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唯「桜高軽音部にうんたん♪の嵐!」#中編 【非日常系】


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唯「桜高軽音部にうんたん♪の嵐!」#前編
唯「桜高軽音部にうんたん♪の嵐!」#中編
唯「桜高軽音部にうんたん♪の嵐!」#後編






128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:03:30.12 ID:conTyW700

米田「…で?もう一学期も終わりだって~のに新入部員は1人もこねぇと」

大神「…はい」

米田「だとすると、だ…来年の新1年生が3人は入部しねぇと軽音部は廃部になるってこったな」

大神「・・・・・」

米田「まぁ新入部員はしかたのねぇこったが…問題は…」

米田「…問題は、軽音部の活動自体が以前と全然変わらねぇって事だよ」

大神「しかし…彼女たちは以前と比べてかなり実力を上げてきています」

米田「そんな内輪で満足するくらいじゃ困るんだよ」

大神「…!? いったいどうしろと仰るんですか?」

米田「何をするかはおめぇに一任するが…やっぱりなんだかの実績も必要になってくるわな」

大神「…わかりました…彼女達と相談してみます」



129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:12:01.04 ID:conTyW700

米田「ああ…頼んだぜ」

大神「はい。失礼しました」


米田「ふぅ…まぁ年頃の女を扱うにゃ骨が折れるってのはわかってるがな…」

教員「校長、PTAの代表がいらっしゃいましたが…」

米田「…ああ。わかった。来賓室へ通しといてくれ」

教員「かしこまりました」

米田「こっちはこっちでなんとかするからよ…そっちは頼むぜ大神…」



130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:18:46.98 ID:conTyW700

──職員室

大神「はぁ…」

さわ子「ちょっと…大神くん辛気臭いわね」

大神「さわ子先生…」

さわ子「その様子から見ると、校長のお小言ね」

大神「ええ。実績がない…と」

さわ子「まぁ、仕方ないわね。他の部だったらコンクールやらがあるけど
     高校生のバンドじゃあまりそういう機会がないものね」

大神「そうなんです…外に向けて発表する機会がそもそも少ないんです」

さわ子「私達のときは先輩のコネで他のバンドと対バンって形でライブしてきたけど」

さわ子「今の軽音部にはそんな外の繋がりもないだろうしね」

大神「やっぱりどこか小さなハコを借りてやるしか…」



133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:26:41.08 ID:conTyW700

さわ子「ウチの軽音部にそんな余分な部費はないわよ」

大神「ですよね~…」

さわ子「まぁ校長の言いたいこともわかるけどね。
     最近PTAの代表から軽音部に対していい印象を持ってないらしくて……
     あ(しまった!?)」

大神「!? さわ子先生!それはどういう…」

さわ子「ああー!!さて部活部活!汗を流す青年の姿は美しい!!」

大神「…いつの時代も、親の世代にはバンドは不良に映るんだろうな…」

大神「それもPTAの代表勤めるようなお堅い人には尚更か」



134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:35:45.59 ID:conTyW700

──部室

律「澪は今日も遅くなるのか…」

唯「たしか進路の相談に行ってるんだよね」

律「せっかく期末が終わって夏休みに向けての開放感溢れる時期だっていうのに
  自分自身を受験という鎖で縛り付けるなんて私には理解できない!!」

唯「りっちゃんいいこと言った!!」

律「澪はドMだ!!」

紬「唯ちゃんとりっちゃんは本当になにも進路決めてないの?」

唯「当たり前だよ!!そんな未来のことを考えてたら宇宙人に笑われるよ」

梓「何が言いたいのかさっぱりわかりません…」

律「そういうムギはどうなのさ!」

紬「私も一応目星は付けてそれに向けてがんばってるけど…」

唯律「なんと!?」



135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:42:57.49 ID:conTyW700

梓「でも夏休みも明けたらさすがに先輩方は忙しくなって
   部活どころじゃなくなりますよね…」

唯「あずにゃん!私は卒業するまでこの部室であずにゃんと毎日放課後を過ごすよ!!」

律「いや…さすがにそれはないわ…」

唯「りっちゃんが裏切った!?」

紬「そうだわ!」

唯律梓「!?」

紬「今年の合宿、まだ澪ちゃんからも話がないけどもちろんするわよね?」

律「とーぜん!」

紬「今年はバンドの合宿も兼ねて勉強会も開けばいいと思うの!」

唯「おお!それだったら澪ちゃんも賛成してくれるよね」



136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:49:22.97 ID:conTyW700

梓「でも…それじゃあ私は先輩方の勉強の邪魔になりますよね…」

唯「なんで~?」

梓「だって…3年生の勉強の範囲なんてわからないですし…」

唯「…ん~。そうだ!じゃあ憂を一緒に連れていこう!」

律「おいおい。そんな事勝手に決めていいのか?」

唯「大丈夫だよ!憂も私が合宿中は家で一人だから寂しいだろうし」

紬(やっぱり親御さんは旅行中なのかしら…)

唯「だから私達が受験勉強中、あずにゃんは憂と一緒に夏休みの友をやってればいいよ」

梓「・・・・そうですね。はい。そうします」

律(あれ?高校生にもなって夏休みの友はないですぅ!ってツッコミが入ると思ったのにな…)

紬「じゃあ大きい別荘用意しなきゃね♪」



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:55:58.96 ID:conTyW700

澪「おいっす~」

律「お!やっと来た」

澪「ん?」

紬「実はね澪ちゃん…カクカクシカジカ」

澪「うん。私も良いと思うよ!」

唯「やった~♪」

律「高校最後の夏休みだー!思いっきり遊ぶぞー!!」

澪「おい!あくまで練習と勉強がメインなんだからな!」

律「わかってるって♪」

唯「私達も受験に関しては常日頃から危機感を覚えていたのでその辺は弁えてます!」

澪「そ、そうか(唯もやっぱり真剣になる時期なんだろうな)」

律(ふっふっふ…そう言って結局は毎年遊びに持って行くのがあたいらのやり方よ)

唯(姉御、やつらの吠え面が今から楽しみでやすね)

唯律「グェヘッヘッヘッヘ…」

梓「・・・・・」



138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:03:15.48 ID:conTyW700

大神「ライブ…か…」

大神「今度加山に相談してみるか…」

唯「あ、イッチーも来た!」

律「お~っす。一郎ちゃん」

大神(なんだかなぁ~…)

紬「一郎先生もこちらにどうぞ」

澪「大神先生。私達バンドの強化合宿を兼ねての勉強会に
  ムギの別荘に行くんですけど先生はどうします?」

律「澪…お前…またえらく大胆になったな~…」

澪「え?」

梓「さすがに一つ屋根の下で男の人と何日も過ごす…というのは…」

澪「あ/////////////」ボフッ



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:09:28.40 ID:conTyW700

律「澪もまだまだだな…」

大神「まぁ、俺が一緒に行くことはないと思うけど、一応さわ子先生には許可を取ったかい?」

唯「さわちゃんだったら大丈夫だよ。去年は一緒だったし」

さわ子「いいと思うけど、残念ながら今年、私は行けないのよ…」

律「いつの間に!?」

さわ子「ふふふ…今日のお菓子当番はムギちゃんの日でしょ?」

紬「え、ええ…そうですけど」

さわ子「しかも昨日琴吹家にお客様の訪問があったからいいお菓子が待ち構えてる」

律「本当か!?ムギ!」

紬「う、うん。その通りよ…」

唯「さわちゃん、恐ろしい…」

さわ子「私にかかればまるっとお見通しよ!」

大神(この人ってこんなんだったっけ…?)



141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:17:45.33 ID:conTyW700

さわ子「でも合宿あなた達だけじゃやっぱり心配ね…」

大神「ええ、最近なにかと物騒ですし」

さわ子「やっぱりあんたが保護者として付いて行きなさい」

大神「いいっ!?し、しかし…」

さわ子「この子達にもしものことがあったらどうするつもり?」

大神「それはそうですが…」

さわ子「それとも…あんたがその『もしも』を起こしてしまいそうだから?」

大神「そ、それは絶対ありえません!!」

唯「別に私はイッチーが来てもいいと思うよ」

律「おいっ唯…お前分かって言ってるのか///」

紬「殿方と一夜を共に過ごすなんて…」ポッ///

澪「ぷす~~~~・・・・」



142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:25:56.43 ID:conTyW700

──平沢家

憂「えっ!?私も軽音部の合宿に参加していいの?」

唯「うん。だってその間憂家に一人っきりでしょ?」

憂「だけど…家をカラッポにするのも何かと心配だよ」

唯「えぇ~~~…一緒に行こうよ、う~い~」

憂「う~ん…」

唯「せっかくイッチーも来るのに…」

憂「!?」

憂「イッチーって、新しい顧問の大神先生だよね?」

唯「そだよ」

憂(そんな…男の先生と一緒だなんて)

憂「行く行く行く!!絶対行く!!」

唯「ホント!?やった~♪憂と旅行♪」

憂(お姉ちゃんは私が守るんだからっ!!)



