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唯「だいにじ!」なのは「スーパー!」夕映「ロボット」シャロ「大戦です!」#第二十七話 【スーパーロボット大戦】


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唯「まじーん、ごー!」#index
唯「だいにじ!」なのは「スーパー!」夕映「ロボット」シャロ「大戦です!」#index






230 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/07/17(日) 19:51:25.78 ID:s5Gq2ULN0


 第二十七話

 ホワイトベースを出立した唯たちは途中で琴吹家の高速輸送艦に移って地球へ急行していた。
 それでも、キャンベル星系からものの数日で現れたセント・マグマに追いつけず、
 ゴッドバードにアンカーを繋ぎ、引っ張ってもらっている。
 また、連邦軍はミノフスキー粒子による撹乱を行い、セント・マグマは若干の足止めを喰らった。

 それらの甲斐あって、輸送艦は地球に降下する前のセント・マグマに接触することができた。

紬「キャンベル星人が地球に降下するのを阻止します。各機、発進してください!」

 限定条件下で特機小隊隊長に任命された琴吹紬の号令で、
 まずシャトルとゴッドバードを繋ぐアンカーが切り離され、ゆりえがセント・マグマに接敵する。

ゆりえ『ゴォォォォォォッド・サンダー!』

 ビシャァァッ! 牙から電撃を放ち、セント・マグマの東西南北についている竜の頭を砕いた!

ジャネラ「むっ! きゃつらか! ダンゲル、ワルキメデス、応戦せぬか!」

ワルキメデス「かしこまりました、ジャネラ様」

 女帝ジャネラの指図に長身で細身の身体を折り曲げたのが総統ワルキメデス。
 ジャネラをも上回るという頭脳で戦力開発や作戦の立案をする補佐役だ。

ダンゲル「おぉっ! やっと戦わせていただけるのですな、ジャネラ様!」

 筋肉質の短躯を奮わせてハサミ状の義手を掲げて見せたのはダンゲル将軍。
 ワルキメデスの弟だが、頭が悪い。代わりにキャンベル星人随一の武闘派である。

ワルキメデス「ゆくぞ、ダンゲル! 新マグマ獣の恐ろしさを思い知らせてやるのだ!」

ダンゲル「おぉぉっ!」

 両陣営が兵器を展開したのはほぼ同時だった。

 輸送艦からはマジンガーZ、ライディーン、ダンバイン、ボチューン、
 アルトアイゼン、R-1、そしてコン・バトラーVだ。

 対してセント・マグマからはマグマ獣ガルムスとデモンが各十体ずつ、様子見といった戦力だ。

真紅「翠星石、わかっているわね」

 前回の勝負で翠星石は逸る気持ちを先走らせて合体が解除されてしまった。

翠星石「わかってるですよ、みんなと力を合わせるですぅ!」

 近くに寄ってきたガルムスに向かって、コン・バトラーVは構える。

翠星石「いくですよ、Vレーザー!」

 ズドォォォッ! 赤い光線がコン・バトラーVの頭部から発射され、ガルムスを爆発させた。

蒼星石「やった!」

金糸雀「次がくるかしら!」

翠星石「バトルリターン!」

 ガツンッ! 振った左腕から円盤が飛び、接近していたデモンを叩くと、右手に肩から射出した手槍を握る。

翠星石「ツインランサーですぅ!」

 ズギャァッ! デモンの首が飛び、すぐに爆発する。

 元々、一度倒した敵なので、他の仲間も二十体のマグマ獣を順調に倒していく。

立夏「T-LINKナックルーッ!」

珠姫「たぁぁぁっ!」

 ドゴォッ! ザシィッ!
 ダンバインがガルムスを両断し、R-1が燈色に光る拳を叩きつけ、デモンを粉砕する。

 R-1の必殺武器T-LINKナックルは
 関節部に限定して使われている結晶化記憶液体金属ゾル・オリハルコニウムと
 核融合エンジンのサブに併設されている超電磁エネルギーから生まれた副産物である。

 ゾル・オリハルコニウムは、アステロイドベルトの小惑星ゾルで発見された超希少な金属で、
 パターン化された電波を通電することで記憶された配列に従って形態を変えることができる。
 これに超電磁エネルギーを与えるとアメ状になり、
 超電磁エネルギーの莫大なパワーを直接送り込むことができる。

 ゾル・オリハルコニウムは本来、エメラルドのような鮮やかな薄緑色をしているが、
 超電磁エネルギーと反応することで燈色になる。
 この燈色の光りを立夏はたいへん気に入っている。
 オレンジは真夏の太陽そのもののような立夏の大好きな明るいイメージカラーだからだ。



