SS保存場所(けいおん!) TOP  >  クロス >  唯「けいおん転生!」 ~デビルバスター編~#後編

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






唯「けいおん転生!」 ~デビルバスター編~#後編 【クロス】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309265180/

プロローグ
第一章 緊急事態!?
第二章 アクマをころしてへーきなの?
第三章 犬、時々…猫!?
第四章 仲間と仲魔!

第五章 ココロとカラダ!
第六章 さらば東京!
第七章 もう一人の救世主!
第八章 地獄めぐり!
第九章 心の旅!
エピローグ




138 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:17:53.57 ID:AXXFTXiao

―――イケブクロサンシャイン

唯「おばあちゃーん!!どこにいるの~!?」

ケルベロス「上から邪悪な匂いがします……」

梓「急ぎましょう!!」





139 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:18:59.32 ID:AXXFTXiao

第五章 ココロとカラダ!



梓「唯先輩、その…おばあちゃんっていうのは?」

唯「私がいたシェルターの部屋の隣に住んでるんだ~」

唯「私ね…小さい頃にお父さんとお母さんが死んじゃって…」

唯「おばあちゃんがずっと私の面倒を見てくれてたの!」

唯「だから、おばあちゃんは家族みたいなものなんだよ!」

唯「私の、たった一人の………」

梓「そうだったんですか……」

唯「絶対助け出す!!おばあちゃんがいなくなったら私…」

唯「もう……一人ぼっちは嫌だよ……」

梓(唯先輩……)



140 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:25:10.72 ID:AXXFTXiao

……
………

梓「この部屋ですね!!」

唯「はぁ……はぁ…」

唯(おばあちゃん!!)ガチャッ ウィーン

「やっときたな……待っていたぞ!
 このばばあをさらった甲斐があったぜ!」



141 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:27:30.20 ID:AXXFTXiao

ピピピ

アポリオンが 一体 出た どうしますか?

とみ「ゆ、唯ちゃん!逃げなさい!!」

アポリオン「黙ってろ老いぼれが」ザクッ

とみ「うっ!!………」

唯「!!……やめろおおぉぉ!!」

梓「唯先輩!!」

唯「おばあちゃんを離せえええ!!」

梓(!?……唯先輩が…ダブって見える?
  いや…唯先輩じゃない!似てるけど…違う)
  
その瞬間梓の目には唯の持つ剣が輝いたように見えた

ズバン!!

アポリオン「なん……だと!?
       ……貴様、どこに…こんな力が……」



142 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:28:37.25 ID:AXXFTXiao

……
………

唯「おばあちゃん!!しっかりして!!」

梓「おばあさん……!!」

梓はとみの傷と出血量からもう助からないことを悟った…

とみ「ありがとう…唯ちゃん…助けに来てくれたんだね?」

唯「そうだよ!さっ早くシェルターに戻ろうよ!!」

とみ「唯ちゃん…強くなったねぇ……」

とみ「小さい頃泣いてばっかりだった唯ちゃんが…」

とみ「ここは…どこだい?」

梓「イケブクロサンシャインです!」

とみ「おや……懐かしいねぇ…[悪魔の口]…
   子供の頃…母親に連れてきてもらった記憶が…ゴフッ」



143 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:29:15.43 ID:AXXFTXiao

唯「おばあちゃん喋っちゃダメだよ!!」

梓「悪魔の…口?」

とみ「唯ちゃん……しっかりね……!」

唯「うん……うん!!」

とみ「あたしゃいつでも唯ちゃんを見守ってるよ……」

唯「大丈夫だよ…おばあちゃんっ」ニコッ

とみ「うふ…ふ……あっ…お母さん………」

とみは静かに息を引き取った

まるで母親に抱かれているような

安らかな笑顔で……



144 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:30:11.33 ID:AXXFTXiao

……
………

梓「もう……いいんですか?唯先輩?」

唯「うん!大丈夫!!さあ、行こっ!」

唯「いつまでもメソメソしてたらおばあちゃんが心配しちゃうよ~」

梓「唯先輩……」

この世でたった一人の肉親のような存在を

亡くした唯に

なんと声を掛けたらいいのか梓には分からなかった



145 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:31:15.88 ID:AXXFTXiao

……
………

梓「唯先輩!!あのレリーフ!」

唯「これがおばあちゃんの言ってた…」

梓「悪魔の口……」

唯「あ!ねぇねぇあずにゃん!!
  口の中に何か入ってるのが見える~!」
  
梓「え?……あれは…ピラー!!」

唯「あれが!!……ちょっと手伸ばして取ってみるね!」

唯「んしょ……もう…少し……」

バグッ!! ギチ…ギチ……

唯「きゃああああああ!!痛い痛い!!!」



146 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:32:55.32 ID:AXXFTXiao

もう少しで取れそうという時

こともあろうに

悪魔の口が突然閉じたのである

梓「唯先輩!!!……抜けない!!」

唯「助けてあずにゃん!!いっ…あああああああ!!!」

ボキボキ……  ブチィッ!!……

梓(抜けた!!………!!!!)

梓「う……腕が……」



147 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:33:33.90 ID:AXXFTXiao

唯「うああぁぁぁあ゛あ゛あ゛!!!」

唯は痛みのあまりに床をのたうちまわる

転がるたびに床は鮮血に染まっていく

そして自分の腕を見た

唯「!!!???」

そこにあるはずの右腕は

肩から下が

無かった……

唯の意識はここで途絶えた



148 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:34:06.04 ID:AXXFTXiao

梓「唯先輩!!しっかり!!」

梓「あそこへ行けば……!」

梓は唯を背負い、ある場所を目指す……



149 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:34:57.77 ID:AXXFTXiao

……
………


………お姉ちゃーん!お姉ちゃん!!………

………あと5分~………

(夢……?)

「お姉ちゃんそんな走ったら転b」

唯「うわあ~いっぱい降ってるよ~!!」

(お姉ちゃん?私に妹なんていないのに…)

唯「えへへ、あったかあったか♪」

(でも…仲よさそうでうらやましいな…)

(よく見るとこの子…私そっくり!!)



150 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:35:43.84 ID:AXXFTXiao


……お姉ちゃんさがって!!……
バシュウウゥゥゥ……ン

(……!?……悪魔!!)

唯「ここも行き止まり……」

「一旦戻ろうお姉ちゃん!!」

(ど、どういうこと!?…ガッコウに悪魔?)

(夢の世界の私も戦ってる……)

(それに……お姉ちゃんって……?)



151 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:36:14.23 ID:AXXFTXiao

………これはひどい………

………だが、このサイバネティックアームを着ければ……

……コンピューターも……内蔵………

(痛い……痛いよぉ……)


……先輩………



152 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:37:00.02 ID:AXXFTXiao

唯「ん………」

梓「唯先輩!!………良かった……」

唯「ここは………?」

科学者「サイバネ研究所だ」

唯「……研究所?」

科学者「右腕を動かせるかね」

唯(そうだ……私、腕が無くなっ……!?)



