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唯「あずにゃんのお楽しみ会だよ!」#後編 【アクション】


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唯「あずにゃんのお楽しみ会だよ!」#前編




75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 14:31:52.62 ID:8Nh8YiYn0

9は再び2へ向かっていくが
その殴り合いはもはや2の方が優勢だった

2「くらえっ!」

ドガッ!!!

9「ぐはぁっ!?」

3「行けますよ2さん!」

9(オレが負ける!?)

9(イヤだっ、あずにゃんはオレのものっ)

9(オレのあずにゃんが、他の奴になんてっ!!!!)

梓『9さん……』

9(!!?)

梓『9さん、お願い、自分の心と闘って』

9(この声は……あずにゃん!?)

9(まさかっ、そんなっ!?)





76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 14:46:05.64 ID:8Nh8YiYn0

梓『9さん、あなたは自分でこの洗脳が解けるはずです!』

9(!!!?)

梓『だけど9さんは、本当の自分を見るのが恐くて、それから逃げているんです』

9(……)

9(オレはっ、オレは今まで真剣にあずにゃんを愛していた)

9(邪な欲望でなく、純粋さと潔癖さを貫いた)

9(あずにゃんの性的な同人誌を跳ね除け)

9(卑猥な妄想を起こすことも禁じてきた)

9(だがどうだ、一皮剥けば、オレも欲望の塊)

9(2や3に棄権するなどと自分で言っておきながら)

9(心の底ではあずにゃんに会いたかった)

9(だからおれは主催者の男に操られるとわかった時)

9(つい嬉しく感じてしまった、そして……そのまま操られた)

9(オレは奴等からの洗脳を言い訳に、あずにゃんと会う機会を奪いたいだけだったんだ)



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 14:56:10.51 ID:8Nh8YiYn0

9(こんな自分なんてっ、見たくないっ)

梓『9さん、自分と向き合って!』

9(むりだっ、こんな醜い欲望に囚われた自分を見たくないんだ)

9(オレは、虚勢を張ってるだけの汚れた、ただの男なんだ)

9(もう、あの頃の誇りなんて、取り戻せない……)

梓『だいじょうぶですよ9さん』

梓『あなたは強い人です!』

梓『それに、今は一人じゃないんですよ』

9(えっ?)

梓『仲間と一緒なら、必ずやれます!』

梓『だから……信じて』

9(なっ、仲間?)

9(オレに、仲間なんて……)



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 15:08:05.78 ID:8Nh8YiYn0

ドガガガッ ドガガガガッ

3「たっ、大変だ!?」

3「また9さんが盛り返してきてる!?」

2「ぐっ……」

2「負けるかっ!」

ドガッ

9「……っ!?」

9(こいつのパンチは痛ぇ)

9(だけど何故だ?不思議と暖かいっ!?)

ドガガガッ ドガガガガッ

3「えっ、あれっ?9さんの黒いオーラが……?」

9の黒いオーラの中に青く澄んだオーラが混ざりだし
次第にその量が増えていった
そしてついには青く澄んだオーラだけになった



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 15:21:05.41 ID:8Nh8YiYn0

2「くらえっ!」

ドゴォッ!!!

2の渾身のストレートが9の顔面を捉え
9は吹っ飛ばされた

2「はあっ、はあっ、どうだ?」

9「お前は……強いな」

2「!!?」

2「9っ、正気に戻ったのか?」

9「……」

9「お前は何故そこまで強くなれる?」

9「おまえの強さを支えているものはなんだ?」

2「なんだ、そんな事か?」

2「強いのは当たり前だっ」

2「この強さはあずにゃんと……」

2「お前にもらった強さだからなっ!」

9「なにっ!?」



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 15:30:48.55 ID:8Nh8YiYn0

2「9のあずにゃんに対する姿勢」

2「感謝だけでいいと言う高潔な精神」

2「俺はそれに感動したんだっ」

9「……」

2「だからそんなお前の心を操るなんて許せなくって」

2「絶対に負けられないっ、そう思ったんだ」

9「……」

9「だがそれは本当のオレでは無い」

9「今までお前が闘っていた狂人こそ本当のオレだ」

9「オレが潔癖であることを求めたのは」

9「自分の気持ちの強さを示そうとしていたに過ぎない」

9「27が一番を求めていたのと、何も代わらない」

9「所詮偽りの愛だ」

2「いや、違うねっ!」

9「!!?」



82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 15:45:24.29 ID:8Nh8YiYn0

2「お前の姿は確かに俺を感動させ、力を与えてくれた」

2「それは、絶対に偽物じゃないよ」

9「……だが、オレの本心はっ」

2「邪な心を秘めているのは誰でも変わらない」

2「その上でお前の様に生きることが出来るなら、それはきっと愛の力だよ」

9「……」

2「それに、あずにゃんを愛したい、だけど不純な気持ちも押さえ切れない」

2「そんな思いが、俺たちにペロペロをさせるんだろ?」

9「ペロペロ?」

2「そうだ、あずにゃんにエッチなことをしてみたい」

2「だけど大切なあずにゃんを汚したくないっ」

2「そんな思いが、俺たちにペロペロをさせるんだ!」



83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 15:56:00.10 ID:8Nh8YiYn0

9「……ペロペロか」

9「ただの卑猥な悪ふざけだと思っていたが」

9「その奥には、自分の愚かさを見つめた上で」

9「それでもあずにゃんを愛したいという、純粋な願いが込められていたのか……」

9「2、お前には教えられたよ」

9「これで俺はまた歩き出せるっ」

9「ありがとう2」スッ

2「ああっ」スッ

ガシッ

9から差し出された手を2は強く握り返した

9(仲間……か)



