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純「ジャズけん!!」##8 【日常系】


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純「ジャズけん!!」##index




352 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:09:16.35 ID:9EC3M9ZUo

##8

――中野家

ピンポーン

梓「はーい」

ガチャッ

純「おいっす」

梓「純、いらっしゃい」

純「いらっしゃいました」

純「憂は?」

梓「まだ来てない。少し遅れるんだって」

純「ふーん…じゃあ先にお邪魔しまーす」





353 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:09:43.70 ID:9EC3M9ZUo

純「家の人はいないの?」

梓「お父さんとお母さんは出かけてる」

純「じゃあずっと一人だったんだ」

梓「うん、そんなところ」

純「へー…」ニヤニヤ

梓「……なに?」

純「寂しかった? よしよし」ナデナデ

梓「さ、寂しくない!!」

純「強がっちゃって」

梓「…子供じゃないんだからそんなわけないでしょ」

純「さてと、じゃあ憂を待つとしますか」

梓「うん。飲みもの持ってくるね」

純「さんきゅ」



354 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:10:19.97 ID:9EC3M9ZUo

純「……」キョロキョロ

梓「お待たせ」

純「ねぇ、これ何の雑誌?」

梓「え? ジャズの専門誌だけど…」

純「へー、読んでもいい?」

梓「うん」

純「じゃ、お借りします」

梓「その雑誌、今は廃刊になっちゃったけどお父さんが残してて」

純「へー」

梓「有名な演奏者の特集とかあるんだよ。純は誰が好き?」

純「ふーん」

梓「……純、聞いてる?」

純「聞いてる聞いてる」

梓「本当かな……」

純「レッド・ミッチェルってなんかカッコいいよねー」

梓「あ…私もそう思う」



355 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:10:48.21 ID:9EC3M9ZUo

・・・・・

純「……」

純「ふぅ、一通り読み終えた」

梓「憂…まだ来ないね」

純「そういえば。どうしたのかな?」

梓「メールしてみる」

純「ん~……」

梓「『憂へ、何かあった?……』」ポチポチ

純「……」

梓「……送信っと」

純「んーっ……暇だー」

梓「ジュースおかわりする?」

純「するー」

梓「じゃあ、持ってくるね」



356 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:11:28.55 ID:9EC3M9ZUo

純「……」ゴロゴロ

純「……ふわぁ」

梓「純?」

純「んー?」

梓「寝てるかと思った」

純「寝てないよー、ちゃんと起きてるって」

梓「でも純ってどこでも寝るし」

純「人を何だと思ってるの…」

梓「なんでも…はい、ジュース」

ヴーヴー

梓「あっ、憂からだ……」

純「……」ゴクゴク

梓「……」

純「なんだって?」

梓「まだ遅れるって。なんか唯先輩と一緒の用事があるだとか」

純「お姉さんの…お世話かな?」

梓「……そうかも」



357 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:12:08.53 ID:9EC3M9ZUo

梓「まったく、唯先輩ったら…」

純「憂も大変だね……来るまで何してよっか?」

梓「なんでもいいけど…純が決めて」

純「私? うーん……」

梓「……」

純「寝よっかな」

梓「寝るんかい」

純「だってねぇー…………ん? これなに?」

梓「あっ、中学の卒業アルバム…」

純「見たい!」

梓「えぇっ!? 恥ずかしいよ…」

純「いいじゃんいいじゃん、減るもんじゃないし!」

梓「……まぁいいけど」



358 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:12:38.91 ID:9EC3M9ZUo

