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唯「憂、誕生日おめでとう!」俺「おめでとう!」憂「誰?」#1 【非日常系】


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 23:55:45.83 ID:xwmUHJTWO

『ねぇういー、ういのしょうらいのゆめはなーに?』

『しょうらいのゆめ?』

『えっと、おとなになったらなにになりたい?』

『おとなになったらー?うーん、よくわかんないや…』

『そっかー』

『あっ!でもでも、ずーっとおねーちゃんといっしょにいれたらしあわせ!』

『そうだね!わたしもういといれたらしあわせだ!』

『えへへ~。おねえちゃんはおっきくなったらなにになりたいのー?』

『わたし?わたしは、そーだなぁ…』

『                』





3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 23:57:48.82 ID:xwmUHJTWO

………


目が覚めると、そこには見慣れた天井があって。
私はそこで、今まで夢を見ていた事に気付きます。

ゆっくりと身体を起こして時計を確認すると、時計の針は6時丁度を指していました。

「夢、かぁ」

先程まで見ていた夢を頭の中で反芻します。
最後、お姉ちゃんはなんて言ったんだろう。

必死に思い出そうとするけれど、思い出せません。



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 23:58:30.09 ID:xwmUHJTWO

「朝ごはん、作りますかぁ」

一人呟いた後、欠伸を噛み殺しながら制服に着替えて、髪を後ろで一つに結んで、

「よしっ!」

今日も一日頑張るぞっ!って、気合いを入れるために声を出して、
下に降りるために扉を開けると、

「何か…、焦げ臭い?」

私の鼻を、何とも嫌な臭いがつきました。



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 23:59:53.85 ID:xwmUHJTWO

トラッキング現象…?

匂いは台所からしてきます。

パニックに陥った私が物凄い勢いで階段を降り、台所に飛び込んで見たものは、
私が想像していたのとは全く違う光景で。

私はきっと端から見たら、アホみたいな顔していたでしょう。
しばらくの間その光景を眺めていました。


お姉ちゃんのエプロン姿を。


唯「失敗しちゃった…」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:00:45.29 ID:mxcH8dgDO

憂「お、ねぇちゃん?」

唯「えっ、えっ、憂!?あの、あれ、おはよう!!」


―――――――

事情を聞いてみると、どうやらお姉ちゃんは朝ご飯を作ってくれようとしていたみたいです。

それで作っていた卵焼きを見事に焦がしてしまった、と。

またどうして突然?
と私が聞くと、お姉ちゃんは照れた笑いを顔に浮かべて「気まぐれだよ~」なんて言ってくれました。


お姉ちゃん可愛い!

とまぁ、その前に。

「お姉ちゃん。火を使ったり包丁を使ったりするのは、
 出来れば私が起きてて、傍に入れる時が良いなー…なんて」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:03:27.48 ID:mxcH8dgDO

注意…とまではいきませんが、
私のお願いにお姉ちゃんは口をとがらせて少し不満そうな顔をします。

そりゃそうだよね。自分より年下、それでもって妹の私にこんなこと言われたら…。


「う~…。分かったよ。今度からはそうするね」

お姉ちゃんは渋々といった感じながらも頷いてくれました。


「ごめんねお姉ちゃん…。偉そうなコト言って…」

「ちょっ、う、うい?なんで憂が謝るの?そんな泣きそうな顔しないでよ~!」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:04:21.03 ID:mxcH8dgDO

その後、お姉ちゃんと一緒に片付けをして、私は朝食作りに取り掛かりました。

お姉ちゃんが手伝ってくれて、朝からとっても幸せな気分!



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:05:04.23 ID:mxcH8dgDO

「お姉ちゃん、お弁当作ったんだけど…」


二人で一緒に朝ご飯を食べた後、お姉ちゃんのために、
朝食の準備と同時に作っていたお弁当を差し出します。

去年まではお姉ちゃん、私の負担が増えるからって、
二人分のお弁当作るの許してくれなかったんだけど…。

受け取ってくれるかな?

