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唯「さわちゃんを元に戻す…?」#前編 【SF】


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唯「さわちゃんを元に戻す…?」#前編
唯「さわちゃんを元に戻す…?」#後編




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 19:51:05.06 ID:/6RSLXlq0

音楽室

唯「うぁ~…」

律「なーに唸ってんだよ」

唯「さっきのテストでさぁ、
  書けなかったところがあったんだけど、今になって答えがわかったんだよ…」

梓「あぁ、私もたまにそういうのあります。悔しいですよねアレ」

唯「私なんて毎回だよ…」

澪「そうならないように、勉強をするんだよ」

唯「むぅ…。あーあ、タイムマシンでびゅーっと過去に戻ってテスト中の私に答えを教えたいよ」

律「ムチャクチャ言ってら」

唯「ねームギちゃん!タイムマシン持ってないの~?」

紬「あるわよ?」

唯律澪梓「あるんかい」





3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 19:52:55.21 ID:/6RSLXlq0

翌日 音楽室

紬「はい!これが昨日行ってたタイムマシンよ。琴吹家が極秘に開発してるものの試作品なの」

律「へぇ~…タイムマシンって言うから、こう…乗り物みたいなのを想像してたけど…」

梓「腕時計型なんですね」

唯「ねえねえ!早速使って試験中の私に答えを教えに行こうよ!!」モグモグ

澪「こらこら、そういうのを悪用って言うんだぞ。あと食べながら喋るのも行儀悪いよ」

唯「ゴクン…。えへへ~。ダメかなぁムギちゃん?」

紬「うん…。そういう使い方は良くないわ…」

梓「そうですよ!ズルしていい点とるなんて最低です!!」

唯「う…ごめんなさ~い」

律「でも面白そうだな!使ってみようぜ!」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 19:54:54.40 ID:/6RSLXlq0

澪「いや…でもこれ試作品なんだろ?危ないんじゃないか?」

紬「大丈夫。一応今のところ、ちゃんと時間旅行できるし、現代に戻ってくる事もできるみたい」

唯「じゃあ使ってみようよ!ね、どうやって使うの~?」

紬「使い方を教える前に注意事項があるの」

梓「注意事項?」

紬「うん。試作品って言ったけど、実際は機能面ではほぼ完成しているの。
  でも、これを使えばタイムパラドックスで簡単に悪事を働くことができちゃうのよ」

紬「さっきの唯ちゃんみたいに試験の結果を改竄したり、ズルしてお金儲けしたり、人を消したり…」

律「あっぶないなぁ」

紬「そういったものを防ぐ方法がまだ確立されていないから、
  このマシンを世に出すのは危険すぎる…。だから『試作品』なの」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 19:57:00.40 ID:/6RSLXlq0

梓「なるほど…」

紬「多分、このマシンは永久に日の目を見ることはないわ」

律「なんで?」

澪「もしこれがこの先世に出ているなら、
  今の時代に未来の人が来ているはず。でもその様子はないから…」

紬「そういう事。だから開発チームはこれを封印する事にしたし、これから先出回ることもないわ」

梓「いいんですか?そんな物を持ち出してきて…」

紬「うん。みんななら悪用はしないだろうし…それに面白そうだから♪」

澪「結局それか…」

唯「うーん…私には難しくてよくわかんなかったけど、
  とにかく悪いことをしなければいいんだね?」

紬「そう!」



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 19:59:14.37 ID:/6RSLXlq0

律「わかった。悪さはしないよ。…じゃ、使っていいかっ!?」

紬「うん!…時計の表示を行きたい年月日時にあわせて、
  ここの横のスイッチを3回押すだけでオッケーよ。

  現代の時間は時計が自動的に覚えててくれてるから、
  スイッチを2回押すだけで元の時間に戻れるわ」

律「了解!で、いつの時代に行く?戦国?縄文?それとも1000年後?」

唯「あ、小学校の時にさぁ、憂がお祭りで迷子になった事があってね!
  その時はお巡りさんに見つけてもらったんだけど、
  本当はお姉ちゃんの私が見つけてあげたかったんだ~。だから…」

澪「その時に戻って子供の唯に憂ちゃんの居場所を教えてあげるってわけか」

梓「なんだかスケールが小さいですね…」

律「まぁでもそのほうが私達らしいかもな~」

唯「えーっと…確かあれは8年前の…○月×日だったよ!」

律「記憶力いいなおい!」

梓「唯先輩はすごいんだかすごくないんだかよくわかりません…」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:01:04.65 ID:/6RSLXlq0

紬「じゃあその日に戻ってみましょう♪」

澪「ム、ムギ!これ本当に安全なんだろうな!?」

紬「大丈夫!琴吹製品は安全・確実がモットーよ!」

唯「じゃあ早速いってみよ~!」

律「えーと…日付を合わせてっと」

唯「スイッチを3回だよね」

律「よし、じゃあみんな一斉にやろうぜ!」

澪「大丈夫…。怖くない怖くない…」ブツブツ

唯律澪梓紬「せ~のっ!!」

ポチポチポチ



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:02:25.51 ID:/6RSLXlq0

唯「…」

律「…」

澪「うぅ…」ブルブル

梓「…」

紬「…」

唯「あれ?何も起こらないよ?」

律「壊れてるのか?」

紬「あ、あれ?そんなはずは…」

澪「ムギ…もしかして…」

紬「うん…。私も実際に使うのはこれが初めてよ」

梓「…やっぱりタイムマシンなんてそう簡単には作れないんですね…」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:03:47.81 ID:/6RSLXlq0

