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唯「がくちん!」 GACKT「やかましい!」#前編 【非日常系】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi?bbs=news4ssnip&key=1297500832&ls=50




1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 17:53:52.83 ID:ymFAIlmM0

~~~~2010年 10月20日~~~~

GACKT「けいおん??」

西川貴教「うん。絶対おもしろいから観てみてよ。DVD貸すから」

GACKT(…音楽のアニメかな? おもしろいって言ってるし……一回観てみようかな。)

GACKT「うん。どんなのか気になるし一回貸してちょうだい」



2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 17:54:51.58 ID:ymFAIlmM0

~~~~GACKT自宅!!~~~~

GACKT「今日はもう仕事もひと段落したし・・・西川くんから借りたDVDでも観てみようかな」

ウィーン…ガシャン ピッ(再生)

GACKT(あっ…急に睡魔が…)

・・・・・・

GACKT「Zzzz....」

TV「ジリリリリリリ!! 『おねえちゃーん?そろそろ起きないと~。・・・おねえちゃ』『えっ!8時?!』」

GACKT「Zzzz....」





3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 17:55:37.67 ID:ymFAIlmM0


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--------------

GACKT「ハッ!!『きゃあっ!!』 ・・・寝てた」

さわ子「………」

GACKT「…ん? ここ…どこだろ?」

さわ子「………」

GACKT(学校かな? 確か家にいたはずなのに。どうしてこんな所に・・・)

さわ子「………」

GACKT「…じっとしてる訳にもいかないな。 とにかく帰らないと」

さわ子「無視かよ」



5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 17:56:58.58 ID:ymFAIlmM0


GACKT「…どちら様ですか?」

さわ子(っ!!)「あっ。申し遅れました。私、音楽教師の山中さわ子と申します。
新任の神威(かむい)先生ですよね? 校長から校内の案内を頼まれて来たのですが…
お眠りになられていたのでびっくりしましたわ、うふふ」

さわ子(超~~イケメンじゃないのぉ~~!!職場恋愛…ありね!!
今日一日で距離を縮めて、一気にゲットしちゃうわよぉ~!ウヒャヒャ。)

GACKT「先生… 僕が…ですか?」

さわ子「?? そうですよ? 先生、まだ寝ぼけてらっしゃるんじゃないですか? ふふっ」

GACKT(TVか何かの企画かな? こんな仕事受けた覚えはないけど…とりあえず合わせておこう)

GACKT「そういえばそんな気がしてきました」

さわ子「気がしてきたって…意外とおちゃめなんですね、先生。
同じ音楽教師として、これからよろしくお願いします。
それでは、校内を案内しますので着いてきてください」



6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 17:57:58.68 ID:ymFAIlmM0


山中先生の話によると、ここは桜ヶ丘高校。女子高らしい。
パラダイスだな、うん。
TVにしては画が地味すぎるし、特にカメラも見当たらない。
ひょっとしたらTVじゃないのかもしれないけど、だとするとこの状況は…
考えてもわからない。これはきっと神様が僕にくれたプレゼントだ。
普通37歳の男が我が物顔で入れる場所じゃあない。この状況を楽しもう。

さわ子「ここが、保健室です。 生徒だけでなく、教師も利用できるので『さ~わちゃん!!』」

さわ子「あら、あなたたち。どうかしたの?」

律「別になんにも~。 今から部室行くところなんだ。ってあれ? その人は?」

澪「そんな聞き方しちゃ失礼だろ? どうもすみません」

音楽系の部活だろうか。楽器を持った女の子が4人、こちらへやってきた。
見たところ、かなり山中先生を慕っているみたいだ。

GACKT「気にしなくていいよ」

さわ子「まったく…こちらは新任の音楽教師の神威先生よ。 いま校内を案内してる所なの」

GACKT「よろしくね」

律・澪・唯・紬「よろしくおねがいしま~す」

律「それにしても、中々のイケメンさんですなぁ~。さわちゃん、この機会に距離を縮めてお持ち帰りしようなんて考えんなよ~?」

澪「なっ/// 律っ!! 何をいってるんだ!!///」

唯「澪ちゃん、顔真っ赤だよぉ~?」

紬「あらあら」

さわ子「バカなこと言ってないで、早く音楽室に行きなさい」(なんでりっちゃんにばれてるのよ~、もう。)

律・唯・紬「は~い」

律「ほら澪~。 ボーッとしてるとおいてくぞぉ~?」

唯「あっ。さわちゃん、案内が終わったら神威先生も音楽室に連れてきて~」

律「おっ。いいこというなあ~、唯隊員!! 音楽の先生だもんな!! あたしらの演奏、きいてもらおうぜぇ~!!」

紬「お~!」

澪「お持ち帰り・・・///」プシュー

GACKT「ハハハ」(元気だなあ~)



