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梓「唯先輩、一緒にPSPしませんか?」#前編 【コメディ】


http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1298641708/l50




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 22:48:28.04 ID:ZNglvzjK0

夏休みのちょっと前!

今日は軽音部の活動日……なのですが、部室には私とあずにゃんしかいません

もうどれだけ待ったことやら……みんなたるんでるよ!

唯「あ~つ~い~よぉ~」グッタリ…

梓「蒸発した汗を体の周りに定着させて、
  薄い水のバリアを張ると結構涼しいですよ」モワンモワン

唯「うわぁ……どうなってんのそれ……」ガーン

唯「……あ~それにしても暇だなぁ~2人じゃ練習する気も起きないよぉ~」

梓「そ、そうですね……」

唯「りっちゃんなんてさ! 部長なのにさ! なにやってんの!」

梓「ぶ、部長だから忙しいんですよ……
  ほら、そんなにアレだったら唯先輩が……ね?」

唯「え? 私が? なにを? ……あ! そうか! そうだよ!」

唯「私が部長やったほうがいいよ! まったく!」

梓「でこ助、ですね……」ボソッ

唯「でこすけ? あ~、確かにそうだね! でこ助だよ! りっちゃんは!」

梓「ハハハ……」





3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 22:58:12.24 ID:ZNglvzjK0

唯「はぁ~もう~……みんな来ないのかなぁ~」

梓「…………まあ、今日は皆さん欠席ですけどね!」

唯「ええぇ!?」

梓「すみません……だいぶ前に連絡がありました……」ププ

唯「言ってよぉ!?」

梓「駄目じゃないですか唯先輩! 
  悪口ばっか言って……陰湿ですよ!」プスス

唯「あずにゃんの方が性格悪いでしょ! 
  何か誘導してたじゃん! もう!!」プンプン

梓「アハハ! ちがっ、違うんです! 
  やんちゃしたかっただけなんです! 
  ごめんなさいっ! アハハハハハッ!」ゲラゲラ!

唯「笑い過ぎだよ……も~」

梓「……ふう、でも確かに暇ですね~。あ、そうだ!」

梓「唯先輩、一緒にPSPしませんか?」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:07:27.64 ID:ZNglvzjK0

唯「へ? ぴーえすぴー……あ! ゲーム?」

梓「はい、PSP……」

唯「私DSしか持ってないよ?」

梓「PSP……PSP……」ボソボソ

唯「あ! でもりっちゃんが持ってるから、
  りっちゃんに借りればいいか~」

梓「プロストーキングプレイ……」ボソッ

唯「えっ!?」ビクッ

梓「いえ何も」

唯「でも今なにか……ストーキングって……」

梓「違います、ロープ・ストッキング・レイプって言ったんです」

唯「ええ? 何それ!? よくわかんないけど、ヤラしいよ……!」

唯「違うでしょ? 何かプロ何とかって言ったじゃん! 
  私、意外と聞いてるよ! 誤魔化されないよ!」

梓「しっかり聞かれてましたか……」

梓「そうです。PSPと言っても、ゲームの方ではありません」

梓「というわけで今日はPSP(プロ・ストーキング・プレイ)について解説したいと思います!」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:15:39.66 ID:ZNglvzjK0

唯「え? あぁ~……うん。え??」

梓「PSPってのは、まあストーキング行為の一種なんですが」

梓「一般的なストーキングとは全然違う、良いストーキングの事なんです!」

唯(語りだした……)

梓「わかりやすく言うとですね、良好な人間関係を作るために行うストーキングのことなんですよ!!」

唯(やけにテンション高くて怖いよ……)

梓「ストーキングして、相手が悩みや問題を抱えていないかチェックするんです!」

唯(……)

梓「また、ストーキング行為を相手に気づかれてはいけません!」

梓「相手に迷惑をかけてはいけません! 気まずくなりますからね!」

唯(今、気まずいよ……)



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:17:01.74 ID:ZNglvzjK0

梓「相手の情報を言いふらすのも駄目です! 凄い秘密を知っても、心の中に留めておきましょう」

唯(……)

梓「もしも相手が問題を抱えていたら、そっと影から手助けするんです!」

梓「つまり! プロ・ストーキング・プレイは紳士のスポーツなんです!」

梓「変態欲求を満たすための行為では無いんですよ!!」

唯(……)

梓「……ふぅ、こんなところですかね! PSPの素晴らしさをわかって貰えたと思います!!」

唯(ストーカーが素晴らしいなんて……たぶんあずにゃんは悪い宗教的な何かに影響されてるんだ……)

唯「あ、あずにゃんはその……ストーカーなの??」

梓「いえ、プロ・ストーキング・プレイヤー、です」

唯「そういう感じの呼び方なんだ……」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:26:03.72 ID:ZNglvzjK0

唯「そんなカミングアウトされてもね……私はどうしたら……」

梓「最初に言いましたが、唯先輩も一緒にPSPしましょう!」

唯「え? えぇ!? いやだよ!」

梓「ぇえぇええぇぇ!!?」ガーン

唯「意外そうなリアクションしないでよ!」

唯「ストーカーだよ!? 犯罪だよ!? 悪いことしちゃ駄目でしょ!?」

梓「悪いことじゃないですよ!」

梓「覚えてるでしょう!? 
  この前参加した、さわ子先生のお友達の結婚式!」※2期10話参照

梓「先生をストーキングしたから、いい感じに話がまとまったんじゃないですか!!」

梓「あの時、私はPSPの素晴らしさに気付いたんです!!」

梓「ストーキングは軽音部の平穏のためなんです!!」

梓「私達が影から軽音部を見守るんです!!」

梓「軽音部はストーキングで成り立っていると言ってもいいくらいです!!」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:27:02.51 ID:ZNglvzjK0

唯「気持ち悪いよそんな部活!! 何を熱弁してるの!?」

唯「それにあの時はそんな重いストーキングじゃなかったでしょ!?」

唯「犯罪と一緒にしないでよ!!」

梓「……」

唯「後輩がストーカーってだけでもショックなのに……私はやりたくないよ!」

梓「……」

唯「ちょっと聞いてるの!?」

梓「……」

唯「もう! 無視しないでよ!! ……え? なんか顔赤いよ!?」

梓「……」プルプル

唯「息止めてるの!? 何してるの!? ちょっと! やめなよ!」

梓「……」プルプルプル

唯「ごめんね! あずにゃん! 言い過ぎたよぉ! だからやめてよ!?」

梓「……」カキカキ

唯「え? 何書いてるの!? ゆ、い……って、ちょっと! ダイイングメッセージ残さないでよ!!」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:28:42.16 ID:ZNglvzjK0

梓「……」ピクピク

唯「わかった! するから! PSPするから! 呼吸してよ!」ユサユサ

梓「ッズハァ! ハァ! ハァ! ……アリ……ガトウ……ゼェ、ハァ、ゴザ……イマス……」

唯(こ、怖いよ……!)

