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憂「…ぶっ潰す」#後編 【アクション】


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憂「…ぶっ潰す」#前編




39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 21:56:20.66 ID:n1BpjM5L0

憂「…ん」
 
憂は、ふと目を覚ました。見知らぬ天井が見えた。
 
憂「…」
 
「目覚めたようね」
 
憂「!」
 
声のした方向へ視線だけ向けると、
そこには眼鏡をかけた知的な顔立ちの女が座っていた。
 
憂「ッ!」
 
憂はがばっと体を起こしかけた。
途端、体のあちこちに激痛が跳ね、慌てて体をもとに戻した。
それで、自分が柔らかい布団の上に寝ていることがわかった。
 
「無理しないで。大怪我してるのよ。だいぶうなされていたけど、大丈夫?」
 
憂はそれにきちんと答える余裕はなく、ただ、首を回して辺りを見た。
狭い部屋だった。
 
憂「…あなたは…誰…?」
 
和「私は和。大丈夫、あなたの味方よ」





41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 21:59:38.70 ID:n1BpjM5L0

和「あなた…ムギと戦ったんでしょ」
 
憂「…うん…どうして分かったの」
 
和「森から物凄い叫び声が聞こえたからね…
  行ってみたらあなたが倒れてたってわけ」
 
憂「…ありがとう…助けてくれて…」
 
和「まっ…助けたのは私じゃないけどね」
 
憂「…?」
 
和「私の仲間よ。今隣の部屋でご飯を作ってるわ」
 
ガチャ
純「和さん!ご飯出来たよ!…お!」
 
憂「…」
 
和「紹介するわ。純よ。この子があなたを助けようって言い出したのよ」
 
憂「ありがとう…」
 
純「いいってことよ!」
 
和「ところで…あなたの名前はなんていうのかしら?」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:05:44.69 ID:n1BpjM5L0

和「…そう…でも…なぜあなたのお姉ちゃんをさらっていったのかしら?」
 
憂「…分からない」
 
純「…まっ!でも…私たちの目標が一緒ってことは分かったね!」
 
憂「?」
 
和「…私たちも鬼退治が目的なのよ」
 
憂「!」
 
和「…私の一族はね…先祖代々キャベツを作ってきたの。キャベツ農家ね」
和「でも、先日現れた鬼が全部…理不尽に…!奪っていったわ…!」
和「私たち一族の誇りを…!いとも容易く…!蹂躙していった…!」ギリッ
 
憂「…」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:12:31.57 ID:n1BpjM5L0

純「私の家はね、ジャズクラブをやってるんだけど、突然現れた鬼に楽器を奪われたの」
純「鬼の狙いはなぜか左利き用の物だけだった。右利き用は全く被害に合わなかった…」
純「でもね…不幸にも…両親含むウチで働いてた演奏家たちの半分以上が左利きだったの。」
純「おかげでウチは破綻。家族もバラバラになったの…」
 
和「だから…私たちは復讐を誓ったのよ」
 
純「必ず…鬼を倒す」
 
憂「…」
 
憂「私も…何がなんでも…何をしてでも…お姉ちゃんを取り戻す」
 
和「…」
 
純「…」
 
憂「…」
 
和「…決まり…ね」
 
純「…かな」
 
憂「うん…行こう!一緒に!鬼を倒しに!」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:18:54.16 ID:n1BpjM5L0

「これでちょうど3対3になったわね」
 
純「各々の相手に集中してやれるね」
 
和「ええ。私がカチューシャとやるわ」
 
純「私が黒髪ロング」
 
憂「私が…ムギ…!!」
 
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
 
憂、和、純。
この3人が出会ったことで…
 
今、ひとつの運命に向かって、自分たちが進みつつあることを、
まだ、この時の彼女たちは知らない
 
この戦いが…やがて思わぬ方向に転び…
 
そして壮大な物語の幕開けとなることを…
 
この時の彼女たちには、知る由もなかったーーーーー。
 


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:25:52.25 ID:n1BpjM5L0

[一週間後]
 
