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紬「私、カタギのダチの指詰めるのが夢だったんじゃけえのう」 【ヤクザ】


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 15:02:02.92 ID:IOfFxcXS0

律「さー帰ろうぜ」

唯「今日も疲れたねー」

梓「全然練習してなかったじゃないですか」

紬「……」

律「あれ、ムギ帰んないのか」

紬「あ、今日は迎えが来るから」

唯「へえー、リッチだね」

紬「あ、来たわ」

「お嬢!お迎えにあがりやしたァ!」

梓「ひぃ!?」





3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 15:06:33.16 ID:IOfFxcXS0

「お嬢!お荷物お持ちいたしやす!」

紬「お願い」

「お嬢!今日は組の会合がありまさァ」

紬「面倒ねえ」

梓「……」

「ああん?何ガン付けてんだてめぇ」

梓「ひいっ!」

紬「やめなさい、その子たちは私の友達よ」

「そうでしたか、失礼いたしやした」

紬「じゃーねみんな、また明日~☆」

律「お、おう……」



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 15:13:00.45 ID:IOfFxcXS0

唯「ムギちゃんちのボディガードの人、すごいねー」

律「いや、あれはボディガードってよりも……」

梓「完全にヤのつく仕事の人ですよ」

律「でもなんでムギがあんなヤクザと?」

梓「はっ……もしかしてこの辺で有名な暴力団の琴吹組って
  もしかしてムギ先輩の家だったり?」

律「ま、まさかぁ……」

梓「いやでも、どう考えても今のは……」

律「……」

梓「……」

律「見なかったことにしよう」

梓「そうですね。
  唯先輩も他言無用ですよ」

唯「ほぇ?」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 15:20:53.34 ID:IOfFxcXS0

中野家。

梓「ただいまー」

父「ああ、おかえり」

梓「あれ、お父さんがこんな時間に家にいるなんてめずらしいね」

父「……」

梓「お母さんは?」

父「さっき出ていったよ」

梓「出て行ったって、どこに?」

父「実家に……」

梓「えっ!?」

父「すまない、梓」

梓「ど、どういうこと? 説明してよ」



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 15:26:09.12 ID:IOfFxcXS0

父「実はお父さん、もうずっと仕事の依頼がなかったんだ」

梓「ず、ずっとって……どれくらい?」

父「3年くらい前からかな」

梓「……」

父「自分の貯金を切り崩して給料と偽って
  お母さんに渡していたんだが、すぐに貯金も底をついて」

梓「……」

父「借金に手を出して……」

梓「……」

父「返済もままならず……」

梓「……」

父「闇金に……」

梓「それでお母さん出てっちゃったの……」

ドンドン
「オラァ出てこいや中野ォ!金返せゴルァァ!」

父「ひいいいいい!」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 15:32:35.76 ID:IOfFxcXS0

「オラてめぇデケエ家住んでんじゃねえか!」
「これとっとと売っぱらって返済に当てろや!」

父「無茶言わないでくださいい、娘もいるのに……」

梓「お、お父さん……」

「ほー、娘ってこいつか。なかなか可愛ええやないか」
「この家とどっちが高く売れるやろなぁ」

父「え、な、何を」

「借金の方に娘をもろてく、言うとんじゃい」

父「ば、馬鹿な! 江戸時代じゃあるまいし」

「ああ?お前なあ口ごたえ出来る立場や思てんのか!」
「とりあえずこの娘くれたら今日んとこは見逃してやらァ」

梓「い、いやですそんなの!
  助けてお父さん!」

父「梓……」

梓「お父さん……」

父「立派な風俗嬢になれよ」

梓「おとうさああああああああん!!!」




12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 15:34:55.57 ID:d5hpIPu80

クズすぎるwww





14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 15:41:48.18 ID:IOfFxcXS0

車に載せられる梓。

「クソみたいな親持つと苦労するのう!」

梓「お父さんはいいお父さんです……
  ちょっとだらしなくて頭が弱いだけで」

「それをクソみたいな親っちゅうんじゃ」

梓「私……これからどこに連れてかれるんですか」

「とりあえず事務所やのう」

梓「じ、事務所……」

「AVか風俗、どっちがええ?」

梓「どっちもいやです……」

「そういうわけにもいかんわい、
 お前はオヤジの代わりに借金かえさんといかんのやからなぁ」

梓「じゃあ普通に働いてお金稼ぎます……」

「ああ?そんなん通用するとおもとんかボケェ」

梓「ひいい!」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 15:47:25.49 ID:IOfFxcXS0

事務所。

「中野の娘連れてきましたぜえ」

梓「ううう……」

「おう、可愛い子やのう」
「こら高く売れるでぇ」

紬「あら、梓ちゃんじゃない」

梓「む、ムギ先輩!?
  やっぱりムギ先輩って暴力団の……」

紬「暴力団じゃなくて任侠と呼んでちょうだい」

梓「一緒ですよう」

「お嬢、知り合いですかい」

紬「ええ、部活の後輩よ」

梓「む、ムギ先輩、助けてください!
  私このままじゃ肉便器にされちゃいますう」

紬「うーん、そうねえ……」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 15:52:35.64 ID:IOfFxcXS0

