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唯「サイレンが鳴ってる・・・」#5 【ホラー】


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唯「サイレンが鳴ってる・・・」#1
唯「サイレンが鳴ってる・・・」#2
唯「サイレンが鳴ってる・・・」#3
唯「サイレンが鳴ってる・・・」#4
唯「サイレンが鳴ってる・・・」#5




549 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:05:56.79 ID:QaUct9MlO

羽生蛇村
第三日
AM00:00:01

真鍋 和
鈴木 純

────────────

純「っと」

和「……ここが羽生蛇村」

純「はい。多分今はみんなもここにいると思います。全ての元凶を絶つために……」

和「もしかして異聞に書いていた宇宙人みたいなやつのことかしら?」

純「堕辰子ですよ先輩」

和「ある日宇宙人が降ってきて……なんて信じろって方が無茶よね」

純「どこの三文SFだよって話ですよね」

和「そんなことより話してもらうわよ。洗いざらいね」

純「……まだそれぐらいの時間はあるかな。わかりました。話します」

純「わたしは梓が大好きなんです」



555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:11:23.37 ID:QaUct9MlO

和「……」

純「……」

和「真面目に答えなさい」

純「大真面目ですよ!!!」

和「はあ……。じゃあそうなった理由を話して。詳しくね」

純「はい。実は私も異界に巻き込まれてたんです」

和「桜ヶ丘で起きたやつのこと?」

純「はい。そこで梓と会って私達は最後まで足掻きに足掻きました……」

和「それで?」

純「愛が芽生えたのです!」

和「怒るわよ」

純「ごめんなさいごめんなさい」



559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:22:19.64 ID:QaUct9MlO

純「梓が助けてくれたんです。最後に」

和「梓が?」

純「私はどうなってもいいから純だけは生きてって……そう聞こえました」

和「……」

純「それで気づいたら私は普通の桜ヶ丘の街に一人で佇んでた
  ……って感じです。わたしにもよくわかんないんですけどね」

和「そう……ニュースでやってた一人だけの生存者ってあなたのことだったのね」

純「はい…。療養とかマスコミ対策だとかで表面はいいフリしてたけど
  そりゃあ酷いことされましたよ。まるでマウスですねマウス」

あはは、と健気に笑う彼女
…その奥に一体どれだけ辛い思いをしたのだろうか。私何かには想像出来ないだろう…。



562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:31:16.96 ID:QaUct9MlO

純「だから次は……わたしが梓を助けに来たんです」

和「でも……せっかく梓が助けてくれたのに、良かったの? まあ今更だけど」

純「梓と一緒に助からないと意味がないんです。
  約1ヶ月……あっちで過ごした日々は
  こっちで梓と過ごした数時間より何倍も何倍も何倍も苦しくてつまらなくて……!」

純「いっそのこと死んでやろうとも思ったけど……梓にもらった命だからぁ……」

和「それで異聞を思い出してあそこに来たってわけね。大体わかったわ」

モップみたいなごわごわな頭を優しく撫でる。これはこれで心地いいかも。

純「和先輩って優しいんですね…。もっと生徒会生徒会してると思ってました」

和「何よ生徒会生徒会って」



570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:45:05.94 ID:QaUct9MlO

純「私、生徒会室行くから邪魔しないでね、みたいな?」

和「ふふ、なによそれ。そんなに好きじゃないわよ生徒会室。
  寧ろいつだって唯達と話してたかったわ」

純「話せば良かったじゃないですか!」

和「それじゃ周りに示しがつかないでしょ?
  だから敢えて私、生徒会室行くねって言って
  自らに鞭を打ってたのよ。ちゃんとしろって」

純「生徒会長って大変なんですね…」

和「楽しいこともあるけどね」

純「それじゃ~それはまたの機会に聞かせてください」

和「…行くの?」

純「はい。梓がどこへいるかわからないし。
  視界ジャックも使えないから骨が折れそうだな~」



577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:52:08.26 ID:QaUct9MlO

和「視界ジャック…?」

純「多分先輩も使えないと思いますから気にしなくていいですよ」

和「ああ、この目を閉じたら相手の視界が見えるやつかしら?」

純「嘘っ!? なんで!?」

和「?」

純「和先輩どこか怪我とかしたりしてないですよね…?」

和「してない…みたいだけど」

純「生徒会長恐るべしっ……」

和「?」

純「私も一応出来損ないだけど八尾の血筋なんだけどな…」

和「さっきから一人で納得しないでよ。異聞にまだ全部目を通してないんだから」

純「き、気にしないでください」

和「はあ…。まあいいわ」



584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:05:32.89 ID:QaUct9MlO

純「それじゃあ今度こそそろそろいきますね」

和「私も唯のところへ行くわ。どこにいるかわからないけどね」

純「多分屍人の巣の中枢だと思います。行ってあげてください。そこにきっと憂もいます…」

その屍人の巣って言うのが既にわからないんだけどね…これ以上引き留めたら悪いわね。

和「わかったわ」

純「わたしも梓を助けたらすぐそっちに行きますから! また会いましょう和先輩!」

和「ええ、必ず」

走り去る純を見送り、屍人の巣へ目指し歩き出す。

和「待っててね、唯」

和「……こっちであってるのかしら」



596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:16:06.00 ID:QaUct9MlO

羽生蛇村 屍人の巣 中枢
第三日
AM3:00:00

平沢唯

────────────

……また、ここか。
もうどこが本当の世界で、どこが戻るべき場所なのかさえ忘れてしまった。

唯「どんなに悲しくても涙も出ない…」

私はまた起きて、この宇理炎と共に屍人を狩り続けるのだろう。

唯「死にたくても死ねない。帰りたくても帰れない。誰も…いない」

絶望。

まさにその二文字が相応しい。

唯「……堕辰子倒せば終わる……」

でも、それは二重の意味で出来なかった。
一つは今のままじゃ勝ても負けれもしないってこと。
一つは堕辰子を殺せば……。
その分身である憂が消えてしまうってこと…。

唯「憂、いるんでしょ? 出てきなよ」



600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:24:46.82 ID:QaUct9MlO

憂「やっぱり気づいてたんだね……」

唯「ここへ来て二つの記憶が一つになった今、全部わかったんだ」

憂「……」

唯「答え合わせをしようか、憂」

唯「…現代時間で言えば27年前、私達は羽生蛇村の人間だった。
  私達4人は肝試しに出かけたところで異界に呑み込まれる。ここまで合ってる?」

憂「うん……」

唯「そして私達はここまで何とかたどり着いた……宇理炎を手にして」

唯の左手の青白い炎が輝く。

唯「四人で堕辰子に挑んだ……けど…私達は敗北した」

憂「……」

唯「一回打てば命を失う宇理炎を3回分、当てても敵わなかった……
  りっちゃん、澪ちゃん、ムギちゃんがいなくなり……
  怖くなった私は堕辰子に祈った。やり直させてくださいと……」



601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:30:23.44 ID:QaUct9MlO

唯「そうしてやり直した世界が……あの世界なんだね」

憂「うん……。私はそれを管理するために堕辰子から産まれた分身…」

唯「妹って役割で入り込んで来たんだ。
  通りで憂に話しかけられるだけで心が安らぐと思った…。
  脱け殻のみんなを見る度に違うと思った……!
  そんな造られた世界を本当の世界だとずっと思ってた!!!」

