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和「そういえば、講堂の使用届的なものの提出がまだなのよ」 【非日常系】


http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1301494777/l50




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:19:37.87 ID:HV/IugL70

律「えっ」

澪「りつー?」

律「いや冗談やめようか。私たちは昨日ライブ終わったばっかだぞ?」

紬「成功して良かったね」

和「とにかく講堂の使用届的なものの
  提出がまだなの。いいから来なさい」ガシッ

律「えっちょそんな強引な」ズルズル

和「またね」ガチャン

唯「またね」

澪「また来週」

唯「りっちゃん行っちゃったねー」ごくごく

梓「唯先輩、ティータイムの場で
  缶ジュースと紅茶を交互に飲んでるんですか?すごいですね」

唯「ありがとー!」

梓「あ?いえ?褒めてませんけど?
  それにしてもどうしてそんな状況になってるんですか」

唯「これは缶ジュースと紅茶、
  どちらも均等に味わうために思いついた最終手段だよ」

梓「そうですか」





3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:21:10.22 ID:HV/IugL70

紬「りっちゃんは一体、何で連れてかれちゃったのかなぁ?」

梓「そうですね……これからなにか講堂使うイベントってありましたっけ?」

澪「まあ 和が言うくらいなんだからそうなんだろう」

紬「むしろ演奏するバンドメンバーの方が驚くサプライズのライブとか!
  『えっ今日ライブだったの!?』ってなるの」

澪「あるあ…いやないな」

梓「もしホントにそうなら私、
  そのライブの主催者をむったんで殴りに行きますけど澪先輩も一緒にどうです?」

澪「それ、血が出るな?」

梓「まあはい」

澪「ならば、遠慮するよ」

梓「はい」

澪「見えないし、聞こえないよ」

唯「ドヤ顔だね澪ちゃん!」

梓「唯先輩はどうします?ギー太って丁度いい重さですよね?」

唯「だめだよあずにゃん、ギー太は人を殴ったりしないんだよ」

梓「ああ……楽器は人を殴るための道具じゃありませんでしたね」シュン



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:22:48.83 ID:HV/IugL70

唯「うん。分かればいいんだけどさ?」

紬「そうね~」うんうん

梓「じゃあ、ムギ先輩のその鍵盤型ビームライフルからは
  一体どんな光線が出るんですか?」

紬「……私のキーボードはビームライフルじゃないけど分かる?」ぐっ

梓「ぎぎぎ……すみませんでした……
  なのでツインテールを上向きに引っ張るの今すぐやめてください……っ」

紬「しゃらんら~♪」ぐぐぐ

梓「いやあああああああ」ぐぐぐい

唯「おおっ!あずにゃんがツインテールのみで全体重を支える形になってるよ!」

澪「ツインテールの耐久性すごいな」

梓「ああああああああ」ぐぐぐ



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:24:14.76 ID:HV/IugL70

せいとかいしつ!


和「まあ座って」

律「おう、サンキュ」すとん

和「それでさっきの話なんだけど……」

律「うーん、それだけど、
  私たちってこれからライブとかの予定あったっけ?」

和「いいえ。何もないわ」

律「は?」

和「実はさっきの講堂の使用届の提出っていうの、真っ赤な嘘なのよ。
  ごめんなさい、すごく分かりにくい嘘ついて騙したりして。
  
  まさか嘘だとは全然思わなかったでしょう?
  これも全て私の好演技にみんな一杯食わされたというわけなのよね」

律「いやものすっごく分かりやすかった」

和「そうね」

律「……でもなんで私を呼んだんだよ?」

和「そうだったわね。
  あぁ、私今からあんたに飛んでもないことを言うけど、ちゃんと信じる?」じっ

律「お、おう…」

和「取り乱して眼鏡を割ったりしないと約束してくれるわね?」

律「ん?いや。うん…約束するよ」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:25:57.13 ID:HV/IugL70