あずにゃんの脅しに負けた私はプロ・ストーキング・プレイヤーになりました

ストーキングが軽音部のためになるとは思えないし、疑問や不満はあるけど

下校時間が過ぎていることもあり、取りあえず今日は解散することになりました







13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:35:49.57 ID:ZNglvzjK0

帰り道!

 ガヤガヤガヤ

梓(通話中)「もしもし! はい! そうです! はい! 
        唯先輩、それはもう自然な流れでPSPやるって!」

唯(誰と電話してんの……ていうか、いっこも自然じゃなかったよ……)

梓(通話中)「え? ブフッ! アハッハハハッ! 
        カルボナーラと間違えて、嗅ぐおなーらって! どういうことですか!」ゲラゲラ

唯(こっちが聞きたいよ……どんな話してるの!?)

梓(通話中)「はい! では! おつかれさまでーす! ピッ……」

唯「……」

梓「ふぅ~……唯先輩! 今日は遅くまで付き合わせてすみません! でも……」

梓「これで唯先輩もプロ・ストーキング・プレイヤーですね!!」

 ザワザワ…

唯「さっきから声が大きいよ! PSPってバレちゃ駄目なんでしょ?」

梓「大丈夫ですよ。ターゲットに知られならなければ大丈夫です」

唯「そ、そうなんだ……」

唯(私に打ち明けたってことは、私はストーキングされて無かったんだよね……?)



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:37:20.33 ID:ZNglvzjK0

唯「あ、あのさ……私をストーキングしてたりしないよね~? なんて……」

梓「……」

唯「あはは……そんな事あるわけないかー!」

梓「……」

唯「え……どうなの……?」

梓「違います、唯先輩」

唯「え?」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:42:38.84 ID:ZNglvzjK0

梓「……ほら私の親、ジャズバンドやってるって言ったじゃないですか」

唯「へ? う、うん……」

梓「だから家にレコードいっぱいあって、
  私、小さい頃それをフリスビーみたいにして遊んでたんです」

唯「う……ん?」

梓「で、この前なんですけど、冷蔵庫の調子がおかしいって事で、
  業者の人に引き取ってもらったんですよ」

唯「??」

梓「そしたら冷蔵庫と壁の隙間からレコードがドサーって出てきてですね」

梓「どうやら私が飛ばしてたレコードが原因で熱暴走してたらしくって」

梓「その後、親にレコードを粗末に扱ったことだけじゃなく、
  冷蔵庫を駄目にしたことまで怒られちゃいました……」

唯「……」

梓「……」

唯「……えっ!? なんの話!?」ガーン

唯「中野家の冷蔵庫事情はどうでもいいよ!
 ちゃんと説明してよ! ……え? ちょっと待って! どこ行くの!?」

梓「……」シュタタタタタ

唯「待ってよ! ねえ!? 全然誤魔化せてないよ!? 
  ていうか速ッ!? あずにゃん! ねえってばーー!?」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:48:51.54 ID:ZNglvzjK0

唯「に、逃げられた……」ポツン

唯「帰ろう……」





平沢家!

唯「はあ……今日は疲れたなぁ」

唯「あずにゃんの概念が、くつがえされた1日だったよ……」ブツブツ

唯「日本あずにゃん学会・名誉会長もびっくりだね……」ブツブツ

唯(あずにゃんが……ストーカーだなんて……)

唯(まあ、悪意があるわけじゃ無さそうだけど……)

唯(ていうか、誰をストーキングするのだろうか……)

唯(憂に相談してみよう、かな……?)

唯「ただいまぁ~」

 ガチャリ



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:50:23.69 ID:ZNglvzjK0

唯(梓)「う~~~い~~~、ねつさましーとないよぉ~?」

唯(梓)「あ、ぶたにくがあるぅ~~もうこれでいいやぁ~~はっちゃお~~」ペチャ

憂「もう~お姉ちゃんったら! それは牛肉でしょ!」

唯「……」

唯「何でいるの!?」ズバ!

唯「あと、人ん家のお肉をおでこに貼っちゃ駄目でしょ!?」ズババ!

唯「そして何より……私はそんなにキモく無いよ!!!」ズババーン!

憂「あれっ!? お姉ちゃんが2人!? イエスッ!!」

唯「なんで憂は騙されてんのーーー!?」ガーン

梓「唯先輩! 落ち着いて! これで熱を冷まして下さい!」ペチャ

唯「ぅおぉぉお肉を貼らないでよおぉーーー!!」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:51:23.39 ID:ZNglvzjK0

ギャーギャー……
ガシャーン……
ワーキャー……
………


梓「落ち着きました?」

憂「お、お姉ちゃん? 大丈夫?」

唯「うん……ごめんね……学校で……
 とある人物にツッコミ過ぎて変になっちゃってたよ……」

唯「澪ちゃんのポジションになった気分だ……」

憂「お姉ちゃん、澪さんは突っ込まれるほうだよぉ///」

唯「んぇ? なにが?」

梓「唯先輩がツッコミに回るとは……その美少女かなりの実力者ですね……」

唯(白々しいよ! あと、美少女は言ってないよ!)

唯「ていうか、あずにゃんは何でいるのさ!」

梓「いやぁ~唯先輩の物真似を憂に見てもらいたくて」

憂「そうだったんだ! でも梓ちゃん凄いね! 話し方が似てたから騙されちゃった!」

唯(え!?)グサッ



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:52:50.03 ID:ZNglvzjK0

梓「エヘヘ……ありがと。1年の時から練習してたからね」

唯(胸クソ悪いよ!)

憂「そうなの!? そんな素振り全然無かったから気付かなかったよ~」

梓「ギターの練習もしなきゃだし大変だったかな。まあ全部嘘だけどね」

唯(しかも嘘なの!?)

憂「ギターと物真似の練習を両立するなんて……梓ちゃんは努力家だね!」

唯(憂! よく聞いて!)

梓「さて……目標達成できたし今日は帰るね」

憂「あれ? 帰っちゃうの? ついでにご飯食べていけば?」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:53:54.27 ID:ZNglvzjK0

梓「折角だけどごめん。帰ってカポエラの特訓しなきゃ。試合が近くてさ」

唯(知らないよ! 初耳だよ!)

憂「梓ちゃん、正しくはカポエイラだよ!」

唯(憂はさっきから何かズレてるよ!)

