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唯「グリプス戦役!」#第三話 告白! 【ガンダム】


ニュー速VIP避難所(クリエイター) より

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1284974948/l50


唯「グリプス戦役!」#index




46 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:43:43.41 ID:oUJjYLUo

第三話 告白!

和は、本格的に機嫌が悪くなってきていた。
エゥーゴのほとんどの艦艇が参加したジャブロー攻略戦に参加出来なかったからだ。
純は八つ当たりされるのが嫌で、トイレを装ってミーティングルームから逃げ出していた。

純「真鍋先輩は真面目すぎるんだよなあ…」

純「結局ジャブローだって囮だったんだから行かなくて正解だったのに…」

その時、チューブ飲料の自販機が置いてある簡易休憩室から話し声が聞こえてきた。艦長と副長らしい。
純はとっさに壁に張り付いて耳を澄ましていた。
面白そうなことは、見逃さない。

副長「この艦にMSが配備されるって話ですが、まだ先延ばしに?」

艦長「う~ん、だってなあ…」

純(え?MS…!?)





47 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:47:33.59 ID:oUJjYLUo

副長「艦長、せっかく士官学校の成績がよかったのに、これじゃ出世なんか望めませんよ!」

副長「旧型艦だからって、パトロールだけやってたんじゃ、エゥーゴからも文句が…」

艦長「わ、私は出世なんかに興味がないから…」

副長「艦長が興味あるのは、真鍋少尉だけですもんね!」

艦長「おいコラ!誰か聞いてたらどうするんだ!!//////」

純「工工エエエエエ(´Д`)エエエエエ工工.!!?」

副長「誰だ!」

純「(しまった!驚いて大声出しちゃった…)…パ…パイロットの鈴木曹長です…えへへ。」



48 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:48:10.26 ID:oUJjYLUo

艦長「…今の話、聞いていたのか?」

純「艦長が真鍋少尉に興味があるだなんて聞いていませんよ。」

艦長「聞いてんじゃん!畜生!!///」

純「そんな事よりMSが配備されるのを先延ばしにしてるんですか?」

艦長「おいおい、ここはただのパトロール隊だぞ!MSなんかいらない…」

純「真鍋少尉にさっき聞いた話しを教えたら、怒るだろうな~。」

艦長「分かった、言う!」

純は、面白いことになってきた、と思っていた。



49 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:48:41.60 ID:oUJjYLUo

純「只今戻りました!あーすっきりした!」

和「遅かったじゃないの!どこでサボってたのよ!?」

純「ちょっと艦長にお会いしまして…少々お話を…」

和「艦長なんかほっときなさい!
  あんな事なかれ主義的官僚軍人の相手してる暇なんかないでしょ!!」

純(うっわ~…めっちゃ嫌ってるし…)

姫子「…艦長じゃ話にならないから、MSの配備をエゥーゴ上層部に直談判するって話からだったよね…
   具体的にどうするつもり?」

和「一応艦の運用能力は問題ないし、パトロール中に敵MSに遭遇した時のことも考えて、
  配備を検討して欲しいという旨の上申書はすでに作成してあるわ。」



50 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:49:31.16 ID:oUJjYLUo

純「MSだったら、艦長が…」

和「ん?艦長がどうしたのよ?」

純(ヤバ…これは言っちゃいけないことだった…)アセアセ

純「…機体はやはり新型のネモ・タイプが無難でしょうか?」キリッ

和「艦長がどうしたって?」

純「…私としては、より高性能なリック・ディアスも候補に…」アセダク

和「隠し事しても無駄よ!艦長が何だって!?」クワッ

和は、ものすごい剣幕で純につかみかかった。
純がゲロするまで、1分ともたなかった。



51 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:50:54.25 ID:oUJjYLUo

休憩室から戻って5分ほどで、艦長室に和が入ってきた。
いつもなら喜ばしいことだが、今日は状況が違った。
嫌な予感がする。

艦長「おう、真鍋少尉か、まあ掛けたまえ。」アセダク

和「結構です。」ギロ

嫌な予感が、的中しているようだ。

艦長(畜生、鈴木の奴、早速ゲロったな…ドジめ…)

