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唯「復活」#3 【クロス】


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唯「復活」#1
唯「復活」#2




134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:54:45.53 ID:IMST49bd0

数週間後

ゾクッ

律の首筋に寒気が走った。あの部屋への転送が始まる前の不吉な寒気。

律「これが例の寒気ッてやつか……」

律「スーツ、スーツッと」

律「準備完了…………」

律はスーツに着替え鏡の前に立った。顔が少し強張っている。律は鏡の中の自分の頭部が消えていくのを見た。

ジジジジジジジジジジジジ

澪「律!」

律「オッス」

部屋へと転送が完了すると、澪が出迎えてくれた。

紬「今日も頑張ろうね!」

dqnA「また出て来たぞ」

dqnB「なにその服wwww」

柄の悪そうな男たちが四人をあざけ笑った。





135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:55:43.21 ID:IMST49bd0

梓「クリスさんも来てますし、あとは唯先輩だけですね」

ジジジジジジジジジジジ

律「おッ、来たぞ」

ジジジジジジジジジジジ

唯「あ……ああ………」

転送されてきた唯の顔は真っ青になっていた。紬が心配そうに声をかける。

紬「どうかしたの?唯ちゃん」

唯「スーツ忘れてきちゃッた」

梓「えぇッ!?どうするんですかッ!!?」

唯「どうしよう……私死んじゃうよぅ………」オロオロ

澪「大丈夫だ唯。私が唯の分まで頑張るからさ」

唯「澪ちゃん……」ジーン

あーたーらしーい あーさがきたー

dqnA「なんだ?この曲は」

DQNたちが音源の黒い玉を取り囲み様子を窺った。



136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:56:46.96 ID:IMST49bd0

パッ

ヤリ星人

特徴

長い、強い

好きなもの



dqnB「ヤリ星人……ふざけてんの?」

dqnBが冷静な目で表示された画面を眺めた。

ガチャン ドン

dqnC「うおッ!?開いたぞ!」

梓「みなさんお願いですッ!この黒い服を着てください?」

dqnB「なんでンな服着なくちゃいけないんだよ」

梓「この服を着れば、力が強くなれるんです」

dqnB「お前もふざけてんの?」ガッ

梓「あッ」



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:58:33.80 ID:IMST49bd0

dqnBが梓に掴みかかる。スーツを着ている梓は痛くも痒くもないが、不穏な空気が部屋に漂う。

唯「あずにゃんに手を出さないでッ!」ドンッ

dqnB「お前……」

唯がdqnBに体当たりで押し倒した。倒れたdqnBは唯を睨めつけた。

梓「大丈夫ですかッ!?」

唯「うん、大丈夫だよあずにゃん」

―――――――――――
―――――――

dqnC「これでいいのかッ!?」

DQNたちはしぶしぶ梓の指示に従い、スーツを着用した。
しかし、dqnBは執拗に唯を睨み続けた。

梓「はい」

dqnB「(あの女……なにかあッたらボコる)」

dqnA「刀でるッてやつ持ッて行こうぜ」

梓「では、改めて言いますッ!私たちはこの星人を倒しに行きます」

梓「一般の人たちには私たちは見えません。エリアからでると頭が爆発します」



138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:00:10.11 ID:IMST49bd0

律「転送が始まるぞ」

ジジジジジジジジジジジ

dqnA「うおッ、外d」

ジジジジジジジジジジジ

紬「ここは……」

澪「さ……桜ヶ丘高校の近くだ」

律「もう出て来たぞッ!」

ヤ「ソリャァッ!」シュッ

律が銃を構えると、槍を持った体長数メートルの星人が現れた。

dqnA「で…でけぇ」

律「行くぞッ!」

ギョーン

唯「あッ……みんな!助けてぇ!」

唯はヤリ星人に取り囲まれてしまった。ヤリ星人は唯をジリジリと追い詰める。



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:02:31.33 ID:IMST49bd0

ヤ「ツァリャーッ!」

唯「ひッ……」

キュウウウウウウウウウウン ズバッ

ク「ケガは無いかッ!?」

突如、上からクリスが現れ、刀でヤリ星人を斬りつけた。斬られた星人は血を流して呻いている。

唯「あ、ありがとッ!クリスさん」

律「いけるぞッ!澪ッ!」

ギョーン クルクル ボッ

澪が放った弾は星人を縛りつけ、動きを封じ込めた。

ヤ「ぬ……おおッ!?」ジタバタ

澪「」ギョーン

ジジジジジジジジジジジ

天から光線が降り、星人を『上』へと送る。

澪「やッた……初めて………」

律「やったなッ、澪!」



141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:06:14.02 ID:IMST49bd0

紬「すごいわ!澪ちゃん」

澪「エヘヘ………」

澪は照れ隠しに微笑んだ。

dqnC「いけッ!テツゥ!!」

dqnB「へッ!楽勝ゥッ!」ギョーン

ヤ「ぶbらッ」バン

dqnBは銃で星人の顔を吹きとばした。顔には勝者の不敵な笑みがこぼれた。

梓「レーダーには何も表示されません。全員倒しましたッ!」

律「よしッ!終わッたか!」

紬「みんなすごいわー」

唯「あッ和ちゃんッ!」タタタタ

曲がり角から和が現れた。遅くまで残っていたのか、欠伸をしている。

梓「唯先輩……(どうせ見えないのに)」



142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:10:18.72 ID:IMST49bd0

梓「唯先輩……(どうせ見えないのに)」

dqnA「」ピッ スウウウウッ

dqnAがコントローラーを押すと、姿が消え透明になった。

バチバチッ

そして、再び現れた。

dqnC「おおッ!さッきお前消えたぞッ!」

和「えッ」

和は不吉なものを見たかのようにその場に立ち止まった。

唯「えッ?」ピタッ

唯は立ち止まって、和を見つめた。

和「なに……今の黒い男の人……」

和はまるで空気を掴むように、宙で手を動かした。何かに触れようとしているようだ。

唯「の…和ちゃん」

ドン

和「ここに……見えない何かがある………」



143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:14:06.50 ID:IMST49bd0

和「ここに……見えない何かがある………」

和は姿の見えない唯に触れた。唯は和の手を握り返そうとしたその時。

梓「唯先輩ッ!?転送始まりますよ」

唯「う、うん。わかッてるよ。またね、和ちゃん」タタタタ

唯は衝動を抑えて、和の手を解いてみんなの元へ駆けだした。

和「…………なんだろう疲れてるのかな」

和は一人で不思議そうな顔をして帰路についた。

ジジジジジジジジジジジ

梓「最近は、本当にスムーズですね」

澪「そうだな」

全員の転送が終わり、五人は玉の前に集まる。

チーン それではちいてんを始める



144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:17:42.86 ID:IMST49bd0

パッ

dqnA 0点 TOTAL0点

バカすぎ

dqnB 5点 TOTAL5点

短気すぎ 睨みすぎ

dqnC 0点 TOTAL0点

リアクションうざすぎ

dqnA「採点ッてなんなの」

梓「100点を取れば、自由になれるらしいです」

dqnA「へぇ~」

パッ

あきやまさん 5点 TOTAL5点

喜びすぎ     パッ

沢庵 5点 TOTAL9点

ニコニコしすぎ  パッ



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:21:04.32 ID:IMST49bd0

凸 10点 TOTAL14点

いちいち敏感!空気読みすぎ

紬「わぁ~5点!」

澪「やッた……!5点……!」

律「(頑張ッたな、澪)」

パッ

あずにゃん 5点 TOTAL11点

よくできましたッ!(笑)

