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唯「復活」#1 【クロス】


http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1297511246/l50




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 20:47:26.09 ID:kRGKkvG+0

唯「ガンツ!」が規制されて落ちたので没にしようかと思ったのですが、
支援してくれた人もいたので中途半端は良くないと思ったので再度投下します。
戦闘シーンに地の分がなかったのでわかりにくいとのことでしたので地の文をほんの少し付け足しました。
(それでも分かりにくいけど)





2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 20:48:49.71 ID:kRGKkvG+0

梓「すいません、買い物に付き合ッてもらって」

梓が申し訳なさげに唯に礼を言った。

唯「いいよー私も見たいのあッたし。なにより可愛い後輩の頼みだからねー」ダキッ

梓「あッやめてください!こんな所で//」

唯が梓に抱きつく。顔を赤らめながらもまんざらでもない表情を浮かべる。

唯「あずにゃ~ん」スリスリ

唯「あずにゃんは冷たいね~」

梓「もう…」

ブオオオオンッ

車が火花を散らしながら二人に滑り込む。

唯「!!あずにゃん危ないッ!!」ダッ

梓「え……あッ……………」

ギイイイィィィイイッッ、ドンッ

二人は目の前が真っ暗になった。



3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 20:51:43.20 ID:kRGKkvG+0

女「きゃああああッ」

男「きゅ……救急車だ!!」

絶叫が現場を駆け巡った。

運「うい~、ヒック」フラフラ

男2「おいおい、やべえぞ……」

男3「死んでんじゃね?マジで」

男4「おいッ!あんた、何したかわかッてんのか!?」

一人のサラリーマンが運転手に詰め寄る。運転手は酔っぱらっていて、一人で呻いている。

運「あ~!?何だッてんだよ~」

男4「女子高生二人も撥ねたんだぞッ!!」

運「あ~ん?どこに女子高生なんかいるんだよ?」

男「あそこだよ!!…ッてあれ??」

運「俺は横転しただけだッつーの!」ドンッ

女「さッきまで確かにいたのに……」

女は訝しげに呟いた。二人の姿は煙のように消えていた。



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 20:55:38.39 ID:kRGKkvG+0

梓「あッ………!!」バッ

梓「…………あれ?」

見覚えのない部屋に着いて、梓は戸惑いの表情を浮かべた。

梓「(ここどこだろう?見覚えがないけど……)」

梓「(私たしか車に轢かれて……死んだのかな)」

不安が梓の胸を覆い始めたその時

ジジジジジジジジジジジ

光の線から唯の姿が出現した。光の線は絶え間なく動き、唯のシルエットを現す。

唯「はッ………危ないあずにゃん………!!」バッ

唯は思わず梓を抱きしめたが、ふと辺りを見ると見覚えの無い部屋だと気づく。

唯「………あれ?」

唯「ここどこだろう……?」

梓「唯先輩ッ!!」ダキッ

唯「おおうッ!?あずにゃん!?」

梓「私たちさッき車に轢かれましたよね」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 20:58:06.67 ID:kRGKkvG+0

唯「そうだよね。私たち車に轢かれて…」

二人の頭に車の姿が浮かんだ。轢かれた直後の反転するような視界も鮮明に覚えている。

梓「ここがどこなのかわかりますか?」

唯「ううん、知らない。紬ちゃん家の別荘か何かかな?」

二人はどこかもわからないマンションの一室にいた。

梓「(いや……それ以前にどうやってここに運ばれたんだろう)」

唯「何だろう~この黒い玉」スタスタ

梓「何ですかそれ……気味が悪いですね」

唯が振り向くと、部屋の中央にバランスボール大の黒い玉が置かれていた。
玉は黒光りしていて不気味なようにも見える。

唯「そうかなぁ、ツルツルして気持ちいよ?」

梓「ここから出ましょう」スッ



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:00:59.86 ID:kRGKkvG+0

唯「えぇ~?」

梓「この部屋に未練があるんですか……」

唯「あずにゃんはノリが悪いな~」スリスリ

梓「やめてくださいy……あれ?」

唯「どうしたの?あずにゃん」

梓「いえ……ドアノブに触れなくて」ツルッ

梓とドアノブに触れようとしても見えない壁のようなものが生じ、触れないでいた。

唯「あッ、本当だ~」ツルッ

梓「ベランダの窓はどうでしょうか」

唯「開かないよ~」

梓「こんな事ッてありえるんでしょうか……」

唯「でも実際に起こッてるよ」

梓「……」

唯「でも私たちなんで生きてるんだろうね?」

梓「そうですよね……確かに轢かれたはずなのに」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:03:53.62 ID:kRGKkvG+0

