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唯「放課後戦隊!ケイオンジャー!!」#第七話 前編 【ヒーロー】


ニュー速VIP避難所(クリエイター) より


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1280577951/


唯「放課後戦隊!ケイオンジャー!!」#index




376 名前: ◆m/SzpwXB2Y:2010/09/05(日) 07:28:49.43 ID:n4kN41c0

アニメの憂ちゃん…優しすぎるだろ
四六時中あずにゃんのこと気にかけてるがな…
憂梓の優しさは至高

そしてそんなシーンを見かけるたびに
こんな事書いてる心が痛くなるわけだよ

憂ちゃんとあずにゃんにごめんなさい、しないといけない第7話



377 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:29:50.10 ID:n4kN41c0

keionja_title_aa.png



378 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:31:17.17 ID:n4kN41c0

第七話『暴走する愛!!最大の敵は私の妹!?!』


こんにちわ、皆さん!



keionja_ui_aa.png





379 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:32:40.92 ID:n4kN41c0

買い物帰り!



憂(第7話になって、やっと出番が回ってきました!)

憂(きっと冒頭でちょっとだけ登場する程度だと思いますが

  精一杯頑張らせていただきます!) フンスッ
  

憂(今は何時もの買い物を済ませて、その帰り道です) テク テク

井戸端会議 ワイワイ

憂(?)


井戸端会議のおばちゃんA「ケイオンジャーまた活躍したそうよ」

井戸端会議のおばちゃんB「駅前の騒音騒ぎもケイオンジャーが解決したんですってねぇ

                 まだ若いのに偉いわよねぇ」


憂「…えへへ」 ニコッ

憂(最近はお姉ちゃんの活躍してる噂をよく耳にします)

憂(ケイオンジャーになってから、お姉ちゃんは毎日一生懸命頑張ってます!)

憂(今日も皆さんと遅くまで重要な会議だそうです) テク テク


…その頃の ぶしつ!…

唯「だから登場する時のポーズはこう シュバッ って感じの方がいいよ!!」 シュバッ

律「いや!こう シャッキーン とした方がカッコイイ!!」 シャッキーン

梓「どっちでもいいですからたまには練習しましょうよ…」



380 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:33:48.33 ID:n4kN41c0

……

憂(毎日、練習に会議に… それに怪人退治まで

  お姉ちゃん、凄いなぁ…)

憂(梓ちゃんも何時も大変そうにしてるし…)


…その頃の ぶしつ!…

梓「ほら、たまには真面目に練習しますよ!!」

唯「ちぇー…あずにゃんのいけず!」 ブー

梓「まったくこの人はぁ…っ!」


……

憂(…)


憂(でも… ほんのちょっとだけ… 寂しい気分になることも…)

憂「はっ」

憂 ブンブン!

憂(お姉ちゃんは町の皆のために頑張ってるんだもん!忙しくて当然だよ!)

憂「よし! 頑張ってるお姉ちゃんが帰ってきた時に

  すぐご飯食べられるように! 私も頑張らないと!」 フンスッ



381 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:34:31.52 ID:n4kN41c0

憂「…」 テク テク

憂「?」

憂「あ ―――、こんばんわ!」

憂「いつも ―― お世話になってます」

憂「今、買い物の帰りで…」

憂「あ、いえ そんな悪いです」

憂「…そうですか?」

憂「じゃあお言葉に甘えて… 失礼します」

憂「荷物だけ後ろの席に置かせてもらいますね」

憂「シートベルトを締めて…」


ブルルン ブーン



382 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:35:12.43 ID:n4kN41c0

憂「大変じゃないかって? いえ、毎日のやってる事ですから全然」

憂「買い物もお料理も好きですし」

憂「それにお姉ちゃんのあの笑顔を見れたら…」

憂「…」

憂(お姉ちゃん…)

憂「…」

憂「? 缶コーヒー?」

憂「頂けるんですか?」

憂「ありがとうございます」 

憂 ゴクゴク

憂「…」

憂「あ れ

  何だ か 眠く  なって… ?」


憂「…」

憂「…」 スヤスヤ



383 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:36:15.87 ID:n4kN41c0



――

―――


??「それで、これが怪人達から抽出した力…?」

黒い玉 コォオ…

??「うぇ、なんだか不気味ね」

???「…」

??「で、この力をその子に注入するって事?」


憂「…スースー」


?「ええ、そうよ」

??「…大丈夫なの?」

?「ポテンシャルだけなら、その子は今のケイオンジャー達より軽く上よ

  きっとこの実験にも耐えられるはず…」

???「実験…ね」

??「…」

憂「……おねえ…ちゃん」 スヤスヤ



384 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:37:09.30 ID:n4kN41c0

?「この実験が成功すれば… 私の目的にまた一歩近づく…」

??「でも平気なの?」

?「…何が?」

??「その子はあんたの―― …」

?「………関係ないわね

  顔見知りの義理や人情…そんな事で… 今更、私は引き返したりしない」

??「…そう」

???「…」


?「始めましょうか」

黒い玉 コォオ…

憂「うっぁあああっ…」 ズォオ…

憂「お姉…ちゃん……っ!!」



385 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:37:56.24 ID:n4kN41c0

……

?「…成功ね」

憂「…」 スースー

?「怪人の力は無事、この子の中に取り込まれた

  間もなく定着するはずよ」

??「…」

???「…」

?「しばらくは様子見ね… 経過は貴方が見て頂戴」

??「え、私?」

?「私はまだ気取られるわけにはいかないもの」

??「……わかった」


憂「お姉ちゃん…」




憂『大好き』



386 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:39:28.92 ID:n4kN41c0

唯の家!

