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唯「放課後戦隊!ケイオンジャー!!」#第八話 前編 【ヒーロー】


ニュー速VIP避難所(クリエイター) より


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1280577951/


唯「放課後戦隊!ケイオンジャー!!」#index




521 名前: ◆m/SzpwXB2Y:2010/09/19(日) 17:50:01.23 ID:2JYu0o20

随分長い間お待たせして申し訳ありませんでした

第八話投下します
ついにバトル展開に突入だよ!



keionja_title_aa.png



522 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 17:51:03.36 ID:2JYu0o20

第八話『激闘! HTT VS デスデビル!』


??「…見ての通りって言えばわかるかしら」


梓「…見ての通りって…その姿…」


梓(ヘルメットを被ってて顔は見えない…

  でも……そのスーツは… いつも私達の着てる…)


??「…」


梓「それじゃあまるで…

  ケイオンジャー……じゃないですか…」

??「…」





??「うん、ご明察ね」

梓「…っ!!」





523 名前: ◆m/SzpwXB2Y:2010/09/19(日) 17:52:32.49 ID:2JYu0o20

ケイオンジャー?「その通り 私は、ケイオンジャーよ」

梓「そ、そんな事あるわけっ!」

ケイオンジャー?「あら? どうして言い切れるの?」

梓「け、ケイオンジャーは私達以外いません!」

ケイオンジャー?「…そう でも事実 私はここにいるわ」


梓「そ、それは…

  はっ!……またケイオンジャーの偽者じゃないんですかっ!?」

ケイオンジャー?「…偽者なんて居たの?」

梓「……前に怪人が私達の模倣をしていた事がありました…

  あなたもそれと同じで…偽者なんじゃ…」

ケイオンジャー?「ふーん、そんな事があったんだ」

梓「…」

ケイオンジャー?「……じゃあ」

梓「…」


ケイオンジャー?「試してみる?」 スッ

梓「!」

ケイオンジャー?「偽者かどうか実力で」

梓「…やってやるです!!」 ザッ



524 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 17:53:36.00 ID:2JYu0o20

ケイオンジャー?「…」

梓「…」 キッ

ケイオンジャー?「あらら… 好戦的ね、冗談だったんだけど」

梓「…」


梓「偽者かどうかなんてこの際、どうでもいいんです」

ケイオンジャー?「?」

梓「どっちだとしても、憂が… 貴方のせいで憂が傷ついた事には変わりない!

  私はそれを許せないっ!!」

ケイオンジャー?「あっ… あちゃー… そう言えばそうだったわね…」

梓「覚悟してくださいっ!」

ケイオンジャー?「…」

ケイオンジャー?「……ごめんなさい」

梓「!!」

梓「なっ! あ、謝ったって許さないから!!」



525 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 17:55:12.58 ID:2JYu0o20

ケイオンジャー?「……そうよね… うん、それならそれで構わないから

           少し話し合わない?」

梓「えっ…」

ケイオンジャー?「お互い、聞きたいこともあるだろうし…ね?」

梓「…」


梓「わかりました… 確かにこっちも聞きたい事はあります…」

ケイオンジャー?「それじゃあ…」

梓「でも!こっちの質問にはちゃんと答えてもらいますから!」

ケイオンジャー?「ええ、もちろん」

梓「それに、憂をこんなにした理由…

  その答えを聞いて納得できなかった時は…」 キッ

ケイオンジャー?「…友達思いね」

梓「…へ あ、いや そ その…」

ケイオンジャー?「わかってる、そのくらいは当然

           聞かれた質問にはちゃんと答えるし、理由も簡単に話すわ」

梓「…それなら」

ケイオンジャー?「じゃあ ゆっくりと 話し合いましょうか」



526 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 17:56:29.87 ID:2JYu0o20

ケイオンジャー?「提案に乗ってもらったんだから、こっちは後回しでいいわ

           (と言ってもこちらから聞きたいことなんてあまりないのだけど)

           まずはそちらから質問どうぞ?」

梓「じゃ、じゃあ……まずさっき手にしてた…黒い玉はなんですか…?」

ケイオンジャー?「ああ、コレ?」

黒い玉 コォオ…

ケイオンジャー?「なんだか気味悪いわよね、あなたもそう思わない?」

梓「質問してるのはこっちです!」

ケイオンジャー?「…」

ケイオンジャー?「…怪人の力」

梓「!!!!!」

ケイオンジャー?「怪人達から抽出した力よ」

梓「なっ…! そんなのどうやって…!」

ケイオンジャー?「方法は知らないわ、私が知っているのはコレの持つ力だけ

           そしてそれはあの子と戦ったあなた達もよく知ってることじゃない?」

梓「どうしてそんな物を憂に…っ!!!」

ケイオンジャー?「ああ、力を注入したのは私じゃないわ」

梓「じゃあ誰がっ!!!」

ケイオンジャー?「…」


ケイオンジャー?「…秘密」

梓「っ!!!!!!」



527 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 17:58:03.61 ID:2JYu0o20

梓「答えになってませんっ!!!」

ケイオンジャー?「…そう言われても私にだって答えられない事だってあるの」

梓「じゃあ何なら答えられるんですかっ!!!!」

ケイオンジャー?「さぁね」

梓「なっ!!!!!!!!」


梓「どうして憂なんですかっ!!!!」

ケイオンジャー?「知らないわ」

梓「なんであなたはここにいたんですかっ!!!!」

ケイオンジャー?「教えてあげない」

梓「目的はなんですかっ!!!!」

ケイオンジャー?「聞いてないわね」


梓「なぁあああああああああっ!!!!

  さっきから聞いていればっ!!!

  全然! 話になりませんっ!!!!!!!」 ギュイイイイイイイイイン

スッ ザッ

ヒョイッ

梓「へっ?」

ケイオンジャー?「おっとと、危ないじゃない」

梓「…避け…られた?」



528 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 17:59:26.28 ID:2JYu0o20

梓「嘘……私の『スピード』が……見切られた???

  そんな事……あるわけ…」 ハァハァ

ケイオンジャー?「そうね、通常状態であなたの『スピード』はまず見切れない」

梓「通常状態……?

