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律「がっきゅうさいばん」 【非日常系】


http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1297400394/l50




1 名前:1:2011/02/11(金) 13:59:54.20 ID:G6oFRD//0


「あ、みおー?見ろよこれ!」

「ああこれか・・・」

「澪先輩?この手作り感満載のバッグなんですか?」

「なんか可愛いのが着いてるーw」

「未確認生物かしら・・・」

「馬鹿やろー!これはおやじむしと言ってな・・・私から澪へプレゼントしたお手製バッグなのさ。このおやじむしをひねると・・・ほら!」

「すごい!小物入れだねりっちゃん!」





2 名前:1:2011/02/11(金) 14:01:27.91 ID:G6oFRD//0

「そんな機能見ただけでは絶対気づきませんね(苦笑)」

「そういや律おぼえてるかー?これをもらった次の日に酷い騒動に巻き込まれた事あったよな」

「あーあったあったw」

「えー?何々?聞きたい」

「あれは、このお手製バッグをプレゼントした翌日のな・・・

ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーー




4 名前:1:2011/02/11(金) 14:02:51.55 ID:G6oFRD//0

「ほんとありえないよな・・・」
「最低」
「怪しいとは思ってたけどな」


私の名前は田井中律、中学1年生だ。

教壇の前に立たされ罵声を浴びているは、私の親友の秋山澪。
味方になる者は誰も居ない。

罵声を浴びている理由は簡単だ、クラスメイトである汚野坂の財布が消えたから。
澪が盗んだ事になっている。



7 名前:1:2011/02/11(金) 14:04:39.28 ID:G6oFRD//0

事件の内容はこうだ。
「「5限目の体育の前に汚野坂は財布をかばんに入れ、体育館へ向かった。

6限目も体育館で2時間連続の授業が有り、教室の扉はかぎ当番がしっかりと施錠をしていた。

にも関わらず体育後に教室に帰ってくると、汚野坂の財布が無くなっていた。

体育の間に財布を盗むことが出来たのは、体調不良で昼休みからずっと保健室で寝ていた澪しかいない」」
簡単に言うとこんな所だ。



8 名前:1:2011/02/11(金) 14:06:05.08 ID:G6oFRD//0

先生「秋山さん、早く汚野坂君に謝って財布を返しなさい」

澪「私は・・・・・・・何もしていません」
涙を堪えるので精一杯で、これ以上は何も言えないようだ。

「聞いたか?」
「往生際悪いわねー」
「早く帰りたいのに」

謝れと言われても、やってもいないことを謝る気にはなれないし、
返せと言われても取っていない物は返せないだろう。



9 名前:1:2011/02/11(金) 14:08:16.81 ID:G6oFRD//0

業を煮やしたのか汚野坂が席を立ち口を開く。

汚野坂「秋山さん、俺は心が広いから今すぐ謝って財布を返してくれれば
     それでいい。潔く許そうじゃないか」

「汚野坂はやっぱりすげえや」
「それなのに秋山はよー・・・」

先生「ほら、汚野坂君もこういってるんだから。話し合いも長引いて・・・」

先生の言葉を遮るように私は机を叩き叫んだ。



11 名前:1:2011/02/11(金) 14:09:42.30 ID:G6oFRD//0

律「何が話し合いだよ、黙って聞いてたら一方的に澪を苛めて!
こんなの話し合いじゃねえよ!」


始めからずっと納得が行かずなんとかしたかったが、下手な事を言って自体を悪化させてしまいそうで怖かった。

しかし、もう限界だ。
律「澪が気弱なのいいことに意見なんて全く聞こうとしない、
  そんなの卑怯すぎる!私は澪を信じるぞ」



13 名前:1:2011/02/11(金) 14:11:22.44 ID:G6oFRD//0

汚野坂「田井中さん?秋山さんの味方をするのは勝手だけど、
     なら俺の財布は誰が取ってどこへ行ったんだい?」

律「う・・・それは、わかんないけど。でも!
  澪がやったって決定的な証拠も今のところ何一つ無いだろ?」

汚野坂「まあな。でも、体育へ行く前は確かにあった物が、体育の後に見たら無くなっていた。
     秋山さん以外は体育の授業を出ていたんだから誰も盗れない、違うかい?」

