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唯「私期待は~ずれ~♪」 【非日常系】


http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1251130767/




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:19:27.89 ID:heKxj+ob0

唯「的はずれ♪」

唯「バカは並外れ~♪」

唯「寝て忘れ♪」

唯「這って街へ出る~♪」

唯「メシ食べる♪」

唯「漫画読んで帰るぅ~♪デデデデンッ♪」

陽気に歌を口ずさみながら、自室の梁にカッターナイフで文字を刻み彫る。

『平沢唯、ここにありき』


唯「行ぃ~く場所なんてぇ別にない♪…」

唯「……♪今更何も、する気ない……」ギシッ…


―平沢唯、高校卒業後5年目の夏。
―ニート生活5年目の夏。
―今年こそは変わろうと誓った初詣から既に半年以上過ぎた、夏。




その夏に、私は人知れず人生の幕を閉じるべくひっそりと首をくくった。





2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:21:59.37 ID:heKxj+ob0



……な~んてね。死ぬ気なんか無いよ。
さっき憂が私をご飯に呼んでいるのが聞こえていたから、
もうすぐしたら部屋に来るもん。私の自殺は未遂でおわり。


憂「お姉ちゃ~ん、ご飯だって言ってるのに……」ガチャ

憂「!? お、お姉ちゃんっ!!!」ガタンッ ガタガタッ

唯「うぅぅうう~!」

ドサッ



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:25:17.35 ID:heKxj+ob0

憂「な、な、な、何してるのよお姉ちゃんっ!首……首なんかっ……!」

唯「ゴホッ……やめてえぇ!邪魔しないでよういぃ~!私もう死ぬんだああ」

憂「なんでそんなこと言うの!ばか!やめてよ!!」バンッバンッ

唯「ぁうっ、いたっ!うい痛いよ、やめて…!」

憂「どうして!人に!迷惑っ!かけることしか!考えないの!!」バンッバシッ

唯「いっ、あぅっ、ぅうっ……!」

憂「はぁはぁはぁ……」

唯「ご、ごめんうい……ごめんなさい……」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:26:44.38 ID:heKxj+ob0

――――

りっちゃんは地元の大学を出たあと、就職しました。

澪ちゃんとムギちゃん、和ちゃんは東京の大学に進学して、
卒業後もそのまま向こうで暮らしているそうです。

あずにゃんはギター背負って海外へ行っちゃった。すごいねあずにゃん!



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:29:14.64 ID:heKxj+ob0

私は進学しようにも勉強するのが面倒くさかったし、
にーとだったら皆といっぱい遊べるかなって思って、にーとになりました。

でも皆との楽しい時間は卒業からそれぞれの新生活が始まるまでの僅かな間だけで、
それから後はりっちゃんとだけ遊ぶようになりました。

そのりっちゃんとも時が経つにつれ徐々に遊ばなくなり――
まぁ、遊んでくれなくなったというのが実際のところなんだけど――
そして彼女が就職した今、私は完全に一人です。


自殺されてご近所の噂になるよりはまだマシと養われ生かされているただのにーとです。
まぁ死ぬ勇気なんか無いしそれでいいんだけどね。

それが私、平沢唯です。


「は~、おなかすいたなぁ。へへへ……」




私は今日も生きています。元気じゃないけど、やる気もないけど、生きています。



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:32:58.54 ID:heKxj+ob0

――――

唯「……『…もないけど、生きています。』っと」カキカキ

唯「ふーぃ。こんなもんかなぁ」

唯「…はぁ。暇潰しに自伝書いてみたけど別におもしろくないや……外行こう……」

――――


私はひきこもれるタイプのニートではないので、よく散歩に出ます。
と言ってもルートはいつも決まっていて、自宅を出たら商店街へ向かい、
アーケードを通り抜けて外側をまわって家に帰る。それだけ。
気分によって商店街のお店に入ってみたりもするけれど、歩く道筋はいつも同じです。

ぼーっとウォークマンで音楽を聴きながらだらだら歩くだけです。
お気に入りの楽曲を聴きながら、
「こんなことしてみようかな、あんなことしてみようかな」
色々と考えて……妄想して。それで家に着いたらまた元通り。
軽音部の曲もよく聴きます。聴きながら、
もし皆とまた会ったらこんなことして遊びたいな~、とか
そんなことを想像してちょっぴり楽しい気持ちになったりしています。


その日もいつも通り、ウォークマンをポケットに突っ込むとだらだらと散歩に出かけました。




10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:37:59.34 ID:dnbwRtpZ0

おい……やめろよ……
続き気になるけどさ……なんかやめろよ……つらいよ





11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:38:13.19 ID:heKxj+ob0

―今日も公園には子供がいっぱいだなぁ~、楽しそう

―ここまだ工事中なんだぁ、もう作る気ないんじゃない?

―この喫茶店ずっと気になってるんだよねぇ。でも一人じゃ入りづらいよぉ~……


なんてことをつらつらと考えながら足が覚えているままに歩いていると、あら不思議。
いつの間にやら商店街にとうちゃ~く。今日は本屋さんにでも寄ってみようかな~……
…と、何の気無しにアーケードの奥の方、本屋さんのあたりへ視線を走らせ――

唯「あっ」

そこでふと一人の女の子に視線が止まった。

記憶の中の姿より少し背が伸びて、長かった黒髪はセミロングになっていたけれど、あれは――


唯「あずにゃん」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:41:34.65 ID:heKxj+ob0

自分でその名前を口にしたにも関わらず、
私はしばらく状況が飲み込めずにただ漠然とした気持ちで突っ立っていました。


あずにゃんは海外にいるはずで
皆の中でも一番地元で遭遇する可能性が低かったし、
唯一りっちゃんを通しての近況を聞くことも無く、
会うのは日課の散歩中に曲を聴きながらの想像の中だけ。
完全に“現実”としては私の意識の中では薄い存在になっていたんです。


―どうしよう。声かけようか。隠れちゃおうか。



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:46:33.00 ID:heKxj+ob0

そんな事をうまく働かない頭で考えていると、
あずにゃんはケーキ屋さんに入っていきました。

私は斜向かいの本屋さんに入ると、入り口付近の雑誌を手に取り
立ち読みするふりをしてケーキ屋さんの入り口に神経を集中させます。

……なんでこんなことしてるんだろう。普通に挨拶して、お話すればいいのに……
いつも軽音部の曲を聴きながら考えていた通りにすればいいのに。
今、現実にあずにゃんがそこにいるのに。

