SS保存場所(けいおん!) TOP  >  クロス >  唯「真・けいおん転生!!」 ~M・PROJECT編~#5

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






唯「真・けいおん転生!!」 ~M・PROJECT編~#5 【クロス】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1310309553/



第十三章 ヲワリノハジマリ!
第十四章 ケツイ!
最終章 アスヘノツバサ!!

唯「けいおん転生!」#index




453 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:31:29.13 ID:VdWVApkTo

お前は天から落ちた。明けの明星、黎明の子よ。
お前は地に投げ落とされた。もろもろの国を倒した者よ。
かつて、お前は心に思った。
「わたしは天に上り 王座を神の星よりも高く据え 
 神々の集う北の果ての山に座し雲の頂きに登って
 いと高き者のようになろう」と。
 
しかし、お前は陰府に落とされた


墓穴の底に  

~旧約聖書 第一イザヤ 第一四章一二節~



454 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:32:28.63 ID:VdWVApkTo

シュンッ……

魔界人「おや、珍しい……君達は人間か?」

唯「!!」

律「ここ……魔界か!?」

梓「みたいですね」

魔界人「イェソドの地へようこそ
      ここは君たちの言う魔界だ……」



455 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:33:48.46 ID:VdWVApkTo

唯「真・けいおん転生!!」 ~M・PROJECT編~
FINALPROJECT

第一三章 ヲワリノハジマリ! 


魔界人「どうやらここは初めてらしいな……
     魔界のことを教えてやろう」 



456 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:37:31.21 ID:VdWVApkTo

 
           【ケテル】
             
 
 
 
    【ビナー】       【コクマー】
   
 
【ゲブラー】             【ケセド】
 
        【ティファレト】
     
    【ホド】          【ネツァク】
 
 
          【イェソド】  
     
     
          【人間界】   


魔界には九つの地があり
それぞれ三つの回廊で結ばれている
ここイェソドは魔界の入口に当たり
マルクト……君ら人間の世界に通じている
またイェソドはイェツラー回廊で
ホド、ネツァク、ティフェレトと
結ばれている
ティフェレトからは
ベリアー回廊が出ていて
ゲブラー、ケセドに通じている
ゲブラーの向こうにアティルト回廊があって 
ビナー、コクマに行ける
さらにその向こうはケテルだ

魔界人「ここ魔界は『生命の樹』といって神の元へと至るために取るべき
     手段や過程を樹になぞらえて表したものを元に創られたらしい」



457 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:38:51.86 ID:VdWVApkTo

魔界人「そして東に見えるのがモロクだ……」
     モロクは体内に生体MAGを集め
     自らの体を燃やしている」
    
梓「な!?あれがモロク!?」

律「なんてデカさだ……」

唯「あたし達、モロクを倒しに来たの!!」

魔界人「何をバカな……モロクを倒すなど不可能だ」

唯「えぇ!?じゃあどうすれば……」

魔界人「ケテルへ行くしかないな……」

魔界人「モロクは魔界の王の命によって動いている
     ケテルへ行って……」
    
唯「行こう!!りっちゃん、あずにゃん!!」

律「おう!」

梓「ま、待って下さいよ~!!」
    
魔界人「おい!!お前ら!!
     ケテル城にはあの御方が……
     殺されるぞ……」



458 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:40:02.85 ID:VdWVApkTo

―――イツェラー回廊

梓「あれ……向こうから誰か来ますよ?」

魔界人「クソッ!なんだってんだ!!」

魔界人「お!あんたらもこの先に行くつもりだったのか!?」

魔界人「ティフェレトの門に鍵が掛かってて先に進めねえぜ!」
 
律「なんだって!?」    
    
唯「あの、あたし達ケテルってとこに行きたいんです!」

魔界人「……冗談だろ?ま、まぁ何しに行くかは知らんが
     鍵を探して扉を開けないことには
     先へ進めんぞ」
    
唯「鍵か……ありがとう!」


魔界人「あいつら……何者だ?」



459 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:41:53.30 ID:VdWVApkTo

……
………
         ↑
←[ホド]  [ティフェレト]  [ネツァク]→
    

律「まずは鍵を探さないと……か」

梓「となると行けるのはホドかネツァクですね……
  どっちに行けば……」

唯「……ホドってとこに行ってみよう!」


―――ホドの街

梓「だ、誰もいませんね……」

律「なんだ?誰も住んでないのか?」

魔界人「おい!あんたらも早く逃げた方がいいぞ!!」

律「どうした!?なんだってんだ!?」

魔界人「ティアマットが来やがった!
     この街も終わりだ……」ダダッ
    
律「お、おい!!」

梓「ただごとじゃなさそうですね……」

ティアマット「お前らだな……」

唯「!!」



460 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:43:21.43 ID:VdWVApkTo

ティアマット「ほう…白髪のお前が……
        ルシファー様の言っていた人間か……」
       
唯「ルシファー……?」

唯(っっっ!!)ビクッ

……ヒトノコヨ……モオナジクタオスガヨイ……

唯「ルシファー……ルシファー!!!」

唯「ここに……この魔界にルシファーが……」スラァ

律「ゆ、唯?」

ティアマット「どれほどの力か知らんが
       所詮は人間……
       大した事はあるまいがルシファー様は
       手加減無用と言われた
       久々に全力で戦わせてもらうぞ!」

ゴゴゴゴゴゴガシャン!!



461 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:44:11.05 ID:VdWVApkTo

律「!!」

梓「唯先輩!!」

律と梓の目の前に鉄格子が立ちはだかる

ティアマット「一対一で勝負だ……」


邪龍 ティアマットが 一体出た

唯「……なんのつもり?」

ティアマット「本気でかかってこい……でなければ
       殺す……」

唯「だあぁぁっ!!」

ティアマット「遅い……」

ドゴッ

唯「ぐっ……」



462 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:45:01.35 ID:VdWVApkTo

ティアマット「お前の本気はそんな程度か?
       それとも私には本気を出せんとでも?」

ティアマット「ならばこれではどうだ……」

シュルシュル…… ガシッ

律「うわわわ!!」

梓「律先輩!!」

ティアマットの尻尾が律に巻きつく

ティアマット「仲間の骨が砕ける音を聞きたいか?」

ギリ……ギリ……

律「ぎゃああああああ!!」



463 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:47:41.55 ID:VdWVApkTo

唯「やめてぇ!!」ダッ

ブンッ

ティアマット「だいぶ動きがよくなってきたな!!
       どれ……そろそろこいつには死んでもらうか」

ギリ…… ミシッ……

律「が……は……」

唯「!!」

唯「……ヤメロ ハナセ」

ティアマット「ようやく本気を出したか?」

ザンッ

ティアマット「な……なに……?」

唯「…………」シャッ

ティアマット「ーーーーー!!」



464 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:48:32.28 ID:VdWVApkTo

……
………

ドシャッ

律「はぁ……はぁ……」

ティアマット「それでも人間……か?
       なんという強さ……手加減どころでは
       なかったぞ……」

ティアマット「」

ゴゴゴゴゴガシャン!!