ジジジジジジジジジジジ

黒い玉から再び光線が放出される。

梓「あッ……黒い玉から光が出てますよ」

唯「本当だ~」

梓「人の形になっていきますね」

ジジジジジジジジジジジ

女「……あれ?」

女2「ここどこ?」

女3「………」

三人のOLらしき女性たちが現れた。

唯「人が出てきたッ!」

女「あの……ここッてどこですか?」

女が訝しげに梓に訊ねたが梓は首を横に振った。

梓「私たちも知らないんです。車に轢かれて、気が付けばここにいたんです」

女2「ホントにッ!?私たちもバスが横転して、気が付いたらここに……」



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:05:31.28 ID:kRGKkvG+0

女1「もしかしてここって天国?」

女2「そうなのかな……私たち死んだッてこと?」

唯「ねぇ、あずにゃん。私たち本当に死んだのかな?」

不意に唯が梓に尋ねる。しかし、梓にはわからなかった。

梓「……」

ジジジジジジジジジジジ

唯「また来たよッ!!」

ジジジジジジジジジジジ

男「え?」

男2「ここは一体……?」

男3「あれ?さッきまで車にいたんじゃ……」

DQN「あ?んだここは?」

四人の男が現れた。どうやらガラの悪そうな一人を除いては友人のようだ。

男3「俺たち、さッきまで車にいたよな?」

男「あぁ、俺が運転していたら前からダンプが」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:07:58.00 ID:kRGKkvG+0

DQN「あぁ!?お前らまさか交差点のワゴンか?」

男「あぁ?お前まさかあのダンプの運転手か?」

DQN「あぁ、だッたらなんだよ?」

男2「てめぇッ!!」

DQNが男2の服を乱暴に掴んだ。

梓「(ここに居る人は全員直前の記憶が死ぬ直前……やっぱりここは……)」

あーたーらしーい あーさがきたー

テープのような不気味な音を立てながらラジオ体操が流れ始めた。

梓「」ビクッ

唯「おぉッ!?」

それ いっち にい さん

唯「いまのなんだろう」

梓「ラジオ体操じゃないですか?」

唯「へ~聴いたことないや」

全員が黒い玉を取り囲んで眺めてたその時に、玉に文字が現れた。



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:10:04.68 ID:kRGKkvG+0

パッ

やさい星人

特徴
つよい、吐く

好きなもの
やさい

口ぐせ
残さず食べろ、送ッてヤル

梓「あッ、何か文字が……」

梓「…やさい星人?本当になんなんでしょうかここ……」

唯「なんか、カッコイイね」

DQN「なんだこれ?星人?バカじゃねーの?」

DQNが玉に悪態をついた。

男3「てめぇ達は今からこの方をヤッつけて下ちい?」

男2「こいつを倒せッてか。楽勝じゃね?」

全員が顔を見合わせて、不安げな表情を浮かべている。

DQN「俺は帰るからな」ツルッ



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:12:43.04 ID:kRGKkvG+0

DQN「なんだこのドア?開かねえぞッ!?」ツルッ ツルッ バンッ

男がいくら蹴ろうが、ドアは開かなかった。

男「完全密室か……」

男が怯えながら呟いたその時

ガシャン ドン

漆黒の玉の両脇が二つに開いた。中には銃と思われる物が掛けられている。

唯梓「玉が開いたッ!?」

女2「何コレ……銃?」

DQN「……」スッ カチッ

DQNが引き金を引いたが何も発射されなかった。

DQN「なんだやっぱオモチャじゃねーかwwwww」

DQN「しかも、中に人がいるぞ。キメェ裸かよ」

玉の中には酸素マスクを装着した裸の男が座っている。どうやら生きているようだ。



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:15:19.24 ID:kRGKkvG+0

唯「見て見て~あずにゃん。私の名前が書いてあるよ~」

唯が梓にケースを見せつけた。

『平沢進(笑)』

梓「なんですか?そのスーツケース……進ッて、本当に唯先輩のケース何ですか?」

唯「絶対そうだよ!でも、『進(しん)』ッて誰だろうね」

梓「『進(しん)』じゃなくて『進(すすむ)』じゃないですか?」

梓「え~?そうなのかな~」

DQN「………んだよ、デコトラッてよ」

男がケースを蹴り飛ばした。顔にはいらだちの表情が浮かんでいる。

唯「あずにゃんのも見つけたよッ!」

梓「あ………ありがとうございます」

唯に差し出されたケースを梓が受け取った。

『中野』

梓「(私だけそのまま……)」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:18:26.68 ID:kRGKkvG+0

