SS保存場所(けいおん!) TOP  >  クロス >  紬「超特急ヴェガ?」#7日目 前編

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






紬「超特急ヴェガ?」#7日目 前編 【クロス】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1301931951/


紬「超特急ヴェガ?」#index




310 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 20:47:16.96 ID:iZsL9/27o


8月7日



コンコン

澪「・・・」

・・・

澪「・・・?」

コンコン

・・・

澪「あれ・・・?」

紬「おはよう澪ちゃん、どうしたの?」

澪「おはようむぎ、返事が無くてさ・・・」

紬「唯ちゃんまた練習に没頭してたのかしら?」

澪「前にもあったの?」

紬「うふふ、青森でね」

澪「そうか・・・」

コンコン

ガチャ

唯「おはよー、・・・澪ちゃんとむぎちゃん私の部屋の前でなにしてるの?」

澪「なんで憂ちゃんの部屋から出てくるんだ?」

唯「でっへっへ~」

憂「おはようございます」

紬「おはよう憂ちゃん」

澪「おはよう」

憂「昨日みなさんと別れてからお姉ちゃんが部屋に来て・・・」

唯「おしゃべりしてたんだけど、そのまま寝ちゃった~」エヘヘ

澪「そうか・・・。・・・朝ごはん食べに行こう」

紬「りっちゃんは?」

澪「あぁ、準備してるよ。みんなも準備が出来たら食堂車に来て」

唯「了解です!」





312 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 21:30:35.77 ID:iZsL9/27o



紬「もぐもぐ」ボリボリ

唯「もぐもぐ」ボリボリ

律「そんなにおいしいか・・・?」

唯「うん!りっちゃん食べないならちょうだい!」

律「どうぞ・・・」

唯「ありがとう~もぐもぐ」ボリボリ

澪「たしかにご飯には合うけどさ・・・」

憂「紬さん、私のもよかったらどうぞ」

紬「ありがと~。もぐもぐ」ボリボリ

律「・・・」

唯「食べないと風邪ひいちゃうよ?」

律「今夏だし・・・。ってどういう理屈なのさ?」

憂「乳酸発酵と大根の辛み成分が反応してできる
  β-カルボリン化合物の抗菌作用のおかげです」

律「そ、そうか・・・」

澪「カンペも無しに・・・」

律「澪だけ洋風ですな~」

澪「い、いいだろ別に!」

律「悪いとは言ってませ~ん」

紬「もぐもぐ」

唯「ごちそうさまぁ~、あー美味しかった!」

憂「ごちそうさまでした」

律「それで、どこに行くんだっけ?」

澪「おい、会議長・・・」

唯「浅間温泉だよ~」

律「よし、それじゃあ食べ終わって30分後にホームに集合な」

憂「はい」

澪「うん」

唯「今日もいい天気だね~、絶好の観光日和だよ」

紬「もぐもぐ」コクン



313 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 21:31:23.93 ID:iZsL9/27o


ガラガラ

律「おっ、誰も居ないぞ」

唯「私たちの貸切だね!」

澪「だからといって騒ぐのはダメだぞ」

律「よっしゃー!」テッテッテ

澪「あ、こらっ」

唯「わーい!」テッテッテ

憂「走ると危ないよ!」

紬「滑って転んだら大変よ~」

律「そうだな、私たちは子供じゃないんだから」

唯「そうだねりっちゃん!」

澪「まず体を洗ってからだ」

律「よし」

ゴシゴシ

唯「ほい」

ゴシゴシ

憂「次に頭を洗いましょう」

律「・・・っ」

ゴシゴシ

唯「・・・」

ゴシゴシ

紬「最後にお湯をかけて泡を流して、それから温泉へつかりましょう」

ザバァ

律「よっしゃー!」

ザバァ

唯「わーい!」

澪「子供だな・・・」

憂「はやく浸かりたくてウズウズしてましたね」

紬「うふふ」

律「唯、慎重にな・・・」ソォー

唯「ぉ・・・おぉ・・・」チャプン

律唯「「 ごくらくごくらく~ 」」ホワワーン

澪「・・・すごい幸せそうだな」

憂「は、はい・・・」



314 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 21:32:02.95 ID:iZsL9/27o


紬「私たちも入りましょうか」

律「朝風呂なんてどうかと思ったけど・・・」

唯「いいですなぁ~」

澪「あぁ・・・」

憂「いい気持ちです」

紬「・・・えぇ」

律唯紬「「「 ほ~げ~ 」」」

ガラガラ

律「あ、他のお客さんも来たからしずかにしようか」

唯「了解」

憂「・・・」

紬「私、風呂上りにアレやってみたいの」

澪「・・・?」

律「あぁ、アレな」

唯「風呂上りの楽しみの一つだよね」

澪「アレってなんだ?」

憂「腰に手を当てて飲むヤツですね」

紬「そうよ。ちゃんと販売機があったわ」キラン

律「はは、抜かり無いな」

唯「おぉ、楽しみだよ!」

澪「あぁ・・・アレ・・・な・・・?」

「えーと・・・」

唯「あ・・・」

律「どうした?」

唯「ねぇねぇ、りっちゃん・・・」ヒソヒソ

律「ん?」

唯「今入ってきた人さぁ・・・」ヒソヒソ

澪「こら、人を見てこそこそ話してたら失礼だぞ」ヒソヒソ

唯「だってぇ・・・」

「あ、ここでいいのかしら?」

憂「はい」

紬「うふふ」

「気持ちいいわね」

憂「効能は向こうの看板に書かれていますよ」

律「知り合い?」

「私よ律」

律「え?」



315 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 21:34:32.37 ID:iZsL9/27o


唯「あーっ!!」

「メガネを掛けていないから気付かなかったのね・・・」

律「いやいやいや!ここにいるはずがないから気付かなかったんだよ!」

「確かにそうね・・・」

澪「ん?」

紬「澪ちゃん、和ちゃんよ」

澪「和がどうしたって?」

律「事態を飲み込めてないのが一人・・・」

唯「わぁー!いつ来たの!?」

和「松本に到着したのはさっきね。憂に連絡が行ったと思うけど・・・」

憂「お姉ちゃんをびっくりさせたくて・・・黙っててすいません」

紬「みんなごめんね~」

律「むぎも一枚かんでいたのか・・・」

唯「びっくりしたよ~、
  和ちゃんに似ている人が入ってきたと思ったら本人なんだもん!」

澪「あー、和ね・・・のどかっ!?」

和「そうよ、私よ澪」

澪「ど、どうしてここに!?」

和「憂と連絡をとったからよ?」

律「あー、澪は今混乱してるから、どうして松本に来たのかを簡潔に頼む」

和「憂の変わりにヴェガに乗るからよ」

澪「あ、あれ・・・ここ松本だよな・・・?」キョロキョロ

律「ほら、澪あれが北アルプスだ」

唯「えー!うい降りちゃうの!?」

憂「うん、ごめんねお姉ちゃん」

澪「このメンツだと遠い場所に来たって実感が薄れてしまったよ」

律「あぁ、分かるぞ」

和「ごめんね、唯。私も息抜きがしたかったのよ」

律「・・・壮大な息抜きだな」

和「あなた達には負けるわよ」

紬唯澪律「「「「 う・・・ 」」」」グサッ

和「唯、勉強やってるわよね?」

唯「も、もちろんだよ!」

憂(あ、嘘ついてる)

和「そう、まぁいいわ。律は」

律「聞こえませーーーーーん!!」

バシャバシャ

和「ちょっ、律!」ワプ



316 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 21:35:58.46 ID:iZsL9/27o


