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律「思い出さないあの日」#5章 屈折編 ⑦「ラスト・メモリー」#後編 【ミステリィ】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1289747692/

律「思い出さないあの日」#index





911 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/06/22(水) 00:45:00.98 ID:EET2gjixo

【神社】

男「う~ん……やっぱ鍵掛かってるな」

男「…別の入り口探そ」ギシッ

 カランコロン!

男「わっ!」

 鳴子が鳴った。

男「か、隠れないと」


神主「……ん?」

神主「猫か何かでしょうが……一応様子を見に行くとしましょう」

////////////////

 【平沢家・玄関】

 ガチャ

律「……」

 気づいたら唯の家を出ていた。
 まぁいいや、もうここには――澪の居る所にはいられない。

 ……全部和の言う通りじゃないか。

 いや、今更だ、なにを悔いるにも遅すぎる。

律「……明日からどうしようかなー」

 あぁ……何もしなくていいか。澪にも和にも会わずに何もしないで生きていけばいいや。

 ・・・・・・・・・・・・・
 「…そこにいるのは…」
 「…もしかしてもう奥に…」
 ・・・・・・・・・・・・・・

 ぼーっと歩いていたら神社の方から物音が聞こえてきた。
 何やら騒がしい。
 ……気になるな。

律(どうせどこも行くとこないし)

律(……ん?…あの子何やってんだろ?)

 灯篭の陰に男の子がいる……知らない顔だな、当然だけど。

律(……悪戯でもして追いかけられてるんだな)クスッ  

 声でも掛けてみるか。

律(そーっと、そーっと)



律「お~い」ボソッ

男「うおっ!」

律「静かに静かに、見つかっちゃうよ」

男「お、おうありがと……っていうかさ」

律「ん?」

男「姉ちゃんだれ?」

律「通りすがりの女子高生」

男「……なんていうの?」

律「名前か? えっと――

 安価↓




912 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本):2011/06/22(水) 02:16:31.01 ID:TqcO75R70

秋山澪





913 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/06/23(木) 23:55:02.57 ID:XW5KlNKoo


律「私の名前は……秋山澪だ」

 見つかった時のために適当に名乗った。

男(あきやまみお……どっかで聞いたことあるような…)

男(ま、いっか)

律「で、こんな所で何やってんだ?」

男「……奥まで見に行こうと思ったんだよ、そしたら音が鳴って」

律「おいおい、こんな時間にか?」

男「…待ってろって姉ちゃんに言われてたんだよ、それで退屈になってさ」

律(ねえちゃん? こんな時間に非常識だな)

律「へー……ところで奥って?」

男「…うーん、近所の人しかわかんないだろうけどさ、この神社、変なんだよ」

律「変?」

男「うん……何か怪しい蔵があったりしてさ…」

律「何か面白そうだな~」

男「お! もしかして姉ちゃん手伝ってくれんの!?」

律「う~ん……そうだな…

①手伝う
②手伝わない




914 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/23(木) 23:55:30.02 ID:FqWtAEdzo

2





915 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/06/24(金) 00:15:43.02 ID:Cyn7WFMLo

②手伝わない



律「……うーん……あ!」

男「?」

 ……何も考えずに飛び出してきたけど、よく考えたら荷物置きっぱなしだし。
 結構、時間経ってるよな。
 ……澪は唯達ともう寝たかも。

 …………それに・・・

律「……悪い、私帰らないと」

男「え~…」

律「ま、そう落ち込むなって」

律「ちょっとだけ手伝ってやるよ」

男「え!?」


律『お~い!! 誰かー! こっちに変な子供がいるぞ~!』

////////

神主「!」

/////////

 
男「おい!ばかみお!」

律「これでいいんだって」

男「はぁ?」

律「お前はそこの茂みを通って奥に行け」

律「私が嘘吐いて時間稼ぐから」

男「おお!」

律「じゃ、頑張れよ」

男「ありがと、澪さん!」タタッ


律「……」クスッ



916 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/06/24(金) 00:17:50.30 ID:Cyn7WFMLo

////////////

 年老いたじいさんが走ってきた。

神主「ど、どこですか?」

律(慌てすぎだろ……)「いやーもうあっちにいっちゃったみたいです」

 真逆だけど。

神主「……まぁ、出て行ったならいいでしょう、…それよりあなたは何を?」

律「あぁ、散歩のとき通りかかって」

神主「地元の方ではありませんね?」

律「えぇ、まあ」

神主「失礼ですがお名前は?」

律「田井中律です」

 もう偽名の必要もないだろう。
 むしろさっきと違う名前の方が都合がいい。

神主「そうですか……では、お引止めしてすいません」

律「いえいえ、では」

 この人おじいさんだから聞こえなかったんだろうけど

 奥の方から小さく「ガチャン」って音が聞こえた。


 あいつ、鍵でも壊したのか。

律(……澪……)


 忘れていられたのはほんの一瞬だった。

 好きだけど好いてくれないその名前を呟きながら私は唯の家に戻った。








//////////////



921 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/02(土) 02:55:14.19 ID:4OZ3fs6Po

 【平沢家・唯の部屋】

 ガチャ

唯「あ、澪ちゃん」

澪「あぁ…唯と梓…だけか」

梓「? 誰か探してるんですか?」

澪「うん…ちょっと律を」

唯「りっちゃんならさっきトイレに行ったきりだよ」

澪「それから見てないか?」

唯「? う、うん」

澪「そっか……」

梓「?……えっと、澪せ

澪「悪い、他の部屋探してくる」

 ガチャ

唯梓「……?」

梓「何かあったんでしょうか?」

唯「う~ん……」

梓「……」

唯「……」

 …/・……;……「…

 ……り………。…


唯「…!」

梓「? 唯先輩?なに

唯「しっ!あずにゃん、ドアの外で誰か話してない?」


梓「あ…

梓「私、見てきます」スッ

 ガチャ


 梓が立ち上がるより早く扉が開いた。

 人影が倒れこんできた。

/////////////////



922 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/02(土) 02:57:45.27 ID:4OZ3fs6Po

/////////////////

【数分前・廊下】


和「……ん…」ムクッ

和(…あれ?…あぁ、そういえば…)

和(頭打って気絶してたんだっけ)

