SS保存場所(けいおん!) TOP  >  シリアス >  梓「Have A Good Die」#第2話

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






梓「Have A Good Die」#第2話 【シリアス】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302437096/


梓「Have A Good Die」#第1話




41 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:22:08.66 ID:ylk7FBUWo

数日後

●REC

『1月26日、ビデオ日記を始める事にした。
 私は残りの人生を精一杯生きたい。後悔しないように生きたい』

梓(とりあえず最初はこんなもんでいいかな)

梓(ビデオ日記なんて映画やドラマの中だけの話だと思ってたけど、
  まさか自分がやる事になるなんてなぁ)

梓(でも頑張らなきゃ!私が生きてきた事の証を何か残しておきたいし)

梓(よし、これくらいにして学校行かなきゃ!)





42 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:29:41.32 ID:ylk7FBUWo

―― ある日の放課後・部室

唯「おっ、あずにゃんおいーっす!」

梓「こんにちは唯先輩、って他の先輩方は?」

唯「えっと、みんな今日は
  受験勉強で調べ物があるからって図書館に行ってるんだー」

梓「そうなんですか。唯先輩は行かないんですか?」

唯「私はいいよー。だってあずにゃんに会いたかったんだもん!」

梓「なんなんですかそれ……てかちゃんと勉強しないと置いていかれますよ」

梓(全く大丈夫なのかなこの人は……受験生っていう自覚あるのかな)

唯「私が勝手に来てるだけだからあずにゃんはギター弾いてていいよー」



43 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:32:55.26 ID:ylk7FBUWo

唯「あっ、あずにゃーん」

梓「どうしたんですか?」

唯「窓の外見てみなよ、雪だよー」

梓「あっ、本当だ……今年初めてですよね、雪降るのって」

唯「へへー、こうやって2人きりで部室で雪見るなんて初めてだよね」

梓「そうですよね」

唯「また来年もこうやって一緒にいれるといいねー」

梓「……」

梓「来年……か」

唯「どったの?」

梓「い、いえ!来年て先輩は卒業してもうここにいないじゃないですか」

唯「あーそうだったよ!残念だー」

梓「今日は朝から寒かったのに先輩といるとあまり寒く感じませんね」

唯「あずにゃん」

梓「はい?」

唯「手出して」

 私が両手を差し出すと唯先輩は両手で握ってきてこちらを見つめている。

唯「えへへ、あったかあったかだよあずにゃん」

梓「はいっ!」

梓「そろそろ帰りましょうか、もうこんな時間ですし」

唯「そうだね、じゃ一緒に帰ろっ」



44 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:35:58.59 ID:ylk7FBUWo

帰り道

唯「うわぁー、雪が積もってるよ」

梓「本当ですね、これはしばらく止みそうもありませんね」

梓「外に出ると余計に冷えますよね。唯先輩、雪で滑って転ばないでくださいよ」

唯「平気平気!あ、そうだあずにゃんや」

梓「はい?」

 そう返事すると唯先輩は手を繋いでくる。
 突然の事で私は一瞬ドキッとした。

唯「こうやって手繋いでいれば転ばないし安全だよね」

梓「そうですね」

唯「どったの?もしかして迷惑だった?もしそうならごめんね、すぐ手離すから」

梓「いえ、迷惑なんかじゃありませんよ。しばらくこのままでいさせてください」

唯「あずにゃんの手、ちっちゃくてかわいいし暖かいし私幸せだよ」

梓「唯先輩の手もとても暖かいですよ」

唯「そうだ!」

梓「どうしたんですか?」

唯「あずにゃん今日マフラー持ってきてなかったよね」

 そう言うと唯先輩は自分のマフラーの半分を私の首にかけてくれた。
 この間私達の体はマフラーと手の2つで繋がれている。

唯「お裾分けだよ、これで2人共あったかあったかだよね」

梓「はい、ありがとうございます」

梓(温かい……唯先輩の温もりがマフラーを通じて伝わってくる感じだ) 

梓(胸がさっきからドキドキして止まらない……病気のせい……じゃないよねこれって)



45 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:37:52.55 ID:ylk7FBUWo

●REC

『1月27日、今日は部室で唯先輩と2人きりだった。
 他の先輩達は受験勉強で忙しいっていうのに
 あの人は何でああもマイペースなんだろうか』

『来年もまた一緒に雪を見れたらいいなって言われたけど
 私にはもう先の未来なんかない。
 でも未来が無いのなら今を大切に生きたい』

『……唯先輩の事をどうしても意識してしまう。
 どうしてなのか私には分からない』



46 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:41:35.30 ID:ylk7FBUWo

―― 翌朝

梓「おはようございます唯先輩、憂」

憂「おはよう梓ちゃん」

唯「おっはよーあずにゃーん」ぎゅっ

梓「にゃああっ!もう、しょうがないですね」

唯「えへへー、あずにゃんあったかーい」すりすり

梓「……」ぼー

梓(そういえば私、
  以前程スキンシップを拒まなくなったなぁ。慣れただけなのかな)

