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承太郎「平沢達との奇妙な冒険」#7 【ジョジョの奇妙な冒険】


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http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294936396/

けいおん!×ジョジョの奇妙な冒険#index





662 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:29:17.53 ID:Gz189OKDO

インド!

澪「インド…か…」

ジョセフ「しかし…不安じゃな…」

梓「何がですか?」

ジョセフ「いや、わしはインドは初めてでな…」
    「インドは乞食とか泥棒ばかりいて、熱病なんかにかかりそうなイメージがな…」

花京院「確かにそうですね…」



663 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:30:09.81 ID:Gz189OKDO

唯「私はカレーのイメージしかないな~」
 「『カレーのちライス』の舞台だよ~」

律「プロになったらPVはインドで撮るか」

承太郎「エキストラには困らないだろうな」

澪「全くだな」フフッ
 「よし、そろそろ行くか」



664 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:31:28.15 ID:Gz189OKDO

外!

子供「バクシーシ!バクシーシ!」

和「何…これ…」

男「イレズミ彫らない?」

紬「そういうのはちょっと…」

男「女の子紹介するよ」
 「ベリィヤングだよ」

承太郎「…消えろ」



665 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:32:39.53 ID:Gz189OKDO

牛「モォ~~」ノッシノッシ

男「……」グーグー

澪「道で寝てる…」
 「ひゃっ///」サワッ
 (お…お尻触られた…)

律「いいケツしてるな~姉ちゃん」ニヤニヤ

澪「……」ニコッ

律「え?」

澪「オラァ!」

律「あでっ!」ゴツン!

唯「あ、りっちゃんが人の群れの中にテレポートした」



666 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:33:41.67 ID:Gz189OKDO

子供「バクシーシ!バクシーシ!」

男「バクシーシ!」

女「バクシーシ!子供がいるんです!」

律「う、うわぁぁぁああああああああ」
 「ごめん澪ぉぉおおお!」
 「私が悪かったァアーーーーーッ!」

澪「しばらくそこにいろバカ律!」

梓「でも、犯人が律先輩で良かったですね」



667 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:34:31.64 ID:Gz189OKDO

承太郎「まったく…」
   「おい、どこか建物に行くぜ」

ジョセフ「そうじゃな…」
    「一刻も早くここから逃げたいわ…」

スタスタ

律「え?いやいや…」

子供「バクシーシ!バクシーシ!」

スタスタ

律「ちょっと待てェェエーーーーーーッ!!」



668 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:35:32.48 ID:Gz189OKDO

飲食店!

律「なあ…早くインド出ようぜ…」

承太郎「バクシーシ」

律「ヒィィ…」

紬「トラウマになっちゃったみたいね…」

澪「ちょっとやりすぎたかな…」

律「助けてくれたからいいよ…」

梓(律先輩がおかしい…)



669 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:36:25.37 ID:Gz189OKDO

梓「それにしても…インドってすごいですね…」

ジョセフ「ああ…想像以上だった…」

澪「私お手洗い行ってくるな」ガタッ

唯「いってらっしゃ~い」

梓「それにしても、この飲み物おいしいですね」

花京院「チャーイって言うらしいね」
   「何を使ってるんだろうか…」



670 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:39:21.84 ID:Gz189OKDO

澪「いやあああああああああ!」ダダダダ

和「どうしたの?」

澪「ト、トイレ!豚!」

唯律紬梓和承花ジ「?」

梓「み、澪先輩…何かいけないものを…」

澪「私はそんなのに手を出してない!」
 「本当にいたんだよ!豚が!」

店員「ああ、豚ですか」
  「一緒にいらしてください」



671 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:40:14.71 ID:Gz189OKDO

トイレ!

豚「フゴッ!」

律「マジで豚じゃねーか…」

店員「こいつはですね、ほら、そこに棒があるでしょ?」
  「この棒で…」
  「こうするんですッ!」

店員は棒を豚の眉間に思いっきり突き出したッ!

豚「ブギーッ!」ボグッ

梓「痛った…」



672 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:40:46.12 ID:Gz189OKDO

店員「突きを食らわして、ひるんだ隙に用を足してください」
  「それではごゆっくり」

ジョセフ「わし…インドはもういい…」

紬「はい…私もちょっと…」

律「そんじゃあ澪、私達は戻るな」

スタスタ

澪「え!?ちょっと待って!」

承太郎「一緒にいるわけにもいかないだろう」



673 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:41:20.96 ID:Gz189OKDO

澪「じゃあせめてドアの外で待っててくれ!」

承太郎「やれやれ…」
   「早く済ませてくれ」

澪「ありがと…」

バタン!

澪「はあ…」
 (どうしよ…まさか豚がいるとは…)
 (豚…出てこないよな…)

豚「プギッ」ヒョコッ

澪「きゃっ!」
 (出てきちゃったよ…)
 (叩くわけにもいかないしな…)



674 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:42:29.76 ID:Gz189OKDO

豚「ブヒッ」

澪「さっき…痛かったよな…」スッ…
 (…やっぱりなでるのはよしとこう)

承太郎「豚か?」

澪「うん…出てきちゃったんだ」

承太郎「どうする?店員でも呼ぶか?」

澪「ううん…また叩かれるのも気が引けるし、ホテルまで我慢するよ」

承太郎「そうか」



675 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:43:50.00 ID:Gz189OKDO

澪「あ、ちょっと待って」
 「手は洗っておくからさ」

承太郎「ああ」

この時点で澪は心身ともにかなり疲労していた
押し寄せる群衆に、便器から豚が出てきたのだ…

澪「はぁ…」

承太郎「まだか?」

澪「ん…あと少し」

少しでも気を紛らわせようと、顔を洗う…
顔を拭き、身だしなみを整える
やはり一介の女子高生である…気になるところがあるのであろう



676 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:44:43.63 ID:Gz189OKDO

澪「よし、出るか」

最終確認をすべく、もう一度鏡を見る…
するとッ!そこには今まで映っていなかった男が存在していたッ!
その男は全身を包帯で包み…顔のパーツは削ぎ落としたかのようであったッ!

