SS保存場所(けいおん!) TOP  >  シリアス >  梓「Have A Good Die」#第4話

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






梓「Have A Good Die」#第4話 【シリアス】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302437096/


梓「Have A Good Die」#第1話
梓「Have A Good Die」#第2話
梓「Have A Good Die」#第3話




137 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 22:47:39.55 ID:gQ7c2A0Fo

それじゃ今日の分の投下いきます。
ちなみに折り返し地点は過ぎてます、多分



138 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 22:49:04.42 ID:gQ7c2A0Fo

第4話

 それからの時間はあっという間に流れていった。
 
 先輩達の引越し、卒業旅行……
 慌しい春休みも終わり新学期、高校生活最後の1年の始まり。
 
 新学期が始まってからは新入部員の勧誘で動き回り
 新歓ライブも無事に終わらせた。
 
 その結果新入部員の1年生が2人入部してくれる事になり
 軽音部は5人で新しく再スタートをする事ができた。
 放課後の部活動の伝統?ティータイムはしっかりと残っている。
 
 変わった事といえば練習しないで怠けているのを叱る相手が
 唯先輩と律先輩から純に変わった事ぐらいか。
 
 その卒業した先輩達ともたまに会ったりしたり
 遊びに行ったりスタジオ借りて演奏したりもしている。
 体の方もすこぶる良好で全てに於いて順風満帆な感じかな。





139 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 22:50:45.67 ID:gQ7c2A0Fo

 私は今、どこかの教会にいる。
 こじんまりとした古めのチャペルだ。
 
 隣を見ると純白のドレスに身を包んだ
 唯先輩がいてこちらを見つめている。
 
 正面には神父さんがいてこちらを呼んでいる。
 ここにいるのは私を含めてこの3人のみ、立会人はいない。
 
 唯先輩は私の手を取るとゆっくりと正面の神父さんの方へ歩いていき、
 私はそれに付いていく。

神父「よろしいですか?」

唯梓「はい」

神父「汝平沢唯は、この女中野梓を伴侶とし、
   良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、
   病める時も健やかなる時も、共に歩み、
   
   他の者に依らず、死が二人を分かつまで、
   愛を誓い、妻を想い、妻のみに添うことを、
   神聖なる婚姻の契約のもとに、誓いますか?」

唯「誓います」

梓(唯先輩、普段見せないようなすごい凛々しい顔してる……
  この人、こんな一面もあったんだ)

神父「続いてあなたです」

梓「はい」

神父「汝中野梓は、この女平沢唯を伴侶とし、
   良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、
   病める時も健やかなる時も、共に歩み、
   
   他の者に依らず、死が二人を分かつまで、
   愛を誓い、妻を想い、妻のみに添うことを、
   神聖なる婚姻の契約のもとに、誓いますか?」

梓「誓います」

神父「それでは、結婚指輪を……」

唯「はい」

 そう言うと唯先輩は私の薬指に指輪をはめてくれた。
 私もそれに返すように指輪をはめてあげる。
 
梓(ん?ちょっと待って!
  なんで私結婚式なんてあげてるの?いきなりこんな流れ、出来すぎでしょ)

梓「唯先輩!」

唯「ほえ?」

梓「すいません、ちょっと私の頬をつねってくれませんか?」

唯「えー!そんなのできないよぉ」

梓「いいからお願いします」

唯「うー、分かったよぉ。それじゃちょっとだけだからね?」ぐいっ

梓「あ、いたふない…いらふない…」



140 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 22:51:53.08 ID:gQ7c2A0Fo

梓「はっ!」がばっ

梓「夢か……そりゃそうかぁ」

梓「こんな夢見るようになったのはこの人の横で寝たせいだよね……ふふっ」

 私のすぐ隣では最愛の人が寝息を立てて気持ちよさそうに寝ている。
 
 そう、先輩達が卒業して大学へ行った後も
 唯先輩は時間があれば家によく来てくれる。
 
 その頻度は高校時代の時より増えていて
 正直離れ離れになった感じが全くしない。

梓(こうやって見てると可愛いなぁ……ちょっとキスしてもいいかな)

梓(すいません先輩、失礼しちゃいますね)

唯「ふぁぁ~」

梓「!?」

唯「うーん……おはよーあずにゃーん」

梓「お、おはようございます唯先輩」

唯「どったの?何か顔真っ赤だよ」

梓「な、何でもありませんっ!//」

唯「朝から変なあずにゃんだなぁ」

梓「もうっ!朝ご飯支度しますよ、ほら、さっさと起きてください!」

梓(唯先輩が起きてくれてほっとしたようなしなかったような……
  ちゃんと起きてる時にしなきゃダメ、ズルはいけな



141 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 22:53:10.14 ID:gQ7c2A0Fo