憂「それじゃまたね!」

梓「ばいばい憂。唯先輩もさようなら」

唯「……」





玄関!

唯「……ホントは何しに来たのさ」

唯「ま、まさか憂をストーキングしてたんじゃ……」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:57:37.97 ID:ZNglvzjK0

梓「違います」

唯「あずにゃんの『違います』は違わないんだよ……」

梓「本当に違います。私はただ……」

梓「唯先輩が他の先輩方や……憂にPSPの事を喋るんじゃないか」

唯(!)ドキッ

梓「と思ったんですが、それは無いですよねー!」

梓「私達PSP仲間ですもんね! 
  私の秘密は唯先輩の秘密でもありますからね! 言えるわけないですよね!」

唯(やり方が汚い……!)ズーン

梓「まあそれは置いといて……肝心な事を言い忘れてたので来ました」

梓「PSPのターゲットのことですが……」

唯「……」ゴキュ

梓「ムギ先輩をストーキングします!」

唯「ム、ムギちゃん……?」

梓「はい、ムギ先輩です。何度かストーキングしたんですが、うまくいかなくて……」

梓「そこで唯先輩に協力してほしいんです!」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 23:58:22.19 ID:ZNglvzjK0

唯「えぇー……既に餌食になってたんだ……ていうか、何でムギちゃんなの?」

梓「詳しくは……明日、場所を変えて話します。憂に聞かれるとアレですから」

梓「唯先輩は明日、何一つやることが無くて、怠惰に時間を浪費する予定ですから大丈夫ですよね?」

唯「言い過ぎじゃない!? ……まあ暇だけど」

梓「じゃあ今日は帰ります。また明日電話しますね。妙なタイミングで……ね……」フフフ

 ガチャリ
 バタン

唯(普通のタイミングで電話してよぉ……後味悪いよぉ……)



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:00:26.36 ID:Njui/pXp0

唯(……ムギちゃんをストーキングかぁ)

唯(罪悪感がハンパないよぉ……)

唯(私も犯罪に手を染めるのかなぁ……)

唯(い、いやだなぁ……)

唯(どうしよう……う~ん……う~ん)

憂「お姉ちゃーん? 何してるのー? ステーキ冷めちゃうよー?」

唯「あ、待って~すぐ行く~」タタタ

初めてのPSPに不安を覚える私ですが

晩御飯が好物ということもあり、取りあえず考えるのをやめました

その日はお風呂に入った後、特に何もすることなく寝てしまいました







28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:03:35.41 ID:Njui/pXp0

翌朝!

 ガチャ

憂「お姉ちゃーん、憂だよー? あ、間違えた」

憂「お姉ちゃーん、朝だよー?」

唯「zzz」

憂「お姉ちゃん? お休みだからって、いつまでも寝てちゃ駄目だよー?」

唯「ぅ?ぃぅう~ん……zz……z」

憂「もう~早くしないと朝ごはん四散しちゃうよー?」

唯「ぅ……? ぇえ?? しさん? どんなメニューなの……?」ビクッ

憂「フフフ冗談だよ! お姉ちゃん? 早く降りてきてね!」トタタ

唯「はぁ~~い……ふぁ~ぁ」ムクリ







29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:06:02.19 ID:Njui/pXp0

唯「いたらきまぁ~す」モシャリ

憂「お姉ちゃん昨日、寝言が凄かったよー?」

唯「んぇ?」モッチャ モッチャ

憂「やめてよ! まだ食べられるよ! ……とか」

憂「そんな所にそれを置いちゃ駄目だよ! ……とか」

憂「表面張力っていっても限界があるよ! ……とか」

唯(夢の中で何かにツッコんでる……あずにゃんが出てきたんだ……絶対そうだ……)

憂「ゴミ問題を考えダストきりが無いよね! なんてね! てへっ! ……とか」

唯(ホントに言ったの!? 恥ずかしっ!)



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:06:49.15 ID:Njui/pXp0

憂「PSPなんてやりたくないよぉぉ! ……とか」

唯(!!)ドキ

唯「ご、ごちそうさま!」トタタタ

憂「え? もういいの? お姉ちゃーん?」

憂「?」





 ガチャ バタン

唯「危ないところだった……」

唯「なぜ私がこそこそしないといけないのだろうか……」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:09:01.34 ID:Njui/pXp0

唯「……あ、そういえばあずにゃん、電話するって言ってたけど」チラッ

携帯『ピロリン♪ピロリン♪プリッ♪ ---着信 あずにゃん---』

唯「ヒィッ!?」ビクッ

唯「あり得ないタイミングだよぉ……ピッ、もしもし……?」

梓『あ、唯先輩おはようございます』メェ~

唯「お、おはよう」

梓『先輩が起きてるなんて想定外です(笑)』メェ~~

唯「どういう意味かな? あずにゃん?」

梓『いえ別に。メェ~それより、昨日途中だった、
  ムギ先輩ストーキングミッションの話ですがメェ~』メェ~メェ~

唯「……さっきからメェーメェーうるさいんだけど何の音?」

梓『すみません。ペットの羊が暴れてて……』メェ~

唯(羊飼ってるんだ……)

梓『こらっ! ジュン! 走り回っちゃ駄目でしょ?』

ジュン『メェ~』

唯「……」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:10:15.51 ID:Njui/pXp0

梓『で、詳しく話すので私の家に来てもらっていいですか? 
  今日は親がいないので都合がいいんですよ』メェ~

唯「……そうなんだ、わかった。行くよ」

梓『はい、待ってますねー。ふぅ、ご馳走様っと』メェ~

唯「ん? 何か食べてたの? 朝ご飯?」

梓『あ、食事しながらですみません』メェ~

唯「いや……いいけどさ」

梓『ちょっとお会計してきますね』メェ~

唯「店内!!? 羊とか連れて行っちゃ迷惑でしょ!?」ガーン

梓『え……い、いやジンギスカン屋だからいいかな~って……』

唯「よかないよ!! 余計駄目だよ!! ていうか朝からジンギスカン食べてたの!?」

梓『……あれ? ジュン? げ! やばっ!』

ジュン『メェ~~!』

店員『え!? う、うわ! うわぁぁ!』

梓『やめてあげてっ! ジュン! 言うこと聞いてっ!』

唯「……」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:13:43.67 ID:Njui/pXp0

梓『ごめんなさいっ! 一回切ります! 唯先輩! とにかくそういう事でっ!』

梓『あ! 憂には私の家に来ること言わないで下さいねっ! 怪しまれますから!』メェ~!!

