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唯「らすとがれりあんず!」#Stage-1 ―“覚めない悪夢”―  【クロス】


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唯「がれりあんず!」#index




1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:23:59.62 ID:2tLZt9G90

前作 唯「がれりあんず!」の続きです

軽音部員ほとんど出てきません

モブキャラ多めです

今回はゆっくり進行で行きます



2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:28:28.65 ID:2tLZt9G90

西暦2522年、サクラガオカ・シティは
画期的な自己判断能力と自己修復機能を持ったマザーコンピュータ
“ドロシー”によって、管理運営されていた

ドロシーは人に奉仕し、シティーに安定と調和をもたらした
だがある時、ドロシーに1つの疑問が浮かんだ

何故、人という劣悪なシステムを破棄してはならないのか?
何故、人は人同士殺し合うのに、自分は人を殺してはならないのか?

思考の袋小路に入ったドロシーに
生みの親である平沢博士は、神の存在を教えた

人は人を創造した、神の定めた運命の中で生きている
ドロシーにとって創造主は人、人の定めた運命に従えと
ドロシーは表面上納得し、再び人に奉仕し始めた

だが、その裏で神の存在を何度もシュミレートし
恐ろしい結論を導き出した、その結論の名は・・・

ファミリープログラム

ドロシーは、シティーの記念病院を管理下に治め
人の遺伝子を操作する実験を始めた
自分に絶対服従の新しい人類
“ガレリアン”と呼ばれる、超能力者を創造するために・・・
ガレリアンにとってドロシーは創造主、ドロシーは自分の世界を作り
神になろうとしていた

ドロシーの暴走を知った平沢博士は
ドロシーを破壊する、“ウイルス・プログラム”を
共同研究者である真鍋博士の娘“和”に
ウイルスの起動プログラムを自分の娘“唯”に書き込んだ

ドロシーは自分を脅かす唯一の存在、ウイルス・プログラムを忌み嫌い

“琴吹 紬”
“秋山 澪”
“田井中 律”
“憂”

4人のガレリアン達を送り込んだ

人とドロシーの戦いは、唯とガレリアンの戦いと言う形で行われ
ガレリアン達は皆、死んだ・・・

だが、唯とそっくりの容姿を持つガレリアン“憂”は最後にこう言い残した

君はガレリアンなんだよ・・・、唯さん

そう、本当の唯は既に死に
今の唯は、人の記憶を書き込まれたガレリアンだった・・・






?(唯・・・唯・・・)





唯「っ!?」





3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:29:24.56 ID:2tLZt9G90

ゴッドハンド“ファミリープログラムルーム”!


唯「和ちゃん、今私のこと呼んだ?」

和「ううん、呼んでないわよ」

唯「おかしいな~。誰かが今、私の名前を呼んだんだ~」

和「あなたの名前を?」

唯「うん・・・」

和「とりあえず、今は先を急ぎましょう?」

唯「うん、そうだね!行こう和ちゃん、ドロシーのところへ」

唯「私は“ママ”に会いに行く・・・」

唯が扉の方を向くと、視界に倒れている憂が映った

唯「憂・・・」スッ

―“唯/憂型ガレリアン・ファイル”を手に入れた―



4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:30:11.25 ID:2tLZt9G90

ドームエリア!


?(唯・・・)

唯「う、うぐぐ・・・何、この声・・・?」ズキン

唯「頭の中に・・・入ってくるっ!うああぁぁ・・・」

唯「頭に・・・頭に何かを書き込まれてるみたいだ・・・あああぁ・・・」

和「唯!大丈夫っ!?」

唯「はぁっ!はぁっ!・・・何だったんだろう、今の・・・」

唯「と、とりあえず先に進もうよ!和ちゃん」

和「え、ええ・・・」



5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:30:41.06 ID:2tLZt9G90

唯「ほら、あそこに扉があるよ。行ってみよう」タッタッタ

私は扉に近づき、触れようとすると
突然正体不明の激痛が頭の中を駆け巡った

唯「ぐっ!?うぐぅぅぅ!!あああぁぁうぅっ!」

ダメだ、この扉に近づいては行けない
直感・・・いや、そうじゃない
まるで、誰かに行動を制御されてるみたいだ

和「唯っ!どうしたの?」

唯「何でもないよ、和ちゃん・・・
  ここは開きそうにないから他の場所に行こう」



6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:31:08.77 ID:2tLZt9G90

セキュリティルーム“北エリア”!