憂「お姉ちゃん……」

唯「……答え合わせを続けよう、憂」

憂「…………お姉ちゃんがそれを望むなら」



603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:38:08.18 ID:QaUct9MlO

唯「今私が不死身なのは憂のせい?」

憂「せい……だなんて言わないで欲しい」

唯「……じゃあ言い方を変えるよ。憂のおかげ?」

憂「うん……。部室で屍人化しそうなお姉ちゃんの血を抜き取って……私の血を…」

唯「私は他の三人と違って生身だったってわけだ」

憂「……うん。律さんや澪さん、紬さんは
  宇理炎で体を焼かれてしまったから……どうしようも出来なくて……」

唯「違和感を与えないように脱け殻を設置したってわけだ……」

憂「……」

唯「それで? いつまで続けるつもりなの?
  こんな終わらない世界をいつまであなたは繰り返すつもりなの?」

憂「私は……ただ……お姉ちゃんに生きて欲しかっただけなの」



605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:47:03.42 ID:QaUct9MlO

唯「私だってそうだよ……! ただみんなと普通に暮らしたかった! 憂とだって……」

憂「でも……もう知っちゃったよ?
  お姉ちゃんは全て……それでも……また……やり直したい?」

唯「……私は……」


「おいおい、聞いてたら勝手に人を脱け殻だの何だの……言いたい放題だな、唯」

「いつからそんな口達者になったんだ? 唯」

「唯ちゃんはそんな辛そうな顔して周りに心配かけたりしない子でしょ~」


唯「みんな……」

憂「……」

律「よっ、久しぶり。唯も憂ちゃんも」

澪「それにしてもここ不気味だよな……」ガクブル

紬「じゃあとりあえずお茶にしましょうか!」

律「ムギー。さすがにそれは無理があるぞー」



609 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:59:56.52 ID:QaUct9MlO

唯「……」


澪「唯。私達のことが偽物だとか本物だとか……
  そんなことは大したことじゃないだろう?」

唯「澪ちゃん……」

律「澪の言う通りだぜ。それともなんだ!?
  偽物だからってじゃあもう遊ぶのやーめたか?!
  そんなのわたしは寂しいぞ唯っ!」

紬「どこの世界だろうと、私達が友達っていう事実は変わらないわ。
  だからこうしてまた私達はここにいる」


唯「……でも……」

「全く……視界ジャックがなかったら死んでたわよほんとにもう」

唯「!?」

和「唯が勝手に否定するのは構わないけど、
  私の記憶にはちゃんと幼なじみの唯がいるんだから。それまで奪わないでよね」

唯「和ちゃん……!?」



612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:12:02.32 ID:QaUct9MlO

和「私は何がどうなってるのかとか全くわからないけどね……。
  ただ唯やみんなが心配だからここまで来たの。それ以上もそれ以下もないわ!」

唯「……」

憂「ありがとう、和ちゃん。来てくれて」

和「憂。無事で良かったわ。なんだかよくわかんないけど喧嘩は駄目よ?」

憂「うんっ」

唯「……じゃあ今までのこと全部忘れて……
  また繰り返せって言うの? もうやだよ……わたしには……」


───────────



616 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:24:29.82 ID:QaUct9MlO

羽生蛇村
第三日
AM1:00:00

鈴木 純

終了条件1 梓に自分の血を飲ませる

──────────
純「あ~ずさ~」

純「あずさ~」

純「梓二号~」

純「あずにゃ~ん」

純「駄目か」

一時間色々な呼び名で叫んでみるも反応なし、か。

純「半屍人は生前の記憶に反応するらしいけど……もう屍人になっちゃったかな……梓」

純「ううん諦めたら終わりだよっ! ここで取り出したりはわたし愛用のベース!」

純「これを楽しそうに引けば梓も寄って来るかもしれない!」

純「~♪」ベンベンベベン

純「……アンプないから寂しい」



620 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:34:23.35 ID:QaUct9MlO

バサバサバサ……

純「はあ……」ベンベンベベン~♪

バサバサバサ……

純「梓~」ベベンベベン♪

「シャアアアアアア」

純「うわっ!」

上から急に何かに掴み上げられ、わたしの体は宙へ浮いた。

純「な、なにっ! 屍人!?」

羽根梓屍人「シャアアアアアア……」

威嚇する猫のような声を出しながらわたしをどこかへ連れていこうとする屍人。

純「ってよく見たら梓じゃん!!! わたし! ほら! 純だよ!?」

羽根梓屍人「」バサバサバサ

純「聞いてないしっ! クソ~こうなったら!」

1 暴れてやる!
2 梓の口に無理矢理手を突っ込んで噛ませて血を飲ませてやる!

>>623




621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:36:15.23 ID:T1Hd3o2CO

2



623 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:36:57.98 ID:tZ7/kGkj0





624 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:37:02.59 ID:oZDyZhPoO

2





628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:46:21.39 ID:QaUct9MlO

純「とりゃっ!!!」

羽根梓屍人「ンン!?」

純「ほら噛みなっ! そして純度100%の血を飲むんだよ!」

羽根梓屍人「ンン……ンンッ!」

純「っつ……そう……それでいいよ…。
  わたしは屍人にもならない体らしいから心配しないで」

羽根梓屍人「ンン……ンン……」

純「ありがとう、梓。わたしのことをあんなに思ってくれて。
  それがきっと神様に届いたからわたしはここを出れたんだよ」

羽根梓屍人「んん……ん……」

純「でもね……やっぱり駄目だった。
  梓がいなきゃ生きててもつまんなかった。だから今度はわたしが神様に願うよ」

神様、いるのならどうか梓を元の姿に戻してあげてください……!

純「届いて……っ」



633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:55:07.93 ID:QaUct9MlO

ゆっくりと失速して行く二人。

やがて木にぶつかると、長い遊飛行は終わりを告げた。

梓「……」

純「あ、梓……元に」

梓「殺す気か!」

ペシーン

純「あいたっ!
  ここは感動の再会の場面でしょうが! それを平手打ちってあんたね!」

梓「うるさいうるさいっ! せっかく出られたのに戻って来たりして!
  私のことなんてほっとけば良かったのに!」

純「それが出来なかったから今ここにいるんだよ、梓」

梓「……う、…うん…」

純「奥さん見ました? これが噂のツンデレ」

梓「デレてないから」

純「相変わらず厳しいな~梓は」



639 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 06:04:31.81 ID:QaUct9MlO

梓「純……ありがと」

純「ん」

学校の中みたいなやりとりをした後、

二人は光を遮る為に造られた屍人の巣に目を向ける。

純「行こう、梓。先輩達の助けになりにさ」

梓「うん。みんなで帰ろう。私達の場所に」


終了条件達成



665 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 13:13:56.70 ID:QaUct9MlO

