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承太郎「…俺はボーカル」#10 【ジョジョの奇妙な冒険】


ニュー速VIP避難所(クリエイター) より

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1282087157/

けいおん!×ジョジョの奇妙な冒険#index




681 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:31:25.47 ID:yUdnUwDO

数日後の3年2組!

唯「今日も寒いですな~…」ブルブル

律「寒いですな~…」ブルブル

承太郎「寒いと思うから寒いんだ」

律「ふっふっ…くらえ!」ピトッ

承太郎「!」
「何しやがるッ!」ピトッ

律「うわっ!冷てぇぇえええ!」ビクッ

澪「何してるんだよ…」

唯「わ~、ムギちゃんの手あったか~い♪」スリスリ

紬「私体温高いから♪」

澪「本当だ!すごくあったかいな」スリスリ





682 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:32:02.37 ID:yUdnUwDO

律「ていうかジョジョに触られたほっぺたまだ冷てぇ…」ヒンヤリ

承太郎「手が冷たいぶん心が温かいんだ」

紬「!」
 「……」ピトッ

花京院「琴吹さんはなぜガラスで手を冷やしているんだ?」

澪「多分ジョジョの発言が原因だな…」



683 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:32:33.90 ID:yUdnUwDO

唯「そういえば次の時間って何だっけ?」

和「講演があるらしいわ」
 「山中先生のつてで特別講師がくるらしいの」

承太郎「やれやれ…受験勉強にまわしたほうがいいんじゃあないか?」

律「まあいいんじゃね?勉強ばっかもきついだろ」

キーンコーンカーンコーン

ガチャッ

さわ子「みんな席に着いて~」スタスタ
   「今日は特別講師をお呼びして、講演をしていただきます」
   「それではお願いします」



684 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:33:00.38 ID:yUdnUwDO

ガチャッ

?「……」スタスタ

律(おお…外国の人だ…)

?「自己紹介させていただく……」
 「名は……『リンゴォ・ロードアゲイン』」
 「そう認識していただきたい」

和「よろしくお願いします」ペコリ

生徒「よろしくお願いしまーす」ペコリ

リンゴォ「今…メガネの彼女の後にあいさつをした者」
    「…君達は『対応者』にすぎない」ドドドドドドドドドドドド
    「彼女があいさつしたらそれに『対応』しようとしている」
    「それが心体にこびりついている」



685 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:33:35.05 ID:yUdnUwDO

承太郎「…いいから話を進めてくれないか?」
   「退屈で仕方ねーぜ」

リンゴォ「それもそうだな」
    「今日君達に話すことは…」
    「…『男の世界』についてだ」ドドドドドドドドドドドド

律(…は…?)

リンゴォ「今の時代……価値観が『甘ったれた方向』へ変わってきている」プルプル

承太郎「……」



686 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:34:09.82 ID:yUdnUwDO

男生徒「フハッ!」
   「お前体が震えてるぜッ!」
   「てめーはこれでもくら…」ブォ…

リンゴォ「ああ、確かに…緊張のせいかもしれない」
    「君は俺に消しゴムを投げようとしているな…」
    「ここで対等となる話をしよう…」

男生徒「!」ピタッ

リンゴォ「その手に持っている消しゴムはMON○製消しゴム」
    「俺が持っているのは炭酸カルシウム製チョークだ」
    「どちらも射程内だが…」
    「お互いに正確に当てるには、君と俺との距離をあと『一歩』縮める必要がある…」



687 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:34:52.76 ID:yUdnUwDO

男生徒「てめぇグダグダうるせえんだよォォォオオオオオッ!」ブンッ

ペチッ

リンゴォ「だから言っただろう…消しゴムはわずかにそれて黒板に当たった」
    「そして君は『一歩』踏み込んだな…」
    「この距離から正確に当たりはじめる」ブンッ

ドゴォッ

男生徒「……」バタッ

リンゴォ「感謝いたします」ドドドドドドドドドドドド

澪(うそ…だろ…?)

承太郎「……」



688 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:35:21.71 ID:yUdnUwDO

花京院「おいッ!みんな彼を保健室に運ぶんだッ!」

さわ子「リンゴォさん!どういうことですか!?」

リンゴォ「あなたは少し黙っていてくれないか?」

さわ子「黙っていられるわけないでしょう!?」

リンゴォ「悪い事は言わない…下がれ」ドドドドドドドドドドドド

さわ子「ッ!?」ビクゥ
   (何ッ!?この迫力はッ…)

承太郎「おいおい…何担任がびびってやがる」
   「…ここは俺に任せな」

さわ子「!」
   「やめなさい!無茶よ!」

紬「そうよ承太郎君!危険よ!」



689 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:36:07.98 ID:yUdnUwDO

承太郎「やれやれ、こういう時は応援するもんじゃあないか?」
   「おい…何であんな事をしやがった…」

リンゴォ「…公正なる『果し合い』は自分自身を人間的に生長させてくれる」
    「人として未熟なこの俺を聖なる領域へと高めてくれる」

承太郎「…現代じゃあ反社会的だぜ」

リンゴォ「そうかもしれないな…だが…」
    「これが『男の世界』だ」

承太郎「!」



690 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:36:25.37 ID:yUdnUwDO

律(あいつ心動かされてね?)
 (つーか何だよ『男の世界』って…意味わかんねーよ)

承太郎「……」
   「…その…何だ…『男の世界』ってやつは俺にも理解できるのか?」

律(やっぱり…)

澪(私達ここにいる意味あるのか?)

リンゴォ「話してやることはできる」

承太郎「…そうか」



691 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:37:17.77 ID:yUdnUwDO

音楽室前!

梓(この前学園祭は終わっちゃったし…)
 (先輩達はもう部室に来ないのかな…)
 (受験勉強とかもあるし来れるはずないよね…)

ガチャッ

リンゴォ「…」ズズッ

バタン

梓(えっと…)
 (何かおじさんがお茶飲んでた気がしたけど…)
 (気のせい…だよね…)



692 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:37:42.49 ID:yUdnUwDO

ガチャッ

リンゴォ「このお茶…美味いな…」

紬「ありがとうございます♪」

梓(やっぱりいたァァアーーッ!)
 (しかも溶け込んでる!?)

唯「あ、あずにゃん!」

梓「あっ…あの、こんにちは」ペコリ

リンゴォ「…リンゴォ・ロードアゲインと申します」ペコリ

梓「あ、中野梓です」ペコリ
 「えっと…新しい顧問ですか?」

承太郎「いや…彼は俺達のクラスに来た特別講師だ」



693 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:38:09.79 ID:yUdnUwDO

梓(彼…?)
 「律先輩、あの人本当にただの特別講師なんですか?」ボソボソ
 「承太郎先輩が『彼』って言いましたよ?」ボソボソ

律「ジョジョはあの人を一目置いてるんだ…」ボソボソ
 「何か『男の世界』がどうのって」ボソボソ

梓「『男の世界』…ですか…」ボソッ



694 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:39:04.51 ID:yUdnUwDO

リンゴォ「それで…君は俺の話を聞いてどうしたいんだ?」

承太郎「…昔に比べて俺はぬるくなっちまってな」
   「その『男の世界』を学べば…」
   「ぬるいままでも色々背負っていけると思ったんだ」

唯「!」

リンゴォ「……」
    「その考えは汚らわしいが話してやろう」

承太郎「…頼む」

リンゴォ「公正なる闘いは内なる不安をとりのぞく…」

律(…この話ついていけそうにねえ…)



695 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:39:41.31 ID:yUdnUwDO

リンゴォ「俺達は生きていると壁というものが立ちはだかる」
    「『男の世界』という名の壁がな…」

唯「……」キラキラ

澪(唯は唯で興味もってるし…)
 (もう帰りたい…)