…どうして足が前に出ないんだろう……


それもそのはず、私がいつも想像の中で会っていた皆はずっと昔の――高校生のままで――


でも今見たあずにゃんは、もう高校を卒業してとうに4年経っている。
自分の足で自分の道を踏みしめていて――
―既に高校時代の思い出など過去の1ページとして胸の奥に閉まっているであろうあずにゃんなのだ。

その1ページで止まってしまっている私とはあまりにも違う。
もう遠くかけ離れてしまった存在なのだ、と。
そういう意識が働いて、どうしても素直に声をかけようという気になれません。



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:50:08.86 ID:heKxj+ob0

――――

ガーッ

唯(! 出てきた……。やっぱりどう見てもあずにゃんだぁ。かわいいな~)

手にケーキ(だよね?ケーキ屋だし)の入った箱を持っている。お土産かな?
あずにゃん実家はまだこっちにあるんだっけ。
そんな事すらもう全然分からなくなっていました。

なんだか嬉しそうに歩いていきます。私も雑誌をラックに戻すと静かに店を出て、
あずにゃんの後をつけ始めます。特に話しかけるとか、
どうかしようっていうわけでもなく、ただ後をつけます。



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:55:40.39 ID:heKxj+ob0

唯(本当にどうしたいんだろ、私…こんなことして……)

唯(それにしても楽しそうだなぁ。……あっ!彼氏に会うのかな、もしかして……//)

なんていう風な勝手な推察などしながら、、
うかれた気分のためか早足なあずにゃんを見失うまいとつけていきます。
いつ振り向かれてもいいように、あずにゃんの後姿にだけ集中して。

どれぐらい歩いただろう?あずにゃんが止まりました。

唯(やば、気付かれたかな!?隠れなきゃ……)

慌てて隠れようと周りの状況を確認して、そこでやっと気付いて驚きました。


あずにゃんが向かっていたのは私の家だったのです。



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 01:59:58.34 ID:heKxj+ob0

―あずにゃんが鳴らしたチャイムが響く。

―玄関の開く音。

―憂の驚いた声。すぐに楽しそうな話し声に変わったけど……

―そして玄関の閉まる音。


しばらくして電柱の陰から顔を出しましたが。あずにゃんは居ませんでした。
恐る恐る、そろそろと玄関まで近付くと、中から楽しそうな談笑が聞こえてきます。

あずにゃんが中にいる……

私は自分の家なのに入ることも出来ずにじっと玄関先に突っ立って、
何か遠くで聞こえるお笑い番組のような、
音としてしか認識できない談笑を聞いていました。
何を話しているのか分からないけれど、
とても楽しそうなことだけは分かります。


聞きながらただ立っているだけの私。
ただ何となく。
虚ろな気持ちで。



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 02:07:04.87 ID:heKxj+ob0


――十数分ほどそうしていたでしょうか。数十分だったかもしれません。


私はふいに踵を返すと、静かに家を離れました。




とぼとぼと歩きます。あてもなく歩きます。
いつもの散歩道とは逆の方向へ歩きます。
既に日は暮れて夕食時。
あっちの家はカレーのにおい、こっちの家は肉じゃがのにおい……
住宅街は温かい家庭の香りで溢れています。

そんな空間を、ただ足に任せるままに歩いていきます。



唯「行~く場所なんて~、別にない♪……はは……」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 02:16:04.53 ID:heKxj+ob0

・・・

唯「……お腹すいたな……」

どれぐらい歩いたでしょう。ウォークマンの電池も切れかけてきて、
曲間でイヤホンから流れる音が途切れた時、丁度携帯が鳴っているのに気が付きました。


唯「……ういだ…」

ピリリリリ!ピリリリリ!ピリリリリ!

ただ単に御飯時だから呼んでいるのだと思いますが、
もしかしたらあずにゃんに代わられたりするかもしれません。それは気まずいです。

ピリリリリ!ピリリリリ!ピリリリリ!

携帯をポケットに戻すと憂が諦めて切るのをただ待ちます。

ピリリリリ!ピリリリリ!ピリ…

唯「……はぁ……」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 02:19:02.71 ID:heKxj+ob0

ピンポロリロリン♪

唯「めーる……」


憂『お姉ちゃんどこ行ってるの?もうご飯だよ。
  今日はとーっても凄いお客さんが来てるから早く帰ってきてね!』


唯「…………」

グゥ~ッ

唯「あはは、お腹なってる……」


体は正直だなぁ。結局私はこんな程度なんです。
一応財布を取り出してみるけど、
おにぎりぐらいしか買えそうにない中身なのは分かってます。
本当に私はこんな程度なんです。結局帰って憂のご飯を食べるしかないんだ……
何でこんなとこまで歩いて来たんだろう。


唯「あずにゃんもご飯食べていくのかなぁ……うぅ……」トボトボ



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 02:25:40.68 ID:heKxj+ob0

・・・

唯「着いちゃった」

帰り道はロクなことを考えられませんでした。
ずっと音楽を聴いていたけど、いつもの楽しい想像も無し。
あずにゃんと何を話していいのか、そればかり。
結局何も浮かばなかったんだけどね。当然と言えば、そりゃ当然。
だって私はあずにゃんと最後に会ったその日から何一つ変われていないままなんだから。


そしてまた玄関先で棒立ちになってしまう私。
あほです。
お腹もぺこぺこ、もう入るしかないのに止まっちゃってます。

唯(うぅ……い、今聴いてる曲が終わったら開けよう。中途半端だもんね)

なんてくだらない理屈で入れないでいる自分を無理矢理正当化してやっていると、
向こうから開いてしまいました。


憂「お姉ちゃん!何してるの?帰ってきてたんなら早く入ればいいのに」

唯「あっ、うい……」

そして――


梓「唯先輩!お久しぶりです!」



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 02:28:23.41 ID:heKxj+ob0

唯「あ…あずにゃ」

ガバッ!

