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唯「放課後戦隊!ケイオンジャー!!」#最終話 前編 【ヒーロー】


ニュー速VIP避難所(クリエイター) より


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1280577951/


唯「放課後戦隊!ケイオンジャー!!」#index




669 名前: ◆m/SzpwXB2Y:2010/09/30(木) 19:46:49.69 ID:/022muI0

毎回毎回遅れに遅れて本当にすまん、ってこればかり言ってるような…すまん

怪人ファイルには毎回、力を入れてます と言うのも
・ストーリー補完
・元ネタ補完
・元ネタ紹介
・後々のためのネタ振り

が僅か1レスで出来て、一石四鳥だから

これまでの事も振り返りつつ、最終話投下します



670 名前: ◆m/SzpwXB2Y:2010/09/30(木) 19:48:27.09 ID:/022muI0

keionja_title_aa.png



671 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 19:48:57.62 ID:/022muI0



             最終話『バイバイ!私達のケイオンジャー!』







672 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 19:49:51.05 ID:/022muI0

……10年前……


ドア【暗黒会議中、生贄以外の立ち入りを禁ずる】


ジェーン「はいはい!私、黒がいい!」

デラ「私も…黒が」

クリスティーナ「私も黒」


キャサリン「黒率高いわね…」


クリスティーナ「さわ子はどうするの?」

キャサリン「私はもちろんレッドで!!!

       戦隊物の中心と言えば当然レッドよね!

       デスデビルの中心である私に相応し…

クリスティーナ「じゃあ、さわ子はそれで」

ジェーン「異議なし」


キャサリン「ちょ、ちょっとは揉めたりしてよ!」


ジャニス「ふふっ、キャサリン形無しね」 クスッ

ミホコ「あはは」


クリスティーナ「笑ってる場合じゃないわよ、あんた達もさっさと自分の色を決めな!」 ビシッ



673 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 19:51:22.48 ID:/022muI0

ジャニス「そうねぇ… じゃあ… ピンクとか!」

ミホコ「私は白がいいなぁ」


キャサリン「ピンク? 白? あー、ダメダメ

       そんなナヨナヨした色
       
       私達、デスデビルが所属する 悪魔戦隊ケイオンジャーに相応しくないわ」

ジャニス「悪魔戦隊ってもろ悪役なんじゃないの……」

ミホコ「そもそも、私達はデスデビルじゃないけど…」

クリスティーナ「今更何言ってるの、部内で戦隊をデスデビルとそれ以外の2つに分けて作っても

         両方、中途半端になるだけでしょうが… だったらまとめてしまった方がいいでしょ?

         それに名前に関しては多数決で決まったんだから異論は挟ませないわよ」

ジャニス「部員7人中4人がデスデビル所属ってあんな不公平な多数決も無かったと思うけど…」

クリスティーナ「不公平がまかり通るのが多数決の恐ろしさ!

         恨むなら、民主主義国家に生まれた自分を恨みなっさい!!」 ビシッ


ジェーン「パープルとシルバーでいいじゃん? ピンクと白ならそんなに変わらないっしょ」

デラ「デビルパープル… デビルシルバー…」

クリスティーナ「うーん… 色はそれでいいとしても… 名前にいまいちインパクト無いわね…」

キャサリン「インパクトが無いなら つけるまでよ!!」 バッ



674 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 19:52:41.60 ID:/022muI0

クリスティーナ「そうね… とは言っても…インパクトのある名前…ねぇ…」

ジェーン「じゃあ、じゃあ! デビルバイオレット と デビルメタリックって言うのはどうかな!?」

クリスティーナ「さっきよりは禍々しくなったけど…まだ少しパンチが足りないわね…」

デラ「色を名前につける事に拘らなくてもいいと思う…

   戦隊物ヒーローだって色の名前付いてる奴は意外と少ないし」

キャサリン「ふーん、じゃあ例えば」


デラ「デビルラベンダー デビルファントム」

キャサリン クリスティーナ ジェーン「それだっ!!!!!」 ガバッ


クリスティーナ「じゃあ、あんた達はデビルラベンダーとデビルファントムで決定ね」

ジャニス ミホコ(勝手に決められた……)



クリスティーナ「これなら全員黒でも、名前だけ変えれば揉める必要は無いわね」

ジェーン「じゃあ、私デビルパンサー!」

デラ「……デビルクロウにしようかな…それともデビルレイヴン…?」

クリスティーナ「漆黒の稲妻 デビルライトニング」

ジェーン デラ 「!!!」

デラ「捻ってきた!?」

ジェーン「かっけぇ!!!」

ジャニス(どれもどっこいどっこいだと思うけど…)


ジャニス「キャサリンは?」

キャサリン「そうねぇ…私は色そのままでいいんだけど…」

ジャニス「へぇ じゃあ どうするの?」


キャサリン「私は…

……



675 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 19:54:20.89 ID:/022muI0

……7年前……

川上「ふーん、先生になるんだ」


さわ子「ええ!私は愛しのあの人に何処までもついていくわ!」 キラキラー

川上「今度は上手くいくといいわね……」

さわ子「ちょっとー、そう言う不吉な事言うの止めてよー」

川上「ふふっ、ごめんごめん」

さわ子「もうっ!」 プンプン


川上「でも……じゃあ音楽止めちゃうんだ」

さわ子「…止めないわよ、私が目指してるのは音楽教師!