144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:34:02.69 ID:conTyW700

──合宿当日

大神「おおぅ…」

紬「ごめんなさい…今年も結局一番大きい別荘はダメだったの…」

大神「俺の住んでるアパートを遥かに凌ぐ大きさなのに…」

律「私達は毎年の事だから今更ビックリもしないけどな」

澪「ムギ、テントとかは届いてるかな?」

紬「はい。あちらに場所も確保してありますよ」

大神「?」

唯「では、さわちゃんからの伝言をお伝えします!」

律「一郎先生は野宿!!」

大神「へっ?」

憂(ふふっ…さわ子先生に脅迫文を送っといてよかった♪)




145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:34:51.09 ID:0d7T+h9qO

憂選手がアップを始めたようです





146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:42:30.32 ID:conTyW700

──夜

  パチ…パチ…

大神「焚き火を見ていると落ち着きます…」

大神「自然に包まれる時間にこの身を委ねてると心が洗われるようです」

大神「僕がサバイバルをするのはこの自然を再確認するためなのです」

大神「・・・・・」

大神「ベア・グリルスごっこも飽きてきたな…」

大神「さすがに、虫を貴重なタンパク源として食べるのもしんどい…」

大神「まさか一歩もムギくんの別荘に入れないとは思わなかったし…」

大神「飯くらいは一緒だと思ったのに…」

大神「別荘に近づこうものなら無数のトラップが張り巡らされている」

大神「これは何かの陰謀か!?」



148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:52:16.24 ID:conTyW700

大神「結局今日の昼間は遊びばっかりで全然練習してないし…」

大神「はぁ~…」

梓「…先生」

大神「!? うわっ!? びっくりした!!」

梓「…少し、お話いいですか?」

大神「梓くん? どうしたんだい?」

梓「これからの軽音部についてのことなんですが…」

大神「ああ…それは俺も今1番の懸案事項なんだ」

大神「結局今年は新入部員が入ってこなかったからな…」

梓「…ええ。もしこのままだったら…来年は先輩達も卒業しちゃうし…
  私一人になちゃう…って」

梓「でも先輩達も受験で忙しいし、
  今私がこんなことを話したら迷惑なんじゃないかと思って」

梓「特に唯先輩は本当に受験そっちのけで軽音部に入り浸るかもしれません」

梓「だからこんな相談が出来るのは先生だけなんです」



149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:01:49.63 ID:conTyW700

梓「せっかく先輩達が残してくれた軽音部…私の代で無くなっちゃうなんて」

梓「私…私…とっても辛いです」ウルウル…

大神「梓くん…」

梓「すいません…ヒッグ。でも先生に話したら少し楽になりました」

梓「先生は…来年になっても一緒の軽音部ですよね」

大神「もちろんだとも!梓くん!」

大神「それにその問題に対する対処法も無いでもないんだ」

梓「え?本当ですか!」

大神「実はある人に頼んで桜高軽音部が
    どこかのライブハウスで演奏ができないかと探してもらってるんだ」

大神「さすがにワンマンは無理だから他のバンドと一緒になってしまうだろうけど」

梓「でも…それと新入部員とどんな関係が…?」



151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:10:51.71 ID:conTyW700

大神「俺がこの桜高軽音部に憧れを持ったのもさわ子先生のライブを見たからなんだよ」

大神「でもよくよく調べるとそこは女子高で俺の入学は叶わなかった」

大神「だから君たちもライブでアピールすることで俺みたいなやつが現れるかもしれない」

大神「まぁ、今度は男じゃないことを祈るけどね」

梓「そうですね。私なんとかなる気がしてきました!」

大神「その意気だ!梓くん」

梓「はい!だったらもっと練習がんばらないと!ですね」

大神「ああ。まぁ俺達は出演料は貰えないだろうけど、
    聞きにきてくれるのはお金払ったお客さんだから恥ずかしい演奏はできないぞ」

梓「もちろんです!やってやるです!」

大神「うん。さぁ、そろそろ戻らないとみんなに怪しまれるかもしれないぞ」

梓「はい。…あの…先生?」

大神「ん?」

梓「…ありがとうございます///」アズニャニャニャニャニャン↑↑



153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:15:45.63 ID:conTyW700


──

大神「…ふぅ。初めてドラム缶風呂に入ったが中々いいもんだったな」

大神「そういえば加山はうまくやってくれてるだろうか…」

大神「しかしやつに頼りっきりというのも悪い気がするなぁ」

大神「ところで加山っていったいなんの仕事してたんだっけな…?」

大神「学生の頃からの親友だってのに知らないのも可笑しい話だ」

大神「さて、少し早いが何もすることもないし寝るか…」

  ガサゴソ

大神「ん?誰かいるのか?」

  誰が来た?
    1、唯 2、澪 3、律 4、紬 5、梓
 
 安価>>158




154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:19:52.63 ID:oSQS0OW2O

全員で



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:21:52.03 ID:CYkbah9bO

展開的に梓だとおかしいよな

唯で憂降臨フラグ



157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:30:29.50 ID:mClTzSAvO





158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:30:56.86 ID:YOzDbDejO






163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:38:56.69 ID:conTyW700

澪「あ…先生こんばんは…」

大神「澪くんじゃないか…どうしたんだいこんな時間に?」

澪「あの…差し入れ…持ってきました」

大神「!? ありがとう!! 実はろくな食べ物がなかったんだ」

澪「えへへへ…///」

大神(澪くんも出会ったころに比べて相当打ち解けてきたな)