梓(むしろ離れて欲しくないような)

憂「梓ちゃん、そろそろ教室いこっか」

梓「そうだね、それじゃあ唯先輩、また後で」



47 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:44:33.37 ID:ylk7FBUWo

―― 2年1組

純「なんか最近の梓さ、妙にご機嫌だよね」

憂「そうだよね、何かいい事あったの?梓ちゃん」

純「きっと今度こそ好きな人でも出来たんだよ」

憂「そうなんだ、梓ちゃん、頑張ってね!」

梓「純だけじゃなくて憂まで、やめてよ、そんなんじゃないもん!」

憂「顔真っ赤だよ?梓ちゃん」

梓「なっ……!//」

純「やれやれ、恋する乙女は大変ですなぁ」

梓「なにそれ、老け込んだ事いわないでよ」

純「ふふっ、可愛いですなー梓も。
  ま、大体誰が好きなのか大方予測がついてますけど」

梓(好きな人か……私多分唯先輩の事が気になってるのかな、
  今まで気付いてなかっただけで本当は私、唯先輩の事が好きだった、のかも)



48 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:47:31.64 ID:ylk7FBUWo

●REC

『1月28日、今日は純と憂に茶化されてしまった。
 口では否定したけど心の中では否定しきれなかった』

梓「ふぅ……明日は定期健診の日か、病院行かなきゃ」

―― 病院

金田「どうしたの?何か悩み事?」

梓「いえ、そういうワケではないんですが」

金田「その顔は恋の悩みだね。いいよね、今の内にどんどん青春はした方がいいよ」

梓「違うんです」

金田「違う?またどうして」

梓「これからだって恋なんかしてる場合じゃないですし、
  私、有意義に過ごすって決めたんです」

梓「今までは毎日なんとなく過ごしてきました。
  でももう違います。先輩達がいなくなった後の軽音部を
  部長としてしっかり守っていかなきゃいけないんです」



49 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:50:43.71 ID:ylk7FBUWo

数日後・部室

澪「やあ梓」

梓「こんにちは澪先輩。他のみなさんはどうしたんですか?」

澪「律とムギは日直で教室に残ってるから終わったらすぐ来ると思うよ。
  唯の奴は進路指導でまた職員室に呼ばれてる」

梓「そうですか……大丈夫なのかな唯先輩」

澪「梓、唯の事が気になるのか?」

梓「いえ、別にそんなんじゃないです」

澪「そうは見えないな。好きなんだろ?唯の事」

梓「どうしてそんな事言えるんですか」

澪「顔に書いてあるぞ」

梓「へ、変な事いわないでください!」

澪「まあ冗談は置いておいて、梓が唯を見ている時の表情が
  他の人を見ている時の表情と違ってたからな。それも昔から」

梓「そ、そんな事ないです」

澪「じゃあさっきまで梓が何を考えてたか当ててやろうか?」

梓「分かるんですか?」

澪「それが分かるんだよ。ちょっと耳を貸して」

梓「はい」

澪「ごにょごにょ」(耳元で)

梓「なっ……//」

澪「図星だったか」



51 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:55:14.56 ID:ylk7FBUWo

梓「……確かに私は唯先輩の事が好きなのかもしれません。
  でも今は恋なんかしてる場合じゃないんです」

梓「先輩達は受験が大詰めで大事な時、
  私は春から部長として軽音部をまとめていかなきゃいけないし
  今は恋愛なんかできません」

澪「なあ梓」

梓「はい」

澪「確かに受験も部長としての役目も大事な事だけど。でもさ」

澪「この先、いくらでも恋ができるとか、
  またすぐ好きな人が出来るとかそんなの無理だから。
  先の事なんか考えずに今やれるだけの事を
  失敗してもいいからとにかくやってみた方がいいと思う」

梓「……今やれるだけの事、か」

梓「澪先輩、1つだけいいですか?」

澪「なんだ?」

梓「私分からないんです。どうして唯先輩が好きになってしまったのか。
  恋なんかした事なかったしこれからもしないつもりだったのに
  どうしてこんなの考えるようになっちゃったんだろうって」