ガチャ

唯「ただいま~… ちゅかれた…」


憂『おかえり、お姉ちゃん!!』

唯「ただいま、ういー!!」 ギュッ

憂『きゃっ もう、お姉ちゃんくすぐったい』

唯「えへへ、1人で寂しくなかったかい 憂」

憂『ううん、全然平気だよ 私は全然平気

  そりゃあ寂しくなかったと言ったら嘘になっちゃうけど

  お姉ちゃんの事をずっと考えて過ごしてたら、そんな寂しさなんてどっかに行っちゃうよ

  それに私はお姉ちゃんのことを信じてるから

  お姉ちゃんがお姉ちゃんの事を愛してる私の事を放って
  
  何処かに行っちゃう訳ないって知ってるから

  だから私は全然寂しくないよ? お姉ちゃんもそうでしょ?』

唯「…憂?」

憂『ね?』 ニコッ

唯「う、うん?」

憂『お姉ちゃん、晩御飯出来てるよ』 ニッコリ

唯「本当!? わーい!」 トテトテ…

憂『あ、ちゃんと先に手を洗わなきゃ駄目だよー』

唯「わかってるよー」



387 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:40:58.65 ID:n4kN41c0

……

唯憂「『いただきます!』」

モグモグ

唯「うーん!憂のご飯はおいしいねー!」

憂『当然だよ、だって私の愛情がたくさん詰まってるからね』

唯「おぉ、美味しい隠し味ですな」

憂『そうだよ、私のお姉ちゃんへの愛情がたくさんたくさん詰まってるから

  だからお姉ちゃんが美味しく感じるのは当然だよ

  私のお姉ちゃんへの愛がお姉ちゃんにとって不味いわけがないもんね

  でも1つだけ訂正するなら隠し味って言う所かな

  私はお姉ちゃんへの愛情を隠す気は無いし、

  私のお姉ちゃんへの愛情が隠れたりなんてする訳が無いんだよ』 

唯「えっ? う、うん…そうだね」

憂『うん!』 ニコリッ

唯(なんか今日の憂元気だなぁ…テンション高いって言うか…よく喋るし)



388 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:42:12.47 ID:n4kN41c0

……

唯憂「『ごちそうさま!』」

憂『それじゃあ私、食器洗うね』

唯「うん!それじゃあ私はごろごろしてるよ!」 フンスッ

憂『ごろごろしてるお姉ちゃん可愛いよ!』

唯「えへへ~、ありがと~」

唯「ごろごろ~」 ゴロゴロ

憂 ニコニコ

唯「今日はたくさん練習して疲れたからゴロゴロのし甲斐がありますなぁ」 ゴロゴロ

憂「そうなんだ」 ニコニコ

唯「そうそう、今日はねぇ あずにゃんがちゃんと練習しようって

お皿 ガッシャーン!!

唯「へ?う、憂?」

憂『梓…ちゃん…?』



389 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:43:11.12 ID:n4kN41c0

唯「う、憂… どうしたの?」

憂『……どうして梓ちゃんの名前が出てくるの?』

唯「へ…?」

憂『私と二人っきりなのに どうして梓ちゃんの話をするの?』

唯「う、憂…?」

憂『どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして…
  どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして…
  アイツアイツアイツアイツあいつあいつあいつあいつあいつあいつ…
  ここに居ない時でもわたしとおねえちゃんノ幸せな時間のじゃまを…』 ブツブツ…

唯「憂!? 憂!」

憂『…』

憂『…お姉ちゃんには私だけがいればいいよ』 スクッ

唯「へ?」

憂『お皿片付けるね…破片が散らばってて危ないから、お姉ちゃんは部屋に戻ってて』

唯「う、うん…」

憂『あ、そうだ 明日になったらそっちも片付けないとね…』

唯「え?」



390 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:44:10.77 ID:n4kN41c0

よくじつ!

ぶしつ!


唯「憂の様子が変なのです…」

澪「憂ちゃんがか…?」

律「どうせまた唯が怒らせたんじゃないのかぁ?」

唯「ち、違うよ~ 憂を怒らせるような事は今回はしてませんたぶん…」

律「語尾が自信なさげだぞ」

紬「変ってどんな感じ?」

唯「ずっと喋ってたり… お皿割ったり…」

律「確かに…憂ちゃんがお皿割るのは変かもな」

澪「疲れてるんじゃないのか?」

紬「もしかしたら寂しいんじゃないかしら」

唯「寂しい…?」

澪「確かにここの所私達忙しかったし…

  憂ちゃんのこと、あんまり構ってやれてないんじゃないか」

唯「た、確かに……話数にすると6話分くらい構ってあげてない気がするよ…!」

律「えらく具体的だな」



391 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:45:06.18 ID:n4kN41c0

律「ま、そう言うことなら仕方ない

  今日は早く帰ってあげなよ」

唯「え、いいの?」

澪「そうだな、疲れてるにしても寂しがってるにしても

  唯が傍に居てあげるべきだよ」

紬「そうよね、唯ちゃん 行ってあげて」 ニコリ

唯「みんな… ありがとぉー!」


唯「それじゃあ私今日は早く帰るね!」 フンス


唯「じゃーねー!」 タッタッタッタ


律「本当…仲の良い姉妹だよな」

澪「ああ」 クスッ

紬「うふふ」 ポワポワ


澪「そう言えば梓は?」

律「あれ? 私は何も聞いてないけど…」

紬「掃除当番とかかしら?」



392 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:46:09.76 ID:n4kN41c0

空き教室!