231 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/07/17(日) 19:52:24.67 ID:s5Gq2ULN0


唯「ブレストファイヤー!」

霙「クレイモアでまとめて落とす」

 ズドドドドドドドッ!
 広い範囲で放射された熱線で柔らかくなった多くのマグマ獣に炸裂弾がめり込み、粉砕していく。

ゆりえ「いきます! ゴォォォッド・ゴォォォォォガンンン!』

 ビュンッ! ゴッドバードから変形したライディーンが大きな弓から矢を射る。

 狙いはセント・マグマの龍だが、矢は直前で吹き飛ばされてしまう。

ゆりえ「そんなぁ!」

 強力な風はまさに龍の口から発せられていた。

ダンゲル「まったく! 兄貴がもたもたしているから、せっかくのマグマ獣がやられてしまったではないか!」

 口から出てきたのは真っ赤な二足歩行のマグマ獣だ。
 キャンベル星人の将軍ダンゲル専用決戦用マグマ獣グレート・マグマだ。

ダンゲル「よぉーし! コン・バトラーVはどこだ! いざ尋常に俺と勝負しろっ!」

 グレート・マグマがゴリラのように両腕で胸を叩く。

翠星石「やってやるですよぅ!」

 応じてコン・バトラーVがグレート・マグマの前でツインランサーを持つ。

ダンゲル「うおぉぉっ!」

翠星石「どりゃぁぁぁぁぁっ!」

 ガギンッ! 手首の剃刀と手槍の刃が打ち合う。

ダンゲル「ぬぐぅ、凄いパワーだ!」

蒼星石「気を抜いたらやられてしまう、気をつけて、翠星石!」

霙「…………」

 グレート・マグマとコン・バトラーVが互角の攻防を繰り広げる脇で
 アルトアイゼンが静かに、だが速い挙動で射程を計る。

 だが、それはセント・マグマから飛んでくるビームに遮られてしまった。

ワルキメデス「他の者は手出し無用だ。さもなくばこのダークロンがひと暴れするぞ!」

 グレート・マグマに続いてセント・マグマの龍の口から出てきたのはまた龍に似たマグマ獣だった。

霙「そう脅して、地球に降下する時間を稼ぐつもりだろう?」

ワルキメデス「その通りだが、これは脅しではない。命令だ。
       脅迫は互いの力が同等かそれ以上の時の手段だ。
       このダークロンはまだ試作型だが、惑星一つはたやすく貫くほどの力を持っているぞ」

霙「そんな馬鹿馬鹿しいほどの力を持つオマエたちが何故今さら地球を占領するんだ?」

ワルキメデス「我々は常に新たな土地を必要としているのだ」

唯「新たな土地……?」

 難しい会話に頭をひねる唯を置き、霙はリボルビング・ステークを立てた。

霙「一つわかった。
  オマエたちは私たちと同じ等しく価値のない宇宙の塵だが、その中でも特にろくでもない塵だ」

立夏「オネーチャン……リッカはよくワカリマセン」



232 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/07/17(日) 19:53:16.60 ID:s5Gq2ULN0


 唯以上にオツムの弱い妹に霙はフッと笑う。

霙「簡単な話だ、立夏」

立夏「うん?」

霙「奴らはただの侵略者だ。遠慮することなく蹴っ飛ばしてやれ」

 頭痛を消すツボを押したみたいに立夏の表情が晴れた。

立夏「リョウカーイッ! チャオ!」

 ぎゅん――! 戦闘機に変形したR-1がダークロンへ飛び込む。

ワルキメデス「愚か者どもが! ツメミサイルを喰らえ!」

 ドシュッ! ドシュゥッ! ダークロンの爪が発射され、R-1を捉える。

霙「射撃は苦手だがな、四の五の言ってられん」

 ガガッ! ガガガッ! 左腕のマシンキャノンを撃つ。

 弾はR-1に当たる直前のツメミサイルに接触し、読み通り誘爆させることに成功するが――

 ドゴォォッ!!