7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 17:59:25.45 ID:ymFAIlmM0

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--------------

さわ子「とりあえず、これで一通り案内は終了ですね。それじゃあ・・・これからお茶でも飲みにいきましょうか」

校内の案内がひと段落したころ、山中先生にデートに誘われた。
この先生は若いし、綺麗だと思う。 気立ても良く、短い時間でかなり仲良くもなった。

しかし…

GACKT「ゴメン、エッチした子としかデートしないんだ」

さわ子「」



8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:01:35.93 ID:ymFAIlmM0


さわ子「やだなあ。 音楽室ですよ。」

さわ子「さっきの子たち、軽音楽部で練習前には必ずお茶してるんです。
私が顧問ですし、あの子たちも先生に来て欲しがっていたので」

GACKT「あぁ~。 約束したもんね。」

GACKT「そっかあ~。 楽器を持ってたけど、軽音部だったんですね」

さわ子「ロクに練習してないですけどね。 ふふっ。それじゃあ、こちらです」



9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:02:21.38 ID:ymFAIlmM0


~~~~部室!!~~~~

律「おっ。さわちゃん、やっときたかー」

唯「あ~っ!! 神威先生もホントにきてくれたんだあ~」

紬「わざわざありがとうございます~」

梓「こちらがさっき言ってた新任の先生ですか?」

唯「そうだよぉ~。あずにゃん」ギュー

梓「!! 唯先輩、いきなり抱きつかないでください」

紬「あらあら」

澪「緊張してるの… 私だけなのかな…」



10 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:03:14.10 ID:ymFAIlmM0

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その後、一人ひとり自己紹介をしてもらい、今 彼女たちは演奏の準備をしている。
こういう姿を見ていると、若いころを思い出すなあ…

律「それじゃ、みんな。準備はいいか? …よーし、いくぞ!! ワン、ツー」

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪

澪「どう…ですか?」

GACKT「技術的なことを言うと、まだまだ直すところはたくさんあるけど…
すごくよかったよ」



11 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:03:45.49 ID:ymFAIlmM0

そう言うと、澪ちゃんは演奏中のモジモジした態度とは一変、パァっととてもいい笑顔を浮かべた。
きっと、演奏中は緊張してたんだな。
この子は上手なんだから、もっと堂々としていいのに…

唯「よかったね、澪ちゃん」

律「おおっ! あたしらの演奏はがくちゃんのお墨入りだぜー! このまま一気に武道館だあ~!!」

紬「お~!!」



12 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:04:54.36 ID:ymFAIlmM0


ホントにこの子たちは楽しそうに演奏をする。 

技術的にはまだまだでも、どこか心揺さぶられる理由はそこにあるのだろう。

最近は、凄いと思う若いバンドをほとんど見ないけど…この子達なら、期待できるかもな

律「よーし! それじゃムギ、ティータイムだあ~!!」

……多分



13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:05:51.30 ID:ymFAIlmM0

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紬「先生も、紅茶で良かったですか?」

GACKT「うん。 ありがとう」

そういって、ムギちゃんは紅茶とケーキを用意してくれた。 物腰は柔らかく、とてもいい子だ。
大人びていて、とても高2には見えない。

唯「んまぁ~い。 やっぱりムギちゃんのケーキはおいしいね~」

唯ちゃんは、一見ぽわぽわしていて、だらけてそうに見えるけど…いや、だらけてはいるんだろうけど。
でも、頑張らないといけないときは、しっかりと自分の力で頑張れる子なんだろうな。きっと。

この子がギターを初めて約1年とは、驚きだ。



14 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:06:31.67 ID:ymFAIlmM0


梓「これが終わったら、また練習しましょうね。 まだ一回合わせただけじゃないですか・・・」

唯「え~。 あずにゃん、折角がくちんが来てるんだし、もっとゆっくりしようよ~」

梓「先生が来てくれてるからこそ練習しましょうよ…」

梓ちゃんは、まだ入部して2か月程ということもあり、少しぎこちなさはあるものの…
しっかりと自分の意見も言えているし、この子なら大丈夫だろう。 

ギターの腕も申し分ないし。

…ていうか、がくちんて何だ。 さっきもがくちゃんって呼ばれたし…
でも、何故か悪い気はしない。 不思議だ。



15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:08:29.13 ID:ymFAIlmM0


澪「そういえば、先生は主にどんな楽器を演奏されるんですか?」

澪ちゃんは、繊細だけど礼儀正しくて、いい子だ。
ベースも上手いし、頭も良さそう。 まさに優等生って感じだ。

GACKT「一応ピアノと、バイオリンと…金管楽器と木管楽器全般…
あと、バンドのパートは全部できるよ」

GACKT「父親がトランペット奏者でね、幼いころからたくさんやらされたんだ」

律「おほぉ~!! サラブレッド!! じゃあさ、ちょっと何か演奏してみてよ!!」

りっちゃんは…デコがキレイだよね。

元気でいい子だと思う。 意外と周りへの気遣いもできそうだし。
軽音部を立て直したっていう行動力はすごいと思う。

GACKT「いいよ。 じゃあとりあえず、ドラムから…」



16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:09:19.57 ID:ymFAIlmM0


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪

律「すげえ~。 プロ並みじゃんか」

唯「ギターもすごい上手だしね」

梓「ホント…スゴイです」

紬「キーボードもすごく綺麗な音色だった~」

澪(ジーッ)ワクワク

GACKT「……」

澪「……」(ジーッ)

GACKT「ごめん、レフティは…ちょっと」

澪「」



17 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:10:04.91 ID:ymFAIlmM0


澪「ああわかってたよ! どうせそうなる気はしてたんだ」ウワーン

GACKT「まあまあ…明日、僕のベース持って来るからさ…」

澪「ホント…?」ジワッ

GACKT「ホントホント」

一同(かわいい…)



18 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:10:40.43 ID:ymFAIlmM0


梓「そういえば、先生は左利きなのに楽器は右利き用を使うんですね」

GACKT「レフティは少ないからね。 左利きって不便なことも多いし、
両方の手を使えるようにしてるから、初めて右利き用を触っても、困らなかったよ」

律(スゲーなこの人)

澪(私も右手を使う練習しようかな…)

唯(ケーキおいしー)

さわ子(私…一気に空気……グスッ)



19 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:12:24.44 ID:ymFAIlmM0

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--------------

その後、談笑を続けた後、軽く練習を見て、今日はおしまい。
自宅へ帰ろうと、マネージャーに連絡をする。

…?
あれ? おかしいな…
電話が繋がらない…

再度電話をかけ直すものの、やっぱり繋がらない。

その後も、スタッフ・バンドメンバーなどに電話をかけてみたものの、全く繋がらず。

GACKT「どういう事だ…」



20 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:12:52.84 ID:ymFAIlmM0


全く見当がつかない。 電話が壊れているのかとも思ったが、さっき山中先生からメールが届いていたので、その可能性は薄いだろう。

GACKT「あっ。 僕の車だ」

とりあえず、まずはカーナビを使って、家まで帰ろう。



21 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:13:40.23 ID:ymFAIlmM0


GACKT「ただいま~」

泉(シェフ)「お疲れ様です。ガクさん」

GACKT「ただいま。 今、マネージャーはどうしてるか知ってる?」

泉「いえ、見てないです。それどころか、今日はスタッフも一人も見なかったですよ」

GACKT(? 誰も…見てない?)

GACKT「泉、今 携帯持ってるか?」

泉「持ってますけど…それがどうしたんですか?」

GACKT「今からお前に電話かけるから」

泉「?」

プルルルル・・・ プルルルル・・・

GACKT(繋がった… スタッフもメンバーもいなくて、電話も繋がらなかったのに… 
…っ!?)



22 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:14:17.98 ID:ymFAIlmM0


ふと、携帯電話の画面の片隅が目に入った。

『2009年 6月10日』

2009年だって?

思えば、今日の周囲の反応は普段と何か違っていた。 

自分で言うのもなんだが、有名人を目にしたといった反応をする者は皆無だった。

それに加えて、この日付…

泉「ガクさん? どうしたんですか?」

GACKT「いや…何でもない。 ご飯にしようか…」

信じたくはないけど、パラレルワールドってやつか?



23 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:15:14.95 ID:ymFAIlmM0

食事中、泉に今日起こったこと、自分がさっき考えたことを話した。
もちろん最初は信じてはくれなかったが、結局彼も僕と同じ結論に達したようだ。


ネットで『GACKT』と検索してみたのだ。
すると、ヒットするサイトが全くなかった。
ファンサイトならともかく、公式サイトまでヒットしないのはあり得ない。

レンタルショップにも行ってみた。
しかし、『GACKT』というアーティストのCDはなく、変装もしないで出かけたというのに、周囲の反応もゼロ。



24 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:16:07.73 ID:ymFAIlmM0


泉「おかしいですね…やっぱり異世界に…」

GACKT「信じたくはないけどね。 とりあえず、家ごと違う世界に飛んで行ったと考えたほうがいいんじゃないかな。」

GACKT「つまり、もといた世界での知り合いも異世界にワープした瞬間に家にいた僕と、お前だけ…」

泉「そんな…」

SP1・SP2「ボス!! どこにいっていたんですか!?」

GACKT「お前らもいたのか…」

でもよかった。 これで僕が学校にいる時も、泉は寂しくないだろう。
この状況をどうするかだけど…考えても仕方ない。 原因がわからないんだから。

とりあえず今はこの状況を楽しもう。 分からないことは分からない。

考えても無駄だ。 

口座も家にあるものも変わっていないみたいだし、生活には困らないだろう。

とりあえず明日、ベースを持っていかないと。



25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:17:27.50 ID:ymFAIlmM0


~~~~~~~ぶしつ!!~~~~~~~~

律「おおー!! ガクちゃん!! 今日も来てくれたのか~」

GACKT「約束したからね」

澪「あっ。ベースっ!」

紬「よかったわね~。澪ちゃん」

GACKT「まだみんな来てないみたいだし、今から弾いてあげるよ」

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪



26 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:18:05.11 ID:ymFAIlmM0


澪 ポヘー

唯「へー。やっぱりがくちん、ベースも上手だったんだー」

澪「うん!!ベースの上手な先生が来てくれてよかった」エヘヘ

梓「澪先輩、嬉しそうですね」

律「今まで、澪にはベースの先生っていなかったからな~」

律「そうだ!!」ピーン!