和「じゃあ、言うけど」

律「ああ……来い!」

和「今ここで、これにサインして」

律「………んん??」

和「分かった?」

律「は…はは、なんだよこりゃ。さ、さすがに冗談がきついですわよ?」

和「……私が冗談でこんなこと言ってるように見える?」

律「でもさ」

和「どうなのよ」

律「はは…なんだよ……だってこりゃ」

和「そう、『入部届け』よ」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:27:24.37 ID:HV/IugL70

律「いや、あのぉー…?私って仮にも軽音部の部長じゃん?
  あいつらを引き込んでおいて他の部に引き抜かれるだなんてことはやっぱり」

和「入部希望部活の欄を見なさい。『軽音部』ってはっきり書いてあるでしょう」

律「ですよねー」

和「いつか言おうとは思ってたんだけど、実は今まであんた軽音部じゃなかったのよね」

律「えっ……ええーっ!?」

和「それなのにあんたみんなの前で部長面してたわね」

律「ええーっ!?」バンッ

和「そして軽音部でもないのにティータイムに慣れ親しんでたのよね」

律「く……」

和「更に軽音部でもないのにワンツースリーフォーとか言ってたのよね」

律「軽音部じゃないとワンツースリーフォーって言っちゃ駄目なのかよぉぉお」ガシッ

和「あ、ちょっと!落ち着きなさい!
  眼鏡割れる眼鏡が割れてしまうわ眼鏡」グワングワン

パリン

和「」

律「……」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:29:19.94 ID:HV/IugL70

和「…………」

律「……ごめんな和、取り乱したうえに眼鏡割っちゃって」

和「……いいわ、勿論こうなることも想定の範囲内だったし。
  それに丁度レンズに新しいヒビが欲しいなって思ってたとこだし?」

律「気丈に振る舞われるとものすごい罪悪感に苛まれる」

和「とにかく私が書類上はなんとかしといてあげるから。
  これで律、あんたは一週間後から正式に軽音部よ」

律「おお和!でかしたぞ!」

和「ええ。ただし」

律「お?」

和「律が正式に軽音部に入部するまでのあと一週間、
  他のメンバーにはあんたが軽音部じゃないことを気取られないようにすることね」

律「そうだな。気をつけなきゃなー(特に梓にはバレたくない)」

和「まあ、ややこしいから詳しいことは後で改めて話すわね」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:31:43.55 ID:HV/IugL70

じゅんびしつ!

律「あいむほーむ!」バン

澪「あ、律」

唯「あ、りっちゃんお帰りんこ」

紬「……」

律「………ん?唯うまそうなの食ってるな。私にも少しくれー」

唯「だが断るんこ」

律「えーっ?唯のけちんこ。あっ!」

紬「りっちゃんたらきたない…」

唯「うへへ。ばぁかぁめぇ」

律「ゆーいーっ!今に見てろよ!」

紬「あ、ケーキだけど、
  りっちゃんの分もちゃんとあるから好きなの選んでね?」

梓「私まだ食べてないのでバナナのは残しといてくれませんか」

律「わぁかったよ」パカッ

唯「……」ペロペロ



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:35:04.64 ID:HV/IugL70

律「うーん。お、このキャベツのケーキはすげー旨そうだな」

澪「そ う だ な」

紬「ぶっちゃけりっちゃんが
  それ選んでくれないとみんなすごく困るの」

律「そうなのか?(………はっ!)」

和『軽音部でもないのに
  軽音部のケーキを貪るだなんて、さもしいわね』←律の記憶

律「………(そうか、まだ私は軽音部では)」

紬「どうしたのりっちゃん?」

律「ムギ……すまん。私はこのケーキを食べることはできない」

紬「そうなの?」

梓「さては私のバナナケーキを取る気だな!?
  