霙「ッ!?」

 珍しく霙の表情が狼狽の色を見せた。

立夏「ひやぁぁぁっ!」

 続く立夏の悲鳴で息を呑む。
 霙が撃ち抜いたミサイルの爆発が予想より何倍も強く、R-1を巻き込んだのだ。

ワルキメデス「馬鹿めが! 火薬が違うのだ、火薬が!」

立夏「ひぇぇぇぇぇぇぇぇーっ!」

霙「くっ、立夏!」

 左翼に異変が起きたのか、逆時計回りにぐるぐると回転しながら
 R-1が無重力の海で溺れているのをどうにか掴まえる。

ワルキメデス「ククク、とどめを刺してやるわ!」

 重なり合う二機を捉えているダークロンの口が開き、巨大なドリルに変わった。

ワルキメデス「地球の貧弱な科学力など、我が頭脳の前にはデクノボウだ!」

 ギュルリィィィィィィ――!

 ダークロンが突っ込んでくる。
 パーソナルトルーパーの装甲では防ぎきれないだろう。

唯「ちょえぇーっ!」

ワルキメデス「なにっ!?」



233 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/07/17(日) 19:53:47.97 ID:s5Gq2ULN0


霙「唯君!?」

 玉砕覚悟でリボルビングステークとヒートホーンを稼動させた直後、黒い影が視界を覆っていた。

唯「ふんす!」

 ガシュイィッ! マジンガーZの手のひらが真正面からダークロンのドリルを掴む。

ワルキメデス「えぇい! このまま突き刺してやるわ!」

唯<鉄壁>「超合金Zと光子力エネルギーが負けるもんかー!」

 ビシュッ! ビギキッ! ジェットスクランダーを噴かすマジンガーZ。

ワルキメデス「な、なんだこやつのパワーは!?」

 バカァン!! ダークロンのドリルは力任せに握り潰されてしまった。

唯「ブレストファイヤー!」

ワルキメデス「い、いかん!」

 ゴォォォォォッ! 赤い胸板から放射される熱線からはかろうじて逃れるが――

珠姫「逃がさない!」

チャム「やっちゃぇぇぇぇ!」

 ザシュッ! 突如現れたダンバインの剣がダークロンの眉間に突き刺さった!

ワルキメデス「しまった!」

 操作に自由が利かなくなり、揺れる視界の端に赤い閃光が映った。

霙「礼をさせてもらうぞ」

 ドスッ――戦慄する間もなく、衝撃がダークロンの喉元からワルキメデスに届いた。

 ガンッ! ガンッ! ガンッ! ガンッ! ガンッ! ガンッ!
 立て続けに六発の杭が打ち込まれ、最後の一発は貫通した。

ワルキメデス「う、うぉぉぉっ!」

 ごぉぉんっ……! ダークロンの長い首から黒い煙が噴出し、たまらずワルキメデスは脱出する。



234 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/07/17(日) 19:54:18.86 ID:s5Gq2ULN0


ダンゲル「うおぉぉっ!」

 グレート・マグマに乗るダンゲルは両腕を振り回す。

翠星石「うりゃあ!」

澪「うわっ!」

 左右から攻めかかろうとしていたコン・バトラーVとダイアナンAが危うく避ける。

澪「スカーレットビーム!」

 ビィィィッ! ダイアナンAの赤い光線がグレート・マグマの右肩と胸に当たったが、

ダンゲル<不屈>「うぐぅ、効かぬわ!」

 機体以上にパイロットが我慢強いのか、患部を膨らませながらタックルをかましてきた。

 どがぁっ!

澪「い、痛ぁっ!」

 姿勢制御バーニアが緊急作動して胸が締め付けられ、苦しくなる。
 さらに追撃しようとするダンゲルの後ろにコン・バトラーVが迫っていた。

翠星石「超電磁ヨーヨーですぅ!」

 ギュアァァァッ! コン・バトラーVのヨーヨーがグレート・マグマの脆くなった右肩にめり込んで破壊した!