―― その年のある夏の日・ファミレス

律「おーい、ゆいーあずさー、こっちこっち」

唯「おまたせー」

梓「おまたせしました」

律「とりあえず店員呼ぶからさ、何注文するか決めとけよ」

唯「ほーい」

梓「じゃあ私はバナナパフェに」

唯「私は目玉焼きハンバーグのセットに
  山盛りポテトフライにチョコレートパフェ!」

澪「相変わらずよく食うなお前は……」

律「そうそう、あんま食べ過ぎると太るぞ。
  こないだだって澪の奴、体重3キロ増えたって騒いでたもんな」

澪「余計な事を言うなっ!」ガツン

律「すいませんでした」



142 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 22:55:45.53 ID:gQ7c2A0Fo

梓「そうだムギ先輩、別荘貸してくれてありがとうございました。
  おかげで夏合宿今年もやることができました」

紬「いえいえ、あんま大きい場所じゃなくてごめんなさいね」

律「ムギの言ってる大きな場所じゃないって
  どんな大きさを言ってるのか理解できない……」

澪「だよなぁ」

紬「それで上手くいってる?軽音部」

梓「はい。もうすぐ学園祭なのでみんな気合入ってますよ。
  純だけは誰かさん達みたいにお茶ばかり飲んでて怠けてますけど」

律「誰かさんて誰のことだよ」

梓「さあ、誰なんでしょう」じー

律「中野ォーッ!」

梓「ぷっ」

唯「だけどさ、あずにゃんにとって初めての後輩なんだよね。見てみたいなー」

梓「学園祭のライブでイヤでも見れますよ。
  2人共すごく楽しんでくれてて私としても嬉しいですよ」

律「そっかー。やっぱ梓に部長任せて正解だったみたいだな。
  いやー、しかし梓先輩かぁ」

唯「そうだねぇー、あのあずにゃんが先輩なんてね」

梓「いつまでも下級生扱いしないでくださいよ」

澪「でも楽しそうでよかったじゃないか。学園祭楽しみにしてるからな」

律「梓達にとっては最後の学園祭で後輩の2人にとっては初めての学園祭か。
  初めてといえば思い出すよな私達が一年だった頃をさ、あの時は……」

澪「だーーーーーっ!!」

梓(最後の学園祭……か)



143 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 22:57:35.48 ID:gQ7c2A0Fo

―― 病院

金田「ううむ……」

梓「どうしたんですか?」

金田「ちょっとヘモグロビン値が下がってるな。疲れたと思ったら早めに休んでね」

梓「わかりました」

金田「それでどう?部活の方はうまくいってる?」

梓「はい、毎日とても充実してますよ」

金田「平沢さんとは?」

梓「よく家に来てくれますよ。来ない時は電話で話をしてますね」

金田「そっか。上手くいってるようで何よりだよ」

梓「今になって思うんです。唯先輩が傍にいてくれて良かったって。
  もし今、夜1人で居たらとても怖かったんじゃないかって。
  悩みを隠さず打ち明けられる人がいてくれるだけですごく安心するんです」

金田「そうだね。平沢さんも君の事すごく大事にしてくれているから。
   同情とかじゃなくて本気で君の事が好きなんだろうね」

梓「そうですね。よく分かりますよ」

梓「そうだ、今日はそんな話しに来たんじゃないんだった。
  先生、私みたいに余命が分かってる人の場合遺影ってどうしてるんですか?」

金田「いえい?」

梓「だから遺影ですよ。お葬式の時に使う写真の」

金田「ああ、その遺影ね。それがどうしたの?」

梓「だからその遺影、私みたいに死ぬのが決まってる人の場合
  あらかじめ撮っておいたりするんですか?」

金田「うーん、どうなんだろうね。その人次第なんじゃないのかな」



144 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 22:58:21.20 ID:gQ7c2A0Fo

―― 写真屋

 今日は写真屋に来ている。
 おそらく私にとって最後になるであろう写真を撮る為に。
 こうやって写真に写るなんて卒業旅行のパスポートに使う証明写真の時以来だな。

カメラマン「それではいいですかー?撮りますよー」

梓「……」

梓(……最後くらい笑顔で写りたい……だけど)

梓(ダメだ……どうしても笑えない。笑いたいけど笑えない)

梓(今の私は幸せな筈なのに、どうしてなのかな)