梓「律先輩!!」

唯「りっちゃん!大丈夫!?」

律「なんとか……」

キラッ

律「ん……?おい、こいつ鍵もってんじゃねぇか……」

唯は門の鍵を手に入れた



465 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:49:28.81 ID:VdWVApkTo

梓「あいつ……『ルシファー』とか言ってましたね」

律「唯……知ってんのか?」

唯「うん……昔からね……」

律「え?」

唯「あ!ううん……なんでもない!!」

唯「それより先を急ごう!」



466 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:50:13.55 ID:VdWVApkTo

……
………

ズズ……ズン……

唯「何の音?」

梓「あの建物から聞こえたような気が……」

律「……神殿?気になるな……見に行ってみようぜ!」

律「お……開いてる……」

ギイイィィィ

唯「なに……コレ……」

梓「龍……ですかね」

祭壇の上でかすかに胸を上下させている……

律「さ、さわらぬ神になんとやらだ……行こうぜっ」



467 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:51:19.21 ID:VdWVApkTo

……
………

律「なんか見えてきたぞ!」

梓「あれがティファレトの街ですね!」

「待ちなさい」

唯「へっ……」

「ふーん……あなたが唯ね……私はゴモリ―」

ゴモリ―「ちょっと付き合ってもらえるかしら?」

ヒヒヒーン!!

パクッ

ゴモリ―の乗っていた翼の生えた巨大な馬が

唯達の襟を掴む



468 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 02:52:35.49 ID:VdWVApkTo

唯「うわあああっ!!」

律「ちょっ……離せっ!!」

バサッ バサッ

ゴモリ―「あんまり暴れると……落ちるわよ」

梓「きゃああああ!!わ、私……高い所は……」

梓「」カクッ

……
………

バサッ バサッ

ブルルルルル……

ゴモリ―「さ、着いたわよ」


「やぁ、また会ったね」


唯「あ、あなたは……!!」



第一三章 ヲワリノハジマリ! 完



469 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:24:11.67 ID:VdWVApkTo

「ここで会うことになるとはね……ユイ・ヒラサワ」

唯「ルイ・サイファー……!」


第一四章 ケツイ!



470 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:25:43.37 ID:VdWVApkTo

ルイ・サイファー「君が私の招きに応じてくれて
           光栄の至りだよ……」

律「招きだぁ!?」

梓「無理やり連れてこられたんです!」

ルイ・サイファー「……まぁよい、どのみち君たちは
           断ることはできなかったのだ……」

ルイ・サイファー「大魔王ルシファーの……」

パァァァッ

唯「!?」



471 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:28:53.29 ID:VdWVApkTo

ルシファー「……この私の招きを断ることはできないのだ」

唯「ル、ルシファー……」

律「こいつが!?」

梓「じゃあ今までアドバイスをくれたのは……」

ルシファー「待っていたぞ……久しぶりだなと言うべきか……」

律「ど、どういうことだ……?」

唯「りっちゃん……あずにゃん……」

唯「あたし達……
  いや、オリジナルのあたし達っていうのかな……
  昔…ルシファーと戦ってるの」

梓「え!?」

唯「百年以上前……あたし達はトウキョウを救うために
  いっぱい戦った……データディスクの記憶にも
  確かにこの魔王がいた……!!」

唯「あの時倒したはずなのに!!」スラァ

ルシファー「今は戦っている場合ではないのだ……
       ユイ・ヒラサワ」



472 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:30:26.96 ID:VdWVApkTo

唯「なにを……」

ルシファー「サタンが現れる……」

唯「サ、サタンが!?」

ルシファー「貴様らも見ただろう……
       セトが目覚めようとしているのを」

律「なんのことだ……」

梓「まさか!!……あの龍が?」

ルシファー「そうだ……セトはかつて倒されたサタンの半身で
       唯一神によって封印されていた……
       セトが完全に目覚めれば遠からずサタンが現れる」

ルシファー「唯一神の使い……『裁く者』としてな」

ルシファー「もしかしたらもうすでにサタンは……」

唯「………」



473 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:32:00.02 ID:VdWVApkTo

律「なんだ!?説明しろよ!! 
  サタンってのはそんなにヤバいのか!?」

ルシファー「サタンが現れれば……奴は裁きとして
       全てのものをこの世から消し去るだろう」

唯「え………」

ルシファー「お前達人間のみならず
       魔界に生きる悪魔と呼ばれてきた
       我らも等しく消されるだろう
       私は魔界の王……
       このまま何もせず
       死を待つわけにはいかぬ
       サタンに最後の戦いを挑もう
       そして何としても勝たねばならぬ」



474 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:33:19.45 ID:VdWVApkTo

梓「そんな……みんな…死ぬ……」

唯「ダメ……そんなこと絶対させない!!」

ルシファー「お前たちの力が必要になるかもしれぬ」

ルシファー「百数年前……私を倒したあの時の力が……
       しかしお前達は……」

ルシファー「まぁいい…ユイ、リツ、アズサ……
       お前達にサタンと戦う意志があるならば
       我がケテル城のこの場所で再び会おう」

ルシファー「お前達にはこれからある場所へ飛んでもらう
       自らの足でこの場所へ来るのだ……



475 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:34:55.55 ID:VdWVApkTo

……
………

律「ん……どこだここは……」

「唯達ではないか」

唯「え!あなたは……じゃあここは…センター!?」

ガブリエル「センターであってセンターではない……
       ここは最上部『エデン』
       古の楽園と同じように作られている」

ガブリエル「澪がこの奥で唯達を待ってるぞ……」

唯「澪ちゃんが!?」

律「エデンだって?どうなってんだ……」

梓「い、行ってみましょう!



476 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:35:56.79 ID:VdWVApkTo

……
………

唯「澪ちゃん!!」

律「澪! 体はもう大丈……」

澪「唯……ルシファーに会ったな」

澪「奴の言うことを聞いたんだな」

唯「な……なんでそれを」

澪「奴は平和な世界ができるのを
  邪魔するためまずミレニアムを
  破壊しようとしているんだ
  元老院のやり方は確かに行きすぎだったが
  ミレニアムのおかげで人間は生きのびることができた」
  
澪「そのミレニアムを破壊させるわけにはいかない
  これ以上の犠牲はもうたくさんなんだ……
  唯…私を助けてくれないか?」
  
唯「澪ちゃん……?」



477 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:38:42.25 ID:VdWVApkTo

澪「大魔王ルシファーを倒しミレニアムを建て直し
  全ての人が平和にくらせる
  理想の世界『真の千年王国』を目指そう!」

唯「全ての人?
  平和にするためなら……
  地下に追いやられた人達は?」

澪「………」
  
唯「もうすぐサタンが現れるかもしれない……」

唯「そしたら……みんな死んじゃう!消されちゃうんだよ!!」

唯「なんとしても止めなきゃ……」

律「そうだよ澪!!消されてたまるかってんだ!」

梓「澪先輩も一緒に戦いましょう!!」

澪「残念だ……」

唯「!?」



478 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:40:09.88 ID:VdWVApkTo

澪「唯達はどうやらエデンには
  いられない人間らしい……
  ここから出ていってもらう!!
  古のアダムとイヴのように
  楽園から追放されるんだ!!」

バカッ!!

……うわあああああああ!!……

シュゴオオオォォ……

突然床に穴が開き

唯達はセンターの外まで一気に滑り落ちた

唯「わぁっ!!」

律「ひえぇっ!」

梓「きゃああっ」

ドシン!!