平沢進 0点 TOTAL19点

ドジすぎ、バカすぎ

唯「バカすぎッて……そッちはバカにしすぎだよッ!」

梓「まぁ、スーツを忘れたのは痛いですね」

クリス 10点 TOTAL34点

ク「ふぅ……あと何回で終わるんだか……」



146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:24:26.79 ID:IMST49bd0

シュン

唯「終わッたー」

律「ん、帰ろッか」

梓「そうですね、着替えましょう」

全員が玄関へと向かい足を進める。

dqnC「外には出られないぞ」

梓「採点が終わればドアに触れます」

dqnA「またここにこなくちゃいけないのか~」

dqnC「めんどいな」ツルッ

dqnCがドアノブに触れようとするが、触ることができない。

dqnC「……おいッ出られないぞ!」

梓「え……そんなはずは……」ツルッ

梓も何度も掴みかかるが、結果は同じだった。こんなことは初めてだ。

あーたーらしーい あーさがきたー




147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:25:56.90 ID:ir5FAmU30

ななななななななななななんだてえぇっぇぇええっぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:29:18.47 ID:IMST49bd0

梓「え………………」

ク「どういうことだ……」

不吉な気配を漂わせながら本日二度目のラジオが部屋に鳴り響く。

梓「な……なんで……」ダダダダ

梓が黒い玉の元へ駆け寄る。

梓「なんでまたッ……」

澪「こんなことは初めてなのか?」

唯「おかしいね~」

梓「どうして………」

パッ

梓「あッ」



149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:32:42.19 ID:IMST49bd0

真鍋和

特徴
よわい 頭が良い

口癖
生徒会

唯「えッ……」

画面を見た唯は一瞬で表情が凍りついた。視線を離さずにただ画面だけを見つめている。

律「なッ……これは…………」

紬「どうして和ちゃんが?」

dqnA「また行かなきゃダメなの?」

dqnC「なにこいつ、人間じゃねーの?」

全員がうろたえた表情を浮かべ、困惑していた。

唯「…………ッ」ダッ

唯「転送してッ!早くッ!お願いッ!!」

唯が黒い玉に近寄り、希望を伝えると転送が始まった。唯の姿がどんどん消えていく。

ジジジジジジジジジジジ



150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:40:09.54 ID:zG17yNga0

紬「ゆ……唯ちゃん……!」オロオロ

律「……!あいつ、先回りして和を逃がすんじゃ……」

澪「梓ッ!時間内に倒せなかッたらどうなるんだ!?」

梓「わからないです。でも、あくまで推測ですが全員死ぬとか」

梓はこう答えることしかできなかった。何しろこの部屋のことは何も知らないに等しい。

梓「(唯先輩……あの一瞬でここまでの行動を……。危機的状況の頭の回転は速い……!)」

dqnA「あぁッ!?時間内にこいつ倒さなきゃ全員死ぬのかッ!?」

dqnC「おいおい、急がなきゃなぁッ!」

dqnB「こんな女一瞬で殺ッてやるよ」

紬「あッ」

ジジジジジジジジジジジ

澪「くッ……」

律「クソッ……待ッてろ唯!」



151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:41:16.92 ID:zG17yNga0

唯「ハァッ…ク……ハァ」ハァハァ

唯は転送が完了すると同時に駆けだして、和の家へと辿り着いた。震える手でインターフォンを押す。

ピンポーン

和『はい』

唯「もしもしッ、和ちゃん?」

和『どうしたの?唯』

唯「和ちゃんドアを開けてッ!」

和『どうしたの、落ち着きなs』

唯「いいからッ!!」ハァハァ

和「どうしたのよ唯。息切らして」ガチャ

唯「和ちゃんッ!逃げようッ!逃げなきゃ……」ハァハァ

和「逃げるッて何から?」

唯「いいから来てッ!」グイ

唯は和の手を強引に掴んで走りだした。和も唯の手に引かれ走りだす。

和「ちょッ、唯……どうしたのよ」



152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:42:26.86 ID:zG17yNga0

ジジジジジジジジジジジ

唯を除く、全員の転送が完了した。

梓「どうしますか……」

律「タイムリミットになれば死ぬかもしれない……か……」

紬「私は和ちゃんが死ぬなんてイヤッ!」

澪「わかッてるよ、ムギ。でも…………」

律「とりあえず唯を捜そうッ」

梓「そうですね」

律「行こうッ!」ダンッ

DQNたちを置いて、律たちは駆けだした。一刻を争う事態に四人は焦っていた。

dqnA「あいつら行ッたけどどうする?」

dqnB「俺たちも行こう」ダンッ

dqnBは不気味笑みを一瞬浮かべ、律たちのあとを追いかけた。

dqnB「」ギュン

律「(速いッ!)」



153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:46:37.46 ID:zG17yNga0

dqnBが律たちを追い抜いた。dqnBは素早く建物を伝って、身軽に進んでいく。

dqnB「いたぞッ!」

唯「…!行こうッ」グイ タタタ

和「えッ」

唯はdqnBに気付き、駆けだした。

dqnB「いかせるかよッ」ザッ

しかし、男は二人の頭上を飛び越えて、行く手を阻んだ。表情は怒りに満ちていた。

dqnB「お前には借りがあるからな……」ギリギリ

和「唯、なんなのこの人は」

唯「………」ハァハァ

dqnB「ここで仕留めてやるよッ!」チャッ

和「…!銃?」

dqnBは銃口を二人へ向ける。銃を見た和は恐怖で唯の手を強く握る。

律「おおおおおおおおッ!」ビュオオオ

律は体全身を隆起させ大声を出した。レンズ状のポイントはこれまでにない輝きを見せている。



154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:47:46.23 ID:zG17yNga0

律「おおおおおッ!!」ドガッ

律は全力で男を殴り飛ばした。男はコンクリートの壁を破壊しながら吹き飛んだ。

和「律!?」

dqnB「ぐッ!」ガラガラ

dqnC「てめぇッ!」

唯「和ちゃん、行こうッ!」

和「えッ………これは……一体………」

いきなり奇妙な服を着た律が現れ、男を殴り飛ばす光景を目の当たりにし、和はますます混乱した。

dqnC「てめぇッ!何してんだよッ!」

律「待ッてくれ…お願いだ」

律「今回のターゲットは私たちの友達なんだッ!」

dqnA「えッ」

dqnA「じゃあ、人間ッてこと?」

律「そう……だから勘弁してくれッ!お願いだッ!!」

dqnA「どうするよ、テツ」



