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唯「真・けいおん転生!!」 ~M・PROJECT編~#4 【クロス】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1310309553/



第十一章 ワタシハダレ?
第十二章 ワタシノエラブミチ!


唯「けいおん転生!」#index




342 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:12:25.84 ID:gksjhSL+o

律「わああああ!!」

ドシン!

律「っててて……」

澪「これでみんな揃ったな」

梓「きゅう……」

唯「りっちゃん!あずにゃんだけが
  頭から落ちてきたんだけど……」

律「え?だ、大丈夫か梓!?」

律(梓スマン!)



343 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:15:11.14 ID:gksjhSL+o

第十一章 ワタシハダレ? 


―――魔界の離れ小島

澪「ここが……魔界?」

律「……の割には何もないな」

唯「ねーねー!海が真っ黒だよ!!」

梓「ホントですね……」

澪「とりあえずあたりを散策してみよう!」



344 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:16:29.14 ID:gksjhSL+o

……
………

梓「あそこに誰かいるみたいです!」

唯「おーーい!!」

ガイコツ男「なんだ……人間か
       どうやってここへ来たか知らんが……」

ガイコツ男「今日は人間がよく来る日だ……」

律「え!?あたし達の他にも誰かここへ来たのか!?」

ガイコツ男「あぁ…ここから東の方へ歩いて行った
       不思議な奴だったぜ」
      
澪「気になるな……行ってみよう!」



345 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:17:31.60 ID:gksjhSL+o

……
………

唯「ちょ…ちょっと……休もうよ~」

律「こう道が険しいとさすがに疲れるな……」

澪「しょうがない……ちょっと休憩しようか」

唯「もぅ~だめぇ~~」パタッ

「ふふ……大丈夫か?ユイ・ヒラサワ」

唯「ふぇ!?」

律「な……ルイ・サイファー!どうしてここに……」



346 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:18:57.91 ID:gksjhSL+o

ルイ・サイファー「こんなところで会うとはね 
          ユイ・ヒラサワ……
          よく魔界まで来たものだ」

ルイ・サイファー「だが君達はここへ裏口を通って
          来たようなもの
          まぁこの次は正面から来れるよう
          頑張りたまえ」

澪「裏口だって?なんでそんなことが……何者だ?」

ルイ・サイファー「そうだ……この先の岬に物悲しそうな男が
          佇んでたよ……セイレーンのことをぼやいてた」

ルイ・サイファー「では…また会おう……」

梓「あの人……どうやって魔界へ来たんでしょう?」

唯「………」

澪「と、とにかく岬へ行ってみよう!!」



347 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:20:04.37 ID:gksjhSL+o

―――小島の岬

男「…………」

律「おい!あんた!!」

男「人間……あなた達は現世から来たのですか?
  私はぺテルセンと申します
  現世に連れ去られた私の恋人をご存知ありませんか?」

澪「セイレーンだな?」

ぺテルセン「!!……私の恋人なんです!!」



348 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:22:21.37 ID:gksjhSL+o

ぺテルセン「私の恋人セイレーンは何者かに
       現世に連れ去られてしまいました……
       彼女の歌で人々を思うままに
       操ろうというのでしょう」

ぺテルセン「実は私も元々彼女の歌で虜に
       されたのですが二人はいつしか
       愛しあうようになりました
       長い間……二人一緒でした」
 
唯「………」

ぺテルセン「私はすでに霊魂のみになっていて
       何もできません
       それが悲しい…悔しい……
       ぜひ彼女の元へ連れていって下さい!
       お願いします!!」

唯「うん……行こう」

ぺテルセン「あ、ありがとうございます!」

唯「セイレーンさんの歌から……凄く悲しい気持ちが
  伝わってきた……
  きっとぺテルセンさんのこと想って歌い続けてたんだと思う」
  
唯「ずっと…ずっと……」

ぺテルセン「…………」



349 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:23:59.64 ID:gksjhSL+o

……
………

唯「あっ!あったあった!!」

唯「この空気がモヤモヤしてるところから来たんだよね?」

律「こんなに岬から近かったか?」

梓「なんか違うような……」

唯「早くセイレーンさんに会おうよ!ぺテルセンさん!」ぴょん

澪「ばか!唯!!」

シュンッ…

律「あちゃ~……後を追うぞ!!」

シュンッ…



350 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:24:41.55 ID:gksjhSL+o

……
………

唯「おーいみんなー!!」

律「ここは……?」

梓「なんですかここは!?」

澪「ミレニアム…か……?」

梓「な、なんで魔界に繋がってるんですか!?」

澪「原因はよくわからないが……」

唯「あそこの建物はなんだろーね?」

律「行ってみようぜ」



351 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:26:04.17 ID:gksjhSL+o

……
………

唯「何……これ……」

そこには何人もの白衣をきた人間が椅子に座り

頭には赤や緑…何本もの配線が接続されていた

律「しし、死んでるのか?」

男「う……平和に暮らせるのは…
  理想の……」
  
澪「ま、まさか…そんな……」

梓「澪先輩?」

澪「上だ!この建物の上に行くぞ!!」

律「な、なんだってんだ……」



352 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:27:54.63 ID:gksjhSL+o

プシューッ

澪「やっぱりな……」

唯「!?」

律「ム・ムギ……なのか?」

紬「」コー… コー…

唯達はそれが紬だとわかるまで時間を要した

アルカディアで見た紬とはまるで外見が異なっていたからだ

マシンに包まれた紬の体は

下半身が無く

呼吸器を付けられ

後頭部には太い配線が接続されていた……



353 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:29:56.11 ID:gksjhSL+o

唯「ム、ムギちゃん……?」

唯「ム……ひっ!?」

唯「紬ちゃんの頭……」

唯は紬の後頭部を見て絶句した

USBポートのようなものが付いていたのだ

配線はそこにしっかりと接続されていた

律「………」

―――見たわね―――

唯「え!?」

紬「」コー… コー…

その瞬間

マシンの後ろにあるモニターに

紬の顔が映し出された

アルカディアで見た紬の顔だ



354 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:30:59.71 ID:gksjhSL+o

―――見てしまったわね…私のエリアの真の姿を―――

唯「え……ってことは」

澪「あぁ…どうやらここはアルカディアのようだ」

梓「嘘!!?」

―――ご覧の通りここは真の理想世界じゃないわ―――

―――仮想現実という名の偽り……―――
    偽りでも人々が望む平和な
    世界を与えるのはいけない事!?
    みんなが信じたい事
    それが真実なの……
   
