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梓「つぎはこの星をヤッテヤルデス」#第二話 『星の光』 【SF】


http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1298540669/l50

梓「つぎはこの星をヤッテヤルデス」#第一話 『ヤッテヤルデス星人襲来!』




205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 10:23:37.09 ID:rquy3WLP0


梓「ミンミンミンミン」

唯「……あつーいー……とけるー」

梓「ミンミンミンミン! 我慢するです! これが風物詩というものだとテレビで言っていました!」

紬「もうちょっとで別荘よ~」

律「ようし! ついたら早速~!」

澪「練習だな! 練習するよな!」

律「う、海に……」

梓「調査するです! 報告するです!」

唯「あずにゃ~ん、あついー……」

梓「耐熱スキンすらもってないとは、不憫です」

澪「そうだ、ついたら梓も楽器やってみる?」

梓「音楽ですか? できるならやってみたいです。まぁ聴いてるだけでもいいんですけど」

紬「たしかギターも余ってたはずだから」

律「あー早く泳ぎたいー、スイカ割りしたいー、花火したいー」

唯「あずにゃんも一緒に泳ご~!」





206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 10:30:39.17 ID:rquy3WLP0


梓「なんだかいっぱい調査対象があって嬉しいです。仕事にも精が出るってもんです」

唯「あずにゃんは熱心だねーよしよし」ナデナデ

梓「ふみゃ……」

律「お、海だ! みえてきたぞー!」

紬「うふふあっちの家が今回使う別荘よ~」

澪「ま、また結構な大きさの……いつもありがとうムギ」

梓「これが地球の海……近くでみるととっても青くて綺麗です……」

唯「海~~! 水着! 中に着てきてよかった!」

律「うおおおおお! 突撃だー!」

梓「調査するです! 突撃するです!」

澪「ちょ、おい! 練習……ムギぃ……」

紬「えへへ。この水着似合うかな」

澪「そ、そんな……」

梓「澪先輩も早くいくです! みんなで調査するです!」

律「澪は真面目だから一人で練習するんだもんなー?」



208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 10:40:41.57 ID:rquy3WLP0


澪「うぅ……ちょっとだけだぞ! 昼からは絶対の絶対に練習するからな!」

唯「あははは、あずにゃ~ん、あんまり走るところぶよー」

律「なんだ~? 梓は海はじめてかー?」

梓「……ふむ、塩分濃度がずいぶん安定しているです。
  おそらくこの星の生き物は海から命の恩恵を」ブツブツ

梓「サンプルとして持って帰るです。これを量産すれば食料の生産に一定の――」ブツブツ

唯「……あ、また変なモードに入っちゃった」

律「この二週間ずっと梓をみてきたけど、いっつもあんな感じなのなー」

唯「うん、記憶さがし手がかりになればといろんなことを体験させてあげてるんだけど……」

律「まぁあれはあれで……おもしろいというか、なんというか」

唯「えへ、かわいいよね! あずにゃん!」

律「ちょっと生意気だけどなー」

澪「私たちにとってはじめての後輩だもんな……私が先輩……ふふ」

紬「これはもうけいおん部に入るしかないわね! うんうん!」

唯「あずにゃんも一緒に演奏できたら楽しいだろうねー」

律「ま、今はとりあえず泳ごうぜい! ほら梓ー、いつまでしゃがみこんでんだー」



209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 10:47:49.49 ID:rquy3WLP0



☆☆☆


澪「ま、まってりつー」バシャバシャ

律「へへー追いついてみろー」ザブザブ

紬「りっちゃん泳ぐのはやーい」ジャプジャプ


梓「……」

唯「あずにゃん? 泳がないの?」

梓「どうやってるです」

唯「え?」

梓「どうやって水中であんなに早く移動してるです。不思議でたまらないです」

唯「あずにゃん泳げないの?」

梓「……そんな目でみるなです」

唯「じゃあ教えてあげる! えへへっ!」

梓「……なんか不安が胸をよぎるです」



213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 11:29:14.99 ID:rquy3WLP0


