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唯「がれりあんず!」#Stage-C 【クロス】


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唯「がれりあんず!」#index





127 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:26:21.47 ID:JDtC93tQ0


どしゃ降りの雨の中、私はある場所を目指していた
10GIAホテル
ここに和ちゃんが・・・
まだ無事なのか?もう捕まってしまったのか?
不安ばかりが募っていく・・・



126 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:24:47.84 ID:JDtC93tQ0

Stage-C
10GIAホテル

唯「ぼろっちいホテルだな~ここに和ちゃんがいるのか~」

フロントマン「いらっしゃいませ、御一人様でしょうか?」

唯「あ、あの~和という子が泊まってませんか?」

フロントマン「和様・・・さぁ、そんなお名前の方はお泊りではありません」

フロントマン「お客様のお部屋は、302号室です」

唯「はひっ、ありがとうございやす・・・」

唯「お部屋案内されたけど、先に和ちゃんを探さないと・・・
  宿泊部屋は2階からか・・・しらみつぶしに当たっていこう!」
  それにしても、フロントマンの横にいた女の子、凄い綺麗だったな~
  ベルボーイって言うのかな?ベルガール?・・・まぁいいや~」

横の女「・・・」





128 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:27:38.81 ID:JDtC93tQ0

2階!

唯「ようし!調べるぞ~!ここは・・・204号室か~
  何でここだけ、特別な作りになってるんだろう・・・」ペタペタ

キィィィン

唯「ふおっ!これは・・・男の人が踊ってる!腰のキレが素晴らしいね!」

唯「ドアは開かない・・・練習中なのかな?生で見たいよ~」

唯「次は203号か~、お!ここは開くよ!」

203号室!

唯「失礼しま~す」コソ

作業男「・・・・」チュィィィィン カチャカチャ

唯(凄い集中してる・・・邪魔しちゃ悪いかな)

作業男「僕は、とても忙しいんだ・・・僕が世界を変えるんだ!」

唯「ふえっ!?」

唯「(こ、このヤバそう・・・)失礼しました~」コソコソ



129 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:28:46.77 ID:JDtC93tQ0

2階!
唯「205号室は・・・カギがかかってる・・・」ガチャガチャ

キィィィン

唯「ん・・・鍵が見える・・・ここはフロントかな?」

唯「フロントに鍵があるってことは、ここは使われてないのかな?」

唯「202号室・・・この部屋もフロントに鍵がある・・・」キィィィン

唯「206号室は~、カギが開いてる!失礼しま~す」

206号室!

神父「君の欲しいものをあげるよ!」

唯「ふえっ!?」

神父「君の欲しいものをあげるよ!」ハァハァ

唯「あ、あの~・・・」

神父「こっちにおいで・・・」ハァハァ

唯「え?え?」

神父「コッチニオイデ・・・」ハァハァ

唯「し、失礼します!」ダダダ



130 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:29:32.82 ID:JDtC93tQ0

2階!

唯「す、すごい怖かったよ~何かベッドに拘束具があったし・・・
  捕まったらエライ目にあってたに違いないよ!」

唯「201号室は・・・留守みたいだな、カギじゃなくて人が視える キィィィン
  また、ここはあとで来よう」

唯「2階は全部調べたね!3階に行こう!」



131 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:30:00.72 ID:JDtC93tQ0

3階!

唯「と、いうわけで3階です!」

唯「手前から順に調べていくよ!304号室から調べよう!」ガチャ

              キィィィン

唯「これは・・・服がいっぱいある・・・それと人形が吊るされてる・・・」

唯「何か不気味だな・・・鍵開いてるから一応入ろう・・・」

304号室!

女「もう知らない!もう知らない!」

唯(あ、この人・・・人形じゃなかったんだ・・・変態さんかな・・・)シツレイシマシタ



132 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:30:28.96 ID:JDtC93tQ0

3階!

唯「このホテル変態さんばっかりだな~え~っと、次は303号室っと」

303号室!

酒男「んぐっんぐっ!!ぷはぁ!何だてめぇ!?勝手に入ってくんな!死にてぇのか?」

唯「ま、待ってください!人を捜してるんです!」

酒男「とっと失せな!殴られたくなかったらな・・・」

唯「ま、まってください!」

酒男「うるせぇ!女だからって容赦しねぇぞ!」

唯「ほ、ほい・・!失礼しやした・・・」



133 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:30:56.48 ID:JDtC93tQ0

3階!

唯「こ、怖かったよ~~!でも、会話が成立しただけでもマシなほうかな?」

唯「305号室はカギがかかってる・・・フロントに鍵があるな~」キィィィン

唯「次は302号室・・・私の部屋だ!とりあえず入ってみよう!」



134 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:31:24.55 ID:JDtC93tQ0

302号室!

唯「ふい~(和ちゃん・・・どこにいるの?どうして私を呼んでくれないの!?)」

ジリリリリリン!ジリリリリリン!

