちゃんたら~!」

あははと、二人の笑い声が重なる。その時、爽子から自然に笑みがこぼれた。

唯「あ!その笑顔!」

唯は爽子の顔を指差して、声を上げた。と、同時に爽子はいつもの表情へと戻ってしまった。



29 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 02:54:07.26 ID:mjyGJ9I0

唯「私が見た、笑顔だよ~!」

和「うそ!見逃しちゃった。」

爽子「・・・え?・・・え?」

爽子が困惑していると、唯がにっこりと笑って言った。

唯「あの笑顔のさわちゃんは、すごいかわいいよ~。」

爽子(か、かわいい??)

爽子は、言われた意味がわからないといった表情になる。



30 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 03:00:47.10 ID:mjyGJ9I0

唯「あ~!和ちゃんにも見せてあげたいのに~。」

和「これから、また見せてもらうわよ。」

爽子「ひ、平沢さん?あの~?」

話の意図が分かっておらず、爽子は混乱している様子だ。

唯「あ、私は唯で良いよ!さわちゃん!」フンスッ

和「私も。和で良いわ。爽子。」

爽子(な、名前で呼び合う・・・夢が叶い過ぎちゃうよ~・・・!)

爽子「・・・うん!」



31 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 03:07:12.40 ID:mjyGJ9I0

-昼休み-

唯「おひるだよー!」

唯は、大きく伸びをして言った。

和「爽子を誘うの?」

唯「お!和ちゃん、名案ですな!」

唯は立ち上がって、爽子の席を確認すると、爽子はすでに席をはずしていた。

唯「い、いない!」

和「え?!どこに行ったのかしら・・・。」

唯は反射的に窓の外を眺めた。すると、窓の下。花壇に腰掛けて、弁当を広げている爽子を発見した。

唯「いたよ!和ちゃん!」

和「本当!行動が早いのね・・・。」

唯と和は、急いで教室を出ると、爽子の場所へ向かった。



32 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 03:13:42.73 ID:mjyGJ9I0

-爽子自宅-

爽子(夢が一気に叶い過ぎるよ・・・!)

爽子は、食事中に、今日起きた出来事を頭で再生していた。

爽子父「どうした、爽子。箸が止まってるぞ!」

父にそう言われて、我に返ると、爽子は箸を素早く動かし、残っていたご飯を食べ終えた。

爽子「ごちそうさま。食器は私が洗うから、そのままで良いからね?」

爽子は、顔をほころばせたまま言った。

爽子母「学校で良いことあったわね?」

爽子「・・・うん!」

爽子はうなずくと、自分の部屋へと向かった。

爽子父「あんなに生き生きしている爽子を見るなんて・・・。」

爽子母「うふふ・・・。よかったですね、お父さん。」



33 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 03:25:14.86 ID:mjyGJ9I0

爽子は、ベッドに入って、明日のことを考えていた。

爽子(明日は唯ちゃんを迎えに行かなきゃ・・・。)

爽子(どうしたら良いかな・・・。唯ちゃんはいつも何時に登校するんだろう・・・。私と同じ時間かな・・・。)

爽子(も、もし違ってたらどうしよう・・・。早すぎても迷惑だし・・・。遅すぎたら、先に行っちゃうかも・・・。)

爽子(お弁当どうしよう・・・!あんまり時間をかけてたら、遅くなっちゃうし・・・。)

時間は刻一刻と過ぎて行った。爽子は、いつの間にか眠りに就いていた。

深い眠りに就いた爽子は、夢を見た。

唯と自分のほかに三人いて、海辺で楽しく遊んでいる夢・・・。

爽子「唯・・・ちゃん。」

爽子は、今まで感じ、見たことのない幸せな夢に包まれていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

遅筆ですいません。とりあえず、今度ここまでで。
次から、りっちゃんと澪とムギちゃんをからませていきたいと思います。

おやすみなさい。

あと、唯の爽子の呼び方が途中、間違ってます。すいません。
最初から爽子ちゃんて呼ばせてましたね・・・。




34 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 07:21:38.33 ID:BartdZso

面白い
次も期待



35 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 10:57:10.82 ID:p4hvAMSO

風早だしたら評価してやる

女キャラだけ出したご都合物語なら[ピーーー]



36 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 12:43:12.32 ID:lqlGZfMo

待ってた!
続きもゆっくり待ってる!