唯「はい、いっちにーさんしー」

梓「あぷ、ん、あぷ」バシャバシャ

唯「そうそうそんな感じ。バタバターって」

梓「ん、あぷ」バシャバシャ

唯「上手だねーあずにゃん」

梓「ばかにするなです! こんなの、あぷ、ん、余裕です!!」

唯「ふーん、じゃあ手はなしていい?」

梓「え!? それは……!」

唯「離すよ?」

梓「あ、ちょ……」

唯「ほれ」パッ

梓「ふにゃあああおぼれるですううう! 死ぬですうううう!!!」バシャバシャ

唯「おおげさだよ……足ちゃんとつくっばて」

梓「助けるですうう!!! このまま英霊になるなんていやですううう!!」

唯「んもー、しかたないなー。ほい」ギュ



214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 11:33:58.51 ID:rquy3WLP0


梓「全く! 焦らすなです!」

唯「それじゃ泳げるようにならないよ?」

梓「といわれても、うまく浮かないです。きっとこの星に嫌われてるです」

唯「だれでも浮くよー、リラックスして」

梓「……じー」

唯「なに?」

梓「じー」

唯「ど、どこみてるの!?」

梓「浮き袋……なるほど、ずるいです」

唯「へ?」

梓「この二つの立派な浮き袋を使うです」

唯「え? ちょ」

梓「……」ムギュ

唯「ふぁ! ちょ、ちょっとあずにゃん! そんなとこさわっちゃ、やぁ……」

梓「これをよこすですー! よこすですー!」ムギュムギュ



215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 11:43:17.72 ID:rquy3WLP0


唯「たすけてー、私より澪ちゃんのほうがいいものもってるよー」

澪「こ、こらっ! 唯! そんなこと言ったら……」

梓「……じー」

澪「ひっ」

梓「……」

澪「……? 襲ってこない」

梓「ふふ……やっぱこれがいいです」モニュモニュ

唯「ふああああんどうしてー!!」

梓「地球製の特殊な浮き袋を調査するです! 報告するです!」

唯「そんなのしなくていいよー!!」

梓「ヤッテヤルデス!」


律「なんだぁ……あれ」

紬「ぷ、プライベートビーチだけど、あれはちょっと……」

澪「よかった……助かった……」




216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 11:44:50.01 ID:H2DaKTBEO

このあずにゃんの可愛さは異常ww



217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 11:46:52.72 ID:PtSFQm6vO

この口調普通のSSだとこいつキャラわかってねぇなーとしか思えないけど
こんな風にバックボーンがあるとすごいよく馴染むんだな



219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 12:22:54.71 ID:VP1/Esh/0

梓の周りのキャラがマトモでいいな
こういうのは周囲がマトモなほど梓の奇行や感動や想いが引き立つ





220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 12:43:37.77 ID:rquy3WLP0



☆☆☆


梓「だいぶ一人で泳げるようになったです」バシャバシャ

唯「あずにゃん飲み込みはやいねー」

梓「当然です! ヤッテヤルデス星人の学習能力は地球人とは比べ物にならないです!」

唯「へー、そうなんだー。泳ぐの楽しい?」

梓「とても楽しいです! きもちいです!」

唯「うふふ、そうだ、私先あがってるね。ちょっとお水のんでくる!」

梓「はいです! まだしばらく泳いでるです!」

唯「あんまりはしゃいで沖までいかないでねー」

梓「わかってるです! さすがに足がつかないとこでは泳がないです」



梓「……」バシャバシャバシャバシャ

梓「……で、なんでここにいるですか」



221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 12:50:46.07 ID:rquy3WLP0