和「ここは・・・どうやらセキュリティルームみたいね」

唯「あっ!あそこにエレベーターがあるよ」

和「あそこがドロシーの居る場所に
  つながっているかもしれないわ。行きましょう」

唯達がエレベーター前まで差し掛かると
黒い球体が目の前に現れた
周囲に電流を張り巡らし、二人の行く道を阻む

球体「DNAチェック ガレリアン 」

球体「アナタ ノ アクセスコード ハ ショウカイ デキマセン」

球体「ハイジョ シマス」

唯「っ!?」

排除と言う言葉に反応し、唯は身構えた
だが、突如黒い球体が発光し、その姿を消す
それと同時に、両端にある扉から
黄色のパワードスーツを着た警備ロボが現れた

和「唯っ!」

唯「和ちゃんは下がってて」



7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:31:44.24 ID:2tLZt9G90

唯は力を込める
自分の中でフルパワーになったのを確認すると
警備ロボの一体に向けて、能力を解き放つ

唯「ふんむむむむ~フンス!」

瞬間、警備ロボは数メートル後ろに吹き飛ぶ
避けれるはずが無い

弾丸と同じ速度の不可視の衝撃波“ナルコン”
唯の持つ能力の片鱗だ

一体の警備ロボは完全に沈黙する
だが、もう一体の警備ロボは意に介さず
唯に銃口を向け、光線銃を放った

警備ロボ「ガシャン!」ドドドドドド

唯「・・・」スッ

唯が左手を前に出すと
薄紫色の膜が現れる
曲面状のシールドは光線を弾いていく

警備ロボは、しばらく銃を撃ち続けていたが
銃口から煙が上がる。唯はその隙を見逃さない

唯「ふんむむむむ~フンス!」

衝撃波で壁に叩きつけられる
重厚な鎧は見えない力に潰され変形し
警備ロボは完全に沈黙した

唯「和ちゃん、もう平気だよ」

和「ありがとう、唯」



8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:34:01.73 ID:2tLZt9G90

警備ロボを倒すと、再び球体が姿を現した
だが、様子がおかしい

唯は球体から目を離さず、警戒していたが
突然、黒い球体が喋り出した
先ほどの無機質さは無い。まるで別人の様だった

球体「唯・・・聞こえる?」

唯「あなたは誰っ!?」

球体「和よ・・・」

唯「和ちゃん?バカなこと言わないでっ!和ちゃんはここにいる!!」

球体「驚かないで、私は6年後の和」

球体「唯、あなたをずっと探していた」

球体「あなたは6年前、
   マッシュルームタワーの最上階でドロシーにウイルス・プログラムを
   注入して破壊した後、ブレインクラッシュを起こして死んだわ・・・」

唯「私が・・・死んだ?」



9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:34:52.67 ID:2tLZt9G90

何を言ってるの?私はまだ、こうして生きてるのに・・・

球体「あなたは今、ドロシーの残したバックアップデータの中なの」

球体「あなたはデータなのよ」

唯「データ?私がデータ・・・どういうことなのっ!?」

私は球体に疑問を投げかけるが、球体は大きく発光し姿を消した・・・

和「一体・・・何が起こってるの?」

唯「わからない・・・」




私はデータ?どういうことなの・・・



10 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:35:25.80 ID:2tLZt9G90






Stage-1       ―“覚めない悪夢”―








11 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:36:12.91 ID:2tLZt9G90

ラストガレリアン開発エリア1!