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:48:48.69 ID:zG17yNga0

dqnB「関係ない。行くぞ」

dqnBが律の制止を聞き流し、歩み始める。

紬「お願いですッ!見逃してくださいッ!」

dqnB「じゃあ、俺らは死ねッてか」

紬「え……」

dqnB「タイムリミットになれば死ぬんだろ?」

梓「それは推測ですッ!」

dqnB「じゃあ、見ず知らずの人なら殺していいのか?」

律「え?」

dqnB「このメンバーのッ!誰も一切関わりのない人間ならッ!殺していいのかッ!?」

澪「ッ……」

dqnB「お前らの言い方だとさ、まッたくの他人だッたら殺していいように聞こえるけど」

律「それは………」ギリギリ

律は反論できなかった。男の言うとおりだ。



156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:50:27.56 ID:zG17yNga0

律を論破したdqnBは会心の笑みをもらした。律は俯いて、拳を握りしめている。

dqnB「そこのお前はどうなんだよッ?」

ク「俺はどっちでもない……。ただあんたらの意見には賛成できないな」

dqnB「へッそうかよ」ザッ

澪「………」

男が振り向くと、澪が両腕を広げて立ちふさがった。

dqnB「……どけ」

澪「い…嫌だ」

dqnB「そこをどけッ!」バッ

男が拳を握りしめて、澪へと狙いを定める。

澪「……!」

チュイイイイイイイイイン

律「オラアアアァァッ!!」ドンッ

dqnB「」ガッ

男は律の動きを見切り、片手で受け止めた。



157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:51:42.96 ID:zG17yNga0

梓「(あの距離の不意打ちを受け止めた……!)」

dqnB「お前……俺らと闘るのか?」

律「ここから行くッてんなら闘うぞッ!」

dqnB「トモォッ!刀寄こせッ!」チャ

dqnB「へッ」ガチャッ

ギョーン

弾が律へと容赦なく発射される。

律「クソッ!」

紬「待ちなさいッ!」ギョーン


dqnB「」ダンッ

男は紬の放った弾を素早く避けた。

紬「あッ……」

dqnB「ノロイんだよ」ガッ

紬「あッ!」ドゴォン

紬は男に腹部を蹴られ、コンクリートにめり込んだ。



158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:52:58.67 ID:zG17yNga0

律「待てッ!」ダンッ

すかさず律がdqnBを追いかける。dqnCが銃を構えて、三人を見る。

dqnC「くそッ!闘るしかねぇッ!」

ギョーン

梓「(上トリガ―で……)」スッ

梓「ロックオン!」カチッ カチッ

チュイイイイイイイン

銃のレントゲンにdqnAとCが映し出された。

dqnC「おいッ!コイツら撃ッてもハジケねぇぞッ!」

dqnA「当たッて無いか、服のせいだろッ!!」ハァハァ

梓「」ギョーン ギョーン ギョーン

dqnAC「え?」

キュウウウウン ドロッ

二人のスーツからゲル状の液体が流れ出た。dqnCは大声で叫び、うろたえている。

dqnC「なんじゃこりゃああッ!?」



159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:54:54.98 ID:zG17yNga0

梓「スーツを破壊しましたッ、もう動かないでください」

dqnA「クッ……」

澪「私は律の所に行ッてくるッ!」ダッ

紬「澪ちゃんッ、頑張ッて!」

梓「…………」

梓と紬が睨みつけると、二人は観念したのか銃を捨て両手を上げ、降参した。



160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:01:37.08 ID:zG17yNga0

和「唯、一体どういうことなの!?きちんと説明して」ハァハァ

唯「和ちゃんは今、あの男の人たちに狙われているの」ハァハァ

和「え?」

和は息を切らしながら立ち止まった。

唯「今から言う事信じてくれる?」

和「………」

和は静かに唯の話を聞いていた。唯から目を離さずにまっすぐ見つめていた。

唯「私たち前に一度死んだの」

和「!?死んだッてどういうことなの?今生きてるんじゃ……」

唯「うん、死んでなかッたんだけど、ある部屋に集められて変な闘いをさせられてるの」

和「ヘンな闘い?誰と?」

唯「よくわからない、生き物とか……」



161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:03:31.26 ID:zG17yNga0

和「じゃあ、さッきのは…。もしかして律たちもそうなの……?」

唯「うん……。それで今回のターゲットが和ちゃんで………」

和「………」

和は何かを考えているかのように下を向いて俯いた。その表情から何を考えているかは読み取れなかった。

唯「ごめんね……」

和「ううん、気にしないで」

唯「和ちゃん………」

dqnB「見つけたぞッ……」ビュオオオオオオッ

シュン キュウウウン

dqnBは高く跳び上がり、刀を伸ばした。どんどん二人に接近する。

律「(クソッ!追いつかない!)唯ィィッ!!」

律は間に合わないと考えて、大声を出してdqnBに注意を向けさせた。

唯「……!危ない和ちゃんッ!!!」バッ

ズバァ



162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:06:52.46 ID:zG17yNga0

和「唯ッ!!大丈夫ッ!?」

唯「エヘヘ……大丈夫だよ……和ちゃん」

刀は唯の背中を掠め、唯のシャツに血が滲んだ。

dqnB「クソッ、はずしたか」チャッ

和「これ以上はやめなさいッ!」

和が唯の前に立ちふさがった。その目は揺るがない決意を写している。

dqnB「お前のせいでそいつが傷ついてるんだぞ」ニヤニヤ

和「………いいわ、私を殺しなさい」

唯「和…ちゃんッ、ダメだよ……逃げ…なきゃ……」ギュッ

唯が和の脚にしがみついて訴えかけた。しかし、和はdqnBだけを見ている。

dqnB「かッこいいねぇッ!」シュッ

和「……!」

ズバァッ



163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:10:50.12 ID:zG17yNga0

和「ックあ………」ドサッ ダラダラ

刀は和の肩から胸へと振り落とされた。傷口から血が溢れだし、和は地面へ倒れた。

律「おおおおおおおおおおおおッ!!!!」ギョーン

dqnB「またお前かッ!」

キュウウウウウウウン ドロドロ

dqnBのスーツからゲル状の液体が出てきた。

律「」ギョーン ギョーン

ババンッ

スーツの機能を失ったdqnBに律が銃を連射して放った。時間を空けて、dqnBの両脚が破裂し吹き飛んだ、

dqnB「ぐあああああッ!!痛ッてえええッ!!脚がアアァァッ」ジタバタ