唯「!!」

ガチャ

唯「はいもしもし~」

フロントマン「フロントでございます。何か御用がございましたら
        ダイヤル9をお回しください。」

唯「わかりました~」ガチャン

唯「和ちゃん・・・」



135 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:32:02.95 ID:JDtC93tQ0

一方そのころ、フロントでは・・・

ホテルに一人の女性が入ってきた
後ろにスーツを着たラビット数人を従えている

頭に黄色いカチューシャをし、
露出の高いバーテンダーのような格好をしていた

彼女は何かを確認するかのように周りを見渡し、
受付に立っているベルガールに話しかける

?「よっ!澪ちゅわん!いい子にしてたかな?」

澪「律・・・」

澪と呼ばれた女性は、
黒い髪、オレンジの服、豊満な胸、律と呼ばれた女性より高い身長

男性なら誰もが振り向くほどの容姿だが、
その表情は常に何かに脅えているかのようだった

律「さあ!これカナリアは鳥籠の中って訳だ!」

澪はその言葉を聞き、口元を歪める
その横には、肉塊になったフロントマンが横たわっていた



136 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:32:33.50 ID:JDtC93tQ0

302号室!

唯「う~ん・・・ダメだ!悩んでたって仕方がない!顔でも洗って
  気分さっぱりしよう!あれ?鏡に何か貼ってある・・・」

ご用命承ります 306号室

唯「何これ・・・どうしてこんな物がこの部屋に・・・」サワ

              キィィィン

律『捜してる人は見つかったか~?』

唯「ふえっ!な、何今の・・・まさか!ドロシーの手先!?」

唯「306号室・・・行ってみようかな・・・」

306号室前!

唯「罠かもしれない・・・用心して行こう!」



137 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:33:01.26 ID:JDtC93tQ0

306号室!

男「何だお前は?」

唯「(あれ?普通の人・・・?)あ、あの!人を捜してるんです!」

男「名前は?」

唯「唯・・・平沢 唯・・・」

男「・・・・」ジロジロ

唯(何かジロジロ見られてるよ~さっきの変態さんと同類かも・・・)

男「別に怪しくはなさそうだな。わかった、“向こう”と連絡を取っておく」

唯「む、向こうってどこですか?」

男「向こうは向こうだ。さぁ、部屋から出て行ってくれ」グイグイ

唯「あ、ちょ、ちょっとまってバタン



138 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:33:29.09 ID:JDtC93tQ0

唯「追い出されちゃったよ・・・
  仕方ないな~しばらくしたら、もう一回寄ってみよう」

唯「最後は301号室だけど、カギが掛かってるな~・・・」

唯「フロントマンの人に事情を説明して、使ってない部屋をあけてもらおうかな!
  もしかしたら、和ちゃんもいるかもしれないし・・・」



139 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:33:56.47 ID:JDtC93tQ0

1階!

唯「すいませ~ん、ちょっと他の部屋を・・・ってあれ?誰もいない・・・」

唯「・・・カギだけ拝借しようっかな」テヘヘ

唯「それではさっそく・・・失礼しま~す・・・・っ!!!」

唯「な、なにこれ・・・・血の跡!?」

唯「へ、部屋のカギが無くなってる!顧客リストも・・・どうなってるの!?」

唯「血の跡が奥の部屋に続いている・・・い、行ってみよう」



140 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:34:31.22 ID:JDtC93tQ0

バックルーム!

唯「ひぃっ!フ、フロントマンが死んでる・・・どうして・・・」サワ

              キィィィン

澪『律ぅ、あいつがやってきたよ』

律『や~っぱりここに、和がいるんだな~』

澪『ねぇ・・・殺していいの?』

律『ちょい待ち、和を捜し出すまでは』

澪『・・・うん、わかった』

律『いい子だな・・・澪』

唯「会話してるってことは・・・二人以上ってことか・・・」



141 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:35:08.67 ID:JDtC93tQ0

唯「これはブレーカーかな?下手に触らない方がよさそうだな~」

フロント!

唯「これからどうしよう・・・カギも無くなっちゃったし・・・」

男「おい」

唯「あ・・・306号室の人」

男「204号室だ、お前の欲しい物がそこにある。
  ドアを開ける時のノックはこうだ」

コン コンコンコン コン

唯「あ、ありがとうございます・・・」

唯「204号室・・・そこに和ちゃんがいるのかな?」



142 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:35:36.41 ID:JDtC93tQ0

2階!

唯「たしかノックは・・・」

コン コンコンコン コン

声「入んな」

唯「おお、一発でできたよ!失礼しま~す」



143 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:36:04.30 ID:JDtC93tQ0

204号室!

ヤク男「新顔だな~!まだガキだってのにクスリか?荒んでるねぇ~」

唯「どうして・・・そのことを」

ヤク男「顔だよ!かぁお!クスリで荒れて、枯れ葉みてぇだ!
    お前みたいなのを上客って言うんだ、さ!何が欲しいんだ?
    スキップか?アポリナールか・・・?」

唯「あ、あの・・・和ちゃんって知ってますか?」

ヤク男「ノドカチャン?そんなクスリは知らねぇな~
    あ~ここにクスリは持っていっていいぜぇ~
    あんた上客みてぇだから、特別にツケといてやるよ!
    あとで、たんまり請求するからよぉ~」

唯「は、はい・・・ありがとうございます(和ちゃんのことは知らないっぽいな)」



144 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:36:42.75 ID:JDtC93tQ0

唯「(お薬もいっぱいもらったし、そろそろ出ようかな)あ、あの、失礼しました」

ヤク男「あ~ちょっと待ちな!新しいクスリをやるよ、きっと病みつきになるぜぇ!?」

―“アポリナール”を手に入れた―
―“D-フェロン”を手に入れた―

ヤク男「それと・・・ノドカってもしかして人のことか?」

唯「知ってるんですか!?」

ヤク男「俺は知らねぇよ!人捜しなら201号室へ行ってみな
    奴なら住み込みの配管工だから、このホテルのことは何でも知ってるぜ」

唯「は、はい!ありがとうございます!失礼します!」



145 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:37:09.25 ID:JDtC93tQ0

2階!

