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唯「バイハザ!」#3 【クロス】


http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1246891700/

唯「バイハザ!」#index




711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:03:55.42 ID:x9RgQg/fO

それからもハンターやゾンビを蹴散らしつつようやく電気室に辿りつく。
律「思ってたより近くて良かった…」

紬「当たり前でしょ!」

澪「それでも1kmはあったんじゃないか…?」

唯「りっちゃんこれ治して~」

憂「……っ」

律「とりあえずブレーカー上げてからだ。」

配電盤にある一際大きいレバーを上げる

ウゥイーン

電気が復活し闇に慣れている目が痛む

律「電気ってすっばらしぃ~」

澪「全くだな」

万事解決し、戻ろうとした、しかし、

唯「憂!ういぃ!」

憂「うぅ……」





714 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:04:50.98 ID:x9RgQg/fO

腕を抑えつけたまま踞っている憂。

紬「憂ちゃん、腕を見せて」

憂「……」

何も答えない憂。
紬は無理やり腕を見ようとする

憂「ゃめて……やめてよ!触らないで!」

唯「憂?!」

憂「ごめんね…お姉ちゃん…私…言い出せなくてぇ…」

唯「うい…腕、見せて」

憂「……。」

唯がそっと憂の手を取り長袖を捲ると

澪「ぐっ…」

律「憂ちゃん…」

憂の左腕は酷く化膿しボロボロになっていた。
それは、上へ上へと進行しており今では肩の辺りまで至っている

唯「ういいぃ……」



724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:15:26.45 ID:x9RgQg/fO

憂「私がゾンビになったらさっきの人達みたいに殺すんだよね?」

唯「……」

憂「何か言ってよ……言ってよ…」

紬「……。」

紬はポシェットから救急スプレーと包帯を取り出す

紬「ちょっと染みるけど我慢してね…」

シューッ

憂「うっ……」

慣れた手つきで憂の腕に包帯を巻き付ける

憂「こんなことしたって一緒だよ……その内体全身がこうなって…」

唯「ありがとうむぎちゃん。憂、痛くない?」

憂「えっ…」

澪「憂ちゃんを撃つなんてこと…しない。したくない」

律「全くだ」



726 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:16:50.63 ID:x9RgQg/fO

憂「でも…私がゾンビになっちゃったら…」

唯「させない…そんなこと」

憂「でもっ!」

唯「言わないでよそんなこと!憂は私が守るの!だから……言わないで……。」

唯はそっと泣きながら憂を抱きしめる。

憂「お姉ちゃん…お姉ちゃぁん……」

律「むぎ、治す方法…あるよな?この無駄に広い家なら」

紬「……」

澪「……」

私達は、それ以上憂に何も言えなかった



730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:25:45.54 ID:x9RgQg/fO

私達は電気室の近くにある部屋でずっと佇んでいる。

唯はずっと憂ちゃんの傍でただ痛がるのを見ていることしか出来ないでいた

澪はぐったりした様子でソファーに腰かけている。
私はと言うと唯がジャムらせたアーミーの修理だ。
もう何時間たったろうか…まだ雷は止んでいないからSTARSが来ることはないだろう

唯「ねぇ…みんな」

律「ん?」

唯「みんな…一緒に……」

澪「唯……」

唯「死のう?」

紬「唯ちゃん……」

唯「私にはもう無理だよ…このままゾンビになる憂を見るのも…それを殺して生きるのも」



736 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:31:44.03 ID:x9RgQg/fO

澪「だから死のうって!それは間違って…」

唯「憂とはね…ずっと一緒だったの。
  うちはお母さんやお父さんが良く出掛けたり単身赴任するから
  家で二人のことが多かったの。一緒に泣いたり笑ったり…アイス食べたり…」

憂「はあ…はあっ…」

唯が憂の汗を拭く。

唯「憂のこと…誰よりも大好きだからぁ…。」

溢れ落ちる涙も無視して喋り続ける

唯「ういが…死んじゃう゛なん゛て……やだよぉ…」

何で神様はこんなにも中睦まじい姉妹にこんな過酷なことを強いるのだろう…。



748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:37:23.68 ID:x9RgQg/fO

澪「うっぅ……ごめん…ごめんなぁ……」

澪も何も出来ない無力さからか泣くことしか出来ない。

律「……」
紬「……」

どうしよもうもないのだろうか……本当に。
出口が見えない袋小路に迷い込んだようだった。

このままただ時間が経ち彼女がゾンビになるのを待つしかないのか……そしてそのゾンビになった憂を…

みんながそれしか頭に浮かばなくなっていた。

でも、神は、この姉妹をただ見捨てる様な真似はしなかった




「らしくないわね、あなたたちがこんなお通夜みたいな空気出すなんて」




751 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:38:16.08 ID:YoW8IDoI0

この声は……



752 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:38:20.84 ID:SPrssUyc0

!!!



753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:38:42.32 ID:61eoLSezO

まさか!





776 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:49:29.08 ID:x9RgQg/fO

まさか…でもこの声は!

