SS保存場所(けいおん!) TOP  >  スポンサー広告 >  ほのぼの >  梓「唯先輩の馬鹿!!大好き!!」#勉強会編

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






スポンサーサイト 【スポンサー広告】


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | | CM(-)

梓「唯先輩の馬鹿!!大好き!!」#勉強会編 【ほのぼの】


http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1251462275/

梓「唯先輩の馬鹿!!大好き!!」
梓「唯先輩の馬鹿!!大好き!!」#勉強会編




340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 15:54:22.21 ID:hRY/T06g0

 時は流れて日曜日。

律「うわ~、でっけえ……」

澪「ムギ、本当にここでやるのか?」

紬「ええ。安心して、私たち以外には誰も居ないから」

梓「図書館を貸切……。あ、琴吹家私有物だから貸切とはいわないのか」

 巨大な建造物を前に、あからさまに動揺する私。
 
憂「でも、軽音部じゃない私まで来ちゃってよかったんですか?」

梓「憂がいなかったら、私だけ試験範囲別になっちゃうでしょ」

律「そういうこと。 それに和や憂がいた方が効率あがるしな」

澪「和はまだ来てないみたいだけど……」

唯「ああ、和ちゃんちょっと遅れるらしいから。先にやってて欲しいって」

澪「そっか」

紬「それじゃ、皆あがって」





343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 15:59:51.82 ID:hRY/T06g0

 個人所有というには、あまりにも多い本棚と書物群を眺めつつ、
 私たちは長方形のテーブルに案内された。
 本当、ムギ先輩のご両親って、何してる人なんだろう。
 
澪「なるほど。確かにこれなら勉強も捗りそうだなー……って漫画を探すな!」

 ポカッ!

律「なぜバレたし」

 たんこぶを作った律先輩がぼやいた。

 一同が席に着く。
 配置は、左から律先輩、唯先輩、私。対面に澪先輩、和先輩(空席)、憂。
 ムギ先輩は、その中間。律先輩の右手、澪先輩の左手になるように腰掛けた。



345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:03:43.07 ID:hRY/T06g0

紬「さて」

 徐に立ち上がるムギ先輩。

紬「皆聞いて」

律「どうしたんだ?」

紬「ここは図書館なの」

澪「うん、見ればわかるけど……」

紬「図書館で勉強するにあたり、社会では当然のルールが存在します」

梓「走らない、とか、騒がないとか、ですか?」

 ていうか、なぜ敬語?
 
紬「そうよ梓ちゃん。さすがだわ」

 そんなことで褒められても。
 ムギ先輩が何を言おうとしているのかが分からない。



348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:07:54.96 ID:hRY/T06g0

紬「琴吹家私有図書館で、守らなければならないルールはただ一つ」

唯「ムギちゃんなんかカッコいい」

紬「やん、唯ちゃんたら……」

梓「ルールはどうしたんですか」

紬「あら、いけない。私としたことが」

 ムギ先輩もかわいい人だなぁ。と少しだけ頬が緩んだ。

紬「そう、そのルールというのは――」

 執事らしき人が、図書館の照明を落とし、
 スポットライトがムギ先輩を照らした。
 いらん演出だ。

紬「この図書館では、決して笑ってはいけません」

 ババーン!!
 どこからともなく効果音が鳴り響いた。

 重ねて言おう。

 いらん演出だ。



350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:13:46.47 ID:hRY/T06g0

律「……はぁ?」

憂「笑っては」

梓「いけない……?」

澪「要は静かにしろってことなんじゃないのか?」

紬「違うわ、澪ちゃん。多少騒ぎ立てしてもかまわないの。でも、笑ってはいけない」

唯「笑うと、どうなるの?」

紬「お仕置きが待ってるわ」

律「えー、なんだよそれー」

紬「そう言うと思ったわ。でもね、私もただ厳しいだけのゲームを強いる気はないの」

唯「と、いいますと?」

 合いの手うめえなぁ。

紬「勉強会が終わった段階で、笑った数が一番少ない人には、ご褒美があります」

律「!!」

唯「!!」

 分かりやすい二人が反応した。




351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:13:53.69 ID:NigdzQzw0

笑ってはいけない紬家図書館wwwwwwwwwwwwwwwww





354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:17:53.72 ID:hRY/T06g0

紬「一番笑った回数の少ない人が、一番笑った回数が多い人を、一日だけ好きにしてかまわない」

律「!?」
澪「!?」
唯「?」
憂「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 全員、あと約一名が露骨に反応した。



357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:23:09.19 ID:hRY/T06g0

律(自由にしていい、だと? なんて素敵なご褒美なんだ!
  私が優勝すれば、澪に付きっ切りで勉強を見てもらうことも、あんな悪戯をすることも……いや。
  最下位が澪と決まった訳ではない、か。しかし唯が最下位でも梓が最下位でも、それはそれで……。
  となれば、この勝負、負けるわけにはいかない!)


澪(好きにしてかまわないって、どういうこと?
  文字通りその人を好きにしてかまわないのかな?
  好きに……。律に日ごろできないような、あんなことやこんなことをしてもらうことも……。
  いやいやいや、何を考えているんだ私は!!
  そして、ダメだ。最下位だけは絶対にダメだっ!!)


唯(好きにしてって言われてもなぁ……。
  憂はいつも好き勝手してるし、うーん。
  りっちゃんにみんなの前でネタやってもらったり、
  澪ちゃんに可愛い服着せたり、あずにゃんに一日猫になってもらったり……あ。意外と楽しいかも!)


憂(お姉ちゃんとセクロス。お姉ちゃんとセクロス。お姉ちゃんとセクロス)




359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:25:40.04 ID:htmMmw+TO

憂wwwwww憂wwwwww



360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:26:56.26 ID:NigdzQzw0

Wiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!!!!!!!!