澪「好きになろうとして好きになるもんじゃないんだ。
  好きになっちゃうんだ。恋はしちゃうもんなんだ」

梓「好きになるのに理由なんかない、今やれるだけの事を、か……
  ありがとうございます。私何か大事な事が分かった気がします」

ガチャッ

律「おまたせ澪ー、おっ!梓も来てたのか」

澪「おそいぞ律」

梓「こんにちは」

紬「こんにちは梓ちゃん」

唯「あずにゃんおいっす!」



52 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:56:12.49 ID:ylk7FBUWo

●REC

『1月30日。こんな状況だけど唯先輩と付き合ってたら
 という能天気な空想をしてしまった。しかも澪先輩にばれてしまった』

『澪先輩に指摘されてやっと分かった。私は嘘をついていたんだ。
 この恋を忘れようとしていたのは余命1年だからじゃない。
 傷つくのが怖かったからだ。ありのままを伝えよう。
 それが私にとって今を生きるという事だから』



53 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/10(日) 23:58:21.53 ID:ylk7FBUWo

●REC

『2月1日、私は今更になって初恋という物をしてしまった。それも相手はあの唯先輩だ』

『明日ちゃんと気持ちを伝えようと思う。このままじゃ何も始まってなんかいない』

『女の子同士だからもしかして唯先輩に軽蔑されるかもしれない。
 でも背中を押してくれた澪先輩の為にも私自身の為にもやれるだけの事をしよう』



54 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:00:34.98 ID:8NWvgLkAo

―― 翌日・昼休みの学校の屋上

梓(ふぅ、まだ唯先輩は来てないか)

梓(なんか緊張するなぁ、でも頑張れ私!)

ガチャッ

唯「おまたせあずにゃん」

梓「急に呼び出したりなんかしてすいません」

唯「ううん、それよりも私に用って何?」

梓「唯先輩、私どうしても伝えておきたい事があるんです」

梓「私うすうす気付いてたんです。でもはっきりと分かりました」

梓「単刀直入に言います。唯先輩、あなたが好きです!」

唯「……!」

梓「私と……お付き合いしてくださいっ!」ぺこり

 私は深々と頭を下げそのままの姿勢で固まった。
 頭を上げるのが怖かった、唯先輩の顔を見るのが怖かった。
 しばしの沈黙が場を支配する。
 その沈黙を破ったのは唯先輩だった。