     ちょっと今までとは方向性が違うだけじゃない」

川上「ま、そうかもね…

    …キャサリンが音楽教師かぁ……何かとんでもない事教えたりしそうね?」

さわ子「ど、どう言う意味よ」

川上「歯ギターとか」

さわ子「お、教えないわよー 教師になったら流石にそう言う事はできないし…

     それに先生になったらお淑やかキャラで通すって決めてるんだから!」

川上「あはは、あのデスデビルのキャサリンがお淑やかキャラ? ムリムリ!」

さわ子「で、できるわよ… 私の演技力舐めてもらっちゃ困るわ」

川上「ま、さわ子結構キャラに入り込むタイプだしね

    デスデビルのキャサリンにしたって最初の頃とは大違い

    でも…きっと、すぐに本性バレるわよ」 クスッ

さわ子「ま、まさかぁ!」

……



676 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 19:56:10.00 ID:/022muI0

……4年前……


川上「だから言ったじゃない…」

さわ子《 うっ… まったく面目ないわ……

      で、でも桜高に居るといろいろ思い出しちゃうんだもの!つい… 》

川上「あんたが望んで行ったんでしょ」

さわ子《 そうだけど… 》


川上「…キャサリンが私達の母校の先生かぁ、なんか不思議な感じ……」

さわ子《そうね… 私自身そう思うもの》

川上「…どう? 桜高 変わってない?」

さわ子《 びっくりするくらい変わってないわね

      まあ そもそも卒業からそんなに時間も……あっ! 》

川上「?」

さわ子《 そう言えば、すっごく変わった物もあるわね 》

川上「え、なになに?」

さわ子《 堀込先生の頭部はだいぶ寂しくなってるわよぉ 》 

川上「うっそ、マジ!?」

さわ子《 それが本当なのよ! プクスス… 》

川上「フフッ あんまり笑っちゃ駄目よ」 クスッ



677 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 19:57:53.50 ID:/022muI0

川上「そうだ、軽音部は健在?」

さわ子《 ええ 今も健在よ もちろん、音楽性の違いはあるけど 

      不思議とノリは あの頃の私達と変わらないのよね 》

川上「じゃあケイオンジャーも?」

さわ子《 健在健在、今のケイオンジャーも結構評判いいのよ、聞かない? 》

川上「うーん…聞かないわね」

さわ子《 あら、そう? うーん…思ってるより大した事ないのかしら… 》

川上「そんなもんじゃないの?」

さわ子「そんなもんなのかしらね」

川上「でも、そっかー… 懐かしいなぁ」

さわ子《 ふっふっふ 》

川上「?」

さわ子《 実は私 今のケイオンジャーの司令官もやってるのよ! 》

川上「! 嘘、本当に!? あのキャサリンがね…」

さわ子《 昔、ケイオンジャーやってたよしみでね 

      変身もできるからいいんじゃないか って 》


川上「あ、キャサリンもまだ変身できるんだ…」

さわ子《 できるわよ、流石にもう現役時代ほどの力は出せないけど 》

川上「てっきり私、もう変身できるのは私とクリスの2人だけだと思ってたわ」

さわ子《 え゙っ 》

さわ子《 ちょ、ちょっと待って! 2人?! 》



678 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 19:59:06.75 ID:/022muI0

川上「ああ、うん この間、ジェーンも変身できなくなって

    残りは私とあんたとクリスだけ 聞いてない?」

さわ子《 き、聞いてないわよ! て、て言うかデラも? 》

川上「デラならもう1年も前に変身できなくなってるけど…

    あんた あまり連絡取ってないの?」

さわ子《 …だ、だって仕事に恋愛に忙しかったし…

      …も、もしかして私嫌われてる…? 》

川上「そんな事は無いわよ…たぶん…

    …まあ ちゃんと連絡取りなさいね

    私にだって、今回が随分久しぶりの電話じゃない」

さわ子《 …うん… 》

川上「だいたい恋愛って…上手くいってるの?」

さわ子《 …… 》

川上「?」

さわ子《 ぐすっ… 》

川上「!!」

さわ子《 うえぇええええんっ!!!! 》

川上「!!! な、泣かないの!!

    わ、私が悪かったわ!私が!!」

さわ子《 ぐすん… 》

川上(…キャサリンに恋愛の話は禁句だったわね…)



679 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:00:20.36 ID:/022muI0

さわ子《 だって… だってね! 彼ったらね!! 》

川上(しまった!地雷踏んだ…!! これは長期戦になりそうね…)



さわ子《 そこで私言ってやったのよ!!!

      「テメェ 顔のブツブツがガマガエルみたいでキモいんだよ!!」ってな!!

      ヒャッハアアア!!!! 》

川上(もう2時間もこの調子……途中からお酒も入ってるし…

    はぁ… クリスたちが連絡取らないのもこれが一因かもね…)

川上「はいはい、わかったからもう寝なさい」

さわ子《 何言ってんの!! 夜はまだコレから… 》

川上「お酒飲んで夜更かしすると肌荒れるわよ」

さわ子《 今すぐ寝ますっ! 》

川上「まったく… はいはいおやす…


    あっ、そうそう」

さわ子《 ? 》

川上「ケイオンジャー司令官、頑張ってね」 ニコッ

さわ子《 私に任せておきなさいっ!

      私がいる限り 私達のケイオンジャーは永遠よっ!! 》

川上「はいはい、でもキャサリンがいるなら確かに安心ね

    それとたまにはちゃんと連絡寄こしなさいよ、待ってるんだからさ」

さわ子《 善処するわ!! 》

川上「じゃあまたね、ちゃんと寝ないと二日酔いするわよ」

ピッ

……



680 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:01:34.05 ID:/022muI0



…… 3年前 ……




川上「えっ」




川上「…うそ…」




川上「…」





川上「廃部…した…?」



681 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:03:33.51 ID:/022muI0



川上「……そう」



川上「残念だけど……仕方ないわよ……」



川上「…」



川上「ねえ……さわ子…

    あんまり責任感じなくていいから、ね…?」




川上「また連絡してくれれば…相談にも乗るから…」





川上「私達… 仲間じゃない 」



……



682 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:04:15.33 ID:/022muI0

……現在……

講堂前!