唯「和ちゃん!!?」

和「久しぶりね唯。それにみんな。話は聞かせてもらったわ。」

そこにいるのは間違いなく和で、それが女神に見えたのは気のせいではないだろう

澪「和!!!やっぱり無事だったんだな!」

和「えぇ、何とかね。色々してたらここへ来るのが時間がかかったわ」

律「来て早速で悪いんだけど憂のこと見てやってくれないか?
  和なら何か治し方がわかるかもしれない」

和「わかったわ」

紬「……なんで…」



785 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 00:53:31.11 ID:x9RgQg/fO

和「……。化膿しているのはとりあえず腕だけね……。腕を切り落とせばとりあえずは生きられるわ」

唯「えぇぇぇ?!」

和「死ぬのとどっちがましよ?」

律「そりゃそうだが…さすが和だな…大胆と言うか何と言うか」

澪「あわわわわ」

和「冗談よ。男ならともかく女の子を腕を切り落として生きさせるなんて酷いやり方しないわ。
  大丈夫よ、このウイルス、Tウイルスのワクチンはあるわ。それもこの家にね」

唯「本当に?!」

和「そうよね?紬。いえ、アンブレラの社長令嬢の琴吹紬…と言った方がいいかしら」



810 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:02:14.37 ID:x9RgQg/fO

澪「それってどう言う…」

和「このTウイルスはね、作られたウイルスなの。通常では出来えないウイルス。
  それを撒き散らし人間への感染率、時間を調べてるの。前3件も全てアンブレラの仕業よ」

律「ちょっと待ってくれよ!じゃあこの街がこんな状況になったのも
  アンブレラがそのウイルスを撒いたせいってことか?で…その社長はむぎのお父さん…」

紬「ギリッ……」

和「えぇ。だから必ずワクチンがあるわ。
  律と澪はそれを探しに行って。唯は憂ちゃんの看病ね。私は彼女に話があるから」



813 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:03:50.41 ID:x9RgQg/fO

律「わ、わかった…。状況はあまり良くわからないが…むぎが悪いってわけじゃないんだよな…?」

和「それを今から聞くのよ」

澪「……律、行こう。憂ちゃんが心配だ。早くワクチンを見つけないと」

律「あぁ……」

急いで部屋を出ようとする二人に紬は言った
紬「多分研究室にあるわ……。さっき通って来たところにあるから……」

律「……ありがとうむぎ」

タッタッタ

和「部屋、変えようかむぎ」

紬「……えぇ」



820 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:12:37.28 ID:x9RgQg/fO

和「わかるわあなたの気持ち。言えなかったんでしょ?
  みんなに知られて嫌われるのが怖かったんでしょ?」

紬「なんで…知ってるの?」

和「ここのパソコンのデータベースをそのままにしとくのはまずかったわね。
  まあ学校内であなたが何かやってたのはわかってたけどね。
  下駄箱の前の門閉めたりしたのもあなたでしょ?」

紬「ち、違うわ!」

和「そ…まあいいわ。肝心なのはあなたが敵か味方かってことだけよ。
  さっきの話を聞くまでは味方だと思ってたのにね」



821 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:13:42.98 ID:x9RgQg/fO

和「憂ちゃんがあんな状態になってるのにワクチンのことを告げないなんて…。
  確かにあなたの親がやってたことは許されることじゃないわ、
  だからってあなたまで加担して…友達を苦しめて楽しいの?!」

紬「……」

和「唯がどんな思いでみんな死のうって言った気持ち……わかるの?!
  あの唯が…死のうなんて……6年間一緒にいて一回も聞いたことなかった……」

紬「……」

和「何か…何か言いなさいよ!」

紬「言いたいことはそれだけかしら?」



832 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:26:59.94 ID:x9RgQg/fO

和「なっ……」

紬「確かに私はお父様がやっていることも知っていて…
  この街が対象になったことも知っていたわ。だから…殺したのよ」

和「えっ」

紬「唯ちゃんは一生懸命埋葬するのを手伝ってくれて…凄い嬉しかった。
  澪ちゃんもりっちゃんも梓ちゃんも…大好きだった。」

和「少なくとも梓はどうかしら?あの大男、確かT002型、タイラントとか言ったっけ。
  あれ仕向けたのはあなたでしょ?ご丁寧に殺さないようにまで設定して」

紬「本当なんでもお見通しなんだね…のどか」



834 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:30:01.33 ID:x9RgQg/fO

和「この後のあなたの筋書きは?この屋敷の爆発かしら?ふふ、ありがちね」
紬「違うわ。私の目標は…」
ボゴォォォォン!

隣の壁が粉砕されそこからタイラントが現れる

和「くっ…追って来たのね…」

紬「……」

タッタッタッ

和「待ちなさい!紬!」
「ウォォォ!」

ブンッブンッ!

