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唯「さいこぱす!」 【ホラー】


http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1253450853/



管理人:グロ表現あります。閲覧にご注意下さい。





1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 21:47:33.22 ID:G82chK1u0


梓「平沢唯、あの女は狂っている」

あれは十日前のことだ

私はいつも通り学校へ行った

いつも通り授業を受け

いつも通り部活に行くつもりだった

しかしその日の昼休み

私は憂に呼び出された



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 21:53:09.65 ID:G82chK1u0

梓「なに?話って」

憂「あのね…信じてもらえないだろうけど…」

梓「?」

憂「私ね、…お姉ちゃんに酷いことされてるの」

梓「…冗談でしょ?」

憂「やっぱり…信じてくれないんだ」

梓「いやだって…あの唯先輩が…」

憂「……見せてあげる」スルッ

梓「ちょっ!憂!こんなところで服なんて脱がないで……」

梓「!!」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 21:58:24.07 ID:G82chK1u0

私がそのとき見たのはあまりに酷いものだった

体中についた傷痕、傷痕、傷痕…

一体何をしたらそんな傷がつくのか解らないものばかりだった

梓「…うっ」

憂「…ごめんね、気持ち悪いよね」

梓「!そっ、そんなこと…は…」

憂「いいの、わかってるから」

梓「…」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:05:48.63 ID:G82chK1u0

梓「…ごめん、…私どうしたらいいか…何か助けてあげられる?」

憂「別にいいの、ただ…辛かったから…誰かに訴えたかっただけなの」

梓「でも」

憂「それにこれ以上、梓ちゃんを巻き込みたくないの」

梓「…」

憂「ごめんねこんなことで呼び出して、…もどろ?」

梓「…うん」

憂「あ、それから…」

憂「お姉ちゃんには絶対なにも言わないで」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:11:14.98 ID:G82chK1u0

その後の憂は、いつも通りの憂だった

私はいつも通り授業を受け

いつも通り学校が終わり

いつも通り憂と別れ

いつも通り部活へ向かった

そこにいるのは、いつも通りの先輩たち

唯先輩も…いつも通りだった



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:17:02.14 ID:G82chK1u0

いつも通りの日常

だから私もいつも通りに振る舞うよう頑張った

だけど私の心の中は…

昼休みの憂の身体が頭に焼き付いて離れない

あからさまに様子がおかしい私を先輩達は心配してくれた

唯先輩も…


その日は早めに部活をあがった



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:23:59.02 ID:G82chK1u0

家に帰った後もずっと悶々とした

唯先輩は優しい人だ

いつも脳天気で楽しくて明るくて

誰かを…ましてや妹を傷つけるような人じゃない

だけど…

憂の身体が思い浮かぶ

私は悩んだ

何か自分にできないか悩んだ

憂は親友だし唯先輩も大好きな先輩なのだ

何かしてあげたかった

でも何をしたらいいかわからなかった



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:28:16.55 ID:G82chK1u0

梓「…はぁ」

ピリリリ…

梓「…メールだ」
ピッ

梓「…憂から?」
ピッ

「たすけて」

本文はそれだけだった

梓「…憂!!」

私は平沢家へ走った



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:38:00.94 ID:G82chK1u0

タッタッタッ…
梓「はぁ…はぁ…」

…ピタッ
梓「っはぁ……憂…」

平沢家についた私はインターフォンを押そうとした…だけど

梓「……」

押せない

怖かったのだ

この扉の向こうに待っているものが

梓「…唯先輩がそんなことするわけないよ」

私は逃げた

何もないと願って

現実からも

家の前からも


次の日憂は学校を休んだ



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:42:59.35 ID:G82chK1u0

梓「風邪かなんかだろう」

そう自分に言い聞かせた

唯先輩にも何も聞かず

明日には学校へ来ると思った

しかし

次の日も

その次の日も

憂は学校へこなかった

梓「ただの風邪だよ…きっと…」

そう言い聞かせて一週間たった

憂はまだ来ない

「たすけて」

憂の顔が浮かぶ

私は…憂を見捨てたのだ



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:47:55.05 ID:G82chK1u0

そう思ったとき、私は決心した

その日の部活で意を決して唯先輩に尋ねてみた


梓「唯先輩」

唯「なにあずにゃん?」

梓「最近…憂学校休んでますよね?…どうしたんですか?」

唯「…風邪なんだ、ちょっと酷くてさぁ」

梓「本当ですか?」

唯「あははは、嘘ついてどうするの?」

唯「そうだ、今日お見舞いに来なよ、うい喜ぶよ」

梓「…え?」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:53:31.38 ID:G82chK1u0