川上「…」


川上「仲間か…」


川上「…」


川上「何言ってるんだか…」


川上「…」


川上「ただ連絡が来るまで受身で待っていただけで…」


川上「…」


川上「あの子が 本当に辛い時に… 傍に居てあげられなかったのに…」


川上「…」


川上「駆けつようとしなかったのに……」



683 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:05:47.93 ID:/022muI0

川上「…」

川上「?」


タッタッタッタ


川上「…来たみたいね」


タッタッタ

律「よし、講堂に到着だ!」

澪「この中にさわ子先生が…

  !! 入り口の前に誰かいる!」

梓「えっ… あっ!!!」


川上「いらっしゃい、皆 昨日ぶり」


紬「はぁはぁ… み、みんな待って…」 タッタッタ…

唯「……は、早すぎるよーっ…」 タッタッタ



684 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:06:23.07 ID:/022muI0

紬「ぜぇぜぇ…」

唯「はぁはぁ…」


川上「そっちの2人は昨日は会ってなかったわね」


唯「ほぇ?」

紬「あっ、あなたはっ!」

唯紬「川上さん!!」


川上「ええ、そのとおり

    そして今の私は…

    邪悪なる闇に咲き誇る艶美なる妖花… デビルラベンダー」


唯紬「!」


唯「海老羊羹?」

紬「なんだか美味しそうね」


川上「なっ!ち、ちがうっ!」 アセアセ

川上「艶美なる妖花!!」



685 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:07:06.20 ID:/022muI0

唯「えんび…なる ようか? それってどう言う意味?」

川上「えっ…

    えっと… あ、あでやかでだけど、

    ちょっ、ちょっと怪しげな…って言うか…

    み、ミステリアスな雰囲気の……綺麗なお姉さん的な…」 ゴニョゴニョ…

唯「ほうほう…なるほど」

梓「余計なお世話かも知れませんけど……

  自分で説明すると恥かしくありませんか…?」


川上「っ!!!!!!!!!!!」 カーッ

川上「うぅ……名乗るんじゃなかったぁ…」 メソメソ


澪「…川上さんも私達を止めに?」

川上「…そうだと言ったら?」

唯「お願いします!」

川上「…」

紬「私達を通してください!私達はさわ子先生を止めたいんです!!」

川上「どうしても…?」

梓「どうしてもっ!!」


川上「……そう、なら通っていいわよ」

律澪唯紬梓「!」



686 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:08:31.82 ID:/022muI0

澪「えっ、いいんですかっ?!!」

川上「クリスを倒したんでしょ?