  !! まさか必殺技!?!」

ケイオンジャー?「そういうこと」


梓「なら……私と同じタイプ……

  身体能力を向上させて速くなる必殺技…?」 ハァハァ

ケイオンジャー?「違うわ」

梓「…じゃ、じゃあ……澪先輩と似たような力で… 周囲を遅くする必殺技……?」 ハァハァ

ケイオンジャー?「それも違う、けどちょっと惜しいかな」

梓「な…なら…」 ゼェゼェ


梓(あ、あれ…… て、て言うか何で私こんなに疲れて……?) ゼェ… ゼェ…


ケイオンジャー?「そろそろ効いてきたみたいね」

梓「……きいて……きた?」

ケイオンジャー?「”毒”」

梓「!!」



529 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:00:46.01 ID:2JYu0o20

梓「ど、どく……?」

ケイオンジャー?「そう、私のケイオンジャーとしての必殺技は『ポイズン』、

           その名前の通り周囲に毒を振り撒く力 毒の種類は千差万別、

           例えば 空気中に無色無味無臭で含ませる事ができて

           吸えば頭痛やめまいを起こすようなのとか」

梓「そ、そんなの……いつのまに……」 ゼェゼェ

ケイオンジャー?「あなたがここに来る直前」

梓「なっ……!!」

ケイオンジャー?「正確に言うならあなたがこちらに走り出した瞬間…かしら

           私もここからあなた達の様子を伺っていたのだから

           あなたが消えた瞬間に対策を講じるのは当然だと思うけど」

梓「くっ…」

ケイオンジャー?「とは言っても…実のところ私とあなたの力の相性は最悪なのよね

           こうやって毒ガスを撒いた所で効きはじめるまでにどうしても時間かかっちゃうし

           『スピード』で即効勝負に出られたら勝ち目は無かったかも」

梓「だ…から……話をしよう……だなんて……」 ゼェ ゼェ

ケイオンジャー?「そう言うこと、ちょっとした時間稼ぎだったの ごめんね」



530 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:01:56.71 ID:2JYu0o20

梓「……はぁはぁ」 ヘタリ

ケイオンジャー?「もう立ち上がる元気もなさそうね?」 スタスタ

梓「……ぜぇぜぇ」

ケイオンジャー?「大丈夫、ここ屋外だから 毒ガスなんてすぐに換気されちゃうし

           じっとしてれば症状だってそのうち治まるわ」 スタスタ

梓「……はぁ…はぁ」

ケイオンジャー?「ただし、その間に私は行かせて貰うけどね」 スタスタ

梓「……」

ケイオンジャー?「今回の事は悪かったわ、納得のできないこともあるでしょうけど…

           でも……全てを知った所で あなた達にできる事があるとは思えない…」 スタスタ

梓「…」

ケイオンジャー?「だから今は大人しくしていてね」

梓「…」

ケイオンジャー?「それじゃあ」

梓「時間稼ぎが有効なのはこっちも一緒です……」

ケイオンジャー?「えっ」


律「待たせたな、梓!!!」

ケイオンジャー?「!!」



531 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:03:20.37 ID:2JYu0o20

ケイオンジャー?「あっちゃあ…援軍か… そりゃそうよね…」


梓「もう…先輩遅すぎです…」 ニコッ

律「ヒーローは遅れてやってくるってな!」

澪「大丈夫か、梓!!」

梓「はい……何とか……憂は?」

澪「唯とムギに任せてる」

梓「そうですか……なら安心ですね……」

澪「ごめんな、梓……先に行かせたりして」

梓「いいですよ…私にしかできない事でしたし……

  それより先輩達も気をつけてください…相手は……」

律「ああ…あの姿」

澪「…ケイオンジャー…」


ケイオンジャー?「…」



532 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:03:56.67 ID:2JYu0o20

律「……どうしてケイオンジャーの姿してるのか、とか

  憂ちゃんを怪人化させたのはお前の仕業か、とか

  正直、問い詰めたい事は山ほどあるけど… それよりっ!」 キッ

澪「ああ! 梓をこんな目にあわせたことを私達は許せないっ!」 キッ


ケイオンジャー?「…」

ケイオンジャー?(強い絆……羨ましいわね…)


律「笑顔を届けるキャンディアップル!! 放課後レッド!!!」

澪「爽やかなブルーハワイ!!放課後ブルー!!!」


律「さあ、いざ尋常に勝負しやがれっ!!」

澪「って、時代劇かっ!」


ケイオンジャー?「……ふっ…ふふ」



533 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:04:36.86 ID:2JYu0o20

律「わ、笑われたっ!?」

ケイオンジャー?「ごめんなさい、ちょっと懐かしくって」 フフッ

ケイオンジャー?「口上か…うん、いいんじゃない

           なんだか可愛らしい口上ね」

澪「! 褒められたぞ、律!!」

律「褒められてるのか?!」

ケイオンジャー?「…そう言えば 私も名乗りがまだだったわね」

律澪梓「!」

ケイオンジャー?「じゃあ久々にやってみよっかな…」


ザッ

ケイオンジャー?「邪悪なる闇に咲き誇る 艶美なる妖花!!」

バッ

ケイオンジャー?「デビルラベンダー!!!」

律澪梓「!!!」



534 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:05:14.95 ID:2JYu0o20

律「デ、デビル…!」

澪「ラベンダー…?!」


律「おい、なんかカッコイイぞ…」

澪「私達の口上、ちょっとぽわぽわしすぎだったか…?」

梓(でもなんとなく厨ニっぽい感じがします…)


ラベンダー(や、やっぱり…久々にやるとちょっと恥かしい……ノリノリでやったけど…)

ラベンダー「コホン…私の行動を許さないのはいいけど、あなた達が私に勝てるのかしら?」


澪「……勝てるさ」

律「ああ、私達の力を舐めるなよ!!」


ラベンダー(大した自信……まあ確かに 1対2だもんね……逃げ切れるかしら…)



535 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:06:08.87 ID:2JYu0o20

梓「先輩たち……気をつけてください……

  あの人の必殺技は『ポイズン』…毒を振り撒く力だそうです……」

澪「ど、毒!?大丈夫なのか梓!」

律「姿や口上だけじゃなくて必殺技まで… 本当にケイオンジャーみたいだな…」


律「でも、どうやらここは私の出番みたいだ!!澪、梓を頼む!」

澪「…そうか、わかった!梓の事は任せろ」


ラベンダー「…『ヒートアップ』、元気になる力だったかしら

       確かに私の毒との相性は『スピード』以上に最悪ね……」

律「そう言うことだっ!」 フンスッ


澪(ちょっと待て……今…なんて…)



536 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:06:44.44 ID:2JYu0o20

ラベンダー「…」

律「…さあ、覚悟はいいか!?」

ラベンダー「…」


ラベンダー「…いいわ、教えてあげる」

律「?」

ラベンダー「必殺技なんて使わなくてもケイオンジャーは強いって事!」 ブンッ

律「なっ!」

ザッ バシッ

律「っ!!!」


澪「りつっ!」


律「痛っ…」

ラベンダー「あら、この程度?」

律「…まさかっ!」 キリッ

ラベンダー「うん、そうじゃなきゃね!」



537 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:07:18.91 ID:2JYu0o20

ラベンダー「じゃ、本番始めましょうか!」 スッ

律「望むところだっ!!」 スッ

ガッ
       バンッ
  ザバッ      ガッシャアン
           サキッ
     サダコッ
                    スッカーン
             ゴシカァン

ラベンダー「ふふっ」

律「っ…!!!」

律(強いっ!!)


澪(…律が押されてる)

梓「ハァ…ハァ…」

澪(……梓、悪い) スクッ

澪(私にも何かできることがあるはず…)


ラベンダー「やめておいた方がいいわね」

澪「!!」



538 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:08:06.62 ID:2JYu0o20

ラベンダー「今、打ち合ってるこの子はともかく…

       あなたには毒の耐性は無いもの、近づけば一瞬で気を失わせるくらいの毒は精製できる」

律「おらっ!!」 ブンッ

ラベンダー サッ

ラベンダー「もちろん、あなたの必殺技『クールダウン』もね

       大きな声で詩を読めば、当然 大きく空気を吸うことになるわよね

       まだガスの充満するこの一帯の空気をたくさん吸えば…どうなるかしらね?

       その子みたいに倒れる程度で済めばいいけど」

澪「…っ」

梓「…」 ハァハァ

ラベンダー(実の所そんなのとっくに換気されてるけどね)


澪(確かにこの状況で私の必殺技は………でも…どうして…)


澪(どうしてこの人は私達の必殺技の事を知ってるんだ…

  憂ちゃんとの戦いで梓が使った『スピード』は別にしても

  …結局使えなかった私の『クールダウン』や律の『ヒートアップ』のことまで…!!)



539 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:08:52.58 ID:2JYu0o20

律「このぉっ!!!」 ザッ

ラベンダー サッ

律「っ!」 グラッ

ラベンダー「そこっ!!」 ブンッ

ドカッ

律「うっ!」

律「ぐっ…ぁ…」


澪「りつっ!!!!!」


「くぅ…」 ドサッ

ラベンダー「……期待外れね、その程度じゃあ…あの子は止められないわよ」

律「…あの……こ…?」


澪「っ!律、待ってろ!」

ラベンダー「あら、必殺技を使うの?」


澪「…」 キッ

ラベンダー(うっ、本気みたい…まずいわね…そろそろズラかるとしますか…) ギュイイイイン

律「余所見…

  するなっ!!!!!!!」 ブンッ

ラベンダー「えっ」


スコーン!!!!!!