和「遅いのよあんたは…」
腰にある刀を抜きタイラントの拳を掻い潜りながら足を切りつける
タイラント「ウゴォォォワァ!」

巨体が倒れこむ。
和はタイラントの足の腱を切ったのだ

学校でもこの方法で逃げ延びた

和「再生するまで10分ってとこか。唯と憂を連れて逃げないと…。紬…」
紬が逃げた方を見て和は呟く
和「逃げたって…現実は変えられないわよ…むぎ」




842 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:33:04.98 ID:oM30E4XdO

和テラカッコヨスwwwww



844 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:33:13.72 ID:8kRRGJAQ0

わは現在間違いなく最強の女子高生



846 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:33:59.77 ID:ujDHEq520

和マジかっけえwww
結婚してください





856 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:41:30.33 ID:x9RgQg/fO

その頃研究室────
律「澪~あったか~?」

澪「色々ありすぎてわからないな…。Tウイルスとか言ってたからそう書いてるワクチンを探そう」

律「あぁ。……なあ…さっきの話どう思う?」

澪「むぎがどうこうってやつ?」

律「あぁ。」

澪「…親は…親だよ。むぎには関係ないと思う。だから私はこれからもむぎは友達だと思ってるよ」

律「澪……。私が男だったらこの場で強姦だね強姦。それくらい可愛らしいわ」

澪「女で良かった…(でも律みたいな彼氏なら…理想なんじゃ…)」

律「あ!あった!これだ!Tウイルスワクチンって書いてる!」

澪「これで憂ちゃんが…助かる!早く戻ろう」



861 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:43:16.15 ID:x9RgQg/fO

埋まるのが早いな…これだと多分完結前に埋まっちゃう

モニター室──────

はあ…はあ…はあ…、
全部バレちゃった…何もかも。

紬「うふふ…あっはっは……私はただ……みんなを守りたかっただけなのに…どうして…こんな…」

モニター画面をオンにする。
すると様々な部屋に仕掛けている監視カメラと直結して様子が手に取るようにわかる

WL(ウェスカールーム)、いや今はTL(紬ルーム)か

中心にある椅子に腰かけモニターを眺める

紬「ふふ、りっちゃんったらあんなにはしゃいで可愛らしい」

紬はそのまま画面を見るのに没頭し始めた



871 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 01:55:07.72 ID:x9RgQg/fO

和「唯、憂をおんぶして律達と合流するわよ」

唯「ほえ?」

和「あの巨人がそこまで来てるの。今は動けないけどしばらくすればここへも来るわ」

唯「あずにゃんを殺した…やつが……」

カチャッ

唯「わああ復讐だ復讐だ!」

和「落ち着きなさい…。て言うか物騒なもの持ってるわね。似合わないわよ」

唯「でもあずにゃんがぁ…」

和「梓は生きてるわ、心配しないで。今は知り合いに保護してもらってるから」

唯「ほんとに……?やったぁ!!もう和ちゃんは天使だよ!ちゅ~しよちゅ~」

和「こ、こら!それより早く移動を」



875 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:00:49.73 ID:x9RgQg/fO

憂を唯がおんぶしながら研究室を目指す。

グシャっ!ザンッ!

「ギャアアアア」

「ギャイ…」

和「ほんと邪魔ねこの緑のやつ」

唯「でもこの街に生き残りなんかいないんじゃ……」

和「それは思い込みよ唯。私がここへ来る間三人は見たわ」

唯「嘘っ!?」

和「その一人が知り合いだったから梓を任せたのよ。」

唯「そうなんだぁ~。やっぱりのどかちゃんは約束破らないね!」

和「当たり前じゃない。親友との約束を破るほど落ちぶれないわよ。あ、いたいた」

律「お~い!あったど~!」



885 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:06:44.94 ID:x9RgQg/fO

和「注射器は?」

律「???あ~忘れた~」

和「澪」

澪「はいこれ」

律「酷いっ!私の演出が!」

トントン…ピュッピュッ

和「憂…少し痛むかもしれないけど我慢してね」
チクッ
憂「うっ……」

チュゥゥ……

和「よし、これで大丈夫なはずよ。」

唯「良かったぁ!」

澪「ほんとに良かったな!唯!和もありがとう!」

律「いや~しかしめでたいな」

和「そう言えばあなたたちS.T.A.R.S.に連絡したのよね?
  履歴が残ってたからすぐわかったわ。いつ頃来てくれるって?」



888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:11:32.79 ID:x9RgQg/fO

澪「それが…雷がやまないと来てくれないらしいんだ」

律「でもさ澪…、雷の音、しなくない?」

澪「そう言えば…」

和「あなたたちがあそこで呆けてる間に収まったわよ。風も雨もね」

律「こんなに上手くいっていいのだろうか…。和、君はまるで大富豪のジョーカーだよ…」

和「微妙な例えありがとう。でも…」

ドスン…ドスン…

「ウォォォィ!」

和「全て上手く行くとは限らないわね…人生。」

律「あいつか…」

澪「梓の敵…討とうみんな!」

唯「澪ちゃんあずにゃん生きてるってさ!」



893 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:20:42.70 ID:x9RgQg/fO

澪「ほんと…に?」

和「ほんとほんとよ。」

律「良かったぁ…良かったよぉ…」

和「ちょっと、二人とも泣くのは後にしなさい」

ドゴォォォン!

「ヌォォォォォ」

和「私がこけにしたせいか大分お怒りね。唯は憂を担ぎながら後方支援よろしく」

澪「やる気出てきた…!」
ガチャリ

律「全くもってな!」
ガチャン

和「何?軽音部って重火器部になったの?」

律「じゅうかき!ってなるかい!」

和「でもいいもの持ってるじゃない二人とも。これなら行けるわ、やるわよ!律、澪」



896 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:23:29.29 ID:x9RgQg/fO

大広間でついに

激突─────!

和「私が足の腱を絶つからあなたたちは崩れ落ちたところを狙って!」

澪「わかった!」
律「了解!でも一人で突っ込んで大丈…」

「ウォォォ!」

ブン!ブン!

サッサッ

和「さすがにそう簡単に足は狙わせてくれないわね…学習したのね」

律「なっ……、あのパンチを意図も簡単に避けてる…」

澪「私と離れた間に何があったんだろう…」

律「まあいい!澪!援護するぞ!」

澪「うん!」

律と澪は左右同時に走り出した



901 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:37:20.69 ID:x9RgQg/fO

澪「和、下がって!」

和「」コクリ

律「くらえぇい!」
パァン!パァン!
澪「いけぇ!」
ドフゥン!ドフゥン!

「グォォォォォ!」

和「利いてるわ!」

澪「まだまだぁ!」
イーグルを投げ捨てショットガンをリロード、リコイルも考えずにぶっぱなす!