律「でも・・・それだけで犯人扱いするのは酷いだろ?」



14 名前:1:2011/02/11(金) 14:14:03.63 ID:G6oFRD//0

汚野坂「苦しいねぇ・・・有能な弁護士さんなら、秋山さんじゃない決定的な証拠を見せてみなよ。
     ま、保健室の先生が出張で居なくて、秋山さんのアリバイを証明する人が居ない以上無理だろうけど」

律「そうだ、そもそも教室には鍵がかかってて出入り出来ないんだから澪はおろか誰だって盗れないんじゃないのか?」

汚野坂「鍵なんかうっかりしてかけ忘れてたかもしれないだろ?新学期から鍵当番は猪上さんだしな。ラブプラスのことばかり考えててミスしたんだろう」



15 名前:1:2011/02/11(金) 14:15:29.77 ID:G6oFRD//0

猪上「私ちゃんと鍵閉めました!」

汚野坂「でも、その証拠も無いだろ?」

猪上「・・・うぅ。閉めたのに」

律(鍵をかけ忘れたか。最後に教室を出るのも最初に帰ってくるのも鍵当番だから誰かが証明することは出来ないしなぁ・・・待てよ?ホントに閉め忘れたのなら)

汚野坂「どうだ田井中さん?引き下がるかい?」

律「んなわけねーよ。澪を守るのは私だからな」



16 名前:1:2011/02/11(金) 14:17:02.01 ID:G6oFRD//0

汚野坂「・・・?」

律「お前は、鍵が開いていて澪が授業中に盗ったって言うんだな?」

汚野坂「ああ、そうに決まってる」

律「そうなるとつまり、5限目開始から6限目が終わるまで教室がずっと出入り自由だったって事になる。
  なら、授業中は無理でも10分休みの間に誰だって自由に出入り出来るから全員可能なんじゃないか?」

汚野坂「!」



17 名前:1:2011/02/11(金) 14:19:20.09 ID:G6oFRD//0

「確かにな」
「急いだら2,3分で教室まで行けるし、理屈は通るか」
「でも俺ら全員容疑者かよ・・・勘弁勘弁」

律(よし、これで時間を稼いで・・・)

汚野坂「それでいい気になったつもりか?田井中さん。こっちには証人が居るんだよ」

律「・・・!?」

汚野坂「なあ竹元、お前見たんだよな?」



18 名前:1:2011/02/11(金) 14:20:52.49 ID:G6oFRD//0

竹元「ああ、ばっちり見たぜ。10分休みに体育館の出口でお茶飲んでたら、慌てて教室の方から階段を駆け上り保健室へ戻っていく秋山をな!
   あんなに焦ってるのは何かやましい事が有るからに決まってる」

律(みおー!ばっちり見られるじゃんかよー・・・でも、何かの間違いに決まってる)

律「澪!竹元の言ってる事は本当か?」

澪「階段上ってたのは本当、でも!それは・・・」

汚野坂「それは?」



19 名前:1:2011/02/11(金) 14:23:33.12 ID:G6oFRD//0

澪「トイレに・・・行きたかったら・・・」

律「トイレへ急いでたんだったら、焦ったような表情になるのも自然なんじゃないか?」

竹元「それは分かるけど、なんでわざわざ1階に降りてたんだよ?保健室は2階なんだから2階のトイレでいいだろ」

律「2階のトイレは上級生が使うから、気弱な澪には行けなかったんだろ」



20 名前:1:2011/02/11(金) 14:25:43.44 ID:G6oFRD//0

竹元「それもそうだな・・・、ん?なら焦るのは駆け下りる時だけじゃないか?なんで焦って掛け上ったんだよ」

澪「一階のトイレに行ったら、怖い人がタバコ吸ってて・・・」

竹元「で、仕方ないから結局また2階に上がってトイレに行ったわけか」

澪「そう・・・」

律「な。トイレに行ってたんじゃ、教室に行って財布を盗るのは時間的に厳しい。これで澪は無実だって事が」



21 名前:1:2011/02/11(金) 14:27:44.67 ID:G6oFRD//0

汚野坂「な、馬鹿な!そんな・・・」


律(・・・?)

