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唯「グリプス戦役!」#第九話 ダカールな一日! 【ガンダム】


ニュー速VIP避難所(クリエイター) より

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1284974948/l50


唯「グリプス戦役!」#index




194 名前::2010/09/24(金) 21:15:50.30 ID:8Z5FldYo


第九話 ダカールな一日!

ミーティングルームは日増しに暗い雰囲気になってきた。
艦長は努めて明るく報告し、和は艦長と純たちの板挟みになってあたふたしていた。

艦長「キリマンジャロ基地が落ちたぞ。ティターンズの主力はゼダンの門に入った。」ニコニコ

純姫子「ふーん・・・」グッタリ

和「そ…それはいいニュースだわ!
  地球でのティターンズは壊滅したってことですもの。ね、みんな。」ニコニコ

和の明るい声とは対照的に、純と姫子は今にも死にそうだった。

純「ドーナツ食べたい。」ダラダラ

姫子「MS欲しい。」ドヨーン

それを聞いて、思い出したように艦長が切り出す。





195 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:16:56.40 ID:8Z5FldYo

艦長「ああ、そのMSだが、めどが立ったぞ。一生懸命頑張って、一番いいやつを納品できそうだ。」

純「ええ!!ホントですか!!」シャキッ

姫子「やったあ!!艦長最高!!」シュバ

和「あ…あなた達…」アキレタ

純「どんな機体ですか!!?」wktk

姫子「一番いい奴ってなんですか!!?」ktkr

和「ハァ…」グッタリ

艦長「新型の、可変MSだ!メタスみたいな実験機じゃなくて、ちゃんとした量産機だぞ!!
   その先行試作品、つまり開発し立てのホヤホヤが配備される!!」



196 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:17:33.08 ID:8Z5FldYo

純「もっと教えて!」キラキラ

姫子「みなぎってきた!!」ヌオォ

和「あの~…もしもし…二人共…」

艦長「ええと、原案はカラバだが、それを宇宙用に再設計した機体でな、
   名誉なことに、君らが地球連邦宇宙軍で初めてこいつのパイロットになる。
   試作品だから、本格的な量産化に向けたテストも兼ねてる。壊すなよ、鈴木。」

純「すごい!一生付いていきます!!」

姫子「これで命を削るようなワイバーンでのパトロールともお別れだ!!バンザイ!!」

和「」ヤレヤレ

艦長(メタス改の戦闘データが評価されてうちに
   新型が回されたことは黙っておこう。鈴木の奴、つけあがるからな。)



197 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:18:22.73 ID:8Z5FldYo

艦長「ここからは任務の話だ。予定は16日、アーガマのクワトロ大尉が
   ダカールの議会を占拠してティターンズが悪であるという趣旨の演説をぶち上げるという計画がある。」

和「演説・・・ですか・・・?」

艦長「そうだ、これを議会放送にかこつけてコロニーを含む地球圏全体に生放送するという壮大な計画だ。
   (計画自体はエゥーゴじゃなくてカラバがしたんだけど…)」

純「いきなり大きい話になりましたね。」

姫子「MSがなかったら大変なことになっていたわね。」

艦長「我々の任務は通信衛星の防衛だ。それを見越して訓練をやっておき給え。」

艦長「機体が届くのは明後日の予定だ。」

和「猶予は10日ね。わかりました。」

士気は、簡単に最高潮になった。
現金なものである。



198 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:19:00.28 ID:8Z5FldYo

すぐに2日が過ぎた。
MS格納庫に立つグレーの機体を見て、全員が感動していた。

純「カッコいい…こんなのを待っていたんですよ!!」

姫子「外見だけでも…かなり高性能であることが分かるわね。」

和「艦長、やるときはやりますね!素敵です!!//////」

艦長「そうだろう、そうだろう。今までのコネをフルに活用して勝ち取った機体だ。
   士官学校A課程卒業席次5番の実力を思い知ったか!」エヘン

艦長「そうそう、昨日聞いたら量産の目処が立つまであと1ヶ月以上かかるそうだぞ!
   まさにフライングゲットって奴だ!(鈴木、メタス改を壊してくれてありがとう!)」