 「…おーい…」

和「?」

澪「おーい! あ、和か」

和「律はどうしたの?」

澪「…いや、家中探したんだが見つからなくて……入れ違いかと思って戻ってきたんだ」

和「ふぅん……あ、悪いんだけど」

澪「何だ?」

和「何か頭痛くてさ、部屋まで連れてってくれない?」

澪「わかった」

 ・・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

澪「着いたぞ」

和「……悪いわね」

澪「先に律がいないか見てくるよ、和が休むの邪魔しちゃ悪いし」

和「ありがと」

澪(律はいないみたいだな…)

和「あ、そうだ」

澪「? どうした?」

和「……靴は?」

澪「へ?」

和「だから、律は外には行ってないのか?ってこと」

澪「あ!」

和「とりあえず下にいった方がいいわよ」

澪「ありがと!」

/////////////



923 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/02(土) 02:58:54.48 ID:4OZ3fs6Po

/////////////

和(……目の前で倒れられても、気分悪いわよね」

和「・・・ゆい…いつも、ごめんね」

 私は扉にもたれるように倒れこんだ。

 「…ちょ 和 せん…ぱ

 誰かの声がしたがもう聞こえなかった。

////////////



924 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/02(土) 03:00:08.90 ID:4OZ3fs6Po

///////////

梓「ちょっと!? 和先輩?」

唯「わっ! 和ちゃん?」

梓「唯先輩! ダジャレ言ってる場合じゃないです!」

唯「どゆこと!?」

梓「とりあえず…ベッドに運びましょう」

唯「う、うん」

和「……」

唯「起きないね…」

梓「……?」

唯「あずにゃん? どうかした?」

梓(…和先輩、怪我してる…)

唯「あずにゃん?」

梓「唯先輩、ここ…


唯「…本当だ……」

梓「どうしましょうか…

唯「とりあえず憂に診てもらおうか」

梓「…まぁ、すぐに処置しなきゃ危ないような怪我じゃないみたいですしね」

唯「うん、救急車なんか呼んだら大騒ぎになるし」

梓「元々疲れてたのかもしれませんしね」

唯「じゃあ憂を呼びにいこ」

梓「はい!」

/////////////

唯「そうだあずにゃん」

梓「何ですか?」

唯「……その…

梓「?」

唯「あの…今日のことは秘密にしとかない?」

梓「?」

唯「いや…さっきも言ったけど騒ぎになったら和ちゃんも嫌だと思うし…

梓「あぁ、そうですねわかりました」

唯『じゃ、憂にも協力してもらって…


 【嘘】つかなきゃね


梓「そうですね」


唯(…ごめんね、和ちゃん)


唯(……いつも、何も出来なくて)

///////////////////




925 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/02(土) 03:55:22.62 ID:glLg9gHSO



嘘きたか





926 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/04(月) 00:58:55.48 ID:jnJ8aERco

//////////////////

 【神社】

神主「……まったく、一時はどうなるかと思いましたよ……

神主「…まぁ、ゆっくり寝るとしましょうか」


 「おい、ちょっと待ってくれないか」

神主「!…これはこれは」

神主「副会長!」


老人「やぁやぁ、久しぶりだね、神主」

神主「お久しぶりですね! ……ところで、今日はどうしてまた?」

老人「……」

神主「?」

老人「…すまん、黙って【蔵】の鍵を渡してくれないか」

神主「!? い、今何と?」

老人「だから早く鍵をくれ、…時間がない」

神主「わ、わかりました――


神主「・・・こちらです」

老人「すまんな」

神主「あ、あの…

老人「……今は何も言わんでくれ」

神主「…はい」

老人「あ、そうだ」

神主「?」

老人「これをお前さんに渡しておこう」

神主「…この封筒は?」

老人「お前さんの身を守るものだ、誰にも渡さないほうがいい」

神主「!?」

老人「もちろん……

老人「あの婆さんにもな」

////////////////


 【蔵の前】

男「くそ! 鍵は壊したけど扉が開かねー!」

男「……もう帰ろうかな」

 ガサッ

男(……誰か来る?)

///////////////



930 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/06(水) 00:22:19.06 ID:tWKtoQFHo

///////////////

老人(……急がねば)

男(やっぱ来てる! 隠れないと)ササッ


老人「…やっと着いた――ん?」

老人(鍵が壊されている…流石に電子ロックは外せなかったようだが)

老人「……まぁいいか」ピッ


男(あれってカードキー…ってやつか?ここってそんなに新しくないのにな・・・)


老人「…さて……!」

老人「おい」

男(?)

老人「そこにいるのは誰だ? 出て来い」

男(げっ! ばれた…)

老人「早くしてくれ、悪いようにはしない」


男(しかたないよな…)

男「…はーい…」

老人「子供じゃないか……君が鍵を壊したのか?」

男「…はい」

老人「…何でこんなことを?」

男「いや、…ただ気になったから」

老人(……下手に帰すと私がいたことを喋るかもしれない…)

老人「……そうか、なら特別に少しだけ見せてあげよう」

男「えっ!?」

老人「ほら、早く来なさい」

男「は、はい…」

 
男(…何ていうか、病院?っていうよりは…

男「悪魔の実験室、ってかんじかなぁ」

老人「?」

////////////////



932 名前:訂正:2011/07/06(水) 00:43:27.20 ID:tWKtoQFHo

老人「…何も触るんじゃないよ」

男「…はい」

老人(…早く証拠を集めねば)


 …その時

 グラグラグラ!

男「うおっ!」

老人「なっ…

 地震で不安定な機材が次々に倒れだした。

///////////////

【神社付近の道路】

 グラグラグラ!

紬「わっ!」

紬「…結構大きかったな……」



931 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/06(水) 00:23:08.13 ID:tWKtoQFHo

////////////////

 【神社前・道路】

紬「……遅くなっちゃったな」

紬(……もうみんな寝ちゃったかな…いや――まだ10時だし、そんなことないわよね)


 【平沢家・玄関】

紬「唯ちゃん、遅くなっちゃってごめん」ピンポーン

 誰もでない。

紬「?」

紬「流石にみんな寝た、ってことはないよね?」

紬「あれ? 鍵かかってない……

紬(おじゃましまーす)ボソッ

紬「!…うっ…

 紬はすぐに異変に気づいた。

 家の中がドタドタと妙に騒がしい。

耳を澄ませると

 「…は本当にいないんで…か…」

 「…あ…私…か…」

 「…り…ど…」

 …明らかに尋常ではない。

 それに――

 妙に焦げ臭い。

 
紬(もしかして……火事?)