澪「何…だよ…これ…」クルッ

澪は振り返るッ!
しかしッ!鏡に映っていた男はいなかったッ!



677 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:45:10.87 ID:Gz189OKDO

澪「え…?」クルッ

再び鏡へ顔を向けるッ!
澪の目に映ったものはッ!
男が窓を開け!今まさに部屋へ侵入しようとしているところであったッ!

澪「えっ!?」クルッ

澪は再び振り返るッ
窓はッ!開いていなかったッ!

澪「これが…鏡のスタンドッ…!」クルッ

鏡の中にいる男は!
既に澪のすぐ傍まで来ており、切り掛かろうとしていたッ



678 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:45:41.61 ID:Gz189OKDO

澪「ヤバいッ!」
 「青春バイブレーションッ!」ズギュ―z_ン!
 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

鏡は砕け散るッ
何とか危機を免れたッ!

澪「本体はッ!」

トイレの窓を開け広げるが…
その先には人の群れがあり、本体は分からなかった

澪「くそ…」
 「人が多すぎる…」



679 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:46:15.45 ID:Gz189OKDO

ガチャッ!

承太郎「何があった!」

澪「来た…鏡のスタンド…」

承太郎「何…」

澪「ポルナレフさんの妹の仇…」
 「…私達が先に会うみたいだな」

承太郎「…そうだな」
   「…行くぞ…じじい達に報告だ」



680 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:46:47.52 ID:Gz189OKDO

テーブル!

澪「来ました…鏡のスタンド…」

ジョセフ「そうか…」
    「ポルナレフには悪いが…わし達が倒すことになったか」

梓「とうとう…ですね…」

花京院「…捜しますか?」

ジョセフ「…明日な」
    「今日はもう遅い」

律「強い…だろうな…」

承太郎「…今までのヤツらとは比べものにならないだろう」
   「こいつが鏡を破壊しても…手応えが無かったらしいからな」



681 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:47:17.47 ID:Gz189OKDO

紬「鏡があるところだと危険ね…」

ジョセフ「…ああ」
    「わし達はこれからホテルに向かうが…」
    「部屋内の鏡は全て外に出そう」

承太郎「いや…鏡だけじゃあない」
   「姿を映し出すもの全てだ」

ジョセフ「そうだな、その方がいいだろう」

和「とりあえず…早急に移動しましょう」
 「暗くなったら自分が何に映ってるかわからなくなるわ」



682 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:47:45.52 ID:Gz189OKDO

ホテルの部屋内!

梓「何とかホテルに着きましたね…」

澪「ああ…」
 「とりあえず鏡とかを外に出すか」

承太郎「…お前らは休んでおけ」
   「俺がやっておく」

梓「ありがとうございます…」

澪「ありがとな」



683 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:48:25.60 ID:Gz189OKDO

梓「鏡のスタンド…何で澪先輩と戦わなかったんでしょうね?」

澪「何か不利な状況だったのかな…」

承太郎「シンプルなことだ」
   「…いつでも殺せる」
   「…そういうことだろう」

梓「そんなに自信が…」



684 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:48:56.01 ID:Gz189OKDO

澪「…自信がある理由もわかる」
 「本当に手応えが無かった…」

梓「勝てます…かね…」

承太郎「…そんなに弱気でどうする」
   「ポルナレフも言っていただろう?」
   「お前らは強い、自信を持て」

澪「そうだな」
 「今から弱気になっちゃあダメだ!」

梓「そうですね!」
 「倒しましょう!絶対!」



685 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:49:33.98 ID:Gz189OKDO

承太郎「今日は疲れただろう」
   「寝るとするか」

梓「でもベッド二つしかありませんよ?」

承太郎「無理を言って三人にしてもらったからな」
   「俺はソファーで寝るからいいさ」



686 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:50:01.14 ID:Gz189OKDO

澪「私と梓が二人で寝れば…」

承太郎「大丈夫だ、ソファーで寝るのには慣れてる」

梓「そんなわけ…」

承太郎「何回も言わせるな」
   「電気消すぜ」

カチッ

梓「あ…」
 「あの…すみません…おやすみなさい」

澪「ごめんな…ありがとう、おやすみ」

承太郎「気にするな」



687 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:50:28.72 ID:Gz189OKDO

夜!