    ケイオンジャー最強だったあの子があなた達を引き止められなかったのに

    私に止められる訳無いじゃない」

律「そ、それはそうかもしれないけど…」

梓「実は罠だったり…」

川上「しないしない、そんなに疑わなくても…

    あ、でもあなたは一度私に騙されてるんだっけ…

    それじゃあ慎重になっても仕方ないか…あの時はごめんね」

梓「…」


梓「いえ…あの時はありがとうございます」

川上「へっ?」

梓「どんな毒でも作り出せるあなたの必殺技…

  それがあればあの状況を切り抜ける手段はいくらでもあったはずです

  でも…あなたが一番最初に使ったのは効くまでに時間もかかって効果も薄い毒でした

  おかしいですよね、まるで私の事を気遣っていたみたいです」

川上「…」

澪「…そう言えば、最後の煙幕にしたって 本当に猛毒を使っていれば…

  律には効かなかったとしても…私達には効果抜群…

  死ぬのはやり過ぎだとしても…十分に足止めだって出来たはず」



川上「…お礼を言われる事なんてないわよ…

    私は…あなた達を試そうとした…だけだから」



687 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:09:40.81 ID:/022muI0

紬「試した?」

川上「もしかしたら…私達に出来ない事も

    あなた達なら出来るかも……

    キャサリンを止められるかもって…そう思ったから…

    だからあなた達の力を試す様な真似もしたし… 足止めもしなかった…」

澪「…」

律「そこなんだよなぁ…」

川上「?」

律「どうして…紀美さんも川上さんも、さわちゃんを止めて欲しそうなのに…

  さわちゃんの手伝いしてるのかなって…」

川上「うん、変な話よね… 自分でもそう思うわ」

梓「じゃあ…なんで…」


川上「……結構ね、後悔してるのよ

    あの子だけに責任を押し付けてしまった事」

唯「後悔?」


川上「…3年前、あの子はその時も軽音部の顧問でケイオンジャーの司令官だった」

唯律澪紬梓「!!!!」



688 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:11:46.53 ID:/022muI0

律「そ、そんなの初めて聞いたぞ?!」

川上「そうね… きっとあの子は話したがらないと思うわ

    と言うのもね その時の軽音部は廃部したのよ」

澪「…それは知ってます、前の軽音部は3年が全員卒業して廃部…

  廃部寸前になったって… でもそれがどうして…」

川上「…キャサリン……その事にずいぶん責任感じてたみたい

    軽音部が廃部したは自分のせいだってね…」

梓「それは……ぶ、部員が集まらなかったら仕方ないんじゃ…」

川上「そうね、確かにそう……仕方ないこと……

    でもキャサリンはそうは思わなかった、思えなかった」

梓「…どうして」

川上「当時の事は……私にはわからない…

    未だにその時の…詳しい状況は教えてもらってないから…

    あの子は当時の軽音部の顧問だったから…

    その子達に申し訳なかったのかもしれないし…

    ……それに軽音部は元々は…私達にとっての思い出の場所だったから…

    それが一度無くなった事も原因の1つかもしれない…」



689 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:13:01.02 ID:/022muI0

紬「廃部したから… 思い出の場所が… 無くなったから…」

川上「……どっちにしたって…キャサリンがその時辛い思いをしてた事だけは確か……

    なのに…その時は私達…誰もあの子の傍にいなかった……

    ……だから…キャサリン 全部1人で抱え込んじゃったのよね…

    廃部の理由は自分のせいだって…1人で…

    そして…誰にもその時の事を話したがらない…

    もし… あの時…あの子の気持ちに気付いてあの子の傍に居てあげれば……

    1人で抱え込む事なんてなかったかもしれないのに… ね……」

唯「…」


川上「それでね、最近になって

   そのさわ子から連絡が来たの 手伝って欲しいことがあるってね」

紬「…それが今回の」

川上「最初は 怪人が見つかったら連絡してほしい って程度のことだったんだけどね

    嬉しかったな… 仲間を頼ってくれた事は… 1人で抱え込まなかった事は…

    辛い時に居なかった私を まだ仲間だと思っててくれたことが…

    キャサリン、その時から何か企てたっけ……

    何をするつもりなのかは教えて貰えなかったけど

    私にとっては…教えてもらえなくても十分だったな」



690 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:14:28.25 ID:/022muI0

澪「……さわ子先生と川上さんにそんな事が…」


川上「…キャサリンが危ない事をしようとしてるって気付いたのは…

    あなたの妹さんを浚ってから…」

唯「…」

梓「……どうしてその時に止めなかったんですか?」

律「梓…川上さんは…」

梓「で、でも!その時にでも止めてれば憂は……

  ……

  すみません…」

川上「ごめんね……止めようと思えばたぶん…きっと止められたんだと思う…

    でもね……私には…今になって私を頼ってくれたあの子を突き放す事ができなかった…


    ……


    …なんて言えばいい風に聞こえちゃうかもね」

梓「…」

川上「実際には……後ろめたかったの

    あの時駆けつける事の出来なかった私が…

    今更…仲間面して

    「お前は間違ってる、だから私が止めてやる」

    「どうしてこんな事をするんだ、理由を聞かせてくれ」 

    なんて…後ろめたくって言う事ができなかった……それだけ」

唯「…」



691 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:15:34.19 ID:/022muI0

川上「こんな事……今更後悔しても遅いんだけどね」

唯「遅くないよっ!!!」

川上「!」

律「唯?」

唯「今からだって間に合うよ…

  友達が間違ってたなら…悲しいよ……引き止めてあげようよ……

  まだ間に合うよ…!」

川上「……そうかもしれないわね」

唯「だったら…行こうよ!一緒にさわちゃんを止めに行こうよっ!!」


川上「…ありがとう

    でも……私はいいかな…」

唯「! なんで…」

川上「…諦めたわけじゃないのよ…ただ

    キャサリンが今待っているのは…私じゃないもの」

唯「えっ…」



692 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:16:33.78 ID:/022muI0

川上「キャサリンが今待っているのは駆けつけてくれる仲間……

    それなら…私が行かなくても もう間に合ってるじゃない」

唯「仲間…」

澪「それって…」

川上「キャサリンは… さわ子は…

    あなた達の軽音部の仲間で あなた達のケイオンジャーの仲間…でしょ?」

唯「…うん」

川上「あなた達が駆けつけてくれれば…きっとあの子にとってはそれで十分だと思うから」

紬「…でも川上さんは…」

川上「私が一緒に行けば、あなた達の邪魔しちゃうもの…

    きっと やっぱり さわ子の味方しちゃう… だからダメよ」

唯「……そっか」 シュン

川上「だから…私の事はいいから

    早く行ってあげて… キャサリンきっと待ちくたびれてるから」

唯「…わかった!きっとさわ子先生の事 私達が止めてきます!!」



693 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:17:22.87 ID:/022muI0

律「よぉし、ケイオンジャー突撃だっ!!!」

唯澪紬梓「おぉっ!!!」


タッタッタッタ


川上「…」


唯「あ、そうだ!! 海老羊羹さん!!!」


川上「艶美なる妖花っ!!!!!!!」


唯「海老羊羹さんの気持ち、ちゃんと伝えてくるからっ!!」


川上「えっ」


唯「じゃあ行って来るっ!!」 タッタッタッタ


川上「……」



川上「本当にいい子達ね…

    キャサリン…今のあなた恵まれてるわよ」



694 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:18:38.82 ID:/022muI0



……


講堂!


ドア「キィイイ」


律「失礼しまーす…」 ソロリソロリ

唯「うわっ 真っ暗!!」

紬「…何も見えない…」

澪「本当にさわ子先生…ここにいるのか…?」

梓「……たぶん……間違いないかと……」

律「空気が違うもんな…ピリピリしてるって言うかさ…」


ドア「バタン!!!!!!」


唯律紬澪梓「!!!!!!」

律「おい、今誰が閉めたんだ?!」


ドア「カチャリ」


唯「か、鍵が閉まった!?」

澪「…独りでに鍵が閉るなんてそんな事…」

紬「!! これって…!」


ギュイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!!!!

唯律紬澪梓「!!!!!!!」



695 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:19:32.09 ID:/022muI0

ピンスポ「ズバッ!」


さわ子『…』


唯律紬澪梓「さわちゃんっ!!」「さわ子先生っ!!!」


さわ子『…』

ギター「ジャアアン!!!!!」


律「ギター…?」


♪ジャラジャラジャラジャラ ジャラジャラ ジャジャン
 
    ジャラジャラ ジャラジャラジャラジャララ ジャジャン ジャーン♪

さわ子『…』 ギュアアアアアアアアアアン!!!


唯「わぁ!」 パァア

梓「……うまい」



さわ子『あなた達が来るのを…待っていたわ』

唯律澪紬梓「!!」



696 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:20:34.47 ID:/022muI0

唯「…さわちゃん!」


さわ子『あら、唯ちゃん達 皆ケイオンジャーに変身できてるじゃない!

     クリスティーナったら何を教えたのかしら……

     せっかく 皆に似合うメイド服を着せてあげたのに…ねぇ、澪ちゃん?」


澪「…先生」


さわ子『やだ、そんな真面目な顔して睨まないでよ 何時もみたいに恥かしがって?』


梓「…ふ、ふざけないでくださいっ!」


さわ子『…梓ちゃんも真面目ねぇ もっと肩の力を抜いたら?』


紬「先生…私達は…」


さわ子『私を止めに来たんでしょ、ムギちゃん?』


律「…ああ、私達はさわちゃんを止めに来た!」


さわ子『ふふ、そう でもりっちゃん、

    一度私に敗北したあなた達に私を止められるのかしらね?』


さわ子『…』 ジャラアアアアアアアアン!!!


