SS保存場所(けいおん!) TOP  >  クロス >  唯「憂がいなかったら…」

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






唯「憂がいなかったら…」 【クロス】


http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1248964485/



1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 23:34:45.95 ID:jINEC8zPQ

唯「私ってもっと料理とか勉強とかできてたのかな?」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 23:52:55.10 ID:4aj5BExwO

律「んなわけあるかい!」

澪「まぁ、唯はたぶん今の唯のまんまだろうなぁ…」

唯「ぶー、酷いよ~律っちゃん!澪ちゃん!」



……ヒタヒタ……

「あぎょうさん、さぎょうご」グルリッ


……ヒタヒタ……





10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:01:06.90 ID:7Dd/RWHqO

―翌朝―

ジリリリリリ…

唯「ん…朝か~」

目覚ましを止め、カーテンを開けると朝日が入り込む。

唯「今日も良い天気だぁ~!」

唯(あれ?私ってこんなに朝に強かったっけ?)

唯(そういえば、憂がいつも起こしに来てくれたような…)

唯「!って、もう学校に行かなきゃ!!」ドタバタ



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:06:57.40 ID:7Dd/RWHqO

キーンコーンカンコーン

唯「ふぇ~間に合ったよ~」

律「オッス!唯!今日は寝坊か~?」

唯「エヘヘ…ギリギリに起きちゃって…」

律「目覚ましか親に起こしてもらえよ!そうしたら遅刻せずにすむぜ!」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:10:12.80 ID:7Dd/RWHqO

唯「ん~。今日は目覚ましかけていたんだけどね…」

律「んだよ~目覚ましの意味ないじゃん~」
唯「テへ…いつもは憂に起こしてもらっていたんだけど、憂がいなくてね…」

律「何だよ~人任せかよ~んで、その憂って子だれ?」

唯「え?」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:17:09.21 ID:7Dd/RWHqO

唯「律っちゃん何言ってんの…憂だよ!憂!私の妹だよ!」

律「へぇ~唯にも妹いたんだ~!今度遊びに行く時に会わせてよ!」

唯「な、何を言っているの?律っちゃん!あずにゃんの同じクラスにいるじゃない!!」

律「何だよ~同じ学校にいたのかよ~何で教えてくれなかったんだよ?」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:21:45.05 ID:7Dd/RWHqO

唯「律っちゃん!言って良いことと悪いことがあるんだよ?」バンッ

律「お…おい、どうしたんだよ。急に…」

紬「どうしたの?」

律「おお、ムギか。知っていたかか?唯に妹いたの?」

紬「初耳だわ~」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:26:39.23 ID:7Dd/RWHqO

唯「え…?ムギちゃんまで…」

紬「どんな子かしら?」

律「案外、唯と違ってしっかりしてたりして!」

紬・律「アハハ……」
唯「……」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:32:47.59 ID:7Dd/RWHqO

―休み時間―

唯「あずちゃんのクラスに行けば分かるって!」

律「痛いって!唯!そう引っ張るなよ!」

紬「わくわく…」


唯(憂がいないわけないもん!)

ガラッ

唯「あずにゃん~憂いる~?」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:40:33.62 ID:7Dd/RWHqO

梓「先輩たち…どうしたんですか?」

唯「ねぇ、あずにゃん!憂を見かけなかった?」

梓「憂…?誰なんですか?ここのクラスにはいませ…」

唯「あ、あずにゃんまで何を言っているの!?」

梓「え?どうしました?唯先輩?」

唯「酷いよ!皆酷いよ!憂を知らない振りするなんて酷いよ!」


律「ちょっと、ストップ!ストップ!」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:50:48.97 ID:7Dd/RWHqO

律「唯…まずは落ち着こうな!冷静になれよ!な?」


唯「……何で?」

律「うん?どうしたんだ?」

唯「何で急に皆は憂のことを忘れちゃったの?」

律「…なぁ、唯。今日は疲れているんじゃないのか?」

唯「!?」ガタッ

律「実際に唯の妹に私ら会ったことないみたいだしさ…」


唯「……」プルプル……

律「だからさ――」

唯「もう皆知らない!!」ダッ



紬「唯ちゃん、出ていってしまったね…」

梓「あの…唯先輩どうしちゃったんですか?」

律「うーん…わかんね!」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:57:28.17 ID:7Dd/RWHqO

―通学路―

唯(皆酷いよ。酷すぎるよ…)グスッ

唯(あずにゃんまで憂を知らないなんて言うなんて…)ズー

唯(勢いの余りでそのまま出てしまったな…)トボトボ


―「あの~君…」

唯「はい?」ゴシゴシ
―「桜が丘高校ってどこか教えてくれないかな?」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 01:07:34.59 ID:7Dd/RWHqO

唯「……」(何?この人?)

―「あ、怪しい者じゃないんだけどさ、私。こういうの!」スッ

名刺をもらう唯

唯「いたこ…?霊媒師、葉月いずな…?」

いずな「そうそう!私霊媒師やってんの!そこの高校に用があってね…」

唯「私…そこの高校に通っています…」

いずな「マジ?それなら、案内してよ!ラッキ~」

唯はいずなを高校に連れていくことになった。



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 01:16:34.83 ID:7Dd/RWHqO

唯(霊媒師が何で学校に用があるわだろう?)