律「今は旅の途中だからいいんだよーーーー!」

バシャバシャ

唯「わ、わたしも!」

バシャバシャ

和「ちょっと、唯まで!」

澪「ここはプールじゃ」ゴボゴボ

律「うるさーい!澪も温泉を飲んでしまえ!」

バシャバシャ

唯「おもしろーい!」

バシャバシャ

澪「や、やめろ!」

和「こ、この!」

バシャバシャ

律「うぉ、反撃が来たぞ唯!負けるな!」

唯「がってんでぃ!」

バシャバシャ

憂「・・・隣失礼します」

紬「えぇ」

憂「みなさん楽しそう・・・」

紬「勉強も大事だけど、この時間も大切よね」

和「そういう事にしとくわ・・・。目にしみるわね・・・」

澪「ここの成分はちょっと刺激が強いからな・・・」

バシャバシャ

律「うりゃりゃりゃ!」

唯「負けるか!」

バシャバシャ

紬「二人とも目をつむっているのね」

澪「それが災いして見方同士でかけあってるのか」

バシャバシャ

律「澪なかなかしぶといな!」



317 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 21:37:03.43 ID:iZsL9/27o


唯「和ちゃんもやるね!」

バシャバシャ

和「ここ、いい所ね」

澪「うん・・・景色も綺麗だし・・・贅沢な時間だ」

紬「疲れもとれて気持ちいいわ~」

憂「のんびりできていいですね」

ガラガラ

エレナ「オー!水しぶきですワ!忍者がいますネ!」

小麦「ホントだすごーい!」

澪「あ・・・」

エレナ「私たちも参戦するネ!」

小麦「よーし!」

バシャバシャ

律「い、勢いがましたぞ!?」

唯「負けないぞー!」

バシャバシャ

紬「気付いてないみたいね・・・」

憂「夢中になってます」

さとみ「どうなってるのよ~」

愛「これは・・・」

みらい「あ・・・みなさん」

紬「この場所ならゆっくりできますよ~」

さとみ「むぎさんも浅間へ来てたんですね」

愛「・・・お邪魔します」

澪「どうぞ」

憂「みなさんも浅間へいらしてたんですね」

みらい「はい。偶然会ったのでみんなで入ろうって事になりました」

和「ここから見てたら面白いわよ」



318 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 21:38:01.36 ID:iZsL9/27o


澪「和・・・」

バシャバシャ

唯「りっちゃん隊員!私腕が疲れてきました!」

律「負けるなー!和に我等の意思を伝えるのだー!」

唯「は、はい!もうちょっとがんばります!」

小麦「いくよ、エレナ!」

エレナ「エェ!」

エレナ小麦「「 水遁の術! 」」

ザッブーン

律「ゴボゴボ」

唯「ゴボゴボ」

紬「まぁ!」

澪「おぉ」

和「どうやったのかしら」

さとみ「後で教えてもらおうかな」

愛「使い道がないと思いますが・・・」

憂「お姉ちゃんと律さん大丈夫かな・・・」ハラハラ

みらい「あ、起き上がりましたよ」

律「だ、大丈夫か唯・・・」ゴホゴホ

唯「う、うん大丈夫」ゴホゴホ

律「我々は敗北してしまった・・・」

唯「さすが生徒会長だよ・・・」

和「二人ともちゃんと勉強するのよ?」

律唯「「 はーい・・・ 」」




319 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/06(水) 21:41:48.44 ID:QjOQpk0co

このやり取りワロタ



320 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/06(水) 21:43:44.41 ID:3Nbh1HsZo