梓「……」スースー

承太郎「……」グーグー

澪「ん…」パチッ

ザァァアアアアア

澪(雨降ってる…)
 (ちょっと冷えるかも…)

承太郎「……」グーグー

澪(ジョジョ…学ラン掛けてるだけなんだ…)
 (毛布あげないと…)パタパタ
 「しょっと…」スタスタ



688 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:50:57.72 ID:Gz189OKDO

承太郎「……」グーグー

澪(よく寝てる…)
 (ジョジョも絶対に疲れてるはずなのに…)
 (ベッド…意地でも使わせたら良かった…)
 (とりあえず…先に毛布を…)ファサッ

承太郎「……」パチッ
   「何だ…?」

澪「ごめん…起こしちゃったな…」



689 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:51:35.55 ID:Gz189OKDO

承太郎「これは…毛布か…」

澪「うん…寒かったから…」

承太郎「悪かったな…」
   「だが、これはお前がかぶっておけ」

澪「ダメだ…!寒いだろ…?」

承太郎「お前が寒いと思ったから俺にお前の毛布をわけてくれたんだろう?」
   「お前も寒いってことだ、お前がかぶっておけ」

澪「ち、違う!寒くない!」

承太郎「さっき寒いって言っただろう」

澪「あ…それは…」



690 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:52:27.48 ID:Gz189OKDO

承太郎「気持ちだけ受け取っておく、悪かったな」

澪「やだ…」

承太郎「…駄々をこねるな」

澪「じ、じゃあ…」
 「ジョジョが毛布受け取るまで…」
 「ね…寝ないからな!」

承太郎「何でそうなる…」

澪「じゃあ毛布を…」

承太郎「やれやれ…」
   「……」ジャラッ



691 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:53:02.81 ID:Gz189OKDO

澪「どうしたんだ?学ランの鎖取って…」

承太郎「交換だ…毛布と…」
   「それなら俺も納得する」

澪「それでいいなら…」モゾモゾ
 「わ…おっきい…」
 (ていうか…体温で温かい…)

承太郎「毛布…悪かったな」

澪「ううん…おやすみ、ジョジョ」ニコッ

承太郎「ああ」フッ



692 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:53:55.50 ID:Gz189OKDO

朝!

梓「ふぁ~あ…」ノビッ
 「おはようございます…」ゴシゴシ

澪「おはよう梓」

梓「あれ…?その学ラン…」

澪「ああ…これには理由が…」

梓「かわいいです!すごく似合ってます!」

澪「あ、ありがとう…///」



693 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:55:05.51 ID:Gz189OKDO

承太郎「……」ムクリ

梓「おはようございます承太郎先輩」

澪「おはようジョジョ」

承太郎「…ああ」ゴシゴシ
   「お前ら…ずいぶん早いじゃあないか」

梓「私はさっき起きました」

澪「私もだけどな」

承太郎「…それじゃあ準備するぜ」
   「飯を食って…」

梓「捜索…ですね…」

承太郎「…ああ」



694 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:55:51.37 ID:Gz189OKDO

外!

ジョセフ「全員集まったな」

花京院「そうですね」

ジョセフ「それでは、これから捜索に入る」
    「ホテルの部屋で一チームだ」
    「最初は13時にここで落ち合おう」
    「20分過ぎても来なかった場合、集合した者で残りの者の捜索に向かう」

唯澪律紬梓和承花「……」



695 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:56:29.58 ID:Gz189OKDO

ジョセフ「いいか…」
    「絶対に一人にはなるな!」
    「トイレに行くときもだ!澪ちゃんの件があるッ」
    「わかったなッ!?」

唯澪律紬梓和花「はいッ!」

ジョセフ「そして…一番大切なことだ」
    「いつものことだが…」
    「…絶対に死ぬな」

唯澪律紬梓和花「はい!」

ジョセフ「それじゃあ…」
    「捜索開始じゃッ!」



696 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:57:07.49 ID:Gz189OKDO

町外れ!

ドドドドドドドド

町の外れを一頭の象が駆けていたッ
それには一人の男と若い女が乗っていた

男「川を渡る…落ちるなよ」

バシャバシャ

川を渡り少ししてから象は停止した



697 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:58:29.65 ID:Gz189OKDO

男「俺は友人に用がある」
 「ここからは歩いて帰りな」

女「私をあなたの妻にしてください!」
 「あなたに一生仕えます!」

男「俺はただの風来坊だ」
 「そんな俺と、名門貴族のおめーが結婚するなんざ考えちゃいけねー」
 「いくらお互いが愛し合っていてもだ」

女「!」
 「私を愛してくれているのですか!?」

男「愛しているから結婚しちゃいけねーのさ」
 「わかってくれ…」

女「うう…」グスッ



698 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 15:59:38.64 ID:Gz189OKDO

男「でも時々こうやって抱き締めてやるよ」ギュッ

女「!」

男「俺は…それで幸せだ」

女「はい…」

男「……」ニヤッ
 「じゃあな、愛してるぜ」

男は再び象に乗り、どこかへ走らせた…

男「ククク…」

男の耳に笑い声が入る
それはボロボロの建造物の敷地内から聞こえた…

男「盗み聞きたぁ趣味がよくないな、J・ガイルの旦那」



699 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:00:28.08 ID:Gz189OKDO

ガイル「ククッ…」
   「相変わらず回りくどいことをするな、ホル・ホース」

ホース「あんな女が世界中にいたら色々と便利なのさ」

ガイル「…ジョセフ・ジョースター達が俺を捜し回っている」

ホース「ジョセフ、承太郎、花京院の三人だろ?」

ガイル「いや…女がいる」

ホース「何?」



700 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:01:07.29 ID:Gz189OKDO

ガイル「昨日あたりに写真が届いてな…」ピラッ

ホース「ほぉ…べっぴんさんばかりじゃあねーか」
   「殺すにはちと惜しいぜ」

ガイル「…行くぞ」

ホース「アイアイサー」
   「皆殺しってやつか」
   「まあそれも…」
   「『ハングドマン(吊られた男)』のお前と…」
   「『エンペラー(皇帝)』の俺がいたら簡単な仕事か」



701 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:01:45.75 ID:Gz189OKDO

町中!