dqnBはあまりの激痛に顔を醜く歪めて、のたうちまわった。

律「お前はここで死ね」ギョーン

dqnB「お…お前らァァァァッ!!絶対に許s」バンッ

dqnBの頭が爆発し、血が辺り一帯に飛び散った。道路は大量の血で赤く染まった。

律「唯ッ!和!!大丈夫かッ!?」



164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:11:42.18 ID:zG17yNga0

律「(唯は背中で和は傷が深い……)」

唯「和ちゃん……」ユサユサ

和「フフ……唯………守ってくれて……ありがとう……」

和は唯に優しく微笑む。こうして見ている間にも顔色が白くなっていく。

唯「守れてないよッ!何も守れてなんか……ないよッ!」

和「ううん……十分よ……今まで楽しかったわ……また……ね……」ガクッ

唯「あ………あ………」

和が事切れた瞬間に唯は和の手を落として、血で染まった自分の手を茫然と眺めた。

律「和ああッ!!!おいッ!?目を開けろよッ!?」

ク「………………」スッ

ジジジジジジジジジジジ

律「おいッ待てよッ!おいッ!!」

律の視界から薄暗い道路は消え、マンションの一室が現れた。



165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:14:59.70 ID:zG17yNga0

唯「のど……かちゃん……」

唯が放心状態のまま現れた。

ジジジジジジジジジジジ

唯「ああああああああ!!和ちゃんッ!!!!」

唯の悲痛の叫びが部屋に響き渡る。クリスは憐みの目で唯を見つめている。

ジジジジジジジジジジジ

澪「律ッ!唯ッ!」

律「………………」

澪「(ダメだッたか…………!!)」ギリッ

紬「唯ちゃん……」

チーン それではちいてんをはじめる

―――――――――――
―――――――



166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:16:44.24 ID:zG17yNga0

梓「(今回はあの人が死んだから誰もいなかッた……和先輩)」

dqnA「はぁ……テツも死んだみたいだし帰るか……」ガチャン

ク「俺が言えた義理でも無いが………いつまでもクヨクヨせずに前向きに生きるんだな」ガチャン

唯「………」

唯「和ちゃんを返してよ……」ボソッ

梓「えッ」

唯「和ちゃんを返してよぉッ!」ガンガン

唯が力の限りで黒い玉を殴った。しかし、玉には何も起こらない。唯は疲れ果てその場に座り込んだ。

紬「唯ちゃん」グスッ



167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:18:46.58 ID:zG17yNga0

パアッ

突然、黒い玉に何十人もの写真が表示された。下の方には見覚えのある顔が並んでいる。

梓「玉に何か絵がッ!!」

紬「これは…今までに死んだ人……?ほらッ、この人」

律「そいつは私が殺したからな……」

澪「……!和がッ!!和がここに!」スッ

澪が和の写真を指差した。そこにはまぎれもなく和が表示されていた。

唯「えッ…」

唯「和ちゃん…和ちゃんッ…」グス

澪「もう帰ろう……」

四人は唯を立たせ、部屋を後にした。



168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:21:19.10 ID:zG17yNga0

帰り道

唯「(和ちゃん……)」

澪「今日は送るよ」

唯「…………………………」

梓「(唯先輩……)」

ピンポーン

憂『はい』

律「あッ、憂ちゃん?憂を送りに来たんだけど」

憂『お姉ちゃんですか……えッ家にいるはずですけど……』

律「いや……ここにいるんだ」

憂『そうなんですか?(いつの間に……)』

憂は違和感を覚えながらも、玄関へと急いだ。



169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:23:08.19 ID:zG17yNga0

憂「どうも、すいません。迷惑をかけてしまッて」ガチャッ

律「いやいや、じゃあまた」

憂「はい、みなさん本当にありがとうございました」

梓「またねッ憂」

憂「またね、梓ちゃん」ガチャン

憂「お姉ちゃんいつの間に外に出てたの?」

唯「………」トトト

唯は憂の質問には答えずに、自分の部屋へと向かった。何もしたくなかった。何も考えたくなかった。

憂「お姉ちゃん?(一体どうしたんだろう……心配だなぁ)」

PRRRRRRRRRR

電話のパネルが先に光り、遅れて音楽が鳴り始めた。憂は小走りで駆けより、受話器を取った。

憂「もしもし……あッ和ちゃんのお母さん。お久しぶりです」



171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:46:04.59 ID:cNGn2hPB0

唯「(和ちゃんは死んだ………もう……戻ッてこない)」

和の名前を何度も何度も心の中で繰り返した。何も起こらないのは百も承知している。しかし、そうせずにはいられなかった。

唯「(どうしよう………本当にどうしよう…………)」

唯「(守るッて言ッておきながら守られた。私を庇ッて………)」

唯「私……何も守れてないなぁ…………」

唯は自分の無力感に苛まれ、押しつぶされそうだった。もう和は帰って来ない。



172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:47:01.15 ID:cNGn2hPB0

三日後の放課後

澪「今日も唯来なかッたな」

梓「まぁ……仕方ない……ですよ」

紬「和ちゃんは……グスッ……行方不明ッてことになッちゃッたしね」グスッ

さわ子「ちょッと!あなたたち!」

担任の山中さわ子が下校準備をしている四人に詰め寄る。

澪「さわ子先生……」

さわ子「あなたたち、唯ちゃんが休みの理由は知らないの?」

澪「はい、体調不良としか」

さわ子「あの子がそんな……いやよく風邪をひくからそれはないか」

律「またな、さわちゃん」トコトコ

さわ子「ちょッ……なんなのよ………もう……」

さわ子は通り過ぎていく四人の背中を見つめることしかできなかった。



173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:47:49.84 ID:cNGn2hPB0

その日の夜

澪「あの部屋とかについて調べたらヒットするかも…」カタカタ ッターン

澪「おッ」

『黒い玉の部屋』

検索結果を見た澪の手が一瞬止まる。

澪「随分ストレートにヒットしたな。どれどれ……」

澪「“この黒い玉はガンツと呼ばれている”……」

澪「“ガンツ”……、えーッと“星人と呼ばれる生き物と闘い”……」

澪「“合計100点を取ると三つの選択肢が与えられる”……。解放されるだけじゃないのかッ!?」カチカチ

“記憶を消されて解放される”、“より強力な武器が与えられる”、“メモリーの中から人間を再生させる”