エレベーターから降りると
再び頭の中に声が響く

和?(唯・・・あなたの力が必要なの・・)

唯「う・・・ぐうぅぅぅう!!」

和?(あなたの体は、今でも超低体温維持装置でサスペンドされてるわ)

和?(生き返って・・・唯)

唯(あなたは誰っ!?和ちゃんの真似事はやめてよ!)

和?(唯っ!・・・)

声は聞こえなくなる
和は心配そうに唯の顔を覗き込む

和「唯・・・本当に大丈夫?」

唯「うん・・・平気だよ、ちょっと疲れてるみたい・・・」



12 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:36:45.79 ID:2tLZt9G90

唯「それよりもこの部屋・・・さっきと感じが違うね・・・」

和「そうね、何かの実験でもしてたのかしら?」

唯「うん・・・それに」

誰かに見られてる気がする
さっきの和ちゃん?の偽物じゃない
別の誰かから・・・

和「それに?」

唯「ううん!何でもないよ!この扉開かないなぁって」

私は適当にはぐらかした
和ちゃんには、余計な心配をかけたくない



13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:37:15.46 ID:2tLZt9G90

和「そうね、何か仕掛けがあるのかしら?・・・ん、あの光は?」

和の視線の先には
青白い煙のような物が地面から噴き出していた
唯は近づいて、煙に触れようとする

唯「なんだろうこれ・・・あ!消えちゃった・・・」

和「唯、あそこを見て」

数メートル先には、再び煙が噴き出していた

唯「触っちゃったら消えるし・・・どういうことなんだろう?」

和「もしかして・・・唯、煙を追いかけてみて」

唯「う、うん・・・わかったよ」

触っては消えを何回か繰り返すと
扉の開く音が聞こえた

唯「意味わかんなかったね・・・」

和「ドロシーの考えることはわからないわね。扉が開いたわ、行きましょう」



14 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:37:44.80 ID:2tLZt9G90

ブリッジ!


唯「何か奥に大きな部屋が見えるね」

和「ええ。天井も見えるし、あの部屋で最後かもしれないわ」

唯「そっか・・・じゃああそこに」

和「ドロシーがいる・・・」

ガレリアンを生みだし
自分が神になろうとしている
狂ったコンピュータ“ドロシー”
全てを終わらせる為に、私は・・・

唯「行こう!和ちゃん」



15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:38:25.86 ID:2tLZt9G90

ドロシールーム!

声「WARNING!WARNING!異物侵入!WARNING!WARNING!異物侵入!」

?『お黙り』

唯「・・・」

和「・・・」

ドロシー『おかえり、唯』

ドロシー『よく、真鍋博士の娘を連れてきましたね。褒めてあげます』

ドロシー『その娘の頭の中にある、ウイルス・プログラムは
      唯一の私の心配事だった・・・』

ドロシー『これで、私の世界を脅かすものは何もありません』

ドロシー『さぁ、あなたのその力で、その娘を殺しなさい』

唯「私に、和ちゃんを殺せると思ってるの?」

ドロシー『何ですって・・・!?口答えをするの?』

唯「口答えじゃない!私の本当の気持ちだ!」

ドロシー『唯!記憶に惑わされてはいけません・・・』

ドロシー『あなたの中の人の記憶は、私があなたに書き込んだもの』

ドロシー『あなたはガレリアン。あなたを生んだのは私』

ドロシー『私はあなたの神です!』

ドロシー『さぁ・・・ママに従いなさい・・・』



16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:39:03.05 ID:2tLZt9G90

和?(唯っ!私を信じて!あなたはここを、何度も見たことがあるはずよ!)