153 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:37:54.14 ID:AXXFTXiao

唯は目を疑った

無くなったはずの右腕が

機械の腕へと変わっていたのである

科学者「ふむ…問題なさそうだ」

科学者「この腕は脳波を感知して自在に動かせるように
    なっている…」
    
科学者「君の持っていたハンドヘルドコンピューターの中身も
    腕に内蔵しておいたよ」



154 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:39:03.11 ID:AXXFTXiao

唯「ああああ、あずにゃん!!」

唯「私、ター○ネーターになっちゃうの!?」

唯「君の持っている服と、バイクを…」

梓「何勘違いしてるんですか」

科学者「その腕は耐衝撃にできている…
     銃弾くらいなら軽く跳ね返せるだろう



155 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:39:43.83 ID:AXXFTXiao

―――イケブクロ サンシャイン


唯「よーし!!今度こそ!!」

唯は悪魔の口に手を伸ばす

バグッ  ガキィッ!!

すかさず悪魔の口は閉じた



唯の右腕はビクともしなかった

唯「せーのっ」

ガガガ…  バゴン!!

唯が力を込めると口は勢いよく開いた



156 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/01(金) 02:40:26.25 ID:AXXFTXiao

梓「取れた!!」

唯「やったよあずにゃん!!ピラーだぁ!!」

梓「やったああ!!」

唯「あずにゃん!!」がしっ

二人は喜びの抱擁を交わす

唯「あずにゃ~ん……」キリキリ

梓「ぜ・ぜんばい……ぐるじ…し…しぬ……」

唯「はっ!ゴメンあずにゃん!!そんなに力入れたつもりじゃ…」

梓「私を殺す気ですかああああ!!」



第五章 ココロとカラダ! 完



158 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:08:11.14 ID:mtQyqCMio

梓「残るは一つ…」

唯「このビルのどこかに……」

唯達は東京中を駆け巡りやっとの思いで

6つのピラーを集めることができた

そして最後の一つがここ、シンジュクにあると聞きつけ…

唯と梓は最上階へと急ぐ



159 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:08:59.84 ID:mtQyqCMio

第六章 さらば東京!



唯「エレベーターが使えないのがこんなにつらいとは~……」

梓「もう少しです!頑張ってください!」

唯「ねぇねぇケルベロス~……おんぶ!」

ケルベロス「駄目です」

唯「ちぇっ!けち~!!」

―――最上階

ケルベロス「嫌な予感がします…」

梓「ケルベロス?」

ケルベロス「強大な魔力を持った者がこの先に」


「久しぶりだな…唯」



160 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:10:13.84 ID:mtQyqCMio

唯「!!……律ちゃん、澪ちゃん……」

澪「もう私達のこと忘れたのかと思ったよ」

唯「忘れるわけ……ないよ」

澪「唯…世界を救うにはお前とその魔女じゃ役不足だ」

唯「そんな……澪ちゃん……」

律「いけぇっ!オルトロス!!やっつけちゃえ!」

オルトロス「了解……!」

オルトロス(ゲゲ!!……伝説の魔獣ケルベロス!)

オルトロス(か、勝てるわけない…)

澪「どーした?ほらっ行け!!」

オルトロス(うおおお困った…)

オルトロス「二・二二…ニセ救世主!
       かかか、覚悟しろ!!」

ケルベロス「八つ裂きにされたいのならかかってこい…」

オルトロス「………やっぱ無理!こえええよおおおお」



161 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:11:12.14 ID:mtQyqCMio


梓「あ、逃げた」

律「あっちゃ~……唯!次はこうはいかないからな!」

律「待てオルトロス!!待てっての~…」

律と澪はオルトロスを追いかけて行ってしまった……



162 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:11:57.58 ID:mtQyqCMio

―――ふふふ、お待ちしておりましたよ救世主―――

唯「パズス!!」

パズス「しかしその呼び名も今日で終わりです…
    律様と澪様が真の救世主でした」
    
梓「いつまで演技してるつもり!?魔王パズス!!」

パズス「ゆえに平沢 唯はこの世に無用な存在」

唯「!!」

パズス「あの世へ行ってもらいましょう」パチッ

梓「唯先輩危ない!!」

唯「うわわわ!」

パズスが指を鳴らすと唯の立っていた場所に火柱が上がる

唯「負けないよ……!!」



163 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:12:36.83 ID:mtQyqCMio

……
………

梓「はぁ…はぁ……さすが魔王ということだけありましたね…
  でも…これで……」
  
唯「ピラーが全部揃ったぁ!!」

ケルベロス「さぁ……バエルを倒しに行きましょう」



164 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:13:12.62 ID:mtQyqCMio

―――バエル城

梓「ついにここまで来ましたね唯先輩!」

唯「バエルを倒せば東京も少しは変わるのかなぁ?」

梓「変わりますよ!きっと!!」

ケルベロス「覚悟はいいですか?バエルはこの先の部屋です」

唯「うん…!覚悟ならとっくにできてる……!!」

「唯!!」



165 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:14:26.70 ID:mtQyqCMio

唯「!!……律ちゃん!澪ちゃん!!」

澪「お前たちも来たんだ……」

律「言ったろ!?…唯達じゃ役不足だって!」

律「バエルは私たちが倒す!!」

澪「律……」

律「唯……ごめ……いや!ここからは私達の番だ!
  唯達の活躍の場は無いぜっ!!」
  
澪「待って律!!唯……もしかしたら…
  間違っていたのは私達かもしれない…」
  
唯「澪ちゃん……」

澪「でも……後悔はしない!じゃあな、唯!!」バタン!

唯「澪ちゃん!!扉を開けて!!」ダンダン!

梓「二人だけじゃ無理です!!力を合わせないと……!」



166 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:15:29.08 ID:mtQyqCMio

……うわあああ!……

……律!……きゃああああ……

二人の叫び声が聞こえたのち

耳が痛くなるような静寂が訪れた……


唯「律ちゃん!!澪ちゃん!!ん~~っ!!」

唯は機械の右手に力を込める

唯「このっ!!」バゴーン

扉が勢いよく吹っ飛ぶと

目の前には

折り重なって倒れている

律と澪の姿があった



167 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:18:08.97 ID:mtQyqCMio

律「ゆ……唯……はは…このザマだ」

澪「やっぱり…唯が正しかった…」

律「頼む…バエルを…倒して…」

澪「唯…ごめんね…私達を許してくれ…」

唯「何言ってるの!?私達……友達だよね!?」

梓「唯先輩……」

唯「律ちゃんと澪ちゃんを傷付けたヤツを私は許さないよ!」

「ハハハハハ!友達とやらの敵を取ってみるか?」

そこには二つの頭を持つ骸骨にまたがった

魔王、バエルの姿があった



168 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:19:16.51 ID:mtQyqCMio

バエル「ハハッ死ねぇ!」

骸骨の腕が唯を襲う

唯「きゃあああっ!!」ガキン!

唯「あ……」

とっさに構えた機械の右腕がバエルの攻撃を弾く

バエル「貴様……生身の体ではないな」

唯(助かった……!)