唯澪梓紬律「…」

唯「止めて見せるよ…」


さわ子『…』


唯「私達はケイオンジャーだからっ!!」


さわ子『ふっ ふふっ ふふはははっ!

     そうね、ケイオンジャーはそうじゃなくっちゃあ!!』



697 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:22:39.35 ID:/022muI0

さわ子『…』 スッ

ぽいっ

ギター「すとん」


さわ子『それじゃあ早速……戦いを始めましょうか』 スッ


律「その前に…」

さわ子『?』


澪「…理由を聞かせてもらえませんか?」

さわ子『理由?』


梓「怪人の力を手にして…この学校を支配しようとした理由です…」


さわ子『学校を支配した理由ねぇ…

     興味本位 かな?』


紬「興味本位で… ここまでの事をしたんですか?」


さわ子『そう、怪人の力を手にした私にどれだけの事ができるか!!

     それを試したかったっ!!!

     そして…学校を支配して作りかえる!

     こんな事もできるようになった!!

     私にできない事はもう何も無い!!

     この力なら私は…私は…』


唯「さわちゃん…どうして

  どうして怪人の力を求めたり…したの?」


さわ子『それはね! 世界を救うためっ!! 世界を作り変えるためよっ!!!』


律澪梓紬唯「!」

唯「世界を……救う…?」



698 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:23:55.03 ID:/022muI0

さわ子『そう… この世界は間違ってる』


律「世界が間違ってる?」


さわ子『私は…今までケイオンジャーとして活動してきてわかった事があるわ』


紬「わかったこと?」


さわ子『この世界は不幸で満ちている』


澪「…不幸」


さわ子『そう…ありとあらゆる不幸がこの世界に蔓延している

     山ほどの苦難、困難、災難……

     誰かが理不尽に傷つき、諦め、そして挫折する…

     そして怪人達… 彼らの存在もまた… 私達を不幸にする』


唯「で、でも それを助けるためにケイオンジャーが」


さわ子『全部を救うことはケイオンジャーの力を持ってしてもできないわ…』


梓「…だから 怪人の力ですか…」


さわ子『そう、その通りよ!! そのために私は怪人の力を手に入れた!!!

     怪人の力!ケイオンジャーの力!!

     この2つがあれば世界を作り変える事だってきっとできる!!!

     私は 世界を作り変えて この世界の全てを救ってあげるの!!!


     そして私は救世主となる!!!!!』



699 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:25:04.32 ID:/022muI0

さわ子『新たな世界! それは 誰もが救世主である私を崇め!私の意のままに動く!!

     そこでは誰も傷つくことも!! 諦める事も!! 挫折することもない!!

     それは完璧な世界!!! それが私の理想の世界!!!!!

     ザ・さわ子ワールドよ!!!!!!』


律「…救世主… 新たなる世界?」


さわ子『そう、魅力的でしょ?』


律「はは、ふざけてる…

  さわちゃん、暴走しすぎだ…」


さわ子『…は?』


律「誰も傷つかない不幸の無い世界? ああ、確かに魅力的かもしれないよ

  でもそんなの… そんなのは間違ってるだろっ!!」

澪「そうだ、間違ってる!そこにあるのはさわ子先生の自分本位で歪んだ理想だけだ!

  だって そこには 皆の…皆の意思が無いじゃないか!!」

紬「ええ、本当に幸せな世界…それは1人1人が自分の意思で考えて

  行動して…協力して… 作り上げていく世界なんじゃないかしら!」

梓「不幸や挫折は…乗り越えていくものです!

  それを誰かに強制的に取り上げられたんじゃあ意味がありません!!」

唯「えっと… と、とにかく さわちゃんは間違ってるよ!!

  傷つかない世界を作るために 皆を傷つけるなんておかしいよ!!」 


さわ子『あなた達にはわからないみたいね、この素晴らしさが…』



700 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:26:25.45 ID:/022muI0

梓「先生…どうしてそんな風に考えるように…」

澪「もしかして……軽音部が廃部したことと関係が…」


さわ子 ピクッ

さわ子『廃…部…』



さわ子『 あ な た 達 に は わ か ら な い っ ! ! ! !

      わ か ら な い わ よ っ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !』


唯律紬梓澪「!」


さわ子『あの時!!! 大切な場所を 守れなかった気持ちがっ!!!!!!!

     あの時!!! 誰も 救えなかった気持ちはっ!!!!!!!!!!!』


唯「守れなかった…救えなかった…?」


さわ子『 あなた達にはわからないっ!!!!!

      絶対にわかりあえないっ!!!!! 』


律「さわちゃん…」


さわ子『私はっ!!!今度こそ救ってみせる!!!!

     救えなかったものを救うために世界を変えてみせるっ!!!!!

     それが…それが私の理想の世界っ!!!!

     それでも…私の理想の邪魔をするならもう…

     戦争しかないわ!!!!!!!』   ゴォオオオオオオオオオオオ!!!!!!


唯律紬梓澪「!!」



701 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:27:44.32 ID:/022muI0

律「…来るぞっ!皆、準備はいいかっ!?」

紬「だいじょーぶっ! どんとこいですっ!」

梓「私もいけます!やってやるですっ!」

澪「ああ、私だって… 怖がってるばかりじゃない!」

唯「うんっ!!皆 行くよっ!!!」



律「笑顔を届けるキャンディアップル! 放課後レッド!」

澪「爽やかなブルーハワイ! 放課後ブルー!」

紬「甘いハチミツレモネード! 放課後イエロー!」

梓「ちょっぴりビターなチョコレート! 放課後ブラック!」

唯「ストロベリーショートケーキ! 放課後ピンク!」


律「ケイオンジャー! 出動だっ!」

澪紬梓唯「おおっ!!!!」




さわ子『…』    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!


さわ子『…禁断の愛に酔いしれる 鮮血の紅!』     ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!


さわ子『  デビルクリムゾン  !!!』       ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!