  ダメですよ私はキャベツの千切りが
  トッピングのケーキだなんてゲテモノは犬の餌です!!」ファッキュー

律「お前が興奮したのはすごく分かったから
  とりあえず今すぐ私とムギとキャベツケーキに謝れ」

梓「ムギ先輩すいませんっしたぁっ!」しゅばっ

紬「見事な土下座ね~♪」

唯「このあずにゃんはまるで何かに怯えているみたいだね~」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:37:12.36 ID:HV/IugL70

律「そういえば梓、今日は後ろで一つに縛ってるんだな」

唯「それはムギちゃんの『一本釣り』の名残だよー」

律「?」

梓「」ゾゾゾゾ

澪「この梓は何か今とても恐ろしい記憶が蘇ってるみたいだな」

紬「でも実は私もキャベツケーキは正直ないと思うの」

唯「うん、流石の私もキャベツケーキはないと思うよぉ。ね?あずにゃん」

梓「はっ!?……あ、はい!そうですよキャベツケーキはないですって!」

律「お、おまえらぁ~。いいじゃんかよキャベツケーキも!」

梓「いいえー!私はバナナなんです!!」

澪「そっか梓はバナナだったのか」

梓「バナナです!!」

律「落ちつけお前は人間だよ」



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:39:17.98 ID:HV/IugL70

紬「ああ!分かったわりっちゃん、食べられないっていうの、
  もしかして体重を気にしてなの?体重を気にしているのね?」

律「(その方が自然か?)ん、ああー…そんなもんだな。
  そういうことだ。というわけで梓はバナナだ。良かったな!」

梓「わぁっ、どうもありがとうございます!私がバナナです!」

唯「バナにゃん良かったね!」

澪「あずバナナの方がかわいくない?」

唯「はっ!確かに!
  じゃあ両方取り入れてバナバナナにするよ~!」ふんす

澪「それはかわいくない」

唯「じゃあバナバナにゃん」

澪「あ、それはちょっとかわいい」

紬「ちょっと長くない?」

唯「確かにちょっと言いにくいかも」

律「もうバナナでいいじゃん!」

澪「おおそれいいな!盲点だった!」

律「ふっはっは、シンプルイズベストなのだよ」

澪「唯ちょっと、あーずにゃん♪って感じで言ってみて!」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:41:14.15 ID:HV/IugL70

唯「ばーななー♪」

梓「ちょっとだけ、いまだけはあずにゃんが恋しいような気がします」もぐもぐ

紬「でもこんなにソースが合いそうなケーキ、
  りっちゃん以外本当に誰も食べてくれないから食べてくれない?
  きっとキャベツだからヘルシーだと思うし」

唯「食物繊維だね」

律「まぁ私も食べたいか食べたくないかでいうと食べたいから
  頼まれちゃったなら仕方がないな。いただきまーす!キャベツうめぇー!」もぐ

澪「勢いが素晴らしいな」

律「あ、まずいわ。これまずいわ」ぶふえ

唯「えー?ほんとー?そんなに美味しくないの?」

律「ならちょっと食ってみ」ホレ

唯「うわ何これくっさ」

紬「失敗作だったね」

律「まだ開発段階のものを、私に食わせたのか」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:43:15.02 ID:HV/IugL70

梓「ならそろそろ練習始めましょう!」

澪「みんな食べ終わったからな」

律「ええーもうかよー……」

澪「いつもそう言うだろ」

律「ほら梓も、ちょっとこのケーキ食ってみろって」ホレ

梓「律先輩じゃないんですから犬の餌なんか食べませんよ」

律「よーし、早速練習始めようぜー梓がスネアドラムな」

唯「わーい!じゃあ私スティック」

澪「律はどこか頭打ったのか?」

紬「楽しそうね」

律「頭の中でkill you, nakano~♪」

梓「酷い歌詞もあったもんですね」

律「おいスネアは喋るなよ~」

紬「とにかく梓ちゃんは早くドラムセットに組み込まれよう?」

梓「いやなにいってんすか!?
  無理ですよ!むしろ出来るもんならやってみたいです!」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:47:30.62 ID:HV/IugL70