 不安を感じながらも紬はリビングに入った。



933 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/06(水) 00:57:09.15 ID:tWKtoQFHo

紬「!」

 紬の予感は的中した、キッチンの方から煙が立ち昇っている。

 ……だが何故か側の消火器には手がつけられていない。

紬「……あっ!」

紬「りっちゃん!」

 ソファーには律が寝かされていた。

紬「えっと、えっと」アセアセ

紬「と、とりあえず外に…

 紬は近くに落ちていた毛布で律を包んで抱きかかえた。


 ガチャ

紬「!?」

澪「り…ってムギ!?」

紬「澪ちゃん!」

澪「と、とりあえず、早く外に…

紬「うん!」



934 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/06(水) 00:58:53.91 ID:tWKtoQFHo

////////////////

【外】

紬「えっと、唯ちゃん達は?」

澪「もうすぐ来ると思う、火もそんなに強いわけじゃないし」

紬「そっか」

澪「ところでムギは…いつ来たんだ?」

紬「私? えっと…今来た所なの、そしたら変な臭いがして――

澪「…それで律を運んでくれたのか、ありがと」

紬「…それよりさ」

澪「ん?」

紬「りっちゃんは大丈夫なの?」

澪「……あぁ、地震で落ちてきたやつに当たっただけだから」

紬「……本当に? 一回病院に行ったほうが…

澪「……そうかもな」


 ガチャ

唯「みんなー! 大丈夫ー?」

梓「はぁ…」

紬「唯ちゃん! 梓ちゃん! …あれ?」

澪「どした?」

紬「…憂ちゃんは?」

澪「あぁ、憂ちゃんは今出掛けてるよ、多分大丈夫だろ」

紬「そう…よかった」ホッ

唯「あれ? そういえばムギちゃんっていつ―

 唯が口を開いた時だった


律「ん……

澪「律!!」

紬(よかった…気づいたんだ)

澪「りつ……

律「……」

澪「ごめ

律【誰?】

澪「 」

律【えっと、あなた誰ですか?】

律【っていうか、ここどこ?】



 世界が突然暗転した。

 この世界はここまでだ。

//////////////



937 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/15(金) 23:59:50.38 ID:ypzfSF/So


律「う~ん……

澪和「!」

梓「ふぁ…

男「お、起きた」

律「…!…」

律「……和、久しぶりだな」

和「……本当ね」

律「…あのさ」

和「何?」

律「あの日のこと…全部思い出したよ」

和「……」

律「…それでさ」



律「全部忘れてくれないか?」

和「えっ!?」

澪「……」

梓男「はっ!?」


//////////////////

 「…どういうことですか律先輩!…」

 「…ここまできてそれはないだろ!…」

 男……にしてもあいつは和の弟だったのか…
 色々納得だ。


 その後、梓や男に散々文句を言われたが和が何とか説得してくれた。

 ……澪はずっと黙っていたが。

 そして今、私達はみんなと合流するために神社に到着した。



938 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/16(土) 00:04:14.89 ID:Tm9pIlLwo

///////////////////

唯「あっ! りっちゃ

 唯が言葉を失っていた。
 ……あぁ、それもそうか。

唯「和ちゃん!!!」ダッ

和「ちょ、ちょっと……ゆい」

唯「和ちゃ~ん」スリスリ

唯「本当、よかったよ……」グス

和「……本当に長い間迷惑かけたわね」

梓(……唯先輩…もう嘘はお仕舞いですよ…ね?)


律「…唯も相変わらずだなー」

律「な、澪?」

澪「……」

澪「律、ちょっと歩かないか?」

律「ん…

①OK
②後にしよう

////////////



短いですがとりあえず今日はここまで
何度も予定が変わってましたが本当にあと数回で終わりです
2スレ目にいってしまうかもしれませんが最後ですので何かあればまたお願いします。




939 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/16(土) 00:36:09.77 ID:vc85h3SSO






941 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/19(火) 00:20:53.63 ID:6ryR+dsio

①OK

律「…うん」

澪「ありがと、じゃ行こっか」

 私と澪は唯達に気づかれない様に黙って神社の外へ出た。


/////////////////

澪「なぁ、律」

律「ん?」

澪「……本当に、思い出したんだよな…?」

律「何だよ、信じてないのか~?」

澪「いや…そういうわけじゃないんだけど・・・

律「じゃあ何だよ?」

澪「……いや、あのさ…………

律「……」

澪「えっと

律「もういいよ」

澪「えっ!?」

律「澪が言いたいことはわかってる」

澪「……じゃあ、一つだけ聞かせてくれないか?」

律「なんだよ?」



澪『どっちにするんだ?』

律「…澪は…」ボソッ

澪「えっ?」

律「澪は、どうした方がいいと思う?」

澪「……そうだな」

澪「…はっきりとはわかんないけど」

澪「……私は、律の為に黙ってた」

澪「あ、でも今のは

律「いや、もういいよ」

律「ありがと、澪」

 もう今更だ。

 8年前のこと、誰も真相なんて知る必要はない。

 だから、私の答えは

 「誰にも言わない、だと思う」

/////////////////

 ……後になって思えば、この時の私はどうしようもなく愚かだったと言わざるを得ない。
 澪の言葉も親友の苦悩も、何一つわかっていなかった。

 そして、そんな私の決断が最悪の結末を生むのは、もう少し先の話だ。

バッドエンド21 「それでも、私は」


今日はここまで、次は②後にしよう。から書きます。



942 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/20(水) 01:10:15.59 ID:ajdp62EOo

②後にしよう

律「今はいいだろ」

澪「……それもそうだな」

 2人で唯達のやりとりを眺めていたらムギ達がやって来た。

////////////////////

斎藤「みなさん、ご無事したか?」

唯梓「はい」

紬「……何だか疲れちゃったわ…今日はここで解散にしない? みんな?」

律「……」

 …何だかあっさりだな、と思っていたらムギが私に目配せしてきた。

女「…お姉ちゃん…唯さん……」グスッ

 …あぁ、よく考えたら唯達と和や妹さんは8年ぶりの再会なのか。
 ムギもそういうとこに気が回るようになったんだな……昔は天然っぽかったのに。

澪「……じゃ、私達は屋敷に…そうだ、律も来ないか? ゆっくり話したいし」

律「あぁ、そうするよ」

斎藤「では、こちらへ」

男「……」

 斎藤さんの車で私を含めた4人は琴吹家に戻った。

/////////////////

?「……あの車を追って」

黒服「……あなたも斎藤さんの車で琴吹家に向かえばよかったのでは?」

?「…もう私には後がないの、それより携帯貸して」

黒服「はぁ…何をなさるんですか?」

?「ちょっとね…………あー流石に出ないか…おっ?」

?「あ、繋がった? いやー本当久しぶりだね!」


?「スミーレ!」

黒服(……斎藤さんのお孫さん?)