479 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:41:02.15 ID:VdWVApkTo

……
………

律「くそっ!!」

唯「澪ちゃん……」

梓「澪先輩は……救う人を選ぶつもりじゃないでしょうか」

律「選ばれた人だけが行ける最後の楽園ってか……
  あいつ……何をするつもりだ?」

唯「サタンが現れたら……どうしよう……」

梓「戦いましょう!!」

唯「三人だけでかなうわけないよっ!!」

唯「………ルシファーの所へ行こう」

律「唯……お前まさか!」

唯「ルシファーと協力して…サタンに立ち向かうしかない!」

唯「ホントはこんなことしたくないけど……
  これしか方法がない!」

唯「みんなを救うためにはこれしか……」

律「わかった!……もう一度魔界へ行こう」



480 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:43:11.43 ID:VdWVApkTo

―――ティフェレト

律「ケテルまで遠いな……」

「戻ってきたな……」

唯「ルイ……ルシファー!ケテルにいるんじゃ……」

ルイ・サイファー「君達にお別れを言いに来たのだよ」

律「え!?」

ルイ・サイファー「これでお前達とは永遠の別れだ……
           なぜなら私がおまえの命を取る!
           ホーッホッホッホ」

律「こいつ……ルシファーじゃねぇ!!」

ルイ・サイファーは蛇にまたがった

魔王 アスタロトへと姿を変えた



481 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:44:28.39 ID:VdWVApkTo


アスタロト「のこのこ出てきおったな!!
      ルシファー様もこんなガキを
      ずいぶんと買い被ったものだ……」

アスタロト「愚かしいただの人間だ!
      愚かなる人の子にふさわしい死を
      私が与えてやろう!」



482 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:45:32.18 ID:VdWVApkTo

魔王 アスタロトが 一体出た


アスタロト「ホッホッホッ! 凍りついてしまえ!!
      マハブフーラ!」

律「にゃろっ! させるか!!
  マハラギオン!!」

最大級の氷と炎がぶつかり合い相殺される

唯「ケルベロス!!」

バシュウウゥゥン……

梓「たあっ!!」ガキィ

唯「あああっ!!」ガキィ



483 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:46:36.81 ID:VdWVApkTo

アスタロト「ホッホッホッ……所詮人間はこんなものか」

アスタロト「ハアァッ!!」

アスタロトの巨大な槍が唯と梓を弾き返す

唯「うわあっ!」

梓「きゃあっ!!」

ケルベロス「おっと」

ボフッ

ケルベロスは自らの背中をクッションにして

唯と梓をキャッチした



484 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:47:49.34 ID:VdWVApkTo

ケルベロス「さぁ…どうする……あいつは強いぞ」

唯「あずにゃん……」ヒソヒソ

梓「えぇ!? 先輩に向かって!?」

唯「大丈夫!! その一撃に賭けてみる……」

ケルベロス「考えたな……」

アスタロト「何をコソコソと……」

キイイィィィ ズゴォ!!

アスタロト「ぬおおっ!!」

律「バーカ! こっちにもいること忘れんなよっ!」



485 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:53:04.53 ID:VdWVApkTo

アスタロト「こしゃくな……」

唯「今だ!!」

ケルベロス「乗れ!! 唯!!」

ケルベロスは唯を背中に乗せ

怒涛の加速度で走り出す

梓「マハラギオン!!」

アスタロト「どこに向かって撃っている……
       気でも触れたか?」

唯「ケルベロス!!」

ケルベロス「あいよ」クルッ

ケルベロスはとっさに方向転換し

梓が放った炎の塊へ向かっていく



486 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:53:52.22 ID:VdWVApkTo

律「なーるほど……そういうことか!!
  あたしのも追加だ!! いけぇ!!」

ゴオオオオッ!!

唯「坤竜丸受け止めろおぉぉっ!!」

ゴウッ 

ケルベロス「飛べ!! 唯!!」ブンッ

アスタロト「なっ………!!!」

唯「ヒートウェイブだああああ!!」

アスタロト「ぐああぁぁぁ!!」



487 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:55:12.61 ID:VdWVApkTo

……
………

アスタロト「どうやら……ただの人の子
      ではなかったようだな……」
      
アスタロト「恐ろしい力よ……
      どうせならその力で私に元の姿を……
      美しき豊かな実りの女神イシュタルの
      姿を取りもどして……欲しか……」

アスタロト「」

シュンッ……

ルイ・サイファー「無事か?ユイ……
           アスタロトめ……
           まさかこの私に化けるとはな」

唯「ルシファー……」

ルイ・サイファー「姑息な騙まし討ちが通じる相手
           ではないと言ったのだがな……」



488 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:57:11.64 ID:VdWVApkTo

律「お、お前が仕向けたのか!?」

梓「どういうつもり!?」

ルイ・サイファー「お前達の力がどれほどのものか
          試させてもらったのだ……」

ルイ・サイファー「戦力にならんのでは困るからな……」

ルイ・サイファー「それにしてもアスタロトまで倒してしまうとは
          随分と強くなった……嬉しい限りだ」

唯「……?」

ルイ・サイファー「その力……ますます欲しくなった
          新たな再生のために私と共に進もう」

唯「ルシファー……あなたが今までしたことは許せない……
  けど…今はあなたと目的は一緒……」
  
律「あぁ……」

梓「ミレニアムを……地下世界のみんなを救わなきゃ」



489 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/24(日) 23:58:58.84 ID:VdWVApkTo

ゴゴゴゴゴゴ……

ルイ・サイファー「む……!!」

唯「な、何!?」

バゴォォォン!!

バサッ バサッ

律「おい!……あれってまさか……」

ルイ・サイファー「セトの目覚めを防げなかった……」

ルイ・サイファー「やはりサタンは復活するのか……」

律「最悪だぜ………」

唯「もう……あなたの力を借りるしかあたし達も
  方法が無いの!!」
  
唯「ルシファー……サタンを倒そう!!」

ルイ・サイファー「その言葉を待っていた……
          だが…セトが目覚めたということは」

ルイ・サイファー「サタンはすでにどこかにいるということだ」

唯「!!」

梓「そ、そっか……セトは
  もう半分の体を探して……」

ルイ・サイファー「では、ケテル城で待っているぞ……」



490 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/25(月) 00:00:35.81 ID:kRV+7Dk+o

これまでに幾度と助言を与えてくれたスーツの男

ルイ・サイファーの正体は魔界の王 ルシファーであった

ルシファーはサタンの復活を示唆し

唯達をセンターの最上部『エデン』へと転送した

そこには『千年王国』の建設を決意した澪の姿が……

唯達が魔界へ戻ると

轟音とともにセトが復活した

サタンの復活は免れなかった

唯達はルシファーと協力し

サタンを討つことを決意する

唯達が見た『エデン』とは……

サタンの半身はどこかで復活を遂げたと言うが……?
         

第一四章 ケツイ! 完




492 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/25(月) 17:32:10.11 ID:VcFE68YOo

おつおつ



493 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/27(水) 11:33:33.55 ID:Zj0aeZNso

ん、分岐でロウは無しなのか





495 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 02:42:43.15 ID:IX4mi7oVo

律「あともう少し……」

唯「あ……」

律「どうした唯?」

唯「あんな所にお寺がある……」

唯(なんだろ……胸がドキドキする)

唯「ね、ねぇ! あのお寺にちょっと行ってみようよ」

律「えぇ!? ここで寄り道かよっ!」



496 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 02:45:58.58 ID:IX4mi7oVo

最終章 アスヘノツバサ!!