カ「どうしました?」

梓「……すいません。今日は気分ではないのでまた今度でいいですか」

 そう、私は素敵な顔で写りたい。人生最後の写真だから



145 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 22:59:32.64 ID:gQ7c2A0Fo

―― 唯のアパート

 この日、私と憂は唯先輩にお呼ばれされて
 先輩の住んでいるアパートに来ていた。
 
 何気に唯先輩の部屋入るの初めてなんだよね。
 いい加減な人だから散らかってるのかと思ってたけど以外にも綺麗に片付いてた。
 ちゃんと家事こなしてるんだ先輩……
 
 それはさておき、何しに来たのかというと特に何も決まってないんだ。
 でもこうやってだらだらと団欒してる時間てすごく大事な気がする。
 昔は何とも思わなかったけど今ではとても貴重だ。



146 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:01:38.69 ID:gQ7c2A0Fo

唯「え?ビデオ日記やめちゃうの?」

梓「今ようやく分かりました。どうしてビデオ日記をつけようと思ったのか。
  余命1年を宣告された後、私はこれまでの17年間を後悔しました。
  私が歩いてきた道には足跡が付いてない気がしたからです」

梓「そして、残りの1年を悔いなく過ごそうと決心しました。
  でもちゃんと足跡をつけてるかどうか不安でビデオ日記をつけて
  自分が今生きている事を確認したかったんだと思います。
  でももうビデオ日記は必要なくなりました」

梓「私は今ちゃんと足跡をつけて歩いているって分かりましたから」

唯「うん、大丈夫だよ。私が保証するよ」

憂「今まで撮ったテープどうするの?」

梓「元々誰かに見せるための物じゃないし残しておかない方がいいのかもね」

唯「そういえばさ、私達が2人で写ってる写真もまだ無いよね」

梓「言われてみればそうですよね」

憂「でも軽音部の皆さんと撮った写真があるでしょ?」

梓「うん、それはまああるけど……」

唯「私とあずにゃんが2人きりで写ってる写真だけがまだ1枚もないんだよ」

憂「お姉ちゃんと梓ちゃん、恋人同士なのに写真が1枚もないって変だよ。
  普通記念に1枚くらいはあってもいいんじゃないの?」

梓「多分、今この瞬間の出来事がいつか過去になってしまうんだという事を
  撮影する時に思いたくなかったんだ。ほら写真て後に残すための物でしょ?」

唯「憂だったらどう思う?好きな人の写真やビデオを残しておきたいと思う?」

憂「うーん、付き合って別れた人との思い出なら全部捨てちゃうけど
  好きなまま別れるんだよね……あっ、ごめん……」

唯「私こそこんな事きいてごめんね」

憂「ねぇ、2人の写真て1枚もないの?」

梓「うん、卒業旅行で一緒に撮った写真はピンボケだったしね」

唯「やっぱり思い出は形で残すなって事なのかなぁ……」



147 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:03:29.41 ID:gQ7c2A0Fo

 夏休みも終わり、学園祭に向けての準備は
 本格的に最後の追い上げ、同時に私達の大学受験の勉強も行われていた。
 
 最初は順風満帆に見えた部活動だったけど最近になって歯車が狂い始めた。
 軽音部内の関係がギクシャクしているようにある日気が付いた。
 最初は思い過ごしかもって思ってたけどやっぱりおかしい。
 最初の時点で私が何とか対応出来てれば良かったんだけど気が付いた時には手遅れだった。
 
 ある日の放課後の部活で1年の1人が演奏中ミスをしたのがきっかけだった。
 もう1人の1年生がそれを指摘し、
 いつもならそこで終わる物だったんだけれどもこの日は違ってた。
 
 そう、言葉のニュアンスの食い違いでこの2人がケンカを始めてしまったんだ。
 私達3年生が止めに入ったものの、結局その日は練習どころではなく解散ということに。
 律先輩ならこんな時どうするんだろう……
 私は部長としてやっていけるか自信を失いかけていた。