唯も和も爽子もかわいいよ



37 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 13:57:54.68 ID:lu7RhSk0

>>35
素直に出してくれたら嬉しいとか言えないもんなんかね…

俺は男キャラはいらないけどプロットで既に出す予定だったら遠慮なく進めてくれ



38 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/09(火) 14:53:06.36 ID:kGL6H6AO

内容とはあまり関係ないけど爽ママはもっと気さくな喋り方だよ





39 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 01:11:21.34 ID:pDjYmuk0

>>35
風早は無理…かも…女子高ですしね…

>>38
自分の中ではこんな感じだった…申し訳ない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

-翌日-

爽子は前日教えてもらっていた平沢家の門の前で佇んでいた。

爽子(・・・勝手に入って良いかな・・・)

門の留め具に手をつけようかつけまいか、爽子が迷っている時、憂は一階の居間のカーテンを開け、愕然とした。



爽子



Google検索『爽子』



40 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 01:17:35.31 ID:pDjYmuk0

憂(も、門の前に・・・!)

見てはいけないものを見てしまった・・・憂はそんな恐怖からか、その場からかけだし、姉のもとへ向かう。

憂「お、お姉ちゃん!」

唯「ほぇ?ど、どうしたの?憂・・・。」

憂の剣幕に驚いた唯は、寝起きにもかかわらず、瞬時に目が覚めた。

憂「わ、私・・・見ちゃった・・・。」ガクブル

唯「み、見たって何を?!」

憂は何も言わずに、窓を指差した。唯はそれに従って、その窓から外を見降ろすと、門の外でそわそわしている爽子を確認した。

唯「さわちゃん!」

憂「・・・え?」

唯「さわちゃんだよ~!学校でお友達になったんだぁ~。」

憂「ゆ、幽霊じゃないの?!」

唯「違うよぉ~!」

唯は怒った表情で、憂を見た途端、はっとして急いでベッドを飛び降りた。

唯「約束してたんだった!早く着替えなきゃ~!」アセアセ



41 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 01:24:18.13 ID:pDjYmuk0

憂「ごめんね!お姉ちゃん!」

憂は着替えを終えた唯に対して頭を下げた。

唯「も~!今度間違えたら、もっと怒るよ!」フンスッ

憂(怒ったお姉ちゃんもかわいい!!)

唯は憂の作ってくれた弁当を受け取ると、元気よく玄関を飛び出していった。

唯「おはよう!さわちゃん!」

爽子「あっ・・・お、おはよ~・・・ゆ、唯・・・ちゃん。」

唯「えへへ・・・ごめんね!待たせちゃったかな?」

爽子「・・・ううん!い、今来たところだから!」(ゆ、夢のセリフが言えた~!)

爽子が感動に浸っていると、先に進んでいた唯が心配そうにこちらを振り返った。



42 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 01:30:22.94 ID:pDjYmuk0

唯「大丈夫?さわちゃん・・・?」

爽子「・・・あっ、ごめんなさい!大丈夫です!」

唯「さわちゃん!敬語は使わなくて良いよ~。」

爽子「・・・ご、ごめんなさい・・・こういうのになれなk・・・。」ッハ

爽子は引きつった表情になると、言葉を詰まらせた。

爽子(こ、こんなこと言ったらただでさえ暗いのに、もっと暗く思われちゃう・・・!)

唯「?どうしたの?」

爽子「な、なんでもないでs・・・ないの!」アセアセ

唯「?」

唯が首をかしげていると、和がやってきた。

和「あら?唯がもういるなんて、めずらしい。」クスッ

唯「また和ちゃんたら!めっ!」プンプン

爽子「・・・お、おはよ~、の、和ちゃん・・・。」



43 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 01:35:00.25 ID:pDjYmuk0

和「おはよう、爽子。」ニコ

爽子(・・・あ~良いなぁ・・・私も和ちゃんみたいに微笑みたい・・・!)

和「ど、どうしたの?爽子?」

また立ち止まってしまった爽子に、今度は和が心配して声をかける。

爽子「な、なんでもないでs・・・なんでもないの!」アセアセ

和「そう。じゃあ、行きましょう?」

爽子「・・・うん!」



44 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 01:42:27.94 ID:pDjYmuk0

爽子(・・・ちゃんと二人の輪の中に入れてるかな・・・。)

登校途中に爽子はふと、思った。

爽子(・・・今の私なら、みんなに声をかけても大丈夫かな・・・。)

隣にいる二人は、他愛のない話で盛り上がっている。

爽子(・・・わ、私も加わりたい・・・!)

爽子は、意を決して、二人の会話に加わろうと、話しかけた。

爽子「あ、あの~・・・。」ボソッ

唯「でね~、そこでさぁ!」

和「ちょっと待って、唯。爽子、どうしたの?」

爽子(・・・ふ、二人の会話を邪魔しちゃった・・・!)