男3「何コレ?黒のタイツかなにか?」

男2「さすがにこれは無いな。ダサい」

DQN「んだよこれッ!誰が着るかッつうの」

唯「なんかコレカッコイイね!」

梓「どこがですか……」

スーツを開けると黒い全身タイツのような服が入っていた。

唯「ちょッと着てみようかな~」タッ

唯がスーツケースを持って廊下へと走って行った。

梓「あッ唯先輩!…………」

梓「(それにしてもこの銃………本物みたい)」スッ ガチャ

掛けられている銃を手にとって見ると、玩具とは思えないような出来栄えだった。

梓「(長い方は意外に軽いなぁ……)」

黒い玉の表示が変化した。

パッ

行って下ちい



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:21:46.14 ID:kRGKkvG+0

女3「きゃああああああ」

女3が女1の頭を指しながら絶叫した。

女1「どうかしたのッ?」バッ

女3「あ…頭が………」スッ

女1の体が頭部から消えていく。

ジジジジジジジジジジジ

DQN「」ドタバタ ドン

DQNは前が見えないためなのか壁に何度も衝突していた。

男2「あッ…お前も……」

男「え?あ、本当だ……」

ジジジジジジジジジジジ

みんなが部屋から消えていく様子を見て、梓はただならぬ不安に駆られた。

梓「唯先輩ッ!……まだ着g………」

やがて、梓の姿も部屋から完全に消え去った。

ジジジジジジジジジジジ



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:26:15.46 ID:kRGKkvG+0

唯「あずにゃ~ん、どうかなッ?」バッ

誰もいない部屋で唯の声が響き渡る。

唯「……あれ?みんないない……」

唯「どうしよう……あずにゃんが消えちゃッた」オロオロ

いくら捜しまわっても梓どころか誰もいない。

唯「あずにゃん……死んじゃッたの……?うえーn」


ジジジジジジジジジジジ


―――――――――――――
―――――



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:27:37.08 ID:kRGKkvG+0

律「なぁ、澪」テクテク

澪「なんだ?」テクテク

律「唯からメールの返信が来ないんだけど」

澪「気付いてないだけじゃないのか?」

律「電話してもでないんだよ」

携帯を持つ手を振りながら訴える。

澪「あッ!そういえば、二人とも買い物に行くッて言ッてた」

律「へぇ~仲良いな。あいつら」

澪「じゃあな、律」

律「おぅ、また明日」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:30:20.26 ID:kRGKkvG+0

澪「あッ、唯に数学のノート貸したままだった。忘れるかもしれないから電話しよッと」

PRRRRRRRR

澪「(出ない……家の方にかけてみよう)」

PRRRRRRRR

憂「もしもし」

澪「あッ、秋山ですけど」

憂「あッ、澪さん。こんばんは」

澪「こんばんは。今家に唯ッているかな?」

憂「いえ……梓ちゃんと買い物に行くッてメールがありましたけど、まだ帰ッていないんですよ」

澪「そうなんだ、ごめんね。ありがとう」

憂「いえいえ」

澪「まだ帰ッてないか。梓に聞いてみるか」

PRRRRR

澪「でない……二人とも買い物長いなぁ。それとも私の携帯の電波が悪いのか…」

澪「律に二人に繋がるか聞いてみよう」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:34:06.95 ID:kRGKkvG+0

DQN「うおッ!?外だ」

男「本当に星人とか出るのかな?」

男3「ねーよ、帰ろうぜ」

男たちが歩いて行く。

女2「出れないかと思ッてちょッと焦ッたよ~」

梓「……………」

唯が出てこない。もしかすれば、と不安が梓を襲う。

ジジジジジジジジジジジ

光から唯の頭部が出現した。

梓「………!!」

唯「あッ、あずにゃ~ん」ダキッ

梓「唯先輩………ッてなんですかその格好は!?」

滑稽な服装に梓は思わず目を疑った。とてもセンスの良い服装とは言えなかった。

唯「どうかッこいいでしょ~?」

それでも唯は自慢げな表情を浮かべて笑っている。



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:37:12.10 ID:kRGKkvG+0

唯「でもいきなりここに来たから制服忘れちゃッたよ」

梓「何してるんですか………」

梓「まぁ、これで外に出られましたし帰りましょうか」テクテク

二人はここがどこかわからないので大通りにでるまで男たちについて行くことにした。

唯「制服どうしよう………憂に怒られる……」テクテク

梓「まッたく………」

唯のドジに思わずため息が出た。

唯「ねぇ?あずにゃん。その銃はどうするの?」

梓「あッ、つい持ってきてしまいました。しかも二個も」

梓は銃を持ってきたことを忘れていた。しかし、捨てるわけにもいかない。

唯「長いほうのなんか映画に出てきそうだね」

ピンポロ パンポン ピンポロ パンポン

一昔前を思わせるのメロディが一行の元に流れた。

DQN「なんだこの音?」

男「なんか大きくなッてないか?」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:41:12.89 ID:kRGKkvG+0

