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律「うわ、ベタな話」#前編 【非日常系】


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律「うわ、ベタな話」#前編
律「うわ、ベタな話」#後編




2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 02:02:54.82 ID:5gRU9qMq0



澪「何してるんだ?」

律「プラモ作ってる」

澪「ここはいつから模型部になった」

律「いいじゃんいいじゃん」

唯「りっちゃん頑張れ!」

律「おう!・・・ペンチ、誰かペンチ貸してくれ」

澪「そんなものはない」

梓「ありますけど・・・」

唯「って、あるの!?」

梓「ギターの弦を張り替えるときに使ってます」

澪「なるほど」





3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 02:06:33.86 ID:5gRU9qMq0


梓「でも、なんだか貸したくないです」

澪「そうだ、それがいい」

律「ひでぇ」

紬「今すぐ用意させるわ」

澪「おい、甘やかすな」

ピッ

紬「もしもし?私だけど、今すぐ最高級のペンチを」

澪「最高級のペンチって何」

紬「よくわからないから、プラモデル作るときに必要そうなもの一式揃えて今すぐ持ってきて」

紬「塗装用のエアブラシ一式?よくわからないわ。一応それも持ってきて」



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 02:10:01.20 ID:5gRU9qMq0


澪「おい、明らかに必要ないだろ」

律「そりゃ塗装してあるヤツだからな」

唯「むしろ、これ以上どこに色塗るの?ってくらいカラフルだよね」

紬「あら、そう?まあいいわ」

澪「いいのかよ・・・」

律「ちょっとそれ取ってくれ」

澪「え、どれ?」

律「その青いヤツ」

梓「あ、これですか?」

律「そうそう」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 02:25:03.90 ID:5gRU9qMq0



梓「これって・・・?」

律「接着剤だよ」

梓「へー、プラモデルって接着剤使うんですね。はい、どうぞ」

律「おう、サンキュ」

律「」

梓「」

紬「きたっ」

律「おい、梓。手、離せよ」

梓「いや、先輩こそ」

唯「えっと、どうしたの?」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 02:32:58.75 ID:5gRU9qMq0


澪「まさか・・・」

律「いやいや、そんなまさかまさか」

梓「ないない。それはない」

グッ・・・

唯「・・・もしかして、取れないの?」

律「・・・」

梓「・・・えっと」

律「嘘だろ・・・?」

澪「どうしてこうなった」

紬「私だけが得をするシステム」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 02:33:29.46 ID:DJZrLojs0

確信犯かムギ





9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 02:40:27.10 ID:5gRU9qMq0



律「んで、どうする?」

梓「どうするって・・・」

律「これじゃまともにドラムも叩けねえぜ」

梓「私だってまともにギターも弾けないですよ」

紬「私、知り合いのお医者さんに相談してみるわ。だからしばらくはこのままで我慢してて?」

律「お、おう。頼んだぜ、ムギ」

紬「ええ、任せて!(3日くらい放置してじっくり堪能してからがいいかしら。うふふ)」

梓「よりによってなんで律先輩と・・・」

律「なんだってー?」

梓「なんでもないです」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 02:51:15.83 ID:5gRU9qMq0