唯「うひあ!?」

なんとあずにゃんは私に抱きついてきました。

梓「えへへ…どうせ唯先輩抱きついてくると思ったから私から抱きついちゃいました//」

ゴメンあずにゃん…私から抱きつくのはきっと無理だったよ……あ、いいにおいだな~。

唯「……」

梓「唯先輩?どうしました?」

唯「あぅ」

憂「お姉ちゃん入ろ?ご飯出来てるよ。
  梓ちゃんケーキ持ってきてくれたからデザートに食べようね」

唯「う、うん」

梓「先輩、はやくはやく!」グッ

唯「わ。ま、待ってよあずにゃん」

あずにゃんが私を引っ張ります。なんだか昔と真逆の図式です。



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 02:31:54.55 ID:heKxj+ob0

憂「今日のメインはから揚げだよ~!」

梓「えへへ、私も作るのちょっと手伝ったんです」

唯「うわぁ~凄いや!」

暗かった気持ちも美味しそうなご飯を目の前にしてすぐ晴れてしまいました。
本当にバカです私。飼い殺しのにーとらしい感覚です。
でもご飯はおいしそうだし、幸せだから別にいっかぁ~。


唯「いただきまーす」

モグモグ……うまい!

唯「おいひ~」モゴモゴ

梓「良かったです」

憂「ふふ!ねえお姉ちゃん、梓ちゃんね~……」


とりとめのない話をしながら食卓を囲みます。
大体はあずにゃんの話です。私は「そうなんだぁ」とか「へぇ~」とか
適当に相槌を打ちながら箸を進めます。
な~んだ、意外と気にしていた程きつくもないなぁ~。



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 02:34:47.97 ID:heKxj+ob0

私の事は何も聞かれません。
憂が気を遣って私の話題は出さないように言ったのかな?
確かに訊かれたくはないけど気を遣われてる雰囲気もなんかやだな……
なんて、そんなニートのくせにくだらないプライドを気にしていると
不意をついて私に話が振られました。
最近の事で出来る話は無かったので、
高校時代のあずにゃんエピソードを披露してみましたが…
「そんなことありましたっけ?」って言われちゃった。へへへ……

仕方ないのでまた適当に相槌を打ちながらご飯に集中します。
から揚げおいしいよ~!



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 02:38:28.77 ID:heKxj+ob0

唯「……」モグモグ…

スッ

憂「お姉ちゃんさっきから食べすぎだよ?梓ちゃんの分もちゃんと考えて」

唯「あ……」

梓「い…いいよ憂、私小食だから。唯先輩遠慮しないで食べてください」

唯「……うん」モグモグ


子供みたいな事で怒られてしまった。
実際に子供と変わらないけど。
し、しかもこんな状況になっても「先輩」と呼ばれている私……
一瞬にしてものっ凄く惨めな気持ちになってしまいました。
でもから揚げを口に入れたらやっぱりおいしい!少し気分が戻りました。

なんなんでしょう私は。
ほんとバカ丸出しです。
分かってるけどおいしいものはおいしいもんね……



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 02:43:08.06 ID:heKxj+ob0

・・・

唯「ぷぅ。おなかいっぱいだ~ぅ」ゴロンッ

ご飯が終わってそそくさと自室に戻った私。
豪快にベッドに転がります。

…リビングには居辛いんだもん……

コンコン

唯「?」

梓「先輩、梓です。入っていいですか?」

唯「あぅ……ど、どうぞ」

わぁーこれならリビングに居た方が良かったかも……まだ憂と3人の方が……
だって二人きりじゃあ絶対に私の事色々訊かれちゃうよぉ~……

ガチャ

梓「もー、なんですぐ部屋行っちゃうんですか~」

唯「あはははごめんね……」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 02:55:53.77 ID:heKxj+ob0

ちらと部屋の隅へ目をやるあずにゃん。

……やばっ!弾かなくなって一切メンテナンスしてないギー太が……

梓「……唯先輩、抱きついてもいいですか?」

唯「え?いいよ~」

唯(あれ、ギー太のこと何か言われるかと思ったけど……)

梓「じゃあ失礼します……」ギュウ

唯「……」

梓「唯先輩あったかいですね」

唯「そ、そうかなぁ~」

梓「そうですよ……昔と変わってないです……」

唯「…………」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 02:57:19.47 ID:heKxj+ob0

それっきりあずにゃんはずっと黙って私に抱きついたまま。
流石にばかな私も何か変だなぁって雰囲気を感じ取れました。
でも気の利いた言葉は何も浮かばなかったので、
抱いたあずにゃんの背中をただぽんぽんと優しくたたくのが精一杯。

ポン…ポン…ポン…


―どれだけそうしていたでしょうか……

私はふいに気が付き、手を止めました。触れる背中が震えているんです。



唯「…あずにゃん……?」



あずにゃんは泣いていました――



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 03:06:02.07 ID:heKxj+ob0

唯「あず……」

ギュウウ…

かけようとした言葉を遮るかのように、更に強く抱きつかれます。
あずにゃんの震えが私の体に直接伝わってきて……


どうしたの、ともう一度声をかけ直そうかと思ったけれど、
黙ってこのままでいさせてあげることにしました。

…何があったのか聞く勇気が無いだけかもしれません……


抱いた背中を優しくさすってあげます。



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 03:09:48.57 ID:heKxj+ob0

――――


しばらくするとあずにゃんは「ありがとうございます」と立ち上がり、
涙を拭って部屋を出て行きました。

結局何も聞くことは出来ませんでした。


どうしよう。どうすればいいんだろう。


考えた末に、私はとりあえず布団に入って寝ることにしました。


やっぱり私にはまだ勇気が足りないんです。
私はずっとだらだらしてきたニートだから、
そんな私には想像も出来ないことないんじゃないかって怖いんです。
聞けないんです。


眠くなかったけど必死に目を閉じました。



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 03:24:51.14 ID:heKxj+ob0

――――

チュン…チュンチュン…

唯「んん……んぁ。ほぁっ!!」ガバッ

唯「ゆ、夢!?……ふぁああ~」

憂「お姉ちゃ~ん、朝ごはんできてるよ~」

唯「ほ~い、すぐ行くよう~いぃ~」

唯「なんだ夢かぁ、びっくりしちゃったよ!私がニートなんてね~、ププ」

唯(もー、和ちゃんがニートニート言うからこんな夢見ちゃったんだよぉ~)