/////////////////////

男(トランクに隠れるって…古典的だよな)ゴソゴソ

律「……何かこの車うるさくないか?」

澪「そうだな…いつもこんなんじゃないのに」

紬「…斎藤?」

斎藤「車検にだしたばかりなのですが……おかしいですね…」

紬「帰ったら一度調べておいてくれる?」

斎藤「わかりました、準備させておきましょう…」ピッピッ

斎藤(…出ない…菫はなにをやっとるんだ)

斎藤(……他の者にやらせるか)

////////////////

今日はここまで 菫は斎藤さんの孫という設定です



945 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/22(金) 21:34:31.18 ID:o61iDjFco

 【琴吹家】

斎藤「到着しました」

律「何回見てもでっかいな~」

紬「ふふふ」

澪「そうだな」

斎藤「私は車を見てきますので……茶室でお待ちください」

紬「そうしよっか」

律澪「そだな」

///////////////

【車庫】

斎藤「……ふむ…エンジンと…タイヤも大丈夫そうだが…はて?」

男(ばれるばれるばれる見つかる見つかる見つかる)

 ブロロロ

 別の車が戻ってきた。

斎藤「……誰だ? 勝手に車を使うなとあれほど・・・!!」

純「げっ!? 斎藤のおじいさん!」(何でここにいるの~!?)

男(…よくわからんが今のうちに!)コソッ

純「はぁ…打つ手なし、降参ですよ」

斎藤「……」

純「? ……あれ?」


斎藤「…早く行ったらどうだ」

純「えっ!?」

/////////////////



946 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/22(金) 21:36:03.57 ID:o61iDjFco


 【茶室】

紬「じゃあ、私お茶の準備してくるから」

澪「……あ、私部屋に忘れ物があったんだ」

澪「律、悪いけど1人で待っててくれ」

律「ん、りょーかい」

紬「お菓子だけはあるから先に食べてて~」

律「サンキュー」

 バタン、ガチャ

 鍵が閉まった、オートロックのようだ。

律「……お、これ美味しそうだな」ガサッ

律「ん…うまい」

 高級そうなお菓子を食べていると――

 コンコン

 扉を叩く音がした。

律「澪かー?」ガタッ

 鍵を開けようと立ち上がった瞬間

 ガタガタ!

律「わっ!?」

 今度は窓を叩く音がした。

 ただ、こっちはノックというより割ろうとする勢いだ。

律「ど…どうしようか…

律「……いや、そもそも誰が外にいるんだ…?

律「う~ん・・・・・・・

①扉を開ける
②窓を開ける
③どちらも開けない
④扉の外の人物に誰か訊ねる
⑤窓の外の人物に誰か訊ねる
⑥澪に電話
⑦ムギに電話

/////////////




947 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/22(金) 21:38:20.09 ID:Drkw82ODO





948 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/07/22(金) 21:38:53.08 ID:bJc9WOWUo





949 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2011/07/22(金) 21:39:50.93 ID:Inzes/xao

7





950 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/22(金) 22:04:24.50 ID:o61iDjFco

③どちらも開けない

律「…よく考えたら澪やムギなら鍵もってるはずだしな」

律「そうだ、確認すればいいんじゃん」

律「電話、電話っと――

①澪
②紬




951 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/07/22(金) 22:13:03.12 ID:bJc9WOWUo






952 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/07/22(金) 23:57:24.48 ID:o61iDjFco

②紬

律「もしもし、ムギか?」

紬「どうかした?りっちゃん」

律「あー…今部屋の外にな――


紬「……なるほど」

律「…なぁ、ムギ」

紬「……」

紬「う~ん…押し入ってきたりしないなら待ってて、すぐ戻るから」

律「了解」

 少ししたらどちらも音が止んだ。

 また少しして――

紬「お待たせ、りっちゃん」

律「外に誰がいた?」

紬「うん…私が来る前に・・

律「逃げられたのか?」


紬「殺しておいたわ」


律「……へ?」

紬「あの子達も……最後に私を裏切った」

律「は?」

紬「……まぁ

紬「私も同じか」

律「……」

////////////////

 バッドエンド22「終われない夏休み」

>>945から再開
>>950①から再開




953 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/07/23(土) 00:21:12.53 ID:REkyQ3o/o






954 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/01(月) 01:42:32.98 ID:h6SBv7N6o

①澪

律「……みおー」ピッピッ


澪「もしもし?」

律「あ、澪? …実は――

澪「ふーん…部屋と窓の外に…か」

律「ムギかな?」

澪「違うと思うぞ、ムギは鍵持ってたし」

律「絶対?」

澪「絶対」

律「……そっか」

律「んじゃ、大人しく待ってるよ、早く戻ってきてね」

澪(…ん?)

澪「……あぁ、わかった」

律「おう、また後で」

////////////

――数分後、窓を叩く音は急に止んだ。

 それからまた数分で扉を叩く音も止んだ。

 それから更に数分後――

澪紬「お待たせー」

律「おう、遅かったな」


律「で、何の音だったんだ?」

紬「……あ…

澪「使用人の人達がムギに用事があったみたいでさ」

律「あ、そいうことか」

紬「……じゃ、じゃあゆっくりお茶しよっか?」

澪「そうだな、たまには私が準備するよ」ガチャガチャ

律「……」



955 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/01(月) 01:43:00.89 ID:h6SBv7N6o

/////////////////////

 ……使用人の人、ねぇ。

 ムギは嘘が下手で澪はフォローが下手だな。

 見えてるよ。

 ムギの右の袖、血がついてる。

/////////////////////


律「ムギ?」

紬「何?」

律「袖んとこ、怪我でもしたの?」

澪「!」

紬「……りっちゃん」



紬「ごめんね……」ポタッ

 ムギの目から涙が1粒だけこぼれた。

//////////////////

 バッドエンド23「続けない悲しみ」

//////////////////

ヒント
・似たような選択肢でも違う結果になる

///////////////////

再開場所

>>946
①扉を開ける
②窓を開ける

④扉の外の人物に誰か訊ねる
⑤窓の外の人物に誰か訊ねる
⑥澪に電話
⑦ムギに電話

////////////////////




956 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 06:41:54.89 ID:zm77NJUSO