律「ちぇ~!めちゃくちゃ期待したのに~」

唯「結局憂は迷子のままかぁ」

紬「ご、ごめんなさい…」

澪「まぁ失敗ならしょうがない!さ、練習しよう練習!」

律「急に強気になりやがって…」

唯「じゃあ練習始める前に食べかけのケーキ食べなきゃ!…って…あれ?」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:05:03.43 ID:/6RSLXlq0

澪「ん?どうしたの?」

唯「私のケーキがない…。りっちゃん!もしかして食べた!?」

律「なっ!いくら私でもそんなことしねーよ!大体私もまだ食べてる途中……あ、あれ?」

律「私のも無くなってる!!ていうか皿ごと消えてるぞ!?」

梓「全員分のお茶とお菓子がきれいさっぱり無くなってますね…」

紬「ケーキならまだあるし、お茶なら私が入れ……あれ?…ポットも食器棚もないわ…」

ガラッ

さわ子「…あら?」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:06:36.67 ID:/6RSLXlq0

律「お~、さわちゃん!…プッ!何だよその格好~!」

さわ子「さ、さわちゃん…?」

唯「ねえねえさわちゃん!何で制服なんて着てるの?」

さわ子「え…?」

梓「とうとう自分でコスプレするようになっちゃったんですね…」

澪「私が拒み続けたから…。ちょっと申し訳ないな…」

紬「先生、ごめんなさい…。ポットが無くなったから今日のティータイムは…」

さわ子「先生…?あの…ど、どちら様ですか…?」

律「は…?」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:09:00.73 ID:/6RSLXlq0

さわ子「えっと…ここ、軽音部の部室なんですけど…」

律「いや、そりゃそうだろ」

さわ子「あ…もしかして入部希望ですか…?」

唯「…さわちゃん…?」

さわ子「リボンが青いから…3年生ですね?そっちの小さい方は私と同学年ですよね」

梓「へっ?…あ…こ、これって…!」

律「な…なぁ…」

澪「も、もしかして…」

紬「ここ…8年前の…」

唯律澪紬梓「8年前の音楽室!?」

さわ子「…?」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:10:46.54 ID:/6RSLXlq0

さわ子「あの…ど、どうしたんですか…?」

律「そしてこれは8年前のさわちゃんか…」

唯「このマシン、ちゃんと動くんだね~。さすが琴吹印!」

澪「あ、ああ…あああ…」ガクガク

さわ子「あの…もうすぐ他の部員も来ると思いますから、ちょっと待ってて下さいね」

梓「え、えーと…」

さわ子「あ、私、山中さわ子っていいます。
    2年生だけど一応副部長やらせていただいてます」

律「えーと…私らが2年で、今は8年前だから…
  ひぃふぅみぃ…あ!青リボンは3年か!」ポン

さわ子「…?」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:13:13.62 ID:/6RSLXlq0

澪(ど、どーするんだよ!?私達入部希望者だと思われてるぞ!?)ヒソヒソ

律(う、うーん…)ヒソヒソ

さわ子「ご存知の通り、ウチの部はフォークをメインでやってて…
    あ、けっこう激しいバンドも在籍してますけど…
    みなさんはどういった音楽をやりたいんですか?」

唯「かわいいのがいいなぁ!」

梓(ちょっ…!唯先輩!まずいですって!不用意に会話するのは…)ヒソヒソ

唯「あぅ…」

律「あの…さわちゃ…じゃなくて山中さんは、その激しめのバンドをやってるんだよね?」

さわ子「いえ…私にあんな風なのは…。アコギでフォークをやってます」

澪(こ、これ…ヘビメタに目覚める前のさわ子先生だぞ…!)ヒソヒソ

紬(言われてみれば、物腰が柔らかくて大人しそうな感じね…)ヒソヒソ



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:14:53.81 ID:/6RSLXlq0

律(ど、どーしよっか…)ヒソヒソ

澪(他の部員と顔を合わせるとややこしい事になりそうだ…)ヒソヒソ

梓(ここは一旦退室しましょう!)ヒソヒソ

紬(うん…そうしよう…)ヒソヒソ

さわ子「あ、あの~…」

律「ああ!ゴメンゴメン!
  私ら入部希望っていうかさ、ちょっと見学したかっただけなんだ!」

紬「日を改めてまたお邪魔させていただきますから…きょ、今日はこのへんで…」

さわ子「そうですか…。3年生は今年で部活引退ですし…
    今からだとライブに間に合うかわかりませんが、いつでも歓迎します」

梓「は、はい!ありがとうございます!じゃ、し…しつれいします!」スタコラサッサ

唯「さわちゃんまたね~」スタスタ



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:16:13.70 ID:/6RSLXlq0

音楽室外

律「うおおおおおおおおお!この時計すげえ!マジで過去に来ちゃったよ私達!!」

唯「ねえねえ!色んなところに行ってみようよ!」

澪「こらっ!あんまり派手に動くのはよくないぞ!!」

紬「そうね。何がキッカケで未来が歪むかわからないし…」

梓「そもそも、ここに来たのは迷子の憂の居場所を唯先輩に教えるためですよ?」

律「あ、そうかそうか!じゃあ早速お祭りに行ってみようぜ!」

唯「らじゃー!」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:18:00.78 ID:/6RSLXlq0