女「なにコレ……怖い」

歩くたびに音が大きくなる。全員の表情が一歩ずつ前進するたびに暗くなっていく。

ピンポロ パンポン ピンポロ パンポン

女3「頭が痛い……」

女3が頭を押さえ、苦しそうに歩く。

ピンポロ パンポン ピンポロ パンポン

バンッ

突如、女3の頭部が道路一面に飛び散った。辺りが絶叫に包まれる。

女「きゃあああああッ……あッ」

バンッ

怖さのあまりに駆けだした女の頭部が爆発した。

男3「うわあああああ」ダッ

バンッ

男の頭部も無残に飛び散った。みんなの立つ道路はあっという間に血の海となった。



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:43:54.92 ID:kRGKkvG+0

梓「……ッ唯先輩、逃げましょう!!」ダッ

梓が唯の手を掴んで反対側に駆けだした。

唯「怖いよあずにゃん」ガクガクガク

唯の顔色が青くなっていく。

ダッダッダッ

DQN「音が……止んだ……?」

気がつけば音が止み、静かな夜の道路に戻っていた。

女2「もしかして、あそこより先に出れば死ぬッてこと?」

男2「せっかく外に出れたッてのに」

男「もしかして、頭に何か入れられたんじゃ……」ガクガク

男が目を上に向け、自分の頭を押さえた。

男「あそこに人がッ助けを呼ぼうッ」

男が呼び掛ける。

男2「おーいッ」タッタッタッ



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:47:25.54 ID:kRGKkvG+0

男「すいませんッ警察を呼んでください!」

一般人1「えッ……」

しかし、何か様子がおかしい。目線が男と合っていない。

男「警察を呼んでくださいッ」

一般人2「どうかしたのか?」

一般人1「いや……なんか何かにぶつかッた……」

男2「ふざけてないで早く呼んでくれッ!!」

一般人1「ここらへんに……」ブンブン

手で空を切り、男の手に触れようとしている。

男「もしかして……俺たち見えないんじゃ……」

DQN「はぁッ!?」

信じたくない気持からなのか、焦りからなのかDQNが声を張り上げる。

男「あのなんとか星人ッてのを倒さなきゃ終わらないか……死んでるのか……」

梓「(もしかして、本当にあのなんとか星人を倒さなくちゃいけないのかな)」ガクガク

梓は恐怖に震え、銃を強く握りしめた。



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:51:22.99 ID:kRGKkvG+0

DQN「じゃあ、星人を倒さなきゃ終わらないのかよッ!」

DQN「さッさと俺が終わらせてやるッ!」ジャキッ

DQNが銃を構え戦闘態勢に入った。

唯「本当にいるのかな……」ガクガク

梓「今までのことが今までですし……」

梓は半信半疑だった。星人なんか存在するはずはないと思いながらも、ありえないことが
次々と起こっているので困惑していた。

DQN「あッ」

男が前を指差した。

男「なんだ……コイツ」

クルッ

星人「食べたか?」

顔が緑色の星人がこちらを振り向いた。

唯「本当にいたよあずにゃん!」

梓「………!」

梓は目を大きく見開いた。まさか、本当に存在するとは思ってもみなかった。



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:53:25.70 ID:kRGKkvG+0

DQN「ぶッ飛ばす!!」カチッ!カチッ!

DQNがいきり立って引き金を引くが何も起こらない。

DQN「やっぱおもちゃかよ!クソッ!」

DQNは舌打ちしながら、銃を叩いた。

や「本当に食べたのか?」ドン

DQN「うおッ!?」

星人がDQNを突き飛ばした。

や「送ッてヤル!!」ドカッバキッ

星人がDQNに殴りかかる。

DQN「クッソ!なんだよこいつ!!」カチッカチッ

ギョーン

DQNが引き金を二つ同時に引くと、映画で出てくるような奇妙な低音が道路に響いた。



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:56:14.22 ID:kRGKkvG+0

DQN「は?」

や「キチンと食べろッ」スッ

DQN「くッ……」バッ

DQNが身構えたその時。

バンッ

星人の片腕が木端微塵に消し飛んだ。血が道路一面に飛び散る。

ビチャビチャ

女2「きゃあああああああああ」

男「うわああああああ」

や「ぐああああああああッ!!」

星人が血を垂らしながら地面にのたうちまわる。

DQN「何だ……この銃……」

DQNが宝物を見つけたかのように銃を見つめた。

DQN「二つ同時に押したらでたぞッ!」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 21:59:37.51 ID:kRGKkvG+0