汚野坂「だ、第一、本当にトイレに行ったのか?誰か証明出来るのか?」

律「澪、誰かトイレで出会った先輩は居ないか?」

澪「それが・・・誰も居なかった」

汚野坂「な、全てきっと秋山さんの絵空事だ。
本当は教室に行って盗みを働いていたんだろう」



22 名前:1:2011/02/11(金) 14:29:52.02 ID:G6oFRD//0

「いつまで言い逃れするんだろうね・・・」
「田井中も共犯なんでしょ?」
「二人で山分けかよ」

律(ダメだ、誰も見てないんじゃどうしようも無い・・・)

汚野坂「さあそろそろ終わりにしようか。随分時間をかけてしまったしね。」

律「・・・」



24 名前:1:2011/02/11(金) 14:32:32.76 ID:G6oFRD//0

律が半ば諦めかけた時、教室の戸が開いた。
豊咲「HR中失礼します、2年の豊咲です。落し物届けにきました」

先生「ありがとう」

豊咲「5限目と6限目の間に2階のトイレで拾いました。では失礼します」

渡された落し物は名札だった。
秋山澪、と綺麗な字で書かれた。

汚野坂の顔が一瞬曇る。

律「これで・・・形勢逆転だな汚野坂さん」




23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 14:31:18.27 ID:v2c/zN420

ダンガンロンパ





25 名前:1:2011/02/11(金) 14:35:54.30 ID:G6oFRD//0

>>23 
ダンガンロンパやってみたいと思いながら手が出ずにいます

汚野坂「何言ってるんだ。今証明できたのは、【目撃された10分休みはトイレに行っていた】って事だけ。
    証人には当てにならなかったが、容疑が完全に晴れたわけじゃないだろ?授業中に盗ったのなら関係ない」


汚野坂「もう時間を掛けたくないから、持ち物検査をしてはっきりさせないか。秋山さんも自分は無実だって言うなら受けてくれるだろ?」

律(こいつ・・・何か焦ってる?何でこんな澪にこだわるんだ?)

澪「もちろんやります」

律「出てくるわけ無い!これでとりあえず疑いは晴れるはず」



27 名前:1:2011/02/11(金) 14:39:25.77 ID:G6oFRD//0

汚野坂「じゃあ、異藤は身体検査を。蚊野はバッグを調べてもらうか」

異藤「可愛い女の子の体に合法的に触れるなんて///」

澪「早くしてください」

~~~~~~~~~~~
異藤「財布はどこ探しても無いですねー」

律「当たり前だ!」
律が強気の言葉と一瞬の安堵の表情を浮かべた。



29 名前:1:2011/02/11(金) 14:42:24.78 ID:G6oFRD//0

汚野坂「じゃあ蚊野、頼む。その変なポケットとかに隠してるんじゃないか」

蚊野「はーい、どれどれっとー・・・」

律(・・・?)

蚊野「あ!有りましたよ!財布です」

蚊野が高々と手柄のように財布を突き上げる。
すかさず汚野坂が叫んだ。

汚野坂「俺の財布だ!やっぱり秋山さんだったのか」

呆然とする律と澪へ、容赦無い野次が飛び交う。



30 名前:1:2011/02/11(金) 14:44:42.55 ID:G6oFRD//0

「やっぱりそうじゃんかー」
「泥棒」
「さいてー!!」
「共犯決定」
「逮捕されてしまえ」

先生「秋山さん、ちゃんと謝りなさい」

澪「ちが・・・」

律(ど、どうしよ・・・澪、ホントに盗ったのか?)



31 名前:1:2011/02/11(金) 14:47:06.92 ID:G6oFRD//0

律はすっかり精細を欠いてしまっていた。
汚野坂「ま、最初にも言ったけど、ちゃんと謝ってくれれば俺はそれでいいからさ」

澪「・・・あの・・・・・・その・・・・・・すみ」
涙を流しながら冤罪を認め謝ろうとする澪を、律は黙って見ているしかなかった。

澪「すみませんでした」

汚野坂「そうそう、それでいい」

「やっと認めたよー」
「ほんとこりごり、こんなのに付き合せないで」



32 名前:1:2011/02/11(金) 14:48:14.15 ID:G6oFRD//0

律「違う!!!!」
力一杯律が叫んだ。

汚野坂「おいおい、裁判は終わりだ弁護士さん」

律「澪は・・・澪はやってない!」

「いいかげんにしてよ」
「もういいだろーが」



33 名前:1:2011/02/11(金) 14:52:00.10 ID:G6oFRD//0

汚野坂「そんな事言ったって本人が認めて謝ってるんだぜ?そんな状況でどうするんだ」

律「・・・それは・・・」

口ごもる律を助けるかの様に、クラスメイトの一人が発言する。

武達「あの、よかったら指紋検査してみますか?」

律・汚野坂「は?」



36 名前:1:2011/02/11(金) 14:54:30.23 ID:G6oFRD//0

口を開いたのは、科学部の部長武達だ。
武達「だから、指紋検査です。それで事態が変わるかは知りませんけど。」

律「指紋検査なんて出来るのか?」

武達「ま、あんまり大っぴらには言ってませんけどね。最近はまってて。
でもクラスの中で判断するくらいなら楽勝です」

汚野坂「そ、そんな事する必要・・・」

律「是非頼む!」

武達「お任せください」



37 名前:1:2011/02/11(金) 14:56:06.49 ID:G6oFRD//0