承太郎「おい…俺達は理由あって両方とも右手の男を捜している」
   「この辺りで見かけたりしなかったか?」

男「見た…さっき…」

澪梓承「!」

梓「本当ですか!?」

男「ああ…あそこ…」

男は町中を指差す…
そこは相変わらず群衆がいたが…
ただ一人…こちらへ向かってくる者がいた



702 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:02:13.72 ID:Gz189OKDO

澪「あいつかッ…!」

男「あれぇ?」
 「あいつじゃあない…」
 「あいつと一緒にいたヤツだったんだけど…」
 「見失ってしまっただ…」

承太郎「何…」

一人の男は尚も近づいてくるッ

承太郎「おいてめー…」
   「そこで止まりやがれ…」

男「……」ザッ
 「銃は拳よりも強し」
 「まあ、当然っちゃあ当然だわな」



703 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:02:41.74 ID:Gz189OKDO

澪「何だ…お前は…」

男「俺はホル・ホース」
 「スタンド名は『エンペラー』…」
 「あんたらを始末するためにDIO様に金で雇われた」

梓「あなたの自己紹介はどうでもいいです…」
 「両方右手の男…どこにいるんですか?」

ホース「そこの姉ちゃんが聞いたから答えたんだが…」
   「ヤツとは一緒に来た…」
   「近くにいるぜ」



704 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:03:17.23 ID:Gz189OKDO

梓「どの人ですか!?」

ホース「そいつは言う必要がねーな」
   「お前らはこのホル・ホースが始末するからな」

承太郎「ほぉ…」
   「お前一人で俺達に勝てるとは思わないがな」

ホース「フフフ…」
   「今までやられたヤツらのケガから見て…」
   「お前らのスタンドは拳か剣だな…」
   「どちらもハジキには勝てない」

澪「…何が言いたい」



705 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:04:56.89 ID:Gz189OKDO

ホース「俺のスタンドはハジキだ」
   「お前らは俺に勝てねえ」

承太郎「おハジキ?」
   「お前のスタンドは算数でも教えてくれるのか?」
   「微分方程式を教えてくれるなら話を聞いてやるが」

澪梓「ぷっ…」

ホース「イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
   「ぶっ殺すッ!」メギャン

ホル・ホースは右手を承太郎達へ向けるッ
その手からは拳銃が現れたッ!



706 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:05:34.49 ID:Gz189OKDO

ホース「てめーらの負けだッ!」ドゴォン!

一発の弾丸が発射される!
それは承太郎のもとへ直線軌道を描き飛んできたッ!

承太郎「スタープラチナッ」ズギュ―z_ン!
   「オラァ!」

弾丸を受け止めるべく拳を突き出すッ!
しかし!弾丸はそれをかわしたッ!

澪梓「あッ!」



707 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:06:03.62 ID:Gz189OKDO

ホース「弾丸だってスタンドなんだぜ!」

承太郎「ああ」
   「…お前が拳銃がスタンドってことを教えてくれなかったら死んでたな」
   「オラァ!」

スタープラチナは残っていた左手で弾丸を止めたッ!

ホース「なるほど…予想していたってわけか…」
   「なかなかやるねえ、あんさん…」

澪「がはッ…」ドサッ

突然澪は倒れるッ!
澪のまわりには血だまりができていたッ…



708 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:06:34.32 ID:Gz189OKDO

承太郎「な…に…」

承太郎は澪の背後にあった水溜まりへ目を向ける…
そこには…昨日澪が見たスタンドがいたッ!

梓「澪先輩ッ!」

ホース「これは予想できてなかったみたいだな」ニヤッ

梓「くッ…」
 「オラ…」

梓は水溜まりを殴ろうとしたが…
手が止まったッ…



709 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:07:24.75 ID:Gz189OKDO

梓「いな…い…」
 「承太郎先輩…消えましたッ!敵スタンドがッ」

承太郎「移動…できるのか…」
   「くそッ…」ガバッ

承太郎は澪へ覆いかぶさるッ
いつどこから襲ってくるか分からない鏡のスタンド…
そして目の前にいるホル・ホース…
この両方から澪を守るためにはこれしかないと判断したのだろう…