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 16:12:59.99 ID:8Nh8YiYn0

男「驚いた、このK・Z・NYANシステムを自力で抜け出すとは」

男「これ以上はもう、闘ってくれはせんだろう……」

部下「しかしもうエネルギーは十分集まりました」

部下「いつでも行けます!」

男「そうか!!」

男「よし、やっとだな、これであの若者達も用済みだ」

部下「しかしどうでしょう?」

部下「あの者ども、男様の力の実験台にちょうどいいのでは?」

部下「あいつらごときと闘っても、計算上、何も問題はありません」

部下「世界を相手にする前に、肩慣らしも必要なのでは?」

男「ふふふ、それもそうだな……」

男「私の夢に協力してくれた礼に、あいつらに見せてやろう」

男「神の力というものをなっ」



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 16:32:28.95 ID:8Nh8YiYn0

3「ふぅー、よかったぁー」

3「もう闘いは終わりにしましょう」

3「心を操ってまで闘わせるなんて、絶対におかしいですよ」

2「そうだな……」

ドドドドドドドドドド

3「なんだ?地震か!?」

9「あれを見ろっ!」

突然上空の一部が光だし、そこに男が現われた

男「すまない、もっとスマートに現われようと思ったのだが……」

男「力のコントロールになれなくてねぇ」

2「まさかっ、テレポートしてきたのか!?」

男「その通り、最初に説明した様に、ここは現実とイマジネーションの狭間」

男「力があれば、こんなことも出来る……」

男「まあ、君達程度では、エネルギー波を出したり、空を飛んだりが限界だろうがね」



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 16:49:47.19 ID:8Nh8YiYn0

3「なんであなたがそんな力を?」

3「まさか僕達よりも、スゴくあずにゃんが好きだったとか……?」

男「ははは、そうだといいのだが、私は二次元などに興味は無いのだ」

男「だから、君達の様な若者からいただいたのだよ」

2「!!?」

9「まさか、この闘いの意味は!?」

男「私が使わせてもらう、力を集めるためだ」

男「闘わせることにより、力を集る効率が増すんだ」

男「他の参加達者も、頭に機械を取り付け搾り取ったがね」

3「そんなっ、そんなことの為に僕達あずにゃんファンを騙したのかっ!?」

男「ふふふ、君達には、本当によく頑張ってもらったよ」

男「力の計測でトップだった27君と9君」

男「彼らに闘ってもらい、その当て馬として2くんと3くんを選んだのだが」

男「君達も、計算以上の働きをしてくれた」



87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:04:05.34 ID:hVtVNaSj0

2「俺たちを命がけで闘わせて」

2「あずにゃんに会わせるのは嘘でしたってか?」

男「ああ、まあそうだね、会わせることも出来ないではないが」

男「私にはまったくメリットが無くてね、悪いねぇ」

2「ゆるせないっ!」ダッ

男「やれやれ、だから謝ってあげてるってのに」スッ

バーンッ!!!

2は男に向かって行くが
男が少し指を動かすと、その衝撃波で吹き飛んだ!

2「ぐわぁっ!!!」

3「2さん!?」

男「君達は自分の立場がわかってないな」

男「こうやって話してあげてるだけでありがたく思うべきなんだよ」

男「君達は神の前にいるんだ」

9「この野郎っ、狂ってやがる!?」



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:22:05.56 ID:hVtVNaSj0

男「私と戦おうなんてのがもはやナンセンスなのだよ」

男「私は、君達の様な物理的攻撃が出来るだけでないのだ」

3「何が神だ!?あずにゃんファンを騙して力を奪って」

3「その力で好きなことをしようとしているだけだろっ!?」

男「ふふふ……厳しいな」

男「君達の様なオタクな若者は、本当に騙しやすい」

男「萌えキャラという餌さえあれば、いくらでも集まるし、いくらでも金を落とす」

男「その結果、私の様な大人に利用され、搾取される」

男「君達は、いつもやってる事を、今回もやっただけだろ?」

3「許せないっ、あずにゃんを好きな気持ちを利用するなんてっ!」

3「このやろーっ!!!!」

3は男に向かっていった

男「じゃあ、今度はこういうのはどうかな?」



90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:36:13.01 ID:hVtVNaSj0

男が指を振ると3の周りの空間が歪み始めた

3「えっ、あれ?なんだ?」

その歪んだ空間の狭間に吸い込まれるかのようにして3は消えてしまった

2「えっ……3っ、おい3っ!!!」

男「ふははははっ、あはははははっ」

9「貴様っ、3をどうした!?」

男「大したことはしてない、吹き飛ばしただけだ」

2「だが、3は消えてしまったぞ!?」

男「ふふふ、吹き飛ばすといってもねぇ」

男「この三次元の空間軸で、力を加えて位置を移動させたんじゃない」

9「まさか!!?」

男「そうだ、どこか違う世界に吹き飛ばしてあげたんだよ」

2「そんなっ、じゃあ3は!?」

男「その肉体はどうなったか想像も出来ないなー」

男「少なくとも、生きてはいないだろう」




91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:37:28.80 ID:hyMdliqb0

なぁ……ここまで読んで気づいたけどこれけいおん関係なくね?