リンゴォ「俺達は『男の世界』を乗り越えなくてはならない」
    「この『道』以外には生きられない」
    「俺はそう信じている……」



696 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:40:08.50 ID:yUdnUwDO

承太郎「つまりこういうことか?」
   「『男の世界』は『神聖』なもので、そして『修行』だ…と」

リンゴォ「そういうことだ」

梓「ムギ先輩…意味わかりますか?」ボソッ

紬「いいえ…承太郎君は理解してるみたいだけど…」ボソボソ
 「何ていうか…質問できる雰囲気じゃないわね…」ボソッ

承太郎「…少し話が逸れるが」
   「俺は今まで自分の『信じられる道』…」
   「『正しい道』を自分では選んできたつもりだ」

リンゴォ「……」



697 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:40:55.72 ID:yUdnUwDO

承太郎「だが…最近思うんだが…」
   「『正しい道』とは一体何なんだ、とな…」

リンゴォ「…話していてわかったが、君は正義感が少し人より強いみたいだな」

梓(そうなんだよね…)
 (承太郎先輩は不良だけど正義感は人一倍強い…)

リンゴォ「その自分の信じる正義を貫いた結果…」
    「誤った道に迷い込んだら…君はどうする?」

承太郎「……」



698 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:41:23.09 ID:yUdnUwDO

唯「承太郎君は間違ったことなんかないよ!」

リンゴォ「今まではそうかもしれない…」
    「今は未来の話をしている…」
    「『正しい道』なのか『誤った道』なのか…この二つを見分ける方法はあるのか?」

律「えと…何か『正しい道』とか『男の世界』とかよくわかんないけどさ」
 「もしジョジョが間違ってたら…」
 「私達が『正しい道』に連れ戻すよ」
 「それが仲間ってもんだろ?」

承太郎「田井中…」



699 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:41:47.99 ID:yUdnUwDO

リンゴォ「しかし、『正しい道』を歩んでいるかどうか、それには『納得』が必要だ」
   「…お前は彼女達に自分の『道』を決められて『納得』できるのか?」

承太郎「…」チラッ

唯澪律紬梓「……」

承太郎「…やれやれ、決まってるぜ」
   「…『納得』できるさ、こいつらの決めたことならな」

唯澪律紬梓「!」パァッ

リンゴォ「…俺は…君に少しだが『可能性』を見出だしていた」
    「だが…それも気のせいだったみたいだな」ガタッ

承太郎「それは残念だな」
   「時間を割いてくれて感謝するぜ」

ガチャッ バタン



700 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:42:42.84 ID:yUdnUwDO

澪「良かったのか…?」

承太郎「ああ」
   「お前らが聞いててわからないことをずっと話していようとは思わないぜ」

梓(…引き止めなかったのは私達に気を遣って?)
 「承太郎先輩あの話理解できたんですか?」

承太郎「ある程度はな…」
   「しかし…『男の世界』…難しそうだぜ」

唯「ねえみんな、あの人の髭ってドクロみたいじゃなかった?」

澪(興味持ってたのそっちかよ…)



701 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:43:05.84 ID:yUdnUwDO

数日後の教室!

律「よーし、部室行こうぜ~」

承太郎「今日の菓子はなんだ?」

紬「今日はモンブランよ♪」

唯「おお!早く部室行こ~♪」

澪「…あの……」ソワソワ
 「私…今日用事あるから……」ソワソワ
 「……先に帰るな…」ソワソワ

承太郎「…そうか」
   「それじゃあモンブランは貰っておくぜ」

唯「ずるいよ~!私も食べたいもん!」

律「ていうか澪~、用事ってなんだよ?」

澪「り、律には関係ないだろ!」

律「別にそんな怒鳴んなくても…」

紬「それじゃあ澪ちゃん、気をつけてね?」

澪「うん…それじゃ…」ソワソワ



702 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:43:27.88 ID:yUdnUwDO

音楽室!

梓「今日は澪先輩来ないんですか?」

紬「何か用事があるみたい」

唯「よし、それじゃモンブランを賭けて勝負だよ!」

承太郎「その前に一つ気になることがあるんだが…」

唯「どうしたの?」

承太郎「秋山のことなんだが…」
   「やけにソワソワしていたと思ってな」

律「だよな~」
 「絶対に澪のやつ私達に何か隠してるぞ!」



703 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:44:06.67 ID:yUdnUwDO

梓「でも隠すことって…」

紬「彼氏とか?」

唯律梓承「!」ドドドドドドドドドドドド

唯「じ、承太郎隊長!」

承太郎「ああ…これは尾行の必要があるぜ」

律「おもしろそうなことになってきたな~」ニヤッ

梓「でも…いいんですか…?」

律「大丈夫だって!」
 「それに梓も見たいだろ?なんたってあの澪の彼氏だからな」ニヤッ

梓「そ、それもそうですね」
 「まあ少しぐらいなら…」

律「…」ニヤッ



704 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:44:30.24 ID:yUdnUwDO

律「よし、それじゃ出発しようぜ!」

紬「でも今から行って追いつけるかしら…」

承太郎「まだそこまで時間は経っていない…」
   「それにあいつはあの様子だ。足取りも重いってもんだろう」
   「まだ校門の近くのはずだ…走るぜッ!」ガタッ

唯律紬「おーっ!」ガタッ

梓(先輩達すごく生き生きしてるなぁ…)



705 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:45:40.92 ID:yUdnUwDO

校門近辺!

唯「こっちにはいないよー!」ハァハァ

律「こっちにもいない…」ハァハァ

紬「もしかしたら彼氏が迎えに来たとか…」ハァハァ

梓「まさかの社会人ですか!?」ハァハァ

承太郎「その可能性もあるな…」
   「あいつは恋愛に関しちゃあリードされないとダメなタイプだろう」
   「…学園祭で目をつけられてたのかもな」

梓(どうでもいいけど承太郎先輩でも恋愛のタイプとかわかるんだ)



706 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:46:12.02 ID:yUdnUwDO

唯「とりあえず部室に戻ろっか…」

花京院「おや、みんな揃ってどうしたんだい?」スタスタ

唯「花京院君に和ちゃん!」
 「実は澪ちゃんを捜してて…」

和「澪ならまだ校舎にいたけど?」

律「ほんとか!?」

和「ええ、さっき見かけたわ」
 「何かソワソワしてたけど…」

紬「どこに行ったかわかる!?」

和「そこまではわからないわね…」

承太郎「まだ残ってたとはな…」
   「おいッ、戻るぜ!」タタタタ

梓「ありがとうございました!」タタタタ

和「どうかしたのかしら?」

花京院「おもしろそうだってことはわかったが」フフッ
   「とりあえず僕達は帰ろうか」

和「そうね」



707 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:46:35.24 ID:yUdnUwDO

昇降口!

承太郎「まだ靴があるな…」
   「最初に確認しておくべきだった…迂濶だったぜ」
   「とりあえずこの靴は持っておくとするか」

梓「いいんですか?そんなことして…」

承太郎「見つけられなかった場合、立ち往生した秋山をここで捕まえればいい」
   「最悪の場合に備えての予防線ってやつだ」

梓「なるほど…」



708 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:47:00.33 ID:yUdnUwDO

唯「それで承太郎隊長、我々はどこを捜せばいいんでしょうか!?」

承太郎「そうだな…」
   「田井中隊員はあっち、琴吹隊員はそっち、平沢隊員と中野隊員はこっちだ」
   「俺は裏なんかを調べる」

律(ジョジョものってるな…)
 「ていうかなんで唯と梓は二人組なんだ?」

承太郎「平沢が見つけた場合、突撃する可能性がある」
   「中野はそのストッパーだ」



709 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:48:04.69 ID:yUdnUwDO

梓「結構重要ですね…」
 「了解しました、承太郎隊長!」

承太郎「いいか、発見したらまずはメールで連絡だ」

唯律紬梓「はい!」

承太郎「それじゃあひとまず解散だ」
   「絶対に見つかるんじゃあないぜ…」

唯律紬梓「了解ッ!」タタタタ



710 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:48:33.20 ID:yUdnUwDO

非常階段の近く!

