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唯「ゾンビの平沢」★15 【ホラー】


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唯「ゾンビの平沢」★index




582 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 16:11:24.69 ID:D4ccMxpB0

★15
男達は動揺し、全く動けないでいた。

武器が使えない状況で、刃物を振り回す人間を取り押さえる事は難しい。
その間に3人、4人と、私は次々に男達に致命傷を与えていく。

「と、取り押さえろっ!!」

背後から一人の男が私に飛び付いて来た。
私はその勢いに圧倒され前方に倒れ込んだ。

右手に握り締めていた包丁が手から離れる。
男は俯せになった私に馬乗りに跨り、私の手を後ろ手にして掴んだ。

「大人しくしろっ、こいつ!」

男が力を込め、私の体勢を固定する。
周囲の男達は、怪我をした者達の周りに集まっている。
ホールに慌てふためく男達の声が響く。

物陰から、ムギちゃんが心配そうな顔をしてこちらを見ている。

大丈夫だから、そんな顔をしないで。
この男達の本当の相手は私じゃないんだ。

そろそろ起きなよ。

お前達はそれ位じゃ死なないでしょ?





584 名前:ミス>>582 ☆421→☆15 内容は問題無しです:2011/02/02(水) 16:17:46.26 ID:D4ccMxpB0

次の瞬間、人間のモノではない奇声が広間に轟く。
それと同時に、人間の男達の叫びがそれと合わさり交じり合う。

自我を失った「崩壊者」が近くの男達に襲い掛かった。

私は、ずっと近くでゾンビ化していく親友達を見てきたんだ。
何時も一緒にいる妹のそれもね。

だからさ、私には分かるんだ。
お前達の中から初期感染している人間を見分けるくらい、簡単なんだよ。

私が致命傷を与えたのは、皆感染者だ。
瀕死になると、感染者は即「崩壊者」へと移行する。
ホール全体が混乱し、そこには統制や秩序など存在しない。

私を抑え付けていた男の手が緩む。

唯「ムギちゃんっ!!!」

私の声を聞き、ムギちゃんは物陰から飛び出し、扉に向かって走り出した。
私は彼女の名を大声で叫びながら、私を掴む手を振り解いた。

自らの体勢を仰向けにし、逆に男の手を掴み、思いっ切り噛み付いた。
怯んだ男を力一杯横に押し出す。
男の体勢が崩れると同時に、私は男の下から抜け出した。

私は非常階段を目指し、駆け出した。
その階段への扉を開けた状態で、ムギちゃんが待っている。
私はパニックに陥ったホールから何とか脱出する事に成功した。

私が扉の内側に入ると、ムギちゃんはその扉を透かさず閉めた。



585 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 16:30:11.72 ID:D4ccMxpB0

「ここから最下層まで行けるよ。急ごう!」

ムギちゃんは頷いた。
ホールからは銃声が聞こえる。
受付嬢さん、上手く逃げられていればいいけど……。
私達は、非常灯の明かりしかない薄暗い階段を、駆け下りて行った。

唯(地下8階……ここが最下層……)

話には聞いていたけれど、実際に来るのは初めてだ。
私は緊張しながら、そこの扉を開く。
殺風景な白く大きな空間に、銃を持った3人の兵士達がいる。
恐らく、彼等は見張り。他にもいるのだろうか?

いや、大丈夫だ。

私とムギちゃんは扉から出て、彼等の方へ歩いていく。
彼等は私達の存在に気付き、なにやらコソコソ話し合っている。
私の隣にいる女の子が、琴吹紬である事にも気付いた様だ。
しかし、それよりも顔や手が血塗れな私に注目が集まった。

「ちょっと君……血が……」

唯「貴方達が捕まえた人に会いに来ました。どこにいますか?」

「えっ? あ、拘束した者達はこの奥の収容部屋に閉じ込めている。それより……」

唯「そうですか。あ、1階の広間、大変な事になってますよ」

唯「崩壊者が暴れているので」



587 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 16:34:19.83 ID:D4ccMxpB0