唯律がいい意味でアホだww
和ちゃんはある意味さすが





321 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:06:32.61 ID:iZsL9/27o




律「あー・・・、疲れを取りに来たはずなのに・・・」

澪「背筋伸ばさないとだらしなく見られるぞ」

律「いやぁ~・・・、つかれちった」

愛「大丈夫ですか?」

律「だいじょうぶだよ~」

澪「唯は元気だぞ」










小麦「・・・と、いう訳でここ浅間温泉は『松本の奥座敷』と呼ばれています」

エレナ「・・・」ジー

唯「大切なお客様を案内する場所とされていました。殿様も入っていたようです。
  そう思うと歴史の重みがありますね」キリ

エレナ「オッケーデース。二人の解説バッチリでしたワ」

紬「二人のレポート良かったわよ~。お疲れさま~」

小麦「おつかれー!それにしても、唯ちゃんよく短時間で覚えられたね!すごいよー!」

唯「でへへ~、でも次の事覚えたら今覚えたの忘れちゃうよ~」

小麦「あはは、それ私もなんだ~。すぐこぼれていっちゃうの!」

唯「そうそう!」

紬「あらあら」



322 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:07:52.39 ID:iZsL9/27o


憂「ふふ」

みらい「ふふ、唯さん大活躍ですね」

和「なるほど、みんな楽しくやっているのね」

憂「はい、私も安心して帰れます」

みらい「帰られるんですか?」

憂「はい、お姉ちゃんをよろしくお願します。みらいさん」ペコリ

みらい「い、いえ・・・こちらこそよろしくお願します」ペコリ

和「あら?あなたアイドルの飯山みらい・・・?」

みらい「は、はい・・・」

和「TVの時と雰囲気が違うから気がつかなかったわ・・・」

みらい「そうですよね・・・。
    オフの時の私だと街を歩いていても気付かれないみたいです・・・」

憂「そうなんですか・・・」

みらい「ふふっ、こんなの『飯山みらい』じゃないって思うのかもしれませんね」

和「・・・」

憂「そうですか・・・?」

みらい「え・・・」

和「唯はどっちのみらいでも、
  一人の『飯山みらい』として見てたんじゃないかしら?」

憂「はい」

みらい「・・・」

和「あなたが出演している番組を私たち三人で見たのよね・・・憂?」

憂「そうだよ、覚えていたんだね」

和「今思い出したんだけど。確か・・・その時にあなたのファンになったと思うわ」

みらい「・・・」

憂「ふふ、そうです。お姉ちゃん目をキラキラさせていましたから」

和「そうだったわね」



323 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:08:41.25 ID:iZsL9/27o


みらい「その時の『飯山みらい』はどっちの『飯山みらい』でしたか・・・?」

和「今の『飯山みらい』よ・・・」

みらい「・・・」

和「少しややこしいわね」

憂「ここにいる『素直な飯山みらい』だよね、和ちゃん」

和「えぇ、あの時TVのあなたの真似をしてテーブルの上のものをひっくり返したのよね」

憂「そうです」クスクス

みらい「・・・」

和「そんなに前の話じゃないような・・・」

憂「えぇと」

みらい「1年と2ヶ月前・・・」

和「よく覚えているのね」

みらい「はい・・・『アイドルの飯山みらい』が生まれた日でもありますから」

和「どういう事・・・?」

みらい「今の事務所に移籍した日・・・です」

憂「・・・」

和「・・・?」

唯「おぉーい!3人ともこっちに来て~!」

憂「?」

和「どうしたのかしら?」

みらい「・・・?」

憂「行きましょう」



324 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:09:54.22 ID:iZsL9/27o


修治「北アルプスも入れたいな・・・」

律「そうだな~、それだとあっちか?」

修治「この人数だともっと広い所がいいな・・・」

唯「そうだね~、あっちはどうかな」

紬「そうね」

修治「じゃあ並んで~」

律「よっろしく~」

澪「私のカメラだけでいいのか?」

律「ん?あぁ、私は自分で撮りたいからさ」

澪「ふ~ん」

修治「愛ちゃん、もっと寄ってー」

愛「は、はい・・・」

小麦「みんな入ってる~?」

修治「田井中さんももっと詰めて」

律「は、はいよー」

エレナ「どうですカ?」

修治「よし、大丈夫。いくよー、はい、チーズ!」カシャ

さとみ「ありがとう修治くん」

みらい「ありがとうございます」

修治「これぐらいいいよ」

律「あのさ・・・田井中さんはやめてくんない?」

修治「じゃあ律ちゃん?」

澪「りつちゃん」ブフッ

律「痒いからダメだ」

修治「律さん」

律「先輩かっ!」

修治「律?」

律「それでいいからさ」

修治「分かった」

紬「ありがとうございます」

修治「いえいえ、はいカメラ」

和「私も入ってよかったの・・・?」

憂「私も・・・」

唯「ヴェガの乗客だから大丈夫だよ~」

紬「そうよ~」



325 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:11:16.42 ID:iZsL9/27o


律「おっ、打ち水してるぜ~」

澪「夏の風物詩だな」

愛「今日も暑くなりそうですね」

律「唯~水を掛けられないように注意しろよ~」ニヤリ

唯「私そんなにドジじゃないもん!」

紬「あらあら・・・あっ」

バシャッ

律「・・・」

「あっ!ご、ごめんなさい!今タオル持ってきます!」

タッタッタ

澪「言った本人が掛けられたのか・・・」

愛「あ・・・」

律「大丈夫、今日も暑くなるから丁度いいよ」キラリ

修治「ん?どうしたの?」

愛「律さんが水をかけられてしまって・・・」

エレナ「水もシタタルいい乙女ですネ」

修治「ほら、律ハンカチ使えよ・・・」

紬「りっちゃんハンカチ使って・・・」

小麦「おぉーっと!どっちのハンカチを使うのかー!」

修治「琴吹さんのを・・・」

紬「鳥羽さんのを・・・」

小麦「お互い譲ってしまったー!」

律「小麦~!」

小麦「えへへー、一度実況をやってみたかったんだ~」

修治「じゃあ、はい」

紬「はい」

小麦「また二人同時に出してしまったー!」

修治「・・・」

紬「・・・」

小麦「おぉっと、今度はひっこみづらい様子だー!」

唯「じゃあ私も・・・はい」

律「なんでだ!」

澪「はい」

律「おいっ!」



326 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:12:52.32 ID:iZsL9/27o


小麦「唯ちゃんと澪ちゃんも差し出された4っつのハンカチ・・・
   どれをとるのか見ものですね~。撮ってるエレナ?」

エレナ「バッチリですワ」

律「なんなんだこれ・・・!」

唯「愛ちゃんと憂も出して」ヒソヒソ

憂「わ、分かった」ヒソヒソ

愛「え・・・!」

憂「どうぞ律さん使ってください」

愛「ど、どうぞ・・・」

律「えぇー!」

「あ、あの・・・タオル・・・」

和「もうちょっと待っててもらえますか?」

さとみ「えっ!?」

みらい「いいのでしょうか?」

修治「俺が引くべきなんだろうけど・・・」

律「じゃあ引けよ」

修治「男には引くに引けない時がある」

律「それは今じゃないだろ!」

紬「りっちゃん!」

律「な、なに・・・?」

紬「わたし、選ばれなかったとしても後悔しない!」

律「断りづらくなったよ!」

唯「りっちゃんと過ごした時間は忘れないよ!」

律「そうか」

唯「・・・」ションボリ

律「こんな状況にしたの唯だかんな!」

澪「りつ・・・」

律「な、なんだよ・・・」

澪「うぅん、私信じてるから」キラキラ

律「ちょっとテンション上がってるのか・・・?」



327 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:13:44.74 ID:iZsL9/27o


憂「律さん・・・お姉ちゃんの後に使って下さい!」

律「え・・・憂ちゃんノリでやってんの?」

憂「はい、半分は・・・」

律「半分本気なの!?」

愛「わ、わたしのせいだと・・・」

律「いや・・・この状況は唯のせいなんだが・・・」