唯「お薬ばっかりもらって、
  手がかり無しと思ってたけど良かったよ!201号室に行こう!」

唯「むむむ、物音は聞こえるけど返事は無い・・・開けちゃってもいいのかな?」

声「誰ださっきから!」

唯「は、はひ!き、聞きたいことがあるんです!」

声「はいれ」

唯「失礼します!」



146 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:37:36.81 ID:JDtC93tQ0

201号室!

配管工「何か用かい?」

唯「そこで何してるんですか?」

配管工「見りゃわかんだろ?スチームの配管修理さ。こんなスラムの安ホテルじゃ
    暖房は未だにスチームってワケさ。なんせ市が供給してる電気は
    バカ高い上に、供給量が制限されてるからなぁ。」

唯「そうなんですか~。あ、人を捜してるんです!和って人なんですけど・・・」

配管工「和って名前かどうか知らないけど、このホテルに泊まってる女なら
    304号室だけだぜ」

唯「そうですか・・・ありがとうございました」



147 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:38:05.13 ID:JDtC93tQ0

2階!

唯「304号室に行ってみよう・・・」

?「君・・・」

唯「あ、あなたはさっきの・・・あ!ちょっと引っ張らないで!きゃあ!」

206号室!

神父「君、可愛い顔してるねぇ~モテるんだろぉ?」ダキッ

唯「ひっ」

神父「怖がらなくてもいいんだよぉ?君の望むものはあげるんだから・・・」

唯「や、やめてください!」バシ!

ダダダ ガチャバタン!



148 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:38:36.37 ID:JDtC93tQ0

202号室!

唯「こ、怖かったよ~咄嗟に近くの部屋に逃げ込んじゃったよ!」

唯「あれ?この部屋・・・さっきカギかかってたような・・・」

唯「う~ん、和ちゃんの手がかりになるような物はないか~
  ここが空いてるってことは、他の閉まってた部屋も開いてるかな?」

205号室!

唯「やっぱり開いてた・・・でも、手がかりはなし・・・」

2階!

唯「そろそろ3階に・・・ってこれ何だろう?柱時計かな?」サワ

              キィィィン



149 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:39:07.27 ID:JDtC93tQ0

澪『一人ずつ殺せば和が残るじゃないか・・・』

唯「っ!い、今の・・・一人ずつって・・・もしかして
  他のお客さんも殺すってことなのかな・・・」

唯「3階に行って、他の人たちの様子も見にいこう!」



150 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:39:42.64 ID:JDtC93tQ0

3階!

唯「あっ!」

ラビットS「!?」

唯「ふんむむむむ~フンス!」ドン!

ラビットS「ぐあっ!!」ドサツ

唯「包帯男がこんなところに・・・304号室の人は無事かな・・・
  あ、泣き声が聞こえる・・・」

304号室!

女「何よ!今さら宥めに来たって遅いわ!死んでやるんだからぁ!」

唯「ええっ!」

女「あ」

女「ごめんなさい!人違いしちゃった!・・・ってあれ?
  あんた、どうやって入ってきたの?」

唯「ドアが・・・開いてました」

女「あら、そうなの・・・・・・子供にはわからないことなのよ!出てって」

唯「あの!人捜しをしているんです!
  和っていう女の子を捜してるんだけど・・・」

女「う~ん、知らないわね~」

唯「そうですか・・・失礼しました」



151 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:42:02.11 ID:JDtC93tQ0



3階!

唯「303号室に行ってみよう・・・」

303号室!

酒男「あぁ!?てめぇなめてんのかぁ?目ざわりなんだよ!」ブン

唯「きゃっ!」

酒男「ちっ・・・!どうやら組織と関係ない奴のようだな。
   1つ手伝ってくれないか?
   
   205号室で連絡を取ることになってる、
   303号室に頼まれたと言えばわかる。悪いな、頼んだぞ」

唯「あ、わかりました・・・」



152 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:42:40.68 ID:JDtC93tQ0

3階!

唯「何か頼まれちゃった・・・でも、205号室って誰もいなかったような・・・」

唯「一応行ってみよう!」

205号室!

唯「やっぱり誰もいないや~」

ジリリリリリン

唯「ふおっ!で、電話だ・・・」ガチャ

唯「も、もしもし」

声「俺だ!どうも尾けられてるらしい・・・
  今日、そっちへ向かうことはできない。また、連絡する」

ツーツー

唯「な、なんだったんだろう・・・とりあえず報告しよう」



153 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:44:39.52 ID:JDtC93tQ0

2階!

ラビットS「っ!フン」ドン

唯「うわあ!ここにも・・・しかも二体!」

ラビットS「フン!」ドン

唯「おっと!ふんむむむむ~フンス!」ゴォ

ラビットS「「ぐおおおおおおおっ!」」ボワァッ!