澪「メモリーから再生……もしかして和を……生き返らせれる……」

澪「ん?“カタストロフィ”ッてなんだろう……」

澪「“この世界は…カタストロフィの日に向かって進んでいる……”、“終局”……?よくわからないな」

しかし大きな収穫を手に入れた。澪は微笑みながらベッドへ飛び込んだ。



174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:48:30.98 ID:cNGn2hPB0

翌放課後

紬「久しぶりのお茶だね」

律「トレーニングばッかだッたしな」

澪「みんな、今日私の家に来てくれないか」

梓「どうかしたのですか」

澪「重大なことに気がついたんだ。唯も呼んで見てもらう」

律「あの部屋のこと?」

澪「あぁ」

紬「じゃあ、飲んでから行こッか」

律は紅茶を一気に飲み干し立ち上がった。



175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:49:40.97 ID:cNGn2hPB0

憂「お姉ちゃん!みんな来てるよー」

唯「でたくない」

憂「どうしても見てほしいものがあるんだッて」

澪「そうだッ!唯!」

澪は興奮を抑えきれず、二階まで上がってきた。ドアの向こうの唯に語りかける。

憂「み、澪さん…」

澪「お願いッ!私の家に来てッ!」

唯「……どうしたの」ガチャッ

澪「いいからッ来てくれッ」バッ

唯「あッ」

澪は唯の手を引いて階段を急いで降りた。早く見せたい、伝えたい。

澪「ちょッと唯を借りてくね」

紬「あッ、唯ちゃん」

律「オッス、唯」

唯「みんな……」



176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:50:22.75 ID:cNGn2hPB0

久々に日差しを浴びたのか、眩しそうに眼を細めて腕を額に運んでいる。

澪「さぁ行こう」

唯「どうしたの……」

律「あたしらもまだ知らないんだ」

梓「(一体なんなんだろう)」

早歩きする澪を先頭に五人は歩き始めた。

律「ん、着いたな」

紬「おじゃましまーす」

澪「どうぞ、あがッて」

律「で?どうしたんだよ。何かあッたのか?」

澪「うん、これなんだ」

澪がスリープさせていたパソコンを起動する。

紬「インターネット……黒い玉の部屋?」

梓「これッてあの部屋と関係があるんですか?」

勘の鋭い梓が澪に尋ねる。澪は笑って答えた。



177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:51:10.30 ID:cNGn2hPB0

澪「うん、ここの管理人はどうやら東京の人らしいんだ」

梓「ちょッと見せてください」カチカチ

梓「ねぎ……星人…をくろの けいが倒す……」

梓「私たちとは違う星人……」

澪「そう、ここの管理人はガンツのメンバーなんだ」

紬「がんつ?」

律「ガンツッてなんだよ、澪」

澪「この黒い玉のことらしいんだ。そして、どうやら世界中には私たちみたいな人がいるらしいんだ」

律「世界中……か………」

梓「世界中の人もこんなことを……一体何の目的で……」

澪「まぁ、それも大事だけどこッちだ。特に唯、見てくれ」カチ

紬「100点のメニュー……」

紬「記憶を消されて解放される……、より強力な武器、メモリーから人間を再生……!!」

唯「あ……」

澪「そうだ、唯。100点を取れば和を再生できるんだ」



178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:52:33.45 ID:cNGn2hPB0

紬「そッか!ガンツのメモリーには和ちゃんがいたしねッ!」

梓「でもそれッて……自由に…解放されないッてことですよね……」

梓がネガティブな発言をする。しかし、唯は立ち上がった。

唯「ううんッ!私はそれで良いよッ!」

梓「唯先輩……」

唯「私が100点を取って、和ちゃんを再生させるよ。ありがとう澪ちゃん」ニギッ

唯は澪の手を取り、強く握りしめた。唯の顔が明るく輝いている。どうやら元気を取り戻したようだ。

澪「いや…そんな///」

律「(唯のやつも元気になッて良かッた)」

律「(澪が死んだら………どうするんだろうな……私。でも、そんなことはさせないからな)」

唯「よーッし!100点目指して頑張るぞーッ!」バッ

唯は天井に拳を突き上げた。

紬「私も頑張るわッ!唯ちゃん!」バッ

紬が遅れて拳を突き上げた。



179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:54:33.68 ID:cNGn2hPB0

二週間後

唯「よしッ…書けた。引き出しにッと」スッ

唯は白い便箋を机の引き出しにしまった。唯は閉めた引き出しをしばらく眺めていた。

ゾクッ

唯「……きたッ」

唯はスーツに着替えて急いで一階へと降りて、玄関へと向かった。

唯「憂ーッ、ちょッとみんなとギー太のメンテナンスに行ッてくるねー」ガチャッ

憂「えッ、お姉ちゃん!外寒いから上着着て行った方が……」

憂「あれッ……いない………」

唯「ごめんね……憂」

茂みの陰から憂を見つめながら呟いた。罪悪感が唯の胸を覆う。転送が始まり、憂の姿が視界から消えた。

ジジジジジジジジジジジ

律「オッス」

唯「りっちゃん。頑張ろうね」

律「おう」



180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 03:55:13.96 ID:cNGn2hPB0