梓『もし、「どこ行くの?」って聞かれたら

  「アレをナニしてハアハアするお店に行くんだモジャ!」

  って言って誤魔化してくださいっ! でないと大変な事になります! それじゃ!』

唯「!!? はあ!? 嫌だよ! 言わないからね!?」

唯「大変な事ってどうなるの!? ちょっとぉぉ!?」

携帯『ニゲルヨ! ジュン! プッ……ツーーーツーーーツーーー』

唯「…………」







35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:17:19.69 ID:Njui/pXp0

玄関!

唯(……)

 どこ行くのって聞かれたら……

 アレをナニしてハアハアするお店に行くんだモジャ!……

 大変な事になります……

唯(憂に会わなかったら言わなくてもいいよね……!)ソロリ

唯(そもそも私返事してなかったし! 言う必要ないよ!)ソロリ

唯(無効だよ! 無効! 無効!)

憂「お姉ちゃん?」

唯(ムコぉーーー!!?)ドキ!

憂「お姉ちゃん、どこ行k

唯「どこも行かない! どこも行かないよぉ!?」

唯(何も聞かないで何も聞かないで何も聞かないで……)

憂「靴履いてるでしょー? 変なお姉ちゃん!」クスッ

唯「は……ははは……はは」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:18:15.55 ID:Njui/pXp0

憂「今から買い物に行くんだけど、お姉ちゃんも一緒に行く?」

唯(チャンス! 憂が出掛けてくれれば、その隙に外に出れる!)

唯「行かない! 絶対に行かないっ……!!」

憂「ええっ!?」ガーン

憂「な、なんでそんなに必死に拒むの? お姉ちゃんさっきから変だよ……?」ウルッ

唯「なんにも変じゃないよぉ……! 憂だけで行ってきなよぉ……!」

憂「ほ、ほら、軽音部の合宿も近いでしょ? 必要な物とか買いに行こうよ……?」

唯「必要な物なんて無いよぉ……! 単身潜入・現地調達が軽音部スタイルだよぉ……!」

憂「そんなわけないでしょ!?」

憂「こ、今年も行くんでしょ!? 今年はどこ行くの!?」ウルルッ

唯(言った……!)

唯(……どこ行くのって……文脈が違うけど……この場合どうしたらっっ……!)

唯(………………くそぅ!)

憂「聞いてるの!? 今年の合宿どこ行くのって、言ってるんだよ!?」グスッ

唯「……あ、アレをナニして……ハアハアするお店に行くんだモジャ!」モジャーン



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:18:54.35 ID:Njui/pXp0

憂「……」

唯「……」

唯「………くッッ!」

 ガチャリッ

憂「お姉ちゃん!? 待って! モジャってなに!? 純ちゃんの頭に付いてるアレの事!?」

憂「待ってよ! お姉ーちゃーーん!!」







39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:24:00.57 ID:Njui/pXp0

ややお昼

中野家!

唯「逃げてきちゃった……帰ったら誤解を解かないと……」

 ピーンポーン

梓「はーい」

 ガチャ

梓「先輩、遅いモジャ! ……って、歩いて来たモジャ?」

唯「モジャモジャやかましいよっ!」

梓「も~、じゃあ言いませんよ……
  私だって子どもじゃ無いですからね。取りあえず中に入って下さい」

唯「お邪魔するよ……」

 バタン

唯「まったく……あずにゃんがおかしいから、
  平沢さんちの姉妹の仲はギスギスですよ!」プンプン

梓「な……!? おかしいとは何ですか! 私はただ……」

梓「ムギ先輩を尾行して監視して心の奥底まで探ろうとしてるだけです!」

唯「それがおかしいって言ってるの!!」ガーン



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:26:07.63 ID:Njui/pXp0

梓「うぅ……全部、全部、軽音部のためなのに……」

梓「ムギ先輩……若干距離を感じるし……」

梓「実家も見せてくれないから、私生活が全然わかんないし……」

梓「もしかしたら、私達に言いにくい悩みを抱えてるかも知れない」

梓「私、心配で……」

唯(あずにゃん……)

梓「だから、もっとムギ先輩を知らなきゃ駄目なんだよ!」

唯(あずにゃん、遠くの世界にイっちゃったと思ったけど……)

唯(こんな風に考えてたなんて……)

唯(私、ちょっと誤解してたのかも……)

唯(……よしっ!)スッ…

唯「あ~ずにゃん!」ダキッ

梓「ンニャ!?」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:27:02.38 ID:Njui/pXp0

唯「良かったぁ……あずにゃんは、あずにゃんのまんまだったよぉ」

梓「唯……? よくわからないよ……」

唯「……ストーキング行為を認めるわけじゃないけど」

唯「あずにゃんの優しい気持ち……何となく、わかったよ!」

唯「だから……今回だけ、協力するよ!!」

梓「ゆ、ゆゆ、唯ぃ~~!!」

唯「一緒にムギちゃんを付け回そう!」

梓「うん! 付け回そう!」

唯「ムギちゃんを引ん剥いちゃ グゥゥ~~~~(お腹の音)」

唯「ありゃ?」

梓「アハハ! 唯ったら! お腹鳴り過ぎ!」

唯「そういや朝ほとんど食べてなかったぁ~!」

梓「何か食べる? ちょっと待ってて! 冷蔵庫見てくる!」

唯「はぁ~い!」

唯(……)ニコニコ



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:27:49.16 ID:Njui/pXp0

唯(さっきから一つ引っかかるけど、何だか幸せだなぁ~)ニコニコ
  
唯(おかしくないあずにゃんと、お話してるみたいだよぉ)ニコニコ

唯(日常ってこんな感じだったなぁ。うぅ、幸せ過ぎて涙出てきた……グスッ)ニコニコ

唯(引っかかる事があっても、突っ込んだらいけない気がするなぁ)ニコニコ

梓「ゆ~い! こんなのあった!」

唯「わぁ~い! 何かなぁ?」

梓「イ~カ~め~し~!」ジャーン

唯「おいしそー!」パチパチ

梓「続いて~、イカリング~!」ジャーン

唯「わぁーーー!」パチパチ

梓「まだまだ~、イカそ~め~ん!」ジャーン

唯「や、やった~!」パチパチ



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:29:16.41 ID:Njui/pXp0

梓「お次は~、するめイカ~!」ジャーン

唯「う、うれし、いな~!」パチパチ…

唯(突っ込まない……突っ込まないぞぉ……)

梓「なぜかお風呂場で死んでたイカ~!」ジャーン

唯(!?)

唯「ハァハァ……う、うれし、いか……?」パチ…

唯(突っ込んだら……終わっちゃう……普通の日常が……終わっちゃう!)