や「残さずにッ食べろッ!」バッ

DQNが笑いながら引き金を連続で引いた。

ギョーン ギョーン

男2「あッ……」

ババンッ

星人の両脚が吹き飛び、星人は血まみれになった道路に沈んだ。

や「ギョエエエエエッ」ピクピク

DQN「うッせーやつだな」ガッ

DQNが星人の頭部を脚で踏みながら、銃の引き金を引いた。

ギョーン

や「く、残さz……げぼぶッt」

バンッ

星人の頭部が破裂し、DQNは返り血を浴びる。

男「うえええぇ」ゲロゲロ

グロテスクな光景を目の前で見た男はたまらなくなり嘔吐した。



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:04:21.16 ID:kRGKkvG+0

唯「あ……あずにゃん……」ガクガク

梓「うッ……」ゲロゲロ

その場のほとんどの者が吐いた。

DQN「終わッたぞ!はやく出せよッ!」

DQNが声を張り上げる。

男2「終わらないぞ」

女2「どうなッてんのよ……」

男「うええええッ……」

男は連続で吐いた。顔色は青白く今にも倒れそうだ。

DQN「クソッ……何をしたら終わんだよッ」

ダダダダッダッ

足音聞こえ、全員が振り向くと顔の異常に赤い生物が立っていた。

女2「何……こいつ……?」

男「顔が赤い……」

梓「(何コレ……顔がトマトみたいだけど。トマト星人?)」



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:07:40.87 ID:kRGKkvG+0

ト「怒ッたゾ」

星人は怒りの表情を浮かべている。体が震えていて銃で撃たなくとも破裂しそうだった。

DQN「……は?」

ト「怒ッたゾ」

DQN「うッせーんだよッ!」

ギョーン

シュッ

星人は俊敏な動きで見えない弾を避けた。

男「速いッ!!」

DQN「クソ野郎がッ!」

DQNは焦りの表情を浮かべながら連射する。

ギョーン ギョーン ギョーン

シュッ バッ

星人が高くジャンプした。

DQN「なッ!?」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:08:53.68 ID:kRGKkvG+0

ト「怒ッたゾおおおおお」ブシュウウウウ

星人が吐瀉物をDQNにぶちまけた。

男2「まずいッ!!」

DQN「あああああああッ!」シュウウウウウウ

DQNが吐瀉物で覆われた顔を押さえ叫ぶ。

女2「と……溶けてるッ!」

男「に……逃げるぞッ」

梓「あッ……唯ッ先輩!に逃げましょうッ!」グイッ

唯「う、うんッ」ダッ

男「うわあああッ!!」ハァハァ

全員が我先にとばかりに駆けだした。

ト「許さんッ許さん!許さん!」

ドドドドドドド

星人が人間の脚では到底逃げきれない速度で駆けだした。



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:10:16.41 ID:kRGKkvG+0

女2「きゃあああああ」ガッ

ト「許さんぞッ!」ドカッ

女2「うッ……」

トマト星人が女2の首を掴みそこだけで持ち上げた。女2は苦しさのあまり足を虚しくバタつかせるも、
意味をなさなかった。そして

ズン

女2「あ………あああッ……」ズズズズ

トマト星人の手の平から槍のように鋭い棒が現れ、女2の腹を突きさした。
棒は根元まで深く刺さり、血がポタポタと滴る。

男「うわああああッ」ガッ

ト「怒ッたゾ!」ギギギ

男「たッ助けてくれ!」

男2「やめろッ放さなきゃ、お前はこうだぞ!」

男2がトマト星人に銃を突きつけた。星人が銃をまじまじと見つめた。
しかし、力は緩めない。

ト「…………」ギギギ



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:12:00.62 ID:kRGKkvG+0

男2「やめろおおおッ」

男の危機を感じた男は引き金を目一杯に引いた。

ギョーン

ト「」スッ

トマト星人は素早く腕を移動させ、男を盾にして身を守った。

男2「あッ」

男「お前……ッ俺に撃ッたのかッ?」

男2「あ……あああ」

バンッ

男の体が中央から破裂した。

男2「うわああああッ」ダッ

ズン

男2「がッ……ま………」ドサッ

ト「………」

トマト星人は辺りを見渡したがもう誰もいなかった。



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:14:33.72 ID:kRGKkvG+0

梓「はぁッ、はぁッ」

唯「逃げれたかな……」ハァハァ

梓「どこかに隠れましょう」バッ

唯「うう……」

唯と梓は裏路地の自動販売機の暗がりに隠れた。

ダダダダダッ

ト「許さんッ!許さんッ、絶対にッ」

唯「(こ……怖い……!)」ブルブル

極度の緊張により唯の体は激しく震えていた。

梓「(お願い!向こうへ……!)」

梓は両手を組んで神に祈った。

ガッ カラン

唯「あッ……」

唯は捨てられていた空き缶を踏んでしまった。星人が鬼のような形相でこちらを振り向いた。

梓「(唯先輩ッ!)」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:16:51.62 ID:kRGKkvG+0