愛「使って下さい!」

律「・・・ちょっと重いかなぁ」アハハ

和「早く受け取らないと風邪ひくわよ」

律「和・・・って、タオルあるじゃん!」

エレナ「逃げはイケマセーン!」

さとみ「どういう結末を迎えるのか・・・」ゴクリ

みらい「演技の勉強になります」

律「くぅ・・・他人事だと思いやがって・・・あ、そうだよ。借りなくても」ゴソゴソ

ガシッ

澪「自分の使うのはナシだぞ」ニコニコ

律「くっ・・・」

小麦「さぁ!誰を選ぶのか!」

修治「はい、どうぞ」

紬「さっ、りっちゃん」

唯「りっちゃん!」キラキラ

澪「はい」

憂「どうぞ」

愛「よろしかったら・・・」

律「だぁーーー!!!」

ババババババッ

小麦「全員のを取ったー!!」

さとみ「偉いわ律さん」

みらい「はい」ウンウン



328 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:14:51.04 ID:iZsL9/27o


和「はい、律」

ファサ

律「あ、あぁ・・・って結局タオル使うのかよっ!」

ゴシゴシ

和「憂が言ってたように、みんな半分くらい使って欲しかったのかもね・・・」

律「なんだよそれ・・・」

ゴシゴシ

和「さぁ・・・」

律「和、自分でやるからいいよ」

和「そう?」

律「あぁ、ありがと」

修治「みんなどこへ行くの?」

唯「旧開智学校だよ~」

修治「エレナと愛ちゃんも?」

エレナ「そうですワ」

愛「はい」

修治「それじゃ俺も行くかな」

小麦「一人の観光は寂しいですからね~」ニヤニヤ

修治「ち、違うわぃ」

紬「大移動ね~」

憂「そうですね」

唯「ムーだね私たち」

澪「ヌーだろ・・・」

さとみ「ふふ」

みらい「クスクス」

唯「みらいちゃんも行けるの?」

みらい「はい、お昼までオフなんです」

唯「やった!」

憂「よかったねお姉ちゃん」

律「今は放ったらかしかよ」

和「寂しいの?」

律「違うっつの」



329 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:15:45.18 ID:iZsL9/27o


―――――旧開智学校

律「」パシャッパシャッ

修治「建物しか撮らないの?」

律「ん?あぁ、記念写真はむぎが撮ってるし」

修治「ふ~ん」

紬「わぁ~、白と黒の色合いがキレイね~」

憂「本当に・・・」

さとみ「えぇ、いいわねこんな学校に通えたら・・・」

紬「そうね~」

律「おぉーい、早く入ろうぜー!」

紬「は~い」

唯「おぉ、中はこうなってるのですね!」

澪「日本に居るのに日本じゃないみたいだ・・・」

みらい「ほんとですね・・・」

さとみ「ね、これ見て」

修治「んー?『義正』『初江』」

律「そばに明治の年号と日付もあるな・・・」

唯「なにかな~?」

さとみ「多分二人は恋人同士だったんじゃないかな?」

憂「わぁ」キラキラ

和「いいわね・・・こういうのが残ってるなんて」

愛「二人は結婚できたのでしょうか・・・?」

小麦「う~む、明治はお見合いや親同士の約束なんかで結婚してた時代だからね~」



330 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:17:09.41 ID:iZsL9/27o


律「結ばれぬ愛だったのか・・・」ガックリ

さとみ「きっと2人は離れ離れになってもずっと想いあっていようって誓ったんだわ」

唯「おぉ、ロマンティック!」バシーン

和「なによそのポーズは・・・」

紬「その2人の孫がここで出会ってたりして・・・ね」ニコニコ

律「おぉ、ファンタスティック!」バシーン

エレナ「2人ともキマッテますワ~」ジー

修治「うむ、ヒーローと間違えてしまいそうだ」

律「・・・」カァ

澪「恥ずかしいならやるなよ・・・」

律「そうだな・・・」

愛「ここは、教室が開放されているんですね」

唯「! いいこと思いついちゃった~♪」ルンルン



331 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:21:25.93 ID:iZsL9/27o


唯「さぁ、みんな座るザマス」キリ

律「なんだ?」

唯「これから授業を始めるザマス」キリ

澪「どうしたんだ?」

唯「私語は厳禁ザマス」キリ

憂「座ってもいいのでしょうか・・・?」

小麦「いいみたいだよ~」

律「しょうがない、付き合ってやるか・・・って!」

澪「むぎもう座ってる!」

紬「うふふ」

さとみ「なにしてるの?」

みらい「・・・?」

修治「え・・・」

唯「さぁ、みなさんも座るザマス」クイクイ

和「私のメガネ・・・」

愛「足元気をつけてくださいね・・・」

和「あ、ありがと・・・」

唯「みなさん座りましたザマスね」キリ

憂「は、はい」

紬「・・・」ワクワク

みらい「これから何を・・・?」

唯「せっかく学校に来たのですから、勉強をしますザマス。
  カメラが来ていますがお気になさらず」キリ

エレナ「・・・」フリフリ

唯「それでは教科書の34頁を開くザマス」キリ

律「普通に喋ってくれ」

唯「うん、分かった」

澪「切り替え早いな」

小麦「はい先生ー!私たち教科書持ってませーん!」

唯「もぅ、みんなここに何しに来たの~?」ブー

律「観光しにだよ」

さとみ「さっそくグダグダね・・・」



332 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:23:11.53 ID:iZsL9/27o


修治「号令はしないのですか?」

唯「そうですね・・・まずは生徒会長を決めましょう」

澪「学級委員でいいんじゃないのか?」

律「いいんじゃないか?委員だけに」

澪「・・・」

愛「クスクス」

みらい「クスクス」

唯「そうですね・・・それじゃあ私が決めます」

和「・・・」

さとみ「あ・・・」

唯「和ちゃんは今メガネかけていないから、さとみちゃん!」

さとみ「・・・」フゥ

唯「・・・と見せかけて憂!」

憂「私?」

さとみ「・・・」

唯「・・・とみせかけて澪ちゃん!」

澪「えっ!?」

修治「そのフェイントに意味はあるのか・・・」

澪「そ、それじゃ授業お願しま」

唯「ちがうよ~、起立、礼、着席だよ~」

澪「え・・・、き、きりーつ!」

ガタガタ

唯「今なんて言ったの~?」

澪「? きりーつ・・・?」

小麦「・・・?」

唯「きを取って下さい」

澪「りーつ」

律「うわ、くだらねぇ」

紬「唯ちゃん・・・これがやりたかったのね」

澪「」ヘナヘナ

律「先生ー、秋山さんがやる気を失くしましたー」



333 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:24:14.40 ID:iZsL9/27o


唯「ごめんね澪ちゃん~。じゃあ憂お願い」

憂「はい。起立」

ガタガタ

憂「礼」

ズバッ

憂「着席」

ガタガタ

唯「おぉ」キラキラ

律「いや、感動してないで授業してくれ」

愛「どんな授業するのでしょうか・・・」

律「どうせ音楽だよ」

唯「さて・・・どうしよっか?」

さとみ「行き当たりばったりだったのね・・・」

小麦「先生の得意な科目はなんですか?」

唯「音楽です」キリ

みらい「専攻はなにを・・・?」

唯「カ、カスタネットです!」

紬「・・・」

律「今までの2年間を失くしたのかお前は・・・」

さとみ「クスクス」

唯「カスタネットって意外と難しいんだよ。こうやって・・・うんた」

律「はいはい、分かったから唯はもうどいてろ」ポイッ

唯「あー」ヒュー

憂「お姉ちゃんこっち座って」ポンポン

唯「あい・・・」

修治「授業の内容は?」

律「え?私!?」

愛「楽しみです」

澪「どうせ唯と同じ音楽だよ」

律「む・・・」カチーン

小麦「火が点いたね~」

律「・・・むぅ」シュウ

憂「消化されましたね・・・」



334 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:25:49.46 ID:iZsL9/27o


和「唯、そろそろメガネ返して」

唯「はい、ありがと和ちゃん」

紬「はい!私やりたいです!」ビシッ

さとみ「えっ!?」

律「しょうがないなぁ~、むぎに任命しようじゃないか」

紬「光栄です」フンス!