澪「あれ?梓、ドラムセットに組み込まれ方も知らないのか?」

梓「……あれ?私がおかしいの?」

澪「ドラムセットの中に人が組み込まれる
  『人゛ラムセット』は中世ヨーロッパから今まで伝わる伝統だぞ?」

梓「そんな楽器聞いたことありませんね」

澪「組み込まれた人をスティックで強く叩いて血を出すという、
  とても伝統的な拷問方法なんだ」

梓「拷問!?」

澪「拷問?痛い話するな」ぷんぷん

梓「今気づいたんですか!!馬鹿なんですか!!ぷんぷんっておい!!」

唯「あずにゃん落ち着いて!なんなら私がバスドラムやるから!ね?」

梓「これが落ち着いて……え?唯先輩私に蹴られたいのですか?」

唯「蹴られたいわけないじゃん。でもあずにゃんのためならえんやこらだよ」

梓「唯先輩……」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:49:28.24 ID:HV/IugL70

紬「あずにゃん……」

律「平沢……」

唯「中野……」

澪「……これはどういうノリなんだ?」

紬「まあ冗談はここまでにして本当に練習しましょうか!」

梓「そうですね!」

澪「やれやれ……、やっとか」

律「おーしっ!んじゃ、みんな!いっくぞぉー!!」

唯澪紬梓「おおー!」

律「ワン!……(はっ!)」

和『えーマジ?キモーイ!ワンツースリーフォーが許されるのは
  軽音部までだよねー』クスクス←律の記憶

律「(わ……私は)ツゥー……」←悲痛な叫び

唯「テンポ26.126!?」

澪「遅っ!!」

紬「アレンジが過ぎる!!」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:51:41.97 ID:HV/IugL70

梓「てか唯先輩チューニングだけでなくテンポも分かるんですね……」

律「あ、悪い悪い。次からスティックだけ鳴らすわ」

澪「(なんか律元気ないなー?)」

※※※

ジャーン!

澪「さっきのいい感じだったんじゃないか?律以外」

紬「りっちゃん以外さっきの演奏最高だったわー!」

梓「律先輩以外のみなさん良かったです」

律「おいおいそんなに私をいじめるなよ」

澪「だって律だけサンバのリズムだから……」

梓「超 合わせづらかったです」

唯「りっちゃんどうしてサンバのリズムを刻んでたのさー」

律「え?今(サンバのリズム)刻んでた?完全に無意識だったわ」

梓「無意識でサンバホイッスルはくわえないとおもいます」

唯「なんていうか無敵状態だったよ」



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/30(水) 23:56:33.51 ID:HV/IugL70

紬「大丈夫?調子悪いなら休んだほうが良いんじゃない?
  分かりやすく言うと休んで欲しいな?休んで?休まないの?」

律「休んで欲しいんだな。分かった」

澪「どうせ昨日実質2時間くらいしか寝てないんだよな」

律「バーカ、3時間だよ」

澪「それ同じ」

梓「律先輩は部長なんですからもっと曲を大事にするべきです。
  部長が曲を勝手にサンバにしたらダメじゃないですか」

律「(う…………)ちくしょ……早く軽音部になれりゃこんな苦しみは……」

唯「え?」

律「あっ(っべー!やったかも!)」

澪「律……お前まさか……」

律「ええー?なんのことやら」

澪「ついに部長らしい考えができるようになったんだな!
  確かに今の私たちは軽音部を名乗るのはおこがましい!」

律「(ええー?)」

唯「そっか!おこがましいんだ!」

澪「うん!おこがましいんだ!」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:00:24.47 ID:b7ClLJOo0