ガチャ

梓「来たよー、憂ー」

憂『…』

梓(…気まずい)

梓(なんだか今日の憂は元気ないなぁ…テンション低いって言うか…全然喋らないし…)

梓(朝からこの調子なんだよね)

憂『…ふぅ』 

梓 ゾクッ

梓(て言うかなんか怖い)

梓(もしかして憂怒ってるのかな…
  最近友達付き合い全然してなかったし… 話数にすると6話分くらい…)

梓「そ それで、どうしたの憂?」

憂『ねえ梓ちゃん…』

梓「?」

憂『人間はさ、よくやらなくて後悔するよりも、やって後悔したほうがいいって言うよね

  これどう思う?』

梓「…」

梓(なんだろう、どっかで聞いたような設問だな…

  そしてどうしてか返答間違えると刺されるような…そんな気がする) ヒヤリ



393 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:47:17.09 ID:n4kN41c0

梓(不用意に答えるとまずい感じが… でもこのまま黙ってやり過ごすのも…)

憂『じゃあさ、たとえ話なんだけど

  現状を維持するままでは私が寂しい思いをすることはわかってるんだけど、

  どうすればいい方向に向かうことが出来るのかわからないとき、

  梓ちゃんならどうする?

  とりあえず何でもいいから変えてみようと思うんじゃない?』

梓(黙ってたら、話を先に進められた!!ちくしょうっ!!!)

憂『…』

梓 ゾクッ

梓(あ、やばい)

梓(このまま黙ってたらまずい!何がまずいのか具体的に説明できないけど

  下手に「そうかもしれない」だなんて肯定すれば刺されるっ!!
  
  どうして刺されると思うのかは説明できないけどっ)

梓(でも…どう答えればこの状況を切り抜けられるだろうか…)
  
梓(落ち着け梓…

  ここは数々の修羅場を切り抜けてきた 偉大なる先人達の三択に頼ろう…)


3択― 1つだけ選びなさい

1.「まあ、そういうこともあるかもしれん」

2.宇宙人がきて助けてくれる

3.刺される 現実は非情である


梓(全然だめじゃない!!!ちくしょうっっっ!!!!!!!!!)



394 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:48:13.17 ID:n4kN41c0

憂『黙ってちゃ解らないよ、梓ちゃん』

梓「えっ! ま、まあそういうこともあるかもしれないねっ!」

梓(私のばかっ!!)

憂『…だよね?』 ニコッ

梓「ひっ」

チャキッ

梓「えっ」

梓「ナイフ…?」

梓「う、嘘 冗談だよね!? 憂?

  冗談って言って!!」

憂『うん それ無理』


憂『 梓ちゃんを殺して お姉ちゃんの出方を見る 』

梓「い、 いやっ!」

サクッ



395 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:49:43.20 ID:n4kN41c0

憂『…』

梓「…」

憂『…』 クスッ

梓「あれ」

憂『なんてね、冗談だよ 梓ちゃん』 ニコッ

梓「えっ わ、私刺されたんじゃ?」

憂『これ、玩具だよ~ 刃先…って言ってもプラスチックだけど

  ここを押すと引っ込むんだ、面白いよね』 カチャカチャ

梓「あっ… で、ですよねー は、はは…」

憂『梓ちゃん、あんなに焦っちゃって』 クスクス

梓(だって憂の目が本気だったし…)

梓「は、恥かしいなぁ ははは」

憂『ふふ』

梓「あはは…」

憂『ねえ、梓ちゃん』



憂『 何が そんなに 可笑しいの? 』

梓「ごめんなさい」



396 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:50:37.35 ID:n4kN41c0

憂『まあいっか、梓ちゃん あんまり頭良くないもんね

  急に笑い出したりしても仕方ないか』

梓「さらっと酷い事言われたっ!」    


憂『とりあえず用件だけ伝えるね』

梓(始めから用件だけ伝えてくれればいいのに…

  とは思うものの憂が怖すぎて口に出せない…)

梓「それで、用件って何?」

憂『簡単なことだよ 頭の悪い梓ちゃんにもわかるくらいに』

梓「そ、そっかー それは良かった…」

梓(ムカつくけど憂が怖すぎて態度に出せない…)

憂『梓ちゃんにはね…


  もう二度とお姉ちゃんに近づかないで欲しいんだ』 ニコッ


梓「なんだそんなことかー」 ニコリッ


梓「ってなるわけないでしょ!?!」 ガタッ



397 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:52:04.00 ID:n4kN41c0

憂『…』

梓「さっきから黙って聞いてたらおかしい事ばかり!

  流石に私も怒るよっ!それに唯先輩に近づかないでってどういう

憂『うるさい』

梓 ビクッ

憂『うるさいよ 梓ちゃん、 誰も梓ちゃんの意見なんて聞いてないよ

  勘違いしてるかもしれないけど コレはお願いじゃなくて命令なんだよ

  私のお姉ちゃんに近づくなって命令  ちゃんとわかってた?

  …ってわかってた訳ないよね だって梓ちゃんは頭が悪いんだし

  頭の悪い梓ちゃんにもわかるようにちゃんと説明してあげるべきだったね ごめんね

  簡単に言うとね 梓ちゃんがお姉ちゃんに近づかれると 迷惑なんだよ

  梓ちゃんがお姉ちゃんの近くにいると 迷惑、 あ、迷惑の意味はわかるよね?