憂「お姉ちゃ~ん?」

唯「今行くよぉー」

ガチャ



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 03:26:16.99 ID:heKxj+ob0

――――


唯「っ!!」パチッ


――夢。


唯(……久しぶりに見たなぁ、高校時代の夢……)

唯(ニートになってしばらくはたまに見てたけど、最近全然見なくなってた……)

唯(あずにゃんに会ったからかな、やっぱり……)

唯「そういえばもう朝かぁ。あずにゃん帰っちゃったのかな」


憂「おねえちゃ~ん、朝ごはんだよー。起きて~」

唯「お、起きてるよぅすぐ行くよー!」ガチャ



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 03:27:41.41 ID:heKxj+ob0

唯「ふぃ~」

憂「お姉ちゃん寝ぐせひどいよ~」

唯「い、いいよ別にぃ」

梓「おはようございます先輩」

唯「あっ、あずにゃん。泊まったんだ」

梓「はい。ホテル取ってたんですけど……えへへ」

憂「梓ちゃん久しぶりだしせっかくだからってね」

唯「そっかぁ~……」チラ

唯(……こうして見ると普通だなぁ…昨日のはなんだったんだろ……)



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 03:35:49.13 ID:heKxj+ob0

それにしても学生時代の夢から覚めた朝って本当にきついです。
久しぶりだったので尚の事沈んでしまいました。

唯(……皆何してるのかなぁ……はぁ……)

憂「お姉ちゃんどうしたの?元気ないね。
  私も来年からは就職なんだから朝ご飯ぐらいは自分で作れるようにならないとね」

唯「わ、分かってるよぉ……(あずにゃん居るのに…)」

梓「唯先輩、今日どこか出かけませんか?」

暇ですか、と聞かれないのが良かったのか悪かったのかは置いておこうかな。

唯「いいよぉ。あっ」

梓「? 何か用事ありました?」

唯「ううん、えっと……(私あんまりお金ないんだった……)」



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 03:43:28.91 ID:heKxj+ob0

唯「どこ行く予定とか決まってるの?」

梓「いえ別に、どこでもいいんです」

唯「うーん(こ、公園とかでもいいかなぁ…)」

憂「お姉ちゃん行ってきなよ、私今日はサークルの用事があるから」

唯「うん分かった」

梓「やった!よろしくお願いします先輩」

唯「うん」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 03:51:53.82 ID:heKxj+ob0

――――


結局公園に来てしまいました。
本当は私も色んなお店行ったりとか、お茶したりしたかったけど
お金ないんだからしょうがないよね……

適当なベンチに二人並んで腰を下ろす。

―ランニングしてる人

―犬のお散歩中のお姉さん

―サッカーボールでドッジボールしてる子供達

一人でいるときはぼーっと見てるといい暇潰しなんだけど、
人と遊んでる時におすすめできる娯楽かっていうと……


唯「ごめんよーあずにゃん、こんなのつまんないよね…」

梓「そんな。先輩と出かけたかっただけだからなんでもいいですよ私」

唯「そうなの?」

梓「そうですよー」



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 04:00:54.19 ID:heKxj+ob0

気を遣ってるのかなぁ。
それとも本音かなぁ。


唯「あの…あのねあずにゃん」

梓「なんですか?」


唯「えと……」

―何かあったの?

唯(ングッ…やっぱり聞けない……)

唯「か、髪似合ってるね、それも。いつ切ったの?」

梓「えっ」


唯(……はっ!これも結構ヤバかった!?あぅ……)



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 04:04:21.37 ID:heKxj+ob0

梓「そうですか?ありがとうございます」

唯(…せ、セーフ?……ふぅう~)

あずにゃんの返事にほっとして顔を見る。

唯(あっ)



セーフじゃなかった。
その時一瞬だけ見せた表情…昨日のあずにゃんがチラついていた。


梓「……やっぱり場所かえましょう」

唯「う、うん……ごめんね」



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 04:18:53.26 ID:heKxj+ob0

はぁ~それにしてもあずにゃんと並んで歩いてると恥ずかしいなぁ、オーラが違うよぉ…
私どこからどうみてもただのニートだもんね……

梓「あ…あのお店入りませんか?よさそうですよ」

唯「え?あっ」

あずにゃんが指したのは私がいつも散歩の通り道で気になっていたあの喫茶店でした。
うう、確かに一人じゃ入りづらいって思ってたけど……
でもこれでも入りづらいよぉ~……あずにゃんに比べて私ニート過ぎるもん…
今着てるこれなんてパジャマにも使ってるシャツだよぉ。
公園しか行かないと思ってたから……うぅ……

なんていじいじと腐ったニート特有のネガティブな思考を巡らせている間に、
あずにゃんはお店のドアを開けてしまいました。

カランカラーン

「いらっしゃいませー。二名さまですか?」

梓「はい」

唯(あぅ……)

ついあずにゃんの後に隠れてしまう私。せ、先輩なのに……
しかもお金ないからおごってもらうんだ、これ……先輩なのにぃ……



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 04:32:52.35 ID:heKxj+ob0

「こちらの席へどうぞ」

梓「行きましょう先輩」

唯「うぅ…うん…」

レジの人が私を見てる気がします。
お客さんの視線も感じるよぉ。絶対ニートって思われてるんだろうなぁ。
そこまでじゃなくても「何してる人なのかな」みたいな感じには思ってるよね…

そそくさと席の奥に移動して縮こまる。

梓「先輩何にします?」

あずにゃんがメニューを渡してくれるけど、私はお金がないわけで…

唯「えと」チラッチラッ

梓「? あ、あぁいいですよ私が出しますから好きなの頼んでください」


…おごられるのが情けないなんて思いつつ出してくれるか確認したくて
チラ見しちゃう私……ホント恥ずかしいぐらいにだめだよね……



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 04:54:07.99 ID:heKxj+ob0

唯(しかもちゃっかりちょっと高いレアチーズケーキのセットなんか頼んでる私)

唯(うぅ、でもおいしそうだったんだもん……)