承太郎「中野ッ!真鍋を呼んできてくれッ!」

梓「でもッ…」

梓がいなくなれば承太郎達を守れる者がいなくなり…
また…和を呼びに行かなくては澪が危険になる
梓にはどうするべきか…判断出来なかった…



710 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:08:52.81 ID:Gz189OKDO

澪「ジョ…ジョ…?」
 「どうした…んだ…?」

承太郎「何でもないッ…話すな!」

澪「なあ…何…か…背中…熱いんだ…」
 「どう…なって……る…?」

承太郎「少し引っ掻かれただけだ!」
   「もうこれ以上喋るなッ」



711 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:09:28.07 ID:Gz189OKDO

澪「そっ……か…」
 「優…しい……な…ジョジョ……」
 「何…か…血……出てる…わかる…んだ……」

承太郎「くッ……」

澪「ジョ…ジョ…」
 「お願…い…あるん…だ」

承太郎「闘いが終わったら聞いてやるッ」
   「頼むから黙ってくれッ!」



712 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:10:05.46 ID:Gz189OKDO

澪「日……本…にっ…帰……れたら…さっ…」
 「二人……っきり…で遊び…行こ……」

承太郎「わかったッ!どこにでも連れていくッ!」
   「だから喋るな!大人しくしろッ!」

澪「も…一つ……」
 「これ…からさ…じょっ…たろうって…呼ん…で…いい?」

承太郎「わかったッ…」
   「わかったから…頼む…」

澪「承…太郎…」
 「ふふっ…何か…変…な感じ……」



713 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:10:39.81 ID:Gz189OKDO

澪「承太郎…はさ……わた…し……」
 「澪……って…呼んで…」

承太郎「頼む…」
   「何も話すな…」
   「……澪…」

澪「あこ…がれてた…」ウルウル
 「承太郎にっ…澪って……呼ん…でもら……うの…」ポタッ
 「ありがと…承太郎…」ポタポタ

梓「みっ…みおぜんばいぃぃ~…」ポタポタ

澪「あずさ…ごめっ…んな…」
 「頼りない…せんぱいで…」

梓「ぞんなごどないです!」ポタポタ
 「だがらっ!そんなごど言わないで!」ポタポタ



714 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:11:51.92 ID:Gz189OKDO

澪「あり…がと…」
 「じょっ…たろ……さい…ごの…おねがい…」
 「ほんと…は…まだ…いっぱいある…けど…」

承太郎「最後じゃあない!」
   「あいつらを倒したらいくらでも聞いてやるッ!」

澪「おね…がい…」
 「きい……て…ちゃん…と…」

承太郎「何だ…」



715 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:14:23.74 ID:Gz189OKDO

澪「わ…すれ……ないっ…で…」
 「わたっ…しの…ことっ……」
 「ふわ……ふわ…たいむの…かし…を…」
 「それ……が……わたし…の……きもちっ…」
 「びっくり…した……けど……」
 「わた……しの…きせき……だから…」

承太郎「………ああ」
   「…忘れるわけないさ」
   「…俺はボーカルだ…放課後ティータイムの」

澪「だな……」フフッ



716 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:14:55.11 ID:Gz189OKDO

ホース「やっと終わったか」メギャン!
   「二人とも安心しな…」
   「二人ともあの世で感動の対面をさせてやるからよ!」
   「まずは承太郎ッ!てめーが死ねッ!」ドガァァン!

ホル・ホースは承太郎へ銃口を向け…引き金を引いたッ…
だが…発砲音を聞いても承太郎は動かなかった…
承太郎が死んでも…澪を守れるように…
澪の上を動こうとしなかった…



717 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:15:29.72 ID:Gz189OKDO

ホース「ヒヒッ…アホが…」
   「これで一人終わりか…」
   「安い仕事だぜ」

ホル・ホースは安心しきっていた
承太郎を殺せば…
手負いの澪と、泣き崩れている梓を撃てば終わる…
反撃できる者が見当たらなかった…
慢心し、弾丸は直線的にしか動かさなかった
それが…仇となるッ



718 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:16:28.74 ID:Gz189OKDO

澪「ゆだん…した…な…」
 「せい…しゅん…バイ…ブレー…ション…!」ズギュ―z_ン!
 「だん…がん…を…テレポー……ト…だ…」

承太郎の前へ青春バイブレーションが現れるッ
青春バイブレーションは弾丸を触り…
テレポートさせたッ…!



719 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:18:30.80 ID:Gz189OKDO

ホース「しまった!」
   「どこにいきやがった!」

弾丸はホル・ホースの背後に現れるッ
次の瞬間!弾丸はホル・ホースの腹を貫通したッ!

ホース「がはッ…」ドバァ

澪「承太郎…を…まもっ…て…」
 「しんで…ほん…もう……だ……」ニコッ
 「……………」

澪の全身から力が抜け…
…動かなくなった



720 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:19:21.47 ID:Gz189OKDO

梓「澪ぜんばいッ!」ポタポタ
 「起きで!起きてくだざい!」ポタポタ

承太郎「秋…山……」
 「日本に…帰るんじゃあないのか…?」

澪「……………」

承太郎「…お前なりの冗談か?」
   「澪か?そうか…澪って呼ばなかったから返事しないんだな?」
   「おい澪ッ!起きろッ!」

澪「……………」



721 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:19:57.08 ID:Gz189OKDO

承太郎「目を覚ませッ!俺はお前の願いを叶えたッ!」
   「俺の願いも叶えろ!起きるんだッ!」
   「じゃないとさっきの約束は破棄だッ!」

澪「……………」

承太郎「おいッ……」
   「秋山ァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

澪は…目を覚まさなかった…
最後の力を振り絞り…承太郎を守ったのだ…
残酷にも…承太郎の願いは…澪に届かなかった…



722 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:21:54.02 ID:Gz189OKDO

承太郎「く…そ…ッ!」

承太郎は立ち上がり…ホル・ホースを見据える…
その時…梓は初めての光景を目にした…
承太郎の…激しい怒りに歪んだ顔を…

承太郎「てめーら…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
   「スタァァーーープラチナッ!!」ズギュ―z_ン!
   「徹底的にぶちのめすッ!」ダダダダ

梓「お前達はッ…」ポタポタ
 「絶対にッ…!」ポタポタ
 「許ざないッ!!」ズギュ―z_ン!
 「うああああああああああああああああああああああああああああ!」ダダダダ

承太郎と梓は凄まじい気迫をまとい…
ホル・ホースに突っ込んだッ!



723 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:22:27.30 ID:Gz189OKDO

ホース「マヌケが…」メギャン!
   「ハジキに突っ込んできて勝てると思うのかッ!」ドガァァン!

発砲した瞬間、承太郎と梓は姿を消すッ!

ホース「何ッ!?」

そして…ホル・ホースの眼前に承太郎と梓が姿を現したッ!

ホース「チッ!」メギャン!

承太郎「オラオラオラオラオラオラァ!」

再び弾丸を発射しようとした瞬間!
承太郎は拳銃を持つ右手を破壊したッ!