承太郎(しかし…秋山にも彼氏ができたか)
   (いい奴ならいいんだがな…)
   (あいつは騙されそうで仕方ねーぜ…)

ボソボソ

承太郎(ん?)
   (非常階段の上で話し声がするな…)
   (少し様子を見てくるか…)コソコソ

男「あの…いきなり呼び出してごめん…」

澪「……ううん」



711 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:49:38.09 ID:yUdnUwDO

承太郎(ッ!)
   (おいおい…彼氏なんかいないじゃあないか…)
   (だが…この場面…かなりヤバいぜ…)
   (…とりあえずあいつらを呼ぶか)

少し後!

律「ジョジ

承太郎「静かにしろッ!」ボソッ

紬「澪ちゃんがいたって本当!?」ボソッ

承太郎「ああ」ボソッ
   「…男と一緒にな」ボソボソ

唯律紬梓「!」



712 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:50:19.52 ID:yUdnUwDO

梓「彼氏…ですか…?」

承太郎「いや…」ボソッ
   「だが…今は沈黙しているが…秋山は告白されるだろう」ボソボソ

律「マジかよ…」
 「今年の超ブッタマゲNO.1だ…」

唯「まさか本当に男の人絡みだったなんて…」

紬「今日は…戻ろっか」

梓「そうですね…」



713 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:50:58.17 ID:yUdnUwDO

翌日の教室!

澪「なあ…ジョジョに律…話したいことがあるんだけど…」

律「どうしたんだ?」

澪「……」

承太郎「…来い」

音楽室!

承太郎「それで…何だ?」

澪「私……告白されたんだ」

承太郎「ああ、昨日見かけたな」
   「それがどうかしたのか?」

澪「やっぱりジョジョ達だったのか……」

律「…気づいてたのか?」

澪「うん…何か気配がしたから」



714 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:51:56.66 ID:yUdnUwDO

承太郎「…それで話ってのは何なんだ?」

澪「告白されて…一回断ったんだ…」
 「…ていうか知ってるんじゃないのか…?」

律「お前らを見つけたらすぐ帰ったよ」

澪「そっか…」
 「あの…それで…今度はデ、デートに誘われて…」

承太郎「…それで俺達に相談か?」

澪「うん…」



715 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:52:21.42 ID:yUdnUwDO

承太郎「…いちいちそんな下らねー理由で呼び出すもんじゃあないぜ」
   「自分のことだろう?自分で決めればいいんじゃあないか?」

澪「……」

律「おいジョジョ!」
 「そんなに冷たくしなくてもいいだろ!」
 「澪だってずっと考え

承太郎「それぐらいわかるッ!」

澪律「!」ビクッ



716 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:53:00.49 ID:yUdnUwDO

承太郎「…そいつがずっと考えていたことぐらいわかる」
   「そいつの顔を見ればな」

律「ジョジョ…」

承太郎「秋山…お前のことだ」
   「お前自身が決めた方がいい。こういうことなら尚更な…」

澪「うん…」

承太郎「それじゃあ俺は失礼するぜ…」ガチャッ
   「…大声出して悪かった」

バタン



717 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:53:40.67 ID:yUdnUwDO

律「……」

澪「……」

律「澪…ジョジョは多分お前のことを誰よりも心配してると思う」

澪「…うん」
 「なあ律…」

律「どうした?」

澪「…私…ジョジョを卒業するよ」
 「ずっと…ジョジョに頼ってちゃダメだよな…」

律「…そっか」
 「…澪、こっちおいで」

澪「うん…」スタスタ

律「……」ギュッ
 「…ジョジョはお前のこと嫌いになったわけじゃないから」ナデナデ

澪「うん…」ウルッ

律「何て言えばいいかわかんないけど…頑張れよ?」ナデナデ

澪「……」グスッ
 「…ありがとな、律」ニコッ



718 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:54:29.12 ID:yUdnUwDO

その頃の教室!

ガチャッ

承太郎「……」スタスタ

唯「あ、承太郎君!どこ行ってたの?」

承太郎「…トイレだ」

紬「澪ちゃんとりっちゃんもいないの…」

承太郎「…俺は知らないぜ」

紬「そう…」

唯「……」
 「そうだ!今度みんなで遊びに行かない!?」

紬「すごくいいと思う!」
 「承太郎君も行くわよね?」

承太郎「…そうだな」



719 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:55:05.35 ID:yUdnUwDO

ガチャッ

澪律「……」スタスタ

唯「澪ちゃんにりっちゃん!」
 「今、今度遊びに行こうって話をしてたんだけど…」

紬「今私と唯ちゃんと承太郎君の三人なの」

唯「そうだ!花京院君、和ちゃん、今度遊びに行かない?」

花京院「受験勉強があるんだが…」

唯「まあ、たまの休息ってことで」エヘヘ



720 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:56:17.06 ID:yUdnUwDO

和「唯はいつも休んでるでしょ?」

唯「うぐっ…」

和「でも、たまにならいいかもね」フフッ

花京院「そうだね」フフッ

唯「さすが二人とも!」
 「そうだ!あずにゃん達も呼ぼっか!」

紬「そうね♪」
 「どうかしらりっちゃん達は?」

律「えと…」

澪「行けよ律」ボソッ

律「え…?」



721 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:56:50.89 ID:yUdnUwDO

澪「お前ジョジョと何か気まずいだろ?」ボソボソ
 「仲直りしてこい」ボソボソ

律「澪…」ボソッ
 「…」
 「私はもちろん参加するぜ!」

澪「……」フフッ
 「私は用事あるから…ごめんな」

唯「そっか…それじゃあまた今度遊ぼうね!」

澪「受験勉強があるだろ?」フフッ

唯「たまの休息ってことで…」エヘヘ

和「唯のたまには頻度が高いのね」フフッ

承太郎「まったくだな」フッ

律「!」
 「……」



722 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:57:48.59 ID:yUdnUwDO

休日の駅前!

律「憂ちゃんと純ちゃんは?」

唯「何か憂は用事があるんだって~」

梓「純は部活があるって言ってました」

律「そっか」

承太郎「……」スタスタ

唯「あっ、承太郎君だ!」
 「お~い!」フリフリ

承太郎「……」スタスタ
   「…最後みたいだな」

花京院「そうだな、10分の遅刻だ」

承太郎「男がそんなに細かいことを言うもんじゃあないぜ」



723 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:58:10.08 ID:yUdnUwDO

律「……」

紬「?」
 「りっちゃんどうかした?」

律「!」
 「い、いやっ、なんでもない!」
 「さあ、どっか行こうぜ!」

紬(…)

和「そうね」
 「どこかいいところあったかしら?」

唯「うーん…」

花京院「ゲーセン何かはどうだい?」



724 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:58:54.13 ID:yUdnUwDO

ゲーセン!