  わかりにくかったら 邪魔 とか うっとおしい って言い換えてもいいんだけど  

  とにかくそう言う意味だから 理解してね、 それで梓ちゃんがどうして迷惑なのか

  って話だけど、 これは単純に 梓ちゃんの事が気持ち悪いからなんだよね』

梓「う うい…?」



398 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:54:10.81 ID:n4kN41c0

憂『うん、気持ち悪い 梓ちゃんは気持ち悪いよ 梓ちゃんの何処が気持ち悪いかって言うとね

  ブサイクな顔が気持ち悪い、ブサイクなのに本人は可愛いつもりなのも気持ち悪い

  小柄で高校生とはとても思えない体が気持ち悪い、まるで小学生みたいな体つきが気持ち悪い

  髪型が気持ち悪い、日本人形みたいに長い黒髪が見ていると呪われそうで気持ち悪い、

  髪の色は黒光りしてて汚らしいし、ツインテールがゴキブリみたいで気持ち悪い

  言葉遣いが気持ち悪い、半端な敬語が気持ち悪いし、
  
  時々お姉ちゃんに馴れ馴れしいタメ口をきくのが気持ち悪い。

  ギターがちょっと出来るからってお姉ちゃんに偉そうな態度をとるのも気持ち悪い

  だいたい梓ちゃんのギターって本当は大した事ないでしょ?
  
  ちょっと長い期間触ってたから素人より上手いってだけでしょ?

  それなのにお姉ちゃんに対して練習しろだとか何様のつもりなの?

  お姉ちゃん梓ちゃんのその態度すっごく迷惑がってたよ?

  ああ それにいつも偉そうなくせに時々人に媚びるところも気持ち悪いよね

  ちょっとお姉ちゃんに抱きつかれるからってあまり調子に乗らないでほしいな

  あ、ネコミミを嫌がってたくせに、わざと着けてお姉ちゃんの気を引こうとするのも気持ち悪いよね』


梓「…やめて」

憂『…他にもね』

梓「もうやめてよっ!!」



399 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:54:47.09 ID:n4kN41c0

憂『やめてって?』 ケロッ

梓「わかったよ…わかったからもうやめて……」 ポロ ポロ

憂『わかったって?』 キョトン

梓「…ぐすっ」

憂『泣いてたってわからないよ?』 

梓「……憂の言ってた事聞くから…」 ポロ ポロ

憂『私の言ってた事?それってどれの事かな?ちゃんと言ってくれないとわからないよ?』

梓「ゆ…ぐすっ……唯先輩には……二度と…近づかないから……」

憂『…』


憂『そっか、わかってくれるんだね』 ニッコリ

梓「…グスッ」 コクリ

憂『ごめんね、梓ちゃん 意地悪な事ばかり言って…

  本当は梓ちゃんの事全然気持ち悪いなんて思ってないからね』


憂『 で も 約 束 は 守 っ て ね 』 ニコッ



400 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:55:44.29 ID:n4kN41c0

憂『じゃあね、梓ちゃん また明日』 スタスタ

梓「…」



憂『あ、そうそう… もし約束を破ったら…』

チャキッ

梓「……包丁?」


憂『…えい』

机 スパーンッ!!


梓「え」

憂『次にこうなるのは梓ちゃんの番かも』 ニコッ


憂『じゃあね』

ガチャ バタンッ!


梓「…は、はは

  包丁で机をぶった切るとか人間業じゃない……よね」



401 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:56:44.50 ID:n4kN41c0

ぶしつ!


ガチャ

梓「…」


律「おっ、梓遅かったな…って

  …どうしたんだ?」

紬「梓ちゃん…泣いてるの?」

澪「何があったんだ?」

梓「…うっ… ぐすっ 先輩……」


……

梓「って事があったんです……」

律澪紬「…」

律「……え、えげつねぇ」

澪「い、いくらなんでもそれは…」

紬「…じょ、冗談…よね?」

梓「私も…信じたくないです」



402 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:57:25.96 ID:n4kN41c0

澪「疲れてるとか寂しいとか怒ってるとかそんなレベルの話じゃないよな…」

律「ああ、なんて言うか…その 病んでる? って言うのか……」

紬「一体憂ちゃんに何があったのかしら…」

梓「…」


律「包丁で机を叩き割るなんて人間業じゃあ無いよな…」

律澪紬「…」

律「なあ…」

澪「ああ…」

紬「みんなきっと同じ事考えたわよね…」


律「もしかすると今回も…」

澪「ああ…私達の周りで事件が起こるとき…」

紬「決まって関係してる事と言えば…」

梓「!! そ、それって」

律「そう…」


律澪紬梓「怪人!」



403 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:58:17.70 ID:n4kN41c0

紬「…憂ちゃんが怪人になっちゃったって事かしら?」

澪「そうとは限らないんじゃないか?」

律「ああ、今回も、ゴボウ男の時みたいに人を操る力を持った怪人がいて

  そいつが憂ちゃんを操ってるのかも」

梓「でも……操られてる人が出せるものでしょうか……あの病気的な狂気を…」

澪「…あるいは…偽ケイオンジャーが現れた時みたいに、憂ちゃんの偽者が現れたのかも」

梓「……偽者……には見えませんでした… あの憂はたぶん本人です……」


律「て言うか、そもそも後から怪人化する事なんてあるのかよ、さわちゃん!」

さわ子「…うーん…そうねぇ」


梓「あ、さわ子先生いたんですか」

さわ子「いたわよ、最初から」

梓「すみません、ずっと静かだったので気付きませんでした」


さわ子「…そうね…私からは何とも言えないわ

    前例の無い事ではあるけど、全く無いとは言い切れない

    ただの人間がその身に怪人としての力だけを呼び出して、宿す事もあるのかもしれない…」

律「うーん、さわちゃんでもわかんないかー…」

澪「…」



404 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:59:01.10 ID:n4kN41c0

さわ子「ま、どちらにしても怪人絡みと言うのは確かみたいだから

    あなた達の出番じゃない?」

律「それもそうだな」

さわ子「…」

律「…」

さわ子「…?」

律(あ、あれ?)