あ~た~たしい~朝がきた~

ラジオ体操が部屋に鳴り響く。もう何回この音を聞いたのだろう。

パッ

まほうつかい星人

特徴
つよい PSI まほう

好きなもの


口癖
マジックパワー

梓「魔法使いですか……それにしても……人間にしか」

紬「魔法ッて本当にあるのかな?」



181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:00:35.27 ID:cNGn2hPB0

ガチャン ドン

ガンツが開いた。

男1「すいません、ここッて一体……」

サラリーマンの男が唯に遠慮がちに尋ねる。

唯「今から私たちは星人と呼ばれる生き物と闘う事になりますッ!」

澪「できるだけ死傷者はだしたくないのでこのスーツを着てください!人数分ありますから」

澪が男1にスーツケースを渡した。

男1「これをですかッ!?」

男2「勘弁してくれよ…」

dqnA「いいから着ろよ」

男2「…………」

男2は黙りこんで俯いた。

澪「あッ…あの」

dqnA「いや、礼はいいよ」スッ

律「…………」



182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:02:13.63 ID:cNGn2hPB0

唯「これから街のどこかに移動します。これからは死ぬかもしれない闘いになりますッ!」

唯「覚悟してくださいッ!これは戦争でもありますッ!!」

男1「生きて帰るんだッ!」ジャキッ

男2「あぁ、帰ろうぜ!」

男1、2が意気込んで言った。二人を待つ家族でもいるのだろうか。

唯「みなさん、生きて帰りましょうッ!!」

ジジジジジジジジジジジ

男「あッ」

紬「転送が始まりましたッ。武器は持ちましたね?」

唯「(100点を取るッ……絶対に……!!)」

唯は決意を固めた。絶対に和を再生する。

律「行くぞッ!!」

ジジジジジジジジジジジ



183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:03:06.26 ID:cNGn2hPB0

転送された場所は人通りの多い街中だった。高層ビルが連なっている。

澪「街中か……人がたくさんいるな……」

キシシシシ

どこからともなく不気味な笑い声が聞こえた。

紬「な……なに?今の笑い声……」

キシシシシ

女「」グリン

さきほどまで普通に歩いていた女の首が通常ではありえない角度へ曲がった。

梓「あの人首がッ…!!」

女「キシシシシシシシシ」バッ

女は不気味に笑いながら梓に飛び付いた。

梓「キャッ!」

梓は突然のことに体が動かなかった。

唯「あずにゃん、大丈夫ッ?」

唯が女を狙撃し梓から引きはがした。



184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:03:46.82 ID:cNGn2hPB0

キシシシシシ キシシシシシ

しかし、まだ笑い声は聞こえる。そして、大きくなっていく。

男「」ゴキッゴキッ

男が首を傾けると、背中から黒い翼が生えた。

女「きゃああああッ!なにあの人、背中から翼がッ!!」

男「キシシシシシ」バッ

女「きゃああああああ」バキゴキ

悪魔へと姿を変えた男が女にしがみつき、顔を食べ始めた。

「やばいッ!」 「おいッあいつ人を食べてるぞッ」

通りは大混乱となり人々は逃げ惑った。しかし、その中には悪魔も紛れ込んでいた。

悪魔「キシシシシシ」

梓「大変です……星人が一般人を襲ッていますッ!」

ク「悪魔か……」

悪魔「キシシシシシ」プシュウウウ

悪魔が男1、2に液体を吹きかけた。スーツは液体に触れると、煙を上げて溶けはじめた。



185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:04:27.39 ID:cNGn2hPB0

男2「あああああああああッ!!」ドロッ

男「マコトーーッ!!うあああああああッ」ドロッ

紬「みんなッ!口から吐くものには触れないでッ!」

唯「フゥ……フゥ……」ギョーン

唯は息を切らしながらショットガンで一匹ずつ悪魔を仕留めていった。
顔にはいつもの笑顔は無く真剣そのものだ。

梓「(唯先輩がいつになく真剣な顔だ……もう何匹も悪魔を倒している)」

梓「(憂みたいになんでもできる訳じゃないけど、一つの事に絞れば憂以上なじゃ……)」

律「コイツらッ!何体いるんだよッ!!」ギョーン ギョーン

澪「文句言ッてないで撃つんだッ」ギョーン

悪魔「ヴアアアッヴ」

澪が撃った銃によって捕えられた悪魔は澪に威嚇する。しかし、ワイヤーは解けない。澪が引き金を悪魔に向けて引いた。

ジジジジジジジジジジジ

澪「ふぅ…」

悪魔の姿が消えていく。それを見ながら澪は静かに溜息をついた。



187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:10:25.67 ID:cNGn2hPB0

dqnB、Cが広場を走っていると、中央に怪しげな集団が目についた。一人は杖を持っている。

dqnC「おいッなんだアイツ?」

dqnA「あれッてボスじゃね?」

dqnC「俺らが倒せば…早く終われるんじゃね?」

dqnA「じゃあ、行くか」

dqnA「おいッ、テメェらッ!お前らは俺たちがブッ殺してやるッ」

???「なんだ、お前ら……あぁ、黒い玉のヤツらか?」

dqnA「なんだ……お前ら……」

???「東京のアイツらも今度やるみたいだ。俺らもやるか」

???「俺が行く……」スッ

???「じゃあ、俺らは向こう行くからボスとここに残ッてくれ」

大男「ああ。さぁ、来いチビ共」

dqnA「うおおおおおおおおおおッ」

二人は大男へ飛び掛かった。大男は不敵な笑みを浮かべてファイティングポーズをとった。



188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:11:34.20 ID:cNGn2hPB0

唯「おおおおおおーッ!」ズバァ

悪魔「ギイイイイイイイイッ」ドサッ

唯は刀を伸ばし悪魔を数匹を同時に斬った。斬られた悪魔は羽ばたきを止め、息絶えた。

律「すげぇ……もしかしたら本当に……」

紬「私たちも頑張ろうッ!」

律「おぅ」

ドンッ

五人の前に何かが落ちてきた。煙が晴れると、二人の星人がこちらを見ている。

剣士「お前らなかなかやるようだな」

格闘「俺らと闘ろうぜ」

梓「(この人たち……星人!?)」

澪「喋ッた……」

格闘「当たり前だろ。馬鹿が」

剣士「行くぞッ」シュッ

剣士が銀色に輝く剣を鞘から取り出した。どうやら戦闘は避けられないようだ。



189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:12:40.48 ID:cNGn2hPB0

格闘「」シュンッ

梓「(速いッ!)」

格闘「オラァッ!」ドンッ

格闘家腕を大きくスイングして、梓を吹きとばした。

紬「止まりなさいッ!」ギョーン

格闘「おッと…危ねぇ」

格闘家は紙一重で紬の狙撃をかわした。顔には余裕の笑みがこぼれる。
律「大丈夫かァッ!?澪ッ!!」サッ

澪「避けるだけでッ…!精一杯だッ!!」サッ

剣士「つぁりゃああああああッ!!!」ブンッ

剣士が高速で剣を振り回した。二人は避けるのが精一杯で攻撃ができず、防戦一方だった。

キュウウウウウン