紬「ゲーセンまた来ちゃった~♪」

律「そうだな~」
 「この前は三人で…」チラッ

承太郎「……」

律「……」
 「三人で来たもんな~」

紬「?」
 (りっちゃん…何かおかしいわね…)
 (承太郎君が来てからかしら…)



725 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 16:59:29.82 ID:yUdnUwDO

唯「おお!このぬいぐるみかわいい~」キラキラ

花京院「あのぬいぐるみかい?」

唯「うん!」キラキラ

花京院「よし、僕に任せてくれ」チャリーン
   「……」ポチッ

ウィーン ガシッ ドサッ

唯「すごい!一発でとれたよ!」

花京院「クレーンゲームはそれなりにやりこんでいるからね」
   「そのぬいぐるみはあげるよ」

唯「ほんと!?」
 「ありがと~♪」ニコニコ



726 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:00:01.14 ID:yUdnUwDO

梓「……」ジーッ

花京院「中野さんはあれが欲しいのかい?」フフッ

梓「え!?あの、えっと…」

花京院「あんなに見つめてたらわかるよ」フフッ
   「それじゃあまた一仕事するとしようか」チャリーン

律「花京院大活躍だな…」

承太郎「…あいつはゲーム全般すごいからな」
   「俺もあいつにやらされるが全然かなわないぜ」

律「!」
「そ、そうか…」

紬(おかしい…さっきからおかしすぎるわ…)
 (何かりっちゃん変に承太郎君を意識してるわね…)



727 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:00:27.91 ID:yUdnUwDO

花京院「はい、とれたよ」スッ

梓「ありがとうございます!」ペコリ
 「あの、お金は出しますから…」

花京院「いいさ、お世話になってるお礼だ」

梓「そんな…私達の方がお世話になってるのに…」

花京院「それじゃあプレゼントだ。受け取ってくれ」ニコッ

梓「あ…ありがとうございます!」ペコリ

紬「花京院君の株急上昇じゃない?」フフッ

花京院「それを狙ってやったのさ」フフッ

梓「今の聞いて暴落しました」フフッ

アハハハハハハ



728 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:01:22.60 ID:yUdnUwDO

ゲーセンの外!

澪(ん…?)
 (中にいるのは唯達だ…)

ギャーギャー

澪(うるさすぎだろ…)
 (でも…楽しそうだな…)

男「どうかした?」

澪「!」
 「ううん…何でも…」

男「それじゃあどこ行こうか?」

澪「…任せるよ」

男「そっか」ニコッ



729 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:02:15.63 ID:yUdnUwDO

しばらく後のゲーセン!

唯「いや~、遊んだね~♪」

律「ていうか花京院強すぎだろ…」
 「F-MEGAも全勝だしドラムの達人も全勝だし…」

花京院「少しやりこんでるだけさ」

和「全然少しじゃないわよ」
 「いつもぬいぐるみくれるから私の部屋ぬいぐるみすごいのよ?」

花京院「まあいいじゃあないか」



730 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:02:38.06 ID:yUdnUwDO

唯「それじゃあ私がもらうよ!」

和「……」
 「別に迷惑じゃないから私がもらうわ」

唯「ええ~…」

紬「あらあらあらあら♪」

律「そういえば次どうする?」

承太郎「腹が減ったんだが」

律「あ、ああ…」
 「それじゃあご飯にするか!」

梓「……」
 「ムギ先輩…律先輩何かおかしくないですか?」ボソボソ

紬「ええ…承太郎君をずっと意識してるの」ボソボソ

梓「あの二人…何かおかしいですね…」ボソボソ

紬「仲直りさせよっか♪」ボソッ



731 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:03:26.91 ID:yUdnUwDO

ファミレス!

男「秋山さんは何にする?」

澪「私あんまりお腹空いてないから…」
 「…ケーキだけでいいや」

男「わかった」ニコッ

カランコロン

店員「いらっしゃいませ」
  「何名様の世界ですか?」

唯「えっと…7人の世界です!」

店員「禁煙席の世界と喫煙席の世界がございますが…」

唯「禁煙席の世界で!」

店員「それではこちらへどうぞ…」

澪「!」
 (唯達だ…)
 (……)

男「どうかした?」

澪「ううん…」



732 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:04:08.20 ID:yUdnUwDO

唯達の席!

店員「ご注文は以上の世界でよろしかったでしょうか?」

承太郎「ああ」

店員「それでは少々お待ちいただく世界です…」

律(めんどくせーこの店員…)

花京院「それじゃあドリンクバーにでも行こうか」

律「そうだな」

梓「あっ、承太郎先輩と律先輩のは私が持ってきます!」
 「何しろ後輩ですので!」

承太郎「…俺は自分で行くが」

梓「大丈夫ですから二人は座っててください!」スタスタ



733 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:04:37.31 ID:yUdnUwDO

律(みんな行きやがった…)

シーン

承太郎「……」

律(何だよこの状況…)
 (いつもなら何ともないのに…)

承太郎「……」

律(何でジョジョも黙ってるんだよ…)
 (…こいつ…澪とか唯のことは心配するんだよな)
 (私…そんなことあったっけ…)
 (………)
 (今は…仲直りすることだけ考えよう!)



734 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:05:10.15 ID:yUdnUwDO

承太郎「…おい」

律「…なあ」

承太郎「…何だ?」

律「いや…ジョジョが先でいいよ」
 「ジョジョが先だったし…」

承太郎「…そうか」
   「朝から思ってたんだが…」

律「……」

承太郎「お前今日は調子が優れないんじゃあないか?」
   「ずっと悩んでいるような感じがしたが…」

律「!」
 「それだけか…?」

承太郎「ああ」



735 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:05:38.35 ID:yUdnUwDO

律「それじゃあこっちの番な!」
 「お前朝から帽子ずれてたぞ!」グイッ

承太郎「おいッ!何しやがるッ」
   「前が見えないじゃあないかッ!」

律「我慢しろ!」ニコニコ

承太郎「何が我慢だッ!」

律「いいから~♪」ニコニコ

紬「ふふっ♪」

梓「仲直りできたみたいですね」フフッ

唯「さっきからりっちゃんずっとニヤけてるよ?」

紬「きっと、すごく嬉しいことがあったんじゃないかしら♪」



736 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:06:05.17 ID:yUdnUwDO

澪の席!

ギャーギャー

澪(律…仲直りできたんだな)
 (でも仲直りした途端騒がしくなるなんてな)フフッ

男「あっちが気になるの?」

澪「あれ…友達なんだ」

男「あの人達は…軽音部の人達か」
 「楽しそうだね」フフッ

澪「うん、あいつらといると…」
 「すごく楽しいんだ」ニコッ

男「そっか」ニコッ

店員「こちら、ショートケーキの世界です」コトッ

澪男「ありがとうございます」スッ

ピトッ

澪「ッ!!」ビクゥ

男「あっ、ごめん!」

澪「…ううん…大丈夫」



737 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:06:59.94 ID:yUdnUwDO

しばらく後の外!

律「もう夕方か~」

承太郎「だいぶ話し込んでたからな」

花京院「今日はもう帰るかい?」

梓「そうですね、先輩達は受験勉強とかあるでしょうし…」

唯「あずにゃん…今日は忘れておきたかったのに…」

承太郎「お前の受験シーズンになったら毎日『受験勉強』ってメールを送ってやるぜ」

梓「それはちょっと勘弁してください…」



738 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:07:23.87 ID:yUdnUwDO

和「とりあえず今日は帰りましょう」
 「冬だからすぐに暗くなるわよ」

紬「そうね…」
 「また今度遊びましょうか♪」

花京院「ああ」
   「今度は全員揃うといいね」

唯「今ごろ澪ちゃん何してるのかな~」

律「案外いちゃこらしてるんじゃねーの?」ニヤッ

承太郎「…そうだな」

律「ってそんなわけないだろー?」
 「どうしたんだよ?」

承太郎「いや…何もなければいいが…」

律「?」



739 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:07:53.06 ID:yUdnUwDO

少し後の澪サイド!