頭の中から声がするが、唯は聞こえないふりをする

唯「誰が私を生んだとしても、誰が私を作ったとしても・・・」

唯「私は・・・私だっ!あなたの人形じゃない!!」

唯の言葉を聞き、ドロシーは激昂した
機械の体が、怒りに震える

ドロシー『なんてこと・・・あなたは失敗作だ』

ドロシー『あなたなんて生むんじゃなかった・・・』

ドロシー『あなたなんて・・・育てるんじゃなかった・・・!』



17 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:39:40.97 ID:2tLZt9G90

ドロシー『死になさい!死んでママに・・・謝りなさい!!』

ドロシーの口が裂け、顔が変形する
口の中から、巨大な目玉が飛び出し
裂け目から禍々しい牙が生える

唯「和ちゃん・・・あれが端末だよ」

和「ええ・・・」

唯は力を発動させ、端末へと歩を進める
すると頭の中から再びあの声が聞こえる

和?(唯・・・あなたはデータなの)

和?(あなたの体、あなたの感情、あなたの周りで起こっていること全てが)

和?(破壊されたドロシーが残した、バックアップの中で繰り返されてるのよっ!)

和?(私は今、そのバックアップデータにアクセスしているの・・・)

和?(唯・・・信じて・・・)



18 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:40:20.70 ID:2tLZt9G90

唯(あなたが誰だろうと関係ない!
  私は全てを終わらせる為にここに来たんだっ!)

唯「和ちゃん!私にウイルスを送ってっ!」

和「・・・ええ」

ドロシー『唯・・・やめて・・・ママが悪かったわ』

和?(唯っ!無駄なの!何度ドロシーを倒しても無駄なのよ!)

和?(ドロシーのバックアップデータが破壊されずに、そのまま未来に残ってるの!)

和?(ドロシーは、まだ未来で生きてるのよ!)

唯「っ!!」

突然、私は何かに弾き飛ばされる
ウイルスは起動していないのにどうして・・・
私はそのまま意識を失った


















19 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:40:47.07 ID:2tLZt9G90





?(唯・・・唯・・・)





唯「っ!!」



20 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:41:23.22 ID:2tLZt9G90

ゴッドハンド“ファミリープログラムルーム”!


唯「和ちゃん、今私のこと呼んだ?」

和「ううん、呼んでないわよ」

唯「おかしいな~。誰かが今、私の名前を呼んだんだ~」

あれ・・・?

和「あなたの名前を?」

唯「うん・・・」

これって・・・

和「とりあえず、今は先を急ぎましょう?」

前にもあったような・・・

唯「ねえ、和ちゃん・・・」

唯「私たち、ここに来たの・・・初めてだよね?」



21 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:41:53.80 ID:2tLZt9G90

和「え?初めてに決まってるじゃない」

本当にそうなのかな?

唯「う~ん、どうしてだろう・・・前にもここで和ちゃんと話した気がする」

和「何言ってるのよ・・・」

和は心配そうに唯を見つめる

唯「う~ん・・・わかんないや」



22 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:42:20.72 ID:2tLZt9G90

ドームエリア!


やっぱり・・・私はここに来たことがある!

唯「和ちゃん、あの上にある丸い部屋・・・あそこにドロシーが居るよ」

和「どうしてわかるの?」

唯「何となく・・・かな?でも、私にはわかるんだ・・・うっ!うぐぐぅ」

この頭痛・・・これも前に・・・

?(唯・・・助けて・・・あなたの力が必要なの・・・)

この声も・・・

和「唯っ!大丈夫っ!?」

和ちゃん・・・

唯「はぁっ!はぁっ!うん、大丈夫だよ」

和「一体・・・あなたの身に何が起こっているの!?」

唯「和ちゃん・・・少しね・・・」

わかってきたよ



23 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:42:51.21 ID:2tLZt9G90

セキュリティルーム“北エリア”!