この返答は意外だった

私が想像しているとおりなら

絶対に家になど近づけたくないはず

梓「わかりました、じゃあ今日はお邪魔させてもらいます」

唯「うん!えへへ、あずにゃんが来るなんて楽しみだなぁ」

梓「もぉ…遊びに行くんじゃないですよ?」


考え過ぎだったのかと

私は心底安心した

しかし

今になってみると

このときの私はあまりにも愚かだった



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:59:00.56 ID:G82chK1u0



唯「部活も終わったし」

唯「それじゃぁ一緒にウチまでいこう?」

梓「はい」



ガチャ

唯「ただいまー」

梓「お邪魔します」

唯「ういの部屋はこっちだよ?」
スタスタ

梓「あ、はい」
スタスタ



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 23:06:42.66 ID:G82chK1u0


唯「この部屋だよ」

梓「はい」

唯「私何か飲み物でも持ってくるから、先に憂の相手してあげてて」
スタスタ

梓「はい、わかりました」

コンコン

梓「憂?私だよ、お見舞いにきたよ」

シーン

梓「憂?…寝てるのかな?」

梓「ごめんね、勝手にはいるよ」

ガチャ



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 23:13:00.96 ID:G82chK1u0

梓「…えっ?」

その部屋には

誰もいなかった

梓「…なんで…」

ドカッ!

梓「がっ!?」

痛みと強い衝撃が頭に走った

ドカッ!

梓「…うっ…」
ドサッ

二度目が頭に走ったとき

私の意識は深い闇に落ちた



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 23:18:03.17 ID:G82chK1u0


ジュゥゥゥ…

梓(…何だかいい匂いがする…)

梓「…はっ!」パチッ

唯「あっ、あずにゃん!目が覚めた?」

梓「唯…先輩…?」

ジュゥゥゥ…
唯「待っててね、今ご飯作ってるから」

梓「えっ?あっ…えっと…、そんなことより憂は?」

ジュゥゥゥ…
唯「もうすぐ会えるよ」

梓「えっ?」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 23:22:52.36 ID:G82chK1u0

そのとき気づいた

自分が椅子に固定されてることに

梓「えっ!?なっ!なにこれ!?先輩!?」

カチャ カチャ
唯「あぁ…、逃げれたら困るしね、ちょっと痛いだろうけど我慢してね」

梓「なっ…何言ってるの…?」

唯「はい、出来たよ」
ゴトッ


目の前のテーブルにステーキが置かれた



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 23:29:41.50 ID:G82chK1u0

梓「なっ…」

唯「美味しそうでしょ?」

梓「っ・…ふざけないでください!!」

梓「何なんですかこの縄は!解いてください!!」

梓「それに憂!!私は憂のお見舞いに来たんです!憂に会わせて!!」

唯「…あずにゃんちょっとうるさいよ」

梓「うるさいって…唯先輩!!」

唯「それにういなら居るじゃん」

梓「…えっ?」

唯「目の前に」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 23:36:24.46 ID:G82chK1u0

梓「何言って…」

唯「切り分けるの大変だったんだよ?」

唯「この一週間で私が殆ど食べちゃったけど」

唯「あずにゃんの為に一番美味しそうなとこ取っておいたんだ」

梓「…じょ…冗談ですよね…?」

唯「そう思うならそれでいいよ、いいから食べなよ?」

唯「あ、そうか動けないんだった、じゃあ私が食べさせてあげるね」

唯「はい、アーン!」



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 23:41:22.26 ID:G82chK1u0

梓「いっ…いやっ!!」

唯「あぁもぅ、大人しくしなきゃ食べさせれないよ」

梓「いらない!!そんなものいらない!!」

梓「憂!?いるんでしょ!?助けてよ憂!?」

唯「だからこれがういだって」

梓「うそだぁぁぁ!!!!!」

唯「もう…うるさいにも程があるよ」
バシッ!

梓「あうっ!!」



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 23:47:07.77 ID:G82chK1u0

唯「私が折角あずにゃんのためにとっておいたのに」
バシッ!

唯「何で食べないの?」
バシッ!

唯「ギャーギャー騒いでうるさいし」
バシッ!

唯「あんまイライラさせないでよ」
バシッ!