梓「いよいよラストのぉ~」

梓「スイカ!」ジャーン

唯「…………」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:30:16.99 ID:Njui/pXp0

唯「何で最後ダジャレなのぉーーーー!!!」バリバリッバッツーン!!!

梓「だ!? えっ!? どうしたの唯!?」

唯「どうせなら全部イカにしなよ!!! ていうか! 
  そうじゃなくてもイカ率高すぎだよ!!!」

梓「だって! 私のお母さんは基本、
  冷蔵庫にイカしか入れないタイプだから仕方ないでしょ!?」

唯「聞いたこと無いよそんなタイプ!!! 最悪の栄養バランスだよ!!!」

梓「イカしてるでしょ♪フフフ」

唯「イカレてるよ!!! なに落ち着いてるの!!?」

梓「んも~唯も落ち着きなよ?」

唯「……い、つ、ま、で……タメ口なのぉぉ!!?」

ドガッシャーン……
ユイ!ヤメテ!……
ヤメテッテバ!…
バリーン!…
ガシャン…
……




45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:31:35.57 ID:Njui/pXp0

梓「お、落ち着きました?」

唯「うん……ごめんね……私ちょっと変な境地に達してたよ……」

梓「私も……呼び捨てにしちゃってすみません。やんちゃ過ぎました」

唯「ホントだよ……空気的に言い出せなかったよ……」

梓「でも唯先輩がやる気になってくれて嬉しいです!」

唯「デヘヘ~」

梓「ハアハア……、一緒にぃぃ! ハア……ムギたぁんをぉ! 
  あふぅ! 付け回そうよぉぉ……って台詞に感動しました!」

唯「そんなんじゃなかったでしょ!?」

梓「あ、間違えました。舐め回そうでしたね」

唯「違うよ……違う所が違うよ……もういいよ」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:32:09.79 ID:Njui/pXp0

梓「アハハすみません。さて、そろそろ行きましょうか」

唯「へあ?どこに?」

梓「いや、どこにって……ムギ先輩をストーキングしにですよ」

唯「え? 今日!? 今から行くの!?」

梓「早くして下さい? ほら! 行きますよ!」シュタタ

唯「ちょ、ま、待って! いつの間に靴履いたの!?」

唯「待ってぇ! 鍵しなくていいの!? あずにゃ~~ん!」ドタドタ







48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:37:19.30 ID:Njui/pXp0

風呂休憩します!




49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 00:46:57.27 ID:qBqEjasU0

ういうい





50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:06:02.74 ID:Njui/pXp0

再開!

~あらすじ!~
プロストーキングプレイヤーの梓と唯はムギをストーキングすることになりました



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:06:54.96 ID:Njui/pXp0

お昼

駅前!

唯(駅前に着いたけど……)

唯「電車乗るの?」

梓「いえ、ここで張り込みます」

唯「お?」

梓「この辺りでムギ先輩を目撃したというタレこみがありました」

唯(タレこみ……)

梓「大量の豚足を購入していたとの噂も」

唯「そんな女子高生おかしいでしょ……」

唯「張り込みなんてしなくても、下校途中のムギちゃんを尾行すればいいんじゃないの?」

梓「それは、ですね……ムギ先輩って電車通学でしょう……?」

唯「うん?」

梓「私、電車に乗ってる学生グループのテンションがどうにも苦手で……」

唯(そんな理由なの……!? ていうか、あずにゃんも学生だよ……)



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:09:40.62 ID:Njui/pXp0

唯「ま、まあ……そういうことなら……トラウマは人それぞれだよね。何か、ごめんね……」

梓「いえ……」



張り込み開始!



5分後!

ミーンミンミンミン…

梓「暑~~……」



10分後!

ジーワジーワジーワ…

梓「あっついな~もう……サハラ砂漠並だよ……」

唯(……)



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:10:34.43 ID:Njui/pXp0

15分後

ミーンジーワミーンジーワ…

梓「……うるっさいぞアブラゼミが! あぶら取りシートで巻くぞこの野郎!」

唯「うるさいよ……あずにゃん……何で他のセミは無罪なの……」

梓「あ! そうだ! 忘れてた! ムギ先輩、コンビニに現れるんだった!」

梓「唯先輩! コンビニ!コンビニで張り込みましょう!」

唯「絶対嘘だ……それ今考えた奴でしょ……」

唯「でも……もう……私も限界……コンビニ……行こっか」





コンビニ!

店員「いらっしゃいませぇ~~~」

唯梓「は~~~涼し~~~」

梓「アラスカ並ですね~~~」

唯「それは言い過ぎだよ~~~」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:12:19.31 ID:Njui/pXp0

唯「喉渇いたなぁ~ジュース買おうよあずにゃん!」

梓「!!」ササッ

唯「え……ど、どうしたの??」

梓「すみません……ペットボトルはちょっと……威圧されてる感じがして苦手なんです……」

唯(どういうことなの……)

梓「私、あっちで遊戯王カード見てますね」

唯「わ、わかった……」



5分後!

子供A「おねーさん何やってるのー?」

梓「これはサーチといって、袋を開けずにレアを見分けるテクニックでうんたらかんたら……」

子供B「マジで!?すっげーー!」

唯「……」




55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:13:22.05 ID:Njui/pXp0

10分後!

……その時

……唯は見た!

唯(暇だなぁ雑誌でも読んでよ……ん?)

紬「♪」テクテク

唯「……あ!!ムギちゃんいた!!」

唯「あずにゃんどうしよ! 外にムギちゃんいたよ!」タタタ

店員「お客さん! 困ります! サーチ禁止なんですよ! 
   流行らせないで下さい!」プンプン

梓「違います! 私はただ、
  勝つためには危ない橋を渡る必要がある事を、子供達に教えてただけなんです!」

店員「違わないじゃないですか! やめて下さい!」

梓「じゃあ何で触れる位置に陳列してるんですか!? 
  この状態でサーチ禁止って! そりゃ無いでしょうよー!?」

唯(なにやってんのーーーー!?)ガーン



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:16:28.22 ID:Njui/pXp0

唯「ごめんなさい店員さん! この子、ちょっと頭がアレなもんで……」

唯「もう! 何やってんの!? 行くよあずにゃん! 
  ていうか、ムギちゃんいたよ!?」

梓「待って下さい!! 先輩!」

梓「今からあの店員が着てる、青と白の縞々の制服の白の部分を、
  このマーカーで塗り潰して真っ青にしてやるんですから!!」キュポッ!

唯「やめなよ!! 可哀想だよ!! 何わけわかんない事言ってんの!?」

唯「早くしてよ! ムギちゃん見失っちゃうでしょ!」





走って逃げて

再び駅前!