唯「いきなり出てくるからビックリしたよ!」

303号室

唯「あれ?いない・・・どこにいったんだろう~
  浴槽に何か・・・うっ!こ、これって・・・」

浴槽には血に浸かって酒男が死んでいた

唯「ヒドイ・・・」サワ

              キィィィン

唯「この人・・・どこかで・・・」

唯「とりあえず、この階の人たちが危ない!急がないと次の犠牲者が!」



154 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:45:12.20 ID:JDtC93tQ0

3階!

唯「304号室からは泣き声が聞こえるから大丈夫っぽいね・・・他の部屋を当たろう」

唯「305号室には何もなかった・・・次は306号室に行こう!」

?「あ、あの・・・」

唯「は、はい!あ、ベルガールさん!」

澪「301号室の方が、唯様をお呼びです」

唯「あ、わかりました・・・ありがとうございます」ペコ

澪「いえ・・・」

唯(誰だろう・・・もしかして、和ちゃん!?)タッタッタ

澪「・・・いひひ」



155 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:45:42.34 ID:JDtC93tQ0

301号室!

唯「和ちゃん!」バタン

唯「って誰もいない・・・!!?あの部屋から気配が・・・」

唯「何かイヤな感じ・・・あ、そういえば新しいクスリもらってたんだ・・・
  今のうちに使っておこう・・・」カチャ

―“D-フェロン”を服用した―

唯「くぅ・・・和ちゃん?和ちゃんなの!?返事して!」

ドンドン!

唯「ナルコン!?ま、まさか!」

ラビットS「・・・」

唯「包帯男!ふんむむむむ~」ギュルルルルル

ラビットS「!?」

唯「あ、相手が浮いてる・・・フンス!」ドゴン!

ラビットS「」グシャッ!

唯「はぁっはぁっ!凄い力だ・・・これが新しいクスリ・・・」

唯「ベルガールさんが言ってた部屋で間違いないはずだよね・・・
  あの人ちょっと怪しいかもしれないな~」

唯「ん?机の上に紙が・・・」カサ



156 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:46:10.54 ID:JDtC93tQ0

手紙にはこう書かれていた

唯、追っ手が迫ってきたわ
感じるの、強い力がホテルを取り囲むのを

ずっとこの部屋で、あなたを待っていたけど、もう待てない

やっとあなたの声が聞こえたのに
やっとあなたの心に触れたのに

あなたに会いたい
あなたの声に応えたい

けど、もしテレパシーをスキャンされたら・・・
あなたなら、きっと私を見つけてくれるわ

そばに来て、唯。
私を、このホテルから連れ出して
                    和

―“和の手紙”を手に入れた―



157 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:46:39.94 ID:JDtC93tQ0

唯「和ちゃんこの部屋にいたんだ・・・」

唯「もう少し早くここに辿りついてたら・・・ごめんね和ちゃん」



158 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:47:08.13 ID:JDtC93tQ0

3階!

唯「306号室にもいなかった・・・次は2階からもう一回見て回ろう・・・」

唯「あれ?304号室から泣き声が聞こえなくなってる・・・まさか!」

304号室!

部屋に入ると女性の死体が・・・
死体に触れると酒男と同様の映像が映し出された

唯「303号室と同じ・・・」



159 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:47:35.54 ID:JDtC93tQ0

2階!

唯「包帯男はいない・・・お薬屋さん!生きてて!」

204号室!

ヤク男「どうした?ツケを払いに来たのかぁ?」

唯「(生きてた!)あ、あの!ホテルに変な人がうろついているんで、注意してください!」

ヤク男「何言ってんだ?このホテルには変人しかいねぇよ!お前も含めてなぁ!」

唯「ほ、本当なんです!信じて!」

ヤク男「あ~わかったわかった!ヤクをキメないんなら部屋から出てくれ!
    まったく・・・イカレちまったのかぁ・・・」ブツブツ

唯「あ、ちょっとまって バタン



160 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:48:05.25 ID:JDtC93tQ0

唯「信じてくれたのかな・・・次は、203号室か」

203号室!

唯「(あ・・・この人か)あ、あの~・・・」

作業男「・・・君も僕の研究に参加したいのかい?」

作業男「困ったな、応募が殺到しているんだよ・・・」

作業男「まとめて面接するからさぁ・・・あとで305号室に来てくれないなぁ」

作業男「君の捜してる人もきっと来るさ、
    僕のこの計画に参加できるのだからね・・・」

唯「・・・失礼しました」

2階!

唯「とりあえず、305号室に行こう・・・」



161 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:49:22.28 ID:JDtC93tQ0

305号室!

部屋に入るとラビット数体に襲われた
なんとか撃退したが、203号室の人間はグルだと思い
急いで203号室に戻ったが作業男は殺されていた

唯「この人も・・・やっぱり一人ずつ殺していってる・・・」

201号室!

唯「おじさん!・・・いない!どこに行ったんだろう・・・」

唯「あとは206号室・・・行きたくないけど、人が死ぬのはもっとイヤだよ!」



162 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:49:51.61 ID:JDtC93tQ0

206号室!

唯「失礼します・・・」

神父「・・・」

唯「あ、あの~」

神父「君は神の存在を信じるかい?」

唯「え?」

神父「この広大な宇宙に広がる、未知なる絶大なエネルギー」

神父「草に花が咲くように・・・木には果実が実るように」

神父「そのエネルギーを感じれば希望が叶う、そんなエネルギーが溢れている・・・」

神父「その部屋は202号室・・・内緒だよ」

唯「」



163 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:50:36.48 ID:JDtC93tQ0

202号室!