164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:42:55.75 ID:conTyW700

澪「あの…さっき梓から聞いたんですけど。外でライブするって本当ですか?」

大神「ああ。まだ決まりじゃないけど、そのつもりだよ」

澪「…私、できる…かな…」

大神「澪くんなら大丈夫だとも。俺が保障するよ」

澪「はい。ありがとうございます///」

澪「でも梓はいいな…」

大神「?」



165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:45:36.10 ID:conTyW700

澪「来年もし新入部員が入ってこなかったら先生を独り占めできるんだから」

大神「おいおい、それじゃあ廃部になってしまうじゃないか」

澪「ふふっ。それもそうですね」

大神「君たちも受験で大変だろうがどうか梓くんの力になってやってほしい」

澪「当然です!梓は私達のカワイイ後輩ですから」

大神「ああ。頼りにしてるよ」



167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:49:39.66 ID:conTyW700

大神「そういえば澪くんの髪はとても綺麗だね」

澪「はい。お風呂上りだから…って先生ったら何言ってるんですか///」

大神「いや、俺は思ったことを言っただけだけど…」

澪「もう。女の子からかって楽しいですか?」

大神「いや、本心だけどね」

澪「///」モエキュキュキュキュキュン↑↑↑



168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:56:50.70 ID:conTyW700

大神「ん?どうしたんだい澪くん」

澪「触って…みますか…」

大神「えっ!?」

澪「う、嘘ですよ!やだ、先生ったら顔真っ赤じゃないですか!」

大神「いいっ!?いや…これは…」

澪「ふふふっ。先生ったら慌てすぎです。私も先生と出会った頃はこうだったのかな?」

大神「ひどいよ澪くん」

澪「そんなに簡単に乙女の髪は触らせません」

大神「はぁ~」

澪「それじゃあ、私みんなに黙って来ちゃったから早く帰らないと。おやすみなさい」

大神「ああ。おやすみ」



169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:02:55.10 ID:conTyW700

憂「へ~澪さんに手を出してるんだ…」

憂「お姉ちゃんがその毒牙にかかるのも時間の問題かな?」

憂「なんだか最近お姉ちゃんったら先生のことばかり話題にするんだよね」

憂「早いとこ手を打たないと…」

憂「早速仕事に取り掛かろうかな♪」エヘッ



170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:05:28.00 ID:conTyW700

大神「澪くん、可愛かったな…」

大神「っていかんいかん!何を考えているんだ俺は!」

大神「ん?なにか急に気圧が下がったような…」

大神「!? か、体が…動かない…」

  「オネエチャンニテヲダスナヨ…」

大神「ひっ!?」

大神「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:08:33.15 ID:conTyW700


──
───

大神「…はっ!?」

大神「ゆ、夢か…」

大神「何かとてつもなく恐ろしい夢を見たぞ…」

大神「よく思い出せないけど…」

大神「とりあえず近くの水道で顔でも洗ってくるか…」




173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:15:37.22 ID:Zs+00XItO

SSでの憂のキャラの安定感は異常



174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:23:39.73 ID:bX2B67qGO

>>173
斜め上にだけどね





172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:13:22.25 ID:conTyW700

律「お~い!先生~おはよ~」

紬「今日もいい天気ですね~」

大神「ああ、みんなおはよう」

澪「テントの寝心地はどうでしたか?」

大神「意外と快適だったよ(夢を除いては)」

梓「今日はしっかり練習するのでご指導よろしくお願いします!」

唯「ええ~海は~」

大神「でも、俺が別荘に入ってもいいのかい?」

憂「私はもういいと思いますよ。ねっ先生♪」

大神「ひっ!? ごめんなさいっ!!」

「???」



175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:26:10.89 ID:conTyW700

──そして日は過ぎ合宿終了前日

  ジャジャッ ジャジャッ ジャ~ン♪

大神「うん。今のはとてもよかったと思う」

律「へへ~ん!私達が本気出したらざっとこんなもんよ!!」

澪「またそうやって調子に乗る…」

紬「でも以前の私達に比べたら格段にうまくなったと思うわ♪」

梓「これだったら、ライブでも恥ずかしくない演奏が披露できそうですね」

唯「は~でもなんだかもう疲れちゃったよ…」

憂「みなさんお昼ご飯作ったのでそろそろ休憩にしませんか?」

律「おおっ!ちょうどお腹減ったところだよ。ありがとう憂ちゃん」

憂「先生もご一緒にいかがですか?」

大神「は、はいっ!ありがたくいただきます!憂さん!」プルプル…

澪律紬梓「憂さん?」

憂(うふふ…いい子ね)



176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:33:48.29 ID:conTyW700

唯「なんだか疲れ過ぎて食欲が出ないよ~」

澪「おいおい…夏バテか?」

律「唯!夏バテには食べるのが一番だぞ!!」

憂「家ではアイスばっかり食べてるから…」

唯「ほ~~~~げ~~~~」

紬「唯ちゃんもこんなに連日練習したことなかっただろうし。疲れが溜まってるのね」

梓「でもそのがんばりのおかげでライブができそうですよ!」

大神「そうだな。一番キャリアの浅い唯くんだがそのがんばりは目を見張るものがあったぞ」

唯「よせやい、照れるじゃないか」キリッ

梓「ライブでもがんばりましょうね。唯先輩♪」

唯「任せろあずにゃん!!」

憂「・・・・・(お姉ちゃん無理してないかな…)」



177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:41:04.71 ID:conTyW700

大神「澪くん。勉強の方はどうなってる?」

澪「え?結構はかどってますけど…」

梓「私と憂の宿題もほとんど終わりました」

大神「じゃあそっちの方は心配しなくていいんだね?」

紬「唯ちゃんとりっちゃんも理解力が数段アップしたものね♪」

律「今ならノーベル賞も狙えるぜ!!」

唯「そうそうノーベルぺろぺろ賞!!」

澪「なんだそれ…」

大神(演奏の方も心配ないくらいまで上達したし…息抜きも必要だな)

大神「よし!もう残りの時間は思いっきり遊ぶか!!」



178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:49:28.79 ID:conTyW700

唯「いいの!?イッチー!!」

大神「ああ。思う存分行ってこい!!」

唯「やった~~~!!」

憂「よかったね。お姉ちゃん♪」

律「そうと決まれば早速行くぞー!」

澪「って律、もう水着になったのか!?」

律「こんなこともあろうかと常に身に着けておいたのさ」

紬「私達も早く着替えてきましょ♪」

梓「今年は日焼け止めを忘れないようにしないと…」

憂「ギロッ」

大神(うっ…何かプレッシャーを感じる…)



180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:57:46.75 ID:conTyW700

大神「俺は少し具合が悪いから君たちだけで行ってくるといいよ」

憂「そんな!悪いです!!」

唯「憂」

憂「何?お姉ちゃん」

唯「下手な気を使わないっていうのも大人の付き合いってもんなんだよ」

律「そうだぞ憂ちゃん。ここは先生の分も遊ぶというのが正解だ」

澪「お前たちが遊びたいだけじゃ…」

律「ああ~。じゃあ澪もお留守番か!?」

澪「行くに決まってる!!」

律「そんじゃ~レッツゴー!!」

憂(計画通り!!)



181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:04:50.30 ID:HtCqQlq60

──夜

大神「けっきょくこんなリゾートにきて小説ばかり読むだけで終わってしまった…」

大神「このテントとも今日でお別れか…」

大神「そう思うとなんだか名残惜しいな…」

大神「でも帰ってから忙しくなりそうだぞ」

大神「まずはなんとしてもライブできる場所を確保だな」

大神「帰ったらすぐ加山に連絡を取ってみよう」

   ポロロロン…♪

大神「ん?なんだ?」



182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:13:00.94 ID:HtCqQlq60

加山「いや~大神ぃ。夜の海もいいな~」

加山「…虫が多いけど」カユカユ…

大神「加山…お前どうしてここへ…?」

加山「喜べ大神。彼女達の出演、決まったぞ!」

大神「本当か!?」

加山「ああ。俺の知り合いでジャズバンドを組んでる人がいてな」

加山「その人が30分程度でいいならって時間を分けてくださるそうなんだ」

大神「ありがとう!充分だよ加山!」

加山「はっはっはっは…俺もお前の喜ぶ顔が見れて嬉しいぞ、大神ぃ~」

加山「ほら、詳しい事はここ書いておいたから後でゆっくりと読んでくれ」

加山「っと…そしてだ大神。ここからはまた真剣な話なんだが…」

大神「…な、なんなんだ」ゴクリ…



183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:20:41.85 ID:HtCqQlq60

加山「俺は今凄く腹が減っている…」ギュウ~~~~

大神「…へっ?」

加山「んん?食べ物はどこにあるんだ?大神ぃ」

大神「いや…実はここにはないんだ…」

加山「おいおい。隠すなよ大神ぃ~」

大神「まぁあの別荘にはたらふくあるだろうが…」

加山「あの俺が住んでるアパートより遥かに大きい別荘だな?」

加山「よし!そうと決まれば早速出発!!」ダッダッダッダ…

大神「お、おい加山!!あそこには恐ろしい…」

大神(ん?いったい何が恐ろしいんだろう?)

大神「待て加山!!」タッタッタッタッタ…



185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:29:45.61 ID:HtCqQlq60

加山「…やっと潜入成功だな大神」

大神「ああ…死ぬかと思った…」

加山「これ程までに厳重にトラップが張り巡らされていたんだ」

加山「それはそれは旨い物があるんだろうな」ジュルリ…

大神(確かに俺も腹が減っている…気づかれなければ大丈夫だろう)

加山「ん?こちらから声が聞こえてくるぞ」

大神「おい、静かに行けよ」

加山「分かってる…」

加山「ん?」

大神「どうした?」

加山「ここはダメだ引き返すぞ」



187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:36:47.02 ID:HtCqQlq60

大神「大浴場…か…」

加山「ここには食料になるようなものはないだろうからな…」

大神「!?」

加山「どうした?大神」

大神「い、いかん…体が勝手に…」

加山「おい大神!?何やってんだ!?」

大神「くっ…」

  ガラガラ…

加山「なんてやつだ…」



188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:45:27.41 ID:HtCqQlq60

  カポ~ン

律「いや~今日は遊んだな~」

紬「でもちょっと一郎先生かわいそうだったわね」

唯「いいんだよ~」

澪「確かに…水着見られるのは恥ずかしいしな…」

梓(澪先輩やっぱりおっきいな~///)

律「んん?梓。そんなに澪の体ジロジロ見てなにしてるのかな~?」

梓「なっ!?違います!!胸が大きくて羨ましいなんて思ってないです!」

澪「/////」ボンッ!!

梓「はっ!?しまった!」

唯「そんなに大きいのがいいのならあずにゃんのおっぱいも大きくしてあげるよ~」

律「憂ちゃんの胸をカップアップさせた実力を持つ、手のひらの魔術師
  唯師範に揉んでもらえばあなたもたちまち理想のバストを手に入れることができますよ~」

唯「この姉より大きくなったのだから実力は証明されたようなものです!」

梓「い、いやです!!」



190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:51:32.48 ID:HtCqQlq60

加山(おい大神!さすがにやばくないか…?)

大神(そんな事言って結局お前も付いてきてるじゃないか…)

加山(…それはそうだが)

大神(みんな…綺麗だぞ…)

加山(やれやれ…)

大神(大きいのも小さいのも平等に素敵だ!!)