148 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:06:42.78 ID:gQ7c2A0Fo

 そんな学園祭まであと2週間を切った9月のある日の放課後の部室。
 この日私達3年生はここで話し合いをしてる。
 幸いにも1年生の2人はまだ部室には来ていない。

梓「やっぱりさ、あの時私がちゃんと気が付いてあげてれば
  こんなに問題にもならなかったんだよね。
  
  3年間の間部長としてみんなをまとめてきた
  律先輩はすごい人だと改めて思ったよ。
  私があそこまで出来ていればなぁ……」

純「やめなよ梓。律先輩は律先輩、梓は梓だよ。
  関係ないじゃん。それにあんたは十分過ぎる程にしっかりやってるよ」

憂「そうだよ、梓ちゃんは本当によくみんなをまとめてきてる
  いい部長さんだからね、もっと胸を張っていいと思うよ」

梓「そう言ってもらえると助かるよ」

梓「……とは言ったものの、はぁ」

純「もう学祭まで2週間ないよ。
  あの一件から殆ど5人で音合わせてないし流石にこのままじゃマズいよね」

憂「でもあの子達があの調子じゃあね」

純「私達が割って入る隙もないんだもん。だけど放っておくわけにもいかないし」

梓「あのさ」

憂「どうしたの梓ちゃん」

梓「2人共頑張り過ぎていっぱいいっぱいになってるんだよ。
  きっとそこから抜け出したくても出口が見えない状態だと思う」

梓「私が前にそうだったからさ……何となくだけど気持ちは分かるんだ。
  だからね、あの子達に私が今伝えたい事をぶつけてみようと思う。
  ダメなら何度でも分かってくれるまで」



149 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:08:25.28 ID:gQ7c2A0Fo

純「うーん」

梓「どうかしたの純」

純「いやさ、いきなり言うのも何だけど、
  梓……あんた本当に変わったよね。びっくりする位に」

梓「な、なによいきなり」

憂「私もそれ感じたな。
  お姉ちゃんと付き合いだしてからの梓ちゃん、
  いい意味で人が変わったみたいだよ」

梓「もう、2人共真面目に聞いてよ//」

憂「…そろそろみんな来る時間だよ」

梓「そうだね……
  だけどもし来てくれなかった時はこっちから呼びに行くからね、いい?」

純「おっけー。だけど今日の梓、なんか顔色悪いよ。体調悪いの?」

梓「平気だよ。一応しっかり休める時は休んでるし」

憂「それならいいけど……」

梓「部長として後輩達に最後にどうしても伝えたい事があるから……
  私が先輩達からしてもらった事を今度は私があの子達にやってあげる番だからさ、
  いつかこの学校を卒業する時に軽音部に入って良かったって思ってくれるように」



150 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:11:37.50 ID:gQ7c2A0Fo

 それから数十分後

憂「来ないね」

純「だね……このまま待ってても来そうにない気がする」

梓「いこっか、教室にさ」

 そう言って椅子から立ち上がった瞬間、
 久しく忘れていたあの腹の痛みが突然襲い掛かってきた。

梓「うっ……あぐっ……ああぁ……」

 今回は前に来た痛みとは違った。
 まるで腹の中をナイフでえぐるような激痛、
 瞬間的に体中の至る所から脂汗が吹き出てきて私は床に倒れこんだ。

憂「梓ちゃん……?どうしたの?」

純「梓!どうかしたの!?ちょっと!」

 視界に映っていた2人の姿が白みがかってぼやけて見える。
 何か呼びかけてきてくれているようだけど段々とその声も遠のいてくる。
 私……まだこんな所で死ねないのに……



151 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:19:31.24 ID:gQ7c2A0Fo

―― 純視点

純「梓!どうかしたの!?ちょっと!」
  
 突然私の前で腹を押さえて苦しみだした梓の姿を見て私は叫んだ。
 何が起きているのか理解できない、何なのこれ!?。

梓「じゅ……じゅん……う…い……」

 かすれた声でそう言うと梓はその場に倒れこんで動かなくなってしまった。

憂「え!?梓ちゃん…梓ちゃあんっ!」

純「あずさあっ!」

 私はすぐに駆け寄って梓を抱きかかえる。

純「梓!しっかりして梓っ!」

 必死に呼びかけるものの意識がなく反応がない。
 憂は完全に動揺しているし、
 私だけでもとにかく冷静にならなきゃ……こういう時は、そうだ!

純「憂!すぐに職員室に行ってさわ子先生に連絡して!
  それから毛布とかあったら借りてきて」

憂「う、うん……分かった」

純「とにかく急いで!」

 憂が部室を出て行った後、私は携帯を取り出し119番をかける。

純「もしもし?そうです、友人が突然倒れて」

純「ええ、意識はありません。はい、場所ですか?」

純「桜ヶ丘高校の音楽準備室です。はい、すぐ来てください!お願いします!」

 携帯の通話を切り、私は物言わなくなってしまった親友をソファに移す。
 そして前に授業で聞いていた応急処置を始める事にした。
 どうせそんなもん使わないよーとか
 当時はそう思って流す程度で適当に聞いてたけど
 まさか本当に役に立つ日が来るなんてね……全く嬉しくないけど。