 『梓様、お久しぶりです』

梓「お久しぶりですじゃなくて、どうしてここにいるか聞いてるんです、むったん」

 『梓様が海か山にでも身を潜めてろと命令されたので』

梓「とかいいつつ絶対あとをつけてたです」

 『不可視モードなので発見される危険性はありません』

梓「おせっかい……それで、修理のほうはどうです」

 『梓様、口調変わられましたね』

梓「それはどうでもいいです。ちょっとしたバグだから気にするなです」

 『自動修復は現在60%まで完了。長距離航行はできませんが簡単なフライトなら可能です』

梓「そうですか……」

 『どうかされましたか?』

梓「な、なんでもないです! 早く修理しやがれです!」

 『あと二週間といったところでしょうか。調査のほうは順調ですか?』

梓「ッ!!」

 『梓様? 顔色がよろしくないですね。真っ黒です』



223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 12:56:33.88 ID:rquy3WLP0


梓「ん、これはスキン焼けしただけです」

 『随分と楽しんでおいでで。梓様らしくありませんね』

梓「機械の分際で偉そうな口きくなです」

 『申し訳ありません』

梓「それで、どうしてこのタイミングで来たです」

 『実は、今夜あたりにテストフライトとバランサーのマニュアル調整を行ってもらおうかと』

梓「……むう、しかたないですね」

 『お手をわずらわせて申し訳ありません』
 
梓「せっかくの合宿なのに……」

 『それでは今宵0時にて海岸でお待ちしております。それでは』

梓「わかったです。早くどっか潜れです」



梓(……はぁ、現実に引き戻されちゃった……)

梓(そうだよ……私は調査隊……ここで遊んでるだけじゃだめなんだ……)

梓(あと二週間もすれば……この星とも……)