―――ケセド寺院

魔界人「ここはケセドの仏殿
     迷える魂が救いを求めて集う場所……
     大日如来様は全ての魂を救われます」
    
唯「うわぁ~……」

律「荘厳な空気だな……」

スゥ……

梓「ひゃあっ!! ゆ、幽霊!?」

律「はぁ? ……おわぁ!!」

唯「体が透けてる……」

男「あ? もしかして俺が見えんのか?」

男「ここに悪人でも救ってくれるって仏様がいるってんで
   きてみたんだが……」
  
男「あれ?……お前達どっかで会ったことあるか?」

梓「いや、無いはずですけど……」

男「まぁいいや……あいつの言う通りにやってたら
   ミサイルが飛んできてドカーンだぜ……参ったな」
  
スゥ……

唯「消えた……!」



497 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 02:47:43.59 ID:IX4mi7oVo

……
………

「次の者……入るがよい」

律「やっと入れるよ……一体何があ……」

ヴィローシャナ「我は大日如来……我に祈る者は
          聖邪を問わず救いを与えん……」

律「ほ…仏……様」

唯「あたし初めて見た!!」

梓「それが普通ですよ……」

ヴィローシャナ「お前達は然るべき方法で生まれてきた者ではないな」

唯「!! ……はい」

ヴィローシャナ「しかし我の救いを受け入れ得る者のようだ……
         自らの行いをわきまえよ」

律「は、はい!!」

梓「手を合わさずにはいられない……」



498 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 02:50:22.84 ID:IX4mi7oVo

……
………

律「いや~なんか……ありがたい気分になったな!」

唯「然るべき方法で生まれてない……か」

「ゆ、唯……?」

唯「え………」

律「和!!」

梓「和……さん」

和「どうして唯達がここにいるの!?
  ま、まさか……」

唯「和ちゃああああん!!」ダッ

スゥ……

唯「わわっ!!」ドテッ

和「よかった……みんな死んだのかと思った……」

和「私は死んだのよ……もうみんなの役には立てないわ」

梓「和さん……ごめんなさい……ごめんなさい!!」

和「梓……いいの……これも運命だったのよ
  あなたがなすべきことを成し遂げるまで
  死んだら許さないわよ……いい?」

梓「グス……はい!」



499 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 02:51:36.19 ID:IX4mi7oVo

唯「和ちゃん……こんなとこで会えるなんて……」

和「もう思い残すことはない……
  そうだ、あなた達に一つだけ役立てることがあったわ」

唯「なーに?」

和「あなた達に私の最後の力をあげる……」

和「未来に立ち向かう勇気を……」

パアァァァァ

唯「あったかい……」

和「もう一度あなた達に会えてよかった……」

スゥ……

―――さようなら……―――

唯「和ちゃん……ありがとう……」

律「行っちまったか……」

梓「………」

唯「行こっか……ケテル城に!」



500 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 02:53:23.97 ID:IX4mi7oVo

……
………

唯「やっと着いた……」

律「しっかし不気味な門だな……
  なんで顔が付いてるんだよ」

「ここはケテル城」

梓「はい? 何か言いました?」

律「なにが?」

「ルシファー様のいる所だ」

律「かかか、顔が喋った!!」

右の門の精「ルシファー様は誰も通すなと命令された」

左の門の精「ルシファー様は誰もも通すなと……え?」

左の門の精「ルシファー様は
         こいつを通してもよいと言われるか?」

右の門の精「ルシファー様はこいつを通るのを許される」

左右の門の精「ルシファー様の命により
          おまえは門を通ることが許された
          今、城門を開けてやろう」

ギギギギギイィィィ……

右の門の精「ようこそ ケテル城へ」

左の門の精「ケテル城へ ようこそ」



501 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 02:54:02.83 ID:IX4mi7oVo

―――ケテル城

唯「広い……!!」

律「こんなとこに住んでるのかルシファーは!」

梓「魔界の王っていうぐらいですからね……」

律「とりあえず上を目指そうぜ」



502 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 02:55:23.54 ID:IX4mi7oVo

……
………

魔界人「ここに人間が来るとは珍しい……
     この城にはルシファー様の信頼もあつい
     方々がおられる
     くれぐれも失礼のないよう……」

唯「ハァハァ…ま、迷ったんです……」

魔界人「は?」

唯「ルシファーがいる所へはどう行けば……?」

魔界人「様をつけろ!それならあそこの扉を開けて……」

律「だからいっただろ! あそこ怪しいんじゃないのって!」

梓「言ったのは私ですよ! 律先輩が勝手に進むから……」

唯「あ、ありがとうございます!」ダッ

魔界人「ば……! その部屋じゃない! 
     その部屋は……!!」



503 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 02:59:23.63 ID:IX4mi7oVo

ギイィィィ

ベルゼブブ「……誰だ? 
       ここを大魔王ベルゼブブの間と知って……
       お、お前らは!!」

唯「ベルゼブブ!!」

ベルゼブブ「誰かと思えば……お前達は……」

ベルゼブブ「あれから何年経っただろうな……
       見ての通り私は復活を遂げた
       ……魔王としてだがな」

律「唯……まさかこいつとも?」

唯「うん……ルシファーの手下…ベルゼブブ」

唯「本当は光の神だったんだって……
  でも、あの時りっちゃんが……」

律「あたしが?」

唯「あ、いや! なんでもない!!
 (この話はしないでおこう……)」
 
ベルゼブブ「ルシファー様から話は聞いている……
       まさかお前達も時を超えて
       この世界に蘇るとは……」

唯「………」

ベルゼブブ「あの時は刃を交えたが
       今回は私もお前達に力を貸そう……
       我らの住む魔界の危機でもあるからな」

ベルゼブブ「さぁ、ルシファー様の元へ参ろう」

魔王 ベルゼブブが仲魔になった



504 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:01:52.08 ID:IX4mi7oVo

……
………

ルシファー「来たか……」

唯「ルシファー……」

ルシファー「私の言う通り自分の足で
       そして自分の意志でここまでやって来たな……
       お前には私が必要とするだけの
       力があるということだ」

ルシファー「ユイよ……
       やはりサタンの復活は近いようだ
       サタンが地上に現れ
       神の裁きを行えば地上のものは……
       全てが消えて無くなるだろう
       私にはエデンに立つサタンが見えた」

ベルゼブブ「ルシファー様……出陣の時でございます」

ルシファー「では……ユイよ
       共に行こう!
       我らが最後の戦いの道を!!」パチン

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

唯「きゃっ!?」

律「お、おわぁ!!」

梓「何事ですか!?」

ゴゴ……ゴ……



505 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:04:15.44 ID:IX4mi7oVo

ルシファー「今の地震は九頭龍の発動だ」

唯「くずりゅう!?」

ルシファー「絶大な破壊力を持つ
       生物兵器……と言えばわかるか?
       私は神に九頭竜を使い
       全てを破壊するよう命じられていたのだ……」

律「なんだって!?」

ルシファー「だがそれは昔のこと……例え神の言葉だろうが
       誰がそんなことをするものか
       私のすべきことは私の意志によって決まる
       よって……私は自分の意志で神に背く!!」