―――待ってて……―――

ブツッ

映像は途切れた



355 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:33:08.27 ID:gksjhSL+o

紬「ん……」コー…
  
唯「ムギちゃん……」

紬「お願い……」コー…

紬「こんな…姿……見ないで…」コー…

無表情の紬の目から涙が流れる

紬「どうせ…私は失敗作……」

紬「知能だけが私の取り柄……」

唯「え……」

紬「こんな体だから……アルカディアの建設に
  利用された……」
  
紬「死にたくても……死ねないの…」

紬「それなら…いっそアルカディアに……」



356 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:35:33.13 ID:gksjhSL+o

紬「この世界の私は……
  羽をもがれた鳥同然……」
  
紬「仮想現実なら……私はなんでもできる…」

紬「アルカディアは……私に翼を与えてくれる……」

紬「こんな世界で……生きて……いたくない…」

紬「どうせなら……まともな体に作って…ほし…」

唯「どういうこと!?」

澪「やめろ……唯」

澪「もういいよ……」

紬「ムギ……アルカディアの人達を守ってやってくれ」

紬「………」コクッ

紬「」コー… コー…



357 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 00:37:53.99 ID:gksjhSL+o

澪「ここが…ムギの理想郷なんだよ……」

澪「そっとしておこう……」

律「くっ……」

梓「やるせないです……」

唯「ねぇ!!さっき……ムギちゃんが言ってたこと……」

唯「あの頭に埋め込んであった機械は何!?」

律「…………」

梓「…………」

澪「唯……落ち着け」

唯「ねえ!どういうこと!!!」


―――どういうことなの!!!―――



359 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 21:43:05.38 ID:gksjhSL+o

……
………

唯「もうあたし……何がなんだか……」

澪「律……話してないのか?」

律「………あぁ」

梓「…………」

澪「唯……よく聞いてくれよ」

澪「律、お前小さい頃の記憶は?」

律「いーや……」

唯「!!」

梓「わ、私はありますよ!!」

澪「そうか、じゃあどこで生まれたのかも言えるな」

澪「もう隠さなくていいんじゃないのか?」

梓「!!」



360 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 21:46:20.41 ID:gksjhSL+o

梓「センター……です」

律「なにぃ!?梓もなのか!?」

梓「私も……小さい頃何をしてたのか……」

唯「あずにゃん!?」

澪「最初に梓と会った時は私もまさかとは思った……」

澪「私達は全員センターで生まれたんだ」

梓「………」

澪「唯…記憶はどこまで戻った?」

唯「えっと……」

澪「思い出せる限界があっただろ?」

唯「カ、カプセルにいた自分しか……」

澪「……それが最初だからだ」

唯「え!?」

澪「私も目が覚めたらカプセルの前に立っていた……
  それ以前の記憶が無い」
  
澪「私が目覚めた時にはすでに唯と梓はいなかった」



361 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 21:47:21.02 ID:gksjhSL+o

澪「そして……ムギの頭に埋め込まれていたものだが」

澪はおもむろに長い髪を書き上げうなじあたりの皮膚をつまむ

唯「み、澪ちゃん?何を……」

ベリッ

澪「私にもある」

唯「ーーー!!」

澪の後頭部には先ほど唯が見た

USBポートが埋め込まれていた

澪「これはどうやら人工皮膚らしい」ピラピラ

唯「な……な……」

律「唯……ゴメンな、今まで言わなくて」ベリッ

梓「私もなるべく考えないようにはしてたんですけど……」ベリッ

唯「みんな……!!」



362 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 21:48:01.30 ID:gksjhSL+o

澪「唯、お前自分の後頭部……気にしたことあったか?」

律「お、おい…澪……」

梓「………」

唯「な、無いけど」

澪「失礼……」

唯(うそ……)

澪は唯の髪を持ち上げ……

―――ベリッ―――

澪「……これは思い出せなかったか…」

唯「!!」

唯「い、いや………」

唯「いやああああああぁぁぁ!!」



363 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 21:49:05.07 ID:gksjhSL+o

……
………

澪「私達はみんなセンターで生まれた……もちろん和もだ
  何の意図があってか知らないが
  私達は誰かに選定されたんだ……
  研究室に集められ、機械を埋め込まれた……」
  
澪「そして記憶を消された……」

律「………」

澪「確かじゃないが…そうとしか考えられない」

唯「そんな……」

澪「もうセンターが信用できない以上……
  私達の記憶を辿る術はない」



364 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 21:51:26.67 ID:gksjhSL+o

唯「……いいんじゃないかな…別に」

澪「唯?」

唯「記憶が無くたって…あたしは
  ヴァルハラでギターの練習して…
  岡本さんが作ってくれたご飯食べて……」
  
唯「楽しかった……自分が誰なのかわかんなくても楽しかった」

唯「でも、自分の名前を思い出してから何かしなくちゃって
  ずっと思ってた……」
  
唯「それがちょっとわかった気がするんだ……」

……お前が誰だろうが…お前は俺の中でたまきだ……

……またそのマヌケなツラを見せに来い…いいな……

唯「あたしが誰だろうと……あたしはあたし
  私達に未来ががあるなら……
  明日に希望を持てるような世の中にしたいの」

唯「あたしはヴァルハラを……みんなを救いたい!」



365 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 21:52:03.00 ID:gksjhSL+o

律「そうだ……あたし達には今しなくちゃいけないことがある」

澪「そうだったな……私も、みんなが安心して暮らせるような
  理想のミレニアムを築きたい……」
  
梓「過去がどうであれみなさんはみなさんですよ!」

澪「行こう……ミレニアムのみんなを救うんだ」



366 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 21:55:27.83 ID:gksjhSL+o

……
………

シュンッ…

ルイ・サイファー「戻ってきたようだな」

唯「!!」

ルイ・サイファー「もうあまり時間がない……
          ヴァルハラが危ないぞ」

唯「え!?」

ルイ・サイファー「アバドンに飲み込まれたものは
          時間が経つと無に帰る」

ルイ・サイファー「ヴァルハラに会わなければならない
          人物がいるはずだ」

律「目加田……そうだ!澪!!目加田博士なら
  真実を知ってるはずだ!!」

澪「目加田博士がヴァルハラにいるのか!?
  でも…ファクトリーも解放しないと……」

律「このままじゃヴァルハラが消えちまう!」

唯「ど、どうしたら……」



367 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 21:58:02.97 ID:gksjhSL+o

ルイ・サイファー「……君達に直接手を貸すのは
          私のポリシーに反するが
          しょうがない……
          この空間の歪を利用してアバドンの
          体内に転送してやろう」