律「こっちはマシンガンだ!」

バババババババ

和「いまだっ」

和が潜り込む瞬間二人は銃撃をやめる
カシュンッ
ザンッ!
「ノォォォォ!」
巨人が地面に沈む
律「今だ。口に手榴弾詰め込んで奥歯ガタガタ言わせたろかい!」
そういいながら意気揚々に近づいた律



903 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:39:00.38 ID:x9RgQg/fO

「グォォォォォォオオオ!」

和「立ち上がった?!まさか!間違いなく腱は切ったはず!立てるわけない!」

澪「律!危ない!」

ブゥン!

律「えっ……」

ドゴォッ

タイラントの拳は律の腹部に直撃し……その勢いで5m先に飛ばされ転がって行く……

澪「りつぅぅ!!」

和「はあああああ!」

和が走り込み律が持っていた手榴弾を拾い突っ込む

ピンッ…
手榴弾の栓を抜く和
ウォォォ!!!」
ブゥン!
サッ……
和「殴る時に毎回叫ぶクセ、学習した方がいいわよ」
口に手榴弾を詰め込み更に足の腱を再度切る



905 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:43:06.48 ID:x9RgQg/fO

和「みんな伏せて!」
地面に倒れ込む瞬間─────

ゴォォォ

轟音と共に手榴弾が爆発する。

和「やったか……」

タイラントの頭は吹っ飛び全く身動きしていない。どうやら倒したようだ

澪「律!」
澪が慌てて律の元へ駆け寄る。
横向きになったまま動けない……まさか…そんな……
せっかくみんな生きてて…良かったって言ってたじゃない

澪「律!」

ぐてん…

澪がゆすったことにより仰向けになった律は、

息をしていなかった…




906 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:44:20.79 ID:7tEPJlWTO

りっちゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ



907 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:44:23.43 ID:Y/xPcWQvO

ぎゃあああああ





913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:51:53.44 ID:x9RgQg/fO

澪「嘘…だろ?冗談だよな…律」

和「……」

唯「りっちゃん……?」
離れたところで見ていた唯も異変に気づき駆け寄ってくる

澪「何でだよ…なんでっ……」

律「ピクッ……」

澪「死ぬなんて…許さないんだから…律…りつぅ…」

律「……。」

ガバッ!
いきなり律が立ち上がった

澪「うわっ!」

上のシャツをめくりお腹部分を露出……と思いきやそこにあったのは黒い頑丈そうな…そう、それは

澪「防弾…チョッキ…?」

律「セーフなーのだー!!!」



920 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:57:50.58 ID:x9RgQg/fO

律「やーいやーい澪引っかかってやんの!息止めてただけだよん♪」

澪「ばかぁ!バカバカバカ!」

律「ちょ、折れてはいるんだから優しく、優しくしてぇ」

和「ともかく最大の恐怖は去ったわけだし。
  衛生電話のところまで戻ってS.T.A.R.S.に連絡しましょう」

律「らじゃっ!澪~肩貸して~」

澪「自分で歩け」

律「和~肩貸して~」
和「仕方ないわね…」

律「ありがと。和の体って柔らかいな。」

和「なによ急に」

澪「」イライラ

律「いやぁ…別に~。和~っていいなってさ」

澪「わかったよ肩貸すよ!」



921 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 02:59:55.14 ID:x9RgQg/fO

律「ほんとに?ついでに胸も…」

澪「てい」

律「ノォォォォそこはらめぇ…骨がきしむ…」

唯「ふふっ」


爆撃まで後4時間をきっていた──────



932 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 03:20:04.22 ID:x9RgQg/fO

律「エントランスホール…懐かしいなぁ!」
パァン!パァン!

澪「ほんと何年ぶりかに帰ってきたみたいだよな」
ドフゥン!ドフゥン!

ザクッ!ブシュッ!

和「ほんとに邪魔ねこの緑のやつ」

ハンターの死体がごろごろする中を上に上がり玄関近くにある衛生電話を取る

和「澪、あなたがかけて。この二回の電話も多分あなたでしょ?」

澪「よくわかったな和。うん、わかった」

受話器を受け取りSTARS日本支部へかける

プルルル…プルルル

俺B「はいもしもし」
澪「あ、あの。脱出の件で電話したんですが」



934 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 03:24:15.02 ID:x9RgQg/fO

俺B「あぁ、それならちょっと前に出ましたよ。後3時間もかからないと思います」

澪「本当ですか?!良かった…。あの、俺さんは…」

俺B「あいつはそっちに向かってるメンバーの一人だと思いますが…何か?」

澪「い、いえ」

俺B「ではまた。無事脱出出来ることを心から祈っていますよ」

澪「ありがとうございます」

ガチャン

澪「(落ち着いた人だったな~あ~言う男の人は頼りになるしかっこいいよな。ふふ)」

S.T.A.R.S.日本支部
男B「ふぅ…、誰もいないからって抜くのはよくなかったかな。ふぅ」




937 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 03:29:08.64 ID:XWQ63Dh30

男B抜くなwwwww





939 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 03:31:31.99 ID:x9RgQg/fO

澪「もうこっちに向かってるってさ!」

和「これで一安心ね」

律「終わったな…。」

唯「いえ、まだ始まったばかりだよ、りっちゃん」

律「そうだな…」

澪「さて、残り時間どうするかだな。そう言えばむぎは?」

和「さあ…どこかに用事があるとか言ってたけど」

律「とりあえず外出てみないか?雨も弱くなってるみたいだしさ」

ガチャン

律「あれ?開かない…」

澪「ん?」

律「いや…ドアが開かないんだ。それに鍵らしきものもな…」

和「まさか…」



940 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 03:33:04.69 ID:x9RgQg/fO

紬「まさかタイラントまで倒すなんてね…凄いわみんな。」

ピー、ピー、ピー

紬「これでいいのよね……お父さん」

ピッ

ビーッビーッビーッ

紬「さよなら……軽音部…さよなら……大好きだった人達」




941 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 03:33:25.74 ID:O1MmXhGgO

脱出せよ!!