純「ねぇ梓、起きてよ。もしこのままあんたを死なせたりしたら私、
  唯先輩に何て言えばいいのよ!だからお願い、目を開けてよ梓ってばぁ!」



152 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:20:01.24 ID:gQ7c2A0Fo

―― 同時刻・N大キャンパス

律「でなー、昨日のTVがさー」

唯「うんうん、あれ面白かったよねー」

澪「おい律、お前レポートの提出まだ済んでないだろ」

律「あー忘れてた。澪お願い!写させて!」

澪「お前確か前回もこんなんだったよな。今度という今度は自力でやれよ」

唯「りっちゃんはいつもいつもだらしがないですなー」

律「そういうお前はやってあるのかよ」

唯「私は後でムギちゃんに見せてもらうもん」

澪律「おい」

紬「ところで今日はいつもと趣向を変えて
  うなぎパイ持ってきたの。これでお茶しましょ」

唯「わーい」

澪「ムギもムギで何考えてるんだよ……」

prrrr

唯「およ?電話だ。憂からだ、どうしたんだろ」

唯「もしもしーういー?どったの?」



153 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:22:26.76 ID:gQ7c2A0Fo

律「でさー、昨日の夜澪の奴がさー」

澪「うるさいバカ律!それは秘密にしろって言っただろ!」

紬「あらまあー、気になるわぁ……りっちゃん、それでその後は?」

律「それでなー……」

唯「みんな!みんなぁー!!」

澪「どうしたんだ唯、血相かえて」

唯「憂から連絡あってね……あずにゃんが……あずにゃんがあぁぁ!」

律「おい落ち着けって。
  それじゃ何があったか分からないだろ。梓がどうかしたのか?」

紬(!?)