憂、和、純の3人は、小船に揺られていた。今にも雨が落ちてきそうな曇り空だった。
 
和「見えてきたわ。鬼ヶ島よ」
 
前方にうっすらと島が見えた。
 
純「それにしても憂の回復力凄いな。あんな大怪我してたのにもう完治してるし」
 
憂「うん。なんか知らないけど、私、怪我治るの凄い速いんだ。お姉ちゃんもね」
 
純「お姉ちゃん…無事だと良いね」
 
憂「無事だよ…お姉ちゃんは」
 
純「分かるの?」
 
憂「うん。なんとなく…としか言えないけど…直感のようなものかな…無事だよ」
 
純「ふぅん。ま、良かったね!無事で!」
 
憂「うん…」
(今は…ね…)



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:30:35.00 ID:n1BpjM5L0

鬼ヶ島・紬の別荘]
 
唯「あはははは!これがチョーキングか~!あははははは!」みょ~ん、みょ~ん
 
澪「そ、そんなにツボ?」
 
律「……」
律は窓から外の海辺を眺めていた。
そして…
 
律「……来たぜ」
 
澪「!」
 
ムギ「…何人?」
 
律「3人だ」
 
ムギ(もう…さすがね…憂ちゃん…)
ムギ「…行きましょう」
 
律「ああ」
 
澪「うん」
 
唯「え?え?なになに?どうしたの?」



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:35:06.43 ID:n1BpjM5L0

律「唯…悪いがここで待っててくれ」
 
唯「えっ!3人で遊びに行くの!?やだ!私も行く!」
 
澪「唯…違うんだよ」
 
唯「やだやだ!私も海で泳ぐ!」
 
紬「唯ちゃん」ぎゅっ
 
紬は正面から優しく唯を抱きしめた。
 
唯「えっ…む、ムギちゃん!?」
 
紬「お願い唯ちゃん…言うことを聞いて…?」
 
そして体を離し両手を唯の肩に置き、まっすぐに唯を見据えた。
 


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:40:31.65 ID:n1BpjM5L0

紬「唯ちゃん…唯ちゃんは…私たちのこと好き?」
 
唯「うん!好きだよ!大好き!だから仲間外れになんかしないでよ…!」じわ
 
紬「私も唯ちゃんが大好きよ。りっちゃんも澪ちゃんもみんな唯ちゃんが大好き」
 
紬「だから…唯ちゃんを危険な目に合わせたくないの」
 
唯「危険…?」
 
紬「今は詳しいことは言えないわ。だけど時期が来たら必ず話すから…」
紬「だからお願い。言うことを聞いて」
 
唯「……!!」
 
唯は紬の…いや律、澪の…3人から発せられる尋常でない雰囲気を感じ取った。
なにか只ならぬ決意が篭った…ピリピリした殺伐とした空気。
 
唯「…わかったよ」



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:46:00.23 ID:n1BpjM5L0

紬「ありがとう」にこっ
 
紬「それと…この部屋に入る為の合言葉は覚えているよね?」
 
唯「うん…放課後ティータイム」
 
紬「そう。もし、誰かがこの部屋に入って来ようとしても絶対に開けちゃだめよ?」
紬「呼びかけに反応してもだめ」
 
唯「うん。ノック2回のあと放課後ティータイム…でしょ?」
 
紬「そう。開けて良いのはその合図があった時だけ」
 
唯「うん。わかった」
 
紬「じゃあ…私たちは行くから…必ず言われた通りにしてね?」
 
唯「わかったよ。ムギちゃんたちも…早く帰ってきてね」
 
紬「くすっ…ええ」にこっ



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:51:07.35 ID:n1BpjM5L0

[廊下]
 