~~~~~~~~~~

武達「出ました!」

律「どうだった?」

武達「財布に付いていたのは、汚野坂さんの指紋と、蚊野さんの指紋だけですね」

律「ほら、澪はやっぱり無実じゃんか!」

汚野坂「ふ、手袋をしていれば指紋は付かない、そんな事も知らないのか?」

律「朝一緒に登校したけど、澪は手袋して来なかったぞ」



39 名前:1:2011/02/11(金) 14:59:57.95 ID:G6oFRD//0

汚野坂「計画的だったとしたらこのために隠して持ってきている可能性はあるだろ?」

律「う・・・そうか」

武達「それも無さそうですよー?お二人の指紋がくっきり残ってます、手袋で持ったら
   付いてた指紋がある程度こすれて消えちゃいますから」

汚野坂「だ、だったら盗った後何かで自分の指紋を拭きとって・・・」

律「だから、それも無いって事だろ?拭き取ったなら澪だけじゃなくて全員の指紋消えちゃうし。
  蚊野さんはさっき手に取ったから指紋付いてても分かるけど、お前の指紋は消えてるはずだろ?」



41 名前:1:2011/02/11(金) 15:03:12.93 ID:G6oFRD//0

汚野坂「じゃあいったい誰が財布を・・・・・・・・わかった!蚊野、お前だったんだな?」

蚊野「え?どういうこと!?」

汚野坂「とぼけても無駄だ、お前が盗ったんだな!それで、怖気づいて秋山さんに罪を着せようとして隠したんだ!これで全部辻褄が合う」

「真犯人は蚊野かよ」
「さいてーね」
「他人に罪を着せるなんて一番悪党」



42 名前:1:2011/02/11(金) 15:04:54.31 ID:G6oFRD//0

蚊野「なんで?・・・どうして・・・」

律(・・・?)

先生「とりあえず財布は汚野坂君に返します。今日
はもう遅いから帰りましょう」

律(一番の問題はこの先生だよな)



43 名前:1:2011/02/11(金) 15:06:38.96 ID:G6oFRD//0

~~~~~~~~~
その日の夜、2人は電話をした。

澪「ごめんな律。ほんとにありがとう」

律「いいって、気にすんな。ってか結局武達さんのおかげだし(笑)」

澪「律のおかげでもあるよ。決定打をくれたのは武達さんかもしれないけど、
律が最初に動いてくれてなかったら、どうしようもなかったんだから」



44 名前:1:2011/02/11(金) 15:08:31.31 ID:G6oFRD//0

律「おい照れるだろーが!でも武達さんすごいよな」

澪「なんかちょっと前に新聞載ってたぞ、【天才小学生、ノーベル賞も夢じゃない!?】って」

律「だからってあんな手軽に指紋検査を・・・」

澪「ま、疑いも晴れて真犯人も見つかったんだから・・・とりあえず無事解決だな」

律「・・・・・・・・・」



48 名前:1:2011/02/11(金) 15:10:16.38 ID:G6oFRD//0

澪「律?」

律「ああ、ごめんちょっとボーっとしてた。そういや体は大丈夫か?」

澪「あぁ、もうすっかり大丈夫だ。昼ご飯食べたら急に調子悪くなってな・・・
  なんか牛乳は腐ったような味がするし散々だったよ」

律「昼ご飯って何食べたんだ?」

澪「購買の焼きそばパンと牛乳だけど?」

律「そうか」

澪「律変だぞ?そろそろ寝るか」

律「ああ」



律(なんか、引っかかるなあ。蚊野さんが財布を取ったけど、怖くなって澪に押し付けた・・・か)



49 名前:1:2011/02/11(金) 15:17:57.13 ID:G6oFRD//0