191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:58:16.79 ID:HtCqQlq60

唯「ほれほれ」モニッモニッ

梓「ひ、ひゃん///」

律「ふふふ…小さいと感度がいいっていうのは本当なんだな」

紬「ほぁ~…」ボトボト…

澪「おいムギ!?のぼせたのか?」

紬「ある意味ではそうかもしれないわね…」

澪「…のぼせたんだな…うんそうだ。私はそういう解釈をする」

澪「きっとそのほうが平和なんだ…うんうん…」

唯「ダメだパワーが足りないっ!!」

律「師範代!!ここにパワースポットを発見いたしました」

唯「おお!?よくやったりっちゃん弟子。それでは早速充電開始…と」

澪「!?」



192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 01:03:10.15 ID:HtCqQlq60

加山(さ、最近の女子高生とやらはけしからんな…)

大神(いやまったく、その通りだ)



澪「おいやめろ!…ふぁ///…ち、ちょっとそんな…先っぽばっかり…///」

唯「んんんん!キテマス!キテマス!」クリンクリン

律「こ、これは…ムギじゃなくてもかなり刺激的だな///」

紬「・・・・・・」ぷかぁ~

梓「ムギ先輩!?」



193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 01:08:26.88 ID:HtCqQlq60

唯「・・・・・」

澪「はぁはぁ…」

梓「澪先輩が律先輩以外の人にゲンコツするの始めて見ました…」

澪「…はっ!? つ、つい必死だったから…唯…ごめんな?」

唯「ううん。私こそちょっと調子に乗りすぎちゃった…ごめんね澪ちゃん」

律「憂ちゃんに殺されなきゃいいけど…」

澪「ひっ!?」

梓「そういえば…憂はどこに行ったんですか?」

唯「なんかね…『日課』があるから後でお風呂に入るって言ってたよ」

律「どうやら命拾いしたようだぞ澪」

紬「・・・・・ぷはっ!?」ザバッ

紬「あれ!?もう終わっちゃったの!?」



194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 01:17:40.78 ID:HtCqQlq60

大神(う・・・・い・・・・)ガクガク…

加山(ん?どうした大神?顔色が悪いぞ)

 『憂』…その名前を聞いた瞬間に俺の心臓は大きく鼓動した
 考えるより早くこの場から離れよと体が勝手に動きだす

加山(おい。大神!どこに行くんだ!?)

 俺は親友である加山を置いて一目散に逃げ出した
 いや…きっと俺の近くにいた方が危険なのかもしれないのだ

 来た道を死に物狂いで走る
 どこに行くんだ?この世に安全な場所なんてあるのか?
 そもそも俺はなぜ走っている?何から逃げているんだ?

 自問自答を繰り返しながらも、体は『休むな!』という信号を送り続ける
 
 浜辺をひた走る…ふと海を見た。とても黒い海だ。波が手招きをしている
 まるで俺を漆黒の闇へと引きずり込もうとしているように

 急に胸が苦しくなりその場に倒れ込む。そうかこれが『死』か…
 もはや何も怖くはない…そう思った瞬間

      『オネエチャンハワタサナイ』
 
 俺は死の直前に本当の恐怖を体験した…

                      BAD END



195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 01:23:34.18 ID:HtCqQlq60

「・・・・・・」

「…ッチー」

「お……み…せい…」

「い…ろ…せんせ…」

大神(・・・・なんだ?)

唯「イッチー!!」

大神「はっ!?」

澪「よかった気が付いた…」

律「なんでこんな浜辺で寝てるのさ」

大神「あれ?」

梓「寝相が悪いってレベルじゃありませんよ…」

紬「先生のテントに行ったら誰もいなかったので心配したんですよ」

大神「???」



196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 01:30:03.57 ID:HtCqQlq60

大神「俺は…昨日…加山のやつに会って…それから…」

大神「うっ…!? その後を思い出そうとすると頭が痛む!」

律「ったく2日酔いか?しっかりしてくれよ」

大神「そういえば!? 聞いてくれ!ライブが決定したんだ!」

梓「本当ですか!?」

大神「ああ!詳しいことはまた今度話すよ」

唯「つ、ついに学校以外の舞台に立つんだね」ドキドキ

紬「楽しみね♪」

澪「よし今までの練習の成果を発揮するぞ!!」

軽音部一同「オーーーー!!!」

憂「がんばってねお姉ちゃん!」

憂(今はまだ生かしといてあげる…今はね…)



198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 01:35:43.76 ID:HtCqQlq60

──次回予告!

律「ついに解放される唯の『チカラ』」

澪「唯のギー太が光り輝く時」

梓「世界は唯先輩を中心に動きだす」

紬「銀河の終焉で私達が見たものとは!?」

律「次回けいおん!in 大神 第4話 『唯』」

憂「桜高軽音部に鮮血の嵐!」

唯「憂、いたずらしちゃ、めっ!だよ」

憂「エヘヘ…///」

澪律紬梓「・・・・・」



222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:13:46.04 ID:HtCqQlq60

紬「部室でこうして先生と2人っきりになるのも珍しいですね」

大神「そうだね(この機会にムギくんとも親睦を深めておくか…)」

大神「ところでムギくんは最初合唱部に入りたかったらしいね」

紬「はい。でも正直軽音部でよかったと思っています」

紬「今までこんな私に対しても本音で接してくれる人って1人しかいなかったから」

大神(1人?)

紬「私がピアノをやってきたのもその人のお陰なんです」

大神「聞かせてくれるのかい?」



223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:14:33.82 ID:HtCqQlq60

紬「小さいころからよく習い事をさせられました。」

紬「華道、書道、日本舞踊にバレエ。ピアノも家に先生を呼んで指導していただいたんです」

紬「それぞれの習い事で色々な賞をいただきました」

紬「でもそれは私のためだけに用意された名ばかりの賞であることが多くありました」

紬「琴吹グループの娘ということで、ありもしない賞をでっちあげたんですね」

紬「でもそれを見かねたピアノの先生は私の名前を伏せて
  家に内緒でコンクールに出ると仰ったんです」

紬「最初は散々でした…でも私も悔しくって必死に先生の指導に付いていったんです」

紬「初めてだったんです。あんなに本気で教えてくれる人は」

紬「他の先生達はあきらかに私を見ずに後ろにあるものを見ていた…」

紬「そして次のコンクールでは一番価値が低かったけど本物の賞をいただいたんです」

紬「でも、結局それが原因で家にばれてしまって…」

大神「クビになった…と…」



224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:15:43.79 ID:HtCqQlq60

紬「いえ…むしろ賞を獲ったことをお父様は喜んでくれたんです」

大神「?」

紬「ある日ピアノのレッスンが終わって家の中を歩いていたら、変な声が聞こえてきたんです」

紬「それはピアノの先生の声と最近入ったばかりの若い家政婦でした」

紬「見ちゃいけないと思ったんですけど…。あまりの美しさに私ったら見入ってしまって…」

大神「ちょっと待った!その…それは男女の…」

紬「いいえ。ピアノの先生は女性です」

大神「・・・・・」



225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:18:09.31 ID:HtCqQlq60

紬「先生は背が高くてとても綺麗な黒いロングヘアーでした」

紬「若い家政婦さんはカチューシャをして前髪を上げていたんです」

大神「…澪くんと律くんみたいだね」

紬「やはり先生もそう思いますか!!!」

大神(ムギくんの起源か…)

紬「でもその2人はある日駆け落ちしてしまったんです」

紬「私はもう一度ピアノの先生に会いたい。女性同士の素晴らしさを教えてくださった
   あの先生に会いたい一心でピアノを続けていたんです」

紬「もしかしたら、ピアノを続けていさえすれば先生の目にとまるかもしれない」

紬「合唱部に入ろうと思ったのも歌の方じゃなくってピアノ伴奏ができればと思って…」

紬「でも音楽室に行くと幼き日の記憶そのままに黒髪の人とカチューシャの人が居たんです」

紬「私、その時軽音部に入ろうって決心したんです!!」



226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:20:08.82 ID:HtCqQlq60

大神「はははは…」

紬「…やっぱりこんなのって変でしょうか?」

大神「いやっ!? 俺もそういうことはよく解からないんだが…」

大神「どうであれ今のムギくんは生き生きとして輝いていると思うよ」

紬「あ、ありがとうございます///」マユゲゲゲゲゲゲゲン↑↑↑

大神「でもムギくんも素敵な女性なのに、もったいない気がするね」

紬「…私…一郎先生だったら別に///」ボソッ

大神「ん?何か言ったかい?」

紬「な、なんでもありません!」

大神「そ、そう?」

紬「お茶淹れますね」

大神「ああ。頼む」



227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:23:13.68 ID:HtCqQlq60

律(ん?珍しいな今日は一郎ちゃんが部室に一人だ)