さわ子『覚悟しなさいっ!!!ケイオンジャアアアアアアッ!!!!!!』  ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!



702 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:28:52.89 ID:/022muI0

さわ子 カッ

     ゴゥッ!!!!!!! ゴ
                        ゴ
                     ゴ
律澪紬梓唯「!!!!」         ゴ
                           ゴ
                              ゴ 
澪「くっ… またこの力っ…っ」              ゴ
                                 ゴ
                                    ゴ
紬「この力の正体は… なにっ…」            ゴ
                                        ゴ
  プレッシャー                          ゴ
律「威圧感 だ…」                         ゴ
                                          ゴ
                                              ゴゴ
梓「ぷ、プレッシャー…?!」                         ゴゴ
                                              ゴ
                                               ゴ
律「ああ! さわ子先生の必殺技は 超強力なプレッシャーなんだ!」    ゴ
                                             ゴ
                                                ゴ
唯「なんとっ」                                      ゴ
                                            ゴ
                                                ゴゴゴ
さわ子『ふふふ 正解よ ただの威圧感、それが私の必殺技の正体
                                          ゴゴゴゴゴ
     「蛇に睨まれたカエル」って慣用句は知ってるわよね?
                                            ゴゴゴゴゴゴゴ
     今のあなた達は私から見ればそのカエルなのよ』
                                         ゴゴゴゴゴ
                                                  ゴ
律「たった一睨みされただけで体がすくんで動かなくなる…             ゴ
                                              ゴ
  びびって呼吸がうまくできなくて…息ができなくなる…」               ゴ
                                             ゴ
                                         ゴ
律「でもそれがどうしたっ!!!私達は」                   ゴ
                                             ゴ
唯律澪梓紬「ケイオンジャーだっ!!!!」                     ゴ



703 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:30:15.53 ID:/022muI0

律「…」 キリッ                                    ゴ
                                          ゴ
澪「…」 ブルブル                                  ゴ
                                         ゴ
紬「…」 キッ                                     ゴ
                                              ゴ
梓「…」 グッ                                        ゴ
                                              ゴ
唯「…」 フンッ
                                               ゴ
                                                  ゴ
さわ子『…私を止めるだなんて言うだけの事はあったみたいね         ゴゴゴゴ
                                                     ゴゴゴゴ
     私のプレッシャーに正面から対峙してまだ立ってるなんて』      ゴゴゴゴゴ
                                                 ゴ
                                                    ゴ
律「まあなっ!!」 グッ                                          ゴ
                                                   ゴ
                                                        ゴ
さわ子『そうね いくら私が 本気じゃなかったと 言っても十分凄いと思うわ』  ゴゴゴゴゴ
                                                        ゴ
                                                    ゴ
澪「なっ…ほ、本気じゃない?」                                   ゴ

                                               ゴゴゴゴゴ
さわ子『私は…あなた達が来るのを… 待っていた                         ゴゴゴゴゴゴ
                                                 ゴゴゴゴ


     お 前 ら が 来 る の を 待 っ て い た ぁ っ ! ! ! ! ! ! ! ! !

     __
     タ ヒ ねえエエエエエエエェェェェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエエっっっっ!!!!!!!!! 』

ゴォオオオウッ

律澪紬梓唯「!!!!」



704 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:31:31.65 ID:/022muI0

ゴォオオオオオオオウッ             オオオオオ

                                  オオオオオオオオオオッ

律「っ…ぁあっ ぐっ」 ググッ
                                  オオオオオオオオオオオオオオオッ
律(さっきより…強烈なプレッシャーっ…)
                                           オオオオオオオオオオオオオオオッ
梓(寒気がするっ…… 心臓が爆発してしまいそうになるっ…)
                                      オオオオオオオオオオオオオッ
紬(正直、この場所にいるのが辛い……っ) 
                                  オオオオオオオオオオオオッ

澪 フラッ                               オオオオオオオオオオオオオオオオオッ

                               オオオオオオオオオオオオオオオッ
唯「! 澪ちゃんっ…」
                                            オオオオオオオオオオオオッ

澪「うっ… あ… ああ…」 ズサッ               オオオオオオオオオオオオオッ

                     リ タ イ ア
さわ子『まずは1人、戦意喪失… 再起不能ね』   オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

                              オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
律「澪っ!!!」
                                            オオオオオオオオオオオオッ
澪「……あっ うう…」 ガクガクガクガク
                                         オオオオオオオオオオオオッ
澪(こ…声が上手く出せない……) ブルブルブルブル
                                    オオオオオオオオオオオオッ

さわ子『動けなくても仕方ないわよ、澪ちゃん                    オオオオオオオオオオオオオオッ

     極度の怖がりなあなたが 気絶してない事が凄いくらいよ』  オオオオオオオオオオオオオッ

                                  オオオオオオオオオッ
澪「うっ…あぅ………」 プルプルプル
                                                  オオオオオオオオオオッ
澪(う、動けっ…私の体っ!! 動けよっ!!!!) ガクガクガクガク


さわ子『フフハハハハハ

ギュイイイイン シュッ

ザッ

梓「油断大敵です!」

さわ子『!!!!』



705 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:32:37.38 ID:/022muI0

律「よしっ、梓が背後を取ったっ!!!」

唯「『スピード』だねっ!!!」


梓「憂の仇っ!! 覚悟してくださいっ!!!」 ぶんっ


 ズ     ン  ッ  ! ! ! !

スカッ


梓「えっ?!」

スタッ

さわ子『どこを狙ってるの?梓ちゃん?』 クスッ

梓「!!!!」

梓(先生が私の背後にっ?!! うそっ!!どうやってっ!?!)


律「お、おい い、今の… 見えたか……?」

紬「さ、さわ子先生が梓ちゃんの背後を取った……?」

唯「そ、そんなの おかしいよ! あずにゃんの『スピード』に追いつけるなんてっ!!」

紬「……梓ちゃんの速さを超えた?」

律「違う…違うんだ さわ子先生は一瞬で… 移動したんだ…」

律(そして… そんな事出来る奴が前に…っ!!)