540 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:09:34.74 ID:2JYu0o20

ヘルメット パァン!

ラベンダー「あぐぅっ!!」

律「よっしゃあ!!」


澪「ハイキック!?」

梓「アゴ……痛そうです……」


ヘルメット カランコロン

ラベンダー「痛っぅ~… よくもやってくれ

律澪梓「!!!!!」

律「あ、あなたはっ!!」


ラベンダー「へっ?あ、ヘルメットが… し、しまっ」


梓「ら、ライブハウスの……」


ラベンダー「うっ……」


澪「先生の友達の……」


ラベンダー「あわわわ…」


律「確か……

律澪梓「川上さん!」


ラベンダー(川上さん)「や、やっばぁ……」



541 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:10:43.37 ID:2JYu0o20

ラベンダー(川上さん)「…うぅ」


澪「どうして貴方がここにっ!!」

律「て言うか、なんでケイオンジャー?!」

澪「! そうだ… 確か…

  川上さんもさわ子先生と同じ、軽音部員だったじゃないか」

律「はっ!そういえばっ!」


ラベンダー(川上さん)「…くっ」 ギュイイイイイイイン


澪律梓「!」


ラベンダー(川上さん)「さっきも言ったけど、私の必殺技は毒を振り撒く力…

              そしてその毒の種類は千差万別…

              例えば軽く吸っただけでコロっと逝っちゃうような猛毒のガスだとかね!!」

澪律梓「!!!」


ラベンダー(川上さん)「さようなら」 ニコッ

シュウウウウウウウウウウ…


澪律梓「!!」

澪「む、紫色の煙!?」

梓「コロッと逝っちゃうって……

  あ、あれを吸ったら……し、死ぬって事…?!」

律「や、ヤバそうだな…っ!!皆息を止めろ!!」


シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

 モワモワ

         モワモワ



542 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:11:55.28 ID:2JYu0o20

モワモワ…

律(くそっ…辺りの様子が何も見えない…

  澪… 梓… 大丈夫なのか……?)

モワモワ…


タッタッタッタッタ…

モワモワ…

澪(? 足音…?

  …ま、まさかっ!!!!!)

澪「りつっ!!」

モワモワ…

律「!!」

律「なんで喋ってんだよ、澪!!

  喋って息を吸ったら死んじゃ…

梓「律先輩……喋ってます」

律「!!!」



543 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:12:32.67 ID:2JYu0o20

澪「ああ、死んじゃうって言うのは嘘なんだよっ!!

  たぶんコレは……ただの煙幕だっ!!川上さんが逃げるためのっ!!!」

律「な、なんだって!!!」

モワモワ…

「正解」

澪律梓「!!」

「すぐに逃げても良かったんだけど…

 最後に、忠告だけしておいてあげようと思ってね

 ……きっとあなた達は答えに気付いてると思うし、あの子自身から聞きたい事もあると思う

 でも、近づくのは止めておいた方がいいわね 今のあなた達じゃあ力不足だから」

澪「…どう言う意味…」

「じゃあね」

タッタッタッタッタ


律「…」

澪「…」

梓「…」

モワモワ…



544 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:13:22.07 ID:2JYu0o20

……

律「…視界が晴れた」

澪 キョロキョロ

澪「……いないみたいだな」

梓「……逃げられましたね」


澪「……梓、大丈夫か?」

梓「はい、だいぶ…マシになってきました」

律「そうか、良かった…」


律「…」

澪「…」

梓「……憂は『怪人の力』を注入されて…ああなったんだって…あの人は言ってました…

  でもそれを注入したのはあの人自身ではないって…」

澪「…だとしても その犯人とあの人が仲間なのは間違いないだろうな

  何度か出てた”あの子”って言うのは… きっとその犯人の事なんじゃないか…?

  それに……… 川上さんはケイオンジャーだった…

  偽者なんかじゃない… 昔の軽音部にいた… 本物のケイオンジャー…」

律「怪人化した憂ちゃん… 怪人の力…

  昔の軽音部… 昔のケイオンジャー…

  …だぁああっ!! もう訳わかんねえ!!! どう言う事だよ!!くそっ!!!!」

澪「…」

梓「…」


澪「一旦…唯たちと合流しよう…」

律「…そうだな」



545 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:14:21.45 ID:2JYu0o20

……


憂「…」 スースー

唯「…憂、寝ちゃったね」

紬「きっと疲れてたのよ」 ヨイショヨイショ

唯「ムギちゃん、ごめんね…

  憂の事背負ってもらって…ムギちゃんも疲れてるのに」

紬「ううん、いいのよ 全然へっちゃら

  それに、私 唯ちゃんと憂ちゃんの役に立てて嬉しいの」 ニコッ

唯「ムギちゃん、ありがとう」 ニコニコ

紬「ええ どういたしまして」

憂「お姉ちゃん…」 スヤスヤ

唯「ほぇ?…って寝言かぁ」

紬「あらあら…ふふ、唯ちゃんの夢を見てるのかしら」

唯「えへへ~」


紬「! あれ、りっちゃん達じゃない?」

唯「本当だ! おーい!!」 ブンブン


律「おーい!」 ブンブン



546 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:15:16.41 ID:2JYu0o20

スタスタスタ

梓「もう!離して下さい!律先輩!!

  もう自力で歩けますから!!」 ジタバタ

律「暴れるなよ…疲れてるんだろ、いいからもうちょっとおぶられてろって」

梓「…… …もう」 プクー

唯「あれ、あずにゃんも おんぶされてるの?」

梓「私も、って… ああ、憂寝ちゃってたんですね」

憂「……お姉ちゃん」 スースー

紬「梓ちゃんはどうして?」

澪「憂ちゃんとの戦いもあったし…色々あって フラフラだったからさ」

律「私が負ぶってやることにしたのさ!」

梓「……恥かしいからいいって言ったんですけどね…」

唯「りっちゃんズルいよ!!私もあずにゃん おんぶしたい!!」

梓「なんでですかっ!?」

律「してもいいけど…唯は危なっかしいから…無理じゃないか?」

梓「していいとかよくないとか!勝手に決めないでくださいっ!」

唯「あずにゃんは軽いから大丈夫だよ!ね、あずにゃ~ん!」

梓「私の意見は無視ですか……」 ガクッ


澪(軽い……おんぶ…… 軽おんぶ… なんちゃって)



547 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:16:07.72 ID:2JYu0o20

紬「それで……どうだった?」

律「……それがさ…」

澪「…」

梓「…」

唯「? あ、ムギちゃんから聞いたけど近くのビルに怪しい人がいたんだよね!

  私、全然気付かなかったよ~」

梓「…まあ、その時は唯先輩は憂の事とっても心配してましたもんね」


紬「…やっぱり何かあったの?