男達は訝しげに互いの顔を見合わせている。

唯「嘘だと思うのなら、1階にいる人達に連絡してみたらどうですか?」

男の一人が無線機を取り出し、連絡を試みる。
しかし、応答は無い。男の表情が青褪めて行くのが分かる。
私はさらに彼等に追い討ちを掛け、不安を煽る。

唯「広間は既に血の海です。私を見れば分かるでしょ?
  皆さんも早く彼等を助けに行った方が良いと思いますよ」

男達は顔を見合わせ、エレベーターの方へと走っていった。
彼等が上階に行った事を確認し、私は胸を撫で下ろした。

私達は、兵士達が指差した方へ歩いていった。
そこは一般人の居住区と構造が似ていて、いくつもの部屋がある。
これらは全て拘束用の収容部屋になっているのだろう。

唯「ムギちゃん、黒のIDカードなら部屋を開けられると思う。それで全部の部屋を開けよう」

私達は、収容部屋の扉を開けていった。

各部屋には数名ずつ、男女の区別も無く閉じ込められていた。
施設の責任者など、この場所で最高の権力を持つ者達だ。

皆暴行を受けていたが、何とか動ける様だ。
私達は彼等に肩を貸し、部屋から連れ出した。



588 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 16:38:32.80 ID:D4ccMxpB0

まだ紬父と斉藤さんの姿は無い。
一番奥の最後の部屋、この中に二人がいるに違いない。
ムギちゃんがカードを通し、扉を開ける。

いた。

紬父は仰向けに倒れてぐったりとしている。
その横には斉藤さんがいて、こちらを見ている。

紬「お父様っ!!」

ムギちゃんは紬父に駆け寄った。

二人は他の者達より酷い暴行を受けた様だ。
顔には無数の青痣が出来て腫れ上がっている。
口唇は切れ、血の痕が痛々しく残っていた。

斉藤「申し訳ありません……」

斉藤さんは私達に謝罪した。

紬父も私達に気付いた様だ。
ムギちゃんの手を握り、小さな呻き声を上げた。
その目は大きく腫れ上がり、目蓋を開いているかどうかもよく分からない。

紬「酷い……酷いわ……」

ムギちゃんは涙を流し、声を上げ泣き出した。
紬父は、ムギちゃんの手に自らの手を伸ばし、優しく握った。



589 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 16:43:04.57 ID:D4ccMxpB0

紬父「つむぎ……私は平気だ……」

紬父はゆっくりと起き上がろうとした。
斉藤さんがその手助けをする。

紬父「私に……彼等を説得……する事は……無理だった……。まあ……当然だろう……」

斉藤「彼等は激怒し、制裁と称して我々を暴行しました。そのまま暴動に……。
   私達はここに監禁され、IDも携帯も取り上げられ、連絡も出来ませんでした……」

唯「ごめんなさい、そういう話は後にしましょう。今は急がないと……」

斉藤「……上で何かあったのですか?」

唯「私が『崩壊者』を出してしまったので。その隙を突いてここまで来たんです」

斉藤「なんと……」

唯「兵士達の中にも、何人か感染者がいました。恐らく、もう止められません……」

紬父「となると……ここで悠長に……している暇など無い……な……」

唯「立てますか?」

紬父「なんとか……」

ふらつきながら立つ紬父をムギちゃんが支えた。

唯「行きましょう」



590 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 16:45:47.97 ID:D4ccMxpB0

収容室を出て先程の殺風景な広間に行くと、他の人達もそこに集まっていた。
これから自分達がどうすれば良いのか分からない、そんな混迷に満ちた表情をしていた。

唯「皆さん、聞いて下さい!」

唯「上階には『崩壊者』がいます。そこにもう人間の居場所はありません」

場がざわめく。私はそれを制し、話を続けた。

唯「ここに隠れてやり過ごすか、彼等の襲撃を潜り抜け施設から脱出するか」

唯「それは皆さんの自由です。自分自身で判断して行動して下さい」

唯「もう分かっているでしょうが、貴方達を助ける者は誰もいません。
  お金も権力も、その価値を失いました。私達にはもう何も無いんです」

「き、君はどうするつもりなんだ?」

唯「私は……私達はここから脱出します」

「ここで奴等がいなくなるまで待った方が安全じゃないのか?」

唯「この施設の扉の多くはカードで開けますよね?
  崩壊者には知能がありません。彼等はこの施設内から出る事は出来ないでしょう」

唯「彼等と我慢比べをしても、私達の方が早く消耗してしまいます。
  ここには食料がありませんが、彼等には幾分かの『食料』がありますから」

唯「それなら、元気に動ける内にこの施設からの脱出を試みた方が分がいいですから」



591 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 16:55:04.49 ID:D4ccMxpB0