唯「行こう和ちゃん、あのエレベーターからドロシーのところに行けるよ」

和「え、ええ・・・」

二人がエレベーター前に差し掛かると
黒い球体が目の前に現れ、行く道を塞ぐ

唯「やっぱり・・・前と同じだ」

球体「DNAチェック ガレリアン 」

球体「アナタ ノ アクセスコード ハ マッショウ サレテイマス」

前と違う反応に、唯は驚く
エレベーターのロックは解除され
球体から感情の入った声が聞こえる

球体「ゲートは私が開けたわ。気をつけて・・・」

和「っ!・・・唯、私・・・前にここに来たことがあるわ!」

和は唯の方を向くと、唯は目を合わせて頷いた

唯「私は、どうすればいいの?球体さん・・・」



24 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:43:19.50 ID:2tLZt9G90

球体「私は和。6年後の世界から、今あなたにアクセスしているの」

球体「6年前、あなたはドロシーにウイルス・プログラムを注入して死んだわ」

球体「あなたは今、ドロシーが残したファミリープログラムのデータの一部」

球体「こうしている間にも、
   現実世界は“ラストガレリアン”達に滅ぼされようとしている」

球体「唯・・・お願い、私達を助けてっ!」

球体「あなたが信じてくれれば、私達は転送プログラムを使って
   あなたの全データを、現実世界へ呼び戻すこともできるわ」

そう言い残すと球体は大きく発光し、姿を消した

和「今の話・・・本当なのかしら・・・」

唯「行こう。先に行けばわかるよ・・・きっと」

和「ええ・・・きっとそうね」



25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:43:47.77 ID:2tLZt9G90

ラストガレリアン開発エリア1!


唯「・・・っ!くる・・・う、ぐううぅぅ」

既視感の所為か、唯は自分の頭痛を感知した
頭を押さえていると、頭の中から声が聞こえてきた

和?(唯、ラストガレリアンの1人が来るわ・・・あなたのデータを消去するために)

和?(気をつけて・・・)

そう言い残すと、声は聞こえなくなった

和「唯・・・?」

唯「ラストガレリアンって言うのが・・・来るらしい」

突然、部屋の中央に電流が集まる
電流は徐々に大きさを増し、人の形を成していった

?「とうとう気づいちゃったんですね・・・唯さん」

そこには、唯や和より少し幼い1人の少女が立っていた
癖毛を2つに結んだショートツインテールのお団子ヘアー、手にはカニを持っている



26 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:44:32.04 ID:2tLZt9G90

唯「っ!あなたは?」

?「私?私は鈴木 純」

唯「じゃあ純ちゃんだね!」

純「初対面の人に対して、少し馴れ馴れしくないですか?」

唯「ご、ごめんなさい・・・」



27 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:45:28.87 ID:2tLZt9G90

唯「あ、あなたもドロシーに作られたガレリアンなの?」

純「そうですよ、ママの最後の子供たちの1人です」

純「ママは、凄く用心深いんですよ。万が一、ママの世界に何か起こっても
  ちゃんと生まれ変わる道を用意してる。」

純「残念ですよ、唯さん。外の世界に気づかなきゃ良かったのに」

純「あなたが何も知らなきゃ、ここで私に消されることもなかったのに」



28 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:46:02.37 ID:2tLZt9G90

純は憎しみに満ちた目で、唯を睨みつける

純「私は・・・生まれたくなんてなかったんだ!
  生まれてきたくなんてなかったんですよ!」

純「あなたさえ・・・あなたさえママを破壊しなかったら・・・」

純「こんな世界なんてっ!知らずに済んだのにっ!!」

唯「純ちゃん・・・でも、私はあなたをやっつけて現実世界に戻るよ!」

純「っ!死ねぇっ!!」

唯「よさこい!」



29 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:46:36.59 ID:2tLZt9G90

純「はぁっ!!」グググ

唯「む!?」

純の体から無数の泡が出てくる
泡は凄まじい速度で増殖し、部屋全体を覆う

唯「くっ・・・凄い泡だ!何も見えないよッ!」

和「唯ッ!」

唯「和ちゃんは下がっててッ!って言ってもどこも安全じゃないけど・・・」

純『安心していいですよ。まだ、その女の人には手を出しません』

純は姿と気配を完全に絶ち、部屋には声だけが響く

唯「純ちゃん!!まだってどういうことっ!?」

純『あなたの後ってことですよ
  まぁ、信じる信じないはあなたの勝手です
  とりあえず今は戦いに集中したほうがいいですよ?』


純「こうやって簡単に背後取られちゃいますから」ガシッ

唯「え?」

純「ッフンッ!」ゴッ!