942 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 03:34:44.20 ID:74Krzgq80

CAUTION!CAUTION!!





943 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 03:35:40.34 ID:x9RgQg/fO

「起爆スイッチが、作動されました」

律「なんだっ!?」

「この爆破プログラムは、解除出来ません。今から2時間後に、爆破されます。関
 係者及び労働者は、ただちに避難してください」

オールヒロユキーイモウトサトコー

和「それがあんたの答えってわけね…紬」

澪「どうゆうこと?!」

和「今から二時間後にここが爆破されるの。恐らくむぎのお父さんが最後の手段として置いておいたのね…」

律「でも二時間なんて楽勝じゃ…」

和「無駄よ、ドアはほとんどオートロックされているわ。ただ一部をのぞいてね」

そう…まだむぎがあなたたちのことを思っているのなら…むぎのいる道は残されてるはずよ



948 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 03:49:18.08 ID:x9RgQg/fO

みんなは手分けして開くドアを探しそこに入ってはまた開くドアを探すの繰り返し
それを10回ほど繰り返し……

ウィーン、ウィーン

和「やっぱりね…。ずいぶんと可愛い真似するのね。屋敷を爆破しようとする人がさ」

律「むぎ……」
澪「むぎ…」
唯「むぎちゃん…」

紬「ごめんね…三人とも。私はこう言う人なの…人殺しの家系なのよ」

澪「違う!親は関係ないだろう?!むぎはむぎじゃないか!それを負い目に感じることはないんだよ!」

紬「ありがとう澪ちゃん。澪ちゃんはいつも優しくて…
  でもしっかりしてて、軽音部にはなくてはならない存在よ。」

澪「むぎ……」



951 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 03:50:38.13 ID:x9RgQg/fO

唯「お父さんのこと嫌いなの?でも私と一緒にした時は…
  あんなに嬉しそうに話してくれてたよね…お父さんのこと」

紬「唯ちゃん…。あなたはほんとに思い遣りがあって…
  でもどこか抜けてて、でもそれがたまらなく可愛かった。
  お父さんをね、殺したのは私なの。斎藤はただ死体を貪ってただけよ…」

唯「なんで…」

紬「昔はうちはそんなにお金はなかったわ。でも幸せだった。
  中小企業の社長で十分だって、お母さんもそう言ってた。
  けど6年前くらいにアンブレラ日本支部社長の話が来て…内容を知りながらも父は引き受けたわ」

そんな父が許せなかった。お金何かいらなかった!それよりも欲しいものは沢山あったのに!



961 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:01:13.02 ID:x9RgQg/fO

唯「だからお父さんを?」

紬「えぇ…。昨日の朝、…殺したわ」

唯「そう…」

紬「私知ってたの…この計画のことも何もかも!でも黙ってた…言えば私の居場所はなくなるから…!」

和「でも捨てきれなかったんでしょ?彼女達を」

澪「どう言う…」

和「そもそも考えてもみなさい。他の人達はほぼ空気感染だけでゾンビ化してる。
  更に私達はその発信源の学校へいたのよ?それなのに発症しなかった。理由はただ一つよ。
  多分だけど…あのむぎが作って来たレモンレフォン、あれに抗対Tウイルスを混ぜてたのよ」



962 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:02:13.13 ID:x9RgQg/fO

律「!」
澪「?!」
唯「?」

紬「そうよ…。その通りよ和ちゃん。じゃあ何であなたは発症してないのかしら?」

和「あの時私も食べたからね。それが幸いしたわ」

紬「そう…。無駄話はそろそろ終わりにしましょう。残り1時間少々もすればここは爆破される。
  あなたたちは逃げなさい。ここから屋上のヘリポートへ行けるわ」

唯「むぎちゃんは…?」
紬「私はこの屋敷を看取る義務があるの…
  それにもうどんな顔をして生きればいいのかわからないもの。私には…誰もいないのよ」



975 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:11:56.36 ID:x9RgQg/fO

律「ライブしようって!約束したろ!?」

紬「りっちゃん。
  みんなのムードメーカーでいつもみんなを笑わせてくれて…
  でも誰よりみんなを大切にしてる。
  今回のことでもしりっちゃんがいなかったら
  澪ちゃんも唯ちゃんも諦めていたわ。ライブ…やりたかったな…」

