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唯「CCA!」#第二話 ネオ・ジオン! 【ガンダム】


ニュー速VIP避難所(クリエイター) より

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1288440551/

唯「CCA!」#index




49 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 17:36:48.27 ID:i7rEcioo

第二話 ネオ・ジオン!

いちごは、うんざりしていた。
四人に囲まれて罵声をあびせかけられている。
この艦に配属になってから、毎日のようにこの儀式が行われるのだ。

信代「ジェガンを6機沈めたからって、いい気になってるみたいじゃない?」

いちご「…1機は損傷を与えたものの宙域から離脱した。だから撃墜は5機。」

潮「口答えすんなよ、この人形!!」

いちご「私は人形じゃない…」

慶子「人形じゃないなら強化人間だっけ?」

いちご「違う。」

圭子「違うくないでしょ。どう見てもあなたは強化人間だよ。」

中島信代、太田潮、飯田慶子、佐野圭子の四人は
このムサカ級3番艦に勤務するMSパイロットである。
いわば同僚なのだが、飽きもせず食事に行く前にこうしていちごに絡んでくるのだった。





50 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 17:37:23.46 ID:i7rEcioo

姫子「アンタたち、何やってるの!?」

その声に、嫌な儀式が中断される。
いちごは終わるのがいつもより少し早いな、とだけ思った。

信代「うるさいのが来たよ!」

潮「撤退!!」

姫子の声に、絡んでいた四人が逃げ去っていく。

姫子「若王子さん、大丈夫?」

いちご「平気。」

姫子「食事、一緒に行こうか?」

いちご「嫌だ。」

姫子「一人で食べるの、つまんないよ?」

いちご「あなたといてもつまらない。」

姫子「じゃあいてもいなくても同じでしょ? 一緒に行こ!」

いちご「…」



51 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 17:38:03.51 ID:i7rEcioo

結局いちごは姫子と一緒に食堂へ行くことになった。
味気ない宇宙食を食べながら、一つ浮かんだ疑問を姫子にぶつけてみる。

いちご「何故私に構うの?」

姫子は、すぐにはその質問に答えなかった。

姫子「やっと若王子さんから話しかけてくれたね。」

嬉しそうなその表情がいちごの癇に障った。
頭に浮かんだ言葉をそのまま姫子に吐きかける。

いちご「質問に答えて。」

姫子「ごめんごめん、ええと、ニュータイプに興味があったのかな?」

いちごは、この艦に配属されてから初めて自分をニュータイプと呼んだ人間に出会った、と思った。
しかしそれは口に出さないでおいた。
余計な事を言って、また嬉しそうな表情をされたら堪らないからだ。

姫子「それに若王子さんってなんかほっとけないし…」

いちご「…」

ほっといて欲しい、そう思ったが、なぜか口には出せなかった。
自分は無口なのだ、と、自分に言い聞かせる。



52 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 17:38:42.29 ID:i7rEcioo

姫子「そういえばあれ、なんだっけ…サイコミュ兵器! えっと…なんて名前だったかな?」

いちご「ファンネル。」

いちごは漏斗、という意味であるその兵器の名前の由来を知らない。
特に知っている必要もなかったのである。

姫子「そうそう、それ! どうやって操作するの?」

いちご「話せば長くなる。面倒。」

姫子「いいじゃん、教えて!」

いちご「話しているうちに食事が終わってしまう。」

姫子「じゃあ、食事のあとあなたの部屋に行く!そこで話して!」

いちご「部屋では独りになりたい。」

姫子「話が終わったら独りになれるからさ、少しだけ!」

姫子が両手を合わせて拝むように懇願した。
それを見て、いちごは少し困ったような表情を作りながらも、

いちご「…少しだけなら。」

と言ってしまった。



53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 17:39:18.68 ID:i7rEcioo

信代達は、つまらなそうに食堂を出た。

信代「立花さん、どうして強化人間の味方なんかするんだろうねえ。」

慶子「立花さんは腕もいいし人望もあるからやり合いたくないしね。」

信代達四人は、気に入らない、という理由を振りかざし、
ストレスの貯まる艦内生活での活力の源として、いちごをいじめていたのである。
それを姫子に邪魔され、困っているのだ。

潮「でもさ、私達の言うこと聞かないからホントむかつくよね、あの強化人間。」

圭子「強化人間って昔はもっとひどかったんでしょ?」

潮「今もひどいじゃん!! 表情ないし!!」

信代「あれは失敗作だからね。
   成功例のギュネイとか言うのはわりかし人間味があるみたいじゃないか。」

慶子「総帥の直属になった奴でしょ?
   見たことないからなんとも言えないなあ…それよりこれからどうやってストレス発散するの?」

信代「立花さんのいないときにやればいいんじゃない?」

四人とも、いじめをヤメる気はないらしかった。



54 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 17:40:09.08 ID:i7rEcioo

部屋に着くと、姫子が嬉しそうにいちごの隣に腰掛けた。
隣に人がいる、という感覚はいちごにとって不快そのものだ。

姫子「予想はしてたけど、何もない部屋だね! まああたしの部屋もなんだけど!」

いちご「…本題に入る。」

姫子「…本題?」

いちご「ファンネルの操作法。」

姫子「え~、もうちょっとおしゃべりしようよ。」

いちご「嫌。 早く出ていって。」

姫子「…わかった。 じゃあ教えて。」



55 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 17:40:43.35 ID:i7rEcioo

いちご「ロックを外してファンネル放出をイメージすると放出される。」

姫子「それで?」

いちご「敵の自機との相対座標をイメージすると、ファンネルが自動でそこまで侵入する。」

姫子「へえ、イメージね…」

いちご「敵機付近までファンネルが侵入したら、
    サイコミュを通して頭の中に浮かんでくるファンネルが捉えた映像を頼りに
    敵機に狙いを定めて、攻撃指令を出す。」

姫子「それもイメージするの?」

いちご「そう、それがサイコミュ。」

姫子「へえ、すごいじゃん!! そんな事出来るんだ!!」

いちご「…」

いちごには姫子が何故そこまで感動するのかわからなかった。
いちいち話をするたびにコロコロと変わるその表情も変だと思った。



56 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 17:41:57.43 ID:i7rEcioo

いちご「話は終わり。 出ていって。」

姫子「出ていくからさ、あなたも一緒に行こ。」

いちご「話している意味がわからない。」

姫子「今度はあたしの部屋に行こうよ。 お菓子くらいはだすからさ。」

いちご「嫌だ。 独りになりたい。」

姫子「じゃあさ、今日のところは帰るから、明日また色々教えて。 今度はあたしの部屋で。」

いちご「…少しだけなら。」

いちごはまた言ってしまった、と思った。

姫子が部屋を出ると、いちごは本当に独りになった。
ベッドに潜り込み、つぶやいてみる。

いちご「明日も、少しだけ。」

意味のない言葉が出た、と思った。

第二話 ネオ・ジオン! おわり





第二話が短すぎたのは反省していない。
今日はここまで!



57 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 17:43:46.58 ID:i7rEcioo

次回は、第三話 フィフス・ルナ!

映像作品、逆襲のシャアはここから始まりますね。
今までは、蛇足でした。




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