律(…)

律「よ、よし!みんな!怪人の手から憂ちゃんを助けに行くぜっ!」

澪紬梓「お、おぉーっ!」

さわ子「頑張るのよ~」 ヒラヒラ


……



405 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 07:59:39.70 ID:n4kN41c0

ガチャ バタン

澪「…さわ子先生どうしたんだろう」

律「だよなー、いつもなら真っ先に…」

律声真似「ケイオンジャー、出動よ!!」

律「なんて言うのにさー」

梓「相変わらず無駄に上手い声真似ですね」

澪「なんだか冷たいって言うか……あまり心配してないのかな…?」

律「教え子の妹をか?

  そんな事無いって、今日はたまたまだろ」

律「ムギもそう思うよな?」

紬「えっ…うん」

律「? ムギ、どうしたんだ?」

紬「ちょっとさわ子先生に聞きたい事があったんだけど…聞きづらくって…」

梓「聞きたい事ですか?」


紬「うん、今日ドアちゃんがいなかったでしょ…それで」



406 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:00:23.32 ID:n4kN41c0

律「そう言えばドアの奴、何処いったんだろうな~」

澪「部室にいると思ってたけど…

  今日来た時にはいなかったな、部室のドアも新しいドアになってたし」

律「喋らないやつにな」

梓「最後に一緒に居たのはさわ子先生ですよね」

紬「うん、だから何か知らないのかなって思ったの」


紬「せっかくドアちゃんの分もお菓子も持ってきてたんだけど…」

梓「ああ、1つ余ってたのはそう言う事だったんですね

  てっきり私、唯先輩の分かと…」

澪「唯はしっかり食べてたよ」

律「ああ、お菓子だけはしっかり食べて帰ったな…」


律「って憂ちゃんの件が怪人の仕業だとすれば、唯の奴も危ないんじゃないかっ!?」

澪梓紬「!!」



407 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:01:03.91 ID:n4kN41c0

澪「確かに今の憂ちゃんの様子だと唯も危ないかも…」

律「と、とにかく私 唯に電話してみるな」 ピ ポ パ

携帯 …

律「…あっれ…電源入れてないのか?」

澪「…メールしてみたらどうだ」

律「そうだな」

ポチポチ

律「送信っと」

梓「唯先輩、大丈夫でしょうか…」

紬「メールに気付いてくれればいいのだけど…」

ブー ブー

律「返信はやっ!」

澪「唯は何て?」

律「えっと…」


律「あ、あれ? あの唯に送ったはずなのに

  MAILER-DAEMON って方から返信が来たのですが…?」

澪梓紬「…」

澪「あ、アドレスが変えられてるっ!?」

紬「憂ちゃんの仕業かしら…」

梓「だとしたら怖すぎるんですが…」



408 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:01:45.43 ID:n4kN41c0

ブー ブー

澪「ん?またメールか?」

梓「あ、私ですね」

梓「えっと…

  ……憂からです………」

律「このタイミングでか!?何か怖いな…」

紬「それで…何て?」


[From]憂
[Sub]
===========
梓ちゃん先輩達に話しち
ゃったんだね

ううん、いいんだよ別に
私とお姉ちゃんの邪魔さえ
しなければ



けど余計な事はしないでね


PS.月の無い夜に1人で
出歩く時は、背後にお気を
つけて

             END


梓澪律紬「…」


梓澪律紬「憂(ちゃん)、こわっ!!!!」



409 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:02:37.41 ID:n4kN41c0

律「ど、どう言う事だ!? どうして知ってるんだ!?

  いつ気付いた!? 何処で下手うった!?」

澪「わ、わからない… これも怪人パワーなのかも…」

紬「この文章の最後の気遣いがまた怖いわ…」

梓「き、気遣いって言うより…

  これ暗に私の事、後ろから刺すぞって言ってますよね…」


律澪紬梓「…」


律「と、とにかくだ

  憂ちゃんがヤバくて… 唯が不味い状況なのは確かだ……」

澪「……でも携帯の電源切られて…アドレスも変えられてるくらいだ

  唯の家の電話にかけてもたぶん無意味だろうし……この事を唯に伝える手段はない…」

紬「そう……他に手段はない…

  私達自身が直接 唯ちゃんの家に行く以外の手段はね!」

律「ああ!」

澪「そうだ!」

律「それじゃあ行きますか!!

  唯と…それに憂ちゃんを怪人の手から助けに!!」

梓「はい!」

律「ケイオンジャー出動だっ!!!」

澪紬梓「おおーっ!」



410 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:04:25.57 ID:n4kN41c0

律「と、ちょい待ち」

澪紬梓「?」

律「梓、お前はここに残れ」

梓「えっ」

律「いいからいいから」

紬「? りっちゃん、どうして?」

梓「そうです!納得できません!! どうして私がここに残るんですか!?」

律「…私にもよくわからないけどさ 憂ちゃんは… 梓を狙ってるだろ

  唯によく近づく人間なら私達も同じ条件なはずなのに

  何故か梓だけに… 唯に近づくな、と警告した」

梓「…はい」

澪「…それに

  憂ちゃんと唯は今、間違いなく一緒に居る…

  そこに唯に近づくなって言われてる梓が行けば…」

紬「…憂ちゃんがどんな行動に出るかわからない…って事ね」

梓「…」

律「ああ、ケイオンジャーの力があるとは言っても…

  今回も怪人絡みかもしれない… 万が一って事もある…

  …だから、今回は残ってくれ…な?」

梓「…律先輩」



411 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:05:17.00 ID:n4kN41c0

梓「…」

律「そんな顔するなよ、梓

  大丈夫だって、私達に任せとけ!」

澪「きっと唯達は私達が助けて見せるからさ」

紬「ええ、だから梓ちゃん 安心して待ってて!」

梓「…はい」

梓「…」

梓「先輩方…唯先輩と憂をお願いします!」

律「ああ!」

澪「もちろんだ!」


梓(……でも)

梓(私だって唯先輩の事が心配だし…

  先輩たちの事も心配だよ…)


梓(それに…憂の事も…)



412 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:05:43.18 ID:n4kN41c0

唯の家!