唯「和ちゃんもう一回貸して」

和「え・・・」

みらい「楽しみですね」

唯「はい、むぎちゃん」

紬「ありがと~」スチャ

修治「メガネかけなきゃ教壇に立てないルールか」

紬「それでは相対性理論について述べるザマス」

唯「」ピキーン

小麦「」ピキーン

澪「」ピキーン

律「おぉ、数名凍ったな」

和「唯が思考停止したのは分かるけど、どうして澪まで凍るのよ」

憂「紬さんの口調にびっくりしたのではないでしょうか・・・」

さとみ「わ、わたしもびっくりした・・・」

紬「移動している物体は止まっている物体より
  ゆっくり時間が進むという理論なの~・・・ザマス」

律「」ピキーン

みらい「」ピキーン

愛「勉強になります」

修治「あ、愛ちゃんやるな・・・」

愛「SF小説ではよく出てくる理論ですから」ニコニコ

和「そうね・・・」

紬「という事で光の速さは誰が観測しても常に一定なのね」

修治「くっ・・・」

和「抗ってるのね・・・」

エレナ「・・・」ジー

紬「光速で移動できる宇宙船に乗って10年旅をして、
  地球へ帰ってくると70年の時間が経っているの」

さとみ「浦島効果ね」

憂「昔話ではそういうお話多いですよね」



335 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:27:12.66 ID:iZsL9/27o


修治「聞いたことあるな」

紬「そうなの、時間にまつわるおとぎ話は
  大抵そうじゃないかと推察されているわね」

和「もういいんじゃない?」

紬「特異点・・・あら?」

修治「みんなついていけないみたいだ・・・俺も危ない」

さとみ「ほ、他の授業ならみんな回復すると思いますよ」

紬「・・・そうね・・・それじゃ南国の話を一つ」

澪「・・・あ、口調が戻ってる」

和「おかえり、澪」

紬「私が聞いた話によるとね、
  とある国ではお茶・・・飲み物が日本で言う縁側に用意されているの」

唯「お茶!?」

律「ティータイム!?」

さとみ「おかえり唯ちゃん、律さん」

愛「用意されている・・・?家の主人が居なくても勝手に飲んでもいいのですか?」

紬「えぇ、急須のような入れ物に入ったお茶とコップと
  お茶請けのような食べ物もあるから、自由にお使い下さいって事ね」

みらい「いいですね・・・」



336 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:28:01.03 ID:iZsL9/27o


小麦「ふむふむ」

憂「あ・・・おかえりなさい」

修治「どうしてそんな習慣があるの?」

紬「南国の暑い気候ともなると水分補給を
  頻繁にしなくちゃいけないでしょ?その為なの」

唯「おぉ、いいですな」

律「暑いとやってられないもんな~」

紬「えぇ、だから暑い時はのんびりお茶でも飲んで、
  涼しくなったらまた働きましょう。という風習らしいわ」

エレナ「・・・フムフム」ジー

さとみ「おもしろ~い」

澪「あぁ、いいな、そういうの」

紬「うふふ」

唯「むぎちゃん、それどこで知ったの~?」

紬「あれ・・・?いつどこで知ったのかしら?」ハテサテ

和「インターネットで拾った情報じゃない?」

さとみ「なるほど」

修治「印象に残った情報でも得た方法は忘れちゃうよね」

みらい「そうですね・・・」

律「よぉーし、授業はもう終わりだ!」

紬「そうね~、憂ちゃんお願い」

憂「はい。起立」

ガタガタ

憂「気をつけ、礼」

ズバッ

紬「まぁ」キラキラ

エレナ「バッチリ撮れましたヨー」グー



339 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:31:34.96 ID:iZsL9/27o


さとみ「楽しかった~」

みらい「私もです」ニコ

愛「はい」

修治「前半はコントだったけどね・・・」

律「よーし、続いて上高地へ行くぞー!」

唯「おー!」

エレナ「そうデスカ、それなら私たちはこれで別れるネ」

澪「え・・・」

小麦「じゃあ、列車でね~バイバーイ」フリフリ

紬「またね~」フリフリ

みらい「私も仕事がありますので、これで失礼します」

唯「うん、まったね~」

愛「私もこれで・・・」

修治「俺も・・・みんな後でね」

律「じゃ、列車でな~」

和「上高地へ行くの?」

紬「そうなの~」

澪「まだ時間あるから大丈夫」

唯「うん、大正池に行ってみたいんだ~」

和「私、松本城へ行ってみるわ」

憂「和さん一緒に行かないの?」

和「松本城の方が興味あるのよ」

さとみ「それなら私も一緒に行っていいですか?」

和「えぇ、いいわよ」

律「唯はどうするんだ?」

唯「むむむ・・・」

澪「和とはいつでも一緒だろ?」

和「いつもじゃないわよ」

唯「か・・・」



340 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:32:05.10 ID:iZsL9/27o


紬「か・・・?」

唯「上高地へ行きます!」

和「そう、それじゃ気をつけてね」

律「和とさとみも列車の時間間違えるなよー」

さとみ「えぇ、分かったわ。それじゃ」

憂「後でね」

澪「律、あの二人に限ってそれはないだろ・・・」

律「いや、京都で迷ったじゃないか・・・」

唯「大丈夫だよ!」

憂「はい!」

律「そ、そうだな・・・」

紬「・・・」

澪「急に人が減ると・・・」

唯「寂しいよね」

紬「私たちも列車に間に合わなくなるわよ~」

律「そだぞー、はいしゅっぱーつ!」

憂「おー!」



341 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:34:05.36 ID:iZsL9/27o


律「そういやさ、駅に停車してた列車に」

澪「あぁ、あったな」

唯「なにが?」

律紬澪「「「 特急あずさが 」」」

唯「あずにゃんが!?」

憂「特急が付いてたよ、お姉ちゃん・・・」

律「このガイドを読んでいたらふと思い出した」

澪「なになに
  『大正4年に、焼岳が噴火して
   そのときにせき止められた梓川から、この池が出来た』」フムフム

憂「だから大正池なんですね」

紬「あずさちゃん今どうしてるのかしら・・・」

憂「用事があると言っていましたから」

唯「いつでも一緒にいるよ・・・あずにゃん」シミジミ

律「この池の下には当時の家が沈んでいるのかもしれないんだな」

澪「そ、そうか・・・」ガクガク

紬「今は観光名所になってるけど・・・」

憂「住んでいた人にはちょっとかわいそうな気がしますね」

唯「きっとお魚の棲家になってるよ~」

澪「そうだな・・・それだとちょっと覗いてみたいかも」

憂「そうですね」

紬「・・・」

唯「・・・」

律「・・・そろそろ時間だな」

紬「そうね・・・」

唯「・・・」

澪「・・・」

憂「私も帰らなきゃ・・・」

唯「そうだね」

澪「うん、そうだな」

律「よし、駅に戻るぞ~」

紬「・・・うん」



342 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:35:06.21 ID:iZsL9/27o



憂「はい、和ちゃん。乗車証」

和「えぇ」

車掌「確認致しました」

憂「車掌さん、ありがとうございました」

和「私たちの我がままを快く受けてくださり、とても感謝しています」

車掌「そんなに固くなさらないでください、
   楽しんでくださればそれで充分です」ニコニコ

和「そう言っていただけると・・・」

憂「車掌さん、姉をよろしくお願します」ペコリ

車掌「はい、私どもにお任せ下さい」

和「・・・」

車掌「平沢憂さん、気をつけてお帰り下さいね」

憂「はい!とても楽しかったです。
  本音を言うともう少し乗っていたかったです」エヘヘ

和「憂・・・」

車掌「ふふ、私どもにはこれ以上のないのお言葉です。それでは失礼します」

憂「はい、お世話になりました」



343 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:36:37.41 ID:iZsL9/27o


唯「・・・」

憂「・・・」

律「それじゃ、またね憂ちゃん」

憂「はい、また」

澪「気をつけてね」

憂「はい、みなさんもお気をつけて」

紬「一緒に観光できて楽しかったわ」

憂「はい、私もです!」

和「憂、ごめんね・・・」

憂「ううん、お姉ちゃんと少しでも旅ができて楽しかったよ。
  後はよろしくね和さん」

和「えぇ、任せて」

prrrrrrrrr

唯「うい、大丈夫?」

憂「うん、お父さんとお母さんが迎えに来てくれるから。安心して」

唯「そっか・・・」

憂「それでは、みなさん無事に帰ってきてくださいね」

律「任せとけー」

澪「あぁ、大丈夫」

紬「えぇ」

唯「じゃあね・・・」

和「お土産持って行くわ・・・」

憂「うん!」

タッタッタ

「じゃあねー、憂ちゃ~ん!」

憂「あ・・・」ニコ

プシュー

憂「」ペコリ

ガタン ゴトン ガタンゴトン

「ふぅ~危ない危ないヤバかった~」

紬「・・・」



344 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:38:10.66 ID:iZsL9/27o


律「あのぉ~どちらさまですかぁ?」

澪「・・・」

「一日会わないだけで忘れちゃったのかなぁ~?」

唯「・・・」ムス

律「記憶にございませんですな~」