724 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:23:01.66 ID:Gz189OKDO

ホース「がッ!」
   「骨が…砕け…やがったッ…」

梓「うるざいッ!」ポタポタ
「澪ぜんばいは死んだッ!」ポタポタ
 「お前のその腕だけじゃあ全然足りないッ!」ポタポタ
 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」ポタポタ

梓は涙を流しながら…ホル・ホースの左腕にラッシュをたたき込んだ…
その腕には無数の溝が掘られ…
少し引っ張るとちぎれそうな程であったッ…



725 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:24:04.93 ID:Gz189OKDO

ホース「ぐふッ…」
   「クソ…が…」

承太郎「…それでお得意のおハジキは使えないな」

ホース「す…すまなかった…」
   「俺は金で雇われただけなんだ…」
   「謝る…見逃してくれ…」

梓「…もう喋らないで」
 「…低脳がうつる」



726 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:24:43.32 ID:Gz189OKDO

吊男「何だ…このザマは…」

承太郎達の近くの建物から声がする…
その方向には鏡があり…そこにはハングドマンの姿があったッ

ホース「すまねえ、J・ガイルの旦那…」
   「俺は…再起不能だ…」

承太郎「とうとう現れやがったかッ!」ダダダダ

承太郎は鏡へ走りだす!



727 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:25:41.25 ID:Gz189OKDO

吊男「バカめ…死ににきたのと同じだッ!」

承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

承太郎は鏡を粉砕するッ!
鏡は地面へ散らばった!

吊男「ククク…」
  「俺の移動できる場所を増やしてくれるとはな…」

その時…割れた鏡と鏡の間に一筋の光が見えたッ

承太郎「なるほど…な…」
   「てめー…鏡から鏡…姿が映る物に高速で移動し…中に潜んでいるのか」
   「中の世界って所にな」



728 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:26:14.34 ID:Gz189OKDO

吊男「能力がわかったところで何になる!」
  「貴様達は鏡の中へは入れないッ!」
  「大人しく…殺されろッ!」

ハングドマンは鏡の中で承太郎の首を掴むッ!
すると…普通の世界の承太郎の首にも掴まれている跡がついたッ!

梓「承太郎先輩逃げてッ!」グスッ

承太郎「違う…今逃げたらダメだ…」
   「この状況…これを逃したらチャンスはないッ!」



729 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:26:55.00 ID:Gz189OKDO

承太郎「中野ッ!鏡を一枚残して他は全て溝に入れるんだッ!」

梓「はいッ!」ズギュ―z_ン!
 「オラァ!」ガオン!

梓は地面に溝を掘り…
中へ鏡を入れたッ!

吊男「何をしたいのかわからねーが…」
  「死んでもらうッ!」

承太郎「中野ッ!最後の一枚を溝に入れろッ!」
   「その瞬間に目の前にラッシュだッ!」

そう言って承太郎は目を閉じるッ
承太郎は全てを梓に任せたのだッ!



730 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:27:27.86 ID:Gz189OKDO

吊男「死ねィ!」ブォッ…

梓「させないッ!」

最後の一枚を溝に入れるッ!

梓「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

ギャアアアアアアアア!

梓がラッシュを放った直後…
町の外れから叫び声が聞こえたッ!

梓「手応え…ありましたッ!」



731 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:27:55.12 ID:Gz189OKDO

承太郎「やはりな…」
   「最後の一枚が隠れ…俺が目をつぶったら…」
   「お前の瞳に移るしかなかったからな…」

梓「なるほど…」

承太郎「…行くぞ」
   「…あっちから声が聞こえた」

梓「…はい」

澪「……………」

承太郎「待ってろ…秋山…」



732 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:28:25.62 ID:Gz189OKDO

町外れ!

ガイル「ハァ…ハァ…」

承太郎「…てめーがJ・ガイルか」

そこには…両方とも右手の男が血塗れで倒れていた…
全身に溝が掘られ…鼻は削り取られていたッ

梓「…澪先輩…ポルナレフさん」
 「見つけましたよ…」
 「仇を…絶対に…許しちゃあいけないヤツを…」



733 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:29:04.77 ID:Gz189OKDO

ガイル「ハァッ…ハァ…」
   「グ…ククッ…」

承太郎「…何がおかしい」

ガイル「死…ね…」

承太郎「ぐッ…!」ドスゥ!

承太郎の背中に何かが突き刺さるッ!
背後に空き瓶が置いてあり…そこからハングドマンが攻撃したのだッ!

梓「承太郎先輩ッ!」

承太郎「俺に構うなッ…」
   「やれッ!中野ォォオーーーーーッ!!」



734 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:29:40.75 ID:Gz189OKDO

梓「わかりましたッ!」ズギュ―z_ン!
 「オラァ!」ガオン!

梓は空き瓶の一部…
ハングドマンの右腕の付け根の部分を削り取るッ!
すると…ハングドマンとJ・ガイルの右腕が地面に落下したッ!