唯「さわちゃん?」

爽子は唯に声を掛けられ、びくっと体を震わすと、顔をうつむかせてしまった。



46 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 01:47:02.70 ID:pDjYmuk0

爽子「・・・ご、ごめんなさい!」

爽子は突然頭を下げると、こう続けた。

爽子「ふ、二人の会話を邪魔しようとしたわけじゃないの!そ、その・・・。」

和「さ、爽子!落ち着いて!大丈夫よ。」

和が、頭を下げたままの爽子の肩を持って、起こしてあげた。

唯「私たち、邪魔されたなんて思ってないよ~。むしろ、爽子ちゃんを無視して二人で会話しちゃってたよ!ごめんね。」

唯が頭を下げる。と、和も続いて頭を下げた。

和「そうね。私がもっと気遣うべきだったわ。ごめんなさい。」

そう言われた爽子は、驚いた表情を見せた後、二人の優しさにまた涙を流してしまったのだった・・・。



47 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 01:53:21.40 ID:pDjYmuk0

-校舎前の広場-

律「これでよしっと・・・。」

澪「勝手に貼って良いのか?ばれたら部活動を認めてもらえないかも・・・。」

律「だ~いじょうぶだって!これだけ貼ってあるんだから、ばれやしないよ!」フンスッ

紬「いっぱい来てくれるといいわね~。」

律「そうだな~。」

澪「何とかあと一人そろえば、部として認められるからな。」

校舎前の掲示板に、ポスターを貼りに来た三人は軽音楽部の面々である。

紬「オカルト研究会・・・こんなのもあるのね。」

宇宙人やUFOといった独特の絵が描かれたポスターを見つけた紬がつぶやいた。

それを聞いた律は、いたずらな顔をして澪に話しかけた。

律「澪~・・・こんな話知ってるか・・・?」



48 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 01:59:58.01 ID:pDjYmuk0

澪「な、なんだよ律・・・突然・・・。」

澪は声のトーンの変わった律に身じろぎながら言った。

律「実はさ~・・・うちの学年にゆうr―」

律が「うちの学年に幽霊がいる」と言い終わらないうちに澪は耳をふさぎ、縮こまってしまった。

澪「ミエナイキコエナイ、ミエナイキコエナイ・・・。」

律「ほら・・・。あそこ・・・。眼鏡の女の子と茶髪の女の子の二人の間にいる・・・。」

律は、校門あたりにいる三人組を指差すと、おどろおどろしく澪に話しかけた。

澪「いや~!!」ダッ

澪は律を突き飛ばすと、校舎の中へと猛ダッシュで駆けて行った。



49 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 02:23:15.40 ID:pDjYmuk0

紬「もう!」

律「へへへ・・・。」

諭す紬に対して、律がいたずらな笑みを返した時、ちょうど三人組が横を歩いて行った。

律「今の真ん中にいた子・・・。」

紬「知ってる子なの?」

律「うん。幽霊みたいって怖がられて噂されてた子・・・。」

紬「今の子が?偶然ね。」

律「そう。・・・なぁ~んだ、全然幽霊みたくないじゃんか。」

紬「うん。生き生きしてたわ~。」

二人はその三人組が校舎の中へと入って行くのを見届けると、自分たちも校舎へと向かったのである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回はここまでで・・・。

書き込んでしまったので、いまさら直せなかったのですが、むぎちゃんの口調がおかしい気がする・・・。
まだ澪とりっちゃんには、敬語を使ってましたっけ?
だとしたら、すいません・・・。

では、失礼いたします。
話が浮かんでるので、明日また時間があれば書きたいです。

おやすみなさい。




51 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 12:07:00.54 ID:LDn.qcwo

キテタ!
他けいおんメンバーも本格的に登場してきてwktk





52 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 00:34:31.57 ID:HJF1dJw0

-下駄箱-

爽子は、上履きに履き替えると、階段のすぐ脇に縮こまっている黒髪の女の子を見つけた。

爽子(・・・ど、どうしたんだろう・・・?)