────────────

先程和達が来た道からまた二人の人影が現れる。

梓「唯先輩は楽しくなかったんですか? みんなで過ごした日々が」

唯「あずにゃん…」

嘗て誰よりも可愛がっていた後輩の登場に複雑な笑みを浮かべる唯。

純「間に合った~…。おいてけぼり食らわなくて良かったぁ…」

ヘナヘナとその場に崩れ落ち、これで一安心とばかりに安堵の表情を浮かべる純。

和「良かったわね、純」

元気そうな梓を見て、和がそう告げた。

純「はい。和先輩も無事で何よりです」



667 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 13:16:26.58 ID:QaUct9MlO

唯「楽しかった…。毎日がいつもキラキラ輝いてて…」

それに同調するように律も続ける。

律「だから私達はこの異界に落ちても…何回絶望しても、戻ろうとした」

ゆっくりと律の隣まで歩いて来た澪も、

澪「軽音部で過ごした三年間は私の宝物だよ」

後ろから律と澪に飛びついた紬も、

紬「それにまだ最後の学園祭も残ってるわよ唯ちゃん」

その後ろから来た和、純、梓もその列に加わる。

和「私は唯に笑っていて欲しいの。軽音部にいた時の唯みたいに」

梓「帰って練習しましょう。学園祭に向けて」



668 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 13:17:27.35 ID:QaUct9MlO

純「わ、私も軽音部入りますから!」

授業参観で親御さんが見てる中、

真っ先に手を挙げる子のような挙手を見せる。

「だから……」

全員の言葉だった。

「一緒に帰ろう」

唯「んっ……そうだよね……」

この世界に来た私達がどうして諦めなかったのか。

それは帰る場所がわかっていたからだ。

それは羽生蛇村じゃない、桜ヶ丘高校、そして軽音部……。

それが本当に堕辰子が造り出したものだとしても、

ううん、もしそうなら逆に感謝しなきゃ。あんな楽しい世界をありがとうって。

だから……



669 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 13:18:19.07 ID:QaUct9MlO

唯「憂、帰ろう。私達の場所に」

手を伸ばす。

憂「私も……いてもいいの? みんなと一緒に……?
  私……堕辰子だよ…? 人間じゃないんだよ……?」

声を震わせながら問う憂に、優しくこう告げた。

唯「憂はわたしの妹だよっ! たった一人の大切な妹」

憂「お姉ちゃん……って……呼んでもいいの?」

唯「当たり前でしょっ」フンスッ!

憂「う……うっ……ありがとう……」

両手で目頭を抑え泣く憂。

憂「お姉ちゃ……」

憂「ア」

憂の体が激しく震える。

唯「憂……?」

憂「アア……逃げて……お姉ちゃん…」

憂「クル…………堕辰子が」



672 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 13:27:37.60 ID:QaUct9MlO

憂の後ろに出来た暗闇から何かが出てくる。

それは本当に生物なのかもわからない奇怪な姿をしていた。

背中に木の枝のような羽根を持ち

下腹部は蜂の様に膨れ

その上から人が伸びている。

しかし人のような顔ではなく、尖っており、狐のようだった。


唯「これが……堕辰子」

何もない一面の野原。その上に広がる暗闇の中、堕辰子は降臨した。

堕辰子「人間ノ真似ヲサセ過ギタヨウダナ。余計ナ事ヲ。
    所詮お前ハ私カラ産マレタ分身デシカ過ギナイト言ウノニ」

憂「アア……アア……ダメ……消さないで……」

堕辰子「私ノ血肉ニ還リナサイ」

憂「アアアアアアアアア……あああああああああああっ!」

唯「憂っ!!!」



675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 13:37:25.17 ID:QaUct9MlO

憂「お姉……ちゃん…」

唯「憂いいいいいっ!!!」

伸ばした手は虚しく空を切り、さっきまで憂がいた場所にはもう何もない。

唯「憂……」

堕辰子「又性懲リモナクソレデ私ヲ焼クカ? 結果ハ見エテイルダロウ」

唯「憂を返して……!」

宇理炎を突き出し、堕辰子にそう要求する。返さないのなら……!

堕辰子「無駄ナ事ヲ。モウ次ハ無イ。
    お前ノ仲間達ノ様ニインフェルノニ閉ジ込メテヤロウ」

唯「次こそみんなで一緒に帰るんだ!!! 憂も一緒に!!!」

その言葉がきっかけとなり、後ろのみんなもそれぞれの武器を構える。



680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 13:45:25.24 ID:QaUct9MlO

堕辰子とにらみ合う。
どっちから仕掛けるか、その均衡がまだ場を支配していた。
しかし、その均衡を崩したのは思わぬ人だった。

「あんたは神なんかじゃないわっ! ただの薄汚い虫よ!!! 消え去りなさい!!!」

その声の持ち主が投げたものが破裂する。
それはこの暗闇を一瞬だけだが光に変え、辺りを包み込んだ。

堕辰子「オオオオオオ体ガ焼ウウウウウウ」

次に見た光景は堕辰子から白い煙が挙がり、苦しんでいる様子だった。

唯「あっ……!」

左手に持っていた宇理炎の感触がなくなる。

さわ子「悪いわね、唯ちゃん。この役目だけは譲れないわ」

ポン、ポン、と右手で宇理炎を宙に上げたりキャッチしたりを繰り返しながらさわ子が告げた。



683 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 13:53:59.23 ID:QaUct9MlO

唯「さわちゃん……どうしてここに」

さわ子「どうして? 面白いこと言うわね唯ちゃん。
    こうなった全ての元凶は私とも言えるのよ」

唯「どういうこと……?」

和「やっぱりそうなのね…。でなきゃ桜ヶ丘が異界に飲み込まれたりしないもの…」

純「分家になった八尾の血筋でも探し当てて儀式を行なったんですか…!」

さわ子「その通りよ。当然そんな薄い血じゃ儀式は失敗するのはわかってたけどね。
    ただ異界が発生すれば堕辰子も出てくる…
    そう踏んだのよ。そしてそれは見事に当たった」

純「一体何のために!?」

さわ子「何のために? 全てのためよ!!! 私と云う存在理由が堕辰子を許せないの!!!
    27年前のあの日、村を消し去ったその時から私の復讐は始まってた!
    まだ赤子ながらに覚えてるわ!!! あの忌まわしきサイレンの音を!!!」