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:40:38.72 ID:HDt3uMukP

>>91
愛とは何か、を巡る物語だな



あずにゃんぺろぺろ





93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:51:59.08 ID:hVtVNaSj0

2「そんなっ、3はっ、死んだって言うのか?」

男「君に少し学があればわかるだろうが」

男「そのままの形で時空を超えられるわけが無い」

男「どこか分らない飛ばされた先で、同じように肉体が保てる確立はほぼ0だ」

男「まあ、私という例外を除いてだがね」

2「3はいい奴だった……」

2「俺をあずにゃんへの気持ちに、向き合わせてくれたのも3だっ」

2「俺は、貴様を絶対に許さないっ!!!」

9「オレも戦うぞっ!」

9「3も2も、オレの仲間だっ!仲間の為に、貴様を倒すっ!!!」

男「はぁ、君達はまったく分ってくれないんだな」

男「3君に起こったことを見て、私を倒すなんて発想がよくできるねぇ」



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:04:21.08 ID:hVtVNaSj0

男「例えば、私が君達の体をバラバラにしたいと念じればその通りになる」

男「君達を虫や動物の姿に変えたっていい」

男「戦うだなんて、本当にどうかしているよ」

2「ああ、例えそうだとしても、俺はお前を倒すっ」

9「あずにゃんよ、俺たちに力をっ!」

2,9「「うぉぉぉおおおおおおおおおっ!!!!!」」

男「まったくバカな……」

男「もういいっ、死ねっ!」



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:15:33.44 ID:hVtVNaSj0

男「消えろっ、蒸発しろっ」

男はまた指を振った
これで2と9は死ぬはずだった

2,9「「ぉおおおおおおお!!!!!」」

しかし2と9は依然男に向かってくる

男「おいっ、どうした!?」

男「なぜ思い通りにならないっ!?」

男「爆発しろっ、バラバラになれっ!」

2,9「「おおおおおおおおおおっ!!!!!」」

男「なっ、何故だ!!?」

ドガーッ!!!!

2と9のパンチが男にきまる
男は飛ばされて地面に落ちていく

ドサッ

男「なっ、これは一体……!?」



98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:26:59.62 ID:hVtVNaSj0

男「なぜだ、どうして力が使えないっ、私は神になったはずだっ!?」

2「神も地に落ちたってか?」

9「覚悟しろ男っ!!!」

男「……くそっ」

男「そうかっ、お前たちかっ」

男「お前たちの、私の思い通りにさせたくないという気持ちが」

男「私の力を抑えてるのか……!?」

男「ガキがぁ……」

男「私の永年の夢を邪魔するとは……」

男「私はこの力で世界を支配し、神となるのだっ」

男「お前らの様なオタクの屑に邪魔されてなるかぁああああ!!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

2「なっ、なんだ!?」



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:40:21.17 ID:hVtVNaSj0

地響きが鳴り出し
男の体が大きく、筋肉が膨れ上がる

2「なっ、なんだこりゃ!?」

9「もはや人では無いな……」

男「もうよいっ!」

男「物理的な攻撃だけでお前たちを殺す」

男「殴り蹴り、はらわたを引きずり出してやるっ!!!」

2「おいおい、それが神か?バケモノだろ?」

2「怪人は、ヒーローに倒されるって決まってるんだよ!」

男「黙れガキがぁっ!!!」

ドガーンッ!!!!!!!!!!

2「!!?」

9「!!!!?」

男の振り下ろした拳は、まるでミサイルが落とされたような衝撃となった!

2「こんなの、まともにもらったら……」

9「2、散開して逃げながら戦うぞっ」



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:56:26.99 ID:hVtVNaSj0

男「無駄だぁ!!!」

2「なっ、速い!?」

9「危ないっ2!」

ドガーン!!!!

辛うじて2を庇った9は壁に叩きつけられた

9「ぐっ、かはっ!?」

9の口から血がこぼれる

2「9っ!?」

2(あの9が一撃で!?)

男「どうしたヒーロー、私を倒すんじゃないのか?」

2「くっそーっ!!!!」

ドガガガガガッ ドガガガガガッ

2は男に拳の連打を浴びせる
しかし男には全く効いていない

男「ふん、やはり所詮はこんなもの……終わりだ」

男は2の頭を掴み、片手で持ち上げ、握りつぶそうと力を入れる



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:03:24.84 ID:hVtVNaSj0

2「ぐわぁああああああああ!!!!!」

2は苦しみ悲鳴を上げ
2の頭はミシミシと音を立てる

9(男は強い、圧倒的だ!)

9(だが、オレは、俺達は負けないっ!)

9「あずにゃんよ、俺たちに勝利の一撃を!」

9の前に輝く氷の剣が現われた

9「オレはこの一撃に、命をかけるっ」

9「うぉおおおおおおおおおお!!!!」

ジャキーン!!!