225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:02:28.63 ID:rquy3WLP0



☆☆☆


唯「晩ご飯はBBQだよー!」

梓「ばーべきゅーってなんです。おいしいですか?」

律「梓はすぐおいしいかどうか聞くんだな」

澪「おいしいよ。梓も準備手伝って!」

紬「この串に切った食材をさしていってくれるかしら?」

梓「なるほど……ざくざく、あむあむ、んふぇっ! まずいです!!」

唯「あははーあずにゃーん、まだそれじゃ食べられないよー」

律「あとで焼くんだよ、焼いて食べんの。ほんと何も知らないんだな」

梓「それを先に言えです。口のなかがとんでもないことになってるです。水をよこせです」

唯「私お肉と玉ねぎと~、あ、ピーマンはあずにゃんにあげるー」

梓「その苦い物体は苦手です! いらないです排除するです!」

澪「わー待て待て! 私たち食べるから!」



226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:10:03.04 ID:rquy3WLP0


律「よーし、だいたい準備できたし、順番に焼いていくか」

紬「たべ終わったら花火しましょ~?」

澪「おい、それじゃ結局練習があんまり……」

唯「いいじゃんまだ一日目だし! 思い出作り思い出作り!」

梓「思い出作り……」

唯「あずにゃんもいっぱい楽しみたいよね?」

律「うおおおー見よ、この美しいサンセットを! 
  私たちまるでドラマの主人公になったみたいだ!」

澪「あぁ、綺麗な夕焼けだな……」

紬「これがこの別荘の自慢なの~」

唯「あずにゃん、あずにゃんのいたところでも夕焼けは綺麗だった?」

梓「ゆうやけ……これが……神秘的です。この星は……」

梓「綺麗……これは報告対象です。急いで量産体制に移るです」

唯「……あずにゃんぎゅー」

梓「なんですいきなり」

唯「来年もまた一緒に来れるといいねー」




227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:16:55.94 ID:eAyvc0GPO

ないた





228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:18:14.80 ID:rquy3WLP0


梓「来年も……そうですね」

唯「えへへー、あったかあったか~」


律「おーい、焼き始めるぞ~」

唯「あ! りっちゃんそれ私のスペシャルお肉串だからとっちゃだめー!」

澪「食い意地はってるなあ」

梓「……澪先輩、どうぞです」スッ

澪「ん? あぁ、くれるのか。ありがとう梓……ってこれ!」

梓「スペシャルピーマン串です。澪先輩の好物です。
  こんなのが好きなんて変わってるです報告するです」

澪「い、いやそれは……ちが……さっきのは……」

律「よかったなー澪。だーいすきなピーマンだぞー。
  あ、肉はたべといてやるよ太るから、にひひ」

紬「いっぱいあるからどんどん食べてね」

澪「ち、ちがう~!」

唯「あずにゃんはこれ! はい!」

梓「ばーべきゅーとやら……早速いただくです。もぐもぐ……!!! 
  ふぁ……ふにゃあっほおおおおおお!!」



229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:27:35.12 ID:rquy3WLP0


梓「これはあああああ!! なんてワイルドな! それでいてどこか繊細な味付け!!」

梓「持って帰って国食に指定するよう申請するです」

梓「全く、地球人ときたらこんなうまいものばっか食べてずるいです! 
  宇宙規模で平等に分配するべきです」

紬「う、宇宙?」

唯「わーちょっとあずにゃん!」

梓「そうでした。つい、ついですね。オーバーヒート寸前です」

律「たしかにこういうところで食うBBQは格別にうまい!」

梓「え? 場所関係あるんですか?」

律「くく、梓、感じないか……この、絶対のムードというやつを! 
  サンセットとBBQという絶妙なシチュエーションを!」

梓「な、なるほど! うまいものをいい場所で食べると
  なおうまいということですね! 報告です!」

唯「あずにゃんもだんだんわかってきたね」

梓「じゃ、じゃあ唯先輩と食べればなんでもおいしく感じるのもムードというやつですか!!?」

唯「…………え?」

澪「えっと、そ、それは……あはは…………なぁ、ムギ?」

紬「そ、そうね……うふふふ。梓ちゃん、唯ちゃんのことがきっと大好きなのね」



231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:36:31.52 ID:rquy3WLP0


梓「だいすき? ……だいすきですか?」

唯「えへ~あずにゃん大好きだよ~」ギュウウ

澪「その大好きか……なんだ、びっくりした」

律「ほほーう」

紬「梓ちゃんはどう?」

唯「あずにゃんも私のこと大好きだもんねー?」スリスリ

梓「んー、まぁまぁですね。サンプルとしては上質なのは認めています」

唯「えぇ~~!? それ割とショックだよぉ」

梓「ま、気にするなです。感謝はしているです」

澪「あぁ、夕日が沈んでく……」

唯「…………うん」

梓「唯先輩、どうしてさみしそうな目をするんです?」

唯「……太陽はどうしてずっと側にいてくれないのかなって、思っちゃって」

梓「…………わがままです」

唯「わがままだよね……あずにゃんは、記憶がもどってもずっと側にいてくれるかな」




232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:37:49.84 ID:sFaxigZs0

なんか切なくなってきた



233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:40:25.49 ID:Tp51uvoG0

切ないな……ハンカチ貸すぜ?