~~~~~~~~

翌日



猪上「また鍵の話ですか?昨日は確かに閉めたんです!」

猪上が声を荒げて言った。

律「まあそう興奮しないでさー、別に猪上さんのせいにしようってわけじゃないから。
  それに、猪上さんは多分ちゃんと鍵をかけたと思ってるし」

猪上「じゃあなんでそんな聞くんですか?」



50 名前:1:2011/02/11(金) 15:19:39.53 ID:G6oFRD//0

律「どうも、全体的にしっくり来ないんだよなー・・・」

猪上「なんですか?探偵気取りですか?」

律「そんなとこかな」

猪上「呆れた・・・」

律「鍵をかけた後はどうしてたの?」



51 名前:1:2011/02/11(金) 15:20:25.14 ID:G6oFRD//0

猪上「体育館まで持って行って、その後は体育館の隅に水筒と一緒に置いてました」

律(!)

律「10分休みの間は?」

猪上「休むことなくバレーに熱中してました」

律「じゃあ誰かが鍵を勝手に借りても気づかなかったと」



53 名前:1:2011/02/11(金) 15:23:01.96 ID:G6oFRD//0

猪上「え?そんな事する人居ないでしょ?」

律「うん、ありがと。もういいや(おいおい・・・)」


そう言って足早に律はどこかへ去っていった。

猪上「勝手な人・・・」



律(だとすると、次に会いたいのは・・・)



54 名前:1:2011/02/11(金) 15:23:59.11 ID:G6oFRD//0

~~~~~~~~~~~~~~~
武達「鍵の指紋?別に簡単だけど?」

律「恩に切る!早速始めて欲しいんだけど・・・」

武達「任せて」



55 名前:1:2011/02/11(金) 15:25:51.75 ID:G6oFRD//0

~~~
武達「これは・・・」

律「どう?誰の指紋?」

武達「猪上さんと・・・・・・・・蚊野さん?」

律「決まり!!ありがとう」

そう言って駆け足で律はどこかに去っていった。

武達「決まり?自由な人・・・」


律(さあ、思い切って勝負)