唯「はあ……ハア……」

梓「はあはあ……悪に背を向ける事になるとは……」ギリッ

唯「悪って……あのコンビニ結構使うんだから……気まずくなるでしょ!?」



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:19:38.08 ID:Njui/pXp0

唯「それより、ほら! あれ!」

紬「ふんふふ~ん♪」

梓「はい、わかってます。先輩? ここからが勝負ですよ? 目立つ行動は控えてください」

唯「ゴクリ……」ドキドキ

梓「逆立ちとかしないで下さいよ? 目立ちますから」

唯(しないよ! できないよ!)

紬「そろそろ行こうかしら♪」

梓「あ! 移動しましたよ! 後付けますよ!?」コソリコソリ

唯「ラジャー!」コソリコソリ





PSP開始!!

紬「今日も暑いわ~♪」

紬「あ! 少し急がなきゃ♪」

梓「どこに行くんでしょうね」コソリ



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:21:41.44 ID:Njui/pXp0

唯「……」

唯「……あんま実感無かったけど……よく考えたらさ」

梓「え?」

唯「私達、悪い事してるんだよね……?」

唯「それに、ムギちゃんの家ってお金持ちでしょ……?」

唯「どこかにボ、ボディガードの人とかいたら……」プルプル

梓「……フフ、怖くなっちゃいましたか?」

梓「大丈夫ですよ、唯先輩!」

唯「あずにゃん……」

梓「銃って、思ってるより当たりませんから」クスッ

唯「じゅ、銃!!? 撃たれる様な事になるの!?」

唯「想像の遥か上を行ったよ! なんにも大丈夫じゃないよ!」

唯「ていうか、私達、軽装過ぎない!? 私なんて手ぶらだよ?」

唯「カメラとかビデオとか使うんじゃないの? 何にも準備してないけど大丈夫?」

唯「ムギちゃんの先回りして、店とかトイレに何か仕掛けるんじゃないの?」



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:23:24.65 ID:Njui/pXp0

梓「唯先輩はPSPと普通のストーカーを混同してます!!」

梓「確かにカメラを仕掛ける事もありますが……」

梓「お風呂とかトイレとか、プライベートエリアには絶対に仕掛けませんよ!」

梓「自宅の部屋とかの公共エリアだけです!!」

唯「部屋は公共じゃないでしょお!? 何その勝手なルール!?」

梓「ていうか……唯先輩……トイレにカメラって……」ゾワッ

唯「ち、ちょっと? 何であずにゃんが引いてるの!?」

唯「あずにゃんに引く資格なんて無いでしょお!?」ズイッ

梓「キャッ……嫌ッ……来ないでっ……」ナヨッ

唯「純情ぶらないでよ! キャッじゃないよ!!」

 ガタタッ!

紬「ーーーーーー!?」キョロキョロ

唯(!!)ササッ

梓(ヤバ!)ササッ

紬「ん~~?」(警戒中)



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:25:25.54 ID:Njui/pXp0

梓「唯先輩が大声出すからですよ!? 気付かれちゃったかも!」ヒソヒソ

唯「ぐっ……ご、ごめん……」ヒソヒソ

紬「うーん、おかしいなー……? 何か聞こえたような……」

紬「ストーカーとか……お風呂にカメラとか……」

唯(……)

紬「サーチ禁止とか……」

唯(!? それかなり前じゃない!?)

紬「残酷な処刑とか……」

唯(いいい言ってない! そんなの言ってない! 
  処刑って……え!? 私達をってこと!?)

紬「聞こえた気がしたけど……」

唯梓(……)ドキドキ



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:26:52.96 ID:Njui/pXp0

紬「気のせいよね♪」

紬「あ、もうこんな時間!急がないと♪」テクテク

唯「……」

梓「……」

梓「……ふう~~。セーフみたいですね」ホッ

唯「い、今のはセーフと考えて良かったのかな……」

梓「多分……大丈夫です。ギリギリ三振です」

唯(アウトだよ……)





30分後!

商店街!

紬「もう始まっちゃったかな~?」

梓「何が始まるんでしょうね?」ソロリソロリ

唯「うん……ていうかムギちゃん、
  独り言の声大きいよね……助かるけど」ソロリソロリ



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:29:40.57 ID:Njui/pXp0

梓「あ! 建物に入りましたよ!」

唯「この建物が目的地かな~? あ! 看板がある、ええーっと…」

 『ガサ入れ上等!やらかしちゃうぜ!俺達のブラック競売所!』

唯「……」

梓「……」

唯「ええぇーー!? 何ここ!?」ガーン

梓「こ、こんな(素敵な)施設がこの街にあったなんて……!」

唯(入りたくない……)

梓「中が気になります! とにかく入りましょう!」ワクワク

唯「うぅ……やだよぉ~~! あずにゃん1人で行って来てよぉ~!
  死にたくないよぉぉ~~!」グスッ

梓「何言ってんですか! 危険を冒さないと利益は得られません!
  ほら、ことわざでもあるでしょ!?」

梓「虎の穴に挿入して子供を得る、とか何とかそういう感じの奴が!」

唯「似てるけど何か違うよぉ~! 意味違ってきてるよぉ~!」

係員「本日の参加受付、あと2名で終了でーす」

唯(!? 図ったかのように!?)



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:32:37.49 ID:Njui/pXp0

梓「あ、はーい! 私達参加しまーす! 
  ほら、行きますよ!? ちゃんと歩いて下さい!」ズリズリ

唯「やあぁぁ~~~だぁぁ~~~!」ズリズリ





競売所!

係員「こちらにお座りくださーい」

梓「あ、どーも」

梓「係りの人、何もくれませんでしたね……価格提示は挙手でしょうか……」

梓「……お客さんは……20人くらい、かな」

梓「思ってたより普通な感じです」

唯「グスッ……普通じゃないよぉ……何を冷静に分析してんのぉ……」

唯「何でノーチェックで入れたの……怪しすぎるよぉ……」

梓「えーっと……あ! いた! ムギ先輩は前の方ですね」

梓「ムギ先輩から私達は見えませんが、目立たないように注意していきましょう」

唯「り、了解……」



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:33:49.31 ID:Njui/pXp0

梓「始まるみたいですよ……!」

 ワー!
 パチパチパチ!

司会「エー、ァン、ホンジツワ、オアツマァリ、イタダキマス」

唯(なんで司会者がカタコトの外国人なの!?)ガーン

司会「アァン? マ、マコッ……アァン? マッコッ…………」

唯(詰まっちゃったよ!!)ガーン

係員「真に有難う御座いますだって! 真に有難う御座いますだって!!」ヒソヒソ

司会「アァン? マトコ?」

唯(懸命に教えてるよ!!)ガーン

 ザワザワ…
 コウタイ!コウタイシテ!…
 ザワザワ…

司会2「えー……本日は御集まり頂き、真に有難う御座います!」

唯(代わっちゃったよ!! 何だったの!?)ガーン



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:35:36.46 ID:Njui/pXp0

司会2「長々したおしゃべりは面倒ですので、早速、競売に移らせて頂きます!」

 ワー!
 パチパチ!