いずな「……」



唯「ここです。職員室はあっちの方に――」
いずな「君さ…」

唯「はい…?」

いずな「君の身辺で何か変なこと起きなかったかい?」

唯「!?」

いずな(すでに何かあったようだな…ちっ!遅れたか!)



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 01:21:24.94 ID:7Dd/RWHqO

唯「あ…あの聞いてください!私の妹が!憂が――」

いずな「話はわかったよ。今晩、ここに来れるかい?」

唯「ふぇ…?」

いずな「今晩だったら妹さん、助けられるかもしれない」

唯「ほ…本当ですか!?」



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 01:31:02.44 ID:7Dd/RWHqO

いずな「なーに!大したことのない妖怪による神隠しっていったところだよ!」

唯「……う、う、うわーん~」ポロポロ

いずな「おい!ここで泣くな!私が泣かしたみたいじゃないの!」
唯「グスッ…憂に…グスッ…憂に会えるんですね…」

いずな「……」

唯「私の…私な友達が皆…憂のことを…グスッ…知らないって言うから…」


いずな「絶対に助けてやるさ!」

唯「ありがどう~お姉さん~」ヒックヒック

いずな(マジ可愛いんすけどこの娘…///)



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 01:44:57.02 ID:7Dd/RWHqO

―夜・学校―

唯(……うう、夜の学校は怖いよ…)トボトボ

唯(でも、これは憂のためだもん!憂がいない世界なんて嫌だ!)


………

憂『お姉ちゃ~ん!ご飯出来たよ~!』

憂『お姉ちゃん!アイス一緒に食べよ!』

憂『お姉ちゃん!帰りに肉まん買って帰る?』



唯「……」ヒックヒック

唯「憂……戻って来て…」グスン



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 01:56:15.95 ID:7Dd/RWHqO

―一方、学校内部―

ガツガツムシャムシャ…
ガツガツムシャムシャ…

いずな「………」

ゴクゴク、プハー!

ガツムシャ…

パチンッ
まわりが明るくなる。

?「んご!?」クルッ
いずな「ハァ―…またあんたかよ…」

ゴクゴク、ごくん

鵺野「き、君は…いずな君じゃないか!!」
いずな「なんでこんな再会なのよ!」キーw



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 02:06:25.86 ID:7Dd/RWHqO

鵺野「何だよ。せっかくの再会に不満なのか~?」

いずな「それより何であんたがここにいるのよ?九州は?」

鵺野「何でって研修だが…」

いずな「ここは高校よ!高校!しかも、女子校!JKよ!」キーww

いずな「あんたが行くべきところは小学校でしょ!」

鵺野「まあまあ、落ち着け。研修がてら徐霊を頼まれたんだ」

いずな「はぁ?私の商売に手を出す気なの?」

鵺野「っ!商売ってお前…まだそんなことをやっていたのかよ!」

いずな「何よ!悪いわけ?このビジネスでお金持ちになるのが私の夢なんだから!」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 02:10:07.07 ID:7Dd/RWHqO

鵺野「全く…お前って奴は…」

いずな「ふんっ!私の修行の成果を今日見せてやるんだから!」

鵺野「まぁ~頑張れよ~♪」

いずな(ムカつく!!)



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 02:24:40.23 ID:7Dd/RWHqO

ガラッ

唯「あ、あの~すいません…」

いずな「あ、本当に来てくれたんだ!」

唯「はい!憂のためです!」

いずな「よ~し…それなら~」ゴツンッ

いずな「痛っ!何すんのよ!」

鵺野「お前はこの娘からいくらお金をふんだくるんだ?」

いずな「………なっ!」

鵺野「そこの君もこの人にもう依頼しなくていい…俺が徐霊する」

唯「へ…?え?」

いずな「な、何を勝手に…!」

鵺野「お前の噂は聞いている。大したことのない徐霊でも大金を人から払わせるんだろ?」

いずな「……くっ!」

唯(お姉さん…)



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 02:32:47.90 ID:7Dd/RWHqO

いずな「確かに…簡単な徐霊でも大金を要求したことはあった。事実だよ…」

鵺野「………」

いずな「それでもさ、困っている奴を助けることに意味を見い出してきたんだよ」

いずな「金持ちから大金をふんだくれば、払いたくても払えない人の助けになるんだよ!」


唯(お姉さん、カッコイイ…)



