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純「天国」 【非日常系】


http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1298019360/l50




3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 17:59:51.68 ID:0O3QF8bLO

『今日の天気は晴れ。気候も段々暖かくなってお出かけ日和・・・』

ピッ

『ニュースをお伝えします。今朝未明、通り魔により女性が・・・』

ピッ

『うーん。ほっとけない』

ピッ

梓「面白そうなテレビやってないね」

憂「朝だから仕方ないよ~」





4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:03:22.07 ID:0O3QF8bLO

梓「それより。唯先輩と純起こさなくていいの?」

憂「あ、忘れてた!」

梓「忘れてたって・・・」

憂「今から二人を起こしてくるねー」

梓「うん。私は歯磨きしてるね」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:07:02.42 ID:0O3QF8bLO

憂「純ちゃーん起きてー!」

純「う、ううん・・・」

憂「純ちゃーん!」

純「ふわぁー。あれ?憂じゃん?何でいるの?」

憂「何でって昨日から私の家に泊まってたよー」

純「あれ?そうだっけ?あれ?」

憂「もー純ちゃん寝ぼけてる~」



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:09:32.60 ID:0O3QF8bLO

純「寝ぼけてるのかな?まあいいや。顔洗ってこよーと」

憂「私はお姉ちゃん起こしてくるね!」

純「はいはーい」

純(おっかしいなー確かに憂の家に泊まった記憶ないんだけどなー)

純(まあ、いっか!)



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:12:18.53 ID:0O3QF8bLO

梓「あ、純おふぁよー」シャカシャカシャカ

純「おはよー。って梓も泊まってたんだ」

梓「ふぁにいっへるの?」

純「歯磨きしながら喋ってると何言ってるか分かんないよ」

梓「・・・・」ガラガラペッ



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:16:18.21 ID:0O3QF8bLO

純「おわっ!梓の歯が白くて眩しっ!」

梓「何言ってるの?」

純「もー突っ込んでよー!」

梓「朝からテンション高いね」

純「まぁねー」パシャパシャ

梓「純の歯ブラシここに置いとくからね」

純「うん」フキフキ



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:19:37.15 ID:0O3QF8bLO

梓「そう言えば・・・さ」

純「なーにー?」シャカシャカ

梓「あのね・・・」モジモジ

純「うーん」シャカシャカ

純(はあ・・・髪の毛ボサボサだよー・・・)

梓「おはようの・・・キスして欲しいな・・・」

純「ふーん」シャカシャカ



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:23:10.71 ID:0O3QF8bLO

純「・・・ん?ごめんもう一回言って」

梓「えっ・・・?えと、おはようのキスして・・・ほしいな」

純「誰に?」

梓「じ、純に・・・」

純「梓ってそんな冗談言えたっけ?」

梓「冗談じゃないもん」

純「マジなの・・・それ?」

梓「・・・うん」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:25:23.03 ID:0O3QF8bLO

純「何がどうなって私にキスして欲しくなったの?」

梓「何がって・・・私達付き合って一年経つんだよ?おはようのキスぐらい・・・」

純「ストーップ!」

梓「え?」

純「付き合って一年?」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:28:47.33 ID:0O3QF8bLO

梓「純どうしたの?」

純「私達付き合ってたっけ?いやいやその前に女の子同士だよ!」

梓「純・・・それ冗談?私が告白してオッケーしたよね」

純「なに言ってるかちょっとよく分かんないよ」

梓「なにそれ・・・」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:32:53.83 ID:0O3QF8bLO

純「あのさ、私達付き合ってないよ」

梓「付き合ってるよ!」

純「だって梓が告白した時の事も覚えてないもん。あ、わかった!寝ぼけてるんだ!」

梓「寝ぼけないよ。ねぇ純何でそんな事言うの?」ギュッ

純「あ、梓!?」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:37:08.22 ID:0O3QF8bLO

梓「えへへ純暖かいね・・・」

純「えっちょっと梓!」

梓「キスしてよ・・・今すぐ」

純「キ、キスって・・・え?えーっ?」

梓「嫌なの?私の事嫌いなの?」

純「嫌って言うか嫌いって言うか・・・」

純(むしろ好きだけどこんなのイキナリ過ぎるでしょ・・・)

純「ど、どうしたらいいの?」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:41:20.74 ID:0O3QF8bLO

梓「私の事嫌いなの?」

純「嫌いじゃないけど・・・」

梓「じゃあキスしてよ」

純「で、でも・・・」

梓「ねぇ、早く」

純「あーもう!」チュッ

梓「・・・んっ」

純「こ、これでいい!?」カアア

梓「うん、いいよ。ありがとうね純」

唯「朝からエキサイティングですなー」ニヤニヤ



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:44:59.63 ID:0O3QF8bLO

純「う、憂のお姉ちゃん!」

梓「あ、唯先輩!おはようございます!」

唯「あずにゃんおはよーう」

純(・・・あれ?)