部屋に入るとラビットに襲われる
撃退し、部屋から出て206号室に行くと
神父が磔にされて殺されていた

唯「この人も・・・」

部屋から出ると柱時計の前にベルガールが立っている
動かなくなった時計を修理してるみたいだ

唯(そうだ!ベルガールさんに今起こってることを説明しよう!)

ベルガールに近づく唯
だが、様子がおかしい・・・
時計を修理しているが時計の針は
現在の時刻と食い違っている
柱時計の指した時間は・・・

2時50分



164 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:51:09.83 ID:JDtC93tQ0

唯(あれ・・・この時間どこかで・・・ううっ!?)

唯(私の家で、お父さんとお母さんが殺された時の時計も確か・・・2時50分!)

澪『君が生きてるってことは・・・紬は死んだみたいだね、私の名前は秋山 澪』

唯「こ、声が、頭の中に・・・」

澪『今度は君が死ぬ番だよ』

唯「澪・・・ちゃん、みんな澪ちゃんが殺したの!?」

澪「な、馴れ馴れしく呼ぶなよ・・・」ビクビク



165 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:51:39.39 ID:JDtC93tQ0

唯「いいから答えて!」

澪は肯定の微笑を浮かべる
彼女が廊下を見ると炎の壁が迫っていた

唯「き、きゃあああああああああああああ」

和(やめて!)

澪(人を殺したからって、なんだって言うんだ?)

澪(おかあs、ママに逆らうからいけないんだ・・・)

澪(だ、だからエリザベスが来て、乗っ取られちゃうんだ・・・)

澪(わ、わたしのママはとっても怖いんだ・・・)

澪(ママの言うことは・・・守らなくちゃいけないんだ!)

澪が力を込めると炎の勢いは増した

唯「ぐうううう!ううううううううう!」

澪「し、仕方がないよ・・・お、お前もそうやって人を殺してきたんだから」

?(やめなさい!クスリの時間ですよ!)

澪(マ、ママ?ヒィィ!ご、ごめんなさい!
  もうしません!イヤダ!クスリはイヤダ!
  だって・・・だってまだ、2時50分だよおおぉぉぉぉぉ!)

澪は頭を抱え出し、天井に溶け込むように姿を消した



166 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:52:08.08 ID:JDtC93tQ0

唯「ううう・・・あ、あれ?澪ちゃんが上に消えて・・・それにあの炎は?」

和(唯、聞こえる?)

唯(和ちゃん!和ちゃんの声、聞こえるよ!今どこにいるの?)

和(唯、聞いて。澪の悲しい心が見えたわ。来て、唯・・・)

唯(和ちゃん・・・)



167 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:52:37.66 ID:JDtC93tQ0

唯「澪ちゃんは上にいったよね・・・追いかけよう!」

3階!

唯「いた!305号室に入っていく!」



168 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:53:08.26 ID:JDtC93tQ0

305号室!

唯「澪ちゃん!」バタン

澪「・・・」

唯「澪ちゃんは、お父さんやお母さん、それに無関係の人たちにも手をかけた・・・
  絶対に・・・絶対に許さないよ!」ヒョイパク

―“スキップ”を服用した―

澪「ママの命令なんだ・・・エリザベスが私を操って・・・ママは怖いんだ・・・」ブツブツ

唯「よさこい!」



169 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:53:40.81 ID:JDtC93tQ0

澪「・・・こ、今度は失敗しないよ、ママ・・・」

澪「・・・」スタスタ

唯「あ、あるいてこっちに来る!?ふんむむむむ~フンス!」ドン!

澪「・・・」フッ

唯「き、消えた・・・あ、あんなところに!」

澪「死んじゃえぇ!」ボッ!

唯「澪ちゃんの体から火が!?くっ!」ゴロ

澪「ミエナイキコエナイ・・・ミエナイキコエナイ」ブツブツ

ゾンビ「あああああっ・・・」

唯「こ、今度は怪物が・・・ふんむむむむ~フンス!」ドウン!

ゾンビ「あばああああっ!」ドシャ



170 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:54:16.22 ID:JDtC93tQ0

唯(澪ちゃんの能力って何なんだろう?
  火を出したり、消えたり、ゾンビが出てきたり・・・)

澪「早く死んでよぉぉ!ママに怒られるだろぉ!」ボッ

ゾンビ共「ごおおおおおおおおおお!」

唯「きゃあ!」ガシッ!

澪「や、やった!捕まえた!これでもうママに怒られない!!
  律にも褒めてもらえる!ひひ・・・いひひひひひひひひ!」

唯「ぐうううう(怪物の数が多すぎる・・・このままじゃ!)」

澪「律に頭なでてもらってぇ♪
  ママにもおねだりしてみようかな?ひひっ!
  私の頭の中のエリザベスを追い出してもらおうかなっ!
  
  あ、そうだ!
  詩を作って、律やママの前で発表しよう!
  きっと、また褒めてもらえる・・・!」

唯(ダメだぁ・・・息ができない・・・
  私、死ぬのかなぁ?ごめんね・・・和ちゃん)

澪「そうだ!今ならいい詩が書けそう!
  早速作ろうかな!いひひひっ!
  