澪「・・・で、今日はどっちの家に帰るんだ?」

律梓「あ」

律「梓、うちに来いよ」

梓「せ、先輩こそうちに遊びに来ません?」

澪「・・・(二人とも自分の家に帰りたいんだな)」

唯「ケンカはいけませんっ!」

一同「!?」ビクッ



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 02:52:12.29 ID:5gRU9qMq0



唯「今日はりっちゃん家に行きなさいっ、明日はあずにゃんの家に行きなさいっ」フンスッ

律「明日はって・・・これは一体いつになったら取れるんだろうな?」

梓「一刻も早く取れるといいですね」

律「ああ、同感だな」

澪「とりあえず、取れるまでは交互に行き来する感じでいいんじゃないか?」

律「そうか・・・そうだよな・・・」

梓「じゃあ今日は・・・」

唯「りっちゃんの家!私が決めましたっ」フンスッ

律「へへっ、んじゃそういうことだな」

梓「うー・・・わかりました・・・」



~~~~~~~~~~~~~



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 03:03:40.78 ID:5gRU9qMq0


律「なあ、いつまでも脹れてるなよ」

梓「だって・・・律先輩の部屋ですよ?」

律「んな!どーゆーことだコラ」

梓「べ、別に・・・先輩、何かゲームとかないんですか?」

律「え?あるけど・・・」

梓「じゃあそれやりましょうよ、正直暇です」

律「まあ、それもそうだな」

律「でもさ、私は左手が使えないし、梓は右手が使えないだろ?」

梓「あ」

律「それとも二人三脚みたいな感じでアクションゲームとかやるか?」

梓「あ、それ面白そうですね」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 03:16:31.13 ID:5gRU9qMq0


律「よし、わかった。ゲーム機は聡の部屋にあるから取ってくるな」

梓「はい、いってらっしゃい」



・・・


律「梓、離せよ」

梓「私だって離したいですし、離せたら今律先輩の家にはいません」

律「ですよねー。よし、梓も一緒に来いっ」

梓「え、あ、ちょ・・・!」


律「おーい、聡ーいるのかー?・・・別にいなくてもいいけど」

聡「あ、姉ちゃん。どうしたんだよ。・・・って、は?」

律「なんだよ」

聡「そそそその子誰だよ・・・///」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 03:34:02.82 ID:5gRU9qMq0


律「ん?ああ、後輩の梓だ」

梓「どうも、始めまして」

聡「そ、そうじゃなくて、何で手繋いでるんだよ・・・///」

律「なんでって・・・えーと」

梓「ちょっとした手違いがあって、
  しょうがなくこうなってるんです。決してそういう関係では」

聡「前から俺は怪しいと思ってたぜ・・・姉ちゃんはそっちの気があるんじゃないかって」

梓「おい聞け」

律「っていうかお前は姉貴をなんて目で見てんだよ」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 03:54:39.27 ID:5gRU9qMq0


聡「畜生、俺より先に姉ちゃんに彼女が出来るなんて・・・!」

律「こら」

聡「俺、時間かかるかもしれないけど、受け入れていこうと思う」

律「だから違うっての」

聡「(このまま付き合う→結婚→日本ではできない→どこで挙式を上げようかって話になる)」

聡「オランダがいいと思う!」

梓「この人もうヤダ」


・・・

・・・



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 03:55:19.72 ID:5gRU9qMq0


律「はー聡のヤツ、なんか変な誤解してるなー・・・」

梓「なかなか話も聞いてもらえなかったですね・・・」

律「『オランダがいいと思う!』って、アイツ急にどうしちまったんだろうな?」

梓「さあ?それよりほら、せっかく借りたんだから早くやりましょうよ」

律「あ、ああ。そうだな」


カチッ


律「それじゃあ私が○とか×押すから」

梓「私が十字キーですね」

律「このゲームはLとRもよく使うからなー」

梓「どういうゲームなんですか?」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 03:56:00.30 ID:5gRU9qMq0


律「工場から逃げ出すゲーム」

梓「はい?」

律「そんで仲間を99人助けるんだ!」

梓「(なんか、変なゲームだな・・・)」


テレビ「トマレ!・・・ワカンナイ・・・ドガガガガガ!アー!」


律「ほらー、梓が逃げないからまた死んだじゃないか」

梓「すみません(マジでこのゲーム何)」

律「ラプチャーファームすらクリアできなかったらこの先大変だぞ!」

梓「えーと、はい、すみません?」

律「よし!今だ!転がれ!」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 03:56:41.98 ID:5gRU9qMq0


梓「こうですか?」


テレビ「ゴロゴロゴロゴロゴロ・・・グチャ!」


律「転がりすぎでミンチになったじゃないか!」

梓「私だって止まろうとしましたよ!」

律「全く、ゲーム音痴め!」

梓「うるさいです、ほら先輩。仲間が床掃除してますよ」

律「あ、ホントだ」

梓「光の輪まで連れって行ってあげましょう」

律「おう、目指せ全員救出だな!」

梓「はい。まず、あの敵をどうするか、ですね・・・」

律「くっ、アイツは銃持ってるからな。迂闊に動くとまた撃たれるぞ」

梓「じゃあどうするんですか」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 03:57:24.57 ID:5gRU9qMq0


律「梓、Lボタン押すんだ」

梓「こうですか?」ポチ

律「そうそう、そんで、こうだ!」ポチ


テレビ「ミヨンミヨンミヨン・・・!」


梓「緑色の主人公から緑色の光が・・・!!」

律「見てろっ!」

梓「光が・・・敵にまとわりついて・・・」


テレビ「ゲッヘッヘッヘ・・・ハーイ♪」


律「よっしゃ成功!梓、ちょっと動いてみろ」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 03:58:03.44 ID:5gRU9qMq0


梓「へ?」ポチ


テレビ「シャカシャカシャカシャカ・・・」


梓「すごい!操れるんだ!」


テレビ「アー・・・」


律「動かしすぎだー!落ちたー!」

梓「せっかく操ったのに・・・」

律「誰のせいだ、誰の」

梓「あ。あんなところにもう一匹いますよ」ポチ

律「ホントだ、よし、もういっちょ!」ポチ



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 03:58:44.47 ID:5gRU9qMq0


テレビ「ミヨンミヨンミヨン・・・!ゲッヘッヘッヘ・・・ハーイ♪」


律「よし、成功!」

梓「こいつはどうするんですか?」

律「どうって言ってもなー、適当に殺せばいいかな。
  そうしたら目の前の仲間を助けられるぜ!」

梓「そういえば、さっきからこの人(?)達、喋ってますけど・・・」

律「あー、そうそう。L1とL2を押しながら○、×、△、□を押すと喋られるんだよ」

梓「へー。これ、一人でやると操作覚えるまでにすごい時間かかりそうですね」

律「慣れれば平気だよ」

梓「そんなもんですか?」

律「試しにコイツでなんか喋ってみようぜ!梓、L1を押してくれ」

梓「あ、はい(L1ってどっちだったっけ?)」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 03:59:27.33 ID:5gRU9qMq0


律「L1を押した状態で○を押すと」


テレビ「バババババババッ!!・・・シュウウウ・・・」


梓「ああ!助ける直前の仲間が打たれた!」

律「L1押してって言ったじゃんか!」

梓「私が迷ってる間に律先輩が○ボタン押すから発砲したんじゃないですか!?」

律「そうだよ!だって押してるもんだとばっかり思ってたもんよ!」

梓「・・・あーあ、仲間かわいそう。腐って黒くなって溶けて地面に吸収されちゃった・・・」

律「言うな・・・あいつのことは言うな・・・」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:00:07.37 ID:5gRU9qMq0


梓「結局・・・99人中10人しか助けられなかったですね・・・」

律「さすがエイブ、難易度高いぜ」

梓「もう疲れました・・・」

律「じゃあ別のゲームやろうぜ!じゃーん!聡の部屋からかっぱらってきたぜ!」

梓「・・・女二人でときメモ・・・」

律「ん?梓このゲーム知ってるのか?」

梓「なんだか、聡君がかわいそうになってきました」

律「ん?お?そうか?」

梓「いいえ、なんでもないです」

律「じゃあ何のゲームやる?」

梓「さっきの緑色の主人公のゲームでちょっと疲れました・・・」