唯「歯磨きするからちょっとどいてー」

梓「はい、どうぞ」

純(キスしてる所見られても梓・・・無反応だ)



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:50:18.35 ID:0O3QF8bLO

唯「純ちゃーん」

純「は、はい。何ですか?」

唯「今日ムギちゃん純ちゃんが好きなチーズケーキ持ってくるって言ってたよー」

純「そ、そうですか」

梓「今日も一緒に沢山練習しようね」

純「違う部活だから一緒に練習出来ないよ」

梓「え?」

唯「違う部活じゃないよー」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 18:55:37.33 ID:0O3QF8bLO

純「またまたー。違う部活ですよー」

唯「純ちゃんは私達と同じ軽音部!一緒の部活だよ」

梓「そうだよ。何だか今日の純おかしいね」

純「えっ!私がおかしいの!?」

唯「おかしーよー」

純「おかしくないですよ!わ、私はジャズ研ですよ?」

唯「えー!ジャズ研に行っちゃうの!?」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 19:04:46.04 ID:0O3QF8bLO

純「え?え?」

梓「ジャズ研に行かないでよ!」

唯「純ちゃん貴重な部員なのに!」

純「あ、わかった!」

純(これドッキリだ!もうすぐ憂が出てきてドッキリ大成功~ってくるかも!)

純(うわーリアクションどうしようかなー)

憂「お姉ちゃーん」

純(きたきた)ニヤニヤ

憂「ご飯できたよー」

純「えーっ!」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 19:09:14.97 ID:0O3QF8bLO

憂「純ちゃんどうしたのー?」

純「えーと・・・ドッキリ大成功は?」

憂「ドッキリ大成功?」

唯「あー!小さい頃の話、思い出したんだね!」

憂「ドッキリ大成功・・・あ!懐かしいなぁ~」

唯「私と憂の二人で純ちゃんにドッキリ仕掛けたよねー」

純「え?そんな事ありましたっけ?」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 19:12:51.35 ID:0O3QF8bLO

憂「あったよー。名付けてお化けドッキリ!」

唯「面白かったよねー」

純「と言うか私と唯先輩達はまだ会った事も無かったですよね?」

憂「小さい頃からずっと一緒だったよー」

唯「ねー」



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 19:25:39.54 ID:0O3QF8bLO

純「ま、またまたー」

唯「純ちゃんは私達とずっーと一緒だったよー」

純「・・・・」

憂「あ、ご飯ご飯!冷めちゃうから早く食べようよー」

梓「そうだねー」

純(な、何がどうなってるの?)



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 19:29:45.54 ID:0O3QF8bLO

唯梓憂「いただきまーす!」

純「い、いただきます」

唯「はむっ・・・美味い!」

梓「本当、このお味噌汁とっても美味しい」

憂「えへへ、ありがとー!」

純(何か今日はみんながおかしい・・・)

純(もしかして・・・私がドッキリに気付いちゃったから、さらに延長したのかな?)



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 19:33:26.01 ID:0O3QF8bLO

憂「ん?純ちゃんどうしたの?お箸止まってるよ~」

純「あ、ううん。何でもないよ!」

純(はぁ・・・ドッキリなんて言わない方が良かったなあ)

純「あ、この味噌汁・・・美味しい!おかわり!」

憂「うん、ちょっと待っててねー」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 19:38:19.97 ID:0O3QF8bLO

・・・・・・

唯憂純梓「いってきまーす!」

唯「はぁー今日も寒いねー」

梓「天気予報で暖かくなるって言ってましたけどやっぱりまだまだ寒いですねー」

純「うぅ・・・」ブルブル

憂「純ちゃん凄く寒そうだねー」

梓「ほら、マフラー一緒に巻こっか」

純「えー、いいよー!」

梓「じゃあ近くに来て」

純「違うよ。今のは否定のいいよだよ!」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 19:42:21.08 ID:0O3QF8bLO

梓「えー。一緒にマフラー巻こうよ」

純「寒いの我慢する!はい、今決めた!巻かない!」

憂「あ、お姉ちゃん!ミケだよー」

唯「ミケ!」

猫「にゃあー」

梓「わー可愛い猫ですね!」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 19:48:46.98 ID:0O3QF8bLO