動かない爽子に気付いた唯が声をかける。

唯「さわちゃん、どうしたの?」

爽子「あ、あの子・・・。」

爽子が指差す先には先ほどの女の子がいる。

唯「どうしたんだろう?もしかしたら、具合が悪いのかも!」

その言葉にいち早く反応した爽子は、彼女そばへ駆け寄った。唯と和もそれに続く。



53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 00:43:47.18 ID:HJF1dJw0

爽子「あ、あの~・・・・・・。」

爽子に声をかけられた女の子は、ゆっくりと振り返ると、この世のものではないものを見たような愕然とした顔をした次の瞬間―。

澪「ぎゃあ~!!!!!!!!!!!」

校舎全体が飛び上がるような叫び声をあげたかと思うと、目にも止まらぬスピードで階段を駆け上がっていってしまった。

爽子(・・・ひどいよ~・・・。)

過去にもこんなことのあった爽子だが、あんなにも全速力で逃げられたことはなかったので、肩を落とし、落ち込んでしまう。

唯「い、今の子、なんだったんだろう・・・すごい元気だよ~!」

唯はそんなことは気付かずに階段の上を見上げた。

和「唯・・・。爽子と会話するには、耐性が必要みたいね・・・。」

爽子(・・・ショックだな~・・・。)

爽子は肩を落としたまま、二人に構わず、階段をのぼりはじめてしまった。



55 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 00:54:22.23 ID:HJF1dJw0

-教室-

相変わらず、爽子の周りには、何か得体の知れないものでもいるかのような空間が、クラスメイトによって作られていた。

爽子にあいさつされるが、青ざめてしまう子。近寄らないように避ける子など、様々居た。

これくらいのことには爽子は慣れてしまっていた。

すべては自分の責任。明るく振る舞えない、微笑むことができない・・・。

爽子(でも、こんな私を友達にしてくれた・・・!)

爽子は、机に着席すると、唯と和の方を見た。二人はなぜか輝いて見えた。

爽子(・・・私もあんな風に輝いて見えるようになるかな・・・。)

そうやって、ぼーっとしていると、どこからともなく心ないささやきが聞こえてくる。

「あっちに何かいるのかな・・・。」

「平沢さんの席の方を見てる!」

「平沢さんに何か憑いてるんじゃない?!」



56 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 01:01:45.41 ID:HJF1dJw0

ささやき合いの中には、笑い声がこだましている。

その心ないささやきに気付いたのは、唯だった。

唯(さわちゃんは、普通の女の子だよ・・・!どうしてあんなこと言うんだろう・・・。)

唯(勘違いなんだよ・・・。さわちゃんだって、みんなと仲良くしたいんだ・・・!)