27 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:18:48.61 ID:ymFAIlmM0


律「ガクちゃん、軽音部の顧問になってよ!!

律「さわちゃんができるのってギターとキーボードくらいだしさ、さわちゃんの補佐って感じで!!」

唯「おっ。いいねー、りっちゃん。わたしもがくちんが顧問なら、うれしいよー」

澪「私も…ベースとか、教えてもらいたい」

律「ガクちゃん、お願げえします!!」

GACKT「いいよ」

この子達といると楽しそうだし…
この子達がどこまで行けるか、興味もあるしね。

唯・律・澪「やったー!」

梓「唯先輩には厳しくするようにお願いします、先生」

唯「あずにゃん先輩、厳しいっす」

紬「あらあら」

いろいろ不安はあるけど、これから楽しくなりそうだ。



28 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:19:23.00 ID:ymFAIlmM0


律「じゃあ今日はもう下校時間だしさ、帰りに名前掘ってこうぜ!
グラウンドにある桜の木でいいや!!」

唯「おぉ~! 新生軽音部、誕生祝いだね。りっちゃん!」

梓「ちょっ…勝手にそんなことしていいんですか!?」

紬「私、木に名前を彫るのが夢だったの~」キラキラ

澪「ムギまで何言ってるんだ!? あぁ~もう!」

『ゆい・りつ・みお・ムギ・あずにゃん・さわこ・がくと

けいおんぶ!! めざせブドウカン!!!』



29 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:19:59.13 ID:ymFAIlmM0


以下、GACKTのことは『ガク』と表記します。



30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:20:53.57 ID:ymFAIlmM0


~~~~にかげつご!! GACKTの車窓から!~~~~

僕が軽音部の顧問になって、もう約2か月、ついに夏休みがやってきました。

容赦なく降り注ぐ朝の陽ざしは、僕のお尻をペシペシと叩いているようです…あーイタタタ

というのも、いま、軽音部の合宿の引率として、ムギちゃんの別荘に電車で向かっている最中なんだけど…

ガク「あっつい!!」

梓「そんな窓際に座ってるからじゃないですか…」

ガク「あのね、あずにゃんよ、わかってない」

梓「あずにゃんって呼ばないでください…何がですか?」

ガク「窓際じゃないと海がみえないだろ?」

梓「もう勝手にしてください」



31 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:21:48.38 ID:ymFAIlmM0


唯・律・ガク「わーーーーー!!! ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ーーーーー!!」

唯・律・ガク「うぉぉおおおおおーーーーっっっりゃああああああーーーーー!!!!!」

澪「勝手にしすぎだ!!」ゴチン

律「なんであたしだけ…」プクゥー

紬「ゲル状がいいの…」スヤスヤ

暑いんだこれが…もうアタマがおかしくなりそうだ。



32 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:22:40.99 ID:ymFAIlmM0


~~~~べっそう!!~~~~

一同「ついたーーー!!」

暑さに耐えること数時間、やっと別荘に到着した。
なかなか立派な別荘で、スタジオも設備が整っていて、びっくりだ。
さて、合宿に来たんだし、やることはもちろん…

律「よーし!! 遊っぶぞー!!」

澪「う゛おーいっ!! 遊ぶのは練習してからー!!」

唯「えー。遊びたーい!!」プクー

若者はそうじゃなくちゃな。



33 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:23:14.66 ID:ymFAIlmM0


澪「それじゃ多数決にしよう。 私は練習が先」

唯・律「遊ぶ!!」

梓「練習がいいです」

紬「遊びたいでーす」

澪・梓「まさかの裏切りー」ガーン

澪・梓(でも先生ならっ!!)バッ

ガク「よーし、それじゃあ遊ぶぞー!!」

澪・梓「先生までっ!?」アァァァ



34 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:24:01.19 ID:ymFAIlmM0


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--------------

唯・律「アハハハハハ」

梓(ちゃんと練習できるのかなー…)

ガク「ふくれてたってしょうがないだろ? ちゃんと練習もさせるから、今のうちに楽しんでないと損するぞ?」

梓「…そうですよね! そのかわり、ちゃんと練習させてくださいよ。」

梓「よーし、やってやるです!!」

…意外と単純な子だな

紬「梓ちゃんもすっかりみんなと仲良くなったねー」

澪「そうかな…?」パシャ!