362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:27:31.99 ID:Tho+bDu1O

憂wwwwwwwwwwwww





364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:29:29.96 ID:hRY/T06g0

 なんとなく、みんなの心の声が聞こえた気がした。
 憂だけは、眼力というプロテクトが強固で、思考をトレースすることができなかった。
 だが、私とて負けるわけにはいかない。
 唯先輩が最下位になるように調節して、私が一切笑わなければ、ほら!
 そこには私の目指した世界が――。

唯「ムギちゃんは参加しないの?」

紬「私は審判よ。皆の様子をずっと観察しなくてはならない、桃色のお仕事なの」

唯「そっかぁ。 あ、和ちゃんは? このルールまだ知らないんでしょ?」

紬「和さんには、既に連絡済みよ。そろそろ到着するんじゃないかしら」

 照明がつき、ムギ先輩が時計を確認する。
 そして――

紬「それでは、笑ってはいけない勉強会。スタートです」

 決戦の火蓋は切って落とされた。



367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:34:52.65 ID:hRY/T06g0

律「……」

澪「……」

唯「……」

梓「……」

憂「……」

澪「ま、まぁ、ムギから何か仕掛けてくるわけではなさそうだし、普通に勉強するか」

律「そうだな。じゃあ、数学からやろうぜ!」

唯「数学かぁ。私苦手なんだよねー」

憂「がんばって、お姉ちゃん!」

唯「がんばるよー!」

梓「憂、私たちもやろう」

憂「うん、そだね」



371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:41:27.02 ID:hRY/T06g0

 ―――数分後。

澪「だから、そこは、xの共通因数を括って……」

唯「ふむふむ」

律「梓、これは?」

梓「んーと、この円の半径が1として、
  sinθがy、cosθがxになるから……って、なんで私が先輩に教えるんですか!?」

律「かたいこというなよ」

 ガラッ!
 
紬「あ、いらっしゃい、和さん」



373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:47:02.54 ID:hRY/T06g0

律「お、来たみたいだな」

唯「和ちゃんおそ……、うぇ!?」

律「!!」

梓「!!」

 何も言葉を発することなくドアから入ってきた和先輩。
 和先輩といえば、メガネの良く似合う知的なイメージだ。
 メガネの一つをとっても、それは見る人が見れば、お洒落アイテムといえる。
 だから、和先輩だって、メガネを何種類か持っていたとしてもおかしくはないのだ。

 だがしかし。
 
 和先輩は、鼻眼鏡だった。



375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:50:08.66 ID:hRY/T06g0

 この間、刹那。

 澪先輩と憂は、反対向きの席であるため、即座にダメージを負う事はなかった。

 たかが、鼻眼鏡。

 されど、鼻眼鏡。

 ていうか、何か喋れ。 喋ってください。

和「……」

唯「……」

梓「……」

律「……」

和「……」

唯「……ブフッ!」



378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:54:37.82 ID:hRY/T06g0

紬「唯ちゃん、アウトー」

 やたらとかわいい声で、ムギ先輩がそう宣告すると、
 サングラスをかけた黒服の、早い話がマ○リックスのエージェントだ。
 エージェント数名が勢い良く現れ、唯先輩の両腕を掴み、ムギ先輩の方へと連行する。

唯「えええ、なになに!?」

 エージェントはハリセンを取り出し、ムギ先輩に手渡した。

紬「唯ちゃん、こっちにお尻突き出して」

 言うが早いか、エージェントは唯先輩がムギ先輩の方にお尻を向けるように
 両手を反対側の壁に押し付けて固定した。

 お尻にハリセン……だと?
 おい待て、沢庵。
 貴様、唯先輩になにを――。



379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:58:36.68 ID:hRY/T06g0

紬「いくわよー」

唯「ひぃぃぃ!」

 さわさわ。

唯「ひゃう!?」

律「え?」

憂「おい」

澪「……ムギ、何やってるんだ?」

紬「罰ゲームよ?」

憂「おい」

梓「いや、その手のハリセンにはなんの意味が……」

憂「おい」

律「なんで満足げな顔で唯の尻撫でくりまわしてんだ」



380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 16:59:49.32 ID:hRY/T06g0

紬「叩くのかわいそうじゃない」

律「……」

憂「おい」

 ここで、ついに私に限界が来た。

梓「く……ふふ……」

紬「あら、梓ちゃん。アウトよ?」

梓「ちょ!いや、だって!!待って待って待って!!」

 だって憂が! 真正面で、憂が!!
 なんか私にしか聞こえない程度の声で「おい」って言い続けてるし!!

 言い訳を聞いてくれる筈もなく、現れるエージェント。
 そして、唯先輩と同様の体勢をとらされる。
 このエージェント達、力すげえ。まるで振りほどけない。




381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:00:21.74 ID:RlxDvC4WO

憂が素になってるwww



382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:00:22.76 ID:fblCHpqc0

紬www
これがしたくて提案したのか





384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:04:33.33 ID:hRY/T06g0

紬「さあ、いくわよ」

 ハリセンを構えるムギ先輩。

梓「いやあああああ」

 さわさわ。

梓「にゃっ!?」

律「……」

澪「やっぱり触るだけなのね」

 セクハラから開放され、私と唯先輩は自分の席へと戻る。
 しかし、戻ったところに、堂々と座っている鼻眼鏡の姿。

唯「!!」
梓「!!」

 私はともかく、唯先輩は正面だからなぁ。
 同情を禁じえない。ていうか、私も堪えるのに割と必死だ。



385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:12:13.34 ID:hRY/T06g0

和「……」

 相変わらず言葉を発しない和先輩。

唯「あ、あのね、和ちゃん」

和「……」

 こくん、と首をかしげる鼻眼鏡。

唯「……」

 ダメです、唯先輩。気持ちは分かりますけど、自殺行為です。
 普段の私なら止めていただろうけれど、
 唯先輩には最下位になって欲しいので、ここはぐっと堪えて。

 がんばれ、鼻眼鏡。



386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:18:13.25 ID:hRY/T06g0

唯「和ちゃん、……それ、外して……欲しいんだけど……」

和「……」

 反対側にこくん、と首をかしげる鼻眼鏡。

唯「……くっ、ふふふ」

紬「唯ちゃん、アウト」

唯「もおぉぉぉ!!馬鹿ぁ!和ちゃんの馬鹿ぁぁぁ!!」

和「あはは、ごめんごめ……、あ!」

 普通に笑ってるじゃねえか鼻眼鏡。

紬「和ちゃん、アウトー」



389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:23:04.59 ID:hRY/T06g0

 エージェントにより連れて行かれる唯先輩と和先輩。
 唯先輩は二回目のおさわりタイムだ。

唯「ムギちゃん、やっぱりやめよう!? なんかおかしいよコレ!!」

 さわさわ。
 
唯「やあぁん!」

 羨まし……って、ムギ先輩、まさか最初からこれが目的なんじゃ……。
 
紬「和さんは……、軽音部ではないし、あんまり無茶できないわね」

 そう言って、ムギ先輩は、和先輩の耳元に「ふうっ」と息を吹きかけた。

和「ひゃっ!?」
 
 え、それだけ!?
 