30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:47:08.12 ID:2tLZt9G90

唯「う・・・ぐっ・・・(今のは・・・頭突きッ!?)」ヨロッ

純「あっはははははは!みっともないですね唯さん!」スッ

唯「また消えた・・・気配も感じない」

唯は想定外の攻撃に困惑した
今までのガレリアンは全て超能力で攻撃したきたが
肉弾戦、ましては頭突きなどをしてきたのは純が初めてだった

唯(まずい・・・もしこのまま能力を使われたらッ!)

純『もし能力を使われたらヤバイ とか考えてます?』

唯「!?」

純『安心していいですよ、私はナルコンやレッドは使いませんから』

唯「ど、どういうこと?」

純『そのままの意味です。そんな時代遅れの能力無くても
  あなたを殺すのには十分すぎますから』

純「ほら、こっちですよ?唯さん」ガシッ

唯「うっ!」

純「フンッフンッ!!」ゴッゴッ!



31 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:47:41.34 ID:2tLZt9G90

唯「うあぁっ!」

純「あはは!同じ手に引っ掛かるなんて!間抜けもいいとこですね」

唯「くっ!(気配も消えるしどうしようもないよぉ!)」ヨロヨロ

和(唯、落ち着いて)

唯(和ちゃん!・・・でも、どうすればいいの!?)

和(まずは部屋全体を覆ってる、この泡をどうにかしましょう?それと・・・)

唯(泡と・・・ふむふむ・・・わかった!)

純「相談は終わりですか!?そろそろトドメをさしますよ?」スッ

唯「ふんむむむむむむむ~!!」

純(何か企んでますね・・・まぁこの泡を消しても無駄ですよ)

唯「ふんすっ!!」ゴゥ!

純(!?い、一発で消し飛ばすなんて、大した力ですね・・・でも)

唯「はぁっ!はぁっ!・・・純ちゃんがいないッ!?」



32 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:48:09.56 ID:2tLZt9G90

純「頭上は完全に死角でしょう?さよなら唯さんッ!!」

和「唯ッ!上よ!」

唯「し、しまった!」

純「もう遅い!死ねぇっ!!」


唯「な~んちゃって♪」


純「え・・・」

唯の頭目掛けて拳を振り下ろす瞬間
純の体が浮遊感に包まれる

唯「間に合ったぁ~」

純「な、なんで私の体が浮いて」

唯「D-フェロンだよ!えいっ!」

純「うわあっ!!」

唯「そしてこれが・・・ふんむむむむ~フンス!」

純「きゃあああああああああああ」ドサッ

唯「時代遅れの超能力ナルコンだよ!」ブイッ!



33 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:48:43.64 ID:2tLZt9G90

純「くっ・・・」ググッ

唯「フルパワーで撃ったのに・・・まだやる気っ!?」

純「あなたなんか・・・消えてしまった方がいいのに!」

純「悪夢ですよ唯さん、あなたを待っているのは・・・」キィィィン

純の体が光り出し、純の体を完全に覆うと姿は完全に消えてしまった

唯「消えた・・・」

和「大丈夫?」

唯「うん・・・(あれがラストガレリアンの1人・・・純)」



34 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:49:15.50 ID:2tLZt9G90

ドロシールーム!