梓「確かに!今までの活動内容から考えると私たちは
  軽音部というより放課後ティータイム部のほうがしっくり来ます!」

紬「じゃあ放課後ティータイム部結成ね!!」

唯紬梓「あはははっ!!」

澪「ちがうだろ」

律「ま、まあ、そう言うことだ。
  私たちは練習が足りないんだ。これからは増やして行こう」

澪「律が部長らしくなるだなんてついにこんな日が来たのか……」

梓「私……か、感動しました」

唯「すごいよ!りっちゃんが部長してるよ!明日は雪が降るよ」

律「なあにをー」

唯「ギャーッ!」

律「わー!!」

唯「ギャーッ!」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:02:21.40 ID:b7ClLJOo0

※※※

唯「じゃあみんなまたねー」

律「またなー」

澪「今日律おかしかったな。元気ないと思いきや急に部長らしくなるし」

律「おかしくねーし」

澪「今日和になんで呼ばれたんだよ?」

律「あーえーうー」

澪「どうした?」

律「実は和がメガネのレンズにヒビが欲しいっていうから……ヒビ入れてたんだよ」

澪「あほですか?」

律「ああそーだよ!嘘だよ!」

澪「なあ律……隠さないでくれよ。
  律が変だったのはまあいつもだけど、より変になったのは和に連れていかれた後だぞ」

律「……」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:04:42.76 ID:b7ClLJOo0

澪「軽音部のみんなも部長のお前が元気ないと大変なことになるんだよ。大変なことにな」

律「…………私は」

澪「うん?」

律「(私が部長どころか軽音部じゃないって知ったら……)」

澪「りつ?」

律「すまん澪!一週間待ってくれ!じゃあまたな!」ガチャバタン

澪「……律」

澪「なんで私の家に入っていったんだろう」

律「ごめんなさい間違えましたー!」ガチャバン

澪「……」

澪「(軽音部って言うたび反応がおかしいな……
   もしかして律は部長に疲れているのかもしれないな。
   
   確率にすると50パーセントだな。
   いや、これは控えめに言った数値であって
   私の中ではほぼ100パーセントといっても過言ではない)」



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:06:26.79 ID:b7ClLJOo0

※※※

よくじつ!

律「寝過ご……!なんだ土曜か……」

律「いやあ……昨日は衝撃の事実が発覚したな……」

ぽぽぽぽ~ん♪

律「ん?和か」

FROM:和
件名:(non title)
わたしとちょっとお茶しない?
だいたいの事のあらましを説明するわ。
あのいつもの喫茶店で良いわよね?
きょうが無理なら明日でも良いわ。
これるようなら10時くらいでお願い。

律「確かに事のあらましは知っておく必要があるかもな」カチカチ



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:08:18.80 ID:b7ClLJOo0

TO:和
件名:(non title)
うん、わかった
なんかわざわざ悪いな……
じゃあ今から行くから

律「よし、これでオッケー」

ガチャ

澪「あ!」

律「澪しゃん……なんでこんなところに」

澪「勝手に来てごめん。でも心配だったからさ」

律「ちょちょっとタイミングがアレだったかなー……なんて」

澪「あ、都合悪かったか。なら後でいいよ。
  とにかく何かあったら私に言えよ?私たちは軽音部とか関係無しに親友だろ?」

律「……ああ!じゃあ私はいくから」

澪「わかった」

律「(そうだ!私は確かに軽音部じゃない!
   でもそれ以前にみんなとは親友なんだ!思い悩む必要なんてなかったんだ!)」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:09:54.02 ID:b7ClLJOo0

カランカラン

和「あ、律」

律「こんにちは和さん茶色のメガネ似合ってます」

和「いいから座って」

律「はい」ストン

和「じゃあ早速だけど説明に移るわ」

律「頼む!」

和「まず全ての元凶は軽音部結成の日よ」

律「なぜだ」

和「この日あんたは澪に書類を書かせて軽音部を復活させた。間違いない?」

律「ああ!私が書くと間違えそうだからな!賢明な判断だったと思う!」

和「それがそうじゃなかったの」

律「え?でも私は珍しく入部届けはちゃんと期限通りに出したのに」

和「確かに律は入部届けを出していたわ……」

律「は?じゃあなんで」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:11:11.80 ID:b7ClLJOo0