律(ちょっとからかってやれ)

律(カチューシャを外して…っと)

律「どうも~」

大神「………誰?」

律「ひで~よ。自分の教え子の顔忘れるなんて」

大神「!?ああ、律くんだったのか。すまない髪を下ろしていたから気づかなかった」

律「ぶ~。今日のおかし分けてやらないぞ!」

大神「!? ぜひ分けてくれ!この時間になると小腹が空くんだ…」

律「ったく、しかたないな~」



228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:25:08.41 ID:HtCqQlq60

大神「ありがとう。しかし髪型ひとつでずいぶん印象が変わるもんなんだな」

律「私はいったいどう変わったっていうのかな~?ん~?」

大神「ああ。とても可愛くなったと思うよ」

律「ええっ!?///」デンデコデコデコリン↑↑↑

大神「たまにはそれでずっと過ごしたらいいのに」

律「いや///そんな…おかしいし」

大神(確かに…それではいつもの律くんが魅力的では無いような言い方だったな)

大神「いや訂正するよ」

律「え…(やっぱり…)」



229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:26:45.35 ID:HtCqQlq60

大神「いつものカチューシャをつけた律くんもとても魅力的だ」

律「//////////」

大神「ん?どうしたんだい?」

律「いやっ…そんなに顔を覗きこまないで…///」

律(今は自分でも解かるくらい顔が真っ赤だからダメだ)

大神「す、すまん」

律「でも一郎ちゃんがそう言うなら…たまに髪の毛下ろしてみようかな」

大神「ああ。それがいいと思うぞ」

律(そしたら…もっと見てくれる…かな///)

大神「ん?どうしたんだい?」

律「いや!なんでもないなんでもない!」

律「さーて!今日も部活がんばるぞ~!」

大神「??」



233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:06:04.98 ID:HtCqQlq60

梓(先輩達今日はみんな掃除当番なんだな…)

梓(先生と2人っきりっだ…)

梓(今まで気になってたけど結局恥ずかしくて誰にも聞けず仕舞いなあの事も
   大神先生だったら真面目に答えてくれるかな…)

梓「あの…ところで先生…男の人はやっぱり小さい子は嫌いですか?」

大神「どういう事だい?」

梓(ううぅ…合宿の時お風呂で先輩…特に澪先輩の裸を見たから…
   男の人ってやっぱりああいうのがいいんだろうな…)

大神(よく解からないが、やっぱり梓くんは身長の事を気にしてるんだろうな)



234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:11:06.20 ID:HtCqQlq60

大神「いや…俺は小さい方がこのみだよ」

梓「えっ///」アズニャニャニャニャニャン↑↑↑

大神(野球選手だってなんだって俺は小兵と言われる選手が好きなんだ!)

大神「確かに大きい方が有利だと思われがちだが俺は断然小さい方を支持するぞ」

梓(先生ってロリコンなのかな…)

大神「でも最後はやはりバランスだろうな(やはりクリーンナップはパワーがないと)」

梓「よかった…先生はその辺の変態じゃないってことですね」

大神「うん?」



236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:15:09.98 ID:HtCqQlq60

梓「わかりました…私もまだ成長期だしきっと大きくなってみせます!(目標Bカップ!)」

大神「ああ。梓くん応援してるぞ!」

梓「はいっ!」

大神「もしよければ俺の知っている方法も試してみるかい?」

大神(といってもぶら下がったりするくらいだけど…)

梓「そ、そんな///」

梓(胸を大きくする方法なんて…もしかして)

梓「も…揉んだり…ですか」カァ///

大神「(マッサージとかストレッチとかかな?)ああ。そういう方法もあるみたいだね」

梓「せ、先生のエッチ!!」バシッ!!

大神「痛ッ!? どうしたんだ梓くん!!」

梓「もう知りません///」タッタッタッタ…

大神「な…なんだったんだ?いったい…」



237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:19:48.42 ID:HtCqQlq60

──夕方

大神(毎日のジョギングも同じ道だと飽きるなぁ)

大神(今日は違う道に行ってみるか)

大神(ん?あれは…)

大神「唯くんじゃないか!?」

唯「あ、イッチー♪」

大神「どうしたんだい?こんなところで」

唯「なんか家からアリ追いかけてたらこんなところに来ちゃって…」

大神「・・・・・」



238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:21:42.92 ID:HtCqQlq60

唯「でもこんな所でイッチーと会うなんて運命を感じるね」

大神「いや…アリに導かれた運命ってのもどうかと思うよ」

唯「アリさんもなかなかロマンチストだよね♪」

大神(話が通じにくいなぁ…)

唯「そういえば前からイッチーとはゆっくりと話してみたかったんだ」

大神「いつも部室で話してるじゃないか」

唯「違うよ、もっと2人っきりで話すような深~い話だよ」

大神「ど、どんな事を話したいんだい?」



239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:25:58.57 ID:HtCqQlq60

唯「う~んとね。イッチーは兄弟いるの?」

大神「いや一人っ子だよ(なんだ意外と普通だ)」

唯「へ~。でもなんだかお兄ちゃんって感じだよね」

大神「そ、そうかな」

唯「私、お姉ちゃんなのにいつも末っ子にみられるんだ。もっとしっかりしないとね」

大神「そうかい?今までのライブ映像を見たけど唯くんが率先してMCをしているじゃないか」

大神「任せられるっていうのはみんなが唯くんを頼りにしてるって事じゃないのかい?」

唯「そんな事初めて言われたよ!!」



240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:30:18.94 ID:HtCqQlq60

大神「でもやっぱりドジ踏む回数も唯くんが一番かな」

唯「もぉう!持ち上げておいてそれはないよ~」

大神「あははは、ごめんごめん。ついついおちょくりたくなるんだよ」

大神「唯くんのような妹がいれば俺だって欲しくなるかもな」

唯「じゃあ頭なでなでしてくれる?」

大神「ああ。いいとも」ナデナデ

唯「えへへ…///」ウンタタタタタン↑↑↑

大神(唯くんの両親はよく家を空けると聞く…もしかしたら寂しいのかもな)



241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:35:28.97 ID:HtCqQlq60

唯「私もイッチーがお兄ちゃんならよかったな~」

唯「でも…兄弟だったら好きになったらおかしいもんね…///」ボソッ

大神「ん?何か言ったかい?」

唯「ううん。何も言ってないよ///」

   オネーチャーン

唯「うわ!憂が私を探してる!!」

唯「もう行くよ。また明日ねイッチー」

大神「ああ。また明日(全速力でここを離脱する!!)」



242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:38:55.10 ID:HtCqQlq60

憂「あ、お姉ちゃん!もう!どこ行ってたの?心配したんだから」

唯「ごめんね憂。アリさん追いかけてたらこんな所にきちゃって」

憂(お姉ちゃんったらやっぱりメルヘン///)

唯「すまぬすまぬ」

憂「もう夕飯の準備ができてるよ」

唯「あはっ!今日のおかずは何かな~♪」

憂(……!?お姉ちゃんの頭、微かに大神先生の気配が残ってる)

憂(まさか私に隠れて秘密の逢引!?)

唯「憂?どうしたの?」

憂「お姉ちゃんは先に帰ってて。私ヤルことあるから」

唯「??うん分かったよ」

憂「さてと…」

 大神は心に更なる深い傷を負った



251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 09:42:07.96 ID:ZB7iSwyD0

──ライブ会場

澪「ついにこの日が来たな…」

律「私達の信者を増やすぞー!」

梓「信者って…山中先生みたいになったらどうするんですか!」

紬「みんながんばりましょ♪」

唯「ドキドキ…」

スタッフ「どうぞ」

 ワーワー! カワイイ!

唯(みんな私達を見てる!!)

唯(それにステージとお客さんが近いっ!?)

澪(おい!唯。バンド紹介!)

唯(はっ!?そうだ!)



252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 09:53:23.59 ID:ZB7iSwyD0

唯「どうも~放課後ティータイムで~す」

唯「今まで学校の講堂でしか演奏したことなかったんですけど
  今日は張り切っちゃいます!」

    ヒューヒュー!

唯「じゃあ1曲目…」

律「ワンツースリーフォー」

  ジャ…ジャジャ…

唯「…あ、あれ?」

澪(唯!?どうした!?)

唯(も、もっとしっかりしなきゃ!!)

梓(先輩!むちゃくちゃです!)

紬(唯ちゃん…)



253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 10:00:51.41 ID:ZB7iSwyD0

唯(はわわわわわわ…)

澪(梓!なんとかフォローできるか?)