唯「あずにゃん、顔あげて」

梓「はい……」

唯「ありがとうあずにゃん、私の事好きでいてくれて」

梓「いえ……」

唯「それでね、返事だけど」

梓「……」

唯「……ごめんね」

唯「私もあずにゃんは可愛くて大事な後輩で大好きだよ……
  でもあずにゃんの言ってる好きとはまた違う意味の好きなんだよね」

唯「嬉しかったよ、でもやっぱりね、ほら……言いにくいけどさ」

梓「分かってます、おかしいですよね女の子同士ですものね」

唯「うん……本当にごめんね」

梓「いいんです、元々覚悟はしてましたし言いたかった事も言えたしスッキリしました」

梓「それじゃあ、今日はありがとうございました唯先輩」



55 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:02:17.52 ID:8NWvgLkAo

●REC

『2月2日、恋を始めることができた。一瞬で終わってしまったけど。
 これが最後の恋になると思う。
 でも自分の気持ちを伝えることができて本当に良かったと思う』



56 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:06:12.82 ID:8NWvgLkAo

―― その夜・平沢家

憂「どうしたのお姉ちゃん」

唯「あ……憂……何でもないよ」

憂「そんな落ち込んだ顔で何でもないって言われても
  何も説得力ないよ。何か学校であったの?」

唯「……」

憂「梓ちゃんも何か様子が変だったし、
  梓ちゃんとお姉ちゃん、何かあったの?」

唯「私のせいだよ」

憂「どういう事なの?」

 私は昼休みにあった事を全て憂に話した。
 
 あずにゃんに告白された事、
 そしてそれを私は周りの目を気にして断ってしまった事、
 洗いざらい話した。

憂「……やっぱりそうだったんだ。
  梓ちゃん、やっぱりお姉ちゃんの事が好きだったんだ」

唯「もしかして分かってたの?」

憂「うん、何となくだけどね」

唯「私、あずにゃんに悪い事しちゃったのかなぁ」グス

憂「お姉ちゃんは梓ちゃんの事どう思ってたの?
  本当に只の部活の先輩後輩関係だったの?」

唯「最初はそう思ってたよ。
  あくまでも先輩と後輩、それ以上でもそれ以下でもないと思ってた」

唯「だけど途中からそれ以外の感情が出てくるようになったんだ。
  でもそれっておかしい事、いけない事だよね」

唯「それが理由であずにゃん自身が
  周りから変な目で見られるなんて私が嫌なんだ」

憂「お姉ちゃんは本当にそれで良かったと思ってるの?」

唯「わからない……わからないよぉ……どうしよううぃー」

憂「私思うんだけどね、人を好きになるのに
  年齢も性別も理由も必要ないんじゃないかって」

憂「梓ちゃんはお姉ちゃんの事が好き、
  お姉ちゃんは梓ちゃんの事どう思ってるの?」

唯「……多分好きなんだと思う」

憂「だったら問題ないよ。他人がどうとか関係ない、
  お姉ちゃんの気持ちをぶつけてみればいいんじゃないのかな」

唯「うん、そうしてみるよ。ありがと憂」



57 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:07:16.72 ID:8NWvgLkAo

―― 翌日

唯(あっ……あずにゃんだ……何か気まずいなぁ)

梓「おはよう憂!」

憂「おはよう梓ちゃん」

梓「おはようございます唯先輩!」

唯「あ……お、おはようあずにゃん」

梓「どうしたんですか唯先輩」

唯「え、えーと」

唯(言いにくい……)

梓「昨日の事なら只の私自身の我侭だったし
  もう全然気にしてませんから大丈夫ですよ」

唯「……」



58 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:12:07.47 ID:8NWvgLkAo

―― 部室

唯「……」ぼー

澪「……」カリカリ(勉強中)

紬「……」カリカリ

律「……」いらいら

律「だーーーーっ!!」

澪「律うるさい!!もう少し集中したらどうだ」

律「もう面倒くせー!
  こんなのずっと続けてたら頭パンクするだろーー!」

澪「おいおい、まだ30分しかたってないぞ。
  休憩するにはまだ早いんじゃないのか」

律「時間なんて関係ねー!時間よりも内容の濃さで勝負だろうが」

澪「全く……なにを言ってるんだこんな時期に。
  唯を見てみろ、こんなに真剣に……って」

唯「……」ぼー

澪「何にもやってないじゃないかっ!」

唯「ちょっと考え事しちゃってたんだよ」

律「よーしお茶だお茶!ムギ!お茶の準備だっ」

梓「受験までもう時間がないじゃないですか律先輩。
  見てるこっちが心配になってきますよ」

澪「ほら、後輩に心配されてどうするんだよ律」

紬「そうよ、それに私達が勝手にここに押しかけてきてるんですもの。
  気を使わせている梓ちゃんにも悪いわよ」

律「ま、なんとかなるだろ、
  本番でいざとなったら正解率7割を誇るこの6角君を使えば!」

澪「お前鉛筆に全部を任せるつもりかよ。
  今やっておかないと将来絶対後悔するぞ」

律「受験なんかに私達の未来は決めさせないぜ!」

澪「もう少し真面目に先の事を考えろよ……」

梓「あの……そんなに将来って大事なんでしょうか」

律澪紬「え?」



59 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:14:12.59 ID:8NWvgLkAo

梓「私の友達に将来の事ばかり考えてる人がいました。
  彼女は人生80年のつもりで地道に生きてきました。
  本当は甘い糖分いっぱいな物がすきだったけど
  将来の健康を考えてたまにしか食べないようにしました」

梓「旅行なんかも老後の楽しみにしようと思ってどこにもいきませんでした。
  でも彼女はある日、自分があと1年しか生きられない事をしってしまったんです」

紬(梓ちゃん……あなた……)