お祭り

ガヤガヤ

澪「お祭りが始まるまでけっこう待ったな…」

梓「混んでますね…」

唯「でしょ?こりゃあ迷子になるのも無理ないよね~」

律「で、憂ちゃんはどこにいるんだ?」

唯「わかんない」

紬「え…」

唯「だってあの時の私は憂を見つけられなかったんだもん」

澪「はぁ…。てことは、これから私達が憂ちゃんを見つけて、
  子供の唯に教えてやらなきゃいけないのか」

梓「ややこしいですね…」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:20:19.50 ID:/6RSLXlq0

アナウンス『間もなく、花火の打ち上げが始まります』

唯「あ、そうそう!たしか花火のちょっと前に憂と離れ離れになっちゃったんだよ」

律「じゃあ今頃はもう憂ちゃんは迷子になってるのか」

紬「早速探しましょう」

澪「よし!じゃあみんなで手分けして探そう。30分後にここに集合ね」

唯「おっけー!」

梓「やってやるです!」

律「で、肝心の子供唯はどこなの?」

唯「え?うーん…今頃は憂を探してるんじゃないかなぁ。
  あちこち歩いて。ちなみにこの頃の私はちょんまげみたいな髪型してるよ~」

梓「じゃあそのちょんまげ先輩の事も探さなきゃいけないじゃないですか!」



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:21:41.85 ID:/6RSLXlq0

紬「思ってたより大変ね…」

唯「大丈夫!なんとかなるよ!みんなもう大きいんだから!」

律「ああ!唯と憂ちゃんが再会できるように頑張ろうぜ!」

梓「わかりました!」

澪「くれぐれも騒ぎは起こすなよ。未来を変に歪めないように」

紬「じゃあ行きましょう!」

唯「待ってろー!私と憂!!」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:23:12.89 ID:/6RSLXlq0

梓パート

梓「うーん…人が多すぎて見つからないなぁ…」

唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』

梓「唯先輩、あんな大声出して…。憂の事が心配なんだろうな…」

梓「…どこにいるんだろう…」

黒髪の女の子「ま、待ってよ~」

カチューシャの女の子「澪ちゃんこっちこっち!金魚すくいやろうよ!」

梓「ん…?あ、あれってもしかして…」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:25:12.49 ID:/6RSLXlq0

律パート

唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』

律「唯のやつはりきってんなー。私も負けてられないな!」

律「…とは言ったものの、この人込みだもんなぁ。どうしたもんかね…」

さわ子「うふふ…そうなんですか。面白いですね」

男「そうだろ?あはは」

律「あっ!さわちゃんだ!…横にいる男は彼氏かな?」

律「いや…手を繋いでるわけじゃないし…あぁ、フラれたってのはあの人の事か」

さわ子(…今日こそは…手を繋げるといいな…)ドキドキ

男「それでさ、そいつがこう言うんだよ。
  「俺はカルアミルクじゃない!」って。笑っちゃうよね」

さわ子「うふふ」

律(さわちゃん…頑張れよー。フラれるけど)



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:27:29.70 ID:/6RSLXlq0

澪パート

澪「うーん…いないなぁ…」

唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』

澪「唯の声だ…。…よし!あの二人を絶対に再会させてあげよう!」

DQN「お!ねえねえキミ!一人~?」

澪「ひっ!?」ビクッ

DQN「その制服、桜高だよね~?」

澪「あ、あの…えっと…」ビクビク

DQN「いやー、めっちゃ可愛いじゃん!ちょっと一緒に遊ぼうぜ~?」

澪「ひいいいいいいいいい!!(こわいこわいこわいこわい!)」

DQN「そんな怖がらなくていいって~。さ、行こう行こう!」グイ

澪「きゃっ!ちょ…ちょっと…!」

カチューシャの女の子「ていっ!!」ビシッ

DQN「いてっ」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:29:01.66 ID:/6RSLXlq0

澪「え…?」

DQN「ん~?何だこのちびっ子は…」

カチューシャの女の子「その人嫌がってるじゃん!やめなよ!!」

黒髪の女の子「り、律ちゃん…やめようよ…。怖いよ…」

カチューシャの女の子「こーゆーのはオンナノテキって言うんだよ!あっちいけー!」

澪(こ、これ…子供の頃の私と律!?そういえば、このお祭り、律と一緒に来てたかも…)

DQN「あのさぁ君、俺はこのお姉ちゃんと遊ぶんだから、向こうに行っててくんないかな~?」

幼律「ていっ!」ビシッ

DQN「あいでっ」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:30:32.18 ID:/6RSLXlq0