鵺野「最低だな……」



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 02:46:30.94 ID:7Dd/RWHqO

いずな「くっ!そりゃあ、あんたみたいに貧乏覚悟なんて私には――」

鵺野「いや、最低なのは俺さ…お前のそうした成長を見抜けないなんてな…」

いずな「!!」

鵺野「協力してやるさ!」

いずな「……か、勝手にすれば…///」カアア…



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 02:57:08.10 ID:7Dd/RWHqO



鵺野「おっとそうだ!君の名前を聞いてなかったな!」

唯「あ…はい。平沢唯です…お願いします!憂を!私の妹を見つけてください!」グスッ

鵺野「俺は鵺野鳴介。ぬ~べ~とでも呼んでくれ」

唯「ぬ~べ~?」



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 03:06:50.50 ID:7Dd/RWHqO

唯は事情を詳しく話した。

鵺野「ふむ…妹さんが行方不明なのと、周りの人の記憶が消えているとは…」

いずな「そうなんだよ…早く徐霊をしてあげないと…」

鵺野「しかし、聞いてていたのとは違うな…弱い妖怪の仕業じゃなかったのか?」

いずな「どういうことなのさ?」

鵺野「神隠しにしては知っていたはずの人間の記憶が消えるのはおかしいだろ」

いずな「た…確かに…」

鵺野「何やらイヤな予感がする…」

唯「………」



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 08:50:24.49 ID:7Dd/RWHqO

徐霊に向けて霊視が行われた。

鵺野「うーん…妖気のひとかけらも感じんぞ…」キョロキョロ

いずな「しかし…何なの、ここ。ものすっごい磁場の歪みを感じるんだけど…」

鵺野「確かに…これは放っておくのは危険だな…」

唯(ようき?じば?)



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 09:03:53.08 ID:7Dd/RWHqO

鵺野「うーん…何も手がかりを掴めないとは…」

唯「……」

いずな「……唯ちゃん、ごめん」

唯「えっ?」

いずな「私が軽々しくすぐ助けてやるって言ったばかりに無駄な期待をさせてごめん!」

唯「そ…そんな…私を信じてくれる人がいるだけでも嬉しかったです…」


唯「それに、明日もありますし…明日なら…明日なら…ヒック」

いずな「本当にごめんね、唯ちゃん」

鵺野「………」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 09:17:54.89 ID:7Dd/RWHqO

鵺野「今日は帰りなさい。ご両親が心配される」

いずな「私らだけでも今晩、探すからさ」

唯「わかりました!お願いします!」

鵺野(強い子だ…)



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 10:00:08.45 ID:7Dd/RWHqO

―唯・帰宅後―

ガラッ

いずな「無事に帰れたのね、あの子」

鵺野「ああ、あの子の安全のためだ」

いずな「もしかして…今回のはかなり厄介なの?」

鵺野「分からん…南無大慈大悲救苦救難広大霊感…ここにいる霊たちよ 姿を現せ」



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 10:23:37.66 ID:7Dd/RWHqO

いずな「こ、これは…?」

姿を現したのは綺麗な女性の霊だった。
しかし、その目には冷たさしかないようだ。

鵺野「まさか…な…」
鵺野「神隠しの原因はお前か?お前なら返し――」

ガシャンッパリンッ

鵺野「クッ…いずな!伏せていろ!」

パリンッパリンッ

霊によるポルターガイストはぬ~べ~たちに手を出せないほどでたった。


鵺野「とんだ厄介な霊だぜ…だが、これで黒だと分かったぜ…」



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 10:35:41.67 ID:7Dd/RWHqO

いずな「何よ!あの霊!あれじゃ、立ち向かえないじゃない!」

鵺野「こんな危機は久しぶりだな…南無大慈大悲救苦救難広大霊感…鬼の手よ!示せ!」

鬼の手を出すぬ~べ~。あの左手は未だ鬼の手として健在である。

鵺野「南無!」

ズシャンッ



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 10:49:45.33 ID:7Dd/RWHqO

鵺野「…話し合う気がないからだ。強行手段として出してもらったぞ…」

いずな「バカ!そいつはまだ動くよ!」

鵺野「なにっ!?」

霊「クケー!!ケッケッケッー」しゅう…


霊はぬ~べ~たちの目の前から消えていってしまった。


鵺野「クッ…逃がしたか…」

いずな「………」



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 11:04:21.03 ID:7Dd/RWHqO

―――
――


鵺野「くっ…あの子に会わす顔がない…」

いずな「また明日も出るかもしれないし、落ち込むなよ…」

鵺野「あの霊は厄介だぞ。悪霊としても邪気が普通のと桁違いだ」

いずな「………」

鵺野「何としても夜明けまで探さないと…ここの生徒たちが危ない!」

いずな「ふふ…あんたはそうこなくっちゃ!」






しかし、その晩、ぬ~べ~たちの努力の甲斐もなく、あの霊は見つからなかった。



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 12:56:04.21 ID:7Dd/RWHqO

―翌朝―

チュンチュン…

唯「……(もう朝か…)」

唯(結局、寝れなかった…憂…どこにいるの…?)

ブブブ…

唯(メール?あ!あのお姉さんとアドレス交換してたんだった…)


From:いずな
ごめん。昨晩見つからなかった…
でも、安心して!今晩絶対に見つけ出してやるよ!


唯(残念だったけど、お姉さん…ありがとう…)ポロポロ



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 13:10:56.67 ID:7Dd/RWHqO

唯(お姉さんたちも頑張っていたんだ。私もしっかりしないと!)

唯(でも…私に出来ることってあるのかな?)