「あれれ?みんな怒ってるの?」

紬「さぁ・・・どうでしょうか」ムス

「むぎちゃんも!?」

和「あなたが山口星奈さんね」

星奈「えっ?」

唯「どうして星奈ちゃんの名前知ってるの?」

星奈「あなたは・・・?」

和「私は真鍋和。この子たちと同級生よ。・・・昨日梓に会ったのよ」

澪「梓と?」

律「どういう事だ?」

和「私が学校の用事を済ませているとき、
  けいおん部の部室からギターの音が聞こえたの」

星奈「・・・」

和「本当は私、ヴェガに乗るの断ろうと思ってて・・・」

唯「そうだったの・・・?」

和「えぇ、それを梓に伝えようと扉を開いたら・・・梓が一人でギター抱えて座っていたわ」

紬「あずさちゃん・・・」

和「夕日が差し込んでて幻想的だったわね・・・」

律「寂しそうじゃなかった?」

和「寂しそうというより・・・私の顔をみるなり嬉しそうにしてたわよ?」

澪「え?」

和「話し相手になってくれって・・・座らされたわ」

星奈「・・・」

和「珍しくたくさん喋っていたわね。道中の話、札幌、青森、仙台・・・東京」

律「へぇ・・・」

和「あなたの名前もたくさん出てきたわ・・・」

星奈「梓ちゃん・・・」

和「それを聞いたら乗ってみたくなってね・・・」

唯「そうだったのか~」

紬「よかった・・・」



345 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:38:53.75 ID:iZsL9/27o


澪「うん・・・」

律「そうだな」

星奈「うん、よかった・・・ちょっと気がかりだったからね・・・」

和「それから、これを星奈さんに渡してくれって・・・受け取って」

星奈「うん・・・これは?」

澪「梓が使っていたピック・・・」

律「・・・そっか」

星奈「へへっ、可愛いところあんじゃん」

唯「あずにゃんは全部可愛いよ~!」

星奈「・・・そうだね~」

和「渡せないかもしれないけどいいのか、
  と聞いたら『渡せるかもしれないからお願します』だって」

唯「おぉ、あずにゃんかっこいい!」

和「ふふ、妙に大人びていたわね」

星奈「そっか、ありがとう和」

和「私は運んで渡しただけ・・・、大した事してないわ」

唯「でも、和ちゃんが来てくれたから渡せたんだよ」

紬「そうね」

律「あぁ」

星奈「うん」

澪「そうだな」

和「ど、どうしたのよみんな・・・」

星奈「へへっ、みんなありがとう」

律「それで、だ。これはこれ、それはそれ・・・だよなぁ」

和「・・・?」

紬「そうね・・・」ムス

澪「・・・」

唯「ほんとだよ~」ムス

星奈「あれれ?機嫌直ってくれないの?」

律「・・・」ツーン

星奈「えーと・・・和理由を教えてくれない?」

和「私は今朝来たばかりだから詳しくは知らないわね・・・」

紬「・・・」ムス

唯「・・・」ムス

律「・・・」ツーン

星奈「えーと・・・」アセアセ

澪「・・・ブフッ」



346 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:40:04.68 ID:iZsL9/27o


和「澪・・・?」

澪「フフッフフフ、・・・らしくないよみんな」

紬「・・・ふふ」

唯「・・・へへへ」

律「・・・だな」

星奈「・・・えーと」

紬「うふふ」

唯「あははは」

律「へへっ」

澪「ふふっ」

和「・・・?」

星奈「え・・・」オロオロ

紬「ごめんね、星奈さん・・・」

唯「ごめんね~」

律「なんか・・・星奈の顔みたら拗ねてしまった」

和「そういう事ね」

星奈「・・・」

澪「ふふ、でもあんな別れ方されたらびっくりしますよ」

紬「黙って降りたと思ってショックだったから・・・」

唯「そうだよ~」

星奈「ごめ~ん・・・手紙読んでくれたでしょ?」

律「あぁ、床に落ちていた手紙をな!」

星奈「あれ?車掌さんに渡したハズなんだけどな・・・?」

唯「手紙の言葉も足りないよ~」

律「そうだぞー」

星奈「あはは・・・急いでたから気付かなかったや・・・」アハハ

紬「でも良かった・・・また会えて」

澪「うん・・・」

星奈「・・・なんかごめんね」

唯「ちゃんと別れを言えるから安心したよ~」

和「・・・」



347 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:42:01.82 ID:iZsL9/27o


星奈「父さんと急に会うことになってさ・・・急がなきゃ間に合わなかったんだ」

紬「そうだったの・・・」

星奈「うん、全部はき出したよ。言いたい事も全部言った。
   ひどい言葉もかけてしまった」

澪「・・・」

星奈「それでも黙って聞いてくれた。
   ヴェガに乗らなかったら、そこで怒って帰ってたかもしれない」

律「・・・」

星奈「でも・・・冷静になって考える事ができた」

紬「・・・」

律「?」

星奈「あとでむぎちゃんから聞いてね」

紬「いいの?」

星奈「うん。もう大丈夫・・・とはまだ言えないけどさ、
   時間をかけて話あっていくよ」

紬「・・・」

唯「・・・」

澪「・・・」

星奈「みんなのおかげだよ~ん。ありがとね!」

律「ご、ごめんな星奈・・・
  私たちそんな理由だと知らないで・・・拗ねたりなんかして」

紬「・・・ごめんなさい」

唯「ごめんね・・・」

星奈「・・・だ、抱きしめていいですか!?」ワキワキ

律「はぁ!?」

星奈「だって・・・だって・・・みんなすっごく可愛かったんだもん!」

律「子供をあやす親父かあんたは」

澪「ブフッ」

和「ふふ」

紬「うふふ」

唯「さ、かも~ん」

星奈「いいの!?」

律「いいのかっ!?」

澪「ふふ、なにしてんだよ」

和「・・・そろそろ」

星奈「へへっ、みんなサンキュー」

紬「・・・」



348 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:43:26.49 ID:iZsL9/27o


星奈「和、ピックありがと。大事にするって伝えておいて!」

和「えぇ、分かったわ」

律「星奈ー」

星奈「どした?」

律「最後はハイタッチで別れようぜ」

星奈「お!いいねぇ」

律「・・・元気でな」

星奈「律も元気で」

パァン

律「へへ、じゃあな!」

星奈「うん、ありがと律!」

澪「せ、星奈・・・さん」

星奈「敬語直らなかったね~」

澪「ご、ごめ・・・ごめん」

星奈「あっはっは、いいよ~そのままの澪ちゃんでいこうよ」

澪「う、うん・・・。星奈さんと一緒にいて楽しかった」

星奈「うん、私も。楽しい時間だった」

澪「あ、あの・・・私もハイタッチ・・・したい・・・」

星奈「抱きしめても」ワキワキ

律「やめんか!」バシッ

星奈「あいたぁ!」

律「まったく」

星奈「わざわざ降りてきたのか・・・」

律「手つきがヤラシイんだよ!」

星奈「あはは、ごめんね澪ちゃん」

澪「ううん、それじゃあ」

星奈「うん」

パンッ

澪「ありがとう、星奈さん」

星奈「こっちこそありがとう。じゃあね」

律「乗るぞ澪」

澪「うん」



349 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:45:10.90 ID:iZsL9/27o


唯「わ、私も!」

星奈「よぉーし」

スカッ

唯「あれ?」

星奈「も、もう一度・・・」

スカッ

星奈「えぇー」

唯「・・・」ションボリ

星奈「じゃあ握手でお別れ」

唯「うん!」

ギュ

星奈「演奏の事嬉しかったよ」

唯「わ、私・・・星奈ちゃんと一緒に・・・いられて・・・」グスッ

星奈「ダメ」

唯「!」

星奈「笑顔で別れようよ・・・ね?」

唯「う、うん・・・」

星奈「唯ちゃんにはいつも笑ってて欲しいな~、なんてね」

唯「えへへ、ありがとう」

星奈「よし。それじゃあ、バイバイ!」

唯「う、うん。とっても楽しかったよ。・・・バイバイ」グスッ

星奈「・・・」

紬「・・・」



350 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:46:32.58 ID:iZsL9/27o


星奈「あはは、無理強いはよくないか・・・
   うつっちゃいそうでヤバいんだよねぇ・・・」

紬「星奈さん・・・」

星奈「むぎちゃんはハイタッチと握手どっち?」

紬「両方・・・」

星奈「くっくっく、いつも予想の斜め上にいくよね」

紬「・・・そう?」

星奈「うん・・・。あ、良い意味で言ったんだよ?」

紬「・・・」

星奈「じゃ、ハイタッチから」

パァン

星奈「おぉ~」

紬「・・・」

星奈「それじゃ、元気でね」

ギュ

紬「・・・」

星奈「・・・」

紬「・・・」

星奈「・・・どうして何も言ってくれないの?」

紬「あ・・・」

星奈「私は梓ちゃんも含めてみんなと出会えて、本当によかった」

紬「・・・っ」

星奈「飛行機を選ばないで・・・、ヴェガを選んで本当によかった」

紬「・・・うん」

ギュ

星奈「離してくれないとヴェガに乗れないよ?」

紬「・・・う・・・ん」



351 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:47:28.61 ID:iZsL9/27o


prrrrrrrrrr

星奈「・・・」

紬「・・・」

ギュゥ

星奈「しょうがないな~、おいでむぎちゃん」

テクテク

紬「星奈・・・さん?」

律「なんだ?乗るのか?」

星奈「そんな訳ないでしょー?・・・律手伸ばして」