澪「な!?」

ルイ・サイファー「信じるも信じないも君達の自由だがね」

唯「……ごめん、ぺテルセンさん……
  セイレーンさんに会うの、ちょっと後になってもいいかな?」
  
―――いいですよ、私はここで待っています―――

澪(ルイサイファ―……一体何者なんだ…)

ルイ・サイファー「……よし…さぁ、行きたまえ」

唯「みんな、いいかな!?」

律「ああ、いいぜ!」

梓「ファクトリーのみなさんには申し訳ないけど」

澪「アバドンが先決か……」

唯「ありがとう、ルイ・サイファー」

ルイ・サイファー「礼には及ばん……」

シュンッ…


ルイ・サイファー「お前には力を取り戻してもらわないと
          困るのでな……」








368 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:03:32.53 ID:gksjhSL+o

―――アバドン体内

梓「うっ……ひどい匂い!」

唯「ここが……アバドンの体内?」

体内に声が響く

……誰だ……わざわざここまで来るとは……
……御苦労だがわしの身体は……
……ここにあってここに無い……
……言わば異次元にあって実体は無いのだ……
……従ってわしを倒すのは無理な事
……おとなしくわしに吸収されるがよい
……ワッハッハッハッハッハ…………

律「ここにあってここにない?
  こんな時になぞなぞかよっ!」
  
澪「………」

ポタッ

シュウウゥ……

澪「う!?みんな!天井から落ちる液に気を付けろ!!」

澪「強烈な酸だ!!」

律「おい……冗談きついぜ……」



369 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:08:07.29 ID:gksjhSL+o

……
………

澪「おい!ここに誰かいるぞ!!」

律「なんだって!?」

唯「……マダム…」

マダム「……誰?誰かいるの?
    アルフレッド?……あ、あなたは……
    唯……
    あなたもアバドンに飲み込まれたの?」

マダムの体は半分以上が

肉の壁に吸収されつつあった

マダム「ヴァルハラの支配者
    マダム様もこうなってはおしまいですわね
    ……私はセンターから任されたエリアを
    自由な場所にして沢山の人を集めた
    ヴァルハラが栄えるのを…センターが
    黙って見逃していたのは千年王国の
    人間を選ぶのに利用するため……」

澪「………」



370 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:08:54.49 ID:gksjhSL+o

マダム「所詮私はセンターの雇われマダムだった……
     用が無くなったらこのザマよ
     ……私一人の命ですむなら
     ヴァルハラの人たちは助けて……
     あげた…かった……」

マダム「」

律「マダム……」

唯「ヴァルハラは必ず救い出すよ!マダム……!」



371 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:10:25.83 ID:gksjhSL+o

―――ヴァルハラ スラム街

ガイア教徒「センターはヴァルハラを見捨てた!
       メシア教におどらされていた者も
       これで目を覚ますだろう…
       だがもう遅いのだ…ハハハハハ」ズブズブ…

唯「確か……こっちだったハズ」

唯「……この部屋だ!!」

プシューッ

目加田「おお……唯達か……
     アバドンの腹の中まで来たのか」

澪「目加田…博士……」

梓「体が…壁に飲み込まれてく!」

律「おい!しっかりしろ!!」



372 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:13:10.96 ID:gksjhSL+o

目加田「まさかセンター、いや元老院が
     アバドンにヴァルハラを
     飲み込ませるとは……」

唯「元老院?」

目加田「聞け……
     元老院は君と私を会わせたくなかった
     だが私がヴァルハラに隠れているのは 
     わかっても見つけられなかった
     またヴァルハラはもうセンターにとって
     利用する必要が無くなっていたのだ
     そこで魔王アバドンにヴァルハラを
     飲み込ませた……」

目加田「もう時間が無い……君達に真実を話そう」

唯「………」



373 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:16:25.36 ID:gksjhSL+o

唯「………」

目加田「唯……目覚めた時…君は私に
     平沢 唯と名乗ったな」

目加田「その昔……トウキョウに悪魔を自在に操り
     戦った[デビルバスター]という五人の少女達が
     いたそうだ」

唯「デビル……バスター?」

目加田「その輝かしい戦闘能力に目を付けたある人物が
     全員のDNAを採取することに成功した……」



374 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:22:27.57 ID:gksjhSL+o

……
………

「ユイ・ヒラサワのDNAは?」

「はい、ここに」

「よし……これで全員分採取した……」

「ふふふふふ……」

「近い将来……この者たちのデータが
必ず役に立つ時が来る……」
 
「め、目加田博士……?」
    
……
………

目加田「その人物とは……のちにセンターの前身カテドラル
     の科学者となった……私の曽祖父だ」
    
律「な……」

目加田「水面下ながら脈々と研究は引き継がれてきたのだよ
     来るべき時のために……」

目加田「唯、澪、律、梓、紬」

目加田「君達がそのデビルバスター…
     センターが造り上げたクローンだ」



375 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:24:47.63 ID:gksjhSL+o

唯「う……そ……」

律「うそだあああああ!!」

梓「そんな……そんなことって……」

澪「…………」

目加田「かつての大破壊後、世界は荒れ果てた……
     メシア教団は人々を救うため
     自らの手で千年王国を造ろうとした
     それが”TOKYOミレニアム”だ
     そして救世主の出現を待ったのだが
     彼らが待ち望んだ救世主は
     ……ついに 現れなかった」

目加田「センター元老院は自らの手で
     自らが望む救世主を造り上げようとした
     それが、百数年前実在したデビルバスター
     平沢 唯……君なのだ」

目加田「同時に君を巡る四人が
     クローン技術で造り出された……」



376 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:26:58.10 ID:gksjhSL+o

目加田「もっとも……真鍋 和は私達が一から作った
     人造人間だったがね……」

唯「和ちゃんが……人造人間!?」

目加田「和は唯を守るため
     律はパートナー
     紬は千年王国のテストを行う
     仮想世界のメシア
     梓は救世主のライバル
     そして澪は唯の見張り役……」

目加田「君達はクローンとして再び蘇ったのだよ……
     このTOKYOミレニアムに」

目加田「私もセンターの命令に
     何の疑いもなく従っていたが…
     勝手すぎるプロジェクトに
     どうしても我慢できなかった……」

目加田「それで私は花田と協力して君達の記憶を消し
     センターに爆破騒ぎを起こして脱出したのだ」



377 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:28:30.35 ID:gksjhSL+o

目加田「これを……」

唯「何?これ……」

目加田「データが壊れてしまい他の者の分は抽出できなかったが
     ……オリジナルの平沢 唯のデータディスクだ……」

目加田「センターの研究室に行けば……君が読み込めば……
     だが…精神が崩壊する危険性も……」

澪「何だって!?よく聞こえないぞ!?」

律「しっかりしろ!!」

目加田「魔王アバドン……に飲み込まれた
     物は間もなく消え去る
     私もどうやら最期だ……」

唯「え……じゃあヴァルハラは!?岡本さんは!?
  他のみんなは!?」



378 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:29:40.34 ID:gksjhSL+o

目加田「君達は……早く逃げるんだ……
     ”MAGプレッサー”をやろう
     これで……アバドンを実体化できる
     奴を倒して脱出するんだ……」ズブ…ズブ…