199 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:19:36.25 ID:8Z5FldYo

整備班長「説明します、MSZ-006C1、ゼータプラスC1型です。
     ウェイブライダーへの変形機能を持った可変機(VMsAWrs)で、
     ウェイブライダー形態で艦内にて調整を行うことにより、大気圏突入も可能です。武装は…」

純「早く乗ってみましょうよ!!」

姫子「賛成。」

和「そうね、作戦まで間がないわ。早く訓練しましょう。」

整備班長「ちっ。人の話聞けよ。」



200 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:20:17.51 ID:8Z5FldYo

最初はテスト飛行だ、三機が飛び立つ。

純「メタスより反応が鋭い。かなり期待できますね。」

和「変形してみるわ。見てて。」

一瞬にして、和のゼータプラスがウェイブライダーに変形する。

純「ええと…メタスより複雑です…早くて何がどうなっているのかわかりません…」

和「テスト飛行コースよ、これをトレースして。戻ったら一本模擬戦をやるわ。」

ディスプレイにコースが映し出される。
簡単なコースだ。3分もあれば終わるだろう。

純姫子「了解!」

三機は、編隊を組んでコースをトレースした。
2分ほどで、終わった。

和「鈴木さん!やるわよ!」

純「行きますよ!」

姫子「状況、開始!」

時間計測・審判員として模擬戦を見ている姫子は目を見張った。
動きが、追い切れない。

姫子「すごいわ…これなら…負けない!」

三人は、一時間半後、クタクタになって帰ってきた。



201 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:21:04.37 ID:8Z5FldYo

和は帰ってきた後、艦長室を訪れていた。

和「いい機体を、本当にありがとうございます。」

艦長「いや、またせてすまなかった。雰囲気が悪くなって君にはずいぶん苦労をかけたな。」

和「はい、でもみんなゼータプラスに乗ってすっかり機嫌も良くなりましたよ。
  イライラしてたことなんか、忘れているんじゃないですか?」

艦長「そりゃ、よかった。君への、ひと足早い誕生日プレゼントだな。」

和「あれは誕生日プレゼントにはなりません。」

艦長「手厳しいな。」

和「ちゃんと、下さい。あなたのプレゼントは、いつまでも私の手の中に残るものがいいんです。
  MSは、どこまで行っても軍の所有物ですから。」



202 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:21:30.43 ID:8Z5FldYo

和「フフフ…」

艦長「何だ?」

和「そういえば、人に何かをねだったのって、これが初めてです。//////」

艦長「ありがたい事だ。君へのプレゼント、考えておくよ。」

和「あの…クリスマスのプレゼントも、欲しいです。//////」

艦長「君は意外と欲張りだな…分かった。何がいいかな?」

和「あなたが、考えて下さい。」

そう言って、和は部屋を出ようとした、が、艦長が和の肩を掴んでそれを制した。
驚いて振り返った和を、艦長がしっかりと抱きとめる。

そのまま、吸い寄せられるように二人の唇が重なりあった。

和は、これがプレゼントでもいいかも知れない、と思った。



203 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:22:17.05 ID:8Z5FldYo

通信衛星の周りには、2隻の味方艦がいた。
かなりオーバーな守りである。それだけ本作戦は重要なのだろう。
艦は二隻ともサラミス改である。
艦載機のネモが、和たちのゼータプラスを羨望のまなざしで見ている。
その時、緩やかなカーブを描く地平線の向こうで光が瞬いた。