玄関へと続く長い廊下を、3人は歩いていた。
 
律「しかし大丈夫か?唯を1人にして…デスデビルは…もう動いてるんだろ?」
 
紬「ええ…本当は私が部屋に残りたいけど…
  憂ちゃんの回復力を読み誤ったわ…憂ちゃんは私しか止められない」
 
澪「この場所までは…まだ悟られてないんだよな?デスデビルに」
 
紬「今のところはね…けど見つかるのも時間の問題ね」
 
律「ったく…あの人間共も私たちに感謝しろっつーんだよ」
 
紬「仕方ないわ。人間はデスデビルの存在を神話やおとぎ話でしか知らないんだもの」
 
澪「あの3人の人間と…協力することは…出来ないのかな」
 
紬「それも考えなかったわけじゃないけど…無理ね。
  人間にとって私たちは憎悪の対象でしかないわ」
 
律「だったら…仕方ないな…」
 
紬「ええ…唯ちゃんを守るためにも…」
 
澪「…」
 
紬「全力でぶちのめす」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 22:54:59.11 ID:n1BpjM5L0

[浜辺]
 
どんよりとした灰色の曇り空をバックに、3人の少女たちが小船から降りた。
 
そして3人はゆっくりと歩いて行く。
その強い意志が宿った双眸が見据えていたのは…
 
海風に髪をなびかせて静かに浜辺に佇む、3人の可憐な鬼たち。
 
ザッ…ザッ…ピタ…
 
憂「…」
 
紬「…」
 
ーーーーー
和「…」
 
律「…」
ーーーー
純「…」
 
澪「…」
ーーーー

少し冷気を含んだ海風が、6人の少女たちの髪をバサバサとなびかせていたーーー
 


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:00:19.11 ID:n1BpjM5L0

憂「…お姉ちゃんを取り戻しにきたわ」
紬「…」
 
憂「…」
紬「…」
 
憂「なんか言えや」
紬「…ねぇ…デスデビルって知ってるかしら」
 
憂「…デスデビル?」
 
和(…?)
純(…?)
 
紬「知らないようね」
 
憂「ごちゃごちゃうるせーよ。お姉ちゃんを返せ」
 
紬「いやだ…って言ったら?」
 
憂「…ぶっ潰す」
 
ざっ…ざっ…
ゆっくりと、和と純が横に移動して憂から離れていく。
視線は、片時も自分の相手から離さない。
律が、和と同じ速度で、和にぴったりとついていく。
澪も、純と同じ速度で、純にぴったりとついていく。
そして、充分な距離が開けた。
それぞれの戦いが…始まった。



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:04:04.56 ID:n1BpjM5L0

和「ひとつ聞きたいことがあるんだけど…」
 
律「ん?」
 
和「あなたは…農家の人が丹精込めて育てあげたキャベツを奪うとき…」
和「なにを考え、なにを感じているの?」
 
律「別になにも」
 
和「」
 
和の頭の中が怒りで赤く染まった。
 
和「クズめ…」すちゃ…
 
和は眼鏡を外した。
 
和「死で償え」
ゆらゆらと、和の体からオーラが真上に燃え上がった。
 
律「やれやれ…」ポリポリ
 
律はポリポリと右手で頭をかいた。
 
律(なにも知らねーくせに…)
 
律「いいぜ…来な」



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:07:22.57 ID:n1BpjM5L0

和「覚悟しなデコ」シャッ 
 
先にしかけたのは和の方だった。
ほとんど予備動作なしに、和の身体が動いた。
律に向かって和の肉体が疾った。
 
律「ふっ!」
 
瞬時に、律の肉体が反応していた。
自分に向かってきた和に向かって、右足を跳ねあげた。
カウンターのハイキックだった。
その足が宙を薙いだ。 
和の肉体が通るはずの空間を、律の足が大気を裂いて疾りぬけていた。
 
律「ちいっ」
 
和の肉体が消えていた。
いや、消えたのではない。
和の肉体は、平べったくなって、地に沈んでいたのである。
 
獣を真似た四つん這いの姿勢ではない。
和の肉体は、それよりもさらに低く沈んでいた。
腹が、砂に触れそうな程だ。
獣というよりは、蟲の姿勢であった。蜘蛛に似ていた。
 
すぐに、律は次の攻撃に転じていた。
虚空に疾り抜けた右足をひねり、もどしながら、
その踵を蜘蛛の背に打ち下ろしたのである。
どのような拳法の理論にもない動きーーー律らしい、強引な力技だった。
律の真骨頂がそこにあった。
がーーーーー。
 