お姉ちゃんのこと考えて、お姉ちゃんの好きなおかずもたくさん入れて。

あ、でもちゃんと栄養バランスも考えて!



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:05:34.12 ID:mxcH8dgDO

「あっ…。憂!ありがと~!」


良かった。受け取って貰えた。

でもお姉ちゃん、何だか浮かない顔です。

やっぱり作らなかった方が良かったかな。迷惑、だったかな…。


「ごめんなさい…。迷惑、だった?」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:06:33.65 ID:mxcH8dgDO

「ぜっ!全然そんなことないよ!ありがと、憂!!」

「本当…?要らなかったら、そう言ってくれて良いんだよ?」


「要らない訳無いよ!憂の料理は最高に美味しいからね!
 お昼にも憂の料理が食べられるなんて私は世界一の幸せ者だよ!?」


そんな、それは言い過ぎだよお姉ちゃん。

でも良かった。喜んで貰えた!

私の胸はぽかぽかあったかくなりました。



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:07:15.12 ID:mxcH8dgDO

―――――

「ごめ~ん!もうちょっと待っててうい~!」


お姉ちゃんの慌てた声が廊下に響きます。

どうやら、イマイチ髪型が決まらないみたい。

私はおかしくって、笑いながら、わかったよ~、なんて声を返します。


「えへへ~、ごめんごめん。どうかな?」


5分も立たない内に、お姉ちゃんは玄関に来ました。

完璧!パーフェクトだよお姉ちゃん!最高に可愛い!

私はもう既に靴を履いていたので、お姉ちゃんが靴を履くのを待ちます。



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:08:42.06 ID:mxcH8dgDO

「…お姉ちゃん?」


が、お姉ちゃんは私の顔を一段高い所から――玄関との段差分――
じーっと見つめたまま、動きません。

「お姉ちゃん!」

「わひゃいっ!?」

可愛いらしい声をあげて驚くお姉ちゃん。

「どうしたの?」

「なっ、なななな、なんでもないよ!」

どうしたのかな?
顔が真っ赤だよ。

お姉ちゃんはすぐに靴を履いて、「ほら!早くいこっ!」と私の手を引っ張ります。

待って、玄関の鍵閉めないと!



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:11:41.91 ID:mxcH8dgDO

―――――


「憂のお姉さん…。唯先輩の様子がおかしい?」

時間は昼休み。純ちゃんと梓ちゃんと机を合わせて、3人でお弁当をつつきます。

私は今日のお姉ちゃんがどこかしら私に不自然な態度を取ることを、話題にあげました。


「ん~、でも唯先輩はいつも結構変だけど」


梓ちゃん!


「あはは、冗談冗談」



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:12:15.02 ID:mxcH8dgDO

「でもさ、おかしいって、何がおかしいの?」

「えっと、突然朝ご飯作ってくれようとしてくれて」

「…ねぇ梓、それっておかしいの?」

「まぁ、唯先輩にしては珍しいかな…」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:13:17.56 ID:mxcH8dgDO

――――――

「あっ、待って!梓ちゃん!」

「ん?」


私は部活に行こうとする梓ちゃんを呼び止めました。


「憂、どうしたの?」


お姉ちゃんのお弁当を一緒に持って帰りたかったので、部室まで一緒に行きたい事を説明します。

「出来れば、お弁当二つ共私のと一緒に洗っちゃいたいから…。良い?」

「うん、じゃあ一緒に行こうか」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:14:37.99 ID:mxcH8dgDO

二人で音楽室に向かう途中、梓ちゃんはずっと軽音部の話を続けました。

お姉ちゃんがすぐに抱き着いてくるコト。
これは羨ましいなぁ。
私もお姉ちゃんにもっと…なんて。


お姉ちゃんと律さんが全然練習してくれないコト。
ごめんね、梓ちゃん。


紬さんのお菓子とお茶が美味しいコト。
これも、実はすっごい羨ましかったりなんかしたりして。


澪さんのベースが上手なコト。
楽しそうだなぁ、軽音部。



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:15:13.92 ID:mxcH8dgDO

そんなことを話している内に、私達は気付けば音楽室のドアの前に居ました。


「あぁ、また今日もお茶してるんだろうなぁ…」

そんな梓ちゃんの呟きが聞こえて来ました。

ふふっ、でもなんだか梓ちゃん、嬉しそうだよ?