梓「…ぁっ…ぅぁっ…」

唯「ほっぺた真っ赤かになったねあずにゃん」

唯「わかったらアーンだよ、アーン」

梓「…ぃ…ゃ…」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 23:52:29.27 ID:G82chK1u0

唯「まだ嫌がるの?あずにゃんはワガママだなぁ」

梓「……」

唯「そうだ!」

唯「ねぇ、あずにゃん」

唯「フォークは何に使うものでしょー?」

梓「!?」

唯「正解は物を突き刺すのに使うでした~」

唯「どっこに刺そうかなぁ~」



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 23:57:53.37 ID:G82chK1u0

梓「ぁ…ぁっ…」ポロポロ

唯「あっ!あずにゃん泣いちゃダメだよぉ」

唯「泣いてるあずにゃん見たら…決まっちゃったじゃん」

唯「その綺麗なお目目も今日で見納めだね!」

梓「!!!」

唯「さぁ~刺さっちゃうぞぉ!刺さっちゃうぞぉ!」

梓「ぃやっ…いやぁっ!!!」

唯「あずにゃんの視力が無くなるまで…あと5センチ!」

梓「やめてぇぇぇ!!!食べます!!私食べます!!!」



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 00:04:42.17 ID:G82chK1u0

唯「よく言えました」

梓「うっ…うぅっ…」ポロポロ…

唯「はい、あーん」

梓「…うぅっ…」

唯「早く口開けなよ」

ブスッ

梓「いっ!!!あぁぁぁぁぁ!!!!」

唯「言ったんだから早くして欲しいよ」

梓「ぁぁあああ!!!」

唯「ちょっと太股に刺しただけだよ?目よりマシでしょ」



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 00:10:51.87 ID:p3A18g5V0


梓「うぐっ…くっ……ひっく…」ボロボロ

唯「そろそろ痛み治まったかな?」

唯「それじゃ今度こそ早くアーンしてね」

梓「……」
あーん

唯「はい、ちゃんと噛んでね」

パクッ

梓「……っうぅ…」

唯「早く噛んで」

梓「うぅ…うっく…」
モグ……モグ……

唯「ういは美味しい?」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 00:15:13.68 ID:p3A18g5V0

梓「……は…い…」 
モグ……モグ……

唯「そっかぁ、ういも喜んでるよぉ」

梓「……」
モグ……モグ……

唯「いつまで噛んでるの?飲み込みなよ」

梓「…!」

唯「早く」

梓「…む…り……」



83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 00:23:02.91 ID:p3A18g5V0

唯「無理じゃないよ、早く」

梓「…だめ……できないよ……」

唯「…仕方無いなぁ」

ガシッ

梓「むぐっ!?」

唯「口と鼻押さえたから、もう飲み込むのも時間の問題だね」

梓「んー!んー!」

唯「苦しいよね?早く飲んじゃいなよ」

梓(そんなの絶対いや!!)

梓(それなら死ぬ!!このまま死ぬ!!)


だけど私の体は私の決意には反して…


ゴクッ



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 00:32:45.51 ID:p3A18g5V0

そのとき私の中で何かが壊れ

気がつけば私は目の前にあった憂を食べ尽くしていた

唯先輩はそんな私に優しく微笑んで頭を撫でてくれた

私にもう選択枝は無かった

帰る場所も居場所も

私には

唯先輩しかいなかった



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 00:40:02.20 ID:p3A18g5V0

それ以来

私は唯先輩の元にいる

こうやって思考はできるけど

心が動じることはなくなった

動く気力さえ湧かない

まるで人形のような私に

唯先輩は毎日優しくしてくれる


今、目の前で律先輩が泣き叫んでいる

考えるのもつらくなってきた

早く

本当の人形になってしまいたい



終わり




90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 00:41:02.75 ID:5mW0EC7pO





92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 00:44:52.16 ID:9oi2H0/C0

お疲れ様。
やっぱ狂った唯は好きだ。






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唯「さいこぱす!」
[ 2011/08/05 22:06 ] ホラー | | CM(2)

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タイトル:
NO:3470 [ 2011/08/06 20:16 ] [ 編集 ]

あれ?こういう役目は憂ちゃんじゃね?WWWWW

タイトル:
NO:3472 [ 2011/08/06 21:28 ] [ 編集 ]

基本的に唯は事後に食べる事が多い気がする、
それに比べると憂はシメる事自体が目的かな。
こう考えると加虐ネタのSSでもキャラの個性が出ますね。

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