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唯「新入部員の魚沼宇水君だよ!!」 【非日常系】


http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1297515312/l50




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:55:12.52 ID:xkK7dOxQ0

【#1 新入部員!】

梓「・・・?新入部員?どこにいるんです?」

普段通り部室を訪れると、唯から新入部員を紹介される梓。
しかしその新入部員らしき人物は見当たらない。
部室にいるのは唯、律、澪、紬、そして梓だけだ。

紬「まさか・・・」

ふと、律が影に覆われる。同時に5名が顔を見上げ、天井に
張り付く謎の男の姿を視認した。





2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:57:46.67 ID:xkK7dOxQ0

澪「律!!」

澪が叫ぶと同時に、男が律に飛び掛る。手には槍と鉄球を組み合わせた
ような武器が握られている。

同時に律も、腰に備え付けていたスティックを抜き去り、謎の男の
刃を弾いた。

律「又・・・腕を上げたな」

唯「宇水君!!」

紬「"盲剣"の宇水・・・」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:59:46.66 ID:xkK7dOxQ0

宇水「何を怒っている?お嬢ちゃん」

そこには、「眼 心」とかかれた鉢巻のようなものを目の位置に巻いた、
不気味な男が立っていた。手には槍のような武器、背中には巨大な亀の甲羅を
背負っている。

宇水「スキあらば、いついかなる時でも斬りかかって構わない。
   そういう条件で私は律の仲間になってやったんだぞ」

律「ああ」

梓「・・・ちょ、ちょっと皆さん!!何でそんな冷静なんですか!!
  早く警察に通報しないと!!」

あまりの非日常的な光景に唖然としていた梓がようやく
思考を取り戻し、騒ぐ。



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:02:07.25 ID:xkK7dOxQ0

唯「あ、あずにゃん落ち着いて!!」

澪「彼が新入部員の宇水君なんだ」

梓「えぇ!?」

紬「まぁまぁ、とりあえずお茶にしましょう?」

―――
唯「宇水君は何か音楽をやってたの?」

宇水「特にはないが・・・目が見えない分音にはうるさい性質でな」

梓「何だか凄く年上に見えるんですけど・・・ほんとに高校生なんですか?」

律「失礼だぞー梓。こう見えても宇水君は私たちと同級生なんだから」

梓「・・・(見えない)」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:04:51.61 ID:xkK7dOxQ0

梓「・・・でも宇水先輩、楽器弾けるんですか?その・・・」

少し言いづらそうな表情で、梓は宇水の鉢巻を見つめた。
目隠しの様に巻かれたそれは、鉢巻というよりは眼帯と呼ぶべきか。

宇水「目のことを言っているなら問題ない。私には、はるか遠くの
   小川のせせらぎの音まで聞き取るこの『異常聴覚』があるからな」

梓「はぁ・・・」

律「そうだ、今日この後宇水君の歓迎会しようぜ!!」

唯「私アイスがいい!!」

梓「ちょっと、練習はどうするんですか!?」

律「宇水君の楽器が決まってないだろー?楽器店で色々見ながら決めようぜ」

梓「もう・・・」



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:06:34.51 ID:xkK7dOxQ0

―――
結局その日は練習することなく、楽器店と飲食店へ行くことになった。

澪「あ、私ちょっと忘れ物・・・」

律たちが昇降口で靴に履き替えていると、澪がつぶやくように言った。

律「忘れ物?」

澪「す、すぐ追いつくから皆先に行ってて!!」

そういうと、澪は焦った様子で引き返した。

紬「?」

宇水「フフフ・・・」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:08:25.24 ID:xkK7dOxQ0

―――
澪(ずっと切り出すタイミングなかったな・・・)

女子トイレに駆け込んだ澪は、やや安堵した様子で個室に入り腰を下ろす。

澪(やっぱ男の子がいると、こういうことも言い出しづらくなるな・・・)

澪「・・・」

用を足そうとする澪は、入部した宇水のことを思い出した。

ポワポワポワ
宇水『私には、はるか遠くの小川のせせらぎの音まで聞き取る
   この『異常聴覚』があるからな』
ポワポワポワ

澪「・・・」

澪(家帰るまで我慢しよう・・・)



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:10:24.48 ID:xkK7dOxQ0

―――
【#3 ドラマー!】
唯「か、かわいい・・・」

澪「かわいいな・・・」

梓「唯先輩、飼う以上はちゃんと世話をしないと駄目ですからね?
  水温を一定にして、定期的に水を替えないと」

「カメの飼い方」というタイトルの本を持ちながら、梓が注意する。

唯「ギー太より手がかかるねぇ」

梓「それに餌も毎日・・・」

紬「あ!!餌が足りなくなったら私持ってくる!!家でも亀を飼ってるの」

宇水「・・・で、この茶番はいつまで続くのだ?」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:12:42.40 ID:xkK7dOxQ0