唯「はぁはぁ……あずにゃんがね……学校で倒れたんだって!」

律「なに!?本当かよそれ」

唯「本当だよ!さっき救急車で病院に運ばれたんだって」

澪「ウソだろおい……」

律「唯!運び込まれた病院って琴吹総合病院だったよな?」

唯「うん!」

律「こうしていられるか!すぐ行くぞ!
  こんなのレポートどころの騒ぎじゃないだろうが!」



154 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:26:00.60 ID:gQ7c2A0Fo

―― 病院

唯「はぁっ……はぁっ……あっ、さわちゃん!」

さ「あなた達……待ってたわよ」

唯「憂と純ちゃんはまだ来てないの?」

さ「あの子達ならもうすぐ来るはずよ」

紬「先生、梓ちゃんの容態はどうなんですか」

さ「さっき処置が終わって病室に移されたとこよ。今は寝てるわ」

澪「それって助かったって事でいいんですよね?」

さ「ええ」

律「よかったー、一時はどうなるかと思ったぜ」

唯「あ、来た来た!おーい、ういー」

憂「お姉ちゃん!」

純「はぁっ……はぁっ……先生、梓は!?梓は大丈夫なんですか!?」

さ「落ち着いて純ちゃん」

純「梓は……梓は死んじゃったりしませんよね?無事だって言ってくださいよ!!」

純「まだあと4、5ヶ月は大丈夫だって言ってたじゃないですか!
  こんな早く死んじゃうわけないですよね?そうですよね!!」

さ「いい加減冷静になりなさい!!あなたがそんなんでどうするの!?」パンッ

純「うっ……」ヒリヒリ

さ「梓ちゃんなら大丈夫よ。命に別状はないって」

純「よかった……うぅ……あずさぁー」ウルッ

律「なあ鈴木さん」

純「はい」

律「さっきの後4ヶ月って、どういう意味なんだ?」

純「あ……」

さ「……流石にもう隠しておく事も出来ないわね」

紬「さわ子先生知ってたんですか?」

さ「ええ、新学期が始まってあの子達の担任になった日に梓ちゃんから直接、ね」



155 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:34:41.35 ID:gQ7c2A0Fo

律「……何てこった、くそっ!!」

澪「そんな……嘘だ……梓があと4ヶ月しか生きられないなんて」

紬「残念だけど本当なの。
  そして病気が見つかった時には既に手遅れだった事も」

律「なあムギ、お前の系列の病院だろ?どうにかする事はできないのか?」

紬「出来るのならとっくにしてるよ……
  いくらお金持ってても友達1人助ける事もできないなんて……滑稽ね」

律「私等もそうだよ……黙って見ているしかできないなんてさ」

澪「ところでさ、唯、お前も知ってたのか?」

唯「うん」

澪「もしかして梓がもうすぐ死ぬと分かってて付き合ってたのか?」

唯「そうだよ」

澪「死ぬ事が分かってる相手と付き合ってたのか。平気なのか唯?」

唯「何言ってるのさ澪ちゃん!」

澪「え?」

唯「死ぬと分かっている人はあずにゃんだけじゃないよ!世の中の人全てなんだよ!!」

憂「お姉ちゃん……」

唯「命にもしもの事が起こるかもしれないのは私達だって同じだよ!
  あずにゃんは……たまたま余命が判っているだけだから……」

澪「……ごめん唯。変な事聞いて」

唯「この際だからみんなに話しておくね。私の覚悟を聞いて」

唯「私は幸せな家に生まれて、恵まれて過ごして来たけど
  何の為に生まれてきたんだろうって考えた時、
  答えが見つかった事はなかったんだ」

唯「でも今は違うよ。初めて生きる理由を見つけられたから。
  今、あずにゃんと一緒に生きるために生きているの。
  一緒に住んで、支えてあげて、見送るために生きているの」

唯「だから私は最後の最後まであずにゃんの傍から離れないから。
  これだけはみんなに話しておきたかったんだ」

律「唯、お前変わったよな。最初は梓だけかと思ったけどお前も昔とは別人のようだよ」

澪「ああ、凄いよお前達はさ。大変な筈なのにそんなそぶりも見せないもんな」

唯「そんな事ないよ。みんな私を買いかぶりすぎだよ」

さ「さて、話の途中だけど私は学校に報告しなきゃいけないから一度学校に戻るわ。
  あなた達もここで騒ぐのは他の人に迷惑だから移動しなさい。いいわね?」

全員「はい」

さ「唯ちゃんは梓ちゃんの傍にいてやりなさい」

唯「うん」

憂「それなら私は一度家に帰って荷物取って来ます」

さ「分かったわ、気をつけて行って来るのよ」

憂「はい」



156 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:43:48.04 ID:gQ7c2A0Fo

―― 病院の廊下

紬「こんなの言えた義理じゃないけど
  病気の話を秘密にしてた事で唯ちゃんと梓ちゃんを責めないであげて」

律「ああ、あいつらを責めたりなんかする訳ないだろ。
  私だってもしあいつらの立場になったら言えるかどうかわからねえよ……」

澪「そうだな」

律「全く梓の奴、自分が死ぬかもしれないって位ヤバいってのにさ……
  卒業式で強気な事まで言って今日まで隠し通して……
  あいつやっぱり素直じゃねーな」

紬「そうね。でも梓ちゃんらしいわ」

律「それとさ、さっき別れる前に唯が言ってたの、覚えてるか?」

澪「覚えてるさ、敵わないよな、あそこまで言われちゃな」

律「あいつはもう全てを受け入れる覚悟を決めてるんだよな……
  大した奴だよ普段はトボけてるのに」

澪「そうだな。あんな真剣な目をした唯、今まで見た事なかったな」

律「とにかくだ、
  これから先もいつもと変わらない様に普通に接してやろうぜ」

紬「それが一番いいわね」

澪「ああ」

紬「それじゃあ私はここでちょっと離れるね」

澪「どこかいくのか?」

紬「ちょっと金田先生のとこに行ってくるわ。
  りっちゃんと澪ちゃんは先に待合室に行ってて」

律「ああ、じゃあまた後でな」



157 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:45:02.38 ID:gQ7c2A0Fo

澪「……」

律「澪」

澪「なんだ律」

律「もういいぞ、ここには私以外誰もいないからさ」

澪「何言ってんだよ律、私なら全然平気だから。
  先輩がうろたえてたりなんかしてたら笑われるだろ」

律「そっか……」

澪「……」

律「……」

澪「……何でだよ」

律「澪?」

澪「何で梓なんだよ!!あいつ私達より年下なのに、
  順番でいったら年上の私達から先に死んでいくのが普通の世界ってもんだろ!
  それなのに……どうして梓がこんな目に会わなきゃいけないんだよ!!」