234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:42:26.64 ID:rquy3WLP0


梓「……さ、さぁ! もっとどんどん食べるです!」

律「そうだな、食べて花火して、お風呂はいって」

澪「うんうん、それでそのあと」

唯「おやすみー!」

澪「おい!! 練習!」

律「ジョークだって」

唯「澪ちゃんはいつまでも変わりませんなー」

紬「うふふ、澪ちゃん可愛い」

澪「む、ムギまで……うぅ」

梓「地球製のジョークもしっかりテイクアウトするです」モグモグ

唯「あずにゃんあ~ん」

梓「あむっ、もぐもぐ、これじゃ体重管理もままならないです」

唯「まるまる太らせてたべちゃうぞー」

梓「はっ! ハニートラップ! さすがの野蛮人です、
  危うく私も食料の一部にされるところです」

梓「全く、地球人の文化に対する貪欲さには呆れてものも言えないです。報告するです」



236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:47:45.04 ID:rquy3WLP0



☆☆☆


唯「あずにゃん、入らないの? お風呂きもちいよ?」

律「どうしたー?」

唯「なんかあずにゃんってお風呂嫌いなんだよね」

梓「むむ……あの日のトラウマがよみがえるです」

唯「あ、お風呂で私を襲っちゃったこと? 気にしてないのにー」

澪「襲った!? 襲ったのか!!?」

紬「!!?」

梓「はい、不覚にもオーバーヒートして襲ってしまったです」

律「ちょ、おい!! まだ早い、そんな時間じゃない!! 
  それは後で詳しく聞かせろ」

唯「ほえ?」

紬「まさか二人にそんな進展があったなんて……気づかなかったわ」

梓「あの日はたくさんあったかあったかしたです」

澪「や、やめろぉ……聞きたくない……」



239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:54:16.83 ID:rquy3WLP0


唯「ほら、教えてあげたでしょあずにゃん」

梓「はい?」

唯「こういうのは一気に……とりゃ!」

ザブン

梓「ふにゃああああああああ!!!」

唯「あ、日焼けで痛かったのか」

梓「き、きもちーです……あやうく宇宙の星になるところでした」

唯「……」

梓「ふにゃ……お風呂最高です」

唯「……ふふ、あとで体あらってあげるね」



律「唯も後輩ができたせいかしっかりしてきたな」

澪「あぁ、去年まではあんな唯考えられなかったよ」

紬「それほど大事に思ってるのね、梓ちゃんのこと」

澪「ちょっと、うらやましい関係だな……」



241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 13:59:50.55 ID:rquy3WLP0



☆☆☆


梓「ヤッテヤルデス!」ミョーン

唯「あぁっ、ピックはそう持つんじゃないよ! 
  あとギターはしっかり安定するように」

梓「~♪」ジャンジャン

唯「……ふふふ。楽しそう」

梓「音がでるです! すごいです! 
  これでどうやったらふわふわ時間が演奏できるです!?」

唯「えっと、まずはこのコードで……こんな感じにおさえて?」

梓「それよりも唯先輩に一度演奏してみて欲しいです。コピーするです」

唯「え?」

梓「いいから早くするです。私の音楽的探究心は
  いまこの瞬間ヤッテヤルデス星一になったです!」

唯「う、うん。それじゃあ―――――


ジャカジャン!


唯「っとこんな感じだよ! じゃあまずコード教えるね?」



242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 14:04:05.46 ID:rquy3WLP0


梓「……なるほど。記憶したです」

唯「え?」

梓「……」ジャカジャカ

唯「え? え?」


ジャジャンジャジャン ジャーン…


梓「……どうですか?」

唯「す、すごい……え? っていうかちょっとまってよ!」

律「お、おい……梓」

澪「う、うん……いま梓が確かに……はじめてなのに……」

紬「恐ろしい才能だわ……」

唯「あずにゃん……すごいねええ!!!」

梓「ふふん。こんなの朝飯前です。
  ヤッテヤルデス星人の学習能力をなめるなです」

律「ヤッテヤルデスがなにかはしらないけど、
  いやほんと宇宙人レベルだぞ! すごいもんだ!」



243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 14:04:57.99 ID:rquy3WLP0

ヒルメシ クッテヤルデス!




244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 14:07:19.81 ID:3/c0kaTN0

クウマデ マッテヤルデス!



245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 14:10:21.61 ID:ev9z4rLj0

3プンカン マッテヤルデス



246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 14:15:20.51 ID:Tp51uvoG0

マッテヤルデス



247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 14:23:24.91 ID:QYKH0n6dP

40ビョウデカタヅケルデス





250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 14:40:12.97 ID:rquy3WLP0

澪「これなら梓ももうセッションできるんじゃないか?」

紬「まぁ同じパートになるわけだけど」

唯「いいよ! 一緒にやろうよ!」

梓「ヤッテヤルデス!」

律「よーしじゃあふわふわな! ワンツー!」



☆☆☆



梓「……」

梓「……もうすぐ0時です」

梓「みんな疲れて寝てるです」

梓「唯先輩……」

梓「このおもしろい寝顔がみれるのもあと少しです」

梓「…………そろそろ海岸にいくです」トコトコ


唯「zzz…………んぅ……?」



252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 14:45:36.76 ID:rquy3WLP0