「お待たせしました」

唯「うわぁおいしそう!」

梓「ホントですね。いただきまーす」

パクッ

唯「おいひぃいい~!」

ケーキを口に入れた途端に先ほどの卑屈な気分はどこへやら。
これが私なので別にもういいかなって感じです。



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 04:56:42.80 ID:heKxj+ob0

唯「モグモグ……うまひ!」モグモグ

梓「良かったですね先輩~」


あずにゃんはそんな私を楽しそうに見ています。
場所を替えようなんて言われて何かあずにゃんの…
…私が気になってる事、話されるのかもと思ったけど、
そんなことは全然無くて。
ただケーキを頬張る私を見て微笑んでいました。


唯「ぷぁ、おいしかったよぉー」

梓「も~先輩ケーキなのにがっつきすぎですよー」

唯「えへごめんごめん…おいしくってつい……」

梓「もう一つ何か食べます?」

唯「え、いいの!?わーい」

完全に開き直っちゃいました。



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 05:10:59.61 ID:heKxj+ob0

結局その後二つも追加でごちそうになっちゃいました。
お会計の時にあずにゃんの後でうろうろしてる私のカッコ悪さときたら……
でもあずにゃんがおごってくれるっていうからしょうがないよね!

唯「あずにゃん今日はどうするの?」

梓「今日も泊めてもらおうかなって…だめですか?」

唯「え、私は全然いいよぉ」

にーとの私に答える資格なんてそもそも無いけど!
でもどうせ憂もいいって言うだろうし。
だってニートの私と二人より楽しいにきまってるもん。


―――

憂「え?梓ちゃん今日も泊まるの?うんいいよー」

ほらね!



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 05:27:52.63 ID:heKxj+ob0

今日のご飯はとっても楽しく食べられました。
開き直りってすごい!

唯「ふー」

憂「じゃあ私お風呂入ってくるね」

唯「ほーい」


テレビ「とったどー」

唯「とったどー!」

梓「……あの、先輩…」

唯「うん?なぁにあずにゃん」

梓「今日はその…先輩の部屋で寝てもいいですか?」

唯「いいy ぁっ」


いいよー、と言いかけたけど…
昨日のあずにゃんを思い出してしまった。

急にどもる私。
あずにゃんはそんな私をじっと見てる……



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 05:34:54.95 ID:heKxj+ob0

梓「だ、だめですか?」シュン

唯「えっ。だ…だめじゃないよ、だめじゃない」

別になんでもないよね。昨日は憂の部屋で寝たんだろうし、
どうせなら今日は私の部屋でってただそれだけだよね。

唯「いいにきまってるよ~、やったね!あずにゃんとおねんねだよー」

梓「ありがとうございます先輩」

唯「あはは、いいよいいよー」

ケーキまでおごってもらってるのに
自分の部屋に寝かせてあげるだけでなんか偉そうな私。はぁ……



110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 11:23:45.51 ID:heKxj+ob0

私の部屋。
散らかった床を片付けて布団を敷く。

敷いてるのは憂なんだけどね。


憂「…はい!梓ちゃん敷けたよー」パンパン

梓「ありがとう憂」

憂「じゃあ私部屋戻るね」

唯「うん、ありがとう~い~」


憂が出て行ってあずにゃんと二人きり。
……静かです。私の部屋で寝たいって、もっと楽しく
おやすみ前のお喋りとかしたいのかなって思ったけど……

あずにゃんは布団の上に座ったままじっと下を向いています。

梓「……」

唯「……」



112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 11:28:17.14 ID:heKxj+ob0

私はベッドの上で半分布団に埋まって、この微妙な空気から逃れようと
手近にあった漫画を手に取りました。
ぺらぺらめくって…意識はほとんどあずにゃんに行ってるので流し読みです。
横目であずにゃんの方を盗み見てみますが、
あずにゃんから何か話そうって感じはなさそうです。


これは今度こそ声をかけるべきなのかな……
だってあずにゃんが私の部屋で寝たいって言ったんだもん、
それでこれなんだもん、何か聞いて欲しいことあるんだよ…
にーとだからなんて関係ない、
求められているなら聞いてあげるべきなんだ!


―どうかしたの?あずにゃん。私で良かったら話聞くよ



…と。言ったつもりでした。しかし現実には―


唯「ふあー、それじゃあ寝ようかなぁ」ゴロンッ


なんでこうなんだろう私……



115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 11:38:36.56 ID:heKxj+ob0

シーン…

……あずにゃんが静かです。
何だか微妙に空気が重くなってきました。
私は寝返りをうってあずにゃんに背中を向けました。

電気が消えて暗い部屋。
あずにゃんは相変わらず静かです。寝たのかな…

気になって全然寝付けない私。



梓「……」


ふと枕元に気配を感じて振り返ります。

唯(あっ)

あずにゃんが立っていました。

いつからこうしてたんだろう。
静か過ぎて全然気付きませんでした。



116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 11:40:44.61 ID:heKxj+ob0


梓「一緒に寝てもいいですか…」


消え入りそうな声でそうお願いされて…
もう完全に昨日のあずにゃんです。
暗くて表情は良く分からないけどきっと泣きそうな顔してます。


私は黙って布団の端を上げました。

あずにゃんは黙ってそこに潜ります。


唯「お、おやすみあずにゃん」

梓「はい…おやすみなさい…」


ごめんねあずにゃん。
これが私の精一杯だよ。



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 11:56:59.94 ID:heKxj+ob0

チッ… チッ… チッ…

時計の秒針の音がやけに気になります。

…本当は背中のあずにゃんが気になっていたんだけれど……
あまり意識したくなかったから、かわりに時計の音に集中しちゃったんだ。


あずにゃん寝たのかな。起きてるのかな。

確かなのは私の背中があったかいってこと。

そしてあずにゃんは何か悲しい気持ちなんだってこと。


―憂には何か話さないのかな…昨日憂の部屋で寝た時はどうだったんだろう……
憂だったらきちんと聞いてあげられそうだけどな~……


私はこんなことまで妹に頼ろうとしています。
あずにゃんは私の部屋に来たのに。

―とりあえず今はやめておいて、もうちょっと雰囲気の良い時に聞こう。
この先延ばし選択を、昨日からもう何度かしてきました。
その度にあずにゃんを助けるチャンスを潰してるのかもしれない。
…そう考えてみても、やっぱり何も出来ない。
骨の髄までだめすぎです。