音楽室に入る前はやっぱり少し緊張します。
何回も会ってるとはいえ、皆さん先輩ですから。

「今来ましたー」

「おじゃま、しまーす」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:15:51.00 ID:mxcH8dgDO

梓ちゃんの後に続いて、音楽室へと入ります。


「やっぱりお茶してた…」


美味しそうにケーキを頬張っている律さん。

紅茶を飲みながら音楽雑誌を読んでいる澪さん。

その二人をニコニコしながら眺めている紬さん。

そして…あれ?


「おー憂ちゃん!どうしたんだ?」

「あ、あの、お姉ちゃんに用があってきたんですけど…」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:16:45.14 ID:mxcH8dgDO

「え?聞いてないのか?」


澪さんが不思議そうな顔で私にそう問います。


「はぁ、聞いてない、です」

「唯ちゃん、今日は用事があるから帰るって。部活休んだの」


「えっ?」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:18:52.62 ID:mxcH8dgDO

―――――――


片手には鞄、片手にはパンパンに食品が詰まった買物袋を持って家へと向かいながら、
私はお姉ちゃんのコトを考えていました。

お姉ちゃんの用事って何なんだろう?

わざわざ部活まで休んで。

それにどうして私には何も言ってくれなかったんだろう。

用事があるなんて朝には言ってなかったし…。

もしかして…彼氏が出来てその人と放課後デートなんて…。



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:19:34.92 ID:mxcH8dgDO

「ッ…!!」


私のお姉ちゃんが男の人と付き合って、キスとか、い、い、いいいい色々…!!

そんなことになったら私は…!


「…落ち着こう」


とりあえず、深呼吸。


「…あれ?」


ドアノブに手をかけると、微かに違和感。
鍵が空いているのです。



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:21:54.55 ID:mxcH8dgDO

「あ、お姉ちゃんの靴」

私は玄関にお姉ちゃんの靴を見つけました。

どうやらお姉ちゃんはもう帰って来ていたみたいです。

だけれど、そうなるとより一層疑問がわいてきます。

家に帰るのなら、どうして私と一緒に帰ってくれなかったんだろう?

お姉ちゃん、私のこと嫌いになっちゃっ…



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:22:29.29 ID:mxcH8dgDO

「焦げ臭い!?」


トラッキング現象!?

臭いは台所から…って、なんだかデジャヴ。

台所へ走ると、そこには私のエプロンをしたお姉ちゃんが居ました。


「また、失敗しちゃった…」

「…おねぇちゃん?」


あ、これもデジャヴ。
じゃあ次は…



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:23:25.19 ID:mxcH8dgDO

「あ…う、い。わたし、あの、ごばん、ひっぐ、うっ、うぇぇぇぇん!」

「…え、えぇ!?お姉ちゃん!?」


デジャヴじゃなかった!

「どうしたのお姉ちゃん!?怪我でもしたの!?大丈夫!?」


私はお姉ちゃんの傍まで寄って、何処か怪我をしてないか確認します。



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:24:11.78 ID:mxcH8dgDO

「ぢ、ちがうのうい、ひっ、く、わだじ、ごばん、づぐろうど」


…ご飯?