踵は砂にめり込んでいた。



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:10:07.88 ID:n1BpjM5L0

和が地に伏した状態で避けたのである。
律がすかさず次の攻撃に転じようとした瞬間ーーーーー。
 
地面から、強烈なバネとスピードを秘めたものが跳ね上がってきた。
それは、槍のように、律の真下から、律の顎に向かって突き刺さってきた。
ぞくりと、律の背を、なにかが走った。
 
律「ちいいっ」
 
律は、後方にのけぞるようにしてそれをかわそうとした。
が。
 
それは、後方にのけぞった律の後を追って、
蛇のようになお深く律の顎の下に入り込んできた。
 
律「おらァ!」ガッ
 
律は、顎を垂直に立てて、
右手首をその跳ね上がってくるものに当て、外側にはじいた。
 
律の顎の数ミリ先を、それが天に向かって疾り抜けた。
それだけで、顎の先に火ぶくれが出来るような一撃であった。
 
天を向い律の眼に、曇り空が見えていた。
その中に、まず踵が、続いてつま先が伸び上がっていく。
いましがた、律の顎の先をすり抜けたものだ。
和が両足を揃え、逆立ちの姿勢で下から槍と化した踵を
律の顎に向かって跳ね上げたのである。
 


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:14:48.87 ID:n1BpjM5L0

律「!!」
 
律の視界の中で、天へ抜けたその足が、くるりと翻った。
 
ぞくり、
と、律の背に冷たいものが走った。
 
のけぞらせて、まるで無防備のまま空気にさらした喉に、
次の瞬間にはその足が叩き込まれてくるのが分かったからだ。
 
律が常人であったなら、この瞬間に、勝敗は決していたであろう。
さすがの鬼も、喉を蹴られたらひとたまりもない。
 
しかし、律もだてに鬼をやってるわけではなかった。
 
律「どるァ!!」
 
律は、宙で翻り、今、律の喉を襲ってきている和の足に攻撃をしかけたのである。
律は、跳躍した。
跳躍しながら、斜めに下りてくる和の足に向かって、おもいきり右肘を打ち込んでいた。
 
ごっ…!!!
鈍い音がした。律の肘と和の足が衝突した音だった。 
肉と肉、骨と骨がぶつかる音だ。



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:20:21.72 ID:n1BpjM5L0

律(…のヤロォ…!)
律は、宙から、怒りの篭った双眸で和を見下ろしていた。
 
和は、砂浜に両手をつき、逆立ちの姿勢で、ぎらりと律を下から睨んでいた。
 
律(普通喉元狙うか!?…ちょっとムカついたぜ!!!)
 
上から落ちざまに、
和の顎に全体重を乗せたつま先を落とせば、それで決着がつく。
 
律「悪く思うなよ!」
律の体が、左足のつま先から和の顎に向かって落下した。
 
しかし、和もまた常人ではなかった。
逆さになった自分の肉体の前面を
落下しつつある律に向かって、両膝を打ち込んできたのである。
常人になしうる動きではなかった。
 
律「!」
両腕をクロスさせて、律はその膝を受けた。
また、ごっ…という音が響いた。律の身体が、宙で押されて動いた。
 
和は、両腕のバネを使って砂浜から体を浮かせ、後方に身を転じていた。
 
律「オラァ!」
その顎の先を、落ちてゆく律の左足が追った。
律は落下中にもかかわらず蹴りを放ったのである。
しかし、その蹴りは和の顎の先をかすめただけだった。
 
律「」シュタッ
律が砂浜に両足をついて立っていた。
その時には、和もまた律の眼の前に立っていた。



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:25:04.64 ID:n1BpjM5L0

律と和は再び睨みあった。
律「けっ…真面目そうな顔して…随分えげつねぇ真似してくれんじゃん…おい」
 
和「…」
律「ま、それでいいんだよな…戦いってのはさ」
 
和「…」
律「だがそっちがそう来るなら…それなりの覚悟しとけよ?」
 
和「うるさいわね。鬼ってのはみんなあなたみたいにおしゃべりなのかしら」
律「ふっ…」ぐぐぐ…
律がゆっくりと腰を落とした。
ーーーー
こっちでは、澪と純が対峙していた。
 
