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唯「ポケモンマスターになるよ!」#20 【ポケモン】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi?bbs=news4ssnip&key=1294925952&ls=50


唯「ポケモンマスターになるよ!」#index




869 名前: ◆KyDuLODZns:2011/04/11(月) 00:10:57.12 ID:9Z5oHP53o

遅くなってごめんよー。

とりあえず、服装については自分も描写を避けてきたから、
各々で好きな風に補完していただければと

最初服装描写はみんな制服にしようかと思ったけど、
この世界で制服はどうよ? とか突っ込まれるのが怖くて、一切服装描写かかなかった
ただなにかしらみんな鞄はもっていることにしといておくれー

では



870 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/11(月) 00:11:48.29 ID:9Z5oHP53o


さきほどまでの乾燥した空気が少し湿りを帯びていた
北風だ
水気を含んだ風が、なでるように彼女達の髪をさらしていた

律「唯……少しいいか……?」

唯「ん……なにかなりっちゃん?」

さきほどまで熱を帯びていた戦場が時を止めていた
カラカラも、アリゲイツも、そしてエンテイですらも
突然現れた来訪者に誰もが目を奪われていた

No.245 スイクン
いっしゅんで きたなく にごった 
みずも きよめる ちからをもつ。
きたかぜの うまれかわり という。





871 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/11(月) 00:14:55.24 ID:9Z5oHP53o


律と唯の手に持った図鑑がそれの情報を示す
だが、それを気にもとめず律が言葉の続きを作った

律「悪い、唯。少しこっちを頼んでいいか。
  私は……あいつと向かい合わなきゃいけない気がする」

律は自分自身ですらもよくわからない感覚にとらわれていた
出た言葉の理由もなんとなく感じたからにすぎない
だが、それでも

律「頼む唯」

唯「うん、りっちゃん。こっちはまかせてよ」

律「……悪い唯。行くぞアリゲイツ」

そして彼女は走り出す。
少し遠く離れた場所に見える水色のポケモンの元へ
またそのポケモンも彼女を待っているかのようにただそこへ立ち尽くしていた



872 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/11(月) 00:16:28.79 ID:9Z5oHP53o




唯「さぁ、ごめんね。少し私につきあってもらうよ」

目の前の朱の体を持つポケモンに話しかける
すると目の前のポケモンも唯と向き合った

エンテイ「―――」

声にならない咆哮がまるで返事のように聞こえた
――構わない
まるでそういっているかのように

唯「君は……ううん、なんでもないや」

「さてと、やっぱりここは大きいポケモンで対抗するべきかな?」

唯の手持ちには大型のポケモンも存在する
だから、今目の前の力に真正面から対抗するにはポケモンを替えるという手もある

……どうしようっか

そう数瞬悩んだとき、目の前のカラカラがこちらを振り向いていた



873 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/11(月) 00:18:21.84 ID:9Z5oHP53o


カラカラ「カラっ!!」

まだいける、その鳴き声はまるでそういった意味を含んでいるかのように思えた
だから

唯「そうだね、カラ太。うん、カラ太なら勝てるよ。だから――」

「やってみよう」

その言葉にカラカラも頷いた
そして

カラカラ「カラッ!?」

カラカラの体が眩いほどの光りに覆われる
その光りの中外観が変化していく
より逞しく、より機能的に



874 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/11(月) 00:20:19.88 ID:9Z5oHP53o


ガラガラ「――!!」

No.105 ガラガラ
ははおやに あえない かなしみを のりこえた 
カラカラが たくましく しんかした すがた。
きたえられた こころは かんたんに くじけない。

唯「カラ太も進化したっ」

ガラガラ「ガラッ!!」

唯「いけるね、カラ太?」

さきほどよりも手に持った骨にも力が入っている
それがガラガラの返事
だから

唯「お待たせ、ごめんね?」

目の前のエンテイにそう言うと、ガラガラが飛び出した
そしてエンテイも真正面からぶつかりに来る

唯「(あれ……お待たせ……?)」

ふと自分の言葉に疑問が生まれた



875 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/11(月) 00:22:26.85 ID:9Z5oHP53o