「でもまた失敗しぢゃっで、ういにめいわぐ、うっ、ひぅ…ぐすっ」

「お、お姉ちゃん、とりあえず落ち着いて」


私はお姉ちゃんの背中をさすりながら、ハンカチをポケットから出して涙をふいてあげます。

あぁ、泣いているお姉ちゃんも可愛いな。なんて、ちょっと不謹慎ですね。

最低な妹だなぁ。



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:24:45.08 ID:mxcH8dgDO

「…いつも、ういにやってもらってばがり、ひぅ、で、わだし、だがら、ういに、ずずっ」


お姉ちゃんは、途切れ途切れで言葉を紡ぎます。

「ういに、ひっく、いつもありがとって、きもち、つたえたくでっ」

「それじゃあお姉ちゃん、私のために…?」


もしかして、朝のことも。


「うん…。で、でも、まだじっばいじて…、
 ほんと、だめなおねぇちゃんで、ううっ、ごべ、ごべんねうぃぃ~…」


私は気付けば、お姉ちゃんのコトを抱きしめていました。

お姉ちゃんが痛がらない程度に、それでも強く、しっかりと。



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:25:21.72 ID:mxcH8dgDO

「う…い?」

「お姉ちゃん、お姉ちゃんはダメなんかじゃないよ」

「で、でも」


言葉の代わりに、もう一度私は強くお姉ちゃんを抱きしめました。


「お姉ちゃん。一緒に夕御飯、つくろう?」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:29:55.84 ID:mxcH8dgDO

お姉ちゃんが泣き止んだ後、朝と同じように二人で夕食を作ります。

ご飯を食べた後、お姉ちゃんの提案で一緒にお風呂に入りました。

二人でお風呂に入るコトなんて、もう何年もなかったコトなので、
私は少し…いや、かなり恥ずかしかった、かな。

そのままの流れで、お姉ちゃんと一緒に寝ることに。



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:30:29.23 ID:mxcH8dgDO

「…ねぇ、お姉ちゃん」

私は布団の中で、お姉ちゃんの手を握りながら、言います。


「なぁに、うい?」

「今日はありがとうね」

「…何が?」

「私のために、色々してくれて」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:31:15.75 ID:mxcH8dgDO

「…何も、出来なかったよ。私、お姉ちゃん失格だよね、憂に何もしてあげれない」

「ううん、そんなことないよ」


私はいつもお姉ちゃんから色々貰ってるんだよ。

お姉ちゃんは気付いていなかいかも知れないけれど。

お姉ちゃんの笑顔から、仕種から、言葉から。
元気ややる気をいっぱい貰っているんだよ。

言葉じゃ伝えられない、色々なモノ、たくさん。



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:31:54.35 ID:mxcH8dgDO

「お姉ちゃん、料理で一番大切なモノって何か分かる?」


お姉ちゃんは、少し首を傾げた後、「味付け?」と答えました。


「違うよ。ベタだけど…愛情、だよ」

「…あい、じょう」


そう。だからね、お姉ちゃんが失敗しても、
お姉ちゃんが「私のために」頑張ってくれた、っていう最高のスパイスで。

それだけで、世界中のどんな料理にも勝るんだよ。



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:32:25.57 ID:mxcH8dgDO

「憂は、優しいね」

「お姉ちゃんほどじゃ、ないよ」



「ねぇ、憂、私、夢があるんだよ」


お姉ちゃんの、夢?


「今はまだまだ、ダメダメだけどね。いつか美味しい料理を憂に食べさせてあげたいんだ」

「ふふっ、楽しみにしてるねお姉ちゃん」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:34:56.98 ID:mxcH8dgDO