ガイル「何ィィイーーーッ!?」
   「中に…入れるのかッ!」

梓「…あんたのスタンドと一緒にしないで」
 「私は…あんたの弱点に気づいただけ…」

ガイル「弱点…だと…?」
   「移動中の軌道しかないはずだッ!」



735 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:31:03.68 ID:Gz189OKDO

梓「…最後だから教えてあげる」
 「…鏡の中の世界を削り取られた経験って…ある?」

ガイル「何…」

梓「今まで…お前を倒そうとした人は…鏡を割ってきた」
 「でも…それじゃあダメ」
 「ただ…鏡の世界が分断しただけ」
 「割れた鏡を全部集めたら…また1に戻る…まだ全て世界が残ってる」
 「…それじゃあ…削り取ったら?」
 「1を…0.9に…0.8に……」

ガイル「……鏡の世界が消えるってことかッ…!」



736 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:31:34.58 ID:Gz189OKDO

梓「…そう」
 「良かったね、新しい弱点がわかって…」
 「もっとも…あんたは二度と闘えないけど」

ガイル「わ…悪かった…」

梓「…承太郎先輩…本体はお願いします」

承太郎「…ああ」
   「…ポルナレフの妹の魂の名誉のために」
   「…秋山の魂のやすらぎのためにッ」
   「俺達がッ!てめーをぶちのめすッ!」



737 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:32:49.20 ID:Gz189OKDO

梓承「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

ガイル「ガボッ!」



738 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:33:37.51 ID:Gz189OKDO

梓承「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

ガイル「ひべッ…」



739 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:34:12.60 ID:Gz189OKDO

梓承「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

ガイル「が…はッ…」



740 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:34:52.20 ID:Gz189OKDO

梓承「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

ガイル「………」グチャッ!



741 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:35:30.05 ID:Gz189OKDO

梓承「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
  「オラァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

ガイル「……………」ドグチャア!



742 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:36:08.22 ID:Gz189OKDO

梓「終わり…ましたね…」

承太郎「…ああ」
   「…戻るか…秋山のところへ」

澪が倒れてた場所!

唯「承太郎君!あずにゃん!」

梓「唯先輩…澪先輩は…?」

花京院「秋山さんは君達と一緒のチームだろう?」
   「まさか…はぐれたのか!?」

承太郎「…あいつは…死んだ」

唯紬花「え!?」



743 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:36:41.39 ID:Gz189OKDO

唯「どういう…こと…?」

承太郎「…鏡のスタンドに…やられた」

紬「ウソでしょ!?」
 「本当はどこかに置いてきて迷子にさせてるんだよね!?」

花京院「承太郎ッ!」
   「そういう冗談は感心しないぞッ!」

梓承「……」

紬「まさ…か…ほんとに…」ウルッ

唯「やだ…澪…ぢゃん…」グスッ

花京院「ウソだと言ってくれ…承太郎ッ…中野さん…」ウルウル



744 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:37:12.04 ID:Gz189OKDO

承太郎「すまなかった…」
   「俺の…不注意だった…」

梓「そん…な…」グスッ
 「あんなの…予想でぎまぜんよ…」ポタポタ

紬「はっ…あ…」ポタポタ

唯「ううっ…みお…ぢゃん…」ポタポタ

花京院「秋山…さん…」ポタポタ



745 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:37:45.01 ID:Gz189OKDO

スタスタ

ジョセフ「みんな…」

承太郎「じじい…秋山はッ…」
   「秋山はどこにいるッ!?」

ジョセフ「澪ちゃんなら…」
    「わし達が唯ちゃん達より先に見つけてな…」
    「簡易にだが…埋葬したよ…」

紬「ふっ…ふぅっ……っ…」ポタポタ

唯「あ…っ…うぐっ…」ポタポタ

梓「はぁっ…っく…」ポタポタ

花京院「くっ…ふぅっ…」ポタポタ



746 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:38:16.68 ID:Gz189OKDO

ジョセフ「わし達は…」
    「先へ…向かおう…」
    「澪ちゃんもきっと…DIOを倒すこと…」
    「それを…望んでいるはずだッ…」

唯「ふっ…ううっ…」ポタポタ

唯「うわあああああああああああああああああああああああああ」ポタポタ

紬梓花「うわあああああああああああああああああああああああああ」ポタポタ

和「ジョースターさん…」

ジョセフ「……」



747 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:39:04.99 ID:Gz189OKDO

律「ジョジョ…」
 「一つ…いいか?」

承太郎「…ああ」

律「…これ…お前が持っててくれ…」スッ
 「澪のポケットに入ってた…」
 「ジョジョ…お前が…持っててくれッ…」

それは…乾燥ヒトデであった…
裏には澪の文字で、『空条君より』という字が書かれていたが…
それには横線が引かれ…
その下に『ジョジョより』…
そして、承太郎が乾燥ヒトデをあげた日にちが書いてあった…



748 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:40:46.81 ID:Gz189OKDO

承太郎「……」
   「……そうか……持っててくれたのか」

律「ああ…澪は…肌身離さずにそれを持ってた」
 「すっごく…大事にしてたッ…」

承太郎「……ああ」

律「…私達が見つけた時もさ…それ…握ってたんだぜ」ポタッ…
 「感じたよ…澪の思いを…」ポタポタ

承太郎「……そうか」



749 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:41:19.61 ID:Gz189OKDO

ジョセフ「それで…そこで気絶している男は?」

梓「ホル…ホース…」グスッ
 「鏡の男とコンビを組んでた…スタンド使いです…!」

花京院「起きろッ!」

花京院は…スタンドを使わなかった…
己の拳に…怒り…悲しみを…
全て乗せ…ホル・ホースを殴り起こした…



750 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:42:08.47 ID:Gz189OKDO

ホース「かはッ…」

花京院「…お前…も…秋山さんを…殺したのか」

ホース「お、俺はやってねえ!」
   「やったのは全てJ・ガイルの旦那だッ!」

梓「ウソをつくなッ!」
 「お前が最後に撃ったからッ…」
 「澪先輩は力尽きたんだッ!」



751 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:42:39.84 ID:Gz189OKDO

律「それじゃあてめーも澪を傷つけたんだなッ…」
 「許さねえ…絶対にッ…」
 「澪を…私の親友をッ…」
 「あんな目に合わせたヤツはッ!」

和「同感ね…」
 「あんたには…澪以上の苦痛を味わわせるッ!」

承太郎「……やめておけ」



752 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:43:15.28 ID:Gz189OKDO

梓「こいつも…鏡の男もッ…!」
 「死んでッ…当然ですッ!」
 「澪先輩をあんなにしたんですよッ!?」

承太郎「…おい…『死んで当然』なんて言葉…二度と言うんじゃあねーぜ」

梓「でも…澪先輩は殺されたッ!」
 「承太郎先輩は悲しくないんですかッ!」
 「失われた生命はッ…同じ生命をもって償わなければならないッ!」
 「違いますかッ!?」