唯、澪、梓、紬の4名に囲まれ、不機嫌そうに宇水が口を開く。

唯「えへへ・・・」

律「もう嫌だ!!」

長椅子に置いたノートPCを見ながら、律が叫んだ。

律「ドラム嫌だ!!」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:14:36.10 ID:xkK7dOxQ0

―――
律の言い分によれば、ライブの際に目立たないドラムが嫌だとのことだ。
いや、"嫌"は言い過ぎだが、たまには楽器をとっかえっこしてみないかという
提案をした。

澪「律がドラムやらなかったら誰がドラムやるんだよ?」

宇水「私がやろう」

梓「え」

唯「宇水君、ドラムできるの?」

宇水「フフフ・・・」

律「じゃあ教えてあげるから、ちょっとやってみてよ」

律はそう言うと、ドラムの使い方を一通り教えた。

宇水「・・・これが噂に名高い律のドラムか。微温いわ!!」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:16:46.43 ID:xkK7dOxQ0

律からレクチャーを受けた宇水が突如叫ぶ。

宇水「宝剣宝玉 百花繚乱!!」

宇水は目にも留まらぬ速さでスティックを振り回し、
強烈なビートを刻む。部室の窓が振動し、空気がビリビリと
震えているような錯覚を唯たちに与える。

澪「す、すごい・・・」

律「宇水君、まじで初心者!?」

紬「・・・」

あまりの演奏に、驚嘆するメンバー。梓も同じ気持ちではあったが、
それ以上に別の懸念が頭をよぎる。

梓(・・・これで宇水先輩がドラムやることになったら
  律先輩はどうするんだろう・・・)



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:19:05.02 ID:xkK7dOxQ0

宇水「・・・」

唯「・・・宇水君?」

宇水「フ・・・言っただろう。私には、はるか遠くの小川のせせらぎの
   音まで聞き取る『異常聴覚』がある・・・」

耳を押さえ、小さく震えながら宇水が言った。

一同「・・・」

こうして、律のドラムポジションは守られたのであった。



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:26:09.79 ID:xkK7dOxQ0

―――
【#4 修学旅行!】
「京都~京都~お忘れ物無いように・・・」

律「着いたー!!」

唯たち3年生は修学旅行で、京都を訪れていた。

宇水「京都か・・・久しいな」

―――

澪「じゃあ消すぞー」

唯「おやすみなさい」

楽しかった修学旅行の一日目はあっという間に過ぎ、早くも就寝時間となった。



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:28:46.66 ID:xkK7dOxQ0

澪「・・・」

唯「・・・」

律「・・・」

宇水「・・・」

紬「・・・しゃれこうべ」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:30:33.28 ID:xkK7dOxQ0

澪「・・・」

唯「・・・フフフ」

律「・・・ククク」

宇水「・・・フフフ」

唯・律・紬・宇水「ハーハッハッハッハッハ!!」

宇水「何が可笑しい!!」

唯「」

律「」

紬「」

澪(はぁ・・・)



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:41:11.83 ID:xkK7dOxQ0

―――

澪「そろそろ消すぞー」

電気の紐に手をかける澪。

唯「はーい、目覚ましセットしたよ~」

楽しかった修学旅行の二日目もあっという間に過ぎ、早くも就寝時間となった。

澪「明日も早いしな・・・」

宇水「ぐふっ」

突如宇水に襲い掛かる枕。



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:43:48.62 ID:xkK7dOxQ0

律「せんせー、寿吹さんがやりましたー」

澪「なっ・・・」

澪が紬の方に目をやると、第二の枕を持ち構えた紬が澪に枕を投げつけた。

澪「え、ちょ、むぎゅっ」

唯「枕投げだね!?よーし・・・ぐぇ!!」

律「既にここは戦場なのだよ、お嬢ちゃん」

唯「何を~!!この魔球、受けてみよ!!」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:45:28.72 ID:xkK7dOxQ0

自分に飛ばされた枕を持ち、宇水に投げつける唯。
しかし、日頃より背負っている甲羅を構えた宇水は、今度は難なく枕を退けた。

宇水「この盾は『ティンベー』と言ってな・・・亀甲の丸みを使いこうして相手の
   武器をさばき」

宇水「そして!!」

叫ぶと同時に唯の眼前に甲羅が突きつけられる。唯は完全に視界を失ってしまった



唯「う、宇水君・・・!?」

宇水「相手の視界を封じ、更に対となるこの手槍『ローチン』で」

宇水「突く!!」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:47:40.18 ID:xkK7dOxQ0