686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:03:00.35 ID:QaUct9MlO

そうか……あの時最後まで生き残ったのはさわちゃんだけだったのか…。

さわ子「だからいくら唯ちゃん達がこいつを許せないとしても
    この役目だけは譲れない!!!
    さあ宇理炎!!! こいつを焼き殺しなさいっ!!!」

宇理炎が青白く発光し始める。

唯「さわちゃんダメッ!!!!」

制止の言葉も虚しく堕辰子が青い炎に包まれる。

堕辰子「ウオオオオオオオオオオオオオ」

苦しむ堕辰子、だが、

さわ子「消えない…どうして……」

逆にさわ子の体に青白い火がつき、存在を燃やして行く。

唯「宇理炎だけじゃあいつは倒せないんだよ……さわちゃん……」

さわ子「そんな……それじゃあ私がしてきたことって……いった」

いったい、の最後の文字を言うことも出来ず燃やし尽くされたさわ子を

ただどうすることも出来ず見ているしかなかった。




687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:04:35.89 ID:cpY3O5oZ0

支援がてら絵でも
http://viploader.net/pic/src/viploader1204122.jpg





690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:10:04.65 ID:ZeYKy18r0

>>687
いいな
なんで火掻きボルグかと思ったけどそういえば刀出てきてないな



691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:10:51.82 ID:i0haBDSN0

>>687
うめえ



692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:12:24.19 ID:hy/uac980

>>687
かっけぇ



693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:12:42.30 ID:aBhpynr6O

>>687
これは良い





696 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:15:04.40 ID:QaUct9MlO

>>687
凄すぎて上手すぎてワロタwwwwwwwwwwwwwww



695 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:13:37.46 ID:QaUct9MlO

堕辰子「人間ト云ウノハバカナ生キ物ダナ。
    自分ノ存在ヲ消シテマデ物事ヲ成ソウトスルトハ」

炎が収まった堕辰子がそう言う。

律「あんたにはずっとわからないよ。さわちゃんの気持ちも、私達の気持ちも」

澪「もし私がさわ子先生の立場なら……もしかしたら同じ過ちを犯していたかもしれない」

紬「確かに桜ヶ丘を異界に飲み込ませたのは
  さわ子先生のせいかもしれないけど……元を正せば全てがあなたに繋がるわ!」

堕辰子「器風情ガ。私ノ分身ガ創リアゲナケレバ存在サエ出来無カッタト云ウニ」

律「関係ないねそんなこと。わたしはわたしの意思で生きてんだから。
  それに良かったよ、私達を造ったのがお前じゃなくて憂ちゃんで」



698 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:26:29.34 ID:QaUct9MlO

堕辰子「同ジ事。憂ハ私デアリオ前達ノ言ウ堕辰子デモアル」

梓「あなたみたいなのと憂を一緒にしないで!」

純「そうだよっ! 憂は料理も得意で掃除も得意で勉強も出来るんだから!
  あんたなんかよりよっぽど凄いよっ!」

梓「そういう意味じゃないんだけど……」

堕辰子「……」

和「憂は返してもらうわよ。私の可愛い妹でもあるんだから」

唯「憂はわたしの妹だよ和ちゃんっ!」

和「私のでもあるってことよ」

堕辰子「ナラ私ノ存在ヲ消スカ、人間ヨ」

唯「あなたから憂を引っ張りだした後、ね!」

堕辰子「ナラバコノ先、インフェルノデ待ツ。
    今度コソオ前達ヲ消シ、二度ト我ノ前二現レヌ様二シテヤロウ」

そう言い残すと黒い空間の歪みを残したまま堕辰子はどこかへ消えていく。

多分、いんふぇるのへ向かったのだろう。



701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:37:37.87 ID:QaUct9MlO

唯「みんな、この先は一つの光も届かない世界……
  多分堕辰子を倒すまで出られない。覚悟はいい?」

律「ここまで来たら後は行くだけだ。今更後戻りなんてしないよ」

澪「ああ。終わらそう、この絶望を」

紬「堕辰子が来てから始まり…変わってしまったこの世界を元に戻しましょう」

純「でも憂は助けないとね!」

和「ええ、勿論」

梓「どうやって助けるんですか?」

純「わたしが梓を助けたみたいに純度100%の血を堕辰子に…!」

梓「多分無理だと思うよ…。そもそも口とかなかったような」

純「!? じゃあ一体どうやって喋っていたのか…謎だ」

うん、みんな大丈夫そう。これならきっと帰れるよ。また、あそこに。いつかきっと。

唯「じゃあいこう! いんふぇるのへ!」



703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:51:09.58 ID:QaUct9MlO

いんふぇるの
第三日
AM3:33:33

平沢唯

終了条件1 U&Iを歌い憂を取り戻す

終了条件2 堕辰子を倒す

────────────

ついた先はまるで幻想のような世界だった。
上下に赤、黄、白の花のような模様が蠢き、万華鏡を覗いてるかのような気分になる。

唯「さわちゃん……」

さわ子の魂も宿った宇理炎を手に抱き、虚空に浮かんでいる堕辰子を視界に捉える。

これが最後の戦いだろう……後にも先にも。

唯「みんな……行くよ!!!」



705 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:54:14.61 ID:QaUct9MlO

律の装備を選択

1 エクスカリバット
2 エクスカリバール
3 ヒカキボルグ

>>707




706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:55:47.12 ID:PwjigtITO

3



707 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:56:09.86 ID:afEdbyF20

3





709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:00:14.04 ID:QaUct9MlO

唯「りっちゃん、これを! 私には宇理炎があるから!」

律「おうよっ!」

魔剣とも恐れられた最強の武器の一つ、ヒカキボルグ。
その流用さは武器だけに留まらず、灼熱をつついたりと云う荒業とて可能とする伝説の武器。

それが今、律の手に宿る!!!

律「よっしゃあっ!!!」



711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:01:36.52 ID:QaUct9MlO

澪の装備を選択!

1 エクスカリバール
2 エクスカリバット
3 自分の詞

>>713




713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:02:25.42 ID:afEdbyF20

1





715 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:06:03.48 ID:QaUct9MlO

澪「よし、私は自分の書いた詞で……」

律「澪……やめとけ」

澪「律がそういうなら……」

瞳を閉じ、念じる。

澪「こい……!」

その手に収まったのはエクスカリバール。
カリバーンの原点とも言われるその武器の威力は深く刺さり込んだ釘さえも引き抜くっ……!

澪「よし、いくぞ!」



717 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:07:05.80 ID:QaUct9MlO

紬の武器を選択!

1 エクスカリバット
2 ネイルハンマー

>>718




718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:07:11.61 ID:m9vZR3+P0

言い方だけカッコイイwwkskst



719 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:08:18.67 ID:aBhpynr6O

2



720 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:08:19.33 ID:PwjigtITO

なぜエクスカリバールを格好良く表現したし


2





723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:11:54.39 ID:QaUct9MlO

紬「気づいたらこんなものが……」

ネイルハンマー、怪力のものにしか扱えないと言われる重槌。
このメンバーでは唯一彼女にしか扱えないであろう代物。

その一撃は本当に岩さえ砕くっ……!

紬「いくわよ!」



724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:13:16.11 ID:QaUct9MlO

和の装備を選択!

1 エクスカリバット
2 山口組のドス

>>727




725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:13:29.74 ID:yDvvyTeR0





726 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:14:09.25 ID:0quw0AApO

1



727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:14:22.19 ID:PwjigtITO

1



728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:16:58.18 ID:aBhpynr6O

2はどこで手に入れたんだよwww



729 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:17:29.83 ID:7ioO25dV0

2





731 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:19:04.99 ID:QaUct9MlO

>>728
全部異次元から飛んできてる感じです




732 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:20:11.62 ID:m9vZR3+P0

そうか、異次元なら仕方ない





730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:17:42.01 ID:QaUct9MlO

和「来なさい……」

その手に来れりはエクスカリバット。
木製バットに釘が無造作に打ち付けられており、
持つと思わず……クソすぎだろ!!! と言いたくなるような代物。

和「…………」

言いたくなるような代物。

和「……言わないわよ」



733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:20:26.90 ID:QaUct9MlO

梓の装備を選択!