ガク「僕はちょっと遠泳してくるから、みんな遊んでて。 あんまり遠くに行かないようにね」

紬・澪「はーい」



36 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:29:06.77 ID:ymFAIlmM0

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--------------

梓「澪先輩、フジツボの話って知ってます? むかし足を切った少年が…」

澪「うわあぁぁぁーーーー」

律<GJ!

梓「?」

律「そういえばがくちゃんはー?」

紬「遠泳するって言ってたわー。ほら、あそこ」



37 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:29:53.60 ID:ymFAIlmM0



ガク「」バシャバシャ


律「おぉー。ほんとだ、あんなとこに。ガクちゃんすげえー」

唯「すっごい遠くにいるね」


ガク「」バシャバシャ


律「どこまで行くんだろう」

唯「ねー」


ガク「!?」ザッパーン


律「……」

唯「……」

-----------------------------------------
----------------ザザァ---------------
----------------------------------------

律・唯「沈んだー!!」



38 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:31:28.23 ID:ymFAIlmM0


紬「たいへんっ!! 助けをよばなきゃ!」

梓「きゅっ、救急車とか呼んだほうがいいですかね?」アセアセ

梓「えっと…イチ・イチ・ゼロ…っと」ピッピッ

紬「梓ちゃん落ち着いて! それ警察!!」

澪「」ミエナイキコエナイ



39 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:33:00.73 ID:ymFAIlmM0


------------------
--------------

ガク(光が…小さくなっていく

ああ…僕、ここで死ぬのかなあ…

もう手も足も動かない…

ごめんね、もとの世界のみんな。

ごめんね、学校の…軽音部のみんな。

僕はここで死んじゃうけど…みんな、元気でね。)



40 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:33:34.85 ID:ymFAIlmM0




・・・・・・・・・



ガク(いつエッチしたっけ?)ソウイエバ


・・・・・・


ガク「死ぬならしてからだろ?!」

その時だった。 海水を飲み、手も足も動かない、そんな極限状態の中、彼の第3の脚が動きだしたのだ!

ガク「ぉぉぉおおおおお!!」プルプルプル…



41 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:34:32.61 ID:ymFAIlmM0

------------------
--------------

執事A「おそらくこの辺りで波に飲まれたと思われます」

斎藤「よしっ! 捜索チーム、この周辺を捜索しろ!」

捜索チーム隊員たち「はっ!!」



42 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:35:02.41 ID:ymFAIlmM0


執事B「なっ…なんだこれは!?」

執事C「なっ、何かの生物がものすごいスピードで海底から上がってきます!!」

斎藤「いったい何だというのだ!? 警戒を怠るな!!」

捜索チーム隊員「うわあっ!?」

ザッパーーン!!

ガク「」プルプルプルプル…

隊員A「何だこれは!?」

隊員B「うわあっ」



43 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:35:44.53 ID:ymFAIlmM0


------------------
--------------

唯「がくちん、大丈夫かなー」

紬「だ、大丈夫よきっと…」ソワソワ

律「そうだぞー。がくちゃんがそんなに簡単に死ぬはずないって…ってうわあ!?」

律「何かでたーー!」

--------------------------------------------
---------------ザッパーーン!--------------
--------------------------------------------



44 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:36:14.05 ID:ymFAIlmM0


プルプルプルプル…

プルプルプルプル…

プルプルプルプル!!!

律・唯・梓「こっちきたあーーー!?」ウワー

紬「むぎぎぃーーっ?!」

ザパァーー!!



45 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:36:47.70 ID:ymFAIlmM0


ガク「ふうっ。危ないところだった」プルプルプル…

律「がくちゃん?!無事だったのか!?」

律「…っていうか」

ガク「いや、ほんと危なかったんだけどね、長い間エッチしてないことに気づいてさ…」

ガク「急に力が湧いてきたんだ」プルプル…

律・唯・梓「変態だーー!!」

紬「まあまあまあまあ!」

ガク「」プルプル…

澪「」バタッ

梓「おまわりさんあいつです」

ガク(止まらない…)プルプル…



46 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:37:57.16 ID:ymFAIlmM0

ちょっと一時間くらい休憩します

ごめんなさい

そこからまた一気に投下する




47 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 18:43:42.61 ID:pKBl5PjQ0