2を持ち上げている男の背後から
9の剣が切りつけられる

辺り一面に青い閃光があふれる 



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:14:13.10 ID:hVtVNaSj0

その閃光が収まった後に現われたものは……
絶望だった

9の氷の剣は砕け散り
男には少しもダメージを与えていない

9「そん……な……っ?」

男「おやおや、君達は仲良しだね」

男「一緒に死にたいって言うのかな?」

男「ならば、お望通りにしてやろう」

男は9の2を掴んでいる方と逆の手で9の首元をつかんだ

9「ぐっ…グガァっ…」

男「おや、苦しいかい?だがそれももう終わる」

男「このまま二人同時に壁にぶつけて、頭を潰してあげるからね」

男「ふははははははっ」

男はすごい勢いで壁に向かって飛んでいく
もうすぐ全てが終わる



105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:23:13.95 ID:hVtVNaSj0

3(あれ?)

3(ここは一体……)

3(僕はどうしちゃったんだろう?)

3(そうだ、たしか僕はあずにゃんのお楽しみ会に出かけて)

3(でもそれは嘘で……)

3(そうか、僕はもう死んじゃうのか)

3(でも、やっぱり、あずにゃんに会いたかったなぁ)

3(最後の一目でも、あずにゃんに……)

3(あの場所で使えた不思議な力)

3(強く念じればあずにゃんにも会えるはずだっ言ってたな)

3(だったら会いたいな、あずにゃん……)

3(僕を、あずにゃんの、元へ)

3が違う世界へ飛ばされるとき
3はあずにゃんの世界へ行きたいと念じた

本来3の力だけでは無理であった自由に世界を移動する能力が
偶然にも引き起こされたっ!



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:35:06.64 ID:hVtVNaSj0

純「それで、お楽しみ会って何するの?」

梓「それは、みんなでゲームしたり、ケーキ食べたりー」

純「ゲームって?」

梓「えっと、トランプとか?」

純「なんで私に聞いてくるのっ?」

梓「えへへ、実はまだ考え中なんだよね」

純「お楽しみ会にトランプって、なんかインパクトないよー」

梓「そうかな?楽しいよ」

純「もっとこう、ビンゴとかー、ツイスターゲームとかさー」



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:45:13.57 ID:hVtVNaSj0

3「はあっ、はあっ」

3「僕は……死んでないのか?」

3「でもなんだこの場所」

3「知らない街だ……」

3は街中の歩道にいた
3の背後には家の塀があったが
それをよく見ると空間が歪んで見える

3「まさかっ、僕はココを通って違う世界に来てしまったのか!?」

3が辺りを見回すと数人の人が歩いている
その中に、女子高生の二人組みを見つけた
それは……

3「!!?」



110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:56:55.24 ID:hVtVNaSj0

3(あっ、あずにゃん!!!!!?)

3(あずにゃんがっ、あずにゃんが僕の直ぐ近くにっ!?)

3(僕はっ、あずにゃんのいるけいおん!の世界へ来てしまったのか!?)

3(そんなっ、なぜ僕がっ!?)

3(あんなに強い27さん、9さん、それに2さんじゃなくて)

3(僕がっ、あずにゃんに会うことが出来るなんて!?)

3(やった!)

3(あずにゃんに会いたいっ、よく見てみたいっ、お話してみたい)

3があずにゃんの元へ急ごうと思うと
体が宙に浮かび上がった

3(えっ、ここでも力が使えるの!?)

3を見た近くの通行人は目を丸くした
3は慌てて着地し、誤魔化すように、その場で飛び跳ね
通行人は怪訝な顔で3をジロジロと見ながら去っていった



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:03:13.16 ID:hVtVNaSj0

3(この力……)

3(そうか、そうだったっ)

3(僕は今、あの男と戦っているんだった!)

3(早く戻らないと、2さんや9さんが危ないかもしれないんだ!)

3が背後の家の塀に目をやると
そこには確かに空間の歪みが見て取れた
心なしか先ほどより小さな歪みになっている

3(ここへ飛び込むとまた帰れるかな?)

3(早く帰って、2さんと9さんを助けなきゃっ!)

3(……)

3(でも……っ)



112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:10:29.44 ID:hVtVNaSj0

3(僕が戻ったからってどうなるんだ?)

3(僕なんて、2さんと9さんに歯が立たないよ)

3(そんな僕が戻ったって……)

3(それに、もう2さんも9さんも負けちゃってたら?)

3(殺されに戻るようなもんだっ!)

3(それよりも)

3(ここにはあずにゃんがいるんだっ!)

3(僕も、不思議な力が使えるっ!)

3(この世界なら幸せになれるかも知れない)

3(元の世界に一体何があるって言うんだ?)

3(夢が無く、つまらない世の中)

3(学校、会社、くだらないものばかり)

3(僕は、今、あんなに憧れていたけいおん!の世界にいるんだっ!)

3(ここであずにゃんに会って、不思議な力で成功して)

3(あずにゃんをお嫁さんにするっ!今の僕には出来るかもしれないんだ!!!)