梓「将来を考えるのは大事な事です。
  でも将来の事ばかり考えすぎて今を見失ってはいけないんじゃないでしょうか」

梓「でも澪先輩の言ってる事も分かりますよ。
  実際に律先輩全然真面目に勉強してませんから」

律「グサッ」

梓「だから皆さん、
  とにかく今は大学受験を無事成功させる事だけを考えましょうよ」

唯「みんな、あずにゃんの言うとおりだよ!
  私絶対に4人揃って同じ大学行きたいもん!」

澪「ああ!!」

律「そうだなー、そこまで言われちゃな。
  これ以上後輩心配させたらそれこそ見下げ果てた先輩になっちまうもんな」

梓「先輩達なら絶対できますよ!」

律「今やりたい事をとりあえず今やっとこうぜ。というわけでお茶」

澪「おいっ」

紬「まあまあ澪ちゃん。ちょっとだけ一息つきましょ」

澪「はあ……」

紬「梓ちゃんもいらっしゃい。休憩しましょ」

梓「はいです」



60 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:16:39.54 ID:8NWvgLkAo

●REC

『2月3日、今日は先輩達に自分でもありえない位変な事を言ってしまった。
 でも全員で第一志望に合格して欲しいのは私にとっても大切な願いだ』

『先輩達には私の分まで充実した人生を送って欲しいから』



61 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:22:26.95 ID:8NWvgLkAo

律「何やってんだ梓」

梓「今度の新歓に向けて何をやるか考えてたところです。
  あと最近新入部員探し始めたんですよ」

紬「今の時期からもう新歓の事を?」

梓「そうです。あと新学期になってから
  新入生の部員をどうやって集めるかそれもすぐに考えないと。
  空いた時間を使って大学受験の勉強も始めてます。
  とにかく何もしない時間を1分でも作るのが勿体ないですから」

澪「……いくらなんでも少し早すぎるし急ぎすぎやしないか?」

梓「それはないです。
  前に私が入院した時本を持ってきてくれましたよね?
  あの本を見て分かったんです」

梓「私は1年前にその本が読みたいと思ったので買いました。
  しかし今度読もう今度読もうと思いつつ未だに読んでません。
  読む時間が無かった訳じゃないんです。読もうとしなかっただけです」

梓「あの日病院で読まなかった本を見てなかったら
  5年たっても10年たってもこの本を読む事はなかったと思います。」

梓「まだ時間があると思って何もしなかったら
  5年あっても10年あっても何もしないと思います。
  だから早すぎるとか急ぎすぎとか言ってないで今やれる事をやる事にしたんです」

梓「部長として先輩達から受け継ぐ
  この軽音部をしっかり支えていかないといけませんから」


―― 中野家

梓「どうしよ……洗濯でもしよっと」

梓(あのメモ用紙……
  そっか、あれお母さんに言わなきゃいけない事が書いてあったんだ……)

梓(やっぱり電話しなきゃね。黙ってるのもよくないし)

