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けいおん!の真鍋和ちゃんはそうなんだ、じゃあ私生徒会行くね可愛い 【非日常系】


けいおん!の真鍋和ちゃんはそうなんだ、じゃあ私生徒会行くね可愛い より
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1310705983/l50

けいおん!の真鍋和ちゃんは過去スレ可愛い




151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:15:04.12 ID:EMH8slJh0

SSに10レスほどお借りします、澪和(?)のようなものです




152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:16:00.87 ID:ueYc54RQ0

キター







153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:16:09.09 ID:EMH8slJh0

「好きなんだ、和のことが」

 親友である澪が打ち明けてきたのは三月の半ばだった。

 人気の無い公園、遠くで女の子が二人ブランコで遊んでいる。
それ以外は静かな、言い換えればさびしい公園だ。

 私たち二人はベンチに座りコンビニのカップコーヒーを飲んでいる、
喫茶店で出来る話ではないからだ。

「そうなんだ……。えっと、いつからなの?」

 卒業式を無事終え新生活の準備をしていたころ、
突然の電話に呼び出され告白を受ける形となったのである。

「二年のとき同じクラスになってから、ずっと……」

 空気は心地よく天気も上々、絶好のデート日和と言えるだろう。
……二人が付き合っていればの話だ。



154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:17:13.97 ID:EMH8slJh0

「ほら、私って人見知りで恥ずかしがり屋だから。
ホッとしたんだ、和が一緒で」

 彼女が二年に進級したとき、軽音部のみんなと別々のクラスになった。
私も同様に唯という幼馴染と別々になった。
その姿を自分に重ねて……というわけではないが、
いつの間にか意気投合したのである。

「二年の学園祭の前、和と唯が喫茶店行くって話になって、
そのとき私もついて行くって言ったろ?
普段はそんなこと言わないけど……、和と話したくってさ」

 彼女とその幼馴染である律との仲がギクシャクしたのはそのせいだろう。
そうしてまで私と一緒に居たかったという思い、
そのとき気づくべきだったのかもしれない。



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:18:16.56 ID:EMH8slJh0

「いい天気ね」

 余計な考えを捨てるように呟き、彼女の話に耳を傾けた。

「三年の修学旅行のとき、和が気をつかって私と別の班になっただろ?
私たち軽音部が一緒の班になれるように」

「そんなこともあったわね」

「気をつかってくれたのは嬉しいけど、
せっかくの修学旅行は好きな人と一緒に行動したいなって思ってたから……」

 カップコーヒーを飲み干し、立ち上がって声を発した。

「澪、ちょっと歩かない?」



156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:19:04.56 ID:EMH8slJh0

 公園を後にし住宅街を抜け、アーチをくぐり商店街へと入る。
その道すがら彼女の言葉を聞いていた。

 あのときこう思った、それで和のことがさ、和のそういうところが。
私は言葉の隙間に相槌を入れ、決定的な返事を遠ざけている。

 本屋や雑貨店などをいくつか通り過ぎ、花屋の前に到着した。

「ちょっと待っててくれる?」

「和、花買うのか?」

 そうよと軽くうなずき花屋の奥へ足を進め、お目当ての花を確認する。



158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:20:05.02 ID:EMH8slJh0

 小さな鉢植えの青い花を買い、
彼女に見られないように花の名が書かれた厚紙を抜き取った。

――――

「お待たせ」

 背を向け道路を見ていた彼女に話しかけ、袋に入った青い花を掲げて見せる。

「きれいだな、その花なんて名前なんだ?」

「秘密よ、じゃあ行きましょうか」



159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:21:07.03 ID:EMH8slJh0

 再び商店街を抜け住宅街との間の人気のない道を進んだ、返事をするために。

「このあたりでいいかしら」

「私はどこでもいいぞ。……返事なんだけど、無理に今日じゃなくてもいいんだ。
どうしても抑えられなくて今日好きって言ったけど。待つからさ、私」

 答えは決まっている、ならば待たせるのは悪い。

 今、返事をしよう。



160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:22:50.55 ID:EMH8slJh0

「ごめんなさい澪。私は……、その、ゆいの……」

 言葉を上手く繋げない、いつもの調子ではないけど彼女には伝わったはずだ。

「そっか、そうだよな……。やっぱり和は唯が好きなんだな」

 私は深くうなずき、改めて「ごめんなさい」と言い彼女に視線を向ける。

「いいんだよ、わかってたから。……うん」

 彼女が顔を上げるのを待ってから、静かに話しかけた。

「ねえ澪……、これ貰ってくれる?」

 先ほど買った青い花を袋のまま差し出し、二人でじっと目を合わせる。

「いいのか? 和」

「貰って欲しいのよ、澪に」



163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:24:01.19 ID:EMH8slJh0

「大事にするよ、ありがとう」

 返事を聞いてから、強めの口調でこう言った。

「私のことは忘れなさい、大学に入ったら律としっかりやるのよ」

 彼女は花の入った袋を握り締め、強がった口調でこう言った。

「いやだ! 絶対忘れないからな。和のことが好きだったんだから!」

 目を潤ませしゃくり上げる彼女を直視出来ず、顔を背けて呟く。

「……じゃあ私行くね」

 逃げるように足早に去り、人の気配を感じ無くなるまで歩いた。
まるでウサギにでもなったみたいに。



164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:25:19.63 ID:EMH8slJh0

 今日私は一つ嘘をついた。『私のことは忘れなさい』という嘘を。

 私を好きになってくれたこと、告白してくれたこと。

 そのことだけは忘れて欲しくなかった。

 だから彼女に青い花を贈ったのだ。

 花言葉は『私を忘れないで』

 花の名は……




和「忘れな草」おしまい




166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:26:43.55 ID:KbC/whuK0

nodo27_aa.png



167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:26:50.91 ID:f5BJHFq50

乙のど!



168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:27:19.47 ID:AWGvnUfyO

>>164

そして超乙ッ!!!



170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:29:09.36 ID:ueYc54RQ0

乙。

和ちゃんは文学的なのが似合うね。



171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:37:12.54 ID:Kc0QQTcW0

和ちゃん!



172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:37:53.14 ID:lnVT2K7EO

SS乙!



174 名前: ◆Void00Vrcc :2011/07/15(金) 23:45:22.96 ID:++i0y6Yc0

カップコーヒーを好んで飲む女子高生って渋いな。






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[ 2011/07/16 13:59 ] 非日常系 | 澪和 | CM(0)

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