唯「………」





唯(学校に行こう…)



105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 15:11:41.87 ID:7Dd/RWHqO

―通学路―

唯(はぁ…憂がいない中の通学は寂しいよ…)トボトボ…

唯(どうせ皆憂のことを忘れているんだよな…)

唯(憂…もう二度と憂がいなかったらなんて言わないから…)グスン


―「唯?おはよう」

唯「あっ!和ちゃん!」



106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 15:19:04.54 ID:7Dd/RWHqO

和「ど、どうしたの!?朝から何があったの?」

唯「グスッ…信じてくれないと思うけど…聞いて!」


唯は必死に話した。
信じてくれなくても良い。
ただ、誰かに聞いてくれるだけでもという思いで必死に訴えた。



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 15:30:25.84 ID:7Dd/RWHqO

和「…唯……」

唯「グスッ…グスッ…」

和「私も残念だけど、憂ちゃんについての記憶がないの…」

和「でもね…唯の見た感じからは嘘じゃない気がするの…」

唯「和ちゃん…ありがとう…」

和「でも、こんなことってあるのかしら?そんな力を持った妖怪なんて聞いたことないわ…」

唯「そうだよね…」



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 15:33:17.13 ID:7Dd/RWHqO

―校門―

ザワザワ…

唯「あれ?なんでこんなに人だかりができているんだろう…?」

和「唯!あそこに変な人がいるわ!」



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 15:38:39.75 ID:7Dd/RWHqO

鵺野「南無大慈大悲救苦救難霊感…」ブツブツ…

教頭「あの~鵺野さん?」

鵺野「ホェアー!!キエー!」

教頭「ひえ~!!」

生徒a「なにーあの人ー?

生徒b「夏の暑さにやられちゃったんじゃない?」

唯「あ…ぬ~べ~さん…?」



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 15:54:49.80 ID:7Dd/RWHqO

和「唯、あの変な人を知っているの?」

唯「うん、昨日憂を探してくれる霊能力者だよ~」

和(0能力者の間違いじゃないの…?)

唯「ぬ~べ~さ~ん!」

鵺野「フエヤー…って、おお!君か!」

唯「あの…何をやっているんですか?」

鵺野「悪霊退散のための特訓さ。先生からの許可ももらったし」

教頭「言っていませんて!」

鵺野「あと、学校中にある準備を施したのさ。これで、学校がある間は持つだろう…」

唯「ふぇ?学校がある間?」

鵺野「あっ…おほん…まぁ、気にするな!妹さんは見つけてみせるよ!」

唯「あ、ありがとうございます!」



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 16:19:30.49 ID:7Dd/RWHqO

―教室―
唯(ぬ~べ~さんやいずなお姉さんがいるんだ!きっと見つかるはず!)

唯(よ~し、頑張ろ!)

唯「律っちゃん、ムギちゃん、おはよう」

律「お、オッス、唯…」

紬「唯ちゃん大丈夫なの…?」

唯(しまった…昨日私、途中で怒っちゃったんだ…)



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 16:40:45.42 ID:7Dd/RWHqO

唯(よく考えたら、皆好きで憂のことを忘れたわけじゃないのに…)

唯(皆に酷いことを言っちゃったな…)

唯「昨日はごめんね…律っちゃん、ムギちゃん…」

律「ふーん…」

唯「ごめんなさい!今日からちゃんと練習するから!」

律「………」

唯「………うう…」



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 16:46:34.20 ID:7Dd/RWHqO

律「……………プッ」

唯「え?」

律「プッハハハハ…」

唯「え?え?」

律「アハハ…冗談だよ~唯!唯が元気であれば昨日のことなんて水に流すさ!」

紬「ふふ…律っちゃんたら、意地悪ね~」

唯「二人とも…許してくれるの…?」

律「あったり前だろ~!唯隊員!帰還ご苦労だった!」

唯「律っちゃん隊員!ただいま戻りました!」

紬「うふふ…」





唯(そうだよ!戻れるんだ!)



123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 17:28:12.97 ID:7Dd/RWHqO

―職員室―

鵺野「んがーぐごー…」

さわ子「………」イライラ

鵺野「んがーすぴー…」

さわ子「……」ブチッ

さわ子「起きろやあぁぁぁ~!!!このゲジ眉ぅぅー!!!」ドカッバキッ

先生「山中先生を止めろ!犯罪者になってしまう!」



124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 17:33:25.33 ID:7Dd/RWHqO

鵺野「どぼぢて…?」ボロッ

さわ子「すいません、すいません…ついカッとなってしまいまして…すいません!」

先生「いや~犯罪者がでないだけ良かったじゃないですか…ハハッ」

鵺野「良くないだろ!暴行だろ!これは!」

さわ子「まあまあ、細かいことは気にしないでください…」

鵺野「あんたのせいだっつーの!」



126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 17:42:48.55 ID:7Dd/RWHqO

さわ子「あの~徐霊か何かわかんないんですけど~違う所で寝て下さいよ~」

鵺野「…外暑いから嫌です…あなたが出ればいいじゃないですか?」

さわ子「暑いから嫌に決まっているでしょ?あなたが出ていって下さい」

鵺野「い・や・で・す!」

さわ子「こ・っ・ち・だ・っ・て」


先生(二人とも負けず嫌いですね~)




127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 17:47:50.25 ID:w78dbfQF0

さわちゃんとぬーベー意外とお似合いかもな



128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 17:57:59.13 ID:hutNIJGEO

そんなにイチャついてたら涼しくどころか凍死させられてしまうぞ
暑がってるみたいだからちょうどいいかもしれんが



129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 18:07:23.26 ID:3RHfiiEQO

ゆきめ選手がアップを始めたようです





133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 18:23:18.06 ID:7Dd/RWHqO

―廊下―

鵺野「ったく、なんなんだよ…全く…」ブツブツ

鵺野「寝ていただけで邪魔していたわけじゃないのに…」ブツブツ

鵺野(仕方ない…異常はないか見て回るか…)



135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 18:39:46.93 ID:7Dd/RWHqO

鵺野「………」

鵺野(全く妖気がない…昨日で移動したというのか…?)