バエル「まあいい…すぐにあの老婆の元に行けるぞ」



169 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:20:03.32 ID:mtQyqCMio

唯「!?……今…なんて?」

バエル「老婆をさらい貴様の目の前で殺すように仕向けたのは私だ」
    
梓「許せない…!!」

唯「……お前が……」

唯「うわああああああ!!」

梓「!!」

唯の剣が輝く

……お姉ちゃん!……

唯「……!?」



170 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:20:40.38 ID:mtQyqCMio

……
………

バエル「ぐ……ぐふ…ふ…ふふふ…
    これからさらなる貴様らを地獄が待っている」
    
バエル「ハハハ……サ…サタン様……」

梓(サタン!?)

バエルが倒れるとその体はどんどん小さくなっていく

梓「嘘……これがバエルの正体!?」



171 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:21:32.02 ID:mtQyqCMio

唯「律ちゃん!!澪ちゃん!!」

返事は無い…

唯はとっさに二人の胸に耳をあててみる

……ドク……ドク……

唯「生きてる!!」

律と澪は大怪我を負ったものの

かろうじて一命は取り留めた



172 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:23:46.22 ID:mtQyqCMio

……
………

律「んん……」

澪「あ……あれ?」

唯「大丈夫!?」

澪「私……ケガが!?」

律「治ってる~!」

唯「あずにゃんが魔法で治してくれたんだよ!」

律「あ、あずにゃん?」

梓「ど、どうも…中野 梓です…」

律「そっか……ありがとう!梓!!」

澪「私達を助けてくれるなんて…」

梓「死にそうな人を放ってなんておけません!
  それに…さっき…私達にゴメンって…」



173 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:24:46.75 ID:mtQyqCMio

律「あ?あ、ああ~…そうだったっけ!」

唯「あはは!律ちゃん相変わらずだねぇ~」

律「はは……唯…ホントに…ゴメン…」

唯「いいんだよ!もう…」

唯「それよりね……ケルベロス!お願い…」

律と澪はケルベロスから今までの経緯を聞く



174 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:25:29.63 ID:mtQyqCMio

澪「ルシファー……そういやギンザで見たアレ!!」

律「まさか……」

唯「ギンザ…?」

澪「ああ…気になる情報を仕入れたんでな…
  律とギンザへ立ち寄ったんだ」
  
澪「鈴木カンパニーって会社がどうやら悪魔と関係して
  怪しい動きをしてるらしい…」
  
律「忍び込もうと思ったら見つかって追い出されたけどな!」

律「でも…一瞬見えたんだ…氷だらけの部屋があった…」

律「そこには何もなかったけど……まさかな!」

梓「鈴木カンパニー…」



175 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:26:05.11 ID:mtQyqCMio

澪「そ、そういやバエルは!?」

梓「ああ…バエルならそこにいます」

律&澪「か、カエル!?」

唯「バエルの正体ってカエルだったみたいなんだ~」

律「私達カエルに半殺しにされたのか…」

澪「そう言われるとなんかショック」



176 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:26:50.52 ID:mtQyqCMio

律「ふっふっふ…よっくもやってくれたなぁ~!!」

唯「あっ!律ちゃん待っ…」

ぷちっ

唯「殺しちゃった…」

梓「なんか…あっけなかったですね…」

律「バエル退治完了ー!!」

澪「いいのかこれで…」



177 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:27:38.12 ID:mtQyqCMio

律「さて、これからどーするんだ?」

梓「爆心地へ行きます!」

澪「魔界へ…行くのか?」

唯「ルシファーを倒さないと!」

律「私達も行くぜ!!」

梓「律…先輩…」

唯「律ちゃん!!」

律「ま、まぁ…なんだ…唯達だけじゃ心配だしな」

澪「私達も協力する!!」

唯「律ちゃん…澪ちゃん…ありがとう!」



178 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:28:34.80 ID:mtQyqCMio

―――爆心地


澪「ここに昔爆弾が落とされたんだな…」

律「何もかも戦争のせいだ!!くっそー…」

梓「ここがちょうど中心ですね」

唯「ねえケルべロス…どうしたら…」キラッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

律「へ!?」

澪「ひえええええ」



179 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:29:51.40 ID:mtQyqCMio

唯がちょうど爆心地の中心に立った瞬間

7つのピラーが輝き

地面から城が出現したのである


―――入れ…人の子よ…―――

声が響くと城の扉がひとりでに開く

梓「唯先輩!!…行きましょう!!」

唯「あ、う…うん!!」



180 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:30:34.53 ID:mtQyqCMio

―――我は 平 将門 全知全能の力を持つ者なり―――

―――門は開かれた―――

―――そなたらを魔界へ送ってしんぜよう…よいな?―――



181 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 00:32:01.39 ID:mtQyqCMio

唯「みんな…!」

律「おしっ行こうぜ!!」

澪「ルシファーを倒す!!」

梓「やってやるです!」


唯達4人は東京に別れを告げ

人知れず異界の地へ旅立った

一時は分かれた

唯と梓、律と澪の道が

交わった瞬間だった



第六章 さらば東京! 完



182 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:41:20.60 ID:yAmJZyyTo

唯達は光の中にいた

「……お姉ちゃん……」

「私……思い出したの…」

唯(誰!?君は……誰なの?)


……
………

唯「ここが……魔界…」

不毛の大地

赤く染まった川

自分たちがいた東京とは

まるで景色が違った

唯は幼い頃とみから聞いた「地獄」のイメージを

目の前に広がる光景に重ねあわせていた…



183 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:43:27.21 ID:yAmJZyyTo

第七章 もう一人の救世主!