ト「許さないッ!」

ドドドドドド

唯「あずにゃんッ!逃げよう!!」ダッ

梓「ッ!」ドキンドキン

二人は一目散に駆けだした。梓は足がもつれて思うように前に出ない。

ト「許さん許さん許さん許さん許さん許さん許さん」

ドドドドドド

キュイイイイン

唯の動きが急に速くなった。黒いスーツが盛り上がり、レンズ状のポイントが青く光っている。

ガッガッガッ

唯はアスファルトに足跡を残しながら走り去ってしまった。

梓「ちょッ……唯ッ先輩……待ッて」

ト「許さんッ!」ガッ

梓「きゃッ……」ズササ



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:19:16.67 ID:kRGKkvG+0

別の道路

ガッガッガッ

唯は一歩踏み出すごとにアスファルトに足跡を残しら走っていた。横を見ると梓がいない。

唯「あ……あれッ?あずにゃんがいない……」オロオロ

唯「もしかして、置いて行ッちゃッたのかな……」

唯「行かなきゃッ!!」ダッ

唯「(待ッてて、あずにゃん!すぐに行くから)」

梓「あ……ッあ……」

梓の頭についさっき死んだ人々の顔がよぎった。

梓「(声が出ない。体が動かない)」

ト「許さんッ!」スッ

梓「あッ……」バッ

梓は恐怖のあまり顔を覆った。もうだめだ。そう思った。



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:21:29.85 ID:kRGKkvG+0

キュイイイイイン メリメリッ

レンズのポイントは今までにないほど青い輝きを見せている。

唯「あずにゃんッ!」ドンッ

唯は全力で星人を突き飛ばした。

ト「ぬオッ!」ズササ

星人が数メートル程吹き飛んだ。通常では考えられないが、そんなことは構わずに
唯は梓の元に駆け寄った。

唯「大丈夫ッ?あずにゃんッ!?」

梓「だ……大丈夫です」

ト「許さんッ」ドガッ

星人が怒りの表情で反撃を見せる。

唯「あッ」ズササ

梓「唯先輩ッ!」

梓「……ッ!唯先輩ッ!逃げてください!私はこの銃で時間を稼ぎます!」

唯「だ、だめだよッ!一緒に逃げなきゃッ!」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:23:33.80 ID:kRGKkvG+0

梓「いえッ、どちらか犠牲にならなくちゃ逃げれませんッ」

ギョーン

ト「」スッ

撃ってみるものの、やはり当てることはできそうになかった。

梓「(やッぱり速い……!)」

ドーン!

コンクリートに触れた見えない弾が炸裂した。

梓「早く行ッてくださいッ!」

ト「許さんッ!」ガッ

梓「あッ!」

梓の小さい体は軽々しく持ち上げられてしまった。梓もまた足をばたつかせる。

唯「あずにゃん!」

ト「許さん!許さん許さんッ!!」

星人は手の平から棒を出現させそして勢いよく突きだした。

ズン



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:26:34.73 ID:kRGKkvG+0

梓「か……はッ………」タラタラ

真っ赤な血が星人の腕を伝い流れ落ちる。

唯「あずにゃん!!」

梓「あ……ッく……!!」

唯「あずにゃああああん」ドンッ

再び唯が星人を突き飛ばした。

ト「ぐ……ぬぬぬ」ズササッ

唯「あずにゃんに………よくもッ……!!」

唯「待ッてて!あずにゃんッ!」

唯の表情は怒りに満ちていた。いつもの笑ってばかりいる顔とは遠くかけ離れていた。

ト「許さん!絶対に許さんぞおおおおおおおおおッ!」

唯「」スッ

ドゴッ!ズン!バキィ

唯は身軽に星人の殴打を避け、星人を叩きのめした。

唯「絶対にッ……!許さないッ……!」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:29:12.11 ID:kRGKkvG+0