梓(さすがに無理っぽいです…)

紬(一旦演奏を止めましょ!)

律(その方がよさそうだな…)

    …ピタッ シ~ン

客「どうしたんだ…?」…ざわざわ

唯「み、澪ちゃん…どうしよう…」

澪「落ち着け唯、もう一度最初から…」

唯「う、うん…」



254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 10:10:08.76 ID:ZB7iSwyD0

律「(唯…)ワンツースリーフォー」

唯「ギー太の弦が!?」プチン!

梓「先輩!?」

客「おいおい…また演奏ストップかよ…」

客「なんだ…所詮は女子高生のお遊びバンドか…」

唯「あ…あ…」

客「はぁ~期待して損したよ…」

客「帰ろう帰ろう」ゾロゾロ…

唯「そ…そんな…」



255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 10:18:00.29 ID:ZB7iSwyD0


──

唯「…ううぅ」

「・・・・・」

「お……ちゃ…」

唯「みんな…ごめんなさい…」

憂「お姉ちゃん!!」

唯「はっ!?」ガバッ!

憂「お姉ちゃん大丈夫?すごいうなされてたよ」

唯「うっ…憂~!」ビエ~ン

憂「ちょっと///お姉ちゃん朝っぱらから抱きつくなんて」

憂(怖い夢でも見たのかな…)

唯「私、怖いよ~!」

憂「よしよし」ナデナデ



256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 10:26:16.22 ID:ZB7iSwyD0


──

律「よっ!唯おはよ~」

澪「憂ちゃんもおはよう」

憂「はい、おはようございます」

唯「・・・・・」

澪「おい唯、どうしたんだ?」

唯「あ、りっちゃんに澪ちゃん…おい~っす…」

律「!? またえらく酷い顔してるな~」

澪「夜更かしでもしたのか?」

憂「なんだか怖い夢を見たらしくって…」



257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 10:36:32.98 ID:ZB7iSwyD0

──放課後

梓「…で、今日の唯先輩はなんだか暗いんですね」

紬「唯ちゃんどんな夢を見たのかも教えてくれないの…」

律「どうせ昨日見たホラー映画とかの影響ってとこだろ」

澪「ひっ…ホラー映画…!?」ガクガク…

律「あ…やべっ…」

唯「ね、ねぇみんな。早く練習しない?」

「!?」

梓「唯先輩が…率先して練習を始めようとするなんて!?」

澪「見えない聞こえない」ガクガク…

律「それは今の唯の発言に怯えてるのか?それともさっきの続きか?」

紬「月が赤い…」



258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 10:44:38.98 ID:ZB7iSwyD0

唯「だ、だってさ、もうすぐライブだし!」

律「そうだな。よっしゃ~!じゃあ練習すっか!」

梓「唯先輩なんだかいつもよりカッコイイです!」

紬「なんと言ってもこの軽音部の存続にかかわるものね」

律「良いこと言ったムギ!梓に軽音部を残してやるためにっ!!」

梓「先輩達…///」ジ~ン

唯「・・・・・」

澪「…はっ!?私はいったい!?」

律「やっと戻ってきたか…」

梓「ところで大神先生は来ないんですか?」

律「なんか今度のライブでつかう会場の下見だってさ」



259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 11:00:00.58 ID:ZB7iSwyD0


──

大神「ここ…か」

大神「小帝国劇場…えらくモダンな造りだな」

男「失礼…あなたが桜高軽音部の?」

大神「はい、顧問の大神一郎と申します」

大神「今回は私達のためにそちらの時間を割いていただいて感謝してます」

男「いやいや、いいんだよ」

男「ところで加山君はどうしたんだい?最近顔を見ないが…」

大神「…さぁ?…自分も最近会っていないので………うっ!?」

大神「ううっ…頭が…!?」

男「だ、大丈夫かね!?」

大神「…はぁはぁ。はい大丈夫です」



260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 11:10:45.46 ID:ZB7iSwyD0

大神「なんだかつい最近のことを思いだそうとすると頭痛がして…」

男「一度病院に行った方がよいのではないかい?」

大神「ええ。そうしてみます…」

男「ところで折り入って君に頼みたいことがあるのだが…」

大神「なんでしょう?」

男「君たちを舞台に上げる代わりと言っちゃなんだが手伝ってもらいたいんだ」

男「なんせライブ運営のスタッフの数が少なくてね」

大神「おやすいごようです。で自分は何をすれば…」

男「ああ、色々とやってもらいたいんだが…」

男「最終的には客入れまで手伝ってもらう事になると思う。モギリ係とでも言うのかな」

大神「モギリ…」ドクン



261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 11:19:59.94 ID:ZB7iSwyD0

男「どうしたんだい?やっぱり具合が…」

大神「いえ…今、俺の中で何かが弾けた気がして」

男「??」

大神「大神一郎!その任務よろこんで引き受けます!!」

男「そ、そうか!やってくれるか!」

大神「はい!」

大神「ところで、すみません…まだそちらのお名前を…」

男「ああ、すまない。私は中野と申します」

大神「中野さんですね?(ん?)」

梓パパ「娘がいつもお世話になってます」



264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 11:31:57.98 ID:ZB7iSwyD0


──

唯「あれっ…!?」

澪「どうしたんだ唯。前より酷くなってるじゃないか…」

律「おいおい…そんなんじゃライブで恥かくぞ…」

唯「うん…ごめんね」

紬「一度休憩挟まない?唯ちゃんなんだか調子悪そう…」

梓「大丈夫ですか?唯先輩」

唯「ううん。全ッ然大丈夫だよ!」

唯「もっと練習しなきゃ。あずにゃんに軽音部を残すために!」キリッ

梓「///」



265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 11:40:10.60 ID:ZB7iSwyD0

  ジャカジャカジャカ…♪ プツン

唯「いてっ!?」

澪「唯!?」

紬「大変!」

律「ギー太の弦が切れたのか!?」

梓「ちょっと見せてください!」

梓「…ほっ。よかった怪我はなさそうですね」

唯(夢と…同じ…)ワナワナ…

梓「唯先輩?」

唯「あ…う…」

澪「おい唯大丈夫か?」



266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 11:50:54.21 ID:ZB7iSwyD0

唯「私の…私のせいで…ライブ失敗しちゃうよ…」

律「おい…何言ってるんだよ唯」

紬「大丈夫よ。一生懸命練習したじゃない」

梓「そうです。それに弦なんて滅多に切れないですよ」

澪「そうそう。今切れといて逆によかったんだよ」

唯「ううっ…軽音部なくなっちゃうよ…」

澪「唯…」

律「…今日はもうやめにするか」

紬「そうね。こんな日もあるわよ」

律「唯もきっと疲れが溜まってるんだよ」

唯「…うん」



267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 11:57:23.00 ID:ZB7iSwyD0

唯「あ…でもギターどうしよう」

梓「自分で張替え…はできないですよね…」

唯「…うん」

律「こういう時のための一郎ちゃんじゃないのさ!!」

澪「おいおい…まぁでも先生に任せれば大丈夫だろ」

紬(別にうちの店でやってあげてもいいけど…
   さすがに店員さんがかわいそうかしらね)

梓「じゃあ今日はギター、部室に置いておきましょうか」

律「そうだ久しぶりに和も誘ってお茶しに行こうか」

澪(ふふっ。律ったら唯に対して気を使ってるんだな)

紬(さすが部長さんですね)



268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 12:07:42.11 ID:ZB7iSwyD0

──喫茶店

律「私このデラックスパフェ!!」

澪「私はコーヒーだけで…」

律「おや~?またしてもダイエットですかな?」

澪「う、うるさい…」

和「私このおかきと日本茶セットで」

律「渋ッ!?っていうかそんなもん本当にあるのか?」

和「私いつも大体これよ?」

梓「唯先輩は何頼みますか?」

唯「私…今お金ないからいいよ…」

紬「じ、じゃあ私のお新香セット分けっこしましょ」

澪(取り揃え過ぎだろこの喫茶店…)

和「・・・・・唯」



270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 12:19:24.58 ID:ZB7iSwyD0

──帰り道

澪「唯。今日はゆっくり休むんだぞ」

紬「もしよかったらウチにあるアロマキャンドル試してみる?」

梓「それいいですね。きっとリラックスできますよ」

唯「うん、ありがとう。でも明日になったらきっと元通りだよ」

律「…そっか。そんじゃまた明日な~」

澪(和…唯の事…)

和(分かってるわよ。任せて)

和「ほら、唯早く帰らないと憂ちゃん待ってるわよ」

唯「…うん」



271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 12:21:36.65 ID:ZB7iSwyD0