唯「待って……待って……!」

目加田「さらば……我が最高の作品達……」ズブブブ


―――プロトタイプ・1よ……!―――



379 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:30:54.32 ID:gksjhSL+o

律「待ってくれ!!まだまだ聞きたいことがあんだよ!!」

梓「一体どういうこと……
  勝手に消えないでください!!卑怯者!!」
  
唯「…………」

澪「まずい……ここも時間の問題だ…脱出するぞ!」



380 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:31:42.42 ID:gksjhSL+o

……
………

律「どこだここは……」

……わしを倒そうとしても無理だ……

……おとなしく吸収されろ!!……

澪「唯!!MAGプレッサーを使え!!」

唯「う、うん!!」

キュイイイイィィン

……ん!?一体なにをした!?……

……か、体が………

シュウウウゥゥ……ン

徐々に魔王アバドンの実体が姿を現し始めた

アバドン「………すぐに悔やむぞ」

アバドン「実体化させねばよかったとな!!」



381 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:33:02.40 ID:gksjhSL+o

魔王 アバドンが 一体出た


唯「よくも……よくもヴァルハラを……」

唯「許さない!!」スラァ

アバドン「な、なんだこれは……貴様…人間か?」

唯「人間だよ……あたしは人間なんだよおおお!!」シャッ

ズバッ

アバドン「ぐおおっ!は、速い……!」

澪「っらあああああ!!」ギュッ

ドゴォッ

澪の渾身の雷霆蹴りが炸裂した

アバドン「ガッ……!?」



382 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:34:30.67 ID:gksjhSL+o

律「梓!火炎魔法…使えるか?」

梓「はい……」

律「お前の魔力も借りるぜ!!
  いくぞ梓!!」

ゴゥッ……ゴォォオオオ

律「灰になっちまええええ!!」

律梓「マハラギオン!!!」

ゴバァァアアア!!

アバドン「ふ……ハハハハハ!!」

バシュウウゥゥ……ン

律「な!?」

梓「吸収した!?」

アバドン「わしもナメられたものだ……
      知らぬなら教えてやる」
     
アバドン「わしに魔法は一切通用せんぞ」

律「なんだと!?くそっま、マズイな」

梓「なら直接叩くまでです!!」チャキッ

梓「でやああぁぁぁ!!」

ブンッ

バゴォ



383 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:35:23.74 ID:gksjhSL+o

梓「ぐ……は……」

アバドンの触手が梓の体を

いとも簡単に吹き飛ばす

梓「が…!!か、体が……」ズブズブ

アバドン「そのまま飲み込まれてしまえ!!」

梓「きゃあああああ!!痛い痛い!!」

澪「梓ぁ!!」

唯「やめて………」

梓「あ゛あ゛ぁ゛ぁ”!!」ズブ…

唯「ーーーー!!」プチッ



384 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:36:41.16 ID:gksjhSL+o

ブォッ

澪「え」

ドシュッ

アバドン「ご………」


唯「や め ろ」


律「………!!」

一瞬の間だった

目にも止まらぬ

鬼神のような連撃で

アバドンの体は切り刻まれていった

アバドン「貴様……何者……」

唯「ニンゲン」



385 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:37:37.71 ID:gksjhSL+o

アバドン「ミ、ミカエルが……わしを…
      天使に戻そうと言った……
      だから……ヴァルハラを……」
     
アバドン「」

梓「きゃあっ!!」ドシャッ

律「梓!大丈夫か!!」

梓「こ、今回ばかりはもうダメかと……」

唯「…………」

澪「唯……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

澪「マズい!!このままじゃアバドンもろとも
  消えるぞ!!」
  
澪「走れ!!!」



386 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:38:26.20 ID:gksjhSL+o

……
………

シュンッ……

澪「ここは……」

律「ホーリータウンの大教会?」

唯「救えなかった」

梓「唯先輩……」

唯「みんな……消えちゃったの?」

澪「………」
     
唯「ねぇ……!!ねぇ!!」

唯「う……う……」

……おい!起きろ!……

……俺の娘だ……

……自分の力を信じろ!……

唯「うああああああああああ
  岡本さあああああああああん!!!!」
  
唯「あああああああああああ!!!」



387 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:39:26.87 ID:gksjhSL+o

律「あ……あぁぁ……」

澪「みんな……しばらく……そっとしておこう」



388 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:40:01.47 ID:gksjhSL+o

……
………

律「考えるだけでどうにかなっちまいそうだ…」

梓「クローン……信じられない……
  だから小さい頃の記憶が……」
  
澪「私達はセンターの都合で作られたのか……」

律「この頭の機械といい……あたし達…
  人…」
  
唯「人間だよ!!」



389 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:41:08.28 ID:gksjhSL+o

澪「唯……」

律「もう…大丈夫なのか?」

唯「私達には心があるじゃない!!
  泣いたり…笑ったりできるよ!?

唯「クローン!?そんなの知らないよっ!!」

唯「そんなのどうだっていい……
  大事なのはこれからでしょ!?」
  
唯「明日は自分たちで作るんだよ!!」



390 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/19(火) 22:43:08.31 ID:gksjhSL+o

律「……言ってくれるじゃねぇか」

澪「危うく気持ちが折れそうだったよ……」

梓「行きましょう!!」

澪「ファクトリーを救うんだ!」


唯達はアバドンの体内にて

目加田博士より出生の真実を聞かされた

デビルバスター……

唯達は百数年前に存在した

トウキョウを救った少女達の

クローンとしてミレニアムに蘇った

四人はそれぞれの存在意義を自分達に問いかけながら

人々を救うためファクトリーに向かう


第十一章 ワタシハダレ? 完




391 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/20(水) 01:38:44.38 ID:kmygm/Kso

おっつ





392 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:41:20.04 ID:mD9ZsIJwo

―――ファクトリー 監視塔


セイレーン「~~♪」

ペテルセン「セイレーン!もう悲しい歌は終わりだ!
        ……僕ならここにいる」
      
セイレーン「……あなた?あなたなの!?
       もう二度と会えないと思っていたのに……」
      
ペテルセン「セイレーン!」

セイレーン「あなた!」

ペテルセン「皆さん……ありがとうございました
        私たちは魔界へ帰ります
        もう……二度と離れません
        ……さようなら」



393 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:43:44.23 ID:mD9ZsIJwo

第十二章 ワタシノエラブミチ!