ルシファー「9本の頭全てを動かせば
       地上も魔界も全てが破壊される
       だから1本の頭を動かし
       センターを破壊させるのだ」

ルシファー「九頭竜を動かすには
       膨大なエネルギーが必要だ……
       とてもじゃないが魔界の人々から
       MAGを頂いただけでは足りん
       そこでモロクを使い人間界の人々にも
       力を貸してもらった」

律「そ、そういうことだったのか……」

ルシファー「だがその前に……私達はこの目で確かめて
       おかねばならないことがある」

ルシファー「行くぞ……!!」

唯「え!! ちょっ……ちょっとま……」

シュンッ……



506 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:06:46.45 ID:IX4mi7oVo

……
………

唯「ここは……」

律「センターじゃねぇか!! 
  おいルシファー!!一体どういう……」

ルシファー「声が大きいぞ……私はここにいる……
       ここから先はお前達だけで行け」
      
唯「澪ちゃん……」

唯「行こう……りっちゃん、あずにゃん」

―――センター管制室

唯「澪ちゃん!!」

澪「唯……お前達……どうやって!?」

律「澪!! お前一体何をするつもりだ!?」

梓「こんなの澪先輩じゃないです!」

澪「私じゃない……? 私とはなんだ……?」

唯「み、澪ちゃん……?」

澪「そう……私……」

澪「みんな……私は自分が何者なのか
  やっと分かったよ……
  何のためにこの世に生まれて
  何をするのか……そしてどこへ行こうと
   しているのか」



507 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:07:44.84 ID:IX4mi7oVo

律「おい……何言ってるんだ澪……おい!!」

澪「ふふふ……(い、いやだ……!!)」

澪「私は今……真の姿を取り戻す…
  (唯! 律! 梓!)」ブルブル

唯「え…澪ちゃん……泣いてる……!?」
  
澪「見ろ……私の失われた半身がやってきた」
  (やめろ! やめてくれ!!)」

唯「!!」  
  
バサッ バサッ バサッ

梓「セ、セト!! ということはまさか……」

澪「ふふ……ふ……」

澪「ユイ……タスケ……」

唯「!? 澪ちゃ……うっ!!」

セトは澪の頭上に降り立ち

妖しい光を放ち澪の体に吸い込まれていく



508 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:11:16.00 ID:IX4mi7oVo

澪/サタン「私はサタン……」

唯「う……そ………」

澪/サタン「人間…そして悪魔を裁く者として
      神の命によりこの世につかわされて来た」
      
律「澪!! 目を覚ませ!!
  冗談だって言えよ!!!」
  
梓「そんな……澪先輩が……サタン……」

澪/サタン「ふふ……神の計画は動き始めた……」

梓「なんですって……?」

澪/サタン「ははははは!! 無駄足だったなお前達!!」

澪の体は青白い炎に包まれた

唯「澪ちゃん!! ………!?」

律「消えた!!」

ゴゴゴゴゴォォ―――――



509 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:12:44.77 ID:IX4mi7oVo

梓「な、なんの音ですか!?」

律「おい!! 外を見てみろ!!」

ルシファー「サタンめ……箱舟を使うつもりか」

唯「ルシファー!! どういうこと!?」

ルシファー「神が天使たちに作らせた……
       新世界を作るため選ばれた民を乗せる『箱舟』……
       遅かったか……サタンめ……箱舟で飛び立ち
       『メギドアーク』を使うつもりだな」

唯「え!?」

ルシファー「『メギドアーク』は神の裁きを実現する兵器だ
       あれが地上に放たれれば……
       あらゆる生命は死滅する」

ルシファー「神はミレニアムも地下も魔界も
       見捨てたというわけだ……」



510 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:13:55.08 ID:IX4mi7oVo

唯「ダメ!! みんなを死なせなんかしない!!」

律「それよりも!! 澪が……
  澪がサタンってどういうことなんだよ!!」
  
ルシファー「説明している時間が無い!……行けばわかる
       じきにここは九頭竜が破壊するぞ」

ルシファー「ベルゼブブ!」

ベルゼブブ「はい、ここに」

ルシファー「箱舟へ乗り込むぞ! もちろんユイ達もだ
       力を貸せ……飛び立つぞ!!」

ベルゼブブ「はっ」

ルシファー「行くぞ……」

シュンッ……

唯達はルシファーとベルゼブブの魔力により

光に包まれ箱舟へと飛び立つ

唯達は箱舟へ向かう間

轟音の中、九頭竜がセンターを破壊するのが見えた



511 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:18:35.89 ID:IX4mi7oVo

シュンッ……

ルシファー「ここが箱舟か……
       時間が無い……先を急ぐぞ!!」

―――箱舟

梓「え……唯先輩! 窓の外を見てください!
  ここは……」
  
唯「宇宙……!?」

律「澪がサタンだっただなんて……嘘だ!! 
   嘘だああぁぁっ!!」ガン

梓「澪先輩と戦わなきゃいけないなんて……」

唯「でも…サタンを止めないとみんな死んじゃう!」

唯「もう……終わらせたい……」

梓「唯先輩?」

唯「戦うのを……終わらせたい……」
  
ルシファー「我々の未来を賭けた
       決戦の時だ……覚悟はよいか」

唯「……みんな! 行こう!」



512 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:19:58.66 ID:IX4mi7oVo

……
………

ルシファー「ここだな……」

「唯か? ……入れ」

唯「澪ちゃん!!」

プシューッ

ベルゼブブ「サタン!!」

ルシファー「ここまでだ……」

サタン/澪「魔王を従えてやってきたか……唯」

律「澪!! お前がサタンだっただなんて……!!
  どうして……」

律の目から大粒の涙がこぼれ落ちる



513 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:22:17.54 ID:IX4mi7oVo

サタン/澪「唯、律、梓……
       お前達もそうだが私はセンターの
       計画に従って造られた人間だ
       澪だった私が
       紬よりも
       律よりも
       梓よりも
       そして唯、君よりも優れていたのはなぜか?」
     
サタン/ 澪「……神は
       TOKYOミレニアムを見捨てていた
       今の人間がいる限り理想の世界は
       実現不可能だと知っていたんだ
       だから……メシア教徒や天使たちが
       理想世界『千年王国』を創ろうとしても
       神は救世主をつかわさなかった」
      
サタン/澪「センター元老院は現れない救世主を
       自分たちで造ろうとした
       それが『メシア・プロジェクト』……」



514 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:23:37.99 ID:IX4mi7oVo

唯「メシア……プロジェクト……?」

サタン/澪「プロジェクト5番目の人間
       『秋山 澪』、つまり私の
       能力は最も優れていたはずだった……」
     
サタン/澪「なぜなら私は……神につかわされた
       魂も一緒に体に宿った……
       救世主ではなく、『裁く者サタン』の魂が……
       神は澪の体を使いTOKYOミレニアム……
       大天使たち、人間、悪魔……
       全てを裁かれようとしている」