海岸


梓「約束どおりきたです」

梓「外傷も見たいから不可視モードを解除するです」

ウィーン シュウン

 『梓様、お待ちしておりました。夜分遅くに申し訳ありません』

梓「その様子だと航行には影響はなさそうです」

 『修理の目処がたちましたので、確実に二週間で長距離航行可能になります』

梓「……そうですか」

梓「それじゃあちょっくらバランサーの調整を」


「あずにゃん!!」


梓「!!」

梓「ゆ、唯先輩……!」

唯「あずにゃん……? あずにゃんだよね?」



255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 14:50:42.02 ID:rquy3WLP0


梓「はい。私です」

唯「なに……これ?」

梓「ヤッテヤルデス星の宇宙船です」

 『むったんと言います』

唯「ひっ、あ……宇宙……船? ほんとにあずにゃんは宇宙人さんだったの?」

梓「ヤッテヤルデス星人です」

唯「ねぇあずにゃん……どこかへいっちゃうの?」

梓「……」

唯「やだよ……いかないでよぉ……」

梓「唯先輩……」

唯「いっちゃだめ! まだいっぱいしたいことあるもん! 
  もっともっと一緒に遊ぼうよ!!」

梓「……」

唯「あずにゃん!」 ギュウウ

梓「……唯先輩……のってみますか?」

唯「……え?」



258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 14:58:46.78 ID:rquy3WLP0

☆☆☆


唯「わーすごい! 満天の星!」

梓「下も街の灯りが綺麗ですよ。
  確かにそこに人々が生きてるという命の証明です。
  だから私は街あかりが好きです」

唯「すごいすごい! こーんなに高いところとんでる!! ねぇどこからが宇宙なの!?」

梓「ちょっと! 狭いですから暴れるなです!」

唯「ねぇあずにゃん! あずにゃんはどの星からきたの? 
  あっちのほう? それともあの一番光ってるやつ!?」

梓「ふふ、ここからじゃ観測できないですよ。もっともっと果てしなく遠い星です」

唯「へー、宇宙人はすごいなぁ!」

梓「地球人が遅れてるだけです」

唯「すごーい、飛行機よりはやい! 夢みたい!」

梓「早くて当然です」

唯「夢……だよね?」

梓「え? なんです?」

唯「夢だよ……だってあずにゃん、こんなのってありえないよ。
  宇宙人なんて……だからこれは夢」

唯「夢だもん。だからあずにゃんはいなくなったりしないもん……
  夢、楽しい夢……」



260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 15:08:04.96 ID:rquy3WLP0


梓「……夢、そうですね……」

梓「夢のような時間でした」

唯「あずにゃん……」

梓「はい! 唯先輩のおっしゃるとおり私、
  宇宙人なんかじゃないです! ここは唯先輩の夢の中」

梓「だから唯先輩…………そんなに悲しい顔しないでください……」

梓「夢の中くらい、笑ってましょうよ。それが唯先輩らしさです」

唯「あずにゃん……ちゃんとしゃべれてる……
  あはは、夢なんだね、コレ、ありがとう」

梓「……私のほうこそ、ありがとうございます」

唯「こんなに楽しい思いをしたのははじめてだよ!」

梓「はい、私もです!」

唯「こんなに不思議なのに、リアルな夢も……はじめて」

梓「……」

梓「泣かないで」ナデナデ

唯「あずにゃん……」

梓「いつまでも見守っています……唯先輩のこと」



266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 15:16:24.49 ID:rquy3WLP0


梓「……もうすぐ降りますよ」

唯「……うん」

梓「最後にもう一度下をみてください」

唯「……うん」

梓「見えますよね。たくさん光ってるでしょう? 
  これが唯先輩の暮らす星。私の大好きな地球です」

梓「宇宙の端っこにありながらもひときわ輝く。愛の星」

梓「ここに来てよかった……心から……」

梓「そして、あなたに出会えて……良かった…………」

唯「恥ずかしいこと、言わないでよぉ……ぐす、ヒッグ」

梓「楽しい夢をいつかは終りを迎えます」

梓「夢から覚める頃には、朝日が登っていて、また新しい一日がはじまる」

梓「私たち人間、いや全ての命は、星と光と、そして宇宙とともに生きているんです」

梓「だから、どんなに遠く遠く離れていても、
  私と唯先輩は、この宇宙でつながっています」

梓「それだけは忘れないで……」

梓「さぁ、夢みる時間は終わりです。また元気にたくさん遊びましょう。
  それでは、おはようございます唯先輩――――――



268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 15:19:45.63 ID:rquy3WLP0