和「MS配備の件についてなのですが、
  艦長の一存で故意に遅らせている、という情報を耳にしました。」

艦長「(鈴木ェ…)そういうデマもあるがここは単なるパトロール隊d」

和「艦長!!!」

和が、艦長の机に両方の平手をありったけの力で叩きつけた。
それから30秒とまたずに、艦長が自白を始めた。



52 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:52:23.58 ID:oUJjYLUo

艦長「君が実戦に出たいと言いまくってるのは、どうも死に急いでいるように見えてなあ…」

和「…つまり私が死に急いでいるように見えて、
  パトロールばかりやらせて実戦に出さないようにしていたってことですか!?」

艦長「そうだ。実際君は何も見えちゃいない。危険だよ。」

和「意味が分かりません!!私一人が死に急いだところで、
  それがMSの配備を遅らせる要因になるなんて、どう考えてもおかしいと思います!!」

艦長「まだ何も見えちゃいないな。MSに乗せるわけにはいかん。」

和「…それでは、私に何が見えていないか、教えていただきましょうか!」



53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:53:08.73 ID:oUJjYLUo

艦長「君はこの期に及んで、私の気持ちにすら気付かない。
   そんな鈍い奴が、戦場から帰ってこれるはずがない。」

和は、何が何だかわからなかった。
イライラしながら、聞き返す。

和「気持ち、と申されますと?」

艦長「君が、好きだ。死んでほしくない。//////」

和の言葉が、詰まった。
艦長は完璧な告白だ、と思った。
しかし次の瞬間、頬に強烈な衝撃が走り、艦長の体は横に飛んでいた。

和「最低です!軍人が職務に私情を反映させるなんて!!」

艦長が起き上がるのも待たず、和は艦長室を出て行った。

艦長「ふう…ご褒美を、貰ってしまったな…」

倒れたまま、恍惚の表情で艦長は呟いた。
反省は、していないようだった。



54 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:54:08.62 ID:oUJjYLUo

純と姫子は、和のいない間、ゆっくりとくつろいでいた。
鬼のいぬ間になんとやらである。

純「え、立花先輩は、艦長が真鍋先輩の事好きなの、知ってたんですか?」

姫子「そりゃそうよ。艦長室行く度に真鍋さんのこと聞かれるんだもの、
   気づかないハズないでしょ。ていうか、艦のほとんどが知ってることだと思うよ。」

純「なあんだ、艦の最高機密を手に入れたと思ったのになあ・・・」

姫子「鈴木さんは、情報局員には向いていないみたいね。」

その時、和が艦長室から戻ってきた。
姫子と純は、竦み上がった。まさしく鬼の形相である。

和「最低よ!!」



55 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:54:57.63 ID:oUJjYLUo

姫子「…えっと…何が?」ビクビク

和「艦長に決まってるでしょ!!」

純(艦長、ドジ踏んだな…)

姫子「怒ってるだけじゃ分からないから、何があったか、説明してくれない?」

和「うっ…何も無いわよ。現状変わらず…明日上申書をブレックス准将宛に郵送するわ//////」

姫子が、純に目配せしてから、続けた。

姫子「艦長が、MSの配備を遅らせていた原因はなんだったの?」

和「うっ…し…知らないわ…聞いてこなかった…//////」

姫子「それを聞いてこなきゃ、だめじゃん。代わりにあたしが聞いてこようか?」

純(立花先輩侮れないな…真鍋先輩で遊んでる…)