幼澪「うぅ…」ビクビク

幼律「ていていっ!」ビシシッ

DQN「わかった、わかったから!あーもー!!」スタコラサッサ

幼律「お姉ちゃん、大丈夫?」

澪「…」

幼律「お姉ちゃん?」

澪「…うん。大丈夫だよ。ありがとう、守ってくれて」

幼律「へへへ」

澪「…ふふっ」

澪「あ…そうだ。ポニーテールの女の子か、ちょんまげ?の女の子を見かけなかった?」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:32:16.29 ID:/6RSLXlq0

幼律「え?うーん…ちょんまげの子なら見たような…」

澪「本当!?」

幼澪「さっき、「ういを見なかった!?」って聞かれて…怖かった…」

澪「どこ?どこで会ったの?」

幼律「えーっと…」

ちょんまげの女の子「うい~、うい~」

幼澪「あっ!あの子だ!」

澪「唯っ!」

幼唯「ふおっ!?」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:33:43.92 ID:/6RSLXlq0

澪「唯、良かった。見つかった…」

幼唯「え?」

澪「えと…キミ、妹を探してるんだろ?」

幼唯「うん!ういが迷子になっちゃって!私、お姉ちゃんだからみつけてあげないと!」

澪「私も一緒に探すよ」

幼唯「ほんとっ!?」

澪「うん。私の友達も一緒に探してくれてるからさ、きっと見つかるよ」

幼唯「わーい!」

澪「あ、キミたちもありが…」

澪「…って、あれ?いなくなってる…」

澪(……ありがとう、律)

幼唯「ね、早く行こう!」

澪「あ、うん!」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:35:49.72 ID:/6RSLXlq0

紬パート

紬「いないわ…。一体どこに…」

唯『うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?』

紬「唯ちゃん、頑張ってるわね。私も…」

紬「ういちゃ~ん!どこにい…」

黒服の男「お嬢様!」

紬「へっ!?」

タクアンの女の子「あ、金魚すくい!あれやりたいわ!」

紬(あ…)

黒服の男「お嬢様、あんまりはしゃがないほうが…危ないですから…」

タクアンの女の子「…わかったわ…」

紬(…子供の頃の私と…斉藤だ…)



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:38:27.10 ID:/6RSLXlq0

斉藤「金魚すくいですか。では私も一緒にやりましょう」

幼紬「…うん」

斉藤「500円ですね」

幼紬「そうね…」

紬(そうだ…。この頃の私、友達と一緒にお祭り行くのが夢で…)

斉藤「どうぞお嬢様。金魚です」

幼紬「…自分でやりたかったのに…」

幼紬「それに…友達と来たかった…」

斉藤「…」

紬「…」

紬(…そろそろ30分ね。一旦戻らなきゃ…)



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:39:42.58 ID:/6RSLXlq0

集合場所

律「いたか!?」

梓「ダメです…。ちょんまげ先輩も、憂も見つかりません…」

紬「あ、りっちゃんに梓ちゃん!」タッタッタ

律「ムギ!見つかった!?」

紬「ううん…。二人とも見当たらないわ…」

律「くっそー…」

紬「…」

梓「ム、ムギ先輩…?どうしたんですか?」

紬「え…?」ポロポロ



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:41:30.14 ID:/6RSLXlq0

律「ムギ?なに泣いてんの…?」

紬「えっ?あ、あれ…?」ポロポロ

梓「何かあったんですか…?」

紬「う、ううん…!ふふ…ちょっと…嬉しくて…」ポロポロ

律「…?」

紬「…!」グイッ

紬「ごめんなさい!それより、早く唯ちゃんと憂ちゃんを見つけないと!」

律「ああ、そうだな。澪と唯はまだかな?」

澪「おーい!」タタタ



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:44:33.98 ID:/6RSLXlq0

梓「澪先輩!」

律「と、その横のちっさいのはもしかして…」

幼唯「あ、この人猫みたいでかわいい!」

梓「…」

澪「ちび唯のほうは見つけたよ。でも憂ちゃんはまだ…」

律「ナイス澪!じゃあ、後はデカ唯が来るのを待って、もう一度探しに行こう!」

紬「唯ちゃん、よろしくね」

幼唯「たくあんだ!」

紬「…」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:45:53.30 ID:/6RSLXlq0

10分後

律「おっせーな…」

澪「何やってんだ唯のやつ…」

幼唯「わたし?」

紬「あ、そうじゃなくて、私達の友達の事よ」

梓「あの…あんまり考えたくないんですけど…もしかして唯先輩…」

律「あいつ…迷子になったのかな…」

澪「ありえる…」

紬「じゃあ、今度はおっきい唯ちゃんと、小さい憂ちゃんを探さないと…」

律「やれやれ…」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:47:41.72 ID:/6RSLXlq0