 なんか待遇違くない!?
 
 軽音部じゃないから!?

 嗚呼、軽音部って恐ろしい!!



392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:30:47.96 ID:hRY/T06g0

 ――さらに数分後。


紬「斉藤、お茶をお願い」

斉「かしこまりました、紬お嬢様」

 しばらくして、執事さんがトレイにティーカップを乗せて戻ってきた。

紬「さぁ、皆。お茶にしましょう」

唯「やったー!」

澪「よかった、とりあえず笑わなくて済んだ……」

 ムギ先輩の手により、各自のテーブルにティーカップが置かれていく中、
 律先輩のテーブルには、缶ビールが置かれた。

律「……」

澪「っ!!」

律「え、いや……」

紬「……」



393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:34:27.96 ID:hRY/T06g0

唯「……」

梓「……」

律「ふふ……なんで、私だけ……」

紬「りっちゃん、アウト!」

律「え、ええ!? 今私笑ったか!? 澪、おい、笑ってないよな私!」

澪「……」

 目を逸らす澪先輩。

律「澪の裏切りものおおお!!」

澪「……知らない」



396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:37:56.05 ID:hRY/T06g0

 律先輩は、エージェントに引っ張られていき、そして

紬「いくわよりっちゃぁん」

律「ええいもう触れ、好きなだけ触れ!」

 スッパーーーン!!

律「痛ってええええ!!」

澪「ぶふぉっ!」

紬「あらあら。澪ちゃん、アウト!」

澪「いや、なんで……ふふ、律だけ……くくく」

紬「じゃあいくわよ、澪ちゃん」

澪「ひっ!」

 澪先輩も唯先輩と私同様、おさわりの刑に処される。
 絶対、人によって待遇変えてるだろあの沢庵。



398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:40:31.84 ID:hRY/T06g0

 ハリセンで叩かれた律先輩は、尻を押さえながら席に戻ると、
 ただでは終わらんとばかりに、唯先輩の方を凝視する。
 
律「唯」

唯「……」

律「唯、飲む?」

 突き出される缶ビール。

唯「……」

 ぶんぶん!と首を左右に振る唯先輩。

律「澪」

澪「……」

律「飲む?」

澪「……いらない」

 顔を背ける澪先輩。



403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:43:46.23 ID:hRY/T06g0

律「唯」

唯「……」

 ぷしゅ!と、蓋を開けて、缶ビールに口をつける律先輩。

律「あ、これポン酢だ」

 どうやって入れたんだよ。

和「……」

澪「……」

唯「……ふはは」

紬「唯ちゃん?」

唯「……」

紬「唯ちゃん?」

唯「ごめんなさい」

紬「ダメ。アウトー」

唯「うわああああん!!」

 唯先輩、弱いなー。



406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:50:00.48 ID:hRY/T06g0

 ここまでの成績。
 
 律 1
 澪 1
 唯 3
 憂 0
 梓 1
 和 1


 ――さらにさらに数分後。

紬「では、ゲームをしましょう」

律「勉強会じゃないのかよ」

紬「息抜きも必要よ」

唯「なにやるの、ムギちゃん?」

紬「これよ」

 そう言ってムギ先輩が取り出したのは、可愛らしい花柄のトランプ。



407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 17:55:13.93 ID:hRY/T06g0

紬「今から皆にはポーカーをしてもらいます」

憂「ポーカーですか……」

紬「人数が多いので、一人二順までよ」

 カード交換のチャンスは二回きりということだ。
 最初のカードの運に左右されると言っていい。

紬「最下位の人は、笑い数+3のペナルティに処されるから、がんばってね」

律「もはや笑ってはいけないとか関係ないな」

紬「では、配ります」

 ムギ先輩の手により、各自に五枚ずつのカードが配られる。
 当然伏せたままなので、相手のカードは見ることができない。



410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 18:00:07.42 ID:hRY/T06g0

紬「りっちゃんから時計回りでお願い」

律「はいよ」

 私も手元のカードを取る。
 
 ふむ。
 
 ダイヤの4、ハートの4のワンペアに、
 あとはクローバーの9、スペードの2、ダイヤの6と、バラバラ、か。
 
 ふと正面に目をやると、唯先輩が、ぷるぷると肩を震わせていた。
 どうしたんだろうか。まさか、トランプに何か仕掛けが……?
 
唯「……ふ、くくく……」

紬「唯ちゃん、アウト」

唯「あははははははは!!」

 アウトという声に、我慢する必要がなくなったのか、普通に爆笑しだす唯先輩。



411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 18:04:59.53 ID:hRY/T06g0

憂「お、お姉ちゃん?」

唯「ふふ、だってこれは、ふはは、ずるいもん」

 そういって、唯先輩はカードを見られないように伏せて、
 おとなしくエージェントに連行された。
 
 さわさわ。
 
 一人だけ四回とか。頑張りすぎです唯先輩。
 だけど……。だからこそ、これは、絶対に負けられない。

 そういえば。
 心なしか澪先輩と憂、それに和先輩も笑いを堪えているような……。
 やっぱり、カードに何か仕掛けがあるのかな?



413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 18:10:07.10 ID:hRY/T06g0

 一順目の私の番。
 当初の予定通り、揃っていない三枚を切り、新たに三枚を取る。

 クローバーの2、ダイヤの8、スペードの8。
 これでツーペア。二順目は2を捨ててフルハウス狙いかな。
 
 最後に順番の回る唯先輩は、一枚だけを捨てた。
 私と同じツーペアでのフルハウス狙いか、あるいはストレートやフラッシュだろうか。

 二順目でカードを拾った律先輩が、ちょっと笑いそうになっていた。
 やはりか。
 カードに何か仕掛けてあるのは間違いない。

 二順目で8か4を期待したが、アタリは来ず。
 結局私はツーペアで上がりとなった。



435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 19:56:27.58 ID:hRY/T06g0

紬「全員終わったかしら。それじゃあ、りっちゃんからカードを見せてもらえる?」

律「分かった」

 律先輩がカードをオープンして、皆に見せる。
 
律「私は、3のワンペアだ」

 開かれたカードの中に、私の手には一度も渡らなかった『絵札』が存在した。
 絵札は、「ジャック」、「クイーン」、「キング」の三枚x四種の計十二枚。
 これらには、通常その名のとおり「王子」「女王」「王様」が描かれているものだが。



436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 19:58:24.42 ID:hRY/T06g0