律「う、うん?」

星奈「左手だよ、むぎちゃんを引っ張ってあげて」

律「あ、うん」

星奈「むぎちゃん、手を握るのは私じゃないよ」

紬「あ・・・」

星奈「固っ!握力すごいな!」

律「むぎ・・・行くよ」

ギュッ

澪「むぎ・・・」

唯「むぎちゃん」

星奈「よし・・・はい、乗った乗った!」グイグイ

紬「せ、星奈さん・・・」

星奈「むぎちゃん、バイバイ!」

プシュー

星奈「」ブイッ

ガタン ゴトン ガタンゴトン 

和「梓が懐く理由が分かったわ・・・」

律「なんだよ・・・今の別れ方・・・っ」

澪「あはは・・・変・・・だよな」グスッ

唯「ぅ・・・うん・・・でも・・・っ・・・星奈ちゃん・・・らしかった」グスッ

紬「星奈さん・・・さようなら・・・」



352 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:54:05.68 ID:iZsL9/27o


―――――展望車

修治「そっか・・・」

紬「えぇ、だから心配いらないわ」

修治「うん、ありがと」

律「いいって事よ・・・って、なんで修治が関わってるんだよ?」

紬「色々あったのよ~」

律「い・・・色々?」

唯「りっちゃん・・・聞くだけ野暮ってもんですぜ」フッ

律「えぇい!さっきまで泣いてたやつに言われたくねぇ!」ムニー

唯「ふぁいえふぁいほん!」

澪「さっきまでのしんみりモードはどこへ行ったんだよ・・・」

律「・・・で?星奈となにがあったんだ?」

修治「ちょっとギクシャクしてただけだよ」

律「あっそ」

修治「興味ないのになぜ聞いた!?」

澪「私も詳しく知らなかったな・・・演奏のお礼ってそういう意味だったのか・・・」

紬「えぇ・・・」

唯「・・・」

修治「・・・」

律「・・・」

修治律「「 あのさっ 」」

唯「?」

修治「・・・どうぞ」

律「いや、そっちが早かったから・・・どうぞ」

修治「いや、俺のは大した用事でもないから・・・」

律「私だってそんな大した案でもないぞ・・・」

紬「案?」

澪「沈んだ空気をなんとかしたい・・・だな」



353 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:55:02.66 ID:iZsL9/27o


唯「おぉ、さすが澪ちゃん」

修治「なるほど」

律「なっ・・・修治はなんて言いかけたんだよ?」

修治「ご、娯楽車で・・・ごにょごにょ」

律「娯楽車まで言っておいて尻すぼみすんなよ・・・」

修治「娯楽車で・・・面白い人を見かけたんだよ」

律「・・・おまえ最近アホみたいだぞ」

修治「見つけたらダメなのかよ」

律「そんな報告いらねーよ!」

ギャーギャー

澪「二人放っておいて私らだけで行こうか」

唯「そうだね~」

紬「行きましょう」

和「終わったようね・・・」

唯「あ、和ちゃんどこ行ってたの?」

和「立ち入った話になりそうだから席を外したのよ」

唯「そうなんだ」

紬「和ちゃんも娯楽車行かない?」

和「娯楽車?面白そうね」

澪「おぉ、乗り気だ・・・」

ギャーギャー

和「そこで騒いでいる二人はいいのかしら?」

唯「寂しさ紛らわせているだけだよ、そっとしておこうよ~」

澪「そういう事」

紬「うふふ、行きましょ~」

テクテク

修治「・・・引っ込みづらかったからしょうがないだろ」

律「あのおかげで私が・・・恥を・・・・ハックシュン!」

修治「・・・?」

律「・・・は、ハックシュン!」

修治「・・・大丈夫か?顔赤いぞ・・・?」

律「なんか・・・急に寒気が・・・」ブルブル

修治「ちょっと待ってろ、車掌さん呼んでくるから」



354 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:56:59.94 ID:iZsL9/27o


和「割と簡単ね」

唯「和ちゃんすごーい!」

和「唯にあげるわ」

唯「ありがたき幸せ」

和「ふふ、なによそれ」

澪「どうした?」

唯「みてみて澪ちゃん!ナマズ人形!」

澪「え・・・」

紬「まぁ、可愛いわ~」

澪「え・・・?」

和「私は・・・そこまで褒められないわね」

澪「・・・」ホッ

紬「あっちのキツネも」

修治「・・・」イソイソ

タッタッタ

紬「?」

唯「あれ?修治くん?」

和「私たちに気付かず行ったわね」



355 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:58:03.11 ID:iZsL9/27o


澪「律となにかあったのかな?・・・ちょっと見てくる」

律「・・・なにしてんだ~?」フラフラ

澪「あ・・・」

紬「りっちゃん、顔真っ赤よ?」

和「どうしたのよ・・・」

澪「・・・」スッ

律「澪の手はヒンヤリ冷たくていい感じだ~」ボケー

澪「風邪ひいたな・・・」

唯「なんと!」

紬「唯ちゃん!私の後ろに!」

唯「はいよ!」ササッ

律「なんだよ~人を病原菌みたいに~」

澪「みたい、じゃなく・・・そのものだぞ」

和「そこまでじゃないわよ」

修治「・・・なんでここに居るんだよ、じっとしてろって」

車掌「あらあら、大変。個室へお運びします。さ、田井中さん」

律「ありがと・・・」ボケー

澪「わ、私も行きます」

紬「・・・」

唯「大丈夫かなりっちゃん・・・」

和「・・・」

修治「・・・うーん」



356 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 22:59:23.59 ID:iZsL9/27o


ピピピ

律「・・・」スー

車掌「38.4℃・・・ですね」

澪「そうですか・・・」

車掌「水とタオルを用意してまいります」

澪「ありがとうございます」

ガチャ

車掌「あら・・・、どうぞ中へ」

和「失礼するわね」

澪「和・・・?」

和「タオルと水持ってきたわ」

律「・・・唯は・・・?」

和「むぎと一緒よ」

律「部屋に入れないでくれよ・・・」

澪「あぁ・・・」

和「えぇ、大丈夫よ」

律「ちょっとだけ寝る・・・」モゾモゾ

澪「和、私がやるよ」

和「任せたわ・・・なにかあったら呼んでちょうだい」

澪「うん、ありがと」

車掌「それでは後ほど・・・」

澪「車掌さんもありがとうございます」

車掌「いえ・・・それでは」

バタン



357 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 23:00:39.91 ID:iZsL9/27o


紬「・・・どうだった?」

唯「・・・」

和「澪が看病してくれるから平気よ」

唯「そっか~」ホッ

車掌「お聞きしてもよろしいでしょうか」

和「なんでしょう・・・?」

車掌「平沢さんの件はどういう意味でしょうか?」

和「・・・去年の学園祭直前に律が風邪をひいて・・・
  見舞いに行った唯にうつしてしまった。という前例がありますので」

唯「あの時はみんなに迷惑かけちゃって・・・同じ轍は踏みません!」フンス!

紬「偉いわ唯ちゃん」

車掌「なるほど」クスクス

唯「でへへ」

車掌「不謹慎ですね。失礼致しました」

紬「いえいえ」

和「・・・」

車掌「私も田井中さんの回復に専念いたしますので、なんなりと仰せ付けください」

唯「いつもありがとうございます!」

紬「ありがとうございます」

車掌「後ほど様子を伺いに参りますので、私はこれで失礼します」

和「はい」

唯「温泉でハシャギすぎちゃったかなぁ」

紬「その後に水も被ってしまったから・・・」

和「運が悪いとしか言えないわね・・・」

唯「そういえば、なんだかりっちゃんだけ悪い事が起きているような・・・?」

紬「唯ちゃん、気のせいよ・・・」

和「そうよね。・・・ここにいてもしょうがないから移動しましょ」

唯「そだね~」

紬「・・・」



358 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 23:02:00.30 ID:iZsL9/27o


みらい「やっほー!元気してる?みらいだよー!」

唯「あ、みらいちゃん」

みらい「おやおや元気が無いぞー!」

唯「ううん、元気だよ!」

和「・・・」

みらい「そっか!・・・ところでこの服どうかな・・・?」

唯「車掌服だよね、似合ってて可愛いよ~」

みらい「そっかな~、子供っぽいって言われたんだけど・・・」

紬「可愛いわよ~」

みらい「そっかー!やっぱりそう思うよね!みらいは何を着ても似合うのだ!」イェイ

唯「うんうん!」

みらい「そんなみらいを応援してねー!」

唯「はいよー!」

AD「ハイ、カットー!」

みらい「あ、はい・・・」

AD「みらいちゃん次いくよ~」

みらい「みなさん・・・お騒がせしました・・・」

和「いいのよ撮影中だったんでしょ?」

みらい「はい・・・そういっていただけると・・・。あの、唯さん・・・?」

唯「うん?」

みらい「どうしたのかな、と思って・・・」

唯「えぇと・・・」

将人「みらい!何をしている!スタッフを待たせるな!」

みらい「は、はいマネージャー!それでは失礼します」ペコリ

唯「うん、頑張ってね~」

紬「唯ちゃんの変化にすぐ気付いたのね」

和「みらいの察知能力が高いのか、唯があからさまなのか・・・」

唯「ん~?」



359 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 23:03:16.34 ID:iZsL9/27o