律「確かに、っていうかこの状態でよくクリアできたよな」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:00:47.97 ID:5gRU9qMq0


梓「でもあれはバッドエンドなんですよね?」

律「まあそうだけど・・・それにしても頑張ったよ、うん」

梓「あー、いいこと考えた!」

律「何々?」

梓「律先輩、ドラム教えてくださいよ」

律「・・・この手で?」

梓「忘れて下さい」

律「あー、いいこと考えた!」

梓「なんですか」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:01:33.21 ID:5gRU9qMq0


律「律先輩、ドラム教えてくださいよ」

梓「マネすんな!」

律「ドラム教えてくださいよ!」

梓「うっさい!てい!!」ブオン

律「おっと!」サッ

梓「わっ!」

ドサッ

律「・・・いててて」

梓「手が繋がってるの忘れてかわすからこうなるんですよ・・・いたた」

律「梓に上に乗られる日が来るとはなー」

梓「乗りたくて乗ったわけじゃないんで」

律「なんでー、つれねーの」


ガチャ



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:02:19.29 ID:5gRU9qMq0


聡「姉ちゃん、ご飯できたy」

律梓「!!!!」

聡「」

律「待て!誤解だ!」

聡「ご飯、出来たよ?」

梓「そのレイプ目はなんですか!」

聡「ご飯」

律「待て聡、お前のそれはどちらかと言うと誤判だ、わかるな?」

聡「・・・ち、ち、ちきしょー!
  いくら高校生だからってすすみ過ぎだろ!なんだよ!このエロ姉貴!」

律「わわわけわかんねーよ!」

聡「大体、なんでねーちゃんが受けなんだよ!攻めじゃないのかよ!」

梓「あ、そこなんだ」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:03:02.82 ID:5gRU9qMq0


聡「ねーちゃんがネコなんて・・・認めない」

律「お前、ネコってなー・・・」

梓「ねえ、聡君?」

聡「なんですか?」

梓「どっちかっていうと私の方が猫です(なんでいきなり動物の話になったんだろう)」

律「梓ー!お前はちょっと黙ってろー!///」

梓「えー?だって私、よくみんなに猫って言われるじゃないですか」

律「いいから黙っててくれ!」

梓「私、自分でも猫だなーと思うときがあります」

律「お前はなんでこんなときに限って饒舌なんだ!」

聡「ねーちゃん・・・ネコに襲われるなんて・・・・」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:03:43.38 ID:5gRU9qMq0


律「安心しろー梓はそういう意味で猫って言ってるんじゃねーって!」

聡「なあねーちゃん。頼むから主導権握ってくれ。梓さんに負けるな」

律「うるさい、本当にお前らうるさい」

聡「とりあえず、もうご飯だから。父さんと母さん下で待ってるから。な?」

律「その諭すような喋り方やめろマジで」

聡「じゃあ俺下で待ってるな」

律「いや待て。とりあえずここに座れ」

聡「なんだよ」

律「いいか、私と梓は本当にそういう関係じゃないんだ」

聡「ハイソーデスネ」

律「こら、棒読みだぞ」

梓「っていうか、説明しても無駄じゃないですか?」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:04:40.82 ID:5gRU9qMq0


律「諦めるな、梓」

聡「じゃあなんでずっと手繋いでるんだよ」

律「それはな、」カクカクシカジカ


・・・

・・・


聡「そんなことって、ホントにあるんだな」

律「おう。みたいだぞ」

梓「ほら、見てくださいよ」

律「いたっ、いきなり引っ張るなよ」

梓「いいから」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:05:23.87 ID:5gRU9qMq0


聡「えーと?」

聡「あ、本当だ。よく見たら接着剤でくっついてる」

梓「これでわかってくれましたか?」

聡「ああ。でも、これは母さんには言えないだろう」

律「う・・・」

梓「なんでですか、事情を説明すればきっとわかってくれますよ」

聡「わかってくれるとは思うよ。でも・・・」

律「ああ、私達の母さんだからなー・・・」

梓「どういうことです?」

聡「多分、『じゃあ取ってあげる!』なんて言ってカッターで接着面を強引に剥がされると思う」

梓「怖っ」

律「いや、母さんならやりかねない」

聡「というか間違いなくそうするだろうな」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:06:03.46 ID:5gRU9qMq0


律「ずっとこのままは困るけど・・・手を怪我するリスクは背負いたくないな」

聡「ああ。きっと母さんのことだからノリノリで皮膚切ると思う」

律「『大丈夫大丈夫!』なんて言ってな」

聡「そうそう」

梓「それは・・・。うーん、本当に困ります。
  第一、手を怪我したらギターが治るまで弾けなくなります」

梓「このままでもギターが弾けないことには変わりありませんが、
  明日になればムギ先輩がなんとかしてくれるハズですから。この場は隠し通しましょう」

律「って言ってもなー、どうしようかな」

梓「確かに・・・」

聡「方法がないわけでもないけど・・・やるか?」

律「なんだよ、聡のくせに頭が回るじゃん!」

聡「教えてやんないぞ!」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:06:44.27 ID:5gRU9qMq0


律「このとーりでごぜーます」ヘヘー

聡「ゴホンッ、簡単に言うとだな。
  さっき俺がした勘違いをそのままさせればいいんだよ」

律「えーと?」

聡「だから、『接着剤でついちゃってます』じゃなくて
  『手を繋ぎたいから繋いでるんです』って振舞えばいいんだよ」

梓「それは・・・律先輩と恋人同士のように振舞うって意味ですか?」

聡「そうそう」

律「いや、それは別の意味でまずいだろう。父さんと母さん倒れるって」

聡「手をカッターでズタズタにされるのと、父さんと母さんが倒れるの、どっちがいい?」

律「よし、父さんと母さんには倒れてもらおう」

梓「決断早っ」

律「腹も減ったし、行こうぜ!」

梓「大丈夫かなー・・・」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:12:09.96 ID:5gRU9qMq0


バタン


律「うぃーす」

律ママ「遅かったじゃない、梓ちゃんも今日はお泊りでしょ?
    遠慮しないでくつろいでいってね」

梓「はい、ありがとうございます」

律パパ「って、お前ら仲いいなー」アハハ

律「そうそう、仲いいんだよ」

梓「ええ、大の仲良しです」

律ママ「それ、澪ちゃん聞いたら嫉妬しちゃうわよ?」

律「へ?大丈夫大丈夫」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:12:50.37 ID:5gRU9qMq0



律ママ「澪ちゃんと梓ちゃんは別腹っていうこと?あんた女泣かせねー」アハハ

律「ま、そんなとこかな(女泣かせって、どう考えても娘に言う台詞じゃないだろ)」

梓「(まぁまぁ)」

聡「そんなことより早くご飯食べようぜ!」

律パパ「そうだな」

一同「いただきまーす」


・・・

・・・


律ママ「・・・ねえ」

律「ん?」

律ママ「梓ちゃん、食べにくそうよ?その手離してあげたら?」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:13:31.78 ID:5gRU9qMq0


律「えー、梓。このままだとご飯食べにくいか?」

梓「へ!?え、えーと・・・このまま、手繋いで食べたいです・・・///」

律「だってさ」

律ママ「え・・・でも・・・」

律「いや、大丈夫大丈夫。梓が食べにくいなら私が食べさせてあげるし」

梓「ええ!?」

律「ほら、あーん」

梓「うー・・・///」パクッモグモグ

律パパ「本当に仲がいいなー」アハハ

律ママ「やーね、あんた達ちょっと怪しいわよ?」クスクス

律「いやいや全然怪しくないし!な?」



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:17:47.60 ID:5gRU9qMq0


梓「はい!全く怪しくありません!」

律ママ「ホント、恋人同士みたいね?」

律「え、えっと・・・///」

聡「母さん、この二人はそういう関係だよ、うん」

律パパ「え?」

聡「だから、本当にそういう関係なんだよ」

律ママ「・・・マジ?」

律「うん、マジ(これでいいんだよな?)」

梓「えっと、その・・・///(なんか私、急に恥ずかしくなってきたんですけど)」

律ママ「でも・・・そんな、いきなりね・・・」