113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:18:51.72 ID:hVtVNaSj0

3がまた空間の歪を見ると
また少し小さくなっていた

3(まだ今なら帰れる)

3(だけど、死にに帰るようなもんだ)

3(それより、この世界でっ)

3(誰だってそうするはずだ)

3(2さんも9さんも僕を責めたりしないよ)

3(だから、はやく帰り道が閉じて)

3(帰れなくなってくれ……)

空間の歪はどんどん小さくなる
そしてもうすぐ、3が通り抜けられない大きさになる

3(いいんだこれで……)

3(いいんだ……)

3(ううっ、でもっ、でもっ!)

3「ああっ、くっそーっ!!!!!!!!!!」



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:23:57.14 ID:hVtVNaSj0

梓「わっ!?」

純「えっ、なに!?」

二人の女子高生は、3の大声に驚き振り返った
しかし既にそこには誰もいなかった


3「これで良かったんだ」

3「僕は元の世界へ帰り、2さんと9さんを助けるっ!?」

3「だって、仲間を見捨てて生きる卑怯者なんてっ!」

3「あずにゃんに会う資格なんてないんだっ!!!!」

3「僕は、卑怯者としてあずにゃんに会うよりっ」

3「少しでもあずにゃんに相応しい男になるためにっ!!!」

3「僕は戦うっ!!!!!!!!」



115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:34:02.82 ID:hVtVNaSj0

梓『ありがとう3さん』

梓『私は3さんが正しい行動をとると信じていました』

3(えっ、君は……あずにゃん?)

梓『今のあなたなら、どんな困難にも立ち向かえます』

3(でもっ、あずにゃんはさっきの世界で……あれ?)

3(これは僕の幻想なのか?)

梓『だいじょうぶです3さん』

梓『あなたは元の世界に戻っても』

梓『誰よりも強く逞しくなれます』

梓『だって、私がいつでもあなたを守るから』

3(これは、僕の見ている幻のはずだ……)

3(だけど何故だ?)

3(なんでこんなに勇気と力が湧いてくるんだ!?)

3(もうっ、僕は何からも逃げないっ、負けないっ!!!!)

3(2さんと9さんは僕が守るっ!!!)



116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:42:11.36 ID:hVtVNaSj0

男「おやおや、君達は仲良しだね」

男「一緒に死にたいって言うのかな?」

男「ならば、お望通りにしてやろう」

男は2を掴んでいる方と逆の手で9の首元をつかんだ

9「ぐっ…グガァっ…」

男「おや、苦しいかい?だがそれももう終わる」

男「このまま二人同時に壁にぶつけて、頭を潰してあげるからね」

男「ふははははははっ」

男はすごい勢いで壁に向かって飛んでいく
もうすぐ全てが終わる

しかしその時、何も無いはずの男の前の空間から
3が飛び出してきたっ!!!!!

3「くらえーっ!!!!!!」

ドガァーーーーッ!!!!

男は稲妻の様な3のパンチを顔面にもらい
2と9を離し回転しながら地面に激突した

3「男っ!貴様は僕が倒すっ!!!」



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:52:01.30 ID:hVtVNaSj0

2「はあっ、3っ、生きていたのか!?」

9「助かった、だが奴は強力だぞ!」

3「だいじょうぶです、今の僕は誰にも負けません」

2(3の奴、さっきまでとは顔つきがまるで違う!?)

3「いくぞ男っ!!!」

男「3め、わざわざ死にに戻ったのか?」

男「いいだろう、先ずはお前から殺してやるっ!!!」

ドゴーーーンッッ!!!

男のパンチが3の腹に決る

しかし3は動じない

男「なんだと!?」

3「おらぁっ!!!」

ドガァーッ!!!

3の右フックが男の顎を打ち抜き
男はよろける

男「ばか……な?」



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:05:23.13 ID:hVtVNaSj0

男「そんなはずは無いっ!」

男「こんなガキにっ、神である私がぁっ!!?」

男「うがぁあああああああ!!!!」

男は3に激しく殴りかかるが
3はそれを受けた上で打ち返していくっ!

ドガガガガッ ドガガガガッ

2「3の奴、まるで別人だ!これなら勝てる!!!」

9「あれが……3の本当の力?」

3「僕は、あずにゃんの為なら、どこまでも強くなってやるっ!!!!!」

ドガーーーッン!!!!