957 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/04(木) 00:19:18.19 ID:YLrbHo+4o

⑤窓の外の人物に誰か訊ねる


律「お、おい! 誰だ?」

?「その声は律さんか!?」

律「ってお前……和の弟か?」

男「そうだよ! ここ開けてくれ!」

律「いや…第一なんでお前ここにいるんだよ…

男「あんたらの車のトランクに隠れてきたんだよ! 死ぬかと思ったわ!」

律「何でそんなことしてんだよ?」

男「…それは……

男「……

律「何だよ?」

男「……行けって言われたんだ」

律「誰に?」

男「……姉さんに」

律「…ふぅん」

男「じゃ、もういいだろ? 早く開けてくれ」

律「どっちだよ?」

男「!」

律「お前の姉さんは2人いるだろ?」

男「そ、そんなことどっちでもい

律「あぁ、どっちでもいいさ、でもなら何でお前はそれを隠す?」

男「うっ……

律「あきらめろ、何を隠してるんだ?」




律「…? おい?」

律「どうした?」ガチャ

 男は倒れていた、胸にナイフを刺されて。

律「ちょ…へ? 誰が…こんな…」


///////////////////////

 ――この事件は後に琴吹邸内刺殺事件と呼ばれることになるが

 ――その犯人は杳として知れない

///////////////////////

バッドエンド24「始まれず終わる」


再開場所

>>946
①扉を開ける
②窓を開ける

④扉の外の人物に誰か訊ねる

⑥澪に電話
⑦ムギに電話




958 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2011/08/04(木) 00:22:40.05 ID:2N7rNFHvo

2





959 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/06(土) 23:15:08.74 ID:pLnKr83Yo

②窓を開ける

律「だ、誰だ?」ガチャ

男「俺だよ! 律さん!」

律「何でお前が…ま、とりあえず入れ」

男「悪いな」

男「あ、窓閉めといてくれよ」

男「俺は侵入者だし」

律「あ、そっか」ガチャ

///////////////

律「……んで、何でここに来たんだ?」

男「……それは…

律「すぐに澪達が戻ってくるぞ、何にせよ急がないと」

男「うぅ…

 バンバン!

律男「!」

?「律ちゃん、早く開けてよー!」

律「……その声…ムギ?」

?「そうなの~…鍵忘れちゃったー」

男「どうすんの?」

律「そりゃ……


①扉を開ける
②扉の外の人物に誰か訊ねる
③澪に電話
④ムギに電話




960 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/08/06(土) 23:25:48.85 ID:TlfoWty/o






961 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/07(日) 02:27:52.76 ID:lUWe8lLzo

②扉の外の人物に誰か訊ねる

律「おい、お前誰だ?」

?「紬だよー 早く開けてよ律ちゃん」

律「…偽者だろ?」

?「!」

律「……ムギは私を『律ちゃん』何て呼ばないぞ、
  声は扉越しだからある程度誤魔化せるけど詰めが甘いな」

??「…ばれちゃったね、スミーレ」

律「その声は純ちゃんか、何企んでるんだ?」

純「いや、ただ部屋に入れて欲しいだけですよ、律先輩に危害は加えません」

律「わかった、入れ」カチャ

男「ちょっとま

 ガチャ

菫「だ、誰? 純先輩、あの人は…

純「えっ!? 何で君がここにいんの?」

菫「警備の人ー! 不審者がいるの! 来て!」

純「私は匿ってもらうね、あとはうまくやりなよ」

男「お、おい…

黒服「菫さん、どうしましたか!」

黒服2「おい!大人しくしろ!」

男「……ここまでか」

//////////////////////

 バッドエンド25「不必要な必然」

・純にとって男は不必要
・純の逃げるアテ

//////////////////////

 再開場所

>>946
①扉を開ける
④扉の外の人物に誰か訊ねる
⑥澪に電話
⑦ムギに電話

>>959
①扉を開ける
③澪に電話
④ムギに電話




962 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/08/07(日) 04:59:49.71 ID:4GaJ6tjAO

>>946





963 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/08(月) 22:57:39.34 ID:9/8QXjspo

④扉の外の人物に誰か訊ねる

律「お、おい、誰だ?」

?「私ー紬だよー開けて、律ちゃん」

律「……ん?」

?「ど、どうかしたー?」

律「…ムギ、私のこと何て呼んだ?」

?「り、律ちゃん?」

律「…りっちゃん、って呼ばないのか?」

?「!!…え、えと

純「もういいよ、てゆうかよく気づきましたね、先輩」

律「その声は純ちゃんか、偽者まで使って何を企んでるんだ?」

純「……偽者?……あぁ、なるほど…」

律「? 何だよ?」

純「もしかして律先輩は今さっきのはムギ先輩のそっくりさんだとか考えてませんか?」

律「は? そうじゃないのか? そうじゃなきゃ私がドアを開けた時誤魔化せないだろ」

純「…自分が何言ってるかよく考えてくださいよ、
  双子でもなきゃ昔からの親友を騙せるわけないじゃないですか」

律「……どういうことだ?」

純「簡単ですよ、今、扉の外に私といるのは本物のムギ先輩てことですよ」

律「……え?」

純「ムギ先輩も上手いですよね! 呼び方で異常を伝えるなんて!」ボコッ

?「痛い!」

律「おい! 純ちゃん、何やってんだ!」

純「ムギ先輩も思ったより根性ありますよねー、ね?律先輩」

律「な、何言ってるんだよ…

律「どうすれば・・・・・・


①扉を開ける
②開けない
③澪に電話
④ムギに電話




964 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/08(月) 23:32:32.66 ID:FZisH1BDO





965 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/08/08(月) 23:35:24.26 ID:r1t05YaAO

難しい…
①で!