唯「それに、まだ噛み付かれ感染しても自我を保っている人はいるでしょう。
  後になるより、今の方がまだ『崩壊者』の数は少ない筈です」

唯「時間が無いので、私達はこれで失礼します」

私達は非常階段に向かった。

私達に付いて来る者は誰もいなかった。
皆、この場に残り、様子を見る事にしたのだろう。
彼等にとって、それは妥当な判断なのかもしれない。

私達は彼等の視線に背を向け、非常階段の扉を閉めた。

一般人居住区と特権階級居住区が繋がっているのは1階だけだ。
しかし、1階の広間にはまだ崩壊者がいる可能性が高い。

紬父は歩くのがやっとだし、斉藤さんも戦える状態ではない。
武器はスタンガンしかないこの状況で、無事あそこを切り抜けられるだろうか……。
仮に武器があったとしても、3人を守りながら戦い抜くのは不可能だ。

私はここで残酷な選択をせざるを得ないのだろうか。
きちんと順番を付けておかないと、全てを失う事になる。

全てを失う事……。それこそが最悪の事態。

ムギちゃんを守る。
他の者を全て切り捨ててでも。
例えこの身を犠牲にする事になっても。



592 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 16:59:19.99 ID:D4ccMxpB0

長い階段を少しずつゆっくりと上って行く。

斉藤「唯様、どの様にここから脱出するおつもりですか?」

唯「まず、警備室に行って、車両の鍵を手に入れます。そして車を……」

斉藤「ふむ、車ですか……」

唯「斉藤さんが持っていたヘリコプターの鍵は、あいつらに奪われちゃったでしょ?」

紬父「それなら問題は無い……。私の部屋の机の引き出しに……スペアの鍵がある……」

唯「そうですか、それならヘリコプターで逃げましょう」

紬父の部屋は私達の部屋と同じ区域、一部の限られた人間しか入れぬ場所にある。
警備室に向かうより安全な可能性が高い。
1階のホールを通り特権階級区域へ、紬父の部屋に行き鍵を入手、屋上に向かう。

大丈夫、私なら出来る。

私達は1階の扉の前まで来た。
口の前に指を立て、皆を静かにさせる。
私は扉に耳を付け、外の音に神経を集中させた。

クチュクチュ……ピチャピチャ……グルルルルル……

駄目だ、やっぱり崩壊者がいる。



593 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:02:37.99 ID:D4ccMxpB0

奴等は耳が良い。
扉を少しでも開ければ、その音に反応して私達に気付くだろう
私は小声で皆に話し掛けた。

唯「扉の向こうに崩壊者がいます。私が奴等を何とかしますから、ここで静かに待っていて下さい」

紬「唯ちゃん、私も……」

唯「駄目だよ、ムギちゃん。ムギちゃんはここでお父さんと斉藤さんを守って……」

紬「……分かったわ」

唯「奴等を何とかしたら、この扉を開けますので」

私はそう言い残し、この非常階段を使い2階へ向かった。

扉に耳を当てる。音はしない。
この扉の外に奴等はいない。
私は慎重に扉を開けた。

白い壁に、大量の血液が付着している。
ここでも人間とゾンビが争った痕跡が残されていた。
床に滴った血が、奥まで続いている。

私は足音を潜め、その血の跡を追った。



594 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:06:05.99 ID:D4ccMxpB0

ピチャピチャクチャクチャ……

廊下の丁字路に着き、壁からこっそりと顔を出し、先の様子を伺う。
血塗れな小柄の少女が、そこにある肉塊を貪っている。

小学生……?丸腰の私でも勝てるだろうか……?

いや、こんなチャンスは二度と無い。
私がこんなに小さい女の子を目にしたのは、数える程しかない。
そんな少女が今、目の前に1人でいるのだ。

この子は私の計画を成功させる為の女神に違いない。

私は物陰から出た。
少女が私の存在を認識する。
食事を中断し、奇声を上げ、私に突進してくる。
物凄いスピードで、少女は私に飛び掛ってきた。

私は凄まじい体当たりを受け、少女と共に後方へ倒れ込んだ。
私は少女の頭を両腕で押さえ、両手の親指を少女の瞳に目一杯押し込んだ。
少女は苦しみの奇声を上げ、私から離れた。