  梓ちゃんはフラフラだそうだし…澪ちゃんもりっちゃんも顔色悪いし……」

澪「…話すとちょっと長くなるかな

  ここじゃなくて…何処かゆっくりできる場所で話すよ、

  ムギに憂ちゃんをずっと背負ってて貰うのも悪いし…」

憂「…」 スヤスヤ



548 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:16:48.79 ID:2JYu0o20

律「…そうだな えっと…ここからだと」

唯「学校の近くだね!」

紬「それじゃあ一旦学校に戻りましょうか

  まだそう遅くないから…残っている先生もいるでしょうし」

律「じゃあ…そうするか」


澪「……学校か」

唯「?」

澪「……」

澪「いや、うん そうしよう

  ここからなら学校が一番近いもんな… 保健室借りて…少し憂ちゃん寝かさせてもらおう」

唯「あれ、部室じゃダメなの?」

澪「……部室は…… ほら、やっぱりちゃんとしたベッドに寝かせてあげたいだろ?」

唯「おお、そうだね!」

澪(それに…部室はまだあの人が居るかもしれないもんな…)



549 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:17:26.04 ID:2JYu0o20

澪「あ、そうだ まだ生徒会は残ってるかも…

  唯、和に連絡しておいてくれないか?保健室借りる手筈整えといて欲しいって」

唯「了解~」 ピッ ポッ パッ

プルルルル ガチャ

唯「あ、もしもし 和ちゃん?

  まだ学校に居る? そっか!良かったよ~

  実は憂が倒れちゃって…… えっ あぁ うん! そっちからも見えてたんだね

  ちょっと色々あって憂が巨大化しちゃって… でも安心してよ!もう大丈夫だからね!

  それで憂をベッドで寝かせてあげたいから 保健室の開けておいて欲しいんだ~

  うん!お願いね! 和ちゃん!ありがとう! それじゃあ!」 ピッ

唯「これで大丈夫だよ~」



梓「憂の巨大化…見られてたんですね」

澪「学校近いからなぁ…騒ぎになってなければいいけど…」

唯「あとケイオンガーの活躍も見てたって言ってたよ!」

律「活躍って言うか…バランス崩して倒れただけだし、しかも今はガレキの山だけどな… 

  つーか…後で片付けないと…」 ガクリ


唯「それじゃあ皆! 学校に向けてレッツゴーだよ!」

紬「お~!」

律澪梓「おぉ…」

憂「おぉー…」 ムニャムニャ



550 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:18:05.09 ID:2JYu0o20

……

保健室!

ガララッ

唯「失礼しまーす」

和「唯!!」

唯「あ、和ちゃん!」

和「あんた大丈夫だったの!? 怪我は無い!?」

唯「だ、大丈夫だよ~」

和「そう……良かった…」 ホッ

唯「和ちゃん大袈裟だよ~」

和「なっ 大袈裟じゃないわよ!! あのロボットあんた達のでしょ!

  あんなのが崩れたのを見たら…もしかしたら唯達に何かあったんじゃないかって思うじゃない…っ!!」

唯「和ちゃん…」

和「あんまり心配させないでよ…」

唯「ご、ごめんね…和ちゃん…」

和「……まあいいわ、許してあげる…ちゃんと無事に帰ってきたものね」

唯「和ちゃん!!ありがと~!!」 ギューッ

和「はいはい、所で憂は?」 ポン ポン


紬「ここで~す」 ヨイショ ヨイショ

憂「…」 スヤスヤ



551 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:18:57.30 ID:2JYu0o20

和「憂! 大丈夫…って寝てるのね」

律「怪我とかは無いはずだけど…色々あってさ…きっと疲れてるんだよ」

憂「……」 パチクリ

紬「! 起きたのかしら」

和「! 憂」

憂「和ちゃん…おはよぉ」 ニヘラ

和「もう、のん気に笑ってる場合じゃあ無いでしょ? 具合は?」

憂「うん…大丈夫だよ ちょっと疲れがあるけど…それだけだから」

和「そう… 大丈夫そうね… だったらベッドでしばらく…

唯梓「憂っ!!!」

憂「お姉ちゃん……梓ちゃん……」

憂 ウルウル

憂「ごめんね、いっぱい迷惑かけて…ごめんね」 ウルウル

梓「もう!!だから、何回も謝らなくていいの!!友達でしょ!!」

唯「そうだよ!迷惑だっていっぱいかけていいんだよ!!私は憂のお姉ちゃんなんだからね!」

憂「お姉ちゃん…ありがとう…梓ちゃん…ありがとう…グスッ」



552 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:19:44.48 ID:2JYu0o20

和「ほら、2人とも 憂が心配なのはわかるけど… 今は寝かせてあげなさい」

梓「…はい」

唯「…うん」

唯「うい~、ゆっくり寝て 早く元気になるんだよ~」 ニコッ

憂「…うん!」 ニコッ

和「ムギ、ベッドまで運ぶの手伝ってくれる?」

紬「ええ!任せて!」 ヨイショ ヨイショ

憂「紬さん…ありがとうございます… 和ちゃんも… ありがとう

  皆さんも… ありがとうございました」 ニコッ

律「いやいやぁ、どういたしまして」

澪「早く元気になりなよ」

和「皆、心配してるんだから…今はしっかり休んでなさい」

憂「うん……すぅ」

憂「…」 スヤスヤ


澪「憂ちゃん…寝たな」

紬「そうね…

  ……それじゃあ澪ちゃん…あの後何があったか話してくれる?」

和「私も聞かせてもらってもいいかしら」

澪「ああ、 実は……



553 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:21:16.40 ID:2JYu0o20

………


和「そう、そんな事があったの…」

唯「む、昔のケイオンジャー…」

紬「その人が今回の騒動に関わってたのね…」

律「ああ…」

唯「毒だなんて… あずにゃん… 本当に大丈夫?」

梓「あ、はい 今は全然平気です」

紬「…川上さんって言うと…あのライブハウスのマネージャーさんよね?」

澪「うん…」

唯「あ、さわちゃんと同じ軽音部にいた人か!」

澪「…」

律「…」

梓「…」

和「! それであんた達……」

唯「ほぇ?」

澪「ああ…昔のさわ子先生の時代のケイオンジャーが関わってたんだ…

  だから…たぶん…今回の騒動について…

  さわ子先生は絶対何か知ってる……!」

唯「!」



554 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:29:17.09 ID:2JYu0o20

澪「…今思えば……さわ子先生ずっと様子がおかしかったんだ…

  いつもなら率先して怪人退治に行くように促すのに…

  今回は全然いつものやる気がなかったって言うか…」

唯「えっ…」

澪「それに……川上さんが…ケイオンジャーになった事だって考えてみればおかしい…」

律「? どういう事だ…?」

澪「さわ子先生が言ってたケイオンジャーになれる条件、覚えてるか?」

梓「えっと『高校生くらいの音楽が好きな女子』でしたっけ?」

紬「つまり 川上さんが条件に当てはまらない…って事?」

唯「はっ! 年がっ!」

律「……それ、本人の前では言うなよ

  条件に当てはまらないのは……

  さわちゃんが条件を間違えて覚えてたって事もあるんじゃないか…?」

澪「ああ、そうとも考えられる…

  でも本当の条件を隠してたってこともあり得るんじゃないか?」

律「…そんなの何のために…」


澪「さわ子先生……本当はケイオンジャーになれるんじゃないか?」

唯律梓紬「!」

澪「川上さんがなれるんだ、さわ子先生がなれたっておかしくないだろ?