鵺野(あの子の妹さんの手がかりだというのに…迂濶だった…)

鵺野(童守町にいた時の俺だったら…すぐに済んでいたんだろうな…)

鵺野(俺はもう潮時かもしれん…いずなに頑張ってもらいたいものだ…)

ガラッ


生徒c「キャー!!更衣室に変な男が!!」

生徒d「変態よー!!助けてー!!」

鵺野「あ、あ、すまん!それはそのだな、そう、すまん!」ダッ



鵺野「はぁ…焦った~…………ふむ、女子高校生も悪くない…」




136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 18:51:01.17 ID:UyIIgLBYO

バーリーバーリーさーいーきょーおー
ナーンーバーアーワッ



134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 18:34:26.73 ID:3RHfiiEQO

静まれっ…俺の左腕っ…!



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 18:52:49.00 ID:UyIIgLBYO

>>134
オ(ナ)ニの手ってか





138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 19:23:48.16 ID:7Dd/RWHqO

―音楽室前・階段―

鵺野(うーむ…ここら辺に微かに妖気は感じるな…)

鵺野(方向からして音楽室…)

鵺野(授業はないみたいだ…調べてみるか…)

ガラッ



144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 20:38:46.84 ID:7Dd/RWHqO

鵺野「ふむ…臭うな…」


鵺野「南無大慈大悲救苦救難霊感…ここにいる霊よ姿を現せ!」


一人の女の子の姿を現す。


鵺野(これは…昨晩見たものと違うな…それに、霊体だ…!)


ぬ~べ~は鬼の手で接触を試みた。



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 20:50:00.97 ID:7Dd/RWHqO

霊体「グスン…うっ…うっ…」

鵺野(君はいったいここで何をしているんだい?)

霊体「…私…死んでしまったのに…誰も悲しんでけれないの…グスッ」

鵺野(君はまだ死んではいない。ただ、肉体に戻れていないだけだよ)

霊体「本当ですか!?でも、私の身体…見つからないの…」

鵺野(心当たりがある場所は全部探したのかい?)

霊体「探しました…でも、全然見つからなくて…」

霊体「とても寂しくて…親しい方といたこの場所に留まってました…」



147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 20:59:05.50 ID:7Dd/RWHqO

鵺野(しかし、ここは危険だ。昨晩、悪霊がこの学校をさまよっていた。早く移動した方がいい)

霊体「…お姉ちゃん…グスッ」


鵺野「!?」

鵺野(君の名は…憂というのか…?)

霊体「はい…そうです…」

鵺野(君のお姉さんが必死で探していたんだ…)

霊体「お姉ちゃんが!?」

鵺野(あぁ、君のお姉さんはまだ君のことを諦めていない)

霊体「お姉ちゃん…うっ…うっ…」



148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 21:11:20.88 ID:7Dd/RWHqO

鵺野(しかし、どうしたものか…)

鵺野(普通は幽体と肉体は離れても霊子線でつながっているはずなのに…)

鵺野(とにかく、この子は他の悪霊から守っておかないと…)



鵺野(少し離れる。君はこれの中で待機しておいてくれないか?)

霊体「はい…何ですか?これ」

鵺野(白衣観音、お守りさ…)


ぬ~べ~は急いでいずなと唯を探しに向かった。



150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 21:26:43.78 ID:7Dd/RWHqO

―校庭―

いずな「はぁ…ったく、何であたしがこんな地味なことをしなきゃいけないわけ!?」ドカッ

いずな「いくらあの悪霊がすばしっこいからってこんな面倒くさいことを…」イライラ

いずな「暑ーい!日焼けしちゃーう!」

さわ子「う・る・さーい!!今から私のギターで血祭りにしてやろーか?ああ?」

いずな「すみません、すみません…(何なのこの人…?)」



151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 21:37:37.15 ID:7Dd/RWHqO

♪~

いずな「携帯?げっ!あいつから電話?」

いずな「もしも――」

鵺野『今すぐ音楽室に来てくれ!出来れば唯っていう子も連れて来てほしい!』ブツッ

いずな「……あ、あ、あんにゃろ~どこまで私をこき使う気なのー!!」



さわ子「……」

いずな「すいません、すいません…!」



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 21:53:56.90 ID:7Dd/RWHqO

―音楽室―

いずな「んで、何の用なの?唯ちゃんまで呼び出して…」

鵺野「何をお前は怒っているんだ…?」

いずな「ふんっ!」

唯「あの!何か手がかりでも見つかったのですか?」

鵺野「ああ、見つかった。だが…」

唯「だが…?」

鵺野「どうやってすれば前の妹の状態に戻れるか分からないんだ…」

いずな「どういうことなのさ…!?」



156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 21:57:17.00 ID:7Dd/RWHqO