3は男を殴り倒し見下ろす

3「もう諦めろ、お前では僕に勝てない」

男「なんだこの力……」

男「完全に計算外だ……」

男「なぜだ、私は何千人ものお前らの様な奴から力を奪った」

男「さらにそれを増幅して……何万倍もの力を得た」



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:15:41.96 ID:hVtVNaSj0

男「それが、お前たった一人に……」

3「一人なんかじゃない!」

男「なんだと?」

3「僕はあずにゃんと、全てのあずにゃんファンに代わって闘っている」

3「お前の様な外道に負けるわけが無いんだ」

男「クククッ、ハハハハッ」

3「何がおかしい?」

男「どうやら私はお前たちのことを見くびっていたようだな」

男「よかろう、もう終わりだ……」

2「ふぅ、やったな」

9「3、お前のお陰だ」

3「いえ、二人がいたから、僕はここまで強くなれたんですよ」

男「終わりだ……」

男「全て終わらせる、お前たちを道連れにしてなっ!」

2「!!?」



121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:28:42.28 ID:hVtVNaSj0

男「私は力を使うに当たって、安全装置をつけていたのだ」

男「いくら強力でも、私が扱えられなければ意味が無いからな」

男「私がフルパワーを出せば、私の身も、この施設も滅ぶだろう……」

男「だがな、貴様らの様な屑に私の野望を阻止されるくらいならばっ」

男「私の命もろとも、全てを消し去ってくれる」

2「なんだと!?」

男は上空へ飛び上がり2達の方へ構えた

男「これが最後の一撃だ!」

男「全て滅びろっ!!!!!!!」

ドギューーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

激しい光線が発せられる それに対抗して2達も男に光線を発する

2「くそっ、なんてパワーだ」

3「そんなっ、まだこんな力を隠してたなんてっ!!!」

9「くそっ、押しつぶされるっ」

2達は男に力負けしている
足元の地面にひびが入る



122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:38:55.49 ID:hVtVNaSj0

2「だけどっ、俺達は負けないっ!!!」

3「僕達にはあずにゃんがついているんだ!!!」

9「最後の力を振り絞るっ、行くぞみんなっ!!!」

2,3,9「「「いっけーっ!!!!!!!!!」」」

ゴゴゴゴゴゴゴッ ガガガガガガガガッ

辺りが光に包まれ、真っ白になる

ドガーンッ!!!!!!!!

激しい爆発音

眩しい光は次第に収まり

一筋の光だけが残った

2達の上空はるかに開いた穴から光が射す

ココは地下の施設だったのだ

2「はあっ、はあっ」

2「みんな、無事か?」



123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:48:37.12 ID:hVtVNaSj0

3「な、なんとか……」

9「やっと、終わりだな」

2「ああ、そうだな」

2「やれやれ、大変なお楽しみ会だったな」

3「まあ、盛大ではありましたけどね」

9「退屈はしなかったよ」

2「あーあ、お土産のあずにゃんグッツだけは持って帰りたかったな」

3「あはは、やっぱり2さん、欲しかったんじゃないですか?」

2「ああ、そうだ、恥かしがってただけだ」

2「でも、恥かしがらないで、自分に正直になれば」

2「こんなにすごい冒険や感動に出会えるんだな」

3「2さん……」

9「そして、大切な仲間にもなっ」

2「ああっ、そうだな」

3「さあ、もう帰りましょう!」



124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:57:02.65 ID:hVtVNaSj0

バキューンッ

9「ぐわっ!?」

突然銃弾が9の肩をかすめる!

部下「この……くそガキが!」

2「お前はっ、男の手下のっ!?」

部下「ちくしょう、計算が狂っちまった」

部下「男の計画が失敗するまではオレの差し金通りだったんだがな……」

3「ちょっと、なんなんですか!?銃を置いてください」

3「じゃないと僕達の力でっ!」

9「待てっ、俺たちのTシャツは、最後の衝撃で敗れている」

3「そっ、そんな!?」



125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:03:44.33 ID:hVtVNaSj0

部下「お前たちが男を倒した後で」

部下「俺が全能の力を手に入れる手はずだったがな……」

部下「とち狂った男のせいで、施設の一部が破壊され」

部下「温存していた力も、かなり消費されてしまった」

2「なにっ!?」

2「お前はっ、俺たちが男を倒すことを見抜いていたのか?」

部下「男は有能で行動力があったが、しかし馬鹿だった」

部下「二次元の良さも分からないほど、脆弱な想像力だった」

部下「お前たちが発揮する本当の力など、考えもしなかっただろう」



127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:10:11.48 ID:hVtVNaSj0

部下「だから肩慣らしだとかなんとか言って、男をお前たちと戦わせた」

部下「お前たちは、俺の予想通りに動いてくれたよ……」

2「くそっ、あの男すらも騙されていたのか!?」

部下「お前達はここで殺すはずだったが」

部下「男のせいで仕事が増えた」

部下「お前たちから力を搾り取る」

部下「だいじょうぶ、心配するな」

部下「脳に電極を刺して」

部下「廃人になるか死ぬかするだけだ」ニヤリ



128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:21:20.32 ID:hVtVNaSj0

9(3……)チラッ

3(9さん、やるんですね?)コクリ

9「殺されてたまるかよ!」

部下「!!?」

9は突然走り出した
部下は9に向けて銃の狙いをつける

そこへ3が部下にタックルをした

部下を転ばせて銃を奪う
そのはずだった……

だが部下の体は鉄の塊のようにびくともしない

ドガッ!!!