律「出来るよ!まだやり直せるんだ!私達は!」

手を伸ばす

律「これからやり直そう…むぎ。また、軽音部を」

紬「ありがとう…りっちゃん。その言葉だけで十分よ」

律「よくないよ…むぎ、」

紬「今まで楽しかったよ。ありがとう」



976 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:14:09.26 ID:x9RgQg/fO

律「軽音部のメンバーは誰一人かけちゃダメなんだよ…。
  むぎがいなくなったらキーボードがいなくなるじゃないか…」

紬「他の人をあてればいいわ」

律「他の人じゃダメなんだ…」

紬「でも私はもう生きたくないの…わかって…りっちゃん」

律「違う……!」

紬「え…?」

律「むぎ……自分自身じゃない!私の…私の為に生きろって言ってんだよ!頼むよ…むぎ」

紬「……私に…家族はいなくても親友はいたのね…。ありがとう、みんな」



986 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:25:30.32 ID:x9RgQg/fO

紬「残り1時間をきったわ。さあ、行きなさい。
  STARSのヘリも確認出来てるわ。後45分もすればつくと思う」

澪「むぎ……」

紬「行って……早く」
唯「むぎちゃ(ry」

紬「早く!!」
カチャッ
ベレッタを構える紬、その姿を見ていた和が切り出す

和「行きましょう。ここにみんないたら無駄死によ。」

律「でもっ!」

和「仲間に銃を向けた時点で…彼女は仲間として失格よ。
  みんなが行かないなら先に行ってるわよ。雑魚も掃除しておかないといけないしね」

タッタッタ






1000 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:30:04.94 ID:+fEel29i0

>>1000なら唯は俺の嫁



1001 :1001:Over 1000 Thread






唯「バイハザ!」 より
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1247080692/




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:18:12.71 ID:fpLrddh1O

うい





10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:28:16.11 ID:x9RgQg/fO

澪「むぎ、一緒に来いとはもう言わない…けど…どうか生き残ってくれ…頼む」

タッタッタ…

律「ライブ、必ずしようなって約束したから。必ず守ってもらうぞ、むぎ。」

タッタッタ…

唯「お父さんのこと嫌いとか嘘だよね」

紬「えっ…」

唯「だってお父さんの話してたむぎちゃんの顔…凄くいい顔をしてたもの」

紬「……」

唯「待ってるから……」

タッタッタ…



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:41:25.20 ID:x9RgQg/fO

紬「ありがとう…みんな。もうちょっとだけ…生きてみようかな…私」

「あなたにそんな資格はないわ。もう少し役に立ってくれると思ったんですけど…。残念」

紬「えっ…あなたは…」

パァン!


ドサ……

「さようなら、むぎ先輩」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:42:08.57 ID:x9RgQg/fO

唯「あ!憂忘れた!」

澪「そう言えばずっと背負ってたのにいつの間にかいないな」

憂「お姉ちゃぁんひどいよ~」

唯「あっうい~!歩けるようになったの?」

憂「うん。まだちょっとめまいがするけどね」

唯「良かった良かった!」

律「って感心してる場合じゃないみたいだぞ…。」

立ち止まってる和を見て律が溢した

和「遅いわよあんたたち!それよりこれ」

澪「扉が…いっぱいあるね」

和「どうやら一つに登録した指紋一人しか入れないみたいなの。」
澪「って言うと…?」
和「全員バラバラになっちゃってこと」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:50:08.92 ID:x9RgQg/fO

律「ってことはもしこのドアがヘリポートに繋がってないところがあったら…」

和「それはないと思うけど…これだけ大掛かりに作られてるってことは何かあるかもね」

唯「憂と離ればなれやだよ~心配だよぉ~」

憂「私もだよお姉ちゃぁん」

澪「でもここ以外道はないんだよな?」

和「えぇ…戻るにしてもオートロックがかかってるし他を探す時間もないわ」

律「行くしかないってわけか…」

和「えぇ。それじゃさっさと指紋登録済ますわよ!」



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:55:36.29 ID:x9RgQg/fO

5人が横一列に並び扉へ入る為に指紋を認証する。
オール、クリア
オール、クリア
オール、クリア
オール、クリア
オール、クリア

本人以外入れないと言うドアの先に何があるのだろうか…

律「澪、無事でいてくれ…よ?」

澪「あれ?」


唯「あれ?憂?」
憂「お姉ちゃん?」




和「私だけ一人…」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 04:56:21.89 ID:x9RgQg/fO

どうやら運良く隣どうしは繋がっていたらしい
和は一番端だった故に一人だった。

律「なんだ心配してそんしたぜ~」

澪「全くだな。この分だと唯達とも早く合流出来そうだ」

律「んだな」

狭い通路から広い通路に出る。

律「これは……」


─────。

唯「憂体大丈夫?」

憂「うん♪痒みも引いたしずいぶん楽になったよ!」

唯「良かった良かった!さあ早く脱出しよう!」

憂「うん!」

唯「広い部屋に出たね~」

憂「そうだねお姉ちゃん」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 05:09:07.05 ID:x9RgQg/fO

ふぉぉぉ

唯「何か書いてある!この先、ヘリポートだって!でもこの扉開かないね」

唯は扉の前で色々、主にうんたん♪してみたが開くことはなかった。

唯「鍵穴もないしカードキーでもないみたい」

憂「……」

唯とは逆、つまり入って来た方のドアの横にボタンのようなものがある

ぽちっ

ゴォォォ

唯「あっ開いた!憂~開いたよ~」

ボタンを離す
ヒュゥンドオン

唯「またしまった。」
憂「(そういうことか……お姉ちゃんと一緒にまた暮らせると思ったのにな…
   でも、一回は死んだ命だから。惜しくないよ、お姉ちゃん)」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 05:30:18.72 ID:x9RgQg/fO

律「こいつは…」
澪「タイラント…?」

律「しかも何かすっげぇ爪とか剥き出しになってんし…こえぇな。」

幸いデカい試験管みたいなのに入ってるから戦わずに済みそうだ。
ドアの前に立つ二人
澪「開かないな…。」

律「もしかしてさ…あのタイラントの前についてるボタン…あれで開くんじゃ…」

澪「でももしこのタイラントまで出てきたら…」

律「その時は…その時だ。見た感じあれ以外ないしな…やるしかないさ」

律はゆっくりとタイラントに近づき…ボタンを押した



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 05:34:50.18 ID:x9RgQg/fO

ガシャン

澪「律!開いたぞ!」

律「こっちもな…」

タイラントが入っていた緑色の液が排出されて行く…。

澪「律!早く!」

律「わかって…」

そのボタンを離そうとした時だった。

ガッチャン

律「(!?ドアが下がった…まさかこのボタンはドアと連動してるのか…?てことはつまり…一人しか)」


───────

憂「(一人しか出られない…)」

唯「う~い~早くおいでよ~」

憂「う、うん~
  (このドアの仕組みをしればお姉ちゃんは自分が残ると言うだろう…それだけは…出来ない。だから…)」



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 05:39:14.58 ID:x9RgQg/fO

憂「このボタンしばらく押さないと開きっぱなしにならないみたい。お姉ちゃんは先くぐって~」

唯「うん~わかった~」

唯がそこをくぐった瞬間…

今だ!