男「これからどうしよっか?」

澪「もう暗いし…私は帰るよ」

男「そっか。それじゃあ送るよ」

澪「ううん、大丈夫だから…」
 「…今日はありがとう」スタスタ

男「……」

ガシッ

澪「!」
 「な、何!?」

男「……」

キョウハタノシカッタネー ソウデスネ ニンズウガオオクテツカレタゼ…

男(あれは…平沢唯に中野梓、空条承太郎か…)
 (秋山に騒がれて気づかれたら面倒だ…)
 「…ごめん、なんでもない」
 「それじゃあまた」

澪「…うん」ホッ



740 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:08:39.33 ID:yUdnUwDO

月曜日の昼休み!

律「ジョジョ、澪。こっち来てくれ」ボソッ

澪「ジョジョとは仲直りできたみたいだな」フフッ

承太郎「…何のことだ?」

澪「お前ら何かよそよそしかっただろ?」

承太郎「…意味がわからないんだが」

律「えっと~、澪?」

澪「何だ?」

律「私が…意識しすぎてただけだった」ボソッ

澪「…まあ、私も原因だな…」ボソッ



741 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:09:10.05 ID:yUdnUwDO

承太郎「そのことはどうでもいいが、なぜ呼び出した」

律「それはもちろん澪の報告を聞くためだ!」

澪「えっ…?」

律「結局どうだったんだよ?」

澪「どうって…」
 「悪い人じゃ…」
 「ていうか…いい人だと…思う」

承太郎「…熱いな」ニヤッ

律「そうだな~」
 「あんまり熱くて暑くなったな」ニヤッ

澪「ちょっとジョジョに律!?///」カァッ



742 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:10:01.62 ID:yUdnUwDO

承太郎「まあ…良かったんじゃあないか?」

律「そうだな、悪い男じゃなくて良かったよ」

澪「まあ…な…」

律「それで結局何もなかったの?」

澪「また遊ぶかも…」

承太郎「…ここは暖房がききすぎなんじゃあないか?」ニヤッ

律「だよな~、あっついよな~!」ニヤッ

澪「ちょっ!///」カァッ

唯「りっちゃん達何の話してるの?」ヒョコッ

紬「次は移動教室だから先に行ってるわね」

唯「それじゃあね~」フリフリ

承太郎「移動か…面倒くさいな…」

律「私達も行くか!」



743 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:10:28.95 ID:yUdnUwDO

廊下!

律「う~…さみぃ…」ブルブル

澪「教室出た途端寒くなるな…」ブルブル

スタスタ

男生徒「それでどうだったんだよ?」

男「ああ…」

承太郎「あいつは…」

律「澪ー、あいさつしなくていいのか?」

澪「い、いいよ…」

男「お前が秋山は押しに弱いって言ったからいったけど」
 「あいつ鉄壁だぜ」
 「手触っただけでビクッてなったからな~」



744 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:11:10.60 ID:yUdnUwDO

男生徒「男慣れしてなさすぎだな~」
   「こりゃ俺の判断ミスかもな~」

男「かも、じゃなくてミスだ」
 「今度は押し倒してやるか…」ニヤッ

男生徒「お前の家に誘えるかが問題だけどな~」ニヤッ

澪「……」

律「……」

承太郎「……」

澪「……」ウルッ
 「……」ポタッ
 「……ッ」タタタタ

律「澪!?」



745 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:11:54.91 ID:yUdnUwDO

承太郎「…田井中…お前は秋山を追いかけろ」

律「ジョジョは…?」

承太郎「…いいから早く行け……」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

律「!」ビクゥ
 「あ…ああ!」タタタタ

承太郎「……」
   (平沢、秋山、田井中、琴吹、中野…)
   (…悪いが俺は我慢ならねえ)
   (…お前達には迷惑をかけるだろうが…)
   (今回ばかりは俺が選んだこの『道』は譲れないぜッ!)



746 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:12:27.36 ID:yUdnUwDO

スタスタ

承太郎「…おい」

男生徒「誰だよ…」クルッ
   「ッ!」
   (何でこいつがここにいるッ)

男「…空条君か…どうかしたのかい?」

承太郎「…てめーの胸に聞きな」

男「僕が…秋山さんとデートしたから嫉妬してるのかな?」ニヤッ

承太郎「……」

男「…もしかしたらさっきの話を聞かれてたのかな?」

承太郎「……」

男生徒「おい…あいつ今にも殴ってきそうだぜ」ボソッ

男「いいさ…ここで空条承太郎に勝てば…」
 「軽音部は俺のものだろう?」

男生徒「!」



747 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:13:14.40 ID:yUdnUwDO

承太郎「…てめーは俺を潰しにくるってことだな」

男「ああ」

承太郎「…それなら公正に言ってやる」
   「俺とてめーの距離…お互いに拳は届くが…」
   「お前は俺よりリーチが短い分、あまりダメージにならない」

スタスタ

承太郎「…そして…この距離ならその心配はいらない」

男生徒(こいつ…バカじゃあないのか?)



748 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:13:48.75 ID:yUdnUwDO

男「……」

承太郎「……」

男「……」

承太郎「……」

男「おらっ!」ブォッ!

男生徒(蹴りッ!?)

男「ケンカは別に蹴りがなしってルールはないよなぁ!」

ドゴォ!

承太郎「……」ガシィッ!

男(ひるまない!?)
 (それどころか胸ぐら掴んでくるだとォォオ~~~!?)

承太郎「てめーは不意をついたつもりだろうが…ひるむと思うのか?」
   「これしきのことでッ!」

男「!」ビクッ



749 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:14:32.61 ID:yUdnUwDO

承太郎「…俺は…いわゆる不良のレッテルを貼られている」
   「最近はそうでもなくなったが…」

男「!?」

承太郎「…俺にもはき気のする『悪』はわかる」
   「『悪』とはてめー自身のためだけに人を利用することだ…」
   「ましてやてめーは秋山を悲しませやがったッ!」
   「…秋山の名誉のために」
   「秋山の心のやすらぎのために…」
   「この俺がてめーを絶望の淵へブチ込んでやるッ!」ドッギャ――z__ン!

男「ッ!」ビクゥ!



750 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:15:22.30 ID:yUdnUwDO

承太郎「オラァ!」ブォッ!

男「ヘブッ!」ボグシャアアア

承太郎「いいか…今のは秋山のぶんだ……」
   「鼻血が出ちまってるが…それは秋山がてめーの顔をぶん殴ったからだと思え……」
   「そしてこれも秋山のぶんだッ!」ブォン!

男「ブゴッ…」バギョオオォ

承太郎「そして次のも秋山のぶんだ」
   「その次の次のも その次の次の次のも……」
   「その次の次の次の次のも…」
   「次の!次も!」

男生徒「…」ゴクリ



751 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:15:58.83 ID:yUdnUwDO

承太郎「秋山のぶんだあああーーーーーッ」
   「これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!」
   「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
   「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

男「ッ…」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ
 「……」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ
 「…」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ



752 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:16:30.15 ID:yUdnUwDO

承太郎「てめーは最低のクズ野郎だったぜ…」

男生徒「ヒッ…」ガクガク

承太郎「消えろ…」
   「そして秋山に詫び続けろ…」
   「あいつみたいになりなくなかったらな…」

男生徒「は、はいっ!」ダダダダ

承太郎「……」ポチポチ
   「……」
   「…秋山は見つかったのか?」

律『それが…あいつどこにもいないんだよ…』

承太郎「やれやれ…俺も捜すからお前も引き続き頼む」

律『わかった!』



753 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:17:32.50 ID:yUdnUwDO

屋上!