3「ガハッ!?」

3は部下の膝蹴りをくらい、その場で倒れた

部下「やれやれ、馬鹿どもが」

部下はおもむろに上着を脱ぐと
2達が着ているのと同じ、あずにゃんTシャツを着ている

2「!!?」



129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:26:37.66 ID:PxrWVojF0

部下「俺も、いや、今は俺だけが力を使えるんだ、無駄なことはするな」

部下「そして、コイツを殺されたくなければ、俺について来いっ」

部下は足元の3に銃口をむける」

9「……くそっ!」

2「ココまで来て、負けるのか……?」

部下「ははは、心配するな」

部下「お前達の大好きなあずにゃんには」

部下「俺が会ってきてやる」

2「なんだと!?」



130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:40:24.58 ID:PxrWVojF0

部下「男は世界を征服するだとか、神になるだとか」

部下「馬鹿みたいなことしか言ってなかったな」

部下「全く愚かだ、せっかく二次元の世界に行けるのに」

部下「こんな糞つまらない現実世界に執着するなど……」

9「どういうことだ?」

部下「おれが力を手にしたならば、まずこの世界を破壊する!!!」

2「なっ!!?」

部下「この世界は糞だ」

部下「どう糞かといえば、俺の様な秀才エリートが」

部下「男みたいな良家に生まれただけの、ボンボンに頭を下げなきゃならないって程糞だ」

部下「出世も、金も、女も、この世界じゃたかが知れてる」

部下「だが二次元の世界はどうだ?なんでもアリだ」

部下「オレはこの糞世界を破壊し、力を持ったまま自分の好きな世界を渡り歩く」

部下「まずはお前らの大好きなあずにゃんを」

部下「たっぷり可愛がって犯しまくってやるから、安心しろよ」ニヤニヤ



131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:47:47.79 ID:PxrWVojF0

2「そんなっ!?許せない!!!」

部下「おっと、逆らうのか?3が死ぬぞ?」

部下は3の頭に銃口を押し付ける

3「僕の事はいいから、2さんっ!」

部下「だからぁー、オレは力が使えるから、勝てないって」

部下「あーっ、もう面倒だ」

部下「全員気絶させて連れて行くか」

部下「死なないように手加減するのが難しそうだぜ……」

9「くっ……」

2(なすすべ無しなのか……?)


???「ちょっと待てよ!」



134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:55:53.08 ID:PxrWVojF0

2「えっ、お前は……」

9「なにっ?27!?」

27「さっきから聞いてりゃなんだ?」

27「おっさん、おれのあずにゃんをどうするって言ったぁ!?」

部下「ああ、お前のことを忘れていた」

部下「心配するな、お前の頭にも電極を刺してやるからな」

27「その電極、お前のケツにぶち込んでやるよ!」

部下「このガキが、死ぬか?」

9「止めるんだ27!お前のTシャツは破れている」

9「力は使えないんだ!!!」

部下「こいつだけは我慢ならん」

部下「ここで死ね!」

ドキューン!!!

部下の拳銃から発射された銃弾は27の額に命中した!



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:05:46.50 ID:PxrWVojF0

だが27は倒れない!

部下「なに!?」

9「なっ!!?」

27「ビックリしてるお前たちにビックリだ」

27「おれがあずにゃんを愛する気持ちは一番強いんだぞ?」

部下「だがっ、力の増幅装置も無しにっ!?」

部下「Tシャツ無しじゃ、四人がかりでフィギュアを持ち上げるので、精一杯だったはずだ!?」

27「なんだよ、秀才エリートじゃ無かったのか?」

27「簡単な事だ、今のオレは、増幅装置がなくても銃弾をはじける程の力を持ってるんだ」

部下「そんなバカなっ、ありえないっ!!?」



138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:15:35.85 ID:PxrWVojF0

部下「バケモノめっ、死ねっ!!!」

ドギュン! ドギュン!

部下は拳銃を何度も撃つが
27には全く通用しない

27「ったく、ちょっとは痛いんだけどな」スタスタ

部下「やめろっ、来るなっ!!!」

ドギュン! ドギュン! ドギュン!!!

カチッ カチッ

部下「たっ、弾がぁっ!?」

27「あずにゃんに酷い事しようって奴はぶっ飛ばす!」

27は炎のオーラを纏い、部下に殴りかかる

27「くらえぇーっ!!!!」

ドゴォッ!!!

部下「ぐはぁーっ!!!」

部下は壁に激突し、気を失った



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:26:27.81 ID:PxrWVojF0

27「これで終わりか……?」

2「助かったよ27、よく来てくれた!」

27「別にお前たちの為じゃない」

27「せっかく寝てたのに、騒がしいから起きてみりゃ」

27「銃もってムカつくこと言う奴がいたから殴っただけだ」

9「27……」

27「建物ボロボロだし、さっきの奴は銃で脅してくるし」

27「結局闘いはどうなったんだ?」

3「それがですね、あずにゃんに会わせてもらえるってのは」

3「嘘だったんですよ……」

27「そうか…」

3「あれ?27さんなら怒りそうなもんだけど?」

27「騙されたのは悔しいが、もう、いいんだ……」

3「へっ?」



140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:38:57.27 ID:PxrWVojF0

27,(俺は確かにあずにゃんの声を聞いた)

27,(あずにゃんに会ったんだ……)

27,(あずにゃんは、此処ではない何処かにいるんじゃなくて)

27,(俺のすぐそばにいてくれる……)

27,(そうだよな、あずにゃん?)