  ケイオンジャーになれるのを隠すために

  私達には偽の条件を教えた……とも考えられる」



555 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:31:22.74 ID:2JYu0o20

和「……でも、その場合だとどうして隠していたのか疑問が残るわね

  それに、もしかしたら間違った条件を鵜呑みにしてて、

  変身しようとすら思わなかったのかもしれないし…

  あるいは別の条件のせいで変身できないのかもしれない…

  あなた達に嘘をつくつもりなんて無かったのかもしれないわ」

澪「かもしれない…

  でも……それだけじゃない… 川上さん…私達の必殺技の事まで知ってたんだよ…」

梓「そ、そう言えば」

澪「それって誰かに聞いたって事だと思うんだ…

  私達の必殺技の事についてよく知ってる誰かに…」

和「……今までのあなた達の戦いを見て自分で調べたのかもしれないわ」

澪「…それもそうかも……だけど」


( 最後に、忠告だけしておいてあげようと思ってね

  ……きっとあなた達は答えに気付いてると思うし、

  あの子自身から聞きたい事もあると思う

  でも、近づくのは止めておいた方がいいわね 今のあなた達じゃあ力不足だから)

澪「だけど…」

澪「…さわ子先生はきっと何か知ってる筈なんだ……」

澪「…」

律「…澪」


澪「だからさ…私… 今から さわ子先生に今回の事について聞きに行こうと思う…」

唯梓紬「!」



556 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:32:23.07 ID:2JYu0o20

紬「で、でもそれって危険じゃないかしら…」

梓「き、危険って……そんな事は……」

紬「だって…昔のケイオンジャーが

  憂ちゃんに怪人の力を与えた犯人に関わってるなら… さわ子先生も……」

梓「い、意外に さわ子先生 今回の事については何も……知らないかも……なんて……」


澪「…それを確かめに行くんだ」

唯「澪ちゃん…」

澪「それに… さわ子先生が何も知らなくて…今回の騒動の事がわからなかったとしても…

  少なくとも… 昔のケイオンジャーについてわかる事はあるはずだしな」

律「…」


律「…わかった、私も行く」

澪「律…」

紬「りっちゃん…」

律「確かに危険かもしれないけどさ、2人で行けば…大丈夫だ!

  もし、例え、何があったとしても!

  こっちはケイオンジャー2人だっ!だから大丈夫!」

澪「律…… ああ!」



557 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:33:08.02 ID:2JYu0o20

梓「クスッ… でもそう言って さっきは1対2で逃げられてたじゃないですか」

律「うっ…

  …そ、そう言う梓ちゃ~んが一番最初にやられてましたけど~」

梓「う、うるさいです!!」

梓「…」

梓「…私も行きます」

律「梓…」

梓「今度は「ここに残れ」とか言いませんよね、律先輩? また留守番は嫌です」

澪「でもいいのか? 梓が一番疲れて…」

梓「そんなの誰かに負ぶられてたおかげで吹っ飛びました!」 フンスッ

律「誰かって誰かはっきり言え!

  まあいっか、それなら 梓!お前もついてこい!」

梓「はいっ!」


紬「りっちゃん…」

律「ムギ…悪い!危険かもしれないけど私達は

紬「ずるい!!」

律「えっ」

紬「私も皆と一緒に行きたいっ!!」

律「ああ…うん、そうだな」

紬「もちろん、いいよね!!」 フンスッ

律「……構わん!!死なばもろともだ!!!」

梓「使い方間違ってますし、死んじゃダメですよ?!」

澪(私が言い出したことなのに… いつの間にか律が仕切ってる…)



558 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:34:09.15 ID:2JYu0o20

律「…唯、唯はどうする?」

唯「私は…」

唯 チラッ


憂「…お姉ちゃん」 スヤスヤ

唯(…憂)

梓(憂……

  今まで寝言が全部「お姉ちゃん」なんだけど…本当どんだけシスコンなのよ)


澪「…やっぱり憂ちゃんの事が心配か?」

唯「…うん、私も皆と行きたい…

  さわちゃんが嘘をついてるなら…何か隠してるなら…本当の事を聞きたい… けど…」


律「…唯」

梓「唯先輩…」



和「行ってきなさい、唯」

唯「和ちゃん…」



559 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:34:48.58 ID:2JYu0o20

和「憂の事なら私がちゃんと見てるから心配しなくてもいいの」

唯「うん…」

和「…」

唯「…」

和「ほら、しっかりしなさい!唯!」

唯「ほぇ」

和「先生と話して問題が解決したら、いつもの笑顔でちゃんと帰ってくるのよ

  アンタがそんな元気の無い顔してたら憂が起きた時、心配するでしょ」

唯「…うん!そうだよね、憂にまた心配かけたりできないよね」 ゴシゴシ

和「そうよ、まったく」

唯「和ちゃん…ありがとう!憂の事お願いするね!」

和「ええ、任されたわ」



560 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:35:19.80 ID:2JYu0o20

唯「りっちゃん!私も行くよ!!」

澪「やれやれ 結局5人とも行くことになったな」

梓「なんとなくそんな気はしてましたけどね」

律「おう!やっぱり私らは5人揃ってケイオンジャーだしな!」

澪「ああ!」

紬「ええ!」

梓「はい!」

唯「うん!!」


律「それじゃあ!

  さわちゃんを ちょーっと 問い詰めに行くぜっ!!!

  ケイオンジャー!!出動だ!!!!」

唯澪紬梓「おーっ!!!」


和(みんな… 頑張って)



561 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:36:10.31 ID:2JYu0o20

階段!

  ゴ         ゴ
    ゴ     ゴ   ゴ
      ゴゴゴ      ゴ
                 ゴ…ッ!!


唯「…」 ゴクリ

梓「な、なんだか…いつも部室に向かう階段が

  すごく威圧感を放っているような…」

律「っつ、っつーか…部室から…か?」

紬「い、いつもこんな感じだったかしら…」

澪「そ、そんな事は…なかっただろ…」 ガクガク

律「は、ハハ 澪、ビビりすぎだろ」 ブルブル

澪「り、りりり 律だってぇ…」 ガクガク

律「こ、これは武者震いだ」


律「だぁあああっ!!!!

  …こんな所でウジウジしてても仕方ない!!

  覚悟決めて行くぞっ!! 突撃っ、ケイオンジャー!!!!!」

唯梓紬澪「お、おおっ!!」



562 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:37:14.75 ID:2JYu0o20

ぶしつ!


ガチャ!

律「たのもぉおおっ!!!!」

澪「な、なんで道場破りなんだ?!」

律「雰囲気でるだろっ!」

ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド!!


さわ子「…」


唯「…さ、さわちゃん」

紬「さわ子先生…?」


さわ子「あなた達…」 ゴォオオオ!


澪「ひっ…」

梓「うっ…」


さわ子「こんな時間にどうしたの?」 キョトン

律「へ」



563 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:38:10.26 ID:2JYu0o20

さわ子「もう、下校時刻はとっくに過ぎてるわよ?」


律「えっと、いやあ あの…」

澪「あ、あの!実はこ、今回の事で…

  さ、さささわ子先生に き、聞きたい事が……あって」 ボソボソ


さわ子「今回?ああ、憂ちゃんの事?」


紬「!!」

梓「さわ子先生やっぱり!」


さわ子「唯ちゃんから梓ちゃんに連絡が来て、解決したんじゃ無かったの?」


梓「え」

律「…梓」

梓「あ、ああそう言えば…唯先輩から電話が来て…帰るときにそんな話もしたような…」


さわ子「って…唯ちゃんもいるじゃない…

     憂ちゃんが待ってるから早く帰るって言ってなかった?