唯パート

唯「うぐぅ…中々見つからないなぁ…」

唯「おーい!うい~!あの頃のわたし~!どこ~!?」

唯「…」

唯「ダメだぁ…全然見つからないよぉ」

唯「うい~!どこにいるの~!!私~!どこ~!?」

唯「…」

唯「仕方ない、一回合流地点に戻ってみよう」

唯「…あれ?」

唯「ここどこだろ…」



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:49:18.82 ID:/6RSLXlq0

唯「ど、どうしよ~!迷子になっちゃった~!」

唯「う…うう…」グスッ

唯「うえええええん」ポロポロ

唯「りっちゃーん!澪ちゃーん!ムギちゃーん!あずにゃーん!どこおお~!?」ポロポロ

女の子「うう…お姉ちゃ~ん…」ポロポロ

唯「うわああああああん」ポロポロ

女の子「うっ…ひぐっ…」ポロポロ

唯「うああああん…あ、あれ…?」

女の子「お姉ちゃ~ん…どこ~…?」ポロポロ

唯「憂っ!!」だきっ

幼憂「!?」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:51:13.59 ID:/6RSLXlq0

唯「うい~!良かった~!こんなところにいたんだね~」スリスリ

幼憂「!!?」

唯「あ、ゴメンゴメン」サッ

幼憂「…うぅ…お姉ちゃんと…はぐれちゃって…」ぐすっ

唯「うん…。私も迷子なんだ…」

幼憂「う、うぅ…」ポロポロ

唯「う…ううっ…」ぐすっ

幼憂「お姉ちゃん…」ポロポロ

唯「う…うわああああん!みんなぁ~」ポロポロ



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:52:24.52 ID:/6RSLXlq0

幼憂「お姉ちゃ~ん…うえぇぇん…」ポロポロ

唯「うわあああああああん」ポロポロ



律「何だあいつら…」

梓「何で唯先輩まで泣いてるんでしょうね…」

澪「なんにせよ、見つかって良かったな」

紬「結局唯ちゃんが憂ちゃんを見つけちゃったのね」

律「ほら、妹のところに行ってあげなよ」

幼唯「うん!アリガトウお姉ちゃんたち!」タタタ



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:54:13.24 ID:/6RSLXlq0

幼憂「ふぐっ…うぅ…お姉ちゃんどこ~…?」ポロポロ

唯「ふえええええええん!うわあああああん」ポロポロ

幼唯「うい~!」ザッ

幼憂「あっ…お姉ちゃん…!!」

唯「ふおっ!?」

幼唯「憂!手、繋いでなきゃだめだよ?迷子になっちゃうからね?」ガシッ

幼憂「…!…うんっ」



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:56:15.39 ID:/6RSLXlq0

幼唯「じゃ、いこっか!」

幼憂「うん!」

唯「良かったね憂…」

唯「そして私は…迷子のまま…」ブワッ

唯「う…うわああああああああん」ポロポロ

唯「ふえええええええええん!みんなどこ~!?ここどこ~!?」ポロポロ

唯「うわあああああああああああああああん」ポロポロ

律「おい、もう行くぞ」

唯「うわっ!?」ビクッ



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:57:41.14 ID:/6RSLXlq0

・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・


唯「いや~お恥ずかしいところを…」

梓「全く、何で高校生の唯先輩が迷子になってるんですか…」

紬「でも良かった。うまくいったわね」

澪「ああ。ここに来た目的も果たせたしな」

律「さすがに疲れたな~…。もう帰ろうぜ?」

唯「そうだね~。えっと…帰るときはどうするんだっけ?」

紬「ここを2回押せばいいのよ」



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:58:33.46 ID:/6RSLXlq0

澪「よし、じゃあ帰ろう。私達の時代に」

律「じゃ、いくぞ~!」

梓「はい!」

唯「せーの!!」

ポチポチ

唯律澪紬梓「…」



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 20:59:40.36 ID:/6RSLXlq0

律「ん?何も起きないぞ?」

澪「いや、よく見ろ。祭がやってない」

梓「戻ってこれたみたいですね」

唯「なるほど~。マシンを使ったのと同じ場所に移動するんだね」

紬「そうみたいね」

律「じゃ、この時計はムギに返すよ」

紬「もういいの?」

律「うん。私一人でいってもつまんないしな。使いたくなったら、またみんなで使おうぜ」

澪「そうだな。はい、返すよムギ」

紬「うん。わかったわ」



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 21:00:40.81 ID:/6RSLXlq0

帰り道

律「いやー、面白かったなぁ」

澪「そうだな。たまには昔に戻るのも悪くないな」

律「私さ、実は祭のときに、さわちゃんを見たんだよ」

澪「先生を?」

律「うん!しかも男連れでさ!けっこうイケメンだったなぁ」

澪「もしかして、先生がフラれたのって…」

律「多分あの人の事だな」



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 21:02:56.34 ID:/6RSLXlq0

澪「へぇ~。でも、二人でお祭りに行くくらいだから、いい感じなんじゃないか?」

律「うーん…男のほうは友達のつもりなんじゃないの?」

澪「そういうもんかなぁ」

律「あの頃のさわちゃんはけっこうモテそうなんだけどね」

澪「そうだな。あれでフラれるんだもんな…」

律「男ってのはわかんねーよなー」

澪「うん。よくわからな…」

澪「!!」

律「ん?澪?」