―そんな事を考えているうちに、いつの間にか私は眠ってしまいました。



122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 12:18:38.49 ID:heKxj+ob0

――――

私は夢を見ました。


あずにゃんを皆で見送った時の夢。

もっと自分を試してみたいって、ギター背負って外国に旅立って行ったあずにゃん。

かっこよかったです。

すごいなぁって思いました。

そのあずにゃんが今、私を頼っています。泣いてます。

私は何も出来ません……


ずっとにーとしてた私に言ってあげられることなんて何があるだろう。

話を聞いてあげてもどうにもならなかったらどうしよう。

そうなった時のあずにゃんがかわいそう。だから聞けない。

……違います。へました時の自分が怖いんです。だから聞けない……


結局私は自分のことばっかり。



126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 12:29:20.66 ID:heKxj+ob0

私は何も考えないでにーとしてました。
楽しいかなって思ってはじめたにーとだけど、別に今はもう楽しくないです。
でも今更なにもできないのでにーとしています。

りっちゃんや、他の皆みたいにちゃんと良い会社に就職できたらな…
でも私はにーとしてました。学歴ないからだめです、ははは。
選ばなければ仕事はあるかなって思うけど、どうしても皆と比べてしまいます。

あずにゃんみたいにどんと飛び出す度胸もないです。
ほったらかしになったギー太がそれを物語ってます。


いっそのこと精神を病んでしまったらどうだろうってたまに思います。
入院して…そしたら皆会いに来てくれるかな?
お世話されるのも仕方ないって状態になれば情けなさなんか感じなくなるかも。

でもそれも出来ません。狂っちゃおうかと思っても、
その度に頭の中で冷静なもう一人の自分がじっと見つめてきます。

―ばかなことするの、やめてよね。


自分でだめなの分かってる。だからまだマシ。

…本当は逆。分かってるからだめなんだよね。

だってもう気付いてるってことは、
気付いた時に変われるかもしれないって可能性もないってことだから。

いちばんたちが悪いたいぷのにーとなんです。私。



129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 12:36:57.80 ID:heKxj+ob0

――あずにゃん……

唯(あぅ)

暗闇で目が覚めました。
ほんのり目元が濡れていたけど、これはどういう涙かなぁ。
単に寝てたからだよね。あはは。

唯(…おトイレ行きたい……)


起きようとしましたが、重さを感じて動けません。

あずにゃんが私におんぶするみたいに抱きついてました。
寝てるみたいです。


唯(おトイレ……)モゾッ

ちょっと体を揺すってみたりしましたが、あずにゃんが起きる気配はありません。
起こすのもなんだか気が引けます。


唯(うぅ…もれちゃうよ~……)モジモジ



135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 13:00:05.11 ID:heKxj+ob0

唯(頑張ってもう一回寝よ……)

唯(……お、起きたらお漏らししてたりとかないよね。まさかね)

―――


唯「ふぅ~っ、といれといれ!やっと入れたよぉおお」バタン

唯「よいしょっと」

ドンドンドンドン!

唯「な、なに?今はいってまーす!」

ドンドンドン!ドンドン!

唯「な、な、な、なんですかぁ…はいってますって……」

ドンドン!バンッ!!

カーリー西條「ハーイ!カーリーおばさんよ~」

唯「うわっ!?ちょちょ、入ってるのに開けないでええええ」

―――

唯「はばっ!?」ガバッ

唯「ゆ、夢……はっ!!」



138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 13:06:19.12 ID:heKxj+ob0

サッ

ふぅう~!濡れてない!
おもらししたのかと思っちゃったよぉお……

と、ここでやっと気が付いた。


唯「あれ?あずにゃんいない」

唯「……と、といれといれ!」バタバタ


ジャー ゴポポ…


唯「ふぁ~あぶなかったぁ……」

唯「ところ今何時なんだろう……」

部屋に戻って時計を見る。

唯「うわぁ。昼前だぁ。おなかすいたよお…」

唯「…ういー、ご~は~ん~」


シーン…



141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 13:16:23.65 ID:heKxj+ob0

あれ?静かだなぁ。憂もいないのかな……
今日は大学休みだったと思うけど……


唯「しょうがないなぁ、自分で何か探そ……」


そう思ってキッチンへ行こうと思った時に、携帯が鳴りました。

憂でした。

唯「うい?お腹すいちゃったよおどこ行ってるの?ご飯にしようよー」
憂『お姉ちゃん!?もう起きてる?私…私今病院なんだけど……!』

唯「えっ」




―あずにゃんが――


自殺した……



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 13:17:26.31 ID:heKxj+ob0

正確には未遂でした。

でも私の未遂とは話が違います。

飛び降りたけど死に切れなかったようです。

“結果未遂”なんだ。本当に死のうって思っていたんだ。

遺書も置かれていたそうです。


―昔に戻りたいと書いてありました。

私を見ているとそうなれる気がしたみたいです。

私と居ると昔に戻れた気がするって。

でもだめだったみたいです。


だめだったみたいです。



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 13:38:27.80 ID:heKxj+ob0

病室で会ったあずにゃんは意識不明でした。

憂はずっと下を向いて座っています。

私は静かに寝ているあずにゃんをじっと見つめて……

―あずにゃんそんなにつらかったの?

―わかんないよ。つらかったなら言えばよかったのに。

―私にーとだしきつかったらすぐ弱音はいちゃうよ。

―あ、今あずにゃんに「言えばよかったのに」って思った。最低。

―私が話を聞いてあげていればこうはならなかったのかな。

―自分のことばかり考えて躊躇してた私。

―私は自分のことばかり。

―私は……



157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 13:47:26.09 ID:heKxj+ob0

気が付くと私はどこかの病室のベッドにいました。

多分私はおかしくなったんだ。

ある意味では望み通りになったのかもしれません。
あずにゃんはどうなったんだろう?
結局何も出来なかった私。
何も変えられなかった私。
「もし」とか「たら、れば」ばかりだった私。

でもそれらの「もし」を考えても、もう後悔の念すらわいてこない私。

涙が出てきました。




唯「……涙流して~りゃ悲しんか~♪」

唯「♪心なんて…一生不安さー……」


ばいばい。

にーとの私。



―にーとの唯 おしまい―



175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 14:49:55.86 ID:heKxj+ob0

黙ってあずにゃんの手を握る。

あずにゃん、昔に戻りたかったんだ……


―私に出来ること、それは――

ガタンッ

憂「お、お姉ちゃん?」

唯「ごめん憂。私やる事ができた。あずにゃんの事お願い!」ダッ

憂「あっお姉ちゃんちょっと!」



もう一度音楽をやるんだ――!