     あら… そう言えば…憂ちゃん、大丈夫だったの?」


唯「ほぇ」

律「…さわ子先生、 も、もしかして今回の話の流れ知らない?」


さわ子「流れって何が?」 キョトン

律 ガクッ



564 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:39:21.51 ID:2JYu0o20

律「なんだよー、 結局澪の考えすぎだったんじゃ…」

澪「…」

律「澪?」

紬「澪ちゃん?」


澪「
先生、今までどちらに居られたんですか?」

梓「? 澪先輩?」


さわ子「? あなた達が帰ってからずっとここに居たけど…」

澪「そうですか…ありがとうございます」

さわ子「? それが…?」

澪「さわ子先生」

さわ子「へ」




澪「どうして隠すんですか?」



565 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:39:54.50 ID:2JYu0o20

さわ子「えっ…? どう言う…」

澪「知らない訳無いじゃないですか、

  ケイオンジャー司令官ともあろう人が今回の事の顛末を!」


さわ子「こ、事の顛末って?」


澪「…」


澪「実はあの後……憂ちゃんが巨大化してケイオンガーと戦ったんです…」


さわ子「へーそうなんだー 全然知らな…」

唯「あれ?和ちゃんは知ってたよ?」

さわ子「え゙」

律紬梓「!!」



566 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:40:47.55 ID:2JYu0o20

梓「そ、そうです!この学校の近くであったことなのに 知らないのはおかしいです!!」

紬「あんなに地面が揺れてたもの!!気付かないはずない!!」

律「それに、この学校のこの部屋に居たなら…

  巨大化した憂ちゃんの事やケイオンガーの事が見えていたはずだよな!!!」

澪「ああ!つまり先生は嘘をついてる!!」


さわ子「…」


唯「さわちゃん…どうして…こんな嘘…」

澪「やっぱり…今回の事について何か知ってて…」


さわ子「ふっ…ふふふふ」

唯律澪梓紬「!」


唯「さわ……ちゃん……?」


さわ子「ふははははははははははは!!!!!」


さわ子「もしかして……私を疑ってるの?」

唯律澪梓紬「!」

さわ子「そうだとしたら…

     こう言わないと…



     あーあ、バレちゃった」



567 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:41:45.65 ID:2JYu0o20

律「!!! …さわちゃん…本当に…」

さわ子「ええ、そうよ… きっとあなた達の考えてる通り…

     今回の騒動は私の仕業…」

唯律澪梓紬「!!!!!」


梓「あ、あはは…う、嘘ですよね……そんなの…」

紬「じょ、冗談ですよね!うん…そんな…冗談……」


さわ子「自分達で問い詰めておいて、それを言うかしら…

     残念だけど嘘でも冗談でも無いの、実際にね


     怪人達から力を集めて、

     憂ちゃんをさらって、

     その力を注入したのは

     他ならぬ私よ」


律「…」 ブルブルブルブル

律「っ!!! なんでそんな事したんだよっ!!!!さわちゃんっ!!!!!」


さわ子「…教師に向かってその態度はどうかしら、りっちゃん」


律「うるさいっ!!!!聞いてるのはこっちだっ!!!!!!」


さわ子「…まあいいわ…大した理由じゃないもの、教えてあげる


     私は 怪人の力に興味があったのよ」

律「なっ!!!」



568 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:43:58.89 ID:2JYu0o20

さわ子「昔から……ケイオンジャーの1人としてバリバリ戦っていた頃から…

     1つ考えていた事があった…

     怪人の力… 異世界の…異形な力……

     その力を有効利用できたら…素晴らしい事ができるんじゃないかって」


澪「怪人の力の有効利用…???」


さわ子「そう、彼らの力を抜き取って それを私達が自由に扱えるなら…

     きっと、何だって…どんな事だって…できるに違いない

     そう考えたから私は怪人の力を研究し、

     ついに怪人の力を抜き取り、

     そしてそれを他の誰かに移植する術を獲得した、そう言うわけよ」
    

梓「確かに話の筋は通ってるかもしれません…

  でもっ!そんなっ…そんな理由でっ!!!!」

唯「な、なんで……先生…」

唯「ど、どうして…憂を… う、憂を…」 ポロポロ


さわ子「集めた"怪人の力"を試すのには実験台が必要でしょ?

     憂ちゃんを使ったのは……都合が良かったのよ」

唯「じっけん…だい…?」 

梓「都合が……良かった??」



569 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:44:54.73 ID:2JYu0o20

さわ子「そう、幾つかの理由があって都合が良かった


     まず第一に 憂ちゃんが私をそれなりに信用していてくれたこと

     おかげで車で家まで送るフリをして、浚っちゃうのは簡単だったわ」

梓「なっ……」

さわ子「第二の理由は あの子自身の潜在能力の高さ

     健康で運動能力も良くて、学習能力の高い

     あの子なら”怪人の力”を無理やり入れても壊れたりしないだろうし

     きっと使いこなしてくれる……そう思ったから」

梓「…っ」 ブルブルブルブル

さわ子「そして最後、第三の理由

     それは…


     あの子の抱える危うさを知っていたから」

唯梓「!!!!!!!!!!!!」



570 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:45:44.00 ID:2JYu0o20

さわ子「あの子がどんな悩みを抱えてるのか…もちろん正確に把握していたわけじゃないけど

     その悩みが唯ちゃん絡みである事はおおよそ検討がついていたもの

     きっと、少し背中を押してあげればすぐ行動を起こしてくれる

     そうすれば 怪人の力 対 ケイオンジャー の構図ができる

     どう? とっても都合がいいと思わない?


     "怪人の力"を推し量る実験台として」

梓「っ!!!!!」 グッ

ガシッ

律「よせっ、梓っ!!」 ググ

梓「離して下さい!!!!!律先輩!!!!!!!!

  私、あの人を今すぐ殴らないと気がすみませんっ!!!!!!!!!!!!」

さわ子「ふふ、怖いわね 梓ちゃん」


律「落ち着け 梓!」

梓「これが落ち着いてられますかっ!!!!」

律「後で 私も一緒に殴ってやる」

梓「!」

律「だから1人で突っ込もうとするな、今は落ち着け!」

梓「っ……はい……」

さわ子「流石リーダーね じゃじゃ馬なその子を大人しくさせるなんて」

律 キッ

さわ子「くく…そう睨まないでよ」



571 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:46:36.24 ID:2JYu0o20

唯「そんな……それだけ…

  それだけの事で…… 憂を……」 ポロポロ

さわ子「泣かなくてもいいのよ、唯ちゃん

     実験は大成功だったじゃない」

律「大成功だと…っ」


さわ子「実際に戦って体感したあなた達ならわかるでしょ?

     普通の人間の…その能力を遥かに向上させるあの力!!!!!

     大地を震わせ、人を強大化させる あのパワー!!!!!!!


     あれだけの力があればっ!私は!!私は!!!!!」


さわ子「ふふ…ふふははは あはははは ふははははははっ!!!!!」


唯 キッ

唯「さわちゃん… 私、怒ったよ」


さわ子「あらあら…ちょっと言い過ぎちゃったかしら

     でも……それで? だから? 怒ったから何?

     もしかして…私と戦うつもりなの…?」



572 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:47:49.87 ID:2JYu0o20

律「ああ!さわちゃんは絶対に間違ってる!!!」

紬「ええ、あんな歪んだ力…あの力を有効利用なんてできるはずない!」

澪「それに怪人の力の有効利用だなんて言って… 実際にやった事は憂ちゃんを傷つけただけだ!」

梓「誰かを傷つけて手に入れる力なんて絶対に間違ってますっ!!!!」

唯「だから…私達がさわちゃんを止める!!!」


さわ子「そう……やっぱりあなた達は邪魔するわよね…

     だったらこっちも容赦しなくていいわね?


     それにしても、私を止めるつもりだったなら…



     少し遅かったんじゃないかしらっ!!!!!」 スッ


黒い玉 コォオオ…


梓「!!! アレは…怪人の力!!」

澪「もう…さわ子先生の手に渡ってた…!」

紬「…まさか」

律「!! や、やめろ さわちゃん!!」


さわ子「もう遅い!!!!

     私は人間をやめるわ!!!!ケイオンジャーッ!!!!!!!!!」

ズォオオオオ…

唯「!! さわちゃんっ!!」



573 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:48:32.62 ID:2JYu0o20




             カッ!!!!!!