律「そうだよな……もっと早くに気付いてあげれればな……
  後輩の悩みに気が付かないなんて部長失格だ」

澪「やめろよ…そんな事いうなよ」ぐすっ

律「澪、もしかして泣いてるのか?」

澪「うっ、うるさいバカ律!」うるうる

律「もう我慢しなくていいんだぞ。今の内にいっぱい泣いておけよ」

澪「ぐすっ……ひくっ……りつうぅぅ!」ぎゅっ

律「よしよし……なあ澪」なでなで

澪「ん」

律「唯と梓の前では絶対に泣いたりするなよ」

澪「分かってるよ……
  今日だけ、今日だけだから……もう少しこのままでいさせてくれ……」

律「ああ……」なでなで



158 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:46:53.68 ID:gQ7c2A0Fo

―― 病室

 病室に入ってからそう長い時間を置かずに先生がやってきた。
 今回の結果とこれからの入院計画を話す為だ。

金田「もう胃の出血は止まってますが
   貧血が酷いのでしばらく輸血が必要で入院してもらう事になります」

唯「どれくらい必要ですか」

金田「順調にいけば3、4日です」

唯「退院したらまた普通の生活に戻れますか?」

金田「はい、でも再出血の可能性があります。
   食事がとれなくなると再入院が必要となります」

唯「わかりました」

金田「それでは私は一度失礼します。何かありましたらすぐ連絡してください」

 どれ位経ったんだろう、私はベッドの脇にある椅子に座って
 目の前で眠っているあずにゃんの顔をただ静かに見つめていた。
 
 色々な不安が頭の中によぎってくる。
 その度にそれらを否定する繰り返しの作業が続く。
 
 ふと時計を見る。もうすぐ6時になろうとしている。
 私の他に誰もいなくただ心電図の音以外何もない沈黙の続く病室、
 いつの間にか夕陽が室内をオレンジ色に染めていた。
 
 何時だったのか分からない、不意に病室のドアが開いた。
 憂と純ちゃんだ。



159 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:49:33.21 ID:gQ7c2A0Fo

憂「お姉ちゃん、着替え持ってきたから。
  今日は1晩梓ちゃんの傍にいてあげるつもりなんだよね」

唯「うん」

純「梓の様子はどうですか?」

唯「今は落ち着いて寝てるとこだよ。あとは目を覚ますのを待つだけだから」

純「良かった……本当に良かった……」

憂「ねぇ、梓ちゃん本当に大丈夫なの?
  もう一度ちゃんと検査してもらった方がいいんじゃないの?」

唯「今回は貧血で3、4日の入院で済むみたいだから心配いらないよ」

憂「お姉ちゃんも気が動転してるだろうけど
  しっかり気を持たなきゃ駄目だよ、梓ちゃんも頑張ってるんだから」

唯「私なら平気だよ。憂達こそしっかりね」

憂「うん、私達なら大丈夫だから……
  それとね、話変わるけど梓ちゃんの病気、あの騒ぎで学校中に知られちゃった……」

唯「そっか……学校に救急車が乗り込んで来たんじゃ隠せる訳ないもんね。
  それで軽音部の後輩の子達にも知られちゃった?」

純「はい、私がここに来る前事情を話したんですけど
  正直あの子達も動揺していてまだ事実を受け入れられないみたいです」

唯「突然だもんね。そりゃあしょうがないよ」

憂「……それじゃあ私達澪さん達のとこ行ってるね。梓ちゃん起きたら教えてね」



160 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:54:55.01 ID:gQ7c2A0Fo



梓「うーん……ここ……は?」

梓「病院?そっか、私部室で倒れて……ん?唯先輩……」

 横を見ると椅子にもたれ掛かって眠っている唯先輩がいた。
 私がどれだけの時間寝てたのか分からないけど、
 もしかしてこの人ずっと付き添っててくれたのかな。

唯「んんー……あっ、あずにゃん……起きてたんだ……」

梓「今さっき起きた所です。
  すいませんでした心配かけて……唯先輩だけじゃなくて他の皆さんにまで」

唯「本当に心配したんだからね。貧血で輸血が必要で3、4日入院が必要だって」

唯「それとね、お願いがあるんだけど」

梓「なんですか?」

唯「写真が欲しいんだ。やっぱり私、あずにゃんと一緒に写った写真が欲しいよ」

唯「あずにゃんが倒れて、
  もしかしてこのまま目を覚まさなかったらどうしようって
  一瞬だけど思っちゃったんだ。
  そうしたらどうしても一緒に写っている写真が欲しいって思ってね」

梓「先輩……」

唯「1枚だけでいいからさ、ね?駄目かな?」

 先輩からの意外な頼みだった。だけど断る理由がない。
 先輩が私とのいつまでも残る思い出が欲しい、
 残さないつもりだったけどやっぱり欲しい、
 それだけ世界中の誰よりも私の事を真剣に想ってくれているわけだから。
 私は何も言わなかった。だけど精一杯の笑顔を送った。



161 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/12(火) 23:59:51.19 ID:gQ7c2A0Fo

 その後、病院の先生に言われた通り3日後には無事退院する事ができた。
 
 すぐに学校に復帰した私を出迎えたのは
 嬉しそうに「おかえり」と言ってくれる憂と純、
 2人の顔を見たらまた日常に帰ってこれた幸せで胸がいっぱいになる。
 
 後輩達は既に仲直りしていて迷惑掛けてしまった事を謝ってきたけど
 私の方こそこの子達にも心配かけてしまったので
 なんか申し訳ない気持ちでいっぱい、お互い様なのかな?
 