面白いから期待
欲を言えば西川さんを…



48 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:01:59.06 ID:BnGTyW7AO

Gackt△

と思ったら変態だった
な、何を言ってるか分からねーと思うが(ry



49 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:07:26.14 ID:qdhb2Q6DO

間違ってたらすまん
聞くのも野暮だがくわっちょの人か?
澪はぶりがwwww





50 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:32:32.68 ID:ymFAIlmM0

ただいま

>>48
一応GACKT△も用意してるよ

>>49
くわっちょの人ではない
ただ、あのSSに影響をを受けたのは確か



51 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:34:33.92 ID:ymFAIlmM0


------------------
--------------

律「肝試しをやろう!」

あの後、駆け付けた警察と琴吹家の執事たちを総動員して、なんとか僕のマグナムの動きを止めることに成功した。

そして、軽く練習を見てあげて、夕食を取り、花火をしている最中にりっちゃんがそう高らかに宣言した。

相変わらずよく分かってるじゃないか。

唯「おー!」

澪「次から次へと…」

律「いいじゃーん!」プクー

律「やっぱり夏で合宿といえば」

律・ガク「肝試しだよね!」キュピーン

澪「私はやらないぞ!」

律「アハー!そっかぁー! 澪は怖いの苦手だもんねー」

澪「!?全っ然余裕だよ! やってやろうじゃないか!!」

律・ガク「…フッ」



52 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:35:25.15 ID:ymFAIlmM0


------------------
--------------

私の名前は山中さわ子。

その類まれな美貌と、品性あふれる立ち振る舞い、
そしてその超一流の演奏技術と歌声から生徒からの人気は高く、さながら桜ヶ丘高校のヴィーナスのような存在…

のはずなんだけど…


唯・律『失礼しまーす』

律『夏休みなのに大変ですねー』

さわ子『研修とかいろいろあってね…なにか用?』

律『軽音部で合宿するんだけどー』

唯『先生もくるかなぁ?って思って』

さわ子『合宿ねぇ…』

律『うわぁ…めんどくさそうな顔』

唯『じゃあいいよ。がくちん先生に来てもらうから』

律『声かけなかったら怒るのに、声かけたらこれだ』

唯『泳いだり、BBQしたりできるのにねー』

さわ子『えっ!?』


どうしてこんなことになってるのよ…グスッ

…ん? あの後ろ姿は…



53 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:36:07.96 ID:ymFAIlmM0


澪「こっ、高校生にもなって肝試しも無いよなー」ギュー

梓「あの…手が痛いんですけど」

『ヴア゛ァ・・・』

『ア゛ァ゛…』

梓「な、何でしょうか?」

澪「き…きき、きっと律のしわざだよぉ」プルプル

???『ミオ゛ヂァーアン』

澪「いやーーーあぁぁ!!」

澪「」プクプク



54 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:36:42.33 ID:ymFAIlmM0


梓「先生!? どうしたんですか?」

さわ子「うぅ…やっと会えた…」

唯「あれぇ~? さわちゃん先生!?」

唯「どうしたの? …っていうか何でいるの?」

さわ子「…あとから合流して、みんなを驚かせようと思ったんだけど…」

さわ子「道に迷っちゃって…」

梓「驚かせようって目標は達成できたみたいですけど…」

澪「」プクプク


律・ガク「誰もこねー」



55 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:40:21.12 ID:ymFAIlmM0


~就寝後!!~

Zzzz…

ガチャ… ジャー!!

梓「んー…」

梓「……」トテトテ

梓「あれ?」



56 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:41:39.52 ID:ymFAIlmM0


唯「ごめんね。 私の練習に付き合わせて」

梓「全然気にしないでください。 私も唯先輩と、もっと練習したかったんです」

唯「ありがとう」

梓「えっと…」

チャン チャン チャッチャ チャラチャラチャ~ チャチャー チャラッチャチャー!!

唯「わぁ~。あずにゃんうまいね~」

唯「じゃあ次、私ね」



57 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:42:21.73 ID:ymFAIlmM0


梓「最初はスローテンポで弾いてみるといいですよ」

唯「むぅ…」

チャン… チャン… チャッチャ チャラチャラチャ~ チャチャー… チャラッチャチャー!

唯「で…できたー!」

唯「私、あずにゃんに出会えてよかったよ~!」

唯「ありがと~あずにゃーん!!」ギュッ

ガク「うわー!! びっくりした!!!」

梓「先生!? ここで寝てたんですか!?」ビクッ



58 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:44:10.99 ID:ymFAIlmM0


------------------
--------------
こんにちは。平沢憂です。

今日は、梓ちゃんとお出かけです。

憂「そっかぁ~。 あんまり練習できなかったんだ」

梓「うん…。 でもね、やっぱり行ってよかった」

梓「先輩たちのいろんなことが分かったもん」

憂「へぇ~。 どんな風に?」

梓「澪先輩は、意外と怖がりだった」

憂「そうなんだ~。律さんは?」

梓「やっぱ大ざっぱだったけど…澪先輩とは、いい感じだった」



59 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:44:43.34 ID:ymFAIlmM0


憂「へぇ~。 紬さんは?」

梓「ムギ先輩はね~」

梓「みんなのことを思いやってて優しいけど、案外子供っぽいところもあって、可愛い人だったよ」

憂「ふ~ん。 で、お姉ちゃんは?」

梓「唯先輩はね…」

梓「ちゃんと練習してた!」

憂「でしょ~?」



60 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:45:45.22 ID:ymFAIlmM0


憂「あっ、そうそう。神威先生は? あの人、なんか謎の多い人だから…」

梓「ガクト先生は…」

(ガク「」プルプル…)

梓「……」

憂「?」

梓「」パタン

憂「あ、梓ちゃん!?」


梓ちゃん、いったい合宿でナニがあったんでしょう…?