 



574 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:49:01.12 ID:2JYu0o20

ズゴゴゴ
 ゴゴゴ
          ゴゴゴ
        ゴゴゴ

さわ子『…』 シュゥウウウ…


律「な、なんてこった…」

澪「怪人の力を…取り込んだ……っ」


さわ子『フフフ…』

さわ子『フフフフフハハハハハハハハハハ!!!

     ンッン~♪ 実に!! スガスガしい気分ねぇ!!

     歌でもひとつ歌いたいようなイイ気分よ…フフハハハハハハ!!!!

     10年ほど前から音楽をやってきたけど……これほどまでにっ!!!

     絶好調のハレバレとした気分は無かったわぁ…フフフフ!!

     ”怪人の力”のおかげ!! 本当によくなじむ!!!!

     最高に「ハイ!」ってやつね!


     アアハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!!』



575 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:50:01.28 ID:2JYu0o20

梓「そんな……さわ子先生が…憂みたいにあの力を使ったら…っ!」

紬「また大変な事に……っ!」


さわ子『あらぁ!?

     絶望するのはまだ早いんじゃないかしらっ!!』


唯「! どういう…」


さわ子『フフ…』



さわ子『変身!!!!』

キラキラキラー

律澪梓紬唯「!!!!!!!!!!!!」




シュピーン!!!!


さわ子『…』 スタッ


律「ケイオンジャー…っっっ!!!」

澪「やっぱり…変身できたっ…っ!」



576 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:50:45.05 ID:2JYu0o20

さわ子『私の理想を邪魔する悪い子たちには…』

律澪梓紬唯「!!」

さわ子『お仕置きが必要よね?』 ギュイイイイイイイイン

さわ子 カッ


    ゴゥッ!!!!!!!!!!!!!!! ゴ
                                 ゴ
                                ゴ
律「!!!!!!」                    ゴ
                                 ゴ
律(な、なんだ!!!なんだコレっ!!!!)        ゴ
                                  ゴ

唯「あっ……ぐぅ…!!!!!」                ゴ
                                  ゴ
唯(か、体が…動かないっ…
                                  ゴ
  い、息が…息ができないっ!?!!!)         ゴ
                                     ゴ
                                      ゴ
澪 フラッ バタン                          ゴ
                                      ゴ
                                   ゴ
梓「! み、みおせ…あ…ぐっ…!!」 バタン           ゴ
                                         ゴ
                                      ゴ
紬「うあっああっ………あ…っ!!」 バタン        ゴ
                                   ゴ 
                                    ゴ
唯「うっ うぅ…」 バタン                        ゴ
                                   ゴ
                                     ゴ
律「み……みんな゙…」 バタン                     ゴ
                                    ゴ

さわ子『…』 スゥウウウウ…


さわ子『フフフ…必殺技の力も向上してるっ!!!

    あの時の!!全盛期の時の力!!いや、それ以上!!!!!』

さわ子『フフハハハハハハハ!!!!!!!』



577 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:51:38.74 ID:2JYu0o20

律「う……うぅ……」


さわ子『!』
                  プレッシャー
さわ子『驚いた… 私のこの威圧感の前に気絶しないなんて…

     大したものね、りっちゃん 流石は部長じゃない』


律「あ…ぁ……」


さわ子『でも、残念ね

     そんな状態じゃあ何もできないでしょ?』


律「……ぅ」


さわ子『フフ 安心しなさい あなた達を殺したりするつもりなんてないから』

さわ子『ただ少し… 邪魔できないように大人しくしてもらうだけ…

     今はゆっくり寝ているといいわ フハハハハハハハハッ!!!!!』


律(…みん…な…… 


     ごめん……)



――

―――



578 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:53:23.60 ID:2JYu0o20

……

ガチャ

???「随分…派手にやったわね」

?『そりゃあ、だってこれだけの力が手に入ったんだもの!

  持て余す!!! 持て余す!!!!!』

???「…」

?『何よ、何か言いたそうね』

???「いや… 言いたいことは特にないっかな」

?『そう…それで?

  何か用事だった?』

???「…これからどうするつもり?」

?『う~ん、そうねえ! せっかく欲しかった力が手に入ったんだから!

  色々試してみたいわね!うーんっと そうね…』

???「…」

?『決めた! まずはこの学校を支配して作り変えて見せるわ!!フフ…フハハハ』

???(…)


???「…ねえ ちょっと頼みがあるんだけど」

?『何? 今は気分がいいから 何でも叶えちゃいたい気分だけど!』

???「この子達は私に預からせてもらえるかしら」

?『…どう言うつもり』

???「別に」

?『……まあいいわ、好きにすれば フフハハハハハハハ!!』



579 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:54:13.94 ID:2JYu0o20

……

ジリリリリリ!!


憂 お姉ちゃん 起きて! お姉ちゃん!


唯「うーん…ムニャムニャ あと1時間だけ…」


憂 そんなに寝てたら遅刻しちゃうよ?

   ほら、起きて!お姉ちゃん!


唯「いやーん… いけずぅ~…」


憂 お姉ちゃん! 起きて!

   起きて!

   起きろ! 唯!

唯「ほぇ?」


  唯!起きろぉ!!

唯「わわっ!!!」

―――

――





580 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:54:50.34 ID:2JYu0o20

保健室!

律「唯!起きろぉ!」 ユッサユサ

唯「わわっ!!!」 ガバッ


唯「り、りっちゃん!?!どうして私の部屋にいるの!!?」

律「…はぁ?」

唯「って…あれ??ここは…」

澪「保健室だよ」

唯「澪ちゃん!保健室?保健室ってどうして…

  あ!…確か…私達さわ子先生に… もしかして夢?」

紬「…ううん、夢じゃなかったわ」

唯「ムギちゃん!そっか…じゃあ私達どうしてここに…」

梓「…どうやら私達… 昨日部室でさわ子先生に負けたあと…

  ここまで運ばれたみたいなんです…」

唯「あずにゃん!… ってえ? 昨日? そ、そう言えば外が明るいような…」


律「ああ、起きたら日付が変わってた…

  つまり…私達は一日中寝てて…

  憂ちゃんやさわ子先生との戦いは昨日の出来事…なんだ」

唯「なんとっ!」



581 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:55:34.60 ID:2JYu0o20

唯「て言うか…なんでりっちゃん達メイド服なの?」

律「おまえもな…」

唯「うぉっ! 本当だっ!」

澪「…たぶん… さわ子先生の仕業だ…」

唯「えっ」

澪「制服を奪ったんだ……私達がケイオンジャーに変身できないように…」

唯「そ、そんな…」

紬「…」

律「…」

梓「…」



唯「つまり寝ている間に着替えさせたって事だよね」

律「あ、ああ…そうなるな」 カーッ

梓「き、きっと色んな所見られて触られてますよね…」 カーッ

紬「うふふ」 ポワ ポワ

澪「もう… お嫁いけない……」 ズーン



582 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:56:34.52 ID:2JYu0o20

和「皆、気がついた?」

唯「! 和ちゃん!!」

和「しっ! 静かに…」

唯「えっ…」

和「…廊下の外をね… 先生達が見回っているの…

  ……ここが見つかったらまずいわ…」

唯「先生に見つかったら…まずい?」

和「……ちょっと様子がおかしくて…

  たぶんだけど…先生達は…さわ子先生に通じてるわ…」

唯「!!!」

和「だから静かに」

唯「…!」 コクコク


唯「和ちゃんはどうしてここに…?」

和「アンタねぇ…忘れたの…? 憂の事は任されたって昨日言ったでしょ」

唯「はっ そうだった! ごめんね和ちゃん…

  って あれ? 昨日?

