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唯「グリプス戦役!」#第十三話 衝突! 【ガンダム】


ニュー速VIP避難所(クリエイター) より

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1284974948/l50


唯「グリプス戦役!」#index




265 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 18:41:16.92 ID:KpYFPDso


第十三話 衝突!

局面が、大きく動き出したらしい。
艦長は、ここ数日の間に起こった出来事を早口でまくし立てた。

艦長「アクシズのハマーン・カーンがジャミトフと交渉すると見せかけて暗殺を企んだようだ。
   失敗に終わったがな。そして、この前の交渉時にこちらが呑んだ条件に対する礼として、
   アクシズをゼダンの門にぶつけてくれるらしい。
   これが成功すればティターンズは最大の拠点をなくすことになるぞ!!」

純「その人、大胆なことするなあ…それより、交渉時にこちらが呑んだ条件ってなんですか?」

和「ハァ…ザビ家再興を認めるとか言っちゃったんでしょうね。」

純「それはマズイんじゃないですか?」

姫子「そうね。上は何を考えてるんだろ?」

和「その場しのぎが出来ればいいんでしょうね。」

純「しかしすごいなあ…
  自分たちの要塞を、敵の要塞にぶつけちゃうなんて、そんな無茶な作戦があるんですね!」

艦長「とにかく、我々はアクシズがゼダンの門に衝突するまで、
   ティターンズ艦隊をゼダンの門宙域に釘付けにする作戦を行う!」





266 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 18:41:46.69 ID:KpYFPDso

純「でもお礼でそんな事までしてくれるなんて、アクシズはもうこっちの味方ですね!」

和「ハァ…わざわざお礼なんて言葉を使ったって事は、
  一応これで貸し借りなしだから、次会うときは知りませんよって事なんじゃないの?」

純「そ…そうなんですか…怖いですね…。」

艦長「そう考えるのが妥当だな。(…そ…そういう考え方も出来るな…さすが俺の和だ。)」

姫子「大体ジオンなんかと手を組みたくないわよ。」

和「そうよね。この前も背後を取られたとき、すごく嫌な感じがしたわ。」

艦長「アクシズとの関係については、我々がどうこう出来る問題ではない。
   ここで考えるのは止そう。今日はこれで解散だ。」



267 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 18:48:42.87 ID:KpYFPDso

全員が立ち上がり、部屋から出て行く。
数十秒後には和と艦長だけが残った。
切り出したのは艦長だった。

艦長「スマンな、クリスマスも、君の誕生日も過ぎてしまった…」

和「別にいいわ…このところ、作戦が立て込んで忙しかったから…//////」

艦長「…なあ、真鍋少尉…」

和「和でいいわよ…//////」

艦長「え?」

和「二人っきりの時は、和って呼んで。/////////」

艦長「あ…ああ、和…//////」

和「何?//////」

艦長「プレゼントさ…実は…あるんだ…」

艦長は、青い、小さな箱を取り出して、和に渡した。

艦長「開けてみてくれ。」



268 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 18:49:16.71 ID:KpYFPDso

プラチナの、ペアリングが入っている。

和「ゆ…指輪…?//////」

艦長「いつも…君が戦場にでてったとき…不安でな…。
   こいつを、私が、こっちのを、君が持っていれば、なんて言うか…
   心がつながっているような気がして、少しは気が静まるかと思ったんだ。」

和「…はい…//////」

艦長「私の精神安定剤みたいな感じでスマンのだが、受け取ってもらえるかな?」

和「/////////」コクリ

艦長「よかった!じゃあもうひとつの方のプレゼントは…」

和「な…何をくれるの?//////」

艦長「私たちのベイビーとか、どうかな?」



269 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 18:50:04.39 ID:KpYFPDso

久しぶりの衝撃が、艦長の頬に走った。

和「あなた、いやらしいことしたいだけでしょ!!/////////」

艦長「い…いや、私は真剣だよ!」

和「最低!出て行って!!/////////」

艦長「ご…ごめんなさーい!!」

艦長は、逃げるようにブリーフィングルームから姿を消した。

和「もう…/// 恥ずかしいったら無いわよ…//////」

和「いきなりあんなこと言って…私にも心の準備ってものが…//////」

和が真っ赤に染めた顔でブツブツ言いながらブリーフィングルームを出ると、
扉の両側の壁にニヤニヤした純と姫子が張り付いていた。

姫子「私たちの…」ニヤニヤ

純「ベイビー!!」キリッ

こんどは平手打ちの音が二回、聞こえた。



270 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 18:57:30.64 ID:KpYFPDso