和「これを見て」ぴら

■入部届け■

1年2組 田井中律

私は、経音部に
入部することを希望致します。

律「わっ私のどアホーーーッッ!!!」ガァーン

和「あんた、軽音部じゃないどころか経音部だったの」

律「ちくしょーーッ!!」ゴンゴガン

店員「他のお客様のご迷惑になりますので……」

和「まあ律……そんなカチューシャにヒビ入れるほど悔しがらなくても」

律「私は自分で自分の首を絞めないと気が済まない」ガクンガクン

和「落ち着かないとメガネ代請求するわよ」

律「そういわれちゃうと仕方ないな……」

和「本っ当に仕方ないわねあんたは……」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:12:35.23 ID:b7ClLJOo0

律「で、その経音部ってのは存在しないから
  私はいま絶賛帰宅部ってわけか……」

和「いやあなたは経音部の部長よ」

律「えー?経音部が存在するのかよ」

和「昔から書き間違える人が多くいたらしくて存在するらしいのよ。
  他にも佳音部とか頚音部とかが存在するわ」

律「どうやったら頚音部なんて過ちを犯すんだよ」

和「因みに唯なんかは攜鰛部って書いてたわね……
  横に私がいなかったら危なかったわ」ふふ

律「軽音部より攜鰛部の方が難しいだろ常識的に考えて……」

和「唯らしいわね」ふふふ

律「もう『唯らしい』がなんなんだか分からないよ」

和「とにかく来週から頑張ってね。
  金曜日から律もれっきとした軽音部よ。じゃあもうここ出ましょうか」

律「ああ、ありがとう。じゃあまた月曜な」

和「またね」

和「……」とことこ

澪「あれ?和」

和「あれ、澪じゃない」ピクッ



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:14:02.34 ID:b7ClLJOo0

澪「律と一緒にいたみたいだけど
  (昨日のこととなにか関係があるのかな……)」

和「えっ……えーと」

澪「どうしたんだ?」

和「あ!ほら!私がメガネにヒビが欲しいって思って……呼んだのよ」

澪「……和?」

和「ごめんなさい。嘘よ!
  寧ろ結果的に律のカチューシャにヒビが入ることになったけどね」

澪「(律のカチューシャにヒビ!?
   オリハルコンで出来た律のカチューシャが割れるなんて……まさか暴力)」

和『あなた部長ってたまじゃないのよ!』

律『そんなあ……』

和『ちょうしのってカチューシャしてんじゃないわよ』バシッバシッ

律『わあん』ポロポロ

澪「(って……和に限ってそれはないだろ……私ったらやなやつだな)」

和「澪?さっきから黙ってるけど……」

澪「え!あ!」

和「ホントに他愛のないヒビの入れあいだったのよ」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:15:07.22 ID:b7ClLJOo0

澪「ま、まあ友達ならヒビの一つや二つ、入れあうもんだよなぁ~」うふふ

和「そうね~」

澪「じゃあまた来週な~」あはは

和「またね~」てくてく

澪「…………私も今度みんなとヒビ入れあってみるかな」

※※※

げつようび!

澪「律今日は大丈夫か?」

律「ああ!なんたって私はけいおん部の部長だからな!」

唯「たのもしいねりっちゃん!」

紬「ふふふ」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:17:02.91 ID:b7ClLJOo0

ほうかご!