承太郎「ああ…大間違いだ」
   「まず…秋山とそいつの命を同等に扱っているところがな」

梓「ッ!」



753 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:44:24.99 ID:Gz189OKDO

承太郎「…そいつと秋山の魂だが…」
   「それは同じ魂だ…」
   「だが…人間は必ず線引きをしている」
   「…お前にとって…そいつの価値は…」
   「秋山と同等…もしくは…秋山以上なのか?」

梓「澪先輩の方が大事に決まってます…」

承太郎「そういうことだ……」
   「塵もたった一つじゃあ山にならない」
   「それに…だ…」
   「お前らがそいつを殺したら…」
   「そいつらと同じ人殺しになるッ」
   「それは…そいつらと同じゲスに成り下がることと同じだ…」
   「あいつがそんなことを望むと思うのか?」

梓和花「あ…」



754 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:44:53.20 ID:Gz189OKDO

承太郎「あいつ…泣くぜ…」
   「お前らが人を殺しちまったら…」

梓「ごめ…ん…なさい…」

承太郎「いいんだ…わかったら」
   「……」ギロッ

ホース「…ッ……!」

承太郎「…消えろ…今すぐに…だ」

ホース「………」ガクガク

ジョセフ「…逃げれんみたいじゃな」
    「結構な傷を負ってるしの」



755 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:45:25.52 ID:Gz189OKDO

承太郎「…一つ聞いてくれ」

紬「何…?」

承太郎「俺は…お前らを誰一人として人殺しにはさせないし…」
   「…二度と…仲間を失いたくない」
   「危険になったら…逃げてくれ…全力で」

唯「絶対に死なない…」
 「二度と…こんな悲劇は繰り返さないッ!」

梓「大丈夫です…承太郎先輩…」
 「絶対に…殺したりなんかしません…」
 「私達は…絶対にッ…」
 「堕ちませんッ!」



756 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:46:27.76 ID:Gz189OKDO

承太郎「まだ…エジプトまではかなり距離がある」
   「気を引き締めなおすぞ!」

唯「うん!」

律花「ああ!」

紬和「ええ!」

梓「はい!」

ジョセフ「さあ、気分を入れ替えよう」
    「澪ちゃんも…我々が暗くなることは願っていないはずじゃ」

唯「そう…だね!」



757 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:47:36.25 ID:Gz189OKDO

梓「頑張りましょう!澪先輩の分まで!」

承太郎「……」
   「…ああ」

この闘いは…あまりにも大きなものを失い…
承太郎達の心にあまりにも大きな傷痕を残し…
終結したッ…

本体名―ホル・ホース
スタンド名―エンペラー
―再起不能(瀕死)―

本体名―J・ガイル
スタンド名―ハングドマン
―再起不能(瀕死)―

承太郎一行
―聖地ベナレスへ―


To be continued…



758 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:50:35.68 ID:Gz189OKDO

長い間の放置、誠に申し訳ありませんでした
バイトがかなり忙しくなってしまいまして…
今後は大丈夫だと思うんですけど…

本当にごめんなさい



759 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 16:57:24.59 ID:Gz189OKDO

それとまあ、今回の話ですけど

ホルホル君が「人の終わりはあっけない」って言ってましたけど、そうは思わんのです
頑張ったら頑張ったぶん、生き長らえるはずです
今回は澪でしたけど、東北、関東の被災者の方にも言えるんじゃあないかと
頑張って頑張って、一人でも生きてくれればと思います

今更ですけどね



760 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/20(日) 17:04:58.67 ID:Gz189OKDO

それで、今回の話ですけど
何か変化が欲しいなーと思いまして。これが澪と承太郎の絡みなんですけど
最初は澪にコクらせて、承太郎の唇奪わせる予定だったけどやめました。あんまりなので
それと、澪のセリフに「きせき」って出ましたけど、「軌跡」と「奇跡」です
軌跡は、「俺がボーカル?」から読んだらわかると思うんですけど、ふわふわの歌詞がまんま澪なんです
奇跡は、好きなように澪を動かしてたら、ふわふわの歌詞通りになっちゃったっていう俺の感想です

一応こんだけ解説しとけば大丈夫ですかね

ちなみにホルホル君は最後にみんなでぼこぼこにする予定でした

では、近いうちに来れるように頑張ります




761 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/03/21(月) 09:41:50.79 ID:WeK0+T8e0

おかえり&投下乙!
まさか澪がここで……



762 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方):2011/03/21(月) 20:52:51.31 ID:U0eLrdrAO

おつかれ!おお・・・おつかれ!
主要メンバーでもあっさり死ぬのが
ジョジョっぽくてたまらんね



763 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/03/22(火) 10:45:58.85 ID:N5HWD51Go

アブドゥルさん・・・






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