967 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/09(火) 00:31:32.41 ID:7tz8yoh1o

②開けない

律「……」

純「あれ? どうしました?律先輩」

律「…知るかよ」

純「ん?」

律「何企んでるか知らないけど、私がドアを開けなきゃそれでいいだけ、私の勝ちだ!」

純「はぁ……

律「?…何だよ?」

純「…何が勝ちですか…

純「犯人風情が」

律「は…な、何言ってんだ? 私には何のことだ

純「『何のことだかわからない』だなんて言わせませんよ! 記憶喪失なんてのも戯言甚だしい!」

純「……あ、もう時間切れです、じゃ『あなたの勝ち』ですよ、律先輩」

律「ちょっとま

 ズドン!

 扉の向こうから渇いた銃声が聞こえた

//////////////

バッドエンド26「破戒の罰」

再開場所

>>946
①扉を開ける
⑥澪に電話
⑦ムギに電話

>>959
①扉を開ける
③澪に電話
④ムギに電話

>>963
①扉を開ける
③澪に電話
④ムギに電話




968 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/08/09(火) 00:33:10.94 ID:U0UddySJo

>>946





971 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/11(木) 01:00:49.24 ID:0wILWdj0o

①扉を開ける

律(…誰だ?)カチャ

純「あ、こんにちは律先輩」

?「……」

律「…純ちゃん…にムギ?」

?「・…・・…」

純「んー…ま、挨拶はそこそこにしてちょっとお話しませんか?」

律「……私的にはもう全部終わりなんだけどな…………」

純「終わり?…何言ってるんですか?」

純「まさか何も知らないとでも言うんですか?」

律「は?何の話だよ?」

純「記憶の世界での矛盾に気づいていないんですか? 梓にあれだけヒントを貰っておいて?」

律「な、何言ってんだよ?」


律「ていうか、ムギも何とか言えよ?」

純「……!この人、やっぱり!」

純「スミーレ! もういいよ、この人は駄目だ、ここで終わらそう」

?「はい」

律「何い

///////////////////

 次の瞬間に律は気を失っていた。
 彼女がこの後どうなるのかはどうでもいいことだ。

 唯一の救い手に見捨てられてしまったのだから。
 
/////////////////////

ノーマルエンド3「夢の浮かぶ橋の上で」

///////////////////////////

>>946
⑥澪に電話
⑦ムギに電話

>>959
①扉を開ける
③澪に電話
④ムギに電話

>>963
①扉を開ける
③澪に電話
④ムギに電話

/////////////////////




972 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本):2011/08/11(木) 01:12:04.99 ID:9xWbOQbyo

>>959





973 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/13(土) 02:23:34.86 ID:Xsa3k6v3o


②窓を開ける から ①扉を開ける

律「ドアを開けるぞ」

男「……大丈夫なのか?」

律「…誰だ?」

?「私、紬よー」

律「……わかった」ガチャ


純「まぁ、嘘なんですけどね」

男「!」

律「純ちゃん……」

律「それに…ムギ?」

?「……え」

律「?」

純「……そんなに似てないと思うんだけどな」ボソッ

菫「……」

律「どういうことだ? ムギがなん

純「ちょっと黙っててください」

純「スミーレ、余計なのをどうにかしよ」

菫「わかりました」スッ

男「なっ――

 菫が男に向かってナイフを投げた

律「何やってんだよ! 落ち着け! ムギ」

菫「……

菫「……私はお嬢様ではないです」

菫「もう消えてください、お嬢様が哀れすぎます」

律「え

 律にも男と同じナイフが刺された。
 
 律が目覚めることも、真実が語られることもない。

///////////////////////

バッドエンド27「禊の拒絶」

//////////////////////

>>946
⑥澪に電話
⑦ムギに電話

>>959
③澪に電話
④ムギに電話

>>963
①扉を開ける
③澪に電話
④ムギに電話




975 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/08/13(土) 03:54:09.86 ID:Qtnb0uqAO

>>959





977 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/15(月) 01:22:26.22 ID:nfoeI7rHo

②窓を開ける から ③澪に電話

律「……澪と連絡とってみる」

男「…止めたほうがいい気がするんだが」

律「? どうして?」

男「俺にはあの人が……いや言い方が悪いな――


律「ん?」

男「…何が起こってるのか俺にはさっぱりだ」

男「でも、あんたら、あの車に乗ってた4人は絶対にまだ何か隠してると思うんだ」

男「もちろん、あんたも含めてだぜ、律さん」

律「……」

男「…あの日、何があったんだ?」

男「俺は、真鍋和の弟としてあの日、何をしていた?」

律「……お前か」

律「お前は神社にいたよ、理由は私にはわからない……けど

男「…けど?」

律「……」

男「?」

男「おい、黙ってないでなんと

 バタン!

澪「おい! 大丈夫か、律!」

黒服「お怪我ありませんか!」

男「なっ……

律「……メールで澪を呼んどいたんだ」

男「…じ、じゃあ、さっきの話は嘘かよ!」

律「いや、本当だけどさ」


律「…お前はあの日いちゃいけない人間だったんじゃないか?」

男「……」

男「……わけわからねえよ」

////////////////////////

バッドエンド28「抜けない楔」

//////////////////////////

>>946
⑥澪に電話
⑦ムギに電話

>>959
④ムギに電話

>>963
①扉を開ける
③澪に電話
④ムギに電話

/////////////////////////




978 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2011/08/15(月) 01:39:53.08 ID:3rUpInIko

>>959





984 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/19(金) 01:50:14.72 ID:yK5TVxZ4o

②窓を開ける から ④ムギに電話

律「…ムギに電話しよう」

男「大丈夫なのか? 俺はその人のことよくわかんないんだが」

律「……私も知らない」

男「は?」

 律は男を無視して紬に電話を掛け始めた。

律「……」

律「あ、ムギ?」

律「今部屋の外にさ――

律「…ん、わかった」

 律は通話口を塞いで男にこう言った。

律「通話を切らないで扉の外と会話する」

男「それで相手の出方を伺うんだな」

律「あぁ、だけどお前は喋るなよ、ムギにばれるから」

男「おう」

律「……あ、ムギ、準備できたぞ、今から始めるから」

 律は携帯のスピーカーをオンにした


律「おい、誰だ?」

?「紬だよーりっちゃん、開けて」

紬「何をしてるの? 菫」

 携帯から声が響いた。

菫「!」

純「あれ?ムギ先輩、どうしているんですか? お部屋に戻ってるはずじゃ?」

律「…携帯だよ、ここにいるわけじゃない」

純「あ、そっか 色々甘かったな……」

純「ま、いいや。 それよりムギ先輩」

紬「?」

純「私が何でここにいるかわかりますか?」

紬「?……何を言ってるの? わかるわけない…でしょ?」

純「……それでいいんです、律先輩、ドアを開けてください」

律「え…え?」

紬「待って、りっちゃん」

律「お、おう」

紬「純ちゃん……あなたもしかして…?」

純「……はい、私は【あなたの】日記を読みました」



985 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/19(金) 01:50:49.52 ID:yK5TVxZ4o