ガシャン

唯「えっ…」

憂「さよなら……お姉ちゃん」


───────

律「澪!このボタンしばらく押さないと開きっぱなしならないみたいなんだ!だから先にくぐっててくれないか?」

澪「……本当にか?律」

律「(うっ…ちょっと苦しかったか。こんなこと信じるのは唯くらいか…)」

律「正直に言う、このボタンとそのドアは連動してる」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 05:47:00.94 ID:x9RgQg/fO

澪「ってことは……」

律「あぁ、一人しか通れない。けどここにこうとも書いてある。
  扉が開く第2条件は、タイラントの静止、つまりタイラントを倒せば開くってわけだ」

澪「でも一人でなんて無茶だ!二人で倒して一緒に出よう!二人ならなんとかなるよ!」

律「……澪、わかってくれ。私は澪に生きててほしいんだ。
  自分の命より大切なんだよ、澪のことが。だから、行ってくれ……澪」

澪「そんなこと…出来るわけないだろう!律が行かないなら私も行かない!」

律「わがまま言うなよ…」



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 05:50:40.18 ID:x9RgQg/fO

澪「わがままなんかじゃない!私だって同じくらい律が大切なんだよ!
  これからも…ずっと一緒に生きていたい…」

律「誰が死ぬなんて言ったよ?澪。大丈夫、私は死なないよ。約束する。
  のどかだって守ったじゃないか。私だって守るさ、この約束」

澪「そんな約束…信じられない…」

律「……頼む…澪、もうじきこいつが動き出す…
  そしたら一人の命もここから出られないかもしれないんだ。
  ここは一人が死ねば片方もまた死ぬ…そんな場所なんだよ」

澪「だからって…律を置いて……行くなんて……」



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:00:19.12 ID:x9RgQg/fO

緑色の液体はもうほとんどなくなっている…

律「みおぉぉぉぉぉぉぉぉ!早く!」

「ウォォォォオオオ!」

目の前タイラントが目覚める……

澪「絶対……絶対生きて……帰ってくるんだぞ……律……」

タッタッ…

ボタンを離すと同時にタイラントから距離を取る

さっきまで唯一の出口だった場所はふさがれタイラントと一対一になる

律「澪、生きろよ。私の分まで」

カチューシャに手をかけ外す……

律「ふふ…似合ってねーよな。髪型も…やることも…さ」

でも、これでいい。そう自分自身が言っている

マシンガンとコルトを両手にかかえて言い放つ
律「Shall we dance?」




65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:04:43.96 ID:rA0HBap10

律かっけぇww



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:05:05.92 ID:2DD9eqAr0

> 律「Shall we dance?」

ふいたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww





64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:04:16.56 ID:x9RgQg/fO

唯「憂!憂!開けてよ!憂ィィ!」

憂「お姉ちゃん…今までありがとう。
  私はどうしてもお姉ちゃんに生きて欲しくて…お姉ちゃんに産まれて初めて嘘ついちゃった…」

唯「うい……」

憂「私お姉ちゃんの妹に産まれて本当に幸せだったよ。暖かいお姉ちゃんが本当大好きで……」

唯「開けてよ……憂!」

憂「また生まれ変わるならお姉ちゃんの妹がいいな」

唯「開けろよ!憂!!!」

ドンッドンッドンッ!