承太郎(…今は授業中だ)
   (…あいつがどこそこほっつき歩くとは思えない)

ガチャッ

澪「……」

承太郎「……」
   「秋や…」
   「!」

澪「ッ…ヒック…」ポタポタ

承太郎「……」スタスタ
   「…秋山」

澪「ジョジョ…」グスッ



754 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:18:55.81 ID:yUdnUwDO

承太郎「…秋山……」
   「…俺はお前を慰めることはできない」
   「どんな声をかければいいか分からないからな…」
   「だが…お前を受けとめてやることならできる」

澪「…ッ」ポロッ
 「ジョ…ジョ…」ギューッ
 「うわあああああああああああああああああ」ポタポタ

承太郎「……」

澪「何で…何でだよぉ…」ポタポタ
 「何でこんなつらい目にあわなくちゃいけないんだよぉ…」ポタポタ



755 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:19:23.54 ID:yUdnUwDO

承太郎「……」

澪「なあジョジョ…何か言ってくれよ…」ポタポタ

承太郎「……」ポン

澪「……?」ポタポタ

承太郎「……」ナデナデ

澪「!」グスッ
 「……」
 「何か…安心するな…」ギュッ

承太郎「…そうか」ナデナデ

澪「…私があの人と遊んだ理由な」

承太郎「?」

澪「ジョジョを卒業するためだったんだ」

承太郎「……」



756 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:19:54.44 ID:yUdnUwDO

澪「私はいつもジョジョに助けてもらってばかりだから…」
 「何か自分でやろうって思って…」
 「そしたらちょうどあの人がきたんだ…」

承太郎「…ああ」

澪「それで…ジョジョと律に相談しただろ?」

承太郎「…ああ」

澪「それでジョジョに怒られたよな…自分のことだからって」

承太郎「……」

澪「私…あの時…ジョジョに嫌われたかと思って…」ウルッ
 「自棄になって…遊んだんだ」
 「そしたら…ジョジョを卒業できると思って…」
 「我ながら意味わからないよ…」

承太郎「……」



757 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:20:38.78 ID:yUdnUwDO

キーンコーンカーンコーン

澪「授業…終わっちゃったな…」
 「…戻ろっか」

承太郎「…そうだな」スタスタ

澪「何だか…今日またジョジョが遠くなった気がするな…」ボソッ

承太郎「……」スタスタ
   「何か言ったか?」ピタッ

澪「え…えと…」ピタッ

承太郎「俺のケツと話をされても、ケツじゃあ聞こえないんだが」

澪「!」
 「♪」タタタタ
 「ジョ~ジョ♪」ピトッ



758 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:21:07.44 ID:yUdnUwDO

承太郎「…そんなにひっつくんじゃあない」
   「うっとおしいぜ」

澪「いいんだよ、高校を卒業するまでジョジョも卒業しないから♪」

承太郎「…俺が良くないんだが」
   「それより卒業したらもう頼るんじゃあないぜ」

澪「むっ…」
 「それなら留年するよ♪」

承太郎「アホじゃあないか?」フッ

澪「いいよ、アホで」ニコッ
 「なあジョジョ~♪」

承太郎「何だ?」

澪「呼んだだけ♪」ニコッ

承太郎「…やれやれ」フッ



759 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:21:38.48 ID:yUdnUwDO

ガチャッ…

律(やっと見つけたと思ったら…)
 (…澪のやつはもう大丈夫みたいだな)フフッ
 (それにしてもジョジョのやつ…今日だけでかなりおっきくなったな…)
 (何ていうか…今まで以上に『男』だ…)
 (何にしても…一件落着だな)ニコッ

『3年2組、空条承太郎君。至急職員室まできなさい』

律(!?)
 (まさか…ジョジョ…)



760 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:22:05.80 ID:yUdnUwDO

澪「ジョジョ…呼ばれてる…」

承太郎「ああ」
   「…受験の話だろう。俺は行く」
   「お前は部室にでも行ってな」

澪「受験か…」
 「それじゃあ後でな」ニコッ

承太郎「……」
   「…ああ」スタスタ

律(やべっ!)ソロソロ

ガチャッ

承太郎「田井中…」
   「秋山を頼むぜ」

律「!」
 「気づいてたのか…」
 「なあジョジョ…今の呼び出しって…」

承太郎「…頼む」スタスタ

律「…ああ」



761 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:22:56.26 ID:yUdnUwDO

ガチャッ

澪「律!」

律「お、澪。こんなところにいたのか~」
 「そんじゃあ戻ろうぜ」

澪「なあ…ジョジョとすれ違わなかったか?」

律「ああ、見たよ」
 「『呼び出すんじゃあなくて、てめーが来い』って文句言ってたな」

澪「そっか…」

律「…うん」

澪「…ジョジョは私に受験のことで呼び出されたって言ったんだ」
 「嘘だよな…」

律「…ッ!」



762 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:23:32.61 ID:yUdnUwDO

澪「律…私がいなくなったあと…何があったんだ?」

律「…知らない」

澪「嘘だろ!?」
 「何があったんだよ!なあ律ッ!」

律「澪…お前も…気づいてるんだろ…?」

澪「……」
 「…私のために…」

律「…」コクッ
 「ジョジョは…優しいやつだ…」
 「仲間…『秋山澪』があんな目にあわされて…我慢できなかったんだろ」



763 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:24:24.52 ID:yUdnUwDO

澪「ジョジョ…」
 「ジョジョはいつも私達の…私のために動いてくれる…」

律「……」

澪「私はジョジョに何もしてあげれてない…」
 「今度は…私が助けるんだッ」

律「……」
 「あいつは自分が『正しい』と思ったから…」
 「自分の考える『正しい道』を進んだから…呼び出されたんだ」

澪「…?」



764 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:24:55.80 ID:yUdnUwDO

律「あいつは私に澪のことを『頼む』って言ってきたんだ…」
 「『頼む』だぜ…意味わかるか?」

澪「…どういうことだよ?」

律「あいつは…このことを全部自分が起こした事件にしようとしてるんだ」
 「職員室にお前が来ないように…お前が来たら噂が広まるだろ?」
 「だから私にお前を頼んだんだ」

澪「!」

律「お前が職員室に行ったら…あいつの気持ちはどうなる?」
 「あいつは自分を犠牲にして…お前の面子を守ろうとしてるんだ」
 「ジョジョはそれだけの覚悟をしてるんだッ」



765 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:25:30.23 ID:yUdnUwDO

澪「……」
 「助けてもらって言うのもなんだけど…」
 「…お前ら間違ってるよ」

律「!」

澪「ジョジョの覚悟もすごいし…律の気持ちもわかる」
 「でも…これは私が発端なんだ」
 「私が『ケジメ』をつけなくちゃいけないんだ…」
 「律…お前はジョジョが選んだこの『道』…」
 「『正しい』と思うのか?」

律「…ッ」



766 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:25:57.56 ID:yUdnUwDO

澪「思わないんだろ?」
 「お前はジョジョの気持ちを尊重しただけ…そうだろ?」

律「うん…」

澪「お前リンゴォさんが来た時に言ったよな」
 「『もしジョジョが誤った道に行ったら、私が正しい道に導く』って」
 「今が…その時なんじゃないか?」

律「!」

澪「律…悪いけど私は行くよ」タタタタ

律「……」
 (澪…)
 「待て!私も行く!」タタタタ



767 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:26:25.89 ID:yUdnUwDO

職員室!