―――嘆き村

律「なあ…なんか視線が痛いんだけど……」

梓「人間が珍しいからじゃないですか?」

澪「とりあえず情報収集しないとな」

唯「私行ってくる!」

唯「あの…」

魔界人「お前ら…ここらへんのもんじゃねぇな」

唯「はい!東京からきました!」

魔界人「トウキョウ?知らねえな……」

唯「人間界です!」

魔界人「!!……何しに来た…」

唯「あの…ルシファーをやっつけに…」



184 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:45:38.56 ID:yAmJZyyTo

魔界人「はっはっは!!こりゃ傑作だ!
     お前らにルシファーを倒せるわけがないだろう」
    
唯「でも……倒さないと私たちの未来は無いの!!」

魔界人「……正気か?」

魔界人「辺境の島…」

唯「はい?」

魔界人「辺境の島にアドンの塔がある…
    そこからルシファーがいる神殿に行けるはずだ」
    
魔界人「ただ…[玉]が必要だがな…」

唯「玉って?」

魔界人「そんなことも知らないでよく魔界へ来れたな…」



185 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:50:17.21 ID:yAmJZyyTo

魔界人「ここ、魔界はそれぞれ嘆き、悲しみ、狂い
    迷い、眠り、怒りそして恐れの地に別れている……」

魔界人「それぞれの地にちなんだ玉があり
     各地にいる魔王が持っているはずだ」

   
魔界人「お前ら平 将門公の
     城から魔界へ来たのだろう?将門公に渡せば
     対応する場所へ送ってくれるはずだ」」
    
魔界人「[希望の玉]…ルシファーを倒すなら
     希望の玉を探せ…」

唯「わかりました!ありがとう~!!」



186 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:51:10.03 ID:yAmJZyyTo

……
………

唯「……ということでした!」

梓「希望の玉…ですか」

律「玉っていやぁそういえば…これ」

唯「律ちゃん!!その玉…!!」

律「バエルと戦った時にただでやられてやまるか!
  ……ってね…くすねてやったんだ」
  
唯「律ちゃんたくましい子!」

澪「でもこれが希望の玉なのか?」

唯「とりあえずあのお城に戻ろう!」



187 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:52:06.70 ID:yAmJZyyTo

―――王城


律「首だけのおっちゃん!!
  これでルシファーの所まで送ってくれ!」

―――それはできぬ―――

唯「どーして!?」

―――そなたらが持っているのは「くるいの玉」―――

―――狂いの原ならば送ってやろう―――

澪「狂いの原……」

梓「そこに行けば何かわかるかもしれないですよ!」

 
「待って!」



188 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:52:50.15 ID:yAmJZyyTo

全員「!?」

?「私も……連れて行ってください!」

梓「あ、あなたは?」

?「私はロッポンギレジスタンスグループ
  [TAK-an]のリーダー、琴吹 紬です」
  
唯「ハンドヘルドコンピューター!!」

律「ってことは……」

紬「はい、悪魔召喚プログラムを持っています」



189 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:53:49.34 ID:yAmJZyyTo

梓「ど、どうして!?」

紬「ある日パソコンにパズスと名乗る魔王が現れて…
  私は救世主で、バエルを倒して欲しいと……」
  
澪「パズス……」

紬「でも、私はこのプログラムを駆使して自分の街に残り
  仲間たちを守るつもりでした……でも…」

紬「夢を見たんです……」



190 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:56:23.65 ID:yAmJZyyTo

唯「え!?」

澪「夢!?」

紬「ガッコウにいる夢……ガッコウで友達と一緒にお茶を
  飲んでました。あれは…
  そう、音楽室って所だと思います」
  
紬「とっても楽しそうで……素敵な時間でした」

紬「次に夢を見た時は……多分その友達だと
  思うんですが…バエル城に向かっている
  姿が見えました」
  
紬「それで胸騒ぎがして……
  バエル城に向かう途中爆心地に
  見慣れない建物を見つけたので…」



191 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:57:24.50 ID:yAmJZyyTo

律「なぁ……その夢で見た友達ってさ…」

澪「私達そっくりじゃなかったか?」

唯「!!……まさか…律ちゃんと澪ちゃんも!?」

澪「あぁ、私たちが唯と別れた後に見たよ…ガッコウの夢」

紬「そういえば……!!じゃあ…あなた達がバエルを!?」

律「あぁ!!倒したぜ~けっちょんけっちょんに!!
  私の華麗な一撃で…」
  
澪「捏造するな!」ゴスッ

律「ひどーい!澪が殴ったー!!」



192 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:58:14.85 ID:yAmJZyyTo

澪「ここにいる唯と梓が倒したんだ」

紬「そうだったんですか!!」

唯「ちょ!ちょっと待って!!頭がこんがらがって…」

梓「みんな……同じ夢を見た?」

澪「梓もなのか!?」

梓「は、はい」

梓「じゃあ…音楽室でお茶を入れてくれてたのは…」

紬「私…だと思います」



193 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:58:47.29 ID:yAmJZyyTo

紬「じゃああそこでギターを弾いてたのは」

梓「私です」

梓「ベースを弾いてたのは…」

澪「私……だな」

澪「ドラム叩いてたのが…」

律「私だ!」



194 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/03(日) 23:59:19.85 ID:yAmJZyyTo

律「じゃあぐうたらで」

澪「ボーっとしてて」

梓「お菓子食べる時だけ元気になって」

紬「ちょっと頭悪そうな子が……」

唯「違う!それ違う!!きっと私じゃないと思う!!
  ってゆうか最後の頭悪そうってヒドーイっ!」



195 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/04(月) 00:00:31.63 ID:vki4kOXFo

梓「唯先輩だったんですね…」

律「唯も悪魔召喚プログラム持ってるんだぜー?えと……」

紬「紬です!」

紬「そうなんですか……じゃあ唯ちゃんも
  悪魔を召喚できるんですか!?」

唯「そうだよつむぎちゃん!……なんかつむぎちゃんって
  言いにくいからムギちゃんって呼ばせて~」

澪「ムギか……いいな!
  そういや唯、お前コンピューターは?」



196 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/04(月) 00:01:31.01 ID:vki4kOXFo

唯「実は……」

唯は右手のグローブをはずし袖をまくる

律「!!唯、お前…腕が!?」

澪「そ、そんな……」

紬「機械の……腕…」

唯「えへへ……こんなんなっちゃった!
  コンピューターはこの腕の中だよ!」

唯「そ、そんな驚かないでよ~!」

澪「驚くなって言う方が無理!!」

律「ムギ、それでだな……」



197 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/04(月) 00:02:27.71 ID:vki4kOXFo

……
………

紬「魔界に……ルシファー…」

澪「これもきっと何かの縁だ!」

紬「はい!私でよければ……一緒に戦います!」

唯「わーい!よろしくねムギちゃん!!」

紬「ええ!よろしく唯ちゃん!」

唯(でも…なんでみんな同じ夢を見たんだろ)

唯(あの…夢に出てきた妹は…?)

唯「ねえねえみんな!!夢に私の妹が出てこなかった!?」

澪「唯に妹なんていたのか?」

梓「いえ、見てませんね」

紬「私も見てないと思います」

唯「そ、そっか(私だけ……?)」

澪「よし、仲間も増えたことだ!
  そろそろ狂いの原へ行こう!」



198 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/04(月) 00:03:06.34 ID:vki4kOXFo

一旦爆心地へ戻った唯達はもう一人のデビルバスター

琴吹 紬と出逢った

五人が見た共通の「夢」

唯の夢にしか存在しない妹の姿

唯の耳には今もまだ声が残っていた……



第七章 もう一人の救世主! 完




199 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/04(月) 01:07:12.45 ID:wt5wN2i4o

おっつ



200 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/04(月) 01:16:19.55 ID:hlVzZJNZo

>>1
カエル殺しちゃって良かったのか?