律「ビックリさせてごめん(我慢しろ梓!)」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:18:32.63 ID:5gRU9qMq0


梓「すみません(で、でもやっぱり嘘をつくのは気が引けますし・・・)」

律ママ「お父さん、どうしましょう?」

律パパ「うーん・・・」

律「ごめん、でも本気なんだよ(手がズタズタになってもいいんだな?)」

梓「私達、心の底から愛し合っています」

律「(変わり身早っ!)」

律ママ「えーと」

律パパ「ま、いいんじゃないか?」

律ママ「そうかしら?」

律パパ「律が本当に好きならいいじゃないか、うん」

律「(いいのかよ!)」



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:19:11.92 ID:5gRU9qMq0


律パパ「律、梓ちゃんを大切にするんだぞ」

律「あ、はい(私の家族順応早すぎだろ)」

梓「ふつつか者ですが、これからよろしくお願いします
  (逆にまずくないですか?この状況)」

律「(私もそんな気がしてきたぞ)」

梓「(どうするんですか)」

律「(かくなる上は・・・)というわけでご馳走様!行くぞ梓!」ダッ

梓「あ!痛っ!?ちょっと、・・・ご馳走様でした!(逃げるのかよ!)」ダッ



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:20:03.55 ID:5gRU9qMq0


律の部屋


律「ふー、危なかったな。でもセーフだ」

梓「ある意味アウトですって」

律「どうしよう・・・」

梓「あんなすんなり受け入れられるとは・・・」

律「もうこれから彼女持ちの女として生きていかなきゃいけないのか・・・」

梓「全てが終わったらご両親に謝罪しましょうよ」

律「そうだな・・・手をズタズタにされるわけにはいかない・・・」

梓「どうせなら律先輩の彼女よりも澪先輩の彼女に」

律「なんか言ったか?」ニコッ

梓「ゲフンゲフン」

律ママ「律ー?お風呂沸いてるからねー!」



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:20:49.99 ID:5gRU9qMq0


律「はーい!」

律「というわけで、風呂入るか」

梓「・・・律先輩と一緒に?」

律「それ以外どうするんだよ」

梓「まあ、仕方ないですね」

律「私だって風呂くらいゆっくりくつろいで入りたいってのー」

梓「先輩、エッチなことしないでくださいね」

律「ちょっと待てそれどういう意味だコラ」

梓「律先輩が女泣かせだの彼女持ちだの言われてるの見てると、本当にそう思えてきました」

律「その彼女役が自分だってこと、忘れるなよ?」

梓「うっ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:24:49.50 ID:5gRU9qMq0


脱衣所


律「」

梓「」

律「なあ、私はどうやって服を脱げばいいんだ?」

梓「奇遇ですね、私も全く同じ疑問を抱いたところです」

律「手繋いだままだとブラウス脱げないじゃん!」

梓「じゃあ、お風呂入るのやめます?」

律「そうするか?」

梓「嫌です。不潔です」

律「どっちだよ」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:26:31.22 ID:5gRU9qMq0


梓「先輩、とりあえず脱げるもの脱いでください」

律「脱げるものっていうか、ブラウス以外全部脱げるけど・・・」

梓「じゃあ早く」

律「わ、わかったよ」ヌギヌギ

律「・・・」

律「ごめん、なんか恥ずかしい」

梓「何言ってるんですか、裸なら合宿のとき見ましたよ」

律「そうじゃない、ブラウスだけ着てるのってすごい恥ずかしい」

梓「何馬鹿なこと言って」

律「そう思うなら梓やってみろよ」

梓「・・・」ヌギヌギ

梓「」

梓「不思議ですね、羞恥心でいっぱいです」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:27:20.78 ID:5gRU9qMq0


律「だろ?もういいんじゃね?風呂なんて一日入らなくても」

梓「本気で言ってるなら人格疑います」

律「いや、冗談だよ(やべぇ人格疑われた)」

梓「ですよね。いっせーのでで脱ぎましょう」

律「ああ、わかった」

梓「いっせーの・・・」

律「で!」

律梓「」

律「なんでお前脱がないんだよ!」

梓「それはこっちのセリフです!」

律ママ「早く入っちゃってねー?」

梓「う、お母さんにせかされたです」



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:28:19.19 ID:5gRU9qMq0


律「・・・しょうがない。脱ぐぞ。
  っていうかさり気なく母さんのこと『お母さん』って呼ぶな」

梓「・・・それは言葉のあやです。田井中梓になりたいとは思っていません。
  それと、服脱ぐの恥ずかしいです」

律「なっ・・・。だー!もう!」

梓「きゃー!」

律「脱げないなら脱がしてやるよ!」ガバッ

梓「ちょっと!」

律「なんだよ!」

梓「痛い。するなら優しくしてくださいよ!」

律「ご、ごめん」ヤサシサヤサシサ

梓「(うわ、これもなんか恥ずかしい///)」



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:29:11.11 ID:5gRU9qMq0


律「(何が悲しくて後輩のパンツ下ろさなきゃいけないんだ・・・)」スルスル

律「ほい、オッケー」ポイッ

梓「ありがとうございます///・・・でも、人の下着ポイってスンナ☆」

律「んじゃ私も脱ぐ」

梓「ちょっと待った」

律「なんだよ」

梓「先輩は私が脱がせてあげますよ」

律「いやいいって」

梓「遠慮しないでください」

律「いやマジで大丈夫だって」



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:29:52.88 ID:5gRU9qMq0


梓「あっそーですか。じゃあ早く脱いでください」

律「おう」

律「」

律「・・・ごめん、やっぱ恥ずかしいから脱がせて」

梓「だから言ったじゃないですか」スルスル

律「(やべー超恥ずかしい///)」

梓「はい、できましたよ」ポイッ

律「お、おう・・・///こら、ポイってすんな」

梓「で」

律「ん?」

梓「ブラウスどうしましょう?」



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:30:35.29 ID:5gRU9qMq0


律「こうなったらブラウス着たまま入って、あとで乾かせばいいんじゃないか?」

梓「もうそうするしかないですよね・・・」

律「っていうか、そうすると今日はこれ着て寝るのか・・・」

梓「うわー・・・」

律「なんか暗くなってきた。もうどうでもいい、入ろうぜ」

梓「はい、そうしましょう」


・・・

・・・



律「なー」

梓「はい?」



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:31:38.50 ID:5gRU9qMq0


律「お風呂入りながら手を繋いでるこの状況、どう思う?」

梓「頭の悪いカップルみたいですね」

律「私もそう思った。しかもブラウスだけ羽織ってるしな」

梓「体洗うのは無理っぽいですから、気合で頭だけ洗って出ましょうか」

律「ああ、そうしよう」

梓「(それにしても・・・カチューシャを外した律先輩、普段とちょっと違う?)」

律「(なんていうか、髪を下ろしたら梓も年相応に見えなくもない、か?)」

梓「(・・・あ。今の横顔、なんかいいかも)」



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:32:18.86 ID:5gRU9qMq0


律「(え、なんで上目遣いでこっち見てるんだよ、やめろって)」

梓「・・・先輩、顔赤いですよ?」

律「へ!?あ、いや、ちょっとのぼせたかも(お前のせいだっつの!)」

梓「ええー」

律「ごめんごめん、早めに出ようか」

梓「頭洗うのは譲れません」

律「あ、うん。全然いいぜ(っていうかのぼせたって嘘だし)」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:33:07.77 ID:5gRU9qMq0


律「」

ブオー

梓「」

ブオー

律「」

ブオー

梓「」

ブオー

律「なんか、ブラウス着たまま乾かすって、すごいシュールだな」

梓「私もそう思いました」

律「しかも今日はコレ着たまま寝るんだぞ?」

梓「本当に嫌になりますね」

律「しかも私達付き合ってることになってるんだぞ?」



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:33:48.48 ID:5gRU9qMq0


梓「・・・」ハァ

律「その溜息、なんか心に刺さったぜ」

梓「で、これは本当に明日には取れるんでしょうか?」

律「さあ?」

梓「さあって・・・」

律「だって私がそんなこと言っても気休めじゃんか」