61 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:46:46.56 ID:ymFAIlmM0


~2009年10月某日~

『あぁカミサマお願い二人~だけの~』

梓「それにしても…」

梓「ライブの時だけはみなさん、凄い演奏しますよね」

律「ほーう? 言うようになったなこのー!」グリグリ

梓「きゃー!」

和「盛り上がってるところ悪いんだけど」ガラッ



62 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:47:16.93 ID:ymFAIlmM0


律「おお、和。どうしたの?」

和「どうしたのじゃないわよ。…これ!」ピラッ

和「学祭の講堂使用届、まだ出してないでしょ」

和「明日までによろしくね。それじゃ」バタン

澪「去年にもこんな事あったな…?」

律「あぁ~、あれは部活申請…」

澪「」ゴォォォォ…

律「いたいっ」ゴチン!



63 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:47:42.73 ID:ymFAIlmM0


律「あー、じゃあ梓、書記な」

梓「私ですか?まぁいいですけど…」

梓「えっと、『使用者』は“軽音部”っと…」

梓「あのっ、『名称』って…?」

律「バンド名でいいんじゃない?」

梓「はい。 …そういえば、バンド名って何でしたっけ?」

律・唯・澪「『恩那組だろ?』『スイーツスマイル!』『ちょこれーと☆めろでぃだよ?』」

梓(バラバラだ!!)

紬「決めてなかったね」



64 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:48:21.30 ID:ymFAIlmM0


律「それじゃあいい機会だから、今決めるか」

唯「『平沢唯とずっこけシスターズ』ってどうかな?」

律「私らはオマケかい!」

澪「『ぴゅあ☆ぴゅあ』とかどうかな?」

律「もうネタはいいから真面目に考えようぜ」

澪「割と本気だったのに…」シュン

律「ムギ、何かいいのない?」

紬「『充電期間』とかどうかしら~?」

律「縁起わりー!!」



65 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:48:48.86 ID:ymFAIlmM0


唯「『タンスの角に薬指』は?」

律「なんでそんな変な…って薬指!? 器用だなおい!?」

ガク「…わかった! もう僕が決める!!」カキカキ…


『セッ○スジャパン』


律・澪・唯・紬・梓「もう少しみんなで考えよー」


ガク「団結したっ!?」ガビーン



66 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:54:35.63 ID:ymFAIlmM0


澪「やっぱり『ぴゅあ☆ぴゅあ』よくない?」

律「却下」

唯「『にぎりこぶし』は?」

律「何か演歌っぽい…」

さわ子「……」イライラ

澪「じゃあ『ぽっぷこーん☆はねむーん』は?」

律「何でそんな甘々のばっかなんだよ!?」

さわ子「貸しやがれー!!」ブチッ

律「今度はあんたかー!?」

さわ子「ゆっくりお茶もできやしない! こんなの適当に決めりゃあいいのよ!!」カキカキ…


『放課後ティータイム』


律・澪・唯・紬・梓「…まぁいっか」

ガク「……」



67 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:55:27.42 ID:ymFAIlmM0


~すうじつご!!~

律・澪・梓「ええっ!? 唯(先輩)が風邪を引いた!?」

憂「そうなんです…お姉ちゃん、学祭で着る衣装が気に入ったみたいで、昨日一日中それ着てて…」

律「マジかよ…こんな時期に」

澪「梓…今日からリードの練習もしておいてくれ」

梓「えっ…」

澪「万が一を考えてな…」

梓「嫌…です」

澪「えっ?」

梓「唯先輩が出られないなら、辞退した方がマシです!!」

律・澪・紬「梓(ちゃん)…」



68 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:56:13.69 ID:ymFAIlmM0


ガク「……」

ガク「梓。……やっておけ」

梓「っ!? そんな…!?」

ガク「別に辞退することを止めてるんじゃない。
ただ…今後の為にもな」

梓「…はい」

ガク「澪も、ボーカルの練習をしておくように」

澪「え゛っ…?」

ガク「当然だろ? 唯が出られたとしても、歌えるような喉の状態じゃなかったら、誰がボーカルをするんだ」

澪「…わかりました」

本番前のアクシデント…この子達がこれをどう乗り越えるか楽しみだ。

乗り越えたときには、きっと一回り成長してるんだろうな。



69 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:57:13.46 ID:ymFAIlmM0


~学祭当日~

紬「唯ちゃん…来ないね」

梓「携帯は…」

紬「『絶対間に合わせる』ってメールは来てたんだけど…」

澪「12時半か…」

律「おさらいしておくか? 唯抜きの演奏も…」

梓「嫌です! このまま唯先輩抜きで演奏しても、意味ないです!!」

ガク「唯なら大丈夫だよ。 きっと間に合う」

律・澪・紬・梓「先生…」

ガチャ!