純「ひとつ聞きたいことがあるんだけど」
澪「なに?」
 
純「あなたは…人が大切にしている楽器を奪うとき…
  なにを考え、なにを感じているの?」
澪「別になにも」
 
純「」
純の頭の中が怒りで赤く染まった。
 
純「クズめ…」
怒りのオーラが揺らめいた。
純「死で償え」ザッ
 
純が澪に向かって疾った。




67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:26:24.91 ID:H0wwPZbhO

展開が同じwww



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:26:35.34 ID:tRj4i8cM0

ハンタそんなに好きかww





69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:29:03.83 ID:n1BpjM5L0

そしてここでは、紬と憂が対峙していた。
 
憂「ひとつ聞きたいんだけど」
 
紬「なにかしら」
 
憂「あんたは、人のお姉ちゃんを奪うとき…」
憂「なにを考え、なにを感じているの?」
 
紬「別になにも」
 
憂「」
 
憂の頭の中が怒りで赤く染まった。
 
憂「クズめ」ゴオオオオォ
怒りのオーラが天に向かってほとばしった。
 
憂「死で償え」

憂「」ぐぐ…
 
紬「」ぐぐぐ…
 
2人が腰を落とし、
今まさにどちらからともなく攻撃をしかけようとしたーーーーー
その時だったーーーーーー
その場に、とてともなく巨大な異変が起きたのであるーーーー




70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:31:19.63 ID:/tpIFR9s0

こっちもかwwwwwwww





71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:32:30.61 ID:n1BpjM5L0

ず ん 
 
紬律澪「!!!!!」
 
憂和純「!!!!!」
 
6人は、まるで地震が起きたのかと思った。
しかし違った。
揺れたのは、震えたのは、大気だった。
 
そして砂浜の大気が、明らかに異常だった。
重くのしかかってくる、そんな禍々しい空気。
 
紬律澪(まさかっ!!!!)
 
そして鬼側3人が、その異常事態の原因に気付く。
 
紬「」ばっ!
 
紬が、上空を向いた。
 
憂も、紬と同じ方向を向いた。
 
憂の目に入ったのはーーーー空中に浮かぶ、4人の女たちだった。
 


73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:34:44.38 ID:n1BpjM5L0

紬「デスデビル…!!」
(くっ…もう見つかるなんて…!)
 
憂「デス…デビル…?」
(これが…)
 
律「くそっ!!!」だだっ
律が和そっちのけで紬の方へ走り出した。
 
和「!?」
 
澪「そんな…!!」だだっ
澪も走った。
 
純「…!!」
(なに…あいつら…浮いてる…!?)

キャサリン「…」
 
クリスティーナ「…」
 
ジェーン「…」
 
デラ「…」
 
デスデビルの4人が、不適な笑みを浮かべながら、見下ろしていた。



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:38:21.55 ID:n1BpjM5L0

キャサリン「さてムギちゃん…お取り込み中のところ悪いんだけど」 

そしてデスデビルのリーダー格だと思われるキャサリンが、口を開けた。
 
紬「…!!」ゴゴゴゴ
 
キャサリン「これから言う質問に正直に答えてちょうだい」
 
憂「…!!」ゴゴゴゴ
 
キャサリン「… ユ イ エ ル は…どこかしら?」
 
憂「!!!」
(…ユイ…エル…?)
 
紬「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
 
キャサリン「…」ゴゴゴゴゴゴ
 
憂「…」ゴゴゴゴゴ
 
海風がーーーその場にいる全員の髪をーーーなびかせていたーーー
 
この日ーーー
憂はーーーーー
己の宿命の敵とも言える存在とーーー
邂逅を果たしたのであるーーーーーー
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーTO BE CONTINUED>>