サタン/澪「そして…最も強く、神に逆らう人間……
       平沢 唯
       君は本当は誰に造られたか知ってるか?」



515 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:24:47.00 ID:IX4mi7oVo

唯「え……? どういう……」

ルシファー「……私だ」

唯「ル、ルシファー……?」

ルシファー「正確にはユイ、お前だけは私が造らせた……
       いつか来るであろうこの時のために」

律梓「!!」



516 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:26:34.14 ID:IX4mi7oVo

……
………

ルイ・サイファー「ユイ・ヒラサワのDNAは?」

医者「はい、ここに」

目加田の曽祖父「よし……これで全員分採取した……」

ルイ・サイファー「ふふふふふ……」

目加田の曽祖父「近い将来……この者たちのデータが
           必ず役に立つ時が来る……」
 
目加田の曽祖父「そう言ったな? ルイ・サイファー」
 
医者「め、目加田博士……?」

ルイ・サイファー「あぁ……必ずくる」




……
………
 
目加田「……目覚めたか……
     君が神の僕となるか…
     悪魔の手先となるか…
     これは大いなる”賭け”だろう
     全ての人間の未来を賭けた……
     では君の名を自分の意のままに
     名乗るがいい」   

ルイ・サイファー(ユイ……ヒラサワ……)

唯「平沢……唯です」

ルイ・サイファー「唯か……良い名を選んだな…ふふふ」



517 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:30:11.96 ID:IX4mi7oVo

……
………

ルシファー「ユイ……お前には特別な力がある……
       昔にお前と戦って私は感じたのだ
       だが……再生させてもオリジナルには敵わない
       そこで私の力をDNAに宿し
       博士に造らせた……」

ルシファー「神にも逆らい得るデビルバスター
       平沢 唯として……」
      

唯「そんな………」

律「だから……時々信じられない力が……」



518 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:32:59.40 ID:IX4mi7oVo

サタン/澪「唯……私は君を裁く
       君を裁かなければならないのは
       とても残念だ……君には新しい世界に
       行って欲しかった……だがもう遅い」

サタン/澪「う………」ブルブル

唯「澪ちゃん!?」

澪/サタン「ミンナ……ワタシヲ……
       モウ……ワタシ……アアアァ!!」

澪は頭を抱えて呻く

―――ミンナ………―――

澪/サタン「…………」



519 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:34:02.47 ID:IX4mi7oVo

律「み……澪?」

サタン「唯よ……偽りの救世主ども……
    ついにここまでやってきたか」

唯「!!」

梓「な………」

サタン「だが、お前はここで
    最期を迎えるのだ
    自分の屍がメギド・アークで焼かれぬ
    幸運を喜ぶがいい……
    それとも世界と共に滅ぶのが望みか?」

ルシファー「サタンよ!メギド・アークは撃たせん!
       理想の世界を創るために全てを
       消し去るような真似は許さんぞ!!」



520 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:35:27.24 ID:IX4mi7oVo

サタン「ルシファーか……
    九頭龍による真の大破壊という神から
    与えられた使命を忘れ何をしている
    よりによって人間の僕に成り下がるとは」

ベルゼブブ「貴様の好きなようにはさせんぞ……」

サタン「ベルゼブブまで……元は光の神だったお前が……
    堕ちたものだな」

ベルゼブブ「なんだと………」

ルシファー「私の行う破壊は
       悪魔を……そして人間を唯一神の支配から
       解き放ち新たな世界を生み出すためだ!
       かつて私が人間に知恵を与えたのも
       人間を自らに支配させようとしたため
       そして地上は人間の国となったのだ」

サタン「それがどんな結果を呼んだか……
     不完全な人間に知恵を与えたために
     彼らは暴力と破壊に明けくれた……
     それが貴様の狙いだったのか?
     ルシファーよ」

ルシファー「唯一神の手先ふぜいに
       私の考えは到底理解できん」

サタン「そうか……では……
    神の裁きを受け永遠に地獄へ落ちよ!!」

澪の体が青白い炎に包まれ

『裁く者』サタンへと姿を変える



521 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:38:02.93 ID:IX4mi7oVo

神霊 サタンが 一体出た

唯「澪ちゃんは……どこ?」

律「澪……澪おぉぉぉ!!!」

ルシファー「澪などもうこの世にいない!!目の前を見ろ!!
       こいつが『裁く者』サタンだ!!」

梓「ぐ……澪先輩……!!」

唯「ケルベロス……」

バシュウウゥ……ン

唯「もう……終わりにしよ?
  ………最後の戦いだよ!!」

サタン「地獄の業火に焼かれてみるか?」

サタンの口が青白く光った

ゴゥ……ゴバアァァァァ!!

唯「きゃああああ!!!」

ルシファー「ぐっ!! こらえるのだ!!」



522 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:39:09.30 ID:IX4mi7oVo

プス……プス……

律「あちちちち……」

梓「な、なんて力なの……」

唯「ここで負けたら……」スラァ

唯「たああ!!」ダッ

ルシファー「無に帰れ! サタン!!」チャキッ

サタン「はっはっは!! 力が溢れてくる!!」

ズドドドドドド

無数の雷が唯達を襲う

唯「あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

律「う………」

ベルゼブブ「つ……強い……」

唯「はぁ……はぁ……」ガクガク

サタン「倒れぬのか? しぶといヤツだ」

ルシファー「今こそ……力を解き放て……ユイ!」

ルシファーは唯の後頭部に手をかざす



523 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:41:12.82 ID:IX4mi7oVo

ドク…… ドク……

唯「…………」

ルシファー「皆の者!! 立ち上がれ!!
       神の思い通りにさせてはならん!!」

律「ぐ……おおおおお!!」

梓「やって……やるです……」

唯「………」ダッ

パァァァァ

梓(あれ?……唯先輩の背中に……翼が見える?)

バシュッ

サタン「な……ん…だと?」

唯「サタン……裁かれるのは……
  お前だああぁぁぁ!!」
  
ルシファー「真のプロジェクトが発動したな……」チャキッ

ルシファー「裁く者に対抗し……人間を神の支配から解き放って
       本当の自由をもたらす者の覚醒……」ダッ

―――『M・PROJECT』―――



524 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:41:55.29 ID:IX4mi7oVo

律「梓!! やるぞ!!」

梓「はい!!」

律「くらえ……!!」

律梓「メギドラオン!!」

カッ―――――!!

サタン「ぬ……ぐ……おおお!!!」

ベルゼブブ「唯!! 頼んだぞ!!
        タルカジャ!!」

ケルベロス「乗れ! 唯! 加速するぞ!!」

ルシファー「はばたけ!」

ダンッ!!

唯「あああああああああああ!!!!」



525 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:45:03.11 ID:IX4mi7oVo

……
………

サタン「…神の裁きまで…退けて……
    い、一体どうするのだ……
    どこへ行くのだ……」

唯「明日………」

唯「みんなが希望を持って生きていけるような……
  『明日』に行くの」

サタン「ふふ……ふ……
    させるものか……」ガチャッ

サタン「」

―――ジバクソウチガサドウシマシタ―――

律「おい!! なんだこれ!!」

ルシファー「サタンめ……」

―――クリカエシマス
     ジバクソウチガサドウシマシタ
     イチジカンゴ二コノフネハハイキサレマス
     ジョウインハダッシュツポッド二ノリタダチニ……

唯「な、なんとかしないと……」



526 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:45:47.73 ID:IX4mi7oVo

―――汝ら……―――

ルシファー「!!」

律「な、なんだこいつは……」

突如唯達の目の前に現れたのは……

宙に浮く光り輝く玉を

円を作るように囲んでいる無数の顔だった

ルシファー「神の分霊『ツァバト』……まさか……」



527 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:47:12.51 ID:IX4mi7oVo

―――なぜ汝らがここにいるのだ?
   