……
………

男A「何であんなキツい仕事を
   タダでやらされていたんだ……」

男B「おれは……
   あんな所で何をしてたんだろう?
   これを見てると訳も分からず穴を掘ってた
   自分が悲しくなる……
   これ、あんたにやるよ」ポイッ

唯「へっ……」パシッ

唯「ぴ、ピピ……」

梓「ピラー!!」

唯は”もくせいのピラー”を手に入れた

男C「みんなファクトリーから出て行くな……
   おれはここに残るよ
   ファクトリーが動かなくなったら
   ミレニアム全ての人が生きていけなくなる
   ……それにおれはそんなに働くのが
   キライじゃない……」

澪「良かった……みんな正気に戻ったみたいだ」

律「さてと……一度ホーリータウンに戻ろうぜー!」



394 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:45:34.01 ID:mD9ZsIJwo

―――ホーリータウン

律「ちょっと休憩しよっか!」

梓「そうですね!」

ザザ……ザ……

……おい、なんだアレ!……

……電波ジャックか!?……

センター司教「センターより澪に告ぐ
         直ちにセンターへ出頭せよ
         本日中に出頭しない場合は……

『ホーリータウンへの空気の供給を全てストップする』

         ホーリータウンにいる人間の命は
         全て失われるだろうが仕方がない
         繰り返す……」

……あんなムチャクチャな事が許されるのかよ!!……

……ホーリータウンは…なくなるのかも知れないな……



395 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:46:23.32 ID:mD9ZsIJwo

律「じょ、冗談だろ……」

唯「やめて…もうやめて……」

澪「ついに元老院は
  ホーリータウンに手を出してきたな……」

唯「!?」

梓「澪先輩……?」

澪「私一人を消すためエリア1つを
  消すと言っている……
  私はセンターへ行く!
  そして元老院と戦う……
  センターのミレニアム支配とあやまった
  千年王国計画を終わらせるために……」

澪「唯達はホーリータウンの人達を落ち着かせてくれ……
  このままじゃ暴動が起きかねない」



396 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:47:05.45 ID:mD9ZsIJwo

律「お前一人で行かせられるかバカ!!」

唯「あたしたちもすぐ行くから!!」

梓「私も一緒に戦います!」

澪「……ありがとう…」

……もう終わりだ!みんな死ぬんだ!!……

……嫌だ!!助けてくれ!!……

律「みんな!!落ち着いてくれ!!」

唯「大丈夫だから!!」

澪「みんなーーー!!」

律「お?」

澪「じゃあなーーー!!」

唯「うーーーーん!!」

梓(澪……先輩?)



397 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:48:00.99 ID:mD9ZsIJwo

……
………

律「ふぅ……ちょっとは落ち着いたか?」

梓「…………」

唯「あずにゃん?」

梓「みなさん!センターに行きましょう!」

律「そうだな……澪が心配だ」



398 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:49:32.71 ID:mD9ZsIJwo

―――センター管制室

律「司教ぉぉ!!どういうつもりだ!?」

梓「市民に危害を加えないでください!!」チャキッ

司教「唯達か……
    あなた達に命令を下すのは
    もう私ではない……
    元老院の方たちから直々に
    話があるそうです
    22階に行きなさい……」ポチッ

唯「元老院……」

ゴゴゴゴゴ……

律「!?」

梓「こんな所に階段が!?」

司教が手元のスイッチを押すと

背後にあるモニターが沈み階段が現れた

司教「さぁ、行きなさい……」



399 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:50:03.86 ID:mD9ZsIJwo

……
………

律「こ、こんな所があるなんて知らなかった……」

唯「ねぇ……ここ……」

[目加田 研究室]

梓「………」

唯「あたし……自分の目で確かめたい」

プシューッ

律「おい!唯!!」



400 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:51:20.54 ID:mD9ZsIJwo

―――研究室

律「なんだこりゃ……」

梓「ここで……私達が?」

そこには何本もの培養カプセルが並んでいたが

液は満たされてなく

どのカプセルも空っぽだった

唯「っっっ!!頭が……」

律「唯!?大丈……

……
………

目加田「君はこれから我々と脱出するのだ
     君の忌まわしい記憶は消しておいた
     君が自分の名前を思い出すのに
     苦労したのも実はそのせいだ……」