梓「(唯先輩ッて……こんなに喧嘩強かッたのかな……?)」

ドガッドンッズンッ

唯の殴打が続く。星人はもはや呻き声すら出せない様子だった。

ト「ゆ……許して……ぐはぁッ」

唯「はぁ……はぁ……」

ト「許ッ……して……はぁ……ください……」

唯「たくさんの人を殺したのに許せる訳ないよ。それにあずにゃんも……」カチャ

ト「あ……あーッああああ」ダダダダ

唯が銃を構えると、星人は声にならない悲鳴を上げて駆けだした。

ギョーン

ト「ああああ……あげぼb」ボン

星人の体が人間と同様に破裂した。



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:30:44.25 ID:kRGKkvG+0

唯「あずにゃんッ!」ダッ

唯「あずにゃん!?大丈夫ッ!?しッかりして!」

梓「(意識が遠のいて行く……唯先輩の声がはっきり聞こえない……)」

梓の目はもう虚ろで光を失いかけていた。

梓「唯…先輩……こそ…大丈夫なんですか……?」

唯「大丈夫だよッあずにゃん!しッかりしてよ……」

梓「私は……もうダメですよ……。さッきの人たちみたいに死んでしまいますよ」

唯「あ……あずにゃん……(そうだッ…どこか病院にッ!)」

唯「私、誰か呼んでくるよッ!」タタタ

梓「……」

梓「(私たちは人に見えないこと……忘れてるのかな……本当にドジなんだから……唯先輩)」

梓「(ここで死んじゃうのかなぁ……さびしいなぁ……純、憂、澪先輩、律先輩、紬先輩、唯先輩……今まで楽しかッたなぁ……)」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:32:17.50 ID:kRGKkvG+0

唯「はぁ…はぁ……」タッタッタッ

唯「急がないと……急がないとッ……!」

早くしないと、梓が死んでしまう。

ジジジジジジジジジジジ

唯「あッ……!」

唯の体が無情にも腕から消えていく。いくら足掻こうともそれは止まらなかった。

唯「そんな……まだあずにゃんが……まだなのにッ!!」

唯「あずny」

ジジジジジジジジジジジ

唯の姿が街から消えた。

ジジジジジジジジジジジ

誰もいない部屋に唯の体が出現した。

唯「そんなぁ……間に合わなかッた……」

唯「そんな……」バッ



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:33:56.15 ID:kRGKkvG+0

唯「あずにゃんを返してッ!返してよぅ……」ガンガン

唯は力の限り黒い玉を殴った。しかし、何も起こらない。梓は出てこない。

唯「うう……」

ジジジジジジジジジジジ

黒い玉から光線が出た。それは人の頭部を形成していった。

唯「え……?」

ジジジジジジジジジジジ

梓「唯……先輩?」

唯「あ………ああああ………」

梓「私……トマトの星人に向かッて行ッて……」

唯「あずにゃあああんッ!!!」ダキッ

梓「うわあッ!ゆ…唯先輩」

唯「あずにゃ~ん、あずにゃ~ん」スリスリ

梓「もう…」

梓「それしてもどうやッて星人を……」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:35:33.97 ID:kRGKkvG+0

唯「あずにゃんが刺されたから、無我夢中で闘ッたら倒せたんだよ」

梓「刺された?私がですか?」

梓は目を丸くして聞いている。何かがおかしい。

唯「え~?刺されてたよ?あの手の平から出る、でッかい棒でさ」

梓「そんなこと……あッたんですか?」

唯「え~?覚えてないの?」

梓「いえ…」

チーン それではちいてんをはじめる

ベルのような甲高い音が2LDKの部屋に響く。

梓「それでは…ちいてんをはじめる?」

パッ

あずにゃん(笑) 0点 TOTAL0点

弱すぎ、
唯先輩好きすぎ



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:38:05.78 ID:kRGKkvG+0

梓「えぇッ///?/なんですかコレッ!?///」

唯「弱すぎ…唯先輩すきすぎ……」

梓「あずにゃ~ん…そうなのぉ?」

梓「ちょッ……唯先輩までッ!」

パッ

平沢進 3点 TOTAL3点

バカすぎ、
運良すぎ

唯「えぇ~?3点だけ~?」

梓「なんの点数なんでしょうか……」

唯「倒した星人の点数かな?」

梓「そうかもしれませんね」

文字は音も無く消え去った。

唯「消えた……」

唯「でも、また着替えれるから良かったよ~」

梓「まッたく……、ちょッとドアを見てきますから着替えておいてください」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:40:04.30 ID:kRGKkvG+0

唯「わかッた」

ガチャ

梓「あッ…開いた……」

梓「唯先輩ッ!ドア開くようになりましたよ!」

唯「着替えるから待ッててね~あずにゃん」

梓「(良かッた……本当に良かッた……これで帰れる)」

梓「(それにしてもどうやッてあのトマト星人を倒したんだろう。あの黒いふくになにかあるのかな)」

梓は心から安堵の表情を浮かべた。

唯「お待たせ~」

梓「帰りましょうか」

唯「うんッ!」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:43:13.69 ID:kRGKkvG+0