1 猫の手
2 孫の手
3 猫耳カチューシャカッター

>>734




734 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:20:58.85 ID:aBhpynr6O

3





736 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:27:40.70 ID:QaUct9MlO

梓「よーし私も!」

梓「えいっ!」

猫耳カチューシャ

梓「…………」ポイッ

梓「もう一回!!! えいっ!」

猫耳カチューシャ

梓「…………」

純「……どんまい」


純の装備を選択!

1 モップ
2 モップ
3 モッ(ry


純「モップしか出ないようっ~!」

仕方なくモップを担ぐ純。髪の毛と御揃いで実に凛々しい。

ここに、また一人モッパーが生まれた!




737 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:27:44.48 ID:LKAzYH0+O

これはひどい選択肢wwww



738 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:30:27.66 ID:m9vZR3+P0

大丈夫だ、カサで頭脳死人倒した奴も居るww
鎌井達の夜でもモップで彼女殺せただろww





739 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:31:05.88 ID:QaUct9MlO

唯「みんな!!!
  堕辰子には宇理炎か宇理炎を纏った攻撃しか効かないから! 下がってて!」フンスッ!

律「えっ」
澪「えっ」
紬「えっ」
和「えっ」
梓「えっ」
純「えっ」

唯「ん?」

一同の心の声が聞こえるようだ。先に言えよ、と。




740 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:32:12.38 ID:m9vZR3+P0

ですよねーwwwwwwwwwwwwwwww



741 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:32:30.28 ID:aBhpynr6O

武器選択の意味wwwwwww



742 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:32:36.33 ID:PwjigtITO

アーカイブ
【モッパー伝説】
モップのモップによるモップのための空間を求め、
モップを手に各地を旅する少女についての伝説
だが失伝しており、伝説の大半は想像されたものである





744 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:41:54.36 ID:QaUct9MlO

堕辰子「……来ナイノナラ此方カラ行クゾ」
その瞬間、堕辰子が消える。
この攻撃パターンは前と同じ……通じないよ!

静かに瞳を閉じると、

唯「視界ジャック!!!」

──【】──

私の後ろ姿が映し出される。

唯「後ろっ!!!」

何もない場所に宇理炎を翳す。
すると消えていた筈の堕辰子が一気に青白い炎に巻き込まれる。

律「とりゃあああああああっ!」

その炎が残っている内に律がヒカキボルグで切り裂くと、斬撃が生まれ更に堕辰子に追撃をかけた。

堕辰子「ウオオオオオオオ」

そしてまた消える堕辰子。

律「ちっ、一回でダメになるか。もう使えないな……」

唯「りっちゃん!」

律「宇理炎を纏ってればいいんだろ?
  ならさっきみたいにやればいい。私達にも手伝わせろよ、唯」



745 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:48:33.17 ID:QaUct9MlO

澪「唯!!! 左だ!!!」

その声に反応してすぐさま宇理炎を翳す。

堕辰子「ノオオオオオッ」

紬「とやーーっ!」
澪「やあああっ!!!」

律と同じように炎が残っている内に二人同時の斬撃。

堕辰子「グウウウウウウ」

そしてまた堕辰子は消える。

澪「唯だけに背負わさしたりしないよ」

紬「みんなで戦いましょ♪」

唯「みんな……」

律「梓達もあっちで応援してくれてるしな」
──応援班
梓「フレーフレー唯先輩っ」

梓は猫耳カチューシャをつけながら、

純「頑張れ頑張れ唯先輩っ!」

純はモップをやんやと上げ下げしながらの応援だ。



748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:54:54.83 ID:QaUct9MlO

和「唯! 上よ!」

唯「うんっ!!!」

上に宇理炎を翳し、堕辰子を炙り出す。

堕辰子「オオオオオオッ!!!! 何故ダ……何故ワカルウウウウウウ」

和「視界ジャックはね、あなたを倒すために用意された必然なのよ!!! はあああああっ!!!」

和のエクスカリバットが天空を裂く。

堕辰子「ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ」

サイレンにも似た叫び声をあげる堕辰子。もう消えることも出来ずただ蠢いている。

和「唯! 憂を!!!」

唯「うんっ!」

憂、憂のこと思って考えた歌だよ。
受け取って……。



753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:05:00.64 ID:QaUct9MlO

「キミがいないと何もできないよ
 キミのごはんが食べたいよ
 もしキミが帰ってきたらとびっきりの笑顔で抱きつくよ」

堕辰子「……」

「キミがいないと謝れないよ
 キミの声が聞きたいよ
 キミの笑顔が見れれば それだけでいいんだよ」

堕辰子「ヤメロオオオオオ」

「キミがそばにいるだけでいつも勇気もらってた
 いつまででも一緒にいたい
 この気持ちも伝えたいよ

 晴れの日にも 雨の日も
 キミはそばにいてくれた
 目を閉じれば キミの笑顔 輝いてるっ!」

堕辰子「アアアアアアアアアアアアアアアア」


憂「お姉ちゃんああああああああああああああああんっ!!!」



756 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:10:32.32 ID:QaUct9MlO

そこにもう実体はないけれど、間違いなく憂はわたしの目の前にいる。

唯「憂……戻ってこれたんだね」

憂「お姉ちゃんの中にある私の血が私をお姉ちゃんに宿らせたの」

唯「そうなんだ…。憂……聞いてくれた?」

憂「聴こえたよ……! お姉ちゃんの歌!」

唯「憂。大好きだよ」

憂「うんっ……わたしも……わたしもっ!」

姿形はないけれど、私達はこの時確かに抱き合っていた。

終了条件1 達成



759 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:16:44.56 ID:QaUct9MlO

「ってぇ!!! なんだここ!!?」

後ろの方から聞こえる声にみんなが振り向いた。

紬「斎藤……どうして」

斎藤「よっ。最後にやり残したことがあってな。ほれ」

斎藤は懐から何かを取り出すと紬に向かって放り投げた。

紬「これは……宇理炎!」

唯「なんで二つもあるの!?」

斎藤「俺に聞くなよ。こっちはわかんないことばっかりなんだ。ただ必要かと思ってね」

紬「唯ちゃん、これ」

唯「うん……」

紬から宇理炎を受け取る。

すると左右の宇理炎が中心で合わさり、太陽のような形となって赤々と燃えている。



761 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:20:31.18 ID:QaUct9MlO

それを手に取り、空に翳す。

宇理炎が二つ重なり、新たに生まれ変わった。

その名も、

唯「憂炎!!!!!!!!!!!!!!!!」

太陽のような眩しい様が、笑った時の憂と一緒だから。




762 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:22:22.14 ID:ioTio8Yr0

なんて熱い展開なんだ



764 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:23:26.14 ID:atNvlDRoO

ごめん……本当にごめん。
でも憂炎ワロタw



765 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:23:25.53 ID:Q9trTS4wO

熱すぎて目から汗が……



766 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:25:12.51 ID:aBhpynr6O

>>765
ずいぶん赤い汗だな





767 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:26:51.27 ID:QaUct9MlO

和「唯、これもっ!」

和が唯にギターケースを渡す。

唯「ギー太ぁ! お帰りぃ~むちゅう~」

和「なに行ってるのよ。ギー太の方から迎えに来たんじゃない」

唯「そうでした」エヘヘ

唯「ギー太持って来てくれてありがとね、和ちゃん」

和「次から忘れないようにね」

眼鏡越しにウインクする和に笑顔で応え、ギターケースからギー太を出す。

唯「今こそ宿れ……四つの光!!!」

その瞬間、どこかから飛んできた四つの光がギー太に降り注ぐ。
それは白いオーラのようになってギー太を纏った。

唯「行くよ!!! 焔薙ー太!!!」

左手に憂炎、右手に焔薙ー太。

もう、何が来ても負ける気がしないっ!!!