  え~っと・・・
  大切なあなたに、カラメルソース!グラニュー糖に・・・」ブツブツ



171 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:55:05.86 ID:JDtC93tQ0

和(唯!しっかりして!それは幻覚よ!)

唯(和ちゃん!?幻覚ってどういうこと?)

和(澪の能力の1つよ、そこには何も無いの!信じて!)

唯(わ、わかったよ和ちゃん・・・ふんむむむむ~!!)キィィィン

澪「あなたの火加減で・・・!?な、なんで・・・」



172 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:55:39.34 ID:JDtC93tQ0

澪が唯を見る
唯を拘束していたゾンビ達は
既に消えていた

唯「澪ちゃん・・・終わりだよ!澪ちゃんの力は、もう私には効かない」

澪「どうして・・・どうして!」

唯「ふんむむむむ~フンスフンスフンス!!」ドウンドウンドウン!

澪「うああああああああああああ!」ドシャアッ

唯「ふぅ~今回もどうにかなった・・・ありがとう、和ちゃん」

唯「!?これは・・・!頭の中に・・・・ううっ!!」



173 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:56:12.35 ID:JDtC93tQ0

唯が目を開けると
何も無い白い空間が広がっていた
その中心には膝を抱えて座っている澪と
山中医院長が立っていた

澪「お願い・・・ママには言わないで・・・
  私が失敗したって、ママには言わないで」

澪「叱られるんだ・・・っ!ひどく叱られて、
  苦しいクスリを飲まされるんだ!」

さわ子「澪ちゃん。あなたのママはあなたが強くなることを望んでいる
    クスリを嫌がっちゃいけないわ」

澪「だ、だって!クスリを飲むと、私の中のエリザベスが出てくるんだ!
  本当の私が、食べられちゃうんだよおおぉぉぉぉ!」

さわ子「・・・もう3時ね、クスリの時間よ?」

澪「うううウソだ!まだ、2時50分だよぉぉ!クスリの時間はまだだ!」

さわ子「うるせぇよ!この雌豚がぁ!」スチャ

澪「あ・・・あああああああああ」



174 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:58:34.74 ID:JDtC93tQ0

唯(これ・・・澪ちゃんの記憶?)

澪(違うんだ・・・私がやったんじゃない・・・)

唯(澪ちゃん!?)

澪(私の中にエリザベスがいて、そいつが・・・みんな私の所為にするんだ・・・)

澪(私じゃないんだよぉぉ・・・信じて・・・お願い・・・)

唯(・・・・)

澪「私が失敗したこと・・・ママには内緒だよ・・・内緒・・・だよ・・・」

唯「澪ちゃん・・・」

澪「ミエナイ・・・キコエ・・・ナイ・・・」



175 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:59:04.73 ID:JDtC93tQ0

両親の仇を取ったのに
何故か心が苦しい
唯の心はいつまでたっても晴れなかった・・・



176 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:59:30.50 ID:JDtC93tQ0

唯「澪ちゃんのことは・・・忘れないよ・・・」

1階!

配管工「よぉ、また会ったな」

唯「あ、配管工さん・・・何してるんですか?(良かった、生きてた)」

配管工「見りゃわかんだろう、このホテルの見取り図を見てんだ
    ここは古いホテルを壊して作ったんで、配管が厄介なんだ」

唯(見てもわかんないよ・・・)

配管工「ほら、見てみな。隣の潰れちまったレストランと
    ボイラーが共同になってるだろ?まったく、厄介な建物だよ」

唯「潰れたレストラン・・・
  ボイラー室を抜ければ、そのレストランに行けるんですか?」

配管工「さぁ?行けるんじゃねぇか。
    まぁ、潰れちまってるから飯は食えねぇけどな」

唯「ははは・・・(そうだったのか・・・)」



177 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 00:59:58.86 ID:JDtC93tQ0

ボイラー室!

唯「凄く蒸し暑い・・・
  あ、エレベーターがあるけど、電源が入ってない・・・」サワ

              キィィィン

唯「今のはブレーカー・・・電源が落ちてたのが見えた・・・
  あ、ボイラーが共同って言ってたな・・・じゃあホテルの電源を落とせば!」



178 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:00:31.71 ID:JDtC93tQ0

バックルーム!

唯「電源を落として・・・」ガチャン

唯「ふお!真っ暗になったよ!ボイラー室に急ごう」



179 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:01:00.75 ID:JDtC93tQ0

ボイラー室!

唯「おお~ここは暗くないね!エレベーター動くかな?」

ヒタヒタ



180 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:01:39.58 ID:JDtC93tQ0

唯「ん?今何か音が・・・」クルッ

唯が振り向くと
人の形をしていたが、全身が赤黒くて
目は無く、口だけが大きく開いてる化物がそこにいた

アラベスク「ハアァァァァァァァ・・・」

唯「」

アラベスク「ハアァァァァ・・・」ビチャビチャ

唯「」



181 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:02:08.68 ID:JDtC93tQ0

唯「きゃわわわわわわ・・・・ひいいいいいいいいいい」ダダダ

唯「早く!早くエレベーターを!」カチカチ

アラベスク「キシャアアアアアア!」

唯「ひぃっ!こ、来ないで!」ドン!

アラベスク「シャッ!」ドサッ

唯「来た!急げ!」ダダダ

エレベーター内!