56 名前:1:2011/02/11(金) 15:27:37.79 ID:G6oFRD//0

~~~~~~~~~~~~~
蚊野「もういいじゃないですか!私が盗って、怖くなって罪を着せた。それだけです」

律「・・・ほんとに?」

蚊野「本当です、何を疑っているんですか?」

律「実際に財布を隠したのは蚊野さん、あなただと思う」

蚊野「でしょ?ならいいじゃない、早くかえ」

蚊野の言葉を遮るように律が口を開く。



57 名前:1:2011/02/11(金) 15:28:23.67 ID:G6oFRD//0

律「でも、それはあなたの意思じゃない」

蚊野「な、何を根拠に言うんですか?」

律「ちょっと気になる点があってさ」

蚊野「なんですか、言ってみてください」



59 名前:1:2011/02/11(金) 15:31:39.55 ID:G6oFRD//0

律「あのおやじむしがポケットになっている事を汚野坂が知っていたこと。
  それと、【変なポケット】と言っただけで蚊野さんはすぐおやじむしを調べたこと。
  あんなの見ただけじゃポケットになってるなんて分かるわけないから、おかしいと思うなー」

蚊野「そんな事別に・・・」

律「じゃあどうやって知ったのか聞かせて!」




58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 15:30:27.87 ID:G3PVXnba0

ロンパ関係無いのかよw
おまえら~





60 名前:1:2011/02/11(金) 15:34:20.36 ID:G6oFRD//0

>>58
だってダンガンロンパやったことないもんwww
中古で15000円切ったら買う



蚊野「あの、えっと、前に秋山さんに見せてもらったの。だから知ってたんだ」

律「へー・・・。昨日澪は初めて学校に持ってきたはずなんだけどなー?」

蚊野「え”?あ、そうだっけ・・・。じゃあどっかのお店で見たんだ。だから」

律「世界に一つしか無い超レア物だから凄く大事にするって澪言ってたけど?」

蚊野「でも見たことあるもん!」

律「あれ、作ったの私なのに?」



61 名前:1:2011/02/11(金) 15:36:56.50 ID:G6oFRD//0

蚊野「・・・・・・・!?」

律「もう一つ、汚野坂に【お前がやったんだろ】って言われて、蚊野さんあなたなんて言ったっけ?」

蚊野「・・・覚えてない」

律「なんで?どうして?って言った。なーんか、不自然な気がしてさ」

蚊野「結局、何が言いたいんですか?」

律「私の推測も入ってるけど、言わせてもらうけど・・・」

一呼吸置いて律は静かに話し始めた。



64 名前:1:2011/02/11(金) 15:39:43.70 ID:G6oFRD//0

律「性格も大人しくて、みんなから浮いている澪は汚野坂の標的にされた。
  澪を陥れるために、窃盗疑惑をかけようと。汚い汚野坂は一人でキケンな真似はしようとしなかった。
  そう、身近な蚊野さんあなたを利用して。
  で、事は2時間続きの体育と、澪の体調不良が重なった絶好のチャンスを利用して決行された。
  そして蚊野さんは10分休みに猪上さんから鍵をこっそり借りて教室へ行き、汚野坂の財布を手に取る。
  澪のバッグを見た時おやじむしが気になって、触ったらポケットになっている事に気づいた蚊野さんは、興味を引かれそこに財布を隠した。
  そして鍵を閉め体育館へ戻り、汚野坂に「変なポケットに入れときました」とでも報告したんじゃない?
  汚野坂も焦りが出て早く出させたくて、真っ先にそう言ってしまった。澪の体調不良も、確信は無いけど汚野坂に仕組まれてる気がするし・・・」



65 名前:1:2011/02/11(金) 15:42:39.05 ID:G6oFRD//0

蚊野「もういい、もういいよ。正直に言う。全部当たり、一言一句間違いなくね。一つだけ読み切れてない事が有るけどそれは直接関係無いしいいや」

律「やっぱり、じゃあ」

蚊野「じゃあなに?汚野坂に自首でもさせるの?」

律「そりゃそうじゃん!!澪は私の親友だから・・・それに蚊野さんだって悔しいだろうし・・・」

蚊野「出来るわけない、あんな簡単に仲間を裏切る男が自首なんかするわけない」



66 名前:1:2011/02/11(金) 15:43:57.18 ID:G6oFRD//0

律「・・・・・・私に任せてくれない?」
そう言って律は右手を差し出した。

しばらくの沈黙の後、
蚊野「・・・期待してないけどね」
蚊野がその手を握り返した。

律「ありがとう、なんとかするから」



67 名前:1:2011/02/11(金) 15:48:33.36 ID:G6oFRD//0