梓「どんな商品なんでしょうね?」ヒソヒソ

唯(ヤバイ物だよぉ……多分ここはお金持ちが集まるヤバイ所なんだよぉ……)

司会2「本日は週に2度の豚足デーですので、
    商品は全て豚足となっております。奮って御参加下さい!」

唯(豚足デー!? 何それ!? んん? 豚足……まさか!?)

 ガタッ!

紬「よぉし来たーーー!!♪」

唯(ム、ムギちゃんーーー!? 噂は本当だった……!!)ガーン

紬「♪~♪~」

客A「お、おい……あの子!」

客B「ああ……豚足のムギだ」

唯(有名人なの!? なんか嫌な通り名だなぁ……)



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:36:58.52 ID:Njui/pXp0

客A「マジかよ……」ガタガタ…

客B「昨日も……やらかしたらしいぜ?」

唯(だから昨日来なかったのかな……)

司会2「では、一品目。沖縄産豚足10kg! では、500から!」

 600!
 700!
 900!

紬「うふふ♪……2000!!」

客達「おおおぉ~~~~!!」

唯(おおお~、じゃないよ……何この盛り上がり……)

 …2200!
 …2500!

紬「3500!!」

唯(単位が無いのが怖いよぉ……円? 円だよね??)

梓「クソ……4000!」

唯(なにしてんのーーー!?)ガーン



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:38:22.29 ID:Njui/pXp0

司会2「はい、決定! 4000で落札です!」ズビシッ!

梓「いよっしゃーーっ!!」

唯(競り落としちゃったよ!!)ガーン

唯「ちょっ! ちょっと!? あずにゃん駄目でしょ!?」ヒソヒソ

梓「う……すみません。もっと安く落札するべきでしたよね……でも、次は頑張ります!」

唯「そんな目的じゃなかったでしょ!?」

唯「違うよ! 目立っちゃ駄目でしょって言ってんの!」ヒソヒソ

梓「だって……だって私も参加したかったんだもん!!」

唯「子供じゃないんだから! わんぱく過ぎだよ!」ガーン

梓「もう! 気付かれて無いんだから、いいでしょう!?」プンプン

唯「何で怒ってんの……ていうか気付かれ無かったんだ……奇跡的な奇跡だよ……」

紬「あ~あ、全部落札したかったんだけどな~」シュン…

唯「ほらぁ~! 可哀想に……ムギちゃんションボリしてるじゃん!」プンプン

梓「わ、わかりました! 目立っちゃ駄目でしたよね!
  もうしません! 私、超わかりました!!」

唯(ホントにわかったのかなぁ……)



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:46:07.52 ID:Njui/pXp0

その後、ムギちゃんは次々出てくる豚足を全て落札していきました

時々あずにゃんが「3000!」とか「5000!」とか「糞がぁ!」とか

言ってた気がするけど、たぶん気のせいだと思います

1時間後

係員「本日は終了でーす。有難うございましたー」

唯(……結局、この競売所は何だったのだろうか)

紬「今日はまあまあだったかな♪」

唯(ムギちゃん……あんな大量の豚足、どうする気なんだろ)

紬「よいしょっと……、じゃあ帰ろうかしら♪」ズリズリ

唯「あ! 移動したよ! あずにゃん何してんの? 行くよ?」

梓「お、重いぃ~……唯先輩! 豚足半分持って下さいよ~……」ズリズリ

唯「知らないよぉ……自分が悪いんでしょお……」

梓「重いよ~……臭いよ~……邪魔だよ~……」ズリズリ

唯(何で落札したのさ……)ズーン



72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:47:53.11 ID:Njui/pXp0





30分後

再び駅前!

紬「よいしょ♪よいしょ♪」ズリズリ

唯「ムギちゃん……遠くから見ると豚足の塊が歩いてるみたい……」

梓「ムシャリ……豚足の影に隠れて、ほとんどムギ先輩が見えませんね……
  見失わないよう注意しましょう」ムシャムシャ

唯「見失わないよ……逆に目立ってるもん……」

紬「よいしょっ……と♪」ピピッ

唯「あ! 改札通った! ムギちゃん電車乗るよ?」

唯「あずにゃん電車はトラウマだよね? どうすんの!?」

梓「ええ!? ヤバイ! どうしよう! えーと……」アワワ

唯(やっぱりこの子何も計画してないよぉ……)

梓「あ! そうだ! 二手に分かれましょう! 先輩はこのまま尾行を続けて下さい!」

梓「で、ムギ先輩が降りたら連絡して下さい! 私は後からタクシーで行きます!」



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:49:30.81 ID:Njui/pXp0

唯「ええぇーー……」

梓「大丈夫です! 私がサポートします! 何かあったら電話して下さい!」

唯「うぅ……もう、わかったよ……」

 ハッシャシマース





電車内!

 ガタタン…ゴトトン…

紬「暑かった~♪」ポタポタ

唯「……」コソリコソリ

唯(勢いで単独行動になっちゃったけど……)

唯(不安だよぉ……)

携帯『ヴーーヴーーヴーー ---着信 あずにゃん---』

唯(電話だ。あずにゃん、心配してくれてるのかなぁ?)

唯「(電車の中だけど……仕方ない!)ピッ はい、もしもし?」ヒソヒソ



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:50:21.48 ID:Njui/pXp0

梓『唯先輩! 聞いてください! ヤバくて! 大変なことになって!!』

唯(ええぇーーー!?)ガーン

唯「何でそっちがトラブルになってんの!? どうしたの!?」

梓『何かわかんないんですけど、大量の蟻が寄って来て、
  蟻に手足の自由を奪われそうなんですよぅ!』

唯(どんな状況!?)ガーン

梓『唯先輩! ど、どうしたらいいですか!? 
  ああ!? やめて! 内側に入らないで! ああぁ!』

唯「ええぇー……わかんないよぉ……えーと、水に飛び込む、とか……?」

電話『タタタッ……ザッパーン! ドボン! ブクブクブク……プッ、ツーーーツーーーツーーー……』

 ピッ

唯「…………」

唯(よぉ~し……監視に戻るぞぉ……)

 ガタタンゴトトン…

それから監視を続けましたが、驚くほど何もありませんでした







75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:53:41.99 ID:Njui/pXp0

しばらく後!