  じゃ、じゃあ…和ちゃんもしかして…」

和「ええ、昨日からここにいるわ」 

唯「な、なんとっ!そ、それじゃあ今までずっと憂に付きっ切りで…」

和「憂だけに付きっ切りだった訳じゃないわよ

  あなた達が気絶して運ばれてきたから、そっちもね」

唯「の、和ちゃんっ!!ありがとぉっ!」 ウルウル



583 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:57:30.17 ID:2JYu0o20

唯「そ、それで憂は!?」

和「今もまだそっちのベッドで寝てるわ、だから静かにね」

憂「くー…」 スヤスヤ

唯「うん」

唯「憂の事、私達の事 本当にありがとうね…和ちゃん」 ギュッ

和「別に私は出来る事をやっただけよ」 ナデナデ



律「さて、全員起きた事だし状況を確認するか…」

唯澪梓紬「…」 コクッ

律「昨日、私達は怪人化した憂ちゃんと戦った…」

唯「巨大化した憂とケイオンガーで戦ったんだよね」

梓「ケイオンガーは崩れ落ちましたけど…

  でも憂は元に戻ったので、これは解決しました」

紬「問題はそのあと…」

澪「ああ、近くのビルの屋上から…

  ケイオンジャーが…私達の戦いの様子を伺っていたんだ」

律「…デビルラベンダーを名乗るそのケイオンジャーの正体は

  さわ子先生と同期の軽音部に所属していた川上さんだった…」

梓「川上さんは、憂を暴走させた原因”怪人の力”を持ち去ろうとしていました…

  それと…憂に”怪人の力”を与えた犯人についても知っているみたいでした…」

律「で、私と澪と梓で川上さんと戦ったんだけど……逃げられちゃったんだよな」

唯「その後、皆で合流して 憂を寝かせてあげるために学校に戻ってきたんだよ!」

和「その時に私に連絡が来たのね」



584 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:58:46.24 ID:2JYu0o20

唯「うん!和ちゃんに保健室を開けてもらって憂を寝かせたんだったね!」

澪「……そして…私がさわ子先生に今回の事について聞きに行こうって提案した」

梓「…」

紬「…」

唯「…」

律「何があっても私達5人なら大丈夫…そう思ってた…けど……」

梓「……部室についた時、さわ子先生は何も知らないみたいでした…」

紬「そう、知らなさ過ぎるくらいに… だから、それが嘘だって見抜けたのよね?」

澪「うん…その嘘について言及したら…

  先生は自分が犯人だってあっさり…

  自分が怪人の力を集めて憂ちゃんに与えた犯人だって…あっさり認めたんだ…」

和「そう…やっぱり先生が…」

唯「…さわちゃん……どうして」

梓「……”怪人の力”の実験のためって言ってましたね……その実験台に憂を使ったって……」

和「…実験台ですって……」

唯「うん…それであずにゃんと…私が怒って、先生と戦おうとしたんだけど……」

紬「…先生は”怪人の力”を今度は自分自身に注入した…」

律「”怪人の力”はさわ子先生の力を引き上げて…

   さらにケイオンジャーに変身したさわ子先生に私達は……何も出来ずにやられたんだ…」

和「……そう…だったの…」



585 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 18:59:40.93 ID:2JYu0o20

澪「…あっさり犯人だって認めたのも 思えばあの力を持っていた余裕だったのかも…」

律「……さわ子先生はあの”怪人の力”のパワーを確かめるために今回の騒動を起こしたんだ…

  その力を…自分自身に使ってパワーアップするための……その前段階として」

唯「…」

紬「…」

梓「…」


和「…成る程ね、だったら今の状況も説明がつくのかしら」

唯「和ちゃん…」

律「? どういう事だ?」

澪「今の状況か…… 昨日からずっと寝てたからわからないけど…

  先生達が見回ってるって…? 何か…大変な事になってるのか…?」

和「ええ それについてはは私が、昨日から今までの経緯を追って説明するわ」



和「あなた達がここを出て行った後…

  私はあなた達が帰ってくるまでしばらく憂の介抱をしようと考えてた…

  1時間くらいした頃だったかしら… 保健室のドアが開いて誰かが入ってきたの…

  最初は皆が無事に帰ってきたのかと思ってたけど……違った

  あなた達は 無事じゃなくて… 気絶した状態で運ばれてきた…」


紬「私達を運んできたのは…さわ子先生…?」


和「いいえ、違う人… たぶんさわ子先生の仲間の人でしょうね…

  その人は私にあなた達の介抱をまかせて… そしてこう言ったわ」



586 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 19:01:10.55 ID:2JYu0o20

…回想…


???「それじゃあ、後はよろしくね」

和「ちょっと待ってください!!!一体何があったんですか?!!!

  どうして唯達は気絶してっ!!!」

???「……起きたらその子達に聞いて頂戴」

和「…えっ」

???「ああそれと… この部屋からは絶対に出ないように」

和「えっ」

???「さわ子… また何かやらかすみたいだから

     ここから出てきた時の安全は保障しないわよ」

……


和「だから言われたとおり、私は昨日から保健室から出なかったのよ

  憂と貴方達の介抱をしないといけなかったのもあるけどね」

澪「その人って…もしかして川上さんか?」

和「いいえ、別の人だと思うわ 聞いてた特徴とは違ったもの」

梓「さわ子先生の仲間は…少なくとも2人いるって事ですね…」

唯「へー、どんな人?」

和「えっと…短い金髪の女の人で…サバサバした感じの…」

律「それって…もしかして」

澪「うん、たぶんあの人…だよな」

和「その人の忠告を受けて部屋から出なかったけど……その日は特に何事もなかったわ」



587 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 19:01:57.04 ID:2JYu0o20

唯「じゃあ和ちゃんはずっとここにいたんだね」

和「だからそう言ったじゃない」

紬「大変じゃなかった?」

和「うーん…そうでもなかったわね、幸いベッドは人数分揃っていたから睡眠もとれたし

  ご飯もちゃんと食べられたもの… 強いて言うならお風呂に入れ

唯「ごはん!!!!??!」

和「えっ」

唯「ご飯があるの!?!どこどこ」

和「ちょ、ちょっと唯?」

律「おい、唯落ち着け」

唯「だってずっと真面目な話してるから…なかなか言い出せなかったけど…

  お腹ペコペコなんだもん…私達、昨日の夜から何も食べてないんだよ??」

紬「それは…確かに…」

澪「だからって、それくらいで騒いだりしなくても…」

澪 グー

唯紬梓和「…」

律「…あっれ~、今の音って もしかして! 澪ちゃんのお腹の音かしら~」 ニヤニヤ

澪「だぁあああっ!!!!!!う、うるさい!! しょうがないだろっ!!

  私だって昨日の夜から何も食べて…」

和「ちょっと澪、静かに」

澪「あ… ごめん」



588 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/19(日) 19:02:27.01 ID:2JYu0o20

律「まったく 澪は~ それくらいで騒いだりするなよな」

澪「なっ…誰のせいだよ誰の」

律「なにっ! 私のせいだって言いた…」 グー

唯紬梓和「…」

律「…」 カーッ

澪「ぷっ クスクス… おい 律、今の音は」

律「しょ、しょうがないだろっ!私だって…」

梓 グー

澪律唯紬和「…」

梓「なんですか」

律「いや、しらばっくれるなよ」

紬 グー

澪律唯梓和「…」

紬「ご、ごめんなさい」

唯「皆お腹ペコペコだね~」 ニヘラー

梓「お、お恥かしながら…」

律「面目ない…」

和「…貴方達の分の食事もあるから、それ食べながら話の続きをしましょうか」

唯律澪梓紬「本当!? わーい!」



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