    新しい世界を悪意と暴力で満たし
   
    破壊しないよう神を敬い従う
  
    より優れた人間を選び出したはず
  
    破壊と殺生をただ繰り返し
  
    邪教の技により悪魔を合体させ続ける
  
    罪深き者は死あるのみ!

ルシファー「まさか……この先に……」

唯「な…何事!?」

ルシファー「ユイ……どうやら戦いはまだ終わってないようだ」

ルシファー「この先へ進まねばならない」

律「時間が無いぞ!!」

ベルゼブブ「ルシファー様……ここは私が食い止めます……」

ルシファー「ベルゼブブ……」

ベルゼブブ「ルシファー様はこの先へ!!
       唯達も行くのだ!!」

ケルベロス「俺も付き合うぜ……」

唯「ケルベロス!?」

ケルベロス「行け!! 時間が無い!!」

ルシファー「すまない……行くぞユイ!」



528 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:48:03.66 ID:IX4mi7oVo

プシューッ

ケルベロス「唯……短い間だったが……
        楽しかったぜ……」」

ベルゼブブ「足を引っ張るなよ魔獣ふぜいが」

ケルベロス「言ってくれる……」
     
ベルゼブブ「ツァバトよ……お前の相手は
        この魔王 ベルゼブブだ」
      
―――悪魔よ……地獄へ堕ちるがいい―――



529 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:48:42.09 ID:IX4mi7oVo

カンカンカンカン


唯達は先へ進む途中

箱舟に乗っていた人々が脱出したのだろう

幾筋かの光が窓から見えた



530 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:51:44.95 ID:IX4mi7oVo

プシューッ

―――悪魔の子よ―――

ルシファー「エロヒム!!」

そこには球体から炎を吹き出し

雷をまとった唯一神の分霊エロヒムが降臨していた

―――神の意に反して生み出され……
     悪魔を召喚して使い戦いに明けくれる
     おお…まさに悪魔の子よ!
     悪魔の子は悪魔の声を聞き
     悪魔の刃を手に我に刃向かうか……
     消えよ!

ルシファー「くっ! 戦うしかなさそうだ……」チャキッ

唯「く……!!」スラァ

律「なんだってんだちくしょう!!」



531 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:53:07.52 ID:IX4mi7oVo

神霊 エロヒムが 一体出た


唯「はぁぁっ!!!」ダッ

ルシファー「ユイ! 気を付けろ!!こいつは……」

ピカァァァ

唯「か、体が……!?」

律「動かねぇ!!」

ルシファー「くっ……
       これが……『エロヒムの光』か!!」

梓「うぐぐ……!!」

―――裁きの雷に打たれよ! 悪魔の子よ!―――

唯「あああああ!!」

律「唯ーーー!!」

律「ぎゃああああ!!」

ルシファー「ぐぅっ! 万事……休すか……」



532 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:54:17.92 ID:IX4mi7oVo

梓「きゃあああああ!!……うぅ……」

梓(動け……動け!!!)

唯「う……うぅ……」

梓「動いてよバカぁーーー!!!」


ピクッ


梓「動いた!」

ルシファー「アズサ!」

ルシファー「エ、エロヒムの急所は……
       あの炎の中だ……」

梓「…………」

梓「あ、あああああ!!」チャキッ

―――私の呪縛を破るとは……―――



533 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:55:18.26 ID:IX4mi7oVo

律「おい、梓!! 何するつもりだ!!」

唯「あず……にゃん?」

梓「和さんに謝らなきゃ……」

梓(私……長生きできそうにないや……)

梓「唯先輩……律先輩……」

律「梓!!!」

梓「私のなすべきことを成し遂げます」ダッ

唯「あずにゃーーーん!!」

エロヒムの雷が容赦なく梓を襲う

だが……梓は倒れることなく

エロヒムに向かっていく



534 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:56:10.28 ID:IX4mi7oVo

梓「はぁ……はぁ………」

梓「ああああああっ!!!」バッ

唯「ーーーーーーー!!!!」

梓は剣を構えエロヒムの

燃えさかる炎の中へ消えていった……

バシュッ………

―――ぐっ……!? き、貴様……―――

―――このままでは……終わらんぞ――



535 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:57:16.92 ID:IX4mi7oVo


律「か、体が動く!!」

みるみるうちにエロヒムの体が膨張していく

ルシファー「いかん……爆発するぞ!!」

ボウッ……

ドシャッ

すると炎に包まれた梓が

エロヒムの中から飛び出した

唯「あずにゃん!!あ、あああ……」

梓「…………」グッ

律「梓!?」

梓「あれ……か………」

ガチャン!!



536 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 03:59:20.63 ID:IX4mi7oVo


―――キンキュウシャシュツソウチサドウ―――

―――ノリクミインハタダチニアンゼンナバショニ
     タイヒシテクダサイ―――

ルシファー「!! どこかに掴まれ!!
      宇宙の塵になるぞ!!」

―――あ、悪魔の子よ……死……―――

梓「……わ、私と……」ボオォォォ

唯「!!」

梓「私と一緒に地獄へ堕ちろっ!!!」ダッ

梓は再びエロヒムの炎へ飛び込んでいく

―――な……何を……!!―――

唯「あずにゃああああぁぁぁん!!」

―――シャシュツソウチ、サドウ―――

シュゴオオォォォ


梓「さようなら……唯先輩……律先輩……」

カッ―――――――



537 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:00:06.49 ID:IX4mi7oVo

ズズ……ズン……

ルシファー「!!」

シュゴ……ゴ…………ゴ……ガシャン

射出装置のレバーには黒焦げになった

律のシャツの切れ端が引っ掛かっていた

律「梓……ばかやろおおおおお!!!!」

唯「う、うう……あずにゃん……
  うわあああああああ!!!」

ルシファー「見事だ梓……礼を言う……」



538 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:01:17.52 ID:IX4mi7oVo

―――誰だ? 我が分霊を倒したのは?
     我が元へ来て姿を見せよ

唯「!!」

ルシファー「やはり……この先だ」

プシューッ

律「誰もいない……」

そこには広い空間が広がるだけだった

ルシファー「唯一神よ! 姿を見せたらどうだ」

唯「え………」

唯達の目の前に巨大な顔が現れる

律「あ……あぁぁ………」



539 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:02:47.87 ID:IX4mi7oVo

―――我が名を称えよ
   
     我が栄光に満ちた並ぶ者無き
   
     名を称えよ
   
     ルシファーよ……
   
     ついにユイをともない
   
     我が前に現れたな
   
     我が命に反して九頭龍での大破壊を
   
     行わずセンターのみ破壊するとは
   
     かつての大天使としての誇りは
     
     微塵も残っていなかったようだな



540 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:04:36.99 ID:IX4mi7oVo

ルシファー「大天使?神の奴隷に
       一体何の誇りがあるものか!
       私は自分のやりたい事をやる
       神の名のもとに命じれば
       誰でも従うとまだ思っているのか!
       もはや貴様の時代は終わった……」

ルシファー「神が造り、破壊し、再生する……
       神の手の上での繰り返しは終わりだ
       神無き未来は混沌のみかも知れん
       だが……真の再生はその中にある!」

唯「こんな酷いことが許されるなんて……」

唯「あたしは許さない!!」

唯「例え神様でも……あたしはあなたを倒して
  未来へ進む!!」スラァ



541 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:05:45.46 ID:IX4mi7oVo

―――悪魔といい人間といい……
   
    所詮は我が手によって
   
    造られしもの
   
    汝らの刃は我に傷などつけられぬ
   
    では汝ら……我が雷に撃たれ
   
    地獄へ落ちよ!永遠の業火に焼かれよ!!