201 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/04(月) 01:46:48.87 ID:vki4kOXFo

>>199

こんなクソスレ読むなんてよっぽどの物好きか暇人だな







読んでくれてホントありがとう



>>200

物語はこっちで進める

他にもDDS2の原作を多少省略、改変してたりと突っ込みどころが多々あると思うけどご勘弁を



203 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:29:20.34 ID:jFk31hPSo

―――狂いの原


律「あっちちち!!」

澪「律、気を付けろ!」

律「なんで地面が燃えてるんだよここは!
  これじゃまんま地獄だな……」
  
唯「よーし……なんか
  私も燃えてきたよ!律ちゃん!!」

律「ホントだ…」

梓「唯先輩!?」

唯「……?」

澪「唯!お尻!お尻に火が!!」

唯「え……おわわわ!!あっちいいいい!!」

唯「誰か消して~!!」

梓「ブフーラ!!」

唯はダメージを受けた

唯「なんか……最近みんな扱いヒドくない……?」ヒリヒリ

梓「あれしか方法がなかったんですから我慢してください!」

紬「あの……あそこに村が見えますよ!」



204 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:29:56.79 ID:jFk31hPSo

―――狂いの村

澪「ふう……こうも暑いと髪が長いから首がムレちゃうよ…」

紬「そういえば皆さん……今までその装備で戦ってきたんですか?」

律「そういや…もう防具もボロボロだな…」

唯「私もバエルと戦った時に銃が壊れちゃったよ~」

澪「ワルサー!?まさか……お前ずっとその銃使ってたのか!?」

唯「うん……でも剣があるからへーきだよ!」

紬「あそこに武器屋があるわ!!ちょっと待ってて!!」



205 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:30:44.11 ID:jFk31hPSo

……
………

律「す……すげぇ!!」

澪「サブマシンガンにビームライフル……」

唯「新しい防具だ~!!」

梓「でも……ムギ先輩…どうやって?」

紬「地獄の沙汰も金次第よ!うふふふ」

全員「な…何者?」

紬「この先にお城があるみたいで……
  べリアルという魔王が玉を守ってるみたいなの!」
  
律「よし!装備を整えて突撃だぁー!!」

唯「おぉ~!!」



206 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:31:12.82 ID:jFk31hPSo

―――べリアル城

律「おらぁーー!!」

律のマシンガンが軽快に火を噴く

澪「私と律が後ろから援護する!!
  みんな行って!!」
  
唯「わかった!!」

紬「ジオラオン!!」

紬「もう一声~!!」ズガン!!

梓(ムギ先輩…魔法も使えるんだ…!)



207 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:31:50.01 ID:jFk31hPSo

……
………

「おや…珍しい客人だねぇ……」

律「なあ婆さん!ここにべリアルってのがいるって
  聞いたんだけど……」

老婆「会ってどうするつもりかえ?」

唯「玉を手に入れて……ルシファーを倒しに行くの!」

老婆「そうかいそうかい……」

―――できるものならやってみろ―――

紬「!!……下がって!!」

老婆はたちまち火を司る魔王…
べリアルへと姿を変えた

べリアル「地獄の業火で燃え尽き土へ帰れ!」

紬「ゴズキ、メズキ!力を貸して!」

唯「ケルベロス~!!」



208 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:32:41.98 ID:jFk31hPSo

……
………

梓「やった……」

律「しこたま火吐きやがって!」

唯「前髪ちょっと燃えちゃった……」

唯の前髪は焦げて若干短くなっていた

律「気になるなら私のカチューシャ
  貸してやるよ!ほら」
  
唯「いや!おでこだけは勘弁して頂きたい!」

澪「もう……ん?」

澪「玉が……二つ?」

律「二か所へ行けるってことか?」

梓「王城に戻りましょう!」



209 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:33:15.61 ID:jFk31hPSo

―――王城


―――怒りの玉と迷いの玉を手に入れたか―――

―――さぁ、どちらへ行くのだ―――


律「二手に分かれるか!」

澪「どうやって決めるんだ?」

律「決まってるだろ?」

律「じゃーんけーん………」



210 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:33:50.30 ID:jFk31hPSo

ジャンケンをした結果

怒りの地に澪、紬、梓

迷いの森に唯と律

ということになった

澪「お、お前ら大丈夫か?」

律「大丈夫大丈夫!!なっ!唯!」

唯「まかせてよ!」ふんす!

梓「根拠のない自信がさらに不安感を煽りますね……」

澪「じゃあ、王城でおちあおう!」

唯「澪ちゃんまた後で~!」

五人は光に包まれた



211 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:34:31.53 ID:jFk31hPSo

―――迷いの森

律「ひゃあああ今度は寒いな!!」

律「こっちに来たのはハズレだったか……」

唯「ねーねー律ちゃん!見て見て!!」

律「花畑……気味悪いな……
  見たこともない花だ」
  
唯「行ってみよ~!」

律「おい唯!待てよ!!」



212 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:35:05.81 ID:jFk31hPSo

……
………
唯「はぁ~あまーい匂いがするねぇ~」

律「魔界にこんなアロマがあるなんてな~」

唯「なんだか…眠くなってきちゃった……」zzz

律「ばか……お前何しに来たn……」zzz



213 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:37:05.01 ID:jFk31hPSo

……
………

唯「………はっ!ムギちゃん眉毛は……
  ああ!律ちゃん!!」

「ほっほっほ……そのまま寝ておればいいものを」

唯が目を覚ました時、律は何者かによって
連れ去られようとしていた

唯「律ちゃんを返せ~!!律ちゃん!!起きて!!」

律「zzz……」

「ほっほっほ……」

唯「待て~!!」

……
………

唯「確か……こっちに…」

唯「あ!あの城だ!!」

唯「律ちゃん!今行くよ!!」



214 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:37:41.66 ID:jFk31hPSo

―――アスタロート城

唯「律ちゃー―ん!!」

唯「どこだろう……ここかな!?」ギィ……

「た、助けてくれ……」

唯「!?」

唯「律ちゃん!!いつの間にそんないかつく……」

「誰だそれは……」



215 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:38:31.46 ID:jFk31hPSo

そこには水晶でできた牢獄に一人の騎士が囚われていた

「俺はソードナイト……訳あってアスタロートに
 捕まっちまってな」
 
ソードナイト「牢獄を壊そうと試みたんだがいかんせん
       頑丈で……」
       
唯「待ってて!」

唯「頼んだよ私の右手!」

唯「とりゃあああ!!」バゴーン!!