唯「うどんの汁って飲めるよね~」

律「ラーメンの汁も飲めるけどな」

唯「じゃありっちゃんは水銀だって飲めちゃうわけだ」

律「なんでそうなる」

唯「だってラーメンの汁は体に悪いって
  憂が言ってたもん!でも逆にうどんの汁はおいしいし」

律「体に悪いの対義語はおいしいじゃないんだけど、まあ唯に言っても意味無いか」

唯「もううどんの汁ジュースを売り飛ばせばいいのに」

律「私はジュース感覚でうどんの汁を飲みたくないなぁ」

唯「え?なんでうどんだよ!?」

律「うどんは麺類の王様か何かなのか?」

唯「うどんってだけでアドバンテージだよ」

澪「揃いも揃って馬鹿な話をしてるんじゃないよこの馬鹿」

律「みおしゃんひどい!」

唯「頭の良さなんかで人の価値は決まらないよりっちゃん!」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:19:32.96 ID:b7ClLJOo0

律「なぐさめんな!てかお前が言うなあ!」

紬「はやく部室行こう?」

※※※

唯「ムーギちゃん!今日のお菓子はなあに?」

紬「今日のお菓子はマカロニよ~」

唯「マカロニ。」

紬「マカロニよ~」

唯「わ、わーい!うれしいな~」

梓「良かったですね」

唯「バナナンも嬉しいでしょ?」

梓「え?私は」

紬「……?」←一本釣りのポーズ

梓「とっても嬉しいです!!それよりバナナンって私のことですか?」

唯「うん」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:21:29.15 ID:b7ClLJOo0

律「マカロニうめー!」

澪「ははは、律はマカロニが好きなんだなあ」

律「まあふつう」

かようび!

律「マカロニうめー!」

唯「う、うん。おいしいね」

すいようび!

律「飽きたわー!流石に三日連続マカロニは飽きたわー!」

澪「こ、こら律!折角ムギが持ってきたものをそのような言い草で」

紬「いえーい!どっきり大成功!」

澪「ですよねー」

梓「律先輩良く先陣を切って言ってくれました!流石部長ですね!」

律「うっ、うん……私は部長だからなー……
  (明後日からは自信をもって言えるのに……)」

澪「(律……今まで普通だったから忘れてたけど、やっぱり変)」



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:23:35.43 ID:b7ClLJOo0

ガチャ

澪「ん?」

和「バナナンちょっと来てくれない?」

梓「え、バナ、唯先輩!?」

唯「え!ま、まだ私は50人にしか教えてないよお……」

梓「もー!」

和「ほらいくわよバナナン」ぎゅむ

梓「もー!」バタム

紬「バナナン行っちゃったね」

唯「なんだろうね」

澪「今度は用件すら言わなかったもんな」

律「だな」

梓「只今戻りました」ガチャン

澪「早すぎんだろ」

梓「何か書類渡されました」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:25:07.16 ID:b7ClLJOo0