梓「話中だ……良かった……」

1人そう呟いた私は手元のメモ用紙を丸めてゴミ箱に投げ入れた。



62 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:23:26.43 ID:8NWvgLkAo

●REC

『2月4日。お母さんに言わなきゃいけないことは、なかなか言えない。
 やりたい事も全くはかどらない。時間だけがどんどん過ぎていく』



63 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:26:11.71 ID:8NWvgLkAo

梓「どうしたんですかムギ先輩。こんな時間に電話なんて」

紬「あなたムチャしすぎよ。病人だという事忘れてるでしょ」

梓「分かってますよ、でも時間がないんです」

紬「だけど!」

梓「昔は今日出来なくても明日やればいいって思ってましたけど
  今はそういう訳にいきません」

梓「病気を知ってからのこの1ヶ月、本当にあっという間でしたから」

梓「身体がきく内に色々やっておかないとです」

紬「そう……それでみんなに病気の事はいつ言うの?」

梓「今は言うつもりはありませんし、これからも言うつもりはありません。勿論親にも」

紬「本当に誰にも言ってないのね」

梓「ええ。それと、私の生命保険、受取人が母になってるんですよ」

梓「最大の親不孝ものですよね。保険金を母に受け取らせるなんて」

紬「あなたは本当にそれでいいの?
  突然何も言わずにいなくなったりしたらみんな悲しむし
  何より相談に乗ってあげれなかった事で悔やむと思う」

梓「私は誰かに寄りかかることなく
  一人で歩んでいくことになると思います。それが私の運命ですから」

梓「それでは私、今日は病院で検診があるので……失礼します」

紬「……」



64 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:29:58.90 ID:8NWvgLkAo

―― 病院

金田「学校で病気の事を理解してくれている人はいるの?」

梓「まだ知らせてません。話せば色々と気を使わせちゃうので
  学校に迷惑がかからない範囲で黙っていようと思います」

金田「誰か病気の事を打ち明けられる人がいればいいんだけどね。
   今の君に必要なのは悩みや苦しみを受け止めて支えてくれる人の存在だから」

梓「この先もそんな人は出てこないと思いますよ。
  私はこれから1人で病気と向き合って1人で死んでいくって決めましたから」

金田「それは違うよ」

梓「どういう事ですか?」

金田「僕は長年医者をやってきて中野さんのような患者をいっぱい見てきた。
   その経験から1ついい事を教えてあげよう」

梓「なんですか?」

金田「その人はある日突然やってくる。
   一番最初にやってきたその人を絶対に逃がしちゃだめだ。
   その人は生涯を通じて君の力になってくれる」

梓「いるんですかそんな人」

金田「大人の言う事は素直に信じるもんだよ」



65 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:33:07.45 ID:8NWvgLkAo

●REC 
『2月5日、生涯を通して味方になってくれる人が現れるって言われたけど、
 そんな人いないよね、ドラマじゃあるまいし』

『そんな事より今の私がやらなければいけないのは
 先輩達が卒業していなくなった後の軽音部の事だ』

『先輩達との思い出が詰まった軽音部を部長として守っていく事は
 私がここで生きていた証にもなるのだから』

梓「ふぅ……今日のビデオ日記終わりっと……さて、寝よっかな」

梓「……!!?」

 突然お腹に激痛が走り私はソファの上に倒れこむ。

 今まで感じた事のないような激しい痛みで
 
 頭の中は真っ白、思考は完全にストップしている。

 数秒で痛みは治まったけど
 
 その間に時間はとても長く、いつまでも続くように感じた。

梓「うぅっ……はぁっ……はぁっ……」

梓(な、何これ……段々症状が悪くなっていってる!?まさか病気の進行が……)

梓(明日休日でよかった。明日は少しゆっくりしよう)



66 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:41:48.77 ID:8NWvgLkAo

―― 翌日・行きつけの焼鳥屋

梓(やっぱり私、少し焦り過ぎなのかなぁ)

梓(ううん、そんな事ない!私には時間がもうあまり残ってないもん!)

梓(……でも本当にそれだけなのかな)

梓(先輩達がいなくなっちゃう寂しさを紛らわせようとしてるだけなんじゃないのかな私)

梓(駄目駄目!こんなんじゃ駄目だよ私。もっとしっかりしなきゃ!)

梓(……)

梓(はあ……病気に部活に新入生勧誘、頭の中いっぱいいっぱいで大変だよ。
  強がってみたはいいけどどうしよ……)

?「隣座ってもいいかなー?」

梓「え?あ、はい、空いてますのでどうぞ」

?「ありがとーあずにゃん」

梓「いえいえ……って、ええ!?」

唯「やっほー」

梓「唯先輩、どうしてここに?」

唯「あずにゃんの家遊びに行ったんだけど留守だったからさー、
  多分ここにいるんじゃないかと思ってね」

梓「そうだったんですか」

唯「ねぇあずにゃん」

梓「はい?」

唯「最近何でそんなに焦ってるの?まるで時間に追われてるように見えるよ」

梓「私はもう明日があると思って生きるのをやめたんです」

唯「それはこの前の事故で死にそうになったから?」

梓「入院した日に先輩達が持ってきてくれた本を見て
  自分にはやりたいと思ってもやらなかった事がいっぱいあるって気付いたんです」

梓「ですからもうやりたいと思った事を先延ばしにするのはやめようと思いました。
  私は今日やろうと思った事は今日中にやっておきたいんです」

唯「それって新学期からの軽音部?」

梓「そうです。それだけではありませんけどね」

唯「そっかぁ……」



67 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:45:36.45 ID:8NWvgLkAo

唯「あずにゃんが軽音部を大事に思ってくれているのは嬉しいよ。
  でも今のあずにゃんはちょっとおかしいよ」

梓「どういう事ですか」

唯「前にさ、困ったら相談してねって言ったよね?
  でもあずにゃん私達に何にも相談してくれないんだもん。
  私達ってそんな頼りない先輩なの?」

梓「そんな筈あるわけないじゃないですか」

唯「相談するのが迷惑だと思うのならそれは違うよ。
  人間って1人じゃ絶対に生きていけない生き物なんだから。
  これからあずにゃんが3年生になって部長になって
  いずれは後輩の子達が来てくれると思う」

唯「もしその後輩の子達が悩みを抱えて打ち明けられずにいたらどう思う?」

梓「それは……嫌ですよね。何となくですけど分かります」

唯「だったらそろそろ話してくれてもいいんじゃないかな。
  ここから先は私の予想なんだけどね、間違ってたらごめんね」

唯「私達が卒業した寂しさを紛らわせようとして
  自分を苛めるような事をするなら私はあずにゃんに部長を任せたくないな」

梓(……この人勘が良いなあ。私より私を知ってるみたい)

梓「……やっぱり私、寂しいし嫌なんですよ。
  先輩達が卒業した後の誰も居ない部室を見るのが」

唯「寂しくなんかないよ。
  私達とは通う学校が変わるだけで別れるわけじゃないんだから。
  それにね、きっと新しい出会いがまたあると思うんだよ。
  私達があずにゃんに出会えたように」