 律先輩の手持ちカード「クイーン」には
 『ナガレワ・ロス』という歴史上の偉人(或いは異人)が描かれていた。
tunazu_warosu_aa.png
 ナガレワ・ロス [Nagarewa Ross]
    (1968~ アメリカ)



437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 19:59:19.18 ID:hRY/T06g0

澪「……」

憂「……」

和「……」

唯「……」

梓「……ふふ」

紬「梓ちゃん、アウト」

梓「いや、これ誰ですか!! 何やった人なんですか!?
  知らないですよ、こんなファニーな名前の偉人!!」

 連行される私。
 なるほど。だから皆笑いを堪えていたのか。
 私の手には絵札が無かったから、他の人に高確率で絵札が渡っていたのは頷ける。
 ていうか、耐性もてなかった分、私だけ不利だ。
 でも、クイーンはもう大丈夫。残る絵札はジャックとキング。
 気を引き締めな「ひゃん!」……いと。
 お尻をなでなでされた。
 
 今更だけどこの罰ゲームどこかおかしいと思う。



440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:05:17.93 ID:hRY/T06g0

紬「じゃあ、次は澪ちゃんね」

澪「私は……クローバーのフラッシュ」

律「なっ!?」

憂「澪さんすごーい」

 手札を公開した澪先輩。
 言葉通り、クローバーが五枚揃っていた。
 むぅ。この時点で私の勝ちは無しか。


 しかし、澪先輩のカードの中には、
 またしても『ナガレワ・ロス』が混入されていた。



441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:09:14.54 ID:hRY/T06g0

梓「……」

澪「……」

憂「……」

和「……」

律「……ふふっ、お前……こいつでフラッシュ作るなよ……」

唯「……ふ」

紬「唯ちゃん、りっちゃん、アウトぉ♪」

唯「ああああっ!!」
律「ちくしょおおおおっ!!」

和「唯、本当弱いわね……」

 それは私も思ってたこと。
 だけど、そんなことより。

 憂、強え!!

 未だに0回とか。いや、ちょくちょく笑いそうにはなってるみたいなんだけど。
 憂をここまでさせるのは、やはり勝利への執念か。
 
憂「お姉ちゃん……」

 否。姉への執念だ。



444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:14:03.94 ID:hRY/T06g0

 前方ではおしおきされる唯先輩と律先輩。
 唯先輩に至っては、すでに慣れてきている感じさえする。

紬「……唯ちゃん」

唯「ふぇ?」

紬「十回超えたら、おしおきもパワーアップするから」

唯「まじですか」

紬「大まじです♪」

 嬉しそうだなぁ、ムギ先輩。



445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:17:46.92 ID:hRY/T06g0

紬「次は、和さんよ」

和「私も律と同じ。ワンペアよ」

 カードがオープンされる。
 確率的に見て、ジャックかキングのいずれかが紛れ込んでいてもおかしくない。
 私は、ゆっくりとオープンされたカードに目をやった。
 揃っているのは5。この段階で最下位は律先輩となる。



446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:21:30.59 ID:hRY/T06g0

 そして私は、そこに混入されている絵札を見つけてしまった。
tunazu_gugure_aa.png
     ググレカス [ gugurecus ]

   (西暦一世紀前半~没年不明)



448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:25:44.37 ID:hRY/T06g0

律「……」

唯「……」

梓「……」

澪「……」

憂「……」

和「……」


 どっちだよ!?
 ジャックなのかキングなのかどっちだよ!?
 わかんないよ!!
 
 だけど、クイーンの時とは違う。
 覚悟していた分だけ、ダメージは低い。
 
 奇しくも全員セーフとなった。



449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:30:46.36 ID:hRY/T06g0

紬「じゃあ次、憂ちゃんね」

憂「はい。ええと、私も一緒で、7のワンペアです」

 憂のカードは、7のワンペア。
 『ググレカス』と『ナガレワ・ロス』が一枚ずつ混入していたが、
 そこにキングの姿は無かった。
 いや、『ググレカス』がキングなのかもしれないけど。

 ……となると、残り一種の絵札を所持するのは唯先輩か。



450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:35:58.17 ID:hRY/T06g0

紬「次は、梓ちゃんね」

梓「はい」

 私はゆっくりとカードをオープン。
 絵札もないし、数字だけのツーペアだ。
 
 これほどこのゲームに優しい上がり方はあるまい。

和「ツーペア。ということは、唯か律のどちらかが最下位になるわね」

律「唯、私はお前を信じてる」

唯「任せて、りっちゃん」

紬「では、最後。唯ちゃんお願い」



唯「私はねー」

 唯先輩は、自分の手札を裏返す。
 大丈夫。覚悟は十分できてる。
 たとえどんな偉人が来ても、私は耐え切れる!



451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:39:57.08 ID:hRY/T06g0

唯「ポーション高杉のフォーカード」
tunazu_takasugi_aa.png
  ポーション高杉【P.Takasugi】
   (2006~   日本)
   
 アッサムティー吹いた。




452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:41:11.34 ID:NigdzQzw0

てめぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:41:29.78 ID:/getW3xY0

くそwwwwwwwwwwww



454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:44:14.40 ID:bb9iFzdXO

こwwれwwはwwwwww



455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:44:33.09 ID:xzrzLS9q0

負けたwwwwwwww





456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 20:45:42.08 ID:hRY/T06g0