澪「な、なぁ律!もしかしてさ…!」



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 21:06:01.59 ID:/6RSLXlq0

翌日 音楽室

唯「さわちゃんを元に戻す…?」

澪「そう!さわちゃんは好きだった人にフラれたから、ヘビメタの道を歩み始めたんだ」

梓「あ…そうだったんですか」

澪「で、もしその人とうまくいってたら、
  先生はあのおしとやかな性格のままだったと思うんだよ」

律「今のさわちゃんはおしとやかキャラの皮を被った野獣だ。
  でも、元々はおしとやかなほうが本当のさわちゃんだったんだよ」

紬「う、う~ん…でも、私今のさわ子先生もいい人だと思うけど…」

澪「何言ってるんだ!おしとやかなままだったら、私達に変な衣装を着せる事もないんだぞ!」



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 21:09:10.02 ID:/6RSLXlq0

梓「あ!確かにそうかもしれませんね!」

律「だからさ、もっかい過去に行って、
  さわちゃんとあの人がうまくいくようにするんだよ!私達が!」

澪「そうすればもう先生に胸を揉まれたり、
  脱がされたり、恥ずかしい衣装を着せられる事もなくなるんだ!」

梓「さすが澪先輩!ナイスアイディアです!」

唯「え~?でも、私さわちゃんの衣装好きだよ?」

紬「私も」

律「ぐっ…そうだ…。こいつらそういうヤツだった…」

梓「で、でも!面白そうじゃないですか!?さわ子先生の恋愛を応援するのって!」



81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 21:10:29.61 ID:/6RSLXlq0

唯「それは…」

紬「そうかも…」

澪(ナイス梓!)ヒソヒソ

梓(でへへ…///)

律「それにさ、好きな人とうまくいくのはさわちゃんだって嬉しいはずだよ!」

唯「それはそうだね~」

紬「わかったわ。やってみましょう。先生のためになるなら、悪用じゃないし」

律澪梓(よしっ!)グッ



83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 21:12:08.86 ID:/6RSLXlq0

紬「じゃあ、はい。腕時計」

唯「よーし!早速行こう!」

澪「待て待て。ここで使ったんじゃ、8年前の音楽室に飛んでしまう。
  それだといきなり私達が現れたみたいになるし、他の部員と鉢合わせになるかもしれない」

律「人目につかない校舎裏に行こうぜ」

梓「そうですね」


校舎裏

澪「じゃ、時間は8年前の…いつにする?」

律「昨日はまた後日…って言ってあるからな。
  とりあえず昨日行った時間の3日後くらいにしとこう」

唯「りょうかいです!」

紬「じゃあみんな、準備はいい?」

梓「やってやるです!」

唯「いっくよ~?」

唯律澪紬梓「せーの!!」

ポチポチポチ



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:18:56.05 ID:/6RSLXlq0

8年前 桜高校舎裏

律「オッケーかな?」

紬「たぶん」

唯「それで、さわちゃんの応援って具体的に何するの?」

律「まずは相手の男の事を知っておかないとな」

澪「じゃあ、先生が部活を終えて下校するのを待って、直接聞いてみよう」

梓「この時代の軽音部もちょっと見てみたいですけど…仕方ないですね」

唯「なんかドキドキしてきたなぁ」



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:20:05.02 ID:/6RSLXlq0

数時間後 桜高校門

さわ子「じゃ、また明日ね」

女生徒「うん。バイバーイ」



律「来たっ!」

唯「よーし!突撃ー!!」ザザーッ

さわ子「えっ!?な、何!?」

紬「どうも。ご無沙汰してます」

さわ子「あ…この前見学してた方達…」



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:24:48.98 ID:/6RSLXlq0

澪「せんせ…じゃなくて…さわ子ちゃん、ちょっといい?」

さわ子「え?は、はい…」

律「さわちゃんさぁ、好きな人いるでしょ?」

さわ子「えっ…///」

律「私さ、こないだのお祭りで見ちゃったんだよ。男の人と歩いてるの」

さわ子「そ、そうですか…///」

唯「けっこういい感じだったみたいだね~?」

さわ子「そんな…いい感じだなんて…。まだ手を繋ぐ事もできないですし…」

梓(こ、これがあの先生…?殊勝だなぁ…)



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:26:01.79 ID:/6RSLXlq0

律「告白しないの?」

さわ子「いつかはしようと思ってるんですけど…勇気がなくて…」

澪(先生にもこんな時代があったんだな…)

唯「じゃあさ!私達がうまくいくように協力してあげるよ!」

さわ子「え…本当ですか…?」

紬「はい!任せてください♪」

澪「だからその男の人の事を聞かせてほしいんだけど…」

さわ子「…わかりました。でもその前に…」

唯「?」

さわ子「あの…みなさんのお名前を…」



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:27:15.86 ID:/6RSLXlq0

律「ああ、ゴメンゴメン。私は田井中り…モガッ!?」

澪(バカ!本名を名乗ったら、色々ややこしくなるぞ!)ヒソヒソ

律(あ、そうか…)

律「ゴホン…。えっと…私の名前はド田舎律子だ」

さわ子「ど…どいなかさん…(変な名前…)」

律「で、この目つきキツイのが、チュ・サンジュ」

澪(なにィ)

さわ子「サンジュさん…?(外国人かしら?)」

律「この小さいのはゴキにゃんだ」

梓(ちょっ!?)