唯「おおおおおッ」ギンッ

唯が刀を振ると剣士の剣と接触し、火花が飛び散った。

剣士「ムッ…!」ギギギ

律「剣士と互角に……」



190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:13:24.15 ID:cNGn2hPB0

大男「グラアアアッ!!」

dqnC「」グシャッ

dqnCは呆気なく巨大な岩の拳に踏みつぶされた。

dqnA「おいッ!!」

dqnA「(こいつ……岩になりやがったッ……!)」

岩男「どうしたァッ!?」ドカバキッ

dqnA「グッ…」

キュウウウウン ドロッ

岩男の連続の殴打にスーツが耐えきれなくなり、スーツは機能を失った。

dqnA「しまッt」グシャ

dqnC同様に簡単に踏みつぶされてしまった。岩男はあまりの弱さに大声でお笑い始めた。

岩男「ハハハハハッ……」ズンッ

岩男「なッ……」

岩男の胸部から血が噴出した。岩男が驚愕の表情で辺りを見回すも誰一人として人間はいない。

空中に電流が流れ、そこからクリスが現れた。手には刀が握り締められている。



191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:20:24.51 ID:B88q7TjX0

ク「心臓を刺した……」シュッ

クリスが左手に持つ銃の画面には岩男のレントゲン図が映し出されていた。

岩男「ガ……」ガラガラ

岩男は呻き声と共に崩れ落ちた。

ク「残るはコイツか……」

魔「……俺と闘るつもりなのか」

ク「あぁ、お前を殺す」キュウウウウウウン

クリスが刀をさらに伸ばした。まほうつかい星人を鋭く見つめる。

魔「いいだろう……こいッ!」バッ

星人が杖を構え、クリスと向かい合った。

――――――――――――
――――――



192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:24:23.97 ID:B88q7TjX0

唯「あッ」ドゴン

唯は刀の柄で腹を突かれて吹き飛んだ。

澪「唯ィッ!!」

唯「ッ……!」

剣士「次はお前だッ」

唯に注意が向いていたので、剣士の標的になったことに気付かなかった。

律「危ないッ!澪!」ギョーン

バンッ

剣士の左腕が膨れ上がり、破裂した。剣士は無くなった左腕を見て絶叫した。

剣士「ぐ……あぁッ!許さんッ!よくも左腕を!許さんぞッ!」ブンッ

律「が……」

剣士は素早い動きで律を斬った。スーツのおかげで無傷で済んだが、地面に倒れてしまった。

キュウウウウウウウウ ドロッ

律のスーツからゲル状の液体が流れ出た。律の顔が真っ青になった。



193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:25:14.37 ID:B88q7TjX0

剣士「続けてくらえッ!」バチバチ

格闘「やべぇッ!!」ダンッ

剣士が手に電撃を纏っている。それを見た格闘家が高くジャンプした。

唯「……!みんなッ!跳んでッ!!」ダンッ

危険を察知した唯もジャンプする。地面には律だけが取り残された。

紬「りっちゃんッ!!」

律「あ……」

律が空へ手を伸ばした。その直後、落雷が律の体を貫いた。

バチバチバチバチ

律「ああああああああああああッ!!!」ドサッ

律は四肢を失い地面に倒れこんだ。大量の血が崩れたアスファルトに流れ出る。

澪「律ッ!!!」

唯「」キュウウウウウウウウウン

剣士「しまッた……!」ズバァ

律を仕留めたことで油断した剣士は唯の刃に首を刎ねられた。



194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:26:03.32 ID:B88q7TjX0

格闘「おいッ!お前なにやられてる……」

紬「」ギョーン

ワイヤーで繋がれた三つの弾が格闘家を縛りつけた。

クルクル ボッ

紬「捕まえたッ!」ギョーン

格闘「くそッお前らああああッ!!!」

ジジジジジジジジジジジ

格闘家が光線と共に『上』へと送られた。

澪「律ッ!?しッかりしろ!おいッ!!」

唯「りっちゃんッ!!死んだらやだよッ!死なないで!」ギュッ

唯が律の手を握った。しかし、律の手には力が入らなかった。

律「ハハ……もうだめだよ……さッきので……カハッ……」

澪「まだッ……まだ何とか……!!」

律「ハ…ハハ……こんなとこで死ぬとはなぁ……みんな……今までありがとな……」

律「(澪……私を再生なんかしなくていいからな……)」



195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:26:44.92 ID:B88q7TjX0

律「じゃ……また……な」ガクッ

弱々しく微笑んだ後に律は力尽きた。その死に顔は微笑みを浮かべたままだ。

澪「律……」

澪「ああああああああッ」ポロポロ

紬「りっちゃあんッ……」ポロポロ

唯「まだ……まだだよ……」ポロポロ

唯「……100点を取ればッ……100点を取ればりっちゃんを再生できる」

梓「そうッ……グスッ…ですよ。100点をとれば再生できます…」

澪「100……点……グスッ」ポロポロ

唯「みんなッ!ボスの所に行こうッ!」

四人は駆けだした。



196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:29:30.44 ID:B88q7TjX0

ク「ガァッ!!」

バチバチ

クリスが星人の攻撃を受けて、姿を現した。焦燥感が彼にプレッシャーを与え続ける。

ク「(透明になッているハズなのに…なぜ奴には俺の姿が見えるんだッ!?)」

魔「フフフ…弱い。杖を使うまでもない。この剣で十分だ」スッ

まほうつかい星人は杖を懐に収め、長い剣を取り出した。

ク「(どうする……!)」

魔「ぬ……そこにいるお前ら。俺には意味が無いぞ」スッ

まほうつかい星人が何もないはずの場所を指差した。

ク「……!?」バッ

バチバチバチ

そこから、唯、澪、紬、梓が姿を現した。唯はじっとまほうつかい星人を見つめる。

ク「うおおおおおおおおおおおおッ」キュウウウウウウウウン

四人に注意が向いている星人にクリスが奇襲した。



197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:30:54.72 ID:B88q7TjX0

魔「なかなか速いな……だが」バチバチ

ク「ガアアアアッ!!」バチバチ

星人は指先から電流を発生させ、クリスの動きを封じた。そして、もう一方の手で剣を振り降ろした。

魔「フッ!」ズバァ

ドサッ

梓「クリスさん!」

クリスは右腕と下半身を斬り落とされ地面に落下した。

澪「スーツは壊れていない……スーツは無意味なのか……!?」ブルブル

キュウウウウウウン ブンッ

唯が星人の背後から勢いよく刀を振った。

魔「」サッ

唯「今だッ!」ギョーン

唯は星人が屈んだ隙に銃で狙撃した。星人の顔が強張り、腕で顔を覆う。



198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:34:25.70 ID:B88q7TjX0

魔「ク……」

ガキィンッ

刀が粉々に砕け散った。星人は刀を捨て、杖を取りだした。

魔「まさか杖を使うことになるとは……」

魔「ハァッ!!」バキンバキン