紬「全員、アウトね」

 ああ、唯先輩は、一発目からこれに出くわしていたのか。
 カードを開けば、おんなじ顔した東洋のおっさんが四人で腕組んでコンニチワ。
 
 そりゃ笑うよ。ずるいもん。
 フォーカードって何気に凄いけど、
 四人の英雄(ポーション高杉)のインパクトが強すぎてそれについて誰も触れない不思議。
 
 お尻をさわさわされたり、耳たぶを甘噛みされたり、
 息を吹きかけられたり、ハリセンでしばかれたりして、
 各々が自分の席へと戻る。



461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:02:19.55 ID:hRY/T06g0

 私も席に戻ろうとしたところで、
 隣の席(唯先輩)のテーブルにおおっぴろげにされている四人の勇者と目が合った。
 
 やべえ。
 
梓「あの、唯先輩」
 
唯「なんだい、あずにゃん?」

梓「それ」

唯「……どれ?」

梓「その、……四人の高杉さん」

唯「…………」



467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:06:36.86 ID:hRY/T06g0

梓「そ……れ、片付けて……もらえませ……っく……ふふ」

唯「……ふふ」

紬「唯ちゃん、梓ちゃん、アウト」

梓「だああああ、もう、なんですぐ伏せてくれなかったんですかあぁぁ!!」

唯「だ、誰か笑うと思って……」

梓「自爆してるじゃないですか! もう、馬鹿!唯先輩の馬鹿ぁぁぁ!!大好き!!」

澪「……ふふっ」

紬「澪ちゃん、アウト」

澪「梓、爽やかに告白しないでくれ」

 もはや泥試合だった。



476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:14:55.01 ID:hRY/T06g0

 ここまでの成績
 律 3
 澪 3
 唯 7
 憂 1
 梓 4
 和 2
 
紬「ポーカーの最下位はりっちゃんだから……ペナルティはこうなるわね」

 律 6
 澪 3
 唯 7
 憂 1
 梓 4
 和 2

唯「りっちゃん!! りっちゃんなら追いついてくれるって信じてた!」

律「うわあああ、最下位は嫌だぁぁっ!!」

澪「(律が最下位なら、私が頑張れば……)」

 ていうか。
 ていうか、地味にやばい。
 唯先輩が最下位独走なのは願ってもない展開だけれど、
 憂と和先輩が強すぎる。
 二人の笑いのツボを見つけ出して、ピンポイントで攻撃でもしない限り、私に勝ち目がない。



479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:19:57.18 ID:hRY/T06g0

紬「次は、大貧民をしましょう」

澪「トランプは……そのままなの?」

紬「ええ」

律「キツいなー」

紬「それに加えて、この大貧民では、日本語を禁止するわ」

唯「え?」

紬「会話は英語のみ。日本語を喋ったら、その時点で笑い数+1のペナルティを科すわ」

和「なるほど。遊び感覚で英語を勉強するのね。ステキな案だわ」

憂「絶対違うと思いますよ」



483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:23:14.96 ID:hRY/T06g0

 英語のみというのはなかなかきつい。
 それ以前に。ひとつ聞いておかなくてはならないことがある。
 笑いそうになるかもしれないけど、誰かが聞かなきゃゲームにならないのだ。

梓「質問、いいですか?」

紬「どうぞ、梓ちゃん」

梓「……絵札、の強さの順位がわかりません」

 ナガレワ・ロス、ググレカス、ポーション高杉。
 寧ろ、分かる方がおかしいと思う。

紬「ナガレワ・ロス<ポーション高杉<ググレカスよ」

梓「なるほど」



488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:26:47.91 ID:hRY/T06g0

 ナガレワ・ロスがジャックで、
 ググレカスがキングだったか。
 ……あれ?

律「え?」

澪「……」

憂「……」

唯「……」

和「……」

梓「……」

 誰も突っ込まないのなら、私がいきますよ? 
 そう考えたところで、澪先輩が口を開く。

澪「ムギ」

紬「なにかしら、澪ちゃん」




489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:28:06.45 ID:Vze9aWzN0

wwwwwww



490 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:29:43.88 ID:fblCHpqc0

クイーンwwwwww



491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:31:41.53 ID:FM6inoPPO

ポーションwww





492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:32:28.64 ID:hRY/T06g0

澪「ポーション高杉さんは、その……クイーンなのか?」

 律先輩が、おい、やめろ!という目つきで澪先輩を睨む。

紬「Yes」

澪「いや、これ普通のおっさんだろ!!ていうか、僅か三年で老けすぎだろ!!」

憂「……」

唯「……」

和「……」

梓「……」

律「……くっ」

紬「りっちゃん、アウトー♪」

律「バカ澪ぉぉぉぉ!!言わなくていいのにッ!!」

 スパーン!!

律「ってえええぇぇぇ!!」

 律先輩、実質笑った回数は4回なのに、最下位タイ。
 一人だけハリセン。
 なんだか可哀想になってきた。



495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:39:48.93 ID:hRY/T06g0

紬「他に質問がなければ、カード配るわね」

 そして、偉人トランプ第二回戦『日本語禁止の大貧民』が開始された。
 六人だから、一人当たり手持ちカード八枚か九枚ということになる。
 短期決戦になるだろう。

紬「それでは開始します。 今度は、澪ちゃんから、反時計回りにお願いね」

澪「わかった」

紬「澪ちゃん、アウトー」

澪「あっ!!」

和「……ふふっ」

 不覚にも。
 かわいいなぁ、澪先輩。
 日本語禁止って言われたばっかりなのに。
 
紬「和さんも、アウトね」

和「日本語ダメって言われたばかりじゃないの」

澪「そうだっ――ひゃっ!?」

 さわさわ。



501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:48:29.21 ID:hRY/T06g0

 ゲーム終わんないで、皆さんもうちょっと頑張ってください。
 英語で言おうとしたけど、間違えたくないので心の中だけにとどめた。

 おしおきされた澪先輩と和先輩が戻り、大貧民再開。

 澪先輩が最初に捨てたカードは、『3』を二枚。
 和先輩は、『4』を飛ばして『5』を二枚。
 憂は『9』を二枚。

 ちくしょう。8出そうと思ったのに。

梓「pass」

唯「pass too !! I don't ...card」

梓「……」

澪「……」

和「……」

憂「……」



505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:55:04.24 ID:hRY/T06g0

唯「りっちゃん's turn!」

律「……」

憂「ふふっ」

梓「……ふ」

紬「憂ちゃん、梓ちゃん、アウトー」

梓「うわああああ!!もう、やめてくださいよ唯先輩!!」

憂「お姉ちゃん、haveくらい分かるでしょ……」

 せっかく憂が笑ったのに、私まで笑ってしまった。
 隣で自信満々に『私は使わない』とか言い出すんだもん。

 はむっ。

憂「きゃん!?」

 さわさわ。

梓「ひっ!?……、あ、ちょっと慣れてきた」



507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:58:03.07 ID:hRY/T06g0

 しかし、マズイ。
 こういう種目では、逆に唯先輩の英語力が脅威だ。

 再開された直後。
 律先輩が無言で『ポーション高杉』を二枚出し、即座に唯先輩が撃沈した。


 ここまでの成績

 律 7
 澪 4
 唯 8
 憂 2
 梓 5
 和 3



508 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 21:59:40.42 ID:hRY/T06g0

律「All members pass?(全員パスでいいのか?)」

 カタコトだなー。

澪「yes」

和「yes」

憂「yes」

唯「yeah」

梓「yes」



511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:05:53.35 ID:hRY/T06g0

律「Please turn me for a long time!(長い間私を回してください)」

澪「ぶふぉっ!」

和「く、ふふ」

憂「……ふふ」

梓「……」

唯「?」

 ずっと私のターン!と言おうとしたんだろうか。

紬「澪ちゃん、和ちゃん、憂ちゃん、アウトー」

 なんてことだ。
 このゲームは、頭が悪い方が有利ではないか。
 唯先輩に至っては、多分律先輩が何を言ったのかすらわかってないし。



513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:09:19.15 ID:hRY/T06g0

 おしおきされた三人が戻り、ゲーム再開。

 律先輩の出したカードは、『2』。
 『2』……だと?
 