逃がさない。

逃げる少女を、私は後ろから押し倒した。
私は少女の腕を取り、曲がる筈の無い方向へとその腕を捻じ曲げた。

ゾンビとはいえ線の細い少女、男のそれを折るより簡単に事は運んだ。
悲鳴を上げる少女の両腕を、私は無慈悲に圧し折った



595 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:13:08.31 ID:D4ccMxpB0

これでこの少女は、もう私に抵抗など出来まい。

私は少女を仰向けにし、その腹の上に跨った。
少女は奇声を上げながら暴れているが、私を退ける事など出来はしなかった。

唯「食べたいんでしょ……?それなら、私の血を少し分けてあげるよ……」

私は黒い服の袖を捲くり、肘の近くの肉を彼女の口に近付けた。

少女の歯が、私の皮膚を切り裂いた。

僅かに付けられた、ゾンビの噛み傷。
もっと噛ませないと駄目だろうか?

そんな事を考えた刹那、突然私の体に変化が起きた。

体中の血が沸騰する感覚。熱い。
次の瞬間、体の底から力が湧いてくる。漲ってくる。
今までの疲労がまるで嘘だったかの様に吹き飛んだ。

これがゾンビになるって事なのか……。

私は今、ムギちゃんを、大切な者を守る為の「力」を手に入れた。

一度は人間を辞める為にゾンビになろうとした。
でも、今の私は違う。

私は「人間」に成る為にゾンビになったのだ。




596 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:13:46.09 ID:F4Sq8aCM0

28日後を見直したくなってきた



597 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:14:03.39 ID:XkDooNdq0

えええええなっちゃったよおおおおお



598 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:15:17.22 ID:VEqNLrS6o

BADEND確定か…



599 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:18:21.69 ID:YMAt/xOIO

あっっちゃー





600 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:20:01.89 ID:D4ccMxpB0

私は捲れた袖を元に戻した。

黒い上着に黒のスカート。
今日は黒い服を着ていて本当に良かった。

私の黒い服は多くの血を吸い込み、妖くも艶かしい光沢を放っていた。

私は1階のホールに下りる階段に向かった。

ホールは酷い惨状になっていた。
完全に動かなくなった死体と、それを貪る崩壊者。
肉を噛み千切る音と、血が滴る音が、静かなホールに木霊する。

5人……6人……7人……全部で8人か。

階段を、足音を立てぬようゆっくりと静かに下りる。
それでも崩壊者達は私に気付き、その澱んだ瞳を私に向ける。
しかし、もう彼等は私に何の興味も示さない。

どうやら私は「仲間」として彼等に受け入れられたようだ。

私は不思議な感覚に陥っていた。
死体塗れのこの空間において、私は恐怖心の欠片も感じなくなっていた。
その肉を貪る彼等に対しても。

私は床に落ちていた刺身包丁を拾い上げた。
そして、崩壊者の一人に近付く。
それでも、私に一切の興味を示さない。

私は彼の後頭部に思いっ切り包丁を突き刺した。



601 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:23:34.48 ID:D4ccMxpB0

一瞬でその崩壊者は動かなくなり、その場に崩れ落ちた。
これであと7人か……。

周りを見ると、崩壊者達の視線が私に集まっている。

彼等に感情など無い筈なのに、「仲間」が殺された事が分かるのだろうか?
皆、食事を止め、ゆっくりと私に近付いてくる。
どうやら、私と殺り合う気らしい。

かかって来なよ。皆殺しにしてやる。

お前達に完全な死を与えてやろう。
憂が私を守る為にそうした様に。
憂に出来て、私に出来ない筈がないんだ。

だって、私は憂のお姉ちゃんなんだから。

奇声を上げ、一斉に私の方に迫って来る。
その時の私には、その動きがまるでスローモーションの様に見えていた。

最初に飛び掛ってきた崩壊者をいなし、横から首を目掛けて包丁を突き出す。
素早く包丁を引き抜き、そいつの腰の辺りを蹴り飛ばす。

その蹴り飛ばされた崩壊者に当たり、二人の別の崩壊者が蹌踉け転んだ。

私は背後に迫った崩壊者の方に向き直り、両手で包丁を持ち、そいつの心臓に深々とそれを突き刺す。
その後方から、次の崩壊者が私に迫る。

包丁を引き抜き、動かなくなった崩壊者を、後方の崩壊者に向かって押し蹴りした。



602 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:28:51.20 ID:D4ccMxpB0

また別の方向から崩壊者が迫ってくる。

私は自分からそいつに近付く。
迫り来るそいつの腕をしゃがんで躱し、そのまま足払いをした。
倒れ込んだ崩壊者に素早く飛び掛り、その額に包丁を突き立てた。
ピクピクと痙攣し、その崩壊者は動かなくなった。