――

『 違うよ 』

『 チキンが

   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・
  追いかける真似事を 止めただけだ  』

――



706 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:33:37.61 ID:/022muI0

                          ・ ・ ・ ・ ・
さわ子『後ろを取られる気分はどうかしら あずにゃん?』

ガシッ

梓「っ!! 離し

梓「て… あ、あずにゃん?」

さわ子『そうよ、あずにゃんにゃん』 ニコッ

梓「な、何を言って…」


さわ子 ボソボソ

梓「えっ…」


梓「う あ」

梓「いやあああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!」 ブンブン


律紬唯「!!」
                    リ タ イ ア
さわ子『二人目、 戦意喪失… 再起不能!』


律「あ、梓っ!!!」


梓「や、やめてっ!! やめてえっ!!!!!」 ブンブン


律「さ、さわちゃん…何をしたんだ…?! 耳元で何か囁いてたけど…」

紬「梓ちゃんのあの拒否反応…ひょっとして……」


――

【 ドクターペッパーにまさる飲み物はないのにゃん!

  あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!      】

――



707 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:34:51.68 ID:/022muI0

唯「さ、さわちゃんっ!! あずにゃんに何をっ!!!!!」

さわ子『じゃあ 問題』 ジャジャーンジャーンジャンジャジャン けいおん!

唯「!」


さわ子『私は一体 梓ちゃんに何をしたでしょう?』

唯「えっ…」


律「! 唯、聞くな!耳を貸すな!!」


唯「う…あ… わかんない…わかんないよ…」 ポロポロ…


紬「唯ちゃん!?」 


唯「全然わかんないよぉ……」

              リ タ イ ア
さわ子『これで3人目、再起不能ね』


――

『ジャジャン!!突然ですが純ちゃんクイズです!!』

『ちょっきんちょっきん』

          『私がいばったらどうなるでしょう?』

――



708 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:36:00.14 ID:/022muI0

律「…ムギ、わかったか…?」

紬「うん、りっちゃんも?」

律「先生達や1組を操っていた力…

  アレはゴボウ男の必殺技だ…」

紬「梓ちゃんの背後に移動した力は…トリ男さんの必殺技よね…」

律「梓を再起不能にしたのは猫男の必殺技…」

紬「唯ちゃんを再起不能にしたのはカニ怪人ちゃんの必殺技…」


律「間違いない!さわちゃんは…怪人の力のおかげで…

  私達が戦ってきた怪人達…

  そ の 全 員 の 必 殺 技 が使えるんだっ!!」


さわ子『ふふ、その通りよ!

     だからこんな事だって出来るわ』 ニコッ

マイクスタンド「ふわっ」


律「!! マイクスタンドが浮いたっ!」


――

『ニコ』
       「ぴゅー」
 「ふわっ」
         「ぶんっ」

――



709 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:36:57.59 ID:/022muI0

律(あれはドアの必殺技っ!!!

   私達が講堂に来た時…扉や鍵が独りでに閉まったりしたのも…)

マイクスタンド「ぶんっ!」

紬「!!! りっちゃん危ないっ!」 ダッ

律「えっ」

どんっ

律「わっ」


 ゴンっ!!!

紬「痛っ!!」


律「ムギ?!!」


紬「うぅ……」 ドサッ

律「む、ムギ!私を庇って…」


さわ子『あら、りっちゃんに当てるつもりだったのに……

     …まあでもムギちゃん、前に私にカバン投げつけてきたものね、その時の仕返しって事で
              リ タ イ ア
     これで4人目、再起不能!』


澪「う……ぁぁ……」 ガクガク

梓「ぃゃ…  ぃゃぁ…」 ブンブン

唯「わかんない…… わかんないよ…」 ポロポロ

紬「うぅ……」


律「み、みんな……」 オロオロ



710 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:37:58.75 ID:/022muI0

さわ子『後は…りっちゃん1人ね』 コツコツ


   ゴゥッ!!!!!!    ゴゴゴゴゴ
                              ゴゴゴゴ
                                      ゴゴゴ
                                  ゴゴゴゴゴ
律「!! っ…!!」

律「く、来るなっ……」                        ゴゴゴゴゴゴゴゴ


さわ子『…私の必殺技『プレッシャー』は           ゴゴゴゴゴゴゴ

     そこそこ遠距離でも効果はあるけど            ゴゴゴゴゴゴゴ

     近づけば近づくほど効果が増すの』 コツコツ             ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

                                      ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
律「う…… あ……」
                                              ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

さわ子『さっきは講堂の舞台と入り口付近、随分離れた位置からの『プレッシャー』だったけど…
                                                    ゴゴゴゴゴゴゴ
     距離を詰めた時…その『プレッシャー』に耐えられるかしら』 コツコツ          ゴゴゴゴゴゴ

                                        ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
律(くそっ…… もう息が……)

                                      ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
さわ子『もし動けたとしても… 息もできないそんな状態で、この私と戦えるのかしらね』 コツコツ

                                                ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



711 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:39:05.19 ID:/022muI0

さわ子『…』 コツコツ                          ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

                                         ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
律(やべぇ… どんどん近づいてきてる…逃げ… ないと…)

                               ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
さわ子『…』 コツコツ

                            ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
律(はは… 意識が… 朦朧としてきたや… )

                         ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
さわ子 ピタリ
                         ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
律「…」

さわ子『どう? ほぼ0距離から味わう私の威圧感は?』    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

律「…ぁ…ぅ……」
                             ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
さわ子『…張り合い無いわねぇ まあいいわ
                               ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
     もう動けないならとどめさしてあげる』
                       ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
律「…」

                       ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
さわ子『これで、終わり… あなた達の負けよ

     さようなら  ケイオンジャー 』


律(みんな………


                   ごめん………)


                              最終話『バイバイ!私達のケイオンジャー!』 完



712 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:39:36.53 ID:/022muI0

keionja_title_aa.png



713 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:40:02.56 ID:/022muI0

作者です、今回でケイオンジャーは全話終了しました

長々とお付き合いありがとうございます

後半はさわ子様無双でしたね、流石はさわ子様です

ケイオンジャー達をなぎ倒していくその様子は胸熱でした

ちなみに この後、我等がさわ子様はケイオンジャーにとどめをさして

救世主としてこの世界に降臨なされます

そして 理想の世界 ザ・さわ子ワールド を完成させ、

全ての人々をお救いに




「まだだ」








律「まだ 終わってなんかいないっ!!!!!!!!!!!」 ギュイイイイイイイイイイイイン


さわ子『?!!』


律「私達のケイオンジャーはまだ終わったりしないんだっ!!!!!!!!」 ゴォオ…



714 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:40:59.38 ID:/022muI0

さわ子『何っ?!』

律「まだ、私がいる… 

  軽音部の部長で!