さわ子「承太郎君…呼ばれた理由わかるかしら?」

承太郎「…ああ」

さわ子「…今のあなたがこんなことをするってことは私には考えられないの」
   「どんな理由があったの?」

承太郎「…あいつの面がムカついたんで殴っただけだ」
   「あのムカつきようは前世で何かあったのかもな」



768 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:26:49.19 ID:yUdnUwDO

さわ子「…すごく残念だわ」
   「あなたには期待してたの」
   「素晴らしいライブも見せてくれたし、何より生長してるように見えたから…」

承太郎「…悪かった」

さわ子「…本当に理由はあれだけなの?」

承太郎「…ああ」

さわ子「そう…」
   「あなたの処分だけど…」



769 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:27:16.48 ID:yUdnUwDO

ガチャッ!

澪律「失礼します!」

承太郎「!」

さわ子「あら、どうしたの?」

律「ジョジョのことです」

さわ子「…今そのことを話してるの」
   「…悪いけど出ていってくれるかしら?」

澪「ジョジョは嘘をついてますッ」

承太郎「ッ!」
   「秋山ッ!お前達は引っ込んでろッ!」

さわ子「…話を聞かせてくれるかしら」

澪「ジョジョは…私のためにあの人を殴ったんです」

ザワ…ザワ…

さわ子「…場所を変えましょうか」



770 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:27:43.26 ID:yUdnUwDO

指導室!

さわ子「それで澪ちゃん、あなたのためって?」

律「それは私が言います」
 「澪は…あの男に騙されて…傷つけられたんです」

さわ子「そう…」
   「りっちゃんの言う通りなの?」

澪「……ッ」

承太郎「…何のことか分からないんだが」

律「ジョジョ!もう嘘つくのはやめろよ!」
 「澪だって望んじゃいないんだ!」

承太郎「……」



771 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:28:43.05 ID:yUdnUwDO

律「お前は今自分が『正しい』と思ってるだろ?」
 「でもな、今のお前は全然正しくないんだ!」
 「お前が自分を犠牲にして守った澪はな…」
 「澪は…『逃げた』ってことにしかならないんだよ!」

承太郎「!」

律「これが『正しい道』なのかよ!?」
 「お前が犠牲になるぶん、澪は『成長』できないんだ!」
 「こんなことのどこが『正しい』んだよ!」
 「お前は今ッ!『誤った道』をすすんでるんだよッ!」



772 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:29:13.96 ID:yUdnUwDO

承太郎「……」
   「やれやれ、あんまりでかい声出すもんだから目が覚めたじゃあないか」
   「…悪いな、俺が今まで言ったことは嘘だ」

澪律「!」パァッ

さわ子「…めんどくさいこと…するんじゃないわよ!」フフッ
   「承太郎君…信じてたわ…」ニコッ

承太郎「…そうか」



773 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:29:40.59 ID:yUdnUwDO

さわ子「それで…どういう経緯であんなことになったの?」

律「それは…」

澪「律…私が説明する。これも『ケジメ』だ」

律「そっか…」

澪「今日の移動教室の時、私と律とジョジョで移動してたんです」
 「そしたらあの人達が階段を上ってて…」
 「私のことを…話してたんです…」

さわ子「…どんなことかしら」

澪「ッ…」ウルッ

承太郎「秋山ッ…」

律「澪…」



774 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:30:35.48 ID:yUdnUwDO

さわ子「澪ちゃん…無理しないでいいのよ…?」

澪「…大丈夫です」
 「私…この前あの人と遊んでて…それで私と遊んだ理由が…」
 「私なら…その…」

さわ子「ッ!」
   「わかったわ!」
   「大丈夫…わかったから…」

澪「…はい」

律「…頑張ったな」ナデナデ

澪「…ッ……」コクッ



775 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:31:11.35 ID:yUdnUwDO

さわ子「それで、話が聞こえた承太郎君は怒って殴ったってわけね…」

承太郎「…ああ」

さわ子「これが真相なのね…」
   「澪ちゃん、このことは生徒指導の先生に伝えても大丈夫かしら?」

澪「はい…」

律「それでジョジョの処分は…」

さわ子「新しい情報もわかったし…まだわからないわ」
   「でもなるべく軽いものになるように努力するわ」
   「生徒を守るのが先生の役目だし」ニコッ

承太郎「初めて先生らしい発言を聞いたぜ」

さわ子「減らず口は相変わらずね」フフッ
   「今日は遅いから帰りなさい」

承太郎「ああ」



776 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:31:48.17 ID:yUdnUwDO

帰り道!

承太郎「……」スタスタ

澪「……」スタスタ

律「……」スタスタ
 「ジョジョ…怒ってる…?」

承太郎「…ああ」

澪律「……」

承太郎「自分に…な…」

澪律「!」



777 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:32:14.40 ID:yUdnUwDO

承太郎「俺は…お前らに言われるまで自分の選んだ道が…」
   「『正しい道』だと信じて疑わなかった」
   「だが…違ったようだ」
   「それを気づかせ、違った『正しい道』に導いてくれたのはまぎれもなくお前らだ」
   「…感謝するぜ」

澪「そんな…」

律「私だって…今思えば本当に『正しい道』かどうかわからないんだ…」

承太郎「少なくとも俺はお前が導いてくれた『道』で『納得』した」
   「だが…本当の『正しい道』ってのは誰にも分からないのかもな」



778 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:32:45.39 ID:yUdnUwDO

澪「そうかもな…」
 「ていうか難しいこと考えすぎだよ、ジョジョは」

律「ほんとだよ全く!何だよ『男の世界』って!」

承太郎「男なら誰でも『男の世界』には憧れるさ」

律「そんなもんか~?」
 「聡に聞いてみるか」

ブーッブーッ

承太郎「…電話か」パカッ
   「…平沢だな」

澪「あ…部室…」



779 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:33:11.46 ID:yUdnUwDO

承太郎「……」ポチッ

唯『承太郎君!今どこにいるの!?』

承太郎「!」

律「すご…話し声聞こえるぞ…」

承太郎「…外だ」

唯『外!?帰ってるの!?今どこ!?りっちゃんと澪ちゃんは!?』

承太郎「マックスバーガーの近くだが…」
   「田井中と秋山も一緒だ」

唯『ちょっと待ってて!』

プーップーッ

承太郎「切りやがった…」

律「何ていうか…嵐みたいだったな」

澪「ああ…ていうか唯怒ってなかったか?」

承太郎「…多分な」



780 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:33:38.23 ID:yUdnUwDO

少し後!

唯紬梓「ハァハァ…」タタタタ

律「来たな…」

唯「みんなっ!」

澪律「……」

承太郎「……」

唯「承太郎君…和ちゃんと花京院君から話は聞いたよ」

承太郎「…そうか」



781 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:34:03.33 ID:yUdnUwDO

紬「三人共授業来なかったでしょ?」
 「それに承太郎君が放送で呼ばれて…」
 「それからずっと待っても、りっちゃん達も来なかったから…」
 「様子を見に行こうと思ったらちょうど花京院君達が来たの」