あと4人……。

意外に簡単じゃないか。

ゾンビ化すると、こんなにも体が軽くなるなんて。
今の私なら、空さえ飛べるのではないかと錯覚する位に。

崩壊者達の動きが止まる。

私と距離を取り、なかなか近付いて来ようとしない。
ゾンビでも怖気付くんだ……。

そっちが来ないなら、私から行くよ。

私は一気に距離を詰め、首筋に、心臓に、正確に彼等の急所を刃で貫いた。
それはもはや、一方的な殺戮になっていた。

そして、この広間に私以外動くモノは無くなった。



603 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:32:18.27 ID:D4ccMxpB0

私は金持ちらしき死体の服を漁り、黒いIDカードを手に入れた。
その後、私は非常階段に近付き、その扉をゆっくりと開けた。

紬「唯ちゃんっ!」

中からムギちゃんが飛び出して来て、私に抱き付いた。

紬「外から怖い声が沢山聞こえてきて、唯ちゃんの事が心配だったの……」

唯「私は大丈夫だから……。それより、ムギちゃんの服が汚れちゃうよ……」

私の後ろに広がる血の海。殺戮の跡。
ムギちゃんはその光景を見て、言葉を失っていた。

次の瞬間、彼女は込み上げた吐き気を我慢する事が出来ず、近くの植木に嘔吐した。

唯「ムギちゃん、大丈夫? 怖かったら目を瞑っていて……。私が肩を貸すから」

紬「はぁはぁ……、大丈夫……。私は大丈夫よ、唯ちゃん……」

唯「それじゃあ、早くここから離れよう…………あっ!」

私は重大な事を見落としていた。

IDカード。

紬父のIDカードはこの者達に没収されたのだ。
とすれば、紬父の部屋にあるというヘリのキーはどうやって取りに行けばいい?

私は茫然とその場に立ち尽くした。



604 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:37:37.33 ID:D4ccMxpB0

斉藤「唯様!?」

唯「ど、どうしよう……ムギちゃんのお父さんの部屋に入れないよ……」

紬「大丈夫、私のカードでお父様の部屋に入れるから!」

唯「そうなんだ、良かった……。ムギちゃん、そのカードと私のカードを交換して!」

紬「えっ!?」

唯「私がお父さんの部屋に鍵を取りに行くから、先に屋上に行ってて欲しいの。
  あと、これ私のカードじゃないの。だから、私達の部屋には入れないから」

あの部屋には「思い出」が置いてある。
それだけは絶対にムギちゃんに持っていって貰わなきゃならないんだ。

私が人間で無くなってしまったから。

紬「分かった」

私達は互いのIDカードを交換した。

唯「行こう!」

私達は、特権階級の区域へと急いだ。



605 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:40:35.32 ID:D4ccMxpB0

特権階級区域のエントランスにも、争った様な形跡が残っていた。
床は血に染まり、壷等の美術品は床に落ち、無残な姿になっていた。

にも拘らず、死体が一つも無い。最悪の事態だ。

その時、受付の台の辺りに気配を感じた。

唯「みんな、下がって!」

私は包丁を構え、その台に近付いた。

受付嬢「うっ……ぅぅ……」

そこには、泣き崩れている受付嬢がいた。
相当なショックを受けている様だ。

唯「受付嬢さん! 大丈夫? 怪我は無い!?」

受付嬢「ひ、平沢さん……すみません、カードを他の一般人に盗られてしまって……」

唯「そんな事はどうでもいいよ! それより、大丈夫? 噛まれてない?」

どうやら、彼女は無事の様だ。
私達は、彼女も一緒に連れて行く事にした。

次の瞬間、一般居人住区と繋がる通路の扉が開いた。

「た、たすけてくれ!」

その男は、先程兵士達の中にいた金持ちの男の一人だった。



608 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:48:58.11 ID:D4ccMxpB0

「た、たすけてくれ……奴等が……」

血塗れのその男は、扉の方を指差した。、
そこには彼を追う無数の崩壊者達の姿があった。

扉が閉まるのが間に合わない。
こっちに入ってくる!!