梓「そういうものなんですか?」

唯「そういうものだよ。
  あずにゃんはしっかり屋さんだから
  別に焦ったり無理に突き詰めたりしなくても
  きっとみんな分かってくれると思うよ」

唯「それに私にどうしても会いたいのならいつでも行くからね」

梓「先輩……」

唯「それに私もたまにはあずにゃん分補給したいですからなー」

梓「何ですかそれ……卒業生が出入りする部活なんて聞いたことありませんよ」

唯「えへ、そうだよね」

梓「ふふっ」

唯「そうだ、それなら私卒業するのをやめてあずにゃんと同じ3年生をもう1回……」

梓「何バカな事言ってるですか!」

唯「えー、冗談だよー冗談っ」

梓「唯先輩の冗談は冗談に聞こえませんよ」



68 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:48:57.12 ID:8NWvgLkAo

唯「あずにゃんやっと笑ってくれたね。
  うん、笑って楽しくやっていこうよ。部活ってそういうものだよ」

唯「ピリピリしてたら上手く行く物も上手くいかないよ?」

梓「そうですね。頑張るのもいいけど頑張りすぎるのもよくないですよね」

唯「そういうことっ」

梓「唯先輩と話せて少しスッキリしました。ありがとうございます」

唯「いやー照れますなー」

唯「あっ!そうだ、私まだ注文してないよー。お腹ペコペコだよ、何にしようかなー」

 唯先輩の顔を見て話していたら何時の間にか悩みが嘘のようになくなっていた。
 何も言ってないけどきっと私の事が気になってここまで来てくれたんだろう。
 
 この人はこの人なりに私の事を心配して相談に乗ってくれてる。
 もしかして、病院の先生が言っていた運命の人って……唯先輩の事!?
 
 本当にそうなのかは分からない。
 ただ今はっきりと分かる事は1つだけ、それは唯先輩が鶏皮を頼むという事だ。

唯「すいませーん、鶏皮5本お願いしまーす」



69 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:51:30.06 ID:8NWvgLkAo

―― 帰り道

梓「そうだ、先輩今週の火曜受験でしたよね」

唯「そだよー」

梓「絶対合格してくださいね!
  先輩はその気になったら何でもできる人なんですから」

唯「任せなさい!どんと来いです」

梓「じゃあ私はこの辺で」

唯「もう夜遅いんだから気をつけて帰りなよー」

梓「唯先輩こそ気をつけてくださいよ」

唯「失礼な!」

梓「ふふっ、では失礼します」



70 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:53:44.05 ID:8NWvgLkAo

―― 病院

梓「先生の予言あたりましたよ。私に運命の人が来たみたいなんです」

金田「ほらね?だから言った通りだったでしょう」

梓「この先の予言も当たるんですかね」

金田「この先って僕何か言ったっけ」

梓「前に言ったじゃないですか。その人は生涯を通じて力になってくれるって」

金田「あー、そんな事言ったっけか。ははは、覚えてないや」

梓「もう、先生ったら……」

金田「その人に病気の事相談できたらいいんだけどね」

梓「だめです、絶対にできません」

金田「どうして?」

梓「その人だけには絶対に同情されたくないんです」



71 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 00:55:30.86 ID:8NWvgLkAo

 それから日は流れ先輩達の受験も終わり結果を待つのみとなった。
 試験が終わった後先輩達は部室に来てくれて
 打ち上げに行こうと律先輩が誘ってきた。
 
 まだ合格したかどうかも分からないのに気が早すぎ……
 そんなわけで、完全ななりゆきで今カラオケBOXに来ています



72 名前:レス番ミス >>70と>>71の間にこれ:2011/04/11(月) 00:59:18.55 ID:8NWvgLkAo

唯(やっぱり私、あずにゃんの事が気になってるのかな)

唯(あの日以来ずっとあずにゃんの事が頭の中に焼きついて離れない)

唯(プロポーズされた時何で私断っちゃったんだろう……)

唯(こんな恋愛をして周りの視線で
  あずにゃんを苦しませたくないからって思ってたけど違ったんだ)

唯(ただ単に私自身が怖かっただけ、理由を作って逃げただけ)

唯(サイテーな先輩だよ私。あんな可愛い先輩想いの後輩泣かせるなんて)

唯(自分に正直に、か……そうだよね、うん)

唯(でもとりあえずは受験に合格しなきゃ!)