和「ちょっとやめてよ!!私が聞くわよ!私の仕事取らないでよ!!//////」

姫子「でもおかしいね、理由を聞いていないのに、どうしてそんなに怒っているのかな?」



56 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:55:53.68 ID:oUJjYLUo

その時、ミーティングルームのコールが鳴り響いた。

純「はい、こちらミーティングルーム、鈴木曹長…」

下士官「ぷっ…くくく…鈴木曹長は…くっ…艦長室に…ブッ…来るように…くく…」

笑いを必死にこらえている下士官からの通信だった。

純「えっと…そういう事ですので…」

和「じゃあ今日のミーティングはこれまでね。はい、解散!!」

姫子「ちょっとまだ話の途中…」

和「鈴木さん、艦長にさっきのこと聞いたりしないでよね!MSの件は私の仕事なんだから!!//////」

純「りょ、了解…(大体何があったか知ってるんだけど…)」

それを聞くと、和は逃げるように部屋から出て行った。



57 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:57:05.39 ID:oUJjYLUo

純「ぶっはあ!!ああああっはははははぁぁぁ…ヒイヒイ…」

艦長室に入るやいなや、純は爆笑してしまった。

艦長「笑うんじゃない!」

純「ヒィーヒィー死ぬ…ヒィーヒィー苦し…」

艦長の左頬には、和の手形がくっきりと張り付いていた。
先程の下士官も、これを見たせいでああなったのだろう。

艦長「元はと言えば貴様のせいだろうが!!」

純「ぜーっ・・・ぜーっ・・・大丈夫ですよ・・・逆転の秘策があります!」

艦長「よし、発言を許可する。」キリッ

純「恋愛公式です。プラスは好き、マイナスは嫌い、ゼロは無関心です。」

艦長「ふむ。」

純「今の状態はマイナス100です。
  が、そこにたったのマイナス1でいいから掛けてみてください。」

艦長「プラス100だ。」

純「ね、大逆転!!」テーレッテレー

艦長「そのマイナス1を掛ける、というのは具体的にどういう行動を取ればいいのか?」

純「わかりません。ご自分で考えてください。」

鈍い、音だった。
純の頭に、大きなコブができた。



58 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 19:58:19.52 ID:oUJjYLUo

紬を呼び出した父が、唐突に本題から語りだした。

紬父「社員の中から感覚に優れた者を選抜し、強化人間にしろ。」

紬「え…?」

紬は、父の言葉の意味がわからなかった。
いや、理解したくなかった。

紬父「聞こえなかったのか?強化人間を作れ。
   強化人間用MSのテストもできるし、なにより戦力になる。」

紬「…」

紬父「…さっきから何故黙っている?」

紬「それは…できません…」

紬父「言っていることがよく分からないのだが。」

紬「社員たちは私のかけがえの無い友達です!強化人間にするなんて、絶対に出来ません!!」

紬父「友達だと?お前は、会社に遊びに行ってるのか?」

紬「ち…違います!!」

紬父「そうだろうな、仕事をしに行ってるんだからな。」

紬父「これは、業務命令だ!!強化人間を作れ、いいな!!」

それだけ言われると、紬は父の部屋からつまみ出された。
事務所に戻る車中で、紬はずっと涙を流していた。



59 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 20:00:13.79 ID:oUJjYLUo

律「そうか、そんな事言われちゃったか…」

紬「私、どうしたらいいのかわからないの…」

律に、相談した。
いきなりみんなに言うと、大騒ぎになりそうなので
何か問題があれば律に相談することに、紬は決めていたのだ。

律「最近、おかしいよな。
  戦争だからってのは分かるんだけど、そんなのを遥かに超越してるような気がする。」

律「むしろ、みんながおかしいから戦争が起こってるんじゃないかとも思えるんだよな。」

紬「うん…」

律「梓も、軍籍貰ってからなんか変だしな…」

紬「そうね、前からスペースノイドを嫌ってるところはあったんだけど、
  ティターンズになってから一段と酷くなったみたいね。」

律「お…時間だ。」

紬「パトロール?」

律「おう、澪と二人で小一時間散歩してくるわ。」

律「帰ってきたら、みんなでさっきの事相談してみようぜ。
  もちろんうちから強化人間を出すなんてのを、止める方法をだ!」

紬「うん!いつも悩みごとを聞いてくれてありがとう。おかげで元気が湧いてきたわ!」

律「それでこそムギだ!じゃ、ちょっくら行ってくるわ。」

律は、格納庫の方に走っていった。
紬は、見えなくなるまでそれを見送っていた。

第三話 告白! おしまい




60 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 20:07:25.69 ID:Tfx18IDO

ガンダム全く知らないけど面白いよー





61 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/21(火) 20:11:09.74 ID:oUJjYLUo

>>60
わからない用語あったらぐぐってね。たいがいはそれで解決する。

他のスレチェックしたらもう一話分投下するはんで。



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