紬「友達として助けてあげたいのはやまやまだけど、
  それとこれとは話が別だから」

梓「ええ!?」

紬「借りたものは返す。当たり前の話よね」

梓「そ、それはそうですけど私が借りたわけじゃ……」

紬「梓ちゃんのお父さんが借りたものなら
  梓ちゃんが借りたのと同じでしょう?
  そのお金で今まで生活してきてたんだから」

梓「そう言われればそうですけど……」

紬「どうしても返せないって言うんなら、
  別の方法でけじめをつけるしか無いわねぇ」

梓「べ、べ、別の方法……!?」

紬「ナイフを」

「へい、お嬢」

梓「ななんああな、ナイフ!?」

紬「私、カタギのダチの指詰めるのが夢だったんじゃけえのう」

梓「いやああああああああ!」




17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 15:56:45.52 ID:CtTigwN20

おい紬!!ふざけたこと言ってんじゃ…





18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 16:01:30.27 ID:IOfFxcXS0

紬「なーんてね、冗談よ。
  流石にカタギの人に指詰めなんてしないわ。カタギの人にはね」

梓「お、お、お、脅かさないでくださいよう」

紬「ごめんごめん。
  でも、風俗もイヤ、指詰めもイヤじゃあ、どうしようもないわね」

梓「な、なんでもしますから風俗だけは……」

紬「そう。なんでもするのね」

梓「は、はい」

紬「じゃあ私たちのお手伝いしてくれない?
  ちょっと今人手が足りなくってね~」

梓「お手伝いって、ヤクザの仕事のですか?」

紬「そうよ。イヤかしら?」

梓「い、イヤじゃないです……
  私に出来ることなら、やらせていただきます」

紬「そう、良かった~。
  じゃあ早速してもらいたいことがあるのー」

お父さん、お母さん、ごめんなさい。
私は今日からヤのつく自由業です。



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 16:09:33.73 ID:IOfFxcXS0

とある繁華街。

紬「梓ちゃん、あそこに秋山焼肉店っていう店があるでしょ」

梓「ありますね。
  一回行ったことありますけど、美味しかったですよ」

紬「私たちにとっては美味しくないのよ。
  あそこは私たちのショバなんだけど、
  私たちにショバ代を払おうとしないのね」

梓「へえ」

紬「それどころか真鍋組のヤクザを雇ってボディガードにしてる。
  このまま放置しておくと真鍋組をのさばることになるわ。
  そうなると私たちとしてはマズイのよね」

梓「はあ」

紬「そこで! 梓ちゃんには鉄砲玉になってほしいのよ~」

梓「てっぽーだま?
  なんですか、それ」

紬「秋山焼肉店に突撃して真鍋組のヤクザを刺し殺してくるだけの
  簡単なお仕事よ♪」

梓「へー、それは楽ちんですね……って、ええええええ!?」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 16:16:33.11 ID:IOfFxcXS0

紬「さあ頑張って!
  失敗しても大丈夫よ、真鍋組への脅しにはなるし」

梓「わ、私の身はどうなるんですか!?」

紬「……」

梓「ど、どうなるんですかあああああ!」

紬「はい、ナイフよ。早く行きなさい、
  これでお父さんの借金はチャラにしてあげるから」

梓「うわーん、これなら風俗のほうが良かったー!」

紬「今さら遅いわよ、梓ちゃん。
  こっちの世界に脚を踏み入れた人間は、
  もうカタギの世界に戻ることを許されないんだから」

梓「そんなぁ~!」

紬「ほら、早く行くのよ。ファイトよファイト!」

梓「わー、もう野となれ山となれですー!!
  真鍋組、覚悟おおおおおお――――!」だだだっ

紬「頑張ってね~」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 16:32:16.47 ID:IOfFxcXS0

梓が帰ってくることはなかった。
鉄砲玉だから当然といえば当然である。

梓は真鍋組のヤクザを殺せなかった。
ヤクザは梓を捕まえて、逆に真鍋組に引き込んだのだ。
真鍋組のヤクザは命の保証はすると言った。
死と隣合わせの危険な仕事なんて嫌だった梓は
その言葉に従って真鍋組へと寝返ったのだった。

梓から色々と情報を聞き出した真鍋組は
琴吹組との全面抗争に打って出た。
結果的に両方とも警察に逮捕されるという
喧嘩両成敗に終わってしまったのだが。

真鍋組も琴吹組も潰れ、ヤクザから解放された梓。
しかし紬が言っていたように
一度ヤクザの世界に脚を踏み入れた者は
普通の生活に戻ることなどできない。
ならば梓が生きていくすべは、ひとつ。

梓「こんばんは、ご指名ありがとうございます♪
  いっぱい気持ちよくなってってくださいね☆」

あんなにイヤがっていた風俗だったけれど
死ぬ危険のない仕事ってだけで嬉しいな……
と思う梓なのだった。

      お
        わ
          り




36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/01(火) 17:36:38.78 ID:2tYMbVOAO

え……普通に面白かったんだけど





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紬「私、カタギのダチの指詰めるのが夢だったんじゃけえのう」
[ 2011/03/01 20:47 ] ヤクザ | | CM(3)

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タイトル:
NO:1177 [ 2011/03/01 21:37 ] [ 編集 ]

>梓「む、ムギ先輩、助けてください!
>  私このままじゃ肉便器にされちゃいますう」

お前らこのセリフだけで1週間はオカズに困らないんだろ?きめーな

タイトル:
NO:1180 [ 2011/03/01 22:06 ] [ 編集 ]

SS自体も大概だが、管理人さんカテゴリ分けで「ヤクザ」とは…
確かにムギの家がヤのつく職業だというSSたまに見かけますが、
もしかして、今後も増量の予定が御有りですか?楽しそうです。

タイトル:
NO:1452 [ 2011/03/26 17:29 ] [ 編集 ]

>梓「む、ムギ先輩、助けてください!
>  私このままじゃ肉便器にされちゃいますう」

お前らこのセリフだけで1週間はオカズに困らないんだろ?きめーな

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