鵺野「まぁ、いい。これを見てくれ。この状態についてどう思う?」

いずな「すごく…かわ憂です…」

唯「アッー!!」







ウソです(・ω・`)

ごめんなさい。



158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 22:17:25.36 ID:7Dd/RWHqO

鵺野「まぁ、見てみろ…南無大慈大悲救苦救難広大霊感…ここにいる霊よ!姿を現せ!」

いずな「あれっ?昨日と違う霊?」

唯「……う、う、憂……」

いずな「!?えっ?あ…あの霊が憂ちゃん…?」

唯「グスッ…ヒック…憂…どうして…」

鵺野「正確にはまだこれは霊ではない」

いずな「えっ?」

鵺野「これは霊体だ…まだこの子は生きている…」

唯「ほ…本当ですか!?」

鵺野「ああ、本当だとも」

唯「憂…生きていたんだね…よ…良かった…」ガタッ

いずな「唯ちゃん!!」



161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 22:48:53.17 ID:7Dd/RWHqO

………
……


唯「ん…あれ…?私どうしてたんだろ…?」

いずな「目、覚めた?」

唯「あ…いずなお姉さん…」

いずな「憂ちゃんについてはあの霊能力オタクに任せておけば大丈夫よ…」

唯「良かった…憂…」



162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 22:54:58.87 ID:7Dd/RWHqO

いずな「昨日は寝れてなかったみたいね…」

唯「………」コクリ

いずな「そう……」

唯「………!」グ~


唯「えへへ……///」

いずな「ぷっ…ご飯も食べてなかったようね…ほら、差入」

唯「ありがとう~いずなお姉さん~!」



166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 23:24:49.73 ID:7Dd/RWHqO

―音楽室―

鵺野(君のお姉さんは今保健室で安静にしている。よっぽど君のことを心配していたようだ)

憂「お姉ちゃん…私がこんなことになったばかりに…」

鵺野(君のせいじゃないさ…とりあえず、君の肉体を探さないとな…)

憂「お願いします!このご恩は忘れません!」

鵺野(しかし…なぜこの子は霊子体なしで霊体となりえるんだ…?)

鵺野(それに、あの悪霊といい、周囲の人間の記憶喪失…全くわからん…)






唯「憂がいなかったら…」2 より
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1249055100/




2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 00:51:24.04 ID:YfqmgyZrO

憂(霊体)「お願いします!私の肉体を探して下さい!」

鵺野(しかし、なぜこの子は霊体でいられるんだ?)

鵺野(あの悪霊と関係があることには違いないが…)



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 07:27:26.09 ID:YfqmgyZrO

―保健室―

いずな「だいぶ良くなった?唯ちゃん?」

唯「はい…もう大丈夫ですよ…」

いずな「まだ休んでなって…憂ちゃんは知らない所に行ったりはしないからさ…」

唯「でも…!憂のために何かしたいんです…私…」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 10:13:09.07 ID:YfqmgyZrO

いずな「霊的な現象だし、仕方ないさ…」

唯「………」

いずな「だからね、憂ちゃんの身体を捜す手伝いぐらいなら…」

唯「憂に私たちの演奏を聞いてもらいたい…」

いずな「えっ?」

唯「憂は悲しそうだった。かわいそうだよ。励まして…あげたい…」ヒック

いずな「………」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 10:33:50.86 ID:YfqmgyZrO

―音楽室―

鵺野(君は自分がこのようになっていたと気づいたのはいつからなんだい?)

憂「昨日…目が覚めてからです…」

鵺野(それまでの異変は?)

憂「いえ、全くです…」

鵺野(手がかりなしか…)

憂「あっ、そういえば、その前日に下校途中で知らない人から身体について言われたんです…」

鵺野(!?何て言われたんだ?その人はどんな感じだった?)

憂「『身体を大切にしないとね…』と。あと、その人は綺麗な女性でした…」


鵺野(やはり、あの悪霊なのか…?)



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 10:42:27.74 ID:YfqmgyZrO

鵺野(悪霊の仕業なら…夜まで待つしかないな…)

ガラッ

いずな「戻ったよー」

唯「!!ぬ、ぬ~べ~さん…その手…!?」

いずな「そういえば、唯ちゃんには鬼の手は初めてだよね」

唯「鬼の手…?」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 10:51:09.66 ID:YfqmgyZrO

いずな「まぁ、あの鬼の手で悪霊や妖怪を倒せたりできたのよ…」

いずな「そして今は霊体状態の憂ちゃんと話しているの」

唯「すごい……」

鵺野「君はもう大丈夫なのか?」

唯「はい!寝ていたらすっかり!あの…ぬ~べ~さん?」

鵺野「ん、何だ?」

唯「憂と話しってできます?私、憂と話がしたいです!」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 11:11:23.91 ID:YfqmgyZrO

唯の要望に応え鬼の手を唯から憂を通す。

鵺野「念じながら話してごらん?」

唯(憂、私の声、聞こえる?)