──

和「あんた達、今度学校外でライブやるんですってね」

唯「そうなの。軽音部のアピールにもなるってイッチーが言ってたし…」

和「で、柄にもなくプレッシャーに感じているのね…」

唯「あう…でもでも、いっぱい練習したからきっと大丈夫だよ」

和(…大丈夫そうには見えないのよ)

唯「でも、今日の練習中にギターの弦が切れちゃったし」

唯「もし本番中にそんなことが起きたら…」

和「切れないわよ」

唯「えっ?」

和「私が保証するわ」



272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 12:29:58.16 ID:ZB7iSwyD0

唯「和ちゃん…」

和「私が嘘ついたことある?」

唯「ううん…和ちゃんの言ったことはいっつもその通りだった」

和「これは私からのおまじない。だから大丈夫よ」

唯「うん。そだね」

唯「そうだ!和ちゃんも見に来てよ!」

和「元よりそのつもりよ」

唯「わーい!じゃあタダ券あげちゃうね」

和「ふふっ。楽しみにしてるわ」

和(あの子達にも唯のトラウマの件、話しておいた方がよさそうね)



273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 12:38:53.32 ID:ZB7iSwyD0

──
───

澪「唯のトラウマ?」

和「そう、あの子ああ見えて結構繊細なのよ」

和「それに責任感が強いし」

和「唯ったら遅刻寸前はあっても遅刻したことはないでしょ?」

紬「そう言われてみれば…そうね…」

和「小学校の頃からそうなのよ
  (まぁ憂ちゃんがしっかりしてるのもあるだろうけど…)」

律「ほえ~~」



274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 12:40:13.20 ID:ZB7iSwyD0

澪「で、そのトラウマっていうのは…」

和「幼稚園のお遊戯発表会の時にあの子、カスタネットのソロを任されたのよ」

律「カスタネットにソロもなにもないと思うけど…」

和「で、いざ唯の番ってなった時カスタネットを繋いでる紐が切れちゃって
   結局何も出来ず仕舞い」

和「唯ったら自分の声で演技してたのよ…泣きながらね」

紬「それは…確かに思い出したくないわね…」

和「それで、小学校の時の文化祭の劇で主役に選ばれた事があってね」

和「あの子ガチガチに緊張しちゃってセリフは忘れるわバランス崩してセット破壊するわで…」

和「クラスのみんなから、えらく顰蹙を買っちゃってね」

和「味方は私くらいのもんだったわ(あと憂ちゃんの働きがすごかったけど…)」

澪「な、なるほど…」



275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 12:48:52.43 ID:ZB7iSwyD0

和「普段はそんなこと全然気にしないような感じなのに
  そんな失敗を繰り返してきてたもんだから
  大きな舞台ではプレッシャーに押しつぶされちゃうのよ」

紬「だったら私達はどうすれば…」

和「あの子集中力は凄いから余計な心配がなければ普段以上の実力を発揮すると思うわ」

和「今は本番中にギターの弦が切れることを恐れてるようだから」

澪「それを忘れさせてやったらいい…ってことか」

律「さすが幼馴染だな♪」

澪「じゃあ唯の前では『切れる』とか禁止だ」

紬「あとで梓ちゃんにも教えてあげないとね」

唯「あ、みんな~どうしたの?集まって」

律「唯ッ!? いや…そうそう!今日のお菓子は何かって話してたんだよ」

唯「今日は確かムギちゃんの日だったよね」

紬「ええ。昨日はお客様から美味しいケーキを頂いたから楽しみにね」

唯「あは♪やった~」

澪(本当にプレッシャーに感じているんだろうか?)



276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 13:02:42.47 ID:ZB7iSwyD0

──放課後

梓(なるほど…じゃあ、あのギター隠しといた方がよくないですか?)

澪(そうだな…あとでこっそり大神先生に頼んどくか…)

   ガチャ

大神「みんな。やってるかい?」

律「一郎ちゃん昨日ライブ会場の下見どうだった?」

大神「ああ、なかなかしっかりした所っぽいよ」

大神「それよりも、対バンを組んでくれる人の事なんだが…」

大神「実は梓くんのお父さんだったんだ」

梓「!?」

紬「本当ですか!?」

律「なんだよ~梓。黙ってたなんて水臭いぞ~」

梓「いえ…私も今初めて知りました」



277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 13:11:24.53 ID:ZB7iSwyD0

梓「でもお父さんは私の実力がもっと付いてからって、
  中々一緒のステージに上げてくれなかったのに…」

大神「事情はよく分からないけど、これはお父さんなりの
    梓くんに対する試験なのかもしれないね」

澪「そうか…じゃあ梓がお父さんに認められるようにがんばらないとな」

律(バカ! また唯によけいなプレッシャーかかっちまうだろ)

澪(あ!?しまっ…)

唯「よし!じゃあ私もあずにゃんに負けないようにがんばるよ!」

紬(大丈夫…そうね…)

大神「そういえばあそこにある唯くんのギター、弦が切れちゃったのかい?」

澪(!?)

唯「ふぇ?そうなの。イッチー直してくれる?」



278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 13:20:24.56 ID:ZB7iSwyD0

梓(こっちも大丈夫そうですが…)

唯「でも滅多に切れないから本番中は大丈夫だよね~♪」

澪「ゆ、唯!?もう怖くないのか?」

唯「え?だってみんなが言ったんだよそんな滅多に切れないって」

唯「それに和ちゃんのおまじないもあるし♪」

律「あ、ああ!そうだよ。そんなにバシバシ切れたらロックミュージシャンなんて
  みみず腫れだらけになっちまうもんな!」

大神「いや…用心に越した事はないぞ。唯くん」

唯「えっ…」

大神「俺もそう高をくくっていたおかげでライブ中に酷い目にあったことがあって…」

律「わーわー!」

澪「唯!絶対大丈夫だからな!」

大神「いや澪くん。こういうことは絶対なんて事はないんだ。
    だから常に心の準備をして、ギターのメンテナンスも万全にしなければ…」

梓「先生は黙っていてください!!」

大神「いいっ!?」



280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 13:31:27.08 ID:ZB7iSwyD0

唯「私…あんまり、っていうか全然ギターのメンテナンスなんて自分でしたことない…」

唯「だからギー太が怒って…」

唯「カスタネットもいつもぞんざいに扱ってた…」

唯「イッチーですらもライブで失敗したことがある…」

唯「あずにゃんのため…みんなのためにも…失敗はできない……!?」

唯「うぅ…うわ~ん…みんな…私のせいで、ごめんなさ~い!!」

紬「唯ちゃん落ち着いて!」

律「一郎ちゃんのバカ!!」

大神「い、いや…何がどうなってるんだか…」



281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 13:37:56.82 ID:ZB7iSwyD0

憂「お姉ちゃん!!」

澪「うわっ!?びっくりした!!」

梓「憂のセンサーが反応したんだ!」

唯「うわ~ん!憂~!私舞台に上がりたくないよ~!」

唯「みんなに迷惑かけちゃう!また失敗しちゃう~!」

憂「お姉ちゃん大丈夫だよ!私が付いてるよ!」

憂「さぁ帰ろ?今日はお姉ちゃんの好きなハンバーグにするから…ね」

唯「うん。…ひっぐ…ひっぐ」

梓(唯先輩が幼児退行している!?)



283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 13:44:58.12 ID:ZB7iSwyD0

憂「みなさん酷いです!!」

律「いや…憂ちゃん」

憂「合宿の時からお姉ちゃんなんだか元気なかったと思ったらこういう事だったんですね」

憂「お姉ちゃんは人一倍繊細で傷つきやすいんです!!」

憂「小学校の劇の時も責任感が強すぎてパンクしちゃったんですよ!!」

紬「憂ちゃん落ち着いて。私達何も唯ちゃんを苛めてたわけじゃないのよ」

憂「これが落ち着いてられますか!」

憂「お姉ちゃんは私が責任を持って連れて帰ります」

憂「よろしいですね…大神先生!!」ギロッ

大神「・・・・・・ふぁい」ガクガク…

梓(蛇に睨まれた蛙だ~…)



284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 13:56:43.51 ID:ZB7iSwyD0

律「…行っちゃった」

澪「ど…どうしよう」

梓「大神先生なんてことを!!」

大神「そんな…俺はただ心得として言っただけで…」

紬「最悪のタイミングです…」

大神「ううぅ…」

律「そんな事よりライブまであと2日しかないんだぞ!?」

澪「あの憂ちゃんを説得となると…かなり骨が折れるぞ…」

梓「もしそれが叶ったとしても今の唯先輩じゃ…」

大神「今は唯くんを信じるしかない…」

紬「先生は黙っててもらえませんか?」

大神「は、はいぃっ!!」



287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 14:04:24.80 ID:ZB7iSwyD0