憂『♪』

唯(憂、ご機嫌だなぁ)

唯(様子が変に見えたのは 私の思い過ごしだったのかな…

  ま、いっか! それならそれで良かったよ!)

唯(あ、りっちゃん達にメールしとかないと…

  「憂は大丈夫だったよ~」って…) ゴソゴソ

唯(あれ?携帯が無い?おっかしいなぁ…)


憂『どうしたの?お姉ちゃん?』

唯「あ、憂  私のね、携帯が無いんだよ~」

憂『そうなんだ』

唯「うん、そうなの 困るよね~」

憂『そっかぁ…

  でもお姉ちゃんにはもう携帯は必要ないんじゃないかな?』

唯「…憂?」

憂『だってそうでしょ? お姉ちゃんには私だけがいればいいんだし

  私は何時だってお姉ちゃんの傍にいるよ? 私とお姉ちゃんが離れ離れになるなんて考えられないしね

  だったらもう携帯電話はいらないよね? 私以外の人と関わる必要はお姉ちゃんに無いでしょ?

  それで私は何時だって傍にいるんだから用事があればその場で言ってくれればいいんだし

  だから メールも 電話もする必要がないよね? ほら だからもう携帯電話は必要ない!』

唯「う、憂…? え? ど、どういうこと? そ、そんなのおかしいよ… 携帯電話は必要だよ?」



413 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:06:28.35 ID:n4kN41c0

憂『ううん、全然おかしくないよ? 私の言ってる事は全く間違ってないよ?

  あ、でも 私の携帯にお姉ちゃんから連絡が来なくなるのは少し寂しいかも

  発信履歴や着信履歴、受信ボックスにお姉ちゃんの名前が並ぶのがとても嬉しかったから

  それが無くなっちゃうのは嫌だなぁ… そう言う意味ではお姉ちゃんの言うとおりかも

  私達専用の携帯電話くらいはあってもよかったかなぁ… でも仕方ないよね

  だって お姉ちゃんが携帯を持ってたら すぐに悪い虫がお姉ちゃんに寄り付こうとするんだもん

  そう例えば…

憂『律さん とか 梓ちゃん とかね』 サッ

携帯 キラキラ


唯「!!!」

唯「憂!? ど、どういうこと!? な、なんで憂が私の携帯を!?!」

憂『ふふ 勝手に借りててごめんね、お姉ちゃん でもこれは仕方ないことなの

  お姉ちゃんに近づこうとする悪い虫は追い払うのは私の役目だからね

  …さっきもね、あの2人が性懲りも無く 私の お姉ちゃんに連絡を取ろうとしてきたんだ~

  あ、でも安心して 私がちゃんと着信拒否にしておいたし、アドレスも変えておいたから

  それに梓ちゃんにはメールで警告もしておいたから もう私達の邪魔をしてくる事はないと思うんだ

  だからこれからは誰にも邪魔されず二人っきりで…』

唯「…な、なんで」 ポロ ポロ

憂『!』



414 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:07:11.03 ID:n4kN41c0

唯「なんで……そんな事… ぐずっ…

  そ、そんなごとじたら……み、皆と一緒に居れなくなっちゃう……えぐっ」 ポロ ポロ

憂『お姉ちゃん…』

唯「うわーんっ!!」

憂『…』


憂『お姉ちゃん…そんなに軽音部の皆さんと……

  梓ちゃんと……一緒に居たいの…?』

唯「…」 コクリ

憂『………そっか』


携帯 ピッ ポッ パッ

唯「?」

憂『はい、お姉ちゃん』 スッ

唯「私の携帯…」

憂『これは返すね……アドレスも着信拒否設定も元に戻しておいたから…

  ごめんね…勝手にお姉ちゃんから皆さんとの関係を取り上げようとして……』

唯「憂…」



415 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:08:22.03 ID:n4kN41c0

憂『私ね、ずっと寂しかったんだ…

  お姉ちゃんと一緒にいられない時間が長かったから(話数にすると6話分くらい)…

  それでいつもお姉ちゃんと一緒にいる皆さんや梓ちゃんに嫉妬してた……

  だからこんな事しちゃったの…… 本当にごめんなさい

  でも今は反省してる…… なんて事してしまったんだろうって……』

唯「…」

憂『ごめんなさい、お姉ちゃん… ううん、こんな言葉だけじゃ許してもらえないよね…

  それに梓ちゃんにも 先輩たちにも謝らないと……駄目だよね』

唯「…憂 私こそ、ごめんね憂…

  憂が…寂しい思いをしてた事に気付いてあげられなくて…」

憂『…お姉ちゃん… 許してくれるの…?』

唯「うん! 憂はちゃんと謝ってくれたからね!」

憂「お姉ちゃん…」

唯「これからは憂と一緒にいられる時間も増やすよ!」 フンス

憂『お姉ちゃん…嬉しい!』 ギュッ

唯「よしよし」 ナデナデ



416 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:09:12.35 ID:n4kN41c0

憂『…ありがとう、お姉ちゃん

  私の事はもう大丈夫だから、皆さんに連絡してあげて

  きっと事情を知らなくて困惑してるはずだから』

唯「あ、そうだったね! まずはりっちゃんだね!」

ポチ ポチ

唯「も…う…大…丈…夫…だ…よ…っ… と、 送信!」

憂『…』

プルルルルル

唯「おぉ、電話だ!!」

ガチャ

唯「もしも~し」

律《もしも~し じゃねぇっ! 大丈夫ってどう言う事だ?》

唯「憂と仲直りできたんだ~、憂ずっと寂しかったみたい」

律《寂しかっただけでここまでするのか…お前の妹は…》

律《でもま、確かにアドレスも戻ってたみたいだしな…

  まったく皆心配したんだぞ!》

唯「ごめんね、りっちゃん…」



417 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:09:55.44 ID:n4kN41c0

律《特に梓、今回の事で一番傷ついてたんだからな!