律「……」

 ニヤリ、と笑みを浮かべる律先輩。

紬「りっちゃん、アウトー」

律「えええええ!?」

律「今のはそういう笑いじゃなくて、
  ほら、勝ちを確信してほくそ笑んだだけ……いってええええっ!」

 見事な自爆です、律先輩。

澪「……く、ふふ」

紬「澪ちゃんアウトー」

澪「いや、今のは仕方ない」

 さわさわ

澪「ひっ!……もう、なんなんだよこの罰ゲーム!」



517 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:14:51.94 ID:hRY/T06g0

 律先輩が『2』を出したところから再開。

律「All members pass?(全員パスでいいんだよな?)」

唯「fuck」

梓「……」

澪「……」

憂「……」

和「……」




518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:15:59.89 ID:EKyZXEz70

fwwwwwuwwwwwcwwwwwkwwwww



519 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:17:11.07 ID:3jkZh1EO0

おいこらまてwwwwww



520 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:17:17.38 ID:cXt+GPJ30

いきなりwwww





521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:17:26.05 ID:hRY/T06g0

律「Is there someone?(誰かいるかー?)」

唯「shit」

梓「……ふふっ」

澪「……く、ふふ」

憂「……っ!!」

和「……ふふ」

紬「梓ちゃん、澪ちゃん、憂ちゃん、和ちゃん、アウトー」

澪「唯!お前意味わかって言ってんのか!?」

憂「わ、私耐えましたよ、今!?」

紬「だーめ♪」

 さわさわ。
 木霊する少女達の悲鳴。



526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:21:59.51 ID:hRY/T06g0

 再び再開。
 律先輩が出したカードは、『A』

澪「(律の手持ちは残り五枚……強いカードから捨てて革命上がりか……?)」

 ていうか、律先輩手持ちカード強すぎませんか?
 『ポーション高杉』二枚に、『2』を一枚、『A』が一枚って。

 『A』の後出せるのは『2』か、『ジョーカー』のみだが……。
 あれ? そういえば、このトランプ、ジョーカーないのかな?

和「(Aから捨てるということは、
   2で追撃されてもそれを返せるカードを所持しているということ、かしら?)」

憂「(律さんが革命狙いなら、ジョーカー出されることを承知で、
   弱くなる『2』を捨てておいた方が得策……)」

澪「……」

和「……」

憂「……」



532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:27:13.62 ID:hRY/T06g0

 沈黙する三人。
 私はそもそも、2もジョーカーも持っていないので、出しようが無い。

唯「(誰も出さないのかな?)」

 ここで、憂が『2』を出した。

律「(勝ったな)」

律「It's your defeat(お前らの負けだぜ)」

 バシィッ!
 律先輩は、その上に一枚のカードを叩きつける。



538 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:30:57.01 ID:hRY/T06g0

tunazu_sutten_aa.png
スッテーン・コ・ロリーン[Steen kou rorin]
(1872~1962 インド)

梓「……」

澪「……」

和「……」

憂「……」

唯「……」

 え?これジョーカー?