和「始まったわね!こっちにも来るわ!!」

言った瞬間、近くのネモが爆散していた。

姫子「速い!!」

敵が見えた。
可変機。三機。
コンピュータが敵機を照合する。
RX-110、ガブスレイと呼ばれる機体だ。



204 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:22:48.98 ID:8Z5FldYo

和「可変機よ!私たちが相手をするわ!!」

和たち三機はビームスマートガンを発射する。
敵機はパッ、と三方向に散ってそれを回避した。
敵が近くなる。

純の機体が敵に突っ込んだ。サーベルを発振する。
馳せ違った後、腰のビームガンを発射した。

和たちも、前に出る。
守っているからといって、動きをなくせば可変機の意味が無い。
衛生を守る重石の役目は変形できないネモと艦に任せておけばいいのだ。



205 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:23:55.27 ID:8Z5FldYo

純は、得も言われぬ不快感を敵に対して感じていた。

純「なんだろう、このプレッシャーは…」

懐かしいけど、異質なもの。
そんな気がした。

和も姫子もガブスレイと互角以上の戦いをしていたが、純の相手はかなりの手練だ。
時々押される。

純「くっ…強い…」

少し距離をとると、腰のビームを撃つ、
しかし敵も肩にビームガンを装備していて、それを撃ってくる。

長距離では、ゼータプラスのスマートガンのようなものを敵も持っている。

ゼータプラスと似ている。こっちが鳥だとすると、向こうはコウモリみたいな感じだろうか。
純は戦いながらそんな事を考えた。

接近する。斬りつけた。
が、敵も同じように斬りかかってきて、両機はつばぜり合いをおこした。

純「私の真似をして!!」

その時、接触回線か、敵の意志が純の頭に入り込んできたのか、純に敵パイロットの声が聞こえた

「この宇宙人め」



206 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:24:33.62 ID:8Z5FldYo

その声に、純は聞き覚えがあった。

純「あずさ…梓なの!?」

その時、敵機が反転、変形して、あっという間に見えなくなった。

周りを見ると和や姫子の相手も逃げたようだった。
その時、艦長から通信が入った。

艦長「放送が無事終了した。任務完了だ。」

和たちが、艦に帰っていく。

あれは、確かに梓だった。
報告すべきだろうか、せざるべきだろうか…
考えが堂々巡りし、憂のことも混ざり合い、純の頭は真っ白になった。

結局、報告はしなかった。



207 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:27:01.41 ID:8Z5FldYo

澪は、被弾箇所をチェックした。
問題は、なさそうである。

澪「よし、大丈夫だな。」

見たことも無い敵だった。
グレーの、可変機。
ガンダムタイプというやつだろうか?
そんな事を考えているうちに、母艦が見えてきた。

大きな艦である。
琴吹グループが購入したドゴス・ギア級を改修して会社の機能を移転してある。
紬は新しい事務所だと言っていた。グループの他の企業も入っているらしい。

豪勢な応接室や宿泊施設があり、上等な食事にもありつけるため
ティターンズ将校達からは、コトブキホテル、と呼ばれているようだ。

そういった施設に場所を取られるため、その巨体にもかかわらずMS搭載数は極端に少なかった。

今のところ、澪たちのガブスレイが予備を含め5機と、
他の連中が使っているバーザムが1個中隊だけだ。
戦闘になったらこの大きな艦を守りきれるのだろうか、と澪はよく考える。



208 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/24(金) 21:28:12.13 ID:8Z5FldYo

澪「秋山機、着艦します。」

着艦して機体から降りると、同じように降りてきた梓と目があった。
今日は一段と目付きがおかしい。
そんな事を思っているうちに、梓が頭を抱えてうずくまった。
澪は反射的に、それに近づく。

澪「大丈夫か?梓…」

梓「あのパイロット…私を知っていた…あ…頭が…」

澪「え?」

澪が聞き返したとき、それを遮るように斉藤が梓にとりついて、薬を与えたり注射を打ったりした。

その後すぐに梓はぐったりとして、どこかに運ばれていった。

澪はそんな様子を見て、心底うんざりした。
早く唯に会いたい。
それだけが、澪の心の支えになっていた。


第九話 ダカールな一日! おしまい



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