梓「ま、まあそうですけど・・・」

律「ムギがなんとかしてくれるって!これ乾いたら今日はもう寝ようぜ?」

梓「・・・そうですねっ」


・・・

・・・


律「よし、寝るか」



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:34:28.69 ID:5gRU9qMq0


梓「寝るってことは、やっぱり・・・」

律「当たり前だろ、一緒に寝るんだよ」

梓「うぅ~///」

律「仕方ないだろ、もう諦めろよ」

梓「はい、観念します・・・」

律「なんか傷つくな、その言い方・・・」ヨット

梓「ちょ、引っ張らないで下さいよ」ワタタ

律「いいからいいから。早く寝ようぜ」ボフッ

梓「は、はい・・・」ボフッ

律「よし、寝るぞーおやすみー」

梓「・・・あ、あの!」

律「ん?」



72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:35:09.23 ID:5gRU9qMq0


梓「律先輩は、いいんですか?」

律「へ?」

梓「澪先輩に、怒られないんですか?」

律「私が?澪に?なんで?」

梓「いや、だって、二人は・・・」

律「あー、なんか変な勘違いしてるな?」

梓「へ?」

律「いや、だから私達はそんなんじゃないんだってば」

梓「またまた」

律「いや、マジで。言っておくけど、澪だって別に私のこと好きじゃないからな?」

梓「ふーん?そうなんですか?」



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:36:55.21 ID:5gRU9qMq0


律「うんと、多分」

梓「ほら、やっぱり自信ないんじゃないですか」

律「確かに私が他の子と楽しそうに話してるとムッとしてるけどさ」

梓「なんだ、ちゃんと気付いてるんじゃないですか」

律「でもそれは友達として嫉妬しているワケで、そういうんじゃない」

梓「本当に?」

律「ああ、私から言わせれば澪→唯って感じだな、うん」

梓「えー!」

律「大好きな先輩が大好きな先輩に取られるなんて梓ちゃんかわいそー」

梓「うっさいです、寝ますよ」

律「へいへい」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:37:35.44 ID:5gRU9qMq0





律「ん・・・あれ?」

梓「」スースー

律「(なんで隣に梓が!?)」

梓「」スースー

律「あ、そうか」

律「おーい、梓起きろー?」

梓「うるさい、死ね」

律「・・・」

律「二度寝しよっと」グースカ

梓「」スースー


・・・

・・・



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:38:18.90 ID:5gRU9qMq0


梓「ん・・・んー?」

律「」スースー

梓「!?(なんで律先輩が!?)」

梓「(あ、そうか・・・そうだった)」

梓「先輩、朝ですy」

梓「・・・」

梓「(律先輩って、こんなに可愛かったっけ?)」

梓「(っていうかこの人、黙ってればかっこいいかも。
   やっぱり前髪下ろすと印象変わるなー・・・)」

梓「(ま、澪先輩一筋の私には関係ありませんけど)」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:39:04.87 ID:5gRU9qMq0


梓「(・・・澪先輩、一筋だもん)」

梓「(なんでこんなに自分に言い聞かせてるんだろ、意味わかんない)」

梓「律先輩!起きてください!」

律「うー・・・ん?」

梓「起きました?」

律「・・・あれ?梓、どうしたんだ?」

梓「忘れたんですか」

律「えーと、今日は合宿だったな。そうだった」

梓「いや、違うから」

律「・・・?」



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:40:40.16 ID:5gRU9qMq0


梓「この手のせいですよ」スッ

律「!!そうだった・・・。えーと、おはよう」

梓「はい、おはようございます」

律「なー梓?」

梓「はい?」

律「おはようのキスは?」

梓「おはようの鳩尾パンチとおはようの顔面肘打ち、どっちがいいですか?」

律「それどっちかっていうと、おやすみだよな?」

梓「ええ、眠って下さい。永久に」

律「ごめんなさい」



81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:41:20.52 ID:5gRU9qMq0


梓「全く、いつまで寝ぼけてるんですか?」

律「あ、ああ。えっと、支度するか」

梓「はい。とりあえず服着ましょう」

律「このままで着れるか?」

梓「脱げたんだから着れますよ」

律「それもそうだな」

梓「そういうことです」

律「でも、着る方が難しそうだな・・・」

梓「じゃあ律先輩はその格好で学校行ってください」

律「そんなヤツと手繋いで登校するのはお前だからなコノヤロー」



83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:42:43.00 ID:5gRU9qMq0


梓「恥です。一生の恥です」

律「恥と聡って似てるよな」

梓「いいから」

律「よし、二人で協力して服を着よう」

梓「そうですね」


・・・


・・・


梓「律先輩・・・///」

律「んー?」

梓「ブラのホック、留めてください///」

律「ブラって、あのブラ?」

梓「だからブラジャーですよ。乳当てですよ」



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:43:38.57 ID:5gRU9qMq0


律「あーそっか。片手塞がってたら自分じゃ付けれないよなー」

梓「そうですよ、だから早く///」

律「へいへーい」スッ

梓「ありがとうございます」

律「えーい」パチン

梓「なんで付けた傍から外すですか!」ゲシッ

律「痛い!脛にキックは痛いって!」

梓「いいから早く留めるです!」プンスカ

律「ちょっとした戯れじゃんかー」サスサス

梓「次戯れたらおやすみの鳩尾パンチですからね!」

律「おおーう、それは勘弁」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:44:18.76 ID:5gRU9qMq0


律「行って来まーす」

梓「お邪魔しました!」

律ママ「はい、また遊びに来てね~」


バタンッ


律「んで、これどうするよ」テクテク

梓「知りませんよ」テクテク

律「ばっかお前、こんなの誰かに見られてみろ?ただでさえ女子高なのに・・・」

梓「私・・・律先輩の彼女なんて思われたら、死ねます」

律「あー、じゃあ多分今日はお前の命日だな」

梓「嫌過ぎる・・・」



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:45:04.16 ID:5gRU9qMq0


律「とりあえず、とっとと学校行こうぜ」

梓「はい、そうしましょう」

律「と、言ってる傍から・・・」

梓「あ゛・・・」

律「うわー、あの子達、こっちガン見してるよ」

梓「っていうか・・・」

律「ん?」

梓「あの子達、クラスメートなんですけど・・・」

律「はい梓死んだー」

梓「」チーン

律「冗談は置いておいて、どうするよ?」

梓「釈明、弁明」

律「しかし言い訳にしか聴こえないってヤツだな」



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:45:49.63 ID:5gRU9qMq0


梓「うるさいです」ハァ

クラスメート1「おはよう///」

梓「お、おはよう・・・」

クラスメート2「田井中先輩も、おはようございます」

律「へ?ああ、うん。おはよう」

クラスメート1「(梓って田井中先輩と付き合ってるの!?)」

梓「(いや、ないから)」

クラスメート2「嘘だ!だって普通手なんか繋ぐ?っていうか梓の家ってこっちじゃないじゃん!」

クラスメート1「そうなの?ってことは・・・わざわざ迎えに来たの!?」

梓「違うってば!なんで私が律先輩のためにそんなことしなきゃいけないの、迎えに来たりしてないよ!」

律「いや、さり気に傷つくから、その言い方」




87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:45:21.66 ID:cIAoJRuB0

便意尿意はどうした



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:45:48.95 ID:k+OcdE9XO

手繋いでるのにどうやって袖に腕通してるんだ





90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:47:49.64 ID:5gRU9qMq0

>>87
あ、うわ。
そのことすっかり忘れてた。もったいない

>>88
夏だったってことで。
ブラウス以外袖通すものってないだろ?
あれ、夏もブレザー着てたっけか?