さわ子「ご…ごき…?(後輩だからイジられてるのかな?)」



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:29:30.32 ID:/6RSLXlq0

律「で、この金髪の子が潮吹油だ」

紬(え…)

さわ子「あ…油さん?(すごい名前…)」

律「最後にこのポケーっとしてるのがWung・Tungだよん」

唯「どーもーアルよ~」

さわ子「ウンタン…さん…(この人も外国の方なんだ…)」

澪紬梓「…」

律「じゃ、自己紹介も済んだことだし、早速その人の事教えてよ」

さわ子「は…はい…」



112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:31:05.90 ID:/6RSLXlq0

さわ子「彼は…○○大学の1年生で、ライブハウスで知り合ったんです」

唯「ふむふむ…アルよ」

さわ子「ギターの話で意気投合して、時々二人で会うようになったんですが…」


澪「なるほど…(絶対に「ニダ」なんて言わないぞ)」

さわ子「私は彼に恋をして…でも彼が私をどう思ってるかはよくわからないんです…」

律「切ないねぇ~」

さわ子「好みのタイプも良くわからないし…」

紬「あ…た、多分、ワイルドな女性が好きなんじゃないでしょうか…?」

さわ子「ワイルド…?」



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:33:38.37 ID:/6RSLXlq0

澪(待てムギ!ワイルドなんて言ったら、ヘビメタ一直線になっちゃうぞ!!)ヒソヒソ

紬(あ、そっか…)ヒソヒソ

さわ子「ワイルド…かぁ…」

律「あー!ウソウソ!今のナシ!
  本当はおしとやかな人が好きだと思うよ!さわちゃんみたいなさ!」

さわ子「そ、そうですか…?///」テレテレ

唯律澪紬梓(うおっ!かわいい…!)

澪「うん!今のままで十分魅力的だよ!自信を持ったほうがいいぞ!」

さわ子「はい。ありがとうございます///」

律(…今日はこれ以上の情報は引き出せそうにないな…)ヒソヒソ

澪(うん。今日のところは引き上げよう)



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:35:47.63 ID:/6RSLXlq0

律「あ…じゃあさわちゃん、私らちょっと用があるから、もう帰るね?」

さわ子「えっ…?は、はい」

唯「またねーアル!」

さわ子「あの…入部のほうは…」

澪「あ、ああ。私達、もうバンド組んでるから、部活はいいんだ。ごめんね?」

さわ子「そうですか…。もし機会があったら、対バンしましょう?」

唯「あ!それいいアルね~」

梓「そ…それじゃあ失礼します!」スタコラ



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:38:52.72 ID:/6RSLXlq0

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・


現代 桜高音楽室

澪「おい律!なんだよチュ・サンジュって!!」

梓「私もですよ!ゴキにゃんってなんですか!?」

紬「さすがにエッチな名前は嫌だわ…」

律「わ、悪かったって!仕方ないだろ!咄嗟にあれしか思い浮かばなかったんだから!」

唯「そうそう、だ~いじょうぶアルよ~」

梓「その口調やめてください!鬱陶しいです!!」

唯「ア…アル…」

律「そっ…それよりさ!どうする?あんまりいい情報は無かったぞ?」



122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:40:36.48 ID:/6RSLXlq0

澪「はぁ…まったく…。…でも確かにそうだな。早くも手詰まりだ」

紬「とりあえず、一旦解散して、各自作戦を考えてくる?」

梓「そうですね…」

唯「じゃあ明日また作戦会議だね」

律「明日は土曜で休日だし、12時にムギのバイト先集合でいい?」

澪「うん。そうしよう」

梓「唯先輩、遅刻しないで下さいよ?」

唯「わかってるよ~」

澪「それと、すぐに過去の桜高に戻れるように、制服着てくるようにな」

唯律紬梓「はーい」



123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:42:39.41 ID:/6RSLXlq0

平沢家

唯「ごちそうさまアル~」

憂「ふふっ…なにそれお姉ちゃん。お粗末さまでした」

唯「えへへ~。…あ!そうだ、憂!」

憂「なーに?」

唯「子供の頃さ、お祭りで憂が迷子になった事あったよね~」

憂「そういえばそんな事もあったね。あの時はお姉ちゃんが見つけてくれて…」

唯(おお~!記憶が変わってる!)