帰り道

唯「それにしても今日は色んなことがあッたね」

梓「そうですね。車に轢かれたり、死んだり、死んだのにまた死にかけたり……」

唯「あの部屋は何だッたんだろうね」

梓「……唯先輩」

梓の顔色がくらくなる。

唯「どうしたの?あずにゃん」

梓「今日のことは秘密にしておきましょう」

唯「え?なんで?」

梓「みんなに心配をかけるといけないからです。それにッ、死んでわけのわからない生き物と闘ッたと言ッても信じてくれないでしょう」

唯「うーん、そうだねわかッた」

唯はしぶしぶ納得した。本当は憂に死んだことや星人と闘った武勇伝を話したかったのだ。梓「じゃあ、ここで失礼します」

唯「うん!またねッあずにゃん」

梓「はい、唯先輩」



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:45:11.93 ID:kRGKkvG+0

唯「バイバ~イ」

梓「……」テクテク

梓「…う、オエエエェェ」ビチャビチャ

梓は薄汚れた壁に手を掛け、地面に吐いた。死んでいった人の光景が頭に何度もよぎる。

梓「(怖い……なんであんなことになッたんだろ……)」ガタガタ

梓「(今日は早く寝よう)」タッ

梓は青ざめた顔色のまま帰路についた。

唯「ただいま~」

憂「あッ、お姉ちゃんおかえり」

唯「ただいま、憂」

憂「澪さんから電話があッたけど、携帯忘れたの?」

唯「……ううん、買い物に夢中になッちゃッた」



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:46:15.27 ID:kRGKkvG+0

憂い「遅かッたね。買い物楽しかッた?」

唯「うんッ!」

憂「良かッたね」ニコッ

唯「私、ご飯の前にお風呂に入るよ」

憂「じゃあ、用意しておくね」

唯「(そうだよね……心配なんかかけられないね)」

唯は自分の心に留めておこうと決めた。




50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:46:02.93 ID:3qMUQ+QWP

西くんいないの?





52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:48:11.34 ID:kRGKkvG+0

>>50
関東だけど別の地域に、という設定にしてます。



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:50:20.46 ID:kRGKkvG+0

ブウウン ブウウン

澪の携帯電話のバイブレーションが机を振動させながら鳴り動く。

澪「もしもし、唯?」

唯「あ、澪ちゃん?着信履歴を見たら、澪ちゃんとりっちゃんで一杯で驚いたよ~どうかしたの?」

澪「あぁ、数学のノート貸してただろ?ちょッと、勉強をしててさ」

唯「あッ、ごめんね!明日持ッて行くね」

澪「うん、ありがとう(何がありがとうかわからないけど)」

澪「あッ、それでお前たち唯たちは何してたんだ?」

唯「えッ?」

澪「いや、二人とも電話に出なくッてさ。なにか遭ッたのかと……」

唯「あッ、買い物に夢中になッちゃッてさ~」

澪「へぇ、どこに行ッたんだ」

―――――――――――
―――――



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:52:24.56 ID:kRGKkvG+0

――――――
―――――――――――

唯「じゃあ、またね澪ちゃん」

澪「あぁ、また」ピッ

唯「(また明日あずにゃんと今日のこと話そうッと)」

唯「今日はもう寝ようかな……」アクビ

唯「……あれ?」

ふと、手を見て見ると何か違和感を覚えた。

唯「家庭科の調理実習で切ッた手の傷が無い……」

唯「転んだ傷も!全部……」バッ

唯「…………」

唯は顔を青ざめて毛布を頭まで掛けてベッドにうずくまった。



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:54:32.28 ID:kRGKkvG+0

翌日の放課後

唯「ねぇ、あずにゃん」

梓「なんですか」

唯「昨日起こッたことッて、やッぱり現実なのかな……」

梓「…………そうじゃないんですか。やッぱり」

唯「傷確かめた?」

梓「え?」

唯「傷だよ」

梓「昨日言ッていた、トマト星人の傷ですか?」

唯「それも、大事だけど傷。ほら……昔の火傷とかさ」

梓「え……」バッ

梓「無い……アイロンで火傷した跡が無いです」

梓は不思議そうな顔をして、自分の手を眺める。

梓「あの玉は今までにあッた傷を治すッてことですか」

唯「倒したお礼かな」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 22:56:40.20 ID:kRGKkvG+0

梓「でも、もういいんじゃないですか」

唯「え?」

梓「もう私たちは解放されたわけですし」

唯「そうだけど……あずにゃんは気にならない?何の目的でやッてるとかさ」

梓「少しは気になります。けど、もうあんな怖い思いはしたくないですしね」

唯「うーん、そうかなぁ」

唯は腕を組んで唸った。どこか納得できなかったのだ。

梓「そうですよ。私はそう思います。忘れましょう」

唯「うん、そうだね。いつまでも考えててもしかたないね」

梓「そうですッ、その方が唯先輩らしいです」

唯「そうかな……エヘヘ」

梓「はやく部室に行きましょう!紬先輩のお茶が冷めますよ」

唯「うんッ!行こう!」

二人はみんなのいる音楽室へ歩き始めた。



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