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ

2「今度は何だ!?」

9「大変だっ!建物が崩れるぞ!!!」

3「えっ、どうしようっ!?」

27「上に穴が開いてるっ!」

27「あそこまで俺がみんなを運んでいってやる!」

建物が崩壊しだした
巨大な瓦礫が落ちてくる

グラグラ ドガーン

3「わっ、はっ、早くお願いします!」

9「待てっ、俺は残るぞ!?」



141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:45:44.44 ID:PxrWVojF0

9「俺は、男と部下を連れて出るっ!」

27「バカヤロウっ、そんな暇無いだろっ!」

9「大丈夫、部下のTシャツを俺が着て、その後男も拾って脱出する!」

9「お前たちは早く行けっ!?」

2「そんなっ、置いて行ける訳……」

2「わっ!?」

27は2と3を脇に抱える

2「何するんだっ!?」

27「9は一度決めたら曲げない男だっ」

9「ありがとう、27」

27「ふんっ、だから絶対に無事に脱出しろよ」

9「ああっ、約束だっ」

2達は飛び立ち、地上へと向かった



142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:56:03.05 ID:PxrWVojF0

27「くそっ、おかしいな」

2「どうした27!?」

27「飛ぶ速度が弱まっている……」

27「力が……弱まっているのか!?」

3「そんなっ!?」

2「くそっ、やっぱりこの施設から離れたら、力が使えないんだ」

27「地上まで持てばいいんだが……」

3「ヤバイ、確実に遅くなってる……って」

3「ダメだよっ、もう届かないっ」

2「俺たちも飛ぼうと念じるんだ!」

2「少しは加勢になるはずだ!」

3「わっ、わかりました!」

しかしその努力も空しく
推進力は次第に弱まり、ついに止まろうとしていた

27「くっそーっ!!!!」



143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 00:07:43.54 ID:RKhuEH2B0

その時、したから物凄い勢いで何かが迫ってきた!

3「9さんだっ!!!」

9「このまま一気に、お前達ごと押し上げるっ!!!」

9「いっけぇーーーっ!!!!」

バァッ!!!!

2達は外へ放り出された


2「おーい、みんなぁ、無事か?」

3「今度も、なんとか生きてるみたいです……」

27「いててて、力使えなきゃ、俺の体はデリケートなのによ」

9「こっちも平気だ、男と部下も大丈夫そうだ」

3「この人達には殺されかけたのに、よく助けましたねー」

9「……」

3「この人たちって、こうやって見ると、ただのお爺さんとおじさんなんだなぁ」



144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 00:16:14.18 ID:RKhuEH2B0

9(見捨てる訳にはいかないんだ……)

9(こいつらとオレは別じゃない)

9(同じような欲望を、俺も秘めているんだ)

9(だからこそ、オレは、必ず正しい道を歩んでみせる)

9(見ててくれっ)

9(あずにゃん……)


2「色々あったけど、これで本当に終わりだな」

3「まったく、警察になんて話しましょう、信じてくれるかな?」

2「腹も減ったし、とにかく疲れたよ」

27「オレは早く帰って、けいおん!BD見たいぜ」

3「27さんは流石ですね」

27「当たり前だっ、お前たちとはレベルが違うんだ!」

27「それと9っ!」

9「なんだ?」



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 00:29:23.52 ID:RKhuEH2B0

27「この次は、絶対に負けないからな!」

9「お前、まだそんな事言ってるのか?」

27「おれはお前に負けて、そして強くなれた!」

27「また勝負しようぜ!」

9(勝負か、あずにゃんへの気持ちを競い合うこと自体、不純なことだと思っていたが)

9(これはこれで、いいのかな……?)

2「27と9は、いい友達になれそうだな」

27「バカヤロウっ、そんなんじゃない!!!」

2,3「あはははっ」

9「人気の無い山道だが、すぐ下に町も見える」

9「人里から遠くないだろう、助けを呼んでくるよ」

2「ああ、頼む、俺と3はちょっと動けそうにない」

2「27も一緒に行ってやってくれ」

27「なっ、なんだよ、仕方ないな……」



146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 00:37:21.45 ID:RKhuEH2B0

3「ねえ、2さん」

2「ん?どうした?」

3「僕は本当に、あずにゃんのお楽しみ会に行きたかったんです!」

2「ははっ、そりゃそうだろうな」

3「僕は、自分の日常が好きになれなくて、けいおん!の世界に逃げたいって」

3「いつもそう思ってました」

3「僕はあの部下と同じなんですよ」

2「3、お前……」

3「だけど、今日を乗り切ってみると」

3「そうじゃないんだってわかりました」

3「逃げた先に、僕が求めるあずにゃんは居ないんだってわかりました」

3「僕がもし本当に次元を越えて、あずにゃんにあったとしても」

3「それはきっと本当のあずにゃんじゃないんです」

3「あずにゃんは、僕が僕としていられる場所にいるんです」



147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 00:44:31.11 ID:RKhuEH2B0

3「えっと、あれ?僕は何言ってるんだろ?」

3「自分で自分の言ってることが分らなくなってきちゃった」

2「いや、わかるよ」

3「えっ?」

2「なんとなくだけど、俺にもわかる……」

2(あずにゃんのお楽しみ会か)

2(もしかしたら俺は、いや、俺たちは)

2(本当にあずにゃんと会えたのかもしれないな……)





梓『みなさん、私を思ってくれてありがとう』

梓『私はいつでも、皆さんのそばにいますよ』



お わ り




148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 00:49:53.92 ID:R8+x96Jw0





149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 01:08:07.53 ID:kDifDdbkO

乙乙
前回の>>2達も見てるといいな




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唯「あずにゃんのお楽しみ会だよ!」#後編
[ 2011/01/27 18:21 ] アクション | | CM(0)

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