唯「ミケおはよー」

梓「可愛いですねー!」

唯「おーよしよし。おーよしよし」

純「ミケ暖かそー」

猫「にゃあ」スリスリ

憂「ミケって純ちゃんが大好きだよねー」

唯「私達が小さい頃からずっと純ちゃんになついてたもんねー。その愛情を私にも少し分けてくれよー」ナデナデ

純「私この猫に会うの初めてなんだけどって・・・この猫オスだ!」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 19:53:24.79 ID:0O3QF8bLO

梓「へーオスなんだ」

純「三毛猫のオスだよ!売ったら高いよ!」

唯憂「売ったらダメだよ!」

純「ううっ!さ、流石に売らないよ。早く行こ?」

唯「絶対に売ったらダメだからね!ミケバイバイー」

憂「バイバイーまた会おうねー」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 19:58:35.46 ID:0O3QF8bLO

学校。

唯「ふいー道のりは長かった!」

梓「何言ってるんですか・・・私達は教室に行きますね」

憂「お姉ちゃんバイバイー」

唯「さよならー!あ、澪ちゃん!」

純「え?澪先輩?どこどこ?」

梓「もう純・・・」

澪「おはようみんな」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 20:03:18.95 ID:0O3QF8bLO

純「おはようございます!」

澪「純、朝から元気だなー」

純「じ、純!?」

梓「そんなにびっくりしてどうしたの?」

純「だって澪先輩が純って!純って!」

澪「?何かおかしいかな?」

純「澪先輩から下の名前で呼ばれた・・・」

澪「純?」

純「あ、いえ!全然おかしくないです!」



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 20:09:10.94 ID:0O3QF8bLO

純(澪先輩が私の名前を・・・)ホワホワ

澪「それじゃ私はもう行くからまた部室で会おうな。唯、一緒に教室行こっか」

唯「うん!バイバイ~」

純「さ、さようなら!」

憂「純ちゃん緊張してたねー」

純「き、緊張するよー」



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 20:27:12.49 ID:0O3QF8bLO

梓「もう軽音部に入って一年ちょっと経つんだしそろそろ慣れなきゃ」

純「だーかーらー軽音部に入っないってばー・・・ってうわ!もうこんな時間!早く教室行かなきゃ!」

憂「そうだねー」

純「走れ走れー!」タッタッタッタッ



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 20:32:21.24 ID:0O3QF8bLO

昼休み

純「ようやくの昼休みー!売店行くぞー」

梓「私、今日は弁当だからパス」

憂「私も弁当だよー」

純「えーついて来てよー!」

梓「1人じゃ寂しい?」

純「寂しい寂しい。だから一緒に来てー」

梓「もうしょうがないなあ・・・」

純「憂も憂も!」

憂「わかってるよー」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 20:37:39.52 ID:0O3QF8bLO