  ちゃんとフォローしてやれよ!》

唯「うん、わかった!」

律《それと、澪とムギには私から伝えとく》

唯「え、私から伝えたほうがよくないかな?」

律《いいからいいから、お前は早く梓に電話してやれ》

律《じゃあな》 プチッ

唯「…あぁん!切られちゃった…」

憂『ふふ でもこれで律さんもひと安心だね』

唯「うん、澪ちゃんとムギちゃんもね!」


唯「それじゃあ、次はあずにゃんに電話するよ!」

憂『…』

唯「憂…?」

憂『私、梓ちゃんに酷い事たくさん言っちゃった…』

唯「……そっか

  でも、大丈夫だよ…ちゃんと謝ればあずにゃん…きっと許してくれるよ」

憂『うん…でも電話してる傍にいるのはちょっと辛いから……

  まだ早いけど…晩御飯の準備してるね…』 スッ

唯「うん…わかった…」



418 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:10:30.42 ID:n4kN41c0

……

憂『よし!まずは包丁を砥がないと!』

シャーッ  シャーッ

憂『…』


唯「もしもし、あずにゃん?」


憂『…』

シャーッ  シャーッ


唯「うん、私なら大丈夫だよ!ごめんね…心配かけて!」


憂『…』

シャーッ シャーッ


唯「うん、憂なら…今晩御飯の準備してくれてるんだ

  ……憂、あずにゃんにたくさん酷い事言ったこと謝りたいって言ってたよ」


憂『…』

シャーッ シャーッ


唯「うん うん だから……あずにゃんがよければ…許してあげて欲しいな」


憂『…』

シャーッ シャーッ


唯「そうだよね!! ありがとーあずにゃん!!」



419 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:10:57.42 ID:n4kN41c0

………


唯「それで、そしたらりっちゃんがさー…」  ゴロゴロー


憂『…』 ゴソゴソ


唯「だよねーっ!おかしいよねー!」 ケラケラ


憂『…』 カチャカチャ


唯「え、あずにゃんまだ学校にいるの?」


憂『…』 カチッ カチッ


唯「そっかー…ごめんね、長々と電話しちゃって」


憂『…』


唯「暗くならないうちに、真っ直ぐお家に帰るんだよ?」


憂『…』


唯「うん! それじゃあまた明日学校でねー バイバーイ」



420 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:11:45.45 ID:n4kN41c0

唯「憂ー、電話終わったよー」

憂『うん!知ってるよ!』 ニコニコ

唯「そっかぁ、そりゃそうだよねー」 ニヘラー

憂『……ごめんね、お姉ちゃん

  晩御飯まだ出来てないんだ…』

唯「そうなの?」

憂『うん、それに用事が出来て外に出ないといけないから遅くなりそう…』

唯「? 用事? あ、お買い物かな

  晩御飯出来てないって事は材料が足りてないんだよね?

  それなら私が行くよ! よっこいせ」 スッ ジャラッ

ビターン!

唯「いたっ!」

唯「うぅ……足に何か引っ掛かって……」

唯「…」 チラッ


唯「…何……コレ……?」

ジャラジャラ


憂『何って、手錠だよ? あ、この場合は足枷かな?』 ニコッ



421 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:12:33.14 ID:n4kN41c0

唯「え、ど、どういう事?」 アセ アセ

憂『えへへ、電話中のお姉ちゃんが隙だらけだったからつい…

  でもそんなお姉ちゃんも可愛いよ!』

唯「う、憂??」

憂『こんな事もあるかと思って買っておいてよかった

  ……こうやって足を柱に繋いでおけば簡単には身動きとれないよね』

唯「さ、最初からこのつもりで……」

憂『……ごめんね、お姉ちゃん 

  お姉ちゃんのことを拘束したりするのは私も不本意なんだ…

  やっぱりゴロゴロしてるお姉ちゃんが一番可愛いからね

  でも…今日はこうやって身動きが取れないようにしておかないと…

  お姉ちゃんが私のしようとしてる事を止めるかもしれないし…

  あ、お姉ちゃんの言う事が聞きたくないって事じゃないんだよ?!

  ただ今回はこうする事がお姉ちゃんのためになるの…

  本当にごめんね…お姉ちゃん… 用事が終わったらちゃんと外してあげるからね』

唯「…う、憂は……何するつもりなの?」

憂『…』

憂『律さんたちはお姉ちゃんが電話したからきっと安心してるよね』

唯「う、うん…」

憂『そして梓ちゃんは…… 1人で家に帰る途中なんだろうなぁ』

チャキッ

唯「!!?!!」


憂『だから… ちょっと殺してくるね』 ニコッ



422 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:13:01.78 ID:n4kN41c0

唯「や、やめてよ憂!!!そんな冗談!!!!!」

憂『晩御飯までには帰ってこれるよう、すぐに済ませてくるよ

  だから安心して待っててね! お姉ちゃん!』 スタタタ…

唯「憂、待っ!!

ガチャ バタン

唯「憂ぃっ!!」



唯「わ…私のせいで…

  憂が…… あずにゃんが……っ!」 

唯「こうしちゃいられないよ……早くあずにゃんの所に……」

ジャラ ジャラ

唯「だ、駄目だ…とれない……」

唯「……」

唯「そうだ!携帯!」

ゴソゴソ

唯「あ、あれ…無い!?」

唯「憂が持って行っちゃったんだ………」

唯「どうしよう…」 メソメソ



423 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:13:44.20 ID:n4kN41c0

薄暗い通り道!