花田「まずいぞ目加田!感づかれたらしい」

目加田「まだ四人残っている!!
     …ならば唯だけでも……
     わかった花田、すぐに始めてくれ」

花田「よーしスイッチを入れるぞ!
    奴らに思い知らせてやる……クヒヒヒヒヒ」

……先輩………唯先輩!!……



401 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:51:55.33 ID:mD9ZsIJwo

唯「はっ……」

梓「唯先輩!!ボーっとしてどうしたんですか!!」

唯「ゴメン……ちょっと頭が…ととと…」ふらっ

ピッ

……唯……君はいつか記憶を取り戻し……

唯「目加田博士の声!?」



402 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:53:10.41 ID:mD9ZsIJwo

……ここへまた来ることになるだろう……

……そこにマシンが見えるはずだ……

……ここに来たということは……

……私からディスクを受け取ったということだ……

……マシンを起動してディスクのデータを……

……直接君の頭に読み込めば……

……本来の記憶と……力が手に入る……

……君の精神が持ちこたえることができるなら……

……唯……君は……ザザ…ザ……

……君が神の僕となるか
   悪魔の手先となるか
   これは大いなる”賭け”だろう
   全ての人間の未来を賭けた………ブチッ
  
ボイスレコーダーはここで途絶えていた……



403 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:54:35.26 ID:mD9ZsIJwo

唯「………」ガチャッ ピッ ピッ

ブ……ン 

律「おい……唯?」

梓「ディスク……読み込むつもりですか?」

唯「うん……なんか…本当の私を……
  知りたくなっちゃった……」

律「よせ!精神が崩壊するかもしれないんだぞ!?」

唯「わかってる!!……でも…大丈夫……」

唯「あたし……もうどんなことでも受け入れる
  覚悟できてるから……」
  
律「!!」

梓「わかりました……唯先輩……
  絶対無事でいてくださいよ?」
  
律「……ったくイカレてるぜお前は~!」

唯「えへへ……大丈夫だよ…あずにゃん、りっちゃん」

唯「そばにいてね……」



404 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:55:22.49 ID:mD9ZsIJwo

唯はマシンに腰掛け

ヘッドマウントディスプレイを下げる

唯「じゃあ……お願い」

律「唯……いくぞ」ベリッ カチャッ

梓「ディスク……入れますね」ウイィィ…ン

……NOW ROADING……

―――60%―――80%―――100%

律「…………」

……テンソウヲカイシシマス……

唯「!!!!!!!」ビクンッ

梓「唯先輩!!」



405 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:58:47.26 ID:mD9ZsIJwo

――――――――――――――――――――――――――
ソウダッタワタシタチゼッタイユルサナイハナシガツウジタ
オバアチャン唯「ああああああああ!!!」イッテキマスマジョ
ワタシキュウセイシュヤメルアズニャン唯「ーーーーー!!!」
タスケニイカナキャ唯「あ゛あ゛あ゛あ゛」ガッコウワタシタタカウ
モトドオリ……唯先輩!!……ウデガイタイイタイピラーガ
ミオチャンリッチャンマカイ……唯!!死ぬな!!ムギチャン
ガッコウノユメ唯「きゃあああああ!!」キボウノタマ
ルシファーウイイモウトサタン

ズットイッショダッタンダ



ウイ……オワッタヨ……

――――――――――――――――――――――――――



406 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 02:59:28.13 ID:mD9ZsIJwo

……テンソウカンリョウ……

唯「…………」

律「唯……?」

梓「唯先輩!!!」

唯「…………」ガチャッ

律「!!」

梓「唯先輩……髪が……!!」

脳に直接送られてくる膨大な情報に

必死に耐えたのだろう

綺麗な栗色だった唯の髪は

銀色にも見紛うような白髪へと変わり果てていた



407 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 03:00:02.38 ID:mD9ZsIJwo

唯「……りっちゃん…あずにゃん……」

唯「あたし……平沢 唯です」

唯「……ただいま」

律「……お帰り、唯」

梓「お帰りなさい!唯先輩!!」

唯「さ、行こっ?」

律「ああ……」



408 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 03:00:42.05 ID:mD9ZsIJwo

……
………

律「この先に元老がいるのか……?」

梓「静かですね……」

唯「なにか来る!!」

ゴゴゴゴゴゴ…… ドスン!!!

律「おわぁ!!かか、壁!?」

……ここを通らんとするは何者ぞ……
   
……通らんとする者は我が言葉を聞け……

……そして答えよ……

梓「壁が喋った!!」

唯「………」

律「唯……お前に言ってるみたいだぞ?」



409 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 03:03:30.51 ID:mD9ZsIJwo

今よりこの喋る壁から何問かの質問があります
もし、このSSを読んでくれてる人がいたら
その回答をみなさんにしていただきたいと思います
回答によって今後の物語が大きく変わりますので
一旦物語進行は中断

期限を設定して投票制にしたいと思います



410 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 03:04:06.90 ID:mD9ZsIJwo

【1】

……汝の妹が料理を作ると言っている……
……本来なら汝が料理を振る舞うつもりだった……
……汝の妹に料理を振る舞うと言えば妹は怒るだろう……
……それでも汝は料理を作るのか?……
   
YES/NO



411 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 03:04:39.62 ID:mD9ZsIJwo

【2】

……汝は欲しいものがある……
……だが所持金は無い……
……仲間が魔貨を分けてくれると言っている……
……その魔貨を汝は受け取るか?……

YES/NO



412 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 03:05:13.89 ID:mD9ZsIJwo

【3】

……罪も無い少女が叱られている……
……少女は汝を見て助けを求めている……
……だが少女を助けている時間は無い……
……それでも少女を助けるか?……

YES/NO



413 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 03:05:45.13 ID:mD9ZsIJwo

【4】

……汝は戦いの場に赴いた際……
……愛用している剣を忘れた……
……間に合わせの剣で戦えば数名の犠牲者で済む……
……取りに戻れば確実に大勢の命が失われる……
……汝は剣を取りに戻るか?……

YES/NO



414 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 03:07:20.75 ID:mD9ZsIJwo

【5】

……行方を共にしていた仲間が……
……病に倒れてしまった……
……汝に病がうつれば仲間は助かるだろう……
……しかし一度病に倒れれば死と隣り合わせ……
……それでも汝は病に感染する覚悟があるか?……

YES/NO



415 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 03:09:23.42 ID:mD9ZsIJwo

テンプレ


【1】YES/NO
【2】YES/NO
【3】YES/NO
【4】YES/NO
【5】YES/NO


YESかNOのどちらかを選んでください
YES/NOで多かった方が唯の答えとします
※これ以外の回答は無効票とします



416 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 03:11:13.20 ID:mD9ZsIJwo

期限は7/21 00:00 迄

少しでも多くの投票をしてもらえると嬉しいです
もし回答が無かった場合or無いに等しい場合は
独断でひっそり物語進めていきます




419 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 11:37:10.89 ID:avRsdmjbo

おつ
【1】NO
【2】YES
【3】NO
【4】YES
【5】YES




420 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 20:34:32.76 ID:e8za1XAfo

【1】NO
【2】YES
【3】YES
【4】NO
【5】YES



421 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/20(水) 20:46:23.68 ID:WD7i78TIo

【1】NO
【2】YES
【3】NO
【4】NO
【5】NO



422 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/20(水) 20:54:53.84 ID:kmygm/Kso

【1】YES
【2】NO
【3】YES
【4】NO
【5】YES





423 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/21(木) 00:08:26.67 ID:w7BGoDDwo

投票を締め切ります
みんなありがとう!
ぶっちゃけ独断でひっそり物語進める覚悟だったんで
嬉しい限りでござる

この回答を元に物語を進めていきます!
元ネタを知ってる人は唯がこれからどういう道を進むのか
お楽しみということで……



424 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/21(木) 01:08:39.71 ID:w7BGoDDwo

……答えよ……

……汝の妹が料理を作ると言っている……
……本来なら汝が料理を振る舞うつもりだった……
……汝の妹に料理を振る舞うと言えば妹は怒るだろう……
……それでも汝は料理を作るのか?……

唯(せっかく作ってくれるって言ってるんだから……)

唯「妹に料理を作ってもらいます」



425 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/21(木) 01:10:05.94 ID:w7BGoDDwo

……汝は欲しいものがある……
……だが所持金は無い……
……仲間が魔貨を分けてくれると言っている……
……その魔貨を汝は受け取るか?……

唯(せっかくくれるって言ってるんだから……いいよね)
  
唯「ありがたく頂きます」



426 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/21(木) 01:11:13.41 ID:w7BGoDDwo