唯「何で話が終わっても部室に来てくれなかったの!?」
 「みんな…すごく心配したんだよっ…」

承太郎「…悪かった」

澪律「ごめん…」



782 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:34:51.25 ID:yUdnUwDO

紬「承太郎君…」ボソッ

承太郎「何だ?」

紬「今回の件で一番心配してたのは梓ちゃんなの」ボソボソ
 「ちゃんと埋め合わせしないとダメよ?」ボソボソ

承太郎「…そうか」スタスタ

律「ん?ジョジョのやつマックスバーガーに行ったぞ?」

唯「何しに行ったんだろうね?」

承太郎「……」スタスタ

紬「戻ってきたわね」



783 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:35:25.29 ID:yUdnUwDO

承太郎「…中野」

梓「…何ですか」

承太郎「…マックスバーガーのアップルパイだ」スッ

唯澪律紬「…フフッ」プルプル

澪(ふ、ふざけてるのか…?)プルプル

梓「…どうもです」モグモグ

律(そして梓も食うなよ…)プルプル

梓「……」ツーン

承太郎「…やれやれ」スタスタ

唯「またマックスバーガーに行ったね…」ボソッ

律「絶対ふざけてるよな…」ボソボソ



784 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:35:53.93 ID:yUdnUwDO

承太郎「……」スタスタ

澪「帰ってきたな…何か持って…」ボソッ

承太郎「…中野」

梓「…何ですか?」

紬(心なしか梓ちゃんの口調が柔らかくなってるわね…)

承太郎「…バニラシェーキとイチゴシェーキがあるが…どっちがいい?」

唯澪律紬「ブフォッ!」プルプル

澪(絶対にこいつふざけてる!)プルプル



785 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:36:34.47 ID:yUdnUwDO

梓「…イチゴシェーキで」

承太郎「そうか…」
   「……」スッ

梓「どうもです」ズズッ

紬「渡すの躊躇したわね…」ボソボソ

唯「多分承太郎君もイチゴシェーキが飲みたかったんだよ」ボソボソ

梓「承太郎先輩…」

承太郎「…他に食いたいのがあるのか?」

梓「そっちじゃないです…」
 「あ、ごちそうさまでした」ペコリ

承太郎「いや…それはいいが」



786 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:37:08.47 ID:yUdnUwDO

梓「あの…私、別に怒ってるわけじゃないんです」
 「すごく心配はしましたけど…」

承太郎「……」

梓「何ていうか…先生との話が終わっても部室に来てくれなくて…」
 「私達のことなんかどうでもいいって思ってるんじゃないかと思って…」

澪律承「……」



787 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:37:57.76 ID:yUdnUwDO

梓「すみません…私すごく嫌な人ですよね…」

律「どうでもいいはずないだろ?」

梓「!」

澪「そうだよ。みんな大事な…大事な仲間だから」

承太郎「お前達のことは……いつだって大切に思っている」

唯澪律紬梓「!」

唯(憂が風邪をひいた日…承太郎君も大切なものがあるって言ってた…)
 (それって…)フフッ



788 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:38:33.95 ID:yUdnUwDO

承太郎「これからは気をつけるさ」

梓「まったく…心配かけさせないようにしてください!」

承太郎「…努力する」

紬「やっと明日はみんなでお茶できるわね~♪」

承太郎「それなんだが…分からないんだ」

唯「え?何が?」

承太郎「明日から学校に来れるかだ」
   「今日処分の電話が来るらしくてな」

紬「処分は無しじゃあ…」

承太郎「一言もそんなことは言ってないぜ」

梓「承太郎先輩のその態度なら処分は無いものと思いますよ…」

承太郎「まあ夜になれば分かる」
   「気長ってほどじゃあないが、ゆっくり待つさ」

梓(何ていうか…大物だな…)
 (とりあえず私は承太郎先輩の不問を祈ろう!)



789 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:39:00.31 ID:yUdnUwDO

翌日の音楽室前!

梓(承太郎先輩…結局昨日は連絡くれなかったな…)
 (…悪い…結果だったのかな)
 (……)

ガチャッ

承太郎「……」ズズッ

梓「!」
 「承太郎先輩っ!」タタタタ

承太郎「…どうした」

梓「どうしたって…処分は無かったんですか!?」

承太郎「…無いってことは無いが」

梓「え…?」



790 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:39:31.99 ID:yUdnUwDO

承太郎「反省文を原稿用紙5枚分だ。めんどくさいことをさせやがるぜ…」

梓「それだけですか…?」

承太郎「ああ」
   「…昨日秋山達が話したことを考慮した結果だそうだ」
   「そいつらが職員室に来てくれたから助かったぜ」



791 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:40:20.71 ID:yUdnUwDO

律「澪が『行く』って言ったからだよ」
 「澪がそう言わなかったら私は何もできなかった…」

澪「…ジョジョが私を助けてくれたから」
 「ジョジョが私を受けとめてくれたから…」
 「勇気が出たんだ」
 「だから、ジョジョのおかげだよ」

紬「みんなのおかげね」フフッ

梓「ていうか連絡ぐらいくださいよ…」
 「ずっと気になって仕方なかったんですよ…」



792 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:41:20.51 ID:yUdnUwDO

澪(そういえば梓…クマが…)

承太郎「文句なら先生に言ってくれ」
   「反省文を今日までに提出って言いだしたんだ」
   「忙しくて仕方なかったぜ」

梓「……」

紬「承太郎君…」

承太郎「…やれやれ、悪かった」

梓「こんなこと…今回だけにしてください」
 「ずっと…この六人でお茶したいんですから…」
 「毎日…毎日…」

唯澪律紬承「……」

承太郎「…ああ」



793 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:42:11.11 ID:yUdnUwDO

唯「…お茶にしよっか!」
 「ムギちゃん、今日のおやつは~?」

紬「今日はモンブランよ♪」

唯「おお!おいしそ~♪」

承太郎(毎日…か…)
   (…俺達はあと何回ここでお茶できるんだろうな)

梓「承太郎先輩…どうかしましたか?」

承太郎「いや…何でもない」

梓「そうですか」ニコッ

承太郎「……」



794 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 17:54:24.87 ID:yUdnUwDO

終わりです

本当にこの話は悩みました
変更もだいぶ多くて…

そしてテンプレっぽい展開で自分としては何だかなぁ、と
でも、こんな話書いてみたかったのも事実

それに、いろいろキャラの思いを詰め込みすぎて分かりにくいかもしれないです

特に承太郎と澪の屋上でのやり取りですが、両方の気持ちが分かるかなー?と思ったり

解説が必要なとことかあるかもしれませんので、その時は書いていただければ

すみません、長くなりました
それでは




795 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 18:07:40.93 ID:qN4FQN.o

乙です
良い結果にまとまって良かった

あと男は氏ね



796 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 21:23:57.32 ID:w95VCVUo

君がッ!泣くまでッッ!!



797 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 21:44:51.92 ID:S6kWhs60



ジョジョ卒業は一生できないかもなぁww



798 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 22:27:00.04 ID:aDgv2/Qo





799 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/04(月) 00:05:24.45 ID:CtWiWus0

乙 いつも楽しみにまてます



800 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/04(月) 03:45:14.83 ID:5hjhYoAO



リンゴォにやられた生徒はガウチョ似なんだろうな



801 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/04(月) 04:26:58.57 ID:rTyCwcDO

チョークの衝撃尋常じゃあないな





802 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/04(月) 22:29:08.50 ID:KwqKyoDO

こんばんは

乙の一言が励みになります
ありがとうございます

何ていうか、この話は批判覚悟でしたが無くて良かったです
解説の必要もなくて少し安心しました

次回の投下の件ですが、実は今のところ書き溜めが全然進まない状況です
元ネタあるにも関わらず
というわけで、非常に申し訳ないんですが、次は土曜か日曜になると思います

それと、二つ番外編の時期を教えていただければ嬉しいです
21話前後の時期なら書けますので

それでは




803 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 14:57:43.30 ID:TMleru60

待ってるぜ

番外編の時期だけどクリスマスとか正月とかいいんじゃない?





804 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 22:43:41.06 ID:tpYyM.DO

ありがとうございます

では番外編は21話の後に
二週遅れはきつい

大学編はやらない方向でいきます



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