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:46:18.07 ID:n1BpjM5L0

ーーー次回予告!---
 
『大人しくユイエルを渡しなさい』
ーー突如現れた 最 凶 の 敵 !!!---
 
『敵の敵は味方…ってわけね』
ーー人類最強と金獅子がまさかのタッグ!?----
 
『唯先輩!逃げるです!』
ーーこのツインテールの少女はいったい!?----
 
『久しぶりねキャサリン…』
『私たちの可愛い娘に…随分なことしてくれてんじゃないの』
ーーーあの2人が参戦!?----
 
『死海文書に記された7大天使はあとアズニャエルとジュンダルフォン』
『よくも…お姉ちゃんを…』
『8番目の…天使…!?』
『ギー…太…?…なんだっけ…それ…』
『ぴゅあぴゅあ波ァーーーーーッ』
『ついにこの日が来たわ!ユイエルの覚醒よ!』
ーーー 物 語 は 加 速 す る !!!---

『澪のことか…澪のことかぁーーーーーーっ!!!!』
『唯ぃいいいいいいい!!!!!』
『もう…これで…終わってもいい…だから…ありったけを…』
『奴らの目的はマッディ・キャンディを起こすことよ』
『…ぶっ潰す』
ーーー乞う、ご期待!!!!



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:51:12.73 ID:n1BpjM5L0

かきふらい「…と、ここからバスタードみたいに黙示録も絡めて行こうかなと」
 
担当「…お前最近夢枕獏の小説読んだろ」
 
かきふらい「はい。参考にしました」
 
担当「参考ってレベルじゃねーぞ。戦闘シーンほとんど丸写しじゃねーか」
 
かきふらい「まぁ細かいことは置いといて…どうです?
      春から再開するけいおんはこういう路線で行こうかなと」
 
担当「これけいおんのキャラでやる必要あんの?」
 
かきふらい「けいおんだから良いんですよ。
      憂が唯を想う気持ち、HTTの絆も、もう皆知ってるじゃないですか」
 
担当「ふ~む…」
(ツッコミ所はいくつかあるが…下手に大学編とかやってグダグダになるよりは…)
(それにこういう萌え系本格ハードアクションも良いかも知れない…)
(クレイモアみたいに女剣士の戦いはありがちだが…女の子の素手ガチバトルは斬新かもな…)

担当「わかった!ちょっとこれでやってみようか」
 
かきふらい「やった♪」
 
ーーーーーーおしまい




78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:52:58.72 ID:FJYfA4zI0

おい




ちょっと次を期待してる自分が悔しい
もちろん書くんだよな?





79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:54:24.50 ID:vjdu57BT0

乙うい



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:54:33.19 ID:QRV20Che0

おいwwwww
面白かったよ



81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/05(土) 23:56:47.16 ID:S/PrCB55O

ちょwwww



83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/06(日) 00:11:42.47 ID:Ly/sQ5E4O


面白かった!wwww
オチもうまい



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/06(日) 00:21:38.95 ID:kqHcHuI2O






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タイトル:
NO:1269 [ 2011/03/06 14:13 ] [ 編集 ]

・・・ジャックと豆の木とか、たった一晩で雲を突き抜けるほど育ったり、雲の上を歩けたりだとかは、まぁ百歩譲ってよしとしよう・・メルヘンだしね。でも幼い少年が雲の上まで蔦を登っていける訳ないじゃん、あれ垂直だぜ、山じゃないんだよ、五合目まで乗り物で行ける訳じゃないんだよ、リ○ビタンD何本要るんだって話じゃん!
ちなみに、リポビ○ンDは、15歳以上1日一本までだから、気をつけてね。

タイトル:
NO:1270 [ 2011/03/06 14:24 ] [ 編集 ]

う~ん・・これと同じようなオチを前にも見たことあるような気がするんだけど・・気のせいだよね?
話に行き詰ったり、飽きたりしたら毎回このオチで誤魔化そうとか・・そういう事じゃないよね??
サクシャサマ、ガンパッテクダサイ、オウエンシテマス、オツオツ。

タイトル:
NO:1278 [ 2011/03/07 02:10 ] [ 編集 ]

拳王信代の復活は無いのか・・・

タイトル:
NO:1303 [ 2011/03/09 19:01 ] [ 編集 ]

ムカつく、誰がこんなオチを予想したか

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