しかし、唯はあと一歩が踏み出せないまま、担任の先生がやってきて、ホームルームが始まってしまった。



57 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 01:10:21.47 ID:HJF1dJw0

-昼休み-

爽子たちは、爽子の希望でまた校庭の花壇に腰掛け、昼食を食べていた。

唯「お弁当を持ってるなら、教室で食べれば良いのに~。」

爽子「・・・いいの、外で食べるのが好きだし・・・それに・・・。」

和「それに?」

爽子「・・・教室に私がいたら、みんなが楽しく食べられないでしょう・・・?」

爽子は、暗い雰囲気を全開に出して、ため息交じりに言った。

唯「気にすることないよ!」

唯は、花壇から突然立ち上がって言った。

和「唯・・・。」

爽子「唯・・・ちゃん?」

二人の驚きの反応に、気を揉んだ唯は、あたふたしながら言った。

唯「さ、さわちゃんは・・・気にし過ぎだよ!もっと明るく元気にいこうよ!」バチーンッ

唯は大げさなふりで、大げさなウィンクをして見せた。



58 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 01:16:37.75 ID:HJF1dJw0

和「・・・っぷ・・・唯・・・。あはははは!」

和は大声で笑う一方、爽子は笑うまいと、プルプルと身を震わせながら耐えていた。

-昼休み・校舎-

澪「律のせいで、ひどい目にあったんだからな!」

律「なんだよ~!最後まで人の話を聞かないからいけないんだろ~!」

購買からの帰り道、完全に復活した澪に、律は本当のことを話した。

澪「あの子に悪いことしちゃったな・・・。」

律「いや~、嘘のようなグッドタイミングってやつ~?」ニヤニヤ

いたずらな笑みを浮かべた律を横目で見た澪は、げんこつを作って、律の頭へお見舞いした。

澪「馬鹿律!」

律「いってぇ~!」

その律の頭には、特大のたんこぶができたのだった。



59 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 01:23:25.15 ID:HJF1dJw0

-放課後-

和「そういえば、唯。部活は決めたの?」

唯「まだだよ~!良いのがなくて~・・・。」

和「だから!選り好みしてたら、決まらないって言ったでしょ?!今月中は、体験入部できるんだから、いろいろな部にしてみなさいよ!」

唯「だから、やっぱりびびっとくるやつがないとさ~。」

そんな話をしていると、爽子が帰り支度を終え、さっさと教室を出てしまう。

唯「あ!待って~さわちゃーん!」

唯が慌てて教室を飛び出そうとすると、先ほど心ないささやきをしていたグループに行く手を阻まれた。



60 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 01:31:59.28 ID:HJF1dJw0


「一緒にいるのやめた方がよいよ?」

「そうそう。平沢さん、とり殺されちゃうよ~。」

唯は、なんとかやり過ごそうと思案するが、思いつかずにたじろいでしまう。

「平沢さんもわかってるでしょ?あの子が浮いてるの。」

「あんな子といても楽しくないでしょ?だから―」

和「私は楽しいわ。」

グループの一人が何かを言い終わるのを待たずに、和が口をはさんだ。

唯「和ちゃん・・・。」

和「あなたたちこそ、爽子のことを知りもしないで、よくそんなことができるわね。」

グループは和の威圧にたじろぐと、目をそらしてしまう。

和「爽子はあなたたちとは違うわ。一生懸命、みんなのことを考えてる。」

和は、そのグループの前に凛として立つ。

和「あれが爽子の個性なの。少し目立つからって、逆に孤立させたら、もっと目立つじゃない。」

「ゆ、幽霊が見えるって噂は本当よ!貞子ってあだ名がある―」

和「それがどうかしたの?」



61 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 01:38:03.88 ID:HJF1dJw0

和はグループの一人の発言を切り捨てると、続けて言う。

和「噂は噂じゃない。見えるから何なの?爽子は私の友達よ。ほら、唯。行くわよ。」

和は、唯の方を確認すると、教室を出て行った。

唯は、和の威圧に自らもたじろいでいることに気付き、体制を立て直す。

唯「ごめんね!私もさわちゃんの友達だから!」

唯にはにっこり笑うと、その場から駆けだした。

教室内は少しどよめいた後、爽子のことを擁護する雰囲気が生まれた。

「そうだよね・・・。私もなんかかってに怖がってた。」

「そういえば、この前朝一番に来て、窓ガラスをふいてたのを見たなぁ・・・。」

「ほんとに?!黒沼さんって、えらいね~。」

爽子を嘲笑していたグループは居心地悪くなったのか、そそくさと教室を出て行った。



62 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 01:49:37.91 ID:HJF1dJw0

校舎を出たところで、校門あたりに爽子がいるのを確認すると、唯と和は歩をさらに速めた。

唯「和ちゃんかっこよかった~!」キラキラ

唯が羨望のまなざしで和を見る。

和「やめてよ!私たちは爽子の友達なんだから。当然でしょ。」

唯「えへへ・・・。そうだよね。」

唯と和は顔を合せて笑った。

唯「さわちゃん!」

爽子「・・・・・・・・・はい。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とりあえず、第一章完結。と、いうことで・・・。なんか展開強引ですが・・・。
次回から、けいおんぶへ入部編です。
こんなつもりじゃなかったけど・・・。ひとまず一区切りにしたいと思います。




45 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/10(水) 01:43:39.44 ID:2em7DQDO

桜高祭に風早が来れば何とかなるんじゃ
風早は桜高の女子にも知られてる隣町の高校のイケメンって感じで

んでライブの唯に一目惚れとか爽子と絡んで気になっちゃうとか

その後風早は高校でも野球部で試合観に来てーとか

よかったら参考にしてくれ





>>45
風早って、そんな積極的なキャラじゃないので、そうやってやるのは厳しいかなっと思ったのですが・・・。ケント君ならいけそうだけどwwwwww
でも、好きな子には積極的なんだろうか・・・。うーむ。




54 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 00:47:00.56 ID:MnxFbPIo

しえン
君届は今でこそ恋愛メインだけど
2巻までの友情話も大好きだ





>>54
わかります・・・。
自分は付き合うまでの二人の距離感がよかったな、なんて思います。
爽子の過去編とかあるんですかね。ないですか、そうですか。

では、失礼いたします。
おやすみなさい。





63 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 01:57:21.65 ID:MnxFbPIo


この心がほっこりとなるような君届の雰囲気とけいおんのまったり感が融合した感じがいいね
ゆっくりと続き待ってるよ



64 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/11(木) 21:26:35.17 ID:W2pdMeU0

乙です
風早だけでなく他の男キャラも出さなくていいと思うよ
出すならモブがいいな





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タイトル:
NO:604 [ 2011/01/23 14:30 ] [ 編集 ]

和ちゃんかっけ~

タイトル:
NO:660 [ 2011/01/26 21:27 ] [ 編集 ]

風早ゴリ押しウザっ
これだからノマカプ厨は

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