93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:53:27.62 ID:5gRU9qMq0


クラスメート1「じゃあなんで一緒にいるのよ」

梓「先輩の家に泊まっただけだし!」

クラスメート12「!?」

律「おーい梓ー?お前、状況悪化させたのわかってるかー?」

梓「え!?」

律「えーと、別に私達付き合ってるわけじゃないんだ、本当に」

クラスメート2「でも・・・」

律「いやマジマジ。ちょっと事情があってこうなってるんだよ」

梓「どうしよう、事実なのに苦しい」

律ママ「律ー!」

律「へ!?」



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:54:10.48 ID:5gRU9qMq0


律ママ「ちょっと、お弁当忘れてるわよ!」

梓「先輩、忘れ物ないか確認したらないって言ったじゃないですか!」

律「その時はないと思ったんだって」

律ママ「はい、これ。梓ちゃんの分もね」

梓「へ!?私の分もですか!?」

律ママ「そうなのよー、バタバタしてたから渡しそびれちゃって」エヘヘ

梓「え、えっと、ありがとうございます」

律ママ「いいのよ、これから律のこと、よろしくね?」

梓「えっと///」

律ママ「あんたも可愛い彼女大切にしなさいよー?」



95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:54:50.99 ID:5gRU9qMq0


律「母さん、タイミングが悪すぎだ。そして色々と受け入れすぎだ」

律ママ「何言ってんのよ、元はと言えばあんたが忘れ物するからでしょ!」

律「う゛・・・」

律ママ「それじゃね。遅刻しないでよー?」バイバーイ

律「」

梓「」

クラスメート1「えっと、やっぱり?」

梓「もういいよ。それでいいよ・・・」

律「梓、なんか、ごめん・・・」


・・・

・・・


梓「クラスメート達には遠慮して先行かれちゃうし、勘違いされるし・・・」



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:55:31.57 ID:5gRU9qMq0


律「もうこれ、神様が私達に付き合えって言ってるんじゃん?」

梓「神は死んだ」

律「どっちかっていうとさっき死んだのはお前だろ」

梓「・・・で、どうしましょうか?」

律「へ?何が」

梓「ここがどこだかわかります?」

律「えーと、校門の前」

梓「上履き、1年と2年じゃ履く場所ちょっと違うじゃないですか?」

律「ああ、うん」



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:56:13.35 ID:5gRU9qMq0


梓「こんな状態でどっちかの下駄箱の前に行ったら、それこそ・・・」ゾクッ

律「あー、なんていうか、諦めろ」

梓「」

律「っていうかここでたっくさんの生徒の視線集めてるぜ?私達。もう今更だろ」

梓「なん、だと・・・!」

律「気付け」

梓「もういいや、行きましょう」

律「おう」


・・・


・・・


律「んで、どうしようか?」



98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 04:56:53.63 ID:5gRU9qMq0


梓「何がですか?」

唯「おーい!あずにゃーん!りっちゃーん!」

律「おお、唯か。おはよう」

唯「うん、おはよう!その手、まだくっついたままなんだ?」

梓「そうなんですよ、困ったもんです」

唯「うーん、えーと」

律「どうしたんだよ」

唯「あのさ、二人は授業どうやって受けるの?」

律梓「あ゛・・・」

唯「このままだと、二人とも教室に行けないね?」



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:01:38.34 ID:5gRU9qMq0


律「えーと、それはだな」

梓「律先輩が1年の教室に来ればいいんですよ」

律「なんでそうなる」

梓「だって私2年生の授業なんて受けてもわかりませんし」

唯「そうだね、それがいいよ」

律「待てって。私だってちゃんと授業に出ないと勉強に遅れが出るぞ」

唯「既に出遅れてるから大丈夫だよ、りっちゃん」

律「唯、今日のお前はなんか酷い」

唯「だって、あずにゃんと授業受けたら復習が出来るよ?」

梓「そうですよ」

律「いや、流石に2回も同じ授業受けたくないし・・・」



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:08:17.13 ID:5gRU9qMq0


澪「おい、何やってるんだ?」

律「お、澪か。おはよう」

澪「おはよう。って、それ、まだ治らないのか」

律「病気みたいに言うなっての」

澪「ムギは?なんとかしてくれるみたいなこと言ってたじゃないか」

律「まだ会ってないんだよなー。とりあえず教室に行けば会えるよな?」

唯「うん、ムギちゃんは基本早いし、もういると思うよー?」

律「よし、そうと決まれば私達の教室に」

梓「待った。このまま律先輩達の教室に行ったら、
  そのまま授業受けることになりそうで怖いんですけど」

律「まあ、いいじゃん?」

梓「いくないです」



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:08:57.51 ID:5gRU9qMq0


紬「あ!いた!」

澪「あ、ムギ!おはよう!」

紬「うん、おはよう。それ、やっぱりまだ取れてないみたいね?」

律「そうなんだよー。今からどうにかならないか?」

紬「今からは流石に・・・」

律「だよなー」

梓「このままじゃ教室に行けないんで困ってたところなんですよ」

紬「あら、そうなの・・・
  (そうか、二人の百合が拝めれば・・・と思っていたけど、予想外の弊害ね)」

澪「ムギ、なんとかならないか?」

紬「とりあえずこのままどちらかの教室に行っても
  騒ぎが大きくなるだけだし、保健室に行くとかは?」

律「あ、その手があったか」



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:09:37.56 ID:5gRU9qMq0


唯「ちぇーつまんなーい」

律「殴るぞ」

梓「私もちょっと殴ります」

澪「まあまあ。そろそろ行った方がいいんじゃないか?予鈴がなる頃だぞ?」

律「う、わかったよ。それじゃ、また後でなー」テクテク

梓「ちょっと先輩、急に歩き出さないで下さいよ!」テクテク


・・・

・・・


澪「うーん、後ろから見るとただのカップルだな」

唯「なんだかりっちゃんに男装させたくなってきた」

紬「ひゃっほう!」



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:14:12.04 ID:5gRU9qMq0


唯「え?」

紬「あ、いいえ。あの二人の後ろ姿、いつまでも眺めていたいわ・・・」ホワホワ

唯「ムギちゃんさー」

紬「うん?」

唯「本当は昨日の内になんとかすること出来たんでしょ?」

紬「あれ、バレてた?」

澪「バレバレだって」

紬「どうしてもあの二人のカップリングが・・・」

唯「いや、面白いから全然いいんだけどね」



105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:14:51.00 ID:5gRU9qMq0


澪「同感。元はと言えば部室でプラモ作ってたあいつが悪い」

唯「あの二人がくっついちゃったら・・・澪ちゃんもらっちゃおうかなー?」

澪「へ!?///」

唯「なーんてね」エヘヘ

紬「唯ちゃんったら♪(これは思わぬ副産物だわ、百合的な意味で)」

唯「さ、時間ないし、私たちも教室戻ろうか?」

澪「そうだな」

紬「それにしてもあの二人、放課後まで保健室にいるつもりかしら?」

唯澪「あ゛・・・」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


保健室!



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:24:21.09 ID:5gRU9qMq0



保健室!



ガラガラッ

律「失礼しまーす」

梓「失礼しまーす」

保険医「あら、おはよう。朝からどうしたの?」

律「えっと、その・・・(なんて言ったらいいんだ)」

保険医「朝からどうしたの?」

梓「どうして二回言った」

保険医「その手よ」



110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:25:01.74 ID:5gRU9qMq0


律「おおう!つっこんでくれるとは・・・!
  そうなんだよ、先生に聞いて欲しい話があって!」

保険医「あなた達、仲いいのねー」

梓「当然のリアクションなのは分っていますが、なんだか飽きてきました」

保険医「えー」

律「先生、聞いてくれ。接着剤でくっついちゃったんだよ、この手」

保険医「」

保険医「あなた達、まだ若いのに・・・」