ソードナイト「mjd…………」

ソードナイト「いくら俺が頑張っても壊れなかったのに……
       お前一体何者だ……」

ソードナイト「なるほど……仲間がアスタロートに……
       助けてくれた礼だ、俺も力を貸そう!」
       
唯「ありがと~!」



216 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:39:18.32 ID:jFk31hPSo

……
………

ソードナイト「あの奥の部屋だ!行くぞ!!」

唯「律ちゃん!!」ガチャッ

「ほーほほほ!お前の大事な仲間はここに預かっているぞよ」

律「~~~!?~~~!!」

唯「律ちゃん!待ってて!!今助けるよ!!」

ソードナイト「ヤツがアスタロートだ!気を付けろ……
       手強いぞ……」
       
アスタロート「この女は私が貰う!貴様らにはここで永遠に
       眠ってもらおう!!」
       
唯「そうはいかないよ!!」

ソードナイト「唯!この剣を使え!!」

唯「わかった!!」

ソードナイト「行くぞ唯!アスタロート!!覚悟!!」

唯「だあああああ!!」



217 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:40:34.27 ID:jFk31hPSo

……
………

律「唯ーー!!助けに来てくれるって信じてたよ!!」

唯「大丈夫律ちゃん!?」

律「あぁ…危うく服を脱がされてあんなことやこんなことを
  されるとこだった……」

唯「うほっそんな……」

ソードナイト「いかん……鼻血が」

律「ん?こいつは?」

唯「ここに来る途中に捕まってて助けてあげたんだ!
  そしたら律ちゃんを助けるのに協力してくれるって」
  
律「そっか!!ありがとう!!」

ソードナイト「いや、礼には及ばん……律殿……
       そなたの騎士になって地獄の果てまで
       お供いたそう……」
       
律「へっ?あ、ああ……ありがとう」

唯「なにこの変わりようは!?」

律「おっ!玉はっけーーん!!」

律「よし!じゃあ王城へ戻ろう!!」

唯「澪ちゃん達だいじょうぶかなぁ!?」



218 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:41:24.42 ID:jFk31hPSo

―――王城

澪「律!!」

梓「唯先輩!!」

澪「遅かったじゃないか!」

律「すまんすまん!ちょっとてこずっちゃってな」

紬「あら?その鎧を着た方は?」

ソードナイト「律殿のフィアンセ、ソードナごふっ」

律「あーなんでもないなんでもない!!
  唯が仲魔にした悪魔なんだ!」
  
ソードナイト「」

唯「澪ちゃん達はどうだった?」

澪「玉は無かったよ……」

澪「ただ、塔の最上階でこれを見つけたんだ」



219 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:42:34.38 ID:jFk31hPSo

律「なんだこりゃ?」

澪「どうやら剣みたいなんだけど……」

ソードナイト(あれは……ヴァジュラ!!)

律「柄しか無いじゃないか!」

梓「みんなで調べたんですけど使い方がわからなくて……」

唯「へー見せて見せて~!」

唯は澪からヴァジュラを受け取る

ブーン……ジャキィン!! パチ…パチ…

唯「うわぁっ!!」

唯がヴァジュラの柄を掴んだ瞬間

雷を帯びた刀身が現れた

紬「唯ちゃんの手に反応したみたい」

梓「きっと唯先輩が使えってことですよ!」

ソードナイト(ヴァジュラは戦いの神インドラにしか
        使いこなせないはず……)
       
ソードナイト(そのヴァジュラが反応するなんて……
        この子は一体……)



220 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:43:01.91 ID:jFk31hPSo

―――では、恐れの地へそなたらを送ろう―――

唯「残るはあと一つ!!」

澪「希望の玉だけだな!」



221 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:43:36.01 ID:jFk31hPSo

―――恐れの谷

澪「なんか暗いな……ここ……」

律「なんだぁ~?怖いのか澪?」

澪「そ、そんなことないもん!!」

梓「あ!……あそこの岩肌に門が」

紬「行きましょう!」



222 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:44:15.36 ID:jFk31hPSo

……
………

唯「んぎぎぎぎぎぎ」

唯「ダメだ……開かないや…」

律「みんなで体当たりしてみたらどうだ!?」

澪「やってみるか」

律「いくぞー!!せーのっ……」

ギィィィ……

澪「うそっ!?」

唯達が門に体当たりをしようとした寸前

門がひとりでに開いたのである

あろうことか

門の先は急勾配の穴になっていた

全員「うわああああああああ!!」



223 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:45:05.99 ID:jFk31hPSo

……
………

唯「う…うーん……」

澪「大丈夫かみんな?」

梓「唯先輩……重いです」

唯「あっ!ゴメンよあずにゃん!」

律「うう……う?」

ソードナイト「律殿……もう少しこのまま俺の上に
        いてもいいn ひでぶっ」
       
律「しっかし暗いな……」

ソードナイト「」

紬「私、ライター持ってるわ!これで……」シュボッ

澪「ぎゃあああああ虫っ!!虫ぃ!!」



224 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:45:43.67 ID:jFk31hPSo

―――はえ穴

律「虫の王国かここは……」

梓「ハエが……やたら……うわっぷ」

唯「とりあえず進むしかなさそーだねぇ」

梓「………あいたっ!!」

紬「梓ちゃん!?」

梓「おでこぶつけちゃいました……」

澪「みんな気を付けて進もう」

ソードナイト(洞窟……虫……ハエ…)

ソードナイト(!!)

ソードナイト「気を付けろ!!その先にはベルゼ…」

「貴様らか……我が分身バエルを殺したのは……」



225 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:46:55.33 ID:jFk31hPSo

ソードナイト「ベルゼブブ!!」

澪「……分身?」
       
ベルゼブブ「死をもってその罪を償ってもらうぞ!」

ソードナイト「ちっ!よりによってこんなとこで!!」

ソードナイト「全身全霊の力で戦え!!
        じゃなきゃ俺達がお陀仏だ!!」
       
澪「ふうううぅぅぅ……」

澪は呼吸を整えて両手をベルゼブブにかざす

あたりの温度が急上昇する

澪「アギダイン!!」

澪の両手から最大級の炎がほとばしる

ベルゼブブ「ふん……」

澪の炎はいとも簡単にベルゼブブの羽根によって

かき消された

澪「魔法が……!!」



226 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:49:14.35 ID:jFk31hPSo

ソードナイト「唯!ヴァジュラだ!!」

唯「あ、そ、そうだ!!」

ジャキィ!!

唯「いっくぞ~!!」

ブン! キシャァァァ!!

ベルゼブブ「ぐぬっ!!」

唯が剣を振るとベルゼブブに強烈な雷が襲い掛かる

梓「効いてる!!」

紬「みんな!!唯ちゃんをサポートするのよ!」



227 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:50:47.67 ID:jFk31hPSo

……
………

ベルゼブブ「大したものだ……この私が敗れるとは……」

ベルゼブブ「私はその昔、光の神バールであった」

梓「光の神!?」

ベルゼブブ「だが……唯一神によって二人に引き裂かれ
       おぞましい姿に変えられた……」
      
ベルゼブブ「そのもう一人が……バエルなのだ……」

ベルゼブブ「バエルがこの世になき今……
       私はもう……二度と神の姿には戻れない……」
      
ベルゼブブ「死にゆく私にはもう関係無いことだがな…」

唯「まさか……あの時のカエルが……」

ベルゼブブ「この剣を持っていくがよい……
       ルシファーを倒すのだろう?」
      
ベルゼブブ「ルシファーはこの剣でしかとどめを刺すことができぬ……
       ゴフっ……そし…て…サ……」
      
律「なんだって!?聞こえないぞ!?」

ベルゼブブ「…………」

梓「あ……玉が……」

澪「ベルゼブブは最後になんて言ったんだろ……」

唯「これが希望の玉!?」

紬「いよいよね……」



228 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:52:44.32 ID:jFk31hPSo

―――王城


―――ださいの玉だな―――

澪「希望の玉じゃないのか!?」

唯「どういうこと……?」

―――では、辺境の地へ送ろう―――


全ての玉を集めた唯達

のはずだった……

ベルゼブブが持っていたのは希望の玉ではなく

ださいの玉

唯達は平 将門によって

辺境の地へ飛ばされた


第八章 地獄めぐり! 完



229 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:53:30.19 ID:jFk31hPSo

―――辺境の地

律「どこなんだここは……」

澪「魔界であることには変わりないな」

……お姉ちゃん……

唯「え!!」

梓「唯先輩?どうかしたんですか?」

唯「今……声が…!」

律「何も聞こえなかったぞ?」

紬「あの山の中腹にあるのは何かしら?」

澪「建物……神殿?」

律「行くぞ!!」

唯(なんだろ……胸がドキドキする)



230 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:55:25.71 ID:jFk31hPSo

第九章 心の旅!