皆に連絡しよう!放課後ティータイムを再結成して、
それであずにゃんが良くなったら
また皆で一緒にバンドやるんだ!



176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 14:50:36.21 ID:heKxj+ob0

唯「はぁはぁ…!はぁっ…ングッ……」タッタッタ

毎日散歩していたとはいえ、所詮はただ歩いていただけ。

走り出した私の体はすぐに音を上げ始める。

でも、止まってなんかいられないよ―!


唯「待っててあずにゃん、私…!」


どんっ!


と、コンビニの前を通り過ぎようとして出てきた人にぶつかってしまう私。

唯「きゃっ!」

聡「うわ!」

なんとその人物はりっちゃんの弟…聡くんでした。


聡「もしかして唯さんですか?うわー、お久しぶりです!」

唯(聡くん!りっちゃんの事聞けるかも……!)



177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 14:51:17.34 ID:heKxj+ob0

唯「ねぇ聡くん」
聡「すいません、ちょっとウェブマネー買いに来てただけなんス!
  早く帰って課金しないと……それじゃ!」

唯「…うぇぶまねー?」

聡「あー、えっと…インターネットのお金っす。ネトゲに使うんで」

唯「ねとげ?」

聡「はい、オンラインゲームです。インターネットでやる」

唯「ゲームなの?」

聡「そっすよ!これがめちゃ面白くて…唯さんもやってみます?基本無料だからすぐ始められますよ」

唯「ただなの?うん、やる!」



―はいじん!―




180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 14:56:28.34 ID:xOOLOR5E0

待て、ちょっと待て
やめろよおい



181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 14:57:35.33 ID:8UsVKp2g0

本物なら課金も食事も排泄もネトゲやりながらこなす
聡はまだ軽症



182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 14:59:04.30 ID:yHKRpBJW0

てめぇえええええええ



183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 14:59:05.67 ID:rs0eC09kO

FF11だけはやめとけ



186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:15:50.98 ID:y1pQdKplO

どうしてこうなった





187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:16:49.49 ID:heKxj+ob0

家に帰ってきた私。

早速憂のパソコンを自分の部屋に持ってきて起動する。

ブィーン…

唯「いんたーねっと」カチカチ

唯「よーし」

携帯を取り出し、聡くんにかける。

聡『あ、もしもし唯さん?今どんな感じです?』

唯「ええっと、いんたーねっと見てるよ」

聡『マビノギって検索してもらえます?』

唯「うん。ちょっとまってね…ま、び、の、ぎ っと」カタタ

カマキリ拳法で聡くんに言われた通りにタイプして、検索。

唯「あ、これかな? …出た!出たよ聡くん!」

聡『ホントすか?どうすか?』

唯「かわいいねー。それでこれからどうするの?」



189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:18:13.08 ID:heKxj+ob0

聡『えーっとですね、まずはクライアントのダウンロードを……』

よく分からない単語を少しずつ処理しながら、作業をすすめていく。

30分ほどかかってやっとゲームが始められるようになった。


聡『まずは名前を決めてください』

唯「名前!もちろん…」

ゆい

・その名前は既に使用されています

唯「あれ!あ、そうか~……じゃあ感じで」

・その名前はs(ry

唯「むむ、じゃあフルネームで!平沢唯!」

・その名m(ry

唯「うっそおー!私と同姓同名の人がやってるのー?うーん、どうしよ……」



190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:20:16.45 ID:heKxj+ob0

唯「じゃあ……ぎいた!『ぎ、い、た』 …っと。これでどうだぁ」

・使用可能です。


唯「わーい!えーと、次は性別?私は女の子だよ~」


そんなこんなでキャラクターメイキングも終わりました。


聡『終わりました?じゃあ早速繋いでくださいよー!あ、名前なんていうんです?』

唯「ぎいただよ。平仮名でぎいた」

聡『オッケーっす!俺の名前はクソデコなんでよろしくっす!全部カタカナっす』

唯「くそでこね。りょうかーい」

聡『ではエリンで待ってます!唯さん!』ピッ

唯「え、何て?…まぁいいか。ろぐいん!」



そしてついに私は人生で初めてのねっとげーむを始めたのです。



197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:28:18.53 ID:heKxj+ob0

唯「わぁ。ムービーだぁ」

・・・

唯「…長いなぁ。飲み物取ってこよ」ガチャ

・・・

ガチャ

唯「あ。ムービー終わってる」

持ってきた飲み物を脇において椅子に座る。

唯「どうすればいいんだろ…全然分からないよ」

クソデコ『唯さんいます?』

唯「あっ!この名前、聡くんだ」

唯「ええと…い、る…よー……うぅ、文字うつの難しい」カタカタ…タン


ぎいた「いるよー、聡くんどこ?」

唯「わー、私のキャラから吹き出しが出てるよー」

シーン…

唯「……な、なんの反応もない」



199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:30:05.88 ID:heKxj+ob0

クソデコ『いないんですか?』

唯「あ、また。いるって言ってるのに。も~」ピッピッ


プルルルルル…


聡『もしもし唯さん?』

唯「もー聡くん、いるよって今答えたよ?」

聡『え?あぁもしかして全体チャット使ってるんじゃないですか?』

唯「んん?」

聡『あー…えっと…
  とりあえず多分そこ初心者エリアだと思うんで、まずは最初の村まできてください』

唯「分かったよー」ピッ


唯「こっちかな……扉マークが出てる。ほい!」カチッ

唯「…あ。またムービーだ。お菓子とってこよ」ガチャ



202 名前:助けるよ:2009/08/25(火) 15:33:43.87 ID:heKxj+ob0

・・・

ガチャ

唯「あ、終わってる」ギシッ

唯「ほっ?私のキャラの隣に…」

クソデコ『ぎいたさんいないんですか?ぎいたさーん』

唯「聡くんだ!…でもこれ女の子だよねぇ……」

カタカタ

ぎいた「やっほーさとしくん!それ女の子?」

唯「……あれ、黙っちゃった」

ピリリリリリ!