唯「ムギちゃん、みんなを連れて屋上に行って! 早く!!」

ムギちゃんは頷き、皆を先導して階段へと向かった。

唯「あっ……!!」

血塗れの男も、ムギちゃんと共に階段を上がっていく。
あいつは……感染者だ!
早く追い掛けて始末しないと……!

しかし、あの大量の崩壊者達がこちらに来ては元も子も無い。
私は扉の前でこちら側に入り込もうとする崩壊者に刃を振るい、その息の根を止めた。

早く、この扉さえ閉まれば……。

私の願いは叶わなかった。

自動ドアは安全の為、異物を感知すると戸が開くようになっている。
崩壊者達が体ごと扉の隙間に突っ込んできた為、センサーが働き扉が全開してしまった。

私は後ろに退きながら、襲い来る崩壊者達を順に薙ぎ払っていった。



609 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:50:51.13 ID:D4ccMxpB0

紬(唯ちゃん……)

「う、うう……」

斉藤「君、大丈夫かね?」

「ぐっ、ぐうぅぅ……」

次の瞬間、男は自我を失い、紬に襲い掛かった。

紬「きゃあああああっ!!!」

紬父「つむぎっ!!!」

紬父は紬の体を咄嗟に押した。
紬はその衝撃で後ろへ倒れ込む。

男は差し出された紬父の腕に噛み付き、その肉を食い千切った。
そのまま紬父を押し倒し、その首筋に齧り付いた。

紬父「ぐああぁあぁぁぁあぁぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ!」

紬「お父様ぁぁぁぁぁっっっ!!」



611 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:54:21.87 ID:D4ccMxpB0

唯(ムギちゃんの声っ!)

唯「どけっ……! そこをどけって言ってるんだよぉぉぉぉ!!!」

私は目の前の最後の崩壊者の目に包丁を突き刺し、そのままそいつを払い除け、声の元へと走った。

ムギちゃん達に追い付くと、そこには男と紬父が血塗れになって倒れていた。

男の首にはナイフが刺さっている。
恐らく、斉藤さんが殺したのだろう。

紬「お父様、お父様ぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ムギちゃんは血に染まった父親に必死に呼び掛けている。
しかし、あの出血量を見ると長くは持つまい。

もうこの人は助けられない。

唯「ムギちゃん、行くよ……」

紬「嫌よ! 絶対嫌!! 私はここを離れないわっ!!!」

唯「駄目だよ、ムギちゃん……」

紬父「つむ……ぎ……。平沢さんと一緒に……行きなさい……」

紬父はムギちゃんの頭に手を当て、優しく撫でた。



612 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 17:56:26.15 ID:D4ccMxpB0

紬「嫌ですっ! 嫌ですお父様!」

紬父「お前には……沢山の苦労を掛けた……。嫌な思いもさせてしまった……。
   母さんが亡くなってから……私はお前に……何もしてやれなかった……」

紬父「駄目な父親で……本当にすまなかった……」

紬「そんな事……そんな事ない!」

紬父「そんな私の……最後の願いだ……紬……生きてくれ……」

紬「そんな……」

紬父「私の……最後の願いだ……聞いてくれるな……紬……」

紬父「斉藤……紬を……頼む……」

斉藤「旦那様……承知しました……」

紬「ぅぅぅ……お父様……」

紬父「さぁ……行ってくれ……」

斉藤さんはムギちゃんを抱き締め、ゆっくりと階段を上っていった
私もその後に続こうとした時、紬父が私を呼び止めた。

紬父「平沢君……君にも……話がある……少し……残って……くれないか……」



613 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 18:06:10.49 ID:D4ccMxpB0

紬父「私は……君に……きちんとした形で……謝りたかった……」

唯「謝る事なんてありません……。貴方は『普通の人間』でした。
  私も貴方の立場だったら、同じ決断をしたと思います。それが『普通』なんです」

紬父「そうか……ふふっ……私も……普通の……人間か……その通りだな……」

紬父は優しい笑みを浮かべた。
私もその笑顔に応えた。

紬父「私が……君に……こんな事を……頼める……立場では無いが……」

唯「ムギちゃんは私が守ります。何があっても、必ず守り抜きます……」

唯「いつまでの彼女の傍で、彼女の為に……」

私は嘘を付いた。

紬父「そうか……ありがとう……。君は……紬の……最高の友人だ……」

紬父「そこのナイフで……私を安らかに……眠らせてくれ……二度と目覚めぬよう……」

唯「……はい。」

私は男からナイフを抜き取り、親友の父親を殺した。



614 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 18:12:15.10 ID:D4ccMxpB0