唯「こんなことして私が喜ぶと思ってんの!?憂!?答えてよ!憂!」



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:08:20.82 ID:x9RgQg/fO

憂「絶対に開けないよ。私はお姉ちゃんに生きててほしいから。
  私は一回は死んだ命なの…それに左手はもう動かないし…」

唯「動かなくたっていい!私が毎日ご飯作って…洗濯して…掃除もするから!だから!」

憂「行って、お姉ちゃん。お願いだから…。私の、本当の最後のお願い。生きて、お姉ちゃん。」

唯「うあ…う…う…い…ぃ……」

もう話すことはなかった。これ以上話しても悲しくなるだけだから……彼女は中央に体操座りをする

憂「きっと、また会えるよね、お姉ちゃん」



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:13:47.74 ID:x9RgQg/fO

澪「……」
何を考えていいかわからない…ただひたすら走った。

律のことを考えるたび胸が痛い……。
もしかして他の部屋こうなってるのだろうか……じゃあヘリポートへついているのは…一人か二人か…

STARSのメンバーならもしかしたら何とかしてくれるかもしれないと言う期待感もあった。

ただ走った。

律は自分を犠牲にしてまで私を助けた

なら生きなきゃ嘘だ…。律の行為が無駄になることだけは許されない…

だから絶対私は死ねない、また再び律に会う日までは



72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:18:26.79 ID:x9RgQg/fO

ずっとあそこにいたかった。けど呼びかけても呼びかけても憂はもう答えてくれなかった…。
弱い私が嫌だった。物理法則なんか全部ねじ曲げでも救いたかった。

でも私の足は上へ、上へと歩いて行く

そんな気まるでないのに……

唯「う……い…なの?」

そうだよ、お姉ちゃん。離れてても、私達はずっと一緒だよ

唯「憂……」

生きて、お姉ちゃん。私の分まで、精一杯

唯「うん…うん…」

妹の最後のお願い…姉として約束守らないと…

憂…私…生きるね…

次産まれて来るときも、姉妹がいいね。
憂──────。



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:26:51.61 ID:x9RgQg/fO

「はあ……はあ……、絶対に……死なせ…ない。」

モニターに映る二人の姿を見る

「あなたたちは生きる……義務があるの……だから……」

ピッ……

「…………」

ガクッ……



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:28:11.09 ID:x9RgQg/fO

紬邸屋上、ヘリポート
和「遅かったわね。律は?」

澪「……二人に一人しか…出られない仕組みだったんだ」

和「……そう…。私は一人だったからか初めてから開いてたわ。
  ボタンを見て薄々は感じてたけどね…。体温センサーまでついていたし…」


唯「お~い…」

和「唯、無事だったのね…。でも…」

唯「憂は…いつも私と一緒だから……」

澪「……」

唯「……」

和「……どちらかに私が行けば良かったわね…そうしたら躊躇なく私を選べてたのに…悪いことをしたわ…」



81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:34:29.33 ID:x9RgQg/fO

澪「一緒だよ。和だって私達のかけがえのない存在なんだから…」

唯「うん…。私は誰と一緒でも私が残りたかった…けど憂に先越されちゃってさ…。」

澪「私も似たような感じかな…」

和「そう……ありがとう、二人とも」

ブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥン……

ヘリ特有のソニックブームが聞こえる……。

和「爆破まで残り10分ってところか……ギリギリね」

どんどん降下してくるヘリ、それを眺める三人……

だが、最後の最後まで、悪夢は終わらない

「ウォォォォオオ!」



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:50:41.75 ID:x9RgQg/fO

ドォォゴォォォン!

和「!?まさかタイラント!?」

澪「まさか…いやさっき出たやつとはちょっと違うな」

和「くっ…こんな時に!」

「ウォォォォオオ!」

剥き出しになった尖った爪が恐怖感を駆り立てる。

和「はああああ!」

ガキィン!

和「駄目っ…この刃物じゃ歯が立たない!」

パァン!パァン!
ドフゥン!ドフゥン!

「ウガアアォォオオ!」

澪「火力が足りないか…」

唯「どうしたら…」

その時だ、低空飛行していたヘリから何かが投げ落とされた

クリス「それをつかえ!」



90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 06:53:04.78 ID:x9RgQg/fO

和「あれは…ロケットランチャー!あれならもしかして…。唯、澪、私があいつの気を引くからその間に!」

二人とも黙ってうなずきロケットランチャーに向かって一目散に走り出す。

「ウォォォ!」

ガキィン!

和「あんたの相手は私だよ」



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 07:06:57.03 ID:x9RgQg/fO

ロケットランチャーの組み立て方がわからない二人は四苦八苦しながらも何とか組み立てた。

唯「うっ…おも…」

澪「みんなで持とう、唯」

唯「うん!」

目には見えないけど確かに感じるよ…りっちゃん、むぎちゃん、憂…、あずにゃん…

自然とロケットランチャーが軽くなった気がした

「ウォォォガァ!!」

澪「これが」

唯「軽音部の力だ!」
カチャ

ヒューーーー

ズゴォォォォォ

タイラントは木っ端微塵に跡形もな吹き飛んだ



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 07:12:28.95 ID:x9RgQg/fO

クリス「早く捕まれ!」
上からロープの梯子が降りて来る。
それに捕まる三人

クリス「よ~しあげろ!」
ブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥン……

私達が上空へ避難してすぐだった……
さっきまでいた紬邸は轟音をあげながら建物の概要をなくしていく……

澪「律……」
唯「憂…」

生きるね…私達、あなたたちにもらった命の分も

クリス「ギリギリだったな…。」

和「そうね。もうちょっと迎えが早いと助かるわ、クリス」

澪「えっ…なんで」

クリス「ん?あれ?話してなかったのか?」

和「私もね、S.T.A.R.S.のメンバーなのよ」

澪.唯「ええええええ!?」

和「でもちゃんと言ってたじゃない、S.T.A.R.S.って」
S.T.A.R.S.のメンバーね、みんな点をつけるのよ

澪「どうりで…」
唯「お強いわけだ」

この物語はまだ表向きにし終わっていない、知られざる裏の出来事を知るその日まで
今はゆっくり体を休めるといい…彼女らと同じく



表 終わり




101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 07:13:37.63 ID:fAXK4ZEX0

表・・・だと?



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 07:14:46.39 ID:hjMSvdPI0

あずにゃんの複線が回収されてないからな



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 07:14:46.59 ID:OjYs2mag0

おつ



105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 07:15:30.92 ID:RBA2CjK10

おっつー



106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 07:16:00.62 ID:EXgSgwhh0

とりあえず>>100



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 07:16:34.07 ID:61eoLSezO

表完結乙
裏に期待する
徹夜で追った甲斐があった
俺は卒業がかかる天王山の試験に赴く
作者はゆっくりやすんでくれ



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 07:18:11.75 ID:rA0HBap10

表完結マジ乙裏も楽しみにしてるぜ





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唯「バイハザ!」#3
[ 2011/06/18 02:16 ] クロス | バイオハザード | CM(0)

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