……
………

澪「誰も……いないな」

梓「あるのは祭壇だけですか……」


………お姉ちゃん!………

全員「!!?」

祭壇に人の形が浮かび上がる

澪「唯?……違う!」

律「唯にそっくりだ……」

唯「君が……!」

……みなさん、はじめまして…かな……

……平沢……憂です……



231 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:57:11.69 ID:jFk31hPSo

唯「憂……!!」

唯がその名前を口にした瞬間

胸の奥がから言い知れない熱さが

込み上げてくるのがわかった

唯「憂……私の…妹だよね?」

律「妹だって!?」

……そうだよお姉ちゃん……

……前世で私はお姉ちゃんの妹だった……

……みなさんも前世ではお友達同士だったんです……

澪「前世?何を言ってるんだ……」



232 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:58:09.60 ID:jFk31hPSo

……私は前世で悪魔に殺されて…
   ルシファーに魂と体を乗っ取られた……

……前世のお姉ちゃん達はルシファーを倒したけど……

……皆さんの体は今もどこかで時間の流れが関係ない
   次元の狭間を彷徨ってる……
  
紬「なんですって!?」



233 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:58:42.82 ID:jFk31hPSo

……お姉ちゃん達は……ルシファーを倒すために
この世界に生まれたんです……

……ううん、正確には私を……和さんや学校を救うために……

梓「和さん……?」

律「ガッコウって……それじゃあの夢は!!」

……前世の姿です……

……私が……前世のお姉ちゃん達の姿を見せました……



234 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 03:59:42.01 ID:jFk31hPSo

澪「な、何がなんだか……」

……皆さんがこの世界でルシファーを倒せば……

……この世界だけじゃなく、次元の狭間を彷徨ってる
   お姉ちゃん達も助かるかもしれないんです……

唯「私達……前もずっと一緒だったんだね……」

律「これも運命ってヤツか……」

……前世の記憶を呼び戻すのはよくないんだけど……

……思い出してほしくて……

……私、前世のお姉ちゃん達…もちろん今のみなさん達にも
   助かってほしいんです!……
  
唯「憂……」



235 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:00:20.77 ID:jFk31hPSo

……あ…もう時間が来たみたい……

唯「え?」

……話せるのも……これが限界……

……お姉ちゃん…会えて……よかった……

その言葉を最後に憂の姿は消えた

唯「憂……あれ?」

唯は無意識のうちに涙が溢れていた

唯だけではなく…

そこにいた全員が……

律「なんだろ……これ」

澪「懐かしいような……」

梓「悲しいような……」

紬「涙が止まらないわ……」

「よくぞここまで辿り着きました」

唯「!?」



236 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:01:08.37 ID:jFk31hPSo

「私はイザナミ……あなた方がここに来るのを
 待ちわびておりました」
 
ケルベロス「イザナミ様……」

イザナミ「ケルベロス…お久しぶりです…
     この者たちをよくぞ守り通してくれました」
     
イザナミ「平沢 唯……そしてみなさん……
     あなた達はルシファーと戦う運命にあります」
     
唯「………」

イザナミ「今こそ内なる力に従う時……
     さあ、五つの玉を祭壇へ」
     
唯は玉をすべて祭壇に安置すると

まばゆい光を発し一つの玉になった

唯「これが……」

イザナミ「希望の玉の力はあなた達をルシファー城へと
     導きます」
     
イザナミ「さあ、お行きなさい!」

唯達は光に包まれ宙に浮く

イザナミ「あなた達には偉大な力があります…
     自分を信じて……!」



237 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:01:38.42 ID:jFk31hPSo

……
………

唯達は光の中を高速で進む

        
……ずっと…みんなで……一緒にいたいよ!……
 
       
……ご苦労だった、人間の子よ……

        
……憂を返してええええ!……

        
……あれで、ルシファーの心臓を……


……うわあああああああああ………



238 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:02:56.11 ID:jFk31hPSo

……
………


気が付くと唯達はルシファー城の前に立っていた

唯「思い出した……全部……」

律「あぁ……憂とカロンのじいさんに感謝だな」

澪「百年以上前も私達……」

梓「一緒だったんですね!」

紬「やっと会えた気がするわ!」

唯「憂!!和ちゃん!!みんな!!
  全部……全部元通りにするよ!!」
  
唯「百年以上かかっちゃったけど……
  待ってて!あの世界の私!!」
  
唯「みんな!!」


唯「行くよ!!」



239 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:03:44.27 ID:jFk31hPSo

……
………

唯「ルシファーーーー!!!」

―――ほう、時空を超えて転生したか―――

―――おもしろい―――

唯「憂を返して!!!」

―――憂?あの小娘か―――

―――あの小娘の魂ならサタンに身を捧げた娘の魂と
    仲良く次元の狭間を彷徨っているだろう―――
   
唯「許さない……私、絶対許さないから!!」

ジャキッ ジャキィン パチ……パチ…

―――私の剣とヴァジュラ…―――

―――前よりは楽しめそうだ―――

―――さあ、貴様らの最期の時はきた―――

律「それはこっちのセリフだぁ!!」

唯「みんな……!!」



240 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:04:31.22 ID:jFk31hPSo

……
………

どれくらい戦っただろう

どれくらい血を流しただろう

もしかしたら気が遠くなるほどの間

戦っていたかもしれない

気が付くと目の前にはルシファーが倒れていた


―――人の子よ……―――

―――サタンも同じく倒すがよい―――

―――ふ……ふふふ……―――


ルシファーは息絶えた



241 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:05:25.65 ID:jFk31hPSo

紬「はぁ…はぁ……サタンですって!?」

澪「サタンもこの世界にいるのか!?」

唯「両方倒せるなんていい機会だよ!!」

梓「唯先輩……」

律「お、おーし!やってやろうじゃないか!!」

そこにイザナミが現れた

イザナミ「よくやりました…みなさん」

イザナミ「ルシファーが言った通り、
     サタンもこの世界で復活をとげています」

律「ど、どこにいやがるんだ!?」

イザナミ「ここ、魔界にはおりません」

唯「!?」

イザナミ「あなた達の故郷、東京にいます」

澪「な、なんだって!?」

イザナミ「サタンがルシファーが死んだことを知れば…
     さらに動きは活発になるでしょう」
     
イザナミ「時間がありません……東京へ送りましょう」

唯「お願いします!!」



242 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:06:07.45 ID:jFk31hPSo

……
………

梓「……ここは…?」

律「ギ、ギンザじゃないか!!」

紬「え!?」

澪「鈴木カンパニー……まさか…」

唯「全部……終わりにしよう!」



243 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:06:50.34 ID:jFk31hPSo

―――鈴木カンパニー本社

黒服の男「何ですかあなた達は?」

律「社長を出せ!!」

黒服の男「鈴木 純社長にアポは取られておいでで?」

唯「いいからどいて!!」

黒服の男「ルシファーの剣…随分と物騒な物を持ってらっしゃいますな」

唯「!?」

黒服の男「社長にアポを取ってないのなら……
     ここを通すわけにはいきませんな!!」
   
黒服の男は邪神アシュラへと姿を変え

唯達に襲いかかる

しかしルシファーですら打ち倒した唯達にとっては

もはや敵ではなかった



244 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:07:36.14 ID:jFk31hPSo

―――社長室

バ―――ン!!