まだ、気持ちの整理がついていない。
しかし敵は待ってはくれないのだ。

琴吹グループにティターンズからの支援要請が来た。
それに答えて、父のバーザム部隊が慌しく準備をしている。
軍籍を持っている紬達は、有無をいわさず出撃である。

紬「唯ちゃん、大丈夫?」

唯「大丈夫だよ、それより早く嘘つき和ちゃんを退治しないとね。」

紬「無理しないでね。梓ちゃんは大丈夫?」

梓「やってやるです!私の過去と両親を連れていったガンダムもどきを、徹底的に!!」

紬「梓ちゃんも無理しないで、帰ってきたら美味しいお茶を頂きましょう。」



271 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 18:58:08.68 ID:KpYFPDso

紬「作戦を説明するわ。アクシズがゼダンの門にぶつかるまであと5時間。
  我々は30分後に本艦を出撃、ゼダンの門の艦隊が要塞を脱出するのを掩護するわ。」

唯梓「了解!」

紬「梓ちゃんは私と斉藤とアタッカーよ。唯ちゃんはサイコミュで支援をお願い。」

唯梓「了解!」

紬「それじゃあ出撃までコックピットで待機ね。」

各々が、それぞれの機体に流れていく。
唯と梓が居るだけで、全く不安を感じない。
やはり自分には、彼女たちが必要なのだ。
しかしそれだけ、彼女たちに残された時間が少ないという事実が、
紬の心に深く突き刺さるのだった。

紬「なるべく早く、戦いを終わらせなきゃ、私たちの時間が…」

紬は、操縦桿を強く握りしめた。



272 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 18:58:50.60 ID:KpYFPDso

カキフ・ライは味方のサラミス改数隻と前進中だった。
艦長はもう勝った気でいるようだ。

艦長「ゼダンの門が落ちたらティターンズももう終わりだな!ハハハ!」

副長「真鍋少尉と仲良くなれて、
   地獄に堕ちるはずの人間が天にも昇る勢いですな。そのまま昇天なさらないように。」

艦長「こやつめハハハ!」

副長「ハハハ」

和「艦長、ゼータプラス隊、発進準備完了です!」

艦長「うむ、発進を許可する!ちゃんと帰ってくるんだぞ!」

和「はいはい…スワロー1、出ます!」

姫子「スワロー2、行きます!」

純「スワロー3、行くよっ!」



273 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 18:59:49.84 ID:KpYFPDso

三機が射出されてまもなく、戦端が開かれた。

和「始まったわ。でもあまり突っ込まないようにね。」

純「アクシズがあんなに大きい…あれがぶつかったらどうなるんだろう…?」

姫子「想像も出来ないわね、とにかくぶつかりそうになったら逃げるのよね。」

和「目安の時間が各機のサブモニターに表示されているはずよ。」

純「これかな?」

和「余裕を持った時計だけどそれが三分前になったら艦に合流しなさい。」

純姫子「了解!」

三機のウェイブライダーC型は、光の瞬く戦闘宙域に飲み込まれていった。



274 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 19:01:15.71 ID:KpYFPDso

虫を殺すように次々とネモを破壊していた梓が、紬に通信を送ってきた。

梓「奴が、来ますです!」

紬「例のガンダムもどきね!」

梓「行ってもいいですか?」

紬「梓ちゃん、みんなで協力して倒すのよ!出来る?」

梓「やってやるです!!」

紬「行きましょう!!斉藤もお願い!」

斉藤「かしこまりました!」

紬「唯ちゃん、掩護してね!」

唯「分かったよ!!」



276 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 19:03:16.83 ID:KpYFPDso

頭を貫くような感覚と共に、梓のイメージが純の脳裏に浮かんだ。

純「梓が来ます!!」

和「私も感じたわ!唯も居る!!」

姫子「ちょっと、感じるって何よ!?」

純「来る!!」

和「散開!!」

周りの敵を撤退させ、戦闘が一段落した状況である。
姫子は何故、と思ったが、それでも散開の号令には体が反応する。

三機が散った瞬間、ビームが殺到した。
姫子は、和と純が味方でよかった、と感じた。

純「梓はあれです!!できる事なら武装解除して連れて帰ります!!」

一番動きのいい機体である。
姫子は正気か?と思った。

純が、突っ込む。
姫子が掩護しようとしたが、二機の戦い方が速すぎて上手く狙えない。
射撃をしようとすればその一歩先に行ってしまうのだ。

仕方なく、他の二機のガブスレイの相手をした。
これくらいの腕なら、二機を相手にしても手玉に取れる。



277 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 19:04:02.49 ID:KpYFPDso