階下から、怪物達の雄叫びが聞こえてくる。
崩壊者達は上の階層より、下の階層に多くいる様だ。

私達の声や足音を聞き付けてやってきたのだろうか。
奴等の荒い吐息が段々と近付いて来る。
ムギちゃん達と一緒にいるより、ここで奴等を引き付けた方がいいかもしれない。

唯「ん゛ん゛ん゛ん゛……」

私は廊下に置いてあった1mは超える観賞樹の植木鉢を持ち上げた。
そしてそれを、階段を上って来た崩壊者達に向かって投げ付けた。

それは先頭にいた崩壊者の顔面に直撃した。
そいつが階段から転げ落ちるのに巻き込まれ、数人の崩壊者達が踊り場に将棋倒しになった。

しかし、その後ろから次々と別の崩壊者達が迫って来る。
私は小さなナイフ一本でその前に立ちはだかった。

奴等の肉を切り裂き、突き刺し、必死に足止めしようとしたが、余りにも敵の数が多過ぎた。
武器が小さい所為か、一撃で止めを刺す事が出来ず、崩壊者の数は増える一方だった。

一人の崩壊者が、私のナイフを持つ右手を掴んだ。
それは体格の良い大柄の男で、そのまま私を持ち上げた。
私は宙に浮かび、腕はミシミシと軋む音を立てた。
その痛みで、私は遂に手からナイフを落としてしまった。
男の握力がさらに強まる。

唯「ぐううう……う゛う゛う゛あ゛あ゛あ゛……」

メキメキメキ……バキッ



615 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 18:16:19.58 ID:D4ccMxpB0

唯「ん゛ん゛ん゛ん゛っっっ!!!」

私は左手の指を男の右目に突っ込み、その眼球を抉り出した。
男は奇声を張り上げ私を放し、右手の拳で私の腹を思いっ切り殴った。
私はその衝撃で壁まで吹っ飛ばされ、頭と背中を強く壁に打ち付けた。

唯「がっ……はっ……」

私はその場に吐血した。
折られた右腕と殴られた腹に激痛が走り、私は倒れたまま身動きが取れなくなった。

崩壊者達は、ムギちゃん達を完全に見失った様だ。
上階へは行こうとせず、その場をウロウロとし始めた。

しかし、私にはまだ役目が残っている。
紬父の部屋からヘリの鍵を手に入れ、それを斉藤さんに渡さなければならない。
部屋の鍵を持っているのは私だけだ。
私がしなければ、ムギちゃん達はこの施設から逃げる事が出来ない。

この地獄から彼女を救えるのは私しかいない。

こんな痛みが何だというのだ。
みんなだって同じ痛みを感じてきたんだ。
今度は私が、私が大切な親友を救う番なんだ。

唯「ぅぅぅううううあああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

私は力を振り絞り立ち上がった。

崩壊者達が蠢く中、私は一人紬父の部屋へと向かった。



616 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 18:21:41.11 ID:D4ccMxpB0

こちらから攻撃を加えなければ、奴等が私を襲う事は無い。
死体、いや、原型を留めぬ肉の塊の中を私は歩いた。
新鮮なる「食料」を求めて徘徊する崩壊者達。
彼等の中には、見覚えのある人物の姿も見えた。

痛みを堪え、漸く紬父の部屋の前まで辿り着いた。
ムギちゃんのIDカードを通し、扉を開ける。
中に入り、私はヘリの鍵を探した。

紬父の言っていた「机」を探す。
それは寝室のベッドの横にあった。
その引き出しを開けると、そこには沢山の鍵が入っている。

私にはどれがヘリの鍵だか分からない。

近くにあったバッグを手に取り、ひっくり返してその中身を全部出す。
空になったバッグに、鍵をとりあえず全部詰め込んだ。

念の為、別の引き出しの中もチェックする。
鍵らしき物は無い。

唯(んっ? これは……)

そこには、紬父と幼少の頃のムギちゃん、そして見知らぬ女性が写っている写真があった。
女性はとても美しく、天使のような笑顔で微笑んでいる。
その写真は、綺麗な写真立てに納められていた。

唯(これが……ムギちゃんのお母さんか……)

私はその写真立てをバッグに入れた。



617 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 18:24:55.83 ID:D4ccMxpB0