唯「はぁっはぁっ!い、今のは病院の保育器の中にいた化け物!
  目の前で見ちゃったよ~凄く気持ち悪かったよ・・・」



182 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:02:42.48 ID:JDtC93tQ0

厨房!
唯「ここには・・・誰もいないか~、あ!あのドアかな?」

店内!

唯「広い部屋だな~・・・!?誰かいる!」



183 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:03:09.04 ID:JDtC93tQ0

ソファーには女の子が眠っていた
ボーイッシュな茶色いショートヘア
アンダーリムの赤い太枠メガネ
間違えるはずがない・・・彼女だ・・・

唯「和ちゃん!やっと会えた!」

和「ううん・・・唯・・?唯なの?」



184 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:03:39.35 ID:JDtC93tQ0

和が唯に触れる
唯から何かを感じ取っているようだ

和「お父さんは・・・死んだのね・・・」

和「いくら呼びかけても、応えてくれなかったもの・・・」

唯「こんなに疲れてて・・・奴らにヒドイことされなかった!?」

和「1か月間・・・色々なところを渡り歩いたから・・・でも大丈夫」

唯「さっき・・・和ちゃんの声、聞こえたよ!」

和「テレパシーは・・・1つの神経が2つになること・・・
  テレパシーを送ったとき、あなたが苦しんでいると私も苦しいの・・・」

和「あなたが傷つくと、私も傷づくの・・・」

唯「遅くなってごめんね・・・和ちゃ」

声「おめでとっ唯!やっと和と会えたな!」



185 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:04:15.01 ID:JDtC93tQ0

唯「!?キミは・・・」

律「田井中 律。そいつの頭を吹き飛ばしにきたんだ」

唯「じゃありっちゃんだね!」

律「はぁ?まぁ、呼び方なんてどうでもいいや」



186 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:04:48.85 ID:JDtC93tQ0

唯「りっちゃんもガレリアンなの!?」

律「ああ。ママがなぁ~そいつの頭にある
  ウイルス・プログラムを恐れてる
  心配で夜も眠れないってさ」

律「人間ってバカだよな~!
  ママが下した運命は、誰にも変えられないのに・・・」

和「・・・」

律「んじゃあそろそろ、大切な親友の仇を取らせてもらおうかな!
  澪は頭が弱くて臆病だけど、私の誇りだった・・・
  あんな優しい奴は他にはいない」

律「たった1人の親友だったんだ・・・
  たっぷりと苦しめて、殺してやるよ!!」ブン



187 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:05:15.12 ID:JDtC93tQ0

律が手をかざすと
イスやテーブルが空中に浮き
唯や和に襲いかかる

唯「うぐぐっ!の、和ちゃん!?」

和「大丈夫!スキャンで律のサイコキネシスを乱せば避けられるわ!」キィィィン

律「ぐっ・・・くううう!生意気なんだよ!」ブン

和「あうっ!」ドカァ

唯「和ちゃん!」



188 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:05:42.50 ID:JDtC93tQ0

律「まったく・・・どうせ死ぬんだから、余計なことすんなっつーの!」

唯「和ちゃんは絶対に殺させない!」ヒョイパク

―“スキップ”を服用した―

律「ああ、いいぜ。どうせお前も殺すんだ・・・手間が省けるよ!」

唯「よさこい!」



189 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:06:15.64 ID:JDtC93tQ0

律「はああああああああああああ!」ブオン!

唯「くっ・・・ほっ!」

ドガァァンガラガラ

唯「ふんむむむむ~フンス!」ゴォ!

律「!?」ボワァ

律「ふっふっふ・・・その程度なのかよ!唯ちゃあん!はぁっ!」

唯「レ、レッドが効かない・・・!?」

律「おままごとしてるんじゃないんだよ!おらぁっ!」ブォン!

唯「ああああああ!」ドスッドスッ

律「おーおー♪ナイフとフォークは痛いだろう?
  でもな・・・澪はもっと痛がったんだよ!」ブオン



190 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:06:58.74 ID:JDtC93tQ0

唯「ぐっ・・・はああああああああああ!」ドウン!

唯は渾身の力で律に攻撃をする
だが、律には当たらない
律はピアノを浮かせると上に飛び乗った

律「おっとっと・・・あっははははははは!
  凄い威力だな!ビックリしたよ!」

律「でもなぁ・・・当たらなかったら、意味がないんだよ!」

唯「ふんむむむむ~フンス!」ドウン!

律「ほ~れほれ♪こっちだよ~」ヒョイ

唯「はぁっはぁっ!ぐっ!ううううう(頭が痛い・・・)」

律「唯、頭が痛いんだな~苦しいか?ははっ!」

唯「・・・・」ヒョイパク

―“スキップ”を服用した―



191 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:07:40.09 ID:JDtC93tQ0

唯「ふんむむむむ~うううううう!」キィィィン

唯「うううぐぐぐぐぐうぅぅぅ!」バチバチ

律「!?」

唯「フンッッッッッスッ!!」チュドン!

律「な・・・きゃああああああああああ」ドガァッ!