梓「…」 テクテク


梓「はぁ…」


梓「なんか あっさり解決しちゃったな」


梓「…」


梓「憂の様子がおかしかったのは…

  あまり唯先輩に構ってもらえなかったから寂しかった…って話だけど」


梓「でも…何かが引っ掛かるんだよね…

  空き教室での…あの憂の態度……」


梓「こんなあっさり解決しちゃう程度の話じゃあなかったと思うんだけど…」



424 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:14:12.20 ID:n4kN41c0

梓「…」


梓「…私ったら……嫌な子…」


梓「律先輩たちにも確認取ったからちゃんと解決したに決まってるし!

  友達が何ともなかったんだから喜ぶべきじゃない!」 ブンブン


梓「友達…か…」


梓「私も…最近全然憂と遊んでなかった…

  寂しかったって言うのは…私のせいでもあるよね……

  ……明日、憂が謝ってきた時は私もあやまらなきゃ……」


ブー ブー

梓「あ、メールだ…」 カチャ ポチポチ

梓「唯先輩から?」

[From]唯センパイ
[Sub]あずにゃんへ
===========

あずにゃん ごめんね←┘

←┘
←┘
←┘


梓「…?」



425 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:14:50.53 ID:n4kN41c0

[From]唯センパイ
[Sub]あずにゃんへ
===========

あずにゃん ごめんね←┘

←┘
←┘

←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘

←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘

←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘



426 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:15:28.77 ID:n4kN41c0

←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘
←┘           ブゥン
←┘
←┘
死んで             憂『死んで』



427 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:15:58.08 ID:n4kN41c0

梓「っ!」 バッ

スカッ

憂『えっ』

梓「…う…い…?」

憂『梓ちゃん、すっごーい!!

  今の避けちゃうんだ!!はは 凄いね!!

  流石はケイオンジャーってところかな?』

チャキ キラッ

梓「包…丁……」

憂『うん、そうだよ

  喜んでよ、梓ちゃん 梓ちゃんのためにしっかり砥いできたんだから!

  とっても切れ味が良い筈だよ』 ニコッ

梓「…っ」 バク バク

憂『…? 梓ちゃん?』

梓(刺さってた… 後一秒でも反応するのが遅れてたら…刺されてたっ!!)



428 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:16:45.80 ID:n4kN41c0

梓(今回の話はまだ全然解決してない…!

  だって憂は…憂はまだ…こんなにも本気だから……!!)

梓「はぁ… はぁ…」 ガクガク

憂『…梓ちゃん 震えてるの?

  そっかー ケイオンジャーでも包丁は怖いんだね』

梓「…」 ガクガク

憂『安心したよ』 ニコッ

梓「…」 ガクガク

憂『怪人にも対抗するケイオンジャーだけど…

  これが怖いって事は……刺せば死ぬって事だもんね』

梓(包丁が怖い?)

梓(そうじゃない…怖いのは…)



429 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:17:29.60 ID:n4kN41c0

梓「…」

憂『それじゃあ次行くよ、梓ちゃん』

チャキッ

梓「…うぅ」 ポロ ポロ

憂『あれ?  梓ちゃん泣いてるの?』

梓「もう…嫌だよ」

憂『嫌? ああ… やっぱり死ぬのは嫌?

  私は有機生命体の死の概念が理解できないけど…なんてね

  嫌がっても駄目だよ梓ちゃん… お姉ちゃんのために…梓ちゃんは殺さなきゃ』

梓「もう嫌だよ憂!」

憂『!』

梓「ねえ憂… もうこんな事やめよう?

  私は…私は憂と戦いたくないよっ!!!」 ポロ ポロ

憂『…梓ちゃん……』

梓「憂…」

憂『…』



憂『あは♪』



430 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:18:12.25 ID:n4kN41c0

憂『あはっ あはははははっ!!

  あはははははははっ!!!!

  アハハハハハ!!!

  アハ!!!!!!

  アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \!!!!!!!!!』

梓「…憂……」

憂『お、おかしっ…アハハ

  ご、ごめんね 梓ちゃん 笑ったりして ははっ』

梓「…」

憂『ふぅ…』

梓「…」

憂『梓ちゃん可愛いね』

梓「えっ」

憂『うん、可愛いよ梓ちゃんは…

  正直嬉しいなあ 梓ちゃんがそんなに私の事思ってくれてたなんて』

梓「憂?」

憂『もう困っちゃうよ…戦いたくないだなんて…

  そんな悲しそうな顔でお願いされたら…


  もっと虐めたくなるよ』 ニコリッ

梓「…っ …憂!」



431 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 08:19:10.65 ID:n4kN41c0

憂『手遅れだよ、梓ちゃん』

梓「…」

憂『昔の私なら… 梓ちゃんの言葉に心打たれてたと思うよ?』

梓「…」

憂『でも私ね これからは自分の気持ちに正直に生きる事にしたから』 

梓「…」

憂『私にとって お姉ちゃんはすっごく大切な存在なの

  梓ちゃんも知ってるよね?』

梓「…」

憂『だから…何としても取り戻さなきゃ』 チャキッ

梓「…」

憂『私の大切な人をっ』 キッ

梓「…そっか わかったよ憂の気持ちは…」

憂『わかってくれるんだね』


梓「だったら 私も手加減はしないっ!!

  何としても憂を止めてみせる!!」

憂『アハ♪ そっかー! じゃあ私も本気で殺すね!

  それじゃあ行くよ、梓ちゃん!』 チャキッ




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