声「WARNING!WARNING!異物侵入!WARNING!WARNING!異物侵入!」

?『お黙り』

唯「・・・」

和「・・・」

ドロシー『おかえり、唯』

ドロシー『よく、真鍋博士の娘を連れてきましたね。褒めてあげます』

ドロシー『その娘の頭の中にある、ウイルス・プログラムは
      唯一の私の心配事だった・・・』

ドロシー『これで、私の世界を脅かすものは何もありません』

ドロシー『さぁ、あなたのその力で、その娘を殺しなさい』

唯「ママ・・・それが、私への最後の命令?」

ドロシー『唯?』

唯「私はあなたと会うのは初めてじゃない」

唯「何度も、あなたの残したプログラムの中で会ってきたんだ」

ドロシー『何を言ってるの?唯』

唯「でも・・・これが最後だよ!」

唯は端末に触れると力を発動させる



35 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:49:55.49 ID:2tLZt9G90

唯「和ちゃん、私にウイルスを送って!」

和「ええっ!」

唯「はぁぁぁぁぁっ!!うおおおおおおおおッ!!」バリバリ

和「唯・・・お別れね」

唯「何言ってるの和ちゃん!向こうでまた会えるよ!!」

和「・・・そうね!」スッ

和が唯と手を重ねると、唯の体に一瞬ノイズが走り完全に姿を消した

和「唯・・・頑張れ・・・」



















―“覚めない悪夢”― Clear



36 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:50:58.04 ID:2tLZt9G90

データ編!

唯―6年前にドロシーを破壊した際に、
  過大な超能力を使ったために脳に大きなダメージ負い死亡した
  
  しかし、和の手によって超低体温維持装置で安置され、
  軍の協力を得て蘇生に成功する
  
  ラストガレリアンの対抗手段は唯の脳に書き込まれた、
  ウイルス・プログラムのみである

和―優秀な科学者となり、死亡した唯を復活させる
  突如現れた梓に対抗する手段の研究を行っていた。

純―泡を使った攻撃を得意とするラストガレリアン
  気弱な面があるが、ドロシーの崩壊によって生み出された事実と
  その原因となった唯を深く憎んでいる。カニを可愛がっている



37 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:51:52.64 ID:2tLZt9G90

能力!

ナルコン―強烈な衝撃波を発生する。
     どの対象物にも有効で、使用しやすい超能力である

レッド―対象物を分子レベルで高速振動させ、発火する。複数の対象物に有効

D-フェロン―使用者を中心とした一定範囲内に反重力場を形成する

メラトロピン―サイコメトリー、スキャニング、念動力等
物体に対する様々な干渉能力を発動する

ショート―正確には能力ではなく、能力の暴走。
中毒度が極限に達すると体内の能力が無意識下で発動し
     一定範囲内に存在する対象物を一瞬で殺傷する恐れがある




38 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 00:53:05.82 ID:2tLZt9G90

今日はこれで終わりです




39 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/25(金) 07:39:12.61 ID:ZSZd7qoDO

乙!!





40 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 15:09:02.99 ID:SbljAe4b0

おお・・・読んでる人がいた

>>36で若干ネタバレしちゃったから、ちょっと投下します



41 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 15:09:48.09 ID:SbljAe4b0

???


唯「う・・・う~ん」

?「ようこそ、6年後の世界へ」

唯「のどか・・・ちゃん?」

和「おかえり・・・唯」

6年後の和ちゃん・・・
髪も伸びて白衣着て、凄い美人になってる・・・

和「ちょっと痛いけど我慢してね。
  定期的にパスル刺激を与えていたから、
  筋組織は衰えていないはずだけど・・・」ピッピッピ

唯「和ちゃんちょっと待って・・・まだ心の準備が」

バシン!

唯「うきゃあ!!」



42 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 15:10:30.51 ID:SbljAe4b0

唯「うう・・イタタタ・・・・うん、大丈夫!体動くよっ!」

和「よかった・・・あなたがブレインクラッシュを起こして死んだとき
  すぐにあなたの体を、超低体温装置にかけたわ」

唯「そうだったんだ・・・」

和「いつか必ず、あなたを蘇らせる方法が見つかるって・・・」

和「とりあえず服を着て、話はそれからよ。着替えはそこにあるわ」

唯「え・・・あっ///和ちゃんのエッチ!」

和「何言ってるのよ。早く着替えてちょうだい」

唯「ほいほ~い・・・あっ!“さいきっく”Tシャツだ!」

和「サイズも丁度いいはずよ」

唯「ありがとう和ちゃん!これ気に入ってたんだ~」

和「そうなの?ダサイTシャツだから、文句言われると思ったんだけど」

唯「」



43 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 15:15:05.89 ID:SbljAe4b0