律・澪・紬・梓「!?」



70 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:57:54.00 ID:ymFAIlmM0



さわ子「チョリーッス」

律・澪・紬・梓・ガク「空気読めよ!!」

律「っていうか今まで何してたんだよ? みんな大変だったのに」

さわ子「もちろん今までボーッと過ごしてた訳じゃないわよ。」

さわ子「あの浴衣の防寒バージョンを作っていたのです!! そして…」

さわ子「カモン!!」



71 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:58:35.36 ID:ymFAIlmM0


唯「失礼しまーす…」

律・澪・紬・梓「唯(先輩)!?」

澪「来てたんなら真っ先にここに来い!」

梓「…最低です。こんなにみんな心配してたのに…」グスッ

律「まぁとにかくこれで無事に、全員揃ってライブできそうだな!」

澪「だな」クスッ

紬「うふふ」

唯「…ってあれ!? ギー太は!?」

一同「何ぃー!?」



72 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 19:59:10.10 ID:ymFAIlmM0


ガク「仕方ない! 今すぐ僕が家まで車で送ってあげるから…」

さわ子「もし間に合わなかったら、到着するまで私が代わりに演奏しておくわ」


唯「先生…ありがとぉ…」



73 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 20:02:02.43 ID:ymFAIlmM0


------------------
--------------

『これより軽音楽部、“放課後ティータイム”による、ライブを開始します』

ワァァァ…!!

パチパチパチ…

憂「お姉ちゃん…」



74 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 20:03:33.65 ID:ymFAIlmM0


------------------
--------------

ガク「ほら、急いで取って来い!!」

唯「はいっ!!」

タタタタ…

ガチャッ!

唯「…あった!」

ガク「持ってきたか?」

唯「はい!」

ガク「じゃあ飛ばすからな! シートベルト閉めとけ!!」



75 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 20:05:54.61 ID:ymFAIlmM0


唯(そういえば、入学式の日もこの道を走ってた)

唯(あの時は、何をすればいいんだろうって思いながら…

このまま、大人になっちゃうのかなって思いながら…

一人で走ってたよね…)



唯(ねえ、私。 あの頃の私。

心配しなくていいよ。

すぐ見つかるから。

私にもできることが。

夢中になれることが。

こんなに私を支えてくれる人たちが。)



76 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 20:06:31.28 ID:ymFAIlmM0


唯(大切な…

大切な…

大切な場所が!!)

唯「がくちん先生! ホントにありがとう!!」

ガク「あぁ…頑張って来いよ」

唯「もちろんです!」フンス!



77 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 20:07:08.37 ID:ymFAIlmM0


ガチャッ!

憂「あっ! お姉ちゃん!!」

唯「あぁ憂! ピース!!」

憂「お姉ちゃん頑張って!」


律・澪・紬・梓(あっ…)

唯「……」ハァッ…ハァッ

唯「よいしょ…わわっ」


唯「……」


唯「さわちゃん先生、ありがとう」

さわ子「クスッ… じゃあ、あと頑張りなさい」



78 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 20:07:38.25 ID:ymFAIlmM0


唯「みんな、本当にごめんなさい」

唯「よく考えたら、いつもいつも… 
こんな…大事なときに…」グスッ

澪「…タイくらいちゃんと結べ?」クスッ

律「みんな唯が大好きだよ」

ガンバレー!

ユイー!!



79 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 20:08:06.02 ID:ymFAIlmM0


唯「えっと、改めまして、放課後ティータイムです」

唯「今日は私がギターを忘れちゃったせいで、こんなに遅れてしまいました」

唯「ギー太も、忘れちゃってごめんね」

唯「それじゃあ、最後に思いっきり歌います!」

唯「『ふわふわ時間』!!」


------------------
--------------



80 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 20:08:36.05 ID:ymFAIlmM0


ガク(散々な演奏だったけど…みんなの絆は深まったみたいだな。)

『セッ○スジャパン』

ガク(僕の心には深い傷ができたけど…)


ガク(男のゴールデンタイムでもいってくるか…)


ガク「……」カシュッ…ゴクゴク

ガク「フゥ…」


校長「……」ポンッ

ガク「校長…」



81 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 20:12:41.36 ID:ymFAIlmM0


唯「はいりっちゃん! トス!!」トンッ

律「よっしゃあー!! うけてみよ! りっちゃんアターーック!!」バシーン!!

ヒューーーン

ボンッ!!


律「あ…やばっ。 人に…」



校長「!?」ボンッ!!

校長「」バタッ


ガク「校長っ!?」



82 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/02/12(土) 20:13:30.00 ID:ymFAIlmM0


ガク「……」

ガク「今のうちに、コイツの車でも壁に立てかけておくか」


ガク「薄給すぎるんだよ、まったく。 他の先生たちはよくやってるよ、ホント」ヨイショ


ガク「……こんなもんかな」

車(ギブギブ!!)

律「なにやってんだあいつ」

梓「せっかく今日はビシッと決めたのに…」



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