541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:34:24.45 ID:hRY/T06g0

律「……」

唯「……ふふっ」

紬「唯ちゃん、アウト~♪」

唯「いや、あの……絵札と一緒の柄だし。さっきのポーカーでこの人いなかったし」

 必死に突っ込みにまわる唯先輩。
 正直、かわいい。

澪「く……ふふ」

紬「澪ちゃんも、アウトー」

澪「ああ、もう!唯!ポーカーで居なかったとか言わなくていいだろ!?」

 ここまでの成績

 律 8
 澪 8
 唯 9
 憂 4
 梓 6
 和 5

紬「唯ちゃん、リーチよ?」

唯「もう笑わないもん」



545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:39:48.72 ID:hRY/T06g0

 三度、再開。
 ジョーカーを出した律先輩の手持ちカードは四枚。
 これはおそらく、革命だろうと思う。
 微妙なカードばかりの私にとっては、結構助かる。

 思ったとおり、律先輩は、四枚のカードを突きつけた。


律「Revolution!!YEAH!!」

 出されたカードは、『4』が四枚。
 律先輩はこれで一位抜けし、強弱が反転する。

澪「(上がったのが律で助かったな)」

 澪先輩の出したカードは、A。

和「……」 



553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:44:17.86 ID:hRY/T06g0

 和先輩の出したカードは、ググレカス。
 分かってはいても、この絵札を不意に出されると結構来るものがある。

憂「……」

 続いて、憂がポーション高杉を出したので、

梓「……」

 私がナガレワ・ロスをそっと重ねた。




554 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:44:52.92 ID:fblCHpqc0

高杉きついwwwww



555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:45:59.23 ID:tP9hUJ4VO

ワロスwwwwww



556 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:46:51.46 ID:NRwhfE/q0

このコンボはやばいwww



557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:47:58.61 ID:fblCHpqc0

この流れワロス





558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:48:20.67 ID:hRY/T06g0

唯「……!」

 さあ、ムリせずに笑ってください、唯先輩。

梓「your turn, Ms. Yui」

 そう言って、私は優雅にレモンティーを口に含み、余裕を見せつける。

唯「I am stupid」

梓「ぶふぉっ!」

 思わぬカウンターパンチが返ってきてレモンティー吹いた。

澪「……ふふ」

和「……くっ」

律「……ふ、あははは!」

紬「梓ちゃん、澪ちゃん、和ちゃん、りっちゃん、アウトー」

梓「あの、唯先輩。そういうのやめてもらっていいですかね?」

 I'mを丁寧にI amって言ってるところがまた手ごわい。



559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:51:43.28 ID:hRY/T06g0

唯「ほえ?」

律「お前なー、意味わかってないのか?」

唯「ほら、なんとなく知ってる単語を」

澪「知ってるだけで意味はわかってないのな……」

 さらに木霊する少女達の声にならない叫び。

 ここまでの成績

 律 9
 澪 9
 唯 9
 憂 4
 梓 7
 和 6

 唯先輩独走かと思いきや、肉薄してきた。
 何気に私もやばい。



562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:54:16.45 ID:hRY/T06g0

 なかなか進まないカードゲームが、再開される。

 唯先輩がナガレワ・ロスを覆い隠すように10を捨てる。
 よくやったと言わざるを得ない。
 ……いや、ナガレワ・ロス捨てたの私だけど。

 澪先輩が9、和先輩が8、憂が7と順当に捨てていき、私も6を重ねる。

 続いて、唯先輩が5と4を飛ばして3を捨てた。



564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:56:23.84 ID:hRY/T06g0

 強さが逆転しているので、ジョー……スッテーン・コ・ロリーンを除けば最強カー……ド。
 スッテーン・コ・ロリーン……。

梓「……く、ふふっ」

紬「梓ちゃん、アウトー」

澪「どうした梓、思い出し笑いか?」

梓「すみません、ちょっとジョーカーの名前がツボりました」

唯「ふはは……」

紬「唯ちゃん、アウト♪」

唯「あ。……笑っちゃいけないの忘れてた」

 紛れも無くステューピッドだよあんた。



566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 22:58:10.94 ID:hRY/T06g0

 連行される私と唯先輩。

紬「梓ちゃんも夢の十回が見えてきたわね」

 さわさわ。

梓「にゃぁっ!?」

 冷静に考えると、これ普通に訴えていいレベルのセクハラですよね?

紬「唯ちゃんは10回目なので、おしおきレベルパワーアップよ」

唯「えー、なんか嫌だな……」



568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:01:54.95 ID:hRY/T06g0

 一足先に開放された私は、その場にとどまり、唯先輩の罰を見届ける。
 ムギ先輩は、唯先輩のスカートの裾を摘むと、その素敵な花園に顔面を突っ込んだ。

唯「ちょ、ちょっとムギちゃ――」

憂「アァイ ディドゥ ストップゥ スタァァティングッ!!」

 その刹那。
 カタコトで『私は止まり始めました』
 と行動に矛盾する言葉を発しながら電光石火の如く飛来する一陣の風。
 琴吹家所有図書館より発生したハリケーン『ウイ』が私の正面を掠め、
 三人のエージェントを薙倒し、ムギ先輩を押しのけて、
 唯先輩のスカートの中の楽園へまっしぐら。

憂「ふああああんっ!!」

 もうだめだこの子。




570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:03:12.79 ID:fblCHpqc0

憂wwwwwww



571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:04:27.50 ID:2Okv/NHb0

ハァーンwwwwwwwwwwwww



572 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:05:07.97 ID:Nk6PJLjt0

憂wwwwwwwwww





573 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:06:16.91 ID:hRY/T06g0

唯「え、ええええ!?憂!?」

憂「ハッ!? いや、クンカクンカあの、これは……」

 とりあえずスカートの中から顔を出してから喋れ。

律「……」

澪「……」

和「……」

 ぽかーん、と口をあけて見ているギャラリー達。
 横たわるエージェント。
 本棚に頭からめり込むムギ先輩。

 三文字で表現するならカオス。時空を超えたのはダオス。

梓「……」

 私も動揺しているらしかった。



578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:10:48.14 ID:hRY/T06g0

憂「違うの、ハグハグ。お姉ちゃん」

唯「いや、あの……、うい~……」

憂「お姉ちゃんがクンカクンカひどいことされるって思ったら、ハァハァ体が勝手に……その」

唯「う、うい、あのね。……恥ずかしいから、まずは……離れて欲しいんだけど」

 頬を赤らめながら、弱々しくスカートを押さえて抵抗する唯先輩。
 それでもスカートの中から顔を出さない憂選手。
 転んでもただでは起きない淑女っぷりは賞賛に値する。

 そしてなにより、その体勢で会話を続けてる二人はとてもシュールだった。



581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:13:33.26 ID:hRY/T06g0

梓「く、……ふふ」

紬「梓ちゃん、アウト!」

 復活はええ!?
 ていうか、これだけ収拾つかなくなってるのに、続けるんスか!?
 まじっスか!?

 ようやく、意識を取り戻したギャラリーにより、憂は楽園から現実へと引き戻され、
 ムギ先輩が、事態を収めるべく、マイクを手に取った。

 この至近距離でマイクいらねえだろ。




紬「ごめんなさい、やりすぎました」 



584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:17:33.60 ID:hRY/T06g0

 気まずくなるかと思っていた平沢姉妹は、特に何事も無かったかのように会話をしていた。
 以下、仲直りの軌跡。

憂「ほっんとうに、ごめんなさいお姉ちゃん!」

唯「いいよ~ういー。 憂は私を助けようとしてくれたんだもんね」

 違うと思います。



 結局。
 また憂に暴走されても困るので、
 以後の罰ゲームはセクハラ以外で行うという条約がムギ先輩と私の間で密に結ばれた。



585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:21:34.20 ID:hRY/T06g0

 そんなワケで。
 私がハリセンでしばかれるところから、ゲーム再開となった。
 あ、しまった。墓穴を掘ったかもしれnスパーーーン!!

梓「うにゃああっ!?」

 いてえ!

 ここまでの成績

 律 9
 澪 9
 唯 10
 憂 4
 梓 9 ←
 和 6

 優勝どころかブービー賞タイじゃねえかよ。

梓「……なんかもう、大貧民どこまでやったか記憶にないんですけど」

澪「……ああ、うん。私もだ」

和「唯が3を出したところよ」

律「おおー」
唯「おおー」
梓「おおー」

 冷静だなぁ、鼻眼鏡。




586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:22:47.32 ID:Vze9aWzN0

あだ名かwww



587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:23:18.05 ID:2T0R5v0U0

まだ鼻眼鏡つけてんのかよwwwwwwwwwwwww





588 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:26:26.39 ID:hRY/T06g0

 もう何度目かわからないけれど、再開。

唯「ええと、じゃあ出せる人いないなら私からだよね?」

 そうですね。

紬「唯ちゃん」

唯「ほい?」

紬「アウト♪」

唯「わ、笑ってないよ!?」

紬「ノンノンノン」

唯「Oh...」

紬「No No No No No No No No No No」

唯「カレー CHOPPiLi ライス」

律・紬・梓「TAPPULi!!」

 あんだけ収拾つかなくなった後なのに、ノリいいなぁ、みんな。

澪「……(乗り遅れた)」




592 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:36:45.01 ID:Nk6PJLjt0

>>588
発音はともかくTAPPULiってアウツだと思うの





597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:49:27.72 ID:hRY/T06g0

>>592
まさにその通りでございます。
勢いで書いて見直さなかったこちらのミスです。
ムギが参加しちゃってるので多めに見てもらえれば。



589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:31:57.03 ID:hRY/T06g0

紬「唯ちゃん、English Pleaseよ♪」

 心なしかムギ先輩のキャラが変わってきた気がする。

唯「そうでしたっ!!」

 ぶっちゃけ私も忘れてた。
 連行される唯先輩。今度はハリセンの刑に処されるのだ。

紬「いくわよー」

唯「こ、こいっ!」

紬「せーの!」

 スパーーン!