紬「! …で、でも……あの資料にはそんなこと…

純「…すいません、あえて書かなかったんです」

紬「……そんな…あなただけは…私を・・・

 紬がぼろぼろと泣き出したようだ

男「おいおい…何だってんだよ」

純「律先輩、お願いです、ここを開けてください」

律「…で、でも……」

紬「…やめて、りっちゃんお願い…もう嫌・・・」

律「・・・

純「律先輩!」

男「律さん! 開けよう!」

律「えっ

 男は扉を開けた

純「……ムギ先輩」

紬「……そっちに行くわ」

 紬はそれだけ言って電話を切ってしまった。



 …数分後、紬が澪に連れられて部屋に戻ってきた

澪「…ムギの様子がおかしいんだが…何があったんだ?」

紬「   :;  ・・」

純「…みなさん、座ってください」


純「私がこれから全てをお話します」

純「…何から話ましょう?」

律「・・・

①呪いのこと
②純ちゃんのこと
③火事のこと

////////////////////////




986 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2011/08/19(金) 02:05:12.28 ID:k+yetJvuo

1





988 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/20(土) 01:18:41.30 ID:BIEFf1gNo

①呪いのこと

律「呪い、って何だったんだ?」

純「……律先輩はどんなものだと聞いていますか?」

律「えっと……琴吹家に大昔にかけられたとかなんとか」

純「それは真っ赤な嘘ですよ……本当は

 「もうやめて」

 紬が蚊の鳴くような声で呟いた

紬「……もういい…わたしが…悪かった…やめて・・

純「ムギ先輩、…私はあなたの考えを知ってしまったんです」

純「…もう止めましょう」

紬「……

 紬は何か言いかけたが口を閉じた、交渉の余地がないと悟ったのかも知れない

純「…呪いっていうのはわかりやすく言えば
  真鍋ちゃんの家に置いたあったあの機械のことなんですよ」

律「!?」

純「……えっと、詳しく説明すると――

純「何十年も前、琴吹家が今ほど大きくなかった頃に一度潰れかかったことがあったんです」

純「その時、それに目をつけたのがあの機械の開発と研究をしていた連中です」

純「…その研究っていうのが、
  人間の記憶を書き換えたり、消したり、っていうのが目的だったらしいんですよね」

純「…でも、当然そんな研究が堂々とやれるわけがない、
  その上当時は研究が行き詰まり、隠し通すのも困難になっていたらしんです」

純「そこで研究は中止されることになった、
  でも副産物であり唯一の成果でもあるあの機械だけはこの世に残したい。
  そう考えた彼らは援助と引き換えに機械を永久に保管する、という取引を持ちかけた」

純「…これは琴吹家にしてみれば正に【呪い】ですよ、
  生き残る唯一の手段が永久に弱みを握り続けられることなんですから」

律「…その機械はどんな機能を持ってたんだ?」

純「……記憶のリロード…
  ようは記録を夢みたいな形で見せることくらいですね、まともにできたのは」

純「…ただ、不完全で不安定なだけに、他に使い道があったのかもしれません、
  こっからは妄想レベルですけどね」

律「…ふーん」

紬「・・ ;・・   …」

純「さて、お次は何を?」

②純ちゃんのこと
③火事のこと




989 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2011/08/20(土) 01:19:46.90 ID:iC4/osXVo

3





990 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/21(日) 01:59:19.51 ID:Z6x3dolio

③火事のこと


律「…あの日、結局何があったんだ?」

純「……火事が起こる数ヶ月前、琴吹グループで奇妙な出来事が起こった」

純「金がごっそり無くなったり、株が流出したり…」

純「その主犯が当時のナンバー2、ムギ先輩のお父さんの親友」

紬「・・・・…」

純「でもその行動には理由があったんです」

純「琴吹家はその時何の問題もなかったけれど
  その老人はいずれ【呪い】のせいで少なくないダメージを受けることを予想していた」

純「そこで、琴吹家の財産を一旦別に移し、呪いを破棄した上で新しくやり直そうとした」

純「だが計画は失敗、秘密裏に進めたせいで誤解が誤解を呼び、老人は全ての立場を失った」

純「これが律先輩の言う「あの日」…火事の起こった正にその日です」

律「!」

純「失脚した老人は最後の賭けにでた」

純「直接呪いを調査して自分が琴吹家の弱みを握り、計画の再起を図ろうとしたんです」

純「でもそこであの地震が起こる」

純「その時に老人は頭を打って死亡、…そしてこっからが問題です」

純「琴吹家はその事実を隠蔽しなければならないわけですが
  隣の家が火事、しかも記憶喪失が2人という異常事態」

純「…火事ごともみ消すしかなかった、ってわけですよ」

純「そのせいで澪先輩が花火がどうのこうのと言ったとか
  唯先輩や梓の嘘がすぐにばれなかったことの理由ですよ」

純「…でも当然代償も大きかった、律先輩は友人との面会も許されず、入院と称して軟禁状態」

純「……そしてムギ先輩は自分が琴吹の人間だからみんなに迷惑がかかった、と考えたんです」

律「……ムギ」

紬「……ちがう」ボソッ

律「?」

純「……話していいんですか?」

紬「……好きにして」

純「…あなたがダメと言うなら私は黙りますよ?」

紬「…もういいの、つかれちゃった」

純「わかりました」

純「さて、じゃぁ、火事の日の後日談と私について、話しましょうか」

律澪「…………」


 




991 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/21(日) 22:44:26.42 ID:Z6x3dolio

純「……さて」

純「私のことか…

澪「?」

律「……」

純「…話しても無駄な気がしてきました」

純「そう思いませんか? ムギ先輩」

紬「……」

紬「…ううん」

純「はぁ…

純「わかりました、続けますよ」

澪(……この2人は…何を言ってるんだ?)

純「…火事の後、律先輩が記憶喪失、和先輩と澪先輩も学校に来なくなったんですから」

律(……え?)