・・・・・

純「ちょっと!ちょっとー!幻のゴールデンチョコパンが沢山!」

憂「本当だねー」

梓「珍しいね。何時もは売り切れてるのに」

純「あー!これ全部下さい!」

梓「全部!?太るよ?」

純「大丈夫!お金は・・・あ、一個しか買えないや・・・ちぇっ」

憂「独り占めしちゃダメだよー」

純「それもそうだねーじゃあ一個下さーい!」



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 20:43:01.00 ID:0O3QF8bLO

紬「あら梓ちゃん」

梓「あ、ムギ先輩!」

憂「こんにちはー」

純「琴吹先輩こんにちはー!」

紬「琴吹先輩?純ちゃんどうしたの?」

純「何がですか?」

紬「何時もはムギ先輩って呼んでくれるのに・・・」シュン

純「?何時も琴吹先輩って呼んでますよ?」



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 20:51:19.68 ID:0O3QF8bLO

紬「何時もムギ先輩って呼んでるわよ?」

純「そうでしたっけ?」

紬「そうよ~」

梓「純やっぱり今日おかしい」

純「おかしくないよー!」

紬「何処か痛いの?」

純「いえ、至って健康です!」



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 20:58:33.24 ID:0O3QF8bLO

紬「うふふ。何時もの純ちゃんね~。確かに私の事、違う呼び方で呼んだのはびっくりしたけど、純ちゃんが元気ならそれでいいわ」

純「ありがとうございます!」

梓「それじゃあ私達は教室に戻りますね」

紬「ええ、また部室で会いましょうね」

梓「はい」

紬「さようなら~」

純「さようなら」



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:05:38.26 ID:0O3QF8bLO

放課後

純「やっと終わったーじゃあジャズ研行くねー」

梓「ジャズ研って・・・軽音部でしょ?」

純「違うよー!ジャズ研だよ!」

梓「違う軽音部だよ!」

純「だから・・・うっ」

憂「純ちゃんどうしたの?」

純「・・・お腹痛い。お腹痛い」

梓「だ、大丈夫?」



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:14:46.27 ID:0O3QF8bLO

純「うっ・・・ゲホッゲホッ。お腹・・・痛い」

梓「じ、純!?」

憂「大丈夫!?か、風邪薬飲む?」

純「ゲホッ・・・」

目眩う程のお腹に強烈な痛み、お腹から何かが流れ落ちていくのが分かる。

純「痛い・・・痛いよ・・・」



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:23:53.35 ID:0O3QF8bLO

―――私は死を理解していなかった。

人間が死ぬということを知っていてもそれがどういう事か分かっていなかった。

なんとなく、自分も周りの人達もいつまでも生きていると思っていた。

・・・親しい人を失って始めて死を理解した。

永遠なんてなかったんだ・・・。

お経と線香が香る葬式の会場で手の甲にポツリと涙が落ちた。

梓「純・・・」



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:28:05.29 ID:0O3QF8bLO

2日目。

純「うっ・・・」

梓「あ、良かった。やっと目が覚めたんだね」

純「こ、ここは?」

梓「私の部屋だよ。昨日、純が倒れてから憂に手伝ってもらったんだ」

純「え、普通病院じゃない?」

梓「病院か・・・パニックてて病院に連れて行く事頭に無かった」

純「アハハ何それ・・・あ、おはようのキスは?」



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:32:50.50 ID:0O3QF8bLO

梓「うん・・・後でね。お腹はもう大丈夫?」

純「大丈夫!だからさ、早くおはようのキスしてよ。今度は梓から」

梓「は、恥ずかしいよ」

純「私達、付き合って一年目だけど一度も梓からキスしてくれた事無かったよね」

梓「そうだっけ?」

純「そうだよー」



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:37:23.87 ID:0O3QF8bLO

梓「じ、じゃあ・・・何か照れるね」

純「早く!」

梓「・・・」チュッ

純「ぷはっ。アハハ梓からキスだなんて何だか天国にいる気分」

梓「もう、照れるよ。でもさもしここが天国だったらどうする?」

純「生き返りたい・・・かな?」



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:43:06.37 ID:0O3QF8bLO

梓「そっか。今日は学校休みだからどっか遊びに行かない?」

純「それいい!私、動物園に行きたいな」

梓「じゃあ動物園に決定ね。制服のままじゃあれでしょ?私の洋服貸すよ」

純「あ、って言うか何で私の家まで送んなかったの?病院に連れてかないのもおかしいし・・・」

梓「純がそう望んでるかなって思ったからだよ。ほら、早く着替えて」

純「う、うん?」

梓「早く早く!」

純「分かってるってばー」



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:48:47.39 ID:0O3QF8bLO

・・・・・

純「やっぱりちょっと小さいかな」

梓「そうかな?」

純「袖とかおかしくない?」

梓「全然おかしくないよ。早く動物園行こうよ」

純「うーん。ま、いっか!行こ行こ」

ガチャ。バタン。

梓「ふわぁーいい天気」

純「梓、猫っぽーい」



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:54:36.70 ID:0O3QF8bLO

梓「そ、そうかな?」

純「そうだよー。あ、ミケだ!」

梓「本当だ!」

純「おーい。こっちおいでー!」

猫「にゃあ~」

純「お前も大きくなったね~私が小さい頃は・・・」

梓「急に黙り込んでどうしたの?」

純「何かおかしい・・・」

梓「何が?」

純「昨日さミケの事まるで知らなかったのに、今はすっかり顔馴染みだよ。おかしくないかな?」



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:00:48.91 ID:0O3QF8bLO

梓「ただの物忘れじゃない?」

