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けいおん!の真鍋和ちゃんは唯ちゃんのスルースキルが高い可愛い#2 和「あったかあったか」 【ほのぼの】


けいおん!の真鍋和ちゃんは唯ちゃんのスルースキルが高い可愛い より
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1303573746/l50


けいおん!の真鍋和ちゃんは過去スレ可愛い




278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 19:57:43.16 ID:7Ei47hp20

いつもの人じゃないけど5レスほど借ります、唯和です。



281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:01:33.18 ID:7Ei47hp20

「あったまるね、和ちゃん」

 彼女は私の右斜め前に座り、肩までお湯に浸かりながら呟いた。
石造りの露天風呂とはいっても、テレビに出てくるような大きなものではない。
壁を背にして足を伸ばせば、それだけで縦は精一杯。
横は五、六人で座れば肩が触れ合うほど狭い。

「まったくね」

 この露天風呂は旅館の大浴場に隣接していて、
わざわざ宿泊しなくとも日帰りで入浴できるという場所だ。
塀と屋根は木で作られていて、隙間からは夜空が見える。

「見て見て和ちゃん、お月様」

 彼女は上半身を後ろにひねりながら雲がかかった夜空を指差した。




282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:03:34.60 ID:7Ei47hp20

「本当、いい月ね」

 指の先に目をやると半分ほど顔を出した満月が見えた。
視線を下げると松の木がまばらに立っていてやさしい光に照らされている。

「ふう、ちょっと上がろ」

 湯船の一メートルほど向こうが塀で、
その下に一休みできるよう石のベンチが設けられている。
彼女はそこに腰掛け、しばし夜風を楽しんでいた。



283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:05:35.08 ID:7Ei47hp20

 私たちの街から車で三十分ぐらいの場所、ここは私のお気に入りだ。
けして近いわけではないが、かといって遠出というわけでもない。

 ちょうど今は夕食後、人もまばらで露天風呂には二人を除いて誰もいない。
照明は江戸時代の行灯のようで、あたたかい橙の光が私たちを包んでいる。

「私もちょっと……」

 お湯から体を上げ浴槽の縁に腰掛けると、私の背中に向けて彼女が話しかけてきた。

「今日はありがとね、連れてきてくれて」

 風が吹き湯気がさぁっと流れる、私は半分だけ彼女のほうに向き直り返事をした。

「どういたしまして」

 夜風が濡れた上半身を撫でて気持ちがいい、二人同じ気持ちでひとときを楽しんでいる。

「……んー」

 思わず声が出た、私のだろうか彼女のだろうか。あるいはその両方。



284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:07:45.66 ID:7Ei47hp20

「唯、もう一回浸かりなさい。冷えるわよ」

 私はそう言って浴槽の縁から腰を上げ、ゆっくりと体を沈めた。
彼女は「はーい」と返事をし、私の左側に立ちざぶっと湯に浸かった。

「ちょっと唯、近いわよ」 

 波が私の体を揺らし、「へへー」と彼女は微笑んで体を摺り寄せてきた。

「……誤解されるじゃない」

 ぼやけた姿に問いかけたが返事は無い。
表情は読み取れないが「させておけば?」といった風情だ。

 もたれかかる彼女から重みを感じ、やわらかさを感じる。
腰から太腿にかけての膨らみが意識され、余計に体温が高まった。

「あれ、和ちゃんのぼせてる?」

 それはあなたのせいよと言えるはずもなく、顔が火照っているのは
長くお湯に浸かっているからということにした。



285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:10:00.09 ID:7Ei47hp20

 彼女の髪が肩にかかり、少し冷たさを感じたところで声をかけた。

「唯、そろそろ上がるわよ」

「上がったらアイス食べていい?」

「夕飯の前に食べたでしょ? 今日はもうダメ」

「のどかちゃ~ん、ハーゲンダッツゥ~」

 こうなったらテコでも動かないだろう。
少しの迷いと彼女の笑顔を天秤にかけたあと、一つのアイデアが閃いた。

「雪見だいふくにしなさい、私も食べたいから」

「うん、半分こしよう!」

 眼鏡が無いせいで顔はよく見えないが、どうやら笑顔のようだ。
約束をしたところで私は立ち上がり、傍らの彼女に声をかけた。

「今度こそ上がるわね、浸かりすぎも体に毒よ」

 湯に浸かったままの彼女は上目遣いでたずねてきた。

「ねえ和ちゃん、私の今の気持ちわかる?」

「早くアイス食べたい?」

「ちっがーう! そうじゃなくて、もっと……なんていうか」



286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:12:04.53 ID:7Ei47hp20

 私はあまり人の気持ちを読むことに長けてはいない。
でも答えは分かった、私の気持ちを言えばいいんだ。

「幸せ、かしら?」

「そう、それっ! 幸せってことだよ」

 彼女にはピッタリの言葉、
むしろ存在自体が「幸せ」というものを体現しているようだ。

「でも、唯の台詞じゃないわね」

「ひどいっ、じゃあ何て言えばいいの? 和ちゃん」

「こういうときはもっと具体的に言うのよ」

「難しくて分かんないよぉ」

 彼女は少し考え込むそぶりを見せ、
おもむろに立ち上がりざぶざぶと湯の中を歩きまわっている。
やがて何かを思いついたようでこちらに向き直り、通りのいい声で語りかけた。

「あったかあったか、だね」

おしまい



289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:14:07.95 ID:7Ei47hp20

以上です、初っ端から「本文が長すぎます」喰らった。
ちなみにタイトルは、和「あったかあったか」です、ありがとうございました。




287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:13:33.63 ID:QLcHNcDS0

ひゃあああああああああああああったかあったかあああああああああああ



288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:13:47.30 ID:a3xbIJCZ0

乙でしたー!
素晴らしい



290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:14:28.19 ID:kPgpAta30

あったかあったかごちそうさまでした。



291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:15:17.29 ID:udAgpPZm0

ごつそうさもどす



292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:16:06.32 ID:rJutq+tPP

素晴らしかったです
おつかれさまでした!



294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:17:01.65 ID:VWQRjyOLO

乙!!!!!





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けいおん!の真鍋和ちゃんは唯ちゃんのスルースキルが高い可愛い#2 和「あったかあったか」
[ 2011/04/25 00:02 ] ほのぼの | 唯和 | CM(1)

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タイトル:
NO:1713 [ 2011/04/25 09:43 ] [ 編集 ]

唯和はいいね。
本当にあったかあったか。

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