純「ふーん……へー…」

梓「あんまりジロジロ見ないで…」

純「若いね! なんか」

梓「それは…もう二年も前だし」

純「二年かぁ…変わるもんだね。あっ、これかわいい」

梓「うっ…///」

純「ほー…違う中学ってなんか新鮮」

梓「純は憂と同じ中学なんだっけ?」

純「うん」

梓「へー…なんか羨ましいな」ボソッ

純「へ? なに?」

梓「ううん…なんでもない」



359 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:13:10.92 ID:9EC3M9ZUo

梓「ねぇ純、暇だし中学のときの話とか聞かせてよ」

純「中学? 中学ねー…憂が来てからね」

梓「えー、なんで?」

純「だって今はそんな気分じゃないし」

梓「なにそれ…」

純「あっ、憂まだ家にいるならアルバムとか持ってこれるかな?」

梓「メールしてみる」

純「これいつの写真?」

梓「それは…修学旅行のとき」

純「ふーん…この周りにいる子達はうちの学校じゃないの?」

梓「あ、うん。他の学校」

純「そっか」



360 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:13:42.31 ID:9EC3M9ZUo

純「そういえば、梓って中学のときは部活入ってた?」

梓「ううん、特には」

純「あれ? 梓のことだから音楽の部活でもやってるかと思った」

梓「うちの中学は吹奏楽部しかなかったから」

純「なるほど。それで高校に入って念願の軽音部に入部したってことね」

梓「念願ってほどでも…」

純「あはは、でも楽しそうにやってていいじゃん」

梓「…うんっ」

純「あっ、これは?」

梓「文化祭の。こっちは体育祭かな」

純「けっこうあるね、写真」

梓「なんか恥ずかしい…」

純「私としては面白いけど」

梓「面白いってなに!?」

純「悪い意味じゃないって」



361 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:14:10.03 ID:9EC3M9ZUo

純「あはは…へー」クスクス

梓「もう! アルバム見ながら笑わないでよ!」

純「ごめんごめん、悪気はないって」

梓「没収」ムスッ

純「あぁ、もっと見せてよー」

梓「後でね」

純「けちー……ん?」

梓「どうしたの?」

純「梓の部屋ってさ、よく見ると……女の子っぽくないよね」

梓「えっ…」

純「だって音楽グッズばっかじゃん」

梓「へ、変かな?」

純「んー…まぁ梓らしいっちゃ、らしいけど」

純「それにしても、よくこんな色々集めてるね。オーディオやレコードいっぱい」

梓「集めてるっていうか…これぐらい当然じゃない?」

純「当然なんだ…」



362 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:14:36.56 ID:9EC3M9ZUo

梓「あっ、そうだ。純にこれあげよっか?」

純「なになに?」

梓「キーホルダー、懸賞で当たったの。ほら、クマの人形がベース持ってるんだよ」

純「わ…かわいい! もらっていいの?」

梓「うん」

純「では、遠慮なく頂戴します」

梓「こういうのって数だけ増えてどんどん余っちゃうんだよね」

純「梓って懸賞とかよくするの?」

梓「うん、欲しいものがあるから」

純「なに?」

梓「えっと…まって、雑誌に載ってる……」バサバサ

梓「あった、これ」

純「エフェクター…?」

梓「買うとしたら八万ぐらいになるのかな」

純「八万!? そんなのどうするの!?」

梓「え? 使うんだけど」

純「……プロだね、梓」



363 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:16:06.67 ID:9EC3M9ZUo

梓「そんな大げさな」

純「私にはそんなもの買う勇気ないなぁ、使ってはみたいけど」

梓「だから私だって懸賞で当てようとしてるんだって」

純「そうだ、当たったら私にも貸して。エフェクター」

梓「貸してって……別にいいけど」

純「やった!」

ヴーヴー

梓「あっ、憂からだ」

純「なんだって?」

梓「えぇっと…………アルバム探すからもうちょっと遅れそうだって」

純「えー、そうなんだ…」

梓「憂が来るまでなにしてる?」