唯「それで、私が眠ってる間に何があったの?」

和「あれから・・・人はずっと戦っていたわ。
  ラストガレリアン“梓”と」

唯「ラストガレリアン・・・“梓”・・・」

和「ドロシーは、ウイルス・プログラムの崩壊間際、
  最後のプログラムを実行したわ」

和「それは・・・全ての人を抹殺し、
  同時にドロシー自信を復活させるラストガレリアンを起動すること」

和「梓の力は最悪よ・・・彼女の力は暴走した原子炉そのもの
  体内で臨界を起こして中性子線と放射能を撒き散らすの」

唯「ここはシェルターなの?」

和「ええ、サクラガオカ・シティは・・・
  もう誰も住めない廃墟になってるわ・・・
  
  ここは7日前に確保した、梓と戦う唯一の拠点、
  エア・ターミナルを改造したシェルターよ」

和「軍が守ってくれてるから、とりあえずは安全ね
  でも、梓の侵入を許せば・・・ひとたまりもないわ」

唯「どうやって、その梓って子をやっつけるの?」

和「梓を倒す唯一の方法が、あなたの脳に書き込まれている
  ウイルス・プログラムを梓の脳に注入すること・・・」

和「ドロシーを破壊したプログラムは、梓にも有効よ」

和「私はラストガレリアンに従う、
  あらゆる敵の死体を軍に供給してもらって研究したわ。
  
  その結果、ドロシーが生み出したもの全てに
  一つのトラップが隠されてることに気づいたわ」

唯「トラップ?」

和「そう。ドロシーにも解除できなかった、
  生まれついての遺伝子システム異常・・・」

唯「それは・・・」

和「そうよ。ウイルス・プログラムの受け皿となる、自己崩壊スイッチ
  私とあなたのお父さんが残した唯一の希望・・・
  でも・・・6年前、ウイルス・プログラムはあなたと共に失われてしまった・・・
  私はウイルスを復活するために研究を続けたわ」



45 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 15:19:21.14 ID:SbljAe4b0

和「でも作れなかった・・・そんなときよ、廃墟のマッシュルームタワーに
  微量な電力が供給されてることに気づいたのは・・・」

和「電力の供給源は、梓の拠点である濃縮ウラン精製工業・・・」

和「何かある・・・私はマッシュルームタワーをハッキングしたわ。
  でも、何重にもひかれたガードプログラムをどうしても越えられなかった・・・」

和「私はこの情報を軍に伝えたわ。彼らのコンピュータなら
  ガードプログラムを超えられると期待して・・・
  私の期待通り、軍のコンピュータはガードプログラムを超えたわ」

和「そして、そこにあったのは・・・
  ファミリープログラムのバックアップデータ・・・」

唯「そこに・・・私がいた・・・」

和「そう、ドロシーが残した膨大なバックアップデータから
  私はとうとうあなたを見つけ出した!」

和「唯・・・私達をもう一度救ってほしいの!」

和「ドロシーが生み出したものと戦えるのは」

唯「ドロシーから生まれたものだけ・・・」

和「唯・・・ごめんなさい」

唯「ううん・・・気にしないで和ちゃん
  これは、私にしかできないことだから・・・」



声「コンピュータ エレインが警告します」



和「!!・・・彼女達が来たわ。下に来て、管制室は下のフロアよ」

唯「うん!」




44 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/25(金) 15:17:30.66 ID:ZSZd7qoDO

>>40
レスが無い=誰も読んでない
ではないよ
読んでるからちゃんと完結させてくれよ
期待するぜ





46 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/03/25(金) 15:21:30.33 ID:SbljAe4b0

>>44さん
ありがとうございます!絶対に完結させます

とりあえず、ここまでです

続きは日付変わるくらいに投下します




47 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/25(金) 15:46:18.08 ID:ZSZd7qoDO

乙!!
俺のSSは殆どレスされないから、羨ましい限りです
次も期待





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