純「それでも当日平沢家にいなかった私には何があったのかまったくわからない」

純「さっきも言った通り琴吹家が隠蔽工作をしてるので何も説明がなかった」

純「……最初は小さいことでしたよ、
  軽音部の先輩に会いに行ったり、梓や憂に事情を聴いたりね」

純「で……高校を出た後もヒマを見つけて調べてたんですよ」

純「その時あの子と再会を果たしたんです」

澪「それって…

純「真鍋ちゃん……つまりそこにいる男の子の姉であり
  火事の時逃げ遅れて昏睡状態にあった和先輩の妹ですよ」

純「真鍋ちゃんも姉があんな状態で弟も記憶喪失、真相が知りたかったんでしょうね」

澪「再会って?」

純「昔、偶然顔をあわせてたんですよ、お互い忘れてましたけどね」

純「で、2人で色々調べていくうちに2つのことがわかった」

純「1つが『確実に何者かの圧力で揉み消されたこと』2つ目が『琴吹家が関わっていること』です」

純「…ですが、そこから琴吹家に関して調べようとした所で私が琴吹家に捕まってしまった」

純「……それから屋敷に閉じ込めらてたんですよ」

純「……他の人達が私を追い出せだ警察に突き出せだと騒ぐ中でムギ先輩だけが私に良くしてくれました」

純「…そこでムギ先輩と約束したんです、これ以上この件に関わらないって」






紬「……うそつき…

純「…そうです、私はムギ先輩と約束して数日後、ムギ先輩の書いた日記を見つけてしまった」

純「そこにはムギ先輩の悩みや苦しみが書いてあって…

澪「じゃあ始めから私に協力する気はなかったのか?」



992 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/21(日) 22:46:05.89 ID:Z6x3dolio

純「…はい」

律「澪は何がしたかったんだ?」

澪「……実は私、1年くらい前に律に会いに行ったんだ」

澪「あ、律は覚えてないくて当然だよ、変装してたし」

澪「私は記憶喪失についてどう思ってるか律に聞いたんだ。
  そしたら『忘れていることも忘れたい』って言ったんだ」

律「……」

澪「だからあの機械を使ってそれを実現させようとしたんだ」

澪「…あと、和が目覚めないようだったら今度は和の記憶も消すつもりだった…

澪「…みんな忘れれば、なかったことと大差ないと思ったんだ……」

澪「……まだ機会を伺う程度だったからムギにばれる訳には行かないと思って
  琴吹家に近づけないようにしたけど…結局失敗した、こんなところか」


純「…誰も覚えてないことは無いことと同じ…ですか」


純「言いたいことはわかりますよ」






律「  」

紬「!……」





律「…そ、そうだ、梓は何したかったんだ?」

純「…梓は平沢家に隠れていたんですよね…………
  推測ですけど、空家に許可なく隠れ続けるのは不可能ですからね」

純「…琴吹家と繋がりがあったとみさんか
  神主あたりに協力してもらってたんでしょうね、そこから呪いのことを聞いたとか」

律「…あーなるほど…」(そういやあのお婆さん、平沢家を管理してるとか言ってたな)

澪「…そういえば純ちゃんはどうやってここに入って来たんだ?」

純「秘密です」

澪「えっ?」

純「あぁ、秘密…ていうよりただ忍び込んだだけですよ、顔なじみのスミーレに助けてもらって」

律「ふーん……」

純「あ、私も気になってたことが」

純「和先輩はあの日何をしようとしてたんですか?」

律「……本人に聞いてみるか、電話電話」



993 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/21(日) 22:57:55.45 ID:Z6x3dolio

和「もしもし? 今どこなの律?」

律「あー…それより聞きたいことがあんだけど」

和「何?」

律「火事のあった日、何がしたかったんだ?」

和「……あの神社は友人と仲直りできるとか、
  そういう類の御利益があってね、それで律と行こうと思ったんだけど」

和「…律は私とあまり関わらないようにしてたみたいだし…何とか外に誘おうと思ったのよ」

律「…なんで弟を連れてきてたんだ?」

和「…あの子がついて来るって聞かなかっただけよ」

男「……そうだっけ」

和「そこにいるの? 律、その子に早く帰るように言ってくれない? 妹が心配してるの」

律「わ、わかった、じゃあな」ピッ


純「…さて、こんなもんですか?」

律「…あ、最後に1つ」

律「ムギは何であんなに憔悴してんだ?」

純「……」

純「…ムギ先輩は自分が琴吹家であるせいで
  みなさんに迷惑がかかるのを本当に恐れてたんです」

純「それだけ軽音部が好きだったんでしょうね」

紬「……

律『もういいんだ、ムギ』

 律はそう言って紬を抱きしめた

紬「…りっちゃん……うっ…私…うぅ…」

 紬が堪えきれずに泣き出した

純「………………………………………………………………」


 ……澪や男が暖かく見守るなか純は1人、苦虫を噛み潰したような顔をしていた

 彼女の求めた正解とは何だったのだろうか。  

 …それこそが――


/////////////////////////////

屈折編 ⑦ラストメモリー 終

/////////////////////////////

 これで伏線大体回収できたかな?
 やたらと駆け足ですいません…

 エピローグ的なものはまた後日書きます、それで完結という形にしようと思います。

 最後に投下まで時間が空くかもしれないので埋まったら1が自分でスレを立てます。
 スレタイは 律「思い出さないあの日」2 にします。(多分ないと思いますが)

 それでは失礼します




994 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県):2011/08/22(月) 11:04:08.51 ID:rxmUn2wuo

やっぱり正解だったか
そういえば>>985>>988の選択肢はどの順番で選んでも同じ展開だったのか?
それとも順番によって展開が変わったのか?



995 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/08/22(月) 20:16:44.68 ID:vWMiSmzE0

思ったけどさ、>>1がよければ
最初から正しいルートだけ投下して、
その後エピローグを書くっていうのを次スレでやってほしい。
途中から何がなんだかって人がいるし。





996 名前:1  ◆PYEaiMpGRI:2011/08/22(月) 22:28:09.40 ID:E0vGQLx3o

>>994
ここはどう選んでもかわりません

>>995
それもいいですね…ちょっと考えさせてください




1000 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北):2011/08/23(火) 21:04:46.33 ID:vK1pLhDAO

1000ならりっちゃんは俺の嫁





1001 名前:1001[]:Over 1000 Thread
omoidasanai_end_aa.png




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