律「ああ梓は書記だからな」

唯「なんの書類?」

梓「ええ~と!っ……これは……なんかのメモと……」

紬「入部届けの……束!!」

澪「ごくり……」

律「(ええー?和さんったら突然嫌がらせー!?どういうことだ?はっ!)」

律「(そうか……このまま金曜日を迎えれば私は確かに本当の軽音部になれる)」

律「(だがしかし……、
   それは同時にみんなを騙し切るということにならないか?)」

律「(そう……丁度、犯人が時効を迎えるように……
   それで罪は赦されるわけではもちろんない)」

律「(これは、
   『このまま私が軽音部になれたとしても、
    私の中になにかしこりが残ってしまうんじゃない?』
   
   という和からの優しいメッセージなんじゃないか!?)」

律「(つまりこれは私に自分の口から真実を……
   例えそれでみんなに嫌われてしまったとしても……よし!やるしかない!)みんな!」

澪紬梓律「ごめん(なさい)!」

律「……あ?」



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:26:53.51 ID:b7ClLJOo0

澪「いやぁーりつぅ?実は私、軽音部じゃなかったみたいなんだ!」

律「えっ」

紬「私も」

梓「私もです」

律「ええー!!」ガーン

澪「私、本当はK-ON部だったらしいんだ!」

律「いや何でそんな書き方したんだよ!」

澪「なんかかっこいいから……」

律「馬鹿野郎!ムギは?」

紬「私、頚音部だったらしいの!」

律「お前が頚音部かぁー!!」

梓「私はジャズ研だったらしいです!」

律「お前は論外だ!帰れ!唯は!?」

唯「私?私は軽音部だよー。一歩間違えば攜鰛部に入ってたけどね!えへへ」

律「ゆいー!お前はいいやつだあ!」



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:28:25.42 ID:b7ClLJOo0

澪「そう言いつつもお前はどうなんだよ律」

律「そうだ。私も軽音部じゃないんだ!
  私、実は経音部だったんだ……
  いままで部長とかいって偉そうにしててごめんな……」

梓「そうですよダメじゃないですか全く!」

澪「ジャズ研はちょっと今お口をミッフィーちゃんな」

梓「はい」

律「つまり本当に軽音部だったのは唯だけだったんだな……」

唯「トンちゃんもいるよ」

紬「でも、唯ちゃん一人じゃ軽音部が部活として認められてなかったはずよね?
  どうしてこの前ライブ出来たのかしら」

和「説明するわ」ガチャ

澪「ずっとドアの向こうに控えてたからいつこっちくるのかと思ってたよ」



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:30:39.02 ID:b7ClLJOo0

和「実はあんたたちは、軽音部としてでなく、
  軽音部とK-ON部と経音部と頚音部とジャズ研から一人ずつ参加したユニット
  『放課後ティータイム』としてライブを出来たというわけよ!」

唯「でも私たち紹介されるとき軽音部だったよ?」

和「それは軽音部の部長である唯が
  放課後ティータイムのヴォーカルだからよ!なんかそういうことよ!」

唯「なんだそっか」

梓「ですけど、顧問のさわ子先生は?」

和「ああ、あれは甘いお菓子に釣られたただの悪い大人よ」

梓「納得です」

唯「でもみんな、これで本当の自分をみんなに分かってもらえたんだね!」

律「ああそうだな!」

紬「何だか軽お……ごほんごほん。放課後ティータイムの絆が強まった気がする!」

澪「そうだな!」

梓「はい!」

和「ふふ。だから澪とムギと梓ちゃんは、
  その入部届けにしっかり記入して私に渡してちょうだい。
  これで明後日からみんな本当の軽音部よ」

澪「分かったよ」

紬「うん。ありがとう」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:32:14.64 ID:b7ClLJOo0

梓「はい!!」

唯「えへへ。つまり私が軽音部の一番先輩って訳だね~?」

律「そうだな~!唯先輩!部長の座は惜しいが、唯先輩に大人しく譲るとするよ」

紬「そうね!」

澪「ぶっちゃけ律でも勤まるんだから実は部長なんか誰でも出来るんだよな」

律「澪しゃんひどい!」

梓「あははは」

唯「それじゃーみんなー!平沢先輩についてきなさい!
  夕日に向かってダッシュだーっ!ごー!」

律「ゆいせんぱーい!」あはは

梓「ゆいせんぱーい!」あははは

澪「ゆいせんぱい!!」うふふ

紬「ゆいせんぱあい!」うふふふ

和「あ、言い忘れてたけど。唯、あなた留年よ」

唯「えっ」

おしまい



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:33:49.63 ID:b7ClLJOo0

おわりです

魔がさしたんです

おやすみなさい




56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/31(木) 00:38:35.02 ID:EfuhpZa2P

そうなんだ、じゃあ私 乙するね





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和「そういえば、講堂の使用届的なものの提出がまだなのよ」
[ 2011/03/31 11:07 ] 非日常系 | | CM(3)

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タイトル:
NO:1496 [ 2011/03/31 13:23 ] [ 編集 ]


タイトル:
NO:1497 [ 2011/03/31 20:05 ] [ 編集 ]

律和かと思ったら全然ちがったwwww

メールの縦読みwww

タイトル:
NO:4188 [ 2011/10/27 07:55 ] [ 編集 ]

たてよみ気づかんかったわwwwww
サンクスwww

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