73 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 01:00:44.75 ID:8NWvgLkAo

―― カラオケ屋の廊下

梓「今日は久しぶりに騒いだなぁ。やっぱ先輩達といると楽しいな」

梓「うん?このお店テラスなんてあるんだ。
  狭い部屋でエアコン効き過ぎで暑かったから
  ちょっと夜風にでも当たっていこうかな」

梓(誰かいる、って唯先輩だ)

唯「おっ、あずにゃんだ。どしたの?」

梓「トイレに行った帰りですよ。
  先輩こそどうしたんですトイレに行ったっきり帰ってこないと思ったら」

唯「暖房ききすぎてて暑かったからここで涼んでたんだよ」

梓「なんだ、私と一緒ですね」



74 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 01:01:59.72 ID:8NWvgLkAo

―― その頃

律「義理と人情の板挟み だからお前はアホなのだ♪」

澪「なあ、唯の奴帰って来るの遅くないか?」

紬「そうねぇ、梓ちゃんもトイレ行ったきり帰ってこないし」

律「愛で地球が救えると救いきれない馬鹿が言う♪」

澪「なんかヒマだ……律の奴1人で何曲予約入れたんだよ」ぼそ

澪「これならHTTのボーカル私じゃなくて律がやればよかったじゃないか、もう」ぼそぼそ



79 名前:>>75修正:2011/04/11(月) 22:15:48.86 ID:9XY2+n4bo

―― テラス

唯「今日は楽しかったよねー」

梓「そうですね」

唯「そうそう、話は変わるけどさ」

梓「はい?」

唯「前にさ、病気になったお友達の話してくれたよね?」

梓「ええ」

唯「そのお友達って今どうしてるの?」

梓「前向きに生きてますよ」

唯「そっかー、すごいよねその子」

梓「いえ、それよりも今日は誘ってくれてありがとうございました。
  久々に人生の洗濯ができた気がします」

唯「言い出しっぺはりっちゃんなんだけどね。それよりもまた行こうね、今度は2人でさ」

梓「え、いいんですか」

唯「私、あずにゃんの事大好きだよ。誤解しないでね、好きっていう意味」

梓「もちろんです。私はそんなおめでたい人間じゃありません。
  ちゃんと分かってますから学校帰りの遊びはよくてデートは駄目、
  好きってのは部活の後輩としての意味ですよね」

唯「ぶーっ!やっぱり誤解してるよ」

梓「え!?」

唯「こういう意味だよっ」

 そう言うと唯先輩は私を引き寄せていきなりキスをしてきた。
 
梓(え、ちょっ……ゆ、唯先輩!?)

 あまりに唐突すぎて何が起きたか分からず頭の中がごちゃごちゃだ。

唯「今度の金曜の祝日、映画にでも行こうよ、ね?」

梓「」ぽかーん

唯「おーい、あずにゃーん」

梓「はっ!?す、すいません、な、なんですか?ぼーっとしてたので」

唯「だーかーらー、金曜映画行こって言ったんだよー」

梓「え、映画ですか。はい、分かりました」

唯「よーし、約束だよ?
  じゃあそろそろ部屋に戻ろっか、澪ちゃん達待たせちゃってるし」

梓「」ぼー

唯「おーい、もどってこーい」

梓「……はっ」



76 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 01:12:30.28 ID:8NWvgLkAo

―― 部屋

梓「駆け抜けていく蒼い時の嵐が頬をたたくよ♪」

梓「ずっと 愛してる♪」

唯「愛してる♪」

律「なあ、この2人に一体何があったんだ?
  急に息合いすぎだろ。それにさっきまでと違ってご機嫌すぎるし」

澪「さあな」

唯梓「息を吐いて♪」

唯「今選びに行こう未来 ヴァルキュリア♪」

澪(上手くいったんだな。おめでとう梓)

律「なんだよニヤけてさー、澪ちゅわーん」

澪「やかましい!」ゴンッ

律「えろばっ!」

紬(唯ちゃん、これからが大変よ……でもあなたならきっと乗り越えられるわ)

梓「私は風に出会いヴァルキュリア♪」

唯「いつか風を見送るヴァルキュリア♪」

梓「夜明け前に♪」

唯梓「輝かない生命はない♪」

 私の初恋はまだ終わりそうにありません。



77 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/11(月) 01:16:18.56 ID:8NWvgLkAo

ここで第二話終わりです

キリがいいので今日はここまで
まだ書き溜めはあるからしばらくこのペースです




78 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸):2011/04/11(月) 01:39:59.20 ID:K0IYJu6AO

>>1乙!
続き楽しみにしてる





関連記事

ランダム記事(試用版)




梓「Have A Good Die」#第2話
[ 2011/04/21 14:29 ] シリアス | | CM(0)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6