769 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:27:50.20 ID:aBhpynr6O

ほむらなぎーたwwwwwwwwwww



770 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:29:33.29 ID:sve0hQcyO

なんというセンスwwwwwwwwww



771 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:29:46.94 ID:ioTio8Yr0

この2つがやりたかっただけのような気がしてきたwwwwwwwwwwwww
いやよく思いついたな、まじで



773 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:33:06.37 ID:MlUL2sdcO

ほむらなぎーたwww





774 名前:※本人は至って真面目です:2010/10/17(日) 16:34:05.16 ID:QaUct9MlO

堕辰子「私ガ負ケル……?」

唯「あなたこそが元々ここに来るべき存在じゃなかった!!!! 還れ!!!」

憂炎を翳し、焼き尽くす。

堕辰子「ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ」

これが私達が聴く最後のサイレンになるだろう。

唯「いっけえええええぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!!」

焔薙ー太を振りかぶり、憂炎を纏って堕辰子を切り裂く────

堕辰子「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

その声もやがて聞こえなくなり、堕辰子はその存在を消滅させた。

終了条件2 達成



780 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:40:49.09 ID:QaUct9MlO

ピキ、ピキ、

冬の水溜まりに張った氷が割れるような音が響く。

唯「空間が…」

その空間を作っていた主がいなくなった為、維持できなくなっているのだろう。

唯「憂! このままどこかに飛ばされても……消えたりしないよね!?」

憂「……」

憂は答えない。

唯「憂っ!!!」

憂「多分……消えちゃうと思う。
  私が今こうやって存在出来ているのはこの空間のおかげだから……」

律「そんな……」

澪「憂ちゃん…」

憂「でもね。私はいつだってお姉ちゃんと一緒にいるよ。
  いつだってそばにいるよ。いつだって、笑いかけてるから」

唯「憂……」

ピキ、ピキ、ピキキ



783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:46:40.79 ID:QaUct9MlO

梓「憂……」

憂「ごめんね梓ちゃん。軽音部……入ってあげられなくて」

梓「ううん。大丈夫。純と一緒になんとかやってくから」

純「うん。梓の面倒は私に任せて!」

梓「逆でしょ!」

憂「うふふ」

梓「ありがとね、純を助けてくれて」

憂「えっ……」

梓「あの時純を外に出してくれたの憂だよね」

憂「……うん」

純「ってことは梓を治してくれたのも憂ってわけだ。 ありがとう、憂」

梓「私たちのこと……唯先輩の中から見守っててね」

憂「うん……っ!」

ピキ、ピキ、ビキ────



784 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:52:51.78 ID:QaUct9MlO

憂「こうして喋れるのも後少しか……残念」

唯「憂……」

憂「お姉ちゃんともっと色々なことしたかったな……」


斎藤「なら、すりゃあいい」

憂「えっ……」

斎藤は自分の心臓を親指でつつきながら言う。

斎藤「俺の命を使え。大丈夫だ。赤い水は入ってない。かすり傷一つないからな」

憂「でも……! そんなことしたらあなたが!!!」

斎藤「俺はいいんだ。もう帰る場所なんてない」

紬「斎藤……」


斎藤「さすがに飽きた……」

斎藤「この命も、紬もそうなった方が喜ぶだろうしな」




785 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:55:29.46 ID:sve0hQcyO

斎藤△



786 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:55:41.42 ID:5/GYMlVj0

さすがに飽きたきたああああああああああああああ!!!!!!!!!!
イケメンすぎる……



787 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:56:06.21 ID:8yg71f0WO

斎藤が犀賀先生っぽくてかっけえ





788 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:56:17.96 ID:QaUct9MlO

斎藤「終わらせて……いや、使ってやってくれ」

憂「でも……」

斎藤「迷ってる時間はないぞ!!!
   そんな荒業出来んのもこの中だけだろう!!! 早くやれっ!!!」

憂「っ……!」




次の瞬間ガラスが割れるような音がし、この世界は終焉を迎えた。




790 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:58:22.13 ID:aBhpynr6O

斎藤さんマジイケメン



791 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:00:15.59 ID:0quw0AApO

斎藤さんかっけええええええええ





792 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:01:03.78 ID:QaUct9MlO

??? ???
???

平沢唯

───────────

真っ白な世界でわたしは、確かに感じ取っていた。
三人の存在を。

唯「ごめんね、待たせて」

───気づくのがおせーよ。全く唯はいっつもそうなんだから

唯「りっちゃん…」

───まあまあ。唯も色々大変だったんだ。許してあげよう。

唯「澪ちゃん…」


───斎藤の命、大事にしてって憂ちゃんに言っといてね。唯ちゃん。

唯「ムギちゃん……」

───私達を、よろしく

最後にそう聴こえた後、わたしの意識はそこから遠ざかった。



798 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:08:40.84 ID:QaUct9MlO

??? ???
???

平沢唯一同

───────────
唯「ん…あれ? ここは……」

見慣れぬ防波堤、そして広がる海。

律「んあ……はっ!!! 桜ヶ丘か!?」

次々とみんな起き出し、辺りを確認する。

澪「みたことない場所だな……」

紬「ええ。どこかの島みたい」

梓「あっ! 憂は!?」

憂「いるよ、梓ちゃん」

梓「憂~っ!」
純「無事だったんだね!」
憂「うん。斎藤さんがわたしに命をくれたの…」

唯「大事にしてねって、ムギちゃんから」
憂「……うん」
紬「?」




799 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:12:29.11 ID:m9vZR3+P0

島・・・



800 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:13:26.01 ID:0quw0AApO

まさか……





801 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:14:08.63 ID:QaUct9MlO

唯「それにしてもここどこだろ~」

律「澪~わかるか?」

澪「全然…」

紬「どこかの資料で見たことがあるんだけど…どこだったかしら」

唯「物知り和ちゃんならきっと!」

和「私も見たことないわね。ごめんなさい」

律「駄目か…」

唯「憂~、ワープとか……」

憂「出来ないよぉ。もう普通の人間なんだから」

唯「じゃあせめてタケコ○ター」

憂「出ないよっ!」

唯「だよね……」

純「まあ帰ることはとりあえず置いといて、泳ぎますかっ!!!」

唯「賛成っ!!!」




802 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:15:21.33 ID:vJlAw4l4O

夜見島とかまじ勘弁



803 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:15:25.58 ID:aBhpynr6O

まて早まるな



804 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:15:42.34 ID:H7TerXR70

おいおいまさかそんな訳無いじゃないかハハハ



808 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:18:27.76 ID:sve0hQcyO

ごくり…





811 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:20:12.99 ID:QaUct9MlO

この先にまたどんな絶望が待っていようと、みんなとならきっと乗り越えられる。

どうあがいても絶望な世界なら、それに対抗しうる希望をぶつけてやればいい。

それでももし、また失敗したら……。

それでも何回も何回でも私達はやり直すだろう。


あの頃や、今を思い出して。


おしまい



818 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:24:33.08 ID:QaUct9MlO

サイレンってゲームだからハッピーエンドにはどうしても出来なかったwwwwww

なんでこんな曖昧な形になった。

最後に唯達がたどり着いた場所は皆さんもご存知の……あの場所です。

それからどうなるのかは読んだ人の想像に任せるってことで!!!!