必要な物は手に入れた。
今すぐに私も屋上に向かうべきだった。

しかし私は、「思い出」を取りに自分達の部屋に向かった。

みんなの映像と私のギー太。
私達が確かに存在したという証。
それをムギちゃんに持っていて欲しかった。

私はもう人間じゃない。

ムギちゃんの安全を脅かす危険因子。
彼女と一緒に東京の施設に行く事は許されない。
だから私は、彼女にギー太を託すのだ。

ムギちゃんがいなければ、ギー太は私の元には無かった。
一番最初に、私とムギちゃんを結び付けた宝物。
私がこの世で一番大切にしている、命無き物。
でも、魂は絶対に宿っている。

ギー太は私の分身だから。

自室に辿り着いた私は、ポーチの中身を全て持って来たバッグに移し変えた。
そしてギターを背負う。

ギー太、私の代わりにムギちゃんを宜しくね



618 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 18:27:45.36 ID:D4ccMxpB0

後は屋上に向かい鍵を届けるだけだ。
私は長い廊下を駆け抜け、階段まで辿り着いた。

その時、同階の遠方からゾンビではない悲鳴が聞こえて来た。
姿は見えないけれど、聞き覚えのある声……女の声!

彼女は助けを求めていた。

その彼女の声に合わさる様に聞こえてくる、ゾンビの咆哮。
一人ではない、崩壊者は複数いる。
足音は徐々にこちらに迫ってくる。

私に彼女を助けるという選択肢は無い。
私の利き手は折られ、腹に受けたダメージもまだ残っている。
そもそも、武器の無い状態で複数の崩壊者を相手にする事など不可能だ。

私はムギちゃん達に渡さねばならない物がある。
私には果たすべき使命があるんだ。

ここで彼女を見捨てたとして、誰が私を責める事が出来よう。
彼女に恩があるわけでも無いし、助けるメリットなど皆無なのだ。

しかし、私はその場を動けずにいた。
私の中に僅かに残る「人間」が、私をその場に縛り付けた。



619 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 18:36:18.62 ID:D4ccMxpB0

何故、この足は動かない?
私にこれ以上何を求めるというの?
今は逃げるという選択肢しかないんだ!

出来ない事をしようとすれば失敗する。

早く、早く屋上に行かなければ!
それが私の順番の一番上なんだ!
だから動いて!

私の足は動かなかった。

そうか、私はここから逃げる事が出来ないんだ。
ゾンビに追われ、助けを求める人を見捨てる事なんて出来ないんだ。

それが私の「出来ない事」なんだ。

廊下の奥の曲がり角から、女が飛び出して来た。やっぱり彼女だ。
彼女は血で汚れていなかった。感染していない。

私の姿を見て、助けて、と泣きながら彼女が叫ぶ。
私はバッグを置き、ギターケースからギー太を取り出した。
私は左手でギー太を握り締め、彼女の元へと駆け出した。

今まで血の流れを感じなかった足が嘘の様に動いた。



620 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 18:38:37.74 ID:D4ccMxpB0

女も私の方に駆けて来る。
その後ろから、崩壊者と成り果てた彼女の友人の一人が現れた。
女と崩壊者の距離は瞬く間に縮まって行く。

唯「女ちゃん! しゃがんで!」

女はヘッドスライディングをする様に私の方へと滑り込む。
私は体を回転させ、遠心力を使いギー太で崩壊者の顔面を殴り付けた。
その衝撃で、ギー太は粉々に砕け散った。
私は折れて先の尖った部分を崩壊者の首に突き刺し、止めを刺した。

女「ゆ、唯っ! 私の仲間が! あ、あいつらになっちまった!」

足音と荒い呼吸音が迫って来る。
女を追って来ているゾンビは彼女だけではない。

唯「女ちゃん、よく聞いて! あそこに置いてあるバッグを持って屋上に行って!
  あの中にヘリのキーが入ってるから! それでみんなと、この施設から逃げて!」

私はポケットから黒いIDカードを取り出し、彼女に渡した。

唯「このカードで屋上の扉は開くから!」

女「お、お前はどうするんだよ……」

唯「ここであいつらを食い止める!」

女「む、無理だ! まだ3匹いるんだぞ!?」

唯「いいから早く行って! 早く、早く行け!!」




621 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/02(水) 18:39:38.81 ID:5lJmMfSJ0

なんという死亡フラグ…





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唯「ゾンビの平沢」★15
[ 2011/02/04 05:51 ] ホラー | | CM(0)

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