ダンゲル「ぬうぅ、卑怯だぞ、コン・バトラーV!」

真紅「侵略者に言われると心外だわ」

金糸雀「同感かしら」

ダンゲル「こうなったら奥の手を使ってやる!」

 グレート・マグマが両腕を振り上げた。
 新たな構えにどんな攻撃が来るかと身構える翠星石。

ダンゲル「喰らえーっ! 煙幕攻撃!」

 もわっ――グレート・マグマの口から黄色やら紫色やらの煙が吐き出され、周囲を隠した。

翠星石「げぇっ!」

蒼星石「気をつけて! 攻撃されるかもしれない!」

 わかってるとばかりにコン・バトラーVは警戒を崩さなかった。
 しかし、いくら待っても攻撃の気配はない。

 煙幕が晴れるまで待っても何も起きない。

翠星石「に、逃げやがったですぅ!」

 グレート・マグマは如才のない動きでセント・マグマへと走っていた。

ダンゲル「わーっはっはっはっは! 俺の任務は時間を稼ぐことだ!」

翠星石「こんにゃろーっ! 待ちやがれですぅーっ!」

蒼星石「ダメだよ、翠星石! コン・バトラーじゃ大気圏に入れない!」

 既にセント・マグマは青と赤の混じった摩擦熱に包まれ、ダンゲルのグレート・マグマは回収寸前だった。

ダンゲル「次こそは決着をつけてやるぞ、コン・バトラーV!」

翠星石「えぇーい! ビッグブラストですぅ!」

 しゅぼぉっ! コン・バトラーVのみぞおちから巨大なミサイルを撃つが、当たる前に爆発してしまった。

翠星石「きーっ!」

 悔しさを隠せない翠星石のバトルジェットが合体を解除してシャトルへ戻っていく。
 あと少し、蒼星石がオートパイロットへ切り替えるのが遅かったら、
 今ごろバトルジェットは大気圏に飛び込んでいただろう。



235 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/07/17(日) 19:54:55.35 ID:s5Gq2ULN0


 着艦するとすぐに霙はR-1へ跳んでハッチを開けた。

霙「立夏、生きてるか、無事か?」

立夏「ウ、ウン、ナントカ……」

 かすかな鼻を刺す匂いと湿気に吐いたか? と訊ねる。

立夏「ちょ、チョコーットダケ……えへへ、チョコパイ食べスギちゃったカナ……」

 表情は笑っているが顔色は悪い。

霙「……悪かったな」

 頬を撫でてから額をくっつけ合わせた。

霙「うん、熱はないな、脈拍も、ちょっと弱いか?」

立夏「ヘーキだよ、ちょっとクラクラするけど」

 眩いブロンド・ツインテールをポンポンとやさしく叩くと、立夏がクフフッと笑った。

霙「何だ?」

立夏「えへへ、霙オネーチャンのポンポン久しぶりダナって」

 意表を突かれて目をぱちぱちとさせる。
 霙と立夏は五歳違い――何故か立夏は困ったときは霙に頼るクセがあった。

 後になって分析してみると、
 長女の海晴は蛍にくっつく氷柱をまとめて見てたし、三女の春風はヒカルとべったりだった。

 立夏がワガママを言うようになって氷柱に怒られ始めると、
 立夏は氷柱と一緒にいた海晴と蛍を避けて霙に頼った。
 自分を怒る氷柱と一緒にいた蛍と海晴は立夏の本能的には敵だったのかもしれない。

 しかし、その頃には霙の興味は既に大宇宙に向けられており、
 小雨、麗、夕凪、星花、吹雪、綿雪まで生まれていたため、
 立夏の泣き言などまさしく灰塵に等しきものだった。
 ついでに言えば、立夏はひとしきりわんわん泣いた後はすぐに寝てしまう。

 という訳で、霙のポンポン攻撃は泣き虫ミサイル迎撃アイテムだったのだ。

 フフン、と今度は霙が笑った。

霙「あぁ、そうだな。私はこの姿勢で
  オマエが氷柱にしてきたとても言えないようなことを何度も聞かされている」

立夏「ゲッ……!」

霙「まあ、今さら氷柱に言いつけるつもりも毛頭ないが、
  オマエが隠れて盗んだ氷柱のおやつをあげていこうか?」

 見る見るうちに色を変えていく七女の顔が霙の宇宙の数少ない楽しみであるとは口には出さないのだった。



236 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/07/17(日) 19:55:45.65 ID:s5Gq2ULN0