ご愛読ありがとうございましたっ!!!!




812 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:21:27.65 ID:aBhpynr6O

まさかの俺達の旅はこれからだエンドwww



813 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:21:45.14 ID:atNvlDRoO

ど う 足 掻 い て も 絶 望



815 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:22:18.69 ID:ND+6Z5UW0

絶望という名の希望を忘れるなよ ってコピペ思い出した



816 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:22:30.56 ID:7qPwziBp0

SIREN的にはこれでいいんだろうけどww



817 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:23:50.09 ID:eZji1BPAO

>>814




819 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:25:09.44 ID:92VAf5T/O

面白かったww

SIRENやりたくなった




820 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:25:19.06 ID:sve0hQcyO

>>814
乙www


サイレンってこんな終わりかたなの?



824 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:26:41.66 ID:3sXBXb6KO

>>820
原作はもっと救いが無い。



822 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:25:29.35 ID:nWkDhVoF0

>>818

楽しかったよ



823 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:26:30.68 ID:yDvvyTeR0

乙かれ



825 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:26:54.52 ID:atNvlDRoO

>>818
スッキリしねえな……まさにSIREN
乙!
名作だった!



826 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:27:00.07 ID:KVIj6dnW0

乙!



827 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:27:31.28 ID:0quw0AApO


伏線回収が熱かったな
SIRENやりたくなった



828 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:27:51.15 ID:Bgjp3FAhO

乙!



829 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:28:04.63 ID:aBhpynr6O

>>818
乙、楽しかったわw
この後は唯達が闇人化した阿部寛に会うんですね分かります



830 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:28:45.92 ID:i0haBDSN0


SIREN知らない俺でも面白かった



831 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:29:10.26 ID:13MuTccWO

乙だぜ



832 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:30:32.25 ID:EntcAVCoO

乙!
久々にSIREN起動させたわ



833 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:31:46.88 ID:ioTio8Yr0

まじで乙!
1しかやってないからところどころわからない部分があるのが悔しいぜ
とりあえず夜見島を調べないとな…




834 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:32:10.15 ID:QaUct9MlO

色々ネタばらししていこうか

まず最初に、物語は繋がっていた。
安価で全員生き残ってたらそのまま封印解除→和登場→羽生蛇村になってた。
ちなみにこうなると純は外に出てない。

ちなみにこうならなかった要因は
律の警察官とのバトルで視界ジャックを過信して撃たれて死んだとこ
律が死んだ時点で一貫ルートは消滅、屍人のEND確定。
次の澪の終了条件がなかったのは、律があの後澪を迎えに行き、
二人で海送りを見ることになってたから。



837 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:36:09.74 ID:QaUct9MlO

ちなみにスポーツコーナーで木のバットを選ぶと
その後工具コーナーに行くイベントを予定してて
序盤からエクスカリバットを入手出来てた。

梓が純に助けられたところで終了条件達成?となってたのは
倒したのが純と言うことと生き残りルートが消えてる為につけてみた
後もう一個のやつも似た理由。

屍人END辺の安価の伏線はそんなもんかな?



841 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:42:00.17 ID:0quw0AApO

すごくいろいろ考えてあったんだな
律が卓球ラケット選んでたらやっぱりすぐ死んでた?





848 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:50:11.30 ID:QaUct9MlO

>>841
ラケットは一番最初にこの今まで書いてきたルートを一発で発動させる即死選択wwwwww
誰か死ぬ=屍人ENDなわけだから



840 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:41:57.62 ID:QaUct9MlO

封印辺は一人一つの封印を解くのが前提だった。
序盤で紬、澪が死んでしまった為に律、唯が全部解きにいった。

赤い川に入った時3回以上長引かせると
律が半屍人化して封印解除ならず→最後で焔薙ー太に光が宿らず全滅、ループBADENDってのも考えてた。

ちなみに喫茶SDKの店長は須田恭也
さすがにこれは気づかなかったかな?

パラレルワールド的な扱いなんで本当に実在してるかは不明




843 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:45:25.99 ID:atNvlDRoO

気付かないわけないだろw



862 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:14:35.60 ID:9j2NKBuP0

>>840
見た目永遠の十六歳がスタンドと一緒に喫茶店やってたのか……





846 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:47:52.09 ID:QaUct9MlO

ジェノサイドENDはゲーム的に通らないと新エンドが見れない為
もし4人とも生きていても発動してた。
(その時は他のみんなが屍人を倒す描写が付け加えられてた)

ちなみに封印解除編で律が死んだのは紬が死んだから。
紬が生きていると怪力屍人にならず二人は生還。
澪は自力だけど神安価で生還しかけたけど詞を読んじゃったから死亡

ちなみに三人が屍人になったのに戻り、梓が戻らなかったのは
三人→憂、堕辰子が造り出したものだから
梓→現代の生きている人間だから何の要因もなしじゃ戻せない
だから梓だけが羽根屍人のままだった。



853 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:55:50.24 ID:QaUct9MlO

最後の羽生蛇村編の安価はあんまり物語とは関係なかった。
和の選択で桜ヶ丘に行く、ならその日中にヒントを得て
純に心の傷が残らなかったってぐらいですかね。

元々斎藤の設定で異界の時間概念と外は違うって感じでやってたんで
1ヶ月伸ばしてみました。すぐ桜ヶ丘に入れても違和感あるし。
電話をかけたのは憂、両方の世界の架け橋になって鳴らした。

まあ大体憂がやってくれましたよ。




854 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:56:07.59 ID:tZ7/kGkj0

乙!

予定していた中で一番ハッピーに近いのって今回のこのエンド?





856 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:01:00.89 ID:QaUct9MlO

>>854
憂を堕辰子だと知らないで殺して普通の生活に戻るっていう
トゥルーENDも考えてたけどどっちが幸せなのかは読む人次第ですねー



861 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:11:28.26 ID:QaUct9MlO

唯達が視界ジャックが使えたのは羽生蛇村出身だから

唯には異界ジャック、紬には過去視、律にはNTの視界ジャックを持たせてみた。
異界ジャックは異界から来たもの、宇理炎とか封印の場所とかがわかる能力って設定。
ちなみに封印解除編で唯は死ない(既にSDK化してる為)

憂は唯達の世界を作ったって言ってたけど実際はそうじゃなくて
ただ異界から唯達を出した時間が27年後ってだけで
桜ヶ丘は堕辰子が作ったものじゃなく実際に存在する世界。

つまり羽生蛇村の唯と桜ヶ丘の唯は
別々の平行世界にいて異界を通して一緒になってしまったってわけですね。



863 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:16:08.17 ID:QaUct9MlO

羽生蛇村の唯達が異界に飲み込まれる。

斎藤が後を追い紬を助けにいく。

唯達は負けて27年後の世界に飛ばされる

そこでまた異界に飲み込まれる

今回の騒動って思ってもらったら簡単かな


今更色々説明したところでどうなるって話でもないしここまでにしときましょう

これを見てけいおん、SIREN両方に興味を持ってくれたら嬉しい限りです!