憂「聞こえるよ!お姉ちゃん!」

唯(ごめんね~憂~、憂を見つけ出すことが出来なくて…ダメな姉でごめんね~)

憂「そんなこと言わないで!お姉ちゃん!お姉ちゃんだけ私を覚えていたんだから…」グスッ

唯(憂…ごめんね…憂がいなくてとっても寂しかったよ…)

憂「グスッ…私もよ…お姉ちゃん…」

唯(憂の励ましのために演奏を放課後に聞いてくれるかな…)

憂「グスッ…うっ…うっ…お姉ちゃん…ありがとう…」



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 11:27:10.75 ID:YfqmgyZrO

―放課後・音楽室―

唯「皆~!今日はリハみたいに全曲通そ~よ~!」

律「唯もたまには良いことを言うもんだな」

唯「律っちゃん、たまには余計だよ~!」ぶー

澪「それも良いかもな。気合い入れにもなるし…よし、やってみよう」

梓(唯先輩のやる気が上がっている!?)


唯(憂…聞いてね…)



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 11:43:48.96 ID:YfqmgyZrO

―演奏中―

鵺野「ふむ…楽しそうに演奏をしているな…」

鵺野(どうだい?君のお姉さんが一番気合い入っている。君をよっぽど励ましたかったんだよ)

憂「お姉ちゃん……」

唯・澪「あぁ、カミサマお願い二人だけのDream Time♪」



いずな「くっ…泣けるじゃないか…」

鵺野「兄弟ってそういうもんかもな…」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 11:57:25.75 ID:YfqmgyZrO

全曲通し終える頃だった。


ブツッ

唯「あれ?照明が落ちたよ?」

紬「停電かしら?」

律「何だよー今日はミスなかったのにー」

澪(怖い…怖い…)ブルブル


ガタガタガタガタッ

澪「!!ヒィィィ!!」



いずな「ねっ…これ、ヤバくない…?」

鵺野「くそっ、結界がこんなに早く破られるとは…!!」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 12:16:49.25 ID:YfqmgyZrO

鵺野「南無大慈大悲救苦救難広大霊感…ここにいる霊よ!姿を現せ!」

霊「………」

いずな「昨日見た幽霊…!」

鵺野「ふむ、やはりな…いずな、あの子達の守りを頼む!」


ガシャンッパリンッ

窓の破片がぬ~べ~の頬をかすめる。

鵺野「やってくれたな…!南無!!」

ズバッ

霊「グギャアアア!!!グゴウウゥゥ!!!」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 12:48:13.84 ID:YfqmgyZrO

鵺野「はぁ…はぁ…(なぜあれほど攻撃を受けても効かない)」?

霊「………」にたにた


鵺野「万事休すか…?」

霊「………」にたにた

―「もうよい…」


鵺野「!?」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 12:52:57.02 ID:YfqmgyZrO

声の主は大猿であった。しかし、風格がある。


―「もう…良い…いけにえはもういらん…」

鵺野「貴様がこの事件の張本人か?」

―「いかにも…ワシは猿神じゃ…」



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 13:00:47.25 ID:YfqmgyZrO

鵺野「猿神だと…太陽神の使者である猿神がなぜ…」

猿神「それは昔の話じゃ…今は何の力のない老いぼれ妖怪じゃよ…」

猿神「ワシらは太陽神の使者であるが、所詮猿と違いはない。猿神信仰の時はまさに神として振る舞っておった…」

猿神「今はどうじゃ…田畑に太陽の力を与えても感謝されることもない」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 13:10:39.27 ID:YfqmgyZrO

猿神「お供え物を人間から貰えた時はさも喜んだものじゃ。人間に何かをすれば感謝されたからな…」

猿神「しかしな…段々、人間は横柄になりよった…豊作にしてもお供え一つもよこそうとしない!」

猿神「挙げ句の果てにワシらの住まう神社まで潰しよる…」

猿神「ワシらは荒れた…人間に裏切られたんじゃ…
   ある者は凶作の神になり、ある者は人間をいけにえに災いをもたらした…」

猿神「しかしな…ワシらは行き過ぎたんじゃ…太陽神の怒りに触れ…今はこの有り様じゃ…」

鵺野「しかし、なぜこのようなことを…?」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 13:19:16.08 ID:YfqmgyZrO

猿神「人間に気づいて欲しかったんじゃ…今自分達がいるのは誰かのお陰であり…」

猿神「その存在がまた誰かのためになるということをな…」

鵺野「………」

猿神「今回は大層な計画じゃった…他の妖怪にも協力して貰ったしな…」

猿神「フフ…皮肉にも、人間にではなく、ワシら妖怪のほうが伝えたいことを実感してしまったわ…」

猿神「すまんな、そこの人間よ。お主の肉体はまだ保存しておる」

憂「ほ…本当ですか…?」

猿神「本当じゃ…」にこっ



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 13:26:07.86 ID:YfqmgyZrO

鵺野「しかし、この子の霊子線が切れている…戻すことは出来るのか?」

猿神「あぁ…それか…人間の霊にも心ない奴がおろう…」

猿神「そんな輩に感ずかれないように工夫しておったんじゃ…戻ることは出来る…」

唯「あ…あの…お猿さん…」

猿神「何じゃ…」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 13:31:48.84 ID:YfqmgyZrO