~~~~~~~~~~~
律は、放課後の校舎裏に汚野坂を呼び出した。

汚野坂「おいおい、校舎裏で告白か?そこまで絵に描いたようにモテてもしかたないぞ」

律「残念ながらそんないい話じゃないけど」

汚野坂「じゃあなんだ?財布の話か?」

律「流石、黒幕は話が早い」

汚野坂「話を聞こうか」



68 名前:1:2011/02/11(金) 15:50:53.53 ID:G6oFRD//0

律「あれは蚊野さんの意思じゃない。お前が澪を陥れるためにやらせた、
  けど上手く行かなくなったから蚊野さんをトカゲの尻尾のように扱った。違う?」

汚野坂「面白い事いうな田井中さん、それの根拠なんかはこの際どうだっていい。
     そんな事聞いてどうするつもりだ?」

律「別に、真相が知りたいだけだけど?」



69 名前:1:2011/02/11(金) 15:53:34.21 ID:G6oFRD//0

汚野坂「そうかい。まあ、そんな濡れ衣勘弁してくれ、俺は何も知らない。これしか言うことは無いな。」

汚野坂はそう言って律に背を向け、帰ろうとした。


律「待て!」

汚野坂「?」

律「ほんっとに卑怯な男」

汚野坂「おいおい、いきなりだな田井中さん?」



70 名前:1:2011/02/11(金) 15:54:53.91 ID:G6oFRD//0

律「澪は大人しいから、からかわれてお前みたいなやつからいじめの標的になりやすいかもしれないけど。
  でも、澪は頭も良いし顔も凄い可愛いし凄く優しいしミシンも凄く上手いし作文も賞取るし、
  圧力だけで人を集めて、都合が悪くなったらすぐ裏切って、頭も悪いし性格も悪いガキ大将ぶってる
  何の取り得も無いお前より、よっぽど凄いな!」

汚野坂「・・・言っていい事と悪いことがあるぞ?田井中ぁ・・・」



71 名前:1:2011/02/11(金) 15:55:52.37 ID:G6oFRD//0

律「その通り、これは言っていいことだろ?」

汚野坂「あぁそうかい、そこまで言うなら教えてやるよ。蚊野に支持してやらせたのは全部俺だ、
    暗くてムカつく秋山を陥れるためになぁ!!これで満足か?」

律「それだけ聞ければいい。もういいよ」

汚野坂「これを聞いたところでどうする?皆の前で言うか真犯人は汚野坂です、
    汚野坂の自作自演でした、って。誰も信じるわけ無いことぐらいわかるよなぁ??」




72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 15:56:03.26 ID:zxAVoMV7P

でも、澪は頭も良いし顔も凄い可愛いし凄く優しいしミシンも凄く上手いし作文も賞取るし、

この中に床上手がない時点でこのスレの評価は0点





75 名前:1:2011/02/11(金) 15:59:11.01 ID:G6oFRD//0

>>72
は!!しまった・・・


律「自分の中のもやもやが解決したから、もうこれでいい」

汚野坂「あっそう。じゃあさっさと帰りな」

律「そうする」

律がポケットに手を入れ立ち去ろうとした時、汚野坂が口を開いた。



76 名前:1:2011/02/11(金) 16:00:28.93 ID:G6oFRD//0

汚野坂「おっと、その右ポケットの中の物を渡してもらおうか」

律「・・・!!」

汚野坂「そりゃあんな正義感強い田井中さんが、自分中で整理付けばいいなんて言うわけないもんな。
     早く出しな・・・入ってるんだろ録音機!!!!!!」

律が静かに右ポケットから録音機を取り出し、汚野坂の足元へ投げた。



78 名前:1:2011/02/11(金) 16:03:31.04 ID:G6oFRD//0

汚野坂「素直でよろしい。こんな物騒な物は処分しないとな。
     お前なんかに俺が築き上げた物は壊させないぞ、あのクラスは俺が全て支配する。
     全てが俺の思うがままに動くようになるんだよ!!!わかったか?はっはっは!!!」

録音機は、汚野坂の足に踏み潰され音を立てて壊れた。

汚野坂「じゃあな。せいぜい気をつけて帰れよ」
勝ち誇った笑顔を浮かべながら汚野坂は去っていった。



81 名前:1:2011/02/11(金) 16:06:03.14 ID:G6oFRD//0

一人その場に立ち尽くす律に、影に隠れていた澪と蚊野が駆け寄ってきた。

澪「りつー!!だめじゃんかー・・・あのタイミングで手を入れたらそりゃ誰だって気づくよ」

蚊野「録音機気にし過ぎ。ま、期待してなかったけど・・・」



82 名前:1:2011/02/11(金) 16:07:12.68 ID:G6oFRD//0

律「ほんと、あのタイミングで録音機に気づかれた時は、こっちの負けかと思ったよ」

蚊野「何言ってんの?負けも負け、惨敗じゃんか」

澪「そうだよりつー・・・」

律「そんな事は無いって。落ち込むなよ」



84 名前:1:2011/02/11(金) 16:10:08.53 ID:G6oFRD//0

律「勝敗は、最後の最後までわからないんだぞ?お二人さん」






そう言って律は、ブレザーの内ポケットから録音機を取り出し、停止ボタンを押した。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーー
ーーー