唯「ん?」ピッ

聡『ゆ、唯さん本名打たないでくださいよ!
  あと俺ここでは女の子で通してるんでお願いします!』

唯「そ、そうなの?うんわかったごめんね」ピッ



207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:38:49.52 ID:heKxj+ob0

その後、ゲームの中の聡くんに色々案内してもらいました。

最近のげーむっておもしろいんだな~…
と、物珍しく色々と見ていた私の目があるキャラクターに留まりました。

ぎいた「あれ?この人楽器を演奏してるよ」

クソデコ『あぁ、マビノギは演奏が出来るんですよ。どうもっすピュア蔵さん』

ピュア蔵『お、クソデコじゃん。その子初心者?』

クソデコ『あ、はいそうなんですけど…えっと、とりあえずPTしましょう』

ピッ♪

クソデコ『ぎいたさんこの看板クリックしてパーティーに入ってください』

ぎいた「え?うん」

ピロリン♪



224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:43:37.48 ID:heKxj+ob0

クソデコ『パーティーチャットにかえてください。わかります?』

唯「んと……こうだったかなぁ」

ぎいた「#こう?」

クソデコ『#そうそう、できてますよ!でですねえ、ピュア蔵さん』

ピュア蔵『#うん。なに?』

クソデコ『#実はこの人……唯さんなんですよ!』

唯「」

ぎいた「#クソデコくん私には本名出さないでっていったのに!」

ピュア蔵『#え、本当!?唯なのか!?』

ぎいた「?」

ピュア蔵『#私だよ、澪だ澪!久しぶりだなぁまさかこんなところで会うなんて!』


唯「えっ」




228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:47:20.51 ID:xOOLOR5E0

ここで駄目人間澪かよww





229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:47:22.59 ID:heKxj+ob0

ピュア蔵さん……男の子キャラだったので、くんかな?は、澪ちゃんでした。

聞けば澪ちゃんは大学卒業後就職したのですがすぐに愛人を作って退社、

その人と同棲を始めて、それからずっとネトゲをやっているそうです。

聡くんを誘ったのも澪ちゃんだという話でした。

こんな偶然ってすごい!


それから私はどんどんネットゲームにはまっていったんです。



235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:51:40.82 ID:heKxj+ob0

澪ちゃんにゲームでの演奏の事を教えてもらいました。

なんと一人だけじゃなくて数人で合奏も出来るそうです!

定期的にライブを開いている人達もいるそう。すごいね、ゲームなのに!

でもギターは無いんだって。ざんねん。


唯「あははおもしろいよー!」

憂「……お姉ちゃん?それ私のパソコン……」

唯「あ、うい!おかえりー!!」

憂「なにしてるの……?」

唯「ねっとげーむ!凄いんだよ、この子澪ちゃんなんだ!」

憂「……やる事があるって梓ちゃん放り出して…もしかして、これのこと……?」


唯「」



237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:56:02.24 ID:heKxj+ob0

我に返った私は必死で謝りました。

オデコがりっちゃんみたいに禿げ上がっちゃうんじゃないかってぐらい土下座しました。

憂は静かに部屋を出て行きました。



パソコンはまだそこにあります。

画面の中で私のキャラに向かって聡くんと澪ちゃんが
どうかしたのかって聞いてきてます。




239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 15:56:59.65 ID:bsVgB6CtO

これは誰だってキレて良いレベル





244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 16:07:05.65 ID:heKxj+ob0

――数ヵ月後――


自殺の傷が癒えたあずにゃんは、海外へ戻っていきました。

でももう一人じゃありません!

私達はゲームの中で会っています。

…あの後私は、バイトを始めました。

毎日あずにゃんのお見舞いにも行って……

今ゲームをしているこのぱそこんは、自分のお金で買ったんです。

もう昔ほどの卑屈感はありません。

自信を取り戻せた私、りっちゃんやムギちゃんもゲームに誘えました。

皆現実世界では遠く離れ離れの生活。でもHTTは再結成できたんです!

今は週末に一度、皆でゲームの中で集まって合奏しています。

私の大したこと無い人生の中での、ほんのささやかな楽しみになっています。


こんなぐらいが丁度いいげんじつかな!って思います!


-おしまし-




245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 16:09:08.04 ID:yYwg42/5O

唯が廃人をいっぱい作ったようで…



246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 16:09:42.33 ID:xOOLOR5E0

よかった・・・
ってマジ?



248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 16:10:13.25 ID:bsVgB6CtO

あずにゃんが何に悩んでいたのか未だにわからない件





251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 16:12:19.57 ID:heKxj+ob0

別に廃人にはなってないって!週末ネットゲーマーだよ!



253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 16:15:50.85 ID:heKxj+ob0

あずにゃんは海外でバンド組んだけどうまくいかず
メンバーの薬中彼氏に暴行されて帰ってきました
髪が短くなっていたのは切られたからです




254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 16:16:58.02 ID:xOOLOR5E0

>>253
あずにゃん・・・



256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 16:19:51.74 ID:bsVgB6CtO

>>253
なぜその設定をカットしたwww



260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 16:27:16.90 ID:zGn2wHsuO

いちもつ



262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 16:38:09.51 ID:xmbL0E4BO

でも心理描写はよくできているよ。



>>1ニートだろお前





272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/25(火) 17:04:17.83 ID:heKxj+ob0

ごめんね。でも最初からハッピーエンドは無かったよ
だってこのニート唯はなしくずし的にニートになったタイプだから
特に何かに挫折したりしてなったわけじゃない

梓に会って色々考えて
見たくなかった現実にも向き合うことになったりして
でもそれでも結局は元のニートの鞘に納まることになる
奮起して再生なんかはしないんですよ




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唯「私期待は~ずれ~♪」
[ 2011/07/15 20:21 ] 非日常系 | | CM(2)

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タイトル:
NO:3423 [ 2011/08/01 22:39 ] [ 編集 ]

設定無視。
説明不足。
なのにえらそうに解説。
久々にクソSS中のクソSSを見た

タイトル:承認待ちコメント
NO:6650 [ 2012/07/10 07:16 ] [ 編集 ]

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