 セント・マグマ

ジャネラ「失態じゃったな、ワルキメデス」

ワルキメデス「面目ありません、ジャネラ様。ダークロンさえ完成しておれば……」

ジャネラ「言い訳は聞きとうないわ!」

ワルキメデス「申し訳ありません!」

 平身低頭する総統ワルキメデスの横で任務を全うしたダンゲルは得意顔をしている。

ダンゲル「ところでジャネラ様、何故に俺を呼び戻したので?
     俺はあと少しでコン・バトラーを倒せたのですぞ」

 これみよがしに言うと、ワルキメデスが肩をいからせているのがわかる。
 普段から頭が出来が違うことを馬鹿にされていたので、こういう時は気分がいい。

ジャネラ「実はな、星系外に待機させておる軍隊から通信が入ったのじゃ」

ダンゲル「ほう」

 いつもなら受け答えはワルキメデスがするが、頭を垂れている。
 本当に気分がいい。

ジャネラ「宇宙海賊めらと接触してしまったのじゃ、しかも彼奴らの目的も地球らしい」

ダンゲル「なるほど、それは由々しき事態でありますな」

 心の中で舌なめずりをした。
 こういうとき、兄貴ならこうするだろう。

ダンゲル「ならば、我が兄、ワルキメデスに宇宙海賊の相手をしてもらってはいかがでしょう」

ワルキメデス「ダンゲル! 貴様……っ!」

 思わず顔を上げてワルキメデスがダンゲルを睨みつける。
 銀河に名を轟かせる宇宙海賊と辺境の星の制圧――どちらが楽で手柄が大きいかは明白だ。
 小ざかしい兄貴は手柄を独り占めするために必ず俺を宇宙海賊へ当てるだろう。
 しかし、今の立場は任務を遂行したほうが上だ。
 この機会を逃してジャネラ様の寵愛を受けることはもうできないだろう。

 だが、結局はダンゲルの思い通りにもならないのだった。

ジャネラ「いや、わらわはここは地球制圧は延期しようと思う」

ダンゲル「な、なんですと!?」

ワルキメデス「……なるほど、良いお考えだと存じます、ジャネラ様」

 神妙な顔つきになったワルキメデスが頷く。
 それだけで一度は傾きかけたジャネラの天秤はダンゲルからワルキメデスへ傾いた。

 だというのに、どれだけ頭を捻ってもジャネラの考えはダンゲルにはわからないのだった。

ワルキメデス「地球制圧などいつでも出来ます。
       それよりも、宇宙海賊を先に潰して、後顧の憂いを絶とうという訳ですな」

ジャネラ「その通りじゃ。ここはひとまず降下をし、
     我等が地球にいるという恐怖を植え付けておきながら、
     密かに外の軍隊と合流して海賊たちを殲滅するのじゃ!」

ワルキメデス「はっ! 早速作業に取り掛かりますれば!」

ジャネラ「うむ、頼りにしておるぞ!」

ワルキメデス「ははっ!」

 不敵に兄貴が笑うのを見て、ダンゲルは歯軋りして地団駄踏むのをこらえるしかなかった。


 そして、セント・マグマの幻影を追いかけてシャトルは地球に降下した。

 降下ポイントは予定していた日本から大幅にずれた欧州――ヨーロッパである。

 そこでは、地球から撤退したジオンとギガノスの兵士を集めて吸収したドレイク・ルフトと、
 ゴラオンのエレ・ハンムの両軍隊が戦線を膠着させていた。


 第二十七話 阻止! セント・マグマ降下作戦 完



237 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/07/17(日) 19:56:36.51 ID:s5Gq2ULN0


 今日はここまでです。

 相変わらずシナリオの主役機(コンV)と実質的な主役キャラ(霙と立夏)が違っています。
 雛苺なんて台詞ありません。律とか紀梨乃とか。

 今は地上と宇宙に分岐した部隊を追うルート分岐中ですが、
 今回は地上ルートを終わらせた後に宇宙ルートの話をやります。

 地上1→2→3→4→宇宙1→2→3→4→合流という流れです。

 各4話ずつを想定していますが、増えるかもしれません。
 
 人間、お金があるといけません。

 劇場3DBaby-Princess×3

 ガンダム エコール・デュ・シエル5~9
 クロスボーンガンダム1
 種死小説1
 ポケ戦小説版
 バンブーブレード1~6
 永井豪版ダンテ『神曲』上下巻
 フルメタ 燃える~、二死満塁、極北
 ガサラキ2
 小説版パトレイバー
 イリヤの空2~4
 ミナミノミナミ
 まんがの作り方5←おすすめ

 定職ないのに10,000円近く使って残り5,000円。

 残機尽きるまで私は戦うにつぎ込みました。

 負けました。

 そういえば、R-1などの設定が原作と異なってきてますので、ご容赦願います。
 ていうか、調べるとOG機体ってかなりヤヴァイです。

 一粒で原子力潜水艦の核燃料棒30基分のパワーの鉱石って何やねん。

 あと、T-LINK=念動力ではないので、ナックルも違ってます。
 ていうか念動エネルギーで殴るって何やねん。

 という訳で、このSSの理論ならば、R-1全体をナックル化して突撃することもできます。
 ただし、R-1はバラバラになるか関節が動かなくなるです。
 シャイニングフィンガーよりも輻射波動に近いです。

 それでは。




238 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/17(日) 20:10:57.90 ID:7VYVd/72o


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