紬は、舌打ちをした。
ガンダムもどきが一機。紬と斉藤の行く手を阻んでいる。
かなりの腕である。

紬「唯ちゃん!サイコミュでこいつを何とかして!」

唯「了解!」

有線サイコミュのビームがガンダムもどきの左腕を飛ばした。

次の一射でカタが付く、と紬が思った瞬間、
別のガンダムもどきがあさっての方向にビームを撃った。
何かがそれに撃ちぬかれ、小さな爆発が起こっていた。

紬がまさか、と思った瞬間、唯から通信が入った。

唯「プロトサイコの片腕が無くなっちゃった…嘘つき和ちゃんが撃ちぬいたんだよ!」

紬は自分の顔が青ざめていくのを感じた。
しかしここで諦める訳には行かない。

冷静になって、周りを見る。
先程まで敵がいなかった梓のガブスレイが、一機のガンダムもどきを相手に苦戦していた。

紬は、また血の気が引いていくのを、感じていた。



278 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 19:05:11.42 ID:KpYFPDso

純は、梓の武器だけを狙って戦っていた。
それは普通に撃墜するより遥かに難しい。
純は、そうまでしても、梓を殺したくなかったのだ。

憂は、私を殺せなかった。
だから私も、梓を殺さない。
純が己に課した、制約だった。

純「あずさああああ!!」

ガブスレイの肩を斬りつける。
これで残りはもう一方の肩にあるビーム砲と、サーベルを操る腕だけだ。
ゼータプラスのスマートガンに似たフェダーインライフルはすでに切り落としている。

つばぜり合いが起こると、機体が触れあい、接触回線が開いた。

梓「いいかげんにしろ!ちまちま武装ばかり狙って!!」

純「私は、梓を殺したくない!!」

梓「そっちがその気なら!!」

梓は脚部をクロー状に変形させ、サーベルを持つゼータプラスの左手を握りつぶした。
そのまま、もう片方の足でゼータプラスを蹴り、距離を取る。

敵を見据えると、右手を塞いでいたスマートガンを上方に向けて格納し、ビームサーベルに持ち替えていた。

梓「どこまでも…バカにして…」

梓はギリっ、と歯ぎしりをした。



279 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 19:06:06.72 ID:KpYFPDso

唯のビームを撃ち落とすと、攻撃が半分になった。
ビーム砲は二機、予備は無いらしい。
和は唯の攻撃に気を配りながら、姫子を掩護していた。

和「大丈夫?」

姫子「何とか…」

二機のガブスレイの圧力が先程より強くなっている、
唯の攻撃もあって、純の掩護は出来ない。

和「あいつらを落とす!逃がしたら、もっと強くなって戻ってくるわ!!」

姫子「了解!!」

ガブスレイに攻撃を集中しようとした瞬間、
二機のゼータプラスは唯の機体から放たれた拡散ビームの雨の中にいた。

和「しまった!!」

姫子「わっ!!」

姫子のゼータプラスの、右足が吹き飛んだ。
その時、警報とともに、ディスプレイの時計が赤文字になった。



280 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 19:07:24.47 ID:KpYFPDso

和「時間切れよ、撤退!!」

二機はダミーバルーンを射出しながら後退した。
和のウェイブライダーに、姫子の損傷した機体がつかまっている。
程なくして、純の機体も合流した。

全速で宙域を脱出している艦に合流する。
艦に収納してもらっている暇は無い。
そのまま三機は艦につかまった。

アクシズが、ゼダンの門に衝突する。
ゼダンの門が、ゆっくりと二つにわかれた。
もともと、二つの小惑星を繋ぎ合わせていたのだという。
それが、また元に戻ったのだ。



281 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 19:07:52.06 ID:KpYFPDso

純「うわあ…」

無数の爆発光が確認できる。敵艦だ。
純には何故敵艦が沈んでいるのかわからなかったが、すぐにその理由を知ることになる。

純「わ!アクシズとゼダンの門の破片が飛んでくる!!」

和「任せて!!」

大きな破片だったが、和がスマートガンで破壊した。
次々と同じような破片が殺到する。

艦長「対空レーザー砲、メガ粒子砲、要塞の破片を撃ち落せ!!速度、落とすなよ!!」

隣のサラミス改が隕石にぶつかって沈んだ。
しかし、どうすることも出来ない。
艦長の必死の号令と、それに答える艦内の慌ただしい雰囲気だけが、
いつ終わるとも知れず、つづいていた。

数十分後、何とかカキフ・ライは破片の飛んでくる宙域を離脱した。



282 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/26(日) 19:09:00.48 ID:KpYFPDso

第十三話 衝突! おしまい

続きは後ほど



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[ 2011/06/03 14:14 ] ガンダム | | CM(0)

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