……罪も無い少女が叱られている……
……少女は汝を見て助けを求めている……
……だが少女を助けている時間は無い……
……それでも少女を助けるか?……

唯「助けてあげたいけど……」

唯(叱られるってことはきっと必ず理由があるはず……
  そうでも思わないと……)

唯「助けません」



427 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/21(木) 01:12:03.09 ID:w7BGoDDwo

……汝は戦いの場に赴いた際……
……愛用している剣を忘れた……
……間に合わせの剣で戦えば数名の犠牲者で済む……
……取りに戻れば確実に大勢の命が失われる……
……汝は剣を取りに戻るか?……

唯(戻れば大勢の人が死ぬ……)

唯「間に合わせの剣で戦います」



428 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/21(木) 01:12:40.61 ID:w7BGoDDwo

……行方を共にしていた仲間が……
……病に倒れてしまった……
……汝に病がうつれば仲間は治るだろう……
……しかし一度病に倒れれば死と隣り合わせ……
……それでも汝は病に感染する覚悟があるか?……

唯「う………」

唯(放っておけば仲間が死んじゃう……
  かといってうつればあたしも……)

唯(どうすれば……決められないよ……)



429 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/21(木) 01:13:36.95 ID:w7BGoDDwo

……どうした……

……答えぬというのか……

唯「……他に治す方法を探します!!」

……それが汝の答えか……

……汝が死を恐れているだけではないのか?……

唯「!!」



430 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/21(木) 01:14:34.11 ID:w7BGoDDwo

……よかろう……

……我が言葉を聞いた者よ……

……汝が歩む道は法と秩序か…混沌か………

……答えた言葉は真なる心の内……

……汝の天秤はすでに傾くことを得たり……

……迷うことなく進むがよい……



431 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:15:27.76 ID:igwUVMbho

唯「どういう……」

ゴゴゴゴゴゴ……

壁は唯に質問を投げかけ終わると

不気味な言葉を残し消え去った……

唯「………」

律「唯…行こう」

唯「う、うん……」



432 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:17:06.79 ID:igwUVMbho

―――元老の間

プシューッ

梓「な………」

唯「澪ちゃん!?」

律「嘘だろ……」

律「澪ーーーーっ!!」

澪は驚愕の表情を浮かべていたが

決して動くことはなかった

元老「澪を追って来たか……唯よ」

唯「あなたが元老……」

元老「奴は石の像となり果てた……
    これが裏切り者の末路よ!」
   
梓「なんてことを………」

律「許せねえ……絶対ゆるせねぇ!!」

唯「ケルベロス……力を貸して」

バシュウゥゥ……ン

ケルベロス「こ、こいつは……まさか」



433 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:18:17.70 ID:igwUVMbho

元老「貴様も葬ってやる」

元老はローブを剥ぎ取ると

背中には白い羽が……

律「て、天使!?」

ケルベロス「あぁ、それもただの天使じゃない……」
   
ケルベロス「ついてないぜ……よりによって
       天使長ミカエルのおでましか……」

ミカエル「罪深き人の子よ……地獄へ堕ちよ」」



434 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:20:58.93 ID:igwUVMbho

大天使 ミカエルが 一体出た


律(澪……必ずカタキはとってやる!)

梓「負けない……こんなとこで終われない!!」

唯「澪ちゃん……あたしも決心がついたよ……」スラァ

律「よくも……よくも澪を!!」

ゴゥ……

律「……のやろおぉぉ!!アギラオ!」

ケルベロス「火炎の息をくらえ!!」

ゴオオォォ

ミカエル「ふん…魔力の無駄遣いだな」

ブワッ!!

律とケルベロスの炎はウリエルの羽ばたきにより

一瞬で消し飛んだ



435 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:22:26.53 ID:igwUVMbho

律「くそっ!!」

ウリエル「ふははははは!!」

バキィッ!!

律「ぐえぇっ」

梓「律先輩!!……このぉっ!!」

ガキィ……ン

ミカエル「剣術で私に勝とうなど……笑止千万」

唯「たぁっ!!」

ガキィン!

唯「く……」

ミカエル「死ねぃ!!」ブンッ

唯「……っ!!」

梓「唯先輩!!」ダッ


ズバッ……



436 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:23:40.33 ID:igwUVMbho

唯「あずにゃん!!!」

ポタ…… ポタ……

梓「だ、大丈夫ですか……唯先輩」

唯「あ……あずにゃん……目が……」

梓「まだ……右目が見えるから大丈夫です」

唯「…………」

ミカエル「そろそろ覚悟はできたか……」

ミカエル「まとめて地獄へ行くがいい!!」

ミカエル「マハザンマ!!」

キイイィィィィ ズゴゴゴゴ

梓「きゃああぁっ!!」

律「うわあああっ!!」

ケルベロス「うおおっ!!」

グシャァッ

律と梓は強烈な衝撃波で吹っ飛び

壁に勢いよく打ちつけられた



437 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:28:24.55 ID:igwUVMbho

律「な、なんて魔力だ………」

梓「………」

ミカエル「全員吹き飛んだか……」

ミカエル「!?」

唯「…………」シュウウウゥ

ミカエル「魔法が……かき消されただと?」

唯「…………」シャッ

ガキィ!!

唯「っっっ!!」ブン

ズバッ

ミカエル「ぐっ!……私に傷をつけるとは……」



438 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:29:28.98 ID:igwUVMbho

律「ゆ……い……」

律(あたし……死ぬのか……)

梓「………」

律「梓……」

………情けないわね……律………

律(………和?)

………ここで終わり?………

……律…梓……生きるのよ……

律「和……」

律「お……体が……動く!!」」

梓「ん……あれ……」

ミカエル「許さん……」

ミカエル「地獄に堕ち裁きの雷を受けよ!」

キイイイィィ  ボゴォッ

ミカエル「ぐはっ!………き、貴様ら…」



439 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:31:12.31 ID:igwUVMbho

律「地獄がなんだって?」

唯「りっちゃん!あずにゃん!!」

梓「くらえ……!!」

パアアァァァ

梓「あああ!!メギドラオン!!!」

カッ――――!!