純「違う・・・物忘れじゃないよ。梓が私に告白した時も鮮明に思い出せるよ。昨日は全く知らなかったのに・・・何で?」

梓「・・・・・」

純「お化けドッキリも・・・私が軽音部に入った記憶も思い出せる。ってか私、もともと、何部だったっけ?」

梓「軽音部だよ」

純「違うよ。何部だっけ?思い出せないよ」

梓「・・・・・」



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:21:35.15 ID:0O3QF8bLO

純「それにさ、何か沢山心にわだかまりがあるっいうかさ・・・何でも私の望んだ通りになってる気がする」

梓「・・・・・」

純「梓と付き合えたし、唯先輩と憂とも小さい頃から友達だし。軽音部にも入れた」

梓「・・・・・」

純「これ全然、私が望んでた事。どう考えても手に入らない事ばかりだから昨日は思い出せ無かったけど、全部私の望んでた事だよ」



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:25:38.32 ID:0O3QF8bLO

梓「そっか・・・」

純「でもね。おかしいよ。今までの記憶が無くなってる・・・体験した覚えない事が記憶に残ってる」

梓「ねぇ純?」

純「あ、ごめんね。私の方がおかしいよね。こんな話して、早く動物園行こっか!」

梓「天国ってどんな所だと思う?」



81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:32:36.96 ID:0O3QF8bLO

純「天国かあ・・・天使がいたり美味しい物食べ放題とか!」

梓「違うよ。天国はね。その人が生前に望んでた事が体験できるようになるんだよ。それに天国で死んだ人はまた赤ちゃんの頃から、生前に望んでたいい人生を遅れる」

純「何言ってるの?」

梓「純、ここは天国なんだ」

純「またまたー」




87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:57:52.17 ID:YkljZNqv0

梓ちゃんと付き合うのが純ちゃんの夢だったんだ……





84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:39:04.94 ID:0O3QF8bLO

梓「本当だよ!」

純「本当なら梓は天使だよ!」

梓「信じないならそれでいいよ。そっちの方が楽しいから、もうすぐ純も生前に体験した記憶が無くなって天国で過ごした時間だけが記憶に残る。そっちの方が幸せだよね?」

純「・・・本当なの?」

梓「うん。でもね純はまだ生き返れるよ。肉体は死んでるだけど魂は死んでない。純、どうする?生き返りたい?」



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:45:50.55 ID:0O3QF8bLO

純「ううん。生き返りたくない」

梓「何で?」

純「もう、何も記憶が残ってないんだよ?生前、私が過ごして来た人生が楽しいのか楽しくないのかの記憶もないんだよ・・・今は何となくで話しているけど」

梓「じゃあ、それでいいんだね?」

純「うん・・・悲しいけど・・・」

梓「じゃあわかった。明日からは楽しく過ごせるからね。きっと」



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:59:31.95 ID:0O3QF8bLO

人間は他人の為に涙を流さない。
親友、恋人、ペット、 家族などを失った自分が可哀想で泣いてしまう。

だけど、動物は違う。
死に目のペットは飼い主の為に涙を流す。

飼い主さんに辛い思いをさせている・・・そう思いながら泣く。

私が今流してる涙もきっと純を失った自分が可哀想で泣いているんだろう。

純の為に涙を流せない。
私は動物になって、純の為に一滴でも涙を流したかった。

梓「純・・・ごめんね」


【トゥルーエンド】



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 23:13:05.56 ID:0O3QF8bLO

純「生き返りたい・・・」

梓「何で?」

純「生前の記憶・・・あまり思い出せないけど、私は生き返りたい。分からないけど、きっと私の家族や友人がそれを望んでる。私一人が生き返ればみんな笑顔で幸せなんだよ?だから生き返りたい」

梓「じゃあ、それでいいんだね?」

純「うん・・・ちょっと天国には未練あるけど・・・完璧な世界は私に合わないもん」

梓「・・・わかった目を閉じて」

純「・・・うん」



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 23:19:24.40 ID:0O3QF8bLO

暗い。目を閉じてるか開いてるか分からない。

体を少し動かしてみると肘に何か当たった。

狭い所に閉じ込められているみたい。

暑苦しので今居る場所から出ようとしたけど、無理だ。

外に出られない。
今は冬だっていうのに凄い暑さだ。

純「暑い・・・熱いよ」

何か目映い光が暗闇が打ち消した。

最後に見えたのは、踊るように燃え盛る炎だった。


【バットエンド】




99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 23:21:22.31 ID:0O3QF8bLO

全て終わりです
途中の私は死を理解していない~はパワポケを参考にしました
読んでいただき本当に、本当にありがとうございました




98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 23:20:03.57 ID:FJX7LNjx0

天国に逆戻りか



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 23:47:56.09 ID:FJX7LNjx0

グッド書く気は無しなのか…仕方ねぇ乙



勝手に脳内でグッドエンドの続き書いとくけど文句言わないでよね



110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 03:25:41.92 ID:gbsAnw7i0

最後は火葬中だったのね。
二回読んで気がついたわ。

良ければもっと続きも見たかったけどおつかれさま。





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純「天国」
[ 2011/02/19 09:55 ] 非日常系 | | CM(0)

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