紬「着いた~♪」

紬「あ、融けてるわ~早く帰らないと~♪」ポタタッ

唯(あ! ムギちゃん降りた! 電話しないと!)

 ピポパ
 プルルルルル

梓『……はい、どうしました?』ポタポタ

唯「あ……さっき大丈夫だったの?」

梓『はい、何とか……豚足は沈んでしまいましたが』ポタポタ

唯「そうなんだ……あ、そうだ、ムギちゃん○△駅で降りたよ!」

梓『○△駅ですね!? わかりました! ヘイ! タクシー!』

運転手『はーい、どこま……でえぇ!? 何でキミずぶ濡れなの!?』

梓『いいから! ○△駅まで!』

運転手『いやいや、良くないよ……電車で行ったほうが早いでしょ?』



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:55:10.05 ID:Njui/pXp0

梓『違うんです! 先輩が豚足の塊で電車乗ったんですけど、
  学生グループのテンションが苦手で乗れなくて、

  二手に分かれたんですが蟻の大群に自由を奪われたから、
  タクシーで○△駅に行かないと駄目なんです!』

運転手『……! わかった、乗りな』

唯「……」

梓『じゃあ唯先輩! すぐに行きますんで尾行の続きお願いします!』

唯「うん……了解……」

 ピッ

唯(運転手さん……何がわかったというの……)

唯(世の中には私の知らないことがいっぱいあるんだなぁ……)

唯(不思議だなぁ……)ホゲ~

唯(まあ、友達を尾行してる私も十分不思議な存在だよね……)

唯(まあ最初は気乗りしなかったけど、
  実はムギちゃんの実家、気になってたんだよね~テヘヘ)

唯(もう近いのかなぁ~…………あれ……?)キョロキョロ

唯(あれ!? う、嘘……!?)キョロ!キョロロッ!



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:56:21.68 ID:Njui/pXp0

唯(……)

唯(見失っちゃった……)





しばらく後!

駅前!

 ブゥーン…キキッ
 ガチャ

梓「運転手さん、どーもです!」

梓「さてと……唯先輩どこにいるんだろ……」

梓「ちゃんと尾行できてるかな……電話してみよう」ピポ

唯「……あずにゃん」ヌウゥ

梓「あれ!? 唯先輩?」

唯「えとね、あの……ね」

梓「ムギ先輩、まだ駅にいるんですか? どのへんですか??」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:57:38.10 ID:Njui/pXp0

唯「あの……その……」

梓「??」

唯「……見失っちゃった」ボソッ

梓「え……」

唯「……ごめんね!」

梓「……」

唯(あずにゃん怒るかなぁ……見失わないよぉとか言っちゃったしなぁ……)

梓「先輩……」

唯(ひぃぃぃ)

梓「もう~! だめじゃないですか!」ニコッ

梓「なに落ち込んでるんです? 唯先輩は初PSPだから仕方ないです!」

梓「まだ近くにいるかもです! 探しましょう!」

唯「あずにゃん……」グスッ

梓「それに、唯先輩がいたからここまで来れたんですよ!
  私の方がミスしちゃってますからね…///」

唯「ハハハ……」



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 01:59:08.18 ID:Njui/pXp0

梓「コンビニで騒いじゃったり……」

唯「あれはびっくりだったよぉ」

梓「電車乗れなかったり……」

唯「あずにゃんは繊細だったんだねぇ」

梓「お寿司屋さんのいけすに飛び込んじゃったり……」

唯「あの時……かな? いけすに飛び込んだんだ……」

梓「唯先輩の名義であんな事しちゃったり……」

唯「え?」ピク

梓「タクシーの運転手さんと目を合わせて話せなかっ

唯「待って、あずにゃん……ちょっと待って……?」

梓「おじさんだったから、ちょっと怖くて……目見れなくて……」

唯「いやいいよ! それはいいよ! 
  何かどさくさでカミングアウトしてなかった……? 私の名義でどうとか……」

梓「……すみません……つい」

唯「え……!? 何やったの……?」



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 02:00:48.29 ID:Njui/pXp0

梓「すみません……グスッ……すみません……もうしませんから……」メソッ

唯「何泣いてんの……? 謝らないでよ……? ええぇーー? ちょっ」

唯「怖い怖い怖いっ! そういう反応が一番怖いよ! 何してくれちゃったの!?」ガーン

梓「……」

梓「そ、そうだ! アイス! 唯先輩! アイス食べましょう! ガリガリ君!」

唯「アイスを買いかぶり過ぎだよ! アイスって言えば私が何とかなると思ってるの!?」

唯「あと、ガリガリ君は売れ過ぎで販売停止中だよ!!」プンプン

梓(しまった……! スイカバーだったか……!)

梓(このピンチ……どう切り抜ければ……)

梓(……ん? あれって……もしかして!)

唯「聞いてんの!? 大体ね!? あずにゃんは昨日から頭がおかし

梓「唯先輩! あれ! 見てください!」

唯「ええ? 何?」

梓「水溜まりですよ! ほら!」

唯「だからなんなの!? 私があの水溜まり並って言いたいの!?」プンプン



81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/26(土) 02:01:42.86 ID:Njui/pXp0

梓「違います! ムギ先輩、見失ったけど……まだ大丈夫かもしれないんです!」

唯「??」

梓「物が動けば、そこに必ず跡が残ります……追跡(トラッキング)です!」

唯「トラ……え?」

梓「あの水溜まりは……たぶんムギ先輩が持ってた豚足の、
  保冷用の氷が融けたものだと思います!」

梓「ほらっ! 道みたいに続いてますよ! あの痕跡を追いましょう!」

唯「待ってよ! まだ話が終わってないでしょ!?」

 ジュワワ~

梓「あ!? 水溜まりが蒸発し始めた! 早く行きましょう! ほら!」タタタ

唯(押し切られた…)





それから……私達はムギちゃんが残したと思われる水溜まりを辿っていきました

途中、あずにゃんの前衛的なストーキングのせいで数々のピンチに見舞われましたが

ある建物に行き着くことができました



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梓「唯先輩、一緒にPSPしませんか?」#前編
[ 2011/02/27 11:34 ] コメディ | | CM(3)

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タイトル:
NO:1143 [ 2011/02/27 15:00 ] [ 編集 ]

久々に声出して笑ったw

タイトル:
NO:1144 [ 2011/02/27 15:17 ] [ 編集 ]

ワロタww
何かうすたっぽいノリだな

タイトル:
NO:3763 [ 2011/09/04 21:30 ] [ 編集 ]

うん…唯がツッコミに回るSSは名作が多いなwww

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