星人が杖を振ると、アスファルトが凍りついた。氷がかなりのスピードで四人に迫る。

紬「氷が……」

唯「みんなッ跳んで!」ダンッ

キュイン

唯の背後に六芒星が浮かびあがり、そこから星人が現れた。唯の顔が驚愕したものになった。

魔「お返しだ」ボッ ゴオオオオ

唯「」ゴゴゴゴゴゴゴ ボンッ

唯は星人の放った巨大な火球に吹きとばされた。火球はビルに激突し、そこから大きな爆発が起きた。



199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:37:01.45 ID:B88q7TjX0

紬「唯ちゃんッ!!」

梓「(氷、炎、瞬間移動……まさに魔法使い……!)」

紬「」ギョーン

魔「フッ」ヴォン

紬が狙撃すると星人の目の前にバリアーが出現し、弾のエネルギーをかき消した。

紬「バ…バリアー……」

魔「フフフ」スッ

ビュオオオオオオオオオッ

ビルの窓から唯が飛び出した。手には刀が握り締められている。そして星人に突き刺した。

唯「」ズンッ

魔「ガアアアアアアッ!きッ貴様あああッ!!」

ズバァッ

星人が激痛に絶叫する。唯は構わずに突き刺さっている刀を星人の体から引き抜いた。

唯「フンッ」ズッ

そして、唯は二本の指を立て星人の眼球に突き刺した。



200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:37:44.03 ID:B88q7TjX0

魔「目…目がアアアアアッ!!!」

魔「クッ…」バチバチ

星人の手に電撃が流れる。そして、唯へ放った。

梓「唯先輩ッ!!!」

バチバチバチ

唯「あああああああッ!」

落雷が唯を貫き、唯が叫んだ。唯は血を流して地面へ倒れた。

魔「ぐッ…見えない」フラッ

星人が目を押さえおぼつかない足取りで歩き始めた。顔は憤怒の表情で満ち溢れていた。

紬「唯ちゃんッ!」ダダダ

紬が唯の元へ駆けよる。紬の頭には律の様子が浮かんでいた。頬には涙が流れていた。

紬「大丈夫ッ!しッかりしてッ!!」ポロポロ

唯「エヘヘ……ちょッとだけ…無茶しすぎた……ね」

澪「唯……もう喋るなッ!」

唯「ゴメンね、みんな……。憂が一人だけになッちゃうからさ……」



202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:00:39.50 ID:rX8auodW0

梓「唯先輩ッ!やめてくださいよ……」ポロポロ

唯「みんな……大好きだよ……ありがとう……」

唯「(和ちゃん……100点取れなかッたよ…。ゴメンね…)」

ドサッ

唯は澪の手を握りながら力尽きた。その表情は見る人を安心させる笑顔があった。

澪「唯……唯ィィィッ!!」ポロポロ

魔「貴様ら……」フラフラ

星人が歯を軋ませながら三人に迫る。澪たちはその気迫にたじろいだ。

紬「澪ちゃんッ!アイツを倒そうッ」

澪「……」グスッ

梓「アイツを倒して100点を取ればッ……みんな再生できます」

澪「………」スッ

澪「……そうだな。行くかッ!」

澪「(律、唯……見ていてくれッ)」



203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:02:22.21 ID:rX8auodW0

澪「私が刀でッ!」

梓「銃で援護しますッ!」

紬「いッけええええ」ギョーン

魔「ぬ………」サッ

星人が潰れた目を押さえながら避けた。

澪「今だッ!」

キュウウウウウン

魔「」サッ

澪が全力で刀を振り切った。しかし、星人は知っていたかのようにそれを避けた。

魔「馬鹿がッ何度も同じ手をくらうかッ」バチバチ

星人の手に電撃が走る。澪はその次に何が起こるかがわかった。わかってはいるが体が動かない。

澪「あッ」

梓「澪先輩ッ!!」ハッ

ギョーン



204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:03:48.13 ID:rX8auodW0

魔「なッ……」バンッ

魔「腕がアアアッ」

ク「フ………」ドサッ

クリスが放った弾が星人の腕を吹きとばした。クリスは少し微笑むとそのまま力尽きた。

澪「……ッ!!」

突然の事態に戸惑う星人を見て、澪は思い切り刀を振り切った。

魔「」ゴロン

星人の首が弧を描きアスファルトに落ちる。星人は血を噴き出しながら倒れた。

澪「やッた……」

澪「やッたーーー!!!」

梓「やりましたねッ!!」

紬「本当にカッコ良かッたよ。澪ちゃん」ダキッ

澪「うん、ありがとう。(終わッた………)」

梓「転送が始まりました……」

ジジジジジジジジジジジ



205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:04:29.35 ID:rX8auodW0

紬「残ったのは三人だけね………」

梓「………」グスッ

梓はさめざめと泣いていた。時折鼻をすすっている。

チーン それではちいてんをはじめる

パッ

あずにゃん 38点 TOTAL49点

梓「………」ボーゼン

梓は泣きやみ、呆然と画面を見ている。澪と紬が梓を優しく抱きしめる。

紬「すごいわッ!梓ちゃん」

澪「やッたな、梓」

パッ

沢庵 41点 TOTAL50点

紬「41点……」

梓「すごいですッ、おめでとうございます」

紬「ありがとう~」パァァァッ



206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:05:10.73 ID:rX8auodW0

あきやまさん 53点 TOTAL58点

梓「53点ッ!!すごいですッ澪先輩ッ!!」

澪「は……ははッ……やッ…た」

澪は梓の時と同じように画面に釘付けになった。紬が祝福の言葉を送る。

紬「おめでとう~!」

フッ

梓「終わりましたね」

澪「うん……着替えてから帰ろう……」

紬「そうね……」

先程とまでは裏腹に三人は静かに着替えを始めた。三人からは笑顔が消えていた。



207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:05:51.70 ID:rX8auodW0

帰り道

梓「これから……これからはどうしますか……」

紬「この部屋のことを話したり、知られたりすると頭が爆発するらしいしね」

澪「憂ちゃんが……どうなるか……かな………」

梓「今日はみんなで楽器を買いに行くことにしていましたしね」

澪「二人が行方不明に………ということにしか……」グスツ

紬「澪ちゃん……」グスッ

梓「じゃあ、今帰るのはまずいですね。二人が来ないから探していることにしなくちゃ」

紬「公園にでも行こッか」

四人は俯きながら歩き始めた。誰も四人を助けてくれる人はいなかった。
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唯「復活」#3
[ 2011/02/13 17:54 ] クロス | GANTZ | CM(1)

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タイトル:
NO:963 [ 2011/02/13 22:31 ] [ 編集 ]

クリスううううううう!!

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