律「くっ・・・スキップ2個目だと・・・何考えてやがんだ・・・」グググ

唯「フゥーッフゥーッ!」ガクガク

律「・・・ふっ、あははははは!唯・・・お前強いんだな」

唯「り、りっちゃん・・・」スッ

律「触るんじゃねぇよ!」バシィ

唯「・・・」



192 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:08:08.58 ID:JDtC93tQ0

唯「りっちゃん達は、どうして私の邪魔ばかりするの!?」

律「ははは・・・唯、これなぁ・・・」ゴソゴソ

律「私のために特別に調合された薬なんだ」スッ

律「ショートする瞬間は最高に気持ちいいって、ママが言ってた・・・」

唯「りっちゃん!?ダメだよ!そんな弱った体でクスリなんて撃っちゃあ!」

律「ママ・・・ついにその時が来たよ・・・」

唯「りっちゃん・・・おかしいよ・・・狂ってるよぉ!」

律「何言ってんだ?
  私たちは・・・ちょっとずつイカレてんだよ!自分で気づかないだけ」

ドスッ!



193 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:08:43.83 ID:JDtC93tQ0

律「ぐっ!うううう、ああああああ・・・ぐああああああああああああああああ」

唯「り、りっちゃん!」

律の体から力が流れ出る
自分の体にも何度か起こった現象だが
他人のショート状態を見るのは初めてだった・・・

律「ゆ、唯・・・」ガシッ

唯「!?」

和「う・・・!?唯っ!」

律「ぐあああああああああああああああああ」バチバチ

唯「きゃああああああああああああああああ」バチバチ

和「やめて・・・唯を殺さないでぇぇぇ!!」



194 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:09:13.37 ID:JDtC93tQ0











唯が気がつくと
そこには白い空間が広がっており
律が倒れている

唯「りっちゃん!大丈夫?」

律「唯か・・・心配すんな」

律「私ね・・・自分が好きじゃないんだ、自分の力が嫌いだ」

律「だから・・・いつも終りが来ることを望んでいた」

律「でも、いつも死にきれなかった。
  怖い夢と綺麗な夢を一緒に見てるみたいだった・・・」

律「ママが神なら、神は何故お前にそんな過酷な運命を与えたの?」

律「本当のお前はどっか行っちまった、今のお前は、人のフリをした器」

律「会ったばかりなのに、もう会うことはないんだな・・・」



195 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:09:43.73 ID:JDtC93tQ0

律「唯・・・私を壊して・・・
  もう我慢できない・・・!頭が痛いんだ・・・」

和「唯!ダメ!」

和の声で現実に戻る
律の暴走は続いており
能力の限界点はすぐそこまで迫っていた

唯「りっちゃん・・・ごめんね・・・私を許して!」バチバチ

律を弾き飛ばすと力で体を抑えつける
完全に抑え込むことはできず
律は目を見開き、激しく痙攣していたが
しばらくすると、動かなくなった・・・

律「はは・・・カチューシャ取れてる・・・おかしーし・・・」ドサッ



196 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:10:37.56 ID:JDtC93tQ0

和「唯・・・どうして・・・グスッ・・・」

唯「和ちゃん・・・どうしようも無かったんだ、
  りっちゃんは死を望んでいた・・・」

和「でも・・・」

唯「和ちゃん、泣かないで」

和「唯、あなた・・・どうしてそんな力を・・・」

唯「病院で実験されたんだ、色んなクスリを打たれて・・・」

律(信じるな!)

和「え?」

和の頭だけに、死んだはずの律の声が聞こえる

唯「和ちゃん、どうしたの?」

和「な、なんでもないわ」



197 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:11:05.47 ID:JDtC93tQ0

笑いながらムギちゃんは死んだ

怯えながら澪ちゃんは死んだ

そして、誰よりも自分を憎みながらりっちゃんは死んでいった

孤独と恐怖に苛まれながら、クスリを打つ子どもたち
ガレリアンを生んだ、マザーコンピュータ“ドロシー”は
ウイルス・プログラムに怯えながら、
全てのネットの集積するあの場所にいる

サクラガオカ・シティにそびえる、冷たいマッシュルームタワーの中に・・・
私はドロシーを破壊するだろう
シティの夜の影がどんな恐怖で心を満たしても
もう私を止められるモノは何もない

Stage-C
10GIAホテル  Clear



198 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:11:36.99 ID:JDtC93tQ0

???

?「・・・・・」

?「・・・お姉ちゃん」クスクス

to be continued…



199 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:12:06.16 ID:JDtC93tQ0

データ編!

秋山 澪―15歳。幻影投射と発火能力を得意とするガレリアン。他者の脳裏に幻影を
      焼き付けて現実と錯覚させ、精神を掻き回して死に至らしめる残忍な能力を持つ
      時計に執着しており、自分自身の中にいるとする妖精と投薬に異常な恐怖を示す

田井中 律―16歳。サイコキネシスを得意とするガレリアン。ドロシーの尖兵となって
       破壊活動に身を委ねている一方で、自身の存在を呪い、力を忌み嫌っている
       澪とは親友の間柄

アラベスク―ラビットより後期に生産された生物兵器。エイリアンみたいで気持ち悪い



200 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/10(木) 01:12:36.25 ID:JDtC93tQ0

能力!

D-フェロン―青色の薬。自分の周囲に反重力を発生させる
        非常に強力だが溜め時間が長く、中毒率も最高

アイテム!

アポリナール―デルメトールとは逆に、中毒率を上げ意図的にショートを引き起こす




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唯「がれりあんず!」#Stage-C
[ 2011/03/27 17:19 ] クロス | ガレリアンズ | CM(0)

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