純「騒々しいなぁ…ドアを開ける時はもっと静かに…」

純「あら……何か用?」

澪「わざとらしい演技はそこまでだ……
  鈴木社長……いや、サタン!!」

純「そんな怖い顔しないでよ~!そうだ!みなさん一杯いかが?」

紬「……ふざけないで」

純「残念……じゃあ私だけいただきまーす!」



245 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:08:13.83 ID:jFk31hPSo

純「ところで……ここに来たってことはルシファーを
  倒したの?」
  
唯「倒したよ!!……この剣で!!」

ジャキン!

純「そう……うふふふ……
  みなさんの未来にかんぱーい!!」
  
純はグラスを空けると

後ろの壁に投げつけた

純「仮の体でうまくカムフラージュしたつもりだったんだけどなぁ……」

純「しょうがない……」


―――貴様らには本当の恐怖というものを体験していただこう―――

―――では、ショウの始まりだ!!―――


鈴木社長は真の姿……

サタンへと姿を変えた



246 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:09:14.22 ID:jFk31hPSo

―――どうした、臆したか?―――

……みんな…みんな元通りに……

ずっと……ずっと……一緒にいたいよ!……

ドク……ドク……

律「唯が……!?」

澪「二人に見える!?」

唯「これは……学校の分!!」

ジャキッ  ザン!!

―――な……んだと?―――

唯「これは……憂と和ちゃんの苦しみ!」

バシュッ

唯「これで終わりだあああああ」

ブン! キシャアァァァァ!!



247 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:10:19.12 ID:jFk31hPSo

……
………

シトシト……


唯「雨……か……」

なんでだろう……雨の日はよく眠れる……
そういう時に限って見る夢は
みんなと戦ったあの時のこと
その仲間も
今はもういない
私は病院のベットの上で
95回目の誕生日を迎えようとしていた
外を眺めると
4羽の鳥が寄り添うように
雨宿りをしていた



248 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:10:58.23 ID:jFk31hPSo

あれから私はみんなと別れ
京浜第3シェルターがあった場所に
孤児院を作った
私は結婚することはなかったが
何十人という愛すべき子供ができた
後悔はしていない

一緒に戦った仲間も
私が最後の一人だ



249 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:11:36.15 ID:jFk31hPSo

唯「あ………」

いつの間にか雨は止み
窓の外には青空が広がっていた

枕元のデジタルラジオから古い歌が聞こえた……



250 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:12:18.76 ID:jFk31hPSo

なぜ めぐり逢うのかを

私たちは なにも知らない

いつ めぐり逢うのかを

私たちは いつも知らない

どこにいたの?生きてきたの……

遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私

織りなす布は いつか誰かを

暖めうるかもしれない


縦の糸はあなた 横の糸は私

逢うべき糸に 出逢えることを

―――人は 仕合わせと呼びます―――



251 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:12:50.37 ID:jFk31hPSo

看護婦「平沢さーん、シーツの交換しましょうねー……」


看護婦「先生!!……平沢さんが……」


……終わったよ……憂………



252 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:13:51.89 ID:jFk31hPSo

……
………

律「唯~!おっせーよいつまで待たせる気だぁ?」

唯「律ちゃん!!」

澪「随分長生きしたな唯……」

紬「さあ、行きましょ?」

梓「みんなで迎えに来ましたよ!唯先輩!!」

唯「みんな……あ り が と う!!」



第九章 心の旅! 完



253 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:14:56.78 ID:jFk31hPSo

エピローグ

20xx年 東京


……お姉ちゃん!!お姉ちゃん!!……

唯「………ん……」

澪「よかった!気が付いたみたいだ」

唯「ここは……音楽室!?」

憂「お姉ちゃん!!」

唯「う……憂ーーーーー!!!!」

和「気が付いたら…私達音楽室で寝てたのよ」

唯「和ちゃん!!良かった……」



254 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:15:42.31 ID:jFk31hPSo

唯「じゃあ、みんな…元通りに!!」

律「あぁ……元通りだ!!」

梓「何十年ぶりにみなさんに会うような気がします!!」

律「ああ、あっちで梓は早死にしたからな~」

和「早死に?何言ってるの??」

律「あ、いや!何でもない!!
  梓は早死にしそうって言ったんだよ!!」
  
梓「律先輩ひどい!!」



255 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:16:19.40 ID:jFk31hPSo

紬「長かったわね……」

澪「ああ……長かった…」

澪「でもこれでようやく……」

唯「憂!?ホントに憂なんだよね!?生きてるよね!?」

憂「うん……生きてるよ!お姉ちゃん!!」

唯「ぐす…ふええええん憂~~!!」

憂「お姉ちゃん……ありがとう……」

和「??え、演劇の練習でもしてるのあなた達?」



256 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:17:14.70 ID:jFk31hPSo

……
………

律「さて……と……」

澪「何しよっか?」

梓「決まってるじゃないですか!」

紬「そうね!」

唯「憂も和ちゃんもこっちこっち!!」

律「唯~!何やりたい~?」

唯「えへへ~」



―――ふわふわ時間!!―――



257 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:19:20.07 ID:jFk31hPSo

……
………

21XX年 東京

?「ユイ・ヒラサワのDNAは?」

医者「はい、ここに」

?「よし……これで全員分採取した……」

?「ふふふふふ……」





唯「けいおん転生!」~デビルバスター編~ 完



258 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 04:29:15.52 ID:jFk31hPSo

終わり!

ゲームの元ネタをかなり改変、省略しましたが一応ルートとしては
カエルを殺す→ルシファー倒す→サタンを倒して終わり
のシナリオでストーリーを進めました


今年は真・女神転生の20周年らしい…

メガテン好きとけいおん好きが高じて生まれたこのSS



メチャクチャでスマソwwwwww

支援してくれた方、本当に感謝してる



とりあえず寝るわww




259 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/05(火) 05:01:59.51 ID:B6iMMhLro

面白かった




260 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/05(火) 20:39:33.34 ID:YCG27VLRo

おつかれ



261 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/07(木) 01:04:44.28 ID:vuRUpoSZo

>>1
そうか、真メガテン20周年か
アトラス良く保ったな





関連記事

ランダム記事(試用版)




唯「けいおん転生!」 ~デビルバスター編~#後編
[ 2011/07/09 22:40 ] クロス | 女神転生 | CM(0)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6