唯「ぐはぁ!!」

視界の外から突きつけられた衝撃に、唯は肺の中の空気を全て
吐き出すような感覚に襲われた。

宇水「これが故郷、琉球に伝わる王家秘伝武術の一つ。『ティンベー』と
   『ローチン』の基本的戦法!」

唯は布団に顔を突っ伏したまま動かない。

澪「宇水君・・・?」

律「怒って・・・らっしゃる・・・?」

宇水「・・・」



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:49:50.60 ID:xkK7dOxQ0

宇水は無言でムギの方へ体を向けた。最初にこの戦いの火蓋を切ったのはムギだ。
ムギも無言で次弾の枕を構える。

宇水「・・・成程。己の得意技を徹底的に磨き、絶対の必殺技にまで昇華させるのが
   新撰組の剣の強さ・・・お前が最後まで頼るのは枕か・・・だが!!」

紬が枕を投げる。しかしその攻撃はまたも、宇水の甲羅「ティンベー」によって
弾かれてしまう。

宇水「ティンベーの表で本来なら見えぬ衝突の瞬間を!!」

紬の前にティンベーが掲げられ、唯のときと同様、視界を封じられる。

宇水「心眼で完璧に見切れる私が!!」

またも唯のときと同様に、視界外から繰り出される一撃。

宇水「この三連動作を仕損じることは皆無!!」

澪「ムギ!!」

強烈な一撃を食らったムギは、その衝撃に耐え切れず壁まで吹き飛ばされた。



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:51:35.55 ID:xkK7dOxQ0

澪「むぎいいいぃぃぃ!!」

律には、何が宇水の怒りの引き金になったかよくわからない。
律には、何故唯もムギも、修学旅行の夜に枕投げごときで気絶するはめになったの

かわからない。

だが、澪が怒る理由はわかっている。

痛いのが怖い澪が、敢然と宇水に立ち向かう理由が、律にはわかる。

それは律も、澪と同じ気持ちだったからだ。

宇水「・・・」

宇水の左右に、枕を構えた澪と律が立つ。



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:53:50.56 ID:xkK7dOxQ0

律(確かに・・・敵の攻撃をティンベーでさばき、ティンベーで視界を封じ、
  視界の外から一撃を繰り出す基本戦術は完璧に見える・・・)

澪(でもその基本戦術はあくまで1対1での話・・・!!)

律と澪は互いに目配せをし、タイミングを合わせる。

宇水「宝剣宝玉 百花繚乱!!」

律「!!」

律と澪が枕を投げる前に、宇水が先手を繰り出す。



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:55:28.85 ID:xkK7dOxQ0

律「ぐはぁ!!」

床に倒れ行く中、律は澪に目を向ける。
澪はうなり声を上げる前に気絶してしまったようだ。

律(・・・何やってんだろ)

薄れ行く意識の中、律は思う。

律(・・・宇水君が仲間になって、6人で音楽やって・・・。
  宇水君には心眼や基本戦術を駆使した音楽を披露してもらうつもりだったのに)

律(こんな糞な物語にしちゃって、ごめんな、皆・・・)



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:58:01.26 ID:xkK7dOxQ0

???「手負い一人片付けた程度で油断する甘さが、今も昔も貴方の命取りよ」

宇水「・・・?」

律(この声は・・・)

唯たちの部屋の扉が勢い良く開かれ、同時に枕が一直線に飛び出す。
凄まじい轟音と共に、宇水の上半身が枕に持っていかれた。

宇水「ゴブッ」

律「の・・・のどか・・・」

和「・・・」

律が枕の主に目をやると、そこには和の姿があった。



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 23:00:23.18 ID:xkK7dOxQ0

宇水「・・・くそ」

上半身だけとなった宇水が、搾り出すように声を出す。

宇水「律ならいざ知らず、貴様如きに殺られるとは・・・こ・・・こんなはずでは・・・」

和「『惨め』ね」

和「己の信念を貫けなかった男なんて、死んでも生きてても惨めなものよ」

宇水「・・・貴様という女は・・・どこまでも容赦しない奴だ・・・な・・・」

和「そうなんだ、じゃあ私生徒会行くね」

そういうと、和は振り返って部屋を出ようとする。

宇水「一片の淀み無く・・・己が道を・・・貫く・・・」

宇水「簡単な様で・・・何と・・・難しい事・・・よ・・・」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 23:02:18.04 ID:xkK7dOxQ0

―――
梓「みなさんお帰りなさい」

そこにはいつも通り、机を囲んでティータイムを楽しむ
唯、律、紬、澪、梓の5名の姿があった。

梓「修学旅行はいかがでしたか?というか宇水先輩は?」

澪「ああ、宇水君は・・・」

律「一足先に地獄で待ってるってさ・・・」

梓「地獄・・・?外バンですか??」

律「まぁ、そんなとこだ・・・」

―――BAD END




45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 23:05:46.12 ID:udA/rRn+0

ハハハwwwwwwwwww



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 23:45:46.96 ID:7vxQSWDnO

>>45
何がおかしい!!





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唯「新入部員の魚沼宇水君だよ!!」
[ 2011/02/13 03:17 ] 非日常系 | | CM(2)

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タイトル:
NO:937 [ 2011/02/13 10:08 ] [ 編集 ]

最近クロスばっかりだな

タイトル:
NO:957 [ 2011/02/13 20:47 ] [ 編集 ]

なんでコイツを選んだ

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