保険医「そんな危険なプレイに走っちゃ駄目じゃない!」

律「いや違うから、っていうかどんなプレイだ」

梓「読めない、この人の頭の中が読めない」



112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:28:49.66 ID:5gRU9qMq0


保険医「片時も離れたくない気持ちは分るわ、でもね」

律「だから違うって」

梓「先生、あのね」

保険医「じゃあ親に反対されたのね?だから強行手段として離れられないように」

梓「なんで私達の周りの人ってこんなのばっかなんですか」

保険医「・・・わかる。私はあなた達の理解者よ。安心して」

律「いや、あなたは何一つ理解していない」

保険医「でも、お馬鹿さんね。そんなことしたら授業受けられなくなるじゃない」

律「いや、これは自分達の意志でやったわけじゃないんだけど・・・」

梓「確かに、授業に出られなくて困ってるのは事実です」



113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:29:30.26 ID:5gRU9qMq0


保険医「えーと、二人はどうしたいの?」

律「へ?」

保険医「だから、その手を離したくないからこうやって保健室に逃げて来たの?
    それとも、プレイに飽きたから外したくなったの?」

梓「さっきプレイじゃないって言って理解した素振りみせたのにコレだよ」

保険医「どっち?」

律「外したいです」

保険医「そう?じゃあ、ちょっと待っててね」ゴソゴソ

律「(なんか勘違いされてるけど、取れそうじゃん!やったな!)」

梓「(ええ!これが取れればもうどうでもいいですね)」

保険医「ちょっと痛いと思うけど我慢してねー?」カチカチ

律「って、カ ッ タ ー か よ !」

梓「この人と先輩のお母さんって、絶対血縁者ですよ」



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:30:10.76 ID:5gRU9qMq0


保険医「愛の強行手段もこれまでね?」

梓「いやどっちかっていうと先生の方が強行手段ですから!」

保険医「いいからいいから。行くわよー」

律「待ったー!」

保険医「何?」

律「私達、やっぱりもうちょっとこのままでいたいなーなんて」

保険医「あら、そう?」

梓「そうそう、こういうプレイは滅多に出来ないので
  もっと楽しみたいです(私は何を言っているんだろう)」

保険医「うーん、わかったわ」

律「ほっ・・・」

保険医「今日だけだからね?」

梓「へ?」



115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 05:30:50.98 ID:5gRU9qMq0


保険医「今日だけ、この保健室貸し切っちゃう」

律「いや、なんで」

保険医「実は私、これから出張に行くところだったのよ」

梓「またまた」

保険医「本当よ。それで、今日は保健室に鍵かけていこうと思ったんだけど・・・」

律「えーと?」

保険医「私は知らないフリしてこのまま出てくから。後は上手くやって頂戴」

梓「嬉しいような、誤解されたままで悲しいような、複雑な気持ちですね・・・」

保険医「若い二人の恋愛、応援したくなっちゃった♪それじゃ、またね」ガラガラ

バタン

律「マジかよ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:31:59.88 ID:5gRU9qMq0



律「というわけで、今日は一日中二人っきりですね、梓さんや」

梓「ええ、大変嘆かわしいことです」

律「なんでだよ!」

梓「じゃあ律先輩は嬉しいんですか」

律「うんにゃ、全く」

梓「・・・」ハァ・・・

律梓「あの」

律「な、なんだよ」

梓「先輩からどうぞ」



125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:32:45.26 ID:5gRU9qMq0


律「そ、そうか?じゃあ」

梓「なーんて言うわけないじゃないですか。私から言いますね」

律「お前は素晴らしいマナーの持ち主だな、オイ」

梓「だって切羽詰ってるんですもん」

律「おいどうした」

梓「トイレ行きたいです」

律「」

梓「どうしたんですか」

律「いや、私も全く同じこと言おうとしたなーと思って」

梓「奇遇ですね」

律「っていうかマジで早くトイレ行こうぜ」



127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:33:29.43 ID:5gRU9qMq0


梓「ええ、先生に見つからないように。尚且つ速やかに目的地に」

律「なんか昨日のゲームみたいだな」

梓「やめてください、若干トラウマなんですから」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




律「よし、先生達には見つからなかった」

梓「問題はどうやってするか、ですね」

律「私、先にしたい」

梓「普段の私ならその提案に喜んで賛同しますが、今回ばかりはそうはいきません」

律「なんでだよ、賛同しろよ。私はな、膀胱破裂寸前なんだよ」

梓「じゃあ私は膀胱炸裂寸前です」

律「炸裂って、爆発してる勢いじゃん」



130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:34:50.50 ID:5gRU9qMq0


梓「それくらいやばいんです、察してください」

律「あーもー、わかったよ。じゃあ、早くしろよ」

梓「・・・もしかして、二人で個室に入るんですか?」

律「そうするしかないだろ」

梓「いやいや無理ですって」

律「他に方法なんてないだろ」

梓「先輩、あんまり変態なことばっかりしてると訴えますよ?」

律「私だってしたくてしてるわけじゃねーし!」

梓「で、でも・・・」

律「個室に入るの嫌ならここですれば?」

梓「は?」



131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:36:19.85 ID:5gRU9qMq0


律「だから、ここですればいいじゃん?」

梓「ここでって・・・ここで?」

律「そうそう、そんで後で雑巾で拭けば?」

梓「それ個室でするより屈辱的じゃないですか!」

律「ああ、私なら絶対嫌だ」

梓「ならそんな提案しないでください!」

律「梓、観念しろ。私だって後輩の放尿に立ち会うなんて嫌だぞ?」

梓「ほ、放尿って言うなっ」

律「ほら、頑張れよ。っていうか早くしてくれ、私も漏れそうだ」

梓「うぅ~///」

律「梓」

梓「わ、わかりましたよ」ストンッ



132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:37:00.08 ID:5gRU9qMq0


律「よし」バタン

梓「その、せめてあっち向いててもらっていいですか?」

律「いいい言われなくてもそれくらいするって!」

梓「あと、出来たら目を瞑ってください」

律「ああ、分ったよ」

梓「あと、鼻もつまんでてください」

律「ああ、分ったよ」

梓「あと、耳も塞いでください」

律「ああ、分ったよ。・・・って、だー!!」

梓「なんですか!」

律「そんなに色々塞げるかよ!私は千手観音か!」

梓「えーだって恥ずかしいじゃないですか!」

律「気持ちは分るけど、耳を塞ぐのは我慢しろ!」

梓「うぅ~・・・///」



133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:37:41.08 ID:5gRU9qMq0


律「わ、わかった。じゃあ、私歌ってるから」

梓「先輩にしては名案です!」

律「レッツゴー♪レッツゴーゴーゴー♪」

先生「おーい、誰かいるのかー?」

律梓「!?」

先生「おーい!」

律梓「どうしよう」

先生「こらー!授業とっくに始まってるぞー!」

律「(おい、どうするんだよ)」

梓「(先輩がいきなり歌い出すから・・・)」ハァ



134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:38:23.67 ID:5gRU9qMq0


律「(お前の為だろっ)」

梓「(だからってあんな大きな声で歌わなくても)」

律「(うぅー、っていうか本当にどうするんだよ)」

梓「(あの先生は男性ですから、女子トイレに入ってくるのを躊躇ってますよね?)」

律「(ああ、声の聞こえ方からしても、恐らく中にはいないだろうな)」

梓「(私に名案があります)」

律「(うーん、しょうがない、まかせた)」

梓「にゃーん」

律「」

先生「やっぱり誰かいるんだな!?」

律「(アホかー!)」



136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:39:48.46 ID:5gRU9qMq0


梓「(何故、上手くいかない・・・!?)」

律「(いくわけないだろ、学校のトイレに猫がいるわけないだろ!)」

梓「(えー、私って猫っぽいから上手く行くと思ったんですけど)」