唯「私…お猿さんの伝えたかったこと、伝わったよ…」

猿神「ん?」

唯「私…憂がいなかったら私ってどうだったかな…なんて考えてしまったの…」

唯「だって、私…勉強とか料理とか苦手だし…憂にいつも優劣つけられていたの…」

唯「でもね!そんな考えは間違っていたよ!憂がいない世界なんてやだ…」


唯「世界でたった一人しかいない私の妹なんだもん!」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 13:40:30.83 ID:YfqmgyZrO

憂「お姉ちゃん…私だってお姉ちゃんがいなかったら嫌だ!」

唯「憂……」

憂「お姉ちゃんは人を幸せにできる暖かい心を持っているんだよ!」

憂「私が一人で悩んでいた時も励ましてくれたし…私もお姉ちゃんの存在が必要なの!」

猿神「フフ…フハハハ…!」

唯・憂「!?」

猿神「どうやら、ワシらの計画は骨折り損じゃなかったようじゃな…」

猿神「人間は確かに醜い…が、同時に美しいものを持っておる…」

猿神「それはワシら妖怪にはなく、ワシらにとっては恐怖に近い…だが、同時に引き寄せられる…」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 13:47:37.39 ID:YfqmgyZrO

猿神「妖怪が人間にいたずらをするのはそうしたものを覗こうとしているかもしれん…」

唯(お猿さん…)

猿神「さぁ、ついて来い!元に戻すぞ…」

唯「憂~行こう!」

憂「うん!」





律「………」

梓「………」

紬「………」

梓「な、何だったんですか…今の?」

律「う~ん…わかんね!」

澪(怖い怖い怖い怖い…)ガクブル



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 13:55:31.59 ID:YfqmgyZrO

―某神社―

唯「あ~!こんな所にお猿さんがたくさんいる~!」

鵺野「ここは猿神を奉る神社なのか…」

猿神「さよう…ここは数少ない猿神の神社じゃ…もうすぐ取り壊される…」

鵺野「そうだったのか…」

猿神「フフ…気にすることはない…ワシらはまたどこかへ移動すれば良いのだ…」


猿神「おお、着いた。ここじゃ…」

キイィィ



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 14:04:21.84 ID:YfqmgyZrO

唯「あっ!憂の身体だよ!」

憂「でも、どうやって戻ったら…」

鵺野「鬼の手でくっつけるさ…」


自分の身体に合わせる憂。
ぬ~べ~は鬼の手と経文で離れないようにした。


憂「ん…あ…私……」

唯「憂~!憂~!」ガバッ

憂「お姉ちゃん苦しいよ~」

唯「ごめんね…本当にごめんね!グスッ…うえーん……」

いずな「ふふ…」

鵺野「おーい、お前ももらい泣きか~?」

いずな「ち…違う!!目にゴミが入ったんだよ!!///」カァー

猿神「フハハハ…」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 14:15:06.46 ID:YfqmgyZrO

鵺野「だが、周囲の人間のこの子に関する記憶は……」

猿神「そんなもん、神通力でもう治しとる…もう、これで元に戻ったじゃろ…」

唯「お猿さん!」

猿神「ん…?まだやり残しておったか…?」

唯「ううん。ありがとう!お猿さん!」

猿神「フフ…久しぶりに人間に感謝されおったわ…フハハハ…」


こうして事件は終幕を迎えた。
唯たちは今までの日常に戻ったのである。



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 14:24:11.30 ID:YfqmgyZrO

―朝―

憂「お姉ちゃーん!早く起きないと遅刻するよー!」

唯「うーん…あとちょっと~」

憂「お姉ちゃんってば!」ガバッ

唯「憂~おはよ~」にこ

憂「も~!お姉ちゃん起きてたの~!」

唯「エヘヘ…いつもありがと~憂~」

憂「ふふ…さてご飯食べましょ!」



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 14:25:09.29 ID:YfqmgyZrO

唯「いずなお姉さんとぬ~べ~さん今なにしているかな~?」パクパク

憂「今も幽霊や妖怪と戦っていると思うよ~」



いつもの日常は誰かの存在があって成り立っている。
その人の存在はまた誰かの存在によって成り立っている。

それを実感した平沢姉妹だった。





おわり



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 14:56:16.00 ID:YfqmgyZrO

書き手です(・ω・`)

支援・保守して頂いた方に感謝してます。

前スレで見切り発射で書いたもので自分も結末を作っていませんでした。

あと、一応、言っておきますが、あぎょうさんはブラフです。

だって、あぎょうさんは言ったことの反対のことが現実になる妖怪ですもん(・ω・`)

唯の言ったことを現実にしちゃってますから、あぎょうさんは無関係です。

お見苦しい稚拙な文章をご覧頂きありがとうございました。




54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 14:30:39.71 ID:26p2QcUFO

やっぱりぬ~べ~はいいね



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 14:45:09.52 ID:N0zuziZw0





58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 15:07:45.42 ID:wC3slqYQ0





59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 15:30:11.41 ID:H4WTZELDO

乙でした



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 16:11:18.68 ID:tgVEjrfxO

>>1









関連記事

ランダム記事(試用版)




唯「憂がいなかったら…」
[ 2011/06/17 13:12 ] クロス | 地獄先生ぬ~べ~ | CM(0)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6