憂「お姉ちゃん、かっこよかったよ」

唯「でへへ~」

憂「でも、今はお姉ちゃんがよく迷子になるよね?」

唯「グサッ」



124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:45:06.30 ID:/6RSLXlq0

翌日 マックスバーガー前

澪「早く来すぎちゃったな…」

澪「まだ誰も来てないや…」

澪「…はぁ」

DQN「チィーッス!なーにしてんのー?」

澪「」

DQN「ひとり~?暇ならちょっとカラオケいこうよカラオケ!」

澪「ひぃっ!?」

DQN「いや~きみ、めっちゃかわいいじゃん!…ってあれ?けっこう前に会った?」

澪(うわ…この人あの時の…さ、最悪だ…)



126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:46:03.90 ID:/6RSLXlq0

DQN「まあいいや!つーかきみ、胸でかいね~」

澪「ひいいいいいい」

DQN「ねえねえ、おっぱいワンクリックしていい~?」

澪「ひええええっ」

澪(さらにタチ悪くなってるうううううううううう)

DQN「あ、じゃあダブルクリックで!」

澪「いやああああああああああああ」

律「おーす!澪~何やってんのー?」



129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:47:44.38 ID:/6RSLXlq0

澪「あ!り、律っ!!」

DQN「あれ?お友達~?」

律「ん?この人知り合い…?どっかで見たような…」

澪「し、知らない!全然知らない人っ!!」

DQN「ひどいなぁ~」

律「あ~ゴメンねお兄さん。この子、ナンパお断りだからさ」

DQN(むっ…これだからカチューシャの女は嫌なんだ…)

律「ほらほら、しっしっ」

DQN「ち、ちきしょーめー!」スタコラ



131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:50:57.68 ID:/6RSLXlq0

澪「り…律…ありがとう」

律「プクク…。澪しゃんは相変わらずモテますわね~」

澪「…」

律「…ていうか、今の状況、なんかデジャブだな…。何でだろ?」

澪「…ふふっ」

律「ん?」

澪「いや…律、本当にありがとうな。守ってくれて」

律「お、おう。なんだよ…気持ち悪いな…」

唯「あっ、いたいた!」

梓「こんにちは!」

律「お、来たなー」



132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:52:29.15 ID:/6RSLXlq0

唯「ムギちゃんはちょっと遅れてくるってさ~」

律「そっか。じゃあ先に店の中入ってるか」

澪「唯、今日は時間通りに来るんだな」

唯「憂のおかげだよ~」

律「ははは。もしかして、寝坊した未来の唯がタイムスリップしてるんじゃねーのー?」

唯「ああ!その手があったか!」

梓「ムギ先輩に時計返しててよかったですね…。唯先輩ならやりかねませんから…」

唯「でへへ。じゃ、入ろう入ろう!」



134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:54:05.79 ID:/6RSLXlq0

店内

律「で、何かいい作戦は思いついた?私、なんも思い浮かばなかったよ…」

唯「私も~」

澪「あのさ、先生をワイルドにしないで二人をくっつけなきゃいけないわけだろ?
  でも、相手のほうはワイルドな女性が好きだ」

梓「そこなんですよね…」

澪「だから、その男の人の好みを変えればいいんじゃないかな?」

唯「なるほど~。おしとやかな人を好きになるようにすればいいんだね」

律「でもどうやって?」

澪「あの時代の先生は、綺麗で優しくてステキな女性だ。
  相手にも、先生の良さをちゃんと理解してもらえればいいと思うんだ」

梓「確かに、あの頃の先生は女性として無敵な感じがしますよね」




135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:55:36.14 ID:+UD/nLh90

巨乳、教師、メガネ、おしとやか、美人
確かに無敵だ





136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 22:55:55.18 ID:/6RSLXlq0

律「そうだなぁ。あれでフラれるってかなりのレアケースだよな」

澪「な?いい考えだろ?」

唯「うん!いいと思う!それでいってみよう~」

梓「あとはムギ先輩が来るのを待つだけですね」

律「早くこないかなぁムギ」

1時間後…

律「ちょびーん…」

澪「飽きるなって…」

律「遅い!どこで油売ってるんだムギは!」

梓「律先輩が、油なんて名前つけるから…」

紬「ごめんなさい!遅くなって…」タタタ



138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 23:01:48.73 ID:/6RSLXlq0

律「ムギ~待ちくたびれたよ~」

紬「みんなゴメンなさい…」

澪「いいっていいって」

唯「ムギちゃん、作戦決まったよ~」

紬「えっ?どんな作戦なの?」

梓「かくかくしかじか…」

紬「フムフム」



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 23:03:20.73 ID:/6RSLXlq0

澪「よし、ムギ!早速過去に行こう!」

紬「あ…う、うん…。でも実は、時計1個忘れてきちゃったの…」

唯「え?」

紬「だから私はお留守番ね…。今日は本当にごめんなさい!」

梓「そ、そんなに謝らなくていいですよ!時計だってもともとムギ先輩のなんだし…」

唯「私がお留守番しよっか?」

紬「そんな…。悪いわ…。みんなで行ってきていいから…」

律「そっか…。ムギ、ありがとな」

紬「いえ…。みんなが楽しんでくれるならそれでいいの」



140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 23:05:09.25 ID:/6RSLXlq0

澪「じゃあ、一旦店を出よう。ここでマシンを使うのはまずい」

唯「あいあいさー」

店外

律「ここなら大丈夫だよな」

梓「はい!じゃあ早速行きましょう!」

唯「ムギちゃんごめんね?」

紬「ううん。報告楽しみにしてるね!」

澪「よし、行こう!」

唯律澪梓「せーの!!」

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唯「さわちゃんを元に戻す…?」#前編
[ 2011/08/20 20:38 ] SF | | CM(0)

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