律「(気をしっかり持て。お前は人間だ)」

梓「(あ、じゃあ律先輩が言ってくださいよ)」

律「(は?なんて?)」

梓「(にゃーんって)」

律「(なんでそうなる!)」

梓「(昨日聡君と話してたじゃないですか、先輩も猫だって)」

律「(それとこれとは違う話だ!///っていうか忘れろっ///)」

梓「(先輩のにゃーん、聞きたいな・・・?)」

律「(あとで聞かせてやるから。この場では適切な対処じゃないからソレ)」



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:41:07.51 ID:5gRU9qMq0


梓「(じゃあどうするんですか)」」

律「(もうここに誰かがいるのはバレてるからな・・・梓のせいで)」

梓「(そんな言い方しなくたっていいじゃないですかー)」

律「(うっさい!だから、そうだな・・・
   『気付かなかったことにしよう』ってリアクションしたくなるような何かを)」

梓「(それ難易度高いですね。で、何をするんですか?)」

律「(・・・さあ?)」

梓「(律先輩って、本当に使えないですね)」

律「(ひどっ)」



138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:42:47.34 ID:5gRU9qMq0


梓「(だってー)」

先生「誰かいるのはわかってるんだからなー?」

梓「んっ・・・せんぱ・・・駄目ですよ・・・」














律「」



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:43:51.10 ID:5gRU9qMq0


先生「?」

梓「そんな・・・は、恥ずかしいです・・・」

律「」

先生「!?」

律「(梓がバグった)」

梓「(失礼なっ!これなら気付いてもスルーしたくなると思いません?)」

律「(私は今目の前で起こってることをスルーしたいんだが)」

梓「(何言ってるんですか。じゃあ他に何かあるんですか?)」



140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:44:31.82 ID:5gRU9qMq0


律「(ないけどさ、下手したら不純同性交遊なんて言われて退学だろ)」

梓「(あ、そうですね。でも、これしか方法が思いつかなかったんですよ)」

律「(何その人生を左右する大きな博打)」

梓「(だから、せめて純情同性交遊に聴こえるように演技してくださいよ)」

律「(純情ってお前・・・)」

先生「お、おい?お前ら?」

律「(こうなりゃヤケだ)」

律「お前が・・・可愛いのが、いけないんだからな・・・?///」

梓「や、んっ・・・!」



141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:45:43.03 ID:5gRU9qMq0


律「いや、なのか・・・?」

先生「・・・」

梓「いや、じゃ・・・んっ・・・ない、です・・・///」

律「よかった・・・(やべー恥ずかしい、もう限界///)」

先生「えーと、なんだ、その・・・」

梓「だから、続き・・・してください」

律「!?(やっべ、演技だって分ってるのにドキッとした・・・///)」

先生「あーそっかー、そうだなー。先生の勘違いだったなー」

梓律「!?」



143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:46:44.01 ID:5gRU9qMq0


先生「誰もいなかった。誰もいなかったんだ、うん」

先生「・・・お前ら、次の授業までには戻れよ?」スタスタ

梓「(やった!やりましたよ!)」

律「(お、おう)」

梓「(先輩、こっち見てくださいよ)」

律「(いや、あと5分くらい待ってくれ)」

梓「(何言ってるんですか)」グイ

律「!?」

梓「せ、先輩、顔真っ赤・・・」

律「ううううるへー!お前がいきなりあんなこと言うから!」



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:47:24.78 ID:5gRU9qMq0


梓「私だって死ぬほど恥ずかしかったですよ?」

律「じゃあなんで」

梓「だってバレたら色々まずいじゃないですか・・・」

律「そりゃ変な勘違いされるだろうけど」

梓「それもそうですけど・・・。
  誤解してたにせよ、保健の先生が私達をかくまってくれたんですから」

律「あ、そうか・・・」

梓「私達のことがバレたら、もしかしたら先生も立場も危うくなるかもしれません・・・」

律「そっか、梓の言う通りだな」

梓「私だって、あんな声出したくて出したわけじゃないですからねっ」

律「あ、ああ」



148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:48:44.46 ID:5gRU9qMq0


梓「それ聞いて律先輩は真っ赤になってるし、もうお嫁にいけないです。律先輩のエッチ」

律「だ、だって・・・その、ごめん」

梓「ここは『じゃあ私がお嫁にもらってやるよ』って言うところです」

律「じゃ、じゃあ私がお嫁にもらってやるよ」

梓「遠慮します」

律「なんだよー!」

梓「だから声が大きいですって!」

律「あ、っていうかトイレは?」

梓「あ」

律「えーと」

梓「やばいです、急にしたくなりました」



149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:49:45.88 ID:5gRU9qMq0

律「うん、わかるぞ」

梓「よいしょ」スルスル

律「いや、なんの躊躇いもなくパンツ下ろすなよ」アタフタ

梓「さっきの喘ぎ声の方が恥ずかしかったです。こんなものどうってことないです」

律「強い女だなオイ」

梓「っていうか本当にやばいです。恥ずかしがってる場合じゃないです」

律「よし、とりあえずあっち向いてるな」クルッ

シャー・・・

律「・・・勢いいいな、梓の」

梓「普段はもっと恥じらいをもって出しますよ、そりゃ」

律「本当か?」



150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:50:26.67 ID:5gRU9qMq0


梓「本当ですって、音姫の音量が小さいっていつも嘆いてますから」

律「あーそれわかる。あんなんじゃしっこの音、隠せないよな」

梓「よいしょ」ガラガラ

律「終わったか?」

梓「うーん」フキフキ、スルスル

梓「はい」

律「んじゃ私の番だな」

梓「先輩がしているのはカチューシャです」

律「いや、バンダナじゃなくて『番だな』って言ったんだよ」

梓「わかってます」

律「」



151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:51:07.77 ID:5gRU9qMq0


律「まあいいや」スルスル


シャー


梓「先輩だって勢いいいじゃないですか」

律「うるさいなー、切羽詰ってたんだよー」

梓「はいはい」

律「ってお前ー!なんでこっち見てるんだよ!あっち向けよ!恥ずかしいだろ!」

梓「はいはい」ニヤニヤ

律「いや、『はいはい』じゃないから!ちょっとマジで!」

梓「先輩、なかなか可愛いですよ?」



152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:51:48.08 ID:5gRU9qMq0


律「・・・もう、お嫁にいけない・・・」

梓「ふーん」

律「ここは『じゃあ私が貰ってるです』って言うところだろ!?」

梓「いいえ違います」

律「難しい、梓は難しいぜ・・・」ガラガラ

梓「先輩?」

律「なんだよ。っていうか拭く時くらいあっち向いててくれ、頼むから」

梓「あ、はい」クルッ

律「んで、なんだよ」フキフキ



153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 06:52:45.57 ID:5gRU9qMq0


梓「先輩の場合、最初から貰い手なかった可能性も大いに考えられるんで
  然程気にしなくても大丈夫ですよ」

律「最後の最後でフォローしているようにみせかけて追い討ちかけるとか!」スルスル

梓「(だって、先輩の旦那さんなんて想像できないんだもん。奥さんの方がよっぽど自然ですよ)」

律「な、なんだよ。黙ってこっち見て」

梓「・・・なんでもないです」

律「?」

梓「私は・・・素直じゃないんですよ」ボソッ

律「ん、今なんて?」

梓「なんでもないですよ。早く保健室に戻りましょう」

律「あ、ああ。そうだな」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




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[ 2011/09/01 23:08 ] 非日常系 | 律梓 | CM(0)

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