純「うー…ん。梓が決めて」

梓「私が? って言われても……っていうか、さっきもこんなやり取りがあったような」

純「だから今度は梓が決めてよ」

梓「……じゃあゲームでもやる?」

純「ゲームあるの!? 梓の家に!?」

梓「そんな驚くこと!?」



364 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:16:51.58 ID:9EC3M9ZUo

純「だってレコードしかないと思ってたから」

梓「そんなわけないって…」

純「まぁいいや、とにかくやろうよ。なんのゲーム?」

梓「えっと、RPGや育成ゲームとか」

純「それ全部一人用のゲームじゃん」

梓「あ……」

純「対戦ゲームとかないの?」

梓「……ないかも」

純「なんだ、それじゃあゲームもなしだね」

梓「ごめん…」

純「え? 別に謝らなくてもいいけど……そうだ、トランプある?」

梓「あ、うん。それならある」

純「じゃあポーカーでもやろっか」

梓「えっ、ポーカーのルールしらない」

純「えっ」



365 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:17:25.99 ID:9EC3M9ZUo

純「梓ってさぁ……」

梓「うん」

純「音楽以外の趣味あるの?」

梓「音楽以外? うーん……」

梓「音楽以外の趣味って必要なの?」

純「うわっ、なにそのアーティストっぽい発言!!」

梓「だ、だって…特に思い当たらないし」

純「ふーん…まぁ梓は音楽だけあればいいんだろうけど」

純「でも他になにかあってもいいんじゃない? ほら、見解が広がりそうじゃん」

梓「じゃあ…例えばどんなのがいい?」

純「え? えーっと……」

純「スポーツとかは?」

梓「スポーツ?」

純「そう。テニスとかよくない?」

梓「テニスかぁ……あっ、じゃあ純も一緒にやろうよ!」

純「私はできないからパス」

梓「えー……」



366 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:18:15.46 ID:9EC3M9ZUo

梓「なんかもうどうでもよくなっちゃった」

純「なに? もういいの?」

梓「…ていうか、純にはあるの? 趣味」

純「私はね…梓をいじることかな」

梓「えぇっ!?」

純「冗談冗談」

梓「冗談でもやめてよ…唯先輩にだって散々いじられてるのに」

純「でも梓っていじりがいがあるから、唯先輩がいじる気持ちも分かるなぁ」

梓「そんなのうれしくないって」ムスッ

純「そうやってむくれてる顔見るとまたいじめたくなっちゃうんだって」

梓「……純のイジワル」

純「よしよし、ごめんごめん」ナデナデ

梓「なでなでしない!」



367 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:19:27.74 ID:9EC3M9ZUo

純「あっ、そうだ。私一度だけやってみたいことがあったんだけど」

梓「なに?」

純「唯先輩みたいに、梓のこと抱きしめてみてもいい?」

梓「……え?」

純「いや…なんかやってみたくて」

梓「だ、ダメ! 絶対にやだ!!」

純「えーいいじゃーん。減るもんじゃないんだし」

梓「いきなりなに言ってるの!?」

純「だって興味あるんだもん。抱き心地とか」

梓「もー! 純まで唯先輩みたいなことしないでよ!!」

純「えー…抱きしめちゃダメ?」

梓「ダメだって」

純「ケチ」

梓「抱きつかれるのって、結構疲れるんだからね」

純「でも楽しそうじゃん、唯先輩に抱きつかれる梓」

梓「えぇっ……そんな風に見えるの?」

純「うん、仲いいなぁって感じで」

梓「た、楽しくなんかない!!」



368 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:19:55.13 ID:9EC3M9ZUo

純「でもさ、寂しくなるね」

梓「え?」

純「だって唯先輩が卒業したら抱きついてくれる人いないんだよ?」

梓「あ…」

純「だから、来年は私が代わりに抱きついてあげよっか?」

梓「なんでそうなるの!?」

純「順番的に」

梓「そんな順番決まってないから!!」

純「あははっ、そっか」

梓「むー……」

梓「……」

梓(まさか今、純に遊ばれてるじゃ…)