あ~これあのSSにあったセリフだわwwwwwwとかたまに思い浮かべやってください




864 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:17:13.67 ID:atNvlDRoO

つまりさわちゃんが余計なことしなければ
みんなそのまま何も知らず幸せでいれたってこと?





867 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:21:35.21 ID:QaUct9MlO

>>864
ぶっちゃけそうなりますね
しかし紬が言った通り元を正せばそれは堕辰子が来たせいなので全部さわ子が悪いってわけでもないと思う





850 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:52:54.54 ID:IyTSTUBb0

いやはやどうなるかと思ってたけど楽しかったよ




852 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:55:46.64 ID:nosSZGy/O

激しくおつ


さてほったらかしにしてたSIRENやるか



872 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:29:16.94 ID:XS8wt+tDO

乙! 映画版サイレンもハッピーじゃなかったな



878 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:34:29.39 ID:NDkOAakO0

よくわからんかったが乙



887 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:54:08.76 ID:YD7PqEd5O

今やっと読み終わった
乙!ほんとに面白かったよ



903 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:45:26.25 ID:9RSOYr2uQ





914 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 21:56:59.76 ID:aK+bzrluO

面白かった乙!



917 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 23:20:54.54 ID:AAXNsKak0

乙!
久しぶりにCMとか見たがやっぱSIRENはいいなあ
『怖さ』というものをわかってらっしゃる
まあ無印しかやってませんが



918 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 23:41:04.34 ID:lwzOtlvnO

追い付いた。
すっごい楽しかった!



921 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 01:05:49.41 ID:/mCISlZW0

まだ残ってたのかww
面白かった




930 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 02:56:37.69 ID:yKLraAVnO

最高さ

あらためて乙



931 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 03:34:51.42 ID:e4pE+bTCO

最高だった





953 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:19:33.46 ID:vHM1SVVHO

ここまで来たら1000まで行って終わらせたいな

憂が堕辰子だとわからないまま堕辰子を倒してしまった後の話でも書こうか



957 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:39:24.62 ID:vHM1SVVHO

唯「これで全部買えたかな」

手に下げた白いビニール袋にはスーパーで買った材料が顔を覗かせている。

寒い冬空、思い出すのはあの時のこと。


私達があの絶望から脱出してから、3ヶ月が経った。
学園祭をこなし、受験をこなし、後4ヶ月もすればわたしは晴れて大学生だ。

結局大学はみんな別々の場所に行くこととなった。

大学に行っても仲間でいよう、そんなありきたりな言葉を言った気がする…。



960 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:47:02.73 ID:vHM1SVVHO

唯「あ……雪だ」

辛辣と降り注ぐ白く小さな塊。

唯「早く帰らないと……よいしょ、よいしょ……」

重たいビニール袋を一生懸命に抱え、帰路につく。

通いなれた道、それを通るのももう後何回だろうか。

後学校へ行くのはもう卒業式ぐらいだろう。

唯「早く帰ってお鍋で暖まろう……」



961 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:50:32.49 ID:vHM1SVVHO

何かが足りなかった。
みんなも無事に戻って来れた。

学園祭も無事に終わり、受験も全員無事にクリアした。

何も悲しいことなんてない。あの絶望から生き延び、

こんなにも幸せな毎日に舌鼓をうってもいい筈なのに……。

唯「うっ……う……」

涙が出た。

時々こうして堪らなく寂しい気持ちに襲われる。
とてつもなく大事なものを置いてきた気がする。
わたしという存在がそれを忘れていたのだとしても……。



963 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:54:04.52 ID:vHM1SVVHO

ピンク色の長めのマフラーは虚しく垂れ下がっている。
二人引っ付けば仲良く巻いていけそうな、それくらいの長さ。
でも、わたしにそんな相手はいない。

唯「いない……んだよね」

ようやく家にたどり着いたわたしは雪をはらって中に入った。

唯「ただいま……」

誰もいないのだからこんなものを言う必要もないのだけれど、何故か習慣づいている。
鍋の材料を机に置くと、必要なものだけ取り出そうとした。



964 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:58:26.29 ID:vHM1SVVHO

唯「あれ……」

多い、明らかに一人分じゃなかった。

唯「ちょっと買いすぎちゃったかな……?」

余分な材料を冷蔵庫に押し込めると晩御飯の用意に取りかかる。

唯「作り方は……」

わからない。

唯「……」

なのにどうしてこんなものを二人分も買って来たんだろう。頭がどうかしてるとしか思えない。

唯「…………」

残りを黙って冷蔵庫につめた後、わたしはまた寒空の下に出ていった。



965 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:01:34.89 ID:vHM1SVVHO

唯「」もぐもぐ……

コンビニで買ってきたお弁当を適当に胃に流し込む。
特別美味しいとも思えない。ただ生きるためだけに食べている。

唯「……まただ……わたし……泣き虫だなぁ……」

リビングの床にお行儀よく体操座りしながら涙を堪える。

唯「っ……うあ……なんで……」

わからない。この悲しみがなんで生まれてくるのかもわからない。



966 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:05:07.58 ID:vHM1SVVHO

唯「……あれ?」

いぶかしげにカレンダーに近づいて見る。

今日は2月22日、そこに何故かあかぺんのはなまるが彩っていた。

わたしはそれを読み上げる、


唯「ういの……誕生日……?」

誰だろう。親戚にそんな子でもいただろうか。友達にもそんな名前は聞き覚えがない。

でも……何故か懐かしい。

憂という響きが……。

とても……暖かい



967 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:09:34.42 ID:vHM1SVVHO

唯「…………」

それでも、やっぱり何も思い出せない。

2月22日、わたしにとってはただの平日。

ビリッ─────

これが悲しくなる元凶だ、とでも思ったのか
わたしはその2月のカレンダーを破り捨て、一足先に3月に移動させてやる。

唯「…………お風呂入ろ」

食べたコンビニの容器をゴミ箱に捨てると、
わたしはまた一日を生きるための生活に戻って行った。





969 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:11:39.23 ID:vHM1SVVHO

憂の誕生日が2月だったんで利用した方がいいかなと思い変えてみました。

堕辰子だった憂が死んで記憶から消え去った後の物語ですね。

憂が自分がいなくなって唯が寂しい思いをしないように

ギリギリのところで記憶を消したって解釈です

さて、後30ほどKSKしますか



1001 :1001:Over 1000 Thread





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唯「サイレンが鳴ってる・・・」#5
[ 2010/10/19 01:48 ] ホラー | SIREN | CM(0)

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