──平沢家 唯自室

唯「迷惑かけるくらいなら出ない方がいいよね…」

唯「失敗しちゃったらあずにゃんがお父さんに怒られるかもしれないし…」

唯「なによりも軽音部がなくなっちゃう…」

唯「だから私は必要ないんだ…」

唯「憂は妹なのに私よりしっかりしてるし」

唯「お父さんお母さんもそんな私が嫌でよく旅行に行ってるんだ」

唯「ううぅ…辛いよ~…助けてイッチー…」



288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 14:12:21.88 ID:ZB7iSwyD0

憂「お姉ちゃん?」

唯「…なに?憂」

憂「あのねもし辛かったらもう軽音部に行かなくてもいいからね」

唯「・・・・・」

憂「絶対私が守ってあげるよ」

唯「…ありがとう、憂」

憂(お姉ちゃんかわいそう…)

唯「ねぇ憂?」

憂「なに?お姉ちゃん」

唯「あまり軽音部の事悪く思わないでね」

憂「!?」

唯「今は無理だけど…やっぱり私みんなのこと好きだから…」

憂「…お姉ちゃん」



289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 14:20:17.29 ID:ZB7iSwyD0

──ライブ前日の土曜日

律「とりあえず唯んちまできたけど…」

紬「憂ちゃん入れてくれるかしら…」

梓「こういうのは当たって砕けろです!」

梓「たのも~!!」ドンドン

澪「いや、インターホンを鳴らそうよ梓」

憂「…なんですか?」

梓「憂!唯先輩と話をさせて!」

憂「…帰って」

澪「憂ちゃん!ちょっとだけでいいから!お願い」

憂「嫌です!!」



291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 14:27:35.16 ID:ZB7iSwyD0

律「憂ちゃん!!」

憂「お姉ちゃんは昨日もずっと泣いてたんですよ!!」

紬「一郎先生も何か言ってください!!」

大神「…いや~、憂さん本日はお日柄もよく…ははは…」

梓(この役立たず!)

澪(情けなさすぎる…)

律(連れて来ない方がましだったな…)

紬(やっぱり男は必要ないわ…)

一同 ポロロロロロロロロン↓↓↓↓↓



292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 14:33:20.73 ID:ZB7iSwyD0

律「どうしてもダメなのか?」

憂「何度聞かれても答えは同じです…」

澪「仕方ない…出直すか…」

紬「ギターの弦も張り替えないといけないし…ね」

梓「唯先輩…」

律「・・・・」

律「おーい唯!聞こえてるんだろ?」

澪「り、律!?」

律「返事は別にしなくてもいい。でも聞いてくれ」

律「私達は5人揃って放課後ティータイムだ」

律「一人でも欠けたら美味しいお菓子が無いティータイムになってしまう」

律「だから明日ライブハウスで待ってるからな~」

憂「・・・・・」



293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 14:41:09.55 ID:ZB7iSwyD0

律「憂ちゃん、コレ」

憂「…なんですか?」

律「ライブハウスの地図、それと憂ちゃんの分の招待券」

憂「・・・・・」

律「唯に渡しといてくれるかな…?」

憂「…わかりました」

憂「でも、絶対にお姉ちゃんは行かないと思います」

律「…うん」

憂「・・・・・」

律「唯!それでも私達は待ってるから!」



294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 14:49:54.55 ID:ZB7iSwyD0

唯(私…やっぱり行けないよ…)

唯(ギー太もここに無いし…)

唯(もしあったとしても…やっぱり怖い……!)

唯(…ごめんね、りっちゃん)

唯(…ごめんね、みんな)

唯(ごめんね…ごめんね…イッチー)



295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 14:51:05.82 ID:ZB7iSwyD0

──ライブ当日

澪「…唯、来ないな」

律「・・・・・」

梓パパ「君たちそろそろリハーサルをするよ」

梓「お父さん…実は…」

梓パパ「お前の言っていた平沢さん?だったか。来てないのかい?」

紬「…すみません」

梓パパ「ふぅむ…しかし時間は待ってくれない。
    音合わせもしないとろくなライブにならないぞ」

梓「でも…先輩も含めての放課後ティータイムなの…」

梓パパ「厳しい事を言うようだが来ない者はしかたがない」

梓パパ「なんとか4人編成でいけるようにしておくんだよ」



296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 14:58:44.78 ID:ZB7iSwyD0

スタッス1「おい大神!こっち手伝え!」

大神「はいはい!ただ今!」

スタッフ2「大神さん!アレどこにやりましたか!?」

大神「ああ。アレはあそこに置いておきました!」

スタッフ1「おい!もたもたしてるともう客入れはじまるぞ!!」

大神(くぅっ!?唯くんどころじゃないぞ!!)



297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 15:00:18.57 ID:ZB7iSwyD0

澪「とりあえずもうギターは梓一人で行くしかないな…」

梓「・・・・はい」

律「やっぱり…ダメなのか」

紬「唯ちゃん…」

梓パパ「どうだい君たち、出来そうかい?」

梓「……お父さん!お願い!」

梓パパ「?」

梓「私達の出番をもっと後にできない?」

梓パパ「…本当は君たちにオープニングアクトを…と思ったんだが…」

律「私からもお願いします!!」

澪「律…」



298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 15:01:42.71 ID:ZB7iSwyD0

梓パパ「…解かった、じゃあ君たちの後で演奏予定だったバンドに先に出てもらおう」

梓「お父さん」パァ~

梓パパ「かわいい娘のためだこれくらいは許してくれるだろう」

律澪紬「ありがとうございます!」

梓「しかしこれ以上は待てないよ。出演キャンセルもなしだ」

律「解かってます!!」

梓パパ「じゃあね梓…良い先輩を持ったね」

梓「うん!」



299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 15:10:50.51 ID:ZB7iSwyD0

大神「チケットはこちらに提示してください!」ササッ

大神「あ、手荷物の中身も良く見えるようにしていただきますか?」パパッ

大神「当ライブハウスは1ドリンク制となっておりますので
    入場の際はドリンクチケット代の500円玉の用意をお願いします!」テキパキ

スタッフ1「おい…あいつ本当に未経験者なのか…?」

スタッフ2「いや…私にも解かりかねます…」

スタッフ1「しかも格好だってこの大正モダン風の建物に合わせた服だぞ」

スタッフ2「ええ…モギリ服…とでもいうんでしょうか…」

大神(俺、もしかしたら人生で今が一番輝いているかもしれない!!)



300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 15:18:37.65 ID:ZB7iSwyD0

さわ子「ちょっと大神くん!!」

大神「あ、さわ子先生」

さわ子「あ。じゃないわよ!!」

大神「いいっ!?な、なんですか?」

さわ子「あんたこんなところでモギリやってる暇があるなら唯ちゃん迎えに行きなさいよ!!」

大神「しかし…唯くんは…(それよりも守護神の存在が…)」

さわ子「あんた本当に4人だけでライブさせるつもりなの?」

大神「・・・・・」

さわ子「あの子達の演奏見た時、5人揃って初めていいものができるって思わなかった?」

大神「それは…」

さわ子「今4人でライブさせたら後悔するのは大神くん。あなたじゃなくって?」

大神「・・・・・」

さわ子「何よりもきっと、一番苦しんでいるのは唯ちゃんなのよ!!」

大神「!?」





301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 15:25:45.41 ID:ZB7iSwyD0

大神「俺…目が覚めました」

さわ子「♪」

大神「例えこの命に代えても、唯くんをここへ連れてきます!!」

さわ子「いや…そこまでのことなのかしら…?」

加山「よく言ったぞ!大神ぃ~」

大神「加山!今までどこ行ってたんだ?」

加山「いや~俺も詳しいことは覚えてないんだが…」

加山「気が付いたときは綺麗な海の見える病院のベットの上だったんだ」

加山「最近退院したんだぞ~」

さわ子「ほらほら無駄話はそこまでにして!」

さわ子「加山君頼んだわよ!」

加山「よし来た!ほれ乗れ大神!」



303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/30(金) 15:34:51.79 ID:ZB7iSwyD0

スタッフ1「ちょっとその人にはまだ仕事が…」

さわ子「ガルルルルルルル…」

スタッフ1「ひっ!?」

大神「すみません!でも俺は行かなきゃいけないんです!」

さわ子「大神くん忘れ物よ!」

大神「これは唯くんのレスポール」

さわ子「みんなの想いがこもっているのよ」

大神「・・・・はいっ!」

加山「よし大神。飛ばすぞ!!」

    ブロロロロン…

さわ子「頼んだわよ、大神くん」




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