和「ここは座席が赤なのね・・・」

紬「えぇ」

唯「」スヤスヤ

和「立て続けにたくさんの事があったから、さすがに疲れたみたいね」

紬「うふふ、そうね」

和「むぎは・・・?」

紬「え・・・?」

和「むぎは大丈夫?」

紬「大丈夫よ」

和「・・・そう、私はいいけど、この子たちの前では・・・」

紬「・・・えぇ」

さとみ「あら?」

紬「あら」

さとみ「ふふ、可愛い寝顔ね・・・あっ!」

和「しずかに・・・」

唯「う・・・ん・・・」

さとみ「あ、ごめんなさい・・・」

唯「」スヤスヤ

紬「・・・どうしたの?」

さとみ「唯ちゃんの持ってる人形」キラキラ

和「ナマズ人形?」

さとみ「それ、どこで・・・?」キラキラ

紬「娯楽車の景品ですよ?」

さとみ「そうなんだ・・・私、ゲーム苦手だからなぁ・・・」ションボリ

和「とってあげましょうか?」

さとみ「ぜひっ!」キラキラ

和「それじゃ、ちょっと行ってくるわね」

紬「えぇ、唯ちゃんは任せて」

テクテク

唯「」スヤスヤ

紬「・・・」

唯「ゲル状ってなぁにぃ」ムニャムニャ

紬「まぁ・・・そんな台詞が出る夢って・・・気になる・・・」



360 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 23:04:54.09 ID:iZsL9/27o


さとみ「ありがとう、和さん」キラキラ

和「いいわよこれくらい・・・。そんなに好きなの?」

さとみ「これ今学校じゃ流行っているのよ?」

和「へ、へぇ・・・」

さとみ「あら」

和「むぎも疲れていたのね」

紬「」スヤスヤ

唯「」スヤスヤ

和「気を抜きすぎよ二人とも・・・」

さとみ「私も座っていいかな?」

和「どうぞ」

さとみ「ふふ、不思議な人ですよね」

和「どっち?」

さとみ「5人・・・いや和さん入れて6人か」

和「私も入るのね」

さとみ「もちろん」クスクス

小麦「やっほー!」

エレナ「なにをしてるデスカ?」

和さとみ「「 シー 」」

小麦「おっと」

エレナ「オー・・・、可愛い寝顔撮っちゃいますネ」

和「ちょっと、ダメよ」

さとみ「口がニヤけてますよ?」

和「目は怒っているでしょ?」

エレナ「ショウニンthanksネ~」ジー

小麦「プクク」



361 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 23:05:32.27 ID:iZsL9/27o


唯「う・・・ん・・・」

紬「・・・ん・・・」

和「・・・」

さとみ「・・・」

小麦「・・・」

エレナ「・・・」

唯「さんかく・・・」ムニャムニャ

紬「じょうぎでも・・・」ムニャムニャ

和「共有してるのかしら」

小麦「ぐふっ」ダダダ

さとみ「堪え切れなくなったのね・・・」

エレナ「貴重な映像頂戴したネ。それでワ~」

和「えぇ・・・」

さとみ「・・・」ニコニコ

和「そんなに嬉しいの?それ・・・」

さとみ「それもあるけど・・・」

和「?」

さとみ「楽しいな、と思って」

和「そうね、色んな所へいけるものね」

さとみ「えぇ、私を知らない人とたくさん話ができるのも楽しいわ」

和「・・・?初対面の人の方が話しやすいって事?」

紬「」スヤスヤ

さとみ「ううん、そうじゃなくて・・・特別視しないって事・・・」

和「よく分からないわね・・・」

さとみ「あ、ごめんなさい・・・変な話しちゃって・・・」

和「別に謝ることじゃないわ」

さとみ「・・・」

唯「」スヤスヤ



362 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 23:06:33.69 ID:iZsL9/27o


和「特別視されるのが嫌っていうなら・・・」

さとみ「・・・?」

和「・・・むぎを見てるといいわ」

紬「」スヤスヤ

さとみ「むぎさん・・・を?」

和「えぇ」

さとみ「ふむ・・・」ジー

紬「」スヤスヤ

唯「・・・う~ん」モゾモゾ

ズル

和「あ・・・」

ゴン

紬「・・・いたっ」

唯「・・・たっ」

さとみ「頭を・・・」

和「おはよう二人とも」

唯「・・・?朝?」

さとみ「これは夕日よ」

紬「あいたた」ヒリヒリ

和「唯がズレてむぎの頭にぶつけたのよ」

唯「・・・ごめんねむぎちゃん」

紬「いいぇ、おかげで目が覚めたわ・・・ふぁ」

さとみ「どんな夢を見ていたか覚えてる?」

紬「・・・澪ちゃんが出てきたような・・・?」

唯「りっちゃんが・・・?」

和「・・・それで?」

紬「面積を測ってた・・・?」

唯「三角関数を解いてた・・・?」

和「一応繋がっているのね」

さとみ「えっ!?」



363 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 23:07:52.52 ID:iZsL9/27o


和「ところで、むぎは金沢でどこへ行くか決めた?」

紬「ううん、まだなの~」

唯「澪ちゃんが兼六園に行きたいと言ってたよ」

さとみ「日本三大名園の一つね」

唯「あ、でもりっちゃんの事もあるから・・・」

和「そうね、様子見って所かしら」

さとみ「? 律さんがどうかしたんですか?」

紬「風邪をひいてしまったの」

さとみ「そうなんですか・・・」

唯「今澪ちゃんが看病してるんだ」

さとみ「・・・よし、私売店行ってくるね」ガタ

和「どうしたのよ、急に」

さとみ「お見舞いにフルーツでもあれば・・・と思って。それじゃ」

スタスタ

紬「気を使わせてしまったかしら」

和「いいんじゃない?自分で考えて決めた事よ」

唯「和ちゃん、さとみちゃんと仲良くなるの早いね」

紬「私もそう思った」

和「そう?」

唯「うん!」

和「なんで嬉しそうなのよ」

唯「いえいえ、深い意味はないのですよ」

紬「うふふ」

和「・・・まぁいいわ」

唯「むぎちゃんは次の金沢で折り返し地点になるよね!」

紬「そういわれてみればそうね~」

和「今までの旅はどうだった?」

唯「ご感想をどうぞ」

紬「そうね・・・」



364 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県):2011/04/06(水) 23:09:43.87 ID:iZsL9/27o


和「・・・」

唯「・・・」

紬「・・・・・・」

和「・・・?」

唯「むぎ・・・ちゃん?」

紬「・・・過ぎ去った場所も、きっとこれから出会う人も」

和「・・・」

紬「たくさんの大切なものを、みんなと一つ一つ結ぶために」

唯「・・・」

紬「行動していると実感できるから・・・とても楽しいわ」ニコ

和「そう・・・」

唯「・・・」ジーン

紬「ふふ、なんてね」

和「・・・杞憂だったみたいね」

紬「え?」

和「ちょっと疲れた顔してたから・・・少し気になってたのよ」

紬「・・・」

唯「むぎちゃん!」

ギュッ

紬「な、なぁに?」

唯「私はとても感動しました!」ウルウル

紬「うふふ、恥ずかしいわ~」テレ

和「ふふ」

唯「こうしちゃいられないよ、私売店で観光ガイド買ってくる!」

テッテッテ

紬「あらあら」

和「・・・むぎ、少し案内してくれないかしら?」

紬「えぇ、行きましょう~」



関連記事

ランダム記事(試用版)




紬「超特急ヴェガ?」#7日目 前編
[ 2011/04/20 00:24 ] クロス | お嬢様特急 | CM(0)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6