「…ねぇ憂、ひとつ、我が儘、言っても良いかな?」

「?…私に出来るコトなら、何でも」

「それじゃあさ…」







私はその日、朝の夢の続きを見ました。



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:35:25.07 ID:mxcH8dgDO

――――――――

『えーっ!わ、わたしのおよめさん!?』

『えっへん!そうだよ!』

『お、おねーちゃんがわたしのおよめさん…』

『いや?』

『うっ、ううん!いやなわけないよー!』

『えへへ~。それじゃあわたしのいにちにの、ぷらん、きいて!』

『うん!』



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:37:50.62 ID:mxcH8dgDO

『まずねー、はやおきしてね、ういにあさごはんとおべんとーつくるんだ』

『わぁ、おねーちゃんのおべんと…!』

『でねでね、げんかんでいってらっしゃいっ!がんばってねっ!ってだきあうの!』

『ふぇ~…』

『それでね、ういがおそとでがんばってるあいだにわたしはかいものするの』

『うんうん』

『それでういにとびきりおいしいよるごはんをつくってあげるんだよ!』

『わぁぁ…』



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:38:56.34 ID:mxcH8dgDO

『いっしょにごはんたべたら、いっしょにおふろにはいって、いっしょのおふとんにはいるの』

『すっ、すごいね、らぶらぶだよ!』

『そーだよ~!それでらぶらぶなふたりはさいごにねー』




『ちゅー、するんだよ』


おしまい




43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:45:06.69 ID:S+b1EKxO0

おつかれ~





44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:01:10.15 ID:mxcH8dgDO

2月20日。

買い物を終えた私は、何故かは分からないけど、いつもと違う道で帰ってみようと思ったのです。

そういう日って、誰にでもありますよね。

いつもと違う道。
私は公園を見つけて、懐かしい気分になりました。

憂「ブランコ…」

一人でブランコに乗る高校生。
ちょっと危ないかも。
そんなちょっと危ない女子高生は、おかしな人に話かけられました。

俺「こんにちは、平沢憂さん」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:03:47.12 ID:mxcH8dgDO

憂「警察呼んで良いですか?」

俺「そんな、いきなり、酷い」

憂「そりゃ知らない人にしかも本名で呼ばれたら…」

憂「警察呼ぶレベルでしょう」

俺「あ、待って、警察だけは勘弁してください」

憂「じゃあ早く私の目の前から消えてください」

俺「憂ちゃんって、意外と辛口なんですね」

憂「初めて言われましたけど」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:07:37.30 ID:mxcH8dgDO

俺「私、実は神なんですよ」

憂「うわぁ…」

俺「ああやめて。そんな目で見ないで。むしろご褒美だから」

憂「私、実は護身用に包丁持ってるんです」

俺「えっ、待って、落ち着いて憂ちゃん」

憂「何いつの間にかちゃんづけで呼んでるんですか。非常に気持ち悪い」

俺「うわぁ傷付く」



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:10:22.96 ID:mxcH8dgDO

俺「いやホント聞いてください。プレゼント、プレゼントを持って来たんですよ」

憂「プレゼント…?何でですか?」

俺「だって憂ちゃん、22日が誕生日でしょう?」

憂「……」

俺「憂ちゃん?」

憂「何で私の誕生日知ってるんですか。今、本気でゾッとしました」

俺「えっ、いや、それは僕神なんで」

憂「刺して良いですか」

俺「待って!目がマジ!怖い怖い!」



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:15:26.77 ID:mxcH8dgDO

俺「とりあえずこれ!これを読んでみてください!」

そういって、気持ち悪い不審者から出されたのは、原稿用紙でした。

憂「これは…?」

俺「僕の気持ちみたいな感じですよね」

憂「?」

俺「まだ帰る時間までは余裕がありますよね。そんなに長くないんで読んでみてください」

何故私は、言われるがままにその原稿用紙を読んだのでしょう。
家に帰って、お姉ちゃんのご飯を作るための時間まで余裕があったし、
実際、退屈だったからかも分かりません。

その内容は、私とお姉ちゃんのお話でした。



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:20:47.73 ID:mxcH8dgDO

俺「どうでした?」

憂「正直、突っ込みたいことがあり過ぎて何を言っていいか分からないです」

俺「内容的には?」

憂「…まぁ、割と良かったです」

俺「気に入って貰えて良かったです」

憂「べ、別に気に入ってはいません」

俺「そうですか。じゃあもう一つあるんですけど」

憂「えっ?」

思わず時間を確認します。
まだ、結構余裕はあるかな……。

俺「読んでくれますか?」

憂「まぁ、読むだけなら…」




56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:26:30.28 ID:7DPw+78y0

マジで俺が出てくるとは





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