 仲直りした理由も詳しくは教えてくれなかったけど、
 あの日私がもうすぐ病気で死んじゃうのを聞かされてかららしい。 
 
 とにかく今は病気の事や私の残された時間の事は
 自分の口で説明しなきゃいけない。
 
 そう思った私は今日中にでも放課後の部室で後輩達に自分の病気、
 これからどうするかをしっかりと話す事にしよう。

純「梓、ギター演奏して体大丈夫なの?」

梓「1日3、40分程度ならやってもいいって許可もらってるから」

梓「本当はね、これからもっと体調が悪くなってくるから
  学校も部活も続けるべきじゃないって思うんだ。
  だけどここまで来たら最後までやり遂げたいから……
  
  純、憂、本当に勝手なお願いかもしれないけどよろしくお願いします」ぺこり

純「何言ってるの!私は梓に付いていくって決めてるんだから
  例えあんたがダメって言っても何処までも付いていくからね!」

憂「そうだよ。私達友達なんだから、大変だと思ったらどんどん迷惑かけてよ、ね?」

梓「純、憂……2人にはホント感謝してもしきれないよ……」



162 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/13(水) 00:06:25.22 ID:QNBPIm/xo

 その後、部室に5人揃った所で話をした。
 とても重ーい空気、そして後輩の2人、元気がないな……
 きっと私の病気が気になってるんだろうな。
 
 とにかく話そう……今言えるだけの事を。
 私の命が残り少ないのは事実でそれは変えることのできない運命だけど
 今の私には迷いや恐れはないから。残りの人生をしっかりと生きると。
 
 とにかく今は学祭を絶対に成功させるように頑張っていこう。
 それが今の私達のさしあたっての目標なんだから、と。
 私は気持ちの沈みこんだ後輩を励ましながらそう言った。
 話している内にみんなに笑顔が戻ってきた、
 やっぱりみんな一緒に笑っていたいもんね。
 
 全てを話し終えた時私は清清しい気持ちになっていた。
 そしてこの日、軽音部はいつもの賑やかさを取り戻した。

 先輩達も見に来てくれた学園祭のライブは大成功に終わった。
 ライブが終わった後部室でみんなにお礼を言って
 後輩達にこれからの軽音部を任せると伝えた。
 
 そう、今日で3年生は部活動を引退する。
 これからはこの子達がこの軽音部を引っ張っていかなきゃいけない。
 
 かつて私が先輩達から伝えられた想いを
 今度は私が後輩達に伝えていく事がちゃんとできたんだよね。
 私の今の心は澄み切った青空のように晴れやかだった。



163 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県):2011/04/13(水) 00:07:28.04 ID:QNBPIm/xo

 そしてしばらく経ったある日

―― 写真屋

カメラマン「準備ができましたらどうぞ」

梓「よしっ……と。私の方はいつでもいいです。唯先輩、どうですか?」

唯「えー、ちょ、ちょっと待ってよぉ」

梓「もう!早くしてくださいよ。
  待たせちゃってて悪いでしょ。ほら、手伝ってあげますよしょうがないなぁ」

唯「へへー、すいませんねぇ」

梓「ったく唯先輩はもう……」がさごそ

梓「よし、出来ましたよ。すいませーん、Okです」

カ「ヘアピンの方はもう少し寄ってくださいね。カメラに入りきらないので」

唯「こうですか?」

梓「せ、先輩!くっつきすぎですよ!体当たってます!//」

唯「いいじゃんいいじゃん。私達にとって初めての記念写真なんだからさ」

梓「……もう、しょうがないですね……今回だけですからね//」

カ「それじゃいきまーす!はい、チーズ!」

 2人で力を合わせてこれからを過ごしていく決心をした
 今の私達は生きる希望に満ちている。
 
 その一方で私達はゆるやかに心の準備を始めている。
 やがて訪れる永遠の別れの日に向かって

 第4話 終



関連記事

ランダム記事(試用版)




梓「Have A Good Die」#第4話
[ 2011/04/21 17:12 ] シリアス | | CM(0)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6