ガラガラが地面を蹴った

唯「ホネこんぼう!!」

2度目の真正面からのぶつかり合い
カラカラのときはすぐに吹き飛ばされてしまった
だが、今は巨体と押し合うこともできるようになっている

唯「……でも、やっぱり力は向こうのほうが上みたいだね」

エンテイ「――!!」

叫びと共に押し合っていたエンテイがガラガラの懐に頭を潜らせた
そしてそのまま、ガラガラを真上へと放り投げる

ガラガラ「!?」

唯「大丈夫、カラ太、落ち着いて。それほど飛ばされてないよっ」



876 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/11(月) 00:24:22.68 ID:9Z5oHP53o


言葉にガラガラが落ち着きを取り戻し、クルリと空中で回り体勢を整えた

唯「ずつきだよ」

重力に任せ地面へとまっすぐに向かう
そこには待ち構えているかのようなエンテイがいる
そして

――ガンッ

大きな音が響いた
ガラガラがエンテイの頭に己の頭をぶつける音

エンテイ「――!!」

当然勢いをつけた攻撃には反動もある
だが、ガラガラはその反動で後ろへと着地し、また攻撃態勢を作る



877 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/11(月) 00:27:49.59 ID:9Z5oHP53o


唯「みねうち!」

今度はガラガラが懐に入り込む
足とその胴体の間。
エンテイのそこへと滑り込んだガラガラが一気にホネを振りぬいた

――

打撃音だけがその場に残る

そんな攻撃にエンテイがぐらりと揺れた
そして足を曲げ、地面に伏すような姿勢を作る

――バキッ

今度はなにかが折れる音がした
見れば、ガラガラの持つ骨が真っ二つに折れている



878 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/11(月) 00:28:57.13 ID:9Z5oHP53o


唯「ふぅ……痛みわけだね」

伏したエンテイへと唯が近づいていく
そして自分のカバンからきずぐすりを取り出すと

――シュゥゥ

エンテイの足の部分へとスプレーし始めた

エンテイ「……」

唯「……君はなにかを試しに来たね?
  あるいは私達のことを計りにでもきたのかな? あの水色のポケモンも……」

エンテイはなにも答えない
だが、唯の独り言のような言葉は続く



879 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/11(月) 00:30:48.93 ID:9Z5oHP53o


唯「君は炎のポケモンなのに、闘いの途中一切炎を使わなかった。
  そしてさっき私達の準備が整うまで待ってくれていたね」

エンテイ「……」

唯「あはは、分かるよ。
  だって待ってくれる相手っていうのは
  大抵こっちを思ってくれているってことだからね」

とあるジム戦のとき闘いの最中に待ってくれた人がいた
まるでこちらの万全を出し切れるように と

そして先ほどのガラガラへの進化の間、目の前のポケモンも待っていてくれた
それが先ほどの自信の疑問の答え
正解かどうかなど分からないが、それが不思議と間違いではないような気がした

唯「ふぅ……よっし、とりあえず手当ても終わり。次はカラ太の番だね」

ガラガラ「ガラッ!!」

唯「君ももう行っていいよ。あ、でもりっちゃんの邪魔はしないであげてね」

「……さてと、カラ太も逞しくなっちゃって、ふふふ」

ガラガラ「ガラッ!!」



880 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/11(月) 00:32:14.31 ID:9Z5oHP53o


唯とガラガラがじゃれあいはじめる
が、エンテイはその様子を見守ることなく立ち上がり

エンテイ「……」

そのままもう一つの戦場を見つめると、
朱の体が毛並みを揺らしながらまったく別方向へと走りだす

唯たちとの距離はどんどんと離れていく
だが、一度だけ足を止め遠くでガラガラとじゃれあう唯のほうを見た
唯とガラガラはそのことには気付かない

エンテイ「――」

ゆっくりとエンテイが一つの動作を作る
その様子はまるで唯たちに頭を下げたかのように見えるものだった


「VS ガラガラ」 〆



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[ 2011/04/11 17:14 ] ポケモン | | CM(0)

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