85 名前:1:2011/02/11(金) 16:12:51.54 ID:G6oFRD//0

「で、どうなったんですかその汚野坂は?」

「翌日のホームルームで皆の前で録音をゲリラ再生☆
一気に本性がばれて、蚊野さんの濡れ衣も救ったのさ」

「すごい!りっちゃん隊員大活躍だね」

「ほんと冷や冷やだったな」

「で、あの後澪がなんか怖いからって、プレゼントのバッグを付き返してきて、
今までずっとうちの部屋の押入れで眠ってたわけです。でも、おやじむしは気に入ってくれたんだよな?」




86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 16:13:06.52 ID:zxAVoMV7P

さすがちっぱいブレザーの内ポケットに仕込んでてもばれないわけだ
澪ならばれちゃうね^^





87 名前:1:2011/02/11(金) 16:16:16.92 ID:G6oFRD//0

>>86
なぜ俺の脳内をリアルに知っているんだ!?((((;゜Д゜)))



「ま、まあな」

「そういや、部室の掃除した時も澪先輩のそれありましたね」

「話変えて悪いんだけど・・・蚊野さんの見抜けなかった事ってなんだったのかしら」

「ああそれな、蚊野が汚野坂にあそこまで協力する理由だよ」

「理由?」



88 名前:1:2011/02/11(金) 16:17:44.94 ID:G6oFRD//0

「律、お前わかったのか?」

「ああ」

「教えて下さい!」

「単純、好きだったんだよ」

「嘘!?」

「びっくりしたよ、あの後二人付き合い始めるんだもん」



89 名前:1:2011/02/11(金) 16:19:29.38 ID:G6oFRD//0

「世の中分かんないねー」

「ほんとですね・・・」

「で、りっちゃんとみおちゃんの愛も深まったわけね・・・素敵」

「むぎ、落ち着け」

律(ま、強い否定はしないけど)



90 名前:1:2011/02/11(金) 16:20:48.38 ID:G6oFRD//0

「って、早く掃除再開するぞ!部屋片付けるまで部活禁止を弟に言われるダメな部長!」


「はーい」

-end-




91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 16:24:34.24 ID:q4QmXZWo0

楽しめた、乙



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 16:31:19.49 ID:DDO9b8xy0


汚野坂に利用されて罪をきせられたのに、まだ好きなのか
蚊野さんすげえな





93 名前:1:2011/02/11(金) 16:32:22.99 ID:G6oFRD//0

>>91、92
さんくす
蚊野さんはそうであって欲しいという個人的な願い



94 名前:1:2011/02/11(金) 16:35:27.44 ID:G6oFRD//0

汚野坂「何しに来たんだよ?こんなになっちまった俺を笑いにきたのか?」

蚊野「違う」

汚野坂「じゃあ、利用して切り捨てた俺に復習に来たんだな、好きにしろよ」

蚊野「それも違う」

汚野坂「じゃあ何の用だよ!」

蚊野「・・・一緒に、もう一回頑張ろう・・・」

汚野坂「蚊野・・・」



的なね




95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 16:38:08.40 ID:z/KcSz/E0

弾丸論破じゃないのね





96 名前:1:2011/02/11(金) 16:40:42.64 ID:G6oFRD//0

>>95
もうしわけない。非常にやってみたいんだが・・・




97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 16:57:35.77 ID:izJzN2cjO

最初頑張って理詰めにしようとして、途中で諦めました感がすごいね





98 名前:1:2011/02/11(金) 17:08:34.17 ID:G6oFRD//0

>97
まじか、でも最後まで読んでくれたあなたが好き



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律「がっきゅうさいばん」
[ 2011/02/12 00:17 ] 非日常系 | | CM(5)

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タイトル:
NO:913 [ 2011/02/12 02:17 ] [ 編集 ]

鹿野けなげなこ

タイトル:
NO:914 [ 2011/02/12 08:27 ] [ 編集 ]

あんまり理詰めにされすぎたら詠むんしんどいからちょうどよかった

タイトル:
NO:915 [ 2011/02/12 08:31 ] [ 編集 ]

蚊野さん女だったのか…
てかダンガンロンパって高いのな。中古で15000以上するのか

タイトル:
NO:916 [ 2011/02/12 10:45 ] [ 編集 ]

中古で15000円wwww

タイトル:
NO:923 [ 2011/02/12 20:19 ] [ 編集 ]

久しぶりにダンガンロンパやりたくなった

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