    悪魔よ! 悪魔と手を結んだ人間よ!!



542 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:07:48.47 ID:IX4mi7oVo

神霊 YHVHが 一体出た


ルシファー「ユイ、リツ……ついに神すらも手にかける
       時が来た……覚悟はよいな?」

唯「覚悟なら……」

律「とっくにできてるぜ」

唯「…………」グッ

パアアアアァァ

―――悪魔の力か……そのような汚れた力で……―――

唯「終わりだよ………」ダッ

ルシファー「覚悟!! ……我が主よ!!」ダッ

律「いっけえええええええ!!」



543 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:08:57.82 ID:IX4mi7oVo

……
………

……シュウウウゥゥ……ン

ベルゼブブ「」

ケルベロス「お……? 唯……
        終わった……の……か?」

ケルベロス「こっちは……おわった……ぜ……」

ケルベロス「もうなにも……聞こえ……」

ケルベロス「」



544 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:09:45.31 ID:IX4mi7oVo

……
………

ルシファー「ユイ……ご苦労だった……」ガクッ

唯「はぁ……はぁ……」

―――バクハツマデ アト10プン
     ジョウインハタダチニ……
   
律「おい! ここもそろそろヤバいぞ!
  早いとこ行―ザシュッ―っっっ……?」
  
唯「りっちゃん!!!」

突如空間から刃が現れ

律の体を突き破る



545 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:11:00.53 ID:IX4mi7oVo

律「なぁ……あたしの…体……
  なんだ………これ……」ドシャッ
  
―――許してなるものか……我に傷をつけるなど―――

ズ……ズゴォッ!!!!

ルシファー「―――っ!!」

唯「が………」

まばゆい衝撃波が

ルシファーの右半身と

唯の左腕、右足を吹き飛ばした



546 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:13:28.94 ID:IX4mi7oVo

ルシファー「まだ……生きていたのか……」バタッ

唯「い……いあああ゛あ゛あ゛!!!」

唯は痛みのあまり

声にならない叫び声をあげた

―――泣き叫ぶのはまだ早い
   
     地獄に堕ちたのち
   
     永遠の苦しみを与えよう



547 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:14:36.68 ID:IX4mi7oVo

ルシファー「ユイ……こっちへ来れるか……」

唯「ぐうう……!!」ズリ……ズリ……

ルシファー「私の……最後の……力だ……」

パアアァァ……

ルシファー「頼む……私達の……未来を……」

ルシファー「」

唯「はぁ……はぁ……」グググッ

―――それでも我に立ち向かおうというのか

     呪われし者よ………
   
唯「あずにゃん……りっちゃん……」

唯「和ちゃんにムギちゃんに……澪ちゃん」

唯「もしも……願いが叶うなら……」

―――今……翼が欲しい…!―――

唯「あたし……百年前の……あの頃のあたし……
  力を貸して……!!」ダッ



548 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:15:23.75 ID:IX4mi7oVo

唯「あああああああ!!!」

……行くのよ! 唯!!……

……唯! お前が最後の望みなんだ!……

……唯先輩……未来を………

―――裁きの雷に打たれよ!!―――

バシィィィ……ン

―――き……効かぬ……だと―――

唯「みんなあああああああああ!!!」

―――ぐあああ……!!―――



549 名前: :2011/07/28(木) 04:17:55.29 ID:IX4mi7oVo

……
………

―――汝らの勝ちだ
   
     自らの創造物に敗れた創造主は
   
     このまま消え去ろう
   
     我が法の下動いてきた世界が
   
     混乱する様は見るに忍びない……
   
     覚えておくがよい
   
     頼るものすがるもの無く
   
     生きていけるほど人は強くない
   
     人が我に救いを求めるたびに
   
     宇宙の大いなる意志は何度でも
   
     我を生み出すであろう…………



550 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:18:49.54 ID:IX4mi7oVo

唯「…………」ドシャッ

律「ゆ…い………」

唯「りっちゃん……」ズリ…ズリ……

―――バクハツマデ アト1プン―――

唯「これで……終わりだね……」

律「あぁ……あたしたちもな……」

―――バクハツマデ アト30ビョウ―――

唯「りっちゃ……ん……」

律「んー……?」

―――10ビョウマエ―――

唯「ずっと……一緒に……いたい…よ……」
  みんな……と……」スッ……

―――9……8―――

律「一緒だよっ」グッ……

―――7……6―――

律は唯が差し出した手を

―――5……4―――

最後の力を振り絞って握った

―――3……2―――

唯「えへ……へ……」
 
―――1……―――

……あ り が と……



551 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:20:09.02 ID:IX4mi7oVo

……
………

男A「お……力が……力が入るぞ!」

男B「本当だ……一体何が……」

―――今 私の 願い事が―――

―――叶うならば 翼が欲しい―――

男A「なんだ……? 歌……?」

男B「どこから……」


将門「どうやら……終わったようだ」

ヒルコ「将門殿?」

―――この背中に 鳥のように―――
  
―――白い翼 つけてください―――

ヒルコ「この歌声は……!!」


メシア教徒A「そ……空を見るのです!!」

メシア教徒B「あれはもしや……箱舟が!?」

―――この大空に 翼をひろげ―――
  
―――飛んで行きたいよ―――

紬「!! ゆ……い」コー… コー…



ミュータント長老「ついに我々も空を仰ぐことが
           できるのか………!!」
         
―――悲しみのない 自由な空へ―――

―――翼はためかせ―――

ミュータント長老「唯よ………ありがとう……」


―――行きたい―――



552 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:20:45.84 ID:IX4mi7oVo

……
………

「あれ……ここは……?」

「行かなきゃ……」



553 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:21:22.66 ID:IX4mi7oVo

唯「真・けいおん転生!!」 ~M・PROJECT編~ 完



554 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/28(木) 04:23:15.60 ID:IX4mi7oVo

おわり!

もしも
デビルバスター編
M・PROJECT編をもってけいおん転生3部作とし

唯の転生ストーリーをここに完結したいと思います

今までレスくれた方々
特に第1部からレスをし続けてくれた人
ありがとう
こんなどうしようもないSSでも
見てくれた人がいたんだと
本当に嬉しかった……

どこかの誰かがこのSSを見て
暇つぶしの一つにでもしてもらえたら
これ幸いです

じゃあ、寝る。

さようならー!




556 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/28(木) 20:09:41.79 ID:YW460aeLo

おつかれ~



557 名前::VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 21:28:19.41 ID:tqy5KLZqo

おつかれさま



558 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/30(土) 14:52:40.92 ID:DcsRta1Xo

おつ






関連記事

ランダム記事(試用版)




唯「真・けいおん転生!!」 ~M・PROJECT編~#5
[ 2011/08/01 17:05 ] クロス | 女神転生 | CM(0)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6