  放課後ティータイムのドラマーで!

  ケイオンジャーのリーダーの私が残ってるっ!!」 ゴォオ…


律「だから私達はまだ負けてないっ!!!!」 ゴォオ…


さわ子『……『ヒートアップ』、元気になる必殺技… 地味すぎて忘れてたわ

     とは言っても…

     まさか私の『プレッシャー』すら物ともしないなんてね…』 ギリッ


律「私がちょっと睨まれた程度で挫けるわけないだろっ!」 ゴォオ…


さわ子『……でもりっちゃん一人、立ち上がったところで何ができるって言うのかしら

     『プレッシャー』が効かなくても 私には怪人達の必殺技が…』


律「 み ん な ! ! し っ か り し ろ っ!!!!!!!!」 ギュイイイイイイン

澪「はっ!」

梓「えっ?!」

唯「あれ…私何を…」

紬「…りっちゃん?」


さわ子『!!!!!』



715 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:42:07.11 ID:/022muI0

さわ子『な、何…!? どう言う事?!

     り、りっちゃんが声掛けただけで澪ちゃんたちが…』


律「皆、大丈夫か?!」 ゴォオ…



紬「私達が起き上がれたのはりっちゃんのおかげ?」 ゴォオ…

梓「そ、それだけじゃないです… なんだか力が沸いてきて」 ゴォオ…


澪「!」

澪(そうだよ… 律の律らしさ…

  律はただ明るくて元気なだけじゃない…

  律の元気は… 皆に…


   皆に元気をくれる 元気じゃないかっ!!!)


律「これが『ヒートアップ』の本当の力だっ!!」 ゴォオ…

唯「りっちゃんが私達に元気を分けてくれたんだねっ!!」 ゴォオ…

澪「ありがとう、律… おかげで目が覚めた!」 ゴォオ…

律「当然だろ… だって私は部長だからなっ!!」 ゴォオ…


さわ子『っ!!誰よ地味な必殺技とか言ったの!!!

     とんだチート技じゃないっ!!!!』



716 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:43:01.73 ID:/022muI0

律「さあ!今度はこっちからだ、さわちゃんっ!!」 ゴォオ…

さわ子『!』

律「おりやぁあっ!!!」 ゴォオ…

ブンッ

さわ子『っ!!』

 ズ     ン  ッ  ! ! ! !

スカッ

律「うおっと」 ヨロッ


さわ子 スタッ


律「トリ男の瞬間移動…」 ゴォオ…

律「でも… 舞台の方まで引き下がるのは 

  ちょっと臆病なんじゃないかっ?! さわちゃんっ!!」

律「チキンだけになっ!!」 ゴォオ…

澪「うまい事いったつもりか」 ゴォオ…


さわ子『…なんとでもいいなさい』ギリッ



717 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:44:08.52 ID:/022muI0

さわ子『…』


律「みんな、聞いてくれ」 ゴォオ…

唯「なんでしょう!部長!!」 ゴォオ…

梓「なんですか!? リーダー!」 ゴォオ…

律「きゅ、急に持ち上げはじめるなぁっ 恥かしいだろ……」 ゴォオ…

紬「ふふ… それでりっちゃん、どうしたの?」 ゴォオ…

律「さわちゃんが離れてる間に、作戦を伝えるぞ」 ゴォオ…

澪「…作戦?」 ゴォオ…

律「『ヒートアップ』のおかげで優勢にはなったけど…

  この状態でもさわちゃんに勝つのは難しいと思う…」 ゴォオ…

紬「…ええ、さわ子先生にはまだ怪人の必殺技があるもの…」 ゴォオ…

律「ああ…それに『ヒートアップ』を使っても…

  さわちゃんの『プレッシャー』を全部防ぎきれる訳じゃないみたいなんだ…

  ある程度は抑えられるけど… それでも打ち合うのは難しいと思う…」 ゴォオ…

梓「だから…作戦ですね!」 ゴォオ…

律「そうだ!私には皆の力が必要だ!」 ゴォオ…

唯「うん!私達にも出来るだけの事をするよ!」 ゴォオ…

律「ああ、期待してるぞ、唯!」 ゴォオ…



718 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/30(木) 20:45:20.47 ID:/022muI0

律「いいか作戦は…」

  ゴニョゴニョゴニョ

梓「なるほど、いいと思います」

  ゴニョゴニョゴニョ

紬「でもその後どうしよっか…」

  ゴニョゴニョゴニョ

澪「ん…待てよ そこはこうしたら良くないか」

  ゴニョゴニョゴニョ

唯「!! それだよ!澪ちゃん!」

梓「この作戦なら… 勝てますっ!!」

律「ああ、それしかないなっ! 皆、やれるかっ!?」

紬「ええっ!!」

澪「…大丈夫… 頑張るっ!!」



さわ子『話はまとまったかしら?』


律「ああっ!! 待たせたなっ!!」


さわ子『なら… そろそろ攻めさせてもらうわよ』 ニコッ

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タイトル:
NO:1939 [ 2011/05/12 23:04 ] [ 編集 ]

面白かった!
ケイオンジャーも立派なスーパー戦隊!

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