ミカエル「ぬ……あああ!!!」

唯「だああぁぁっ!!」ザクッ

唯はミカエルの胸に刀を突き立てた

梓「雷を受けるのは……」パチ……

律「そっちだぜ!!」ジジ…ジ……

律梓「マハジオンガ!!」



440 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:33:05.54 ID:igwUVMbho

……
………

ミカエル「わ……わが主よ…我を救いたまえ……」

ミカエル「この……者たちに……罰を……」

ミカエル「」

元老「よくやった……唯よ」

律「まだいやがんのか!」

唯「……!!」チャキッ

元老「我は……天使ガブリエル
    我はミカエルたちと共に人間を
    救わんとする神の御心に従い
    千年王国を創ろうとした……
    少なくとも我は神の御心に
    従おうとした」

唯「………え?」



441 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:34:50.91 ID:igwUVMbho

ガブリエル「……だが出来上がったミレニアムは
       人間を支配するものになった
       神の言葉によれば千年王国が
       できてのち人々を導く救世主が
       現れるはずが……
       ミレニアムには現れなかった」

ガブリエル「救世主を待ちきれない大天使たちは
       自ら救世主を作り上げようとした
       こうして彼らの行いは神の御心と
       離れていったのだ……」

ガブリエル「じき澪にかかっている石の呪いも解けるだろう
       我は自分の信じる道を行く……さらばだ」

律(澪が生きてる……!!)



442 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:36:54.22 ID:igwUVMbho

……
………

律「梓……」ビリッ

律はシャツの腕を破り

梓の左目を覆うように額に巻きつける

梓「あ、ありがとうございます」

唯「あずにゃん……あたしのせいで……
  ゴメンね……ゴメンね……」
  
梓「唯先輩の命が助かるなら左目の一つくらい……
  どうってことないです!」

梓はミカエルの一撃を左目に受け

痛々しい傷を負い…光を失った

ピシ…… シュウウゥ……



443 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:39:09.03 ID:igwUVMbho

唯「!!」

律「澪……!!」

澪「っっっっ……?来てくれたのか……」

澪「元老は!?ミカエルは……」

唯「倒したよ……」

澪「そうか……ありがとう!みんな!!
  これで元老院が無くなって支配するものは
  無くなったけど……ミレニアム全体を
  動かす者もいなくなった……」
  
澪「この先……ミレニアムがどうなるのか……」

グラグラグラグラ……

梓「じ、地震!?」

―――イジョウジタイハッセイ!イジョウジタイハッセイ!―――

律「な、なんだ!?」

―――ホーリータウンニテハゲシイエネルギーエネルギーノ
    ヘンドウヲカンチ―――
 
―――イジョウジタイハッセイ!イジョウジタイハッセイ!―――



444 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:39:55.24 ID:igwUVMbho

澪「な、なんだ……何が起こったんだ!?」

澪「くそっ体が思うように動かないっ」

唯「澪ちゃん!無理に動いちゃダメだよ!!」

唯「あたしたちが行ってくる!!」

澪「すまない……頼んだ」



445 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:40:35.29 ID:igwUVMbho

―――ホーリータウン

……ち、ちからが……

……なんだこれ……

唯「ど、どうなってるの!?」

律「みんな倒れてく……」

男「な、なぁ……あの塔はまたセンターの仕業か?」

律「塔?」

梓「なに……あれ……」

唯「え?………あそこは……大教会があった場所…」

男「あの塔……地下から地面を突き破って出てきたんだ……」

律「唯!梓!地下世界だ!!」

唯「うん!!」



446 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:41:48.06 ID:igwUVMbho

―――旧六本木

唯「なにも無い……」

律「おっかしーな……地図だとちょうどここの上が
  ホーリータウンのはずなんだ!!」
  
梓「ど、どういうことですかね」

長老「おぉ…そなたたちは……」

律「長老!なんでここに……」

長老「岩戸の封印が解けたと聞いたものでな……
    この目で拝みに行こうとしてたんじゃ
    おぬしたちこそなぜここに?」
   
唯「実は……」



447 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:43:31.83 ID:igwUVMbho

……
………

長老「ふむ……もしかしたらそれは魔王モロクの
   尻尾かもしれん」
   
律「しっぽ!?」

長老「しかしモロクは魔界にいるはず……
   次元を超えて地上を襲っているのかもしれん」
   
長老「上の世界を救うには……
    魔界へ行くしか道はなさそうじゃな」

唯「でも……魔界へ行ける大教会はもう……」

長老「おぬしたち何のためにピラーを持っとる……」

唯「!?」

長老「今何本もっておるのじゃ」

唯「いちにいさん……六本!」

長老「ほほぅ!……ではこれが最後の一本じゃな
   きんせいのピラーじゃ」スッ

唯「でも……これをどうやって……」



448 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:47:10.40 ID:igwUVMbho

長老「ここから西の方にアルターストーンという祭壇がある」

唯「あるたーすとーん?」

長老「ピラーを全て集め……七つの場所に捧げると
    魔界への扉が開くと言われておる祭壇じゃ」
   
長老「さぁ、行くがいい……」

唯「魔界……か……」

唯「りっちゃん……あずにゃん……」

律「ここまで来たら地獄でもなんでも
  付き合ってやらぁ!!」

梓「みんなを救いましょう!!」

唯「うん……うん!!行こっか!!」

唯「長老さんありがとーーー!!」


長老「……我々に光をもたらしてくれるのは
    お前さん達かもしれんな……」



449 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:48:13.00 ID:igwUVMbho

―――アルターストーン

唯「ん?……ピラーが光ってる!」

梓「……つきのピラーですね」

律「近づくと反応するのか!!
  よし!手分けして祭壇に置こう!」

……
………

律「よし……と」

律「こっちはオーケーだ!梓は!?」

梓「設置完了です!!」

唯「おーい!!」

梓「どうしましたーー!?」

唯「一本余った!!」

律「なにぃ!?」

……グラグラグラグラ



450 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:48:48.58 ID:igwUVMbho

律「なんだ!?また地震か!?」

グラグラグラ

梓「あ!あれを見てください!!」

律「な、なんか地面から出てきたぞ……」

ゴゴゴゴゴゴゴ

唯「うわわわわ……」

律「なんだ……あの岩は……」

梓「あそこ……光ってますよ」

唯「!!」

唯「たいようのピラーが……反応してる!!」

律「あの光ってる場所に置けってことか?」



451 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 23:52:05.13 ID:igwUVMbho

……
………

梓「これで魔界の扉が……」

律「一体どうなるんだろうなあたし達」

唯「……置くよ」コトッ

唯「……!?」

ズゴゴゴゴゴゴ……

唯「うわぁ!!」

律「す、吸い込まれ……」

梓「ーーーーーっ!!」

シュンッ……


地上に災いをもたらす原因は

センターでも地下世界でもなかった……

22XX年 某月某日 地下世界

この日、人類最後の望みとなる少女達が

人知れず異界の地へと旅立った



唯「真・けいおん転生!!」 ~M・PROJECT編~
PROJECT2:地下世界!       完




452 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/23(土) 11:14:41.65 ID:2GhzoeQlo

おっつ






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