――――――――☆

――――――☆

――――☆

――☆


唯「んー……ふぁ~……ん、まぶし……」

唯「朝ぁ~……?」

唯「…………はっ!!」

唯「あずにゃん!!」ガバッ

唯「あずにゃん! あずにゃん!」

律「なんだぁ~、朝からさわがしいなー」

澪「んー……もうちょっと、眠らせて……」

紬「ムニャムニャ……もーひとこえ……」

唯「あずにゃん! あずにゃんはっ!!?」

律「ん? 梓ぁ?」



270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 15:25:29.76 ID:rquy3WLP0


唯「あずにゃん……どこっ!?」

律「その辺でくるまって……あれ?」

澪「んー……どうした?」

紬「おふぁよー……唯ちゃん早起きね……」

唯「あずにゃんがいないんだよ!!」

唯「あずにゃん!!」

唯「ッ!!」ダッ

律「お、おいどこいくんだ唯!」

唯「あずにゃんは……あずにゃんは……夢だよ! 夢っていったじゃん!」タッタッ

唯「いかないで……あずにゃん!!」


「あ、おはようです唯先輩」


唯「んえ?」

梓「聞こえなかったです? おはようです。先起きて朝御飯たべてたんです」モグモグ

唯「ほぇ……? あずにゃん……あずにゃん!!」



273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 15:32:42.98 ID:rquy3WLP0


梓「……」

唯「あずにゃ~ん」ギュウウ

梓「朝っぱらからなんです。暑いです」

唯「よかったー……夢でよかったー……あああー、はぁー」

梓「……」

唯「そうだよねー、いくらなんでもありえないよあんなの。
  えへへごめんね。なんでもないの!」

梓「……」

唯「んぅ~、あずにゃん。今日もいっぱい遊ぼうね~」スリスリ

梓「……はい。そうするです」

唯「えへへ~やっぱこの変な喋り方じゃないとねーあずにゃん」

梓「もうっ、離れるです! 暑苦しいです!」



276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 15:39:09.70 ID:rquy3WLP0

梓「……」

唯「どったの?」


梓(昨日のフライトで一つわかったことがある)

梓(唯先輩が指さした星。この星からは、あんなに強い星の光を観測することはできない)

梓(唯先輩、もしかしたら、もう私には二週間も時間はのこっていないのかもしれません)

梓(あなたのこの屈託のない笑顔も、あと何回みれることか……)

梓(ごめんなさい。ごめんなさい……私、また飛ばなくてはいけません)


「ごめんなさい」


唯「ほえ~? なんか言った? まぁいいや、もっと抱きつかせて~えへへ~」

ギュウウ



第二話
『星の光』 

おしまい 




278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 15:44:08.21 ID:sFaxigZs0

イチオツナノデス



279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 15:44:45.66 ID:WT/eQWcL0

うむ
先が気になる



280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 15:52:01.13 ID:XwxTAD970

サイコウデス
ミンナシエンシテヤルカラツヅキヲオネガイスルデス



281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 16:07:48.69 ID:CyS/95Q1O

リョウスレナノデス
シエンシテヤルノデス





282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 16:10:11.35 ID:rquy3WLP0


バイトイッテクルデス
オマエラモハタラケデス




284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 16:13:38.30 ID:XwxTAD970

>>282
バイトガンバッテクルデス
カエッタラサッサトカクデス



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梓「つぎはこの星をヤッテヤルデス」#第二話 『星の光』
[ 2011/02/26 20:20 ] SF | | CM(0)

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