梓「…純」

純「なに?」

梓「私をあまりなめないこと!」ビシッ

純「……なにそれ?」

梓「……言ってみただけ」



369 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:20:21.24 ID:9EC3M9ZUo

梓「で、でも、純は私のことバカにしてるでしょ?」

純「してないよー」

梓「してる!」

純「そんな怒んなくても」

梓「別に怒ってはないけど…」

純「それに梓のことは尊敬してるよ?」

梓「えっ…」

純「だって音楽に対しては真剣だしギター上手いし、ライブではすっごい輝いてたし」

純「カッコよかったなー、ライブの梓。私もあんな風に弾いてみたい」

梓「…っ///」

純「……や、まぁ何ていうか…」

純(なんか……言った私も急に恥ずかしくなってきた…)



370 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:20:49.78 ID:9EC3M9ZUo

梓「えっと…あ、ありがとう」

純「あ、うん。…大丈夫、梓はやればできる子だから」

梓「そのフォローはなに?」

純「いや…なんでもない。あはは」

純「とにかく、梓は私にとって誇れる友人ってことかな!」

梓「う、うん…」

純(あれ? すべった…?)

梓「…私も」

純「うん?」

梓「私も純のこと…」

ピンポーン

梓「あっ」

純「憂かな?」

梓「たぶん…迎えに行ってくる」

純「うん、いってらっしゃーい」



371 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:21:43.33 ID:9EC3M9ZUo

ガチャッ

憂「こんにちは、梓ちゃん」

梓「いらっしゃい、憂」

憂「ごめんね、アルバム探すのに手間取って遅れちゃった」

梓「気にしないで、私の方から無理やり頼んじゃったんだし」

憂「でも急にどうしたの? アルバム持ってきてだなんて」

梓「なんか二人の中学時代の写真が見たくて…」

憂「えー、恥ずかしいよ」

梓「でも知りたいな、二人の中学時代。私は別の学校だったし」

憂「別に普通の学校生活だったよ?」

梓「でも興味あるんだもん」

憂「そっか…私も梓ちゃんの中学の写真見たいなぁ」

梓「あがって。中でお茶でも飲みながら見よっ」

憂「あ、うん。おじゃましまーす」



372 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:22:09.46 ID:9EC3M9ZUo

梓「外暑かった?」

憂「少し。もうそろそろ夏だねえ」

梓「うん……夏はどうしよっかなぁ」

憂「プールとか行きたいね」

梓「あ、いいかも」

憂「じゃあ夏休みに三人で行こっか」

梓「うんっ」

純「あ、いらっしゃーい」

憂「純ちゃーん!」

梓「純、なにして……あっ」

純「へ?」

梓「ちょ、ちょっと! なんで勝手にアルバム見てるの!!」

純「だって見たくなったんだもーん」

梓「勝手に見ないの!」

純「いいじゃん、どうせ三人で見るんだし」

憂「ふふっ」



373 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:23:23.68 ID:9EC3M9ZUo

梓「もう、純ったら…」

憂「私も見たーい」

純「いいよ、一緒に見よっ」

梓「あっ…もー」

純「ねぇ、見てこれ」

憂「あっ、梓ちゃんかわいいー」

純「でしょ?」

梓「……」

純「なにしてるの梓? 本人がいないと盛り上がんないんだし、一緒に見ようよ」

梓「うん…」

梓「……」

梓「…あのね、二人とも」

純「なに?」

憂「梓ちゃん?」

梓「……やっぱいい。なんでもない」

純「なによー、気になるー」

梓「なんでもないって……」

梓「それより、後で二人のアルバムもちゃんと見せてねっ!」


##8 おわり



374 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 03:24:49.26 ID:9EC3M9ZUo

ここまで




375 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/08(火) 18:12:18.29 ID:cyzIRN4Wo

あーもう たまらんな おつ





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純「ジャズけん!!」##8
[ 2011/02/11 19:15 ] 日常系 | | CM(1)

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タイトル:
NO:919 [ 2011/02/12 15:53 ] [ 編集 ]

梓純いいよ梓純

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