唯「い゛でっ!!」



591 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:35:12.64 ID:hRY/T06g0

 爽やかな罰ゲームに変わった、『笑ってはいけない勉強会』は
 もはや何一つ勉強なんかしていなかったが、
 この後も更なる盛り上がりを見せ、私も憂も、ムギ先輩を含めた先輩達も
 思い思いに、この馬鹿らしいゲームを満喫しているようだった。

 終始最下位を直走った唯先輩と、
 ブービーが定位置になった私による激戦が繰り広げられたかと思えば、
 食事時についに笑いの限界を向かえた律先輩が、
 華麗な追い上げを見せ、澪先輩が巻き込まれて、じゃれあっていた。
 トップ争いは冷静な和先輩と、姉の為にがんばる健気な憂の二人に絞られ、
 私は18時くらいに勝負を投げた。


 そして22時前、いよいよゲームはエピローグを迎える。



596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:40:59.82 ID:hRY/T06g0

紬「みんな、お疲れ様。勉強会はこれでおしまいよ」

律「な、長かったぁ~」

和「勉強、殆どしてなかったけれどね」

澪「まぁ、たまにはいいんじゃない? それなりに楽しめたし」

和「……そうね。唯も楽しそうだったし」

唯「りっちゃん、お尻痛い」

律「ああ、私もだ……」

澪「唯と律は笑いすぎなんだよ」

唯「でもでも、あずにゃんも同じくらい笑ってたよ?」

澪「梓は殆どお前が笑わせてただろ」



597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:49:27.72 ID:hRY/T06g0

唯「だってぇ~。あずにゃんかわいくてさぁ」

梓「もう、反論する気力もないです」

唯「あ~ず~にゃぁぁん♪」

 ぎゅっ。
 これが、戦いを終えた後の達成感というやつだろうか。

 ずっと気を張っていた為か、
 一ヶ月ぶりくらいに思える唯先輩のスキンシップがとても心地よく感じる。
 私にとっては、このスキンシップこそがご褒美なのかもしれない。

梓「にゃぁ……」

 思わず声が漏れた。



599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:55:10.84 ID:hRY/T06g0

紬「さて、それじゃあ最終的な順位を発表するわね」

紬「各自思うところがあるとは思うけど、勝負は勝負。 罰ゲームは罰ゲームよ」

 ムギ先輩はそう言って、成績表をホワイトボードに貼り付けた。

 最終成績

 1位   憂 15
 2位   和 19
 3位   澪 27
 4位   律 43
 5位   梓 44
 6位   唯 47

憂「やったよ、お姉ちゃんっ!!」

唯「がんばったね、ういっ!!」

 がしっ!
 キラキラエフェクトを周囲に撒き散らして、抱き合う姉妹。
 ついさっきまで姉のスカートに顔をつっこんでいた妹の所業とは思えない。

澪「結局、ご褒美も罰ゲームも、平沢家で行われるんだな」

律「まぁ、いいんじゃないか? あの二人、幸せそうだし」

 なんで爽やかに締めようとしてんだこの人たち。



600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:56:14.50 ID:hRY/T06g0

律「梓も惜しかったな」

梓「嫌な言い方しないでくださいよ。私も律先輩も、最下位じゃなかったことを喜ぶべきなんです」

 そして心の中で唯先輩にごめんなさい。

和「でも単純に、お尻叩かれた回数は、律が一番多いのよね」

律「んぁ!? そういわれてみればそうだな……。なんだろう、この釈然としない――」

律・梓「お尻の痛み」

澪「ハモるなよ」

 そう、この類稀に見る名勝負が私たちに残した大切なモノ。

 ――それは、お尻の痛みに他ならなかった。




梓「もう二度とやりませんからね!?」


おわり。



612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:03:49.83 ID:62RKOVIi0

最後ぐだぐだですいません。
こんな勢いだけで書いたようなSSを最後まで読んでいただいて
なんだか逆に申し訳ない。
保守支援、AA張ってくださった方に感謝です。

書き貯めもプロットももう無いんで、
ご褒美編やらなにやらは脳内で補完していただければ幸い。
書きたくなったらスレ立てるかもしれませんが、
そのときはまた見てやってください。

ではでは、お疲れ様でしたwwwww




603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:58:30.75 ID:+zU5l+ZdO

乙!!!
あずにゃんの腫れ上がった桃尻にほっぺくっつけてすりすりしたい



604 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/29(土) 23:58:42.01 ID:WcPeuqfe0

お疲れ様でした。
 
面白しろかったよ!



608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:00:32.93 ID:pgwTvtfN0

おもしろかった!



616 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:07:07.35 ID:v8wtkCIl0

地の文もちゃんと書けてて好感が持てたので次も頑張って書いてくれ



618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:16:14.48 ID:KEVmnaoVO

AAで盛大に吹かせてもらった
乙!



619 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:17:12.52 ID:L0hzuSNPO

乙wwwww
かなり楽しめたwww



620 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:21:47.64 ID:/X8eOSrc0

面白かった




621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:22:42.95 ID:7LQI4nkoO





622 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:25:38.14 ID:INS0yYEXO

乙!
おもしろすぎ!



623 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:36:32.03 ID:7747rItsO


大笑いしすぎて小指扇風機にぶつけた

いたい



624 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:38:55.11 ID:avGXcO6R0

かなり面白かった!




626 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:46:02.74 ID:/Dh6lOZ90

お疲れ
とっても良かった



628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/30(日) 00:51:07.57 ID:BTKDqqnCO

おつんでれ






関連記事

ランダム記事(試用版)




梓「唯先輩の馬鹿!!大好き!!」#勉強会編
[ 2011/07/17 20:10 ] ほのぼの | | CM(1)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

タイトル:ワラタ
NO:3609 [ 2011/08/19 16:22 ] [ 編集 ]

この作者うまいなぁwww

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6








上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。